(´・ω・`)なんJ予備校 現代文基礎講座 (41)

(´・ω・`)「何かスレタイの僕おかしくない?」

彡(゚)(゚)「半角カッコが使えんかったんや。すまんな。」


彡(゚)(゚)「さて、授業を開始するで。」

彡(゚)(゚)「講師のやきう民や。よろしくな。」

(´・ω・`)「よろしくお願いしまーす。」

彡(゚)(゚)「早速やが原ちゃん、現代文は苦手か?」

(´・ω・`)「うーん、まあまあ出来るよ?」

(´・ω・`)「特に苦手とは思ってないかなぁ。」

彡(゚)(゚)「……甘い。甘いで原ちゃん。」

(´・ω・`)「え?」

彡(゚)(゚)「その考えやと、センター国語は大コケするで!」

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彡(゚)(゚)「それを説明する為に、まずは現代文で出題される文章を大きく5つのパターンに分けるで。」

(´・ω・`)「小説と評論……だけじゃないの?」

彡(゚)(゚)「それに加えて随筆もあるんやで。」

彡(゚)(゚)「随筆って言うのは、簡単に言えば小説と評論の間や。」

彡(゚)(゚)「ただ、丁度中間か、ちょっと小説寄りか、ちょっと評論寄りか……」

彡(゚)(゚)「随筆だけで3種類あるんや。」

(´・ω・`)「なるほど……。で、それがどうかしたの?」

彡(゚)(゚)「原ちゃんは、この中やとどれが得意や?」

(´・ω・`)「うーん……僕は小説が読み易くて好きかなあ。」

彡(゚)(゚)「小説か。まあ予想通りやわ。」

(´・ω・`)「まあ、ここにスレを立てたら大概の人は小説が好きだからね……。」

彡(゚)(゚)「仮に定期テストの範囲が小説だけで、原ちゃんが80点取れたとしよう。」

(´・ω・`)「うん、調子の良い時はそれくらい取れるよ。」

彡(゚)(゚)「勿論80点は凄い。でもそれは、間違った自信を付ける元になってしまうんや。」

(´・ω・`)「間違った自信?」

彡(゚)(゚)「せや。そのテストが良かったから、次回以降のテストで多少点が悪くても、『運が悪かった』と思ってまうんや。」

彡(゚)(゚)「でもそれは運とかそういう問題やない。自分の苦手なところを把握出来てへんだけなんや。」

彡(゚)(゚)「その穴を埋めな、センター現代文で点は取られへんで。」

(´・ω・`)「そうなんだ……。」

彡(゚)(゚)「そもそもセンター現代文は、はっきり言って対策さえしておけば最低でも8割は固い科目なんやで。」

(´・ω・`)「え?それ以上を安定して取れるの?」

彡(゚)(゚)「せや。現代文で取れる得点にムラがあるのは、きちんとその種類の文章の対策をしてへんからや。」

彡(゚)(゚)「その辺を現代文は誤解されとる。ちゃんと基礎を固めて対策すれば、英語と同様安定した点数は取れる。」

(´・ω・`)「本当かなぁ……。」

彡(゚)(゚)「ほんまや!ワイが言うんやから街がいないで!」

彡(゚)(゚)「さて、まずは原ちゃんの好きな小説からやっていこか。」

(´・ω・`)「え?苦手なところを埋めるんじゃなかったの?」

彡(゚)(゚)「好きなとこから始めんと途中で挫折しそうやからな。」

彡(゚)(゚)「小説の対策をしつつ基礎を固めて、評論でもしっかり読めるようにしておくんや。」

(´・ω・`)「そっか……。じゃあ小説からやるよ。」

彡(゚)(゚)「ほな、軽くどういう風な解き方をするか説明していくで。」

彡(゚)(゚)「ほんまは問題を通して説明したいけど、問題文を貼られへんのや。すまんな。」

彡(゚)(゚)「ええんやで。」

(´・ω・`)「自演はやめなよ……。」

彡(゚)(゚)「まず、小説で1番重要なんは、登場人物の心情や!」

彡(゚)(゚)「センターの設問でも、どんな気持ちかを聞く問題が殆どやで!」

(´・ω・`)「人の気持ちなら分かるよ!僕優しい子だもん!」

彡(゚)(゚)「いや、小説に登場する人物なんか、普通の人間の思考してないで。」

彡(゚)(゚)「今年のセンターなんか、主人公が突然パンツ一丁で走り出したからな。」

(´・ω・`)「お兄ちゃんが本気でそう解釈してるなら、なんJ予備校をやめようと思うよ……。」

彡(゚)(゚)「冗談やんけ。まあ座れや。」

彡(゚)(゚)「でも実際、現代文では自分ならこう思うとか考えたらあかんのやで?」

彡(゚)(゚)「全ては文章に書かれてある通りに、や。書かれてることがほぼそのまんま選択肢になっとるはずやからな。」

彡(゚)(゚)「まずはしっかりと文章を読む!これが大事やで!」

(´・ω・`)「はーい。」

彡(゚)(゚)「ほんでや。ここまでの説明を聞いて、どう思った?」

(´・ω・`)「え……まだ始まって数分しか立ってないよ……。」

(´・ω・`)「……でも、登場人物の心情を追うコツとかがないか気になるかなあ。」

(´・ω・`)「ってカンペに書かれてあるから読んだけど、これで良いの?」

彡(゚)(゚)「せや。次からは答えを誘導されてもカンペが云々とかは言ったらあかんで。」

(´・ω#`)「はーい……。」

彡(゚)(゚)「登場人物の心情を追うコツ!それはズバリ、パラグラフリーディングや!」

(´・ω#`)「え?でもそれって、英語で使うやつじゃないの?」

彡(゚)(゚)「と思うやろ?現代文でも使える戦略やねんで。今から説明していくわ。」

彡(゚)(゚)「まずパラグラフとは何かについてや。」

(´・ω・`)「段落のことだよね?」

彡(゚)(゚)「せやで。そもそも段落ってのは、まとまりごとに区切ってあるものや。」

彡(゚)(゚)「つまり、段落ごとでどんなことが起こったかを把握しておくだけで、物語全体が格段に把握しやすくなるんや。」

(´・ω・`)「そうなの?」

彡(゚)(゚)「しかも、それぞれの段落でどんなことが起こったかをまとめる力を付けておくと、設問の答えが載ってる部分を見つける力も上昇するで。」

(´・ω・`)「え?どうして?」

彡(゚)(゚)「物語の流れが分かれば心情の流れも自然と読めてくるんや。」

彡(゚)(゚)「そもそも心情の流れってのは、登場人物の周りで起こったことと繋がってることが殆どやからな。」

彡(゚)(゚)「物語の中で何が起こったかの流れを把握していれば、格段に問題も解き易くなるってことや。」

(´・ω・`)「へぇ~。」

(´・ω・`)「ねぇねぇ。ところで早くアレを教えてよ。」

彡(゚)(゚)「ん?アレ?」

(´・ω・`)「アレだよ!設問の文を見ただけで答えが分かるテクニック!」

彡(゚)(゚)「……は?そんなもんないわ。」

彡(゚)(゚)「そもそも何や、文章に書いてあることを答える設問に、文章を読まずに答えるって?」

彡(゚)(゚)「戯けたこと抜かすのも大概にせえよ!このドアホ!」

(´・ω・`)「ご、ごめんなさい……。」

彡(゚)(゚)「…………。」

彡(゚)(゚)「確かに、そういう眉唾なテクニックが一時期横行したのは事実や。」

彡(゚)(゚)「そのテクニックが、ある程度通用してしまったのも、な。」

彡(゚)(゚)「でも、そんなんじゃあ本物の国語力は付かん。」

彡(゚)(゚)「しっかり真正面から文章と向き合って、丁寧に読解する。」

彡(゚)(゚)「センター現代文ではそれだけの時間がちゃんと与えられとるんや。」

彡(゚)(゚)「地道に少しずつ、読解の力を付けていく。それでええんやで。」

(´・ω・`)「はーい……。」

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