エレン「ミカサの徐に腹を撫でる動作を止めさせるぞ」アルミン「頑張れ」 (3)

エレン「頑張ろうぜ」

アルミン「うん。頑張って」

エレン「お前もだぞ?」

アルミン「え?なんで」

エレン「なんでってお前、なぁ……不安にならないか?」

アルミン「どうして?」

エレン「だって、さぁ……こう、腹を撫でて、微笑んで、時々しゃべりかけてるんだぞ?」

エレン「不気味だろ」

アルミン「そうかな?ミカサだって乙女なんだから、そういう日もあるよ」

エレン「あと俺のことエレンパパって呼ぶのもついでに止めさせたい」

アルミン「それも仕方ないんじゃないかなぁ」

エレン「仕方なくねえよ。なんだよエレンパパって。俺はいつからあいつの父親になったんだ」

アルミン「(そっちか)」

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アルミン「というわけなんだ」

ミカサ「それは……どういった状況?」

アルミン「極めて順調だという意味だね」

ミカサ「……」グッ

アルミン「しかし……『エレンパパ』は止めた方が良いかもね」

ミカサ「何故? ……この子にも、父親が近くにいることを教えてあげたい」

アルミン「え? あ、うん。まぁ、うん。うん……まぁ、少し呼び方を変えるだけだから。
もっと夫婦っぽいものにしたらどうかな?」

ミカサ「夫婦っぽい……もの……」

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