文月ちゃんの呉鎮守府日誌 続章 (110)

これまでのあらすじ

文月ちゃんの呉鎮守府日誌 - SSまとめ速報
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               ∧___∧
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提督「昨日、佐世保鎮守府から合同訓練の申し入れがあった」

文月「佐世保ぉ?」

愛宕「わかりましたー」

愛宕「それで、期日はいつになるのかしらー?」

提督「実はもう来ている」

古鷹「もうですか!?」

文月「早いのぉ」

古鷹「これは・・・何か急を要する訓練なのでしょうか?」





酒匂「ぴゃあぁぁぁぁぁ!」

酒匂「阿賀野型軽巡四番艦、酒匂です!ぴゃん!」

卯月「卯月でーすぅ うーちゃんって呼ばれてまーすぅ」

卯月「よろしくお願いするぴょん☆」

弥生「・・・あの・・・その・・・えと・・・弥生・・・です・・・」

弥生「・・・お、怒ってなんかないですよ・・・その・・・表情暗くてごめんなさい・・・」





提督「・・・・・・」

文月「・・・・・・」

愛宕「・・・・・・」

古鷹「・・・・・・」

愛宕「提督ー?」

提督「・・・はぃ?」

愛宕「これって、押し付けられたんじゃー?」

提督「・・・昨日の時点で気付くべきだった」がくぅ

【がんばれ弥生ちゃん】


文月「卯月ちゃんとぉ、弥生ちゃん」

卯月「ぷっぷくぷー!」

卯月「ちゃんと、うーちゃんって呼ばないとダメぴょん!」

文月「わかったのぉ」

卯月「弥生ちゃんのこともぉ、やーちゃんって呼ばなきゃダメなのでーすぅ」

弥生「・・・え・・・?」





弥生(・・・やーちゃんって・・・ちょっとおかしくないですか・・・?)

弥生(・・・でも、イヤだなんて言ったら・・・空気が重くなる・・・かも・・・)

弥生(・・・でもでも、ここで認めたら・・・ずっとやーちゃんだし・・・)

弥生「・・・・・・」うぅぅ

提督(弥生が悩んでいる)

愛宕(やーちゃんって呼ばれるの、イヤなのねー)

古鷹(イヤならイヤって、ちゃんと言うことも大事よ)

弥生「・・・んと・・・」

提督(頑張るんだ、弥生)

愛宕(キッパリ言っちゃいなさーい)

古鷹(あなたなら出来るわ)

弥生「・・・そ・・・その・・・」

提督(そうだ、いくんだ!)

愛宕(たった一言、イヤって言えばいいのよー?)

古鷹(弥生ちゃん、頑張って!)





弥生「・・・あ・・・あの・・・」

卯月「どうしたぴょん?」

弥生「・・・えっと・・・えーっと・・・やーちゃんって嬉しい・・・かな・・・」

提督・愛宕・古鷹「ダメだったー!」ずさーっ

文月「んぅ?」

【盗聴疑惑】


酒匂「その線でいくとー、酒匂はさーちゃんかな?」

卯月「さーちゃんは、皐月がいるぴょん」

酒匂「そっかー、残念」

バッターン

提督「!?」

皐月「皐月だよ!」

皐月「さーちゃんの名前は、ボクからキミにプレゼントするよ!」

酒匂「やったね!」

提督「・・・ちょっと待て・・・どこでこの話を聞いてた?」

リリリリリン リリリリリン

提督「!?」

文月「はぁい、こちら提督のお部屋でーすぅ」

文月「んぅ?・・・あぃ・・・あぃ・・・わかったのぉ」

愛宕「誰からかしらー?」

文月「遠征中の望月ちゃんから連絡だってぇ」

文月「スピーカーに繋ぎまーすぅ」





望月『・・・あたしも、もーちゃんとかマジうざいからやめてって伝えといてくれるー?』

望月『・・・つーか、遠征もマジめんどくせぇ』





提督「なに!?盗聴!?」

提督「この部屋、盗聴されてんの!?」

【呉動物園①】


古鷹「それで提督、訓練のメンバーはどうしますか?」

提督「うーん、そうだなー」





球磨「くまー よろしくだくま」

多摩「軽巡多摩です ネコじゃないにゃ」

三隈「どうぞ、くまりんことお呼びくださいね?」

睦月「にゃっ!うーちゃんに弥生っち、久しぶりなのです!」





古鷹「・・・あの」

提督「ん?」

古鷹「目には目を 歯には歯をですか?」

提督「うむ!」

\ 撃っちゃうくまー /

\ 覚悟はいいかにゃーん? /

\ ぴゃあぁぁぁぁぁ!的が動くー! /

\ くまくま言ったって、いいわよね /

\ もう一発、お見舞いするぴょん! /

\ ・・・弥生・・・撃っちゃって・・・いいの・・・? /

\ くらうにゃ 全滅にゃ /





愛宕「動物園かしらー?」

文月「みんな元気なのぉ」

提督「・・・てゆか、うちの鎮守府もたいがいだった」ぶわわっ

【呉動物園②】


愛宕「動物園といえばー、ヲ級ちゃんどうしてるかしらー」

提督「・・・なぜに動物園からヲ級を連想した?」

愛宕「だってー、ねぇ?」

文月「・・・・・・」こくこく





ヲ級「・・・ヲッ?」

島風「おっ」

ヲ級「・・・ヲッ」

島風「おっ?」

ヲ級「・・・ヲッヲッヲッ」

島風「おぅっ」





提督(だから何でヲ級と話せる!?)

愛宕(もう今更過ぎて、聞くに聞けないわー)

文月「島風ちゃん、すごいのぉ」

文月「島風ちゃんはぁ、どしてヲ級ちゃんと話せるのぉ?」

提督・愛宕(直球きたーーー!!!)

島風「へ?」

島風「文月ちゃんだって話せるでしょ?」

文月「んぅ?」

ヲ級「・・・ドーモ、文月サン」

提督・愛宕(普通に話せたーーー!!!)

文月「じゃあ、いつものおっおっおっってゆうのはぁ?」

島風「あれはオットセイ語だよー」

島風「オットセイ語話せるなんて珍しいから、ついそっちで話しちゃうんだー」





提督・愛宕「むしろ、どこでオットセイ語を覚えた!?」びしぃっ

島風「あぅっ!」

文月「つっこみのタイミングがぴったりなのぉ」

ヲ級「・・・コレガ夫婦マンザイ?」

【邂逅①】


酒匂「んーっと」

子日「え・・・えとぉ」

酒匂「ねのひ!」

子日「し、しすい!」





酒匂「残念!さかわでよろしくね!」

子日「うわーん!子日の方が間違ったー!」だだだだだっ

提督「おーい、戻って来ーい」

【邂逅②】


阿武隈「い、いきますよー?」

酒匂「ぴゃん!」





[ 坂 輪 ]ドンッ

[ 虻 熊 ]ドォォォンッ





阿武隈「きょ、今日のところは引き分けにしといてあげましょう」ふーっ

提督「・・・いや、どっちも負けだろ」

文月日誌



きょうは、させぼから3にんくんれんにきた



わかったこと


・さかわちゃんは、ぴゃあ

・うーちゃんは、ぴょん

・やよいちゃんは、やーちゃんってゆうといやがるけど、やよいっちはいやがらない


【提督というお仕事①】


わたしは海軍にて艦隊司令を務めている
呉鎮守府の責任者であり、所属する艦娘の全権を預かる身だ
当然、重い責任を負う立場であり、その重責を全うする精神力を必要とされる

心労を感じる事は、ままある
しかし
それを表に出すのは許される事ではない

特に部下である艦娘は非常に頼りになる一方、普通の少女達でもあるのだ
年頃の彼女達は、人の心の機微に敏感に反応する
こちらの不安や動揺を見せてはならない
弱さを見せてはならない
不安を抱いたまま戦場に送り出す事は、そのまま彼女達の生死に関わるかもしれないのだから

だからこそ
わたし自身の心労を取り除く方法が必要となるのだ


\ こうげきかいしぃ /

\ これでもくらえぇ /

\ 砲雷撃戦、開始するぴょん /

\ はりきってまいりましょ~ /

\ うびゃぁ! /

\ ふえぇぇ・・・睦月、装甲紙なんだけどぉ /

\ うぇぇ いたいじゃないのぉ /

\ いやったぁ!大勝利ぴょん! /

\ 睦月、かんげきぃ♪ /

\ 文月、がんばったがんばった?くすすっ /





提督「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ///」





古鷹「で、これで提督のストレスが解消されるのですか?」

愛宕「3人のやりとり聞いてるとなごむみたいねー」

長門「大丈夫か愛宕 心なしか顔が引きつっているぞ?」

古鷹「ほ、ほら 文月ちゃん達の訓練にもなってるじゃないですか」

長門「そうだな・・・それに」

愛宕「それにー?」

長門「提督の趣味・・・悪くない」フッ





そんなことだから、ながもん幼稚園とか言われるのよー

愛宕は、喉まで出掛かったその言葉を何とか飲み込んだ
提督は自分の事より、艦娘の心の機微を勉強した方がいいようである

【提督というお仕事②】


綾波「お茶にいたしましょうか?」

提督「おお、すまないな」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

白雪「お疲れ様です お茶でもいかがですか?」

提督「せっかくだから、頂こうかな」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

鳳翔「提督、お茶が入りました」

提督「あ、ああ いいね」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

金剛「アフタヌーンティーは大切ネー」

提督「そ、そうだな」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

雷「なんでよ!雷のお茶が飲めないっていうの!?」

提督「あー飲むよ 飲む飲むー」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

潮「・・・わ、わたしの淹れたお茶・・・美味しくなかったでしょうか」あぅぅ

提督「そそそ、そんなこと・・・うぷっ・・・あるわけないだろー」





提督「うぅぅ・・・お腹が張ってるよぅ」

文月「わぁ、ふくらんでるのぉ」

愛宕「はいはい、ちゃんと断ることも覚えましょうねー」





提督の半分は、優しさで出来ています

【提督というお仕事③】


提督『本日は那珂ちゃんLIVEツアー、ごっきげん2014in大湊にご来場頂きありがとうございます』

提督『それでは、ライブ中の注意事項を申し上げます』

提督『ライブ中の撮影行為は一切禁止とさせて頂いております』

提督『ライブ中の席移動、並びにオーバーアクションは他のお客様の迷惑になりますのでご遠慮ください』

提督『また、手荷物の管理はご自身でしっかりお願いいたします』

提督『ルールを守って元気よく!那珂ちゃんと一緒にライブを楽しみましょう!』

提督『それでは、この後開演になります!』

ウオォォォォォォ





提督「こ、こんな感じで良かったのかな」

時雨「ごほっ・・・すごい、バッチリだったよ提督」

時雨「ごめんね、ボクが風邪ひいたばっかりに」

提督「いやいや、面白い経験だったよ」

提督「ステージの上でみんなに見られるのってドキドキするなぁぁぁ///」

時雨「・・・そ、そう ボクは忙しいから行くね」





いちおう次の那珂ちゃんのライブにスケジュールを空けておいた提督でしたが
呼ばれることはありませんでした

【改二になるということ①】


愛宕「工廠から連絡で、龍譲ちゃんの改二改修作業が完了したみたいー」

提督「おお、そうか」

文月「龍驤ちゃん、ぱわーあっぷしたのぉ?」

提督「そうだな、どんな仕様になったか見に行ってみるか」

文月「・・・・・・」こくこく





龍驤「ほっほー?」

龍驤「わざわざ見に来るとか、うちのこと気にしてくれてるん?」

提督「・・・なんでマントなんか羽織ってんだよ」

龍驤「うち、楽しみは後に残しとくタイプなんよ」

龍驤「作業中も目ぇ閉じとったんやで?」

愛宕(それって、寝てただけなんじゃー?)

龍驤「こほん」

龍驤「ほな、公開するでぇ!うちの華麗な改二姿、目に焼き付けやぁ!」

ばさぁっ

提督「おお!」

愛宕「いい感じじゃなーい」

龍驤「って、アレ?」

文月「どしたのぉ?」





龍驤「なんでムネが小さいままなん!?五十鈴なんか、めっちゃ大きゅうなったやん!」

五十鈴「だから、あの時はブラのサイズ変えたって言ったでしょ!///」

愛宕「龍驤ちゃん、そこは自前じゃないとー」

提督「・・・むしろ、何故に艤装いじって大きくなると思った?」





龍驤ちゃんは、それから3日間寝込んだそうです

【改二になるということ②】


霧島『改二になって、探照灯がつきました!』

神通『・・・これで夜戦でも活躍出来ます・・・』

提督『火力も上がったようだし、大幅な戦力アップだな』

霧島『夜間の作戦行動には必ずお呼びくださいね、司令!』










川内「うぐぐっ」

川内「た、探照灯とか・・・羨まし過ぎる」



 >殺してでも奪い取る

 >殺してでも奪い取る

 >殺してでも奪い取る



白露「なんか、物騒な選択肢が出てますよー?」

【改二になるということ③】


那智「・・・この装備、仕様書はどこだ?」

羽黒「・・・あの・・・そこ・・・かな・・・」

那智「ふむ、なるほど・・・これは良い装備だ」

羽黒「・・・そ、そう・・・なの・・・?」

那智「撃つ所を見てみたいな 提督に特別訓練の申し入れをして来よう!」

羽黒「・・・あの・・・えっと・・・はぃ・・・」





羽黒ちゃんの改二は、むしろ姉の方が喜んでいる模様

【もぐもぐー①】


響「・・・いい天気だ・・・」

雷「波も穏やかで、まさに遠征日和よね」

電「み、みんな 警備任務中は、しゃんとするのです!」

暁「そんなこと言ったって、ヲ級さん来てから休戦状態みたいなものじゃない」

電「・・・それは、そうかもしれないけど」

響「・・・む・・・?」

暁「どしたの?」

響「・・・電探に反応だ・・・南東方向・・・単艦・・・」

雷「敵の偵察艦かしら?」

電「け、警戒するのです!」





まるゆ「あ、あれ?潜れない・・・おかしいな、体が浮いちゃうよ!?」

暁「・・・・・・」

響「・・・・・・」

雷「・・・・・・」

電「・・・・・・」

まるゆ「ひゃっ!?いつの間にか囲まれてるー!?」

まるゆ「よ、良く見つけたわね!でも、まるゆ潜っちゃうんだからね!」

まるゆ「それー、もぐもぐー・・・・・・ぶくぶく・・・・・・ぶはぁっ!」

まるゆ「わぁーん、やっぱり潜れない!」

暁「・・・・・・」

響「・・・・・・」

雷「・・・・・・」

電「・・・・・・」

まるゆ「み、みなさんが優しい海軍さんで安心しました」

雷「それにしても、陸軍に潜水艦なんてね」

まるゆ「はぃ、呉に潜る練習をしに行く途中だったんです」

暁「そんな話、聞いてる?」

響「・・・初耳だ・・・」

まるゆ「そんなぁ!」

電「呉鎮守府に着いたのです 上陸は大丈夫ですか?」

まるゆ「は、はい 浮くのは得意ですから・・・って、あれれ?」

ぶくぶくぶく

まるゆ「今度は沈んじゃう!」





響「・・・ハラショー・・・ある意味、器用なやつだ・・・」

電「か、感心してないで、引き上げるのです!」

まるゆ「という訳で、潜り方を教えてください!」

提督「とは言われても、うちのイムヤは横須賀潜水艦部隊と合同作戦中なんだよなー」

まるゆ「い、いらっしゃらないのですか?」

愛宕「作戦自体は終わって、横須賀に向かってる頃だと思うわー」

文月「横須賀には行けないのぉ?」

まるゆ「うぅぅ・・・潜れないまるゆなんて、爆雷で狙い放題だよ?」

まるゆ「横須賀着くまでに、ボロボロになっちゃうよ」





愛宕(潜れない潜水艦って、ただの洋上艦よねー)

古鷹(爆雷じゃなくて、主砲で狙い放題だと思うんですけど)

【潜水艦のお仕事】


リリリリリン リリリリリン

愛宕「はいはーい、こちら司令官室よー」

愛宕「・・・は?」

提督「?」

愛宕「はい・・・はい・・・了解しましたー 至急そっちに向かうわねー」

提督「どうしたんだ?」

愛宕「いま話してた、潜水艦部隊が到着したらしいのー」

提督「到着したって、横須賀にだろ?」

愛宕「残念ながら、違うのよねー」

提督「ま、まさか?」

文月「呉に来ちゃったのぉ?」

愛宕「ぱんぱかぱーん!大正解!」

提督「はぁぁぁぁぁ!?」





まるゆ(も、もしかして・・・まるゆの噂を聞きつけて呉に来てくれたのかな?)ドキドキ

提督・愛宕・文月「それは、ない!」びしぃっ

まるゆ「あうっ」

古鷹「まるゆちゃん、なにも言ってないのに!?」

提督「一応、まるゆのために紹介しとくとだな」

伊168「伊168よ イムヤでいいわ」

伊58「伊58です ゴーヤって呼んでもいいよ!」

伊19「伊19なの イクって呼んでもいいの」

伊8「伊8です 呼びやすいなら、はっちゃんでもいいよ・・・うん」

まるゆ「・・・その・・・えと」

伊168「ん?」





まるゆ「いろはさんに、ごんぱちさんに、いっきゅうさんに、はちべぇさんでいいんでしたっけ」

文月「惜しいのぉ」

提督「惜しくねーよ」びしぃっ

提督「それで、どうしたんだ?」

提督「お前達は作戦を終えたら、横須賀に向かうはずだろう」

伊58「ゴーヤ達はストライキを起こすでち!」

提督「ストライキ!?」

文月「縦じまのぉ?」

提督「・・・それ、ストライプな」

愛宕「あぁ、柄が緑色の炭酸飲料ねー」

提督「・・・それ、スプライト」

まるゆ「あ、あの・・・野球とかで真ん中に投げる・・・

提督「それ、ストライクだから!」びしぃっ

まるゆ「あぅっ」

古鷹(まるゆちゃん、もう提督達のノリについて来てる!?)





伊58「あの・・・話を聞いてるでち?」

提督「えっと、なんでストライキなんだ?」

伊58「ゴーヤ達は、もうイヤになったんでち!」

伊19「来る日も来る日も輸送艦狩り、なの!」

伊168「もう、オリョールには行きたくないわ!」

伊8「はっちゃん・・・落ち着いて本も読めない」

文月「おりょーるぅ?」

提督「ああ、敵の資源採掘基地のある海域でな」

提督「彼女達にはそこで、通商破壊活動をしてもらっている」

愛宕「確かに潜水艦自体が隠密行動前提だし、ストレス掛かるわよねー」

伊58「そうなんでち!」

伊19「わかってくれて嬉しいの」

提督「しかしなー、これは普通に命令違反だぞ?」

伊168「そ、それは・・・わかってるけど」

文月「呉に何日か泊めてあげられないのぉ?」

提督「そうは言ってもなぁ」





まるゆ「ふむふむ、むつかしい問題ですねー」

提督「・・・・・・」

愛宕「・・・・・・」

文月「・・・・・・」

古鷹「・・・・・・」

まるゆ「あ、あれれ?まるゆ、なんか見られてます?」

まるゆ「ま、まるゆのコーチになってもらう、ですか?」

提督「陸軍からの依頼とあっちゃ、うちの上層部も無下に断れまい」

愛宕「ゴーヤちゃん達はゆっくり出来て、まるゆちゃんも潜りを教われるってことねー」

文月「これって、一石二鳥ぉ?」

提督「難しい言葉、知ってるなー あははははー」

文月「あたしだって、ちゃんと勉強してるんだからね!」ぷんすこ

提督「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!///」

まるゆ「まるゆ、教えてもらえることになったって連絡して来ますね!」

提督「そうだな あははははー」

提督「あはははは・・・・・・は?」

愛宕「提督、どうしましたー?」










妙高「提督、ご無沙汰しております」

妙高「あら?どうしてうちの鎮守府の潜水艦部隊がここに?」

提督「こここここ、これはだなー」

愛宕「え、えーっとー」

伊19「みょ、妙高さんこそ、なんでここに居るのなの」

妙高「わたくしは司令長官より物資搬入の護衛を頼まれたのですわ」

妙高「それで、あなたがたは?」

提督「そそ、それはー ゴーヤの艤装がちょっと調子悪い的なー?」

伊58「ゴーヤに振るでち!?」

妙高「振る?」

伊58「ち、違うでち!ふる・・・ふる・・・フル回転でち!」

伊58「エンジンフル回転してたら、なんかおかしくなったんでち!」

提督「呉のが近かったから、ちょっと呼んじゃった的なー」

愛宕「そ、そうそう、そんな感じかもー」

妙高「まぁ、それは大変でしたね」

妙高「でも、早く直して横須賀に帰られた方がいいと思いますわ」

文月「どしてぇ?」

妙高「潜水艦部隊のみなさんにはいつも無理させているからと、長官が慰労会の準備をなさっています」

伊58「へ?」

妙高「休戦状態になったので、長期休暇と特別賞与も用意なさっているとか」

伊58「・・・・・・」

伊19「・・・・・・」

伊8「・・・・・・」

伊168「・・・・・・」

まるゆ「まるゆ、隊長に報告して来ました!」

提督「そ、そっかー」

まるゆ「それで、潜水艦娘のみなさんは?」

提督「か、帰っちゃった・・・的な?」

まるゆ「はぃ?」

愛宕「きゅ、急用が出来ちゃったみたいでねー 横須賀に帰っちゃったのよー」

まるゆ「それじゃ、潜水の訓練は!?まるゆ、教わるって連絡しちゃったよ!?」

提督「そ、それはだなー」

まるゆ「これで帰ったら、すっごい怒られちゃう!もう基地に帰れないよー」

愛宕「!」

文月「愛宕ちゃん?」

愛宕「それよー!」

提督「それって、どれだ!?」

愛宕「帰らなければ怒られないわー」

提督「そんな無茶な!」

古鷹「なにか・・・考えが?」

愛宕「わたし達みたいになっちゃえばいーじゃない!」

文月「んぅ?どゆことぉ?」

愛宕「ふふーん♪」

提督「・・・な、なんかイヤな予感が」










【速報】呉鎮守府司令官 陸軍首脳部を強引に説得し、潜水艦まるゆとケッコンカッコカリした模様

文月日誌



きょうは、まるゆちゃんとていとくがけっこんかっこかりした



わかったこと


・まるゆちゃんは、もぐもぐ

・いくちゃんは、なのなの

・はっちゃんは、わりとふつう


【改二になるということ④】


那珂「那珂ちゃん、提督にお願いがあるんだけど!」

提督「お願い?」

神通「・・・はい・・・姉の川内のことなんですけど・・・」

愛宕「川内ちゃんねー 最近、ふさぎこんでるって噂だけどー」

那珂「夜にふと起きるとね、なんかブツブツ言ってるんだよー」

文月「寝言ぉ?」

神通「・・・いえ、布団にくるまってつぶやいているんです・・・」

提督「こわっ!」

那珂「あのねー 改二になったら、わたしも探照灯もらえるかしらー とかー」

那珂「つぶやいた後、ふっふっふって笑ったりしてるんだよー?」

提督「改二の自分を妄想して楽しんでるんだな」





古鷹「・・・いえ、それ 病んでますよね、完全に」

那珂「那珂ちゃんも改二で、ますます魅力的になっちゃったしぃ」

神通「・・・わたしも、改修して頂きました・・・」

那珂「そろそろ川内も改二にしてあげて欲しいなーって」

提督「・・・てゆか改二とかより、探照灯装備させるだけで解決するんじゃね?」

愛宕「えっと 確か今週は綾波ちゃんが改修予定になってたかしらー」

古鷹「新装備の照明弾を搭載する予定になってますね」

提督「ぬぬ・・・そうだ、新たな夜戦装備だった」

文月「川内ちゃん、すねちゃうよぉ?」

提督「仕方ない、川内の改修作業も組み込めるか、工廠に確認取ってくれるか?」

愛宕「わかったわー」

那珂「やったー☆ これで夜もぐっすり眠れるよ!」

しかし、その結果





那珂「提督ぅ、那珂ちゃん寝不足だよぉ」

提督「どうしたんだ?」

神通「・・・川内姉さんが宿舎にまで艤装を持ちこんで、探照灯を試してるんです・・・」

愛宕「この前 夜中に照明弾撃ちあげて、謹慎したばっかりじゃなーい」

古鷹「周りからも、色々と文句が出てるみたいですね」

提督「・・・はぁ」










今回の教訓



夜 戦 バ カ は 改 二 に し て も 治 ら な い

【改二になるということ⑤】


綾波「綾波、改二作業完了いたしました」

提督「おぉ」

愛宕「なんか大人っぽくなったみたいねー」

文月「お姉さんになったのぉ」

綾波「そ、そんな///」

龍驤「そんな訳ないやん 改二になっても中身変わる訳やないゆーたやん」

提督「でも、実際変わってる気がするぞー?」

古鷹「なんででしょう?」

文月「もしかして、髪が伸びたぁ?」

綾波「じ、実は///」

龍驤「な、なんでなん!?なんで長ぅなったん!?艤装しか変わらないハズやろ!?」くわわっ

綾波「え?・・・あの、ちょっと」





提督「・・・すごい迫力だな」

愛宕「そんなに必死にならなくてもー」

文月「セリフの後に(迫真)ってつけたいのぉ」

綾波「あ、あの・・・なにかエクステンションっていうのを付けてもらいまして」

愛宕「あー エクステだったのねー」

古鷹(改二作業でエクステって、どういうサービスなんでしょう)

提督(うちの工廠、遊んどるなー)

文月「でもえくすてなんて、綾波ちゃん ちょっと悪い子ちゃんみたいなのぉ」

提督「!?」がたたっ

龍驤「って、びっくりするやん!」

提督「いかん、いかんぞ綾波!」

綾波「は、はい?」

提督「お前は清く正しく、清楚を形にしたような希少な艦娘なんだ!」

提督「悪い子になってしまうなんて、そんなことは許されない!」

綾波「え・・・え?」

提督「綾波・・・頼む」

がしっ

綾波「!?」

提督「そのままの・・・お前でいてくれ」










*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

『そのままの・・・お前でいてくれ』

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

『そのままの・・・お前で・・・』

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『そのままの・・・』

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*










綾波「は、はい・・・司令官のために、そのままのわたしでいますね///」ほわーん

愛宕「・・・・・・」ピキキッ





この後

愛宕に滅茶苦茶怒られた

【もぐもぐー②】


まるゆ『はぁ・・・海軍の隊長さんとケッコンしちゃったよ』

まるゆ『や、やっぱりあれかな ししし、新婚的なことしないとイケナイのかな///』

まるゆ『でも隊長さん、全然フツーにしてるし まるゆだけが盛り上がってるみたいだよ』

まるゆ『も、盛り上がってるって、そういう意味じゃないですよ!?///』

まるゆ『まるゆ、変な想像なんてしないもん!///』

まるゆ『ま、まるゆが幼く見えるから、隊長さん仲良くしづらいのかも』

まるゆ『な、仲良くするって変な意味じゃなくて!///』

まるゆ『ててて、手を繋いでお散歩とか、そういう意味だもん!///』










天龍「誰か、ケッコンカッコカリの意味、教えてやれっての」

龍田「何も教えないとか鬼畜プレイよねー」

木曾「・・・その前に、誰か話相手になってやれよ」

木曾「一日中運貨筒に話しかけてるって、普通に怖いだろ」

木曾「木曾だ オレがお前の相談相手になってやる」

まるゆ「よ、よろしくお願いします!」

木曾「提督とのことで悩んでるのか?」

まるゆ「は、はい・・・あの、質問してもいいですか?」

木曾「何でも聞くがいい」

まるゆ「隊長の好きな食べ物はなんでしょうか!」

木曾「カレーじゃないか?海軍の伝統ってのもあるかもしれんが」

まるゆ「あああ、あと!隊長はパジャマ派ですか!?ネグリジェ派ですか!?///」

まるゆ「思いきって、Tシャツだけっていうのはどうでしょう!///」

木曾「・・・・・・」

まるゆ「あ、あれ?」










その後
オレがケッコンカッコカリの意味を話してやったら
まるゆは3日間寝込みやがった

なぜかオレがいじめたという噂が流れたんで、噂の出所ごと潰してやったぜ

文月日誌





きょうは、みなとのはずれでういてる青葉ちゃんをみつけた

たんこぶが、いたそうだった




【もぐもぐー③】


まるゆ「はぁ・・・いつまでたってもイムヤさん帰って来ないよ」

まるゆ「まるゆ、いつになったら潜る練習出来るのかな?」

まるゆ「あ・・・隊長と古鷹さんだ」



提督『そうか、今日が大鯨の改修作業完了日だったか』

古鷹『はい 横須賀の希望通りに完了出来ました』



まるゆ「大鯨さんって、潜水母艦だよね!?」

まるゆ「潜水艦のお世話してくれる大鯨さんなら、泳ぎを教われるかも!」



龍鳳『潜水母艦大鯨、無事に軽空母として生まれ変わりました』

提督『うむ、新たな航空戦力として頑張ってくれ』



まるゆ「ずこーーーーーーーーーー!」ずさーっ



提督『ん?』

古鷹『どうしたのかしら?』










この後
意味は分からんが、まるゆが3日間寝込んだ

なぜか提督の俺がいじめたという噂が流れたんで、噂の出所ごと潰しておいた

文月日誌





きょうも、みなとのはずれでういてる青葉ちゃんをみつけた

まえよりおっきな、たんこぶだった




【必要経費】


提督「は?浮き輪は経費で落ちるかって?」

夕立「水着は買ってもらえるのに、浮き輪がダメっておかしいっぽい!」

提督「いやいやいや、水着は訓練で使うからだろ」

白露「でも今回は仕方ないよね!まるゆちゃんに潜り方教えるのに使うんだもん!」

村雨「なんか、意味なく沈んじゃうからねー」

提督「まぁ、苦肉の策でお前らに潜水のコーチ頼んだのは俺だしなー」

白露「やったね!」

村雨「ちゃーんと領収書もらってくるからね」





数日後



提督「・・・おぃ、なんだそのイルカさん浮き輪とシャチさん浮き輪」

白露「浮き輪ならどれでも同じでしょ?」

提督「アホかーーーーーーーーーー!!!」





でも後日

一応、司令長官に相談したら
浮き輪で遊ぶ駆逐艦娘達を広報に載せるという条件で経費申請が通ることになった





もう色々と海軍はダメだと思った

長門「ははは、これはいいな!」

陸奥「なんか童心に帰るわね」

提督「お 前 ら 何 を や っ て い る」

陸奥「なにって、浮き輪で遊んでるのよ?」

長門「提督も一緒に遊ばないか?」

提督「遊ばねーーーーーーーーーーよ!!!」





俺は、罰則的な意味で写真を撮っておいた

司令長官の薦めで広報誌に載せてやったら、なんかその広報誌が
オークションで高値が付く事態になったらしい





もう色々とこの世の中はダメだと思った

【提督というお仕事④】


愛宕「まあまあ そんな考え込んだら体に悪いわー」

文月「怒るのはよくないのぉ」

古鷹「たまには遊ぶことも必要なのではないでしょうか」

提督「・・・遊ぶ?」





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古鷹「あ、あの・・・ちょっとこのビキニ、大胆でしたか?///」

提督「そそそ、そんなことないぞ 似合ってるし」

古鷹「そんなにじっと見ないでください・・・恥ずかしい///」

提督(はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ///)

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愛宕「いやーん、足が滑っちゃったー」

提督(あ、当たってる!当たってるから!///)

愛宕「あらぁ?なんか、いやらしい顔してるー」

提督「そそ、そんな顔してないだろ」

愛宕「お仕置きで、もっとくっついちゃうんだからー」

提督(はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ///)

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文月「もっと速く引っ張ってぇ」

提督「言ったなー、それー!///」

文月「もぅ、そんな揺らしちゃダメなのぉ 水に落としたら怒っちゃうんだからね」ぷんすこ

提督(はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ///)

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*










あはー

俺が一番ダメだったーーーーーーーーーー

【深海凄艦隊①】


その頃
深海凄艦隊側では・・・



飛行場姫《・・・フフッ・・・マサカ空母ヲ級ガ密偵トハ、少シモ疑ッテイマイィィィ・・・》

戦艦棲姫《・・・ソノ後、空母ヲ級カラ連絡ハナイノォ・・・?》

戦艦タ級《・・・未ダ交信アリマセン・・・》

戦艦棲姫《・・・少シ遅過ギルワァァァ・・・》

戦艦タ級《・・・モシヤ、任務ヲ忘レテイルノデハ・・・?》

飛行場姫《・・・アハハハハァ・・・ソンナコトアルワケナイジャナイ・・・》

戦艦棲姫《・・・面白イ冗談ヲ言ウノネェェ・・・》










空母ヲ級「・・・美味シイ・・・」

空母ヲ級「・・・昨日食ベタ、スイカト同ジクライ美味シイ・・・」

島風「でしょー?夏にかき氷、最高だよね!」

間宮「おかわりありますから、言ってくださいね」

深雪「よっしゃー!何杯食べられるか、勝負だ!」

島風「島風、速さなら負けないんだから!」

空母ヲ級「・・・ワタシモ負ケナイ・・・」

間宮「あらあら」くすっ





すっかり忘れてました

【深海棲艦隊②】


飛行場姫《・・・空母ヲ級、任務ヲ忘レテ遊ビ呆ケテイルトワァァ・・・》

戦艦棲姫《・・・安心シテ、モウ手ハ打ッタワァ・・・》

飛行場姫《・・・トイウトォ・・・?》

戦艦棲姫《・・・戦艦レ級ヲ向カワセテアルワァ・・・》

飛行場姫《・・・ナルホド、ソレハ安心ネェェ・・・》ニヤァ










ザバァッ

戦艦レ級「・・・空母ヲ級・・・迎エニ来タヨ・・・」

空母ヲ級「・・・戦艦レ級・・・」

吹雪「そんな!鎮守府の警戒網の中、どうやって!?」

白雪「落ち着いて・・・まず司令に連絡しなければ」

吹雪「って・・・え?」

戦艦レ級「・・・ナニナニ?ソノワンピ、チョー可愛インダケド・・・!」

空母ヲ級「・・・提督ニ、買ッテモラッタ・・・」

戦艦レ級「・・・マジデ!?提督トケッコンカッコカリシタラ、ボクモ買ッテモラエルカナ・・・!?」

吹雪・白雪「・・・・・・」





文月「白雪ちゃんから通信でぇ、提督のお嫁さんが増えそうだってぇ」

提督「は?」





やったねヲ級ちゃん 仲間が増えたよ!

【完璧ゆえの悲劇】


とある日



不知火「司令、書類の整理終わりました」

提督「おお、そうか もう上がっていいぞ」

不知火「そうですか」

その翌日



大潮「・・・大潮・・・お仕事終了・・・しました・・・」ぱたっ

提督「最初から全力で飛ばすからだろ」

提督「しゃーない、何か食いに行くか」

大潮「・・・はひ・・・」





不知火『・・・・・・』

またとある日



不知火「データ整理、終了しました」

提督「お疲れ 上がってくれ」

不知火「そうですか」

その翌日



電「ごめんなさい司令官・・・電のせいで遅くなってしまったのです」

提督「いやいや、良くやってくれたって」

提督「こんな時間か・・・軽めの夜食でもいくか」

電「は、はいなのです」





不知火『・・・・・・』

またまたとある日



不知火「司令、他の仕事はありませんか?」

提督「もう十分だ、上がってくれていい」

不知火「・・・そうですか」

その翌日



雷「ほら、こんな時間になっちゃったじゃない!」

提督「お前が膝の上乗って来たりして、遊んでるからだろ!」

雷「近い方が話しやすいと思ったんだもん!」

提督「はいはい・・・お疲れな」

雷「お疲れさまって思ったなら、ちゃんと態度で示してよね!」

提督「わかった、わかった」なでなで

雷「えへへ///」





不知火『・・・・・・』

またまたまたとある日



不知火「だいぶ時間が余ってしまいましたね」

提督「おう、もう上がってくれていいぞ ゆっくり休め」

不知火「・・・・・・」

提督「不知火?」

不知火「・・・し"、し"ら"ぬ"い"に"な"に"か"お"ち"と"て"も"?」ぐすすっ

提督「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」



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青葉「・・・みたいな不知火ちゃんはどうでしょう?」

提督「うむ!妄想が捗るな!」

不知火「・・・・・・」ピキキッ

文月日誌





きょうは、みなとのはずれでういてる青葉ちゃんと提督をみつけた

たんこぶつくるの、すきなのかな




【番外編】瑞鶴物語



*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*



逃げている

わたしは必死に逃げている





わたしの持てる全ての力を振り絞って逃げている





そう簡単には捕まらない

わたしをバカにしたら痛い目をみるわ

なにしろ
超弩級戦艦をしのぐ馬力のエンジンを積んでるんだから





逃げている

わたしは必死に逃げている





それは役目だから

敵をおびき寄せ、引き付けておく

それが、わたしの役目だから





そら
もっと喰い付きなさい

この瑞鶴が囮をやってるのよ

これ以上のエサはないわ





駆けている

わたしは大海原を駆けている





わたしを守る直掩機は既になく

敵に向かう攻撃機も既になく

任務を遂行するという責任感だけが、わたしを支えてる





わたしは空母なのに!

誇り高き元五航戦の空母なのに!

叫びを必死に飲み込む





抑えていた涙が、ついに一筋流れた

後はもう、止めることは出来なかった





左傾斜、止まらないね

千代田はまだ無事なのかな





大淀・・・後は頼むわ





翔鶴姉、もう一度・・・・・・


またあの夢か



外はまだ真っ暗

隣のベッドでは翔鶴姉が軽い寝息を立ててる

わたしは音を立てないように、ゆっくり身を起こした



作戦の後はいつもこうだ

わたしでない、わたしの記憶を呼び覚ます



前世の記憶なのかな

他の艦娘に聞いても、珍しいことじゃないらしい



でも

考えてもしょうがない

結局、この結論に行き着く

他の子もみんなそうらしい



ぼうっと外を眺める

大型クレーンの光の明滅が、なぜだか心を和ませた

かさり



ベッドのかたわらで何かが動いた

それを見て、思わずわたしの顔がほころぶ



「妖精さん、戻って来てたのね」

「はっ!戦闘では、お見苦しい所をお見せしたであります!」

「ううん、戻ってくれて嬉しいわ」



流星改を操っていた妖精さんだった

戦闘で機体が墜とされると、数日後にひょっこり帰って来る



どういう仕組みなのかって?

そんなの知る訳ないじゃない

そんなこと言ったら、わたし達艦娘自体まだ謎だらけなんだから

「もう機体の補充は出来てるから、心配しないで眠りなさい」

「はっ!お言葉に甘えるであります!」



妖精さんの頭を撫でていると、意外な程あっさり眠りに落ちた

疲れてたんだろうな

そういえば疲れたって言ってるとこを見たことないけど、人並みに疲れるんだろうか

起きたら聞いてみよう



頬をつつきたい衝動に駆られたけど、起こすのは可哀そうなのでやめた

妖精さんを見てると、なんだろう

心を満たされるのを感じる





夢の中のわたしは、いつも待っていた気がする

飛び立って行った攻撃隊を

必ず戦果を上げて戻って来ます

そう笑って飛び立って行った攻撃隊を





戻って来ない攻撃隊を





この世界では違う

仕組みはわからなくても妖精さんは帰って来る

機体をろくに積まずに作戦に出たことも、今のところない

この世界では、そんな思いをしてたまるもんか





強くなってやる

翔鶴姉を守り、二航戦だって一航戦だって守れるようになってやる

今はまだ、加賀さんにダメ出しされてばかりだけど

いつの日か、きっと





そしたら今度は、わたしが追い詰める番よ

艦載機がある限り、わたしは負けないわ

頼もしい?

そんな、のほほんとしてていいのかしら

追い詰めるのは敵だけじゃないんだから

まあ、そうよね

たぶん気付いてないわよね

それは、わたしがつい冷たい態度取っちゃうからしょうがない

こればっかりは性格だから仕方ないわよ

うん





だって恥ずかしいんだもん

しょ、しょうがないじゃない





うぅ、なんか顔が火照る

こんなんだからダメなのよね

翔鶴姉にも照れ隠しで人に冷たく当たるのはやめなさいって言われてるし

本当の自分に気付いてもらえないままよって





あれ?

もしかして、翔鶴姉には見破られてる?

そ、それもこれも

わたしが強くなれれば解決出来る気がする

強くなれば、ちゃんと本音をぶつけることが出来るわよね

うんうん





「・・・次は・・・次は、こっちが追い詰める番であります・・・むにゃ・・・」





くすっ

夢を見てるのね

そう
そうよね

今度はこっちが追い詰める番よ

逃げ続けた記憶なんか吹っ切って、戦いも恋も絶対に負けないわ

なんたって

この瑞鶴には幸運の女神がついていてくれるんだから





「それと、あなたもね」





結局、ちょんっと頬をつついてみた

妖精さんは、ちょっとくすぐったそうにして、また眠りに落ちた



*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*

【こころぴょんぴょん】


提督「弥生、また来てたのか」

弥生「・・・いつの間にか、ドラマに出ることになってて・・・」

那珂「弥生ちゃんは、那珂ちゃんの妹役なんだよ!」

弥生「・・・妹じゃないです・・・」

那珂「ほら、お姉ちゃんって呼んで!」

弥生「・・・お、おね・・・那珂さん・・・」

那珂「お姉ちゃんって呼んで!」

弥生「・・・うぅ・・・」

提督「色々と大変そうだなー」

文月「がんばぁ」





提督「ところで、お前もドラマに出るのか?」

卯月「そうでーすぅ!えへん!」

愛宕「どんな役なのかしらー?」

卯月「てきとーに走り回って、ぴょんぴょん言ってればいいみたいぴょん!」

提督・愛宕・文月「あっ・・・(察し)」

【田舎で良く見る光景】


千歳「二人の後見人として、わたし達が付いて参りました」

千代田「ひさしぶり!提督がまだ横須賀に居た時以来ね」

提督「そっかー、そうだよなー」

千歳「懐かしいですね」

提督「あの頃はまだ水上機母艦だったんだよなー」

提督「立派な軽空母になってー」しみじみ










千代田「・・・あの」

千代田「久しぶりに親戚の子に会ったみたいなリアクション、やめて欲しいんだけど」

【深海棲艦隊③】


飛行場姫《・・・戦艦レ級、ミイラ取リガミイラニナッテェェェ・・・》グギギッ

戦艦タ級《・・・ミイラ・・・?》

戦艦棲姫《・・・ソ、ソウネ、ソノ通リヨォォ・・・》 ←実は意味わかってない

飛行場姫《・・・デモ、心配イラナイィ・・・》

飛行場姫《・・・今回ハ、ワタシ直々ニ刺客ヲ送リ込ンダワァ・・・》

戦艦棲姫《・・・誰ナノォ・・・?》

飛行場姫《・・・アノ子ナラ、キット鎮守府ヲ無力化出来ルハズヨォォ・・・》










北方棲姫「・・・ダ、ダカラ 帰ッテ来イッテ言ッテルノ・・・」

島風「えー いいじゃん、いいじゃん」

長門「そうだ、ゆっくりして行くがいい///」

戦艦レ級「・・・ホラホラ ミンナモ、コー言ッテルジャン・・・」

北方棲姫「・・・デ、デモ・・・」

雷「困ってるとこも、かわいー!///」

電「お友達になりたいのです///」

初春「まるで西洋人形のようじゃのう」

北方棲姫「・・・カ、帰ル・・・!」

加古「帰るだってー くー、可愛いなぁ///」

北方棲姫「・・・ウゥゥ・・・///」





北方棲姫は、意味は違えど艦娘達をメロメロにして無力化した

危うし、呉鎮守府?

【実録 ブラック鎮守府】


提督「えー、本日また新たな艦娘が着任した」

磯風「この磯風が来たからには、心配いらない」

文月「すごく大人っぽいのぉ」

磯風「普通とは違う修練を積んできたからな」

文月「どんなぁ?」

提督「・・・いや、あれは事故みたいなものでな」

愛宕「そ、そうねー みんなの親切心があだになったというかー」

古鷹「あ、あはは」

文月「んぅ?」

そう

あれは文月の来る前・・・横須賀鎮守府との合同訓練の時だった



*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゜・*:.。. .。.:*・゜゚・*



長官『今日の訓練には新人も参加するぞい』

磯風『陽炎型駆逐艦十二番艦磯風、推参』

提督『既に訓練後の呉への着任が決まってるんだ みんな、よろしく頼む』

長官『この訓練で即戦力にしてやってくれい』

長門『フッ この長門に任せるがいい』

榛名『榛名でいいなら、お相手しましょう』

摩耶『んじゃ、いっちょ揉んでやるかー』

加賀『そうね、戦力の底上げは必要ね 協力します』

五十鈴『そういうことなら五十鈴にお任せ 新しい戦力、いいんじゃない?』

磯風『よろしくお願いする』

演習1回目



磯風『いいだろう、この磯風が旗艦の任を引き受けよう』

長門『艦隊戦のなんたるかを教えてやる』

摩耶『怖いなら、あたしの後ろに隠れてな!』

加賀『それなりに期待はしているわ』

鳳翔『ふつつか者ですが、よろしくお願い致します』

伊58『ごーや、潜りまーす!』

演習2回目



磯風『この程度、なんの問題もない』

榛名『いざ、参ります!』

五十鈴『わたしの出番ね ついて来れるかしら?』

瑞鶴『五航戦瑞鶴、出撃よ!』

龍驤『ウチも特訓に協力するでぇ』

伊19『イク、いくのぉ』

演習3回目



磯風『くっ・・・まだまだいける なめるな』

金剛『金剛にも協力させて欲しいデース!』

古鷹『重巡洋艦のいいところも、たくさん知ってもらえると嬉しいです』

赤城『磯風?いえ、知らない子ですね』

飛鷹『なになに、訓練でパワーアップ?いいわねぇ』

伊168『提督が望むなら、特訓に付き合ってもいいかな』

演習4回目



磯風『す、少し疲・・・いや、なんでもない』

日向『わが艦隊に新顔か 協力させてもらおう』

長良『よしキター!任せといて!』

蒼龍『艦載機の練度もバッチリです 訓練の成果を期待してください』

隼鷹(少し動けば、お酒抜けるかなー)

伊8『はっちゃん、出撃しますね』

演習5回目



磯風『い、いや・・・あの』

陸奥『お姉さんが教えてあげちゃうぞ?』

加古(サボってばっかじゃないって、見せとかないとなー)

翔鶴『はい、これならいけそうです!』

瑞鳳『そうね、訓練付き合っちゃいますか!』

伊58『海っていよねー、海って』

演習6回目



磯風『ぜぇぜぇ・・・ちょ・・・ちょっと』

扶桑『西村艦隊の本当の力・・・見せてあげる!』

那珂『那珂ちゃん、演習入りまーす♪』

飛龍『よし!二航戦、出撃します!』

鳳翔『あらあら、またお願いしますね』

伊19『イクの魚雷が、うずうずしてるの!』

提督『・・・はぁ 合同訓練見に来てる来賓の挨拶に手間取っちまった』

愛宕『いつもより人が多かったから、仕方ないわー』

提督『演習は上手くいってるんかな』

ちょんちょんっ

提督『ん?』

陽炎『ちょっと、わたしの出番とかないわけ?』

提督『おお、駆逐艦娘は多いからなー なかなか出番が回って来なくてすまんな』

霰『えっと・・・磯風ちゃん、ずっと出てる』

提督『へ?』

愛宕『ずっとって、いつからー?』

陽炎『いつもなにも、最初からよ!』

提督『・・・いま、演習何回目?』

霰『んっと・・・6回目?』

提督『なにーーーーーーーーーー!?』

提督『演習といえど、無理をすれば大事故に・・・










扶桑『て、提督・・・磯風さんが』

提督『しまった、遅かったか!ちゃんと俺が演習を監督出来ていればー!』

愛宕『で、磯風ちゃんの容体はー!?』

鳳翔『ぐっすり寝ています』

提督『は?』

那珂『だからー、演習中に寝ちゃったんだよー』

伊19『立ったまま寝れるって、すっごく器用なの』

飛龍『肝がすわってて、将来が楽しみね!』

磯風『・・・こんにゃとこで航行不能になるわけにはいかにゃい・・・むにゃ・・・』zzz





提督『し、幸せそうな寝顔・・・だな』



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文月「そんなことがあったんだぁ」

提督「合同訓練中に寝たとは言えないからなー」

愛宕「艤装に不具合がってことにして、呉着任を遅らせたのよねー」

古鷹「ごめんなさいね、気付いてあげられなくて」

磯風「いや、この磯風もこれを教訓に大きくなれたからな」

提督「ほう、どんな教訓だ?」





磯風「たとえ味方でも、容赦してはいけない」

磯風「遠慮して流されると、こっちがやられる」






時間が掛かっても、しっかりと真っ直ぐに育てよう

提督は、そう心に誓うのであった

【特注品にて、んー万円らしい】


島風「提督、なんとかほっぽちゃんを説得したよ!」

雷「あのねあのね!烈風くれたら、このまま鎮守府にいてくれるんだって!」

提督「・・・いやいや無理だろ 軍事機密とかあるだろ」

古鷹(その前に、ほっぽちゃんって・・・)

文月(かわいい、あだ名なのぉ)

加古「もう零戦持ってるし、いーんじゃないのー?」

提督「そういう問題じゃねーし!」





愛宕「えっとー、本物じゃなければいいのよねー?」

提督「そりゃあって・・・え?」

愛宕「部屋に飾ってあるプラモデルがあるじゃなーい」

提督「あ、あれは・・・コネで特別に作ってもらったアルミダイキャストモデルで高・・・

愛宕「あらー?安物だって言ってなかったかしらー」

提督「えっ!?あっ・・・えっと」

愛宕「んー?」

提督「あああ、あんなもんなら、いくらでもプレゼントするさー あはははー」





朝潮「提督の肩が、小刻みに震えてるような」

満潮「まったく、だらしないったら!」

朝潮「あれ?荒潮、どうかした?」

荒潮「男の人が涙をこらえてる姿って、ぞくぞくするわよねぇ」うっとり

朝潮「・・・・・・」

満潮「・・・・・・」

【むしろメガザルロックで】


長月「しかし、なぜ烈風が好きなのだ?自分とて艦載機を積んでいるだろう」

北方棲姫「・・・タコ焼キミタイデ、可愛クナイモン・・・」

空母ヲ級「・・・ワタシモアレハ、アンマリ積ミタクナイカモ・・・」

古鷹(・・・そんな理由で艦載機を選んでるんですね)

睦月「でも、どっちかってゆーと要塞の方がたこ焼きっぽいのね」

如月「まんまるお化けよねー」

戦艦レ級「・・・違ウシー・・・!」

戦艦レ級「・・・アレハ『メラ』ヲクラッタ『爆弾岩』ダシー・・・!」





提督「・・・細かい上にいまいちな例え過ぎて、ツッコミづれぇ」

文月「えと、どしてドラ○エ知ってるんだろぉ?」

【深海棲艦隊④】


戦艦棲姫《・・・トイウ訳デ、飛行場姫ガ引キ籠ッテシマッタワァ・・・》

戦艦タ級《・・・メンタル弱過ギジャナイデスカネ・・・》

戦艦棲姫《・・・トハイエ、手ヲコマネイテイル訳ニモイカナイィ・・・》

戦艦棲姫《・・・トリマ、アノ子ヲ送ッテミタ的ナ・・・?》

戦艦タ級《・・・ナンカ、適当過ギナイデスカ・・・?》










中間棲姫「・・・ダカラネ、飛行場姫ガ心配シテルノ・・・」

北方棲姫「・・・帰ラナイモン・・・!」

中間棲姫「・・・ソンナコト言ワナイデ・・・」

北方棲姫「・・・ヤダ・・・!」プイッ

中間棲姫「・・・アナタヲ連レテ帰ラナイト、ワタシガ怒ラレルノヨォ・・・」

北方棲姫「・・・知ラナイ・・・!」

愛宕「あらあら、上と下に挟まれて大変ねー」

中間棲姫「・・・中間管理職ジャネーワ・・・!」ビシィッ





多摩「つっこんだにゃ」

球磨「ちゃんと手首のスナップ、効いてたくま」

【このセリフで誰が釣れるか答えよ】 複数回答可

                              作:秋雲同人工房


①「○○は俺とケッコンカッコカリしたぞ」

 [                    ]

②「まだ誰もケッコンカッコカリしてないな」

 [                    ]

③「いま2人一緒にケッコンカッコカリすると、ずーっと同部隊・同部屋確約キャンペーン中!」

 [                    ]

④「いまケッコンカッコカリすると、駆逐艦と同部屋になるキャンペーン中!」

 [                    ]

⑤「いまケッコンカッコカリすれば、当分引き籠ってていいよ」

 [                    ]

⑥「ケッコンカッコカリすれば、戦艦になれるらしいよ」

 [                    ]

⑦「ケッコンカッコカリすれば、アレは積みません」

 [                    ]

⑧「ケッコンカッコカリすれば、当分オリョクルしなくていいでち」

 [                    ]

⑨「ケッコンカッコカリしなかったら、七面鳥確定」

 [                    ]

⑩「レディならもちろん、ケッコンカッコカリするのです」

 [                    ]

⑪「ケッコンカッコカリしたら、夜戦する」

 [                    ]

⑫「ケッコンカッコカリしたら、烈風あげる」

 [                    ]

⑬「ケッコンカッコカリしたら、ムネが大きくなるという噂があってな」

 [                    ]

⑭「ケッコンカッコカリしたら、運がUPするらしい」

 [                    ]

⑮「そこまで言うから、しょうがなくケッコンカッコカリしてくれ」

 [                    ]

榛名「・・・・・・」かきかき

提督「ふぁっ!?榛名、いつ横須賀から!?」

文月「なに書いたのぉ?」





⑯「ケッコンカッコカリしても、大丈夫か?」

 はい、榛名は大丈夫です!





愛宕「・・・・・・」ピキッ

榛名「なにか面白いテストをしていると聞きまして」

榛名「あ、いけない!もう横須賀に戻らないと」

秋雲「そのためだけに呉出張キターーーーーーーーーー!」

摩耶「さすが榛名姐さん、パネェぜ」ゴクリ

提督「・・・いや、感心するとこじゃねーから」

愛宕「こ、この場合は『大丈夫だ、問題ない』が正解じゃないかしらー」

文月「・・・・・・」ふんふん

榛名「そうですね 榛名もケッコンカッコカリ、全然問題ないです!」

愛宕「・・・・・・」ピキキッ





榛名さん、全て計算通り!

【番外編】居酒屋鳳翔①



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前世の記憶なのか

なぜかおっさんくささが漂う艦載機の妖精さんが集う居酒屋

それが、居酒屋鳳翔である





鳳翔「あらあら、そんなに荒れちゃって 彗星さんどうしたのですか?」

彗星妖精「ぼかぁね、加賀さんに避けられてるっすよ」

流星妖精「そんなことないでしょ ほら、あの人無愛想だからそう感じるだけでしょ」

彗星妖精「違うっすよ この前ある話をしたら、避けられるようになったっす」

鳳翔「どんなお話しをなさったんです?」

彗星妖精「この前の作戦で小生は撃墜されてしまったっす」

流星妖精「あー、あの戦いは激しかったねー」

鳳翔「未帰還率が高かったそうですね」

鳳翔「機を失ったのは残念でしたが、あなただけではないではありませんか」

彗星妖精「機を失ったことは責められなかったっす」

流星妖精「じゃー、どうしたん」

彗星妖精「撃墜地点から鎮守府帰還までの冒険譚を聞かせたっすよ」

流星妖精「あー、あれじゃないの 話を盛ったりしたんじゃないの?」

彗星妖精「ぼかぁ、真実だけを話したっすよ!嘘なんかつかないっす!」

鳳翔「まぁまぁ、どんなお話か聞かせて頂けますか?」

彗星妖精「海に沈んでいく愛機から脱出した小生は、海をぱちゃぱちゃ泳いでたっす」

流星妖精「あの日は波が高かったから、大変だったっしょ」

彗星妖精「そしたら、くじらに会ったっす」

流星妖精「ははーん、くじらに乗って帰って来たとか言っちゃうパターン?」

流星妖精「そらあかんわーwww ファンタジー過ぎるわーwww」

彗星妖精「いや、飲み込まれたっす」

流星妖精「は!?」

鳳翔「の、飲み込まれたんですか?」

彗星妖精「口からは出れそうになかったんで、奥に行ってみたっす」

流星妖精「うはーw 今度こそわかっちゃったかもーwww」

鳳翔「そ、そうですね」

流星妖精「どうせあれっしょw 中に人が住んでたとか、潮に吹かれて脱出とか・・・

彗星妖精「う○こと一緒に脱出したっすよ!悪かったっすね!」










鳳翔「・・・は?」

流星妖精「・・・え?」

流星妖精「いやいや、それはダメっしょ」

流星妖精「嘘でも潮に吹かれて10メートルは飛んじゃいましたーとか言わないといかんでしょ」

彗星妖精「話を盛るなって、さっき言ったばかりじゃないっすか!」

流星妖精「いやいや、でもさぁ 加賀さんもうら若き乙女なんだからさぁ」










愚痴を聞きつつ、明日の買い物リストに銀が効く除菌スプレーを書き加える

そんな鳳翔さんがやっている居酒屋鳳翔は

今日も鎮守府のどこかで、ひっそりと営業しているらしい



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【天然ジゴロ文月ちゃん①】


今日は、舞鶴鎮守府との合同訓練でーすぅ



皐月「ボクとやり合う気なの?可愛いねぇ!」

文月「えとぉ」

皐月「ん?」

文月「皐月ちゃんの方が可愛いよぉ?」にこっ

皐月「!!!///」ドキーン





深雪「思ったことを素直に口に出せるって、いいよなー」

提督「・・・お前がそれを言うのか」

深雪「えー、これでもとっさに喋れなくなる時とかあるんだぜー?」

深雪「例えば、電の前だと震えて喋れなくなったりとかさー なんでだろー?」

提督「・・・・・・」

ドォォォーン

提督「うわ、こりゃまた見事な大破判定だな」

谷風「冗談じゃないよ こんな姿、誰も見たくないんだよぉ」

愛宕「確かに、仲間が大破してるとこは見たくないわよねー」

谷風「そうじゃないよ!服が破けちゃってるとことかさぁ」

谷風「谷風ってば、ちんちくりんな体だし!」

文月「そんなことないよぉ?あたしは見たいなぁ」にこっ

谷風「ひぇあっ!?」

谷風「なんてこった!じゃじゃじゃ、じゃあ 一緒にひとっ風呂浴びちゃう!?///」





北上「うわー、あれは勘違いされるわー」

提督「文月の場合、ほんとに邪気なく笑顔で言うからなー」

大井「わ、わたしも北上さんの見たいの!!!」

提督「・・・・・・」

北上「・・・・・・」

提督「むしろ邪気しか感じないな」

北上「ねー」

大井「なんでよ!?」

提督「山城、中破判定!」

山城「・・・不幸だわ」

文月「なにが不幸なのぉ?そんなにきれいなのにぃ」

山城「き、綺麗!?わたしが!?」

山城「ででで、でも 扶桑姉様に比べたら、わたしなんて」

文月「扶桑ちゃんと同じくらい、きれいだと思うなぁ」にこっ

山城「ね、姉様と同じっ!?」

山城「扶桑姉さまぁ!わたし、姉様と同じくらい綺麗ですってぇぇぇ!///」





鳥海「ツボを的確に突いて山城さんを元気づける やりますね」

霧島「核心にドッカーンっと致命の一撃、さすがね!」

提督「・・・・・・」

霧島「あら?提督、どうされました?」





おそらく同じことを言おうとしてる筈なのに、全く違う意味に聞こえるのは

自分が霧島を曇りメガネで見ているからなのだろうか

人知れず悩む提督であった

提督「利根、中破判定!」

利根「・・・吾輩も、ちと疲れたぞ しばらく寝るっ!」

文月「利根ちゃん?」

利根「なんじゃ!」

文月「悔しかったら、泣いてもいいと思うのぉ」

利根「!!!」

利根「な、なぜじゃ なぜそんなことを言うのじゃ・・・せっかく涙をこらえたというのに」うるっ

文月「ごめんねぇ」

利根「ば、罰として風呂で吾輩の背中を流すのじゃ 良いな!///」

文月「わかったぁ」





提督「アカンわー それ卑怯やわー」ぶわわっ

筑摩「・・・・・・」

提督「そっかー、筑摩もグッときたかー」

筑摩(・・・文月さん、それわたしの役目なんですけどぉぉぉ)ギリリッ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年04月08日 (水) 21:27:28   ID: tbShPYZL

待ってました。

2 :  SS好きの774さん   2015年05月21日 (木) 10:25:41   ID: y3OY7Ey4

続きは…まだなのです(;・ω・)

3 :  SS好きの774さん   2016年08月15日 (月) 13:07:18   ID: XJZXB2LK

エタったか...

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