サシャ「あなたは一体・・・?」ハクメン「我が名はハクメン」(127)

間違いあったらゴメンナサイ

ある日・立体機動訓練中

サシャ「フゥーッ!今日も訓練中にこっそり頂戴してきたお芋を頂いてますが、おいしいです!!」モッシャモッシャ

サシャ「この前見つけたこの場所は、どう言う訳か人目が無いので安心してお芋が食べられますね」モッシャモッシャ

サシャ「うっへへ、もう一つ…頂いちゃいますか…!」ゴソゴソ

ガッサァ!!

サシャ「ンひぃっ!!」ビックゥッ

サシャ「あわわわ違いますゴメンナサイ決してお芋を食べるためにこの前見つけた秘密の場所でこっそりお芋を食べていた訳じゃ!!」

???「…おい」

サシャ「いいいえあの8つ目を食べてまだイケるから食べちゃおうかなどとそんな事を思っていた訳では!!」アセアセ

???「いや、女」

サシャ「そうです!これはいついかなる時でも迅速に食事を済ませる事が出来るかという自発的な訓練でして!!え?どこからお芋を手に入れたかですって?それは…その…」アセアセ

???「いいから落ち着け」

サシャ「いや、だって厨房に蒸かし立てのお芋があると言う事はそれはつまり食べなければ…え?」

???「さっきから何を言っているか理解しかねるが…とにかく今は私の話を聞け」

サシャ「は、はぁ…あなたは一体…?」

ハクメン「我が名はハクメン-」


訓練終了後-

サシャ「と、言う訳で。こちらのハクメンさんをこちらに案内しました!」

ハクメン「………」コォー

キース「ふむ…それはいいが。サシャ=ブラウス訓練兵、貴様、何故口の周りに芋の食べかすが付いている?」

サシャ「え!いや、あの…これは…」ギクッ

キース「…兵舎に帰り次第、消灯まで走っていろ。もちろん夕食は抜きだ」ハァ

サシャ「うぅえぇ…すみません」

エレン「しっかし何モンだ?あの『ハクメン』って奴」

アルミン「さぁ…見た所、ここら辺の人じゃあないみたいだけど…」

アニ「………(何て威圧感だい)」

ミカサ「―教官」

キース「何だ、アッカーマン訓練兵?」

ミカサ「あちらの方を一緒に連れて帰るのですか?」チラッ

キース「ブラウス訓練兵の話によればこの当たりの地理に詳しくないそうだし、何より我々兵士が困った市民を捨て置く訳にもいくまい?」

ミカサ「了解です」

キース「ただ、あの風貌…ただの一市民と言う訳でもなさそうだ…色々と聞く事がありそうだな」

ジャン「やっぱあんなみょうちくりんな奴を一緒に連れて行くのは心配か?ミカサ」

ミカサ「いいえ。ただ気になっただけ」フイッ

ジャン「そ、そうか」ショボーン

コニー「しっかし兄ちゃんデッケェな!ライナー達くらいデッケェじゃん!!」

マルコ「それにそのお面。何かのお祭りの衣装か何かかい?」

ハクメン「………」

マルコ「おーい、何かしゃべれよぉー?」

キース「貴様ら、いい加減私語を慎め。さっさと引き上げるぞ。そこの者、今日は我々の兵舎に案内する。ついて来い」

ハクメン「(当たりに魔素も感じぬ…それにこの者達の風貌…何か違和感がある。情報を集めるのが先か…)」

ハクメン「…よかろう」

ユミル「何だあいつ?随分な態度じゃないか」

クリスタ「まぁまぁユミル。ともかくお話しない事にはだから、帰る用意しないと」

ユミル「そうだね私のクリスタ」ワシワシ

クリスタ「ああんもう、頭なでないの!」

ライナー(結婚しよ)

ベルトルト(天使…ワシワシしたい)


その夜・食堂―

ジャン「で?あのハクメンって奴は?」

アルミン「教官が事情を聴いているみたいだね」

ライナー「しっかしわからんな。面を被って大きい剣の様な物を持っていたようだが」

ベルトルト「あんな服装、見たことないしね」

コニー「じゃあさ、壁の外から来たのかな?!」

ユミル「んな訳ねぇだろ?幾ら何でも巨人を凌いで一人で来れる訳ねぇじゃんか」

アニ「だがあの気迫」

ミカサ「あの恰好」

アニミカサ「「只者じゃあない」」

ユミル「なんだ?あんたらが珍しく仲のイイ事じゃないか?」ケラケラ

アニ「…」

ミカサ「…」

クリスタ「もう!ユミルったら!!そういう事言わない!」プンスカ

ユミル「はいはいっと」

エレン「…だけどさ」

アルミン「うん?どうしたのエレン?」

エレン「あいつ…凄く強そうな気がする」

ジャン「ハッ?なんだ?エレンはちょっと風変わりな奴にビビってるのか?」

エレン「はぁっ!?んな訳ねーだろ!!単に見た目と感じからそう思っただけだ!」ガタッ

ジャン「おお?なんだやるかkミカサ「ジャン」

ジャン「!?」ビクッ

ミカサ「判らないのなら余計な口は挟まないで」

ジャン「えぇ…」

ガチャッ

キース「ほう…何やら盛り上がっている様だな」

一同「「「きょ、教官!!」」」

色々あって―

キース「―と言う訳で、暫く彼―ハクメンにはここに逗留してもらう」

ワイワイガヤガヤ

ハクメン「………」

キース「静まれ!!」

ビシッ

キース「ある程度は説明したが、彼には体術の心得がある様だ。それもかなりのな。明日からは訓練にも参加してもらう事になった」

ミカサ「…!」

アニ「…!」

エレン「…!」

キース「今日の所は彼の話を聞いて、交流を深めるといい。但し、明日の訓練に差し支えるような事があれば…判っているな?」

一同「ハッ!」

キース「よし、では私はこれで失礼する。あまり騒ぎすぎるなよ」

ガチャッ

ハクメン「………」

エレン「………」

ミカサ「………」

アルミン「………(何か、イヤな空気だな)」キリキリキリキリキリ

コッコッコッコッコッコッコッコッコッ…

キース(しかし…彼の話を鵜呑みにしてよいのか…)

キース(『恐らく別の世界から来た』…だと?)

キース(こちらの事もある程度は説明したが、巨人を知らなかったし…)

キース(確率事象だの、事象干渉だの…聞いた事もない単語も言っていた…)

キース(まぁ、様子を見るしかないか)

キース(…それになんか彼こわいんだもん)ガクガク

―食堂

ハクメン「………」コォー

エレン(だんまりでも始まんねぇしなあ…よし)

エレン「あー…俺はエレン=イェーガーだ、よろしくな。こっちは幼馴染のミカサとアルミンだ」

アニ(やっぱエレンが先頭切ったか)

ミカサ「ミカサ=アッカーマン」

アルミン「僕はアルミン=アルレルトです。よろしく」ニコッ

ジャン「おう!俺はジャン=キルシュタインだ!(何か…どっかで会った様な…?)

アニ「アニ=レオンハートだ」

クリスタ「く、クリスタ=レンズです」

マルコ「僕はマルコ。マルコ=ボット」

コニー「俺はkユミル「あー面倒臭いな!」

ユミル「このチビはコニー!んで、こっちの子がミーナ!そこのデカ物共がライナーとベルトルトだよ!」

コニー「誰がチビだよ!!」

クリスタ「ちょ、ちょっとユミル!」

ユミル「仲良しゴッコじゃあないんだ!いちいち個々で言うより手っ取り早いだろ!?」

クリスタ「そんな…ただでさえ後の人はあんまり喋ってないんだよ?!」

ミーナ「ま、まぁまぁクリスタ」

ライナー「結婚しよ」(大丈夫だクリスタ、気にはしてないぞ)

ベルトルト「えっ?」

ライナー「えっ?」

ハクメン「先程紹介されたが…私の名はハクメン。覚えておけ」

アルミン「ハクメンさんですね(うわぁ高圧的だなぁ…)」キリキリキリキリキリキリ

ユミル「なんだい随分な態度じゃないか?」

ハクメン「そういえば…彼女の姿が見えない様だが?」

ユミル「うっわ見事に無視しやがった」

アルミン「彼女?」

ハクメン「私が最初に会った者だ」

アルミン「ああサシャの事か。彼女なら…」

ジャン「アイツなら今頃外走ってるぜ。また食料盗んだ罰だとよ」

コニー「しかも飯抜きだって」ヘヘ

ハクメン「…ほう……アルミン・アルレルト」

アルミン「は、はい!(うわぁなんでまた僕かなぁ)」キリキリキリキリキリキリキリキリキリキリキリ

ハクメン「夕食の…残りはあるか?」

アルミン「…え?」

訓練場

サシャ「ハァ…ハァ…」

サシャ「も、もうあかん…」ドシャァアアアア

サシャ「流石に…ご…ご飯抜きは…き、きつ」ホワンホワンホワーン

サシャ「この匂い…!!」スンスンスンスン!

サシャ「パァンですね!!」ガバァッ!!

サシャ「うっ…!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ハクメン「………」

サシャ(な、なぜこの方がパァンを片手にここへ…!?しかし…)

サシャ「あの…そのパァンはもしかして…」

ハクメン「お前の分だ。アルミン=アルレルトから残っていた分を頂戴した」

サシャ「では頂きます!!」パシッモグモグ

ハクメン「慌てずとも誰も盗りはしない」

サシャ「ほうはいいはふへほはふへんはん」モッシャモッシャ

ハクメン「…食べてからでいい」

サシャ「んぐんぐ…ぷぁっ!フゥーッ!生き返りましたー!ありがとうございます!!」

ハクメン「いや、夕食を食い損ねたのはある程度私のせいでもあるからな…」

サシャ「そんな事は!何もそんな事を気にして貰わずともよかったのに!」

ハクメン「まぁよい。しかし、先ほどは何を言おうと?」

サシャ「ああ。『そうは言いましてもハクメンさん』です!」

サシャ「えっとですね。これは私の教訓と言いますか、家訓と言いますか」

サシャ「元々私の一族は狩猟を主にしていたのですが、そりゃあ獲物がたくさん獲れた時はいいのですが」

サシャ「獲れなかった時の飢えはそれはそれは辛いものなのです…

サシャ「だから『食べ物を食べれる時に食べておく』というのが私なりの信条でして」

ハクメン「そうか…」

ハクメン「だがここはあくまで訓練所…そう気を張る事もあるまい?」

サシャ「いやーなんといいますか、もう身に染みちゃってて」///テレッ

ハクメン「フッ…そう言えばそろそろ消灯時間らしいぞ。明日も遅刻すればまずいのであろう?」

サシャ「そうですか!わかりました!じゃあちゃっちゃと片して休むとしますよ!ありがとうございました!ハクメンさん!!」ペコータタタタ

ハクメン「……」

ハクメン(訓練所…か)

ハクメン(まだ人であった頃…士官学校の頃を思い出すな…いや、それももう昔………)

翌朝・食堂

ワイワイガヤガヤ

エレン「おーすアルミン、ミカサ。おはよう」ファー

ミカサ「おはようエレン」

アルミン「おはよう」

エレン「他の奴らはもう来てるのか」

ミカサ「エレンが少し遅い」

エレン「ちぇっわかってるよ。お前は母さんかっつの…」

アルミン「はは。あ、そうだエレン」

エレン「んー?どしたー?アルミン」

アルミン「いやほら昨日のハクメンさんなんだけど」

エレン「ああ、それがどうかしたのか?」

アルミン「いやね、昨日は名前教えあっただけになっちゃったから」

エレン「そういやそうだったな。お前に夕食の残りの場所聞いたかと思ったらサシャの方に持ってくって行っちまってそのまま消灯だったからな」

アルミン「そうそう。結局何も話せてないから、あの人がどこから来たのか、何者かわからないままなんだよね」ハハ

ミカサ「律儀なのは認める」

うしおかと思った…

エレン「ああ。サシャが食料を盗んだとはいえ、案内をさせてバレちまったのを自分のせいだと思ってわざわざ食い物届けてやるんだからな」

アルミン「うん。それでさ、今日の格闘訓練にハクメンさんも出るって教官言ってたじゃない?」

エレン「そうだな。いやー早く組んでみたいよなー」ワクワク

ミカサ「エレン、あの人は気を付けた方がいい」

エレン「わかってるっつーの」

アルミン「ハハ…それでさ。その時になんだけど」

エレン「おう」

アルミン「何か聞き出せる情報がないかなって」

エレン「情報?なんでまた」

アルミン「実はハクメンさんがサシャに食べ物を届けに行った後、部屋に戻る時に教官の部屋の前を通ったんだ」

アルミン「その時に…」


キース『うぅむ…なんと報告すべきか』

キース『異世界から来た、等と陳腐な話を…』


アルミン「っていう声が聞こえたんだ」

エレン「お前それホントか!?」

ミカサ「それは凄く気になる」

アルミン「本当だよ。だけどさ、僕だけじゃあ何か…話しかけ辛くてさ」

エレン「そっか!それなら任しとけ!」

格闘訓練―

キース「それではこれより格闘訓練を開始する!!」

キース「尚、昨日説明した通り、今日はこのハクメンにも参加してもらう!」

ハクメン「………」

キース「聞けばこのハクメン、自分のいた所では『六英雄』等と呼ばれる腕の持ち主だそうだ!」

キース「貴様ら如きの腕でどこまで通用するか、存分に試してもらえ!!」

「六英雄?聞いたことないな」「随分な呼び名だこと」ガヤガヤ

キース「静粛に!」

キース「今日は特別にこのハクメンとの1対1での勝負とし、他の者はその戦いぶりを見学する事!」

キース「我々とは全く別の戦い方をするとの事なので心して掛かるように!!」

キース「まずは体格的に優れているライナー=ブラウン訓練兵!前へ!!」

ライナー「ハッ!」ザッ

アルミン(あ、この感じってもしかして)

ハクメン「そちらの情報をもらう以上、協力は惜しまん。かかってこい」

ライナー(ううっ!只者じゃあないってアニが言っていたが…いざ対峙したらとんでもない気迫だ!!)

キース「それでは始め!!」バッ



ライナー「気を抜けない相手ってのは判る。最初から全力でいくぞ!!でやああああああああああああ!!!」ブン!


ハクメン「…虚空陣…」ブォン

ゴシャアアアアアアアアア!!

>>28
すみません、ブイレイブルーのハクメンです…後sage間違っててすみません

キース「…そこまで!」

ライナー「」デンデロデンデロデンデロ……

コニー「わああああジャンあれやべぇよおおおおお」

ジャン「ラ、ライナーがクシャクシャに…!!」

ベルトルト「ラララララライナァァァァァァァァ!!」ブワッ

アニ「なんだいありゃあ…!」

サシャ「流石にライナーが可哀想に思えてきました…」

ミカサ「………!!(防御かと思ったけど…当身技だった…?)」

エレン「すっげぇえええ!!ライナーが一撃でオジャンだ!!」パァ

アルミン「喜んでる場合じゃないよエレン?!(何だよあれ反則じゃないか!)」

キース(まだ息はあるな…よかった最初に頑丈そうなの当てといて)

キース「あー…フーバー訓練兵、レンズ訓練兵!」

クリスタベルトルト「「ハッ!」」スクッ

キース「ブラウン訓練兵(の様なモノ)を至急医務室へ運んでやれ」

キース(こんなのにクリスタちゃん参加させらんない)

クリスタベルトルト「「はい!(た、助かった)」」イソイソ

ユミル「クリスタにそんなキタネェの触らせられねぇな(ふざけんな!こんな奴相手にできるか!)」

ベルトルト「ちょっと!ライナーに向かって何て事を!!…まぁクリスタに触って欲しくないのは同感だけど」

キース「仕方ない…3人で運べ(あぁ確かに触らせたくないや)」

ユミル「よっしゃ!…じゃなくて、さっさと運ぼうか!」

クリスタ「う、うん(うえあーこれ足?手?)」

スタコラサッサ

キース「ゴホン!えー、今目の当たりにしただろうが!少しでも油断したらあの通りだ!もっと気を引き締めてかかれ!」

ハクメン「………」

ハクメン「……キース」

キース「なんだ?」

ハクメン「………済まぬ」

キース「あ、ああ(ぶっちゃけ使い物にならなくなっちゃうよコレどうしよ…)ほどほどにな」

ハクメン「承知した」

キース「では気を取り直して…次は、コニー・スプリンガー訓練兵!前へ!」

コニー「は、はい!(やっべぇぇぇぇぇ!!!)」ガクガクガク

ジャン(ああコニー…)

マルコ(コニー…死なないで!)

キース「それでは始め!」

コニー(だだだめだ!ライナーみたいに突っ込んだらさっきの変な技でやられちまう!!どうしたら…!)

ハクメン「…どうした?こないのならこちらから行くぞ」ズイッ

コニー「ぐっくそ!」

コニー(待てよ?攻撃してやられるなら、逆に相手が攻撃してくるまでまてばいいんだ!)

コニー(そして、避けて相手が隙だらけな所を一発バシッと!!)

コニー(やった!完璧な作sガシッ

コニー「えっ?」

ハクメン「フンッ」ポイー

コニー「投げかよおおおぉぉぉぉぉ…」ベチッ

ジャン「おいおい…人間って立体機動なしであれだけ飛べるのか?」

サシャ「コニーが完全に伸びちゃいましたね。ライナーほどの怪我ではないのが幸いですか」

エレン「すげぇぇぇぇぇぇぇぇ!!コニーが砲弾みたいに飛んでったぞ!!」パァァァァァ

アルミン「だからねエレン!!まずは心配しようか!?人がそれだけ飛んだらおかしいよね?!」

ミカサ「さっきよりは優しくなった」

アニ「優しくなってアレかい…」

キース「そこまで」ハァ

キース「スプリンガー、油断しすぎだ(いくら小柄とはいえ、人をあんだけ投げ飛ばすとかどんだけの膂力だよ)」

キース「このままでは埒があかんな」

キース「ようし!次はアニ=レオンハート!前へ」

アニ「ハッ!(嘘でしょ!?)」

ミカサ「アニ」

アニ「何だい?」

ミカサ「相手はまだ手の内を全然見せていない。気をつけて」

アニ「あ、ああ。言われなくたって(なんだいミカサの奴。わざわざ心配なんかしてくれて///)」ザッ

ジャン「へぇ。流石ミカサだぜ!仲間の事を気に掛けるその優しさ!やっぱ最高だな」

ミカサ「あの女が出来るだけ相手の技を引き出してくれれば」

ミカサ「後で攻略しやすくなる」

ジャン「」

アルミン(それ思ってても口にしちゃダメだと思うんだ…)

エレン「アニー!頑張れよー!」ブンブン

アルミン「君は気楽だね…」

キース「レオンハートは格闘のセンスは上位に入る!訓練兵団の名誉を挽回してみろ!」

キース「それでは始め!」

アニ「チッ仕方ないね…」スッ

ハクメン「ほう…構えに隙がないな…だが」

アニ「せあッ!!」ヒュッ

ハクメン(ふむ…確かに鋭い蹴りだ)サッ

「おお!一撃目で決まらなかったぞ!」「これは分からないぞ!」ウオオ

アニ「くっ!はぁっ!」ヒュヒュヒュヒュ

ハクメン「遅い!」ササササ

エレン「マジかよ!アニの蹴りを全部見切ってるぜアイツ!!」パァァァァァァァ

ミカサ「確かに、私でも全部避けきるのは難しい(相手は避けるだけでまだ技を一つも見せていない)」チッ

アルミン(あーなんか不穏な空気を感じるのは僕だけかなぁぁぁぁ)キリキリキリキリキリキリ

アニ「クソッ!避けてばかりじゃなくて仕掛けてきたらどうだい!?(近づいてきたら寝技に持ち込んでやる!)」ヒュバババババ

ハクメン「…よかろう!」サササササササットン

アニ(踏み込んでkハクメン「鬼襲!閻魔!」ドドォッ

アニ「かはっ!!(速…!!)」ドシャアアァ

サシャ「あちゃー」

ジャン「なっ!!嘘だろ!?あのアニがかよ!」

キース「そこまで!」

ハクメン「…大丈夫か?」

アニ「ぐ…う…」

ハクメン「意識はあるようだな。キルシュタイン訓練兵!こいつを医務室まで運んでやれ!!」

ジャン「は!(何か知らんがラッキー!!)」

ジャン「おいアニ!大丈夫か!?今すぐ運んでやるからな!!(さっさとオサラバしてやらぁ!)」

アニ「…気安くさわんな」ヒュッ

ジャン「んごぉっ?!」ドシャァァァ

アルミン(ああ!ジャンのキルシュタインに的確に!!)

サシャ「ジャン大丈夫ですか!?え?何?もう晩御飯食べられない?安心してください私がちゃんと食べますから!さぁアニと一緒に医務室へ」
ピュー

キース(またブラウス訓練兵か…まぁいい。これ以上兵を潰されるのも考え物だしな)

エレン「やっぱりアイツ本物だなぁ!あのアニを倒すなんてよ!!」キラキラパァァァァァ

アルミン「エレン…」

キース(しかし…)

キース(上位10人いれば何とかなるかなって思ってたのに)

キース(気が付いたら半分も残ってないよー)

キース(こんなに強いとか聞いてないよハクメンさんよぉー)

ミカサ「教官」スッ

キース「ん…どうした?アッカーマン」

ミカサ「次は私が」

キース「何?」

ミカサ「現在ここに残っている者で、格闘の成績の上位は自分しか残っていません」

ミカサ「ので、ここは自分が訓練兵団の代表という形で彼に挑むというのは駄目でありましょうか?」

エレン「ちょ、ミカサ?!何言ってるんだよお前!」

ミカサ「いいからエレン」

キース「ほう…だが貴様、そこまでの大口を叩いておいてもし負けたらどうするつもりだ?」

ミカサ「その時はどんな罰でも受け入れる所存であります!」

キース「…いいだろう」

ミカサ「ありがとうございます!」ビシッ

アルミン「ミカサ…一体どういう事?」

エレン「そうだぞ!何考えてるんだお前!」

ミカサ「格闘訓練の成績は私の方が上」

ミカサ「そしてエレン。言いたくはないけどあなたはアニよりも少し劣る」

エレン「うっ…」

ミカサ「だからここは私に任せてほしい」

エレン「だけどお前な…!」

ミカサ「お願いエレン」ペコッ

エレン「なっ!」

アルミン「エレン。ミカサも考えあっての事なんだろう。ここは任せてみようよ」

エレン「アルミンお前まで…!」

エレン「…あーわかったよ!その代わりミカサ!」

ミカサ「?」

エレン「その…負けるなよ!」///

ミカサ「…うん!」パァッ

アルミン「くれぐれも無茶はダメだよミカサ」

ミカサ「分かっている。さっきのアニの戦いで、相手の速さは覚えた」

キース「お喋りはそこまでだ!アッカーマン、前へ!」

ミカサ「ハッ!」ザッ

ハクメン「ようやくか…貴様の力、私に示してみろ!!」コォォォォ

キース「それでは、始め!!」

ミカサ(無理に攻めればライナーに喰らわせた当身が来る…かと言って待っていればコニー見たく投げられる)

ミカサ(ここは一旦様子を見ながら攻撃を入れていく!!)ヒュオッ

ハクメン(ほう…この娘…ミカサ=アッカーマン。上位の中でも特に一段と抜けているようだな。先程のレオンハートと比べ技の速さも上だ)ササッ

ハクメン(そして私の虚空陣に獲られぬ様攻撃を巧くバラして打ち込んでくる)

ハクメン(そして攻撃している間にも私の技を警戒して必要以上に踏み込んでこない…か)

ハクメン「やるではないか!アッカーマン!」サッサッ

ミカサ「まだ…これから…!」ブオガガ

ハクメン「ぬぅ…!そこから更に速くなるか!面白い!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

エレン「すげぇミカサの奴…!あんな動きが出来るのか!?」

アルミン「(正直情報を聞き出すって当初の目的が全くもって出来てないけどなんかもういいや)負けないように応援してあげよう!エレン!」

エレン「ああ!ミカサー!頑張れ!」

「ミカサすげぇじゃん!」「いけーミカサ!」「頑張れー!」ワァァァ

キース(流石はアッカーマン、といった所か…だが)

ミカサ「キャオラッッ!!」ギャドドドドドドド

ミカサ(これだけ攻撃を繰り出して…決定打が一つも入らない!?)

ハクメン「中々楽しませてくれるなアッカーマン!だが、そろそろ終わりだ」

ミカサ「!!?」

ハクメン「蓮華!紅蓮!火蛍!」ズッギャッドォッ!

ミカサ「ぐぅっ!!(まだ手の内を隠していた!?)」ドグォッ

エレン「ミカサァー!」

キース「そこまで!」

ミカサ「うぅ…ま、まだ…」ガクガク

キース「試合は終わりだ、アッカーマン」

ミカサ「く、うぅ…」ポロポロ

ハクメン「………」

エレン「ミカサ!大丈夫か!」ダダダッ

アルミン「ミカサ!」タタタッ


ミカサ「…大丈夫…だから」ポロポロ

ハクメン「大した奴だ…アッカーマン。私の攻撃を喰らう前に、ほぼ反射的に体を捌き、ダメージを最小限に抑えている」

ハクメン「それならすぐに回復するだろう」

ミカサ「でも…負けた」グスッ

エレン「しょうがねえよミカサ。お前はよくやったよ!俺が言うんだから間違いない!」ヨシヨシ

ミカサ「エ、エレン」ブワッ

アルミン「(あれ?こう言うのを確か蚊帳の外って言うんだよね?)でも、全力のミカサの攻撃をいとも簡単に避けてあっさり倒しちゃうなんて…」

アルミン「ハクメンさん…あなたは一体…?」

ハクメン「……………」

ハクメン「今晩…」

アルミン「え?」

ハクメン「……今晩話そう」

キース(あれ?もしや空気ってこの事?ねぇ?)

その晩・食堂―
アルミン「ハクメンさんは自分の事をたくさん教えてくれました」

アルミン「自分の世界の事、巨人とは別の脅威で人類が滅びかけた事、なぜ自分が六英雄と呼ばれるようになったのか」

アルミン「事象干渉の事、確率事象の事(どうやらその二つの事が重なってこちらの世界に飛んできたみたい。俄かには信じられないけど)」

アルミン「そして、自分が人では無い事も―――」



アルミン「あ、因みに懲罰はハクメンさんが『皆頑張ったのと楽しませてもらったので無しでもいいよね(気迫)』で教官を納得させてくれたので無しになりました」

エレン「へぇーじゃあつまり、その、えと…」

アルミン「ハクメンさんの世界で暴れていた、『黒き獣』を倒すために奮闘中に、二つの事象が重なってこちらの世界に来てしまった…と」

ハクメン「端的に言えばそうなる」

エレン「世の中には巨人以外にも人類の脅威ってのがあるんだなぁ」

クリスタ「でもすごいね!魔法かぁ~おとぎ話の中でしか聞いた事ないよ」ワクワク

ユミル「ぶっ飛びまくっててついてけねぇ…」

ベルトルト「僕もさすがに…はは(コッソリ購読してる『それゆけ!魔法少女ペロチナちゃん!!~十兵衛様との珍道中~(成人向)』に魔法の要素は載ってたけど…流石にそれは言えないなぁ)」

ハクメン「無理も無い…私も最初は戸惑ったからな」

アニ「その割には随分と落ち着いてるように見えるけどね?」

ハクメン「焦った所で戻る方法が判る訳ではないからな。その為にこちらの世界の情報が必要だ」

マルコ「だから僕達にも協力してくれる訳だ」

ユミル(あれ?こいついたんだ)

ハクメン「ああ…だから巨人やお前達の戦闘方法や文明を聞いて何か判るかも知れないと思ったのだが…」

ミカサ「今の所収穫は…ない、と」

ハクメン「………」

サシャ「まぁまぁ皆さん!考え込んでちゃご飯も美味しくないですよ!さぁ食べましょう!!」ムッシャムッシャ

ユミル「つーかもう食ってるじゃねぇかこの芋女!!」

クリスタ「もう、ユミルったら!…でもサシャの言うとおりだよ。ご飯を食べる時くらいは難しい事はなし!」フンス

アルミン「(さすが天使だ…)そうだね、僕達も食べようか」

エレン「おう!ってアレ?ハクメンは食べねぇのか?」

ハクメン「私は食事を必要としない」

サシャ「」ピクピクッ

サシャ「と言う事は私が食べても構いませんねッ!ハクメン様!!」

ハクメン「………」

サシャ「あ、あれ…?」

ベルトルト「こらこらサシャ、幾ら何でも食い意地が過ぎるぞ。ハクメンさんが困ってるじゃないか」

ハクメン「いや…別に構わぬ」

サシャ「うはぁー!さすがハクメン様は神様です!!それではありがたく頂きますよー!!」モッシャモッシャ

アルミン「…どうかしたんですか?ハクメンさん?」

ハクメン「……昔、同じように『様』と呼んでくれる女性がいた」

エレン「へぇー!サシャみたいな奴か?」

ハクメン「いや…性格はまるで違うが…」

ユミル「ハッそりゃこんな食い意地の張った芋女がそう何人もいちゃかなわねぇよ」

サシャ「む、ユミル失礼ですね。私はあくまでハクメン様がいらないとおっしゃった…」ワイワイ


ハクメン「あれはまだ私が人であった頃…」

ハクメン「その女性は私を慕い、本当によく尽してくれた」

ハクメン「だがある日」

ハクメン「その女性は私を庇い、命を落とした…私のせいだった」

ハクメン「私は自分の不甲斐なさを嘆いた」

ハクメン「自分を慕ってくれる大切な人を守る事すら出来なかったのだ」

ハクメン「そして私は誓った」

ハクメン「その人の為にも、もう誰も失わないように」

ハクメン「悲しき連鎖を断ち切る為に」

ハクメン「英雄として生きる事を決めたのだ」

ハクメン「――――いかんな。昔話が過ぎた」チラ

エレン「」ダバー

アルミン「」ダバー

ミカサ「」ダバー

アニ「」グス・・・

サシャ「」ダバモッシャダバー

クリスタ「」ダバー

ユミル「」グシッ

マルコ「」ダバー

ベルトルト「」オォォォォォ


ハクメン「…何か、済まぬ」

エレン「い”や”っ、ハクメン!俺も、俺も”っ巨人に”っ」ゴシゴシ

エレン「大切な人を奪われてさ…」グシ

エレン「だから俺も強くなるって決めて、調査兵団に入る事にしたんだ!」

エレン「もう誰も、失いたくないっ!!」

エレン「俺、なんかハクメンの事すっげぇ分かった気がするよ!話してくれてありがとう!」

ミカサ「あなたも辛い過去を背負っていたのね…」

アニ「ま、まぁ生半可な苦労じゃなかったろうね」

クリスタ「ハクメンさん…何て儚いんですかぁぁぁ(でもそんな所がカッコイイかも///)」ダバダバ

アルミン「(アレ?天使のまなざしがちょっとときめいてる様な…)ハクメンさんにもそんな過去が…」

ユミル「へ、へん!仮面の下にはその想いを秘めてますってか?」グスーゴシゴシ

マルコ「お祭りみたいな仮面だなとか思っててゴメンナサイ」ウゥッ

ベルトルト「ライナーにも聞かせてあげたいよ」

サシャ「………」モッシャ…ズビッ

その夜・消灯後の食堂―

ハクメン(エレン=イェーガーもまた巨人とやらに大切な人を奪われ、強くなる道を選んだ者か)

ハクメン(……それにしても、ここに来てから事象干渉の気配すら感じぬが―――果たしてどうなるか…)

ジジ・・・

ハクメン(――!! 今の感覚は)

ハクメン(事象干渉…?)

ガタタ!!

ハクメン「…どうした?サシャ=ブラウス」

サシャ「あ、あれぇ?バレてましたか?」アセアセ

ハクメン「消灯時間後に出歩くのは規則違反ではないのか?」

サシャ「ここに居ると伺ったので…ハハ…あぁう…すみません」シュン

ハクメン「まぁよい。私は教官ではないからな…して、何用だ?」

サシャ「は、はい!実は謝りにきました!」

ハクメン「謝りに…?」

サシャ「はい…その、ハクメンさm…ハクメンさんの事を勝手に『様』なんて付けて呼んでしまって」

サシャ「今日聞かせて頂いたお話の…女性の事を聞いたら何だか申し訳なくなってしまいまして…」

サシャ「その方は、ハクメンさんの事をずっと想ってて、支え続けた人だからこそ」

サシャ「ハクメン『様』とお呼びしていたんじゃないかと思います」

サシャ「それなのに私みたいな恵んでもらってばかりの人間が軽々しく『様』だなんて…」

サシャ「その…兎に角!大変失礼しましたぁ!!」ペコー

ハクメン「…………」

サシャ(あ、あれ?これはもしかして謝り方がマズかったパターンですかね?)

ハクメン「…そんな事だったか」

サシャ「はい!たかがそんな…え?」

ハクメン「気にする事はない。呼びたい様にすればいい」

サシャ「は、はぁ…(ちょっと拍子抜けでしたね)」

ハクメン「それにその呼び方をされたのは随分久しぶりでな……正直懐かしく思えたし、嬉しかった」

サシャ「そそそそんな滅相もないです!私なんかが、その!」

ハクメン「フッ…そんなに自分を卑下にするな。それにその女性とお前の性格が全然違うと言ったが…実は似ている所もある」

サシャ「え?そうなんですか?ちょっと驚きですね」

ハクメン「その愚直な所は似ているであろうな…そして、私と最初に会った時にも…お前は私を訝しむ事無く、自分の上官の元へと案内してくれたな」

サシャ「はい!困った人は放って置けませんからね!困った時はお互い様ですよ!」

ハクメン「そうだな…そういった所も似ている。彼女もまた、困った者がいたら助けずにはいられない、そういう人だった…」

サシャ「そうだったんですかぁ!ちょっと嬉しいですよ!!」

ハクメン「フ…後、お前ほどでは無いにしても、多少お転婆な所もあったな」

サシャ「んん?何だか今すこーし馬鹿にされた様な気がしますよ?」

ハクメン「いや、そう言うつもりではなかったんだが…そうだ、お前には教えておこうか」

サシャ「教える?何をです?」

ハクメン「彼女の名前だ」

ハクメン「彼女の名は―――」



                  




               「―――――椿」

―――第104期訓練兵団・解散式後―――


ワイワイガヤガヤ

ジャン「これで辛い訓練ともやっとオサラバだぜー!!」

マルコ「長かったね」

コニー「あ、ハクメンじゃん!何してるんだよ!」

ハクメン「…いや、皆の様子を見て回っていただけだ」

ライナー「そういえばハクメンさんってさ、後ろの剣使ってるの結局見た事なかったな」

ハクメン「抜く必要が無かっただけだ」

ベルトルト「そういえば立体機動訓練に特別参加の時も、結局立体機動装置も付けず、素手で巨人の模型倒してたしね」

ハクメン「あれくらいは造作もない」

ジャン「何だ?流石は六英雄様だなぁ!?チキショー!!」

マルコ「ジャン…ちょっとテンション上がり過ぎだよ」

ライナー「その剣って、名前とかあるのか?」

ハクメン「―――斬魔・鳴神(オオカミ)」

ジャン「へぇー?これまた大層な名前だな?抜かずの剣に名前までついてるたぁ」ハハハ

マルコ「ちょっとジャン!」

ハクメン「よい…何なら今からでも最後の手解きを受けるか?ジャン=キルシュタイン」ゴゴゴゴゴゴゴ…

ジャン「ウッ!!じょじょ冗談じゃないですかハクメンさんヤダナー」トラウマガ

ベルトルト「ジャンは相変わらずだな…お、エレン達じゃないか」

エレン「皆ここにいたのか」

ミカサ「…」

アルミン「やぁ皆。お疲れさま」

ジャン「(やっぱミカサいいなぁ)お、死に急ぎ野郎!やっぱ調査兵団に行くのかよ?」

エレン「…ああ」

ジャン「ヘッ!やっぱ死に急ぎ野郎だなお前は!」

エレン「うるさい!!俺達はやっとここまで来たんだ!巨人を倒す力を手に入れたんだ!」

エレン「今度こそ…!俺は巨人を一匹残らず…!駆逐してやるんだっ!!」

ハクメン「…………」

暫くして、ウォール・ローゼ壁上・固定砲台――――

エレン「はぁ!?調査兵団にするって?コニーお前、あんなに憲兵団がいいって…」

コニー「ああそうだよ!」

ミーナ「エレンの昨日の演説が効いたみたいね」

コニー「う、うるせぇ!///俺は自分で決めたんだよ///」

トーマス「そう照れるなよ、お前だけじゃない」

エレン「トーマス…!」

サシャ「あの…皆さん」

エレン他「「「?」」」

サシャ「上官の食料庫から…お肉…盗ってきました」ハァーハァー

エレン他「「「!!??!?!!」」」

エレン「お前…独房にぶち込まれたいのか!?」

サムエル「お前…ホントにバカだな」

コニー「バカってこええぇぇぇぇぇ」

サシャ「あ、後で…皆さんで分けましょう…ハァ…スライスして…パァンに挟んで…うっへへへ」

ハクメン「…関心せんな、サシャ=ブラウス」

エレン「ハクメン!」

サシャ「あ、ハクメン様!お肉!手に入れましたよ!!」

ハクメン「盗みを働いて…か?」

コニー「そうだぞ!戻してこいよ!」

サシャ「だーい丈夫ですよ!土地を奪還すればまた…牛も羊も飼えますから!!」

サムエル「…俺もその肉食う!」

コニー「おおれもその肉食うんだから!とっとけよ!!」

ミーナ「当然。私もだからね!」

エレン「…お前ら」

ハクメン「…フッ」

エレン「しっかしハクメン、何でここに?」

ハクメン「暫くは私も調査兵団でお前達と行動を共にする事になった」

ハクメン「この壁の外に、もしかしたら私の世界に戻る術の手掛かりがあるやも知れんしな」

エレン「そっか。またよろしく頼むぜハクメン。アンタがいたら巨人の駆逐も大分捗る」

エレン「あ、だからってアンタに頼りっぱなしって訳じゃないからな?」

ハクメン「フン…せいぜい精進する事だ」


エレン「…」グッ

エレン(あれから5年経った…)

エレン(人類は、ようやく尊厳を取り戻しつつある)

エレン(勝てる…!人類の反撃は…!!)

エレン(これからだッ!!)


ジジッ…


ハクメン(―――!!)


――――――――――ズガァァァァァァァァァァァァァ…ンンンン――――――


ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウウ

エレン「な、何だ!?」シュパッカシーン

コニー「ハッ!サムエル!」

サシャ「―ッ!」ダッ

ミーナ「サシャッ!!」

サシャ「ハッハッハッハッ」ダダダダダカシュッズドッ

サムエル「うぁ…」

サシャ「サムエルー!動いちゃダメですよ!」

エレン「危なかった…ハッ!」

トーマス「壁が…壊された…!!」

コニー「まただッ…また巨人が…入ってくるッ!!」

エレン「………」

幼エレン(駆逐してやる!一匹残らず!!)

エレン「一匹…残らず!」

エレン「固定砲整備4班!」キュアアア

エレン「戦闘準備ッ!!」シャキンッ!!

エレン「目標目の前!超大型巨人!!これはチャンスだ!絶対逃がすな!!」カシュー

ハクメン「エレン=イェーガー…こいつか!!」

エレン「ああ…!こいつが巨人だよ…!!」ズザァッ

エレン「ヨォ……5年振りだなァ……!!」

超大型巨人「…………………」ゴゴゴゴゴ

ハクメン(これが巨人…か)

ハクメン(だが…彼奴が現れる直前。僅かだが…確かに…!!)

エレン「チィッ!!」パシュッ

ハクメン「イェーガーッ!!」

エレン「こいつを倒せば!!」ギュアァァァァ

超大型巨人「…」ボッ

エレン「!!」

ボシュウウウウウウ―――――――――

コニー「エ、エレン!やったのか!?」

上のレスの最後の行は無視して下さい


トーマス「エレン!お前がやったのか!?」

エレン「いや…5年前と同じだ…突然現れて…消えた…!」

トーマス「な、何だって!」

コニー「そんな事より壁だよ!壁の穴!どうするんだよ!塞がないと…巨人が」

コニー「巨人が入ってきちまう!!!」

エレン「!!」

ハクメン「………」


少しして――

ワァアアアア キャアアァァァ キョジンダァァァ 


エレン「くっ…!俺達だけでも、巨人の進行を止める!!行くぞ」バシュウウ

アルミン「ああ!」バシュウウ

コニー「こうなったらやるしかない!」バシュウ

サシャ「行きましょう!」バシュウ

ミーナ「町の人が…早くしないと!」バシュウウ

エレン「今の俺達ならやれる!駆逐するんだ!!巨人を!」

トーマス「やってやる…やっガシィッ


エレンアルミンコニーサシャミーナ「「「「!!!」」」

コニー「き、奇行種だ!」

ミーナ「ト、トーマスが…!!!」

奇行種「ウウウウウ…」

トーマス「い、イヤだ…死にたく…」

エレン「トーマス!!」

アルミン「そんな…」

奇行種「アーnズバァァァァァァァァ!!


ズ ェ エ ア ア ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ !

エレン「!?」
 
アルミン「!?」

コニー「!?」

サシャ「あ、あれは…!?」





           「―――――ハクメン様?」

エレン「嘘だろ…?巨人が…真っ二つだって!?」

コニー「ト、トーマスは!?」

アルミン「…!?無事だ!生きてる!!」

ミーナ「トーマス!!」バシュッ

サシャ「ハクメン様!」バシュッ


ミーナ「ああ、トーマス!よかった…」ウゥ…

サシャ「ハクメン様…これが…あなたの…」

ハクメン「…こいつをイェーガー達の所へ…」

サシャ「は、はい!行きましょうミーナ!」

ミーナ「え、えぇ!」

ハクメン「…エレン=イェーガー!!」

エレン「お、おう!」

ハクメン「何故私が『六英雄』と呼ばれているか…教えてやろう…!!」

エレン「…!!」

コニー「な、なぁ…アイツ!!」

アルミン「うん…『剣を…抜いている』!!」

エレン「あいつの…ハクメンの『本気』って事か…!!」

ハクメン(巨人が現れた瞬間…僅かだが確かに『事象干渉』を感じた)

ハクメン(少なくとも巨人共と私がここに来た事に関係があるのは間違い無い様だ…

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

ハクメン「来い!!…巨人共よ!!」



          我 は 空 、 我 は 鋼 、 我 は 刃 !

             我 は 一 振 り の 剣 に て 
      
     全 て の 罪 を 刈 り 取 り 、 悪 を 滅 す る ! !

     我 が 名 は ハ ク メ ン ! 推 し て 参 る ! ! !

進撃とbb好きな奴が俺以外にもいたとは
俺得

エレン「…ゴクッ」ビリビリッ

エレン「何てプレッシャーだ…!空気が…震えるッ!!!」ビリビリビリビリッ

アルミン「うぅ…」ガクッ

サシャ「ア、アルミン!大丈夫ですか!?」

ミーナ「う…ぐぅ」

コニー「俺も…やべぇ」ガクガク

トーマス「」

エレン「コニー、サシャ。二人は三人を連れて先に向こうへ行っててくれ…」

サシャ「えっ…!」

コニー「エ、エレン!だけど…!」

>>79
下手くそで申し訳ないです

エレン「今ここに居ても…多分俺達じゃ何も出来ない…早く他の所を回った方がいい」

エレン「だけど俺はここで…アイツを見届けなきゃならない!だから…」

アルミン「ぼ、僕なら何とか大丈夫だよ…それより、向こうへ行くのは僕とコニーが引き受ける…」

アルミン「サシャ…君も残りたいんだろう?」

エレン「アルミン…!恩に着ます!!」

コニー「クソ、早くいくぜアルミン!お前はミーナを頼む!」バシュウウ

アルミン「うん…ここは頼んだよ!」バシュウッ

エレン「ああ!(頼まれるような事もないが…)」

エレン「しかしサシャ良かったのか?」

サシャ「…正直キツいですが…あの人の…ハクメン様の戦う姿を」

サシャ「私は見たいです……!!」

エレン「へ…!分かったよ!」

ハクメン(……フン)ズォアッドシュッ

エレン「しかし…ハクメンの奴…本当に俺達相手に本気を出して無かったんだな…」

サシャ「ええ…あっという間に巨人を…もう10体も…!」



ハクメン「ズェアアアァァァァァァァァァァ!!!」ドシュゥッ

サシャ「ああ、また!…凄いですね…」

エレン「あれが六英雄……!」

エレン「!! 危ない!後ろだ!!」

巨人 「キォオオオオオオオオ」ブァッ

ハクメン「…」クルッ

ハクメン「虚空陣・『雪風』!!」ギィンッ

エレン「なっ!」

サシャ「いつもの虚空陣よりも大きい!?」

ハクメン「ズェアアァァァァァアアアア!!!」ズッバァァァシャァァァァ

エレン「15m級を…一撃で…!!」

サシャ「斬撃の威力が凄い…!巨人の弱点であるうなじの部分諸共消し飛んでいく!」

エレン「ハクメンがいたら…俺達…勝てる!!」

サシャ「ええ!」

ハクメン(如何やら周囲の巨人は排除できたか…後は)

ジジ…

ハクメン(――!!)

ジジジ…ジジジジ…ジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジ


――――――――――――――――ッドォオオオオオオオオオ――――

「何だ今のは!?」「判りません!!」「また超大型巨人か!?」

        ワーワーワー

エレン「今のは!?あいつ(超大型巨人)か!?」

サシャ「いいえ!違います!ただ…何か…黒い…?」

ハクメン「『黒き獣』だ」スタッ

エレン「それって、あんたの世界の…!」

ハクメン「ああ…どうやら奴が事象干渉の原因の様だな」

エレン「何だって!?」

ハクメン「普通なら一つの世界線を超える事無く、私の世界で彷徨い続ける輪廻の元凶…それがこちらに来てしまった」

ハクメン「決着(ケリ)を付けねばなるまい」

サシャ「決着って…まさか!ハクメン様!?」

ハクメン「…あれは術式の力を持たぬ者の魂を容易く喰らう」

エレン「…は?術式って…あんたの世界の力だよな?なんでこっちでそんな事を」

ハクメン「いいから聞け、エレン=イェーガー」

ハクメン「あれに近づいた者は問答無用で死ぬ」

エレン「!!」

サシャ「そんな…あそこは…補給所の近くですよ!?」

ハクメン「今から私が引き付ける。その間に補給所の人間を逃がせ」

エレン「そんなの無茶だ!幾らあんたが強いからって!」

ハクメン「いいや」

ハクメン「私なら『出来る』…!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

エレンサシャ「「!!!」」

サシャ「エレン。ここはハクメン様にお任せしましょう!」

エレン「…! 分かった!どうすればいい?」

ハクメン「私が今から一太刀浴びせて奴をこちらに引き付ける。私の攻撃には必ず奴は喰い付く」

ハクメン「その隙にお前達は側面から回り込み…補給所の人間を避難させろ」

エレン「分かった、行くぞ!サシャ!」シュパッ

サシャ「はい!あ、ハクメン様!」

ハクメン「…何だ?」

サシャ「その…ご無事で!!」シュパッ

ハクメン(サシャ=ブラウス…)

ハクメン(……………ありがとう)


ハクメン「虚空陣…」ズオォォォォォォ・・・・・

ハクメン「『     疾       風     !    』」ドギャァァァァァァァァァァァァァァッ!

その頃・補給所近く―

ジャン「くそ!巨人の次は何だってんだ!」

ライナー「アニ…ベルトルト…」

アニ「ああ…何なんだよありゃあ…」

ベルトルト「無差別に人を襲っている…!しかも近づいただけで…」

ギャアアァァァァ タスケテクレェェェェェェ ウ、ウワァァァァァァァァァァァ

マルコ「なんだよこれなんだよこれなんだよこれなんだよこれなんだよこれ」

アルミン「ま、マルコ落ち着いて!」

ユミル「コレの何処が落ち着けるっていうんだよ!?クソ!巨人も人間も関係なく喰っちまいやがった!!何だあの黒い化け物は!!」

トーマス「はは…せっかく助けてもらったのに…これじゃあ」

ミーナ「そんな事言わないでよトーマス!!」

クリスタ「あぁ…あぁ…」ガタガタガタガタ

ユミル「クリスタ…!クソッ!おいアルミン!ありゃ何だって聞いてるんだよ!!」

アルミン「…もしかしたら、以前ハクメンさんから聞いた『黒き獣』かも知れないね」

ユミル「じゃあ何か?あのお面野郎のせいでこんなのが出てきたってのかよ!?」

アルミン「それは僕にも判らない…ただ、ハクメンさんなら…何とか…」

ユミル「その愛しのハクメンさんはずっと向こうで戦ってるんだろ?!いねぇ奴の事なんざどうでもいいんだよ!!」

ジャン「うるせぇぞ!ここには俺達しか居ないんだ!!俺達で何とかするしかねぇ!!」

ジャン「近づいてダメならありったけの鉄砲玉と大砲を喰らわすくらいしか手はねぇんだ!」

ユミル「おーおー好きなだけブチ込めよ!?奴さんは涼しい顔してこっちきてるがなぁ!?」

ミカサ「いい加減にして!」


ジャンユミル「!!」

ミカサ「怒鳴りあってても状況は変わらない。今は出来ることをやるしかない」

ジャン「あ、あぁ…!ほらマルコ!なにやってるんだ!ジャンジャン弾ぁ込めろ!!」

マルコ「うぅ…」

ユミル「チッ…ほらクリスタ、私がいるから…ね?」ギュゥ

クリスタ「あ…ユミル…う、うん」グスッ

ミカサ(エレン…死なないで…)

ミカサ(…? あの光は…)   ドォォォォォ

黒き獣『グォォォオォォォォォォォオォォォォ…』ドンッ

黒き獣『グゥアァァァァァァァァァァァ…』ズゥゥ…

ミカサ「!? アイツが向きを変えた!?」

ジャン「なんだ…?どうなってやがる?」

サシャ「皆さーん!!」パシュウウウ

ユミル「芋女!!?」

エレン「おーい!!」パシュウウ

ミカサ「…エレン!!」ジワッ

アルミン「良かった!二人とも無事だったんだね!!」

サシャ「はい!ハクメン様のおかげです!!」

ユミル「ハッ…ここにもお面野郎にお熱な奴がいたか…」

クリスタ「ユミル!…でもよかった無事で…」

エレン「それより聞いてくれ!今ハクメンがアイツを引き付けてる!アイツがここから離れたら脱出だ!」

ミカサ「でも…あの人は…ハクメンはどうするの?」

エレン「ハクメンはあの黒き獣を見て物怖じする所か『相手に出来る』と言い切った…」

エレン「だから俺はハクメンを信じる!!」

ミカサ「分かった…エレンがそう言うのなら信じよう」

ジャン「おいおい…いや、実際あの黒いのは向こうに進んでる。今がチャンスだ!皆!撤退準備!怪我をしている奴には動ける奴が手を貸してやれ!!」

エレン「ハクメン…」ギュッ

ハクメン「黒き獣よ…やはり我々は『こういう運命』らしいな…」

          コンティニアムシフト
ハクメン「これもまた「確率事象」の影響か…」

ハクメン「…フッ……」

黒き獣『グオォォォォォォォォォォォォォ……』

ハクメン「……我は白……世界を『白く』染め、無に回帰させし者……」


     我 が 名 は 『 白 面 』 ! 推 し て 参 る ! !






    ギュオォォォォォォォォォォォォ・・・・


ジャン「よし、あらかた撤退できたな」

エレン「後は俺達だけだ」
  
ミカサ「よし、私達も行こう」カチャ

エレン「…あのさ」

ジャン「何だよこんな時に」

ミカサ「エレン…?」

エレン「俺、やっぱりハクメンの所いくわ」

ミカサ「なっ…」

ジャン「ハァ!?馬鹿かこの死に急ぎ野郎!!今はそんな事を言っている場合じゃあないんだよ!!」

エレン「…分かってる」

ジャン「…! だったらなんでそんな」

ミカサ「ジャン、お願い。聞いてあげて」

ジャン「くっ…分かったよ!エレン、さっさと言えよ!」

エレン「すまない。無理を言ってるのは分かってる」

エレン「だけど…俺達なんの為に訓練兵になって、調査兵団になったんだ?」

エレン「そりゃ元はと言えば俺達とは関係ない敵だし、太刀打ち出来るのはハクメンだけだろう」

エレン「だけど…」

エレン「ここは俺達の街だろ!?」

ジャン「!!」

エレン「俺達の街をこんなにされて!黙って他の奴に任せておけってのか!?」

ジャン「エレン…お前…」

エレン「だから…俺は行く」

ミカサ「だったら私も行こう。私はどんな事があってもエレンを守る」

エレン「ミカサ…」

ジャン「わぁーったよ!!好きにしろ!だがな!絶対に戻ってこい!ミカサを連れて!生きてな!!!」

エレン「ジャン…ありがとう」

ジャン「いいからさっさと行け!こっちは上手く言っておいてやるからよ!だがなエレン?貸しだからな?!」

エレン「分かってる…行くぞミカサ!!」パシュウウ

ミカサ「ええ!」パシュウウ


ジャン「…死ぬんじゃあねぇぞ、死に急ぎ野郎……」パシュウウ…

ハクメン「ズェアッ!!」ザシュッ

黒き獣「グァァァアアァァァァァァァ……」ブシュウウウウゥゥゥ

ハクメン「どうした?黒き獣よ!貴様の力はこんなものでは無い筈だぞ!?」ズシャアァァァ

黒き獣「グゥウウウゥゥゥゥゥゥゥゥ…」ブシュウウゥゥゥゥゥゥ

ハクメン(やはり世界が違うからか…魔素が残留せず消えていく…ここの空気に『馴染んで』いないのか…これでは黒き獣と言えどタカが知れているな…)

エレン「ハクメーン!!」ズサァ

ミカサ「黒き獣…なんて禍々しいんだろう…」ズサッ

ハクメン「………何をしに来た?もはや人間に出来ることなどないぞ?」

エレン「分かってる…だから」

エレン「『見届け』に来た……!!」

ハクメン「…フン、ならばそこで見ていろ。そろそろ…」

ハクメン「終焉の時だ…黒き獣よ…!」


黒き獣「グゥゥゥ・・・オォォォォォォォォォ!!!!!」

ハクメン「エレン=イェーガー…」

エレン「どうした?ハクメン」

ハクメン「…お前は訓練の間、『強く』なった」

ハクメン「『守れ』よ…お前の大切な『家族』と『仲間達』を…!!」

エレン「…!! ああ!」

ハクメン「ミカサ=アッカーマン」

ミカサ「はい」

ハクメン「その『漢』の『支え』となってやれ」

ハクメン「もはや私が言う事ではないかも知れんがな…」

ミカサ「……はい」


黒き獣「オォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッッッ!!!」ビュオォッ


ハクメン「さらばだ……黒き獣よ!!!」ギュアッ



             虚   空   陣   奥   義


                   悪   滅

エレン「その時、世界は白く染まった」

エレン「次の瞬間にはもう普通の光景に戻っていたが、少しだけ変わっていた」

エレン「『六英雄』と呼ばれた彼の姿は、あの禍々しい黒くて恐ろしい獣と共に姿を消していた」
  


エレン「そして―――――」


「居たぞ!巨人だ!!」「そっちに回り込め!!」キュアァァァァァァァ


エレン「見つけたぜぇ…!!今度こそ駆逐してやる!!」


エレン「―我は空、我は鋼、我は刃!」

   「またてめぇかお面野郎―今度はそう簡単にはいかねぇぞ?」

     「第666拘束機関解放…次元干渉虚数方陣展開…」

              ブレイブルー
           「『蒼の魔導書』、起動!!」



ハクメン「面白い…ならば『黒き獣』よ…我にその力、示してみよ!!」

ハクメン「―我は空、我は鋼、我は刃!」




エレン「我は一振りの剣にて、全ての『巨人』刈り取り、悪を滅する!!」

ハクメン「我は一振りの剣にて、全ての罪を刈り取り、悪を滅する!!」

エレン「我が名はエレン!!」

ハクメン「我が名はハクメン!!」


   推
   し
   て
推して参る!!
   る
   !
   !


                         おわり

最後の最後でずれた死にたい
後半グダグダすぎ死にたい
サシャ好きなのに気が付いたらいなくなってた死にたい
うろ覚えで書いたからブレブレで死にたい
怒らないでね

( ◇)<ありがとうございました

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