葉「アイマス?なんだそりゃ?」 (46)

まん太「頼むよ~葉くん……」

葉「そー言われてもなー……オイラにはそういったこと苦手なんよ」

まん太「代理でいいんだよ、僕も付き合うからさ、頼むよ」

葉「まん太の頼みじゃ仕方ないか、アンナに相談してみるよ」

シャーマンファイトが終わって数週間後、
まん太の知り合いにアイドルを育成している事務所あるのだが、そこにいるプロデューサーがケガをしてしまい、代理人が居ないかをまん太に相談を持ちかけたのである
そこでまん太は親友である 朝倉葉に相談することにした

ふんばり温泉

アンナ「で?なんで葉をどこの馬の骨とも知らないところに行かせないといけないのよ」

まん太「そうだけど、相談するのが葉君ぐらいしかいなくてさ、お願いだよアンナさん!!」

アンナ「……宣伝」

まん太「へ?」

アンナ「そこの事務所、アイドルがいるんでしょ?その子達使って、ふんばり温泉の宣伝することが葉を貸す条件よ」

まん太「できる限りやってみるよ……」

アンナ「絶対よ、出来ないとか弱音吐いたら……分かってるわよね?」

まん太「は…はぃぃぃ……」

こうして、まん太と葉は事務所へと向かうことになった

葉「んで?どこにあるんだ?そこは」

まん太「ここをまっすぐ行った765プロってところだよ」

阿弥陀丸「変わった名前でござるな」ドロン

まん太「結構有名なプロダクションなんだよ?まぁ葉君はそういう系きかないから知らないかもしれないけどさ」

葉「オイラにはボブがあれはいいんだよ、ウェッヘヘ」

765プロ前

まん太「ここだね」

葉「随分でけぇな……」

まん太「ここのプロデューサーの代わりに来ることになったんだよ、一応粗相がないようにしてね」

葉「わかってるよ」

阿弥陀丸「なにやらざわついているようでゴザルな」

765プロ内


春香「Pさんがいないって大丈夫なんですか?」

千早「落ち着きなさいよ、春香」

美希「ハニーがいないなんて、イヤー!!」


Pを慕っていたアイドル達がわめいているようだ

一方葉達は……


葉「まぁ、なんとかなるさ」

まん太「だといいけど」

阿弥陀丸「まん太殿は心配性でゴザルな」

まん太「仕方ないよ……」

トントン

765プロの扉がなる

小鳥「どうぞー」

ガチャ

葉「よっ」

まん太「初めまして、ここのプロデューサーの代わりに来ました、小山田まん太と友人の」

葉「朝倉葉っていうんだ、よろしくな」

まん太「葉君!!言葉遣い!!」

葉「んー?まぁ細かいことはいいだろ?」

765プロがざわつく

春香「よ、よろしくお願いしますね、私は天海春香です」

千早「如月千早です」

美希「星井美希でーすよろしくなの」

小鳥「私は事務員の音無小鳥といいます、二人にはここのPさんの代わりに一ヶ月ほど、代役をお願いしたいのですが」


まん太「わかりました」

葉「まぁなんとかやっていくよ」






千早「(私、あの人なんだか嫌い……なんだか、ヘラヘラしてて)」


オネェチャン

千早「(……まぁPさんの代わりだし、言われた通りにやればいいのよ)」

小鳥「それじゃ、葉君お願いね、まん太君はちょっとお話が」

まん太「分かりました」

葉「オイラはどうすればいいかな?」

小鳥「レッスンの指示をお願いします、やり方とかはPさんが残してくれてるんですがそのとおりやってもらえたらいいですよ」


葉「なるほどね」


阿弥陀丸「なんでゴザルか?このぼいすとれーにんぐとは?」ドロン

葉「(簡単に言えば、彼女達もオイラと同じように特訓するんだよ)」

阿弥陀丸「と、いうことは彼女達もシャーマンということでゴザルか?」

葉「(違うぞ、阿弥陀丸)」

訓練ホール


葉「えっと、まぁ……よくわからないけど、のんびりやればいいよ」

春香「のんびりですか?」

美希「私のんびり好きだよー」

千早「……」

一方まん太は……


まん太「というのが条件なんです……」

小鳥「分かりました、何とかしてみますね、後は三人の内の一人のアイドルのことなんです」

まん太「どういうことですか?」

小鳥「実は、千早ちゃんは、一年前に弟さん事故で無くしていて、この時期になると彼女は、弟さんのこと思い出して……」

まん太「そうだったんですか」

小鳥「自分に厳しい分、他人にも厳しく当たることもあるんです、もし彼と衝突したら」

まん太「大丈夫です」

小鳥「え?」


まん太「あぁ見えても葉君はしっかりやるんです、いつもはなにも考えないように見えますが」

小鳥「信頼してるんですね」

まん太「僕は葉君の初めての友達だから」

訓練ホール


千早「いい加減にしてください!!」

二人「!?」

葉「どうした?」

千早「なんでなにもしないんですか?ふざけてるの?!」

葉「オイラのモットーはのんびりやるのが」


千早「それは貴方の考えですよ!!そんな考えを押し付けないでください!!」

千早「他のアイドルは、厳しいレッスンをしている!!その分差がつくんですよ!!分かってます!?」

葉「そう慌てるなって……のんびりやって」

千早「やってられないわ!!」


春香「あっ、千早ちゃん……」

美希「千早ちゃん……」オニギリ モグモグ

千早は訓練ホールを飛び出した


葉「あっちゃー……」


阿弥陀丸「困ったでゴザルな葉殿」


葉「二人には悪いけど、自由にしててくれ、あの子連れ戻してくっからさ」

春香「わかりました」

美希「気を付けてーなの」


カンカンカン

葉と阿弥陀丸は千早を追った

千早「なによ、なんなのよ!!」タタタタタタタタ

ドンッ

「痛てっ」

千早「あっ、すみません……」

「すみませんじゃねぇだろうがよ?」

「おいコイツ、最近売り出してるアイドルのアイツじゃないか?」

「マジか!?」

千早「先を急いでるんで……」

「待てよ、ぶつかっといてすみませんですむほどお人好しじゃないんでね」

千早「くっ……」

「裏路地まで来てもらおうかね」

千早「嫌……離して!!」

人気の少ない路地

「さーてと、ぶつかった分の請求はちゃんとしてもらわないとね」

「つーかコイツ貧乳すぎんだろまな板かよ」

「まな板にしようぜ!!まな板にまな板しようぜ!!まな板、まな板」

千早「ふざけないでよ!!」

「いいかい?嬢ちゃんよ?俺たちはごく普通の一般市民だよ、悪いのはそっちな訳、いいのかな?抵抗したらこのことでっち上げて君の評判落とすだけだよ?」

千早「くっ……」


男達三人は笑う

葉「その辺にしたらどうだ?」

千早「貴方は!?」

「んだ?ガキ?」

葉「悪いけど、オイラはこの子を任されてるんでね」

「へーだったらどうするよ?」ジャキン

千早「ナイフ!?」

「死ねやボケぇ!!」

千早「逃げて!!」

葉「逃げやしないさ、なぁ?阿弥陀丸」

阿弥陀丸「もちろんでごさる」ドロン


千早「(なに?あれ……幽霊?!)」

葉「阿弥陀丸!!ヒトダマモード」

葉「見せてやるよ、あの世とこの世を繋ぐシャーマンの力を!!憑依合体!!」

シャキーン

ヒトダマになった阿弥陀丸の霊魂が葉の体に入っていく

「なにがシャーマンだよ!!んなオカルト勝手にやって」ドゴォ

ナイフを持ってやって来た男を葉は近くにあった木刀でぶっ飛ばした


葉「安心されよ、峰打ちでござるよ」

葉「か弱き、おなごに対してこの仕打ち、貴様ら覚悟はできておろうな?」

「なんだよコイツ……さっきとは前々違うじゃねぇか!!」

葉「どうした?小僧?拙者が恐ろしいか?」

「なっ、なめてんじゃねぇぞ!!」

千早「(阿弥陀丸ってたしか、あの伝説の……)」

765プロ


小鳥「彼は友達が少ないってことなの?」


まん太「いや、葉君は友達はたくさんいましたよ」

小鳥「どういうことなの?」


まん太「葉君は幽霊と友達なんです、そして、僕とは初めての人間の友達なんです」

一方、葉側


「嘘だろ!?」

葉「どうした?信じられないという顔をしているな?」

「ひぇぇぇ!!」タタタタタタタタ

男は逃げ出した

千早「朝倉さん……すみませんでした勝手に飛び出して」

シュン

葉「無事でよかったよ」

千早「ほんとに、すみません……」

葉「そこまで気にする必要なんかないさ、のんびりやろう」

千早「はい……」

千早「朝倉さん……」


葉「葉でいいよ」


千早「葉さん、実はお願いがあるんです」

葉「なんだ?」

千早「実は……」

千早は、葉に話したできたら死んだ弟と会話したいと

葉「うーん、すぐにできる訳じゃないからな」

千早「無理ですか?」

葉「ちょっと待っててくれよ」

葉「ここら辺に墓地とかないか?」

千早「墓地ですか?」

葉「霊の集まり場所だからな、そういった情報はそういうところにあつまるんよ」

千早「なるほど」

葉「まぁ時間かかると思うけど、必ず会わせてやっからな」

千早「ありがとうございます」

事件から数週間が過ぎ、タイムリミットまであと数日となっていた

千早「やっぱり無理なのかな……」

まん太「如月さん……」

阿弥陀丸「まん太殿、千早殿、少しよろしいか?」ドロン

まん太「阿弥陀丸」

千早「阿弥陀丸さん」

阿弥陀丸「葉殿が準備出来た、らしいので来てほしいとのことでゴザル」

千早「わかりました」

まん太「行きましょう」


二人は阿弥陀丸に連れられて指定の場所に行く

墓地

葉「よぅ来たか」

千早「葉さん」

まん太「葉君」

葉「ウェッヘヘ、いやー探すのに一苦労したよ、ここら辺の幽霊ってオイラの住んでるところよりも態度キツいからな」

千早「ここに居るの?優が……」

葉「あぁ、ちょっと待ってろ、今憑依合体するからさ」

千早「見えないの、私阿弥陀丸さんの姿見えたのよ?」

阿弥陀丸「拙者は普通の霊とは違うのでござるよ、そのため多少霊感があれば姿がみえるのでござる」

葉「準備はいいか?」

千早「お願いします」

葉「如月優、ヒトダマモード!!」

葉「憑依合体!!」シャキーン

千早の弟の霊魂が葉の体に入っていく……


千早「優なの?」

優「お姉ちゃん……」

千早「優!!」

優「お姉ちゃん!!」

パシャ パシャ パシャ


「いい写真がとれたぜ……これを使えば」


アンナ「使えばどうなるのかしら?」

「……」

アンナ「ちょっといいかしら?」

「イヤ"ー!!!!」


こっちはこっちで大変なことになった

そして、最終日

小鳥「お疲れさまでした、本当にありがとうございます」

葉「いやーオイラはなにもしてないよ」

まん太「大変だったよ」


春香「今度、ふんばり温泉に行きますね」

千早「アンナさんにもお礼言いたいですし」

美希「いえーい♪楽しみなの」

アンナ「行くわよ二人とも」

葉「それじゃまた」

まん太「またね、みんな」

三人は765プロを出る

後日、765プロのアイドル達がふんばり温泉に来ることになるがこの話はまた別の機会に話すとしよう、これにてこの話は終わりである






おわり

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