十神「ポケモンだと?」 (52)

苗木「うん。今けっこうブームになってるみたいだよ。十神クンはやった事ないの?」

十神「フン、この俺がそんな低俗な遊びなどするはずがないだろう」

苗木「そっかぁ、十神クンと一緒に遊びたかったんだけどなぁ」

十神「断る。全く…話が終わったなら俺は部屋に戻るぞ」

苗木「もしかして十神クン…負けるのが怖いの?」フッ

十神「!! なんだと…?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1402672194

苗木「いやぁもしかして十神クンは経験の無いゲームでボクに負けるのが怖いのかなぁと思って」

十神「ふざけるな!この俺がどんな勝負であろうと敗北するわけはない!いいだろう、やってやる」

苗木「じゃあボクのポケモンXと3DSが余ってるから十神クンに貸してあげるよ」

十神「フン、こんなものすぐに極めてやる。次に会った時を楽しみにしていろ苗木」スタスタ

苗木 (ちょろい)

~十神自室~

十神「なになに?まずは主人公をきめるのか」

十神「性別は当然男として、髪型も俺と同じ金髪にしよう。名前は6文字まで入力できるのか」

十神「ここは超高校級の御曹司らしいゴージャスな名前にしたいところだな」ピコピコ

十神「よしできたぞ」

プラターヌ「☆ビャクヤ☆くん......
それで よろしいかね?」

十神「当然だ」ピコピコ

十神「少し進んだら3つのボールから1つを選ぶところに来たな。なるほどこいつらがポケモンか…」

十神「狭いボールに閉じ込められて戦わされるなどなんと哀れな生き物共だ」

十神「さて、選べるポケモンはフォッコ、ケロマツ、ハリマロンか…」

十神「ハリマロンは生理的に受け付けないとしてフォッコかケロマツだな」

十神「フォッコはどことなくあのギャンブル狂いに似ているから止めておくか」

十神「よしケロマツ!今からお前が世界の支配者たる俺の下僕第1号だ!」

~3日後~

苗木「十神クンあれからポケモンどうなったの?」

十神「フッ、この俺にかかればチャンピオンなど雑魚の一匹に過ぎん」

苗木「あ、もう殿堂入りしたんだね。じゃあボクと勝負しようよ」

十神「クックック、いいだろう。格の違いを見せてやる」

☆ビャクヤ☆

・ゲッコウガ
・フシギバナ
・ルカリオ
・フラージェス
・ニダンギル
・フライゴン


マコト

・ドダイトス
・ファイアロー
・ラティオス
・ラッキー
・ギルガルド
・ガルーラ

苗木 (予想通り十神クンは旅パ。それもかなりメジャー所を手持ちに入れているな。フライゴン以外)

十神 (知らないポケモンが何匹かいるな。だが関係ない。俺は主力メンバーで行かせてもらう)


苗木、十神「バトル!!」



ポケモントレーナーのマコトが しょうぶを しかけてきた!

ポケモントレーナーのマコトは ファイアローを くりだした!

ゆけっ!ゲッコウガ!

十神 (ファイアロー、素早さが売りの炎ポケモンか。だが俺のゲッコウガは今まで誰にも先手を取られたことは無い!このままハイドロポンプで倒してやる!)

苗木「…」ポチー

あいてのファイアローの ブレイブバード こうげき!

ゲッコウガはたおれた!

十神「!!?なんだと!?」

苗木「」ニヤニヤ

☆ビャクヤ☆の メガリングと フシギバナのフシギバナイトが 反応した!キィィィィィィ

フシギバナは メガフシギバナに メガ進化した!


あいてのファイアローの ブレイブバード こうげき!

メガフシギバナはたおれた!



ファイアローの ブレイブバード こうげき!

フラージェスはたおれた!


マコトとのしょうぶにまけた…

十神「どういうことだ!説明しろ苗木!!」

苗木「いやー十神クンのポケモンって野生で捕まえたやつをそのまま使ってるでしょ?それじゃ勝てないんだよね」

十神「なんだと‥・?」

苗木「ポケモンには3値っていうのがあって、強いポケモンを育てるには厳選して上手に育成しなきゃならないんだよ」

十神「草むらで捕まえたポケモンじゃ勝てないのか!?」

苗木「絶対に無理ってことはないけど…厳選したポケモンよりはずっと勝ちにくいと思うよ」

十神「チッ、それを早く言えこの愚民!またポケモンを育てたら勝負してもらうぞ!」ダダダダッ

苗木「厳選には赤い糸とメタモンを使うといいよ…って行っちゃった…」

~十神自室~

十神「なるほど。ポケモンには努力値、種族値、個体値があるのか。なかなか奥が深いな…」

十神「よし。じゃあさっそく厳選をはじめるか」






十神「チッ!Aが4だと?ゴミめ!」ポチー










十神「しまった!技を遺伝させるのを忘れてた!」ポチー










十神「………」ポチポチ

~一週間後~

十神「できたぞ苗木。俺と勝負しろ」

苗木「え?十神クンもうパーティ完成したの?」

十神「フン、俺にかかればこんなこと楽勝だ。さぁ勝負するぞ」

苗木「そう言ってもなぁ…ボク今バトルハウスやってるし…」

苗木「そうだ!先に他のみんなと勝負してきたら?みんなもポケモンやってるみたいだよ!」

十神「他の奴らだと?」

苗木「うーん、最初は舞園さんあたりがいいんじゃないかなぁ

十神「まぁいいだろう。他の連中を蹴散らして貴様にこの前の借りを返してやる!首を洗って待っていろ!」ダダダダッ

苗木「十神クンなんだかキャラが変わったような…」


十神「舞園!ポケモン勝負するぞ!」

舞園「ええっ!?なんですか急に!?別にいいですけど…」

十神「ルールは6350だ!いくぞ!」

十神、舞園「バトル!!」

☆ビャクヤ☆

・ナットレイ
・ライボルト
・コジョンド
・ギャラドス
・ロトム
・ヨノワール


サヤカ

・ニンフィア
・エーフィ
・チラーミィ
・マリルリ
・トゲキッス
・シャンデラ

十神 (舞園のパーティは可愛いポケモンを寄せ集めか・・・。全体的にフェアリーが多いな)

舞園 (相手のメガ進化ポケはおそらくライボルト…。そしてナットレイを倒すためにはシャンデラかトゲキッスを入れなきゃ…)

舞園 (よし!決まった!)


※ここからは舞園視点です


ポケモントレーナーの ☆ビャクヤ☆が しょうぶをしかけてきた!

ポケモントレーナーの ☆ビャクヤ☆は ヨノワールをくりだした!

ゆけっ! エーフィ!

舞園 (くっ、先発は出し負けた。ここでエーフィを失うわけにはいかない…)

もどれエーフィ! ゆけっトゲキッス!

あいてのヨノワール のトリックルーム!

ヨノワールは 時空を歪めた!

舞園 (!?トリルッ!?これは素早さの高いポケモンを目立たせておいてのトリパ!)

十神「ヨノワールを舐めるなよ。そこそこの耐久とそこそこの攻撃翌力、そしてそこそこの補助技を持っている!」

舞園 (これはやばい…そして私の選んだポケモンはみんなそこそこ早いポケモン…!)

舞園 (これで私のポケモンはしばらく後攻になった…)

舞園 (ここで交代しても後続への負担が増えるだけ…。ここは素直に攻めるしかない!)


あいてのヨノワールの れいとうパンチ こうげき!

こうかは ばつぐんだ!

十神「ほぅ、引かなかったか。それとも引けなかったのか?」ニヤニヤ

舞園 「くっ、確定2発!これはどうだ!」

トゲキッスの マジカルシャイン こうげき!

舞園 (うそっ!3割しか減らない!?これはかなり耐久に振っていますね…)

舞園 (次のターンで確実にキッスはやられる…。でも替えても負担が大きい…。ここは捨てよう)


あいてのヨノワールの れいとうパンチ こうげき!

こうかは ばつぐんだ!

トゲキッスは たおれた!

十神「言ったろ。そこそこの耐久をなめるなと」

舞園 (これはしょうがない…。でもトリルの残り2ターンを何とか凌ぐ!)


ゆけっ!シャンデラ!


舞園 (ここで一撃耐えてヨノワールを突破する!)


あいてのヨノワールの じしん こうげき!

こうか ばつぐんだ!


舞園 「よし!なんとか耐えた!ここから反撃ですよ!」

シャンデラの シャドーボール!

こうかは ばつぐんだ!

ヨノワールはたおれた!


舞園 「よし!まずは一匹!」

十神「キッスにシャンデラか。よほどナットレイが重いと見える!!」


☆ビャクヤ☆は ナットレイをくりだした!

舞園 (ナットレイ!本来シャンデラ、キッス、エーフィで選出している私にとってそんなに警戒すべきポケモンではない…)

舞園 (しかし今のトリルが働いている状況下では非常に恐ろしいポケモン!おそらくはたきおとすをもっているはず…)

舞園 「でも私にはまだチャンスがあります!」


シャンデラはまもるをつかった!

シャンデラは まもりのたいせいに入った!

あいてのナットレイの はたきおとす こうげき!

ナットレイは はたきおとすから身を守った!

歪んだ時空が元に戻った!

十神「何!?」

舞園 「まもる!これでトリックルームが切れて次から私の先攻です!」


シャンデラの かえんほうしゃ!

こうかは ばつぐんだ!

ナットレイはたおれた!


舞園 (よし!これで相手の手持ちはあと一匹でこっちのエーフィは襷持ち!最後がメガライボルトでなければ二発で倒せるはず!)


☆ビャクヤ☆は ギャラドスをくりだした!

あいてのギャラドスの いかく!

シャンデラの こうげきが下がった!


舞園「よし!ライボルト以外なら私の勝ちですよ!」

シャンデラの シャドーボール!

あいてのギャラドスの たきのぼり!

こうかはばつぐんだ!

シャンデラはたおれた!

ゆけっ!エーフィ!


舞園「よしっ!3割くらいしか削れなかったけどあとはエーフィで止めですよ!」

十神「」ニヤリ

☆ビャクヤ☆のメガリングと あいてのギャラドスの ギャラドスナイトが反応した!キィィィィィ

あいてのギャラドスは メガギャラドスに進化した!


舞園「メガギャラドス!?メガ進化はライボルトのはずじゃ!?」

十神「パーティを見た瞬間から俺のメガ進化ポケはライボルトだと決めつけていたことがお前の敗因だ…!」ドヤァ…



エーフィのサイコキネシス!

しかしこうかがないようだ

あいてのギャラドスのかみくだく!

こうかばつぐんだ!

エーフィのシャドーボール!

こうかはいまひとつのようだ

あいてのギャラドスのかみくだく!

こうかは ばつぐんだ!

エーフィはたおれた!


☆ビャクヤ☆との勝負に負けた…

舞園「負けました…。さすが十神君ですね」

十神「フン、お前もなかなかだったぞ。正直最後がマリルリだったら負けはないにしても追い詰められていたかもしれない」

舞園「十神君ならきっと苗木君に勝てますよ。頑張ってください!」

十神「当たり前だ。俺を誰だと思っている。いずれはこの世界を支配する最強のポケモンマスター十神白夜だ!」

~食堂~

十神「苗木!舞園を倒してきたぞ。次はお前の番だ」

苗木「へー舞園さんに勝つなんてすごいや十神クン!」

十神「前置きはいい!さっさとこの前の惨めな3タテの恨みを晴らす!」

苗木 (十神クンまだファイアローのこと恨んでるのか)

十神「こっちの準備は出来ているぞ。早くしろ」

苗木「ボクもオッケーだよ!じゃあはじめよう!」

十神、苗木「バトル!」

☆ビャクヤ☆

・エンペルト
・カビゴン
・ジャローダ
・デスカーン
・ハッサム
・ラティオス


マコト

・ドダイトス
・オノノクス
・トゲキッス
・ローブシン
・ギルガルド
・メタグロス


苗木 (さすが十神クン。なんだか王様っぽいポケモンが多いな。でもここは僕の好きなことをさせてもらうよ…)

十神 (特別ガチガチな厨パっていうわけではないが、その分動きが読めない。だが俺は十神の名にかけて絶対に勝つ!)

ポケモントレーナーの マコトが しょうぶをしかけてきた!

ポケモントレーナーの マコトは オノノクスをくりだした!

ゆけっ!ラティオス!


苗木 (ラティオスか…普通なら不利な対面なんだけど、僕には関係ないよ十神クン!)


あいてのオノノクスのハサミギロチン!


十神「スカーフ!!しかも初手でギロチンだと!?」

苗木「僕の超高校級の幸運の才能を持ってすればこれくらい当然だよ!」

いちげきひっさつ!


苗木「!?襷!!?」

十神「お前の考えなどお見通しだ!」


ラティオスのりゅうせいぐん!

こうかはばつぐんだ!

あいてのオノノクスはたおれた!


十神「まずは一匹だ」

マコトはローブシンをくりだした!


ローブシンのマッハパンチ!

こうかはいまひとつのようだ

ラティオスはたおれた!


苗木「これで2対2だね」

十神「フン、すぐに俺のラティオスに土をつけた事を後悔させてやる」


☆ビャクヤ☆は カビゴンを くりだした!

苗木 (この状況でわざわざカビゴンが出てきたということは、あれをやりに来たとしか考えられない…)

苗木 (ここは様子見で一旦引くのが得策…)


マコトはローブシンを引っ込めた!


苗木 (カウンターが来るか!!)


十神「甘いぞ苗木!」


カビゴンのおいうち!

こうかはいまひとつのようだ

苗木 (くそっ!今のは素直に殴るべきだったか…。でも大したダメージにはならなかったし問題ない!)


マコトはギルガルドをくりだした!


カビゴンのかみくだくこうげき!

こうかはばつぐんだ!

ギルガルドはじゃくてんほけんでこうげきととくこうがぐーんとあがった!


苗木「ヒャッホー!ありがとう十神クーン!!」


あいてのギルガルドのせいなるつるぎ!

こうかはばつぐんだ!

カビゴンはたおれた!

苗木 (これで十神クンの手持ちはあと一匹!対してぼくの手持ちは能力が上がったギルガルドとHP9割あるローブシン!勝ったッ!!第3部完ッ!!!)


十神「何を勝ち誇った顔をしている苗木。まだ俺には一匹残っているぞ」


ゆけっエンペルト!


苗木 (エンペルト…ローブシンが控えているからおそらく問題はないと思うけど、何をしてくるか分からない。ここは一旦守ろう)



あいてのギルガルドはキングシールドをつかった!


ギルガルドはまもりのたいせいにはいっている!


エンペルトはつるぎのまいをつかった!


エンペルトのこうげきがぐーんとあがった!

苗木「物理エンペルト!?そんなの聞いたことないよ!?」

十神「この十神白夜は一般人の常識なんぞにはとらわれん!」


あいてのギルガルドのかげうち!

こうかはいまひとつのようだ


苗木「くっ!硬い!」


エンペルトの じしん こうげき!

こうかはばつぐんだ!

ギルガルドはたおれた!


マコトはローブシンをくりだした!

苗木 (どうしよう?正直エンペルトの物理技なんて記憶が曖昧だ)

苗木 (それにあのギルガルドのかげうちのダメージからしておそらく相当耐久に振っている…)

苗木 (おそらくマッハパンチでは落とせない…)

苗木 (ここは一撃耐えてドレインパンチを叩き込むしかない!)



エンペルトの ドリルくちばし こうげき!


苗木「ドリルくちばし!くそっ!耐えろぉぉぉ!」



こうかはばつぐんだ!
























ローブシンはたおれた!

マコトとのしょうぶに勝った!

苗木「…負けたよ……。強くなったね十神クン」

十神「当たり前だ。俺を誰だと思っている」

苗木「そうだったね!十神クンはもうボクなんかよりずっと強いよ!」

苗木「最後の戦法はすごかったね。まさかローブシンがエンペルトに負ける日が来るとは思わなかったよ」

十神「俺のエンペルトは剣舞珠ドリルくちばしで物理耐久調整のローブシンのHPを9割削るくらいにしか努力値を振れなかった」

苗木「それじゃあどうして………あっ!」

十神「そうだ。あのカビゴンのおいうちがなければ今頃勝者と敗者は逆だった」

十神「つまり俺が勝てたのは非常に不本意ながら絆というやつのおかげかもしれないな」

苗木「十神クン……!」

十神「チッ」

苗木「そうだね!ボクたちも十神クンのポケモンみたいに力を合わせて!


























この学園から脱出しないとね!」

十神「そもそもこんな場所に閉じ込められているというのに俺は一体何をやっていたんだ…」

苗木「あ、ちなみにボクたちのクラスの強さの序列は舞園さんが最下位でボクが下から二番目だよ」

十神「なん…だと…?」

十神「つまり他のやつらは皆お前より強いというのか?」

苗木「そうだよ」

十神「…………フフフ」

十神「いいだろう!なら全員叩き潰して俺がトップになるだけだ!まず手始めにセレスに戦いを申し込みに行くぞ!ついてこい苗木!」

苗木「え?セレスさんはボクたちのクラスで一番つよ……って待ってよ十神クーン」

十神「俺の最強ポケモンマスターへの道はこれからだ!」

-終-

初めてのSSで眠くなったんで無理やり終わらせました。
読んでくれた人ありがとうございます。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom