冬馬「安価で俺の忘れた記憶を思い出す」 (164)

ゴロゴロ ザザーン

翔太「冬馬君、早く戻ってきて! 流されちゃうよ!」

冬馬「ちくしょー、さっきまであんなに晴れてたのに何で急に嵐が来たんだ」バシャバシャ

北斗「ああ、あんなに波が高く… だからあれほど早めに上がってと言ったのに…」

冬馬「くそ、波が強くてうまく泳げない…」

ピカッ

ゴロゴロピシャァァァァァァァァァン

冬馬「うわあああああああああああああ!」ビリビリビリ

二人「冬馬(君)!」

冬馬「」

ザッパーン


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翌日

ザザーン

冬馬「………」

>>5「ん、あれって?」

響「確かジュピターの冬馬じゃないか、なんでこんなところに」

響「…って凄い傷だぞ! 服はぼろぼろで>>8>>12になってるぞ」

響「早く手当てを、いや、救急車を…」

血まみれ

響「頭が血まみれに… とてもまともに見れないぞ…」

響「それよりも早く救急車を…」

冬馬「ぅ…」

響「!?(気がついた)」

冬馬「あ、あなたが俺を助けてくれたのか… ありがとう」

響「え!?」

冬馬「あなたの名前を教えてください 俺は…?」

冬馬「俺は、誰だ?」

響「(こいつ、からかってるのか? いや、もしかしたら本当に…)」

冬馬「わからない… 俺は一体」

響「落ち着くんだぞ、お前は 天ヶ瀬冬馬、>>15だ」

元アイドル

響「元アイドルだ」

冬馬「元アイドル?」

響「うん、961プロというところにいたけどいろいろあってやめたんだぞ」

冬馬「そうだったのか… それじゃあ俺は今はどんなことをやっているのかを知っていますか?」

響「(しゃべり方が気持ち悪いな、なんか調子狂う)今は>>18をやっているぞ」

最安価>>21

進学校の学生

響「ただ進学校の学生だと聞いているぞ」

冬馬「そう…ですか、僕は…高校生でした…か…」

冬馬「」ガクリ

響「おい、しっかりするんだぞ! 救急車はまだ来ないのか!」


――――――――――――
―――――――
――――

北斗「記憶喪失?」

医者「はい、どうも強いショックを喰らったらしくて自分の記憶がなくなっているんです」

医者「しかし記憶がなくなるだけなんて運がいい、雷に打たれ頭部からの出血なんて普通助かりませんよ」

翔太「冬馬君の容態は?」

医者「安定しています、今付き添いの方が見てもらってます」

北斗「直す方法はありますか?」

医者「>>27です」

病院でリハビリ、東大に合格すること

医者「リハビリをして東大に合格することしかありません」

北斗「はあ? 東大に合格?」

翔太「前者はまだしもなんで東大? それと記憶喪失とどんな関係があるのですか?」

医者「それは>>31です」

医者「社会復帰のためです、記憶喪失というハンデを背負っちゃこの日本ではやってはいけません」

医者「しかし東大へ入学して卒業すれば東大卒というブランドを手に入れたくさんの企業から内定がもらえます」

医者「ましてや元アイドルなら企業のマスコットになるので生涯一生安定して暮らせるでしょう」

北斗「それ何の解決にもなってないよね!? 諦めてるよねこれ!?」

翔太「とりあえずこれを第一の候補としておこう、他に何か方法はありますか?」

医者「あるとすれば>>35>>38ですね、それ以外はさっきのを入れて三つしかありません」

渡米

響と結婚

医者「記憶回復について日本よりはるかに優れているアメリカへ行って元に戻すか」

医者「誰かと結婚して夫婦一緒で記憶を思いださせるしかありません」

北斗「結局全部他人任せじゃねぇか! このヤブ医者がぁ!」アタァ

医者「うわらば!」

翔太「でもどうするの、この三つしかないのならどれかから決めないと」

北斗「そうだな…」

1、目指せ東大入学
2、自由の国アメリカへ
3、響とフォーリンラブ

>>46まで一番多かったもの

響「なんか思い出したか?」

冬馬「こめん、全く思い出せないんだ」

響「う~ん、なんかいい方法はないのだろうか」

北斗「あるよ、(3つのうち)一つだけ」

翔太「解決する方法が」

響「本当か元ジュピター! どんな方法だ?」

北斗「ああ、東大進学だ」ピクッ

響「はえ? とうだいしんがく?」

北斗「そうだよ」

響「なんで」

北斗「かくかくしかじか」

響「馬鹿じゃねーの?」

翔太「僕もそう思います」

なんだかんだで冬馬は東大を目指すことになった

冬馬「進学校のみんなは記憶のない俺に優しく接してくれた」

冬馬「でもなんか変な気分だ、記憶がないせいかもしれないけど」

冬馬「いつも俺はこんなにやさしくされているのだろうか?」

冬馬「あと、俺は母さんがいないのか…」

冬馬「記憶があるときは何度も話したのかな…?」

冬馬「………」グスン

冬馬「そんなことより俺の記憶のためにも東大を目指さないと」

冬馬「家庭教師は確か>>52という人だっけ?」

律子。

律子「家庭教師の律子です」

冬馬「初めまして、天ヶ瀬冬馬です」

律子「随分丁寧ね、本当に覚えてないの?」

冬馬「はい…」

律子「あたしたちと戦ったことも?」

冬馬「はい…」

律子「2√2の二乗は?」

冬馬「8」

律子「アメリカの首都は?」

冬馬「ワシントン」

律子「なるほど、そういう記憶はなくなってないのね」

律子「学校で勉強した内容は覚えているのね」

冬馬「はい、受けている間は何をしていたのか覚えていませんが」

律子「でも内容さえ覚えているならなんとかなるわ」

律子「このあたしに任せれば灯台の一つや二つ受からせてあげるわよ」

冬馬「本当ですか! あ、でもお仕事が…」

律子「ああ、全部プロデューサーがやってくれるから問題ないわ」

冬馬「プロデューサー…?」

律子「さ、膳は急げ もう時間があんまりないから始めるわよ」

律子「いっとくけど、記憶がないからといって優しく教えるつもりはないからそこのとこ覚えておいて」

冬馬「は、はい」

律子「まずは>>58をしましょう」

過去問

律子「ほら、ここに20年分の過去問を一つにまとめたプリントがあるわ」

律子「まずは手始めにこれを全部といてみなさい、出来によって教え方を考えるわ」

冬馬「はい」

律子「よーい、始め」

結果は?>>62

満点

冬馬「結果はどうですか…?」

律子「」

冬馬「り、律子さん…?」

律子「」

冬馬「気絶している」





律子「あなた私がいなくても合格できるんじゃないの?」

冬馬「そんな、まぐれですよ」

律子「まぐれで東大過去問満点なんてあってたまるもんですか!」

律子「あたしより頭いいんじゃないの?」

冬馬「そんなことは…ないですよ…」

律子「謙遜しちゃって… まあいいわ、次は>>67よ」

英語で30分会話を

律子「Let's speak English! OK?」

冬馬「O…OK…」

―――――――――――
―――――――
―――

冬馬「What kind of person is Producer for you?」

律子「He is my workmate.」

冬馬「What relation is he to you?」

律子「I have a good relationship with him.」
.
冬馬「By the way. Is he your boyfriend? 」

律子「None of your business.」


30 minutes later


律子「あんた何者よ」

冬馬「わかりません」

冬馬「あの、俺は他に何をすれば…」

律子「(教える側が逆に教えられているなんて… しかもこんなのに… 屈辱だわ)」

冬馬「あの…律子さん?」

律子「ああ、もう! >>74>>74!」

復習

律子「復讐よ! …じゃなくて復讐よ!」

律子「ほら、もう一度過去門をやりなさい」

冬馬「は、はい…」

律子「(くっくっくっ、こっそり問題を入れ替えたから満点はとれないはずよ)」

結果は?>>79

満点

律子「………」

冬馬「どうですか、律子さん…」

律子「…ゎ…」

冬馬「わ?」

律子「わふーーーーーーーーっ!」

冬馬「!?」

律子「冬馬さんすごいのですー、もう私から教えることはなにもないのです」

律子「ていうか意味わかんないです なんでこんなに頭がいいのですか」

律子「教える私の立場はいったいなんなんです! 頭打った衝撃で脳細胞が進化したんですか、そうなんですか?」

律子「ふざけんなコノヤローーーーーーー! わふーーーーーーーーーーーーー!」

律子はショックのあまり逃げ出した

冬馬「な、なんだったんだ…?」

このまま東大二次試験行っちゃう?

1、OK
2、NO

>>90まで多かったほう

1

東大が灯台になってたり復習が結局復讐になってたり余裕な感じだがまだ2だ

>>90まで+>>91
1 4つ
2 5つ
2で行きます

冬馬「律子さんはどっか行っちゃったな」

冬馬「東大過去問けっこう難しかったけど満点か、もしかしたらいけるかもしれないな」

冬馬「でもこんなんじゃ本当に記憶もどるのかな?」

冬馬「せっかくだからなんかしようかな?」

>>94

1.勉強
2.それ以外(何をするのかを入力)

アイドルやってみる

冬馬「そういえば俺は元アイドルだったっけ もしかしたらまたアイドルやったらその時の記憶を思い出すかもしれない」

冬馬「一人でやろうかな、それともあの二人を誘おうかな またはメンバーを新たに追加しようかな」

1 一人
2 ジュピター
3 新メンバー(入力)

>>98

1

冬馬「…誰かの迷惑をかけるかもしれないしソロで活動してみるか」

冬馬「ちょうどここに俺がアイドルをやっていたDVDがある」

冬馬「これを見て参考にしてみるか」

冬馬『今日を楽しめ HI!!HI!!HI!!もっともっと HI!!HI!!HI!!』

冬馬「こ、これが俺… なんか>>102

ガイアが俺にもっと輝けとささやいている

冬馬「ガイアが俺にもっと輝けとささやいている」

冬馬「とてもかっこいいじゃないか なんかワイルドだ」

冬馬『悩み・迷いなんて誰だってある 本気で頑張れよ BABY IT'S SO GOOD 』

冬馬「!?」

冬馬『何て言うか... 上手く言えないけど... お前にはそう 俺がついてるぜ!! 』

冬馬『世界を BIG BANG!! 俺とお前なら絶対一番!!どんな PINCH でも MEGATON PUNCH 怖いモノはない 』

冬馬『楽しいなら笑えよ FOREVER 悲しみなんてぶっ飛ばせ 』

冬馬「………フフッ」

冬馬「俺が俺に励まされるなんて変な話だ」

冬馬「そうだな、いつまでも記憶がないという悩みを引きずってちゃいけないよな これからは前に進まないとな」

冬馬「ありがとう、俺…」

路上

冬馬「当然事務所もスポンサーも仲間もいない、全くのゼロだ」

冬馬「無駄かもしれないけどやってみなきゃわからないからな」

オヤオヤ、アレハモトジュピターノアマトウジャナイ?

ホントウダ サイキンミテナイトオモッタラナニヲヤッテルノ?

冬馬「さっそく始めるか」

冬馬「えーと、確か振り付けは…」

野次馬の盛り上がりは?

>>108

ウオオオオオオオオオオオ!!!

冬馬「!?」

男性「いいぞいいぞ!」

女性「冬馬君素敵!」

亜美「流石あまとう! 記憶がないのに平然とダンスを踊れる」

真美「そこにシビれる!あこがれるゥ!」

冬馬「おおおおお…」

冬馬「(これが俺のアイドル時代の受けた歓声か、なんてすばらしいんだ)」

冬馬「ん、なんか思い出しそうだ」

思い出した?>>116

木星の絆

翔太『翔太かってに人のファンレターみないでよー』

翔太『減るもんじゃねーしいーじゃん』

北斗『あはは、翔太ったらえげつなことするなー』

冬馬「おお、俺はなんてことを…」

冬馬「俺の」

>>121はミス

冬馬『翔太、かってに人のファンレターみるなよ』

翔太『減るもんじゃねーしいーじゃん』

北斗『あはは、翔太ったらえげつなことするなー』

冬馬「おお、俺はなんてことを…」

冬馬「俺は一番大切なことを忘れていたのか…」

冬馬「こうしちゃいられない」



prrrrrr

北斗「はいもしもし?」

冬馬『北斗か!?』

北斗「冬馬!? まさか記憶が…」

冬馬「北斗、>>126しよう 翔太にも伝えてある」

冬馬『無人島を開拓しよう!』

北斗「無人島!? もともとおかしかった頭がさらにおかしくなったのか!?」

北斗「そんなことをして何になるというんだ!?」

冬馬『>>130だ』

楽園をつくる

冬馬『俺たちの楽園を作るんだ』

北斗「楽園?」

冬馬『ああ、こんな毎日同じ生活を繰り返す刺激のないつまらない世界にいても面白くない』

冬馬『だから新しい刺激を求めて俺たちだけの楽園を作るんだ』

北斗「冬馬… 記憶は戻ったのか?」

冬馬『いや、だがジュピターの絆を思い出した』

北斗「絆…」

冬馬『そうだ、絆だ!』

北斗「冬馬…//」

冬馬『北斗…//』

とある無人島

冬馬「翔太、ログハウスはしっかり建ててあるか ぐらつかないか」

翔太「バッチリだよ 嵐が来ても壊れないよ」

冬馬「北斗、畑の様子はどうだ?」

北斗「ニンジンからもやしまで全て成長したぜ」

冬馬「 …ついに完成したぞ、俺たちだけの楽園が」

冬馬「同じ時間に起き同じ時間に仕事をし同じ時間に寝る そんなつまらない社畜のような人生じゃなくて」

冬馬「好きな時に好きなことが出来る そんなすばらしい自由な生活をついに手に入れた」

冬馬「今俺は最高にハッピーだ!」

翔太「島の名前は決めてあるの?」

冬馬「ああ、>>137島だ、カッコいいだろ」

天照

冬馬「天照島だ! カッコいいだろ」

翔太「…とても神々しい名前だね…(センスないよ)」

冬馬「だろ」

北斗「ところで僕たちと一緒にいて記憶は戻ったのかい?」

冬馬「実は>>141なんだ」

学業は覚醒したけど、代償にもともとの記憶がまだ薄い

冬馬「学業は覚醒したけど、代償にもともとの記憶がまだ薄いんだ」

翔太「そうなんだ…」

北斗「こんなに長くいてもまだ…」

冬馬「でもいいんだ、記憶はなくなってもお前たちとの絆はなくなるわけじゃない」

冬馬「現に俺たちは今こうして一緒に俺たちの絆の証である天照島にいるじゃないか」

冬馬「だから俺は今のままでも別にいいんだ、それに記憶が戻ったら辛いことまで思い出すかもしれないだろ?」

北斗「冬馬…」

翔太「…そうだよね、ジュピターはそんな程度でなくなったりしない」

北斗「ああ、そうだ 僕たちジュピターは」

冬馬「永遠に不滅だ!」

                         終


翔太「ところでなにか忘れてない?」

冬馬「なにかって?」

北斗「ほら、アレだよアレ」

冬馬「アレ?」

北斗「えーと… あ、思い出した、東大」

冬馬「あ」

無人島開拓をし続けたせいで東大のことを完全に忘れていたあまとうは急いでセンターの手続きをして

急いでセンターで満点を取り急いで二次試験を受けることにした

そして東大二次が終わりついに合格発表の日

冬馬「………」ドキドキ

北斗「あるといいけどな…」

翔太「あんなに(徹夜で)勉強したんだ、きっとあるよ」

冬馬「………」ドキドキ

冬馬の番号はあった?>>147

あった

冬馬「…!」

北斗「冬馬…あれって…」

翔太「冬馬…」

冬馬「や…」

冬馬「やったぞおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」

冬馬「ついにやりとげたぞおおおおおおおおおおおおお!」

北斗「やったな、冬馬!」

翔太「みんな、もう出てきてもいいよ」

冬馬「やったあああああ…って、みんな?」

ワーワー

冬馬「!?」

律子「流石ね、私の教え方がうまかったおかげね」

春香「おめでとう!」

千早「本当に合格するなんて凄いわ」

美希「ミキ的にはよく頑張ったと思うな」

亜美「さすがあまとう!あたしたちに出来ないことを平然とやってのける」

真美「そこにシビれる!あこがれるゥ!」

響「記憶をなくしても合格するなんて凄いぞ!」

やよい「冬馬さん、すごいです! 兄弟にも見習せたいです!」

貴音「見事です 人間には不可能なことが証明されました」

あずさ「受かった時のあなたの顔、とても素敵だったわー」

伊織「ムカつくやつだけどなかなかやるわね」

雪歩「お、おめでとうございます…」コソコソ

真「雪歩、僕の後ろに隠れないでよ」

小鳥「おめでとう」

P「やったな! 冬馬!」

冬馬「こ、これは一体」

北斗「もしものためにエンジェルちゃん達を呼んでおいたんだ」

翔太「最高のサプライズだろ」

冬馬「…みんな…」グスン

亜美「あー、あまとうったら泣いてる!」

冬馬「な、泣いてなんかいない!」

真美「またまたー」

冬馬「本当だ 仮に泣いてるとしたら、これはうれし泣きだ!」

P「よーし、だったらそんな嬉しがってる冬馬を胴上げしよう!」

一同「「「「「おー!」」」」」

冬馬「え、ちょっ」

一同「「「「「ワッショイ ワッショイ!」」」」」

冬馬「や、やめろよおい…」

一同「「「「「ワッショイ ワッショイ!」」」」」

冬馬「なんだよお前ら、勝手なことを…」

冬馬「涙が…止まらないじゃないか…」

一同「「「「「ワッショイ ワッショイ!」」」」」

冬馬の記憶はどうなった?>>153



戻らなかった

冬馬『結局俺は東大に受かっても記憶は元に戻ることはなかった』

冬馬『だけど、この幸せが続くのなら この安らぎの中にいることが出来るなら』

冬馬『そんなものはなくてもいいかもしれない』

一同「「「「「ワッショイ ワッショイ!」」」」」

冬馬『そもそも、なくなったらまた作ればいいだけだ』

冬馬『大切な思い出を』


                   ―完―

皆様、こんなSSに付き合ってくれてどうもありがとうございました

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