真昼「い…今までずっと、真夜の言う事に従ってきたけど…」 (52)

真昼「真夜には…すごく…すごく、助け…られてきた……けど……も…無理……」

真夜「真昼…っ」

真昼「……こ、これだけは……私も…ゆ、譲れない……の…!」

真夜「…チッ……あぁ、そうかよ!」

真昼「…っ」ビクッ

真夜「……お前がそんなに分からずやだと思わなかったぜ!…勝手にしな」

真昼「……真…夜…」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1402412833

****

純恋子「…真夜さん?」

真夜「!」ハッ

純恋子「お茶が入りましたの。真夜さんもいかが?」

真夜「…」

純恋子「?…真夜さん?」

真夜「…あ、あぁ。悪り…オレはパスだ」

純恋子「あら、残念」クス

真夜「…」

真夜「…」ジッ

純恋子「何か?」

真夜「……なぁ、純恋子…お前さ……」

純恋子「?」

真夜「……」

真夜「いや…何でもねぇ」

真夜「…こんな事、純恋子に聞いたってな……」ボソッ

純恋子「え?」

真夜「…悪りぃな…今日は先に休むわ」




純恋子「……真夜…さん?」

AM7:00

ppppp…

純恋子「…んっ……あら?番場さん、もう起きてらしたのね」

真昼「…は…はぅ……お、おはよ……ございます…」

純恋子「ふふっ、おはようございます。番場さん」

真昼「……」フゥ

純恋子「…?…番場さん…」

真昼「!…は…はいっ!?…あ、あの…何だしょう…か」

純恋子「いえ…少し、いつもより元気が無いような…」ジッ

真昼「…ひっ……あ、あのぅ……ち、近い…ます…」オド..

純恋子「あ、失礼。……私の気のせいだったかしら」

真昼「…あ…あぅぅ…」

通学路


純恋子「番場さん」

真昼「…」

純恋子「…番場さん?」

真昼「!はっ……はい…」

純恋子「…良い天気、ですわね」

真昼「ぁ…そ、そう…ですね…」

純恋子「…」

純恋子「……はぁ」

真昼「ビクゥ…!」オドオド

純恋子「…番場さん」

真昼「はっ…はいぃ…っ」

純恋子「やっぱり、どこか上の空というか…様子がおかしいですわ」

真昼「…」

純恋子「何かありましたの?私でよければ、力になりますわよ?」

真昼「……はぅ…」

純恋子「…」

真昼「…」

純恋子「……そういえば、真夜さんも夕べは少し…」

真昼「!」

純恋子「…もしかして、真夜さんと何か?」

真昼「…っ」

純恋子「…番場さん?」

真昼「…な…何でも……ない…ます…」

真昼「ご……ごめんなさい…っ……こ、こんな事言ったって……きっと……」

純恋子「…え?」

真昼「……っごめんなさい…!」ダッ

純恋子「あっ!」



コケッ
真昼「……あぅ…」ズデッ

…タタタッ



純恋子「……番場さん…」

10年黒組


純恋子「……はぁ」

真昼「……」ズゥゥン


晴「…あの二人、何かあったのかな」

兎角「放っておけ。いちいち首を突っ込むな」

晴「で、でも…」チラ


純恋子「……はぁ…」

純恋子(…番場さん、私じゃ力になれないのかしら)ハァ

真昼「…」ズゥゥン


真昼(ごめんなさい英さん……こんな事、英さんに言っても、きっと…)

ガラッ

鳰「鳩だと思ったッスか?残念!鳰ちゃんッスよぉー!」

伊介「鳰うるさい」

晴「鳰、伊介さん、おはよう」

鳰「おはよッスー!」

鳰「って、なんすかぁー?なんか空気湿ってません?」

伊介「暗ぁー…伊介ぇ、ジメジメしたの嫌いなんだけど」

真昼「!」ビクッ

春紀「まぁまぁ、伊介様っ!イライラは美容に悪いよ」

伊介「ほーんとそうだけどぉ……それ、元凶に言ってくれるぅ?」イライラ


真昼「…ぅぅ」

伊介「あんたさぁー、ちょっとは夜の方見習ったら?」デコピン

真昼「ひゃっ……ぅう…」ジワ

純恋子「!…ちょっ「伊介さま」

純恋子「!」

春紀「あんまイジメてやんなよなぁー。可哀想だろ」

伊介「イジメじゃないですぅーだ」プクー

春紀「番場さんも、やられっぱなしは良くないと思うぞ?」

真昼「…ご……ごめんなさ……」

純恋子「……」ポツ…ン

伊介「…つまんなぁーい」

春紀「はいはい。ほら、お菓子やるから機嫌直しな」ゴソゴソ

伊介「子供扱いすんなっての……どうせいつものポッキーでしょ」

春紀「うんにゃ、今日は……っと、ほれ!」

春紀「たけのこの里!」テテテテン




真昼「!!」ピクッ

鳰「おおー!定番ッスね」

伊介「えぇー…伊介ぇ、きのこ派なんだけど」

春紀「……どっちでも良くねぇ?」

真昼「!」

伊介「はぁ?どっちでも良くないわよ。殺しちゃおっかなぁ」

鳰「やぁーだぁー、怒んないで下さいよ「あ、あのっ!!」ガタ

純恋子「!」

純恋子(……ば、番場さん?)

鳰「い、いきなりどうしちゃったんスか?番場さん…」

真昼「…え、えっ……と…」モジ…

真昼「わ、わたす…も……き、きのこ派……です…!!」ガシッ

伊介「!へぇ…なに?分かってるじゃない」コロッ

真昼「!」コクコク


春紀「あれ、仲良くなった」

乙哉「なになにー?何の話し?」

鳰「なんか、きのこ派かたけのこ派か…って話しらしいッスけど…」

乙哉「へっ?ふぅーん…あたしは断然きのこ派かなぁー」

真昼「!////」パァッ

純恋子(!…番場さんの顔がいきなり晴れやかに…!?)

純恋子(きのこ…?たけのこ…?よく分かりませんわ……)

しえな「ボクはたけのこ派だけどなぁ」

乙哉「はぁー、しえなちゃん分かってないなぁ…」

しえな「なっ!何だと!?たけのこみたいな苗字の癖に!!」

乙哉「は?……何それ」シャキン


ピシッ



鳰「うっはぁーぃ!黒組きのこたけのこ戦争勃発ッスか!?」

春紀「…どっちも美味いって」

柩「ぼくは、どちらかというとたけのこ派ですね」

千足「私もだ」ニコ

晴「晴はたけのこも捨てがたいですけど、やっぱりきのこ派です!兎角さんはどっちどっち?」

兎角「…くだらないな」ハァ

兎角「……カントリーマァム一択だろ」

鳰「いや、それきのこたけのこ関係無いッス!」ビシッ

純恋子(……また謎の名称が)

香子「皆騒がしいぞ!ちなみに私はたけのこ派だ!」ビシッ

涼「……ワシはきこりの切株が1番じゃと思うんじゃが」



純恋子(次は切株?…ますます訳が……何かの隠語かしら…)

ザワザワ…キノコ!タケノコ!…ザワザワ…キリカブ…

純恋子「…」

ザワザワ…

純恋子「ね、ねぇ…先程からきのことかたけのことか、一体何なんですの?」

鳰「ん?あぁ、英さん知らないんスねぇ。これは、ある種の戦ッスよ。い・く・さ!」

純恋子「いくさ…?」

鳰「こっちの世界できのこたけのこって言ったら、そりゃもぉーほぉっほぉっ!」ブルブル

春紀「…ただのお菓子だけどな」

純恋子「お、お菓子……ですの?」

鳰「遥か昔から、お菓子業界に君臨し続けた大ヒット商品…山のきのこ、里のたけのこ…。大手お菓子メーカーに仕えて、密かに歴史を動かしてきた…」

春紀「ただのお菓子だけどな!」

純恋子「…」

鳰「ま、春紀さんの言う通りただの市販されてるお菓子なんスけどー、きのこの山派とたけのこの里派の派閥争いみたいなのがあって、それは今や終わる事のない戦争として語り継がれてるんス」

純恋子「……この世の中にそんな戦いがあったなんて…」

純恋子「…」


ザワ…ザワ

春紀「…鳰サンは参加せんの?」

鳰「ウチは裁定者ッスからぁー」ニオッ

ザワザワ…キノコ!タケノコ!…ザワザワ…キリカブ…カントリーマァム


純恋子「……」

ザワザワ

純恋子「………」

ザワザワ

純恋子「……っ…っ」プルプル

バンッ

純恋子「皆さん!お静かになさって!!」

シーン

真昼「!」

純恋子「きのこだとかたけのこだとか切株だとか……訳が分かりませんわ!」

兎角「おい!カントリーマァムが抜けている!」

純恋子「お菓子の好みなんて、人それぞれで良いのではなくて!?」

真昼「!…は……英…さ…」

兎角「おい!」

純恋子「そんな事で喧嘩だなんて、くだらないにも程がありますっ」

真昼「…」シュン

春紀「ひゅーっ♪」

鳰「はぁなぶささん、流石ッス!」

純恋子「お菓子なら、英家御用達の最高級お茶菓子が1番に決まってますもの!」

真昼「え」

春紀「ん?」

鳰「おぅふ」

純恋子「特別な英ブレンドの紅茶に、とろけるような最高級のお茶菓子…これこそが至高…これこそが最強…!」ウットリ

兎角「お前は人形とティーパーティーでもしてろよ」

純恋子「なっ!なんですって!?」

ザワ…


ガラッ

溝呂木「皆おはよう!朝のホームルームを始め…って、うわ!どうしたんだこの騒ぎは!?」

溝呂木「け、剣持、武智落ち着け!!台本は人を殴るものでも、切り刻むものでもないぞ!」

乙しえ「「先生は黙ってて下さい!!」」

溝呂木「ひっ…」

春紀「おーい!溝呂木ちゃん、こっちこっち」

鳰「こっちは安全ッスよー」

溝呂木「お…お前達、一体これはどうしたんだ?」

鳰「戦争ッス!」

溝呂木「せ…っ!?えぇ!?」

春紀「鳰、お前は黙っとけ。何でも、至高のお菓子をかけて喧嘩…みたいな?」

溝呂木「は、はぁ?」

純恋子「たかが市販のお菓子に、英家の用意したお菓子が勝てるとでも?」

伊介「市販も侮れないですーだ。超ウザい。殺すわよ」

春紀「…まぁ、今のは英さんが悪いな」


乙哉「CDデビューもさせて貰えない人の選ぶお菓子なんて(笑)」

しえな「………その言葉、取り消して貰おうか」スゥ


香子「これはきのこたけのこ戦争だ。関係ない少数派()は首を突っ込まないでくれないか」クイッ

涼「……いくら香子ちゃんでも、きこりの切株を侮辱するのは許さんぞ」



溝呂木「み、皆……仲良くなぁー…」

柩「ここはもう、最後まで立ってられた者に従うしかないみたいですね」

千足「桐ヶ谷、危ないから下がってた方が…」

柩「ぼくは大丈夫ですよ。コレがありますから」ニコ

千足「クマ?」

柩「はい」ニコ

プシュッ

しえな「うわっ!……おい桐ヶ谷!何で私を狙った!?……服の下に台本を仕込んでなかったら当たってたぞ」

柩「…ちっ」

乙哉「あれぇー?仲間割れ?やっぱりたけのこ派はダメだねぇー」ニヤニヤ

しえな「……ぐぬぬ」




真昼「…あ…あぅ………ど、どうしよう…」

鳰「皆さーん、溝呂木先生もいるんスから、くれぐれもルールからは外れないで下さいよぉー?」

溝呂木「ルール?」

鳰「こっちの話しッス!ちなみにぃ、溝呂木先生はどのお菓子が1番だと思うッスかぁー?」

春紀「あたしはどれも美味しいと思うけどなぁ…」

溝呂木「お、俺か?…そうだな……うーん…」



溝呂木「ハッピーターン……かな」ボソ

真昼「!」ピクッ

春紀「あぁ、それ美味いよなー!」

鳰「っていうかそれ、チョコ菓子の枠越えちゃってるじゃないスかぁー」

溝呂木「え?…だ、駄目か?」



晴「ハッピーターン…」

兎角「…だと……!?」



ピタッ


春紀「ん?」

鳰「おぅふ」

シーン


溝呂木「お?…止んだ……のか?」

真昼「ハッピー……ターン…」

伊介「ま、まぁ?ハッピーターンには確かに敵わないかなぁー?って…」

乙哉「溝呂木先生、それは卑怯だってー…」

しえな「ハッピーターンか…あれは確かに…」

純恋子「…くっ、ハッピーパウダーにはどの英ブレンドも勝てませんわ」

鳰「英さん、ハッピーターン知ってるんスか!?」

晴「晴もハッピーターンは大好きです!」

兎角「悔しいが、認めざるを得ないな」

柩「何だかハッピーターンが食べたくなってきました」

千足「私もだ」ニコ

香子「皆騒がしいぞ!ちなみに私はハッピーターンを常備している!」

涼「…そこでハッピーターンを出すとは……若僧、中々やるのぉ」



溝呂木「皆…!」

溝呂木(…今、こうして黒組の心は一つになった…それをひしひしと感じる!)

溝呂木(…ターン王子、あなたが作った最高のお菓子は、こうしてバラバラになった皆の心を繋げてくれましたよ…)

溝呂木(ありがとう、ハッピーターン!ありがとう、ターン王子!)




溝呂木「さぁ皆!ホームルームを始めるぞ!今日は存分に、ハッピーターンの美味しさについて語り合おうではないか!」




春紀「…平和だねぇ」

鳰「このクラス大丈夫か」

*****
放課後


純恋子「…番場さん」

真昼「!……は、はい…」ビクッ

純恋子「今日は、何だかみっともない所を見せてしまいましたわね」フゥ

真昼「…い、いえ……その…元はと言えば……わたす…が……」オド

純恋子「あぁ、確かにあれには驚きましたわ」クス

純恋子「ああいう風に、はっきり物を言ってる番場さん…滅多に見れませんもの」

真昼「……ぅぅ///」

純恋子「良いのではなくて?」

真昼「…え?」

純恋子「好きな物を、好きだと言える番場さん…私は、素敵だと思います」

真昼「!」

純恋子「それに、心配してましたのよ?番場さん、普段はあまり自分の意見を主張しませんから…」

真昼「…は……英…さん」

純恋子「…どうやら元気も出たみたいですし」

真昼「……ぁ…」

真昼「あ…あの……英さん……」

純恋子「?」

真昼「…朝は……変な態度…取って………ごめ……ごめんなさい……」

純恋子「いえ…気にしてませんわ。でも、結局何だったんですの?落ち込んでいた理由は…」

真昼「…」モジ

純恋子「失礼…言いたくなかったら無理には…」

真昼「い、いえ!……あ…その……違う…ます…」

真昼「……実は…夕べ……」

*****

真昼「し…真夜……!」

真夜「ん?どした真昼」

真昼「……へ…減ったの……体重…2キロ……」

真夜「お!やったな真昼!エラいエラい!」

真昼「……///」エヘヘ

真昼「し……真夜……や、約束……」

真夜「…2キロ減ったら好きな菓子食って良いやつだろ?良いぜ…ずっと我慢してたんだもんな」

真昼「///」パァ

真夜「一つだけだぞ?食い過ぎると折角の努力が無駄になるからな」

真昼「……じゃ…じゃあ……明日…早速……きのこ…の…山……////」

真夜「あん?」

真昼「?」

真夜「おい…真昼。今なんつった?」

真昼「き……きのこ…の……山……?」

真夜「悪り…耳が遠いみたいだ。もう一回頼む」

真昼「きのこ…の…や「駄目だ」

真昼「!……どう…して?……や…約束…」

真夜「食うならたけのこの里にしとけ!」

真昼「!……い…嫌…」

真夜「何でだ!たけのこの里のが美味いだろっ!?」

真昼「き…きのこ……の方が…すき…」

真夜「…なぁ、真昼?今まで、俺の言う事が間違ってた事あったか?」

真昼「…な……ない…けど…」

真夜「なら分かるだろ?な?悪い事言わねぇ…たけのこにしとけ?」

真昼「…っ」

真昼「た…確かに……真夜の言う事…いつも…正しい…」

真昼「い…今までずっと、真夜の言う事に従ってきたけど…」

真夜「…真昼」

真昼「真夜には…すごく…すごく、助け…られてきた……けど……も…無理……」

真夜「真昼…っ」

真昼「……こ、これだけは……私も…ゆ、譲れない……の…!」

真夜「…チッ……あぁ、そうかよ!」

真昼「…っ」ビクッ

真夜「……お前がそんなに分からずやだと思わなかったぜ!…勝手にしな」

真昼「……真…夜…」

*****

真昼「……という…事が……」

純恋子「……そ、そんな事で…?」

真昼「ぅぅ…///」

純恋子「はぁ…だから真夜さんも……。全く、そんな理由で喧嘩だなんて、馬鹿げてますわ」ハァ

真昼「!……は…英…さん…だって…今日……!」アセアセ

純恋子「!…うっ////言ってくれましたわね…///」コホン

真昼「…は…はわ…すみま……せ…」オド…

純恋子「……」クスッ

純恋子「…ふふふ」

真昼「!」

純恋子「番場さん…そういう風に、言い返して良いんですのよ?真夜さんだけにじゃなく、私にだって」クスクス

真昼「……え…えっと…///」

純恋子「ふふっ、ゆっくりで良いですわ。…そうね。まずは、親睦を深める為にお茶会でもしましょうか」

純恋子「きのこの山と、たけのこ里で……ね?」ニコ

真昼「え……で、でも…一つだけって……真夜が…」

純恋子「あら、二人で分ければ平気ですわ。ほら急いで!日が暮れてしまいます」

真昼「あ…!」

純恋子「早くなさらないと、真夜さんと二人で食べてしまいますわよ?」

真昼「……だ………駄目…です…!」

純恋子「なら、急ぎましょう」




真昼(その日食べたたけのこの里は、真夜の言うとおり、凄く美味しかった)




真夜「…世話かけたみたいだな」

純恋子「真夜さん…こんばんは。別に構いませんわ」フフ

純恋子「おかけで真昼さんとの距離も、少し縮められた気がしますし」

真夜「…」

純恋子「…仲直りは出来まして?」

真夜「あぁ…まぁな」ポリ

純恋子「なら、お互いめでたしめでたし…ですわね」クス

真夜「…かもなぁ」フッ

純恋子「これ、良かったら真夜さんもいかが?少し取って置いたんですの」

真夜「…」チラ



真夜「ま…たまには良いか」

純恋子「では…はい、あーん」

真夜「はっ?」

真夜「待っ……ちょっ……ムグ///」

純恋子「…ふふっ、どうです?」

真夜「…////ま、まぁ…真昼の言うとおり、きのこも悪かぁねえな…」

純恋子「あら、それは良かった」ニコ

真夜「……チッ///」

純恋子「一見同じような物に見えても、蓋を開ければこんなに違って、どちらもそれぞれ良い所があって……まるで真昼さんと真夜さんみたいですわね」

真夜「なっ…菓子と一緒にすんじゃ…「…私は、どちらが良いかなんて、選べませんわ」

真夜「!」

純恋子「……どっちも、好きです」

真夜「…っ…っ///」

純恋子「あら真夜さん、お顔が真っ赤」

真夜「……っうるせー////もう寝るぜ!」

純恋子「ふふふ、お休みなさい。真夜さん」






純恋子「じゃーにぃー…なんちゃって」ボソッ

7号室

鳰「ふんふんふーん」

鳰「結局皆、ハッピーターンにひれ伏しちゃいましたねぇー」

鳰「ま、ウチもハッピーターンは好きッスけど…」

サクッ



鳰「美味しいなぁー…ブラックサンダー」

おわり

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年06月13日 (金) 00:20:41   ID: dzxb76Q_

まさかの溝呂木先生のハッピーターンにはやられたwwwいきなりお菓子戦争が始まったりしましたが、すみまひは最高でした(#^.^#)そして鳰ちゃん、ブラックサンダーを選ぶとはいいセンスだ!!

2 :  SS好きの774さん   2014年06月14日 (土) 10:35:34   ID: fes9WmTc

僕もブラサン好きなんだ…
最近は小さいのしかないけど……

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom