マミ「つくばとかいう田舎に来たわ、ラーメン食べなきゃ」 (34)

マミ「美味しいラーメンのお店が知りたいわ…」

マミ「誰か美味しいお店知らないかしら…?」

マミ「駅から少し歩いてみたけど、田舎のくせに頑張ってる感じはあるわね…。」

マミ「しかし街灯少ないわね…。この街の夜間の犯罪率どんなものなのかしら…。」

マミ「あっ!ラーメン屋っぽい看板があるわ!ガッツリモリモリ食べましょう!」

マミ「達郎…?山下達郎かしら?とりあえず入ってみましょう。」
<いらっしゃいませー

マミ「ラーメン、豚入りラーメン、豚ダブルラーメン…どうしましょう、迷ってしまうわ。」

マミ「まぜそばもあるのね…あぁ迷うわ…。」

マミ「よしっ、ここはオーソドックスに普通のラーメンでいきましょう!」

マミ「店員さん、ラーメン大盛りニンニク野菜脂全部増しでお願いします!」

マミ「さぁどんなラーメンが出てくるのかしら!」ワクワク

<ラーメン大盛りお待たせしました!
マミ「あら、美味しそう!二郎リスペクトなのかしら?」

マミ「なかなかガッツリ食べれそうね!いただきます!」

マミ「厚切りのチャーシューがイカしてるわね。1cmはあるかも。味が染みてて柔らかく、とても美味しいわ。」

マミ「おっとチャーシューと野菜にかまけていては、肝心の麺が伸びてしまうわ。」

マミ「あら、極太麺。ちぢれていてスープとよく絡むわね、美味しいわ。」ズズッ

マミ「はぁ、スープも濃くできているわねぇ。ジューシーな肉の出汁と、野菜の甘さや旨味が出ているわ。」ジュルッ

マミ「はぁ、御馳走様でした。二郎系は久しぶりだったけど、全部完食できたわ。」

マミ「さて、おやつにもう一軒ぐらいラーメンでも食べたいわ。」

マミ「あぁ~迷ってしまったわ。大通りから離れるとロクなことがないわね。」

マミ「歩きすぎて喉が渇いたわ…。どこかにラーメン屋はないかしら…。」

マミ「ん?」

マミ「殺風景な廃墟っぽい建物に、行列…?シャッターだらけじゃない…。まだ午前10時30分だもの当然よね…。」

マミ「え?ラーメンの看板?イチカワ…?この行列はラーメンのための行列なの?」

マミ「これはすごい名店に違いないわ!私も並びましょう!」

マミ「開店1時間前なのに10人以上も並ぶのね…。」

マミ「今のうちにメニューを…って煮干ソバと特性煮干ソバの2つだけじゃない。たまげたわねぇ…。」

マミ「特製はエグ味が強いみたいだし、ここは普通の煮干ソバにしましょう。」

マミ「はぁ、早くラーメンを飲みたいわ。」ワクワク

マミ「ふぅ~っ、長い戦いだったわ。やっとラーメンにありつけるわ。」

マミ「それにしてもシンプルねぇ。具はネギにチャーシューにメンマのみ。職人気質を感じるわ。」

マミ「じゃあいただきます!」

マミ「んっふっ、美味しいわ。」

マミ「麺は細くストレートな硬麺。実にのどごしが良いわ。」チュルン

マミ「スープ、すごい煮干し感を感じる…。煮干しの旨みもエグみも全てごっそり濃縮した様なスープ、美味しいわ。」

マミ「あぁ~美味しい、足りないわ!すみません替え玉お願いします!」

マミ「ふぅっ、美味しかったわ。」

マミ「つくばには意外とラーメン屋の看板が多いのね。芋でも食べてるのかと思ったけれど。」

マミ「それにしても、田んぼだらけじゃない。お昼ご飯が食べたいのに…。草と鯉でも食えというのかしら…。」

マミ「こんな田んぼの中にラーメン屋なんてある訳が……ん?」

マミ「あるじゃない、ラーメン屋の看板が。しかも行列付きで。」

マミ「まさかこんな田んぼの中にぽつんとあるなんて…。つくばもなかなかやるわね…。」

マミ「名前は、ハリケンラーメン…?」

マミ「平日限定で、素ラーメンエビ風味なんてあるのね。」

マミ「人気は鶏そば塩なのね…。メニューも多いわね。あぁ~迷ってしまうわ~。」

マミ「至福の悩み、幸福の葛藤。これこそラーメン屋歩きの醍醐味よね…。」

マミ「よし、決めたわ!さぁ、私の昼食はこれからね!」

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