オッレルス「探し物は見つかったのか?」シルビア「さあね」 (14)

>>1はss初心者です。駄文注意

・ほとんどキャラのセリフのみで、たまに地の文を入れます

・キャラ崩壊があるかもしれません

・更新は不定期です、1週間に1、2回ぐらいにはしたい。

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シルビア「おい、オッレルス!何であの女を助けたんだ」

オッレルス「別に私としては助けたつもりは無いんだけどね……」

シルビア「ふざけるなよ。オッレルス、オティヌスはあんたから大切なものを全て奪ったんだぞ!」

シルビア「魔神に近しい者として振るっていた北欧玉座だって使えなくなった!体だってその辺の魔術師何かより貧弱になっちまって……」

シルビア「その上なんだ!オッレルスを助けるために聖人の音速挙動を素手で受け止めるだと!?あいつには、オティヌスにはあんたがそこまでして守る程の価値があったのか!」

オッレルス「シルビア」

シルビア「……何だよ」

オッレルス「元より私は魔神という縛りに何の執着もない。それはシルビアが一番知っていることだろ?」

シルビア「だけど!」

オッレルス「落ち着いてくれ、シルビア。何時ものよりに冷静になれ、クレバーに戻るんだ」

シルビア「私は落ち着いている。冷静だからこそ怒っているんだよ」

オッレルス「今回の件、オティヌスが魔神としての力を失う事で幕を下ろすことになった」

オッレルス「だが、君だって知っているだろう。その結末に辿り着くまでに何が起きたか」

シルビア「……ああ」

オッレルス「ならば分かるはずだ。オティヌスが元より持っている魔神としての力、世界を何度も滅ぼす事のできる『弩』という切り札があった事が」

シルビア「それがどうしたっていうんだ!」

オッレルス「私は君たちの戦いを見ていた。君が最初からオティヌスを殺していれば止める事は無かったのかもしれない」

オッレルス「しかしだ……もしもあの時、君が上条当麻をオティヌスへの見せしめとして殺していたとしよう。もしもその時、全てを失ったオティヌスが『弩』を発動したとしよう」

オッレルス「世界はどうなると思う?」

シルビア「……っ」

オッレルス「最悪の事態だよ。世界を破壊する『弩』の発動と、世界の基準点である『幻想殺し』の消滅」

オッレルス「それが何を導くか、君なら容易に想像できるはずだ」

シルビア「……ああ。世界は滅びていただろうな」

オッレルス「そうだ。そして、その滅びた世界には『主神の槍』も『幻想殺し』も存在しない。決して元の世界へと戻ることはないだろう」

シルビア「確かに、軽率な行動だったのかもしれない……でも、私はっ、あんたが傷ついて、それなのに……あいつを黙って見過ごすことなんて……私には」

オッレルス「分かってるよ、シルビア。シルビアは優しいからね」

オッレルス「だが、思い出して欲しい。私たちは復讐や破壊のために力を求めたわけではない。だから、そんな理由の為に君に力を振るって欲しくないんだ」

オッレルス「それに、もしそうなっていたらシルビアが死んでしまったかもしれない。私が嫌だったんだよ、復讐何てつまらないことで君に傷ついて欲しくなかったんだ」

シルビア「……ごめん」

オッレルス「謝る必要はない」

シルビア「分かった、今回の事はもう何も言わない」

オッレルス「そうしよう」

シルビア「……だから、別の事を言わせて貰っていいかな」

???「おーい!これ、お代わりって無いのか」

オッレルス「……俺は少し腕が痛いし疲れたから、そろそろ休もうかなー」

露骨にシルビアから目をそらしたオッレルスは、急いで逃げ出そうとする。シルビアはそんなオッレルスの首を後ろから掴んだ。

シルビア「で、あのテーブルにいるの、ナニ?」

投下終わります。
幻想殺し云々は完全に独自解釈なので、オッレルスがシルビアを止めた理由なんかは完全な妄想です。
すいません。

これでトリ付けれたかな……?
CPは基本オッレルスとシルビアです。
後ストーリーとかじゃなくてほのぼのとのんびりやって行きたいと思っています。

……これでトリ大丈夫かな?

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