玲音「……君は?」はるかさん「はるかっかー!」 (40)

玲音「まだだ……まだ足りない……まだ上を目指せるはず……」

「かっかー!」

玲音「……声?」

はるかさん「はるかっかー」かばっ

玲音「オーバーランクガード!」

はるかさん「もにゅもにゅ」

玲音「……出てくるなら、せめて名前のわかる生き物にして貰いたいな」

はるかさん「ヴぁい……」

玲音「……もしかして迷子?」

はるかさん「ヴぁい……」

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玲音「……」なでなで

はるかさん「かっか?」

玲音「わかった。私が君の家に連れて行ってあげる」

はるかさん「はるかっかー!」

玲音「あははは……右手が凄く、もにゅもにゅされてるけど気にしない。何故なら、オーバーランクだから」

はるかさん「もにゅもにゅ♪」

玲音「……君は765プロの閣下ーーじゃない。天海春香に似ているな」

玲音「……ということは、君は765プロの関係者(?)だ!」

はるかさん「かっかー!」

流石はオーバーランク。

玲音「ところで、君の名前は?」

はるかさん「かっか?」

玲音「……天海春香に似ているからはるかさんで良いか」

偶然とは言え、流石はオーバーランク!

玲音「あ、そこの君!」

「……何だ?」

玲音「車を出して貰えないか? 765プロに行きたいんだ」

「……早く乗りな」

はるかさん「ヴぁい……」

玲音「ん、歩いて行きたいの? ごめん。やっぱりいいや」

「……泣けるぜ」

玲音「……えっと、765プロはーーっと」

「だぞー」

「うっうー」

「くっ! くっ!」

「あらー」

玲音「いやぁ……賑やかだね……空を曇ってるけど」

はるかさん「すぴー」

オーバーランクのスルー!

玲音「Whenever sang my songs♪ On the stage, on my own♪」

はるかさん「かっか♪ はるかっかー♪」

玲音「歌が好きなの? 将来は有望だね」

はるかさん「!」

噴水を見つけたようです。

はるかさん「かっかー! はるかっかー!」ばたばた

玲音「あ、こら!」

はるかさん「ヴぁーい……」

玲音「噴水? 行きたいの?」

噴水の前までやって来ました。

玲音「ほら、落ちないようにーー」

はるかさん「かっかー! はるかっかー!」ばたばた

バシャーン!

玲音「急に暴れるから、大丈夫……?」

はるかさんA「かっか!」

はるかさんB「はるかっか!」

はるかさんC「かっか!」

はるかさんD「はるかっかー!」

玲音「……!?」

玲音「……」

玲音「オーバーランクに試練はつきものだからね……来るといい!」

はるかさんAーZ「はるかっかー!!」

もにゅもにゅ

玲音「ちょっと……そこは……」

もにゅもにゅ

「ねえ、お母さん。すっごくもにゅもにゅされてるよ」

「こら! 見ちゃいけません!」

玲音「……オーバーランクを舐めて貰っては困る!」

オーバーランクのスキルでどうにか元に戻せました。

はるかさん「かっかー♪」ダッシュ

玲音「……逃げない、逃げない」

はるかさん「ヴぁーい」

玲音「グレ○リンか……君は」

はるかさん「かっか?」

玲音「君のせいだと言うのに……ふふふ」

はるかさん「かっか♪」ぽん

玲音「お、このボールを返すとは……やるね!」

オーバーランクでも目的を忘れることはあります。

はるかさん「はるかっかー!」

もにゅもにゅ

玲音「こら、ボールは食べるものじゃないよ……ん、何か忘れているような……」

玲音「……」

玲音「……おお!」

オーバーランクは思い出すのも早いのです。

みうらさん「あらー」←道に迷って偶然

玲音「よし、じゃあ行こうか」ぱんっ

こうして玲音とはるかさんのオーバーランクな旅が始まりました。

玲音「小賢しい鳥め。アタシの前に跪け!」

はるかさん「もにゅ」

苦しい旅でしたが。

玲音「ゲームオーバー!」ズドーン

はるかさん「もにゅもにゅ」

二人(?)で力を合わせれば、越えられない壁なんてありませんでした。

玲音「アタシの側に居れば大丈夫。アタシがキミを消させはしない」

はるかさん「もにゅもにゅもにゅ」

そしていつしか……二人の間に友情が芽生えていました。

玲音「ほら、肉焼けたよ」つこんがり肉

はるかさん「かっかー!」

はるかさん「もにゅ……はふはふ」

玲音「アプ○トスという生き物には悪いけれど、生きる為には仕方ないからね」

はるかさん「かっかー!」

玲音「当然。オーバーランクが焼いた肉だよ?」

玲音「……それより、だ」

玲音「765プロへの道はこっちであってるのかな?」

多分、世界が違います。

みうらさん「あらー?」

みうらさん再び登場。

はるかさん「かっかー!」

玲音「友達? へぇー……みうらさんって言うんだ? キミも肉食べる?」

みうらさん「あらー」

玲音「よし、来た」ぱんっ

シュン

765プロに到着。

玲音「!?」

765プロに到着。

玲音「!?」

あの……765プロに到着。

玲音「!?」

そんなに警戒しなくても大丈夫ですよ?

玲音「……オーバーランクに神経質になり過ぎていたみたいだ」

玲音「……お別れだね」

はるかさん「?」

玲音「……アタシはしっかりと送りとどけたよ。後は……わかるね?」

はるかさん「ヴぁい……」

玲音「……じゃあ」

はるかさん「はるかっかー!」

もにゅ

玲音「……キミという奴は」

はるかさん「?」もにゅもにゅ

玲音「……ダメだ。きちんとお別れしないと」

もにゅぽん(はるかさんを引き抜いた音)

玲音「……」

はるかさん「もにゅ」

玲音「……足もダメだ」

もにゅぽん(足からrya)

玲音「……さようなら」ダッシュ

はるかさん「かっかー!」

はるかさん「かっかー!」

はるかさん「はるかっかー!」こてっ

玲音「……あ」

はるかさん「……ヴぁい」

はるかさん「ヴぁーい……」

玲音「……!」

玲音(何をやっている……玲音)

玲音(音からして、大した怪我はしていない……振り返らずに、走り去るんだ)

玲音(オーバーランクに走り去るんだ!)

玲音「……あれ?」ぽろぽろ

玲音「バカな……オーバーランクが涙なんて……」

もにゅ

玲音「!?」

はるかさん「もにゅもにゅ」

玲音「……アタシが泣いてたから、急いで来てくれたの?」

はるかさん「?」もにゅもにゅ

玲音「……全く……敵わないな」

もにゅぽん

はるかさん「かっかー!」

玲音「ふふふ……」

はるかさん「かっかー!」

玲音「そうだね……せっかく、友達になれたんだ……このままお別れじゃ……悲しいよね」

はるかさん「はるかっかー!」

P「……今さっきから、何やってんだ?」

玲音「……」

玲音「オーバーランクな……別れ話?」

P「……は?」

ゆきぽ「ぽぇー」

玲音「ん、ありがとう」

はるかさん「もにゅもにゅ」

P「それで、はるかさんを事務所まで……それはすまなかったな」

玲音「……いや、貴重な体験が出来たから良いよ」

P「そうか?」

玲音「……貴重な体験を」遠い目

P「?」

春香「はるかさんの恩人ですよ! 恩人!」

律子「そうね……それよりも」かちゃっ

律子「はるかさんを散歩に連れて行ったのは……誰だった……カシラ……?」

春香「」

バキ、ドカ、ズドーン!

いやぁー! ごめんなさいー!

玲音「おお……見事な乱撃だ!」

P「やれやれ……」

玲音「……この子は……置いて行くよ」

P「当たり前だ」

玲音「……そうだね」

はるかさん「ヴぁーい」

P「……別に、いつでも会いに来たらいいだろ?」

玲音「……」

玲音「……あ」

玲音「その発想はなかった!」

P「おい」

玲音「オーバーランクな忙しさだから、毎日とは行かないけど……」

はるかさん「?」

玲音「……また、会いに来るよ!」

はるかさん「はるかっかー!」

もにゅもにゅ


終わり

おまけ

P「一件落着だな!」

律子「そうですね」

P「春香は?」

律子「反省中です」

P「春香も悪気はないんだから……」

律子「またそうやって甘やかす! 大体ーー」

Pかばん「がおー! れお?」

P「……」

律子「……」

律子「プロデューサー?」かちゃっ

Pかばん「がおー」

P「あっ!」

律子「え? 何もないじゃ……プロデューサー!?」

P「はっははは……」ダッシュ

律子「待って下さい! その鞄の中身はなんですか!?」

律子「また何か拾って来たんですね? そうなんですね!?」

律子「プロデューサー!!」


おまけ終わり。

短くてすみません。玲音さんとぷちどるを絡ませたかっただけです。

一番好きなぷちどるは意外だと思われるかも知れませんが、はるかさんです。

ありがとうございました。

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