男「イケメンフィルター?」(26)

おっさん「そうだ」

男「いや、そうだって言われてもなぁ…」

おっさん「買ってくれないか?坊主」

男「いやいや、そう簡単に騙される訳がないだろう…え?騙せれるとでも思ってたの?」

おっさん「本当なんだって!このフィルターを使えば、お前さんも今日からモテモテウハウハなんだぜ!」

男「だとしてもよ、おっさんみたいな奴がそんな高性能な代物が手にはいるのか?そこら辺から疑わしいぜ?」

おっさん「ふっふーん、実はコレ、俺が作ったんだぜ!」

男「いや、見てくれneetなおっさんに言われても益々信憑性皆無なんだが」

おっさん「えぇー、ひっどー」

男「つか、もう行っていいか?学校遅れちゃう」

おっさん「わぁーた!さっき言った5000円を500円にまけてやらぁ!」

男「(そこまで値引きされると、買ってもいいような気分になるが…ま、今日の昼飯代が消えるくらいだし、買ってやってもいいか)」

男「分かった、買ってやるよ」

おっさん「わーい!やったー!」

男「ほい、500円」つ500

おっさん「まいどーっ♪これがイケメンフィルターだ」つイケメンフィルター

男「え?ただの眼鏡じゃん」

おっさん「とりま、かけてごらん」

男「お、おう」スチャ

おっさん「右端の出っ張りが電源ボタンだ、押してみろ」

男「ほいほい」ポチ

男「うぉ、なんか出てきた」

おっさん「それは電子物質だ」

おっさん「その眼鏡をかけることで初めて視認することができるもの全般の総称だ」

男「なんか、電○コイルみたいだな」

おっさん「おぉ、元ネタが分かるなら話が早い」

おっさん「これを装着してログインすると電脳物質を視認することができる。つまり現実世界と電脳世界が交じり合った拡張現実を体験することができるんだ」

男「ほうほう、で?」

おっさん「で、その眼鏡には電脳ツールっーのがあってだな、そのツールの中のアプリでイケメンフィルターっーホログラムアプリがあるんだ。」

おっさん「そいつを起動して、その眼鏡が捉えた対象となる人間にメガネが作り出した電脳物質の像(つまりイケメンな自分の顔)を魅せれるようになってるんだ」

男「そりゃあすげぇ……って、あれ?可笑しくねぇか?」

男「電脳物質が見える眼鏡を付けてる奴だけがそのイケメンフィルターを観測できるんじゃねーの?」

男「眼鏡かけてない奴は、普通の眼鏡かけてる俺としか認識しないだろ?向こうも眼鏡掛けてないとダメだろ?」

おっさん「あー、それはあれだ?なんつーの?眼鏡本体がスクリーンになってて、そのスクリーンが顔全体を覆うようになってて」

おっさん「そのホログラムも、スクリーンに映し出されて、眼鏡を掛けてない奴でも観えるっーわけだ」

男「お、おう?理解ができないが、ssだし、とんでも科学って認識でいいってことか」

おっさん「おう、そうしといてくれ」

男「って、やべ!遅刻しそうな時間じゃん!俺行かねーと!」

おっさん「おぉ、それは悪かった…っと!忘れるとこだった!コレ!説明書!」つ説明書

男「おうっ、サンキュ!…じゃ!じゃあなおっさん!」ノシ

おっさん「おう、じゃあなーいってらっさいー」ノシ

……………………
…………


男「っぶねぇー、なんとか間に合った」

クラスメート男(以下くらお)「おっーす男、今日はギリギリじゃねーか」

男「ちょっと色々あってな」

くらお「そっかー、っと、hr始まるぞ」

男「だな、席戻るわ」

……………………
…………


キーンコーンカーンコーン

くらお「ふわぁあ~ようやく昼休みかぁー、ねみぃー」zzw

男「お前また夜更かししてたのかよw」

くらお「まぁなー、昨日は撮り溜めてたアニメを消化してなー……ふぁぁ……」

男「そっかw」

くらお「飯どうするー?購買行くかー?」

男「あー、俺今日は金ないし、食わなくていいや」

くらお「金欠かw、どんまーい」

男「うるせーw…まぁ、昼休みは俺、ちょっと用があるからお前は1人さみしく教室で購買パンでもむしゃむしゃ食ってな」

くらお「え、ひでぇw俺をぼっちにする気かw」

男「ぼっちにするwんじゃ、行ってくるわー」

くらお「てらー」ノシ

……………………
…………


男「って言っても行くとこなんか、誰にも見られないトイレの中なんですけどねー」

男「さぁて、朝買ったこの眼鏡を使いますかー」スチャ

男「起動ー、オン」ポチ

男「……ぅおお、やっぱすげぇな……これ……saoのアレみたいだ」目の前スクロール

男「えぇっと、何が何だか分からん、説明書見るか……」パラッ

……………………
…………


男「一通りの設定は完了したなー」

男「つか、あのおっさんも、俺なんかにこんなもん売りつけなくても某企業に売り付ければ馬鹿売れだろうに…」ヌルヌルポチポチ

男「てか、電話が出来たりmailも出来たりインターネットも見れんのか…従来のスマホやらと端末やら仕組みがが同じなのか?」

男「とりま、すげぇーよをコレ………あのおっさん、もしかしてgoogleの社員か何かだっんだろうか……(試供品だとしても、金とったしなぁ……?)」

男「んーと、これかな?イケメンフィルターっうホログラムアプリは……」

男「起動なりー」ピッ

kwdgmmpapxdpdpmtapm�・dpam�・�・@206(2(60(57…2…………

男「うぉ、なんか記号と数字の羅列キタ」

ホログラムアプリ(以下ha)『ドノヨウニオ求メノホログラムヲツクリマスカ?』

男「うおっ、喋った!……ん、選択肢が出てきた」

『はじめからつくる』
『写真からつくる』

男「(どこぞのm○iみたいだな)えっと…写真からでいいかな」

ha『顔写真ヲ撮ッテ自動デ数種類ノホログラムヲツクリマス』

男「お、おーけー」

ha『性別ヲ選ンデクダサイ』

男「見りゃわかるんだろっ!?……って!?これって女の顔も構築されんのか?……すげぇな」

男「とりま、男っと」

ha『肌ノ色ヲ選ランデクダサイ』

男「えっーと、とりま今の色と同じ色で…」

……………………
…………


ha『髪型ヲ選ランデクダサイ』

男「髪型も選べんのかよ!?まじすげぇわ!……まぁ、度を越した髪型は指導されるので無難な奴選ぶか……」

ha『ソレデハ撮影ヲ初メマス、一旦眼鏡ヲ外シ、顔ノ正面二向ケテクダサイ』

男「内臓カメラとかねぇのか……」スチャ

ha『デハトリマス、ハイチーズ』パシャ

ha『モウ一度眼鏡ヲカケテクダサイ』

男「(めんどくせ……)」

……………………
…………


男「何とか程よい美少年のホログラムを作って選んだぜ!」

男「どれどれ、試しに鏡で確かめて見るか……」キィ、パタン






男「…………ふぅおおおおお!!!!!!!誰だお前!!!!くっそイケメンに見えるじゃん!!」

男「眼鏡外して見ると……」スチャ

男「あ、いつもの俺だ」スチャ

男「よし、ホログラムで急にイケメンに変わっても見せる相手に違和感を与えないすげー設定も調節にしといたし、くらおに見せてよーと」

……………………
…………


教室前扉

ひょこ
男「(よし、眼鏡掛けて……見せる標的をこの眼鏡に認識させて……っと)」

男「(にしてもすげぇよ、これ。見せる標的を選択できるなんてよー。lineのtlみたいw今時例えw)」

男「おーす、くらお」

くらお「お、やっと帰ってきたなおと…………こぉ?」

男「……」ワクワク

くらお「あれ?ん?うぬ??」ゴシゴシ

男「ど、どぅしたんだよぉ、くらお…」ニヤニヤ

くらお「あ、あれ?なんかお前……ちょっとカッコ良くなってね?……アレ?アレ?」

男「そんなにイケメンかよ?俺w?」

くらお「あぁ、かなりな……いやマジで冗談抜きでイケメンだよお前」

男「へ、へぇー…」

男「(すっげぇーー!!!!この眼鏡まじですげぇーー!!!!!朝のおっさんマジ感謝なんでふけどぉおおおおお!!!!)」

男「(よし、午後の授業からこの眼鏡を付けてみよう)」
……………………
…………

先生「……であるからして、ここに代入すれば……」

男「…………」カキカキ

隣席娘「………」カキカキ

隣席娘「(あ、誤字っちゃった……消ゴム消ゴム…)」ガサガサ

ポロッ

隣席娘「(っ、……はぁ~面倒くさいなぁ……よっと)」

男「…………」スッ

男「はい、消ゴム」ボソボソ

隣席娘「あ、どうも」ボソボソ

隣席娘「(男君サンクス~)」チラッ

隣席娘「(っ!?!?!?)」

隣席娘「(うぇっ!?っぇえ!?!?//////なんか!なんか!凄いイケメンが隣席なんでふけど!?男君隣席なのか、イケメンが隣席なのか!?/////…………あぁ!イケメンな男君が隣席なのか!?納得納得!!!)」アタフタ

男「(イケメンフィルターすげぇー///)」

男「(うーむ、やっぱ顔なんだなぁ結局……ま、言い思いしてるし、いっか)」カキカキ

男「(それとこの眼鏡、有能過ぎるだろ……黒板に書かれてある授業内容を読み取って詳しく解説と答えが電脳物質として表示される………これさえあれば受験なんて楽勝じゃえーか)」カキカキ

男「(でも、悪事には使いたくはないなぁ……俺の中の善良な心がそう告げている……女の子にキャッキャ言われるだけの目的で使おう……)」カキカキ

隣席娘「(横顔すっごくかっこゆい………)」チラッ

隣席娘「(今まで男君の事意識したことなかったけど、なんか、ちょっと気になってきたかも……)」

隣席娘「(これから少しづつ話しかけてみよっかな……//)」

男「(そういえば充電ってどうするんだろう……あとで説明書読も)」

……………………
…………

キーンコーンカーンコーン

くらお「授業オワター!やふー!」

男「テンソン高杉だろw」

くらお「当たり前ジャーン!さぁーて帰ってから何しようかなぁ~」

男「俺は勉強かなぁ」

くらお「おいおい、お前いつからそんなガリ勉野郎に成り下がっちまったんだ……」

男「成り下がったとか……明後日古文の小テストだろ?だから復習でもしようかなって(この眼鏡には頼るまい)」

くらお「……ぁあ~!!そんなの確かあったな!!べぇー!完全に忘れてたわ」

男「そっかw程よく復習でもしとけよwじゃ、明日なw」ノシ

くらお「そうするわwうひゃw面倒くせぇw又なw」ノシ

男「(さぁて、ぶらぶら寄り道がてらにこの眼鏡の他の機能も試してみっかなー)」テクテク

隣席娘「あ、男君、今帰り?」

男「ぅお、ん…そだよ(いきなり来たなぁ)」

隣席娘「そっか……じゃ、また明日ね」ノシ

男「お、おぅ、また明日…」ノシ

男「(イケメンになった途端寄ってきたな……軽ビッチか?)」テクテク

……………………
…………


男「(すげぇー、電脳ペットとかも飼えちゃうシステムなんかあんのか……)」

男「(それと、充電について説明書でみたところ……まさか3年保つけど使い捨てだったとは………バカチョンカメラと同等なのか……)」

男「(やっぱあのおっさん只者じゃねーな……googleの社員?それか未来人?)」

男「(一気にsf臭くなってきたよ……コワー)」

……………………
…………


男「(写真やら動画なんかも取れるとわ……最先端の物はすげぇなぁ)」ホワワワワン

男「ただいまーっと」ガチャ

男「(もしかして、家事に役に立つアプリとかあるかなぁ)」ワクワク

……………………
…………


男「(まさか呟いた料理のレシピがポンと出てくるとは……凄い)」

男「(ふぅー、小テスト勉強おーわった)」ノビー

prrrr~♪

男「(ん、誰だろ……くらおか)」スッ

男「あいあい、どったの?」

くらお『おー、夜分遅くにすまんねー、』

男「ん、大丈夫……ちょうど小テスト勉強終わったとこー」

くらお『偉いな~、満点とっちゃう系ですかw』

男「分からんwん、で、本題は?」

くらお『おー、その本題なんだけどよ』

くらお『今日、お前イケメンな感じだったじゃん?』

男「そのことか、で?」

くらお『なんか、俺の気のせいか、お前がオ○禁でもして凛々しく見えてるだけなのかと思ったけど、そうじゃなかったぽいなー』

男「どゆこと?」

くらお『いやねー、今日snsでクラスの女の子達から突然めっちゃメッセージが来てよー、「うひょー!!俺のモテ期なんかしらんが突然キター!!」ってはしゃいでそのメッセージよく読んでたらよー』

くらお『大半がお前についてだったさー』

男「お、おう……それで?」

くらお『お前……どうしたん?急にかっこよくなっちゃって』

男「あー、それはなぁー(アリー?違和感調節設定したはずなんだけどなー…故障かな?)」

男「(どつすっかなー、くらおにこの眼鏡の事を話そうか…………んー、あいつのことはそれなりに信用してるけど、まだ言わなくていいか……)」

男「まー、あれだ?最近してないし、オ、オナ……かもな!ははw」

くらお『そうかwやっぱ効果あるんだなオ○禁w俺も試してみっかなw』

男「そうかwやってみればw?」

くらお『でも、あんま溜め込むなよー?最近のお前今詰めすぎって所あるし、たまには発散しとけw』

男「そっかw了解したw」


男「(どうすっかなー、くらおにこの眼鏡の事を話そうか…………んー、あいつのことはそれなりに信用してるけど、まだ言わなくていいか……)」

男「まー、あれだ?最近してないし、オ、オナ……かもな!ははw」

くらお『そうかwやっぱ効果あるんだなオ○禁w俺も試してみっかなw』

男「そうかwやってみればw?」

くらお『でも、あんま溜め込むなよー?最近のお前今詰めすぎって所あるし、たまには発散しとけw』

男「そっかw了解したw」

見てるよ!!

期待してるから頑張って!
支援

くらお『話が逸れたわwんでよ、その子達が引っ切り無しに「くらお君って男君と仲いいよね?よければ連絡先とか教えてくれないかな?」って言って来てよー』

男「そ、そうなんだ…で、教えちゃったのか?」

くらお「いやー、まだ。お前に確認とろうと電話したのさー、で、教えても大丈夫か?」

男「んー、やめといて(顔で寄ってるくるビッチ紛いは怖いからなぁ)」

くらお「そうかwんじゃ、その子達には上手く言っとくわwじゃなー」

男「ありがとなー、お休みー」

pi

男「(すまんな、くらお…今度この眼鏡貸してやるよ…)」

……………………
…………


キーンコーンカーンコーン

くらお「授業終わったゾエー!」

男「午後お前、机に突っ伏してダウンだったな」

くらお「寝る子は育つってね!」

男「意味わかんねぇよw」

くらお「さーて、今日はどこに遊びに行きますかー男さん」

男「ごめん、今日図書室で調べたい事があるんだ。今日はパス!すまんな」

くらお「えー、マジかー。…………じゃあ俺も図書室ついてくわー」

男「……構わないけど、静かにしてくれよ?」

くらお「大丈夫だって!こないだみたいにはならんよー!今日は大人しくラノベでも読んでまーす」

男「それなら安心かな」

支援!

くらおってなんぞ??

アレだよ、くらおだよ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年05月14日 (水) 18:21:00   ID: KYwwSHfV

くっそつまらん

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