ベルトルト「もうすぐ解散式ですね」(31)

ベルトルト「もうすぐ解散式ですね」

ライナー・アニ「そうですね」

ベルトルト「・・・・・・」

ベルトルト「そろそろ行動に移す頃ですね」

ライナー・アニ「そうですね」

ベルトルト「・・・・・・」イラッ

ベルトルト「思えばこの3年間、いろいろありましたね」

ライナー・アニ「そうですね」

ベルトルト「・・・・・・」イラッイラッ


※一応10巻くらいまでのネタバレあります

ベルトルト「たとえば、とある駆逐系男子をめぐって腹筋女と暴れ回ったり」

アニ「・・・・・・」

ベルトルト「たとえば、とある女神系超絶美少女の尻ばかり追いかけ回したり」

ライナー(・・・それはおまえもだろうが)

ベルトルト「二人は僕たちの使命をなんだと思っているんだ!!」

ライナー・アニ「・・・・・・」

ベルトルト「どうせいずれ死んでいく連中に必要以上にかかわったりして、
      最近の君たちは戦士としての自覚が全く足りていないように見える!!」

ライナー・アニ「・・・・・・」

ベルトルト「・・・忘れないんでほしいんだ。僕たちがなぜここにいるのかを
      何より僕たちには帰る場所があることを・・・」

ライナー・アニ「・・・・・・」

ライナー「ベルトルト。別に忘れてしまった訳じゃないさ。今日ここに集まったのも
     今後のことについて話し合うためさ」

アニ「いろんな意見を交えて今後の行動を指標を改めて再確認するためだろう?」

ベルトルト「・・・ライナー・・・アニ・・・」

ライナー「そこで今後の大きな指針としての提案があるんだ」

アニ「私もあるんだ、ベルトルト聞いてくれるかい?」

ベルトルト「・・・ああ!・・・ああ!!」

ライナー「クリスタを連れて帰りたいんだが・・・」
アニ  「エレンを連れて帰りたいんだけど・・・」

ベルトルト「」

ベルトルト「・・・なんのために?」イラッ

ライナー「・・・それは」

アニ「・・・えっと」

ベルトルト「君たちは!!さっき僕が言ったことを聞いていなかったのか!?」

ベルトルト「僕たちは!・・・何のために・・・!」

ライナー「お、落ち着け、ベルトルト。べ、別に下心だけで言ってる訳じゃないゾ。たぶん」

アニ「そ、そうだよ。別にエレンをお父さんに紹介したいとか考えてる訳じゃないんだゾ。たぶん。」

ベルトルト「たぶんって・・・じゃあ何のために連れて行くんだい?」ゴゴゴゴゴゴ

ライナー・アニ「え?」

ベルトルト「そういうからには何かしらメリットがあるんだろう?」ゴゴゴゴゴゴ

ライナー・アニ「モ・モチロンアルサア」

ベルトルト「なぜ目をそらす」

ライナー・アニ「ソ・ソンナコトナイサア」

ベルトルト「ならアニ。君からだ。エレンを連れて帰ることにどんなメリットがあるんだい?」

アニ「・・・えっ!?・・えっと、その、・・・あれだよ。そう、あれ」

アニ「・・・エレンは実は・・・私達と同じで巨人になれるんだよ!!」

ベル・ライ「」

アニ「・・・だよ?」

ベル・ライ「ねーよ」

アニ「・・・」

ライナー「何を言い出すかと思えば、馬鹿馬鹿しい。あの巨人殺すことしか考えていないやつが巨人?」

ベルトルト「嘘をつくならもっとマシな嘘をつきなよ。」

アニ「・・・」

ベルトルト「事実ならともかくそんな嘘じゃあね」

アニ「・・・ねぇベルトルト」

ベルトルト「!アニ・・」

アニ「ベルトルト・・・お・ね・が・い」(ハート

ベルトルト「!!」

ライナー(あれは! 3年間にわたるミカサとの死闘の末にあみだした48の乙女技の一つ 
     『おねだり上目遣い』!!
     相手の胸元に素早く潜り込み人差し指で胸板をなぞりながらおねだりする驚異の技 
     しかし同時に目つきの悪いアニでは正直メンチ切ってるようにしか見えないという 
     悲しみを背負いし技!! これを繰り出すとはアニめ、本気のようだな!)

ベルトルト「ぐ・・・なんと言われようとアニ。だめなものはだめだよ」チョットコワカッタ

ライナー(やつめ・・!耐えおったわ!!アレをやられると俺でも怖くて許しそうになるのに!!)

ベルトルト「・・・とにかくエレンの件は無し。いいねアニ。」

アニ「くっ」シュン

ベルトルト「次はライナー、説明して。」

ライナー(むう、しまったな。俺も巨人化ネタで押し切ろうとしたんだが先にアニにやられるとは・・・)

ライナー(思いっきり馬鹿にした後だが、俺もアニに乗っておけば良かった)

ライナー(正直理由なんて結婚したい以外はないんだが・・・そうだな)

ライナー「ベルトルト。おまえはさっきクリスタは女神系超絶美少女と言ったな」

ベルトルト「ああ」

ライナー「それについては同意だ。むしろ反論できるものなど居まい」

ライナー「だがクリスタを指す女神という言葉にはもう一つの意味があったのだ!」

ベルトルト「!!」

ライナー「実はクリスタはこの国の王族の末裔でこの世界の謎に迫る鍵を握っているのだ!!」

ベルトルト「な、なんだってー!クリスタマジ女神!!」

アニ「馬鹿じゃないの」

ベル・ライ「」

アニ「ねえ馬鹿なの?そんな貴族の娘が、なんで兵士に?なんで調査兵団に志願してるのよ」

ベル・ライ「」

アニ「つーかベルトルトあんた何のっかってんのさ」

ベルトルト「う・・・」

ライナー「ふっ、アニ。どんなにおまえがわめこうと。おまえでは女神の足下にも及ばん!!」

アニ「フッ!」ドゴオ!!

ライナー「グボア!!」

ベルトルト(ライナーがすごい音出して飛んでいった・・・)

アニ「ベルトルト・・・・」

ベルトルト「はい」ビクッ

アニ「あんた散々人のこと言っておいて、結局あんたも女の尻追っかけてるだけじゃないさ」

ベルトルト「・・・」

アニ「そんなんで戦士なんてよく言えるね」

ベルトルト「・・・僕だって」

アニ「・・・」

ベルトルト「僕だってみんなとしゃべりたかったよ!クリスタとキャッキャウフフしたかったよ!」

アニ「・・・」

ベルトルト「だけど、僕たちにそんなこと許されるはずがないじゃないか」

アニ「・・・」

ベルトルト「だから僕は!得意の妄想の世界に逃げ込むことで事なきを得てきたんだよ!」

アニ「・・・」

ベルトルト「僕らに許されたのはそれぐらいしかないんだよ!!」

アニ「・・・」

ベルトルト「だから僕は・・・僕は・・!」

アニ「・・・ベルトルト」

アニ「・・・ごめんなさい」

ベルトルト「え?」

アニ「今までの話は冗談なんだ。」

ベルトルト「ど、どういうこと?」

ライナー「実はな、昨日アニと話をしてぐぼあっ(吐血)」

ベルトルト「まずはアニにやられた体を治してからしゃべりなよ、ライナー」

アニ「あんたここ最近すごく張り詰めた顔をしていただろう?」

ライナー「このままではいかんと思ったんだ。とてもうまくいかないだろうと」シューシュー

アニ「たしかに私達は少し浮かれていたからね、あんたに心配されるのもしょうがないんだ」

ライナー「そこでどうせなら、いろんなもの吐き出してから、決行しようと思ったんだ」

ベルトルト「・・・」

ライナー「すまなかったなベルトルト。俺たちがふがいないばっかりに。おまえに余計な負担をかけちまった」

ベルトルト「ライナー・・・」

アニ「私達にとっても、吹っ切るための儀式みたいなものだったんだ。ホントにごめんなさい」

ベルトルト「アニ・・・」

ライナー「俺たちは戦士だ。自分が選んだ選択に責任がある」

ベルトルト「・・・ああ!」

アニ「なにより帰れなくなった故郷に帰る。私たちの未来そのためにも・・」

ベルトルト「・・・ああ!!」

ライナー「クリスタだけは連れて帰りたいんだが・・・」
アニ  「エレンだけは連れて帰りたいんだけど・・・」

ベルトルト「」

視界が真っ白になっていくのを感じた。なにもかもがもう、どうでもよくなった。
ぼくは・・・ぼくは・・・

ーーー時は過ぎて解散式の日

ベルトルト「hahaha!クリスタ!今日も可愛いお尻をしているne!」ペロン

クリスタ「きゃあ!や、やめてよベルトルト」

ユミル「ベルトル!てめえ、あたしのクリスタに何しやがる!」

ベルトルト「hahaha!そんに怒んなyo!」モミッ

ユミル「!!てってめえ!何気安く人の胸もんでやがる///」

ベルトルト「hahaha!怒んなってばyo~」

ユミル「まちやがれ!」

クリスタ「ユミル~まってよお~」

ライナー「・・・」

アニ「・・・」

ライナー「あいつなんか変な方向にスパーキングしちまったな」

アニ「・・・(汗)」

ライナー「まったく。おまえが駄々ばっかこねるからこんなことに」

アニ「いや、あんたに言われたくないよ」

ライナー「・・・・」

アニ「・・・・」

ライナー「・・・これからどうする?」

アニ「どうするもこうするも、超大型巨人があれじゃあ計画も何もないだろう?」

ライナー「フッ、ならこのまま兵士として生きる。だな」

ミーナ「あっアニ~!そこにいたの?解散式始まるよ~!」

アニ「ああ、ミーナごめん先にいってて」

ミーナ「うん分かった。先に行ってるね!」

ライナー「・・・」

アニ「・・・ここにも大事なもの、できちゃったしね」

ライナー「おまえも調査兵団に入るのか?」

アニ「うん。あの日、私達は多くの人たちを死なせてしまった。」

アニ「その償いになる。なんて思わないけど、せめて・・・」

ライナー「素直にエレンの側にいたいと言えばいいだろう」

アニ「あんたね・・・」

ライナー「俺たちが許されることは決してない。いつか必ず報いを受けなきゃならん時が来る」

ライナー「だから、せめてその時までは」

アニ「ああ、そうだね・・・その時までは・・・」


 「hahahaヘイ彼女いかしてるne」「キャー!ベルトルさんのエッチ!」


ライナー「・・・・」

アニ「・・・・」

まあ、残り短い生を謳歌するとしますか。

おしまい

最後だけ決めて残りは勢いで書いちゃいかんといういい例だねw
お目汚し失礼しました。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年04月16日 (木) 07:47:35   ID: RGVgZZwS

つまんなん!!

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