とある学園都市の新統括理事長 (37)



嘗て――


アレイスター「おおおっ!」

上条当麻「その幻想を――ぶち殺す!」


神話が存在した――


アレイスター「楽しいぞ、幻想殺し!」

上条当麻「俺もだ、アレイスター!」


神話の主役の名前は、上条当麻


アレイスター「竜の殺息!」

上条当麻「竜の顎!」


神話はいつか終わりを見せる


上条当麻「届け、右手ぇぇぇぇぇぇぇっ!」



これは神話が終わった後の物語





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学園都市、窓ばかりのビル

嘗てここに存在していた、窓の無いビルを改装した建物だ

役割は、新統括理事長の仕事場

そんなビルの玄関で、ウニ頭の青年が掃除していた

青ピ「おっ、かみやんおはよう!はい、ソーセージパンとクロックマダム」

ウニ頭の青年「おっす、青ピおはよう。パンサンキュー」

青ピ「おはようやで、かみやん。つっちーとセロリとバカ面はまだなん?」

ウニ頭の青年「ああ、つーか朝この時間に掃除してるのは俺だけだ」

青ピ「かみやん真面目やねー、流石は新統括理事長やで」

上条当麻「新統括理事長ったってなぁ、細かい事務方はほとんど土御門や一方通行に丸投げだからなぁ、なんか仕事した気が起きない」

青ピ「あはは、ニート見たいやね。とりあえずボクは今から常磐台までパンの出荷するわ」

上条当麻「がんばれよ」

青ピ「おう、かみやんもや」

上条当麻「わかってるよ」




上条当麻:学園都市新統括理事長。前任の統括理事長とは違い、『親しみやすい統括理事長』をモットーに働く

青ピ:高校卒業後パン屋『ブルーピアス』を創業。日本、朝鮮、中国、東南アジアに支店を持つバリバリの実業家に






これは平和な物語


誰も死なず誰もが生き抜く日常絵巻


それでは皆さん、どうか泡沫の夢をお楽しみに







プロローグ 終わり







とある統括理事長と愉快な部下たち







学園都市新統括理事長の朝は早い

出社は6時

そこから窓ばかりのビルを掃除し、幻想殺しを使って治安維持を行う

大体8時位には近所の小学校の通学路の交通整理

9時30分に会議が始まるのでもう一度窓ばかりのビルに戻る


そう、窓ばかりのビルでは毎朝学園都市の幹部たちのグダグダな会議が行われるのだ





窓ばかりのビル最上階


土御門元春「おはようだにゃーかみやん」

一方通行「おはよゥ、三下」

浜面「おはよう、大将」

黒子「おはようですの、類人猿」

削板「根性だ、上条!」

御坂美琴「おはよう」

上条当麻「おはようみんな。また今日も全員揃わず、か」

土御門元春「仕方がないぜいかみやん。真面目な話みんな結構忙しいからにゃー」

上条当麻「まぁわかってるよ。とりあえず、会議を始めようぜ」

一方通行「あァ、そォだなァ」

上条当麻「議題を出せる人は手を上げてくれ」

土御門元春「はい」バッ

上条当麻「土御門」

土御門元春「嫁がかわいすぎて最近寝不足だにゃー」

上条当麻「ビリビリ、土御門に電撃」

御坂美琴「了解よ」ビリビリ

土御門元春「ニャーっ」バリバリバリ

上条当麻「他!」

浜面「おう」バッ

上条当麻「はい、浜面」

浜面「重婚を認めてほしいです死んでしまいます」

上条当麻「頼んだ、御坂!」

御坂美琴「ごめん、私も重婚賛成派」

黒子「わたくしは同性婚に賛成ですの」

上条当麻「削板、スゴパ!」

削板「了解だ!すごいパーンチ×3」

御坂美琴「アベシ」チーン

黒子「ヒデブ」チーン



上条当麻「次誰かいるか?」

削板「おう!」バッ


上条当麻「よし。削板」

削板「学園都市全員にバーベルを配るべきだ!」

上条当麻「一方通行ァ!」

一方通行「はァィ。自転パーンチ!」

削板「コンジョー!」バタン


上条当麻「次誰か――って一方通行しかいねぇ!」

一方通行「はァィ」バッ

上条当麻「よし、一方通行!」

一方通行「女子の結婚可能な年齢を0歳にしよォぜェ」

上条当麻「そげぶ!」

一方通行「セロリッ!」バタンキュー


上条当麻「真面目な奴がいねぇ――」


こうして新統括理事長の胃痛は増えるのだった




とある統括理事長と愉快な部下たち 終わり





とある嫁とその旦那






17時、学園都市新統括理事長の上条当麻の仕事はこの時間に終わる

上条当麻「ヤバイなぁ、なんか買わないとあいつの飯が足りない」

上条当麻は小走りでエイワス百貨店に走り込む

入り口で豚の丸焼きが売られていたので急ぎ買う

上条当麻「すいません、豚の丸焼き一つお願いします」

御坂20000号「はい、ありがとうございますとミサカは言います。ところでセロリたんの全裸写真をくれたら半額にしますがどうしますか、とミサカは悪魔の誘惑を持ちかけます」

上条当麻「わかった。土御門に頼んで入手しよう。だから半額で」

御坂20000号「毎度あり、とミサカは喜びで頬を染めます」ガサガサ

上条当麻「それじゃあな、御坂20000号!」

御坂20000号「はい」


上条当麻は小走りで家へ向かう




上条当麻の家は窓ばかりのビルから徒歩20分。小走りで行けば15分くらいか

豚の丸焼きを抱えながら上条当麻は門前に着く

上条当麻「よっと」ガチャン

上条当麻が鍵を開けた瞬間、彼の家からいい匂いがした

上条当麻「これは・・・カレー?」





「あーっ、お帰りなんだよ、とうま」





戸惑っていると、彼の嫁の声がした





上条当麻「ただいま、インデックス」

インデックス「お帰りなんだよ、とうま」


インデックス――上条当麻が記憶を失ってから一番近くにいた少女

嘗てのチンチクリンなロリコン受けする体型の面影は今では無い

大学生辺りから急激に身長が伸び、今では身長179センチとなった

上条当麻は身長が抜かれた時かなりへこんだのは当時の友人たちの語り草だ

インデックス「とうま、とりあえずカレーつくったんだよ」

上条当麻「まじか、豚の丸焼き買ってきてしまった」

インデックス「うーん、ならカレーは明日にして今日は豚の丸焼きにするんだよ」

上条当麻「おう!そうするか」

インデックス「じゃあ準備するんだよ!」


インデックスはリビングに向かう

上条当麻は平和を噛み締める






とある嫁とその旦那 終わり



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