一方通行「お悩み相談ダイヤルでェす」上条「もう三期め……」 (816)


一方通行「お悩み相談ダイヤルだァ?」 黄泉川「じゃん♪」

一方通行「お悩み相談ダイヤルだァ?」 黄泉川「じゃん♪」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1359867064/)

一方通行「お悩み相談ダイヤルゥ」 打ち止め「二期だよ!ってミサカはミサカは――」

一方通行「お悩み相談ダイヤルゥ」 打ち止め「二期だよ!ってミサカはミサカは——」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1364050625/)

の続きでェす!

ただいま病院編!本筋からはズレてまァす!

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1368797489


人物紹介


一方通行 お悩み相談ダイヤルの人 一日院長



相談者達

お悩み相談ダイヤルのおかげで良い方向に変わった人
インデックス、姫神、天井、青ピ、黒夜、絹旗、食蜂、佐天、麦野、婚后、フレメア、初春
バードウェイ、垣根、番外個体、心理定規、サローニャ、布束、

悪い方向に変わった人
小萌、サンドリヨン、吹寄、滝壺、ステイル、土御門、五和、フィアンマ、半蔵、木原円周、フレンダ

なんにも変わってない人
結標、黒子、浜面、海原(本物)、削板、オルソラ、木山 、アニェーゼ、トール、神裂、シルビア

一方通行を良い方向に変えた人
御坂妹、打ち止め

そもそも相談すらできなかった人
上条

ワシリーサにとって致命的なレベルに良い方向に変わった人
サーシャ

上条さんを困らせる人
雲川

一方通行を困らせる人
冥土返し

英国三派閥枠
キャーリサ、アックア、ローラ


っつゥ訳でよろしくお願いしまァす

今日中に行きまァす!

連投スマヌ!
>>1は以前SSを書いてた事ある?
このSSのノリに覚えがあるのだが…


>>12
ないよォ!

ノリに覚えがあるのだとしたら、知らないうちに真似しちゃってンのかも……


さァて……行きますかァ!


一方通行「……」

御坂11111号「モグモグ」

一方通行「(ハァ……お悩み相談ダイヤルっつゥのは)」

一方通行「(悩み相談をしてきた奴らにアドバイスするだけじゃねェのか?)」

一方通行「(今現在、院長として活動するのもお悩み相談ダイヤルなのかねェ……)」

一方通行「……」ハァ

御坂11111号「どしたモヤシ?悩み事でもあんのか?」モグモグ

一方通行「あァ……主に悩みの原因に言われるとはなァ」

御坂11111号「ミサカのことで悩み……ハッ!」

御坂11111号「……ミサコン」ボソッ

御坂11111号「……ごめんな、モヤシ、ミサカお前が考えてることできないわ」

一方通行「自意識過剰もそこまでいくと大したモンだ」

御坂11111号「もっと褒めても良いですよ、とミサカは褒めを強要します」ホレホレ

一方通行「(どォしてこンな個体に……)」ハァ


御坂11111号「と、ミサカはそろそろ行かねばなりません」ゲフ

一方通行「なンだ?勤務に戻るのか?」

御坂11111号「建前上は、ですが」

一方通行「あァ?」

御坂11111号「まぁ、後は他のミサカにまかせます、とミサカはこの場を早急に後にします」ピュー

一方通行「あ、おい!他の奴ら呼ンでから行け!」

御坂11111号「呼ばなくても来ますよ、とミサカは予言します」スタコラサッサ

御坂11111号「あ、あとゴチソウサマデシタートミサカハ―――」スッ

一方通行「なンなンだよ……飯食って消えやがった」

御坂17600号「チィッ、逃がしたか、とミサカは舌打ちします」ヌッ

一方通行「……ならもっと早く出てこいよ……」ドキドキ

一方通行「……」チラ

一方通行「……おい」

御坂17600号「なんでしょう?とミサカは一方通行の呼びかけに反応します」

一方通行「確かお前らってミサカネットワークで会話できるンだよな」

御坂17600号「できますが、それがどうしたんですか?とミサカは疑問に思います」

一方通行「とりあえず、病院にいる妹達……11111号はいい、全員呼べ」

御坂17600号「?」


436 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka11111

食った食ったぁー超満足wwww

437 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka13333

この性悪個体め!

438 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10055

裏切りかよ

439 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka11111

最後に勝てば問題ないんですよ、なに言っても遠吠えだってのwwww

440 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka17600

今、一方通行に病院の妹達呼べって言われたんだが……

441 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14510

一方通行さんがミサカを呼んだって!?

442 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka12345

お前は呼ばれてねーよ

443 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10032

なんの用なんだ?

444 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka17600

わからんが、とりあえず集合してくれ

445 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka11111

行かねぇしwww金だしてもらったらモヤシとか用済みwwww

446 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka19898

最低だな性悪女

447 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka17600

あ、11111号はいいってさ

448 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka11111

え……


一方通行「五人……てことは全員で六人か」

御坂10032号「現在はそうですね、とミサカは肯定します」

御坂10039号「それd―――」

御坂19090号「そ、それでミサカ達を呼んだ理由は?とミサカは問います」

御坂10039号「……19090号にさえ……」ボソッ

御坂14889号「……ハッ!まさかこの中からキキミサカでミサカを……」ブツブツ

御坂17600号「ミサカ達になにか頼みごとでも?とミサカは探りを入れます」

一方通行「そンなモンじゃねェよ、オラ」ポイ

御坂17600号「?」キャッチ

御坂10032号「財布?とミサカは確認をとります」

御坂14489号「ま、まさか家計簿はミサカが……」ブツブツ

一方通行「あァー……あれだ」











一方通行「オマエら、それで好きなモン食え、飯食ってねェンだろ?」











御坂10032号「」

御坂10039号「」

御坂14889号「」

御坂17600号「」

御坂19090号「」

一方通行「(あれ?)」


一方通行「……おい、なンで同じ顔して固まってンだ」

御坂10032号「……ハッ!顔は元より同じです、とミサカは冷静になって突っ込みをいれます」

御坂19090号「そ、そうではなく、なぜミサカ達にお昼を?」

御坂14889号「や、やっぱり男の人が『ここは出す』って事は……」ブツブツ

一方通行「オマエら飯食ってねェンだろ?それに11111号にも食わしてやったし」

一方通行「……別に、俺に奢られンのが嫌なら断ってもいい」





一方通行「……ただ、これは表も裏もねェ、ただの……飯の奢りだ」

一方通行「11111号に奢って、オマエらに出してやれねェってのは不公平だろ?」





御坂10039号「……カッケェ」キラキラ

御坂10032号「これがあの一方通行なのですか?とミサカは過去を振り返ります」

一方通行「振り返らなくていいから、とっとと買って来い」

御坂17600号「デザートも!デザートもいいですか!?大佐!」

一方通行「誰が大佐だ……好きにしろ」

ミサカs「「ありがとうございます、一方通行、とミサカは最上級の感謝をします」」キャッホイ

一方通行「……」

一方通行「フン……」


一方通行「(ありがとう……ねェ)」

一方通行「(あのまま実験を続けてたら絶対ェに聞けねェ言葉)」

御坂10032号「これであの手の届かなかったパフェが……とミサカは感激します」

御坂19090号「しかし、こんなに買って大丈夫でしょうか?とミサカは一方通行を心配します」

御坂17600号「若いなルーキー、一方通行の財力をなめちゃいけねぇ、とミサカは教授します」

御坂10032号「なんせ学園都市第一位様様ですから、とミサカは鼻高々に説明します」フフン

一方通行「(殺し合い……いや、一方的に虐殺してた相手から……)」

一方通行「(感謝される、か……)」

一方通行「……」

御坂14889号「あ、あの一方通行は食べないのですか?とミサカは質問します」

一方通行「俺はさっき食ったからいい、オマエら好きなモン食えよ」

御坂10039号「……カックイイ」キラキラ

御坂14889号「……」キッ!!

一方通行「(……始めから……)」

一方通行「(こォして妹達と向き合う事ができていたら……)」

一方通行「(もしも……)」

一方通行「……」

一方通行「(……いや、もしもがねェ事を教わったのもコイツだったな)」

御坂10032号「ついにミサカの手にあのパフェが!とミサカは感動のあまり失神しそうです」


ギャーギャー


一方通行「……うるせェな」フッ


480 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka17600

てことで……ごちになります!

481 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10055

セロリKAKKEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!!!

482 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10555

イケメン杉wwwwwwテラかっけぇ!!

483 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10032

ギャハギャハ言ってた一方通行も大人になったなぁ……

484 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka19898

まじカッケェ!! 感慨深いな、一方通行がミサカにこんなことするようになるなんて……

485 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14510

言ったろ!?一方通行さんはカッコいいって!!!ミサカは最初から知ってたんだ!!

486 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka12345

お前のかっこいいとは違うと思うが、セロリKAKKEEEEEEEEEEE!!!!

487 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka11111

ミサカ呼ばれてないし……

488 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka13333

自業自得過ぎだ性悪女、はぶられて寂しかったかwwww?

489 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka19900

ざまぁwwwww分かったら反省しろよ

490 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka20000

ミサカはセロリたんがほしぃいいいいいいい!!!

491 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka15555

会ったときに頼むんだな変態、11111号どんまい

492 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka11111

モヤシめ……この借りは必ず!

493 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14444

うどん代返せよ


―――――――――――――――――――――――――――――――


御坂11111号「なんだなんだよ!ミサカの事ハブりやがって!」

御坂11111号「……いや、ミサカが悪いのか、とミサカは冷静になります」

御坂11111号「しかし、ミサカは性悪個体……」

御坂11111号「逆切れなんぼの個体じゃぁああああ!!」

御坂11111号「待ってろミサコンロリコンモヤシ、とミサカは宣戦布告します」

御坂11111号「真っ黒に染まった御坂の個性、存分にブチ当ててやる!」

御坂11111号「覚悟してろよ真っ白モヤシ!!」

御坂11111号「フフフフフフフフ!!……あれ?」










御坂11111号「かませ臭くなったのはどうしてでしょう?とミサカは疑問に思います」ハテ










―――――――――――――――――――――――――――――――



一方通行「……8万5200円」

ミサカs「「ごちになります、とミサカはお礼をいいます」」

一方通行「……いや、別にいいけどよォ」

一方通行「(むしろどォやって病院の食堂で8万もするンだ?)」

一方通行「(あいつ……ボッタくってンじゃねェだろォな)」


ここまででェす、依然終わらぬ病院編

お付き合いお願いしまァす


よし、行くぜェ!!


ミサカs「満腹満腹、とミサカは満足します」

一方通行「……ンで?」

一方通行「俺は午後からなにすりゃァいいンだ?」

御坂10032号「そうですね……それでは」

御坂17600号「と言いたいのですが、とミサカは言葉を濁します」

一方通行「あン?」

御坂10039号「午前であなたの業務は消化したのです」

御坂19090号「冥土返しができるだけの業務をこなしてから留守にしたので」

御坂14889号「つ、つまり一方通行は暇ってわけで……」ゴニョゴニョ

一方通行「ふーン」

御坂19090号「ムンテラが午前で終わると思ってなかったので、とミサカは補足します」

一方通行「……」

御坂10032号「どうしたものでしょう、とミサカは首をかしげます」ウーン


一方通行「……全くやることがねェわけじゃねェだろ?」

御坂10032号「仕事したいのですか?とミサカは問います」

一方通行「……別にィ」

御坂10039号「それならk」

御坂17600号「回診でもしましょう、とミサカは提案します」

一方通行「回診ねェ……」

御坂10032号「ミサカ達だけでできる量なのですが、せっかくなので、とミサカは説明します」

一方通行「……まァいいか」

御坂17600号「ところで11111号は?とミサカは周囲を確認します」

御坂10039号「そう言えば……」

一方通行「逃げたっきり帰ってきてねェな」

御坂14889号「拗ねたんでしょう、とミサカは11111号の心情を推測します」



ID:Misaka11111さんがlogoutしました


500 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka17600

なにしてるんだ?11111号

501 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka19898

あちゃー……本格的に拗ねたか

502 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10055

自業自得だって

503 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10032

どこにいるのかも分からないな

504 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10039

まず病院にいるの?

505 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka20000

ぐひひ……

506 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka12345

>>505
お前は探してない

507 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka15555

全く、同じミサカ同士仲良くしろよ?

508 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka13333

ソウダソウダー!!

509 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14510

ミサカだって一方通行さんと仲良くしたいぞー!

510 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10055

そんな事は言ってない

511 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10033

セロリたん?

512 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10032

ここにきて……こいつまでも来たか……












ID:Misaka10033さんがlogoutしました

ID:Misaka20000さんがlogoutしました










513 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14444

は?

514 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14000

え?

515 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka19090

いやな予感……



―――――――――――――――――――――――――――――――




御坂11111号「ミサカかませフラグ?」

御坂11111号「そんなフラグぶち殺してやる!とミサカは意気込みます」

御坂11111号「ミサカの秘密兵器……ここに来たり!」

御坂11111号「ミサカは煮え湯をのまされるのが大嫌いなんだ!」

御坂11111号「逆切れと分かっていても止められない!だって性悪だもの!」

御坂11111号「てことで……頼むぞ!妹達中最強の変態シスターズ!!」
















御坂20000号「セロリたぁぁぁぁぁぁぁん!!待ってろよ!今ペロペロしに行くぜぇぇぇぇええ!!」ウォオオ!!

御坂10033号「セロリたぁぁぁぁぁぁぁん!!今行くぜぇぇ!思いっきり踏んでくれぇぇえええ!!」ウォオオ!!









御坂11111号「恐ろしい……これが同じ妹達なのか?とミサカは恐怖を感じます」ゴクリ

御坂20000号「いやぁ、あなたの性悪には遠く及びませんよ」グヘヘ

御坂10033号「なんせ、こんな計画を提案してるんですから」グフフ

御坂11111号「……ミサカ、この変態以上と思われてると思うと少々心外です」ハァ


一方通行「……ッ!!」ゾクッ

御坂10032号「どうかしましたか?一方通行、とミサカは気に掛けます」

一方通行「……いや、なンでもねェ」

一方通行「(……なンだ?今の悪寒……嫌な勘が冴えてねェといいが……」

御坂17600号「10032号」ボソッ

御坂10032号「どうしましたスネーク、とミサカは小声で返事をします」ボソッ

御坂17600号「……なにやら、不吉な勘が働いています、とミサカは危機感を抱きます」ボソボソ

御坂10032号「もしや、一方通行が感じとったのはその予感?」ボソボソ

御坂17600号「先ほどのログアウトも少し気になりますし……」ボソボソ

御坂10032号「やはり、あの妹達でしょうか?」ボソッ

御坂17600号「断定はできませんが……少し調査してきます、とミサカはこの場を後にします」スッ

御坂10032号「頼みましたよ、とミサカはスネークを見送ります」ボソボソ

一方通行「(……嫌な予感がする)」


533 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka17600

11111号今探しだしてやるからな

534 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10032

スネーク頼んだ

535 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka12345

一体病院でなにが起きてるんだ?

536 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14444

11111号、20000号、10033号のログアウト、これは……

537 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14000

まさか……な?

538 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10039

今、病院には尋常じゃない空気が漂ってる……そのまさか……かも

539 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10055

いやいや、そもそもあいつら学園都市にいないじゃんwwww

540:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10555

11111号なら……

541 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka13333

あの性悪ならそんなことぐらいやりそうだ……

542 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10032

とにかく、スネークを待とう、ネガってもしょうがない

543 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10077

そうだな、杞憂になってくれればいいが……

544 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka15555

どうなってるんだ……


一方通行「とりあえず、この棟を回ってきゃァいいンだな?」

御坂10032号「お願いします、とミサカは頼みます」

一方通行「……それはいいけどよォ」











一方通行「なンで全員くンの?午前は一人もいなかったろ?」










ミサカs「……」

一方通行「……いや、よく見たら一人いねェし……」

一方通行「……どォなってンだ?午前と午後で?」

御坂10032号「……こういう事態なんです、とミサカは一方通行を説得し終えます」

一方通行「全く終えてねェンだが……」

御坂10039号「(スネーク……続報を早く!)」


御坂17600号「(スレ内でもある可能性について言及されているようですね、とミサカは確認します)」

御坂17600号「(即ち、20000号、10033号の来襲……)」

御坂17600号「(一方派の中でもトップクラスの変態……)」

御坂17600号「(二人とも学園都市にはいないはず……ですが)」

御坂17600号「(11111号が関わってるとすると……!)」

御坂17600号「11111号、とミサカは呼びかけます」







御坂11111号「おや17600号、どうかしましたか、とミサカは返答します」







御坂17600号「どうしたもこうしたも今までどこにいたんですか?とミサカは問います」

御坂11111号「? 昨日、冥土返しから言われていた倉庫の整理ですが?」

御坂17600号「え? そうだったんですか?とミサカは唖然とします」

御坂11111号「ええ、一足先に昼食を終えたのでさっさと終わらせてしまおうと」

御坂17600号「……さんざん愚痴ってたじゃないですか、とミサカは言及します」

御坂11111号「ミサカジョークです、とミサカは答えます」

御坂17600号「ログアウトしたのは……」

御坂11111号「集中していたもので……」

御坂17600号「……」


御坂17600号「(怪しい……よし)」

御坂17600号「ところで11111号」

御坂11111号「なんでしょう?とミサカは尋ねます」

御坂17600号「20000号と10033号を見ましたか?とミサカは問います」

御坂11111号「? あの二人は学園都市にいないはずですが、とミサカは記憶しています」

御坂17600号「……」

御坂17600号「(目の動き、声、仕草……嘘をついている感じではありませんね)」

御坂17600号「(と、するとやっぱりただの勘違いですか、とミサカは安心します)」ホッ

御坂17600号「(さすがに、20000号や10033号がこの場にいるわけありませんしね、とミサカは結論づけます)」

御坂17600号「そうですか、それでしたら倉庫の整理も終わったみたいですし戻りましょう」クルッ

御坂11111号「そうですね……あ」

御坂11111号「一つ言い忘れていましたが」

御坂17600号「? なんでしょう?」






















御坂20000号「ミサカ、11111号じゃありませんよ?とミサカは笑みを浮かべます」ニィィ
















御坂17600号「」




ID:Misaka17600さんがlogoutしました



602 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10055

ス、スネーク? 冗談だよな?

603 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10032

え? スネーク、どうした?

604 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka19090

…………いやぁあああああああああああああああああ!!!!

605 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10555

あのスネークがやられただと!!?

606 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka12345

……奴らが来たんだ、20000号、10033号

607 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka15895

そんな……どうやって……

608 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10099

これはやばい、いきなり最高戦力を失った……

609 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10032

悪夢じゃないか……どうする病院組

610 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10039

……敵討ちだ、スネークの! 戦え!戦え!

611 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka18889

11111号の目的は一方通行への仕返し、もとい逆切れ……つまりそれを逆手にとれば……

612 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14889

……一方通行が襲われる? そんなことさせない!

613 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10032

くそぉ……昼食代の恩返しだからな!



御坂17600号「」

御坂11111号「よくやったぞ変態、病院の最高戦力が落ちた」

御坂11111号「ヘタに一方通行に突っ込めば妹達が反応するかもしれない」

御坂11111号「そしてそれはおそらく、このスネークあたりに該当する」

御坂11111号「しかし、もう一方通行への道を邪魔するものはいない、存分に行けるぞ!」

御坂20000号「つ、ついにミサカの手の中にセロリたんが……グヒヒ」

御坂10033号「や、やっとセロリたんの足の感触を背中に……グフフ」

御坂20000号「しかし、前日の内にミサカ達を呼ぶとは……こうなることを予測済みってことですかい」

御坂10033号「そして、ここまで計画通り、同じミサカとは思えない悪巧みに長けた知恵をお持ちで!」

御坂11111号「ふふふ……計画通り」ニヤァ(マガオ

御坂11111号「(まぁ、復讐という形になってしまいましたが、大方予想通りです)」

御坂11111号「(一方通行攻略には欠かせない人材ですからね、とミサカは確信します)」

御坂11111号「さあ……ミサカの反撃はここからだ!」

御坂11111号「邪魔をするなら……駆逐してやる!とミサカはパロります」

御坂20000号「進撃の」

御坂10033号「ミカサ」

御坂11111号「ミサカ」


ここまででェす!

相談ダイヤルから脱線どころか立体機動してんじゃねーかwww

×御坂17600号「(一方派の中でもトップクラスの変態……)」
○御坂17600号「(全妹達の変態第一位と第二位……)」


セロリはセロリなンだよ……多分

ってわけで行きまァす


――――――――――――――――――――――――――――――

一方通行「……」

黒夜「……」

一方通行「……なンでお前がいるンだよ」

黒夜「あァ?私がどこにいようと、オマエには関係ねェだろォが」

一方通行「車椅子まで使うとはなァ、ドジったか?新入生」

黒夜「黙ってろよ、ロリコン野郎」

一方通行「……いいかクソガキ、オマエは患者」

一方通行「俺は医者だ、どっちの立場が上かよォく考えて発言しろ」

黒夜「何言ってンだ? 医者と患者に格差なンてねェだろ」

一方通行「そりゃァ失礼、だが、医者の言う事には従ってもらおォか」

黒夜「だから、そンな強制的な―――」

一方通行「俺がルールだ、おい妹達」

御坂10039号「イエッサー」ビビビ

黒夜「テメェ!!汚ねェぞ!!こンなモン治療に関係ねェだろ!!」

一方通行「医者の言う事は絶対ー」

黒夜「くそ!くそォ!」ポロポロ

御坂10032号「……」


御坂10032号「(どうします?こんな悠長に診察なんかしてる場合では……とミサカは焦燥します)」

御坂10039号「(さすがに職務を放棄することは出来ません、とミサカは返答します)」

御坂19090号「(て、敵の勢力は推定3人……とミサカは改めてあの三人に恐怖します)」ガクガク

御坂14889号「(敵に回すと一番厄介な個体も向こう側ですし、とミサカは困惑します)」

御坂10032号「(とにかく、状況を整理すると、彼女達の目的……端的に言えば)」

御坂19090号「(一方通行への逆恨み、と各々の欲求を満たすための)」

御坂14889号「(一方通行への接近……)」

御坂10039号「(つま―――)」

御坂10032号「(つまり、ミサカ達がすべきことは)」

御坂14889号「(一方通行の死守、及び、敵方の迎撃)」

御坂19090号「(あくまでこちらからは攻めず)」

御坂10039号「(つうじょ―――)」

御坂10032号「(通常業務をこなしていく、とミサカは作戦を決定します)」

御坂19090号「(おそらく、これは頭脳戦になります、とミサカは推測します)」

御坂14889号「悪いことを考えさせたら随一の個体がいますからね、とミサカは補足します)」

御坂10039号「(……)」


一方通行「とりあえず、まだ入院してろ」

黒夜「ハー、ハー……オマエ……覚えてろよ!」

一方通行「泣き虫がなにするンですかねェ」

黒夜「き、絹旗ちゃンも呼ンで二人で夜襲かけてやる!」

一方通行「はいはい、ガキの浅知恵浅知恵」





御坂10032号「(しかし、あちら側の襲撃のタイミングが掴めませんね、とミサカは困惑します)」

御坂14889号「(そもそも何をしてくるのかさえ不明です、とミサカは情報の少なさに不安を感じます)」

御坂19090号「(それは……一方通行への……特攻?)」

ミサカs「……」

御坂10032号「(……)」








御坂10032号「(……冷静に考えるとミサカ達いらなくね?とミサカは思案します)」








御坂14889号「(どういう意味ですか?とミサカは問いただします)」

御坂10032号「(つまり、この一方通行に護衛という立場でのミサカは必要ない、とミサカは結論づけます)」

ミサカs「(!!?)」

御坂10032号「(だってやることないじゃないですか、とミサカはもっともな理由を付け足します)」


御坂14889号「(それは……つまり、一方通行の護衛を諦めると?)」

御坂10032号「(簡単に言えばそうです、とミサカは肯定します)」

御坂10039号「(それは―――)」

御坂14889号「(その案には賛成しかねます、とミサカは反論します)」

御坂14889号「(ミサカは……一方通行を見捨てたくありません、とミサカは己の気持ちを吐露します)」

御坂10032号「(のろけるのは勘弁して欲しいです、とミサカはスルーします)」

御坂10032号「(それに、聞こえは一方通行を見捨ててる様に思いますが)」

御坂10032号「(ミサカ達は一方通行を見捨てたわけじゃありません、とミサカは訂正を求めます)」

御坂19090号「(それはどういう?)」

御坂10032号「(先ほどの迎撃を取り消します、とミサカは作戦を変更します)」

御坂10032号「(…………スネークの犠牲を無駄にしないためには)」













御坂10032号「(こちら側から探し出して捕まえます、とミサカは戦う提案をします)」











ミサカs「(……)」

一方通行「おわァ!なンだオマエ!?」

???「いや、暑かったから……」


御坂10032号「(強制ではありません、とミサカは付け加えます)」

御坂10032号「(このまま一方通行に付き、護衛の任を受けてもらってもかまいません)」

御坂10032号「(もちろん、ミサカは捕縛するために護衛ははずれます、とミサカは選択します)」

御坂10032号「(あなたたちはどうしますか?とミサカは問いただします)」

ミサカs「(……)」

御坂10032号「(……スネークの様になる可能性だってあります)」

御坂10032号「(そういった意味では一方通行の近くにいた方が安全かもしれません……しかし)」













御坂10032号「(スネークに頼んだのはミサカです、スネークの仇はミサカが討ちます)」












御坂10032号「(と、ミサカは自身の決意を伝えます)」

一方通行「あァ?ここには患者が入ってねェのか?」

???「ここに。いる。」


御坂10032号「(……)」

ミサカs「(……)」

御坂10032号「(いませんか……)」

御坂10032号「(なら、ミサカ一人―――)」












御坂14889号「(御坂14889号、変態の捕獲に回ります、とミサカは決意します!)」











御坂19090号「(ミ、御坂19090号、同じく捕獲に回ります、とミサカは同意します)」












御坂10039号「(同じく御坂10039号、捕獲に回ります、とミサカも同意します)」











御坂10032号「(決まりですね、とミサカは確認します)」

御坂14889号「(一方通行の近くであなたを守りたいのですが、とミサカは本音をもらします)」

御坂19090号「(ミ、ミサカは、ミサカは……)」

御坂10039号「(怖いのなら一方通行の近くにいなさい、とミサカは促します)」

御坂19090号「(……いえ、せめてお昼の恩ぐらいは返すつもりです!とミサカは決心します)」

御坂10032号「(よし……それではご武運を……散!)」




バッ!!!!



一方通行「なに!?」

御坂10032号「一方通行はそのまま回診を続けてください、とミサカは仕事をおしつけます」ピュー

一方通行「おい!また俺一人か!?」

御坂10039号「ミサカ達には重要な用事ができました!とミサカはこの場を後にします」ピュー

一方通行「全員が一斉に用事できンのかよ!」

一方通行「……」ハァ

一方通行「……回診続けるか」

???「続けて。」

一方通行「オマエはさっき終わったろ」


――――――――――――――――――――――――――――――

御坂11111号「さて、そろそろ行きましょうか、とミサカは頃合をみます」

御坂20000号「ついにセロリたんに、生セロリたんに!」

御坂10033号「足で!足で踏んでくれるでしょうか!?」

御坂11111号「うわぁ……とミサカはドン引きします」

御坂11111号「まぁ、踏んでくれるんじゃないですか?とミサカは適当に流します」

御坂20000号「期待が膨らむぜ!」

御坂10032号「背中がうずくぜ!」

御坂11111号「ほんとうのほんとうにこれ以上にミサカ酷いのでしょうか?とミサカは困惑します」

御坂20000号「とにかく、ちゃちゃっと行きましょーう!」

御坂10033号「と、ミサカはワクワクしながら歩きます!」

御坂11111号「……まぁ、一方通行が嫌がらないわけが無い事は確かですしね」ククク

御坂11111号「周りのミサカもスネークの様子から逃げ出してる頃でしょう」

御坂11111号「さぁ!性悪タイムの始まりです!とミサカは宣言します!」













              ト
      御坂10032号「「捕った」」ゴォォ!!
      御坂14889号「「殺った」」ゴォオ!!













御坂11111号「なっ!?」

御坂20000号「あれ!?」

御坂10033号「うそ!?」






ビリビリビリビリビリ!!!!!!!


休憩、もしくはここまででェす


七時ぐらいには行きまァす


うし、行きまァす


御坂10032号「……」

御坂14889号「……」バチィッ!!














御坂11111号「あっぶねー、とミサカは妹達のマジっぷりに少々焦ります」















御坂10032号「仕留められなかった、奇襲は失敗、とミサカは報告します」

御坂14889号「……」バチチチ!


御坂11111号「まさかそっちからくるとは思いませんでしたよ、とミサカは予想外の行動を賞賛します」

御坂20000号「相棒……お前ってやつは本当の変態だぜ」ウルウル

御坂10033号「ゲホ……ふっ、これがマゾの本気ですよ」プスプス

御坂10032号「とっさに電撃の前に飛び出してくるとは……どんだけドMなんだよ、とミサカはドン引きします」

御坂14889号「気絶するぐらいの電撃を浴びせたはずですが?とミサカは10033号の耐久力を疑問に思います」

御坂20000号「相棒をなめてもらっちゃ困る!とミサカは相棒の変態をよっこいしょします」ヨッコイショ

御坂10033号「あの程度はミサカにはただのご褒美だぜ!とミサカはよっこいしょされます」ヨッコイショ

御坂11111号「それよりも……ここが分かったのは……スネークですか、とミサカはチラ見します」チラ

御坂17600号「……ただではおわらない、とミサカは言い放ちます」

御坂11111号「おっかしいですねー20000号に×××されて×××されたのに」

御坂17600号「」ガクッ

御坂11111号「トラウマ復活でまた休んでてください、とミサカはトラウマを抉って気を失わせます」

御坂14889号「……ならもっと強い電撃で……」バリバリ

御坂11111号「そんなもん当たってやるかよ!とミサカは解散の合図をだします!解散!」バッ

御坂20000号、10033号「了解!!」バッ

御坂11111号「一方通行のところまで生きて辿り着きましょう!とミサカは発破をかけます」

御坂10032号「くっ……仕方ない追いましょう、とミサカは……って姉御がもういません」


682 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10555

面白くなってまいりました!

683 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10772

変態&性悪の殲滅が先か……一方通行との邂逅が先か……

684 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka19896

がんばれ、病院組!変態に負けるな!

685 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10595

数ならまだ勝ってるんだ、一人一殺なら……

686 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka12000

誰か増援に行ける個体はいないのか?

687 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka12345

学園都市にいる個体が分からない事にはなー……

688 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10099

病院組だけであの変態達を始末できるのか?

689 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14889

やってやる、一人も逃がさない

690 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka19898

姉御が病んできてる?

691 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka18889

いや……純粋だという事を信じよう

692 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14998

やはりスネークがいてくれれば……

693 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10999

誰か!病院組を助けてやってくれ!!


――――――――――――――――――――――――――――――

御坂19090号「……やはり一人は怖いですね、とミサカは呟きます」

御坂19090号「……独り言を呟くぐらいなんですから……」

御坂19090号「……ハァ、目の前に現れてくれないでしょうか?とミサカは淡い期待を持ちます」













御坂10039号、19090号「「あ」」バッタリ













御坂10039号「チッ、見つかっちまったぜ!とミサカは逃亡を図ります!」ダッシュ

御坂19090号「に、逃がしません!とミサカは追いかけます!」ダッシュ


――――――――――――――――――――――――――――――

御坂10039号「ととっ、行き止まり!?とミサカはまさかの結末に唖然とします」

御坂19090号「か、観念して下さい、とミサカは降参を進めます」

御坂10039号「……で、ミサカをどうするんですか?とミサカは尋ねます」

御坂19090号「ど、どうするって……えーっと、縛ります!?とミサカは尋ねます?」

御坂10039号「……それは嫌ですねー、とミサカは突破しようとダッシュします」バッ

御坂19090号「ま、まって……くだ、ええい!!」ビリビリ

御坂10039号「ぐわああああああああ!!!」

御坂19090号「あっ!ご、ごめんな―――」












御坂10039号「気持ちいいい!!セロリたんにやられたらもっと気持ちいいいいいい!!!」












御坂19090号「ッ!!?」ゾワッ

御坂10039号「ハァ……ハァ、終わりですか?とミサカは問いただします」


御坂10039号「なら!突破するのみ!!とミサカは猛ダッシュ!」

御坂19090号「さ、させません!」ビリビリ

御坂10039号「あぁああああああああん!!」








御坂10039号「今度こそ!!突破!!とミサカは超猛ダッシュ!」

御坂19090号「ダメです!とミサカはビリビリ!」ビリビリ

御坂10039号「うゎああああああああ!!」











御坂19090号「……」

御坂10039号「な、なかなかやりますね、とミサカはおしみない賞賛を送ります」ゲホゲホ

御坂19090号「……」


御坂19090号「……」ハァ

御坂19090号「もう、おとなしく捕まってください、とミサカは言い放ちます」

御坂10039号「まだだ!セロリたんに会うまでは捕まれん!」

御坂19090号「……」ハァ

御坂19090号「あなたはドMです……」

御坂10039号「なんですか!?急に!」

御坂19090号「それゆえにこの電撃を何回も浴びたいと思って突破しようとしてくる」

御坂19090号「そして電撃を浴びて自らの欲求を満たしている……」

御坂10039号「……」

御坂19090号「そしてその事で一方通行に会いにいくという気持ちが希薄になっているのです」

御坂19090号「この場の電撃で満足してしまったから……とミサカは結論づけます」

御坂10039号「……」

御坂19090号「降伏してください、とミサカは再度抵抗をやめるよう進めます」


御坂10039号「……」

御坂10039号「……ふぅ」

御坂19090号「?」

御坂10039号「中々、いい推理でしたが……」

御坂10039号「訂正が二箇所ほどあります、とミサカは指摘します」

御坂19090号「ミサカの推理に間違いが?とミサカは自らの完璧な推理を思い出します」

御坂10039号「第一に、ミサカのセロリたんに会いたいという気持ちは薄れていない」

御坂10039号「むしろ滾っている!!!とミサカは言い切ります」

御坂19090号「……」ヒク

御坂10039号「そして……第二に」

御坂19090号「第二に?」

御坂10039号「あぁー……これはあんまり言いたくないんですけど……とミサカは前置きします」

御坂10039号「確かに、ミサカはドが付くほどのMです」

御坂10039号「しかし」


10039号×

10033号○

ゴメンナサイ……






















        御坂10033号「ある条件が揃えば、ミサカ、ドSになることだってできるんだぜ?」ギャハ





















御坂19090号「え……」

御坂10033号「さっきは電撃をありがとう、次はこっちの番だぜ」




ID:Misaka19090さんがlogoutしました



702 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10032

19090号がやられた……クソ、仕留めていれば……

703 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10555

これで三対三……まずいな

704 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka15699

スネークに次いで抜け駆け個体までも……

705 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10055

恐るべき変態……止められないのか……

706 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14889

次は仕留める

707 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka15895

姉御!!頼りにしてるぜ!!

708 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10099

逆に姉御がやられたら……それこそ本当の終わり……

709 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10032

それまでに仕留めてやる!

710 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10039

仇が……増えたな……


ここまででェす

10039号→10033号……

本当にゴメンナサイ!


もォちょっとで行きまァす


行きまァす


御坂10033号「ふぃー、とミサカは己のSを解放して一息つきます」

御坂19090号「」ボロッ

御坂10033号「ごめんなさい19090号、あなたに恨みはないのですが……」

御坂10033号「セロリたんへの道は閉ざさせないぜ!とミサカはセロリたんに向かってさらに進みます!」

御坂19090号「」


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


一方通行「ンで、調子は?」

???「当然、問題は無い」

一方通行「じゃ退院でェ」


――――――――――――――――――――――――――――――

御坂20000号「……」

御坂20000号「(グヒヒ……こいつはいい作戦です、とミサカは自分を褒め称えます)」

御坂20000号「(こうして堂々と院内を歩いておけば怪しまれず)」

御坂20000号「(なおかつ安全にセロリたんのところまで行ける!とミサカは完璧な作戦に酔いしれます)」

御坂20000号「(患者さんに挨拶しながら歩くとなおよし、あーセロリたんに会いたい)」

御坂14889号「どうも、とミサカはお辞儀します」ペコリ

御坂20000号「あっ、こちらこそ、とミサカは礼儀正しくお辞儀します」ペコリ

御坂14889号「……」スタスタ

御坂20000号「(セロリたんセロリたんセロリたんセロリたんセロリた……ん?)」













御坂14889号、20000号「「あ」」














御坂20000号「ちくしょう!肝心の妹達には通じない!とミサカは早くも作戦の欠陥を嘆きます!」ダッ

御坂14889号「変態を捕捉、これより殲滅に入る、とミサカは報告します」ダッ

御坂20000号「まだだ!まだ終わらんよ!」ダッ



ミサLINE


御坂20000号「(ただいま御坂14889号と接触、逃亡を謀っています、とミサカは暗に援護を求めます)」

御坂11111号「(がんばれー、とミサカは適当に応援します)」

御坂20000号「(助けてくれないとペロペロしちゃうぞ!)」

御坂11111号「(だってミサカの位置から遠いですし)」

御坂10033号「(同じく、今M成分が足りん状況でSにはなれない!)」

御坂20000号「(結局一人かよ!?くそぉ……セロリたん待ってろい!)」

御坂11111号「(その意気だぞ変態、一人で突破してこその変態だ)」

御坂10033号「(このミサカが先に行ってますね(笑)とミサカは相棒を挑発します)」

御坂20000号「(性悪にドMめ……変態に勝てると思うな!!)」

御坂10033号「(……)」

御坂10033号「(あ)」












御坂10033号が退会しました










御坂11111号「(どうしました?10033号)」

御坂20000号「(おいおい、もうセロリたんで昇天しちゃったのか!?)」

御坂11111号「(……まさか)」













御坂10039号が参加しました
















御坂10039号「(ジ、ジャック完了だぜ、とミサカはキメてみます)」















御坂11111号が退会しました

御坂20000号が退会しました





御坂10039号「(……一人かよ!とミサカは突っ込みます)」


――――――――――――――――――――――――――――――

少し遡り


御坂10033号「(変態には残念ですが、セロリたんに最初に踏んでもらうのはミサカです!)」

御坂10033号「(そのためにわざわざS属性を開放してまで来たんですから!)」

御坂10039号「あ!いた!」

御坂10033号「(……思えば長かった……ここまで来るのに)」

御坂10039号「あれ?気づいてな―――」

御坂10033号「(セロリたんに踏んでもらう事だけを目標として)」

御坂10039号「気づいてない振り?とミ―――」

御坂10033号「(ついに……ついに……!)」

御坂10039号「Mだから電撃当て―――」











御坂10033号「セロリたんに会うことができる!!うわっほーい!!!」











御坂10039号「うわ!急に喋った、けどごめんなさい、とミサ―――」ビリビリ






御坂10033号「え?いつからそこッにッ!!」ビリビリ

御坂10039号「え?ずっといました、とミ―――」

御坂10033号「(くっ……不意打ちに加え先ほどのダメージが……)」クラリ

御坂10033号「(セロリたんを前にして……倒れるわけには!)」ググッ

御坂10039号「それ」ビリビリ

御坂10033号「あ」


御坂10039号「と、脳内の電気信号を解析して……」

御坂10033号「」

御坂10039号「ジャック完了……と」

御坂10039号「これで互いの情報交換はできなくなった……はず、とミサカは思案します」

御坂10033号「」

御坂10039号「……」

御坂10039号「(説明しよう!MNWとは!)」

御坂10039号「(妹達の脳波をリンクして会話したり位置情報を特定したりできるのである!)」

御坂10039号「(しかし、この一方通行防衛戦時、変態達がMNWに接続していると)」

御坂10039号「(病院組に居場所を特定されてしまう!だからMNWから性悪&変態ズはログアウトしたのだ!)」

御坂10039号「(そしてミサLINEとは!特定のミサカと会話できる内緒話ようのMNWだが)」

御坂10039号「(参加するにはMNWに接続しなければならない!つまり再接続するにはMNWに入るしかない)」

御坂10039号「(一度参加すればMNWを切っても大丈夫だが、退会してしまうとMNWに接続しなおさなければならない)」

御坂10039号「(変態達はミサLINEで情報や位置を教えあってたが、それもこのミサカのせいで不可能となった!)」

御坂10039号「(……まぁ、ミサLINEの可能性を示唆したのは19090号ですが、とミサ――)」


御坂11111号「くそッ!空気個体が余計な事を!」

御坂11111号「変態達を誘導することが出来なくなった上に10033号はリタイア……」

御坂11111号「……モヤシめ、直々に嫌がらせしてやろうか……」ゴゴゴ




御坂20000号「相棒がやられるとは……」

御坂20000号「ま、己の力を過信した相棒のせいですね、とミサカは楽観視します」

御坂20000号「と、言うより現在ミサカがやばい、とミサカは恐怖します」




御坂14889号「逃がすものか、とミサカはロックオンします」

御坂14889号「一方通行の元には辿り着かせない」

御坂14889号「……辿り着くのはミサカです!とミサカは宣言します」




御坂10039号「ミサ―――」




御坂10032号「10039号のおかげで混乱してるはずです」

御坂10032号「そこを叩けば……とミサカは作戦を立てます」

御坂10032号「……ミサカが一方通行を救うのですか……」



一方通行「……」

???「所謂、働きたくない症候群かしら?」

一方通行「ねェよ、帰れ」


ここまででェす


PCの調子が悪いンでこの先どォなるか分からねェ……ごめンなさい

っつゥ訳で今日行きまァす


行きまァす


802 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10055

これで二対三!やるじゃん10039号!

803 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10555

しかも20000号を姉御が追ってるし、いけるぞ!

804 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka15000

押せ押せ病院組!

805 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14510

絶対に一方通行さんに変態を近づけるなよ!ミサカが行くんだからな!

806 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10032

別に春厨のために一方通行を守ってる訳じゃない

807 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14889

ミサカはミサカ達の為に一方通行を守っている、それだけ

808 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10888

やだ…カッコいい…。

809 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10898

やだ…カッコいい…。

810 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka19991

次は20000号だ!


御坂20000号「(ふざけんじゃねーっての!ますますセロリたんに会いづらくなっていくじゃねーか!)」タタタッ

御坂20000号「(姉御まだ追いかけてくるし……)」タタタッ

御坂20000号「(ああセロリたんセロリたんセロリたん)」タタタッ




御坂14889号「(ミサカ同士のスペックに差はほとんどない……)」タタタッ

御坂14889号「(それは製造当時の事ですが……変態とミサカの身体能力面に差はほとんどないようですね)」タタタッ

御坂14889号「(差が縮まらない……)」タタタッ

御坂14889号「(……どうしましょう、とミサカは困惑します)」タタタッ



御坂20000号「(しかし、差が縮まりませんね、これはひょっとすると……)」

御坂20000号「(このままセロリたんのところまで行けるのでは!!?)」

御坂20000号「うっひょー!!テンション上がってきたぜぇぇぇえええええええええええええ!!!!」ダッ

御坂14889号「!? くっ、振り切られるッ!余力を残していた!?」ダッ

御坂20000号「セロリたぁぁああああああん!!待っててねぇええええええええ!」

御坂14889号「病院内では静かに!とミサカは今更の注意をします!」


御坂20000号「(心の中で叫べばいい!!セロリたぁああああああああん!!!!)」ダダダッ

御坂14889号「(くっ、差が開いていく、とミサカは現状の悪化を防ぐ術を考えます)」

御坂14889号「(このままだと角や階段で見失うことがあってしまう……)」

御坂14889号「(!!……あの角は!)」

御坂20000号「(うっしっしー!!セロリたん、今探すからねぇえええええええ!!)」

御坂14889号「変態!絶対にその角を曲がってはいけません!とミサカは忠告します」

御坂20000号「どーしてですかぁ!?とミサカは質問します!」

御坂14889号「どーしてもです!!とミサカは返答します」

御坂20000号「(……怪しい、とミサカは結論づけます)」

御坂20000号「(……行っちゃダメ→行かないで→行かせたくない→セロリたん)」

御坂20000号「きたぁぁああああああああ!!セロリたぁああああん!!」

御坂14889号「だから病院内では静かに!とミサカは再度釘をさします!」
















御坂14889号「と、同時に笑みを浮かべます」ニヤッ










御坂20000号「(うぉおおおおおおおおおおお!!セ・ロ・リ・たぁああああああああん!!)」ダダダッ

御坂14889号「(行け、行け、行け、超えろッ!)」

御坂20000号「(ここを曲がれば、セロリたんに!)」グルッ

御坂20000号「セロリたぁあああん!!!!」

御坂14889号「……病院内では静かに……ただし」





















御坂10032号「ハロー変態、そしてグッナイ変態、とミサカは挨拶します」ビリリッ



















御坂20000号「セロリたん……?」

御坂10032号「居ませんよ、あるのはこの、電撃だけ……です!」バリリリリ!!

御坂20000号「ギャぁあぁあああああああああああああ!!!」バリリリリ

御坂14889号「悲鳴は仕方ありませんね、とミサカは決着の様子を音で感じます」


御坂14889号「終わりましたか?とミサカは確認をとります」スタスタ

御坂10032号「のびてます、とミサカは変態をつつきながら確認します」ツンツン

御坂20000号「」

御坂14889号「しかし、ナイスタイミングでしたね、とミサカは賞賛します」

御坂10032号「元々、姉御の位置は分かってる訳ですしね」

御坂10032号「後は、適当な位置に回りこんで待ち伏せすればいいだけです」

御坂14889号「結果、変態は網にかかった、とミサカは哀れな変態を見下します」ケッ

御坂20000号「」

御坂10032号「姉御……怖いです、とミサカは率直な感想を述べます」

御坂14889号「一方通行になにするつもりだったんだこの変態が」

御坂20000号「」グリグリ

御坂10032号「やりすぎです、とミサカは暴走する姉御を止めます」グググ


845 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka12345

かっくいいー!ナイス連携!

846 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10055

変態二人を殲滅完了!

847 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka19898

残るは性悪11111号!

848 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka18989

変態より頭が回る分厄介だ……

849 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10099

病院の事も詳しいだろうし、手ごわいぞ

850 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14889

関係ない、最後の一人も駆逐するだけ

851 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10889

やだ…カッコいい…。

852 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10888

やだ…カッコいい…。

853 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10039

ミサ―――



















ID:Misaka10039さんがlogoutしました


















御坂10039号「ミサカだけ戦闘カット、とミサ―――」ドサッ

御坂11111号「アイアンクローの状態から電撃、とミサカは決め手を述べます」

御坂11111号「さてさて……」

御坂11111号「ごうも……尋問した様子だと、変態は二人共リタイアですか」

御坂11111号「まさかスネークを欠いた病院組がここまでやるとは、とミサカは意外な結果に驚きます」

御坂11111号「……」

御坂11111号「いいだろう、ミサカがモヤシに嫌がらせしてやろうじゃないか」

御坂11111号「邪魔するミサカも容赦しない、モヤシはミサカが狩る」

御坂11111号「確か、回診の時間でしたね、とミサカは確認します」

御坂111111号「その時間ももう終盤、つまりモヤシの勤務時間終了も近づいてきている」

御坂11111号「さっさと行きますか、とミサカは早足でモヤシの元に向かいます」スタスタ






御坂10032号「という感じで一方通行の元に向かってるでしょう、とミサカは推測します」

御坂14889号「なら一方通行の元に急ぎましょう、とミサカは行動に移ります」

御坂10032号「(11111号を止めればミサカ達の勝利……とミサカは勝利条件の確認をします)」

御坂10032号「(できれば相手にしたくない相手ですが、とミサカは顔をしかめます)」

御坂10032号「(……)」

御坂10032号「(……心の声はなんとやらに繋がるのでやめましょう、とミサカは心の声を終了します)」


















???「……」グググッ


ここまででェす

あと、投稿レスの数なンですが

今は大体10いくかいかないぐらいですが

多いか少ないかいってください、今後の目安としまァす


おーけェおーけェ、やっぱ少なかったかァ……

てことでレス増やして行こォと思いまァす

っつゥ訳で今日行きまァす


行きまァす


御坂10032号「姉御!早い早いです、とミサカは待って欲しいという気持ちを全面にだします」ハァハァ

御坂14889号「急いで下さい、とミサカは10032号を急かします!」ダダダッ

御坂10032号「にしても焦りは禁物です、とミサカは忠告します」

御坂14889号「……確かに、冷静ではありませんでした、とミサカは反省します」

御坂14889号「一方通行の安否が気になりすぎて……とミサカは言い訳をします」ボソッ

御坂10032号「姉御がおなごになっとるでぇ……とミサカは心配します」

御坂14889号「しかし、急いだほうがいいのは事実とミサカは再度10032号を急かします」

御坂10032号「待ってください、とミサカは姉御を制止します」

御坂10032号「確かに、一方通行の元に急ぐのは優先しなければなりません」

御坂10032号「しかし、ミサカ達が相手にしてる個体を考えてください」

御坂14889号「……御坂11111号です、とミサカは答えます」

御坂10032号「その通りです、ミサカ随一のひねくれ者、とミサカは酷評します」


御坂10032号「そのミサカと対峙しなくてはならないのです、とミサカは現状を見つめなおします」

御坂14489号「ですから、一刻も早く一方通行の元に行くべきでは?とミサカは提案します」

御坂10032号「姉御……何度も言うようですが、姉御は今少し冷静さを欠いています」

御坂14889号「それは……重々承知している……はずです、とミサカは自信なく答えます」

御坂10032号「その自信のなさがミサカの言っていることを認めているようなものです」

御坂10032号「とにかく、一旦落ち着きましょう、とミサカは提案します、それ深呼吸」

御坂14889号「……すぅー、ふぃー」

御坂10032号「すー、ふー」

御坂14889号「……分かりました、落ちついて作戦を練りましょう、とミサカは一方通行の無事を信じます」

御坂10032号「それでこそ姉御です、とミサカは久々の姉御らしさを堪能します」

御坂10032号「そして、先ほどはミサカも冷静ではありませんでした、とミサカは告白します」

御坂10032号「だから……ここからが考えて動く戦いです」

御坂14889号「相手は策士、それにはまらぬように」

御坂10032号「逆にミサカ達が11111号をはめる、とミサカは言い放ちます」


御坂10032号「状況を簡潔に整理します、とミサカは確認します」

御坂14889号「現在、一方通行がいるのはD棟の患者室」

御坂10032号「そしてミサカ達がいるのがD棟と繋がっているC棟」

御坂14889号「この患者棟は環状に繋がっていて、D棟の隣はC、E棟」

御坂10032号「つまり、D棟へ入るにはC、Eどちらかを通らなければならない」

御坂14889号「ミサカ達がいるC棟の渡り廊下、もしくは」

御坂10032号「E棟の渡り廊下、渡り廊下は二階にしかありませんから必然的に侵入場所は」

御坂14889号「C、Eの渡り廊下の2箇所、とミサカは結論づけます」

御坂10032号「……つまり、この二箇所を死守すればいいわけです、とミサカは勝利条件を述べます」

御坂14889号「……」

御坂10032号「……」

御坂10032号「姉御……どうしますか?とミサカは質問します」

御坂14889号「……」


御坂14489号「……ここまでくれば選択肢は3つ、とミサカ選択肢を説明します」

御坂10032号「……」

御坂14889号「一つは、ミサカ達がC or E どちらかに二人とも待機する案」

御坂10032号「賭けですね、とミサカはつばを飲みます」ゴクリ

御坂14889号「これはミサカ達の方に来なければ意味が無いことになります」

御坂14889号「二つ目は、ミサカ達が二つの進入経路に待機する案」

御坂10032号「つまり、サシ勝負ってことですね」

御坂14889号「さっきの案に比べるとこちらの方が比較的いいと思います、とミサカは報告します」

御坂10032号「性悪を止められれば、ですけどね」

御坂14889号「……」

御坂14889号「三つ目は……原点回帰、一方通行を二人で守る案」

御坂10032号「……」

御坂14889号「この案なら確実に二人で一方通行を死守できます」


御坂14889号「と、ミサカが提案できる作戦はこのぐらいです」

御坂10032号「……いいでしょう、この中から決めましょう、とミサカは決心します」

御坂10032号「と、いうよりこの三つが最善策の三つですし」

御坂14889号「それで……どの案を採用しますか?とミサカは問います」

御坂10032号「……」

御坂10032号「そうですね……一つ目は無しにしましょう、とミサカは不採用をだします」

御坂10032号「さすがにリスクが高すぎる、二分の一ですしね」

御坂14889号「……そうですね、では一つ目はなしで、とミサカは一つ目案を削除します」

御坂10032号「そして、残る二つですが……」

御坂14889号「……」



















御坂10032号「ミサカは二つ目の案を採用したいと思います、とミサカは決定の方針をだします」













御坂14889号「……二つ目?ですか?とミサカは聞き返します」

御坂10032号「そうです、二つ目の、二点に待機案を採用したいです、とミサカは返答します」

御坂14889号「……くッ、しかし!」

御坂14889号「三つ目の案の方が安全では無いでしょうか?とミサカは確認をとります」

御坂10032号「……」

御坂14889号「こっちの案ならば確実に二人で相手にできます、とミサカはアピールします」

御坂10032号「……」

御坂14889号「一人で相手にするより二人で相手にしたほうが確実なのは明白!」

御坂14889号「よって二つ目の案よりこっちの三つ目の方が―――」

御坂10032号「姉御」

御坂14889号「ッ!?」















御坂10032号「姉御はミサカに三つ目の案を選ばせるために選択肢を用意したんですか?とミサカは問います」












御坂14889号「!!?」

御坂10032号「……」


御坂14889号「そ、そんなつもりじゃ……」

御坂10032号「でしたら、どうしてそんな執拗に食い下がるんですか?とミサカは問います」

御坂14889号「そ、それは二つ目より三つ目の方が確実に一方通行を―――」

御坂10032号「だったら」
















御坂10032号「どうして最初から選択肢など提案せず三つ目にしなかったのですか?」













御坂14889号「うっ……」

御坂10032号「選択肢などいらなかったのではないでしょうか?とミサカは問います」

御坂14889号「……客観的にみてどの案が一番いいのかを判断するためです、とミサカは答えます」

御坂10032号「その結果ミサカは客観的にみて、二つ目の案を選択した、とミサカは答えます」

御坂14889号「ぅ……」


御坂10032号「……姉御」

御坂14889号「……なんでしょう?とミサカは返答します」

御坂10032号「一方通行が心配で近くにいたいのはわかります」

御坂10032号「一刻も早く無事を確認したいのもわかります」

御坂10032号「その結果三つ目の案を出したのもわかります」

御坂14889号「……」

御坂10032号「ですが」

















御坂10032号「一方通行にミサカ達同士が争うのを見せたいのですか?とミサカは問います」















御坂14889号「ッ!!?」

御坂10032号「一方通行の傍で交戦してもいいのですか?とミサカは質問します」

御坂14889号「……」


PCアクシデント!少し休憩!ごめン


直った!再開!


御坂10032号「ミサカは嫌ですね」

御坂10032号「かつて戦いあった相手に見られるというのは」

御坂10032号「姉御はどうですか?とミサカは質問します」

御坂14889号「……ミサカ、は」

御坂14889号「……ミサカも、いや、ですね」

御坂10032号「……」

御坂14889号「ミサカは……ミサカは!」















御坂14889号「ミサカは!E棟で待機し、11111号を返り討ちにします!とミサカは決心します!」













御坂10032号「(まぁ交戦といっても、逆切れ個体を止めるだけなんですが……)」

御坂10032号「(ですが……一方通行に見せたくない、と言うのは事実ですしね)」

御坂10032号「姉御、時間がありません、急ぎましょう、とミサカは言い放ちます」

御坂14889号「了解です、10032号、ありがとうございました、とミサカはお礼を言います」ダッ

御坂10032号「それほどでも、とミサカは謙遜します、それじゃあ……ご武運を!」

御坂14889号「11111号が現れたらすぐに報告を!とミサカは確認します」

御坂10032号「もちろんです、とミサカは返事をします!」

御坂14489号、10032号「「(一方通行の元へ……必ず!)」」


――――――――――――――――――――――――――――――

D棟

一方通行「体調はァ?」

???「問題ないわぁ」

一方通行「じゃァ退院でェ」

一方通行「(ったく、妹達のやつら結局どこ行きやがったンだ?)」



――――――――――――――――――――――――――――――

C棟


御坂10032号「さて、いつくるのやら……」

御坂10032号「できれば、姉御の方に言って欲しいですね」

御坂10032号「めっちゃ強そうでしたし……勝てねぇだろ11111号」

御坂10032号「髪の毛逆立ってたし……とミサカは姉御を思い浮かべます」




――――――――――――――――――――――――――――――


E棟

御坂14889号「どっからでも!かかってこい!とミサカは意気込みます!」

御坂14889号「絶対に、ここで止める!とミサカは決心します」

御坂14889号「(……一方通行)」

御坂14889号「(どうか、ご無事で……)」
























           御坂11111号「無駄なことを、とミサカは嘲け笑います」ククク


































御坂11111号「はぁい10032号、とミサカは挨拶します」ガッ











御坂10032号「え……なん―――」







御坂11111号「ちょっとビリビリしますね、とミサカはビリビリ」バリバリィ!!







御坂10032号「(姉御!!!11111号が出ました!ですが、11111号は来たのではなくッ!―――)」


















御坂10032号「(11111号は!初めから!D棟にッ!――――――――――――――――――)」バチィ!














ID:Misaka10032さんがlogoutしました



885 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10099

10032号……

886 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10555

これで姉御だけに……

887 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka19877

11111号のヤツ、初めからD棟に潜んでミサカ狙いだったのか!

888 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14889

ごめんなさい、絶対に……倒すから

889 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10599

姉御、頼んだ!!

880 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14510

一方通行を守ってくれ!倒されたミサカ達のために!

891 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10889

止めてくれ!11111号を!


御坂11111号「やれやれ、これで後は姉御だけですか」パンパン

御坂10032号「」

御坂11111号「場所もばれてるだろうしすぐに来るでしょう」フゥ

御坂11111号「それにしても……まさかミサカは狙われないと思ってたんでしょうか?」

御坂11111号「やれやれ……だとしたら」













御坂11111号「……だとしたら、検討違いも甚だしいですね、とミサカは評します」














御坂11111号「大体、もうミサカがD棟にいたらどうするつもりだったんですか?」

御坂11111号「いや、もういたんですけど……その場合一方通行は放置ですか?」

御坂11111号「ずっとこんな渡り廊下で待ち続けて……ばぁかみてぇ」

御坂11111号「とんだ穴だらけの作戦ですね……10032号」

御坂10032号「」

御坂11111号「なにより、ミサカの安全を考えてる作戦のように思えますね」

御坂11111号「守るのは一方通行なのにね……」




















             御坂11111号「そう思いませんか?姉御」


















             御坂14889号「すぐに、黙らせてあげますよ、性悪個体」バリバリィ!!















ここまででェす

途中で書いてたモン消えて中断したのはごめンなさァい

レスは増やしたつもりでェす……


病院編クライマックスゥ!

っつゥ訳で今日中に終わらせるかも知れませェン!

お待ちをォ


待たせたなァ!

病院編、ラストパート!行くぜェ!!!


一方通行「やれやれ……あと一人か……」

一方通行「「……ハァ」

一方通行「くっそ長げェ一日……に感じたなァ」

一方通行「……一ヶ月ぐらいに……?」


――――――――――――――――――――――――――――――

御坂11111号「……」

御坂14889号「待ってて下さい、一方通行、今助けますから……」ビリビリ

御坂11111号「……」








御坂11111号「(しまった……煽りすぎた、とミサカは割と本気で反省します)」








御坂14889号「落ち着いて、落ち着いて……フー、フー」パリパリ

御坂11111号「(これ姉御やばくね?とミサカはさらに姉御を警戒します)」



御坂11111号「(……なんであんな事言ったんでしょうかね……)」

御坂11111号「(別に他のミサカをどうこうする気は本当になかったんですけど)」

御坂11111号「(……まぁ……あまりに姉御達が本気でしたしね)」

御坂11111号「(無視するのも気分が悪いですし……)」

御坂11111号「(こちらの変態コンビも向こうにやられちゃってますからね)」

御坂11111号「(ミサカが一方通行になにしても変態達は満足しないと思いますが)」

御坂11111号「(呼んだ以上は当初の作戦を成功させますか)」フゥ

御坂11111号「(……逆切れミサカモヤシ復讐作戦……)」











御坂11111号「(の裏に隠れた……ミサカにかまえよ!!このモヤシ!!……作戦……)」










御坂14889号「……オッケーです、落ち着いてますよ10032号、とミサカは最終確認をします」

御坂11111号「(誰が隠れ一方派だ誰が)」

御坂11111号「(ミサカはただ……ミサカに合った遊び相手が欲しいだけじゃい!)」


御坂11111号「さて、準備は出来ましたか?姉御」

御坂14889号「ええ、いつでもあなたを昏倒さしてあげますよ、とミサカは威嚇します」

御坂11111号「(怖ぇよ……と、姉御も一方派になったってのは意外だったなぁ)」

御坂11111号「(……姉御も、姉御、もかぁ……)」

御坂11111号「……」フッ










御坂11111号「別にミサカはちげぇってのぉぉおおおおおおおおおおお!!!!」ダッ











御坂14889号「上等だぁぁぁあああああああああ性悪ぅうううううううう!!!!」ダッ







御坂11111号「誰が構ってちゃんだこらぁああああああああああああ!!」ダダダ

御坂14889号「訳の分からないことを……落ち着いて……」バチチッ

御坂11111号「おりゃぁあああああああ!!」ブン!

御坂14889号「(避けれた……なら、一発で終わらせる、とミサカは冷静に場を見極めます)」

御坂11111号「ミサカは……ミサカは……」キュッ

御坂11111号「逆切れでいいんだよぉおおおおおおおおおおおおお!!!!」ダダダ

御坂14889号「(突進してくるだけなら……やれる!)」

御坂11111号「覚悟ぉおおおおおおおお姉御ぉおおおおおおおお!!!」

御坂14889号「……スウゥ」グッ









御坂14889号「こっちのセリフだ!!このアホミサカァああああああああああ!!!」バチバチ!!








ドゴォオ!!






御坂14889号「……」

御坂14889号「エレキボディブローはやりすぎましたでしょうか?」

御坂11111号「」

御坂14889号「……これぐらいしても止まらない勢いでしたからね」

御坂11111号「」

御坂14889号「……そこまでして一方通行に嫌がらせしたかったのでしょうか?」

御坂14889号「……初めは協力してたミサカが言えることではありませんが……」

御坂14889号「とにかく……これで」

御坂14889号「一方通行に行き着くミサカ達を止められた……」



945 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10090

姉御ぉおおおおおおおお!!さっすが姉御だぜぇええええええ!

946 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10055

やだ……。かっこいい

947 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14889

止めれた、これで一方通行は安心して勤務終了できる

948 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka15555

姉御、一方通行にご苦労様とか言ってきたら?

949 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka16666

そうだそうだ!体を張ったミサカ達の分まで一緒に!

950 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka19906

ついでに変態達の分も言っておいてあげて

951 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14510

ミサカもミサカの分も!

885 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14889

……言ってくる

886 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10555

行けー!あね―――







ID:Misaka11111さんがlog inしました



御坂14889号「じゃ、じゃあ11111号を下ろして一方通行の―――」ガシッ

御坂14889号「……?」














御坂11111号「姉御……逃がしませんよ、とミサカは姉御の腕を握ります」グッ














御坂14889号「ッ! な、なんでもう起きて!?」

御坂11111号「人をただの性悪とか……勝手に言っといて……」グググ

御坂11111号「ミサカの属性を単一化してんじゃないですよ……」グググ

御坂11111号「痛み?……そんなもの……」













御坂11111号「ミサカにとっちゃ、快感になるってもんだぜ!!」













御坂14889号「くッ!このマゾミサカ!はっ、なしなさい!」グッグッ

御坂11111号「……いくら離れたいからって足でお腹を足で押さないで下さい」グググ


御坂11111号「10033号に隠れて今まで目立ちませんでしたが……」

御坂11111号「ミサカには肉体的な痛みは効きません、とミサカはドヤ顔で説明します」ドヤッ

御坂14889号「く、離れない……電撃でッ!」ビリビリ!!

御坂11111号「……効きませんて、とミサカは諦めを促します」バリバリ

御坂11111号「しかも、ミサカ同士のスペックにそう差はない……」

御坂11111号「力づくでは平行線ですよ、とミサカは断言します」

御坂11111号「……初めから性悪と決め付けるから、こうなるんです」

御坂14889号「ぅうう!!」

御坂11111号「しかも言うと、Mってだけでもありません」

御坂11111号「ミサカは数多くの属性を操る……その名も!」







           レインボーミサカ
御坂11111号「“七色属性” と言うんです!とミサカは大見得を切ります!」








御坂11111号「……て」

御坂14889号「ぁああああああああ!!」バリバリ

御坂11111号「いくら効かないからって電撃はやめてください」バリバリッ!!



御坂11111号「さて、と」

御坂14889号「ふー……ふー……」

御坂11111号「もう行きますね、姉御」

御坂14889号「そう、ですか……なら手を離しなさい、とミサカは命令します」

御坂11111号「すぐに離しますよ、とミサカは姉御に別れを告げます」

御坂14889号「……」

御坂11111号「……では」










御坂11111号「一方通行はいただきます、とミサカは挑発していきます」パリッ










御坂14889号「(……油断、と言うよりは実力不足でしたか……妹達、ごめ―――)」バチッ






御坂11111号「……」

御坂14889号「」

御坂11111号「……結局、姉御は姉御なんですね」

御坂11111号「電撃はあれですが……」

御坂11111号「抵抗しようと思えば顔でもなんでも殴ったり蹴ったりできたはずです」

御坂11111号「……そういうところが姉御と呼ばれる理由であり……」

御坂11111号「こういうところが性悪といわれるところなんでしょうね、とミサカは思います」

御坂11111号「おーおー、MNWが荒れまくって落ちましたね……好都合」

御坂11111号「この間に性悪は進みますか……」













御坂11111号「ミサカ達が守り続けた王子様に!」









――――――――――――――――――――――――――――――

一方通行「はい、はい、じゃァ」

???「……」

一方通行「退院でェ」

???「So……じゃあ」ガチャリ

一方通行「……あァー!!」

一方通行「終わった!終わったぞ!」

一方通行「……帰りてェ、が」

一方通行「……妹達に言ってかえるべきだな」

一方通行「面倒くせェ……」

















???「……」フラッ










一方通行「っつても……いねェしなァ」

???「あの」

一方通行「あン?……って」

一方通行「お前何号だ?ってか今までどこに……ってなンか静電気やばくね?」パチィ

???「……」

















御坂20000号「ふふふ……つ、ついにここまで……セロリたん」ボソッ

















御坂20000号「(セロリたんがミサカに、ミサカに話しかけてる!!)」

一方通行「おい……聞いてンのか?」


御坂20000号「(白衣着たセロリたんペロペロ)」

一方通行「おいって」

御坂20000号「……聞いてますよ、とミサカは答えます」

一方通行「じゃァ―――」

御坂20000号「だってセロリたんに会うためにここまで来たんですから」

一方通行「は?セロリたん?あァ?」

御坂20000号「ミサカの個体番号は20000号です、とミサカは自己紹介します」

一方通行「20000号?通常個体の最終個体……っていたか?20000号」

御坂20000号「だから言ったじゃないですか、セロリたんに会いに来たって」

一方通行「会いにきたってそりゃ―――」








御坂20000号「そのまんまの意味だぜぇええええええええええ!!!セロリたぁああああああああああああん!!
        我慢できねぇ!ピョーンだぜ!セロリたぁあああああああああああああん!!!」ピョーン









一方通行「な―――」













御坂11111号「!!?さすがだよ……変態め」タッ






御坂11111号「?……まったく、ミサカよりも先につくなんて……」ピタ

御坂11111号「復活してからダッシュで来たのか……」

御坂11111号「……まったく」






















番外個体「なにこれ?」グッ

一方通行「……さァな」

御坂20000号「きゅぅ」グデッ















御坂11111号「あの末妹め……MNWが復旧してからすぐに駆けつけよってからに……」

御坂11111号「せっかくミサカが変態を止めてやろうと思ったのにさ」

御坂11111号「ほんと……まったく」

御坂10033号「まぁまぁ、11111号」

御坂17600号「そう落ち込むな、とミサカは励まします」

御坂11111号「! あなた達……」

御坂11111号「ってなんで!?ミサカ落ち込んでないしぃ!?」

御坂10033号「姉御は分かりやすいですけど、とミサカは指差します」ピッ

御坂14889号「やっぱり……ミサカは一方通行には……」ブツブツ

御坂11111号「あなた達……ミサカに言う事、いや、やる事が他にあるんじゃないですか?」

御坂17600号「だから今11111号を励ますという」

御坂10033号「最優先でやってあげてるんです、とミサカは感謝を求めます」

御坂11111号「なんでそれが最優先なんですか?」


御坂17600号「なんでって、それは……」

御坂10033号「11111号、あなたが」










御坂10032号「一方通行を獲られて寂しそうだからですよ、とミサカはこういう類の先輩振りを見せます」スッ










御坂10032号「ま、ミサカの場合はお姉様が相手ですからね、とミサカは嘆息します」ヤレヤレ

御坂11111号「話を勝手に進めないで下さい、とミサカはタンマをかけます」

御坂11111号「大体、ミサカの事をなんであなた達が分かるんですか?」

御坂10033号「……それはですね」







一方通行「てか、なンでお前ここにいンだよ」

番外個体「べっつにぃー、ミサカがどこにいようとミサカの勝手だしー」イーッ

















御坂10032号「一方通行と番外個体を見るあなたを見れば一目瞭然です、とミサカはバレバレなのを報告します」









御坂11111号「……」

御坂17600号「それにですね、ミサカ達は姉妹です」

御坂10033号「姉妹が考えていることぐらい簡単に分かりますよ」

御坂10032号「自分のやってる事を間違いと気づいた事だってもちろん」

御坂10039号「もちろん」ピョコ

御坂19090号「ミサカ達にも分かります!」ピョコ

御坂11111号「……ミサカそんなに分かりやすいのでしょうか?」

御坂10033号「少なくても、こん中じゃ、姉御の次ぐらいには」

御坂10032号「気になる相手にちょっかいかけるって中学生ですか?」

御坂17600号「中学生の体細胞クローンですけどね、とミサカは角をつつきます」ツンツン

御坂11111号「……迷惑かけましたね……」

御坂10033号「ミサカはセロリたんに会えたからいいです、多分あの変態も」

御坂10039号「ミサカ達は」

御坂19090号「あなたのおかげで」

御坂17600号「パフェ食べられたからいいです、とミサカは意見をまとめます」

御坂10032号「ミサカ達は……」

御坂11111号「……」




















御坂14889号「いろんな意味で……お姉さんですから」スクッ

御坂10032号「妹のすることぐらい許してあげますよ、とミサカは笑って妹を許します」ニコッ











――――――――――――――――――――――――――――――

一方通行「まァ……帰るか」

番外個体「そだね、お腹減ったし」

一方通行「じゃ……あ、おい」

御坂11111号「!」

御坂14889号「言って下さい、とミサカは背中を押します」

御坂11111号「あ、姉御!一緒に!」

御坂14889号「いいから、早く!」トンッ

御坂11111号「ととっ……と」

一方通行「俺はもォ帰っていいンだよな?」

御坂11111号「あ、あーはい、とミサカは曖昧に答えます」

番外個体「……」ニヤニヤ

一方通行「あァー長かった」

御坂11111号「あ、あの一方通行」

一方通行「ンじゃァな、帰るわ」クルッ

御坂11111号「こ、この―――」









一方通行「じゃァな、11111号、またパフェぐれェおごりに来てやる、って他のミサカにも言っとけ
     そンだけだ、じゃァな」フリフリ








御坂11111号「」

ミサカs「……」ニヤニヤ

一方通行「あン?いらねェのか?」

御坂11111号「!……絶対にまた来いよ!この白モヤシー!!」









一方通行「誰がだよ」スタスタ

番外個体「随分妹達と仲良くなって」ニヤニヤ

一方通行「……」

一方通行「……どォだかな」フッ


――――――――――――――――――――――――――――――


冥土返し「すまないね、僕でも完全には治せなかったよ」

ローラ「まったく、どうなりているの?」

冥土返し「(元に戻ったのはいいのかね?)」


っつゥ訳で病院編、ここに完!

長い間お付き合いありがとうございました!!


うし、行きまァす


「あら、一方通行待ってましたよ、とミサカは気を使います」


「い、院長仕事です、とミサカは伝令します」


「端的に話しますと、尾行が得意です、とミサカは説明します」


「好きなミサカのタイプを教えてください、とミサカは再度問います」


「ミサコン、ロリコンの変態野郎だからです、とミサカは推測します」





一方通行「……」ムクッ

一方通行「……」ハァ

一方通行「……長ェ夢を見てたきがするなァ……」









「そのまんまの意味だぜぇええええええええええ!!!セロリたぁああああああああああああん!!
 我慢できねぇ!ピョーンだぜ!セロリたぁああああああああああああああああああああん!!!」ピョーン









一方通行「……夢であった方がいいかもな……」


一方通行「……ふゥー」コキコキ

一方通行「……さて……」グググ












一方通行「お悩み相談ダイヤル再開ィっと」カキカキ












一日目: シスター(禁書目録) 姫神秋沙 ショタコン(結標)

二日目: レズ(白井黒子) 芳川の知り合い 三下(浜面仕上)

三日目: 青髪ピアス ???(ガキ) 海原光貴

四日目: 小萌先生 フランス人 ???(ガキ2) 小萌先生の生徒

五日目: 削板軍覇 御坂10032号

六日目: 女王(笑) 風紀委員(仮) 親御さん シスター 高校デビュー

七日目: 第四位 婚后光子

八日目: 土御門 外人 フレメア=セイヴェルン メイド志望 腐女子

九日目: 脱ぎ女 雲川芹亜 釘宮(仮) レッサー(変)

十日目: トール

十一日目: 打ち止め

十二日目: 俺様(笑) 妹(仮) カモ 垣根カブト ドS

十三日目: 番外個体 お姫様(三十路) 服部半蔵

十四日目: ツンデレ サローニャ 木原円周 フレンダ=セイヴェルン

十五日目: ゴスロリ アックア 最大主教 

十六日目: 冥土返し







一方通行「よし」




一方通行「(まァ、待ち仕事なンだがな……)」

一方通行「(……この時間さえ懐かしく感じるとはなァ……)」

一方通行「……慣れ、だな」



ガガッガガガノイジー ミミヲフサイダラー♪



一方通行「おォ……懐かしい」

一方通行「おいでなさったか、相談者」ガチャリ

一方通行「もしもしィ、こちらお悩み相談ダイヤルゥ、ご用件はァ?」














???「やあ、ここらで私も出ておこうと思ってね」











一方通行「(どちらさンですかァ?)」

???「ここがあのお悩み相談ダイヤルか……」


一方通行「ンで?ご用件はァ?」

???「おっとそうだったね」

???「えーっと、用件用件……」

一方通行「……」

???「用件はー……」

一方通行「……まさかお前」

一方通行「今用件を考えてる訳じゃねェだろォな?」

???「……」

???「……えーっと用件はー」

一方通行「切るぞ」

???「ま、待って待って!せっかちはよくない!」

一方通行「考えまとめてからまた電話しろ」

???「わ、分かった!今まとまったから!」

一方通行「……なンだ?」

???「えーっと……」














???「魔神になる方法を……な、なんちゃってー!」














一方通行「じゃァな」

???「お願い!待って!」


一方通行「こっちは仕事じゃねェンだ」

一方通行「遊びにゃァ、付き合ってらンねェ」

???「むしろ、仕事じゃないならいいんでは?」

一方通行「……」

一方通行「暇じゃねェンだ……じゃァな」

???「分かった分かった!忙しいのは分かったから!」

???「実を言うと……悩みが多くてね、選べなかったんだけど」

???「……決めた、今一番解決して欲しい悩みを相談しよう」

一方通行「その悩みは?」

???「……」

















???「なんか、不安定なキャラのヤツとすごい怖い女の仲を取り持つにはどうしたらいい?」










一方通行「あン?」

???「そろそろ飛び火が怖い……」


一方通行「……迷った挙句、訳の分からン事を……」

???「いや、これマジのお願い、魔神だけに、魔神じゃないけど」

一方通行「お前マジで何言ってンだ?」

???「魔神だけに?」

一方通行「」イラッ

???「ごめんなさい、でもこれが解決したい悩みってのは本当だよ」

一方通行「……詳しく説明しろ」

???「どうも、じゃどこから話そうかな……」

???「まずは……」


















???「ナルシストが変人にジョブチェンジしたとこからかな」

















一方通行「(ジョブじゃねェだろ)」

???「まぁ、これが今に至る原因なんだけどね……」


???「簡単に、分かりやすく三行で説明する」

一方通行「どォも」

???「男はナルシストだった」

???「ある日、なんか変な奴にジョブチェンジした」

???「結果、女から非常い暴虐を受けている、以上」

一方通行「うン、もォ警察と病院いけよ……色々おかしすぎるわ」

???「ははは……それは無理だなぁ、二つの意味で」

???「多少、話に脚色はあるけど、大体こんな感じかな」

一方通行「どの辺に?」

???「女というよりは聖人なところかな?」

一方通行「……オマエも一緒に病院にいったほォがいいな」

???「私は正常だ!」


一方通行「その状況をどォしろと?」

???「えーっと、多分その状況はもう戻せない」ハハハ

一方通行「可哀想に」ハハッ

???「なんだろう……君に言われるとすごい腹立つ」

一方通行「誰に言われてもと思うがなァ」クカカ

???「いや、君だけは特別に」

一方通行「なンでだよ」

???「なんとなくだよ、それで」

???「今、私はこの状況を見ている状態なんだ」

???「しかし、どうやらこのままでは矛先がこちらを向くかもしれない」

???「その前にこちらから動こう、と思ったわけだね」

一方通行「そのアドバイスをよこせ、と」

???「ま、そういうことだ」

一方通行「(……面倒くせェ)」


一方通行「なァ、このままじゃだめなのか?」

???「ダメだ、このままだと、絶対に」

一方通行「なンで言い切れる」

???「私たち三人の権力的に言うと女が圧倒的に最上位なんだ」

???「そして、私と変人の彼は同等……多分」

???「その彼が今、お仕置きと言う名の更正を受けている」

???「だが、彼は一向に変わらなくてね、彼女も諦めが入りそうなんだ」

一方通行「それで次の矛先がオマエに向くと」

???「その前にその状況を避けるべく手を打ちたいってところかな」

一方通行「……オマエも諦めよォぜ?」

???「やだよ!?まだなにもしてないのに!!」


一方通行「手を打つっていってもなァ……」

一方通行「具体的にどォすりゃ成功なンだ?」

???「私が避けたい未来はさっき言った通り」

???「つまり、変人の彼の更正する可能性を彼女に見せれば!」

一方通行「回避可能ってか、しかしそれだとその変人はずっと更正を受けたまンまなンだろ?」

???「彼は犠牲になったんだよ……」

一方通行「中々黒いな、オマエ」

???「人間、我が身が一番可愛いんだよ」

一方通行「……意外と例外もいるモンだぜ?」

???「私は例に当てはまるらしいね」

一方通行「……へェ」


一方通行「ンじゃァ」

一方通行「その変人の更正できる可能性をその女に見せ付ければいいンだな?」

???「頼む!本当に!」

一方通行「……」ハァ

一方通行「(……用はコイツを使って変人の可能性に気づかせりゃァいいンだろ)」

一方通行「(……ン?待てよ)」

一方通行「オイ、その変人の更正っつゥのは……何だ?」

???「? 何だとは?」

一方通行「……いや、質問が悪かったな」

一方通行「そいつは傍からみてどの辺がおかしいンだ?」

???「そういうことか……」

一方通行「更正するところを知らねェままじゃ解決できねェからな」

???「なんか、言葉遣いがおかしい」バーン

一方通行「急だな、おかしいとは?」

???「ナルシスト時代は一人称が俺様だった」

一方通行「(なンか、聞いたことあンぞ)」

???「ちょっと前は、色々混じりながら話してたけど……」

???「今は『~でござるwww』とか『コポォwwwww』とか」

一方通行「(俺はそンなアドバイスした覚えがねェからアイツとは違うな)」ウン

???「おかしいだろ?この日本語」

???「でも、別にこの言語が原因じゃないんだ」

一方通行「あン?」

???「この言葉が加速させてるのかもしれないけど……」


???「元々、彼はナルシストな訳だ」

???「そして彼女も男勝りなとこがあってね、気は元からあってなかったのかもしれない」

???「なにかと二人で突っかかってたよ」

一方通行「例えば?」

???「『犬の散歩は貴様だろう』『あぁ?誰に向かって口聞いてんの?』って……」

一方通行「ささいすぎるな」

???「そこにあのバカにした様な日本語を使うものだから、余計に拗れちゃってさ」

???「私は傍観、今に至るってわけ」

一方通行「結局、変人は関係ねェのかよ」

???「いや、まぁ言葉遣いも直してほしいんだけどね」

一方通行「……仲良くさせろっつゥことだろ?」

???「そういうこと」

???「仲が良ければ矛先なんてものが存在しないからね」


一方通行「……」フゥー

一方通行「これは俺の……っつゥか」

一方通行「ある男の持論……だと思うが」

???「随分曖昧な……」

一方通行「仲良くっつゥか、互いに分かりあうためには」











一方通行「一度本気で説教することだな」










???「説教?私が?」

一方通行「オマエの説教でそいつ等をどォにかするンだな」

一方通行「オマエの思ってることを言えばいい」

一方通行「伝えられれば成功、言う事はねェ」

???「失敗すれば……?」

一方通行「ハッ……聞くまでもねェだろ」

一方通行「双方からの怒りを買う」

???「……それをやれと」

一方通行「やるかやらねェかは、オマエが決めろ、俺ができるアドバイスはこンだけだ」

一方通行「内容も全てオマエが決めろ、俺が教えたのは方法だけだ、ただし」









一方通行「とある英雄の説教で変わった奴ならいるっつゥ事実はある、そンだけだ、じゃァな」プツリ










???「……説教、か」ポリポリ

???「……俺にできるかな?」




一方通行「……」ハァ

一方通行「説教ねェ……誰のことやら」

一方通行「それをアドバイスとする俺もどォなのやら……」


――――――――――――――――――――――――――――――


オッレルス「……」

シルビア「だーかーら!今度こそ太平洋に沈めてやろうか、って聞いてんの!」

フィアンマ「マwwwジwwwかwwwんwwwべwwwんwwwwwww」

シルビア「あぁー!!もう!ムカつく!」

フィアンマ「激おこぷんぷん丸ですなwww」

シルビア「あぁ!?」

オッレルス「……」

オッレルス「(……ここだな)」

オッレルス「(……ここで俺が変えてみせる!)」

オッレルス「……フィアンマ、シルビア」

シルビア「なに!?今忙しいんだけど!」

フィアンマ「同じくwwwシルビア殿とwww喧嘩なうwwww」

オッレルス「いいから、俺の話を聞いてくれ」

シルビア「なんなのさ?」

フィアンマ「なにwww?」

オッレルス「あのな……」

オッレルス「争うのはやめにしないか?」

オッレルス「(言っちゃったよ!俺!)」

フィアンマ・シルビア「……」


オッレルス「このままうだうだ言い合ってても何も解決しないだろ!?」

オッレルス「ていうか、解決ってなんだ!?」

シルビア「……」

オッレルス「そんなささいな事で解決しないなんてバカらしいだろ!?」

オッレルス「もうそんなことでいちいち言い合ってても何も解決するわけないだろ!?」

フィアンマ「……」

オッレルス「解決解決ってそんなに大事か!?」

オッレルス「いったい解決解決ってなんなんだ!?」










シルビア「ちょっと待って」

フィアンマ「待て、オッレルス」









オッレルス「なに!?今、説教に忙しい!」

シルビア「え……今、説教してたの?」

フィアンマ「説教だと……?」

オッレルス「……え」


フィアンマ「ちょっとなに言ってるか分からなかったぞ」

シルビア「解決がゲシュタルト崩壊するかと思った」

オッレルス「ちょっと待ってくれ、君たちは説教されてる気はなかったのか?」

シルビア「ない」

フィアンマ「全く」

オッレルス「じゃあなんで黙って聞いていたんだ?」

シルビア「……」

フィアンマ「……反省してたのだ」

オッレルス「反省?」

シルビア「私らがこんな言い争いしてる内にあんたはこんなに……」

フィアンマ「こんなにおかしくなっちまったんだってな……」

オッレルス「おい」

シルビア「きっと疲れてるんだね、よし、フィアンマ手伝いな!最高のディナーでも食べさせてやるからな!」ギュッ

フィアンマ「生半可なものをつくるなよ、オッレルス、お前は座ってていいぞ」

オッレルス「え……あの」

シルビア「いいからいいから、フィアンマ、それとって」

フィアンマ「ほらよ」

シルビア「ありがと」

フィアンマ「ふん」

オッレルス「……」


オッレルス「(え、なになに、あの二人仲良くない?)」

オッレルス「(ていうかこの状況……)」

オッレルス「なに?夫婦に介護されてんの俺?」

シルビア「ちょーっと待っててね、オッレルス!フィアンマ!」

フィアンマ「そーっら!んん、いい焼き加減だ」

オッレルス「(結果オーライ、それは結構……けど)」

シルビア「……なんか悪いね、フィアンマ」

フィアンマ「気にするな、俺様の方が悪かった」

シルビア「……いや、これはオッレルスに言うべきだね」

フィアンマ「全くだ」

オッレルス「(フィアンマも元に戻って、二人の仲もいい……けど!)」

オッレルス「なんで今度は俺の方がおかしいことになってんだぁあああああああああああああ!!!」

シルビア「オッレルス!?」

フィアンマ「すまん!!この通りだ!許してくれ!」

オッレルス「フィアンマぁああああああ!!謝らないでくれ!!」

オッレルス「俺がおかしいみたいにするのはやめてくれ!!」


ここまででェす


待たせたなァ!今日は書くぜェ!

十二時過ぎには行く!


行きまァす!


一方通行「こンな感じでよかったか?」

一方通行「一日離れてただけだが、随分久しぶりに感じンなァ」



ガガッガガガノイジー ミミヲフサイダラー♪



一方通行「はいはい」ガチャリ

一方通行「もしもしィ、こちらお悩み相談ダイヤルゥ、ご用件は?」











???「もしもし、これが携帯電話……」










一方通行「(誰と話してンだよ)」

???「つんつん」






一方通行「ご用件はァ?」

???「ここはお悩み相談ダイヤルですか?」

一方通行「始めにそォ言ったンだがな」

???「そうですか、じゃあ相談します」

一方通行「(なンだコイツ)」













???「ずばり、食べて一番おいしかった物を教えてくださいです」














一方通行「それが相談か?」

???「はい、これが相談です」


一方通行「(相談っつゥよりかは質問だが……)」

一方通行「俺の好みがお前に合うとは限らねェだろ」

???「それでもいいです」

一方通行「(話を聞かねェやつだな)」

一方通行「……」

一方通行「ンじゃ、お前が好きなモン教えろ」

一方通行「大体、似たよォな味覚のモンでうまいモン教えてやる」

???「? おいしいもの……」

一方通行「そォだ」

???「夢、おいしいです」

一方通行「?」

???「情報、おいしいです!」

一方通行「?」

???「薬味、二つ星」

一方通行「(なンで薬味単体で食ってンだよ、しかも二つ星かよ)」


一方通行「(いや、突っ込みどころはそこじゃねェ)」

一方通行「おい、真面目に答えろ」

???「いたって真面目です」

一方通行「夢や情報がうまいって食ったことあンのかよ?」

???「もちろん、おやすみすればいつでも食べれます」

一方通行「獏かよ」

???「情報、食べて損はしないです」

一方通行「それは情報を仕入れるってことか?」

???「……他人の不幸は蜜の味」ジュルリ

一方通行「おい」

???「冗談です」

???「でも、情報食べれます」

一方通行「(何言ってンのか分からン……)」


???「これが私の好きな味です」

一方通行「味じゃねェし、食べ物でもねェんだが……」

???「情報、食べれます!」

一方通行「パソコンじゃねェンだから……」

一方通行「(分からン、コイツが好きなモンが)」

一方通行「(ってか明らかコイツ絶対俺をおちょくってンだろ)」

一方通行「(……なら、真面目に考える必要もねェか)」

一方通行「(流し流しで付き合ってやるか)」

一方通行「……おい、お前夢とかが好きなンだろ?」

???「はい、夢おいしいです」

一方通行「実はなァ……これは学園都市のとっておきの情報なンだが……」

???「とっておき……」ゴクリ

















一方通行「学園都市の空気、食えるってよ」



















???「まじですか!?」

一方通行「大マジだ」


一方通行「科学が発達しすぎてなァ……」

一方通行「なンと空気をも食せるよォになっちまったらしい」

???「お、おお……空気」

一方通行「特に第十九学区とかうまいらしいぞ」

一方通行「その……なンか、昭和の香り的な……」

???「空気……食べてみたいです」

一方通行「食え食え、いくらでもあるぞ」

???「他には?他にはなにがありますか!?」ワクワク

一方通行「他ねェ……」

一方通行「(なンでこンな嬉しそうなンだよ)」

???「酸素がおいしいんでしょうか?窒素がおいしいんでしょうか?」ワクワク

一方通行「(そんな化学的に考えりゃ、無味無臭に決まってンだろォが)」


一方通行「あ」

???「なんですか?」

一方通行「もォ一つ、学園都市ならではのモンがあったな」

???「もう一つですか!?」

一方通行「ああ、これも美味ェはずだ」

???「なんです?」

一方通行「それはな……」
















一方通行「紫外線、食えるらしい」

















???「紫外線も!?」

一方通行「あァ、ここじゃ太陽の光まで食料だ」


???「どうやって食べるんです?」

一方通行「……それはな」

一方通行「……」ピーン













一方通行「あれだ、仰向けに大の字に寝ると紫外線を食べれるンだとよ」



















???「本当ですか?私丸まって寝ちゃってました!」

一方通行「そりゃ、もったいねェ、せっかく食べまくれンのになァ」

???「あおぉ……もったいない」


一方通行「つまり、太陽光を仰向けに浴びながら紫外線を食べ」

一方通行「同時に空気を食べながら、眠くなったら寝る」

一方通行「そっから夢を食べる、『自然と幻想のフルコース』」

???「お、おお……」

一方通行「これは学園都市非公認の裏メニューだ」

一方通行「最近学生の間で評判になってる……らしい」

???「最高です!それ、食べたいです!」

一方通行「どォぞ、どォぞ、遠慮なくどンどン食ェ」

???「わーい」

一方通行「ただ、あンま食べ過ぎると癖になるから気をつけろ、そンだけだ、じゃァな」プツリ

???「……」フルフル

???「こうしちゃいられません!すぐに準備を!」ダッ




一方通行「……ふゥ」

一方通行「たまにゃァ、こンな話もありだな」

一方通行「なにも考えてねェガキの夢物語みたいでよォ」


――――――――――――――――――――――――――――――

垣根カブト「……」

浜面「……えーっと」
















フロイライン「スーハースーハー、もぐもぐ」




















垣根カブト「なにやってるんです?」

フロイライン「ご飯です、空気、紫外線おいしいです」

浜面「マジでッ!?」スーハー!!

垣根カブト「……」


フロイライン「もぐもぐ」

垣根カブト「……おいしいですか?」

フロイライン「おいしいです!もぐもぐ……」

浜面「スーハー……なんか味がしてきたような……」

垣根カブト「そんなバカな」

フロイライン「……zzZ」

垣根カブト「寝てしまいました」

浜面「自由だな」

フロイライン「むにゃむにゃ……夢おいしいです」

浜面「マジでッ!?」バタッ

垣根カブト「なんでも食べれますね、食料の心配はいらないようでうらやましいです」

浜面「……うーん、麦野ぉ、やめて下さい、死んでしまいます」ウーン

垣根カブト「寝るの早いですね、しかも夢は不味そうです」

フロイライン「むにゃむにゃ」

浜面「うーん、うーん」ウーン

垣根カブト「……」

垣根カブト「……知ーりません」バサッバサッ


ここまででェす!


もう少ししたら行きまァす

行きまァす


一方通行「まァ、こンな相談ばっかってのも困るがな」

一方通行「疲れるしなァ……」


ガガッガガガノイジー ミミヲフサイダラー♪


一方通行「はィはィ」ガチャリ

一方通行「もしもしィ、こちらお悩み相談ダイヤルゥ、ご用件はァ?」
















???「こんにちはぁ、お姉さんの相談聞いてくれる?」















一方通行「(一人称がおかしい奴の相手はしたくねェンだよなァ……)」

???「お願いするわ」


一方通行「……ご用件はァ?」

???「聞いてくれるの?」

一方通行「そういうところだからなァ」

???「優しいわね、お姉さん優しい子は好きよ」

一方通行「いいから用件言え」

???「んもう、せっかちね」

一方通行「……」

???「じゃ、相談するわね」

???「あのね、お姉さんが相談したいことは……」




















???「[ピーーー]が[ピーーー]して、[ピーーー]したら[ピーーー]になると思わない?」

















一方通行「……え?」

???「お姉さんは絶対そうだと思うんだけどなぁ」


一方通行「……あァ?」

一方通行「今、なンっつった?」

???「だーかーら、[ピーーー]が」

一方通行「……」

???「[ピーーー]して」

一方通行「……」

???「[ピーーー]したらー」

一方通行「……ァ」

???「[ピーーー]になると思わない?って言ったのよ」

一方通行「……」

一方通行「……何言ってンだ?お前?」

???「え?だからー」

一方通行「いや、もォいい、言うな」

???「えー?」


一方通行「(…………コイツ何?)」

一方通行「(ここってそンな事相談してもいいンだっけか?)」

一方通行「(確かに、相談の内容に規制はなかったが……)」

???「それとも、[ピーーー]して[ピーーー]?」

一方通行「ちょっと黙ってろ」

???「意地悪ー!」

一方通行「……」

一方通行「(コイツが相当面倒くさくて[ピーーー]なのは分かった)」

一方通行「(……で、それを相手にすンのも俺……か)」

一方通行「……」ハァ

???「[ピーーー]の方がいいかしら……」

一方通行「……おい」

???「?」




















一方通行「[ピーーー]して[ピーーー]して[ピーーー]だ!これの方ォがいい!」


















???「……」

一方通行「(………………何言ってンだ?俺……)」


???「……」

一方通行「……」

一方通行「(なンで黙ってンだよ!俺が一人おかしい奴みてェじゃねェか!)」

一方通行「(…………引いてる?)」

一方通行「(……まじで何言ってンだ……俺)」ガーン

???「……あ、あ」

一方通行「あァ?」













???「そうよ![ピーーー]が[ピーーー]して[ピーーー][ピーーー]よ!」














一方通行「[ピーーー]が[ピーーー]して[ピーーー][ピーーー]……」

???「でしょう!?」


一方通行「……あァ、そうだな」

???「やっぱりね!お姉さんそうだと思ったわ!」

一方通行「(何が)」

???「相談してよかったわ、ありがとね坊や」

一方通行「(坊やにこンなこと言わせンじゃねェよ)」

???「それじゃ、お姉さんの悩みは解決したから切るわね」

一方通行「(あれって解決か?)」

一方通行「あァ……あンまお前喋ンねェ方がいいぞ、そンだけだ、じゃァな」プツリ

???「? これは皆に知ってもらわないとダメだわ」

???「報告しなくちゃ!」


一方通行「……」

一方通行「……ハァ」

一方通行「あンなンでいいンだっけか?お悩み相談……」ズーン



――――――――――――――――――――――――――――――


オリアナ「♪~」

神裂「……オリアナ?やけにご機嫌ですね」

オリアナ「え?いやーいい事教えてもらったのよ♪」

神裂「いい事?なんですか、それ?」

オリアナ「ふふふ、あのね……」










オリアナ「[ピーーー]が[ピーーー]して[ピーーー][ピーーー]って思わない!?」ピカピカ











神裂「へ……?[ピーーー]が……[ピーーー]?」

オリアナ「それから[ピーーー][ピーーー]よ!そう思うでしょ!?」

神裂「?? な、なんのことでしょうか?」

オリアナ「あ、それとも[ピーーー][ピーーー]が[ピーーー][ピーーー]と思う?」

神裂「お、オリアナさっきから何を……」

オリアナ「いや、でも[ピーーー]が[ピーーー]して[ピーーー][ピーーー]だと思うわ……」

神裂「……」

神裂「(彼女は何を言ってるんでしょうか?分かりかねます……[ピーーー]?)」

オリアナ「そう思わない!?」

アンジェレネ「」

ルチア「な、な//////」


少ねェ!だが、ここまででェす!

待たせた!今日行くぜ!

行きまァす


一方通行「……[ピーーー]じゃねェよ、[ピーーー]じゃねェ」

一方通行「……[ピーーー]…………」



ガガッガガガノイジー ミミヲフサイダラー♪



一方通行「あァ」ガチャリ

一方通行「こちらお悩み相談ダイヤルゥ、ご用件はァ?」













???「あ、つながるんだこれ、本当にやってるとはご苦労なワケね」













一方通行「(まァたバカにしくさった態度をとる女、か)」

???「仕方ないから相談してあげる」


一方通行「それで相談っつゥのは?」

???「聞く気はあるのね」

一方通行「早く言え」

???「私に命令形は……まぁいいか」

一方通行「あァ?」

???「相談するほどのことでもないけど」
















???「ジジイの取り扱い方、教えてくれない?」
















一方通行「(コイツ、なンか知らねェが最低な野郎っつゥことは分かった)」

???「取り扱い方じゃないわ、いや私に否定形はない」キリッ

一方通行「(一人芝居かよ)」


一方通行「ジジイの取り扱い方だァ?」

???「そ、ジジイの取り扱い方」

一方通行「……」

一方通行「……それはダメだろ」

一方通行「もっと分かりやすい言い回しはねェのか?」

???「うーん……ジジイとのー」

???「接し方?」

???「うん、接し方でいいわ」

一方通行「ジジイは変わンねェが……まァいい」

一方通行「接し方ねェ……ンなモン人に聞くモンじゃねェと思うが」

???「そうは言っても本当に分からないのよ」

一方通行「接し方が?」

???「取り扱い方が」

一方通行「おい」


???「大体、関係からして曖昧なのよ」

一方通行「あン?ジジイと孫の関係じゃねェのかよ」

???「ねえねえ」

???「アンタのジジイじゃないのにジジイって、何様?」

一方通行「オマエがそういうからだろォが!」

???「ま、私のジジイでもないんだけど」

一方通行「なンだよ、その謎のジジイ……」

???「あ、あとあんまりジジイジジイ言うと怒られるよ」

一方通行「完全に今更だろ……オマエも俺も」

一方通行「ババアにでも怒られンのか?」

???「いや、十字教徒に」

一方通行「あァ?」

???「これ本当だから」

一方通行「意味分かンねェ」

???「本当だよ、20億人」


???「そんな事相談したいんじゃないわよ」

一方通行「オマエが逸らしたンだろ」

???「えーっとなんだっけ?」

???「あ、ジジイの取り扱い方よ」

一方通行「接し方な」

一方通行「つまり、オマエは見ず知らずのジジイとの接し方について相談してェのか?」

???「見ず知らずってワケでもないけど、ま、そこらのジジイかな?」

一方通行「……そこらのジジイに絡ンでンじゃねェよ、何してンだ」

???「訂正するわ、あ、否定じゃないから」

???「えーっと……よく知ってるジジイってことで」

一方通行「なンだそりゃ……」

???「隣の家のジジイみたいな?」

一方通行「そんだけ親しけりゃジジイって呼ぶンじゃねェよ」

???「親しいからじゃない」

一方通行「親しき仲にも礼儀あり、だ」

???「なにそれ?」

一方通行「諺」


一方通行「……っつゥかよ」

一方通行「よく知ってるジジイなら接し方なンて決まってるンじゃねェのか?」

???「分かんないわよ」

一方通行「分かンねェって……」

一方通行「……まァ、俺も分かンねェが」

???「それに最近まではそこまで仲良くなかったしね」

???「あ、別に今が仲いいってワケじゃないから」

一方通行「(どォでもいい)」

一方通行「今まではどォ接してきたンだよ」

???「今までは……」

???「向こうの会話を適当に受け流す、みたいな?」

一方通行「会話してやれよ!」

???「ジジイの話って長いのよね」

一方通行「ボケてねェだろォな……」


???「まぁ、とにかく私から話かけることはなかったかな」

一方通行「話しかけりゃいいンじゃねェか」

???「……気まずいのよね」

一方通行「気まずい?」

???「さっきいったでしょ?そこまで仲良くないって」

???「あ、今も別によくはないけど」

一方通行「あァあァ、さっき聞いた」

???「まぁ、それはこっちが一方的にそういう態度をとってたからなんだけど……」

???「ジジイに反抗……というか、随分なめた態度とっちゃったのよね」

一方通行「(今も変わらンと思うが)」

???「そんなワケで、なーんかこっちからは話しかけづらいのよね」

一方通行「……」

???「そう思わない?」


一方通行「……その話は」

???「うん?」










一方通行「どっかのクソ野郎の話と似てる」











一方通行「オマエの態度が可愛く見える程のクソ野郎だ」

???「ふーん?」

一方通行「ソイツにも接しにくい相手がいてな」

一方通行「話しかけるどころか顔も見たくねェレベルだった」

一方通行「まァ、それはその野郎に100%非があるk……」

一方通行「……」

???「?」

一方通行「……いや、ただのクソ野郎の被害妄想だったのかも知れねェ」

一方通行「だが、そのクソ野郎の接しづらい相手が話しかけてきた」

一方通行「そして……怒ったンだよ」

一方通行「自分と話さない理由がしょうもない、ってな」

一方通行「そのクソ野郎にしちゃ、十分な理由だったのかもしれねェ」

一方通行「だが、相手にしてみりゃなンてことねェのかもしれねェ」

???「……」

一方通行「今のオマエは……どォだろォな」


一方通行「ジジイが話しかけてるンだからよォ」

一方通行「うじうじ悩む必要なンてねェンじゃねェか?」

一方通行「どっかの……クソ野郎みてェによ」

???「……」

???「ふーん、いいこと言うわね、アンタ」

一方通行「どォも」

???「それと、どっかのクソ野郎も」

一方通行「…………ケッ」

???「ま、私がジジイに気をつかうのも馬鹿馬鹿しいか」

一方通行「気は使ってやれ」

???「あー、本当に情けない相談だわ、我ながら」

一方通行「相談して変われたンならいいンじゃねェのか?」

???「……それもそうね」

???「一応、お礼を言っとくわ、ありがとう」

一方通行「はいはィ、お年寄は大切にな、そンだけだ、じゃァな」プツリ

???「……」


一方通行「(……なァンか)」

一方通行「(過去の俺を見てるみてェだったな)」



――――――――――――――――――――――――――――――

ローマ バチカン



ヴェント「……」

マタイ「♪~」

ヴェント「……」

マタイ「おぉ……食べられたのか……」

ヴェント「……主人公なのにね」スッ

マタイ「! ヴェントか、驚いた」ビクッ

ヴェント「なんでよ、私が声を掛けるのに驚くワケ?」

マタイ「いや、食べられたことに驚いた」

ヴェント「なんで時間差あるのよ!」

マタイ「これ、終わるのか?」

ヴェント「終わらないわよ、復活するもの」

マタイ「ええっ!食べられたのに!?」

ヴェント「[ピーーー]だからね」

マタイ「まだ読んでないんだが!?」

ヴェント「[ピーーー]して[ピーーー]して……」

マタイ「やめてくれー!」フサグ

ヴェント「……」

ヴェント「……ふふっ」

マタイ「そ、それで?続きは?」

ヴェント「聞きたいんかい」


ここまでェ!ネタがねェ!

いや……まだ、行こう!

再登場ダイヤルゥ!

あ、ちょっとかかるンで……

あァー行きます!


翌昼


一方通行「……」カキカキ

一方通行「……ふゥ」



一日目: シスター(禁書目録) 姫神秋沙 ショタコン(結標)

二日目: レズ(白井黒子) 芳川の知り合い 三下(浜面仕上)

三日目: 青髪ピアス ???(ガキ) 海原光貴

四日目: 小萌先生 フランス人 ???(ガキ2) 小萌先生の生徒

五日目: 削板軍覇 御坂10032号

六日目: 女王(笑) 風紀委員(仮) 親御さん シスター 高校デビュー

七日目: 第四位 婚后光子

八日目: 土御門 外人 フレメア=セイヴェルン メイド志望 腐女子

九日目: 脱ぎ女 雲川芹亜 釘宮(仮) レッサー(変)

十日目: トール

十一日目: 打ち止め

十二日目: 俺様(笑) 妹(仮) カモ 垣根カブト ドS

十三日目: 番外個体 お姫様(三十路) 服部半蔵

十四日目: ツンデレ サローニャ 木原円周 フレンダ=セイヴェルン

十五日目: ゴスロリ アックア 最大主教 

十六日目: 冥土返し

十七日目: 魔人 獏 [ピーーー] 口悪




一方通行「あァ……多いな」


一方通行「ここまで来ると最初の相談が忘れてきちまったな」

一方通行「……ショタコンの相談もあったな……」


ガガッガガガノイジー ミミヲフサイダラー♪


一方通行「はィはィ」ガチャリ

一方通行「こちらお悩み相談ダイヤルゥ、ご用件は?」














???「超二回目です!また超相談にきました!」














一方通行「(あァ?お悩み相談初の初のリピーターか?)」

???「その節は超どうも」


一方通行「前回はどンな相談でェ?」

???「えー、超言わないとダメですか?」

一方通行「いや、別にそこまで聞きたいわけじゃねェが……」

???「急に接し方を変えてきた人との接し方を超教えてください、っていう……」

一方通行「結局言うのかよ」

???「言います、というより前も思ったんですが」

???「あなたの声どっかで……」

一方通行「ンで、ご用件はァ?」

???「あぁ、そうでしたね」

一方通行「(たとえ知り合いだろォがなンだろォが、俺が覚えてねェなら他人だ)」

???「私の相談……とは言いにくいんですが……」















???「あの……うまく、人をプレゼンテーションできる方法を超教えて下さい」















一方通行「はい?」

???「ちゃんと説明します」


???「前回の相談でその接し方を超変えてきた人とは仲良くなったんですが」

???「元々、私が所属しているグループみたいなものがありまして……」

一方通行「(グループ……)」

???「で、まぁ、そのグループの人達と、超仲良くして欲しいな……と思いまして」

一方通行「用は紹介人、架け橋になるっつゥことか」

???「で、それをうまくするには超どうしたら、っていう……」

一方通行「……」

一方通行「(……難しいと思うけどな、俺は)」

一方通行「(友達の友達は他人と思え、これは格言だ)」

一方通行「(……まァ、紹介の仕方次第だがな……)」


一方通行「じゃ、聞くが」

???「はい」

一方通行「ソイツの長所を挙げてみろ」

???「超長所……ですか?」

一方通行「超はいらねェ、ソイツがオマエのグループに入る上での長所だ」

???「うーん……あっ!」ピコーン

???「彼女はレベル4です!」

一方通行「それはどォなンだ?長所になンのか?」

???「はい、きっとこれは超長所になるはずです!」

一方通行「まァ、それならいいが……他には?」

???「他……他……あっ!」

???「私と仲がいいです!」エヘン!

一方通行「……それ長所?」

???「あれ?超違いますか?」

一方通行「知らねェ」


???「イルカが好き!」

一方通行「それは好みだろォが」

???「リーダー気質!」

一方通行「新しく入る場合それはマイナスになると思うが……」

???「手が多い!」

一方通行「……判断しかねるな、しかもなンだそりゃ」

???「超すぐ泣く!」

一方通行「それはむしろ短所じゃねェか」

???「超口調が荒い!」

一方通行「それも短所だ」

???「言う事を超聞かない恐れがある!」

一方通行「明らかな短……って短所の方が多いじゃねェか!」

???「私は超長所と思いましたけど……」

一方通行「客観的にみたら短所だらけだったンだがな」


???「超短所だらけじゃやっぱりグループに入れないですかね?」

一方通行「それはオマエらによると思うが」

一方通行「なンのグループかは知らンが、長所と呼べるモンは多い方がいいンじゃねェか?」

???「やっぱりそうですよね……超どうしよう……」

一方通行「大体、なンでオマエが相談しにくるンだ?」

一方通行「本人に電話させりゃいいじゃねェか」

???「ああ……彼女は断られるって超思ってますからね」

???「初めから超諦めてるのかもしれません」

一方通行「あァ?どォいう意味だ?」

???「……」


???「実は、彼女と私たちのグループは超全く知らないって訳じゃないんです」

???「実際何度かあったこともありますし」

一方通行「それなら紹介する手間がなくていいじゃねェか」

???「そうなんですけど……実は、彼女と私たちは、まぁ、なんというか敵対してまして……」

???「仲良くなったのもこのダイヤルに相談した私だけで……」

一方通行「お互い……っつゥか、オマエら側の心象は良くねェってことか」

???「まぁ……超ぶっちゃければ……」

一方通行「(ハンデありからのスタートか……)」

???「でも、それは彼女が思ってるだけで」

一方通行「あン?」

???「私たちはそれほど彼女を敵対視してるつもりは超ないです!」

一方通行「それはオマエだけじゃないって言い切れるか?」

???「いい……き、れ……まs……ん」

一方通行「聞こえねェ」

???「……言い切れません」

一方通行「(……やれやれ)」ハァ


一方通行「なンにせよ、これはオマエだけが頑張っても無理な話だ」

???「え、そんな……」

一方通行「当たり前だ、やる前から本人が諦めてちゃ話になンねェだろォが」

???「……それは」













一方通行「だから、本人にも頑張ってもらォか」











???「本人、ってことは……」

一方通行「電話を代われ、近くにいンだろ?ブツブツいってンのが耳障りなンだよ」

???「! はい!超すぐに代わります!」クロヨルー

一方通行「(……)」

???「……」

一方通行「あァーもしもしィ?」













一方通行「こちらお悩み相談ダイヤル、ご用件はァ?」

???「……別に」













一方通行「明らかに拗ねた口調でなに言ってンだ」

???「私の意志で電話したんじゃねェし」

一方通行「ちょっと早めの反抗期ですかァ?」

???「うるさい!適齢期だ!」


???「さっきも言った通り話すことはねェよ、切るぞ」

一方通行「まァ、待てよ」

一方通行「俺はさっき、前の相談者と相談してたが、オマエのことを相当考えてたぜ?」

???「そりゃァどうも」

一方通行「なのにオマエは何もしねェでただ拗ねてるだけなのかよ」

???「拗ねてねェし、ただ、無駄な事はしないだけだってのに……」

一方通行「無駄?」

???「私は効率的に生きたいンだよ、勝てない戦いはしないっていうか……」

一方通行「……黙れ」

???「あァ?」















一方通行「なに勝手に諦めてンだよオマエ」

一方通行「オマエのために頑張ってる奴がいるってのに本人が諦めてンじゃねェぞ、クソガキ」


















???「……急に何言ってンだ」

一方通行「オマエ見てるとイライラすンだよ」

一方通行「努力らしい努力もせず他人にまかせっきりなところとかよォ」

???「……努力?努力だと……?」

???「じゃあなンだ?私がグループに入るための努力が足りないっていうのか?」

一方通行「そォ聞こえなかったか?」

???「聞こえねェよ、観点がまず違うだろォが」

???「一体まず、私がいつグループに入りたいって言った?」

???「本人が相談してねェことを解決しようとしてンじゃねェよ」

一方通行「……さっきからペラペラと何白状してやがる」

???「白状だァ?」


















一方通行「俺がいつ、オマエにグループに入りたい相談を受けているっつったンだよ」

一方通行「ずっと近くで聞いてたンだろ?前の相談者がオマエのことを相談してることをよォ」

















???「……ッ!」

一方通行「グループだなンだ言い出したのはオマエだ、三下」

一方通行「何を頑張ってくれてンのか分かってンならオマエを努力すべきじゃねェのか?」

一方通行「本人が一番最初に諦めてンじゃねェぞ」


一方通行「もォ一度聞いてやる、いいか?ラストチャンスだ」

一方通行「……こちらお悩み相談ダイヤル、ご用件は?」

???「……」

一方通行「……」

???「……」

一方通行「……z―――」















???「私も絹旗ちゃんと一緒のグループに入りたいンだよォォォオォォォ!!!!」
















一方通行「……初めからそォ言えクソガキ」

???「……うるせェ」グス

一方通行「(すぐ泣く、か……よく見てやがる)」


一方通行「で、オマエに言う事はもォねェ、代われ」

???「ええっ!?まだ何も言ってねェじゃン!?」

一方通行「いいンだよ、オマエは入りたいって思っとくだけで大分かわる」

???「そンなこと……」

一方通行「いいから代われ」

???「分かったよ」キヌハタチャーン

一方通行「(っつってもこっちにも言う事はねェがな)」

???「代わりました!超どうでしたか!?」

一方通行「言わなきゃわかんねェのか?」

???「いえ!やる気超だしたみたいでした!」

一方通行「そりゃよかったな、であとは……」

一方通行「気合だ」キリッ

???「え……?」

一方通行「オマエ一人ならどォなるかわからなかったが」

一方通行「二人で土下座でもすりゃァなンとかなンだろ」クカカ

???「ちょ、ちょ……超適当じゃないですか!?」

一方通行「そンぐらいの気持ちでやれってこった そンだけだ じゃァな」プツリ

???「ちょ、ちょっと!おーい!」

???「土下座って……く、黒夜ー!」


一方通行「(俺の役目は説得を終えた時点で終了してンだよ)」

一方通行「(こっから先は一方通行だ!!……じゃねェ)」

一方通行「(こっから先はあいつらがどォにかすべきなンだよ)」


―――――――――――――――――――――――――――――――


絹旗「……黒夜」

黒夜「……なンだよ、絹旗ちゃン」

絹旗「最終手段は超土下座でいいですか?」

黒夜「よくなくない!?それでいいのか絹旗ちゃン!?」

絹旗「最悪、麦野に二人とも超殺されかねませんし……」

黒夜「あァ……やっぱり逃げようかな……」

絹旗「ダメです!黒夜、私と一緒に『アイテム』にいるのは嫌ですか?」

黒夜「……嫌なわけ……ねェよ!!」

絹旗「じゃ……」

黒夜「超レッツゴー!」


―――――――――――――――――――――――――――――――


麦野「……ねェ」

黒夜「……はい」

麦野「なんで急に来て土下座してんの?」

絹旗「(黒夜!なんで開幕土下座なんてかましちゃってんですか!?)」

黒夜「(土下座しながら怒る絹旗ちゃンもおかしいと思えよ!)」

浜面「お、おい絹旗、黒夜?」

絹旗「……」スッ

絹旗「麦野、超お願いがあって来ました」

麦野「お願い?」

垣根カブト「浜面さん、メロンソーダで」

浜面「空気殺し!?」

黒夜「お願いがあるのは私の方で……あの……」チラッ

絹旗「……」コクッ













絹旗・黒夜「「私(黒夜)を『アイテム』に入れてください!(超)お願いします!」」オジギ












麦野「……」

浜面「なっ!」

滝壺「zzZ……」

垣根カブト「ほぅ……」


麦野「アンタ達……それ本気で言ってんの?」

絹旗「超本気です!」

黒夜「お願いします!」

浜面「黒夜が頭をさげてる……」

麦野「『アイテム』は誰しもかれしも自由に入れる仲良しグループじゃないのよ」

垣根カブト「だそうですよ、浜面さん」

浜面「ああ……ってなんで俺にふる?」

絹旗「それでも!私は黒夜と『アイテム』にいたいです!」

黒夜「私も!絹旗ちゃンと『アイテム』にいさせてほしい!」

麦野「……」

浜面「麦野……」

垣根カブト「浜面さん……」

浜面「さっきからなんだよ!?」













麦野「黒夜海鳥、アンタを『アイテム』の一員とするわ」













絹旗「!!黒夜ー!!」ダキッ

黒夜「き、ぬはた、ちゃーン!!」オォン

浜面「泣くほどだったのか……?」

黒夜「ヘタしたら、殺、される、と思って……」オンオン

麦野「どんな想像よ、まったく……」

滝壺「麦野、よく認めたね」

麦野「ヤキがまわったのかしらね……」

麦野「人が多い方がいいって思うようになるなんてね……」

麦野「それに……もう、『アイテム』は暗部組織には捉われてない」

麦野「ああは言ったけど、仲良しグループでもいいかなぁって」

浜面「麦野……変わったな、お前」

麦野「アンタに言われるとムカつくわよ」

垣根カブト「全くです」

浜面「お前のそのキャラは何なんだ!?」








黒夜 『アイテム』入り!






テレレレェェェェエエン! ここまで!


一方通行「……おー眠ィ」

一方通行「時間が空いたなァ……今日はもォねェ……」




ガガッガガガノイジー ミミヲフサイダラー♪



一方通行「はいはィ」ガチャリ

一方通行「こちらお悩み相談ダーイヤルゥ ご用件は?」















???「あの、なのー」













一方通行「……あァ?」

???「なのー」



一方通行「ご用件はァ?」

???「……」

一方通行「……」

???「ふぅー……」

一方通行「いや、ふゥじゃねェンだが」

???「わ! 繋がったのー」

一方通行「繋がってた、が正解だなァ」

一方通行「(なンだこいつ)」

???「もしもし」

一方通行「もしもしィ ご用件は?」

???「えーっとね」















???「プレゼント、一緒に考えて欲しいのー」














一方通行「プレゼントォ?」

???「なのー」


一方通行「誰かにやるプレゼントを考えろってか?」

???「そうなのー」

一方通行「それはここで相談することでいいのか?」

???「いいのー」

一方通行「(この喋り方どォにかなンねェのか?)」

一方通行「誰にやるプレゼントだよ」

???「友達なのー」

一方通行「誕生日とかなンかあンのか?」

???「誕生日、とかじゃないけど」

???「私からプレゼントとかあげたことなくて」

???「なにかプレゼントしてあげたいな、って思ったのー」

一方通行「……ふゥン」

???「考えてほしいのー」


一方通行「ンなこと言われてもなァ」

???「ダメなのー?」

一方通行「そォじゃねェ」

一方通行「俺はその相手っつゥのを知らねェからな」

一方通行「何をあげたら喜ぶかなンて普通分かンねェだろ」

???「ふむふむ、なのー」

???「じゃあ、何あげたら喜ぶか教えて欲しいのー」

一方通行「知らねェっつってンだろ?」

???「役に立たないわね」ボソッ

一方通行「え?」

???「うーん、喜ばれるもの……なのー?」

一方通行「(なンか聞こえた……)」


???「あっ、スイーツ(笑)が好きなのー」

一方通行「スイーツ(怒)だァ?」

???「スイーツ(笑)なのー」

一方通行「スイーツ(笑)か」

???「なのー」

一方通行「ンじゃァ、それでいいンじゃねェか?」

???「捻りがないのー」

一方通行「ンなモン相手は求めてねェよ」

???「私が求めているのー」

一方通行「知らねェよ」


一方通行「ンなお前の都合で愉快なモンやるンじゃねェよ」

???「でもでも、スイーツ(笑)ならプレゼントにしなくてもいいのー」

???「プレゼントにして意味のあるものにしたいのー」

一方通行「……」ハァ

一方通行「なら、ソイツが好きかどォかは知らねェが」

一方通行「お前の好きなモンをあげてみるってのは?」

???「私の好きなもの?」

一方通行「自分の好きなモン共有すンのもプレゼントとしちゃアリだろ」

???「うーん……好きなものはー」

???「スイーツ(笑)」

一方通行「スイーツ(笑)」


一方通行「他の例を出せよ!変わンねェだろォが!」

???「うーん、うーん……」

???「食べ物が好きなのー」

一方通行「食欲しかねェのか、お前」

???「というより食事がすきなのー」

一方通行「どォやってやるンだよ、食欲」

???「なのー……」

一方通行「……」

一方通行「……お前らさァ、いやお前らっつってもお前だが」

???「?」














一方通行「ソイツとはどォやって出会ったンだ?」













???「え?」

一方通行「プレゼントをやる相手とどォやって出会ったンだ?」

???「なんでそんなこと?」

一方通行「……プレゼントを贈る時ってのは」

一方通行「少なからず理由があるンだよ」

一方通行「祝い事、誕生日、記念日とかな」

一方通行「お前も一応、日頃の感謝みてェなモンだろ?」

???「そうなのー」

一方通行「で、そのプレゼントっつゥのは」

一方通行「お前と相手との関係の印みてェなモンだ」

???「印……なのー?」

一方通行「だから、さっきのスイーツ(笑)だってプレゼントになる」

一方通行「お前が好きなモンだって印になる」

???「うん……」

一方通行「だが、今回そのスイーツ(笑)やお前の好みは省くとなると」

???「……思い出?」

一方通行「祝い事でも誕生日でも記念日でもねェ」

一方通行「なら、思い出の印でもやったらいいンじゃねェか?」


???「私と初春さんとの……」

一方通行「お前らがどンな出会いをしてどれぐらい一緒にいたかは知らねェが」

一方通行「プレゼントを贈る間柄だ、そンな浅い関係でもねェだろ」

一方通行「俺にはわかンねェが、いろいろあンじゃねェの?」

???「……ある、あるよ」

???「浅くなんてないよ、私たちの思い出」

???「こんなに…………感謝してるんだから」

一方通行「……そォかい」

一方通行「その思い出の中には、プレゼントになるよォなモンぐれェあるだろ?」

???「プレゼント……」

一方通行「何か……」

???「……あ」

???「あったよ、プレゼント」

一方通行「……」


???「簡単だったの、思いつかないのがおかしいくらい」

一方通行「だったら思いつけっての」

???「うん、これしかないのー」

一方通行「決まったな」

???「うん、結局食べ物だったけど」

一方通行「ンだそりゃ」

???「お悩み相談ダイヤルさん、ありがとうなのー」

一方通行「思いついたのはお前だろ、お前が考えたンだよ」

???「でも、ありがとうなのー」

一方通行「そォかい しっかり渡せよ そンだけだ じゃァな」プツリ

???「……うん!」

???「やっぱり、あれしかないのー!」


一方通行「……(プレゼントねェ)」

一方通行「……(……)」

一方通行「……(……ワンp……なンでもねェ)」


―――――――――――――――――――――――――――――――


ピンポーン


初春「はぁーい」ガチャリ

春上「初春さん!」

初春「春上さん!」

春上「突然ごめんなさいなのー」

初春「いえいえ、どうぞあがって下さい」

春上「おじゃましm……」

初春「春上さん?」

春上「ただいまっ!、なのー」

初春「……おかえりなさい」ニコッ






初春「それで、今日はどうしたんです?」

春上「初春さん、今日何の日かわかるのー?」

初春「え、今日ですか?」

春上「なのー」

初春「えーっと……」

春上「……」

初春「……ごめんなさい、何の日ですか?」

春上「わからないのー」

初春「ごめんなさい、わかりません」

春上「わからないのー」

初春「はい、だから教えてくれませんか?」

春上「わからないのー」

初春「春上さん?」

春上「何の日かわからないのー」

初春「春上さん!?聞いといてですか!?」

春上「なのー」


春上「今日がなんの日かは関係ないのー」

初春「聞いといてですか……」

春上「今日は、私が初春さんにプレゼントする日なのー!」

初春「へっ?プレゼントですか?私に?」

春上「なのー」

初春「な、なんで今日なんですか?誕生日でもないですし……」

春上「今日私が初春さんにプレゼントする日だからなのー!」

初春「だからなんの日かって……」

春上「ふふふー……じゃーん!なのー」

初春「これは……」











春上「タイヤキなのー!あの日初春さんがくれたのー!」










個人的には、相園さんが見たいけど難しいだろうな……いろんな意味で


初春「わぁ、春上さんが私に?」

春上「なのー!」

初春「(本当は匂いで分かってましたけどね)」

初春「(プレゼントとしてくれるとは思わなかったですけど)」

春上「食べて食べて」

初春「一緒に食べましょうよ、春上さん」

春上「もう食べてるのー」モグモグ

初春「私へのプレゼントなのにっ!?」

春上「早くしないとなくなっちゃうのー」

初春「食べますよー」パクッ

春上「おいしいのー」

初春「変わりませんね、この味も」

初春「私たちも」

春上「変わったのー」

初春「そうですか?」

春上「食べる事に思い出が増えてるのー」

初春「……そうですね」

春上「だから、次食べるときも、きっと……」

初春「……きっと、思い出は増えてますよ」ニコッ

春上「……なのー!」ニコッ

おしまいィ

>>694
誰だァ?


一方通行「……」ボー

一方通行「(…………)」

一方通行「……ア、今すっげェ、ぼーっとしてたわ」




ガガッガガガノイジー ミミヲフサイダラー♪



一方通行「へいへィ」ガチャリ

一方通行「こちらお悩み相談ダイヤルゥ ご用件はァ?」













???「グへへ……お久しぶりです、セロリたん」












一方通行「……お前」

御坂20000号「と御坂20000号はテンションMAXでこんにちわしまぁあああああす!!」コンニチワァァアア!!!

一方通行「……」






御坂20000号「超突然ですが猥談でもしませんか、とミサカは提案します」グヘヘ

一方通行「……」

御坂20000号「そうですね……例えばセロリたんのセロリたんを……」

御坂20000号「……ぐっふっふふふ!」

一方通行「……」

御坂20000号「あ、ミサカは別にSMでもいけますから問題なく」キリッ

御坂20000号「それとも……セロリたん実はM説ですか?グフフ」

一方通行「うぜェえェえええええええええええ!!!!」

一方通行「うるせェェェええええええええええ!!!!」

御坂20000号「ああん、セ、セロリたんの声ぇ!」

一方通行「しつけェェェえええええええ!!!」


一方通行「何なンだお前!!」

一方通行「もう一回言うがお前何なンだ!?」

御坂20000号「んもぅ、知ってるくせに聞くなんて……Sですねぇ」

御坂20000号「ご存知の通り、あなたの変態です!!と御坂は自己紹介します!」

一方通行「ンな変態に存知はねェ!!」

一方通行「あと俺になンのよォだ!ひやかしか!?」

御坂20000号「ミサカはいつでもマジですよぉおおおお!!!!」

一方通行「むしろひやかしであってくれ……」

御坂20000号「やだなぁ、セロリたんにひやかされる方ですよ、ミサカは!!」

一方通行「お前のそのご都合な性格は誰に似たンだよ」

御坂20000号「セロリたん!」

一方通行「そこはオリジナルだろォォォォォが!!」

一方通行「あとセロリたンやめろ!!不快だ!」


御坂20000号「グフフ……セロリたん元気ですねぇ」

御坂20000号「元気なのは威勢だけなんですか?下の方は……」

一方通行「テメェに突っ込むことが多すぎるンだよ!!」

一方通行「少しは落ち着いて喋れ!!」

御坂20000号「んほぉおおおおおおお!!!セロリたんの罵倒!!」

御坂20000号「こりゃ相棒が聞きゃ3ヶ月は困らないぜぇええええ!!!」

一方通行「話を聞けェェええええええええ!!」

一方通行「ハァ……ハァ……お前」

一方通行「なンのようでここに電話してきたンだよ」

御坂20000号「あなたの声を聞きたくて」キリッ

一方通行「十分聞かしたつもりなンで切ります」

御坂20000号「そんなことすると約1万人のミサカからの嫌がらせがくると思ってください」

一方通行「…………腹黒が」

御坂20000号「11111号には及びませんよ、ぐっふっふ!!」


一方通行「本当に用件ねェなら切るぞ」

御坂20000号「用件があれば切らないわけですね!」

一方通行「ねェだろ」

御坂20000号「ミサカの相手!」

一方通行「あァ?」









御坂20000号「今、すごい暇なんです、困ってます相手してくださぁああああああい!!!」ハァハァ









一方通行「テメェと同じ顔した暇な奴が何人もいんだろォが!!」

御坂20000号「そんなもん一人遊びとなんもかわらねぇ!!」

御坂20000号「セロリたん!あーそーぼー!!!」

一方通行「遊びじゃねェっつってンだろ!!!」


一方通行「ンじゃァな」

御坂20000号「あぁあああああああああああ!!!切らないでぇええええええええ!!!」

一方通行「うるせェっつってンだろォォォおおおおおおおおおお!!!」

御坂20000号「ハァハァ……セロリたん……」

一方通行「……ナニしてンのか知らねェが、不快だ、やめろ」

御坂20000号「…………………………ふぅ」

御坂20000号「おや、一方通行さん」

一方通行「……誰?」

御坂20000号「御坂20000号です、とミサかは懇切丁寧に自己紹介します」

一方通行「……おォ?」

御坂20000号「先ほどは不快な発言など、申し訳ありませんでした」

御坂20000号「とミサカは謝罪します」

一方通行「えェ……?」


御坂20000号「おっと、あまり長電話も馬鹿にならないのでそろそろ……」

御坂20000号「それでは、とミサカは電話と切ります」ガチャリ

一方通行「おォ……」

一方通行「…………なンだありゃァ」



ガガッガガガノイジー ミミヲフサイダラー♪



一方通行「ン?」ガチャリ

御坂20000号「賢者から変態にジョブチェェエエエエエンジ!!!」

一方通行「……」

御坂20000号「セロリたんを思うと胸が熱く……あっ、胸ない」

御坂20000号「胸のドキドキが止まらないんです、あっ止まったら死んじゃいますね」グフフ

一方通行「……」

御坂20000号「さぁぁあああて!!こっからもりあg」プツリ

一方通行「……」ツーツー

一方通行「……なンか、もォいいです」




ガガッガガガノイジー ミミヲフサイダラー♪



一方通行「……」

一方通行「もォ知らん」ゴロン




セロリタァァアアアアン!!!!



一方通行「」ビクッ


終わりィです

                       _,,-‐'' ̄`''- 、,_
.                      /:::::::::::::::::__;;;;;;;;;`ヽ
                      |:::::::::::::/    `''ヾ、 
                      |:::::::::/         ヽ
.                      |:::::::|
.                ┌―――|::::::|―――――┐
                 |   _,,,,,,ヽ::|         |
                   |    帝凍庫クン     |
                 |_________________|
                ./|==========iト、
                ../ |   -―- 、__,        .|| .\
              /  l   '叨¨ヽ   `ー-、  .|ト、   \
    r、       /   .!〕   ` ー    /叨¨)   || \  \        ,、
     ) `ー''"´ ̄ ̄   / |         ヽ,     ||   \   ̄` ー‐'´ (_
  とニ二ゝソ____/   |    `ヽ.___´,       ||    \____(、,二つ
                       |       `ニ´      ||
                       |_____________j|
                 |´ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄`i|

                 |               ||
                       |〕 続けたまえ>>1よ   ||
                  /|              ||
                  |___________j|


一方通行「……」

一方通行「……言う事は無い」


ガガッガガガノイジー ミミヲフサイダラー♪


一方通行「こちら、お悩み相談ダイヤルゥ、ご用件はァ?」







???「ハローハロー!久しぶりなんだよ!」







一方通行「(コイツ……)」

???「調子はどうかな? 千客万来?」

一方通行「(お悩み相談でそれはダメだろ」


一方通行「ンでェ?前にお電話された事あるンですかァ?」

???「忘れたのかな!?私覚えてるのに!」

一方通行「さすがに一人一人の声なンて覚えてねェ」

???「私だったら絶対覚えてるもん!」

一方通行「へェへェ、さっさと用件を言え」

???「なんか扱いが酷い気がするんだよ!?」

一方通行「こンなもんだろ、様々な意味で」

???「むー、納得いかないんだよ……あのね!」









???「超能力者になるにはどうしたらなれるのかな?」










一方通行「……あ?」

???「んー?」

一方通行「(……そォいやこンな奴だったな……)」


一方通行「超能力者だァ?」

???「うん! どうやったらなれるのかな?」

一方通行「ハァ……あのな、分かってンのかねェのか知らねェが説明しといてやる」

一方通行「学園都市の人口は230万人、その内能力開発を受けたのは学生である180万人」

一方通行「それで、その180万人の六割だか七割が無能力者」

一方通行「ほぼ0の能力者がそんぐれェで、あとの二、三割が1~4の能力者で占められてる」

???「ふんふん」

一方通行「お前がなりてェっつってンのはこの先」

一方通行「学園都市230万人の頂点、七人のレベル6」

一方通行「それが、超能力者だ」

一方通行「そして、その七人の中で唯一レベル6である絶対能力者になる可能性を持った人間が」

一方通行「この俺、一方t……って何でもねェ」

???「? えーと、大体分かったけど、それで」

???「超能力者になるにはどうしたらいいのかな?」

一方通行「人の話聞けェ!?」


一方通行「いいか、超能力者は230万人もいて七人しかいねェ」

一方通行「確率なんて計算するよりもあきらかじゃねェか」

???「確かにそうだけど」

???「現に、超能力者はいるんだよね」

???「だったら、どんな人にでもその可能性はあるんじゃないかな?」

一方通行「……屁理屈だ、そンなもンは」

一方通行「生まれ持った何かで素質なンてモンは決まる」

一方通行「超能力者になるやつなンざ、初めから決まってンだよ」

???「だったら、私が超能力者になる可能性もあるんだよね?」

一方通行「…………ハァ」

一方通行「水掛け論だ、もォいい」

一方通行「それで、オマエの成りたい超能力者ってのはどンな能力者なンだよ」

???「むむっ、気になるのかな!?」

一方通行「別にィ」








???「ずばり、“食べ物を世界で一番おいしく食べることができる超能力者”に成りたいんだよ!」








一方通行「なァあァァに言ってンだ?」

???「巻き舌で!?」

一方通行「そンなショボイ超能力者なンていねェよ」

???「でもでも、短髪が言ってたんだけど」

???「学園都市の調理技術は外の技術と一線していて、外のご飯よりおいしいって言ってたんだよ」

???「だからきっと、“食べ物を世界で一番おいしく食べることができる超能力者”だって成れるはずなんだよ!」

一方通行「確かに、学園都市の調理技術は外と比べて断然高い」

一方通行「だが、オマエの言ってる事はトンデモ理論だ、学園都市らしいがな」

???「どうすればいいのかな!?ごっはんごっはん♪」

一方通行「……」ハァ

一方通行「(そンなモン、超能力なンて必要ねェっての)」

一方通行「(こいつの言うとおり、技術でうまくなってンだからよ)」


一方通行「オマエってさァ」

???「?」

一方通行「味付けとか気にしたことあるか?」

???「味付け?」

一方通行「味が薄かったら醤油や塩を足して自分好みの味にしたり」

???「おぉ……」

一方通行「調理の段階で焼き加減とかを自分の好みにしたり」

???「……初耳なんだよ!」

一方通行「オマエ料理しねェだろ」

???「そ、それはとうまの仕事だから……」

一方通行「オマエの仕事は?」

???「…………食べて、寝て、起きる?」

一方通行「働かずして食う飯はうまいか?」

???「うんまいんだよ!!」

一方通行「……あっそ」

???「うんまいんだよ!!」ジュルリ

一方通行「分かったっての」


一方通行「まぁ、とにかくだ」

一方通行「俺が言いたいのは超能力者にならずとも、飯をうまく食う方法ぐらいあるってことだ」

一方通行「それに……今はいくらなんでも超能力者にはなれねェよ」

一方通行「時間もかかるからな」

???「なるほど……そっちの方が早いかな?」

一方通行「比べるまでもねェ」

一方通行「分かったら、とっとと味付けの許可ぐらいとってこい」

???「うん!料理はさせてくれないけど、味付けぐらいは任せてほしいんだよ」

一方通行「(あの過保護め)」

???「それじゃあね!お悩み相談ダイヤルさん!」

一方通行「あァ」

???「もう少し、言葉遣いを直した方がいいんだよ!それじゃ!」ガチャ

一方通行「…………」

一方通行「余計なお世話だ」



―――――――――――――――――――――――――――――――





禁書「ふんふんふん……これは……」ペロ

禁書「青酸k……じゃなくて」ペロペロ

禁書「醤油だね!」ドバー!!

上条「あぁぁああああああ!!!インデックスさーん!入れすぎ入れすぎ!!」

禁書「とうま!醤油は大豆から出来てるんだよ!いっぱい摂取すれば健康にかなりいいんだよ!」

上条「塩分過多!!高血圧になっちゃう!!」

禁書「なら同じだけ砂糖もいれればいいんだよ!!」ドザァアア

上条「いやぁぁあああああああ!!何をつくるつもりなんだぁあああ!!」

禁書「これが味付けなんだよ!」

上条「これは隠し味とかいって全然隠れていない調味料に匹敵するぞ!」

禁書「こまけぇこたぁおいしけりゃいいんだよ!!」

上条「そこまで言うなら分かった!絶対吐くんじゃねえぞ!!」

禁書「とうまもね!」

上条「なんでだ!!」


もォ二回目とか関係ねェ、原作の登場順に消化していってやるぜェ……


風呂入ってからもォ一回書きまァす


一方通行「(あの穀潰しシスターが家事で三下の役に立つとは思わねェが……)」

一方通行「まァ、それを何とかすンのがヒーローだしな」

一方通行「丸投げすンのが悪党の俺だ」


ガガッガガガノイジー ミミヲフサイダラー♪


一方通行「へィへィ」ガチャリ

一方通行「こちらお悩み相談ダイヤルゥ、ご用件はァ?」









???「帝国暦878年聖域(ここ)に魔導通信機したタキオン級戦艦者だが」









一方通行「…………は?」

???「中核(ここ)はお心の闇を取り巻くファルシ“おねだり”ダイヤルでヴァッてるのかい?」

一方通行「(なンかやべェやつがきた)」


一方通行「……」

???「なにかを魂に囁け」

一方通行「……さっきから何言ってンだ?オマエ」

???「何者であると……帝国暦878年皇帝…それが人間の『闇』だから教わったロゴスだ」

一方通行「(ダメだ、本格的にダメだ、会話になりゃしねェ」

???「テ・レァフォンヌを間違えたであろうな?………まさか、な…。」

一方通行「(……反射は俺の能力じゃない、付随しているおまけみてェなモンだ)」

一方通行「(……俺の能力の本質……粒子加速装置)」

一方通行「(こンなところで使うとはな……)」カチッ

一方通行「(……解析ッ!)」キュイーン


???「運命の歯車はラストチャンス訊く…だがここはお心の闇を取り巻くファルシソウ・ダンダイヤル・ザ・カテドラル 
    なのかね?」

一方通行「(まだだ……)」

???「闇より出でし応答なし……か」

一方通行「(ここから……もう少し……余計なモンを取り……除く!)」







???「間違い電話だったようだね、失礼するよ」








一方通行「きたァアアアアアアアアアアアア!!」

???「なんだ!急に叫んで……」

一方通行「なンでもねェ!くっだらねェ事になぜか喜ンじまっただけだ」

???「……おかしな人だね」

一方通行「(テメェにゃ言われたくねェ)」







※実際に話している言葉は文字通りじゃありません


一方通行「ンで、ここはお悩み相談ダイヤルだが……何の用だ」

???「ああ、前回は男らしさについて相談したんだ」

一方通行「…………アー?」

???「中々に適切なアドバイスだったから今回もここで相談しようと思ってね」

一方通行「ソウカソウカ、ソレハホントニドウモドウモ」

???「内容なんだけど……ごほん」








???「かっこよさの中にかわいさを見せる系男子が今来てるらしいんだ、どうしたらいいのかな?」











一方通行「…………」

???「適切なアドバイスを頼むよ」


一方通行「(コイツアレか、高校デビューの……)」パラパラ

一方通行「(アクセラ記録帳……なぜか久々だな)」

一方通行「(確か……悪ノリで適当な事ぶっこいたンだっけか……)」





???「…だが、全ては星の運命(さだめ)……、平行世界も無茶な事象をレクイレメント。
     カエダスの如く禍々しさと可憐な花のように儚く美しいさを運命の天秤に反逆だなどと……」

???『まったく、世間も無茶な事を要求するよね。かっこよさとかわいさを両立だなんて……(訳』





一方通行「(あれノリだったはずだろォ……なンで真に受けてンだよ……)」

一方通行「(もはや、かっこいいも痛いも飛び越えて、別次元の状態になってンじゃねェか……)」





???「例え世界を敵に回しても、乾ききったこの地上…それでも“力”を求めるのならテキ=セツァな
補助魔法がもらエルと幻想(おも)ってね」

???『それでも、ここなら適切なアドバイスがもらえると思ってね(訳」





一方通行「(どこに信頼を寄せる要素があったンだ……)」

一方通行「(周りもコイツを止めるやついなかったのか?)」


???「さて、そろそろアドバイスを頼むよ」

???「かっこよさの中の……かわいさってのをね」

一方通行「(ダメだ、解析しててもコイツ痛い)」

一方通行「(……いっそ、骨埋める覚悟でアドバイスするか)」

一方通行「いいか、前回俺は口調と外見のアドバイスをした」

???「ああ」

一方通行「今回のアドバイスは……」







一方通行「仕草だ」

???「アクション!?」







一方通行「(そこは英訳かよ)」

???「仕草ってどういうことだい?」


一方通行「かわいさってのは常にあるより、一瞬のほうが相手を魅了すンだよ」

一方通行「髪を下ろす仕草だとか、爪を見る仕草だとか」

一方通行「なにもいつでもかわいくいろってワケじぇねェ」

一方通行「一瞬だけでも、一瞬だからこそ十分なアクセントになる」

???「なるほど……」メモメモ

一方通行「そういうのを今のオマエに取り込んでみたらどうだ?」

???「仕草か……うん、参考になったよ」

一方通行「(そうか?)」

???「とりあえず練習してみるよ」

???「日常で違和感がなく、かわいいと思える仕草を」

一方通行「(コイツ男だよな?)」

???「では、失礼するよ、僕の言葉をここまで理解したのは君ぐらいだよ、さすがだね」ガチャ

一方通行「……うれしくねェ」



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



神裂「―――で、ステイルはどう思います?」

ステイル「何者とも言えあってはならぬね、過去でも未来でもなく、お前の生きる「今」の戦況は」

ステイル「」パチッ

アニェーゼ「!!?」

神裂「!!?」

ステイル「何か起きたか?」

神裂「(なぜ……ウィンクを?)」

神裂「そ、そうですね、ステイルの言うとおり、今は何も言えませんね」

アニェーゼ「で、ですね」

ステイル「狂乱《クル》った『存在』だね」

ステイル「」テヘペロ♪

アニェーゼ「(な、なんでテヘペロなんですか?)」

神裂「え、ええ本当に困ったものですね」

神裂「(ステイル……また何か覚えてきましたね……)」ハァ

アニェーゼ「(私の新たな感染者枠にいれるべきなんですかね?)」

以上!

行きまァす


一方通行「哀れな変化をした相談者もいたンだなァ……」

一方通行「……まァ、俺が原因か」

一方通行「(…………あそこまで痛ェ奴とは思わなかったンだよ)」



ガガッガガガノイジー ミミヲフサイダラー♪



一方通行「へェへェ」ガチャリ

一方通行「こちらお悩み相談ダイヤルゥ、ご用件は?」











???「ふぇぇ……またお電話したのですー」












一方通行「(甘ったるい声……あァー)」

???「相談にきましたぁー」


一方通行「それで、何の用かなァ、お嬢ちゃン」

???「ふぇぇ、そのやりとりは前にもしたですよー!」

一方通行「そうだっけか?生憎、物覚えが悪くてなァ」

???「先生は覚えてるのですよぉー」

一方通行「ウチの相談者は物覚えのいい奴が多いなァ」

一方通行「で、前回は何の用件だったのかなァ。お嬢ちゃン」

???「お嬢ちゃん、お嬢ちゃんと子供扱いしないで下さーい!」

一方通行「前は嬉しがってたじゃねェか」

???「それは別にして……ってやっぱり覚えてるじゃないですかぁー!」

一方通行「なァンのことだか」


一方通行「ンで、何の話だったか?」

???「前回のご相談の内容ですー」

一方通行「それは?」

???「さっきのやりとりの通り、子供扱いされるのをどうにかしたいっていう相談をしましたぁー」

一方通行「おォ、それで俺はなンていったンだっけ?」

???「あなたのような喋り方をすればいいって言われましたぁ」

一方通行「そォか、で、なンで今そンな喋り方になってンだ?」

???「えーと……とあるおバカな生徒ちゃんに説教されちゃいまして……」

???「気づいたら前に戻るどころか、もっと子供らしくなったって……周りの人からぁ」

一方通行「……つまり」

一方通行「相談内容は前回と同じ」

???「子供らしく見られないためにはどうしたらいいんでしょうか?」

一方通行「なァンも変わってねェな」

???「うぅ……」


???「せ、先生は子供と思われるよりも先生と思われたいのですー!」

一方通行「そォは言ってもよォ」

一方通行「声だけ聞いて教師を想像する奴はいねェと思うぞ」

一方通行「ンで、声だけで子供と判断されるわけねェから」

一方通行「見た目にも子供要素があるってことだ」

???「…………」

一方通行「身長150cmあるか?」

???「……140cm近くなら」

一方通行「…………」

???「…………」

一方通行「な、そォいうこった」

???「納得いかないのですー!」

一方通行「(ガキじゃねェか)」


一方通行「……」ハァ

一方通行「突然に思い出したンだが、前にAIM拡散力場の事話したよな」

???「えぇ、お話しましたけど……」

一方通行「あン時、オマエ専攻じゃないっつってたな、オマエの専攻は何なンだ?」

???「先生の専攻は『発火能力』なのですー」

一方通行「ちょいと、お聞かせ願おォか」

一方通行「先生らしくよォ」

???「いいですよー、そもそも『発火能力』というのはですねー―――」












(略)









???「―――というわけで、発火能力者の高位能力者というのは大変貴重なわけです!」

一方通行「…………」

???「…………あのー」

一方通行「ン、終わったか?」

???「ええー!!聞いてなかったのですか!?」

一方通行「いや、初めの内はだけで良かったンだよ聞くのは」

???「ちゃんと先生のお話は聞いてください!」

一方通行「いや、だから俺が言いてェのは」

一方通行「例えオマエが子供に見られようがなんだろォが」

一方通行「きっちり生徒に対し教師でいられるかっつゥことなンだよ」

???「生徒ちゃんに対して?」

一方通行「俺が『発火能力』について聞いたとき、オマエは説明できただろ」

???「聞いてなかったじゃないですか」

一方通行「それはいいンだよ」

一方通行「流し聞きだができるだけ分かりやすい説明だったってのも分かる」

一方通行「ならそれでいいだろ」

???「…………」

一方通行「オマエ個人が子供として見られるのが嫌っつゥのは分かる、だがそれは」

一方通行「生徒に先生としてみられてねェかもしれねェ、っつゥ不安みてェなモンだろ」

一方通行「もォ一度、思い出してみろよ、周りの人間がオマエをなンて呼ンでるのかをよ」

???「……」


???「…………ふふっ」

一方通行「あァ?」

???「いえ、思い出してみたらおかしくて」

???「だってみんな……みんな先生ってつけて先生を呼ぶんです」

一方通行「そりゃオマエが教師だからな、当然だ」

???「そう、当然なんですよね、先生は教師なんですから」

???「生徒ちゃんを見守る大人なんですから!」

一方通行「……そォそォ、立派な大人だよなァ、お嬢ちゃん」

???「んなぁ!だから先生は子供じゃないのです!」

一方通行「……まァ、ガキくせェ喋り方が少し戻ったのは確かだな」

???「あっ、そういえば元の喋り方に……」

???「お悩み相談ダイヤルちゃん、中々やりますね」

一方通行「……あったり前だ、俺を誰だと思ってる」

???「お悩み相談ダイヤルちゃんであり、先生の生徒ちゃんですよー!」

一方通行「そンなモンになった覚えはねェ」


???「先生の授業を聞いたんですから、生徒ちゃんですよー」

一方通行「聞いてねェよ」

???「とにかく、先生はもう子供と呼ばれることを……気にはします」

一方通行「するのかよ」

???「そりゃ先生はお酒も飲める大人ですから!」

???「でも、悩みにはしません」

???「生徒ちゃんが先生を先生と思ってくれるなら!」

???「ですから、お悩み相談ダイヤルちゃんも、先生の事を先生と呼んでくださいね!」

一方通行「生徒になったつもりはねェ」

???「じゃあまた電話しますよ?」

一方通行「先生、電話はこれきりで」

???「ふふっ、そうしますね」

???「それじゃあ、ありがとうございました」

???「また、話が聞きたくなったらいつでも聞きにきてください」

???「先生は案外有名なんですよ? それではー!」ガチャ

一方通行「…………先生ねェ」

一方通行「いたな、そンな奴も……昔は」



―――――――――――――――――――――――――――――――


小萌「さぁー賢い子ちゃんもおバカちゃんも張り切って勉強していきますよー!」

上条「なんか先生やけに気合入ってんなー」

土御門「にゃー、元通りって感じですたい」

青ピ「」ハァハァハァ

子萌「こらー!そこの三バカちゃんたちー!私語は慎んでくださーい!」

上条「へいへい」

土御門「了解だにゃー」

青ピ「」ハァハァハァ

上条「んじゃあ、授業始めてください」

上条「小萌先生」

小萌「……はい!」ニコッ

青ピ「」ハァハァハァハァハァハァ!!!

以上!

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