小咲「入れ替わりネタ!?」楽「え?」 (47)

 

ガタガターン


小咲「いたたっ。ちょっと小咲!なんで階段で転ぶの!?危ないでしょ」

るり「えへへ。助けてくれてありがとう。るりちゃん」


小咲「…え?」

るり「…へ?」


「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ」


るり「え?ウソ?私とるりちゃんが入れ替わってる!?」

るり「漫画とかで読んだ事あるけど…そんな…」

小咲「…」ダッ


るり「え!?ダッシュしてどこに行くの!?るりちゃん!」


ダダダダダダダッ


楽「ん?小野寺?」


ギュウウウウウ


楽「!?」

楽(お、小野寺が抱きついてきた!?)

小咲「一条君…キスしたいな」

楽「な、なっーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!??」



るり「るりちゃーーーーーーーーーーん!!!!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1402231435

 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ガバッ

小咲「って、夢ーーーー!?」



小咲「どうせ夢ならもうちょっと頑張ってよ!るりちゃん!」

小咲「…」

小咲「まだ、夜中だから寝よう…」

小咲「…」

小咲「くー」Zzzzz

■夢の中~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ドーン


小咲「キャッ」

万里花「いたた…って、あれ!?体が入れ替わってる!?」

小咲「…」

万里花「万里花ちゃん。どうしよう!?」アタフタ

小咲「」ダッ

万里花「え!?ダッシュしてどこに行くの!?」



ダダダダダダダッ


小咲(フフフフフフフフフ)

小咲(楽様は小野寺さんに気を許していた様子…)

小咲(これは素晴らしい体を手に入れましたわ!)

小咲(これなら桐崎さんにだって負けない!)

楽「ん?小野寺、どうしたんだ?廊下を走って…」

ギュウウウウウ

楽「っ//」

小咲「一条君~」スリスリ

楽「なぁっ//」

楽(ぐわああああああああああああああああああああああああああああ)

楽(なっなんなんだ!?この状況は!?)

小咲「大好きですわ…じゃなくて、私ね、一条君の事が大好きなんだよ」

楽「…え?えぇぇぇ!?」

小咲「だから、結婚してほしいかなって//」

楽「…」

楽(お、小野寺にここまで言わせて…オレって奴は…こうなったらオレも男を見せべきだ!)

 
万里花「ハァハァ…よ、ようやく、追いついた」

万里花「って………あれ?」


楽「オレもお前の事が大好きだ。結婚しよう」

ギュウウウウウウ

小咲「らっくん…幸せにしてね//」

楽「ああ、もちろんだ」

万里花「…え?」

■数年後

牧師「二人で助け合うことを誓いますか?」

「誓います」

牧師「では、誓いのキスを」




チュッ


小咲「らっくん//」

楽「小咲…幸せにしてやるからな//」


千棘「まぁ、小咲ちゃんなら仕方ないよね…」

鶫「ですね」

春「お姉ちゃん。幸せに…」

万里花「え…えぇーーーーーーーーーーーーーーーー!?」

るり「小咲…どんまい」

 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ガバッ

小咲「って、夢ーーーー!?」




小咲「夢で本当によかったぁ…」

小咲「…」

小咲「一条君。すぐに結婚決めちゃったな…」

小咲「も、もしかして、一条君って私の事が…」

小咲「…」ドキドキ

小咲「まぁ、そんな事あるはずないよね」


小咲「まだ、夜中の3時か…明日も学校だし早く寝よう…」

小咲「…」

小咲「くー」Zzzzz

■夢の中~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ドーン


小咲「うぅ…痛い…」

春(小野寺妹)「いたた…って、あれ!?体が入れ替わってる!?」

小咲「って、あれ!?私!?」


………


小咲「なるほど、私とお姉ちゃんの体が入れ替わっちゃったわけか…」

春「ど、どうしよう」

るり「とりあえず、落ちつきなさい。小咲」

るり「そして、春ちゃん。こっちにおいで」

小咲「え?」

春「?」


るり「その姿で、一条君とイチャイチャしてきなさい」ボソボソ

小咲「な、なるほど。それで既成事実さえ作ってしまえば…」ボソボソ

るり「そう。二人は元々相思相愛。なんの問題もないわ」ボソボソ

小咲「わかりました!」ボソボソ


小咲「では行ってきます!」ダッ

春「え?どこに行くの?」

るり「ちゃんとメロメロにするのよーーー」

小咲「はーい」

春「…へ?」

るり「あなたはここで待機ね」

春「え?」

 
ダダダダダダダッ


楽「ん?小野寺、どうしたんだ?廊下を走って?」

小咲「一条先輩…一条君。ちょっといいかな?」

楽「なんだ?」

小咲「…」

小咲(って、私は何をすればいいのーーーー!?)

るり『その姿で、一条君とイチャイチャしてきなさい』

小咲(そ、そもそも『イチャイチャ』ってなに!?)


小咲「…」ジー

楽「?」

楽(小野寺がすごくオレを見てる…も、もしかして、寝癖とかか!?)

小咲(で、でも、これもお姉ちゃんの為…お姉ちゃんの為…)

小咲(決して、私が一条先輩に抱きしめられたいから、抱きつくわけではなく)

小咲(先輩のぬくもりが欲しいから抱きついたり、キスするわけではなく…)

小咲(…)

小咲(ぐ、ぐぬぬぬぬぬ)

楽「小野寺?」

小咲「なっななななに?」

楽「ん?どうかしたのか?」

小咲「べ、べつに、なんでもないよ。ちょっと用事を忘れちゃっただけで。あはははは」

楽「そうなのか。じゃあ、オレからちょっといいかな?」

小咲「え?な、なに?」

楽「この前、春ちゃんと3人で水族館に行っただろ?」

小咲「うん。行ったね」

楽「その時に、春ちゃんがチケットを用意してくれただろ?」

小咲「そ、そうだったかな?」


楽「それで、そのお礼にプレゼントを買おうと思うんだが、小野寺は何がいいと思う?」

小咲「ブーーーーッ」

楽「お、小野寺!?大丈夫か!?」

小咲「だ、大丈夫。い、いらないんじゃないかな?」

楽「いらないわけないだろ。せっかく春ちゃんが、みんなを楽しませようと用意してくれたんだからさ」

小咲「なっ…」

小咲(一条先輩…せっかくお姉ちゃんと二人っきりなのに…私の事を考えてくれて…)


楽「だから、何がいいと思う?」

小咲「そうだね。一条君が選ぶものなら何でもいいと思うよ」

楽「え?」

小咲「一生懸命、選んでくれたものなら、なんでも春は喜んでくれると思うな」

楽「そ、そうかな?」

小咲「うん♪」

 
………


るり「…で、どうだった?」

小咲「すいません。私、あの人の事が苦手で…」

るり「そうだったわね。無理させてごめんなさい」


小咲(ごめんなさい。るりさん…)

小咲(私が…メロメロになってしまいました…)


春「よ、よかった…なにもなくて…」

 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ガバッ

小咲「夢…」

小咲「夢だけど、春と一条君が仲良しで嬉しかったなぁ…」


小咲「でももし春が一条君を好きになったら、私どうするんだろう?」

小咲「…」

小咲「うん。その時は私は春を応援しよう」

小咲「だって、私の大切なたった一人の妹なんだから」



小咲「夜中の4時か…寝なきゃ」

小咲「…」

小咲「くー」Zzzzz

今回はここまで

また近いうちに投下します

■夢の中~~~~~~~~~~~~~~~~~~


小咲「キャッ」

鶫「小野寺様!?大丈夫ですか!?」ガシッ

小咲「あ、あれ?」

鶫「どうかしました?」

小咲(ぶつかったと思ったら、普通にキャッチされちゃった…)


鶫「??」

小咲(『ドーン』ってやらないと話が進まないのに…どうしよう…)

小咲(…あれ?話ってなんだっけ?)

○鬱に関して
書く予定はありません。ごめんなさい
(鬱→HAPPYENDでも、キャラが苦しむところを見たくないし、考えたくないからです)

小咲「ううん。なんでもないんだ。ありがとう。鶫さん」

集「ハロ~。誠士郎ちゃん!どうか私めにアメリカ式ハグを!」

鶫「死ねーーーーーっ!!!」


ドーン


鶫(し、しまった!私が殴った舞子集が飛んで、小野寺様にぶつかってしまった!)

小咲「………」

集「いたた」

小咲「」チーン


鶫「大丈夫ですか!?小野寺様!」

鶫「あと、ついでに舞子集も怪我はないか!?」


集「…って、あれ!?体が入れ替わってる!?」


鶫「え?……………えーーーーー!?」

 
………


鶫「なるほど、理解しました」

集「ど、どうしよう」

鶫「大丈夫です。こういう類はウチ(ビーハイブ)が何とかしてくれますので」

集「そ、そうなの?」

鶫「ええ。3時間もあれば完成する予定です」

集「よ、よかったぁ…」

鶫「ちなみに舞子集は後遺症が無い睡眠薬で、ぐっすり眠らせてますのでご安心を」

集「そ、そうなんだ」

鶫「ええ。こいつに小野寺様の体を触らせたりなどは、絶対にさせませんので」」

集「ありがとう鶫ちゃん」

鶫「いえ、お礼など言わないでください。今回の件はすべて私が悪いですので」

集「それでもありがとう。鶫ちゃん」

鶫「いえ、本当にすいませんでした」

集「ううん。そんなこと…」

鶫「いえいえ…」



「おーい。集ー。ちょっといいかー」


集「あ、あの声は…」

鶫「一条楽ですね。そうだ。せっかくですし、遊んで来られたらどうでしょう?」

集「え?」

鶫「男の視点だと、また違ったものが見えて面白いのではないでしょうか。大丈夫、舞子集は私が見張っていますので」


楽「集。ちょっといいか?」

集「う、うん。じゃあね。鶫ちゃん」

鶫「はい。また後で」


楽「…」

楽(少し見ない間に仲良くなったんだなこいつら)

 
………


集「で、なに?一条君?」

楽「い、一条君?何を言ってるんだテメーは…」

集「そ、そうだったね…じゃなくて、そうだったな。ら…ららららら…」

楽「ん?お前、なんか様子が変だぞ?」

集「//」カァー

楽「んん?」

集(…………………………………)

集(無理ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー//)

集(呼び捨てなんて難易度高すぎだよ。『楽』とか絶対に無理だよ!)


楽「まぁ、いいや。でさ、小野寺の事なんだけどさ」

集「え?」

集(わ、私の事?え?え?え?)

楽「ちょっと気になった事があってさ…」

集(ま、まさか!!汗のにおいの事かな!?)

集(今日は遅刻しそうだったから、朝から走ったせいで汗一杯かいたし…)

集(るりちゃんは『全然匂わない』って、言ってたけど、るりちゃん鈍感だし…)


集(それで隣の席の一条君にはバレちゃって…)

集(ど、どうしよう。とりあえず、私の体のところに戻ってファブリーズを…)


楽「ほら、6月15日は小野寺の誕生日だろ?何を渡そうかなって思って…さ」

集「…へ?」

楽「『へ?』じゃねーよ。オレは真剣なんだぞ」

集(い、一条君が私の誕生日プレゼントを…)

 





集(すごく嬉しいなぁ…)





 

楽「おーい、集ー?」

集「え、えーと、別に小野寺なら何でも喜ぶと思うよ」

集(うんうん。一条君が選んでくれたものなら何でも嬉しいよ)


楽「『何でも』って、『何でも』いいわけないだろ」

集「そ、そうかな」

楽「それにさ…オレ、これを渡す時に告白しようと考えてるんだ」

集「…え?」

集(こ、告白って…)

集(そ、そういえば、今朝は少し寝癖があったかも…)

集(まさか…『小野寺…寝癖がすごいな』って内容の告白なのかな…)ドキドキ

楽「いや、なんつーか。やっぱり高校生の間に『小野寺と恋人』になりたいしさ」

楽「それで、プレゼントともう一個相談なんだが、どんな告白がいいと思う?」

集「∵」

楽「おい、集?」

集「∑∵」

楽「んん?」


ダダダダダダダダ


楽「集ーーーー!どこに行くんだーーーーーー!?」

 
ダダダダダダダダ


集(……………………………)

集(………………………………………………………………………)


集(…)


バタンッ




集(っ~~~~//)

集(あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ//)

集(どうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう)

集(嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい!!!)

集(嬉しいよぉーーーー//)


集「一条君が…そっか。そっか…//」ドキドキドキドキ

集「//」カァー


るり「…なにニヤニヤしてんの?キモイわよ…」

集「るりちゃん!聞いて聞いて聞いて!」

ギュウウ

るり「なっ!?」

集「私ね!私ね!私ね!一条君に!」


バキッ


集「」チーン

るり「な、なんなのよ。一体…」

 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ガバッ

小咲「…」

小咲「…」キョロキョロ

小咲「…」

小咲(わああああああああああああああああああああああああああ)

小咲(るりちゃんのバカ!バカ!バカ!バカーーーーー!)

小咲(せっかく一条君と恋人同士になれると思ったのに!)

小咲(るりちゃんのバカーーーーーー!!!)


小咲「そ、そうだ!すぐに寝れば夢の続きが見られるかも!」

小咲「寝よう!うん、すぐに寝よう!」

小咲「…」

小咲「…」

小咲「あぅ…嬉しすぎて…眠れない」

小咲「ねむれー。ねむれー。わたしーねむれー」

小咲「…」

小咲「はぁ…もう夜中の5時。続きが見れても1時間ちょっとで起きる時間…」

小咲「…」

小咲「くー」Zzzzz

■夢の中~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ドーン


小咲「うぅ…痛い…」

千棘「いたた…って、あれ!?体が入れ替わってる!?」

小咲「って、あれ!?私!?」


………


小咲「なるほど、小咲ちゃんと体が入れ替わっちゃったわけか…」

千棘「ど、どうしよう」

小咲「って、私、今から楽と『定期デート』だったんだ!行ってくるね」

千棘「ちょっと!千棘ちゃん!私の体で行くの!?」

小咲「…あっ」


………


小咲『なにかあったら、私がサポートするから『定期デート』頑張って』


千棘(ど、どうしよう。こんな形で一条君とデートする事になるなんて…)

千棘(嬉しいような…嬉しすぎるような…幸せなような…)

千棘(はぁ…嬉しすぎて壊れちゃいそう…)

楽「よぉ、千棘」

千棘「」ビクッ

楽「じゃあ、行こうぜ」

千棘「う、うん//」カァー


キラーン


楽(ん?なにか光ったぞ?)

楽「…」

楽(って、あれは…ビーハイブのメガネ(クロード)の光か!?)

楽(最近、監視に来なかったと思っていたんだが…よし!今日は気合入れるか!)

小咲(ふふふふふふ。このグラサンにマスクなら、私って簡単には気付かないわよね)

小咲(いい楽?浮気は即刻死刑なんだからね)

楽「よし、ハニー。今日はいつも通り、ラブラブで行こうぜ!」

千棘「えっ…らぶらぶ?」

千棘(ら、ら、ら、ららららららららーーーーー//)カァー

楽「ほら、手貸してくれ」

千棘「えっえ?え?」


ギュッ


千棘(んにゃーーーーーーーーーー//)

千棘(恋人つなぎーーーーーーーーーーーー//)

楽「よし、じゃあ行こうか?ハニー」

千棘「…え?」

楽「どうかしたのか?」

千棘「う、ううん…い、行こっか//」

楽「お、おう?」


小咲(ぐぐぐぐぐぐぐ)

小咲(小咲ちゃんいいなぁ。小咲ちゃんいいなぁ)

小咲(最近、私と手を繋いでくれない癖に!)

小咲(よりにもよって、なんで今日繋ぐのよ!)

小咲(あと、中身が私じゃないって気付いてよ!このバカーーーーー!!!!)


楽(うぉぉぉ。茂みの中から殺気とメガネの光を感じる。やっぱり恋人繋ぎは正解だったみてーだな)

■マグロナルド

楽「なぁ、千棘。なんか緊張してねーか?」

千棘「え?そ、そうかな?」アセアセ

楽「…いや、喋り方も少しおかしいような…。あと顔真っ赤だし」

千棘「ゴホッゴホッゴホッ。ちょ、ちょっと風邪っぽいかなーって」

楽「ふ~ん。まぁ、いいや。オレにはうつすなよ」

千棘「う、うん。頑張るね」

楽「?」

楽(おかしいな…普通ここで怒ってくるんだが…)

店員「ご注文の品お待ちしましたー」


楽「ありがとうございます」

千棘(うぅ…一条君とデート…ダメだ。幸せすぎるよ…)

千棘(千棘ちゃん、デートでは特に何もやってないって言ってたのに、手を繋いでたりとか…大胆な事してたんだなぁ…)

千棘(もう、ずっと千棘ちゃんの体でもいいかも…)

千棘(って、駄目だよね!千棘ちゃんは私の体なんかより、元の体の方が!)


楽「ほら、千棘。『あーん』」

千棘「えっ//」

楽「ほら、さっさと食えよ。あーん」

千棘「なっななななななな//」

千棘(どうしよう。どうしよう。どうしよう。どうしよう!)

楽「な、何を嫌がってるんだよ。ハニー。いつもあんなにやってたじゃないか?」

千棘(えーーーーーいつも!?)

楽「ほら、早くしないと、あのメガネが怪しむだろ?」ボソボソ

千棘「え?あっ、そっか。演技だよね。演技」

楽「ったりまえだろーが」

千棘「あはははははは」

楽「?」



楽「まぁ、気を取り直して…あーん」


パクッ


楽「どうだ?うまいか?」

千棘「//」

楽「ハニー?」

千棘(味なんか全然わからないよぉーー//)

千棘(いいなぁ、千棘ちゃん。いいなぁ。千棘ちゃん)

千棘(それに、デート中の一条君は大胆というか、積極的な男の人って感じで非常に良いと思います)

千棘(…)

千棘(いいなぁ…千棘ちゃん)

楽「…」

楽(…なんだ?この千棘の顔…)

楽(やっべぇ…なんかすごく可愛く見える…)

楽(って、何を考えてるんだ!オレ!)

楽(オレには小野寺という天使がいるのに!)


小咲「こんにちは。一条君」

楽「って、小野寺!?」

千棘「!?」

小咲「あら?デート中だったのかしら?ごめんね。邪魔して」ゴゴゴゴゴゴ

楽「え?お、小野寺?」

千棘(千棘ちゃん!?口調が無茶苦茶だよ!?)


ボスッ


楽「お、小野寺?」

小咲「…」ブスー

千棘(え?あれ?なんで一条君の隣に座るの!?)

楽(うおおおおおおおおおおおおおおおお!)

楽(なんかよくわからねーが、小野寺が隣に座ってきた!?)

楽(なぜか不機嫌みたいだが…)


楽(これはこれでスッゲー可愛い!!!)


楽(あーもうっ!小野寺はどんな顔をしていても天使だな!)


楽「な、なあ、小野寺は何が食べたい?」

小咲「え?じゃ、じゃあ、楽…一条君と同じものを」

楽「わかった。買ってくる」

小咲「お、お金」

楽「いいって。気にすんな」


楽(これで小野寺が機嫌直してくれればいいんだが…)

小咲(ふんっ。なによ。小咲ちゃんには優しくしちゃってさ)

千棘(千棘ちゃん…いいなぁ。優しくして貰って…)

 
………


小咲「でねー」

千棘「そうなんだー」

キャッキャッ


楽(メガネの気配が消えたな。小野寺が来たから退散したか?)

楽(まぁ、デートって雰囲気じゃなくなったしな)


小咲「うんうん。だよねー♪」


楽(それにしても、小野寺の期限が良くなったみたいでよかった)

楽(やっぱり、小野寺には笑顔が似合うしな)


千棘「…」

千棘(一条君…さっきから千棘ちゃんばかり見てる…)

千棘(千棘ちゃんにばかり声をかけてる…)

千棘(そっか。一条君はやっぱり千棘ちゃんの事が…)




千棘(そうなんだね…一条君…)

 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ガバッ

小咲「…」

小咲「朝ごはん食べて、学校に行かなきゃ…」



■朝 登校中


小咲(はぁ…色んな夢を見たなぁ…)

小咲(…)

小咲(夢の中の一条君。嬉しそうだったなぁ…)

小咲(やっぱり一条君は、私より他の誰かと一緒の方が嬉しいのかな)

小咲(だって、私の中身が入れ替わった時の一条君はとても嬉しそうだったし…)

小咲(…)


「おーい、小野寺~」


小咲「あっ…おはよう。一条君」

楽「おう。おはよう」

小咲「…」

小咲(え、えーと、何を話せばいいんだろう…)

小咲(うぅ…夢の事で頭がいっぱいで…)

楽「…」ジー

小咲(あれ?一条君が私を見てる?)

小咲「えーと、顔になにか付いてたりする?」

楽「ん?いや、なんつーかさ。小野寺と一緒にいるのが一番落ちつくなって」

小咲「え?」

楽「あっ、べ、別に深い意味はないんだ。ほら、オレ達付き合いが長いからさ」

楽(って、やべ…昨日変な夢を見ちまってつい…)←小咲とまったく同じ夢を見た人


楽「…って、どうしたんだ?ニヤニヤして…」

小咲「実は今日、ちょっといい事があったんだ」

楽「ふ~ん…?」




小咲(私と一緒にいるのが一番落ちつくか…)

小咲(ふふっ♪)




小咲「今日も一日頑張ろうねっ」ニコッ

楽「ん? お、おう」


小咲「~♪」

楽「??」





       終わり

これにて終わりになります。
読んでくれてありがとうございました!
また機会があればよろしくお願いします!

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