司会「第五回!処女当てゲーム!」(26)


司会「今年もこの季節がやってまいりました。処女当てゲームのお時間です!」

芸人「いや~、ついにきましたねー。今年も楽しみだ」

司会「司会は私、司会が。そして解説はお馴染みこの人、芸人さんです。本日はよろしくお願いします」

芸人「よろしくお願いします。果たして今年のゲストは処女を当てることができるんでしょうか」

司会「さて芸人さん。早速ですがルール説明といきましょう。と言っても非常に単純なルールなんですけどね」

芸人「そりゃそうだ。三人の女から一人の処女を当てたらその処女をもらえる。これ以上に単純明快なお正月企画はないよww」

司会「おっしゃる通り。でも、一筋縄ではいかないのがこのゲームの人気の秘訣なんですよ?」

芸人「そうだったね。ノーリスクハイリターンなんてものは中々存在しない。今年の罰ゲームはなんだい?」


司会「はい!では早速今年の罰ゲームの発表!....といきたいんですがその前に。ゲストの三人に登場してもらいましょう」

司会「ゲストはこの方々です!どうぞ!」

パチパチパチパチパチパチ

男「.....」

友「.....」

俺「.....」

芸人「また、どっから集めたんだってぐらい酷い童貞連れてきたねwww」

司会「それがこの番組の醍醐味ですから。それでは、皆様一人ずつお名前と年齢。このゲームに対する意気込みをお願いします!」


男「男です。歳は43。三人で力を合わせて頑張ります」

友「友だ。歳は43。こいつらとは幼稚園の時からの付き合いだ。三人で幸せを勝ち取ってみせます」

俺「俺です。同じく歳は43。よろしく」

芸人「なるほど、三人は幼馴染というわけか。こりゃ面白い」

司会「御三方、貴重な一言ありがとうございました。それでは!罰ゲームの発表と参りましょう!」

芸人「さあ、今年の罰ゲームは!!!」

司会「馬姦です!!!!さあ、馬の登場を盛大な拍手で迎えましょう!」

パチパチパチパチパチパチ

馬「ヒヒ~ン!!!」ブロロロロロ


芸人「馬wwww今年も凄いもん持ってきましたねwwww過去最凶なのでは?wwww」

司会「ゲストの方がもしも処女を当て損なった場合、公開でこの馬と一夜を過ごしてもらいます」

芸人「ひょえ~wwww」

男「マジかよ....去年はゲストの3Pだったのに....」

友「明らかに去年より酷いじゃねーか....」

俺「....」

司会「ゲストの方々、非常に絶望的ないい顔をしています。さて、そんな渇ききった心を潤す清涼剤、女性の方々の登場です!どうぞ!」

パチパチパチパチパチパチ

女「よろしくお願いしまーす!」

美人「.....」ペコリ

デブス「ちょり~っすwwwwww処女で~すwwwwwww」


芸人「今年はパターンを変えてきましたねー。昨年は三人とも美人だったのに...」

司会「それでは皆さん、自己紹介と年齢をお願いします」

女「女です!趣味は陸上!前向きだってよく言われます!あ、歳は18です!よろしくお願いします!」

美人「美人です。歳は20。趣味は読書で、高校では文芸部に入ってました。よろしくお願いします」

デブス「デブスで~すwwww腐女子で~すwwww歳は28、体重は115kgの処女で~すwwww」

芸人「一人処女だって言い張ってますけどいいんですかwww」

司会「それを信じるかどうかはゲストの方々次第です。それでは、改めてこのゲームの説明に参ります」

司会「今からゲストの方々は女性の話を聞き、その後いくつか質問をすることができます。質問できる時間は一人につき二分。その後、三人で意見を一致させて処女が誰かを当ててもらいます。正解すれば処女ゲット。失敗すれば馬姦です」


司会「それでは、女性の方々。準備はいいですか?今から自己PRを行ってもらいます。どうぞ!」

女「初めまして、ゲストの皆さん!私は女と申します。私は小学校の頃から走るのが好きで、中学に上がると同時に陸上部に入りました!高校の時も陸上部で毎日走ってました」

女「えっと、恋愛経験は多い方ではありません!ただ中学の時から四年間付き合っている彼氏はいます!その彼氏は今アメリカに行ってて暫く会えてないのですが、とても誠実で優しい人です!」

司会「それでは質問タイムに参りましょう。スタート」

男「じゃあ俺から一人一つずついこう」

友「分かった」

俺「....」


男「その彼氏の写真とか見せてもらっていいですか?」

女「分かりました。これです」

男(黒の短髪。確かに優しそうな彼氏だ....)

友「じゃあ次、彼氏はいつアメリカに?」

女「私が中学を卒業した時です」

友(早いな....これは難しい)

俺「陸上やってて一番誇れる戦績を教えてくれ」

女「はい!私は3000mでインターハイ2位に入賞できました!」

俺「凄いね、おめでとう」

男「おい俺!そんな意味のない質問をするな!」

俺「....」


司会「では続いて美人さん、自己PRをお願いします」

美人「初めまして皆さん。私は美人と申します。趣味は読書で、中高一貫の女子校に通っていました。今は共学の大学に通っていますが、サークルにも入ってないので彼氏はおらず、できたこともありません」

司会「では質問タイムに参ります」

男「あなたのような美しい人なら告白されたことが多いのでは?本当に彼氏がいたことはないんですか?」

美人「はい、告白されたこともありません」

男(流石にそれは嘘くさいな....)


友「合コンなどでセフレができたことは?また言い寄られたりしたとか」

美人「合コンにいったことがありません。況してやセフレなんて」

友(これはこの番組でよくある嘘を吐いている女のパターンだな....)

俺「さっきまでの話は真実ですか?真実なら俺の目を見て答えてください」

美人「本当です」

俺「分かった、ありがとう」


司会「では続いてデブスさん、お願いします」

デブス「おっすオラデブスwwww....ってめんどくさいからさっさと話すわね」

デブス「見て分かるでしょ。私はモテないわ。だからこの番組に応募したのよ。誰も私なんて抱きたがらない

デブス「でもこの番組ならそんな私を抱いてくれる人間がいる。そう思って応募したの」

デブス「今までの処女は高い出演料のために応募してる。そして自分の処女を奪われたくないから必死になって演技をする」

デブス「でも私は違うわ。私は奪われたくて来たの。馬と私。どっちがいいか選びなさい。以上」

司会「.....」

司会「し、質問タイムに参ります」

男「....」

友「....」


司会「御二方、質問はありませんか?」

「....」

俺「じゃあ俺が、野菜は好きですか?」

デブス「うーん、食べはしないわね。でも好きよ」

俺「ありがとうございます」

司会(お気の毒....って奴だな。今年のゲストは運が悪い)

司会「そ、それでは!御三方には今から三分間で意見をまとめてもらい一人の処女を当ててもらいます!」

男「そんなのもう決まってるじゃねぇか....」

友「俺たちは....ハメられたんだ....」

俺「....」

男「処女はデブス。それで決まりだ」

俺「違うな」


友「逃避は見苦しいからやめろ!」

俺「逃避なんかじゃない。俺は根拠を持って違うと言っている」

男「分かった、話してみろ」

俺「その前に一つ質問だ。司会さん!ちょっといいですか」

司会「はい、なんでしょうか?」

俺「この番組での処女の定義を教えてくれ」

司会「はい、本人の自己申告などでは不確かなので処女膜の有無を検査し判断しております」

俺「やはりな。ありがとうございます」

友「ど、どういうことだよ!」


俺「今回の女性は誰一人嘘を吐いてない。つまり三人とも処女だ」

男「は?」

俺「要するに三人とも自分が処女だと思い込んでいる。だが番組側が処女と判断できない女性が二人いるんだ」

友「意味わかんねーよ!分かりやすく言え!」

俺「知ってるか?陸上みたいな激しいスポーツを続けると膜が破れる可能性があるって」

男「そ、そうか!!」

俺「女さんはインターハイで二位に輝くほどの実力を持っている。その可能性は十分にある」

俺「そして食べないけど野菜は好きと答えたデブスさんは野菜を使った自慰行為により膜が破れている可能性がある」


友「つ、つまり!!」

俺「そう、美人さんがこの番組の真の意味での処女だ」

男「で、でもそんなの信用できるかよ!」

俺「何故」

男「今回の罰ゲームは馬だぞ!!馬との性行為なんて死に直結する可能性すらあるんだ!それなのにこんな浅はかな推理で納得しろって方が無理だ!」

友「確かにそうだ。自分が処女だと明確に述べているデブスの方が確率は高そうだ」

俺「だが美人さんも処女だと明確に述べている」

男「そ、それは....」

俺「まあいい。意見がまとまらない場合は投票になる。そこでお前たちが誰を選ぶかは自由だ」


司会「終了です!三分経っても意見がまとまらないようなので御三方の前に投票ボックスを設置します!」

司会「それでは御三方、手元にある投票用紙に名前を記入し、投票してください」

芸人「いやー、今年も難しい。俺さんが言う通り三人とも真実を述べているとするならば番組至上初だね」

司会「そして投票を実行するのも初めて。馬が彼らの心を錯乱させているのがよく分かります」

馬「ブロロロロロロロ」

芸人「いやー、でも流石43歳。迫力のある議論だったよ」

司会「それでは!開票させていただきます!結果は....!」

男「.....」

友「.....」

俺「.....」


司会「デブスさんです!!二票の票が入ったのはデブスさんです!!」

芸人「お~安牌に手を伸ばしたね。誰が投票したかもすぐに分かるよ」

司会「果たしてデブスさんは処女なのでしょうか!?結果は」

芸人「....」

馬「ブロロロロロロロ」

司会「残念!!!!正解は美人さんです!!!!」

芸人「そりゃそうだwwwデブスか馬なんて苦渋の選択をしてしまったら次回誰も応募しなくなるよwww」

男「.....なんだと」

友「終わった....」

俺「....」

司会「それでは早速!罰ゲームの時間です!!」

馬「ヒヒーン!!!!」ブロロロロロロロ

美人「待ってください!!!!!」

男「!!!」


司会「どうしました?美人さん?」

美人「私、俺さんを救いたいです!!!」

司会「救う....とは。具体的にお願いします」

芸人「番組のテンポ悪くしちゃ興醒めだよ」

美人「私、推理を見事に的中させて私を信用してくれた俺さんに惚れてしまいました!!だから、その....俺さんの童貞を馬に奪われるぐらいなら私がもらいます!!」

おおおーー!!!!!!!

司会「これは急展開!客席も賑わっております!」

芸人「確かに馬と野郎どもの性交なんて花の欠片もないからねぇ。別に美人さんが構わないならいいけど、これ放送するよ?」


俺「いいんですか?美人さん」

美人「はい///俺さんの為なら一肌脱ぎます///」

俺「ありがとう」

司会「それでは、俺さんは美人さんの元へ、御二方はそのまま馬のマッシーくんとお楽しみください!」

馬「ヒヒーン!!!!!!!!」ブロロロロロロロ

俺「美人さん....挿れるよ」

美人「呼び捨てで、もっと乱暴にしてください。好きなように、あなたの思いをぶつけて構いません」

俺「分かった....それじゃ、挿れるよ、美人」 ズホッ

美人「////」


馬「ヒヒーン!!!!」ブロロロロロロロ

男「んぼぉおおおお!!!!!馬さんのおちんぽしゅごいのぉ!!!!!大腸破裂しちゃうのぉ!!!!!」

友「馬さんおちんぽおっきいのおおぉ!!!顔面精子塗れになっちゃううぅぅぅう!!!!」


俺「イくよ美人!!!!」

美人「俺さん!大好きです!結婚してください!」

俺「勿論オッケーだ!」

~お終い~

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