男(CV:釘宮理恵)「モテたい」女(CV:藤原啓治)「あなたには無理でしょ」 (36)

女(藤原)「あなた、顔も悪くないしで背も高いけど……」

男(釘宮)「じゃあどうして彼女ができないんだ?」

女(藤原)「……運命の出会いを気長に待ってみたら?」

男(釘宮)「待ってられるか! 早く童貞を捨てたい!」

女(藤原)「幼馴染ちゃんとかは?」

男(釘宮)「確かに最近、急にいろいろと成長しだしたけど……」

女(藤原)「可愛いからモテてそうだよね」

男(釘宮)「どうしたらいいんだ……」



女(藤原)「まあ、そのロリボイスじゃねえ……」ボソッ

休み時間


クラスメイト1「テストどうだった?」

クラスメイト2「まあまあ。委員長ちゃんは?」

委員長「ぼちぼちかな……」

クラスメイト1「とか言って95点越えでしょ」

委員長「そんなことないよ」


男(釘宮)「委員長は清楚でかわいいな……」

男(釘宮)「はぁ……」


委員長(CV:中村悠一)「男君どうしたの? 元気ないよ」

男(釘宮)「いや、何でもない」

委員長(中村)「具合悪いんだったら保健室行く?」

男(釘宮)「ありがとう、でも本当に大丈夫だから
そういえばこの後のミスコン、委員長は出るの?」

委員長(中村)「私、ああいうの苦手だから。それに、皆の前でスピーチとかできないよ」

男(釘宮)「ですよねー」

SSか

>>3
スレタイにSS表記すんの忘れてた


放課後

男(釘宮)「ミスコンのクイーン、可愛かったな……」

イケメン(CV:田村ゆかり)「あれこそがボンキュッボンだな。あんなのと付き合ってみたいものだ」

男(釘宮)「もうすぐ閉会式とクイーンのスピーチか」

イケメン(田村)「始まるぞ」

司会(CV:くじら)「それでは、クイーンに登場してもらいましょう!」

クイーン(CV:立木文彦)「みなさん、投票ありがとうございます!
私、とても、てともうれしいです!」

司会(くじら)「それではクイーンさんに一曲歌っていただきましょう」


クイーンは某女性アイドルユニットの曲を熱唱した。
しかし、音程では無い何かが合っていなかった。

男の家


母(CV:三石 琴乃)「おかえりなさい」

男(釘宮)「ただいま」

母(三石)「どうしたの? 元気ないじゃない?」

男(釘宮)「別に何もないよ」

母(三石)「シャキッとしなさい! 中二の頃はハーレム王になるとか言ってたじゃない」

男(釘宮)「あれは昔のことだって」
スタスタ

二階


妹(CV:ビープ音)「お兄ちゃん、おかえり」

男(釘宮)「お互い高校生になって兄と口利きたくない年頃だろうけどさ」

妹(ビープ音)「何?」

男(釘宮)「おかえり、ぐらいまともに言ってくれないかな?」

妹(ビープ音)「ちゃんと言ってるもん!」

男(釘宮)「これが反抗期か……」

妹(ビープ音)「お兄ちゃんちゃんと聞いてよ」

翌日放課後


幼馴染(CV:子安武人)「男、元気ないけどどうしたのよ?」

男(釘宮)「彼女が欲しいなって」

幼馴染(子安)「じゃあ一緒に遊びに行こう……」

男(釘宮)「え?」

幼馴染(子安)「か、勘違いしないでよね! 別にデートとかじゃないんだから!」

男(釘宮)「わかってるよ」

幼馴染(子安)「あんたを元気づけてあけるのよ!」

よくこんなの思い付いたな
マジで面白いよ、こういうの

ところで釘宮はキチキャラばっかだったせいか嫌いな声になってしまった
アルとかテトは良い感じなんだけどな

男の家

男(釘宮)「しかし、幼馴染とクイーンが友達だったとはな」

幼馴染(子安)「そうよ。クラスも一緒だし」

クイーン(立木)「さっき会ったばかりなのにお邪魔してごめんなさい」

男(釘宮)「いいえ、構いませんよ」

幼馴染(子安)「何デレデレしてんのよ!」

妹(ビープ音)「まあまあ。幼馴染さん、お久しぶりですね」

女(藤原)「幼馴染ちゃん、落ち着いて」

委員長(中村)「皆で押しかけてやっぱり、お邪魔じゃないですか?」

男(釘宮)「いいですよ」

幼馴染(子安)「まあここに来る途中で会ったんだしね」

隊長!
CVのせいでオカマバーにいるとしか思えません!!
どうすればいいですか!?

>>11
ありがとう
思いつきで書いたから書き溜めないけど

>>15
隊長(CV:三宅健太)「妹の声に耳を傾けるのよ!」


幼馴染(子安)「そういえばおばさんは?」

妹(ビープ音)「パートだよ」

男(釘宮)「まだ仕事だよ」

幼馴染(子安)「へえ……」

女(藤原)「つまり、今日は家族いないんだ」

委員長(中村)「ちょっと女さん、何言ってるの?」

クイーン(立木)「そうですよ」

妹(ビープ音)「ちょっと、私のお兄ちゃんだよ!」

ガチャ
母(三石)「ただいまー。あら、声がするわね。
友達かしら?」




クイーン(立木)「誰か帰ってきたみたい」

男(釘宮)「やべっ、隠れて!」

委員長(中村)「どうしたの?」

クイーン(立木)「キャッ!」

女(藤原)「何何?」

幼馴染(子安)「ちょっと押さないでよ!」

男「静かに」
バタン


母(三石)「ただいまー」

母(三石)「あれ、いない。おかしいな、声がしてたのに」

女(藤原)「狭いわね……」

ムニュ
幼馴染(子安)「ちょっと、変な所触らないでよ!」

男(釘宮)「俺じゃねえ」

モニュ
クイーン(立木)「ひゃっ、男さん……あん」

男(釘宮)「えっ……」

委員長(中村)「アアッ……ダメっ……」

妹(ビープ音)「ピーーーーーピッピー」

女(藤原)「アアン……もっとやさしく……」

男(釘宮)「ああ、これは天国か……」


幼馴染(子安)「ちょ、調子に乗らないでよ! 誰もまだいいなんて……」ビクッ

委員長(中村)「こんなこと……ダメッ」

女(藤原)「ねえ、ベットでしよう」

クイーン(立木)「こ、こんなのぉ、初めて……」

妹(ビープ音)「ピーピーピーーーーーーーッ」

幼馴染(子安)「ダメっ、そんなとこ、さわっちゃ……アン」

男(釘宮)「モテない俺もここで……ここで童貞卒業できる……!」

幼馴染(子安)「ちょっと、本気で言ってるの!?アアン」

女(藤原)「ハァハァ、私は……いつでもいいわよ」

妹(ビープ音)「ピー」

クイーン(立木)「お願い、来て……」

幼馴染(子安)「ヒャッ、アン……優しくしてくれる?」


男(釘宮)「ハァハァ、アッ」


その時、男はその声を聞いた。


繊細で、美しいその声を。
ツンとした張りと、幼さをも感じさせる柔らかさ。
それはまるでツンデレのような声だった。

男はその声に魅了されてしまった。

その声の主は、女(CV:藤原啓治)でも、幼馴染(CV:子安武人)でも、クイーン(CV:立木文彦)でも、委員長(CV:中村悠一)でもない。
ましてや、妹(ビープ音が故障につきCV:Windows XP起動音)でもない。
謎の声の主はわからなかった。

男(釘宮)「な、なんだ……」

女(藤原)「どうしたの?」

幼馴染(子安)「ちょっと、大丈夫?」

委員長(中村)「え? え?」

クイーン(立木)「ひゃぁん」

男(釘宮)「あの美しいロリボイスの主は誰だ?」

幼馴染(子安)「ロリボイス?」

男(釘宮)「そうだ」

委員長(中村)「それって……」

妹(WindowsXP起動音)「ようこそ」

男(釘宮)「ロリボイス!」

幼馴染(子安)「ねえ、頭でも打った?」

男(釘宮)「どこだ? ロリボイスの主は!?」

委員長(中村)「急にどうしたの?」

クイーン(立木)「もしかして私?」

男(釘宮)「貴様らの様なダンディーボイスでは断じてない!」




男(釘宮)「くぎゅううううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!」
タタタ



幼馴染(子安)「行っちゃった……」

女(藤原)「隣の芝は青いってことかしら」



男の、ロリボイスの主を求めた終わりなき旅が始まった


妹(CV:WindowsXP終了音)「おわり」

読んでくださった皆様ありがとうございます
このSSはごく普通のありきたりな学園ラブコメ……のはず

ふと子安に女役させたら面白いんじゃね、という思い付きから始まりましたー

朝から仕事なんで落ちます

ありがとうございました

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