煌「すばらっ!」ターボメン「!?」(61)

ターボメン「なぁ」

クラッシュマン「なんだ」

ターボメン「素晴らしいって英語で何て言うんだ?」

クラッシュマン「…さぁ」

ターボメンクラッシュマン「「……」」

ターボメンクラッシュマン「「……」」チラッ

煌「すばらっ!」

ターボメン 「!?」

ターボメン「貴様何者だ、ここは完璧超人しか入れぬはずだぞ」

煌「すばらっ!」

クラッシュマン「返答によっては生きて帰れぬかもしれんぞ…」

煌「すばらっ!」

ターボメンクラッシュマン「「……」」

ターボメンクラッシュマン「「焼き肉のたれと言えば?」」

煌「えばらっ!」

ジャック・チー「おい貴様ら武道の奴を見なかったか?」

ターボメン「見て無いぞ?」タカイタカーイ

煌「すばらっ!」キャッキャ

クラッシュマン「何か用でもあったのか?」

ジャック・チー「いや、特に用という訳ではないが、まぁ居ないなら別にそれでいい」

ターボメン「そうか」オンマサンダヨー

煌「すばらっ!」キャッキャ

「……こんな所にも影響が出ていたとはな……」カツカツ

クラッシュマン「今日は珍しい来客が多いな」

ミラージュマン「そのようだな、無量大数軍諸君」

クラッシュマン「一体あんたまで何の用だ?」

ミラージュマン「薄々分かっているのだろう?私がここに来た理由を」

クラッシュマン「まぁ思い当たる付しは一つだけだがな」

クラッシュマン「あの小娘の事だろ?」

ミラージュマン「うむ、ご名答」

ミラージュマン「それと、武道についてもだ」

クラッシュマン「武道がどうかしたのか?」

ミラージュマン「いや、武道だけでも無いかも知れぬ」

クラッシュマン「何が言いたい、さっさと要件を言え」

ミラージュマン「……現在外の世界で何か異変が起きている、お前達には武道を連れ戻して欲しい、場所は日本の長野県にある清澄という高校にいるはずだ」

ミラージュマン「その間に私はこの件の原因について調べてくる」

クラッシュマン「了解した、行くぞターボメン!」ダダダ

ターボメン「うむ、ついてこいすばらっ!」ダダダ

煌「すばらっ!」ダダダ

ー清澄ー

京太郎「部長どうするんすかこのおっさん」

久「どうすると言われてもねぇ」

ストロング・ザ・武道「トゥー!」

和「警察に連絡した方が良いのでは?」

まこ「何も察に突き出さんでも」

咲「でも、このままじゃ練習出来ませんよ?」

久「雀卓の上で正座したまま動かないからね、せめて降りてくれるとありがたいんだけど……」

ガシャーン!

まこ「何事じゃっ!」

シュタッシュタッシュタッ

「それ以上武道に暴行を加えるのは止して貰おうか!」

「それでも、続けるというのなら……」

ターボメン「この俺が相手になってやる」

久「あーあ窓割っちゃって……修理いくらかかるかしら?」

クラッシュマン「おい」

久「冗談よ冗談」

久「で」

久「相手になってやるって言ってたけど本気?」

ターボメン「当たり前だ、この完璧超人ターボメンに二言は無い」

久「そうね、じゃあ面子は……」

咲「あの……ホントにやるんですか部長?」

久「えぇそのつもりだけど?」

咲「こんなおかしな人と私あんまり打ちたく無いんですけど」

和「私も咲さんと同感です、いきなりガラスを破って侵入してくるような不審者と打つ暇はウチの部にはないはずです」

久「たまにはいいんじゃない?息抜きとして、それに……」チラッ

クラッシュマン「待っていろ武道今直ぐにこやつらを血だるまに変えてくれるわ!」

クラッシュマン「ターボメンがなっ!」

煌「すばらっ!」

ストロング・ザ・武道「トゥー!」トビオリ

久「荷物を退かしてくれた恩も有るしね」

咲和「「はぁ……」」

久「で、面子は咲と和と誰にしようかし……」

優希「主役は遅れてくるんだじぇ!」バンッ

京太郎「補習で遅れただけだろ!」パシッ

優希「あうっ」

久「揃ったわね」

ターボメン「その三人が相手か?全員一斉にかかって来てもいいんだぞ?」

まこ「なに言っとるんじゃこいつ」

久「あははっ凄い自信ね」

咲「やっぱりおかしいよこの人」

ターボメン「まぁ良い、さっさとリングに上がれ」

和「リング?……まぁ戦う場と言う意味では一致してるかも知れませんが」

優希「リングじゃ無くて席につくじぇ!」

ターボメン「!?」

ターボメン(今まで長いこと戦ってきたが、まさかこんなデスマッチが存在していたとはな……)

ターボメン(四人が奇妙な台を囲む様に座りゴングを待つ)

ターボメン(ふむ……これなら何処かの暴れ馬の様にゴングがなる前に強襲をかける事も出来ない)

ターボメン(蹴りを入れようとすれば台に足をぶつけ、殴ろうとしても距離が有りすぎて届かない、マックス・ラジアル並みの巨体ならわからんが……生憎俺はそんな巨体じゃない)

ターボメン(ゴングが鳴れば皆後ろに下がろうとするだろう……しかし!)

久(急に黙り込んだわね)

まこ(馬鹿なこと考えて無ければ良んじゃが)

ターボメン「すばらっ!ゴングを鳴らせ!」

優希「ゴング?」

和「なに言って……」

煌「すばらっ!」カーン

和「ちょっ花田先輩!?」

ターボメン「ボシューッ!」ガタッ

ゴングが鳴ると同時にターボメンは普通の雀士には到底真似出来ない行動に出た。

それは……

ターボメン「下等超人どもは距離を取る事に集中するだろうが……」ピョン

ターボメン「この完璧超人ターボメンに距離を取るという選択肢は無いっ!」

ターボメン「この妙な台の上を飛び越えれば直ぐに攻撃を仕掛ける事ができる!」ガシッ

優希「じぇぇ!?」ググ

クラッシュマン「いいぞっ!小娘を一匹リフトアップした!そのまま秒殺してしまえ!」

ターボメン「言われなくてもそのつもりだ!」

ターボメン「喰らえ!カルフォルニア・クラッ「ちょっと!」」

ターボメン「ボシュッ!?」ピタ

久「何してるのっ!」

ターボメン「何ってカルフォルニア・クラッシュだが?」

和「良いからゆーきを下ろして下さい!!」

ターボメン「何故だ?」

和「良いから!もうっ!」バッ

優希「うぅ~のどちゃーん」グスッ

和「かわいそうにゆーきこんなに怯えて」ヨシヨシ

咲「優希ちゃんがこんなに怯えるなんて……」

優希「顔色一つ変えないのが逆に怖かったじぇ、私を殺す事なんてなんとも思って無いみたいで」

久「あなたこれが何の試合かわかってるの?」

ターボメン「あぁ俺がこの小娘どもを皆殺しにすれば良いのだろう?」

久「違うわよ」ハァ

ターボメン「ボシュッ!?」

久「これはねぇ麻雀っていう競技なの」

ターボメン「麻……雀だ……と?」

ターボメン「相手を殴ったり蹴ったりは?」

久「しちゃ駄目」

ターボメン「関節を極めるのも?」

久「駄目」

クラッシュマン「チョークはっ!チョークして閉め落とすのは!?」

久「駄目」

武道「トゥー!?」

ターボメン「じゃあ何すんだよっ!!」バンッ

久「簡単に言えばこの牌ってやつを同じ柄もしくは1、2、3、見たいに連続する数字を集めればいいのよ」

クラッシュマン「ギガギガ~(笑)」

ターボメン「ボシュー(笑)」

ターボメン「そんな簡単なことでいいのか」

ターボメン「この勝負貰ったな」

久「言ってくれるじゃない」

ー数分後ー

ターボメン「ボシュラーッ!」1000

優希「口ほどにもないじぇ!」12800

ターボメン「あぁ?」ギロッ

優希「ひぃっ」ビクッ

久「あら、簡単なんじゃ無かったのかしら?」

咲「もういいんじゃ無いですか部長、この人ルール分かって無いみたいですし」25000

ターボメン「まだだ、まだ止める訳には行かない」

ターボメン「俺は完璧・無量大数軍この戦いの<完遂>を……」

武道「トゥー……」

久「まだ彼はやる気みたいよ?」

咲「わかりました」

ターボメン(とは言った物の……)

ターボメン(柄も数字もてんでバラバラ)バラバラ

ターボメン(俺は完璧では無かったと言うのか?)

(おや、随分と弱気ですねぇあなたらしくも無い)

ターボメン(お前は!?)パチッ

グリムリパー(お久しぶりですねぇターボメン)

ターボメン(いや、言うほど久しく無いぞ?)

グリムリパー(まぁそれはおいといて)

ターボメン(いいのかそれで……)パチッ

グリムリパー(いいのです)

グリムリパー(あっそれツモってますよ)

ターボメン(ツモってなんだ?)

グリムリパー(いいから牌を倒して)

ターボメン(こうか?)バラララ

グリムリパー(そうそう良くできましたねぇ)

ターボメン(そんな事はどうでもいい)5800

ターボメン(グリムリパーよ何故お前が俺にこのタイミングで話かけて来る?)

ターボメン(俺は今忙しいんだ)

グリムリパー(お話するのに理由が必要なのですか?)

グリムリパー(強いて言うなら……)

「カン」

グリムリパー(おや)

「カンもう一個カン、ツモ」

クラッシュマン「何ィ!」

煌「すばらっ」

咲「嶺上開花」バラララ

クラッシュマン「こんな事がただの人間に可能なのか……?」

ターボメン(強いて言うならなんなんだ?)500

グリムリパー(不味いですねぇ)

ターボメン(無視すんな)

グリムリパー(次誰かに先を超されてしまったら、ターボメンの敗北が決してしまいます)

ターボメン(何ぶつぶつ言ってるんだ?)

グリムリパー(この危機を脱するには……)

ターボメン(おいサイコマン)

グリムリパー(ネタバレヨクナイ)

ターボメン(だから何故今話かけて来たんだ?しかも念話で)

グリムリパー(……良いでしょうあなたがわたくしのクイズに答えられたら教えて差し上げましょう)

ターボメン(クイズだと?)

グリムリパー(次の□に共通して入る文字を答えなさい)

グリムリパー(スーパーマリオブラザーズ3から登場した骨に成ったノコノコの名前は?)

グリムリパー(カ□□)

グリムリパー(栗は英語で?)

グリムリパー(マ□□)

グリムリパー(ディセプティコンの破壊大帝の名前は?)

グリムリパー(メガト□□)

ターボメン(これらに入る文字は……)











ターボメン「ロン」








,

咲「え?」

久「このタイミングでドクターボンベをロン!?」

久「そのドクターボンベが丁度四個目……」

久「ドクターボンベ一個で一体何が出来ると……」

久「まさか!?」

ターボメンの牌「」バラララ

ターボメンの牌「スペシャルマン、ウルフマン、ジェロニモ、ロビンマスク、サンシャイン、モンゴルマン、ザ・ブドー、キン肉マン、ドクターボンベ」

咲「嘘……」

和「……そんな」

グリムリパー(ニャガニャガ)

ターボメン「?」

久「ロングホーントレイン、20000000点

最終結果

ターボメン、20000500

和、38500

優希、13000

咲、-19957000

久「こんな所で伝説の役を見れるとはね……」

ターボメン「なんだ?勝っ たのか?」

クラッシュマン「あぁお前の勝ちだ」

ターボメン「………………」

ターボメン「まぁいい武道は返して貰うぞ」

久「好きにしなさい」

クラッシュマン「うむこれで任務完了だな」

ターボメン「あぁ」

クラッシュマン「では、帰るぞ」スタスタ

咲「…………」

ターボメン「咲とか言ったか?」

咲「え?あ、はい」


ターボメン「次は俺が勝つ」スタスタ

京太郎「結局なんだったんすかね、あの人たち、最後だけ凄かったけど」

まこ「部長あんたひょっとしてこうなる事が分かってたんか?」

久「まぁあの人たちが来たのは、何か意味があると思ってたのよぇ、ここまで凄い事だとは流石に思わなかったけど」

咲「±0出来なかった……」

優希「仕方ないじぇ最後のあれは」

久「全国には彼以上の怪物がうじゃうじゃいるわ、負けない為にも練習頑張りましょう」

咲「はい」

久「ねぇまこ」

まこ「なんじゃ」

久「ロングホーントレインだけど、過去にも一人だけインターハイで出した選手がいるのよ」

まこ「なんじゃと!?」

久「その選手がどうなったか分かる?」

まこ「?普通に勝ったんじゃろ?」

久「いや、負けたわ40000000点差以上で」

まこ「!?」

久「しかも、その選手は二度と牌に触れる事が出来なくなったわ」

久「この事から、ロングホーントレインは終わりの始まりとも呼ばれているの」

久「今年のインターハイは何かが起こるわ」

久「それに備える為にも……」

まこ「……」ゴクリ

「優希と和!」

「「(じぇ?)はい?」」

「今すぐここに行って来なさい」

「……!!のどちゃん早くいくじぇ!」

「ちょっと!ゆーき!?」

「まこはここ!」

「おい」

「私はドイツ!」

「部長私はどうしたら?」

「咲はそうねぇ~」ウーン

「須賀君とここで特訓」

「え?」

「じゃあね~」

超人墓場

クラッシュマン「今帰ったぞ」

ミラージュマン「うむ、ご苦労」

ミラージュマン「さて、先ほど話した異変についてだが」

ターボメン「外は特に変わった様子は無かったぞ」

ミラージュマン「今はな」

ミラージュマン「しかし、このまま放置し続けると世界はやがて終焉を迎える」

ターボメン「終焉だと!?」

ミラージュマン「そうだ、現に武道がこの超人墓場からいなくなり、外部の者が紛れ込むなどの異変が起きている」

クラッシュマン「たまたまじゃないのか?」

ミラージュマン「たまたまで来れると思うのか?炎の海に囲まれ完璧超人以外には開ける事の出来ない扉のあるこの地へ」

クラッシュマン「ぐむ…」

ミラージュマン「貴様ら外で超人以外の力を有した者達に会わなかったか?」

クラッシュマン「特には……」

ターボメン「……雀士」

クラッシュマン「は?」

ターボメン「雀士達だ、俺は奴らに手も足も出なかった」

ターボメン(奴がいなければ)

ミラージュマン「ほう、もう一戦交えて来たとはな」

ミラージュマン「お前ならもう分かっただろうが、今回の一件の原因は急速に力を付けた……」

ミラージュマン「雀士が原因だ!」

クラッシュマン「馬鹿なっ!高々娯楽でそんな力が着くわけない!」

ミラージュマン「だが、現に最低辺だと思われる雀士に我ら完璧超人が苦戦を強いられている」

ミラージュマン「そんな連中のトップが暴れ出したら、海が裂けようが空が割れようが空間が捻れようが、何一つ不思議ではあるまい」

クラッシュマン「た……確かに」

ミラージュマン「そしてそのトップクラスの雀士が理由は不明だが外で暴れている」

ミラージュマン「このまま放置すれば、そこの小娘の様にここに飛ばされたり武道の様に何処かへ消える等と言った事態が、世界中で起きそしてこの星が耐えきれなくなり……」

ミラージュマン「滅びるだろう」

ミラージュマン「そのトップクラスの雀士の名はミヤナガ・テル」

ミラージュマン「奴は恐らく夏のインターハイなる物に参加するだろう」

ミラージュマン「そこで、お前達にはインターハイに出場しミヤナガ・テルを打ち倒して貰う!」

クラッシュマン「!」

ターボメン「しかし、我々はろくにルールも分かっていない……こんな状況で勝てるのか?」

ミラージュマン「その点は問題ない」

ターボメン「何?」

ミラージュマン「そこの小娘は雀士だ」

ターボメンクラッシュマン「「!?」」

煌「すばらっ!」

ミラージュマン「そやつに鍛えて貰えば間に合うであろう」

ミラージュマン「それから、インターハイは5人一組の団体戦と個人戦がある」

ミラージュマン「他に仲間を連れていけ」

ターボメン「分かった」

ターボメン「仲間か……誰を選ぶべきか」

クラッシュマン「見たところ麻雀と言うものは頭を使う競技なのだろう?」

ターボメン「あぁ」

クラッシュマン「じゃあ一つだけはっきりしている事がある」

ターボメン「そうだな」

ターボメン クラッシュマン「「ネメシス(バカ)は駄目だ」」

ターボメン「頭脳派となると」

クラッシュマン「グリムリパーやジャック・チーだな」

ターボメン「おい、ジャック・チーよ」

ジャック・チー「なんだ?」

ターボメン「グリムリパーを見なかったか?」

ジャック・チー「あやつなら確かサグラダファミリヤに観光に行ってるはずだが?」

ターボメン「ボシュいないのか、じゃあ仕方ない」

ターボメン「ジャック・チーよ我らの後についてこい」

ジャック・チー「…よかろう」

マーリンマン「ピョピョ」

ターボメン「面子は揃った後は麻雀界に殴り込むのみ」

クラッシュマン(この面子で大丈夫か?)チラッ

ジャック・チー「どうした?気分でも優れぬのか?」

クラッシュマン(こいつは良いとして)

武道「トゥー!」

マーリンマン「ピョペー!」

クラッシュマン(こいつら駄目だろ)

ターボメン「殴り込む前に寄っておきたい場所があるのだがいいか?」

クラッシュマン「寄っておきたい場所?」

清澄

咲「部長達何処に行っちゃったんだろう」

京太郎「さあな」パチッ

ガッシャーンッ!

咲、京太郎「「!!」」

「久しぶりだな」

ターボメン「咲よ」

咲「あなたは不審者の……えっと」

ターボメン「<完遂>ターボメンだ」

咲「そうですか、それでターボメンさんは今日は何しに此処へ?」

ターボメン「お前に一言言っておきたくてな、この間のあれで俺はお前に勝ったとは思っていない」

ターボメン「決着をつけるために」

ターボメン「全国の決勝に来い!」

ターボメン「そこで決勝をつける」

咲「……はい!」

県予選決勝前夜

蒲原「それじゃゆみちんしっかり寝るんだぞー」ワハハ

加治木「お前の運転のせいでぐっすり寝れそうだよ」ゲッソリ

蒲原「ワハハそりゃ良かった」ブロロロ

加治木(明日の決勝…なんとしても勝つ!そして全国に…)

そう思った矢先……

ドッガァァン!

加治木「!!」

蒲原智美が運転する自動車が爆発した

加治木「蒲原!」ダッ

「おっと、救出したいのだろうが残念ながら奴は即死だ」

加治木「何!?」





「だが、安心しろお前も直ぐに同じ所へ送ってやる」ギュル…

次の日

日本各地で全国への切符を手にする為激しい戦闘が繰り広げられていた

南大阪

「ロン!」

「おおっとここで倍満直撃!初登場強力チームやはり全国ランキング5位の姫松高校相手には部が悪かったかー!?」

「今日の漫ちゃん爆発しとる!これは行けるで!」

「ペンチクロー!」パチン

「うわっ!?」プッツン

「……」シュー

「アカン漫ちゃんの導火線が切られてもうた!」

九州

「ツモです!」

「試合終了~ッやはり今年も永水強かった~ッ!」

「ありがとうございました」

そして千葉では

クラッシュマン「決勝まで来ておいて何だが」

クラッシュマン「何で千葉なんだ?」

ターボメン「長野にしようと思ったがそれでは全国決勝で決着がつけられないだろ?」

クラッシュマン「まぁな」

ターボメン「それに……」

クラッシュマン「?」

ターボメン「超人墓場から近かった」

クラッシュマン「……そうか」

「先鋒戦終了~」

ジャック・チー「次は武道の番だな」

武道「トゥー!」

マーリンマン「ピョピョ」ガチャ

ターボメン「2位かまずまずと言った所か」

クラッシュマン「汗掻いただろう?風呂沸かしておいたぞ」

土鍋「」グツグツ

マーリンマン「ピョペー!」

「次鋒戦開始」

「次鋒戦終了」

武道「トゥー!」

ターボメン「疲れただろう?味噌汁を作っておいたぞ」

土鍋「」グツグツ

武道「トゥー!」

ジャック・チー「我輩に任せておけ」

クラッシュマン「俺の分も残しておけよ」

ジャック・チー「分かっておる」スタスタ

クラッシュマン(以外とこの面子でもどうにかなるものだな)

煌「……」

ターボメン「リボルバーフィン」ギュワァ

ふなっしー「ヒャッハー!?」ブォンブォン

「大将戦終了?ッ!千葉県代表は船梨高校を飛ばしてトップに成った完璧・無量大数軍だぁ!」

ターボメン「ボシュー」ジャキン

クラッシュマン「やったな」

ターボメン「当然だr!?」ビクッ

クラッシュマン「!?」ビクッ

ターボメン「この感覚は……!?」

ジャック・チー「長野からだっ!」

ターボメン「すばらは何処だ!」

クラッシュマン「居ないぞ!」

ジャック・チー「奴めまさか一人で」

ターボメン「俺らも長野へ行くぞ!」

ジャック・チー&クラッシュマン「「あぁ!」」

長野

「さぁ全国への切符を手にするのは一体何処だ!」

恒子「実況はわたくし、ふくよかじゃないアナウンサー福与恒子と!」

中野さん「解説の世界に羽ばたくアデランスの中野さんでお送り致しますよ~」

恒子「さぁ中野さん!長野県大会もいよいよ大詰め!」

恒子「ぶっちゃけ何処が優勝すると思いますか!?」

中野さん「いや~私も今回ばかりは分かりませんねぇ~」

中野さん「実績で言うのなら龍門渕か風越女子ですが」

中野さん「初出場の二校も相当強かったですからね~」

恒子「成る程っ!長年解説をしてきた中野さんでも分からないほどこの四校の実力は均衡しているのですねっ!」

恒子「果たして勝利の女神は誰に微笑むのか!」

恒子「皆さんお待ちかね選手入場です!」

恒子「最初に入場してきたのは龍門渕高校!」

中野さん「去年は全員1年生で有りながら全国に出場し、個人戦でも大暴れしてました」

透華「今年も全国に行くのはわたくし達ですわっ!」

恒子「続いて風越女子!」

中野さん「去年は全国に一歩届かなかったものの強豪であることには違い有りません!」

美穂子「よろしくお願いします」

恒子「お次は初登場清澄高校!」

中野さん「全くの無名高ながら決勝へと駒を進めた実力高です!」

久「このまま何も無ければいいんだけど……」

中野さん「無名高と言えばこちらも忘れてはいけません!」

恒子「最後のとりを務めるのは同じく初登場鶴賀高!」

「……………………」

恒子「おや?」

中野さん「どうやらまだ到着していないみたいですね」

恒子「今大会のルールだと先鋒戦開始までにチームが誰一人来ていない場合失格となります」

中野さん「先鋒戦までに誰か一人来れば次の次鋒戦まで時間を稼ぐ事が出来るんですね~」

恒子「先鋒戦開始まであと5分を切りました!果たして鶴賀高校の皆さんは間に合うのでしょうか!」

「いくら待っても奴らが来ることは無いぞ!」

中野さん「だっ……誰ですか!」

ストロング・ザ・テルー「私はストロング・ザ・テルー!」

ビッグ・ザ・スター「そして私はビッグ・ザ・スター!」

恒子「これは一体どういう事だ~っ!」

恒子「鶴賀高校が到着したと思ったら!」

恒子「剣道着を来た二人組がやって来た~っ!」

中野さん「それよりも鶴賀が来ることは無いってどういう事なんでしょうか……?」

ストロング・ザ・テルー「こういう事だ」ドサッ

津山「…………」

中野さん「ヒッ!」

恒子「し…死んでる」

ビッグ・ザ・スター「鶴賀の人達は私達がみんな殺しちゃったんだよねー」

ビッグ・ザ・スター「ねっテルー」

ストロング・ザ・テルー「あぁ実力不足だったからな」

ストロング・ザ・テルー「このように弱体チームには大会参加をご遠慮願おうか!」

ビッグ・ザ・スター「ねぇ、風越さんに龍門渕さん?」ニヤニヤ

透華「なっ!?」

美穂子「あら……」

久「相手にしちゃ駄目よ」

美穂子「分かってまsバンッ!

美穂子「!?」

「早く卓について下さい」

吉留「私が相手に成ります」

美穂子「吉留さん?」

吉留「キャプテンは下がっていて下さい」

吉留「私にだって誇りはあるんだ!」

吉留「こんな訳分からないひと達に好き勝手言われて黙っていられせん」

吉留「風越を馬鹿にした事を後悔させてやりますよ!」

美穂子「吉留さん……」

ストロング・ザ・テルー「良かろうまずはお前の相手をしてやろう」

ストロング・ザ・テルー「ただし」ガシッ

吉留「っ!」グラッ

恒子「なんとストロング・ザ・テルー!吉留選手を片腕で軽々持ち上げ…」

ストロング・ザ・テルー「麻雀では無くレスリングでな~ッ!」グワァガァ

恒子「ワンハンドバックブリーカーだーーっ!」

吉留「ウグォ」バギッ

ストロング・ザ・テルー「まずは一人」ポイッ

吉留「……」ドサッ

美穂子「酷い……っ」

池田「審判何してるしっ!こんなの反則だしっ!」

審判「……」

ビッグ・ザ・スター「無駄だよ」

ストロング・ザ・テルー「日本麻雀協会も既に掌握済み」

文堂「次は私がっ!」サッ

ストロング・ザ・テルー「……」クルッ

ストロング・ザ・テルー「コークスクリューブロー!」ギュワァァ

文堂「ギャーッ!」



久「始まったわね……」

深堀「許せんっ」

恒子「おーっと倒れた友の仇を討つ為風越女子副将、深堀選手が謎の剣道着に襲いかかる!」

中野さん「友達の仇を討つ為立ち向かう……なんて美しい友情なんでしょうか」

ストロング・ザ・テルー「フンッ何が友情だ下らない!」ドドドド

恒子「ストロング・ザ・テルー深堀選手めがけウエスタンラリアットだーーっ!」

深堀「むんっ」ガシッグイッ

恒子「しかし、深堀選手これを受け止めてーっ!」

深堀「どらァ!」ズズン

恒子「今度はストロング・ザ・テルーを内股で投げるーっ!」

ストロング・ザ・テルー「…………」

深堀「これで終わりだーっ!」

恒子「深堀選手雀卓の上から何にいくのか~ッ!」

深堀「くらえーーっ!」グワァン

中野さん「これは渾身のパワーを込めたボディプレスです!」

ストロング・ザ・テルー「ちょっと技を受けてやったらすぐに有頂天になる……」

ストロング・ザ・テルー「下等雀士の悪いところだ」

ストロング・ザ・テルー「こんなもの食らうかーっ」ドゴォォ

恒子「テルー深堀選手の脇腹を蹴りあげるーっ!」

深堀「ゲホッゲェホッ」ドスン

ストロング・ザ・テルー「テルー顔砕クローッ!」ガシィ

恒子「テルー間髪入れずにアイアンクローだ!」

中野さん「それだけじゃありませんっ!」

恒子「え?」

中野さん「テルーは片手で深堀選手をリフトアップしようとしてます!」

恒子「えぇ!?」

恒子「でも、深堀選手は長野では一二を争う巨体の持ち主……それを持ち上げるなんて……」

中野さん「出来ないと思いますか?……私も出来るとは思えません」

中野さん「でも、あれを見て下さい」

ストロング・ザ・テルー「」ググ…

恒子「なんとテルー完全に片手だけで深堀選手をリフトアップーッ!」

ストロング・ザ・テルー「ワンハンドブレーンバスターーッ!!」

ガゴォン!

ストロング・ザ・テルー「……終わりだ」

深堀「……」ドサッ

池田「深堀ーッ!」

咲「こんなの麻雀の大会じよ無いよ……」

京太郎「部長っ!さっき始まったって、言ってましたけどこうなる事が分かっていたのですか!?」

久「なんと無くね」

京太郎「なんでですか!?」

久「この前、優希があの人にカルフォルニア・クラッシュかけられたでしょう?」

久「その時に、麻雀だけじゃこの大会勝ち残れないって思ったのよ」

久「こんな勘外れてくれたらよかったんだけどね」

久(それより気になるのは何でうちでは無く風越と龍門渕を弱体チーム呼ばわりしたのかしら……?)

池田「よくも文堂達をっ!」バッ

ビッグ・ザ・スター「ちょっと待った!」

池田「なっ邪魔すんなよ!」

ビッグ・ザ・スター「まぁまぁ落ち着いてって」

ビッグ・ザ・スター「このまま一人ずつ相手するのもめんどくさいからさー」

ビッグ・ザ・スター「二人まとめておいでよ、私はテルーと組むから」

ビッグ・ザ・スター「良いよねテルー!」

ストロングザ・テルー「あぁ」

池田「本当に良いんだな?華菜ちゃん達はビッグ・ボンバースとしてその名を馳せたこともあるんだぜ?」

ビッグ・ザ・スター「勿論!」

恒子「あーーっとこれは予想もしなかった事が発生したーっ」

恒子「一人づつ戦うのかと思ったら剣道着の申し出によってタッグマッチに急遽変更されたーーっ!」

中野さん「一体一だったら池田選手に勝ち目は無かったでしょうがタッグマッチなら可能性が有ります」

中野さん「何せ去年の長野予選、タッグの部で大暴れした名コンビビッグ・ボンバースですからね~」

恒子「これは面白いことに成って来ましたー!」

中野さん「試合開始ですっ!」カーン

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