【ハイパーダンガンロンパ】安価でキャラ作る2【コロシアイ林間学校】 (1000)

~注意書~
・安価とコンマでキャラを作ります
・舞台は【山奥】
・これまでのスレや同時進行スレとの繋がりについては明記しません
・オリキャラがまた出るよ……苦手な人はごめんなさい……


真実を暴く同時進行スレ
【安価】安価キャラでのダンガンロンパ【コロシアイ学園生活】
【安価】安価キャラでのダンガンロンパ【コロシアイ学園生活】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1397984446/)

男のロマン即日完売の過去スレ
【ハイパーダンガンロンパ】安価でキャラ作る【コロシアイ林間学校】
【ハイパーダンガンロンパ】安価でキャラ作る【コロシアイ林間学校】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1401020808/)


同時進行スレ・過去スレ貼れてなかったら>>1がターボエンジン付きスケートボードに乗って街中でサーカス顔負けのアクション披露

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1401548376

【超高校級の幸運】弧消真名斗(こぎえまなと)男
集中・6(平均以上の集中力)
交友・8(どんな生徒が相手でも分け隔てなく接する)
スキル
平凡な幸運→他人より少し運が良い程度。コンマ判定すべてに+10のボーナス
料理上手→料理の腕前は平均以上。料理を振る舞う場面では活躍しやすい?
優しい→誰にでも優しくできる。全生徒との親密度の上がり方に補正
破天荒→失敗を恐れず人がなし得なかったことを積極的に実行していく姿勢

【超高校級の拳法家】正道健一(せいどうけんいち)男
集中・9(とてつもないほどの集中力)
交友・1(人嫌いというわけではなさそうだが、極度の口下手)
スキル
拳法家→拳法家として自分を作った結果。体術に優れている
騙し打ち→その話術から誰かを騙す際の手口に長けている
正義の拳→自分が信じる正義のためにこの拳はあるという考え
冷静沈着→どんなことがあってもたいていは動じることのない心の持ち主。集中力に補正

【超高校級の鍛冶士】銀土鋼鉄(ぎんどこうてつ)男
集中・3(状況によっては乱れがちな集中力)
交友・6(人並み以上のコミュ力)
スキル
鍛冶士→鍛冶士として培った経験を生かし、素材と環境さえあればたいていの物は製造可能
鍵破り→どんな鍵でもたいていの物は破れる(物理)
剣術→何か武器の扱いに長けている
タフネス→決して屈しない精神力を持つ。集中にプラス補正

【超高校級の消防士】火ノ元消太(ひのもとしょうた)男
集中・2 (先走りしやすく注意力も基本乱れがち)
交友・3 (口数は少ない方)
スキル
消防士→火事の際の対処法に詳しい。あと火の扱いにも
鋼の肉体→ガタイ良いねキミ。肉体労働に参加しやすい
先走り体質→肝心なところで先走りしやすく、失敗もしやすい。特に慣れない場面だと行動に大幅なマイナス補正が
天然→どこかズレている発言を多々しやすい

【超高校級の作詞家】蛇村河内破(じゃむらごうちやぶる)男
集中・3(作詞関連以外は何を考えているのかいまいち不明)
交友・3(引きこもりがちだがコミュ力が低いわけでない)
スキル
作詞家→どんな状況でもそこから作詞をすることができる
怠け者→働きたくないです。すべてのChapterにおいてバンガローからの外出をあまりしない
謝罪のプロ→怒られたときの必勝法。でもあまりにも繰り返すから次第に場を乱したり信用を失いがち
ミステリアス→その普段の行動から何を考えているのか……その思考は誰にもわからない

【超高校級の芸人】植島恭兵(うえしまきょうへい)男
集中・6(アホっぽく見えるが物事に対する姿勢は人並み以上。実力が伴っているかは不明)
交友・4(相手を選ぶ性格のようだ)
スキル
芸人→場を和ませたり笑わせる能力に長けている。交友力に大幅な補正
万能足りて一心足らず→笑いの技術は高いが最後の詰めに欠けている?
ちゃらんぽらん→思い立ったがすぐ行動。理論より行動派。理論的な生徒からの印象が悪い
リーダーシップ→人を笑わせて場を団結させることを良しとする。その心からリーダーを張ろうとするが実力は伴っているのか

【超高校級の税理士】明石晴夜(あかしはるや)男
集中・4(平均程度の集中力)
交友・7(男女問わず高めのコミュ力)
スキル
税理士→税理士として培った経験から、物事を管理する能力は高い
他力本願→基本的に他力本願。自分から動くことは滅多にない
ナンパな男→女好きとも言う。女子生徒との交友関係に大幅な変化が
ズレた美的感覚→その美的感覚は常識からかけ離れている

【超高校級の数学者】策賀孝蔵(さくがこうぞう)男
集中・8(かなり高めの集中力)
交友・6(人並み以上のコミュ力)
スキル
数学者→数式に特化して今まで生活してきた。数学に関しては天才的
漢字が読めない→数式に特化しすぎて漢字がまったくと言っていいほどに読めない。よっぽど簡単な漢字は読めるかもしれないが
真理の追究→真実を追求する探求心に長けている。集中力に補正
完全記憶→一度見たものは完璧にその記憶に保管できる

【超高校級の図書委員】鷲澤芳佳(わしざわよしか)女
集中・8(かなり高めの集中力)
交友・7(誰とでも平等に接するコミュ力)
スキル
図書委員→普段からたくさんの本を読むので知識は人並み以上に豊富
説明上手→知識も豊富でさらにそこから物事の説明も上手い。裁判等の意見出しの際に補正
誠実→その誠実な心から全員との交友力に大幅な補正
ゆるふわ→小動物系と言えなくもない。全員との交友力にさらに補正

【超高校級の森林警備員】雑木林恵美(ぞうきばやしめぐみ)女
集中・6(平均以上の集中力。しかし朝は弱い)
交友・0(1人が好き。相手との会話は基本しない)
スキル
森林警備員→並々ならぬ森林への興味から今の肩書きを得た。それはもはや執念と呼べる
一匹狼(-)→誰も近寄らせない雰囲気を放つ。独断行動を好む
絶対的利己主義→自己の利益を重視する反面、他者の利益は度外視する
寝ぼすけ→朝に弱い。油断しているとすぐにこれだ

【超高校級の合唱部】歌亡院奏(かぼういんかなで)女
集中・6(平均以上の集中力。ただし自分の興味がない物事に対してはそういうわけではない)
交友・2(コミュ力自体はあるが親しくなっていくにつれて相手から離れていく)
スキル
合唱部→歌唱力が高く、その美声で相手を虜にすることも
猫被り→普段の素行とは別に本当の自分を隠している? 素の自分がバレると交友力にマイナス補正
ヤンデレ系美少女→もう言うまでもないよね? 誰かを好きになるとその行動の一途さが仇となり一気に破滅へ
飽き症→自分の好きなこと以外は基本的に飽き症で、長続きしない

【超高校級の家庭教師】諭鶴羽瑞稀(ゆづるはみずき)女
集中力・9(知識の豊富さもあってかなり高い集中力)
交友力・1(コミュ力は皆無ではないみたいだが反感を買いやすい性格)
スキル
家庭教師→その知識の豊富さから、推理に応用することもある
アメと鞭→甘くしたら厳しくする。その逆も有り。よって一定の生徒から人気になる?
魅惑のボディ→発達しすぎてる体つきで男子生徒に対しての交友力に補正。一定の女子からの交友力にマイナス
サド教師→厳しくする際の度合いが凄まじい?

【超高校級の茶道家】逸見燈華(いつみとうか)女
集中・5(平均程度の集中力)
交友・9(誰が相手でもしっかりと接することができる)
スキル
茶道家→お茶を入れるのが上手い。なんだかメイド的な役割もこなしそう
泰然→落ち着いていて物腰もしっかりしている。集中に大きな補正
もてなしの心→誰かをもてなすことが好き。その姿勢から交友にさらなる補正
人間観察→お茶でもてなすその最中で相手を観察している……?

【超高校級のボディーガード】藤川黒紗(ふじかわくろさ)女
集中・6 (人並み以上の集中力)
交友・0 (口下手&不器用。コミュ力はほとんど皆無)
スキル
ボディーガード→誰かを守ると決めたら何が何でも守り抜こうとする。ただしその手段は不器用
人類みな敵(+)→守るべき者を妨害する人はみんな敵扱い。その心意気はみんなわかっているのかこの考えによって場から疎外されたりはしない
努力の天才→あらゆる物事に取り組む際の努力はずば抜けている
永遠のアイドル→その目的とそれを達成しようとする不器用な手段から一部ではアイドル化されている?

【超高校級の発明家】如月らら(きさらぎらら)女
集中・3(基本的に集中力は低い。何かの発明の際はある程度例外)
交友・9(誰が相手でもしっかりと接することができる)
スキル
発明家→素材と環境さえ整っていれば道具の開発ができる
自分の体に無頓着→自分の体についてはあまり関心がないらしい。ちょっとふくよか寄り?
うっかり屋→ドジっ子とも言う。道具の開発判定にマイナス補正
愉快犯→子供のように無邪気で、何をするにも面白半分にしてしまう

【超高校級の探偵】繁原明子(しげはらあきこ)女
集中・5(探偵としての集中力は並)
交友・5(最低限のコミュ力はある)
スキル
探偵→探偵としての情報収集力・推理力・行動力・体術等が優れている
謎を貪る者→謎を求め、それを追求することを何よりも好む
男装→意図的かは不明だが普段の服装がとてつもなく男っぽい。一目見ただけじゃ性別の判断は困難
正義の味方→悪を許さず、正義を何よりも重んじる

キャラデータここまで
新スレでもよろしくお願いします

建て乙

スレ建乙

【弧消のバンガロー】


キーン、コーン……カーン、コーン……


モノクマ『えーと、希望ヶ峰学園林間学校実行委員会がお知らせしまーす!』

モノクマ『朝7時になりました! 起床時間となります!』

モノクマ『本日も自然を愛する心を忘れずに、全身全霊で頑張りましょう!』


……もう朝か。さっさと準備して炊事棟に行かないと。
また植島クンや銀土クンに急かされるのは嫌だしね。


□■□■□


【炊事棟】

全員分の朝食を準備して、自分も食事を始める。
今日も蛇村河内クンと雑木林さんは来てないのか……食事は保管してあるから彼らも問題なく食事はできるけど、なんだか心配だな……

さて、誰と食べようか?


↓2
蛇村河内・雑木林以外の生徒を1人指定

藤川

合唱部

郢∝次

なんつーか、やっぱヤンデレって需要あんだなあ
勿論人を選ぶが

ヤンデレとか関係なく歌亡院さんは可愛いと思うよ(真顔)
病む相手はどうせ蛇村河内だしへーきへーき



……歌亡院さんと食べるとしよう。

弧消「歌亡院さん、隣いいかな?」

歌亡院「ん……いいよ。っていうか、毎朝朝食を作ってくれてるんだし席くらい好きなところ座りなよ」

弧消「じゃあ失礼するね」

了承を貰い、歌亡院さんの隣に座る。

歌亡院「今日のこれは……なんだか洋食風だね。昨日が和食の感じだったから意外だったよ」

弧消「あはは……まだみんなの好みとかわかんないから、今はボクの個人的な考えでご飯を作ってるけど、そのうちみんなの好みに合わせたご飯を作れたらいいなって思ってるよ」

弧消「もちろん同じ日に全員の好みに合わせたご飯を作る手際の良さはボクには無いから、その日その日で数人の好みに合わせるって感じになるだろうけど」

歌亡院「ふーん……でもさ、それだけ気遣いができてなおかつこの腕前ならたいしたものだよ」

歌亡院「私ってこういう女子力的なものが要求されることはあまり得意じゃないから……特に料理」

弧消「そうなの?」

歌亡院「っていうか、1つのことが長続きしないんだよね。合唱は別にして、そのほかのことが」


↓2
1それなら少し料理についてアドバイスとかしようか?
2でも合唱は長続きしてるんでしょ? ならいいじゃない
3その他自由安価

ksk



弧消「でも合唱は長続きしてるんでしょ? ならいいじゃない」

歌亡院「いや、確かにそうだけど……それってまるで合唱しか取り柄のない女、みたいな感じがして嫌なんだよね」

歌亡院「だからこれまで料理や裁縫を教えてもらったこともあったんだけど……」

弧消「そうなの?」

歌亡院「3日でギブアップしたわ」

3日って……

歌亡院「そういうのもあって私って合唱関連以外だと何かと輪に入れてもらえないんだよね」

歌亡院「だからそのうちこの飽き症も克服したいんだけど……これがなかなか上手くいかなくて」

うーん……でも、合唱が長続きしてるのなら別に無理に自分を変える必要はないと思うけどなぁ……そういうわけでもないんだろうか。


【Info】
歌亡院との親密度が僅かに上昇しました



【弧消のバンガロー】

自由行動・朝


歌亡院さんって合唱以外は基本的に飽き症なのか……なんだか意外だな。
それをなんとかするって言うなら協力もしてあげたいけど……今はまだいいか。

さて、何をしよう?


↓2
1誰かと話す(相手の名前も)
2土産屋へ(時間経過無し)

1銀土

1 藤川



【倉庫】

藤川「」ガサゴソ

弧消「……藤川さん?」

藤川「ひっ!?」

倉庫で何かを漁っている藤川さんを見つけたので声をかけてみたら、存外驚かれた。
……この人本当にボディーガードなんだよね? すっごい隙だらけにしか見えないんだけど。

弧消「ああ、ごめん。何をしてるのかなって思って」

藤川「えっと……」

すると藤川さんは言いにくそうにもごもごとしてしまう。
その藤川さんの体の向こう側には……木材?

弧消「結構立派な木材だね、これどうするの?」

藤川「……どうもしない」

いや、どうもしないならこんなもの探したりしてないでしょう。
でも言いにくそうなら無理に聞く必要もないかな……?


↓2
1何かに使ったりするの?
2そういえば正道クンを観察するのはやめたの?
3その他自由安価

2

3やっぱり木材が気になる

木材関連ということで1で進めます


弧消「……何かに使ったりするの?」

やっぱり木材が気になるのでそう再度尋ねると、藤川さんは観念したように口を開いた。

藤川「植島君と火ノ元君に頼まれたの。倉庫に良い感じの木材が無いか確かめてくれって」

えらいアバウトな頼み方だなそれ……

弧消「火ノ元クンに植島クンってことは……キャンプファイアーでもするのかな?」

藤川「そう言ってた。まだ準備段階だから、誰にも話さないでくれって……」

弧消「……言っちゃったね」

藤川「……言っちゃったよ」ショボン

それで説明を拒んでたのか……悪いことしたかな?

藤川「これじゃああたしがキャンプファイアーが楽しみで協力したって勘違いされちゃう……」

弧消「そっち? 他言をするなって言われてボクに話しちゃったことじゃなくて?」

藤川「それも、ある」

弧消「……キャンプファイアー、楽しみ?」

藤川「…………」

藤川「……ちょっと」

なら良かったよ。

結局ボクも他言はしないという話でこの場は収まったけど……キャンプファイアーを楽しみにしてるなんて、子供みたいだな。


【Info】
藤川との親密度が上昇しました
藤川との関係が『知人』になりました
ダンガンパワーを1つゲットしました(現在3個)


↓2
プレゼントを渡しますか?

渡さない

渡す
オモプラッタの極意



弧消「そうだ。藤川さんこういうの好き……というか、必要じゃない?」

藤川「これは……ッ!!」

突然きらりと目を輝かせる藤川さん。

弧消「なんか、関節技の極意書? みたいだよ。藤川さん、これ読んで正道クンに少しでも近づければ――」

藤川「ふんっ」

弧消「いたたたたっ!? ふ、藤川さんボクを実験台にするのやめてくれないッ!?」

左手でその本を読み、右手でボクの腕をいきなり捻ってくる藤川さん。

藤川「すごい……効果抜群……!」

弧消「嬉しそうに目を輝かせるのはいいから、早く腕を離して……ッ!!」

……まあ、喜んでくれてるようでなによりだった。
こんなもので女の子がそこまで喜ぶのがいささか予想外だったけれど。


【Info】
藤川との親密度が大幅に上昇しました

【弧消のバンガロー】

自由行動・昼


いたた……まだ腕が痛いよ。
藤川さん、やっぱり力強いんだなぁ……

さて、これからどうしようか……?


今回ラスト
↓2
1誰かと話す(相手の名前も)
2土産屋へ(時間経過無し)

1植島

1 銀土

1植島きょーへい

1 雑木林

次回会話相手が確定したところで今回終わり
やっと男の子来たよ! 女の子ばっかり来てたから少し不安にすら思えてたよ!

というわけで何かあればどうぞです

プレゼントは今、何を持っているっけか?


コケシくんにも、夏目にとっての足立・ジョーみたいな素敵な親友ができるといいな

>>33
カットバサミ
インビトロ
武神のお守り
油芋

ですね

>>34
できたらいいですよね(意味深)

では次回は日曜日夜22時頃ちょろっと更新予定
何かキャラに対しての意見等、何かありましたらお気軽にどうぞ

あと前スレも埋めてくれれば>>1000で何かが叶うかもしれません
むしろキャラに対しての意見等は前スレの方がいいのかな?

そういうわけで、お疲れさまでした

藤川さんかわいい

つ何でも辞典
(鷲澤・ユズルハイベントアイテム)忘れてる

>>38
それはプレゼントじゃないからな

すごく作画構造くんに漢字読ませてイジりたい

策賀くんは多分苗木誠も読めないんじゃないだろうか

諭鶴羽、言乃木先生の授業(生徒は植島とジョー)がみてみたい

21時30分頃に始めますね
ただ仕事終わりで疲れてるんでそんなに長くはやらないかも。ごめん



【車庫】

銀土「あーあ……」

車庫。そこになぜか銀土クンがボーっとしてたたずんでいた。

弧消「? 銀土クン?」

銀土「……おう、弧消」

銀土「どうした? こんなところに来ても何もねぇぞ?」

弧消「そういう銀土クンはこんなところで何をしてるのさ?」

ボクがそう問いかけると、銀土クンは小さくため息を吐いた。

銀土「オレは、あれだ。ちーっと頭冷やしてた」

? 頭を冷やしてたって……

銀土「やっぱ、どうしても外のこととか……家のこととかが気になってよ」

銀土「そうすっとモノクマの言ってたあの言葉が頭から離れなくなっちまってな……」

弧消「それって……」

銀土「あ、勘違いすんなよ? 別に誰かを殺してここから出ようだなんて考えちゃいねぇからよ!」

銀土「んなことしてあの野郎の思い通りになっちゃあ最悪だからな!」

そうやって笑う銀土クン。
だが彼の顔を見ると、なんとなくそれが空元気だと言うのが察せた。


↓2
1そのバスで脱出とかできないかな?
2銀土クンの家のこと、教えてよ
3その他自由安価

今回の論破セリフは何かな?

2



弧消「銀土クンの家のこと、教えてよ」

銀土「あぁ? なんだいきなり……」

銀土「まぁいいけどよぉ……。オレんとこはそのまま、鍛冶屋だよ。だいぶ昔から続いてる、それなりには有名なところだ」

銀土「つっても、今のこのご時世だからすっかり鍛冶屋っつー鍛冶屋は廃業しちまったから……そういうことに詳しいヤツとか地元のヤツじゃねぇとわかんねぇだろうがな」

弧消「へぇ……」

銀土「やってることってのは……まあ、弧消に専門的なこと並べたって1つも理解できないだろうから、あれだ。RPGゲームとかで出てくる鍛冶屋ってのを思い浮かべればだいたい正解だ」

銀土「もっとも、ああいうゲームと違って剣だの槍だのは造らないけどな。いや、造れないこともないだろうけど」

造れないこともないの!?

銀土「希望ヶ峰学園を卒業したらそういう箔ってのが付くからよ。どうせ家業継ぐんなら希望ヶ峰学園に行ってからにしろって親父に言われたんだ」

弧消「お父さんが?」

銀土「おうッ! 昔っからの頑固親父で、オレに鍛冶の練習をさせるときもスパルタだったんだ」

銀土「何回便所で吐いたか数えきれないけど……今じゃあの練習もすっかい良い思い出だぜ」

銀土「……親父、元気にしてっかなぁ……」

ふと、銀土クンがそう呟く。顔はボクに見えないよう下を向いているが、僅かに涙のようなものが見てとれた。
……銀土クンの人となりがわかった気はしたけど、ちょっとこの話題はまずかったかな?


【Info】
銀土との親密度が上昇しました
銀土との関係が『知人』になりました
ダンガンパワーを1つゲットしました(現在4個)


↓2
プレゼントを渡しますか?

渡さない



【弧消のコテージ】

自由行動・夕


銀土クン……結構見た目によらずに中身は優しい人なんだな。

だからこそ……モノクマに狙われたりしないか心配だけど。

さて、もう夕方だけど……どうしよう?


↓2
1誰かと話す(相手の名前も)
2土産屋へ(時間経過無し)

策賀

1植島

1 策賀

1正道



【バンガローエリア】

植島「おーうッ! 弧消ちょうどええとこに来たな!」

バンガローを出てすぐ。ボクは植島クンに捕まえられた。

弧消「う、植島クン? いきなりどうかしたの?」

植島「おう、実はお前に頼みたいことがあんねん」

弧消「ボクに頼みたいこと?」

植島「これ、ぶっちゃけぎりぎりまで秘密にするつもりやったんやけど……ほら、初日に弧消にはそれとなーく話したからお前には言ってもかまへんかなって思うたんや」

初日にボクにそれとなく話したこと……?

弧消「もしかして、キャンプファイアーのこと?」

植島「そや! 明後日くらいに全員集めてやろう思うてたんやけど、そこで弧消にはカレーの準備を頼みたいねん!」

植島「あとは適当にバーベキューの用意もして、場所は林間広場でやりゃあ完璧やろ?」

植島「それにこれにはみんなとの仲を深める他にも、崇高な理由があんねん……ふっふっふ」

弧消「どんな理由?」

植島「それは企業秘密や! 当日をお楽しみにしておけ!」

なんでさッ!?

植島「そんで、どうや? 了承してくれるか?」

弧消「うん、別にそれは構わないよ」

カレーか……やっぱりカレーを用意するなら……


↓2
1普通のカレーだな
2シーフードカレーを用意しよう
3チーズカレー……?
4肉多めのカレーにしてみるか

3



うん。やっぱり王道でいいよね。

弧消「じゃあ普通のカレーを用意するね」

植島「おうッ! それでやな弧消、どうせなら肉多めがオレ好みなんやけど……」

弧消「うん。それは知ってるけど無理だからね」

植島「なんでやッ!?」

弧消「全員分のカレーを用意するのに植島クンだけの好みに合わせておけないよッ!」

植島「な、ならそれぞれ種類別に作ってやな……」

弧消「ボクは超高校級の料理人じゃないから、さすがにそこまでのことを手際良くやるのは無理だよ!」

植島「そんな後生なぁ~!」

結局数分間の間、ボクと植島クンの不毛なやり取りは続いた。
結果としては植島クンが根負けしたけど。


【Info】
植島との親密度が上昇しました
植島との関係が『知人』になりました
ダンガンパワーを1つゲットしました(現在5個)
明後日、キャンプファイアーイベントが確定しました


↓2
プレゼントを渡しますか?

渡さない

とりあえず油いも渡そう

油芋



弧消「植島クンの要望を聞けなかった代わり、じゃあないけど……これあげるよ」

植島「お? なんやこれ……菓子か?」

植島「サンキュー! 最近夜食に困ってたからこういうの欲しかったんや!」

弧消「夜食って……あんまり摂りすぎると太るよ?」

植島「ええねん! オレは男やからそういう体型の悩みはあらへんねん!」

まあ、確かにそうかもしれないけど……


【Info】
植島との親密度が上昇しました

合唱部と佐村河内にフラグ立ちかけてて笑える

蛇村河内が毒で死んだら笑える

佐村河内のヴィジュアルでヤンデレにつきまとわれるってだけで草



【弧消のバンガロー】


ぴんぽんぱんぽーん!


モノクマ『えーと、希望ヶ峰学園林間学校実行委員会がお知らせしまーす!』

モノクマ『ただいま夜10時となりました。炊事棟は施錠されます』

モノクマ『涼やかな夜風と虫達のざわめきに包まれつつ、どうぞ良い夢を~』


……今日も終わりか。
外への脱出の手掛かりも、救助を求める方法も。どっちも手掛かりすら無い。

こんな状態で大丈夫なのか……?

でも、明後日のキャンプファイアーはなんだかんだで楽しみだ。雑木林さんや蛇村河内クンも来れればいいな……


【3日目終了】


知人
鷲澤・歌亡院・銀土・植島

顔見知り
正道・火ノ元・蛇村河内・明石・策賀・雑木林・諭鶴羽・藤川・逸見・如月・繁原


アイテム
カットバサミ
イン・ビトロ・ローズ
武神のお守り

特別アイテム
なんでも辞典

ダンガンパワー
5つ

モノクマメダル
3枚



【???】

モノクマ「何これ。ツマンネ」

モノクマ「ボクはこんなほのぼのした林間学校を望んでたわけじゃないっての! こう……殺伐した林間学校を望んでたのに!!」

モノクマ「よし、テコ入れだ」

モノクマ「これ見てるオマエラ! 楽しみにしておけよな!」


藤川さんも知人じゃないか?
…一応仮にもアイドルスキル持ってるのだから歌って踊ってくれませんかねえ(悪い笑み)

今んとこ藤川さんが一番、続いて逸見さんが可愛く見える…
ヒロイン誰だろ

藤川さんミスしたね。次回直しておきます

ってことでモノクマさんが重い腰を上げたところで少し離脱。10分くらいで帰還します

何かあったらどうぞ

ヒロインの座はインビトロローズにかかっている

正統派ヒロイン鷲澤さんだと思ってたわ

藤川さんは小動物系可愛いね
最初はボディーガードって聞いて少佐みたいなルックスのイメージしか湧かなくてモヤモヤしたけど
変猫の月子のイメージ浮かべるようにしたらフィットした

ヤンデレは誰かを殺してこそヤンデレだよね

最近、コギエくんを最初にコケシって読むのがデフォになってる。
作中の皆に広まる可能性はありますか?

雑木林さんを何とか生き残らせたいな

そういや神代さんも最咲さんもBADを除いては誰も殺してないのか
歌亡院さんが正式ルートでクロになるかどうかドッキドッキのワックワックだよ

とりあえず弧消のこけし呼びは繁原さんだけですね今のところは
雑木林さんは寝坊助で朝来ないうえに安価でなかなか選ばれないから……

もう少しやるよ

どうでもいいけど林間をはやしまって呼ぶってかなり重症じゃないか

主人公にヤンデレだとBADからのリトライになりやすいからね

【弧消のバンガロー】


キーン、コーン……カーン、コーン……


モノクマ『えーと、希望ヶ峰学園林間学校実行委員会がお知らせしまーす!』

モノクマ『朝7時になりました! 起床時間となります!』

モノクマ『本日も自然を愛する心を忘れずに、全身全霊で頑張りましょう!』


ふわ……もうこんな時間か。
早く炊事棟に行かないと……


□■□■□


【炊事棟】

今日も雑木林さんはいない……あれ? 珍しく蛇村河内クンが来てる。
歌亡院さんにでも連れてこられたのかな?

……さて、誰と食べようか?


↓2
雑木林以外から1名選択

如月

正道

蛇村河内不可避

佐村ごうち

蛇村河内はモデルに忠実に、中学時代番長をやってたのかな



正道クンとはまだまともに話したことが無かったし、ちょうどいいから話してみようかな?

弧消「正道クン、隣良いかな?」

正道「無論だ」

初めてみたときのまま、どっしりとした物腰でそう言う正道クン。

弧消「ありがと。……正道クンはなんていうか、こんなときになっても落ち着いてるね」

正道「モノクマの言っていたコロシアイのことか?」

正道「確かに恐ろしいが、だからといって泣いて喚いても事態は好転しないだろう?」

正道「なら、今俺達がモノクマにできることは“動じないこと”それだけだ。少なくとも、俺はそう思う」

弧消「なるほど……」

さすがは正道クン。やっぱり頼りになる人だ。

っと……せっかくだし正道クンと言えば気になることがあるんだよな。


↓2
1あれから藤川さんは何もしてきてない?
2拳法家ってことは昔から体力に自信があったりしたの?
3その他自由安価

2



弧消「あれから藤川さんは何もしてきてない?」

初日講堂で見たときは尾行されてたみたいだけど、今はどうなんだろう?

正道「……ああ。藤川“は”もう尾行はしてきてない」

弧消「藤川さん“は”?」

なんだろう。何か引っかかる言い方だなそれ。

正道「……あの気配は藤川のものではなかった。だが、それとは別の気配を最近良く感じるのだ」

弧消「それが誰だかは、まだわからないってこと?」

正道「ああ。……俺から気配を悟られないともなると、かなりの実力者であることは間違いないのだが……」

藤川さんよりも尾行の腕前が高くて、正道クンに見つからないほどの実力者……


誰だろう? 気になるな……


【Info】
正道との親密度が上昇しました
正道との関係が『知人』になりました
ダンガンパワー1つゲット(現在6個)

本物の正道の亡霊だったりして…

【弧消のバンガロー】

自由行動・朝


正道クンを尾行している人、か。やっぱりわかり次第教えてあげた方が良いのかな?
もしかしたらその人が正道クンを殺そうとしているかもしれないし……

さて、これから何をしよう?


↓2
1誰かと話す(相手の名前も)
2土産屋へ(時間経過無し)

蛇村河内

1 雑木林

尾行とか
繁原さんしか思い浮かばん…

確かに探偵が詐欺師を尾行してるとなると納得がいくね



【雑木林のバンガロー 前】

結局初日の顔合わせの日以降まったく顔を見ていない雑木林さんのことが気になり、ボクは彼女のバンガローを訪れていた。


ぴんぽーん!


弧消「…………」

反応が無い。もう1回押してみよう。


ぴんp雑木林「うっさいッ!!」

弧消「いっ!?」

突如扉が物凄い勢いで開き、ボクの顔面を思いっきり強打した。

雑木林「ったく……1度鳴らせばわかるから少しは待つこともできないの?」

弧消「いてて……」

顔を押さえてうずくまるボクを見下すような目で見る雑木林さん。

すごく女王様っぽくしているけど、髪の毛の横の方がぴょんってなってる……あれってもしかして寝癖?


↓2
1寝癖あるけど……もしかしてさっきまで寝てた?
2朝なんで炊事棟に来ないの?
3その他自由安価

正道にプレゼント渡せないの?



弧消「寝癖あるけど……もしかしてさっきまで寝てた?」

雑木林「え?」

弧消「ほら、横のとこ……」

すると雑木林さんはボクが示した方をそっと触り……やがて顔を紅潮させた。

弧消「あの……」


バターン!


……扉を閉められた。

雑木林「髪の毛直すから、帰って」

弧消「待ってるんじゃダメなの?」

雑木林「か え っ て」

扉越しだけどなんでか今の雑木林さんの顔を直視していなくて良かったかなと思えた。

弧消「……わかったよ。一応、炊事棟の厨房に作り置きした朝ごはんがあるから良かったらそれ食べてよ」

雑木林「……ん」

しかし、もしかして食事に来なかったのって朝に弱いから……?
はは……まさかね?


【Info】
雑木林との親密度が上昇しました
雑木林との関係が『知人?』になりました
ダンガンパワーを1つゲットしました(現在7つ)

※雑木林との会話は選択肢によってはプレゼントを渡すことができない場合もあります
 親密度を一定以上上げるとそれが無くなり、プレゼントは確実に渡せるようになります

朝食時はプレゼントは渡せないんだ、すまない


【弧消のバンガロー】

自由行動・昼


えっと、結局雑木林さんとは会話らしい会話ができなかったな……

でも、朝に弱いってのは少し意外だった気もする。まったく近寄りがたいってわけでもなさそうだ。

さて……これからどうしよう?


本日ラスト
↓2
1誰かと話す(相手の名前も)
2土産屋へ(時間経過無し)

蛇村河内

1策賀

1 策賀

92

会話相手が決まったところで今回ここまで。短いけどごめんね

蛇村河内は結構出てはいるんだけどなかなか安価取れてないね……
そして名前すら出てない諭鶴羽や繁原。どういうことだ説明しろこけし

では何かあればお気軽にどうぞ
雑木林さんは朝に弱いから食事に来れなかっただけなんやね


今までのスレよりも主人公以外のキャラ同士の交友関係が分かりやすくてキャラが掴みやすい…気がする

早く夏の日差しの万能キーが欲しいべ
ついに作者からもこけし呼ばわりされるこけしクン…


植島の安心感。いい奴感が出てて良いわ。死ぬ気しかしないけど

女の子は可愛そうなキャラの名前ばっかり挙がっちゃうのはしょうがないんじゃないかな
繁原さんはモデルキャラ世良ってのがあってルックス可愛くな…おっと誰か来たようだ

植島良いよなー
有府とかジョーみたいな人のよさを感じる

>>111は翌日冷たくなって発見された…
乙。明石が一番印象薄いな… 銀土が家族系の動機が来たら危なそう

>>109
今まではなんていうか、いろいろと残念だったからね……

>>110
早く買わないと値上がりする可能性が微レ存?

>>111
ジョーはなんだかんだで生き残ったじゃないか

そうか……すまんな。繁原・世良はわりかし>>1の趣味だったから……やっぱりそういうのはいかんな

>>112
有府がわりと結構語られるね

>>113
動機何も考えてないや……

俺は結構明石推してるからもっと出てきてほしいところだ

ゆづるは先生もっと出してええんやで

せ、世良も可愛く見えるときあるぞ…(震え声)
ただコナンでボクっ娘探偵キャラは偉大な前任者いたからな

繁原さんは気になってるけどチャプター1で死なないよう願掛けのつもりで敢えて取らないようにしてたり
他のメンバーと一通り話し終わったら取る気ではいるけど

探偵は1作目で主人公の横にいたポジ
ってのもあるんちゃうかな。

>>117
探偵甲子園の越水さんか……
あの子も嫌いじゃないよ。あくまで>>1は世良さん派だが

>>118
つまりchapter2あたりから来ると考えていいんですね!?(真顔)

>>119
初代探偵である佐倉さんは初代発明家の首括に焼却炉で燃やされただけだから……

探偵も発明家も今回二人ともまたいるけどさ

なに? 如月さんが繁原さんに焼却炉に投げ込まれるの?(オイ

おう、考えてやるよ(取るとは言っていない)
いや、実際ここ乗り越えたら繁原さんグイグイ行くつもりだけど

キャンプファイヤーがちょっと怖いよな・・・

キャンプファイヤー程度の火力だと凄い匂いしそう

最初の動機をどうするかでなんか頭禿げそうだから動機提示前になったらこっちの更新はお休みになるよ、ごめんね

21時30分頃ちらりと更新予定お願いします

少し早いけどそろそろ開始

りょーかい



【バンガローエリア】

策賀「ん……弧消か」

弧消「策賀クン。どこかに行ってたの?」

どうやらどこかからの帰りであろう策賀クンとバンガローエリアの入り口ではち合わせた。

策賀「ああ。ちょっと周囲の探索をな」

弧消「なるほど」

策賀「それでわかったんだが、やはりこの施設道になってないところは森になっていて、うかつに足を踏み入れるのは危険のようだ」

言われてボクは生徒手帳の地図を開く。
車庫と飯盒炊飯場の間の空白のところとか、こういう場所のことを言っているんだな。

そして策賀クンはそんなボクの手元を覗きこんで、バンガローエリアの右のあたりを指差した。

策賀「そしてちょうどこのあたり……点線のところには行く手を遮るようにフェンスのようなものが設置してあった。両隣には監視カメラとマシンガンのようなもの……無理に進もうとしたらハチの巣になることは明白だな」

弧消「つまり今行ける範囲はこの周辺だけってことだね?」

策賀「ああ。それと飯盒炊飯場の方の点線部分を確認したんだが、こっちも同様だった」

策賀「だがこっちの方には近くの看板に“展望台エリア”と書いてあったな」

展望台エリアか……

弧消「じゃあこっちのバンガローエリアの方にはなんて書いてあったの?」

策賀「……読めなかった」

読めなかったのか……なら仕方ないな。うん、仕方ない。


↓2
1展望台は読めたんだね?
2どうやったらこの先に進めるのかな……
3その他自由安価

一緒に漢字の勉強してみる?



弧消「どうやったらこの先に進めるのかな……」

策賀「さて、どうだろうな。一応俺や一緒に確かめた諭鶴羽の見解としては……“コロシアイが起きるごとに1つのエリアが開放される”といったところだが」

コロシアイが起きるごとに開放……って。

策賀「それに気付くこと自体は難しくないから、おそらく他の連中もそのうち気付くだろう。そして今行ける範囲に脱出等の手掛かりがないとわかれば……」

弧消「その先に何か手掛かりがあることを期待して、コロシアイを行ってしまう……?」

策賀「誰かを殺せばそいつは外に出られて、残った奴らは新しい場所へ行くことができる。もしかしたらその場所で手掛かりを見つけることだってあるかもしれない」

策賀「1人を犠牲にすると思えば、そう悪い話じゃないと考えるヤツだって出てくるはずだ」

弧消「そんなのッ……!」

すると策賀クンは小さく首を振った。

策賀「落ち着け。これはあくまで俺の推論だ」

策賀「この前繁原も言っていたが、現実問題から目を背けても何も解決はしない。そういう現実的な問題を認識するのだって重要だ」

策賀「銀土や植島にそういう役割は無理だろう?」

弧消「うっ……」

否定はできない……。

でも、本当にそういった考えをしてしまう人が出てきたらどうしよう……? いや、まさかね……?


【Info】
策賀との親密度が上昇しました
策賀との関係が『知人』になりました
ダンガンパワーを1つゲットしました(現在8個)


↓2
プレゼントを渡しますか?

渡さない

なし



【弧消のバンガロー】

自由行動・夕

今日ももうそろそろ終わり、か……

ここに閉じ込められてから数日は経過してるけど、そろそろ捜索願とか出されてると思うけどなぁ……ここが希望ヶ峰学園の施設っていうのは間違いないみたいだし、警察がここに気付くのもそろそろ……かな?

さて、これからどうしよう……


↓2
1誰かと話す(相手の名前も)
2土産屋へ(時間経過無し)

こんな冷静でクールな感じ出してんのに漢字読めないとかシュールすぎる

2

1
火の元

ダンガンパワー8になったし値上がりしないうちに夏目アイテム取りに行くの懸命だな



【土産屋】

モノクマ「…………」

モノクマ「…………」

弧消「……おい、モノクマ?」

モノクマ「……はっ! しまった寝ちゃってたよ!」

モノクマ「いやあこんな遅くにお客さんが来るなんて思ってなかったからさ……てへっ☆」

何か腹立つ……まあいいや。

モノクマ「さあ、どうします!? モノクマーケットにモノモノハヤシーン! 選ぶがいい!」


↓2
1モノクマーケット
2モノモノハヤシーン(バージョン1か2も選択)

1

【モノクマーケット】


1・注目の発言力(スキル)(ダンガンパワー×2)
『裁判時の発言力が+2』

2・注目の集中力(スキル)(ダンガンパワー×2)
『裁判時の集中力が+2』

3・超直感(スキル)(ダンガンパワー×3)
『人物指定・コトダマ提示の際に使用可能。集中力1つ消費して選択肢を3つに限定する。連続しての使用は不可』

4・状況判断能力(スキル)(ダンガンパワー×3)
『ノンストップ議論・反論ショーダウンの際に使用可能。集中力1つ消費してウィークポイントを1つ減らす。連続しての使用は不可』

5・なんでも辞典(アイテム)(ダンガンパワー×5)(売り切れ!)
『特殊イベントが発生するアイテム。これを持って鷲澤か諭鶴羽に話しかけると……』

6・快眠抱き枕(アイテム)(ダンガンパワー×5)
『特殊イベントが発生するアイテム。これを持って雑木林か如月に話しかけると……』

7・特盛りスイーツレシピ(アイテム)(ダンガンパワー×5)
『特殊イベントが発生するアイテム。これを持って逸見か繁原に話しかけると……』

8・気配遮断伝授の書(アイテム)(ダンガンパワー×5)
『特殊イベントが発生するアイテム。これを持って藤川か歌亡院に話しかけると……』

9・男のロマン(アイテム)(ダンガンパワー×10)(売り切れ!)
『特殊イベントが発生するアイテム。これを持って女子生徒のいずれかに話しかけると……』

10・救助マニュアル(アイテム)(ダンガンパワー×7)
『あらゆる状況を想定して救助の方法を載せたマニュアル。所持していると誰かが怪我等になったときに応急手当てができるようになる。さらにこれを持って繁原に話しかけると……』

11・夏の日差しの万能キー(アイテム)(ダンガンパワー×7)
『扉はもちろん、矛盾だろうが誰かの心だろうが自分達の未来だろうがありとあらゆる物を解錠することができるという鍵師が製作した鍵のレプリカ。これを所持していると全生徒との親密度の上がり方に補正。さらにこれを持って銀土に話しかけると……』

12・古ぼけた手帳(アイテム)(ダンガンパワー×7)
『とある記者が初めて取材をした際に使ったと言われる手帳。所持していると捜査パートの行動力が+3される。さらにこれを持って蛇村河内に話しかけると……』


↓2
買いたい品物を1つ選択

11

11

11
その矛盾解除してやる

11
コケシくんが状況判断能力を使ったときのセリフも地味に気になる

所持ダンガンパワー
8個→1個


モノクマ「ん? 何々? もしかしてそれでいろんなものを解錠しちゃうの?」

モノクマ「気になるあの子の心の扉? それとも新しい世界への扉?」

弧消「うるさい」

モノクマ「で、あとはどうするの? もうモノモノハヤシーンしかできないけどさ」


↓2
1モノモノハヤシーン(バージョン1か2も指定)
2帰る


今度はスーダン側



弧消「じゃあ、今度はこっちのバージョンをやってみようかな」

モノクマ「南国バージョンね! はいはい了解しました!」

南国バージョン……?


↓2
何回回す?(最高5回。所持モノクマメダル3枚)

できるだけ

3

2回



ガチャガチャ……ポン!
【携帯ゲーム機】ゲット!

ガチャガチャ……ポン!
【百年ポプリ】ゲット!

ガチャガチャ……ポン!
【神の砂の嵐の角】ゲット!


弧消「お。携帯ゲーム機だ」

モノクマ「でも残念! ゲームソフトが無いからゲームをやることはできないよ!」

モノクマ「まあ弧消クンのことだからふっつーのゲームしかやったことないかもしれないけどさ、もしかしたらマニアックなゲームソフトも出てくるかもしれないから頑張ってモノモノハヤシーンやっちゃいなよ!」

……何かいちいち頭に来ることを言うなぁ。



【弧消のバンガロー】

自由行動・夕

さてと。改めてこれからどうしようかな……?

っていうかメダル全部使っちゃったけど、大丈夫かな……?


↓2
話したい生徒1人指名

蛇村河内

ジャムら河内



【蛇村河内のバンガロー 前】

ぴんぽーん!


弧消「……っと。手紙を入れないといけないんだっけか」

どうもまだ癖でインターホンを鳴らしちゃうなぁ……

そう思いつつボクは持参した紙とペンを取りだし、来訪した旨を書いてそれをそっと扉の下から入れる。

そして待つこと数分。扉が開いた。

蛇村河内「……待たせたな」

弧消「ううん。こっちこそいきなり訪ねてごめんね」

蛇村河内「…………」

蛇村河内「それは構わないが、何か用事か?」

うーん……何を話そうか。
あまり耳のことについて深く聞くのもいけないだろうし……


↓2
1なかなか外に出ないけど、なんでなの?
2歌亡院さんとは結構仲良いみたいだけど、やっぱり話が合ったりするの?
3その他自由安価

2

2



弧消「歌亡院さんとは結構仲良いみたいだけど、やっぱり話が合ったりするの?」

蛇村河内「…………」

蛇村河内「……そうだな。やっぱりどっちも歌関連の才能で希望ヶ峰学園にやってきただけのことはあって、話は合う」

弧消「あー、やっぱりそうだよね」

となると、彼女ともそういう話で盛り上がるのか……なかなか想像できないけど。

蛇村河内「……彼女は飽き症みたいだが、それでも話を聞く限りじゃあなかなかの努力家だ。合唱という一点に限定してだが」

弧消「うん、それはボクも聞いたことあるけど……」

蛇村河内「…………」

蛇村河内「……そうだな。他人に話をできるくらいに続いているようでなによりと思ったよ」

? それってどういう……?

蛇村河内「……今のは忘れてくれ」

ええ……? そう言われると気になるんだけどな……


【Info】
蛇村河内との親密度が上昇しました
蛇村河内との関係が『知人』になりました
ダンガンパワーを1つゲットしました(現在2個)


↓2
プレゼントを渡しますか?

渡さない

渡さない



【弧消のバンガロー】


ぴんぽんぱんぽーん!


モノクマ『えーと、希望ヶ峰学園林間学校実行委員会がお知らせしまーす!』

モノクマ『ただいま夜10時となりました。炊事棟は施錠されます』

モノクマ『涼やかな夜風と虫達のざわめきに包まれつつ、どうぞ良い夢を~』


もうこんな時間か……明日はキャンプファイアーもあるし、カレーの準備をしないとな……
そうやってボクは眠りにつこうと目を閉じ――


モノクマ『なんて簡単に話が進むと思ったか! だからオマエラゆとり世代は甘いんだよ!』

モノクマ『ってわけで全員! 大至急講堂に集まるように! 学園長からのありがたーいお言葉を授けよう!』

モノクマ『あ、蛇村河内クンに関しては歌亡院さんに任せるよ。きっちりかっちり連れてきてね?』

モノクマ『もし来なかったらどうなるか……まあ、言わなくてもなんとなくはわかるよね?』

モノクマ『そんじゃ待ってるよ~!!』


――ようとしたところでそんな言葉が聞こえてきた。

……講堂に集まれって言ってたけど、なんだろう? とてつもなく嫌な予感がするけど……。
でも、行かないと何されるかわからないし……行くしかない、か。



【講堂】

アナウンスの指示通り、ボクは講堂へとやってきていた。

如月「ん、弧消君で最後みたいだね」

植島「遅いで! まったく、ビビったんかと思ったわい!」

蛇村河内「…………」

火ノ元「蛇村河内もついさっき来たどころだがな」

歌亡院「私が連れてきたんだけどね」

諭鶴羽「それで? モノクマはどこにいるんだい?」

そうやってボクらが周囲を確認していると、舞台の上にモノクマが現れる。

モノクマ「やあやあ! オマエラようやく来てくれたみたいだね!」

正道「こんな時間に呼び出すなど……何を考えている?」

逸見「そうですわ。せっかく寝ようとしていたのに……」

モノクマ「ごめんねー! ただ、なんていうかボクとしてはこのオマエラの醜態が嫌で嫌で仕方なかったんだよ!」

藤川「醜態……?」

策賀「回りくどいな。素直に思ったことだけ言えばいいだろう」

モノクマ「コロシアイがまったく起きる気配がないから退屈です」

銀土「ぶっちゃけやがった……!」

鷲澤「で、でも……そう言われてもコロシアイなんかするわけが……」

弧消「そうだ! お前に何を言われても、ボクらはコロシアイなんか――」

モノクマ「あっ! そうかわかったぞ! これだけ殺人の要素が揃っていて何が足りないのか!!」

するとモノクマはボクの言葉を遮ってそんな不穏なことを言った。

というわけで中断します

いよいよ動機公開やね。とりあえずある程度書き溜めたら投下しておきます
キリが良いところまでとなると、動機云々が終わるところまでかな?

では何かあればどうぞ

中断ってことはこの後やる?

>>169
やりはするけど安価は無いでござる

とうとう来たか……

>>170
了解

これ設備のある分かりやすいところで事件起きたら良いけど森林部分でコロシアイ起きたり証拠隠されたりしたらたまったもんじゃないな
夜暗そうだし

>>173
そ、そのあたりはほら……SSだから(震え声)

あとなんか繁原さんがわりとリーダー? 的な立ち位置になりつつある……ごめんよ植島。君は男子のリーダーで頑張ってくれ……
事件物で探偵はどうしても活躍してしまうからね、仕方ないね(言い訳)

有府と足立…
リーダーの生存率は五分五分か
仲間の支えの有無でリーダーの活躍は大きく変わる気がする

確かに有府は一人で抱え込み過ぎてたな
繁原さんには優秀な探偵助手が必要

いやそれよりリーダー気質持ちっ親睦を深めるためにパーティー的なの企画するってスーダン2的にスゲー死亡フラグだし、おまけに良い奴と来てる植島が一番危ない

植島は名前と肩書きからして熱湯風呂に落とされて死にそう

さむらごうち[ピーーー]

有府の一人で抱え込む感じはわざとやりました
足立は……パーティーの開催をしてもらいましたが>>1の中ではリーダー的な感じはしなかったですかね

では投下するよ! 動機が動機になってるか不安だけどね!

明石「な、なんだよそれ……?」

モノクマ「それはね……動機だよ!」

弧消「動機……?」

モノクマ「そう! 殺人をするに値する理由だね!」

繁原「だが、動機も何もボクらは知り合って数日の関係でしかないんだよ?」

繁原「動機にはいろいろ種類があるけど……そんなもの、一朝一夕に用意できるものじゃ……」

モノクマ「そうだね。確かにオマエラ間での人間関係での動機を期待するにはまだ早いと思ってるよ」

モノクマ「それならどうするか……そこでボクは気付いたんだ! 人を殺してまで外に出たくないってオマエラが思ってるのなら、人を殺してでも外に出たいってオマエラに思わせればいいってね! うはっ、ボクって天才かもしれないね!」

弧消「どういうことだよ……?」

ボクがそう聞き返すと、モノクマは1度咳払いをしてこう言った。

モノクマ「えーとですね。まずオマエラに聞きたいことがあるんですが……」

モノクマ「“オマエラがこの林間学校の施設に来るまでの間の記憶”、誰か覚えているかな?」

……は?

弧消「どういう意味だよそれ……」

モノクマ「いいから答えてよ!」

ここに来るまでの間の記憶だなんて……そんなの……

弧消「……無い」

火ノ元「気づけば、バスの中で寝ていたな……」

繁原「確かに、今の今まで話題にならなかったけど……よく考えると不自然すぎるね」

諭鶴羽「それどころか……そのバスに乗る前の記憶すら、無いんだが……」

ボクらが覚えているのは希望ヶ峰学園に入学式でやってくる前のことと、バスで目覚めてから後のこと。

つまり、“希望ヶ峰学園に入学式でやってきた時”から“バスで目覚める前”までの記憶がすっぽり抜け落ちているのだ。

雑木林「でも、それがどうしたっていうの?」

明石「そーだ! んなもんオレらが忘れてるだけで……!」

策賀「全員が全員、同じ期間のことを忘れてるだなんていくらなんでも都合が良すぎないか……?」

モノクマ「そうだよね。全員が同じ期間のことを忘れてるなんて、もはや誰かの思惑が絡んでいるとしか思えないよね」

モノクマ「例えばボクみたいな愛らしいマスコットキャラの思惑とかね!」

正道「なに……?」

銀土「もしかしてオメェが全部仕組んだって言うつもりじゃねぇだろうな……!?」

植島「んなことありえるんか? だって……それって要するにオレら16人の記憶を意図的に奪ったっちゅーことやろ?」

蛇村河内「……現実味に欠けすぎている」

蛇村河内クンもなんとか話に入りつつ、その荒唐無稽な話は続いていく。

歌亡院「そ、そうよ! 蛇村河内さんの言うとおり、そんなことできるわけ……!」

モノクマ「んー、でもそれならオマエラが入学式に来たあの日に起こった眩暈のようなものはなんだったんだろうね?」

弧消「な、なんでそれを……!?」

逸見「記憶を奪った際に起きた現象だから知ってる……ってことですか?」

確かに、逸見さんの言葉どおりあの眩暈が記憶を奪った際に起きた現象なら……そしてモノクマの言うとおり、ボクらの記憶を奪ったのがモノクマなら。それを知らないはずがない。
だけど……ッ!

弧消「で、でもおかしいって! 人間の記憶を意図的に奪うだなんて、そんなことできるわけが……ッ!」

雑木林「いくらなんでも荒唐無稽すぎると思うわ……」

如月「そ、そうよ! そんなこと絶対に信じないんだから!」

モノクマ「えー? 信じてくれないの?」

モノクマ「でもボクって人一倍嘘は嫌いなクマってことで有名なんだよ? だから信じて欲しいなぁ!」

銀土「で、でもよ……そうだとしたら、つまりオレらって……」

モノクマ「そうだよ。記憶を奪われてるってことはつまりそれまでの時間は結構経過してるんだ。詳しい期間は伏せるけどね」

モノクマ「うぷぷ……すると、その間オマエラの知り合いはどうなったのかな?」

モノクマ「家族は? 友人は? 親戚は?」

モノクマ「だから! コロシアイが起きたらボクがオマエラの記憶を戻してあげるよ!」

火ノ元「……くだらないな」

策賀「そうだ。全員の記憶を奪ったなんて、非現実的だ!」

如月「そんな超常現象、ほいほい起こってたまるかって話だよ!」

そうやってモノクマの言葉を否定する人たちもいるなか、ボクはじっと考えていた。

確かにモノクマの言うことは荒唐無稽だ。とてもそれだけでは信じるに値しない。
しない、のだが……やはりあの眩暈のことをモノクマが知ってるのは気にかかる。

モノクマ「うぷぷ……まあ信じる信じないはオマエラに任せるよ」

モノクマ「でも、せっかくなので今の話を踏まえてオマエラにとっておきのプレゼントを用意したんだ! 今頃各バンガローに到着してるころじゃないかな?」

藤川「プレゼント……?」

モノクマ「それは見てからのお楽しみだよ! じゃあね~!」

そう言い残してモノクマはさっさと立ち去ってしまう。

如月「プレゼント……って、何かな……?」

鷲澤「とてつもなく嫌な予感しかしませんね……」

植島「アイツ、今の話を踏まえてーとか言っとったな。それって……」

明石「今の話って、オレ達の記憶が奪われてるとかいうのだよな?」

雑木林「…………なるほどね」

すると雑木林さんが何かを察したような顔をした。

銀土「あ? なるほどってなんだよ?」

歌亡院「モノクマの言うプレゼントの内容がわかった、とか……?」

如月「本当なの!?」

雑木林「そんなところね。今の妙に信憑性のある記憶喪失の話と、コロシアイの動機になるっていうことを考えると、なんとなくわかったわ」

逸見「ど、どういうことなのですか!?」

繁原「……記憶喪失の話を真実として、コロシアイの動機となることを踏まえると……」

繁原「おそらくそのプレゼントってのは、ボクらの家族や友人といった身内に関係する品だろうね。それも、コロシアイの動機になるってことは“誰かを殺してでも外に出たい”と思うような」

雑木林「ええ。多分、アタシ達がここに閉じ込められてからか……それとも、その記憶が奪われたって言う期間の間のどっちかで、アタシ達の身内に何かあったんでしょう」

銀土「はあっ!? な、何かって何だよ!?」

雑木林「そんなものは知らないわ。でも、そう考えるのが妥当だと思うけれど?」

火ノ元「これは早急に確認をした方が良さそうだな」

植島「せ、せやな! こりゃあ早いところ確認しないとえらいことなるで!」

雑木林さんの言葉に次第にざわめく一同。
ボクも、内心ではかなり焦っていた。

繁原「じゃあ、これからは各自バンガローに戻ってそのプレゼントってのを確認しよう」

繁原「そして明日、炊事棟に集まるんだ。欠席は許さないよ」

正道「確かに、夜ももう遅いしそうするのが妥当だな。そのプレゼントというので乱れた心を落ち着ける時間も必要だろうし」

明石「わーったよ……くそっ、なんでこんなことになったんだ……」

弧消「雑木林さんも……明日は早起きしてよ?」

雑木林「わかってるわよ……」

今日の朝の件で朝に弱いことが判明したので念のためそう言っておくと、雑木林さんは小さく言ってくれた。
よかった。とりあえず明日の朝は来てくれるみたいだ。

歌亡院「蛇村河内さん。明日も迎えに行きますからきちんと起きててくださいね」

蛇村河内「……ああ」

蛇村河内クンの方も問題はないみたいだ。
よし……それならバンガローに戻ってそのプレゼントを確認しに行こう。



【弧消のバンガロー】


そうやって戻ってきたバンガロー。
机の上を見ると、講堂に行く前には無かった物が2つ置いてあった。

1つはDVDのケースで、ボクの名前が書いてあるシールが貼ってある。
さらにもう1つは……小型DVDプレイヤー、のような物だった。これを使ってDVDを見ろということなのだろうか?

弧消「……仕方ないか」

明らかに罠なのだろうけど、やはりあの話を聞いた後だと気になってしまう。
なのでボクはそのDVDをセットして、再生を始めた。


『真名斗! 元気にやってるか?』

『まさか真名斗があの希望ヶ峰学園にスカウトされるなんてね……』

『妹としても嬉しい限りだよ~!』

そこにいたのは……ボクの両親と、妹の姿だった。

弧消「なんで、こんなものが……」

そんなボクの呟きも気にせず、画面の向こうのボクの家族は喋りを続ける。

『その、なんだ。クラスメイトのみんなは個性的かもしれないが、真名斗も負けずに頑張れよ!』

『お父さんは本当にこういうとき口下手ねぇ』

『お兄ちゃん! 勉強や他の人たちに埋もれないようするのもいいけど彼女を作るのも忘れないでね!』

『あら、それは良いわねぇ! 真名斗は草食系だから、肉食系の女の子の方が良いのかしらね?』

『お前達……なんでそうやってすぐに色恋沙汰に話を持っていこうとするんだ……』

そうやって話をしている家族を見て、目頭が熱くなるのを感じた。
……でも、こんなものを見せてモノクマは何を――


ザザザッ!!


――直後、砂嵐音と共に画面が暗転。
その後元に戻った画面に映った光景は……言葉に表すのが難しいほどにボロボロになった家の風景だった。ボクの家族の姿は、無い。

弧消「なっ……!?」

その突然の光景に言葉を失っていると、ふとあの耳触りな声が聞こえた。

恋愛感情があるかは分からないけど
歌亡院にけっこーなレベルで拘束というか管理されてないか蛇村河内…「私が居ないとダメなんだから」的な感じで



『超高校級の幸運として希望ヶ峰学園にやって来た弧消真名斗クン……彼の家族は平凡ながらも、幸せな家庭でした』

『そんな家庭の息子である弧消クンが希望ヶ峰学園に選ばれて、両親や妹さんもさぞ喜んでいましたね』

『そんな幸せまっただ中の弧消真名斗クンの家庭に降り注いだ謎の事件! それは一言で現すのなら、絶望的な事件でした!』

『でもこの記憶が無い弧消クンは、これが真実かどうか気になっちゃうよね? そうだよね?』

『うぷぷ……正解が知りたいなら、誰かを殺すしかないよ! キミが、コロシアイ林間学校の幕を上げるしかないんだ!』


……なん、だよ。これ……?

呆然としていたボクの口から発せられたのは、単純明快な悲鳴にも似た叫びだけだった。


弧消「なんなんだよおぉぉぉぉぉ!?」



【リザルト】


知人
鷲澤・歌亡院・銀土・植島・藤川・雑木林・策賀・蛇村河内・正道

顔見知り
火ノ元・明石・諭鶴羽・逸見・如月・繁原


アイテム
カットバサミ
イン・ビトロ・ローズ
武神のお守り
携帯ゲーム機
百年ポプリ
神の砂の嵐の角

特別アイテム
なんでも辞典
夏の日差しの万能キー

ダンガンパワー
2つ

モノクマメダル
0枚

ってわけで今回ここまで
動機は1と2の合わせ技にしてみた。反省はしてないし後悔もしてない

それじゃあ何かあればお気軽にどうぞ
雑談支援絵意見感想等なんでも構いません。モノクマーケットの品について何か意見もあればモノクマさんが取り入れるかもしれない


こけしクン兄ちゃんだったのか
声伽→パーカーみたいなクリティカルアイテムって今回も考えてる?


逸見さん絡んでた印象あるのにまだ顔見知りか

>>191
ごめんよ……あれ、即興で決めてたから今は考えてないんだよ……

>>192
顔合わせ以降1回絡んだけど男のロマン使ったからね、仕方ないね

蛇村河内のDVDだけ右下に手話するモノクマが写ってると思うと草生える

>>194
1の中では字幕のつもりだったのにもう右下で手話してるモノクマが頭から離れない

指無いだろwwwwww

>>194
笑わせんなwwwwww

デタラメな手話やった人っぽいのが出るんじゃないの?w


蛇村河内パパ『蛇村河内! 元気にやってるか?』
モノクマ「…」バッバッ バババッ!

蛇村河内ママ『まさか蛇村河内があの希望ヶ峰学園にスカウトされるなんてね……』
モノクマ「…」ババババッ!

蛇村河内妹『妹としても嬉しい限りだよ~!』
モノクマ「…」バババッ!


こんな感じで右下で手話やってんのかな
シュールだ

今日はちょっと更新無理そうなんで明日再開しますね
何か気になることあればお気軽にどうぞ。答えられる範囲のものは答えます

こけしスレもいいけど綴スレの方にも動きが欲しいかな

>>201
おお、ごめんなさい
一応この更新の仕方にも考えがあってのことなので……

とりあえずそろそろ綴スレの裁判も始まるので、もう少しお待ちあれ……

どうでもいいことだけど季節の設定とかある?

>>199

動機の効果が半減ッッッ!

>>199
それだとあの偽の手話を思い出す

>>201え?綴さんの動くこけし?(難聴)

>>206
摩耶「ちょっと来い」

肉食系の女の子…
ヤンデ…

もしかしたら今日も無理かもしれない
ごめんなさいやで工藤

体調悪かったり、忙しかったら、無理しなくてもいいですよ…

良いですよ
この1ならエタる心配ないから安心できるし

遅くても明日には再開するんで許してくださいなんでもしますから!

今日はたぶん無理。やれる! って連絡無かったら察してください

なんでもいいなら主人公達の会談をしてもらおう(ゲス顔

今日も無理だったよ、ごめんね
明日はどうだろう、わかんない

(現実の方)頑張って下さい、
後日も報告をお待ちしております。

>>215
明日はきっと書ける。そう信じてます

何も更新無いのは寂しいのでスリーサイズでも投下しておきます
毎度のことながら携帯からの投下なので縦長なのはご勘弁を

鷲澤芳佳 C
身長156cm
体重48kg
バスト83cm
ウェスト60cm
ヒップ84cm

雑木林恵美 D
身長166cm
体重51kg
バスト86cm
ウェスト59cm
ヒップ87cm

歌亡院奏 C
身長164cm
体重49kg
バスト84cm
ウェスト60cm
ヒップ86cm

諭鶴羽瑞稀 F
身長169cm
体重53kg
バスト93cm
ウェスト62cm
ヒップ89cm

逸見燈華 A
身長161cm
体重49kg
バスト79cm
ウェスト60cm
ヒップ85cm

藤川黒紗 B
身長165cm
体重50kg
バスト81cm
ウェスト59cm
ヒップ87cm

如月らら D
身長163cm
体重52kg
バスト86cm
ウェスト61cm
ヒップ85cm

繁原明子 AA
身長167cm
体重51kg
バスト77cm
ウェスト59cm
ヒップ86cm

>繁原明子 AA
(絶望してファントムが生まれる音)

家庭教師でFかぁ

植島がうえきの佐野
策賀がサイコパスの宜野座
火ノ元がワンピースのルッチ
蛇村河内が佐村河内
のイメージ

>>218
男装タイプの神代さんもAAだったからね、仕方ないね

>>219
何か矛盾というか、違和感を覚えても軽く一笑する感じでスルーしてくだされ

>>220
最後……ww

羨まけしからんと思っただけで変ではないですよー、スキルに魅惑のボディがあったしね

如月ちゃんがロリ体型であきちゃんはサラシかなんかで抑えこんでる隠れ巨乳だと確信してたのに…僕の気持ちを裏切ったな!

>>222
これで各スレ女子生徒でバストサイズトップは
御陵スレ→神原さん89cm
夏目スレ→兎呑さん92cm
綴スレ→藍原さん91cm
弧消スレ→諭鶴羽さん93cm
となりましたね

>>223
裏切ったつもりは無かったんや、すまんな工藤

日付変わりまして本日金曜日の更新ですが、可能なら22時頃。無理ならあぼんとなります

本当にごめんなさい。そのうち本編でこけしがラッキースケベをするかもしれないのでそれで勘弁を……

ではおやすみなさい
意見や支援絵等はいつでも歓迎となります

コケシ君の幸運で
>>1の書けない不運を
モノクマメダル取得
幸運に…

如月さんロリじゃないのか…そっか…そっかあ…

>>227
むしろスキル的な意味でロリよりスタイル良い感じなのかなと勝手に思ってた
自己解釈すまんな……いや、マジで


あと更新今日も無理ぽ
明日には更新するよ……

【モノクマCM ~気になるあの子と倉庫に編~】

坂の上にある高校。その資料室に置かれた一冊の本がモノクマーケットに入荷予定!

鷲澤「な、なんで私と倉庫に閉じ込められたいって思ったんですか……?」

弧消「いやいや! これはなんていうか思いもよらない事故みたいなもので!」

小動物系図書委員とイケない雰囲気になれたり……

雑木林「んのっ……どこ見てるのッ!!」

弧消「あだあっ!?」

孤高な森林警備員の秘密地帯を覗けたり……

歌亡院「あっ……ど、どこ触って……!」

弧消「ち、違うこれは事故だよッ!」

飽き性合唱部の胸を触れたり……

諭鶴羽「ううん……」

弧消(なにこれ。なんでこんな状況になってるの!?)

魅惑の家庭教師の胸を押し付けられたり……

逸見「ダ、ダメですッ! それを引っ張ると着物が脱げッ……!?」

弧消「え? え?」

メイド茶道部の着物を脱がせれたり……

藤川「弧消君……」

弧消「うわあぁぁぁッ!?」

残念系ボディーガードのボディーをタッチできたり……

如月「は、初めてだったのにぃ……」

弧消「ごめんごめん本当にごめんッ!!」

ドジっ子発明家の初めて(詳細不明)を奪えたり……

繁原「あー、もうちょっと右かな?」

弧消「わ、わかったよ……」

ボクっ娘探偵の太ももに挟まれたりと……

まさに使えばラッキースケベ発動のおまじない本!


倉庫〈ダレカココカラダシテー!

蛇村河内「」スタスタ……


――近日入荷予定!
※効果はあくまでイメージで、実際に使った場合と多少の誤差が発生するかもしれません。

明日20時頃かな? こっち更新したらその次から綴さんスレ更新予定
綴さんスレ裁判終わったら再びこっちに戻る感じになります

上記のアイテムは次土産屋に来るときには入荷されてます。お値段は秘密

元ネタわからない人はクラナドを見るんだ!

ではさようなら。3日近く空けてごめんなさいね……

おk、なぜか動くこけしを持ったこけしが見えた…

蛇村河内は聞こえないのか…

蛇村河内(…俺は何も聞いてない)スタスタ

こけしのこけし(意味深)

【弧消のバンガロー】


ぴんぽんぱんぽーん!


モノクマ『えーと、希望ヶ峰学園林間学校実行委員会がお知らせしまーす!』

モノクマ『朝7時になりました! 起床時間となります!』

モノクマ『本日も自然を愛する心を忘れずに、全身全霊で頑張りましょう!』


……あの忌々しいDVDを見た翌日の朝。
気分がどん底にまで沈んでいたボクだったけど、もうこの時間に起きるのは習慣になっているのか意外と起きることができた。

弧消「……はぁ」

でもやっぱり気分は最悪で、目覚めて早々にため息が出てしまう。
他の皆はどうだったんだろう……? やっぱりボクと同じで、家族の様子が映っているDVDだったんだろうか?

とにかく、まずは炊事棟に行かないといけない。
全員揃っている……そう信じて。


□■□■□


【炊事棟】

結論から言うと、全員が揃っていた。
ただしその顔つきは誰もが重苦しく沈んでいて、やはり昨夜のDVDが尾を引いているというのが見てわかる。

植島「けっ……やっぱこないなことになるんやな……」

火ノ元「仕方ないだろう。記憶がどうとかの話でさえ混乱してしまうのに、それに加えてあのDVD……」

藤川「混乱するな、というのが無理な話」

その中でも比較的動揺が少ないであろう3人がそう言っていると、ふと口を開いた人がいた。

繁原「……よし、全員揃ったみたいだしそろそろ本題に入るよ」

それは繁原さんだった。

銀土「本題っつってもよぉ……」

逸見「具体的には何を話すのでしょうか……?」

繁原「それはもちろん、これからの方針だよ」

弧消「方針って……」

繁原「いいかい? 今モノクマから全員にコロシアイの動機が与えられた以上、コロシアイが起きる可能性は大なり小なり上がってしまっている」

繁原「記憶を失っているという話でボクらの動揺を誘い、そこからのDVDで“誰かを殺してでも外に出たい”という気持ちを煽っているんだ」

明石「そ、そりゃあ……」

繁原さんの言葉に明石クンが黙ってしまう。

正道「それで? そこからどうやって巻き返す?」

繁原「ボクから言えることは1つだけ。モノクマの思惑に乗せられることなく生徒間の交流を深めるんだ」

諭鶴羽「……殺すという考えが出てこなくなるくらいに仲良くなれ、ということかい?」

情に訴える、といった感じだろうか。
確かに親しくなればなるほどコロシアイは起きにくくなりそうだけど……

待ってたで

待ってたぞ工藤!

繁原「モノクマはボクらの関係を切り崩して、コロシアイに発展することを望んでいる」

繁原「それならその関係が切り崩されないくらいに、強固にするべきだとは思わないかい?」

銀土「言ってることはわからなくもねぇけどよ……」

蛇村河内「……具体的にはどうすればいい?」

繁原「そのあたりは植島君や火ノ元君、あと藤川さんが知ってるんじゃないかな?」

すると不意に話を振られて3人が顔を見合わせる。

植島「は? そこで何でオレらが出てくるっちゅーねん?」

繁原「だってキミ達、何か面白そうなことを考えてたみたいだしね」

そうか……キャンプファイアーのことだな?

植島「なんや……知ってたんかいな」

火ノ元「探偵に隠し事はできないな」

藤川「……完敗」

鷲澤「それよりも、何の話なんですか?」

弧消「みんなの仲を深めるために植島クンが提案して、3人で秘密裏に進めてたんだよね?」

繁原「なんだい、こけし君も知ってたのか?」

まあ、調理担当になっちゃったしね。

策賀「なるほど。確かに、今の話の流れも踏まえると悪くない話だろうな」

如月「うんうん! 私も賛成だなぁ!」

歌亡院「まあ、確かに断る理由はないけれど……」

と、そうやって賛成の意見が次々に出てくる中で唯一雑木林さんが反論をした。

雑木林「悪いけどアタシはパス。こんな状況でキャンプファイアーなんて、バカじゃないの?」

植島「な、なんやて!?」

諭鶴羽「だが、繁原の言っていた“各生徒間の仲を深めるため”には絶好の機会だと思うけれど?」

雑木林「そうやって仲良くなる前に殺される可能性は考えないわけ?」

じっと睨みあう諭鶴羽さんと雑木林さん。周囲のみんなもその空気に圧倒されたのか、グッと息を飲む。

火ノ元「……わかった。無理に参加しろとは言わない」

すると発案者の1人である火ノ元クンがそう言った。

繁原「そうだね。いくらなんでも雑木林さんの行動に口出しできる権利はボクらには無い」

明石「ええっ!? そんなんでいいわけ!?」

植島「そんなら明石、お前が説得してみせろっちゅー話や」

明石「はは……無理」

火ノ元「だから、気が向いたらでいい。実施の時間はまた後で連絡するから、そのときになったら来てくれ」

雑木林「……ふんっ」

なんとか騒ぎは収まった……のかな?

繁原「もちろん他の人たちも、無理に参加しろとは言わないさ。参加したくないようだったら、そうすればいい」

蛇村河内「…………」

策賀「まあ、考えておくさ」

如月「私は参加しよっかな……」

植島「そうと決まれば善は急げや。一応今日の夜に開催するからそのつもりでおってくれ」

火ノ元「詳しい時間は判明し次第連絡する。無論、雑木林にもだ」

雑木林「…………」

とりあえずはそうして結論付いて、そのまま解散となった。
ボクはカレーの当番だから……夕方頃から準備をしておけばいいかな?

混乱収める側のキャラ
植島→分かる
火ノ元→分かる
繁原→分かる
藤川→!?

【弧消のバンガロー】

自由行動・朝


というわけでまだ詳しい時間は決まってないけど……何をしよう?
一応カレーの準備なら夕方頃からやればいいし、それまでは暇といえば暇なんだけど……


↓2
1誰かと話す(相手の名前も)
2土産屋へ(時間経過無し)

少し離脱します

1 ユズルハ←イベントアイテム持ち

1 明石

藤川

そろそろ始まります

【講堂】

弧消「あれ? 明石クン」

明石「? って、なんだ弧消か」

講堂を訪れるとそこには舞台に腰掛けて座っていた明石クンの姿が。

弧消「何してるの?」

明石「何してるのって……考え事だよ考え事」

やれやれと言わんばかりに明石クンがそう言う。

明石「明子ちゃんや植島達が言ってるのはだいたい正しいと思うけどよ。やっぱどうしても外が気になるんだって」

弧消「外……昨日のDVDのことだね?」

明石「ああ。記憶を失ってるー、ってだけでも混乱必至なのにそれに加えてあんなモン見せてくるなんてよ……」

明石「あーあ、こりゃしばらくは気が休まる暇もねぇかもしれないな……」


↓2
1でもキャンプファイアーくらいのときは気を休めてもいいと思うよ?
2記憶を失ってるのって、本当なのかな……?
3明石クンのDVDは何が映っていたの?(コンマ80以下ではぐらかされます)
4その他自由安価

3



弧消「明石クンのDVDにはさ、何が映っていたの?」

明石「……言わなきゃダメなわけ?」

一瞬、いつもの顔からジッとボクを睨むような顔になる明石クン。

弧消「あっ! そういうことじゃないんだ! ただ……話せば少しでも楽になれることだってあるんじゃないかって思って……」

明石「……わかってるよ。そんな慌てるなって」

明石「弧消が悪気があってそう聞いてきたわけじゃないことくらいわかるっての」

弧消「そ、そう?」

明石「でも悪いな。今はまだ話せないんだよ」

明石「こういうのって確かに誰かに話せば楽になれるかもしれないけどよ、その前に心の整理ってのも大事だと思うからよー……」

弧消「そう、だよね……無神経なこと言ってごめん」

明石「おいおい! そんな辛気臭い顔するなっての!」

明石「それに……もし悪く思ってるんなら諭鶴羽先生とお近づきになるために助力してくれよー!」

弧消「ええっ!?」

こんなときにまで何を言ってるんだろう……でも、気を悪くしているってわけじゃないみたいで、それはよかったかな……


【Info】
明石との親密度が上昇しました
明石との関係が『知人』になりました
ダンガンパワーを1つゲットしました(現在3個)


↓2
プレゼントを渡しますか?

渡さない

安価下

なし

【弧消のバンガロー】

自由行動・昼


明石クン、気を悪くしたわけじゃないみたいでよかった……

さて、これからどうしよう?


↓2
1誰かと話す(相手の名前も)
2土産屋へ(時間経過無し)

1 銀土←鍵のイベント持ち

1如月



【車庫】

如月「うーん……」

弧消「あの、如月さん」

如月「うーん……うーん……」

弧消「…………」

弧消「如月さーんッ!!」

如月「ひゃあッ!?」

車庫。そこにあるボクらが乗ってきたバスの運転席で何かをいじっていた如月さん。その背後から声をかけると如月さんは驚いたようにして肩を跳ねらせた。

如月「って、なんだ弧消君か……驚かせないでよ!」

弧消「ご、ごめん……なんだか声が聞こえてなかったみたいだったから」

如月「あー、ちょっと集中してたから」

如月「このバスの運転席に何かモノクマを操っている人間についての手掛かりは無いかなって思って調べてたんだけど……」

如月「手掛かりは1つも無し。機材を分解すれば何か手掛かりが見つかるかなって思ったけど……それも私には少し難しかった」

弧消「超高校級の発明家なのに?」

如月「……発明家って、その名のとおり何かを発明するのに長けているから発明家なの」

如月「分解にも長けているって思ってたら大間違いだってば」

そういうものなのか……?


↓2
1どうして発明家になろうとしたの?
2昨日のモノクマの話、どう思う?
3如月さんのDVDには何が映っていたの?(コンマ80以下ではぐらかされます)
4その他自由安価

1

3



弧消「話変わるけどさ、どうして発明家になろうとしたの?」

如月「……本当に話変わったね。ビックリだよ」

如月「でも……うーん、改めて理由を聞かれるとそんなに大層な理由は無いんだよね」

如月「むしろ最初の頃は発明家なんてなりたくなかったくらいだし」

弧消「そうなの?」

如月「うん。私の家、いろんな会社の商品開発に携わってきてて……その関係で私もそういう道の仕事を教えられてきたんだけど」

如月「これがまた全然で。お母さんもお父さんも最初の頃は私なんてもう眼中に無かったって感じだった」

眼中に無かったって……

弧消「そうだったんだ……」

如月「で、発明家なんてなってやるもんかーって思うのと同時にそれもやれないようじゃ本当に親から見捨てられるような気がして」

如月「そんなことしてるうちに師匠に出会ったんだ」

弧消「師匠?」

如月「うん。偶然同じ中学に通ってたんだけど、噂を聞いてなんとか弟子にしてくれないかーって頼みこんだの」

如月「で、あとは師匠の元でいろいろ教わって……お母さんとお父さんを見返してるうちにすっかりこの道に没頭しちゃって。気付けば希望ヶ峰学園に来るくらいの腕前になってたってわけ」

如月「ここへの入学を持ちかけられたときのお母さんたちの顔、すっごく嬉しそうだった……そのとき、実力はまだまだだけどもっと発明家としての腕を磨いていずれは師匠を越えれたらって思ったんだ」

弧消「へぇ……」

如月「ってなんでこんな恥ずかしいこと弧消君に話してるのさ私はーッ! 今のは全部忘れてッ!!」

いや、それは無理かなぁ……


【Info】
如月との親密度が上昇しました
如月との関係が『知人』になりました
ダンガンパワーを1つゲットしました(現在4個)


↓2
プレゼントを渡しますか?

いいえ

ゲーム機



弧消「そうだ。これあげるよ」

如月「おっ、ゲーム機じゃん。夜とか暇だからこれさえあれば時間を潰せるね、ありがと」

弧消「言いたいことはわかるけど、あまり夜更かししちゃダメだよ?」

如月「はーいッ!」

まあ、喜んでくれてるようでなによりだよ……


【Info】
如月との親密度がかなり上昇しました

【弧消のバンガロー】

自由行動・夕


バンガローに帰ってくると、玄関のところに1枚のメモ用紙が置いてあった。
おそらく扉の隙間から入れたのだろう。差出人は……植島クンか。


【留守にしてるみたいやから手紙で失礼するで!
キャンプファイアーは今日の夜8時頃に決行や! そんときならまあまあ外も暗くなってるやろうからな!
弧消は当初の予定通りカレーの用意を頼むで! 一応人数分用意したってや!】


……わりと汚い字だなぁ。字は人間を表すみたいなことたまに聞くけど、これってそういうことなんだろうか?

まあそれはいいとして。夜8時からならカレーの準備の時間を踏まえてもまだ少し時間的に余裕はあるな……


↓2
1誰かと話す(相手の名前も)
2土産屋へ(時間経過無し)
3準備を始めるかな(そのままストーリー進行)

1藤川

1 歌亡院

諭鶴羽

特殊イベント持ちの三人(ユズルハ銀土鷲澤)が取れないぃぃ

被害者にならないことを祈れ



【正門】

弧消「あれ? 歌亡院さん」

歌亡院「あ。弧消……こんなところで何してるの?」

弧消「ボクは、散歩ってところかな? もっとも、カレーの準備があるから長いこと散歩なんてしてられないんだけどね」

歌亡院「ああ……確かに弧消って料理上手だもんね。そういう準備役になるのは当然か」

まあ、人並み以上には自信はあるけどそこまで言われるほどじゃ……

弧消「そういう歌亡院さんは何をしてるの?」

歌亡院「私も散歩ってところかな? ジッとしてたら嫌なことばっかり考えちゃいそうだし……」

……それもそうか。

やっぱり、歌亡院さんだってDVDでいろいろ混乱してるよね……何か話を振ってみた方が良いのかな?


↓2
1好きな料理、教えてよ
2大丈夫。キャンプファイアーが始まれば嫌なことなんて忘れられるよ
3歌亡院さんのDVDには何が映っていたの?(コンマ80以下ではぐらかされます)
4その他自由安価

1

3



弧消「歌亡院さんのDVDには何が映っていたの?」

弧消「離せばいろいろ楽になれるかもしれないし……よかったら話してくれないかな?」

歌亡院「……ごめん。言ってることはわかるけど、さすがにいきなりそう言われて素直に話したりはできないかな」

……やっぱりそうだよね。

歌亡院「弧消が気にすることじゃないよ? ただ、私がうじうじしてるから話せないってだけだから……」

歌亡院「だから、もう少し時間をくれないかな? そうしたら、話せそうな気もするし……」

弧消「もちろんだよ。こっちこそ、いきなりこんなこと聞いてごめんね?」


【Info】
歌亡院との親密度が上昇しました


↓2
プレゼントを渡しますか?

NO

渡さない

把握したよ
次からキャンプファイアー開幕だから少し書き溜めて23時前に再開するよ

最初の安価だけやったら終わりかな?
では一時離脱。なにかあればお気軽にどうぞ

師匠ってまさか奴なのかそれとも関係ないのか
どっちにしろ如月さんかわいい

明石くんから加賀美くんの香りがして不安なんだけど
鍵師アイテムって常時発動してるんだよね?

>>280
してます

では再開



【PM20時頃 林間広場】

植島「おーう! 弧消ようやく来てくれたか!」

明石「もう腹減りすぎてどうかなりそうだぜ! カレーを早く振る舞え!」

そうして夜の8時。ボクは飯盒炊飯場で用意したカレーを倉庫から持ち出した台車に乗せて林間広場へとやってきた。

カレーの準備をしていて夕方あたりから林間広場には近づいてすらいなかったけど……そこはもう風景が一変していた。

弧消「凄い大きな組み木だね……これ、火ノ元クンが用意したの?」

火ノ元「無論だ。こういう仕事は俺の役割だからな」

植島「さすがは消防士やな。力仕事はお手の物や!」

繁原「植島君は何をしていたんだい?」

植島「オレは主に机やバーベキューセットの用意や。あれも倉庫にあったから、実際は運んだだけやけどな」

藤川「……私はあっちの準備をしていた」

そうして藤川さんはある方向を指差した。
そこにあったのは……学校の朝礼とかで先生が立つような舞台のようなものと、機材が少し。

弧消「……何あれ」

策賀「マイクやその他の音楽関連の機材だろうな」

植島「お、策賀も来てくれたんやな?」

策賀「まあ……バンガローにいてもすることがないしな」

するとさらに2人の人影が近づいてきた。

歌亡院「何か、藤川さんがあそこで歌ってくれるんだってさ。それに私もデュエットするって形で協力することになっちゃって……」

蛇村河内「…………」

明石「へ? 黒紗ちゃん歌って歌えるの?」

藤川「……もちろん」

植島「オレらも最初聞いたときは『マジかいな!?』って思ったけど、本人がえらいやる気やから仕方なく認めたんや」

火ノ元「まあ、自信があるのなら見守ってやろうじゃないか」

そんな話をしているとさらにぞろぞろと入り口のところからたくさんの人影が。

如月「うわ、すっご! これ随分時間がかかったんじゃないの!?」

鷲澤「ずいぶん本格的な組み木ですね……」

諭鶴羽「案外来て正解だったかもしれないね……」

正道「ふむ。なかなか手が込んでいるな」

逸見「意外とわくわくしてきましたねこれは」

植島「おおーっ! こりゃ千客万来やな!」

火ノ元「これで全員か?」

弧消「……いや、まだ銀土クンと雑木林さんが来てないよ」

その言葉に明石クンが反応をした。

明石「あー、それなんだけどよ。銀土のヤツ、今回はパスだってよ」

正道「ほう?」

明石「やっぱあのDVDでいろいろ思いつめてるみたいでよ……無理強いして連れてこれるような雰囲気じゃなかったし」

繁原「まあ、そういうことなら仕方ないさ。そんな状態の人を連れてきたって心から楽しめるとも思えないしね」

如月「銀土君も含めてまた今度やれたらいいね!」

弧消「雑木林さんは……まあ、予想通りってところだったね」

逸見「協調性の無い人を無理に連れてくる必要も無いでしょう」

諭鶴羽「あの女に協調性が生まれるかどうかも疑問だが……」

それについては何も言えないかな……

鷲澤「それで、どうします? そろそろ8時ですけど……」

繁原「じゃあ植島君に開催の音頭を取ってもらおうか」

植島「オレかいな!?」

如月「提案者は植島君なんでしょ? なら当然じゃない?」

火ノ元「俺と藤川は植島の提案に乗っただけだからな」

藤川「」コクコク

植島「あーっ、わかったわかった! そんならオレが音頭取ったるわ!」

歌亡院「そうと決まれば弧消。さっさとカレーを机に運んでおいて」

逸見「手伝いますわ」

弧消「あ、ありがと逸見さん」

そうやって逸見さんと手分けしてカレーを机に並べ、それぞれあらかじめ用意された飲み物を手に持つ。

うわあ…これはここで死にそうですね…

植島「そんじゃあ火ノ元、準備頼むわ」

火ノ元「ああ」

火ノ元クンが木の棒に火を点け、組み木の前でスタンバイする。

植島「えー、それじゃあ今から第一回キャンプファイアーを始めるとします」

植島「残念ながら全員参加とまでは行かなかったけど、せっかくこうして集まったんや。今回は不参加の銀土・雑木林の分まで楽しもうや!」

植島「じゃあ火ノ元、点火ッ!!」

その指示に従い火ノ元クンが組み木に火を点ける。
それはやがてメラメラと燃え盛り……そのまま空高く伸びていった。

如月「わぁ……」

繁原「これはまた、綺麗なものだね」

諭鶴羽「うむ、そうだな」

植島「よーし、そんなら乾杯やッ!!」

そうして始まったキャンプファイアー。
今は異常すぎる事態だけど……だからこそ、これを通してもっと皆と仲良くできたらと思う。
それは少なくともこの場に参加した人たちも同じ考えだろう。そう信じている……


【Info】
このキャンプファイアーでは5回、参加者と会話をすることができます
その5回の会話が終わればストーリー進行となります


そんなわけで本日ラストや
↓2
会話する人物を指定。ただし銀土・雑木林は不可

キャンプファイヤーは楽しく終わって帰り道ってパターンもあるで

鷲澤

蛇村河内

歌亡院

さりげなく第一回ってお前何回やるつもりだよ

というわけで本日ここまで

キャンプファイアー始まったね。やっぱり林間学校といったらキャンプファイアーだよね

次からは綴スレになるのでしばらくこちらはお休み。綴スレのChapter1が終わったらこっちとなります

個人的には植島がこういった交流を深めるようなイベントをするときのリーダー。繁原さんがその他コロシアイ林間学校のリーダー的役割かな、とか思ってます

では何かあったらお気軽にどうぞ。前スレ>>1000は確認済みです


植島くんにアツアツのおでんを食べさせたい


植島くんの口にアツアツのゆでたまごを突っ込みたい


「絶対押すなよ!」と念を押す植島くんをキャンプファイアー目掛けて突き飛ばしたい

植島くんに
具のないカレーをあげたい。


植島くんにとんでもない無茶ぶりして「そのギャグ、すべってますよ」って言いたい


植島恭兵って上島竜兵が元ネタだったのか
蛇村河内に気をとられて気づかなかった

植島まさかの人気疑惑
どういうことだ説明しろこけし

以下前回の支援絵を短編にしてみました

わりとヒドイこと書いてるけどな
植島くんなら許してくれるだろ



【図書館】

ジョー「……おーい。本当に大丈夫か? オレが取ってやろうか?」

言乃木「……いい。自分で取れる」

ジョー「のわりにはさっきから台がぐらついてて危ないんだけど……」

言乃木「なにかが引っ掛かってて取れな――あ、取れた」


ネズミ「」ヤァ


言乃木「ひっ!?」

ジョー「お、おいッ!? いきなりどうし――うわあぁぁぁッ!?」


ドンガラガッシャアァァァンッッッ!!


ジョー(いってぇ……なんだよネズミくらいで驚いてんじゃねぇよ言乃木よー)

ジョー(つーかなんだ? 何か唇に柔らかいものが……)

そうやって目を開くと……そこには言乃木の顔がすぐ近くにあった。

ジョー(……あー、こうやって見るとやっぱり美人……じゃなくて! これってもしかしなくても……ッ!?)

ジョー「うわあぁぁぁッ!?」

すぐに状況を察したオレは無意識のうちに体を勢いよく起き上がらせる。
すると必然的にオレ達の体勢はオレが言乃木を膝枕するような形になり……

言乃木「ん……?」

あ、オレ死んだ。

言乃木「んん……? アタシ、何をして……」

すると言乃木はぼんやりとそんなことを言ったと思ったら、やがてみるみるうちに顔を赤くした。
クッソォォォッ!! そのまま思い出さないでくれてたらよかったの
にッ!!

言乃木「ジョー……」ユラリ

ジョー「ひいっ!?」

オーラというものがこの世に物理干渉できるのなら、おそらくこの図書館は倒壊の危機に陥ってるだろう。
それくらい今の言乃木はヤバかった。

ジョー「まあ待て落ち着けお前の言いたいことはだいたい察することができるが冷静に考えてみろそもそもこれは事故だし膝枕云々も事故だいいかこの流れにオレの思惑は介入していないつまり何が言いたいかと言うとオレは悪くねぇオレは悪くねぇオレは悪くねぇッ!!」

言乃木「問答無用ッ!!」ドカッ!!

ジョー「ぶべらっ!?」

オレの言い訳も虚しく言乃木の拳がオレの腹部を的確に殴打する。
……コイツ、たまに思うけどそっち方面の才能もあるんじゃねぇの? なんとなくだけど……

ジョー「オレが何したって言うんだよ……?」

言乃木「……初めてだったのに」ボソッ

痛みに踞るオレの耳に言乃木の呟きは聞こえなかった……


【完】

ジョーはきっとリア充死ねとか言うけどわりと自分もリア充なタイプ

言乃木と諭鶴羽の授業も考えたけど言乃木が諭鶴羽にバストサイズ的な嫉妬をしてそれどころじゃなくなりそうなのでやめた
16cm差だからね、仕方ないね……

この二人はバカップルになりそう(コナミカン)

嫉妬といえば御門ちゃんもコンプレックス持ちだったような

人気者であろう夏目と足立に嫉妬しながらも実はリア充なジョー

ジョーって鈍感だったからその点は夏目より最近の主人公っぽい

こっちは綴スレchapter1終わりまでお休みとなります
その間も意見や支援絵等は歓迎ですので、よろしければどぞ

あとここ読んでくれてる人で過去3つのスレ読んでくれてる人ってどれくらいいるんですかね?
よろしければそちらも読んでいただければ嬉しい。展開的な意味で

最初から読んでるけど
マジか、期待してる

最初から読んでますよー
参加したのはこれと夏目の時からですけど

御陵さんの初期から参戦←男装麗人ストーカー安価と兎呑さんにローズ渡した張本人

夏目から合流して全部読みましたよ
支援絵はジョーみたいに大体のモデルキャラ言ってもらえるとやりやすいんでね?

よっしゃ綴さんスレ更新か!ダイイングメッセージ気になって二週間くらい夜も眠れなかったんや!

御陵さんの名付け親がずっと見てるで(・∀・)

ここしか見てないって人が今のところゼロでなにより
まだ見てない人がいたら是非読むんだ(宣伝)

イメージキャラはそのうち乗せてみますかね。たぶん未定が何個か出てきますが……

御陵さんスレから見てます
夏目くんスレでは鍵師を採用していただきました

夏目開人の名付け親も見てるべ

相撲取り(小声)
まあキャラ安価採用された人はついてくるよね

影山詩乃の名付け親も見てる

(キャラ安価に参加して採用された回が両方打ち切られてるけど見てます)

キャラクターメイキングには参加したことないけど、一作目のCHAPTER3あたりからリアルタイムで読んでるよ

全キャラのスーダン風ドットを描いてるけど個性出すのが難しいね

>>319
(本当にッ……本当にッ、すまないッ……!!)
いやマジでごめんなさい

過去スレ読んだかを聞いたのにはね、もしかしたら過去キャラが出るかもしれなくもないので一応確認しておいたのよ
さすがに林間学校編で出すのはどうかな、とは思ってるけども

あと綴スレには新要素加える予定です
オリロンパだからね、仕方ないね

御陵さんスレから見てますよー
安価はレスキュー隊員と綴さんスレで翻訳家を採用してもらいました。なんか凄い差がある2人ですね…

自分は作詞家を出したよ・・・

最初から見てるよー
首括と兎呑さん名前使って貰いました

御陵さんのときから見てます
キャラ作成には綴さんと此処で参加しました
綴さんのとこでスキルいくつか採用されたけどここでは安価何も取れんかったorz

>>325
わりとたくさんの人が来ましたからね

>>1「まあ前回と同じくらいの速さで進むかなー」ポチー

くらいの気持ちで挑んでた当時の自分を張り倒したい

綴さんの名付け親も御陵さんスレから見てるよ

イメージキャラだよ!

弧消真名斗
ココロコネクト 八重樫太一

正道健一
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない ゆきあつ

銀土鋼鉄
ココロコネクト 宇和千尋

火ノ元消太
ワンピース ロブ・ルッチ

蛇村河内破
フェイトステイナイト 間桐慎二

植島恭兵
うみねこの鳴く頃に 右代宮戦人

明石晴夜
ココロコネクト 青木義文

策賀考蔵
アクセルワールド タクム

鷲澤芳佳
ソードアートオンライン シリカ

雑木林恵美
クラナド 藤林杏

歌亡院奏
変態王子と笑わない猫 小豆梓

諭鶴羽瑞稀
中二病でも恋がしたい! 小鳥遊十花

逸見燈華
ココロコネクト 円城寺紫乃

藤川黒紗
変態王子と笑わない猫 筒隠月子

如月らら
名探偵コナン 灰原哀

繁原明子
名探偵コナン 世良真純

蛇村河内は佐村河内のイメージしか湧かないwwwwww

>>1がココロコ好きだということはよく分かった

雑木林は杏か、これは倉庫イベント期待

>>329
さすがにそれをイメージキャラにするのはマズイやん? 知らんけど

>>330
原作全巻とゲームとDVDとBlu-rayと漫画と設定資料集とその他グッズを買うくらいにはファンですよ

>>331
じゃあまずは10円を2つ用意しようか……


ココロコネクト祭りじゃないですか……!

逸見さんに期待です!

ちょっと訂正
藤川さんどっちかって言うと月子より舞弥さんがしっくり来る

ってことで藤川さんは舞弥さんで

ってわけでおやすみなさい
こっちはおよそ来週半ばまで待機かなと予想

その間質問意見雑談支援絵等はいつでも歓迎となります

さようなら、さようなら

支援絵書くにしても蛇村河内は佐村河内で書こうと思います

存在がギャグだからスルーしてたけど蛇村河内が慎二なら桜役……

>>336
このイメージキャラはあくまで>>1の主観だし、まあそのあたりはね?

>>337
桜に当てはまりそうなのがいなかった……

舞弥さんて誰や

>>339
fate/zeroの舞弥さんでございます

展望台エリアからそこはかとなく漂う転落死の香り……

策賀は最初の支援絵もあってAnotherの風見のイメージだったわ

今日は20時頃から更新”予定“です
あくまで予定だからもしかしたら前後したり中止になるかも

よろしくお願いします

把握
任暁ちゃん転校してきたら蛇村河内さんどうなってしまうん

とりあえず30分後くらいに更新してみます



弧消「鷲澤さん、どう?」

まずボクは鷲澤さんに話しかけてみる。
彼女は用意された二台の机の片方でボクの用意したカレーをもぐもぐと食べていた。

鷲澤「カレーですか? もちろん、美味しいですよ!」

鷲澤「やはり王道を外してこないあたり、さすがですね弧消さん!」

弧消「あはは……」

なんだか喜ぶべきか落ち込むべきか困るようなことを言われた気がした……。

鷲澤「でも、カレーを準備していたってことは弧消さんもこのキャンプファイアーについてご存じだったり?」

弧消「一昨日くらいだったかな。植島クンに食事の用意を頼まれてさ」

弧消「まあ、さすがにここまで本格的に用意するとは思ってなかったけど」

鷲澤「ですね……藤川さんなんてすっかりほら」

そう言われてボクはそっと視線を前の方に送る。


歌亡院『CDはこれでいいの?』

藤川『うん。むしろこれくらいしかなかった』

歌亡院『……“君にも届け!”? なんだか聞いたことあるような、無いような……』


……なるほど、すっかりやる気のようだ。

鷲澤「意外とノリノリだと思いませんか?」

弧消「確かにね……」

さて、何を話してみようかな?


↓2
1あのCDって誰が歌ってるんだっけ?
2銀土クンと雑木林さん、来てくれなかったね……
3こうやって楽しむことも大事だよね?
4その他自由安価

2



弧消「銀土クンと雑木林さん、来てくれなかったね……」

すると鷲澤さんの顔が見るからにしかめっ面になった。
しまった……話題を間違えたかな。

鷲澤「……正直言うと、雑木林さんが来てくれなかったのは予想していたことでしたからそんなに驚いてはいません」

意外とはっきり言う人だな……。

鷲澤「むしろ私が心配なのは銀土さんです……明石さんが言うには彼、あのDVDで相当参っていたみたいですから……」

弧消「そういえば……彼の家、鍛冶屋みたいで。家のこと凄く心配してたっけ」

鷲澤「そうなんですか?」

弧消「……うん。鍛冶屋の技術はお父さんから学んだみたいで、今じゃあその修業も良い思い出になっているとか……」

弧消「正直言うとそんなことを言う人だとは思ってなかったから……意外だったなぁ」

鷲澤「…………」

だからこそ、彼があのDVDを見て精神的に傷を負っているのも納得ができる。
ボクは銀土クンのDVDの内容を見てないけど……もしボクの考えてるどおりの内容なら、モノクマが憎くて仕方ない……!


↓1のコンマ80以上で鷲澤がDVDの内容を打ち明けます
それ以外の数値でしたらこのまま会話終了

はい

【Info】
鷲澤との親密度が上昇しました


↓2
次に話しかける生徒1人指名
なお鷲澤とこの場にいない銀土と雑木林は不可

離脱します

蛇村河内

植島

続きは予告どおり20時頃から
やっぱり遅くなるのもいけないけど、早くなるのも考えもんやね



植島「うーっす! 弧消楽しんでるかぁーっ!?」

弧消「あはは……そっちは凄い楽しそうだね」

鷲澤さんのところから離れて少し、不意に植島クンがそうやってボクの肩に手を回してきた。

植島「そら楽しめるモンは楽しんでおかな損やがな!」

植島「まあ、こんなおかしな状況で楽しめるかっちゅう意見もわかるけど、オレはそんなときだからこそずーっと張りつめた空気出してるより適度にガス抜きする方が大切だと思うねん」

植島「お気楽なヤツだなって言われたら返す言葉も無いんやけどな?」

弧消「んー……でも、少なくとも今日参加してくれた人たちはその考えに賛同してくれたんだろうと思うよ?」

弧消「ほら、みんなだって凄い楽しそうだし」

植島「そうか? そんなら発案者として嬉しいことこの上ないで!」

植島「……つってもこっから先のオレの役割なんてほとんどあらへんし、あとは藤川達がメインやけどな。火ノ元はどっちかっていうと事故が起きないよう火元にも気をつけてもらってるし」

確かに、火ノ元クン以外は火の扱いについては素人だ。その判断は間違っていないだろう。


↓2
1このキャンプファイアーの準備って大変だったでしょ?
2これを機に皆の仲が深まればいいんだけどね……
3そもそもこのキャンプファイアーって親睦会のためだけのものなの?
4その他自由安価

1

2

親睦深める以外に崇高な目的あるって言ってたな、そういえば



弧消「これを機に皆の仲が深まればいいんだけどね……」

植島「……なんや。えらい不穏な言い方するやないか」

植島「銀土や雑木林のこと言ってんなら今回は仕方あらへんやろ。そりゃオレとしても2人には参加してほしかったけど、無理に参加させて仲が深まるとも思えへんし」

……言ってることは間違いないし、正論だと思う。
だけどボクが言ってることはそこじゃなくて……正道クンを尾行する人の存在だ。

炊事棟で話を聞いたとき、正道クンは明らかに迷惑そうな顔をしていたし……もしそれが原因で正道クンとその人の仲が不仲になれば、最悪のケースが起きることだって考えられるだろう。
幸い正道クンは今その人が誰なのか把握していないみたいだけど……それもいつまで続くことか。

植島「…………」

植島「あーっ! なんとなく思ってることは察せるけどな! 今は楽しめっての!」

弧消「ご、ごめん……」

植島「ぶっちゃけオレかてこれがきっかけで全員の空気が良くなればいいとは思ってるけど、絶対そうなるなんて思ってないで!」

植島「でも少なくともオレらの仲は多少なりとも深くなってると思ってるけどな!」

……へ?

弧消「植島クン……?」

植島「オレは少なくともこの場にいる人間全員を友人だと思ってるけど、それはオレからの一方通行なら意味あらへん」

植島「弧消はどうや? オレのこと、どう思ってる?」

……そりゃ、もちろん。

弧消「……友達だと思ってるよ」

植島「ほな、こんな暗い話はやめや! 今は男同士の友情を深めようや!」

植島「そやな……とりあえずコーラ早飲み勝負でもするか?」

弧消「そんな勝負は不毛だよ……」

でも、植島クンにそう言ってもらえるのは素直に嬉しかったな……


【Info】
植島との親密度がそれなりに上昇しました
植島との関係が『友人』になりました
行動2回目、終了


↓2
次に話す生徒1人指名
会話済みの生徒は不可

逸見



弧消「逸見さん」

逸見「あら、弧消さん」

机に座ってお茶を飲んでいる逸見さんに声をかける。

弧消「楽しんでくれてる?」

逸見「はい。一応は」

弧消「一応は……って」

逸見「すいません、他意は無いのです」

逸見「ただ……こういう賑やかなところは不慣れでして」

あー……まあ確かに逸見さんが騒いでるところは想像できないからなぁ。


植島『よっしゃあ明石! いっちょ早食い対決といこうやないか!』

如月『おっ! 面白そうなことやってるね! じゃあ私がお肉焼く係になるよー!』

明石『おい待て。何でオレが早食い対決をすること前提にして……』

諭鶴羽『おお、なんだか面白そうなことやってるじゃないか。余興には丁度いいね』

植島『おいセンセ、余興だなんて言葉で片付けないで――って明石! まだスタートの合図してへんのにいきなり食いにかかるなや!』


……あそこの輪は絶対に入りたくないけど。

弧消「何をしてるんだか……」

逸見「ふふっ……」

すると、そんな光景を見て逸見さんが少し笑っていた。

逸見「あ……すいません」

弧消「いや、別に謝る必要はないけど……」


↓2
1いっそのことボクらもあの輪に入ってみる?
2賑やかなのが不慣れなら少しずつ慣れていけばいいんじゃない?
3じゃあボクらは静かにあの炎でも眺めてようか
4その他自由安価

1



弧消「賑やかなのが不慣れなら、少しずつ慣れていけばいいんじゃない?」

弧消「ほら、無理に周りに合わせる必要もないだろうし……逸見さんは逸見さんのペースでみんなと打ち解ければいいんだって」

逸見「そうでしょうか……」

うーん、と腕を組んで悩むことしばし。逸見さんは納得したように頷くと改めてボクに向き直る。

逸見「……わかりました。では弧消さん、少しの間話相手お願いします」

弧消「へ?」

逸見「少しずつ慣れていけばいいと言ってくれたのですから、それまでの間は私が慣れていくまで話相手になってくれるのですよね?」

逸見「ですのでまずは今、少しだけで良いので話相手になってくれればと思ったのですが……」

ああ、そういうことか。

弧消「そういうことなら大歓迎だよ。ボクも逸見さんみたいな女の子と話せるなんて嬉しいしね」

逸見「……もしや口説いていますか?」

弧消「なんでそうなるの!?」

逸見「冗談です」

……賑やかなのが不慣れなだけで、別に会話が不慣れなわけではないらしい。
というか、なんだかボクよりも数段上手な気がしてならないんだけど……気のせいだよね?


【Info】
逸見との親密度が物凄く上昇しました
逸見との関係が『友人』になりました
ダンガンパワーを1つゲットしました(現在6個)
行動3回目、終了


↓2
話しかける生徒1人を指名
すでに話した生徒は不可

諭鶴羽

蛇村河内

ゆづるは

策賀

藤川

如月



弧消「えっと……」

次に話しかけようとしたのは蛇村河内クン……なんだけど、彼は耳が聞こえないらしいのでまずは肩を叩いてボクが話しかけようとしていることを示す。

蛇村河内「……ああ。弧消か」

弧消「蛇村河内クン、楽しんでくれてる?」

弧消「……って、こんなことキミに聞くのもなんだか憚られる気もしたんだけどね」

蛇村河内「……いや、気にすることはない。俺の事情は弧消には責任も関係もない」

蛇村河内「むしろこの場に俺を誘ってくれたことは感謝しているよ。俺だけ誘われなかったとしても、仕方ないから」

言いながら彼は自分の耳をトントンと叩く。

弧消「……何言ってるのさ。蛇村河内クンだってボクらの仲間なんだよ?」

弧消「そんなキミだけを誘わないなんて、ボクも植島クン達も考えてないよ」

蛇村河内「…………」

蛇村河内「そうだな……すまない」

? 一瞬、複雑そうな顔をした気が……?

蛇村河内「だが、そう言ってくれるのは素直に嬉しい。……少なくとも弧消は俺をそうして認識してくれているんだからな」


↓2
1それってどういう意味?
2そういえば歌亡院さんが藤川さんとデュエットするみたいだけど……
3だから蛇村河内クンもどんどん皆と話してみてよ
4その他自由安価

2

2



弧消「そういえば歌亡院さんが藤川さんとデュエットするみたいだけど……」

蛇村河内「……そうみたいだな。確か曲名は“君にも届け!”だったか?」

弧消「それだよ。そもそもそれって何の曲だっけ? なんか聞いたことはあるんだけど……」

蛇村河内「……“放課後ボヨヨンアワー”というバンドのメンバーである澪田伊吹が出した曲じゃなかったか?」

ああ! それだ!
どっかの雑誌でそのバンドの特集が載ってて……それで有名になったんだっけか。

蛇村河内「ちなみにだが、その澪田伊吹はこの希望ヶ峰学園の先輩に値する人間のはずだ」

蛇村河内「俺も、そのバンドの作詞をしてくれと当時はたまに頼まれていたくらいだ」

弧消「そうなの!?」

蛇村河内「……ああ。だが、結局その作詞をしたのは累計で1、2回だけだったけどな」

でもさすが超高校級の作詞家。そんなところでも活動をしているなんて凄いなぁ……

というか、まさかあの澪田さんが希望ヶ峰学園の先輩だったなんて。それも意外だった。


【Info】
蛇村河内との親密度が上昇しました
行動4回目、終了


↓2
ラスト。話したい生徒1人指名
なおこれまで話した生徒は不可

如月

正道

諭鶴羽

火の元

火ノ元



……正道クン、何をしているんだろう? なんだか、みんなとは1歩引いたところから場を眺めるだけしかしてないように見えるけど……

弧消「正道クン。何してるの? ほら、もっとみんなと話したり……」

正道「……いや、俺はここでいい。話すのは苦手だからな」

まあ、そういうタイプの人だとは思ってたけどさ……

正道「それに、今それどころじゃないんだ」

弧消「? それって……」

言われてボクはふと思い出す。
もしかして、正道クンを尾行していたっていう人を突き止めようとしている……?

正道「……ダメだ。何度周囲を確認しても、その瞬間だけ俺から意識を離して自分が俺を監視している事実を隠そうとしている」

正道「正直、かなりの手腕の人間だ。……まったく末恐ろしい」

んー……確かに正道クンでもその正体を突き止めれないあたり、かなり手慣れた人の仕業なんだろうけど……

……どうだろう。ついでと言ってはなんだけど、少しここで聞きたいことを聞いてみてもいいだろうか。
もしかしたら気を悪くするかもしれないけど……


↓2
1別に誰が正道クンを見張ってようが、気にする必要は無いんじゃない?
2なら今はそっちは置いといて、この場を楽しもうよ!
3話すのが苦手……って、もしかしてシャイだったりするの?
4その他自由安価

3

3

見張ってる人がすごい力量なのか
それとも正道が偽者だから実はチョロくてごまかしやすいのか



弧消「話すのが苦手……って、もしかしてシャイだったりするの?」

ドスッ!

途端ボクの腹部に猛烈な痛みが襲いかかった。

弧消「いっつ……ッ!?」

正道「ふざけたことを言うな。俺はそんな人間じゃない」

弧消「で、でもそれなら普通にそう言えば良いのに……」

正道「男同士なら拳で語ったところでなんら不都合はあるまい?」

弧消「あるよ! 主にボクの身体的ダメージが深刻だよ!」

しかしさすがは超高校級の拳法家。尋常じゃないほどの痛みのはずなのに悲鳴を出すことすらできなかった。
おそらく的確に痛みを与えつつ声を出させないような個所を狙ったのだろう……まったく末恐ろしい。本当に恐ろしいのは正道クンじゃないだろうか?

正道「なんだ。鍛え方が甘いんじゃないのか? 俺の筋トレに付き合せてもいいが……」

弧消「いい! それだけは本当にいい!!」

一般人のボクが超高校級の拳法家のトレーニングに付き合うなんて……考えただけでも体が震える。


【Info】
正道との親密度が上昇しました
キャンプファイアー会話イベントを終了します

ってことで本日終わり
次回更新で被害者出せそう。ようやく1人目の退場者や

では何かあればお気軽にどうぞ
次回更新日時は未定です


諭鶴羽先生と一度も話してないような


ゆずるはは明石がしゃべってくれてるよ多分
キャンプファイア参加者がこの時間それぞれどんなことやってたか教えて欲しいな
策賀と繁原さんは会話の輪に居そうだけど火の元とか何やってるか気になる


コンマ神のことだからみんなが好きそうなキャラを[ピーーー]んだろうな(絶望)


そこそこキャラが立ってる子が死ぬんだろな…

植島が死ぬ気しかしない

>>390
まだ顔見知り段階なのは諭鶴羽先生と火ノ元と繁原さんやね

>>391
火ノ元は会話に適度に参加しつつ炎を見つめてそう

>>392
今のところだと逸見さんとか藤川さんかな?

>>393
むしろキャラ立ってる子誰……?

>>394
何故や……何故なんや……!?


あ、レス返し結構忘れてますけど普通に読んでますありがとうございます

ゆづるは先生は入力しづらい名前ってのが安価取りづらい理由にあるかも
こういうキャラは好きだから安価取りたいしなるべく生き残ってほしいところ

おつ
今回は全員いい感じでキャラ立ってる気が
偽正道と甘露寺のモデルキャラが同じなのって何か意図があってのことなの?

>>396
最後の方でわりと諭鶴羽先生取ろうとしてた人はいたんですがね……
そしてまったく名前すら出ない繁原さん

>>397
(まったく意図してませんでしたすいません……)

皆死にそうな人から話しかけてるんじゃない?
繁原さんはクロにも被害者にもならなそうで安心感あるから

↑に書いてある通り繁原さんにはchapter1で退場しないであろう安心感を感じたから選択しなかった

今日は更新無理。
明日も無理。
なので次の更新は明後日を予定しています

>>399
>>400
そうなのか……それこそ意外というかなんというか

気長に待ってます
今更だけど本物正道のモデルキャラガイで偽正道のモデルキャラゆきあつなら、それなりに詐欺師も変装頑張ってるんだな

繁原さんは霧切さんと同じ匂いする
探偵である以上クロにはならないだろうし、キャラ的に被害者にもなりにくそうだし

この>>1の○原さんはいまんとこ1章で死んでる人いないしね
神原さん筆原さん藍原さんと

探偵だからこそ完璧な犯罪がしやすいって聞いたことがあります(ゲス顔

スキル的にクロになることはないんじゃないかな、二重に

風邪が悪化しすぎてもはやヤバいので下手したら明日も無理かも

3日空けるの多くなってきたなぁ……更新速度遅くなったらここ何も残らへんで……

そんなことはないでー


そんな卑屈にならんでも十分楽しませてもらってるよ

体調崩すとおかしくなりがちやから自分……

携帯操作も億劫なのでまとめて報告しておきましょう
現時点で明日の更新は無理。以降の更新予定も未定
次現れるまで更新は難しいものと思ってくれて構いません
なるたけ早く再開できるようにはします。ぶっちゃけラストの大まかなシーンも決まってますし

他何かあるかな……とりあえずこれだけで
連絡することまだあったら連絡します

シャーンスと学者風の転校生、京極さんの別人格、これから出てくるかもしれない人形持ち転校生の他に特別なオリキャラって居ましたっけ?

体調が悪いときに申し訳ないっす

荒巻と偽正道もそうなんじゃない

特別なオリキャラというのはストーリーに深く関わるキャラという解釈でよろしいですか?

そうなると名前の挙がった生徒で間違いないかと。転校生二人はどうなるかわかりませんが
あと現時点での生徒でも重要な役割を担う人もいるかもしれませんね

>>411,>>412
ありがとうございます

たぶん0時くらいに被害者出すところまで投下するよ

見たいけど見たくないっていう・・・


ついにきてしまったね…(粉ミカン)

体調大丈夫ですか?

遂に事件が起きるのか…

現状、多分、植島くんが被害者だと見てる皆、

絶望。

まっ、なさそうだけれど。

↑それフラグだから・・・

探偵が死ぬと予想

誰も死なないことを希望だよ



そうして、キャンプファイアーは続いていった。
銀土クンや雑木林さんが欠席したのは残念だったけど、それでも今いるボクらで楽しんで……彼らの分まで、今はこの場にいるみんなとの親睦を深めるべきだろう。

植島「えー! では待たせたみたいやけど、いよいよ、メインイベントや!」

植島「今から藤川と歌亡院によるデュエットの開幕といくで! 曲名は……君にも届け、だそうや」

すると前方から植島クンの声が聞こえてきた。
見るとそこには藤川さんと歌亡院さんの姿もある。いよいよ彼女達の歌が聴けるといったところか。

繁原「はは……これは意外な組み合わせだなぁ」

繁原「こけし君もそう思わないかい?」

すると近くでジュースを飲んでいた繁原さんが声をかけてきた。

孤消「……確かにね。あんまりこういうこと言うのはアレだけど、藤川さんってああやって人の前に出るようなタイプじゃないだろうし……」

繁原「でも、ああやって前に出て歌を披露する……」

繁原「彼女もこの状況を変化させようと頑張ってくれてるってことだよね」

繁原「このキャンプファイアー、思った以上に場を好転させる良い機会だったかもしれないな」

孤消「うん……少なくとも、このキャンプファイアーに参加していた人たちはみんな仲良くなっただろうし……」

繁原「外からの救助を促すためにも貢献してるだろうしね」

? 外からの救助を促すためにも貢献している……?

繁原「ほら、今はもう結構暗くなってるけど……このキャンプファイアーを始めたころは夕暮れってくらいの時間だったじゃない?」

繁原「それにこの煙の量……おそらくこの施設の外にいる人たちからも見えるだろうしね」

言って繁原さんはスッと空を指差す。

孤消「……でも、こんな煙見てくれる人がいてもそれこそキャンプファイアーか何かだと思われるだけじゃあ……」

繁原「ボクはこの施設に来る途中、おそらく誰よりも早くに目が覚めたんだけど……」

繁原「その時に道中の様子を確認している。……言っちゃあ悪いけど、とても林間学校を行うに適してる感じじゃなかったよ。一言で言うなら、少なくとも道中の道はとても荒れていた」

孤消「そうなの?」

繁原「ああ。そんな荒れた山奥で煙が上がっていたら……不自然に思う人だっていてもおかしくないだろう?」

繁原「もっとも、不自然なのはそれだけじゃないけどね」

すると繁原さんはそう意味深な発言をした。

孤消「? それってどういう……」

ボクがそう言うと同時に、前方から藤川さんと歌亡院さんが姿を現した。
どうやら準備が終わったみたいだ。

繁原「おっと。どうやら準備が終わったみたいだね」

繁原「そうと決まれば今は彼女らの歌に集中してあげようよ。ね?」

孤消「う、うん……」

何やら上手くはぐらかされたような気がしなくもないけど……まあいいか。

歌亡院「えーっと……それじゃあ今から歌わせてもらいます。曲はさっき植島が言ってたとおり……君にも届け! で」

藤川「い、いきます」

いつもの調子の歌亡院さんと、それとは対極に緊張した様子の藤川さん。
そんな正反対の2人だったがやがて最初にマイクを手にしていた藤川さんが歌い始め――


藤川「あなたに送った脅迫状 あぶり出しでI Love You……!」


――そのまま惨劇は広がった。

植島「おおおおッッッ!? なんじゃこりゃ!?」

歌亡院「ちょっといくらなんでも音痴すぎるんじゃ……ッ!?」

蛇村河内「…………」

策賀「おいッ! 今すぐその女を止めろ!」

如月「無理だよ藤川さんこっちの様子に気づいてないもん!」

火ノ元「耳が……ッ!!」

一部を除いてそんな反応をするボクら。
しかし、これは本当に強烈だ……!!

繁原「だったら機材の方の電源を止めればいいんじゃないか……!?」

正道「よし、それなら俺が……せいっ!」

植島「物理的に止めよったで!?」

繁原さんの意見に正道クンが従い、機材の1つを物理的に停止させる。
……というかなんでキック1回で機材が壊れるの? いくらなんでもおかしすぎない?

藤川「あ、あれ?」

するとその異変にはさすがに気付いたのか、藤川さんがきょとんとした顔で周囲を見回す。
……結局そのまま歌亡院さんのソロだけで歌は終わり、藤川さんは如月さんと逸見さんに励まされていた。


□■□■□


【PM22時頃】

植島「つーわけでや。もうすっかり夜時間なわけやけど……」

諭鶴羽「そうだね。すっかり周囲も真っ暗だ」

鷲澤「幽霊とか出てきそうな雰囲気ですね……」

如月「ふふん、もしかして鷲澤さん幽霊とか苦手な人?」

植島「おい! オレの話を聞けや如月!」

如月「はーい」

策賀「……片づけをどうするか、だな?」

策賀クンが本題に入ってくれる。すると植島クンも頷いて肯定した。

植島「正直に言おう。予定としてはもっと終わりは早くするつもりやったんやけど……いくらかオレも楽しみすぎたわ!」

明石「胸張って言うことかよそれ……?」

火ノ元「……まあ、仕方ないさ。とにかく今日はこのままにして明日片づけをすれば問題ないだろう」

蛇村河内「…………そうなのか?」

火ノ元「ああ。準備にすら小一時間はかかったんだ。こんな手元がよく見えない状態で片づけをするとなると、その倍はかかるかもしれないからな」

明石「うげっ……それは勘弁だなぁ」

孤消「ならとりあえず今日は解散で、また明日片づけってことでいいのかな?」

火ノ元「そうだな。一応組み木の周辺に点火用の木材と燃料……あと追加用の薪も置いておくか。風で無くなってたりしたら探すのが面倒だ」

諭鶴羽「モノクマにいろいろ言われるのも嫌だしねぇ……」

藤川「じゃあ私が運んでくるよ……」トボトボ

すると藤川さんが元気を無くしたまま離れた場所に置いてあった木材等を運びに行く。

植島「? なんやアイツ、元気が無いやんけ」

歌亡院「そりゃああれだけダメ出しされたら落ち込みもするわよ……」

孤消「そういえば彼女の歌の後で植島クン、異様に文句言ってたけど……」

植島「おいおい! ありゃあ文句やあらへんがな!」

植島「ありゃあなんちゅーか、単なる意見というかやな……」

諭鶴羽「でも、それが原因で藤川が落ち込んでいるのは事実だと思うがね?」

繁原「歌亡院さんみたいな本職ならともかく、彼女は善意であの場に立っただけだからなぁ……」

鷲澤「そんな人に本気でダメ出しされても……」

如月「植島君サイテー!」

植島「オレが全面的に悪いっちゅーんか!?」

そうやって女性陣からバッシングを浴びる植島クン。
……まあ、植島クンには悪いけどこうやって軽口を叩けるくらいにはみんなの距離も縮んだんだろうし……それならやっぱり今回のキャンプファイアーはやって正解だったんだろう。


そうしてこの日は道具等を広場中央の組み木周辺に置き、解散となった。
残念ながら全員参加とはならなかったけど……それでもこのキャンプファイアーには収穫があった。そう信じて……


□■□■□


【翌日 AM7時頃 バンガローエリア】

繁原「お! こけし君おはよう!」

翌日の朝。アナウンスで目が覚めたボクはいつもどおり炊事棟に向かおうとし……ちょうどバンガローから出てきた繁原さんとはち合わせた。

孤消「おはよう。繁原さん、今日は少し遅いんだね?」

繁原「ん? そうかい?」

繁原「まあ昨日は少しはしゃぎすぎちゃった気もするしねー。多少の寝坊はやむを得ないさ」

孤消「まあ、寝坊って言っても今でも普通に早起きの時間帯なんだけどね?」

そんな話をしながら繁原さんと炊事棟に向かう。
その道中でさらに1人、姿を見つけた。あれは……諭鶴羽さん?

繁原「お、あれは諭鶴羽さんじゃないか?」

孤消「みたいだね」

繁原「諭鶴羽さんおっはよー!」

諭鶴羽「……ああ。誰かと思えばアンタらかい」

すると諭鶴羽さんはそうやって低いトーンで返事をしてくれた。

繁原「? どうしたんだい? なんだか元気が無いみたいだけど……」

孤消「もしかして諭鶴羽さん、低血圧?」

諭鶴羽「……正解。まあ、雑木林みたいに朝寝坊しまくりってわけではないけどね」

……?

孤消「? 諭鶴羽さん、雑木林さんが朝に弱いこと知ってるの?」

諭鶴羽「…………」

諭鶴羽「……まあ、いろいろあってね」

繁原「ふーん……?」

諭鶴羽「そんな探りを入れるような目で見ないでおくれ。別にやましいことは何も無いよ」

繁原「あれ? そんな目で見てたかな?」

諭鶴羽「探偵のくせに何言ってるんだかねぇ……」

そんな話をしながらさらに歩くこと数分。もうすぐ林間広場というところで、不意にボクらは異変に気付いた。

孤消「……なんだか、変なニオイしない?」

諭鶴羽「言われてみれば確かに……どうやら林間広場から漂ってる気もするけど……」

繁原「見て! 林間広場から煙が……!」

言われてみると、確かに林間広場から煙が上がっていた。

諭鶴羽「確か昨日のキャンプファイアーに使った道具は全て林間広場に置きっぱなしだった……」

孤消「道具だけじゃないよ。組み木もそのまま放置していたはず……」

繁原「何だか嫌な予感がするな……とにかく急ごう!」

繁原さんを先頭にして、ボクらは林間広場へと走り出すのだった。


□■□■□


【AM7時15分頃 林間広場】

諭鶴羽「これは……!?」

そこに広がっていたのは、轟々と燃え盛る炎だった。
さらにその周囲には植島クンと火ノ元クンが。

植島「お、おう! 誰かと思えばお前らかいな!」

孤消「何をしているの?」

火ノ元「俺達もわからん。ここに来たときにはすでにこのとおりで……」

繁原「…………」

植島「? どないしたんや繁原……?」

ふと、妙に真剣な顔をしている繁原さんに植島クンが問いかける。

繁原「いや……このニオイ……」

すると繁原さんは視線を組み木の方に向けて……そのまま、叫んだ。

繁原「ッ……!! 急いで全員でこの火を消すんだッッ!!」

植島「は、はぁ?」

火ノ元「どういうことだ?」


繁原「いいから早くッ! このニオイ……人が燃えてるニオイだ!」


ッ……!? 人が燃えてるって……ッ!!

植島「おいおい! それマジで言ってるんか!?」

諭鶴羽「火ノ元。消化用の道具はどこにある?」

火ノ元「それならこっちに水が入ったバケツと消化器が……」

繁原「それだッ!」

すると繁原さんがそのバケツを手に取り、炎に向けてかける。

繁原「クソッ……こんなんじゃダメだ!」

繁原「諭鶴羽さん! 悪いけど炊事棟から水を汲んできてくれ! 他の3人はボクの手伝いだ!」

諭鶴羽「わかったわ!」

植島「なんやねんな本当にィ!!」

火ノ元「了解した」

孤消「うん!」

そうしてボクらは水をかけたり消火器を使ったりして……その炎を消化した。


□■□■□


植島「お、おい! 危ないで!!」

消化して危険が無くなったことを確認した繁原さんがスコップのようなものを持ってきて組み木を破壊しにかかった。

火ノ元「ちっ……」

それを見ていた火ノ元クンも協力し、2人で組み木を破壊する。

繁原「よし……!」

するとその組み木の一角が破壊され、中の様子が確認できるようになった。
繁原さんはもちろん、ボクらも急いで中を確認する。



孤消「これは……ッ!?」

すると、そこにあったのは……


全身を真っ黒に焦がし、
まるで死に物狂いで助けを求めていたように両手を伸ばしている、
……“何者かの焼死体”だった。


諭鶴羽「ッ……!?」

植島「うぇ……なんやねんなこれ……!?」

火ノ元「これは……!?」

その見るも無残な光景に顔をしかめる3人。
無論ボクも顔を背けたくなるような光景だったが……唯一繁原さんだけが視線を逸らさずしっかりとその焼死体を見ていた。



繁原「この小柄な体格……もしかして……」

孤消「繁原さん……?」

その言葉にボクが聞き返すと、繁原さんはふるふると首を振ってその恐るべき事実を口にした。


繁原「この焼死体……間違いないね。これは――逸見燈華さんだよ」


……ガツンと、脳を揺さぶられた感覚に陥った。


Chapter1 燃える絶望輪舞曲 (非)日常編 完
生き残りメンバー
16人→15人

To Be Continued――

こけしのロマンが弾け散った…

oh……逸見さんかよ

初対面の男にいきなり覗かれて死んだ逸見さんかわいそう

ここまで。最初の被害者は逸見さんでした

佐倉さんのときとは違い今回は全身炎にinされてるので文字通りの焼死体です
これやると身元判別が難しくねぇかなとか思ってて今までやらんかったけど、探偵の繁原さんなら体格で判別できるだろと思いました
まあ死体発見アナウンス後で全員が一か所に集まれば嫌でもわかることなんですけど、さすがに被害者が誰かわからないままの引きはどうだろうと思ったので……

あと今回は各Chapterで提示される動機の他にさらにもう1つ、全Chapter適用の動機を用意してます
舞台もオリジナルなら動機も1つくらいオリジナルにしてもええよね

では何かあればどうぞ。ちなみに今回は殺し方も制限は無いです
焼死をした以上、今さらそんなものに気づかっても仕方ないからね(暴論)

うわあああああ逸見さんがあああああああ
焼死のときって手を曲げるんじゃなかったっけとかそういうことは置いといて、逸見さんはショックだ…こけしと良い感じになった矢先に…

名前とったんで絶望がクライマックス・・・

ロマンはフラグだったのか

まあロマン見たらノルマクリアみたいなとこあるし(暴言)

キャンプファイヤーに放り込んだとしたら犯人は男かな
藤川もできそうだけど

>>359>>367でこいつらあぶねぇとは思ったが…
俺の中の正ヒロインが…

>>435
すまねぇ……オリロンパ4つもやってて今さらだけど、ミステリー系統の作品はあまり知らないのよ……
だからそういう知識もぶっちゃけあまり……

あと余談ですが今回の被害者候補は逸見さんと藤川さんでした。キャンプファイアーでの行動で判定してましたよ
どちらにも話しかけてなかったらまた違った展開にしてましたが……

帰ったら逸見さん死んどるやんけ…まあいかにもヒロインって感じの子が死ぬのは原作からだからね…しょうがなくはないね
藤川さん生存は嬉しいがどうにもね

というわけでこちらの次回更新は捜査前までですかね。いつやるかは未定ですが
体調はそこそこ良くなったので更新速度は早くなる……はず

質問や意見その他雑談等何かあればお気軽にどぞ。返答できるものには返答させていただきます

それではお疲れさまでした

書き込んでから加賀美くん辺りが死んだ時に似たようなこと書き込んだ気がすると思い出し見てみたらやっぱり書いてた
どうもChapter1の被害者が出るシーンにリアル遭遇できないタチらしい

植島が死ぬとばかり思ってたから不意打ちだったんでショック大きい…

キャンプファイアの組み木で囲まれた空間の中に落とされてしきりに出ようとしてたってことだよな?
むごすぎる…

日曜日の夕方17時~18時の間で捜査前まで更新となります、お願いします

待ってるよ

おーう了解



Chapter1 燃える絶望輪舞曲 非日常編


……逸見さんが遺体で発見された。しかも、焼死体で。

孤消「お、おかしいだろ……こんなのさ……」

昨日まで、ボクらの中にある空気は楽しげなものだったんだ。
なのに――逸見さんが死んだだって?

モノクマ「おかしくない! 何もおかしくないよ!」

植島「出よったな……!」

そこに現れたモノクマ。植島クンを初めとしたみんなの視線がそっちに一斉に集まる。

火ノ元「おい。この死体……逸見で間違いはないのか?」

モノクマ「そうですよ。さすがは探偵さんだね! 黒焦げになった死体の体格で被害者を判別できるなんて!」

繁原「そんなことはどうだっていいさ。それより、ボクから2つ聞きたいことがある」

繁原「まず1つ目。この事件はボクらの中で起きた殺人事件か?」

諭鶴羽「なに……?」

植島「ど、どういうこっちゃ!?」

繁原「忘れているはずはないだろうけど、ボクらは今“コロシアイをしないとここから出られない”っていう状況に置かれているんだよ?」

繁原「そんな状況で生徒の1人が焼死体で発見されたんだ……殺人と見るのが当然だと思うけど」

火ノ元「確かにそうかもしれないが……」

植島「事故っちゅー線は無いんか?」

繁原「崖から落ちたとか、転んで井戸から落ちたとかならともかく逸見さんは点火されてるキャンプファイアーの中から発見されたんだよ?」

繁原「それも、組み木の中からだ」

諭鶴羽「……事故の線は薄いってことだね」

モノクマ「うぷぷ! そのとおり! 逸見さんはオマエラの中の誰かに殺されたんだよ!」

ボクらの中……って!

孤消「何を言ってるんだ! そんなことあるわけが……!」

モノクマ「おっと! それじゃあ今来ていない人達のためにもアレを流すとしますかね!」

ボクの言葉を遮るようにしてモノクマが言うと、不意にスピーカーからアナウンスのようなものが流れた。


ぴんぽんぱんぽーん!


モノクマ『死体が発見されました!』

モノクマ『一定の捜査時間の後、学級裁判を開きまーす!!』

モノクマ『あ、今回はまず講堂に集まってね! そこでこれからのルール説明をするから!』


……学級裁判?

諭鶴羽「おい、今のアナウンスは何だ?」

植島「それに学級裁判って……」

モノクマ「いいからいいから! とにかくキミ達も講堂に来てもらうよ!」

モノクマ「蛇村河内クンは……まあ、歌亡院さんが連れてきてくれるでしょ」


□■□■□


【講堂】

策賀「ちっ……おい、朝っぱらからどうしたっていうんだ?」

鷲澤「死体……と言っていましたが」

明石「んなのモノクマの嘘に決まってるでしょーよ!」

正道「…………」

ぞろぞろと講堂に集まってくる他のみんな。
やはりいきなり死体が発見されたと言われても、半信半疑のようだ。

モノクマ「んん。これで全員みたいだね!」

如月「全員って……まだ逸見さんが来ていないみたいだけど?」

歌亡院「寝坊かしら……」

孤消「…………」

どうやって話を切り出せばいいのか。ボクはそんなことを考えて無意識に唇を噛みしめていた。

モノクマ「さっきのアナウンス聞いてたの? 死体が発見されたって言ったよね?」

銀土「まさか……」

その言葉に銀土クンが意図を察したのか、顔をしかめる。
するとそんな銀土クンにはモノクマではなく繁原さんが答えた。

繁原「逸見さんは殺されたよ。……焼死体となってね」

その単刀直入な言葉に事情を知らないみんなの空気が重くなる。

明石「……は? マジで?」

繁原「マジだよ。今朝、林間広場にあるキャンプファイアー用の組み木が点火されていて……その中で発見されたんだ」

植島「それはオレらも確認してるから間違いあらへんで……」

雑木林「……そう。いよいよ始まっちゃったのね」

だが1人。雑木林さんだけが軽い調子でそう言った。

火ノ元「おい……」

雑木林「それで? さっきのアナウンスで言っていた学級裁判って……何?」

繁原「そう。ボクの聞きたかった2つ目の質問はそれさ」

繁原「……答えてもらうよモノクマ」

モノクマ「わかりました! それではお答えしましょう!」

モノクマ「この林間学校で殺人が発生した場合、例外なく学級裁判というメインイベントを行います!」

モノクマ「まあ、この学級裁判では“身内に潜んだ殺人犯”……今回は逸見さんを殺したクロだね。それを突き止めてもらうわけだけど……」

モノクマ「いきなりそんなことしたってクロがわかるわけないじゃん?」

策賀「愚問だな。そんなことができるヤツなんて、それこそ超能力者くらいのものだろう」

正道「だからこその捜査時間というわけか」

繁原「学級裁判の前にそうやって捜査時間を設け、各自でクロを突き止めるための証拠や証言を探す……」

諭鶴羽「その後、学級裁判によってそのクロが誰なのかを話し合うというわけか」

藤川「……でも、それってもし私たちが出した答えと本当の答えが間違っていたらどうなるの?」

不意に藤川さんがそんな疑問を口にした。

鷲澤「ですよね……話し合うってことは、最後に多数決か何かで最終的な答えを出すのでしょうけど……」

銀土「その“オレらが出した答え”と“実際の答え”が不一致の場合……ってことか?」

モノクマ「ん、まあ気になっちゃうよね!」

モノクマ「えーと、オマエラの最終的な答えってヤツは学級裁判の最後に投票タイムと称して出してもらう予定なのですが……」

モノクマ「もしその答えと実際の答えが違っていた場合はクロ以外の全員がオシオキとなり……」

モノクマ「逆に見事クロを的中させればクロだけがオシオキとなるわけです!」

モノクマ「どう? 簡単でしょ?」

要するにクロを突き止めればボクらの勝ちで、クロを外せばクロの勝ちとなるわけか。
確かに単純明快で簡単な話だけど……。

明石「ちょっと待てよ。確かに簡単な話だろうけどよ……」

鷲澤「さっきから言ってるオシオキって……何のことですかね……?」

そう。問題はそこの一点だけ。
クロを当てればクロが“オシオキ”され、クロを外せばボクらが“オシオキ”される。
それの意味することとは一体……。

モノクマ「ああ、それ? もうもったいぶらずに言っちゃうけど……処刑だよ処刑」

植島「処刑……ッ!?」

繁原「つまり……殺すってことかい?」

モノクマ「そういうことだね!」

銀土「な、なんでそうなるんだよッ!?」

歌亡院「ふざけないで!」

モノクマ「この期に及んでふざけるわけないじゃん! ボクは本気だよ!」

モノクマ「クロを当てればクロだけが処刑! クロを外せばクロ以外の全員が処刑!」

モノクマ「もちろんクロが勝てばこの林間学校は終わり! クロだけがここから出る権利を与えられるってわけさ!」

孤消「な、なんだよそれ……!?」

諭鶴羽「悪趣味極まりないルールだね……」

雑木林「なるほど……そう簡単にクロの勝ちにさせてはくれないってわけね?」

モノクマ「さすが雑木林さんだね! 話が早くて助かるよ!」

モノクマ「それに比べて他の男子諸君! もうちょっと覇気を持ってくれないと学級裁判を生き残るなんて不可能に近いよ?」

植島「っざけんなや! んな後出しルール認められるわけあるかっちゅーねん!」

火ノ元「クロを指摘できなければクロ以外の全員が死ぬなんて……認められるか……!」

モノクマ「残念でした! ここではボクがルールなんだからオマエラが認められなかろうが知ったことじゃないんだよね!」

モノクマ「ま、そういうわけだから今から捜査……と言いたいところだけどその前にこれをプレゼントするよ! モノクマファイル!」

? モノクマファイル……?

モノクマ「ほら、オマエラって基本的には捜査に関してはド素人じゃん? 繁原さんあたりは手慣れたもんだろうけどさ」

モノクマ「そんなオマエラのためにボクが事件についてのまとめをしておきました! これも捜査の手掛かりにしてほしいな!」

繁原「……その情報に嘘偽りは入ってないね?」

モノクマ「当然です! そんなことしたら不公平だからね!」

モノクマ「じゃあそういうわけで……健闘を祈ってるよ~!!」

最後にそうとだけ言い残してモノクマは舞台から去っていく。
残されたボクらは……終始無言だった。


□■□■□


繁原「……さて。いつまでもここに立ったままじゃ事態はいつまでも進展しないよ」

ふと繁原さんがそう言った。

如月「そうかもしれないけど……」

銀土「逸見を殺した犯人を突き止めろって言われてもよぉ……いったい何をすればいいのか……」

策賀「確かにそれはそうだ。俺達は全員こういう事件の調査については素人なんだからな」

繁原「それもそうだね。……ならボクからアドバイスをするよ」

繁原「普段の日常に殺人なんてイレギュラーが起きた以上、どうやったって違和感というものが生じてしまうものさ。それを細かに観察し、気になるものはとにかく記憶しておくこと」

繁原「指紋の採取やルミノール反応を調べることなんて警察の――それも道具を用意して初めて為せる技だ。みんなはもちろん、ボクだってそんなことまではできない」

繁原「事件前の逸見さんの行動におかしな点は無いか? また、同様に事件前におかしな行動をしている人はいなかったか?」

繁原「そういった細かな違和感を全員で集めて、それを学級裁判とやらで話し合う……おそらくこれが今ボクらにできる最善手だよ」

淡々と繁原さんがそう言い並べていく。
……さすがは探偵と言うべきか。こんな状況になっても動揺はしていないみたいだった。

正道「……わかった」

如月「やるしかないんなら……嫌でもやるだけだよね」

繁原「あと、現場の保全役を2名置いておきたいな。1名だけだと、仮にその人がクロだった場合証拠隠滅される可能性だってあるからね」

諭鶴羽「正論だね」

繁原「さらに出来る限り武術に長けた人を置いておくのが好ましいから……正道君と藤川さんにお願いしたいな」

正道「俺か?」

藤川「わ、私も?」

指名を受けた2人が驚いたような声を出す。

繁原「超高校級の拳法家と超高校級のボディーガードなら武術にも長けているだろうし、適任だと思うけど」

繁原「……どうかな?」

そうやって2人にお願いをする繁原さん。
でもその目は何だか2人をジッと見つめていて――まるで探りを入れているような……?

藤川「わ、わかったよ。頭を使うのは苦手だから……見張りに回る」

正道「仕方ないな……」

繁原「それじゃあ決まりだ。各自一応モノクマファイルってのだけ確認したら捜査を始めようか!」

そうして望まぬままに始まった捜査。
逸見さんを殺した犯人を突き止め……自分達が生き残るために始まった捜査。

当然、気乗りはしない。学級裁判で犯人を突き止めたところでその人を犠牲にしなければボクらが生き残るすべは無いのだから。

でも……そうすることでしか生き残れないというのなら、ボクらはやらなければいけないのだろう。


【Info】
コトダマ【モノクマファイル1】ゲット!
死亡推定時刻は早朝4時30分~5時の間。死体発見現場は林間広場内にあったキャンプファイアー用の組み木の中。被害者は逸見燈華。
全身が酷く焦げていて遺体の状況判別は不可。死体発見時の死体の体勢はまるで助けを求めるかのように両手を伸ばした状態だった。

捜査前までの更新終わり
綴さんスレの更新を挟んだ後で捜査開始となります

捜査って今までどおり安価で進行させた方がいいのかな。なんか自動進行の方が良いという話も聞きますが

では何かあればどうぞ
次回は綴さんスレの更新となりますが詳しい日時は未定でございます


捜査パートは自動進行でいいかもね

おつ
逸見さんはヒロインだと思ってたのに…
捜査は自動でいいよ

正直>>1次第とはいえ、焼死させるのはいささか抵抗があったんですが……殺し方のインパクト重視にさせていただきました
焼死をした以上転落死もバラバラももうやれますねこれは

捜査は自動でいいのかな? まだまだ意見待ってます

さすがにバラバラは……

繁原さんが切り裂きジャックに挑むと聞いて

捜査は自動でもいいかな

捜査はさくさく進めたいし自動がいい
高校生が同級生のバラバラ死体なんか見たらショックで立ち直れなくなりそう…

まあバラバラ殺人はさすがに言い過ぎでしたね。密室殺人はどこかでやりたいけどやれるのか……

とりあえず捜査は自動で行ってみますね
その他何かあればお気軽にどぞ

バラバラはエグいけどやってみて欲しいな
捜査自動で良いと思います!

今日夜の21時頃に綴スレを更新予定でございます

生存報告

更新はまだわからないけど一応ね
来月末までは微妙かな……

やっとか...体に気をつけてください

捜査を自動にしてから書き溜めに時間かかってね……あと今月末まで忙しいのもありまして
とりあえず今日は綴さんスレを更新します。後の更新予定は未定



――捜査開始!


【林間広場】

とは言え何の才能も持っていないボクが事件の捜査をすると言っても、何をすればいいのか皆目見当が付かず……単純だけどまずボクは事件現場へと足を運んでいた。

広場中央にある組み木。今朝繁原さんが組み木の一部を破壊し今では中も詳しく確認できるようになっていた。当然火も消えている。

繁原「……ふむ」

その組み木のところに1人の人影が。繁原さんだ。

孤消「繁原さん……」

繁原「……あ、こけし君。キミもここを調べに来たのかな?」

孤消「うん。何をすればいいのかわからなかったからってのもあるけど、とりあえず現場の捜査はしとくべきかなって」

繁原「うん、それは正しいね。まず事件現場の捜査をするのは第一だ」

繁原「もっとも今回の被害者である逸見さんは焼死体となって発見されている……その遺体も当然ながら酷い状況になってるけど、それでもここを調べるかい?」

孤消「当然だよ。そうしないと学級裁判で出遅れちゃうからね」

繁原「……へぇ。なかなか度胸があるみたいだね」

ボクの返答に繁原さんは意外そうな顔をした。

繁原「それじゃあ一緒に遺体の確認をしようか。無理だと思ったら素直にボクに声をかけてくれよ」

孤消「うん」

そうして組み木の中に顔を覗かせる。

途端ボクの鼻に襲いかかってきたのは肉が焦げたような臭い。とてつもなく嫌な感じの。

孤消「うっ……」

だけどここで怯えてても仕方ない。ボクは意を決してそのまま逸見さんの遺体を確認していく。

……モノクマファイルの記述どおり見ただけじゃ身元の判別は困難なほどに焼けているな。それに、両手が伸びるような体勢になっている。
多分必死に両手を伸ばして助けを求めるようにしていたのかも……

繁原「それ、おかしいよ」

孤消「えっ?」

ふと繁原さんがそんなことを言った。

孤消「おかしいって……何が?」

繁原「こけし君には馴染みのないことだろうけど、普通人間の焼死体って両腕を曲げるようになるものなんだ」

繁原「だけどこの遺体は両手を伸ばすようになっている……」

孤消「確かに、その情報が本当だとしたら妙だね……」

繁原「さらにもう1つ。この遺体の首元に注目してほしいんだけど……」

すると繁原さんはそのまましゃがみ、遺体の首元をジッと見るのだった。
うっ……さ、さすが探偵。手慣れてるなぁ……。

繁原「何かの燃えカスが残っているんだ。それも、遺体の首を覆うような形でね」

孤消「服の燃えカスとかじゃないの?」

繁原「まあ、そう考えるのが妥当かもしれないけど……これも手掛かりとしては重要かもね。一応覚えておくといいよ」

探偵の忠告なら聞かない手はないか。よし、覚えておこう……。

孤消「うーん……」

そうしてそのまま少し組み木の周囲を何気なく確認する。
……ん? あれ、おかしいな……、

繁原「? どうしたんだい?」

孤消「いや、組み木の周りに置いてある道具がなんていうか散乱してるから……」

繁原「ああ、それはきっと犯人が逸見さんを炎の中に入れるときにそうなったんだと思うよ」

繁原「いくら女の子とはいっても、人間1人を組み木の中に放り投げるんだからね。多少周囲が散乱して当然なんだ」

孤消「じゃあこのプラスチックの容器がへこんでいるのも……」

繁原「たぶんそれを踏み台にしたんだと思う――ん? これは……」

すると繁原さんは視線を地面に移したまま、そんなことを呟いた。

孤消「どうかした?」

繁原「いや……ここ見てよ。血痕がある」

孤消「血痕って……!」

言われてボクも急いでそこを確認する。……確かにそこには血痕と思われる赤い跡が残っていた。
しかもそれは……倉庫の方に続いている。

繁原「どうやら、倉庫も調べるべきみたいだね」

繁原「こけし君はどうする? キミも倉庫を調べるって言うのなら、一緒に調べるかい?」

孤消「……そうだね。じゃあお願いするよ」

そうしてボク達は林間広場から場所を倉庫に変えるべく、足を運ぶのであった。


【Info】
コトダマ【焼死体の特徴】ゲット!
普通焼死した死体は両腕を曲げるようになるらしい。

コトダマ【地面の血痕】ゲット!
倉庫から林間広場中央の組み木に続くように血痕が残っていた。

コトダマ【繁原の証言】ゲット!
死体を調べた繁原によると死体の首元に何かの燃えカスがあったとのこと。

コトダマ【散乱した道具】ゲット!
組み木周辺に放置したままの道具類は事件当時散乱した状態になっていた。

コトダマ【組み木の高さ】ゲット!
火ノ元作成の組み木は本格的な出来で、その高さもかなりの物であった。

コトダマ【へこんだ容器】ゲット!
組み木の周辺に置いてあった点火用の燃料が入った容器の1つが不自然にへこんでいた。


【倉庫】

火ノ元「……孤消と繁原か」

するとそこにはすでに1人先客がいた。火ノ元クンだ。

孤消「あれ、火ノ元クンもここを調べに来たの?」

火ノ元「そんなところだ。……遺体はすでに調べてあるからな」

繁原「へぇ。キミはああいう遺体を見るのに抵抗は無いんだ?」

火ノ元「仕事柄嫌でも慣れるものだ。とはいえ回数は繁原と比べると圧倒的に少ないだろうがな」

それもそうだ。いくら消防隊員とはいえ、そう何度も焼死体を見る機会なんて無いだろう。

弧消「っていうか、これどうしたの? 凄い荒れてるけど……」

火ノ元「俺に聞かれても困る。なにせ俺がここに来たときにはすでにこうなっていたんだからな」

繁原「なるほどね。……ちなみに火ノ元君。確かキミは昨日のキャンプファイアーの準備をしていたんだったよね?」

繁原「それなら、この倉庫を調べて不思議に思ったことを教えてほしいんだけど」

火ノ元「わかった」

頷いて、火ノ元クンは話を続ける。

火ノ元「とはいえ、別段気にすることでもないかもしれないがな。キャンプファイアーの組み木を作成する際にロープを数本使ったんだが……現在、倉庫のロープはその本数に1本加えた本数が消えている」

繁原「つまり、キミがキャンプファイアーの組み木を作成するとき以外にロープが別の用途で使用されたかもしれないってことだ」

弧消「うーん……何に使ったんだろうね」

火ノ元「倉庫についてはそれだけだ。見てのとおりすでに荒れた状況になっていたから、もし他におかしな点があったとしても気付けなかったかもしれない」

繁原「いいや、それだけで十分だよ。それと、キャンプファイアーの準備について聞きたいんだけど」

火ノ元「俺と植島と藤川が主に準備に関わっていた。とはいっても藤川はもっぱら歌の練習をしていて、主に倉庫に出入りしていたのは俺と火ノ元だけだが」

なるほど……。

火ノ元「あと、さっき蛇村河内と歌亡院が来てな。興味深いことを言っていたぞ」

繁原「へぇ……どんな?」

火ノ元「あの二人は逸見のバンガローを調べたみたいなんだが……そこで逸見の手記を見つけたらしい」

逸見さんの……手記!

弧消「そこには何が書かれていたの?」

火ノ元「どうやら逸見は騒がしいところが苦手らしくてな。それを昨日改めて痛感したらしく、いずれはそれを克服したいようだった」

火ノ元「……それだけだ」

繁原「ふむ……」

火ノ元「あと、さらに言うなら昨日の帰り道蛇村河内が逸見と話す植島を目撃している。内容はさすがに知らないと言っていたから、代わりに歌亡院が植島に話を聞きに行ったらしいんだが……」

火ノ元「どうやら、改めてキャンプファイアーを提案してくれたことに対して礼を言われていただけらしい」

……これは関係ないかな?

繁原「じゃあ最後に一つ。今朝の異臭騒動についてだけど」

繁原「最初にそれに気付いたのは誰だった?」

火ノ元「最初に現場に来たのは俺だった。その数分後に植島が来て、さらにその数分後にお前たちが来たんだ」

順番としては火ノ元クン、植島クン、そしてボクらってことになるのか……。


コトダマ【火ノ元の証言】ゲット!
事件前日と捜査当時で倉庫にあるロープが1本減っているとのこと。

コトダマ【火ノ元の証言・2】ゲット!
組み木の製作する際にロープを何本か使用したとのこと。

コトダマ【キャンプファイアーの準備手段】ゲット!
キャンプファイアーの準備をしていたのは植島・火ノ元・藤川の3人。
主に組み木の準備をしていたのが火ノ元で、藤川は歌の披露のためにそちらの練習をしていたとのこと。植島はキャンプファイアー時の流れを考えていたらしい。
なので倉庫の状況に詳しい人間は植島と火ノ元になるが……?

コトダマ【昨夜の逸見】ゲット!
キャンプファイアーからの帰り道、植島と話をする逸見を蛇村河内が目撃していた。
その内容までは当然蛇村河内にはわからないのだが……。

コトダマ【荒らされた倉庫】ゲット!
捜査時の倉庫はまるで争いでもあったかのように荒らされていた。

コトダマ【異臭騒動】ゲット!
今朝の異臭騒動に最初に気付いたのは火ノ元。その数分後に植島もやってきて、さらに数分後に孤消・繁原・諭鶴羽も林間広場にやってきたとのこと。

コトダマ【逸見の手記】ゲット!
逸見のバンガローで発見。その内容は自分の騒がしさの苦手を解消する旨が書かれている。



【バンガローエリア】

植島「おーい!」

バンガローエリアを歩いていると、前から植島クンが走り寄ってきた。

繁原「お、植島君」

弧消「どうかしたの?」

植島「いやー、オレ死体は調べる勇気あらへんかったからなんとなく銀土と雑木林に昨日何をしてたか聞いてたんや。ほら、あの二人昨日は欠席してたからなぁ」

繁原「ちょうど僕らも二人に話を聞きに行こうとしてたんだよ」

植島「そやろ? だからオレが聞いた話をそのまま伝えたるさかい! 二度手間は時間の無駄やしな!」

それもそうだな……ここは植島クンからの話を聞くとしようか。

植島「まず銀土や。アイツ、なんかキャンプファイアーの終わる少し前に近くまで来てたらしいで」

植島「オレらと顔を合わすのが気まずかったから結局バンガローに引き返したらしいけどな」

繁原「ふーん……で、雑木林さんは?」

植島「あっちは逆に完璧に孤立状態やったらしいで。林間広場には一切近づいてないらしい」

弧消「なるほど……つまり林間広場の状況を把握していたのは銀土クンで、雑木林さんはまったく知らなかったと」

植島「あの女の言ってることが本当ならなっちゅー前提があるけどな」

繁原「……わかった、ありがとう」


コトダマ【死体捜査の状況】ゲット!
捜査時死体を捜査したのは孤消や繁原の他には策賀・正道・火ノ元・雑木林・諭鶴羽だけらしい。
他の生徒はその無残な死体の状況に捜査をすることも憚られたとか。

コトダマ【昨夜の銀土】ゲット!
昨夜キャンプファイアーを欠席していた銀土だったが、どうやらキャンプファイアー終了ギリギリのところで林間広場の近くまで来ていたとのこと。
タイミングも合わず孤消達と顔を合わせるのが気まずいと思ってそのままバンガローへと引き返したらしいが……。

コトダマ【昨夜の雑木林】ゲット!
昨夜キャンプファイアーを欠席していた雑木林。その際林間広場の方には一切近づいていないらしい。



キーン、コーン……カーン、コーン……。


モノクマ『自然の息吹が今! 一筋の風となってこのしみったれた場に吹き抜ける!』

モノクマ『さあさあ! そんな自然の息吹に場を乱される前に始めるよお楽しみの学級裁判!!』

モノクマ『というわけでオマエラは今から講堂に集まれー!』

……今のは。

繁原「おいおい、もう捜査終わりなのかい?」

植島「うげっ、ほとんど調べられてへんがな……」

弧消「……手持ちの情報で事件を解いてみせろってことだね」

繁原「講堂って言ってたね。仕方ない、行こうか」

手持ちの情報は少ない。でも、これでなんとか学級裁判を乗り切らないといけないんだ……!


【Info】
捜査パートを終了します



【講堂】

モノクマ「おっ! やっと最後の三人が来たね!」

アナウンスに従うままに講堂に行くと、そこにはすでにボクら以外の全員が集まっていた。

策賀「遅かったな」

雑木林「何をちんたらしてたのかしらね」

植島「なんやと!?」

繁原「はいはい喧嘩はこの場を乗り切ってからにしてよね」

目が合うや否や喧嘩数歩前になる雑木林さんと植島クン。……大丈夫なのかなぁ。

藤川「……それで、これから何をすればいい?」

如月「そうだよ! 言われるままに集まってあげたけど、こっからどうすればいいの?」

モノクマ「オッケー! じゃあオマエラ舞台上に登って!」

銀土「あぁ……?」

とても不安だけど、例えこれが罠だとしてもそこに飛び込むしか今できることはない。訝しげにしながらもボクらは舞台上に上がる。

モノクマ「じゃ、カーテンオープン!」

それを合図にして舞台に降りていた幕が徐々に上がっていく。するとそこに現れたのは……一つの扉だった。

歌亡院「な、なによこれ!?」

モノクマ「エレベーターだよ。これで地下に行くことになるんだ!」

モノクマ「じゃあボクは別ルートで先に行ってるから、オマエラもきちんと来るんだぞ! 逃げたら……撃つ!」

銀土「お、おい! 撃つってお前が言うと冗談にならねぇぞ!?」

諭鶴羽「……行っちまったねぇ」

明石「うわー……すっげぇ行きたくないんだけど」

雑木林「へっぴり腰のへなちょこ」

明石「うっせ!」

雑木林さん……凄い冷静に言ったね。

繁原「大丈夫だよ、この事件は絶対に解いてみせるから」

すると繁原さんがそう口にした。

策賀「……ほう、これはずいぶんと大きく出たな。全員の命が懸っているこの状況で言うとは、かなりの大物だ」

植島「ちゅーか、なんでお前にそんなことが言えるんや!?」

繁原「忘れてるようなら言っておくけど、僕は探偵だよ。……謎解きならこの中の誰よりも専門だ」

超高校級の探偵……確かに、これ以上今の状況で頼もしい存在はいないだろう。

弧消「……頼りにしてるよ」

繁原「ははっ、こけし君もしっかりね。キミ、幸運枠の一般人なのに死体の捜査もしてた」

繁原「度胸はあるみたいだから、あとは謎を解く頭だ。期待してるからね」

弧消「は、はは……」

本職の探偵に期待されるなんて……。

植島「……そんなら、行くとしよか」

藤川「逸見さんのためにも、この事件は解かないといけない」

そうしてボクらはエレベーターの中に入る。
その途端、エレベーターはガタンと音を鳴らして扉を閉め、そのまま下降していった。

銀土「……すっげぇな。まさかこんなもんまで用意してるなんてよ」

蛇村河内「…………」


――超高校級の茶道家である逸見燈華さん。
みんなの輪に入ろうとしていて、でもその賑やかな空気が苦手で……それでもなんとかみんなと仲良くなろうとしていた彼女。

そんな彼女がこの中の誰かに殺された?

信じられるわけがない。でも、もしそれが本当なら……ボクは、知らないといけない。
なんで逸見さんが殺されたのか。その犯人は誰なのかを。

こうして始まる。
信頼と疑心、正反対の二つの感情が渦巻く命がけの学級裁判。

誰かを犠牲にして自分を生かす、絶望的な学級裁判が。

ここに始まる。


【Info】
学級裁判へと移行します。

こっちも終わり。コトダマ少ないね……

チャプター1で多い方が困りますぜ旦那

うーん。ハウダニットは大体分かるけど誰にもできそうでフーダニットは見当つかないなぁ

>モノクマ『自然の息吹が今! 一筋の風となってこのしみったれた場に吹き抜ける!

どこの厨二病かと

まだ?

言弾にフェイクとかあるんかな?

自動と安価で違いが出るとしたら其処だけれど

まぁ、安価でもフェイクがない場合もあるんかもだが…

更新が待ち遠しいなぁ

忙しいのか

更新猛烈に待ってるよ…

以前言ったとおり八月末までは更新厳しいかと。とりあえず生存報告だけ
理由はもう1つのスレに書きましたのでそちらを読んでください

定期的にダンロンスレ上げまくるアホが沸くな

とりあえずこっちでも生存報告がてら連絡

今週木金のどちらかで綴スレ更新、その後こちら更新となります

とりあえずこっちでも生存報告がてら連絡

今週木金のどちらかで綴スレ更新、その後こちら更新となります

久しぶりに植島や蛇村河内が見たい

次回はこっちの更新来るかな

オシオキやってからでね?

木か金くらいにこっち更新予定
よろしくお願いします

わぁい

待ってるよ

これ裁判のとき蛇村河内どうすんだ
モノクマがずっと手話で伝えるのか

読唇術で乗り切る

誰が裁判で活躍するか楽しみ
こけし繁原の他に二人くらいは頑張ってほしい

鷲澤さんは説明上手だから活躍するよ

バカ発言枠は植島・明石かな
策賀は推理自体は良い線行ってそうだけど理系脳っぽいから説明下手でバカに見える感じな気がする

木か金(今週とは言っていない)

久々に劇場ネタの復活を希望

そういえばあったな劇場ネタ
ジョー劇場とか見てみたい
それはそうと更新楽しみにしてる

気付けば別件のオリジナルの方をやってて更新できなかった無能な1です、どうも

今日更新しよう思ったけどいきなり今日更新するよー言ってもアレでしょうし明日に回します(訳:せっかくだからスマブラやりたい)

ではそういうことで

別件のオリジナルを教えてくれたら許さなくもない(わかりましたー)

別件のオリジナルとスマブラのフレンドコード教えなさい
対戦しましょう

スマブラ……中学生時代を思い出すなぁ
せっかくだから蛇村河内が口で慰めてくれる展開希望

過去作を読むほどに作者の即興の力に驚く
御陵さんに妹がいる設定とかは一作目の時点で決まってたんだな…

>>509
ノノちゃんと添い寝したシーンだよね
御陵スレは11月で一周年を迎えるのか
一度もキャラ作成に携われなかったけど楽しませてもらってるよ

綴さんやこけしくんは誰と寝るのかな

こけしは蛇村河内と熱い一夜を過ごすはず

絶対気まずいだろwwwwww

こけしのこけしが動き出すな

>>506
オリジナルはここでやる用じゃないし応募用なんで教えても意味はないです

>>507
そもそもオン環境ねぇですわww(あるのかもわからん)

>>508
ホモォ……

>>509
夏目スレ時の>>1(影山のイメージキャラ出したら御陵と似てる的なレスされた……)※影山は朝田詩乃で御陵はゲームのシノン

>>1(御陵さん妹いる設定だったな……)※この時点では深い意味はなかった

>>1「双子にしてしまえ」※御陵影山双子設定誕生

SSはいつもこんなノリ

>>510
御門と涼川と神原の三人の女子と添い寝をした悪女御陵さん
あ、いつも読んでるみたいでありがとうございます

>>511-514
圧倒的蛇村河内の人気

ってことで無駄に全レス返ししてみたところで連絡
本日21時頃更新しますお願いします

誰だっけ...最初に主人公をこけしって呼んだの...(遠い目)

こけしくんの名前安価取った人だったと思う

ちょっとご飯食べるから22時頃に遅らせます

始まります

支援

コトダマリスト


コトダマ【モノクマファイル1】ゲット!
死亡推定時刻は早朝4時30分~5時の間。死体発見現場は林間広場内にあったキャンプファイアー用の組み木の中。被害者は逸見燈華。
全身が酷く焦げていて遺体の状況判別は不可。死体発見時の死体の体勢はまるで助けを求めるかのように両手を伸ばした状態だった。

コトダマ【焼死体の特徴】ゲット!
普通焼死した死体は両腕を曲げるようになるらしい。

コトダマ【地面の血痕】ゲット!
倉庫から林間広場中央の組み木に続くように血痕が残っていた。

コトダマ【逸見の手記】ゲット!
逸見のバンガローで発見。その内容は自分の騒がしさの苦手を解消する旨が書かれている。

コトダマ【繁原の証言】ゲット!
死体を調べた繁原によると死体の首元に何かの燃えカスがあったとのこと。

コトダマ【火ノ元の証言】ゲット!
事件前日と捜査当時で倉庫にあるロープが1本減っているとのこと。

コトダマ【散乱した道具】ゲット!
組み木周辺に放置したままの道具類は事件当時散乱した状態になっていた。

コトダマ【異臭騒動】ゲット!
今朝の異臭騒動に最初に気付いたのは火ノ元。その数分後に植島もやってきて、さらに数分後に孤消・繁原・諭鶴羽も林間広場にやってきたとのこと。

コトダマ【組み木の高さ】ゲット!
火ノ元作成の組み木は本格的な出来で、その高さもかなりの物であった。

コトダマ【荒らされた倉庫】ゲット!
捜査時の倉庫はまるで争いでもあったかのように荒らされていた。

コトダマ【昨夜の逸見】ゲット!
キャンプファイアーからの帰り道、植島と話をする逸見を蛇村河内が目撃していた。
その内容までは当然蛇村河内にはわからないのだが……。

コトダマ【死体捜査の状況】ゲット!
捜査時死体を捜査したのは孤消や繁原の他には策賀・正道・火ノ元・雑木林・諭鶴羽だけらしい。
他の生徒はその無残な死体の状況に捜査をすることも憚られたとか。

コトダマ【昨夜の銀土】ゲット!
昨夜キャンプファイアーを欠席していた銀土だったが、どうやらキャンプファイアー終了ギリギリのところで林間広場の近くまで来ていたとのこと。
タイミングも合わず孤消達と顔を合わせるのが気まずいと思ってそのままバンガローへと引き返したらしいが……。

コトダマ【昨夜の雑木林】ゲット!
昨夜キャンプファイアーを欠席していた雑木林。その際林間広場の方には一切近づいていないらしい。

コトダマ【キャンプファイアーの準備手段】ゲット!
キャンプファイアーの準備をしていたのは植島・火ノ元・藤川の3人。
主に組み木の準備をしていたのが火ノ元で、藤川は歌の披露のためにそちらの練習をしていたとのこと。植島はキャンプファイアー時の流れを考えていたらしい。
なので倉庫の状況に詳しい人間は植島と火ノ元になるが……?

コトダマ【へこんだ容器】ゲット!
組み木の周辺に置いてあった点火用の燃料が入った容器の1つが不自然にへこんでいた。

コトダマ【火ノ元の証言・2】ゲット!
組み木の製作する際にロープを何本か使用したとのこと。

学 級 裁 判
開廷!!

モノクマ「まずは、学級裁判の簡単な説明から始めます!」

モノクマ「学級裁判の結果はオマエラの投票により決定されます」

モノクマ「正しいクロを指摘できれば、クロだけがおしおきですが……」

モノクマ「間違った人物を指摘した場合は、クロ以外がおしおきとなり……」

モノクマ「みんなを欺いたクロだけが、晴れてこの施設から出ることができまーす!」

策賀「ちょっといいか」

モノクマ「へい! 何の用かな策賀クン!」

策賀「……あの遺影はどういう意味だ?」

策賀クンが指差す先には言葉通り遺影があり、その写真には赤くバツ印が記されていた。

モノクマ「死んだからって仲間はずれは可哀想でしょ?」

諭鶴羽「その状況を作った本人が何を……」

モノクマ「いやいや、この状況を作った本人はあくまでキミらの中にいるクロだよ! ボクはその背中をポンと押しただけ」

歌亡院「物は言いようねホント……」

弧消「そうだね……」

本当、モノクマの言い方には腹が立つ。けど……。

繁原「みんな。まずは目先の問題に集中しよう」

植島「そやな。でないと死んじまうし……」

火ノ元「だが、何から話せばいい?」

繁原「そうだね。まずは現場の状況整理から始めようか」

繁原「なんでもいいから、全員で現場について話し合おう。そこから出た違和感を積み重ねて犯人を推理していくんだ」

あの現場の違和感……か。

【ノンストップ議論 開始!】
コトダマ
・組み木の高さ
・モノクマファイル1
・荒らされた倉庫


繁原「【被害者は逸見燈華】さん」

繁原「死体発見現場は【林間広場中央の組み木の中】だったね」

銀土「その中から【焼死体になって】発見されたんだよな……」

植島「えげつないことしよるで!」

藤川「つまり犯人は……【あの組み木の中に気絶させた逸見さんを放り込んで】」

藤川「それから火を点けたってこと?」

蛇村河内「……かもしれないな」

植島「『気絶させな抵抗されて終わり』やしな……それで間違いないやろ」


↓2
論破or同意

【あの組み木の中に気絶させた逸見さんを放り込んで】←組み木の高さ

【あの組み木の中に気絶させた逸見さんを放り込んで】←「組み木の高さ」

正解!

弧消「それは違うよ!」論破!


弧消「待って。あの組み木って見たらわかると思うけどかなり本格的な作りで、高さも相当なものだったんだ」

弧消「そんな組み木の中にいくら気絶している女の子とはいえ、人間一人を放り込むなんて難しいんじゃない?」

正道「と言っても逸見は間違いなく組み木の中で発見されたぞ」

繁原「そう。だからこそ犯人はあるものを利用して彼女を組み木の中に放り込んだんだ」

繁原「そうだよねこけし君?」

犯人が逸見さんを組み木の中に放り込む際に使った道具。それは――


↓2
コトダマを提示しろ!

へこんだ容器

【へこんだ容器】

正解!

弧消「これだ!」解!


弧消「昨日のキャンプファイアーが終わったとき、道具は組み木の周りに置くようにしたよね?」

如月「火ノ元君がそうするよう指示を出して……」

火ノ元「片づけの際にあちらこちらに道具が散乱しては面倒だからな」

火ノ元「当然きちんと並べて置いておいたぞ」

弧消「その道具の一つ……灯油缶なのかな。これが一個だけ倒れてたんだ」

繁原「しかもその上の面はへこんでいた。まるで誰かが踏み台に使ったかのようにね」

ボクが言いたかったことを繁原さんが引き継いで口にする。

明石「するってーと……犯人は気絶した逸見ちゃんを灯油缶を踏み台にして組み木の中に放り込んだのか」

策賀「だがそれが何か重要なのか? 犯人の行った肯定に一つ事柄が増えただけで、とても犯人の手掛かりになるとは思えないんだが……」

鷲澤「それはこれからわかりますよ。ですよね繁原さん?」

繁原「ん? まあそうだね」

きらきらと純粋な瞳を繁原さんに向ける鷲澤さん。

雑木林「……なら次の議論に行くとしましょう」

植島「なんやねん。昨日まであれだけ孤高貫いてたくせにいきなり張り切りよって……」

雑木林「当たり前でしょう。命懸ってるんだから張り切りもするわよ」

歌亡院「はいはい。それで、雑木林さん何か気になることでもあった?」

雑木林「ええ。当然」

雑木林さんが気になったこと……。

なんだろう? 詳しく聞いておくべきだな……。

【ノンストップ議論 開始!】
コトダマ
・荒らされた倉庫
・異臭騒動
・昨夜の雑木林


雑木林「そもそも逸見さんが襲われたのは『林間広場』なの?」

銀土「あ? それどういう意味だよ?」

諭鶴羽「……林間広場は遮蔽物も無いし、広さだってそこそこ」

諭鶴羽「さらに炊事棟や倉庫に行く際には【必ず通らないといけない道】だから……」

策賀「そんなところで逸見を襲ったとしても、【誰かに目撃される可能性がある】ってことか」

蛇村河内「……だが、時間は早朝だぞ?」

雑木林「早朝だからって目撃されないとは限らない。むしろ深夜帯より危ない可能性だってあるわ」

雑木林「そんな条件下でわざわざ意図的に林間広場に彼女を呼ぶと思えない。もしかしたら『違う場所こそが本当の現場』だって……」

明石「た、確かにそれは言えてるな……」


↓2
論破or同意

違う場所こそ→荒らされた倉庫

『違う場所こそが本当の現場』←【荒らされた倉庫】

ちょっとミスしたけどこのまま進める。
何か会話でおかしい場所あるかもしれないけどそのままで


正解!

弧消「それに賛成だよ!」同意!

弧消「捜査のときに倉庫を訪れた人は知ってると思うけど、倉庫は今朝の時点で荒らされていたんだよ」

弧消「それこそ、まるで誰かと誰かが争った感じでね」

藤川「誰かと誰かって……」

雑木林「まあ、逸見さんと犯人しかいないでしょうね」

火ノ元「確かに、あの荒れ方は尋常ではなかったな」

繁原「そういうこと。つまり倉庫で逸見さんと犯人が争ったのは紛れもない事実だし、そもそも一度気絶したであろう逸見さんを倉庫に運ぶ理由が無い」

諭鶴羽「気絶している逸見と争えるわけもないしね……」

植島「な、なるほどな」

つまり犯人は倉庫で逸見さんと争い、そこで彼女を気絶させる。林間広場に続いていた血痕は倉庫で争った際にどちらかが怪我をしたのだろう。
そして林間広場に逸見さんを運んだ犯人は灯油缶を踏み台に使って彼女を組み木内に放り込み、そのまま組み木に点火をした……。

銀土「なんて野郎だ……」

諭鶴羽「倉庫で逸見を気絶させたのはまだしも、そこから組み木に彼女を放り込んで焼死体にするなんて……」

如月「絶対おかしいってそんなの!」

明石「頭のネジ吹っ飛んでるんじゃねぇの……?」

確かに許し難い行為だ。だけど……。

繁原「ああ。確かに頭のネジが飛んでる犯人だよ」

弧消「うん。そうだね……あんまりこういうことは言いたくないんだけど」

歌亡院「弧消……」

繁原「何せ逸見さんを“絞殺”したうえで組み木の中に放り込んで遺体を燃やすような人なんだからね」

……え?

植島「は? ちょ、ちょっと待てや繁原!」

鷲澤「絞殺……って言いましたか?」

蛇村河内「……どういうことか説明してくれないか?」

その言葉に各々が驚いたような声を出す。

繁原「どういうことって……言葉通りだよ」

繁原「彼女は焼死したんじゃなくて、絞殺されたんだ」

逸見さんが焼死じゃなくて絞殺……?
これは、どういうことなんだ……?

【ノンストップ議論 開始!】
コトダマ
・焼死体の特徴
・昨夜の銀土
・繁原の証言


銀土「逸見が【焼死じゃなくて絞殺】だなんて……」

銀土「そんなことあり得んのかよ!?」

火ノ元「あり得はするだろうが、そう結論付ける根拠があるかどうかだぞ」

鷲澤「も、もしかしてあの中に入っていた『死体自体がフェイク!?』」

諭鶴羽「そんなわけないだろう……」

如月「じゃあ……『何かおかしなところでもあった』とか?」

植島「そんならオレはわからへん! 他のヤツら任せたで!」

正道「呆れるほどの他力本願だな」


↓2
論破or同意

『何かおかしなところでもあった』に焼死体の特徴 で同意

『何かおかしなところでもあった』←【繁原の証言】

不正解!

発言力
8→7


繁原「確かにそれも気になるけど……今は彼女が焼死じゃなかったという話をしているんだよ?」

繁原「その決定的な根拠にはならないと思うけど……」

しまった……間違えたみたいだ……。


↓2
再安価

>>538

正解!

弧消「それは違うよ!」論破!


弧消「あの組み木で発見された死体には違和感があった……」

弧消「そうだよね繁原さん?」

繁原「ああ。こけし君の言うとおりだよ」

蛇村河内「……違和感?」

銀土「なんだよそりゃあ?」

繁原「いいかい? 普通焼死体っていうのは発見されるとき、両腕を曲げているものなんだ」

火ノ元「……確かにそのとおりだ」

如月「消防士の火ノ元君が言うとなんていうか説得力があるね」

繁原「だがあの死体は両腕を曲げているどころか伸ばしていた。焼死ならあり得ないことだよ」

正道「……そういうことか」

探偵である繁原さんの言葉に正道クンを筆頭にしてこの場の人達が納得をする。

明石「えーっと……するってーと結局のところどういった流れになったんだ?」

鷲澤「犯人は逸見さんと倉庫で争い、その際に絞殺してしまう」

鷲澤「そしてそこからさらに犯人は逸見さんの死体を林間広場の組み木の中に入れてそのまま点火し……死体を燃やした」

鷲澤「ざっとこんな感じでしょうか……?」

繁原「うん、そのとおりだよ鷲澤さん」

植島「でもよぉ、そんなことわかったところで何か進展があるわけ?」

歌亡院「確かに……これでわかったことなんて、犯人が随分狂気的だってことくらいなんじゃ……?」

絞殺したうえでその死体を燃やす。確かにこれは狂気的な行為だろう。

でも、これらを踏まえた上で疑問も出てくる。それは――


↓2
1何故死体を燃やしたのか
2何故絞殺をしたのか
3何故逸見を殺したのか

正解!

弧消「これだ!」解!


弧消「……一つ疑問なんだけどさ」

弧消「どうして犯人は逸見さんの死体をわざわざ燃やしたりしたのかな?」

雑木林「確かに。そんなことをしたところでメリットなんて無いように思えるわ」

正道「だが犯人は実際死体を燃やしている。そこには何かしらのメリットがあったと見るしかないんじゃないか?」

明石「どうだか……ただの異常者かもしれねぇぜ?」

鷲澤「サイコパスってヤツですか……!?」

藤川「でも、それもあり得ない話じゃない」

ボクの言葉をきっかけにそんな話が繰り広げられる。

諭鶴羽「繁原はどうだい? 何か思ったことは?」

繁原「僕の意見かい? そりゃあもちろん……」

繁原「……犯人は死体を燃やすことに意味を見出していたと思うよ」

やけにはっきりとした口調で言い切る繁原さん。
意味を見出していた、って……。

弧消「つまり、犯人は死体を燃やすことで何かメリットを得ようとした……?」

繁原「メリット、と言えるかは曖昧だけどね。でもそうでもないとわざわざ死体を燃やす意味がない」

植島「そ、そやけど明石の言ったとおり異常者なだけかもしれへんやん?」

繁原「この場にいるのはこけし君を除外すればそれぞれが何かしらの秀でた部分を持ってる人間だよ?」

繁原「その才能自体や才能に関しての思考は一般論から見れば異常の域に達していると思うけどね」

……確かに、ボクを除いた全員がそれぞれ何かしらの才能を持っている。
そしてそれは世間から見れば常識外れの異常な域に達しているとさえ思える。

だからって……そんな……。

繁原「いいかい。今この状況で“普通”が通用するなんて思わない方がいい」

繁原「今この状況も、そこに巻き込まれた人間も。何もかもが常識という枠組みから外れているんだから」

雑木林「そこまで言うからには、繁原さんには犯人の見当が付いていると思ってもいいのかしら?」

繁原さんの言い方に不機嫌そうに言い返す雑木林さん。
だけど繁原さんはそんな雑木林さんの言葉に負けないくらい不敵な笑みを浮かべ、

繁原「――ああ。もちろん」

と言い切るのであった……。


学 級 裁 判
中断!!

本日ここまで。やはり探偵の繁原は知らない間に活躍してしまうようで

おそらく後半もビックリするくらい短いと思う。まあ条件として無印同様裁判を知らない状態での事件だし首括みたいなのもいないし仕方ないね、うん(白目)

では質問意見雑談叱咤激励支援絵等大歓迎。答えられるものには答えていきたいです

乙です。
次回更新の時期とか決まってますか?

乙でした
考えたくないけど、なんか植島クロな気がする…未使用のコトダマ的にも裁判の会話的にも

そしたら藍原さんは……

乙です!
更新されるまでに夏目を一から読み直したけど、やっぱり笑って泣いて感動した。
そして今回のも続きが楽しみでしょうがない。頑張れこけし! >>1も無理せずに。

しっかりアナグラムになっているのに誰も名前で呼ばないし呼ばれないこけしくんェ

蛇 村 河 内 は し ゃ べ ら な い

よく見てたらしゃべってた
皆手話しながら裁判してるのかな

確かにこの調子だと植島犯人っぽいな
このまま行くと自分の一番好きなキャラが男女ともにchapter1で退場することになっちまう…

>>557
俺もだぜ…
友人になったキャラから死んでくってこけしまさかソニアレベルの死神か?

変なあだ名が定着するわ友人は死ぬわ
実はこけしくんは超高校級の悲運なのかもしれん

こけし、正道、火ノ元、雑木林、藤川、繁原
最終的にこのメンバーが残りそう
蛇村河内は死ぬ

探偵はクロにはならんだろうし死にそうにもないから繁原さんは生存確定みたいなもんだよね

無印生き残り6人
スーパー生き残り5人
するとハイパーは…

繁原さんは作者のお気に入りっぽいから、同じく作者のお気に入りだった涼川さん、姶良さんのようにchapter2で殺されるかも……

探偵でも佐倉さんはあっさり死んだしね
繁原さんが死ぬのはちょっと想像しにくいけどダンガンロンパだしまだまだわからんよ

>>559
その程度なら夏目のほうがよっぽど超高校級の悲運ですわ

スーパー正道同様ハイパー正道は真上からの不意討ちに弱いのかな

個人的に自分と同じファーストネームの明石くんの活躍を期待してる
偽正道も前作見てて思い入れが強いから頑張ってほしい

>>561そんなこと言っていると作者が殺しにかかるぞ(警告)

すまん上げてしまった

復活したよ(小声)

本物?

復活しましたよ!(大声)

???「心が込もってないですぅ!」

【カゲヤマげきじょう】

影山「復旧おめでとうございます」ペコリ

影山「>>1は最近こちらより応募用オリジナルに意識を集中させていたらしく、復旧したのにも関わらず書き溜めがあまり進んでないみたいです」

影山「なので現在更新は未定。週末を目処にしているとか」

影山「もっとも、応募用オリジナルも設定の一ヶ所が詰まってそちらもピンチなんだとか」

影山「……いろいろと絶望的ですね」

影山「とりあえず質問意見等があったらお気軽に。私がお返事させていただきます」

影山さんお久しぶりっす
(ぶっちゃけた話こけし君と夢見さんは同じ幸運としてどうよ?)

ぶっちゃけこけし君は同じ幸運としてどうよ?
死神だの動くこけしだの言われてるけど

影山さん久しぶり
書き溜めたまってなかったらこういうミニコーナーをやってくれるんでも嬉しいのよ、一週間本編更新なくても寂しくないし
こけしやヘタレ引きこもりの加賀美くんは影山さん的にはどうなの?

御陵スレに投稿された涼川さんの支援絵を見たい

http://imepic.jp/20140922/051060

>>578
ありがとうございます
夏目スレから読み始めたので見られて良かった

>>574
>>575
影山「どちらも身の程を弁えて希望の皆さんより目立ってはいないですね、素敵です」

>>576
影山「加賀美さんについては少し失望すらしてしまいました……個人的には氷河さんの方が好感が持てます」

>>578
影山「何故持っているのでしょうかアナタは。ビックリしました」

>>580
リアルタイムで見てたからに決まってるじゃないっスか

影山さん笑っていいとものノリで次のげきじょうに今回のクロ呼んでよ
逸見さん殺した件でフルボッコにするから

今んとこ動かしてて楽しいのは誰?

>>582
影山「そうですね、次回はそういう方針で行きましょうか?」

>>583
影山「諭鶴羽さんや繁原さん、植島さんらしいですよ」

Twitterのフォロワーの間でこのスレが話題に上がってたから一作目から読みました
神代さんと砂射くんがお気に入り

影山「というわけで次回は金曜日の夜21時頃に更新予定です。木曜日でも良いのですが、>>1が絶対絶望少女に時間を費やしたいらしいので」

影山「あと合間合間で未来日記という作品も見てるので余計に時間取れるか困難みたいです」

影山「ではそういうことで、次回もよろしくお願いします」


~もしも最咲さんが未来日記を手にしたら~

最咲「私の日記は『夏目日記』です。夏目さんの未来を十分刻みで把握する、愛の未来日記……」

夏目(超ストーカーじゃないか……!!)


影山「違和感ありませんね……」

おいコラ>>1!応募作品は仕方ないとして、ブラックブレットだスマブラだ未来日記だ色々気を取られすぎだろーが!!いや、更新遅れる理由を正直に言っちゃうとこは可愛いんだけど

あと綴スレの動かしてて楽しいキャラは?

初期の更新速度に慣れてるせいか一週間姿を見せないだけで不安になってしまう

>>587
1の無能さが露呈してしまいましたな
さらに絶対絶望少女も入ってあちらこちらに気を取られ……

>>588
初期が異常だったのよ……

>>585
ありがとうございます

では本日21時頃更新予定
よろしくお願いします

なお本編どっかで絶対絶望少女ネタが入るかもしれないし入らないかもしれない

待ってます

上げちゃったすまぬ

ついに裁判後半か
そのこけし、改造してやる!

始まる

学 級 裁 判
再開!!


雑木林「……犯人の見当が付いているって……」

火ノ元「本当か?」

繁原「こんな状況で嘘は言わないよ。正真正銘、今回の犯人の見当は付いているさ」

自信たっぷりと言った風の繁原さんにこの場の全員が繁原さんに視線を集める。

繁原「今回の犯人は致命的なミスをしたね。まあ、この学級裁判のことを知らない状態での犯行なんだから、それも仕方ないと言えば仕方ないのかもしれないけど」

策賀「ミスだと……?」

藤川「それって、死体を燃やしたという点のこと?」

弧消「いや、それもミスには違いないだろうけど……そうじゃないんだよね?」

繁原「そう。『犯行は誰にも知られることなく実行せよ』……このルールはすでに僕達全員に知れ渡っていることだからね」

繁原「まあ、結果的には学級裁判という事態を引き起こしてるわけだから間違いなく致命的なミスだけど……僕が言ってるのはそういうことじゃない」

植島「ならどういうことやねん……?」

繁原「いいよ、それなら話してあげる。そうすれば、皆も犯人が誰なのかわかるだろうしね」

今回の犯人が犯した致命的なミス……?
なんだ……繁原さんは何を言おうとしている……?

【ノンストップ議論 開始!】
コトダマ
・死体捜査の状況
・荒らされた倉庫
・モノクマファイル1


繁原「犯人は最初に逸見さんを絞殺しているわけだけど……」

繁原「犯人はその過程で【ミス】を犯しているんだ」

明石「ミス……なんかあったか?」

藤川「やっぱり【死体を燃やした】ことじゃないの?」

植島「死体んとこにあった【なんかの燃えカス】やないんか?」

諭鶴羽「どっちも怪しいものだけど……」

火ノ元「…………」

歌亡院「火ノ元、どうかした?」

火ノ元「……ダメだ、さっぱりわからん」

蛇村河内「……諦めたのか」


↓2
論破or同意

死体捜査の状況→なんかの燃えカス

正解!

弧消「それは違うよ!」論破!


弧消「植島クン! 今、なんて言ったの?」

植島「え? いや、死体のところにあった燃えカスが怪しいんちゃうかって……」

繁原「……こけし君も気付いたみたいだね」

弧消「……うん」

正道「どういうことだ? 説明しろ!」

繁原「今回死体周辺の捜査をした人が誰か、教えてあげようか?」

繁原「こけし君と、僕。そして正道君に策賀君に雑木林さん、諭鶴羽さん……」

繁原「……ねぇ植島君。キミ死体の周辺を捜査したってわけでもないのにどうして死体周辺に何かの燃えカスがあったなんて知ってるの?」

植島「なっ……何言うてんねん……」

繁原さんの指摘に動揺をする植島クン。

明石「……つーことはもしかして……」

繁原「植島君が死体周辺の捜査をしていないことは確実だ。でも彼は捜査をしたものでないと知りえない情報を知っている」

繁原「それともこの中で彼に死体周辺のことを言った人がいる? いたら挙手して欲しいんだけど」

繁原さんがそう言って周囲を確認するけど、ボクを含め挙手した人はいなかった。

如月「じゃあ……本当に……」

繁原「そうだ。捜査をしていない彼が捜査をした人間でないと知ることのできない情報を持っている理由は一つ」

繁原「彼が逸見さんを殺した犯人だからだよ!」

植島「な、ななななな……!?」

もう擁護しきれないくらいに動揺をする植島クン。
それはつまり自分が犯人だと認めているようで……ボクにはとても直視できるものではなかった。

諭鶴羽「……だが繁原。これがアンタの言っていた犯人のミスってやつかい?」

諭鶴羽「どっちかって言うと、アンタのブラフに植島が引っかかった風に見えるんだけど……」

繁原「まあ、実際ブラフだしね」

如月「そうなの!?」

繁原「犯行が暴かれたと思ってしまった犯人のほとんどが精神的隙を生む。それはこれまでの経験から理解していたからね」

鷲澤「……犯行を見抜いたと嘘を言って植島さんに精神的揺さぶりをかけ、その後墓穴を掘らせる……」

明石「な、なんて手口だ……」

繁原「まあ、もっとも他の観点から彼が犯人だと疑ってはいたけど……確証には欠けていたから」

繁原「でもこれではっきりしたんじゃない? 逸見さんを絞殺後さらに燃やした犯人は植島君……キミだ」

植島「ぐぐぐ……」

ギリギリと歯ぎしりをして繁原さんを睨む植島クン。

雑木林「だけど、ちょっと待って。本当に死体周辺に何かの燃えカスがあったという事実は捜査・犯行時以外では知ることができないことなの?」

繁原「……どういう意味かな?」

雑木林「簡単なことよ。ソイツが別の事柄から死体周辺の燃えカスを予測した可能性だってあるじゃない」

鷲澤「別の事柄から……?」

植島「そ、そうや! 雑木林の言うとおりや!」

そしてそれをチャンスと見たのか、植島クンがすかさずそんなことを言う。

諭鶴羽「というと、アンタは犯人じゃないって言うんだね?」

植島「当たり前や! オレが誰かを殺すなんて、んなことあるわけないやろ!」

雑木林「なら、話してくれる? こんなところで無駄死には嫌だしね」

植島クンの反論……もし切り崩せるのなら、きちんと切り崩さないと。
例え相手が友達だとしてもだ……!

【ノンストップ議論 開始!】
コトダマ
・異臭騒動
・火ノ元の証言2
・荒らされた倉庫


繁原「キミが捜査、犯行以外の点で死体周辺のことに気付いただって……?」

植島「そうや! だいたいオレが犯人なわけが……!」

雑木林「さっさと話しなさい」

植島「……ほら、オレって【キャンプファイアーの準備】してたやん? 他にも火ノ元とかおったけど」

鷲澤「意外とあっさり話し始めましたね!」

正道「それで?」

植島「で、そんときに【ロープが倉庫にあったのを見た】し……絞殺言うてるからそれで殺したもんやと思ったんや」

如月「ふーん……じゃあその燃えカスっていうのは」

植島「もちろん『ロープ』やろ?」

繁原「つまりキミは【倉庫の荷物の在庫は把握】していたってことだね」

植島「ちゅーても、火ノ元程じゃあらへんけどな。でもまあ組み木作る際に何本か使ったらしいし、たぶん【犯人の使ったロープもその数内に入ってる】んやろな」


↓2
論破or同意

来ないんで安価下

『ロープ』←【火ノ元の証言・2】

正解!

弧消「それに賛成だよ!」同意!


弧消「そうだね。逸見さんを絞殺した凶器は倉庫にあったロープで間違いないと思う」

弧消「……そしてそのロープは事件前と後でさらに一本減っているんだ」

弧消「そうだよね?」

火ノ元「……そうだ。キャンプファイアーを行う際に使ったロープは当然準備のときに使ったんだが……」

明石「それとは別にロープが一本無くなっていた、ってわけか」

繁原「そうなると、やっぱり怪しいのは植島君ってことになるよね?」

植島「はあっ!?」

なお植島クンを狙うようにして言う繁原さん。

弧消「確かに植島クンは怪しいかもしれないけど、だからって彼だけを犯人候補として決めつけるのは……」

繁原「決めつけるねぇ……彼の動揺っぷりを見れば一目瞭然だろうけど?」

見ると確かに彼の動揺はまだ続いているように見えた。ボクにはそれが――いや、それ以上に繁原さんの態度が恐怖だった。

植島「な、何を言うてんねん! そないなこと言うならこっちだって言いたいことあるで!」

繁原「いいよ、聞いてあげる」

植島「そもそもモノクマファイルを見てみぃ! 死亡推定時刻は早朝や!」

植島「そないな時間にオレが倉庫に行ったっちゅう証拠はあるんか!!」

如月「それは確かに……逸見さんが倉庫で殺された以上、当然植島も倉庫に行ってることになるよ!」

諭鶴羽「そんなことはわかってるよ。問題はその証拠があるかどうかだけど……」

チラリ、と諭鶴羽さんが繁原さんを見る。
すると繁原さんはその視線に笑って応え――そのままボクに視線を流した。

繁原「もちろん、あるよ。こけし君も知ってるよね?」

弧消「え!? ボク!?」

植島「なんやて……弧消! そんならお前出してみぃな!」

すっかり我を忘れた植島クンがボクに意識を向けてきた。

ええ……彼が倉庫に行ったであろう根拠……? そんなの、あったかな……?


↓2
コトダマを提示しろ!

【異臭騒動】

不正解!
発言力
7→6


繁原「それは今朝彼が外に出歩いていたという根拠であって、倉庫に行ったという根拠じゃないだろ?」

繁原「もう一度考えてみてくれないか?」

しまった……間違えたみたいだ……


↓2
再安価

【地面の血痕】

不正解!
発言力
6→5


繁原「それは犯人が倉庫で犯行に及んでから林間広場に行ったという根拠だよ」

繁原「そもそも犯人は何の用事で倉庫に行ったのか? それを考えてくれ」


↓2
再安価

【キャンプファイアーの準備手段】

不正解!
発言力
5→4


繁原「……こけし君、もしかしてわかってないのかい?」

しまった……なんだか繁原さんの視線がどんどん痛くなってきてる……!
えっと、犯人だけじゃなくて逸見さんも倉庫に行かないといけないんだよな……それなら……


↓2
再安価

【散乱した道具】

【昨夜の逸見】

正解!

弧消「これだ!」解!


弧消「……昨日のキャンプファイアーからの帰り道、蛇村河内クンが目撃しているんだ」

弧消「逸見さんと話をしている植島クンをね……」

蛇村河内「……」

蛇村河内「……ああ。内容までは知らないが、確かに植島と逸見は話をしていたぞ」

歌亡院「俄然怪しくなってきたわ……その時に逸見さんに倉庫に呼び出されたんじゃないの!?」

植島「な、何言うてんや! そもそも逸見がオレに用事があるわけないやろ!?」

弧消「いいや、彼女には植島クンに用事があったんだ。正確に言うなら、それは植島クンとボクの二人に当てはまることだったんだけど……」

彼女の用事、それを指し示す証拠は――


↓2
コトダマを提示しろ!

【逸見の手記】

逸見の手記

正解!

弧消「これだ!」解!


弧消「逸見さん、どうやら騒がしいところが苦手みたいで……昨日のキャンプファイアーもそれが原因であまり馴染めなかったんだ」

弧消「だからその苦手を克服するためにボクや植島クンを頼ろうとしていた。彼女の部屋にあったメモにそう書いてあったよ」

正道「植島は理解できるが。何故お前まで?」

弧消「……それを勧めたのがボクだったから」

そう。今思えばあんなことを言いさえしなければ彼女は殺されることはなかったのかもしれない……ボクが余計なことを言わなければ……。

植島「で、でもや! それなら怪しいのはオレと弧消っちゅーことやろ!? それでオレだけを犯人扱いってのはどうかと思うで!」

鷲澤「まだ認めないんですか……?」

繁原「残念ながらその二択になった時点でキミが犯人なのは確定したも同然なんだよ」

明石「どういうことだ!?」

繁原「犯人がどうして絞殺後わざわざ死体を燃やしたのか……その理由が植島クンを犯人として考えると、不思議と説明できるんだ」

死体を燃やした理由が……?

繁原「超高校級の芸人である彼だからこその理由、と言えるかもね」

繁原「こけし君、キミはわかってるかな?」

植島クンがどうして逸見さんの死体を燃やしたのか? そんなの……。


↓3までで自由安価。植島が死体を燃やした理由をどうぞ
正解不正解問わず進行するが、この結果で次のChapterからの展開が変化
なお安価範囲内に正解が一つでもあれば正解扱い

やってはいけないことほどやりたくなってしまう芸人の悲しき性

寧ろ本来は自分が燃えちゃう方だった

芸人は非常識な態度や意味のわからない行動で笑いをとるものだから

えー難しい

ただ単に絞殺したんじゃなく焼殺(笑殺)の方がおもろいやんみたいな?

嫌だよ植島クロなんて…何でこんなことに…

初っぱなから好きなキャラが2人揃って死ぬとか絶望的

体調ヤバイんで中途半端ですがここまで。クライマックス推理書けねぇ……
なお全部不正解とだけ言っておきます

chapter3あたりの展開が若干変化。主にこけしではない誰かが酷い目に……


蛇村河内がひどい目に遭うんだな

乙、お大事に
藍原さんが全く救いのないキャラになってしまったよ
そして植島が人殺しなんて未だに信じられないよ

植島のコイツ生き残れないだろ感は某超高校級のランナー並みだと思ってたがまさかクロになるとは…残念だ
お大事に

乙です。
理由かあー......。苦悶の表情を見せたくなかったから、とか?

スキャンダルになるから事件じゃなく事故に見せかけようとしたとか
しかしどう変化したのか気になるな

お大事に

植島の動機選択でなぜか被害を受けるかわいそうな三章の人ェ…
植島はピン芸人じゃなくて相方が居そう

繁原さんは非日常パートで活躍してくれるから日常パートは他キャラにスポットが当たるといいな

帰ってきたら植島クロ確定してるやんけ

良い奴で死ぬ気しかしなかったから覚悟はしてたけど…クロはキツイよ…
イッチドSすぎる…

親友・ヒロインになれそうだった二人が一章のクロと被害者になるなんて

今日も20時頃に始まるかもしれない

植島クロってのもあって更新のお知らせを素直に喜べない…
待ってます。お体に気をつけて無理なさらず

始まる

不正解(答えられない)で進行


弧消「……わかんないよ」

繁原「そっか。なら僕から言うよ」

繁原「……植島君。おそらくキミのこの殺人は突発的な犯行だったはずだ。計画的犯行にしてはいろいろと雑だからね」

植島「……」

繁原「馴染みの無い人がほとんどだろうけど、絞殺っていうのはとても苦しくてね。ギリギリと首を絞められるから、表情も当然苦しそうな表情になる」

諭鶴羽「まあ、そうだろうね。笑って首絞められる人間なんていやしないだろう」

繁原「突発的犯行……つまりこの殺人においてキミは冷静ではいられなかった。逸見さんとの間に何があったかまではわからないけどね」

繁原「そしてキミは超高校級の芸人だ。人を笑わせることに誇りを持っている。そうだろう?」

植島「…………」

策賀「待て。まさかと思うが……」

策賀「……“自分が逸見を苦しそうな表情にさせたのが耐えられなかった”って言うつもりじゃないだろうな?」

……は?

繁原「そうとしか考えられない。超高校級の芸人である植島君にとって、自分が誰かを苦しめることは耐えられなかった……だからその現実から逃げるために、彼女を燃やした」

繁原「死体を燃やせば表情の判別なんて出来やしないからね」

明石「んなおかしな理由なわけが……!」

繁原「言ったはずだよ。現在の状況、この場にいる人間、その他様々な点が既に異常なんだって」

繁原「さらに彼は突発的犯行によって精神が不安定になっていただろうし……常識という考えで判断することは不可能でしかない」

植島「………………」

歌亡院「……じゃあ、本当に……?」

歌亡院さんの言葉に繁原さんが再度、言う。

繁原「逸見さんの首を絞めて彼女を絞殺。これ自体は突発的犯行で、彼が意図的にやってことではないと思う」

繁原「だがその後の死体を燃やすという行為は……彼が意図的に行ったことだよ」

鷲澤「“超高校級の芸人として、誰かに苦しそうな表情をさせた事実が耐えられなかった”……だから、あんなことをした……」

銀土「マジ、かよ……」

弧消「……植島クン?」

植島「…………」

弧消「……今から、キミの行ったであろう行為を全部振り返る。もしそれで反論があったら言ってくれればいいよ……」



【クライマックス推理 開始!】

弧消「まず、今回の犯人と(A)さんは今朝の時点で倉庫にいたんだ。昨夜犯人が相談を持ちかけられたからね」

弧消「それは(B)クンが昨夜の時点で見ているし……彼女のコテージから見つけた(C)が証拠品だ」

弧消「たぶん犯人はこの時点では殺意は無かった……だけど、その相談事が原因でおそらく口論にでもなったんだろうね」

弧消「逆上した犯人は手近なところにあった(D)で(A)さんを絞殺した……本来ならそれで終わるはずだったんだけど……まだ事件は終わらなかった」

弧消「犯人は(A)さんを苦しめてしまったという事実に耐えられなくなり、林間広場にある(E)に死体を運び……そして、点火した」

弧消「そうして自分の犯した罪を消しさろうとしたんだけど……その後の(F)でそれはあっけなくバレたんだ」

弧消「……トリックも何もない事件だけど、犯人の才能に対する固執が垣間見えた。それが犯人にとって最大のミスだったんだ」

安価先忘れてたよ☆


↓3まで。それぞれの穴を適した語句で埋めろ!
正解者一人でもいればクリア

今回ヒントないのか、自信ないけど

A逸見
B蛇村河内
C手記
Dロープ
E組み木
F異臭

A逸見
B蛇村河内
C逸見の手記
Dロープ
E組み木
F異臭騒動

A 逸見
B 蛇村河内
C 手記
D ロープ
E 組み木
F 異臭騒動



弧消「まず、今回の犯人と逸見さんは今朝の時点で倉庫にいたんだ。昨夜犯人が相談を持ちかけられたからね」

弧消「それは蛇村河内クンが昨夜の時点で見ているし……彼女のコテージから見つけた逸見さんの手記が証拠品だ」

弧消「たぶん犯人はこの時点では殺意は無かった……だけど、その相談事が原因でおそらく口論にでもなったんだろうね」

弧消「逆上した犯人は手近なところにあったロープで逸見さんを絞殺した……本来ならそれで終わるはずだったんだけど……まだ事件は終わらなかった」

弧消「犯人は逸見さんを苦しめてしまったという事実に耐えられなくなり、林間広場にある組み木に死体を運び……そして、点火した」

弧消「そうして自分の犯した罪を消しさろうとしたんだけど……その後の異臭騒動でそれはあっけなくバレたんだ」

弧消「……トリックも何もない事件だけど、犯人の才能に対する固執が垣間見えた。それが犯人にとって最大のミスだったんだ」


弧消「そうだよね! 植島恭平クン!!」

Complete!



弧消「……どう、かな。何か反論はある?」

植島「…………」

植島「……無いわ。ああ、見事に見抜かれた」

やがて諦めたように頭を振ってそんなことを言う植島クン。
そしてそれは当然、自分のやった殺人という事実を肯定することであり……ボクはそんな彼を見ることが出来ず、視線を逸らしてしまう。

明石「お前……」

植島「オレを異常やと罵るか? ええで、自分でも異常や思てるしな」

植島「でも……さっき繁原が言っとったやろ? この場にいる弧消以外の全員は希望ヶ峰学園に来る程の才能を持ってる。当然それは常識から大きく外れた、異常とも呼べる才能なんや」

植島「オレはそうだったし……お前らだって、そうかもしれへんぞ」

如月「そんなこと、あるわけないよ」

植島「なんでそないなこと言えるんや! 自分はそうでも、他のヤツも同じとは限らへんで!」

植島「オレはそうやった! 芸人であるなら、誰かを苦しめるようなことしたらあかんかった! なのに……あんなことしてしまったんや!」

植島「だから、オレは……!」

涙で顔を汚しながら植島クンが言う。
決壊したダムのように、言う。

植島「……でも、もうええねん。やっちゃいけないことをしてしもうたらその分のツケが来て当然なんや」

植島「もう……終わりなんや」

モノクマ「……あ、もういいかな? いやいや、随分とひねりのない事件で退屈だったけど……最後にまあまあ面白くなったから良かったよ」

モノクマ「じゃあそういうわけでオマエラ! お手元のスイッチで投票をお願いします!」

モノクマ「多数決の結果クロとなるのははたして誰なのか! そしてその結果は正解なのか!」

モノクマ「さて……どうなんだー!?」


  MONOKUMA
    VOTE

ジャララララララララララララ……

 |ウエシマ|ウエシマ|ウエシマ|

テッテレー!

チャラララララララララララ……


学 級 裁 判
閉廷!!

一時中断。もしかしたら続くかもしれないし今日は終わりかもしれない

安価時間かかったし今日は終わりの方が良いのかしら……

チャプター終わりまでやっといて欲しいっす

あれ結構難しいんやで

待ってます

これが絶望か

再開するよ! するよ!

オシオキまでやるんかな



モノクマ「さてさて……コロシアイ林間学校初の学級裁判でしたが……」

モノクマ「結果は見事大正解! そうです! 今回超高校級の茶道家である逸見燈華さんを殺したのは……」

モノクマ「超高校級の芸人である植島恭兵クンだったのでーす!!」

植島「…………」

歌亡院「本当に……植島だったんだ」

モノクマの正解宣言を受け、ボクを含めた全員の視線が植島クンに集まる。
その視線を受けて植島クンは何を言うわけでもなく……ただ黙って下を向いていた。

明石「ど、どうして逸見ちゃんを殺したんだよ!? つーかそもそもお前、キャンプファイアーを提案した本人だろ!?」

鷲澤「そうです! あのキャンプファイアーを通じて皆が仲良くなればって言ってたじゃないですか!」

諭鶴羽「……逸見と何かあったんだね?」

明石クン、鷲澤さんが植島クンに言う中で諭鶴羽さんが小さく言った。

正道「何か、とは?」

諭鶴羽「そんなのアタシが知るわけないよ。でも植島は逸見に倉庫に呼び出されたんだろ?」

諭鶴羽「それに繁原が言うにはこれは突発的犯行……つまり倉庫で二人の間に何かがあったと考えるのが妥当じゃないかい?」

如月「まあ、そうかもしれないけど……」

植島「…………」

ちらりと植島クンの顔を見て如月さんがあからさまにため息を吐く。

如月「肝心の植島君がこうじゃ……ねぇ?」

蛇村河内「……黙秘権、か」

策賀「だが大方の予想は出来る。逸見は弧消に自分の苦手を克服したいという悩みを吐露して……その相談者に弧消と植島を想定していた」

銀土「すると……“どうすれば植島みたいに明るくなれるのか・どうすれば植島みたいに場を盛り上げたりすることが出来るのか”……」

銀土「そんなところか?」

策賀「だろうな」

弧消「でも! それで逸見さんとどうやったら口論になるのさ!?」

明石「そ、そうだぜ! 植島は超高校級の芸人だし、そういう方面の相談には持ってこいなんじゃ……」

雑木林「逸見さんもそう思っていた。でも実際は違ったってことよ」

ボクと明石クンの言葉をすっぱり切り捨てる雑木林さん。

雑木林「そうよね植島?」

植島「……何が、だよ」

雑木林「もう隠すことでもないでしょ? アンタは逸見さんに場の盛り上げ方・性格を明るくする方法を相談された。でもそれは結果的に地雷だった……」

雑木林「この話題が地雷だったってことは、つまりアンタは超高校級の芸人になる以前は根暗で排他的な性格だったとかそういうのがあったんじゃないの?」

植島「違うッッ!!」

突如、植島クンの怒声が響く。

植島「……オレは、超高校級の芸人やねんぞ? そんな人間が根暗で排他的な性格だったとか……そんなわけあるかいな……」

植島「そうや……超高校級の芸人であるオレにそんな事実はあってはならへんのや……」

正道「……図星、か。嘘や隠しごとには向いてないみたいだな」

裁判時のような動揺を見せる植島クンに正道クンが呆れたようにため息を吐く。

雑木林「まあ、そう思い込んでたとしても人間ってのはそう簡単に割り切れるものじゃないからね。認めたくなかったり忘れたい事実があったとしても簡単に忘れることはできない……」

雑木林「それを逸見さんにほじくり返されたってところかしらね」

鷲澤「でも、どうしてそこまでして芸人としての自分に固執しているんですか?」

鷲澤「何か事情があるんでしょうか……」

策賀「さて、どうだろうな。家庭の問題とか、どうせそのあたりだと……」

植島「そんなんやない! オレは……家庭とかどうだってええねん!」

再び声を荒げて言う植島クンにまたもボクらの視線が集まる。

藤川「ええっ?」

植島「……オレが芸人になったのはただ一つや。ある人を笑わせたかったから……それだけやねん」

植島「一つ年上の、京都住みの舞妓はんでな。ちょっとしたきっかけで知り合ったんねんけど……」

繁原「……ようやく話してくれる気になった?」

植島「ああ。なんか大声出したらいろいろスッキリしたわ」

植島「……とりあえず、話せることは全部話したる」



□■□■□


早朝、オレと逸見は倉庫におったんや。用事は当然、逸見から相談があるって言われてな。
そんときはオレもどんな相談されるのか知らへんかったし……当然殺意なんてあらへんかった。

逸見『こんなことを言うのは恥ずかしいのですが……どうすれば私も植島さんみたいに明るく場を盛り上げることが出来るでしょうか?』

最初聞いたときはポカーンや。いきなり何言うてんねんって思った。
でもその後、すっごい嬉しかったんや。ああ……オレも捨てたもんやあらへんなって。会って少しの女子に相談されるくらいには、変われたんやな……そう思えた。

逸見『私は植島さんとは違ってこんな性格ですから……まずこの性格を少しでも改善しないと、みなさんと仲良くするのが難しいと思ったんです』

なのに……逸見は……。

逸見『ですから芸人さんの植島さんに相談をしたんです。植島さんはきっと最初からそういう明るい性格でしょうし……むーどめーかー? という存在だったんだと思います』

逸見は……。

逸見『私は明るい性格とは程遠いですし……正直、植島さんが羨ましく思えてたんです……だから……!?』

逸見『うえ……し、ま……さん……? いったい、何を……し、てぇ……!?』

…………。




ゴキッ。



□■□■□


植島「……逸見と話してるうちになんだか思い出したくないことまで思い出した気がして……カッとなった……」

植島「ははっ……笑っちまうやろ? 人を笑わせる芸人が誰かを殺してるなんて、本末転倒や」

植島「でもそんな事実はあってはならなかった……あの人を笑わせるのに、誰かを殺したって事実は邪魔だった……」

雑木林「だから組み木の中に死体を放り込み、燃やした……」

雑木林「同情の余地無し、ね。まったくもって」

弧消「そんな言い方……!」

植島「ええねん。なんちゅーか、それが当然の答えやろうし」

植島「……弧消もすまんかったな。偉そうに友達だのなんだの言ったくせに、こんなことしちまって……」

弧消「……植島クンは悪くないよ。悪いのは……モノクマだ」

モノクマ「ええっ!? ボクが悪いの!?」

正道「黙っていろ」

モノクマ「…………」

如月「驚くほど素直に黙ったね」

弧消「だから……植島クンは今でも、間違いなくボクの友達だよ」

植島「弧消……」

ボクの言葉に驚いたような顔をする植島クン。
大丈夫。ボクは間違っていない。本当に悪いのは……モノクマなんだ。
彼はモノクマと今の状況に乗せられただけ。植島クンを責めるのは……違う。

植島「……そんなら、勝手で悪いんやけどオレの願い聞いてくれるか?」

弧消「……いいよ」

植島「もし外に出て、藍原舞っちゅー女を見たら……謝っておいてほしいんや。偉そうなこと言ったけど、あれはオレが言うべき言葉じゃなかったんやって……」

ボクにとってその言葉の意味はわからない。
でも、友達の頼みなら……断れるわけがない。

弧消「うん……わかった」

植島「へへ……ありがとうな。本当……」

モノクマ「オマエラ話長すぎだからここまで! もうオシオキタイムに入るよ!」

ついに我慢が限界に来たのか、モノクマがそんなことを言う。

鷲澤「オシオキって……」

雑木林「処刑、だったわね」

明石「ひいっ!? しょ、処刑!?」

弧消「ま、待てよ! まだ話は終わって……!!」

モノクマ「うるさい! ボクが終わりと言ったら終わりなの!」

モノクマ「てなわけで! 超高校級の芸人である植島恭兵クンのために!」

植島「お前ら! お前らは絶対にこんなのの思惑どおりに動いたりすんなよ!」

モノクマ「スペシャルなオシオキを用意しました!」

植島「オレは今からあの世で逸見に謝ってくるから! それで許されることじゃあらへんってのは知ってるけど、それでも謝ってくるから!」

モノクマの言葉を無視して植島クンが言う。叫ぶ。涙を流しながら。

モノクマ「それでは張り切っていきましょう! オシオキターイム!!」

植島「だからお前らは! オレみたいにアホで最低なことはするんやないでぇぇぇぇぇ!!」


ぴこんっ☆

GAME OVER
ウエシマくんが クロにきまりました
おしおきを かいしします



【超高校級の芸人 植島恭兵処刑執行】
【爆笑! 体を張った命がけのギャグ!】

植島クンの前に一人の女の子がいます。彼女の顔は暗く、今にも壊れそうですね。

植島クンが顔芸をします。
笑いません。
植島クンがおかしなダンスをします。
笑いません。
植島クンがモノマネをします。
笑いません。

それでもなお挑戦を続けようとしたとき、ふと植島クンの体が浮きました。
ロープで宙づりになった植島クン。女の子との距離がかなり離れます。

慌てる植島クンの近くに舞い降りたのは小さな小さな爆弾。

……爆弾?


突如爆風と轟音が響き渡ります。
するとどうでしょう。女の子が笑っているじゃありませんか!

まさに体を張った命がけのギャグ! さすがは超高校級の芸人であると言うべきでしょうね!
もっとも、このギャグの欠点は相手の笑顔を見ることが出来ないところなんですが……でも、そんなことを気にする必要がないくらい女の子は笑っていますよ。


あはははははははははははははははははははは!!
あはははははははははははははははははははは!!

暗い顔でよく見えなかった顔が今ではすっかり明るくなりました。
赤い左目と白と黒で彩られた顔。愛くるしいその顔は間違いなくモノクマでした。

京都住みの舞妓をしてる可愛い女の子だと思った?
ざーんねん! モノクマちゃんでした!!

ああ……このなんとも言えない感じ……



モノクマ「ひゃっほーう! エクストリーム!」

モノクマ「気分爽快絶望炸裂! いやあすっきりしたよ本当!!」

鷲澤「いやあああああ!?」

明石「おえっ……な、なんだよこりゃあ……!?」

策賀「…………」

正道「……ゲスいことをする……!」

繁原「これが、真実を求めた代償……!?」

モノクマの場違いな明るい陽気な声と、みんなの唖然とした声が混じり合う。
裁判中しっかり動いてくれた繁原さんもあの光景に唖然としていた。

ボクにいたっては……声を発することもできず、ただ今の惨状が映されていたモニターを見るしかなかった。

モノクマ「いやあボクが与えた動機がまったく関係ないところで事件が起きたものだから、最初はつまんないなって思ってたけどさ」

モノクマ「でも考えようによってはボクが動機を与える必要がないってことだよね! そう考えるとボク俄然やる気が出てきたよ!」

弧消「……」

モノクマ「でもこけしクンにとってはいきなり災難だったね。まさか友達になれそうだった子が続けて二人死ぬなんて」

モノクマ「いやぁ、なんていうか……絶望的ィ!!」

モノクマ「ぶひゃひゃひゃひゃ!!」

そうして笑うモノクマを見てボクの握った拳は震えていた。
恐怖ではなく、怒りで。

モノクマの顔を殴りたい。蹴りたい。この怒りを暴力という形でぶつけたい。

……でも、それは出来ない。それをしたらボクはモノクマに殺される。
そうしたら……ボクは友達との約束を果たすこともできなくなる。

モノクマ「……つまんないの。てっきり怒ってくれるかと思ったんだけどさ」

モノクマ「でもまあいいや! まだまだコロシアイ林間学校は始まったばかりだしね! 楽しみは後にもとっておかないと!」

銀土「ふっざけんな! まだこんなことさせる気かよ!?」

繁原「……こんなことをして何が目的だい? 僕にはお前の目的がさっぱり読み取れない」

繁原「僕らの親に身代金でも要求する気か? でもそれならコロシアイをさせる理由もないし、衣食住が確約されているのも不可解だ」

諭鶴羽「確かに……モノクマの目的がさっぱり読めないね」

モノクマ「あれ? 言わなかったっけ? ボクの目的は……絶望させることだって」

絶望……?

モノクマ「どうしたのさこけしクン! そんなハトが豆ガトリングガンくらったような顔して!」

歌亡院「……どんな顔よ」

モノクマ「まあそういうわけだから、学級裁判はこれで終わり! さっさとバンガローに戻りなよ!」

モノクマ「あとオマエラのためにいろいろ面白いものを用意してるからさ! それにも期待をしておいてよ!」

モノクマ「以上! 解散なのじゃ!」

モノクマ「なんつって☆」


□■□■□


【バンガローエリア】

そうしてわけのわからない学級裁判が終わり、植島クンがわけのわからない処刑で死に……ボクらはバンガローエリアへと戻ってきていた。

道中の会話は一切無し。当然だ。それどころじゃないのだから。

なのに……ボクは今、無性に誰かと話したくなっていた。
誰でもいい。誰かと話して気を紛らわしたい……。


↓3まで。生徒一名指定
コンマ一番高いレス採用

正道

歌亡院

雑木林

明石

鷲沢

蛇村河内

諭鶴羽

こういうときはマジで早いんだからぁ

藤川と書きたかった
しかしみんなバラバラだな

なんで裁判終わった瞬間こんなにも早いの?

同コンマにより直後判定
偶数で正道
奇数で歌亡院

はい

裁判はミスったらどうしようとか思ってしり込みしてまうんや

正道さん!


弧消「……正道クン」

バンガローに向かう正道クンを呼びとめる。
すると正道クンは意外とあっさり立ち止まってくれた。

正道「弧消か。どうした?」

弧消「……どうした、っていうか」

正道「いや……愚問だったな。すまない」

弧消「ううん! 正道クンが気にすることじゃないって!」

申し訳なさそうにする正道クンにそう言うと、正道クンは何かを思い出したかのように口を開いた。

正道「そういえば弧消。お前に一つ聞きたいことがあるんだが」

弧消「どうしたの?」

正道「植島の件だ。アイツは理由と経緯はどうあれ、間違いなく人を殺しているんだぞ」

正道「……藍原舞と言ったか。その女に会ったら今回のことは全部言う気か? そもそも、お前がそんなことをする必要もないと思うが」

弧消「どうしてさ……?」

正道「人殺しの頼みをそう簡単に受け入れる必要があるのかどうか、だ」

正道「お前は甘い。少しくらいその甘さを取り除かないと、今に手痛い目にあうぞ」

ジッとボクを見て正道クンが言う。
そんな正道クンに向かってボクは――


↓2
1それでも彼とは友達だったんだ。それなら、その頼みを叶えるよ
2悪いのは植島クンじゃない。モノクマだ
3……そうだね、改めて考え直すよ
4自由安価

1

1

3



弧消「それでも彼とは友達だったんだ。それなら、その頼みを叶えるよ」

そうボクが言うと、正道クンは驚いたような顔をしたあとでため息を吐く。

正道「……そうか。それならもう俺から言うことは何もないな」

正道「その甘さがいつかお前の命を奪うことになっても、後悔はするな。絶対にだ」

弧消「え? 正道クン、それってどういう――」

正道「忘れろ。じゃあな」

ボクの言葉を聞く前に正道クンが立ち去ってしまう。

今の正道クンの言葉……どんな意味があったんだ?


【Info】
正道との親密度、変化無し

ハズレか



【???】

モノクマ「こけしクンか……彼は所詮幸運枠だなって感じかな。つまんない子だよ」

モノクマ「それよりも……あの繁原さんは厄介だなぁ。うん、非常に厄介」

モノクマ「何か早急に手を打たないと寝首かかれそうだよ! うぷぷ!」

???「…………」

モノクマ「ね。キミもそう思わない?」

モノクマ「って……ああ、話せるわけないか。口塞がれてるんだし」

モノクマ「さてと、どうしようかなぁ……どうしようかなぁ……」

うわぁぁぁ
植島の最後の台詞は訴えるものがあるな。これで二章以降のアホなコロシアイは起きないな!(錯乱)



【同日 ???】


???「それで、昨日の夜発見された山奥からの煙についてだが……」

???「報告によると、その周辺には希望ヶ峰学園の用意した林間学校用の施設があるらしい。だがその施設も含めて周囲に住んでる人間はいないとのことだ」

???「となると、片方のコロシアイはそっちで行われていると見て間違いないね」

???「そしてもう片方は機能が停止したはずの学園……」

???「そういうことだ。もっとも、両方の場所の防衛は鉄壁で侵入は不可能と考えるべきだろうがな」

???「だが山奥の方は、空からの侵入が出来るかもしれない。一度空から様子を見るべきだ」

???「…………」

???「おい、しみったれた顔をするな。悔むのは全部手遅れになってからでいい」

???「そうでないときは傲岸不遜にしてみせろ」

???「そ、そうよ! 白夜様からのありがたいアドバイス、しっかり受け止めるように!」

???「何故お前がここにいる! 出てけ!」

???「あはは……」

???「結論としては私も今の意見に賛成よ。数名を動かして実際に目視で確認するべきだと思うわ」

両方ともゲーム世界じゃなくて現実世界確定か…植島藍原に救いの可能性なくなったな…

???「ボクもそれには賛成だよ。でも……誰が行く?」

???「私が行く。もうこれ以上あんなのの好きにさせない」

???「ヘリを動かせる人もいた方がいいわね。これは私たちの独断行動でもあるから、この場にいる人間以外の職員を動かすわけにはいかない」

???「それならば俺も同行する。この中でヘリを動かせるのは俺くらいだろう」

???「な、ならあたしも……!」

???「来るな」

???「じゃあ後はそうね……首括君、アナタも行きなさい」

???「なにっ? 僕もか?」

???「異論あるかしら?」

???「……ない」

???「じゃあこの三人で良いね」

???「私は別件で行けないから、しっかりよろしく」

???「ああ……」




御陵「はは……キツイ上司を持っちゃったね首括」

首括「言うな。それ以上は何も言うな」

十神「お気楽な話はそれまでだ。翌日早朝、さっそく行くぞ」


Chapter1 燃える絶望輪舞曲 非日常編 完


【リザルト】


友人
植島(Dead)・逸見(Dead)

知人
鷲澤・歌亡院・銀土・明石・藤川・正道・策賀・蛇村河内・如月

知人?
雑木林

顔見知り
火ノ元・諭鶴羽・繁原


アイテム
カットバサミ
イン・ビトロ・ローズ
武神のお守り
百年ポプリ
神の砂の嵐の角


特別アイテム
なんでも辞典
夏の日差しの万能キー


ダンガンパワー
6個


モノクマメダル
0枚

うーんこの絶望的関係欄

【クリアボーナス】

直後コンマ下一桁×2でメダル
↓2コンマ下一桁×2でダンガンパワーゲット

今回ミス回数4なので実際にはコンマ下一桁×2-4となります

ダンカン

ほい

これはひどい…まさに絶望的

ほい

※固定入手ボーナス書くの忘れてた。今さら遅いかな……

むしろないと辛いぜマジ

こけしくん本当に幸運枠なの?

各種入手数0
固定入手ボーナスとして各種10として

メダル10枚ゲット!
ダンガンパワー10個ゲット!


※次回からは忘れないようにします

【シノのへや】


ルールル ルルルルールル ルールル ルルルルールル


影山「詩乃の部屋にようこそ。ここでは質問意見その他諸々に答えていくコーナーです」

影山「植島さんは……まあ、察してください」

影山「では何かあればお気軽にどうぞ」

そういや苗木君や狛枝は影山さん的にどーなの?
今林間にいる正道君も含めて

友人二人が死んでようやく主人公らしくなってきたなこけしくん

こけしくんホント運が無いね
この調子だと妹の生存も絶望的

>>522
>その内容までは当然蛇村河内にはわからないのだが……。

どうでもいいけど今回コトダマ一覧見直す度にこの1文にツッコミたくって仕方なかった

今回の正道の発言は前作正道との関係を匂わせる発言のような気がする……
夏目たちはジャバウォック島で仲間の目覚めを待ってるんかな

友人がDead並んでるって絶望的…

正道胡散臭いって思ってたけどそんな感じしないな(てか一番胡散臭いの蛇村河内だし)
確かな価値観を持ってるようだし、正道に扮してる理由も何かありそう

>>702
影山「狛枝さんはなかなか波長が合いそうです。一度学園生活を共に送ってみたいですね」

影山「苗木さんは……一般人でありながらも世のために頑張ってるので、好感ほ持てますね」

影山「正道さんは……ふふ、ノーコメントで」

>>703
>>704
影山「この絶望を乗り越えて、希望を目指してほしいです」

>>706
影山「そのあたりも本編が進めばわかる……かもしれませんね」

影山「ではお疲れさまでした。>>1は朝から仕事なので寝るみたいです」

影山「その前にアンケート的なことをしておきましょう。エリア2で何かこういう施設が欲しいというものがあればお願いします」

影山「一応現在は展望台を予定してるので、それ以外のもので」

影山「ではお願いします。その他意見感想支援絵等あればどうぞ。wikiについては1は手が出せないので基本あってないようなものとなります」

温泉(混浴)とか博物館とか温泉(混浴)とかじゃない?
肝試し的イベントは言い出すキャラが居なくなっちまったし…
あとは温泉(混浴)とか


個人的には温泉とか林道とか欲しい
物語が進んだら原作の学園長室的な役割で管理棟があるといいかもね

釣り堀とか資料館があるといいかな

湖とか、テンプレ的な長い階段上ってくとたどり着けるお寺とかも良いかも

グラウンドとかアスレチックとか

希望ヶ峰学園の用意した林間学校施設なら各キャラが才能を生かせる施設があってもいいと思う

首括さんがすっかり従順な部下になってる件

あれ?これ十神首括御陵もコロシアイ参加フラg

夏目勢の参戦は難しいか…島に残ってるしな

乙。植島さんさようなら…
火ノ元、正道、蛇村河内と3人も寡黙・無口枠居るし(策賀は微妙なライン)
最後の生き残りに寡黙枠がいる珍しい展開になるかな?オリロンも原作も寡黙な人みんな最後までに死ぬこと多いし

>>719
火ノ元→なんとなく生き残りそうな気はしないでもない
正道→詐欺師ポジだし危うい……?
蛇村河内→死にそう(偏見)

あとここでまさかのかませ出演とはww

火ノ元→植島と親しかったし、彼の遺志を継いで生き残ってくれれば…
正道→死神こけしと正体明かすレベルに親しくなると死にそう
蛇村河内→死ぬ(確信)
策賀→漢字が読めないのを苦に自殺…?

>>721
自殺は無いにせよ漢字読めない設定は事件に生かせそうだよね

エリア2には工房が欲しい
主に銀土くんと如月さんのために

意見ありがとうございました
今まで出た意見を可能な限り取り入れつつエリア2の地図書いて更新となります

その前に綴さんスレかな?


次の更新予定は?

>>724
未定the未定
一応エリア2の地図は書けたとだけ……

今載せるべきかしら

どうぞどうぞ

やっぱり寝るよ、おやすみなさい
質問意見支援絵叱咤激励等何かあればお願いします

あ、誰かわからないけどwiki更新ありがとうございました


主人公のスキルがなかったから御陵さんだけスキルとプロフィール的なの書いてみた
>>1じゃなくてもなんか追加したいことあったら適当に編集すればいいと思うで

そもそも1が利用者登録なるものをしようとしたらエラーで弾かれて1が編集できないという

これ携帯からは無理なのか……

というわけでwikiはどんどん編集してくれて構いません。1はこういうの苦手でして……

漢字『は』読めないが他の字
(象形文字とか)は読める

そろそろ綴さんスレも恋しくなってきた
転校生候補の任暁さんはお蔵入りになりそうやね

地図書いたから貼るだけ貼ります。相変わらずの見にくさやけど
次回は綴さんスレ更新。ただし日にちは未定


http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org5337831.jpg_0Dfob3Ep6ZREBCZBkmts/www.dotup.org5337831.jpg

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org5337834.jpg_Vf52D8pM0EePwPANrZed/www.dotup.org5337834.jpg

下げてた


エリア1の地図も貼っておくれよ

銅像がある…
多和良かジョーか加賀美に違いない

>>735
http://imepic.jp/20140930/014520
これ?
前スレに貼られてたよ

>>737
ありがとう
林間広場からまっすぐ進んだ先がエリア2になるのかな

展望台の形が変になったけど地図支援
ドット絵はお借りしました
http://i.imgur.com/ZNInkyB.png
http://i.imgur.com/a4BtsVC.png
http://i.imgur.com/uyVEVcO.png
http://i.imgur.com/98oXJcn.png

>>739
まさにそんな構図です。ありがとうございます
そしてバンガローの配置まで……重ねてありがとうございます

19時だかそのあたりに綴スレchapter終わりの短編的なのだけ投下します

うぃっす

個室展望部屋の隣にある空白は吹き抜けってこと?
そして地図の上に乗ってるモノクマは絶対絶望少女の予約特典か

>>742
その辺りは本編で説明があるだろうよ

chapter頭の部分終わらせたいので20時30分ごろにこちらを投下するかもしれない

【翌日早朝】


御陵「確か煙が上がっていたっていう場所はこのあたりだったけど……」

十神「あそこだな」

十神君の操縦するヘリに乗って私たちは件の場所付近の上空にやってきた。時刻は朝の五時前。

御陵「結構大きい場所だね」

十神「希望ヶ峰学園の施設だからな。当然だろう」

十神「そんなことよりもだ。首括、どうだ?」

望遠鏡で施設の方を見ていた首括がその言葉に返事をする。

首括「……乗り込むのは無理だな。ここからじゃ見えにくいが、どうやら施設内のあらゆる箇所に上空に銃口を向けたマシンガンのようなものがあるみたいだ」

御陵「つまり必要以上に近づくと……」

首括「マシンガンが乱射されるってことだ」

十神「ならばどうする? マシンガン程度なら少し浴びたところで機体自体には問題はないだろうが、乗り込むともなれば話は別だぞ」

十神君の言葉は当然だ。乗り込むともなれば長時間銃弾を浴びることになるし、そうなれば機体自体もただでは済まない。
だけどそれは首括も想定内だったようで、たいして驚いた顔をすることもなく隣に置いておいた袋を抱える。

首括「安心しろ。こっちもそれくらいの想定はしておいた」

首括「問題なく突っ込んでくれ。ただし射程内ギリギリのところで止まるようにしてほしい」

十神「乗り込むこともせず銃弾を浴びろと?」

首括「そうだ。マシンガンの銃弾をこちらに向け、その間に施設内にこれを落とす」

自信満々に言い切る首括。

御陵「その袋は何なの?」

首括「僕と不二咲の二人で新しく改良した新バージョンの発明品だ」

そうして言う首括の懐の袋からわずかに飛び出ているのは――見たことのある、まるでウサギの耳のようなものだった。


□■□■□


そして首括の提案どおりに施設近くまでやってきた私たち。

当然、そこまで来ればマシンガンの射程範囲内となり、周辺の銃口が一斉にこっちを向き乱射される。

御陵「ちょ、これ本当に大丈夫なの!?」

十神「大丈夫だ! それよりも首括! 早くそのウサギを放り投げろ!」

銃弾は主に下から来ているので少しくらいなら窓を開けても問題はないとは思うけど……。

そんな私の心配を知ってか知らずか、首括は慌てる様子もなくゆっくりと袋からウサギのぬいぐるみ――ウサミを取り出した。

ウサミ「……てんてろてーん! あちし、復活でちゅ!」

この場に似つかわしくない陽気な声が聞こえる。

ウサミ「ってほわあああああ!? なんだかいきなりクライマックスな雰囲気なんでちゅけどこれってどういうことでちゅか!?」

首括「ウサミ。時間がないから簡潔に言うぞ」

首括「お前を今からあの施設内に送り込む。あそこではまたコロシアイが行われているから、それを阻止してくれ」

ウサミ「コロシアイでちゅか!? で、でもどうやって……? それに、送り込むって言われても……」

突然の言葉に慌てるウサミ。そして首括はそんなウサミの両耳を掴んで一言、こう言った。

首括「基本的な現在の知識が入っているプログラムも直に起動する。……未来機関第十四支部ウサミ、健闘を祈る!」ポーイ

ウサミ「カッコイイこと言ってるのに送り方が雑じゃありまちぇんかぁぁぁぁぁ!?」

そんな叫び声をあげながらウサミが銃弾の雨の中を落下していく。

御陵「……って! ぬいぐるみなんだから銃弾当たったらそれで終わりなんじゃないの!?」

首括「心配いらん。言っただろう、改良したと」

十神「防弾にでもしたのだろうな」

十神「とにかく、これ以上は限界だ。さっさと帰るぞ」

言いながら私たちの返事を聞かず十神君が機体を旋回させて引き返す。

御陵「これで事態が少しでも良い方向に進めば良いんだけど……」

十神「以前みたいにモノクマに改造されることがないよう願うしかないな。もしくはそれよりも前に、何か手がかりを提示できるかどうか……」

首括「とにかく、今できるのかこれくらいだろう。あとは霧切たちの成果を期待するしかない」

そうして私たちは未来機関の拠点へと引き返すのであった――

ああ、裏目る未来が…



Chapter2 堕ちる絶望小夜曲 (非)日常編


キーン、コーン……カーン、コーン……


モノクマ『えーと、希望ヶ峰学園林間学校実行委員会がお知らせしまーす!』

モノクマ『朝七時になりました! 起床時間となります!』

モノクマ『本日も自然を愛する心を忘れずに、全身全霊で頑張りましょう!』


あの忌まわしい裁判が終わり、翌日。

弧消「……」

当然ボクの気持ち曇っていた。あんな出来事があったんだ、仕方ない。

でも、いつまでも引きずるわけにはいかない。少なくとも、ボクはみんなの食事を任されている。
こんなときだからこそ、食事でもして気持ちを紛らわしてもらいたい。

弧消「……行くか」


□■□■□


【炊事棟】

……あんなことがあったんだから一人や二人、バンガローに残っているかと思っていたけど意外とそういうわけではないらしく。なんと朝寝坊常習犯の雑木林さんも来ていた。

つまり、今この場には全員が来ている。だというのに、今この場を支配するのは重い空気だった。

明石「……あのー、いくらなんでも重すぎやしねぇか今の空気?」

諭鶴羽「アホ。あんなことがあったのにいつもどおり振る舞えるわけないだろうに」

火ノ元「…………」

明石クンがなんとかこの空気を払拭しようとするけどすぐにそれは無駄に終わってしまう。

如月「こういうとき場を盛り上げてたのって植島君だったしね……」

諭鶴羽「アンタも。少しは空気を読んで発言しな」

正道「惜しい男を亡くしたな……」

諭鶴羽「だから……」

諭鶴羽「……もういいよ」

諭鶴羽さんもついに諦めたのか、そう言って口を開くのをやめる。
いよいよ誰も喋らない沈黙のなか、炊事棟にある唯一のモニターが起動した。



モノクマ『やっほー! オマエラ元気にしてる!?』

そこに映っていたのはモノクマだった。今ボクらの空気とは正反対の、陽気な口調で話す。

銀土「なんだよ朝っぱらから……」

藤川「……嫌なものを見た」

モノクマ『さて、オマエラは学級裁判を無事に勝ち抜けたのでボクからプレゼントをあげたいと思います!』

プレゼント……?

モノクマ『生徒手帳も更新しておいたけど、林間広場を真っ直ぐ進んだ先に封鎖されてる道があったね? あそこを通過可能にしておきました!』

繁原「……確かに、行けるようになってるね」

弧消「本当だ」

すぐに確認すると、確かに施設見取り図が更新されていた。

モノクマ『いつまでも今のままの行動範囲じゃつまんないしね! 適度な刺激があればあるほどオマエラみたいなゆとり世代はハッスルするものだろうし?』

モノクマ『あともう一つ、とっておきのゲームも用意してあるよ! あとでまた電子生徒手帳を更新しておくから、是非やってみてね!』


最後にそう言い残してモノクマを映していたモニターが消える。

弧消「ゲーム……って」

銀土「どうせロクなもんじゃねぇだろ……クソゲーってヤツ?」

鷲澤「そもそも私はゲーム苦手です……」

歌亡院「いや、今重要なのはゲームの方じゃなくて新しく行けるようになったって場所なんじゃ……」

ゲームの方に話が逸れているのを歌亡院さんが修正する。

策賀「そうだな。もっとも、罠の可能性があるかもしれないが……」

繁原「だとしても、手をこまねいていたって現状は変化しないし」

繁原「……その罠にかかるしかないみたいだね」

明石「じゃ、飯食ったらとっとと行く感じ?」

正道「気は乗らないが、繁原の言うことにも一理ある。仕方ないか……」

そうしてボクたちは朝食を済ませたあとでモノクマの言う新しく行ける場所を探索することにしたのであった。


↓2
弧消の探索場所選択
1 温泉(火ノ元・如月)
2 ゲームセンター(明石・藤川)
3 医務室(諭鶴羽・銀土)
4 展望台(歌亡院・鷲澤)
5 資料館(策賀・雑木林)
6 モノクマ博物館(正道・蛇村河内・繁原)

2

2



【ゲームセンター】

林間広場を真っ直ぐ行って右手にある建物を担当することになったボクと明石クン、藤川さん。
どうやらここは規模こそ小さいもののゲームセンターのようで、いろいろなゲームが置かれていた。

弧消「なんでこんなものが……」

明石「わかんねぇけどよ、近くに温泉もあるし娯楽的な建物も欲しかったんじゃねぇの? 温泉とこういう娯楽ってセットになってるしよ」

弧消「まあ、確かによく見かけるかもしれないけど……」

弧消「って、あれ? 藤川さんは?」

そんなボクの問いに明石クンが苦笑いをしながらある場所を指差したので、視線をそちらに向ける。


藤川「……ここ!」ターンッ!


――クレーンゲームに熱中している藤川さんがそこにいた。

明石「ここに入ってすぐ飛びついてったぜ」

弧消「っていうか、お金とかどうしたのかな……?」

明石「ああ、ここのゲーム全部が無料みたいだぜ? まあ林間学校の施設だし、こんなところで金貰ってもおかしな話だろ」

そうなのか……まあ、それなら問題はない――のかな?


↓2
会話相手選択
1 明石
2 藤川

1

1

※ 明石選択


明石「つか、本当無駄なところまで気合入った作りようだよなこれ。こんなところのゲーセンなんてもっと小規模でもいいと思うけど」

弧消「あはは……まあ、そうかもしれないね」

明石「でもまあ、今のオレらにとっちゃこういう場所も大事かもしれねぇな。気晴らしにはちょうどいいだろうし」

通算五回目の挑戦をしている藤川さんを見ながらそんなことを言う。

確かにそういう面ではこのゲームセンターはあって良かっただろう。

弧消「明石クンはやらないの?」

明石「アホ。オレまでゲームに夢中になってたら探索が疎かになっちまうだろ」

それもそうだ。三人中二人がゲームに夢中になっていたなんて冗談にもならない。


↓2
1 でも少しくらいなら良いんじゃないかな?
2 そんなことしたら諭鶴羽さんに怒られるかもしれないね
3 それなら藤川さんにも注意したほうがいいんじゃ……
4 その他自由安価

2

なら僕が

※ 2選択


弧消「そんなことしたら諭鶴羽さんに怒られるかもしれないね」

と、冗談のつもりでそう言うと明石クンは何かを思いついたような顔になった。

明石「諭鶴羽先生に怒られる……」

明石「有りじゃねぇ!?」

弧消「ないよ!?」

まさかそんな反応をされるとは……。

明石「あ、でもそれなら諭鶴羽先生に報告するのがいるな……」

明石「じゃあ弧消! オレ今から格ゲーしてくるから諭鶴羽先生に報告よろしく! なるったけオレが怒られる感じに頼むな!」

弧消「嫌だよ! そんな特殊すぎる頼みはいくらなんでも受けれないよ!」

明石クンを説得すること五分。あまり探索できなかったボクらはそのまま仕方なく炊事棟へと戻るのであった。

――本当に怒られないよね? 大丈夫だよね?


【Info】
明石との親密度が上昇しました



【炊事棟】

そうして戻ってきた炊事棟。どうやら戻ってきたのはボクたちが最後だったようで、他の人たちはすでに席に座っていた。

繁原「やあ、遅かったね」

火ノ元「探索に熱中になるのはいいことだろうが、時間も少しは気にするべきだったな」

弧消「あはは……」

本当のことを言ったらおそらく全員から非難されるだろうなぁ……。

如月「じゃ、さっそく報告会する?」

火ノ元「ああ。なら俺たちからしよう」

そうしてさっそく報告会を進めていく。だけど大した情報はなく、どれも思っていたとおりの内装をしていたとのこと。
温泉は混浴でサウナもあり、医務室はそのまま医療道具が保管されていた。展望台は個室展望部屋と屋上があり、個室はチェーンでロックができるらしい。

歌亡院「で、展望台の一階に鍵がかかってる部屋があって。そこだけ入れなかったわ」

繁原「鍵がかかってる部屋……」

いかにも怪しい部屋だけど……無理に壊してモノクマにとやかく言われるのも面倒だし。今は放置しておくしかないだろう。

そうして続けて報告を聞いていく。資料館はいろいろな資料が保管されていて、その膨大な量が原因でまだ全部は調べていないらしい。

最後にモノクマ博物館を探索した正道クン、蛇村河内クン、繁原さんの報告になる。

こやつめ、ははは

正道「……モノクマ博物館だが、見ていて気持ちのいいものではなかったな」

繁原「中には多種多様のモノクマが展示されていたよ。軍人が使うような盾を持っているモノクマとか、丸いボールのような形をしたモノクマ……」

蛇村河内「……それ以外はモノクマに関する資料が並んであったが……まあ、あれについては見るにも値しないと思う」

多種多様のモノクマが展示されていた……それは確かに、見るに値しないだろうなぁ。
なんて思っていると、どうやらまだ報告は終わってなかったらしく繁原さんが続けて口を開いた。

繁原「まあ、博物館に関してはそれだけだし脱出の手がかりもなかったけど……一つ気になることがあったんだ」

弧消「気になること?」

正道「……おい、入ってこい」

正道クンが炊事棟の入口に向かって声をかける。

そんな光景にボクらが首を傾げていると――予想していなかった人物が入ってきた。




???「ふははははは!! 光の意思により我を負かしここまで連れてきただろうが、それも終わり! 我もこれ以上お前たちのような存在にいいように動かされるほど甘くはない!!」


弧消「……だれ?」

それはボクより少し小さいくらいの体格をした女の子だった。両手にはぬいぐるみのようなものを付けている。

ついに来たか…!

綴スレ更新来ないかな~ってちょくちょく覗いてたらこっちかよ!!

諭鶴羽「光の意思……?」

正道「モノクマが展示されているなか紛れて展示されていた」

明石「どういうことだよそれ!?」

いろんな形のモノクマの中にこの子がいたってこと……? なんだかすごいシュールな光景だな……。

繁原「話を聞こうにもこの調子で通じなくてね。仕方なく無理やり連れてきたんだけど……」

???「ふんっ。少し油断してしまっただけのこと。本調子ならばお前たちのようなのに負けるわけがない!」

銀土「ダメだ言ってる意味がわかんねぇ……おい、誰か翻訳家連れてこい」

諭鶴羽「……仕方ないねぇ」

すると呆れたように諭鶴羽さんが息を吐き、女の子の前に立つ。

諭鶴羽「名前、教えてくれるかい?」

???「お前たちのようなものに名乗る名前など……」

諭鶴羽「…………」

???「ひっ……!? え、えっと……任暁美言です……」

鷲澤「名乗った!?」

ここからじゃ諭鶴羽さんの背中しか見えないけど、なんだろう。今とんでもないオーラを感じたような気が……。

加賀美『呼んだ?』←超高校級の翻訳家

諭鶴羽「よし、いい子だね。じゃあどうしてこんなところにいるのか説明してくれるかい?」

任暁「えっと……なんていうか、あたしにもよくわからなくて……」

弧消「よくわからない?」

任暁「はい……希望ヶ峰学園に入学する予定だったのに気付けばこんなところにいて。白と黒のクマのぬいぐるみに捕まってました……」

繁原「希望ヶ峰学園に入学する予定で……」

策賀「気付けばここにいて……」

諭鶴羽「白と黒のぬいぐるみに捕まっていた……?」

三人口を揃えてそう言う。
だけどそれは当然だろう。だって今彼女が言った内容は――当初のボクらと完全に一致している。

任暁「えと……どういう状況なんですか……? ここはどこなんですかね……?」

任暁さんの言葉に返事をしたのは繁原さんだった。彼女が簡単に説明をする。
ここは希望ヶ峰学園が用意した林間学校の施設で、現在ボクらはコロシアイ修学旅行を強制されていること。
外に出るには誰かを殺し、その後の学級裁判で全員を騙して勝つこと。
その他もろもろのルールを聞き終えた任暁さんは……何も口にすることはなくポカンとしていた。

任暁「……え?」

雑木林「無理もないわね。こんなことになってすぐに受け入れるような人間はそう簡単にはいないわ」

繁原「まあ、そういうわけさ。キミもそのコロシアイ修学旅行に巻き込まれたんだ」

>>768
俺も同じこと言おうと思った

任暁「そんなの……」

繁原「酷なことを言うようだけど、キミが取れる選択肢は二つ。僕らと行動を共にして情報を共有しあうか、僕らとは別行動をするか」

弧消「ちょっと繁原さん、その言い方は……」

明石「そうだぜ! それに見るからに怪しいじゃねぇかその子! もしかしたらモノクマの刺客的存在かも……!」

任暁「ち、違います! そんなこと……!」

明石クンに言われて慌てて否定をする任暁さん。目には若干の涙も。
そしてそれを見て主に女性陣の視線が明石クンに集中する。

繁原「こんな子を最初から疑いにかかるのはどうかと思うけどな」

鷲澤「そうです! 最低ですよ明石さん!」

諭鶴羽「それに、この子がそういった存在だとしても怪しすぎる。アンタでも思うことをやったところで無意味だろうね」

藤川「最低。いじめっ子。バカ」

明石「あれ? オレそこまでおかしなこと言った?」

銀土「わかんねぇけど、今は引っ込んだ方がいいんじゃねぇ……?」

なぜこんな反応をされたのかわからないといった感じの明石クンに銀土クンがフォローをする。

繁原「で、どうする? 当然無理にとは言わないしキミに任せるけど」

改めて繁原さんが言うと、任暁さんは少し間を開けて頷いた。

任暁「えっと……お願いします」

繁原「ん、わかった。ほかの人たちも問題ないよね?」

繁原さんが他の人たち、主に男性陣に尋ねる。

策賀「好きにしろ」

正道「ここで見捨てても後味が悪いからな」

明石「ええーっ!? 嘘、お前らマジなの!?」

その反応が意外だったのか明石クンがそんな声をあげる。

……でも、ボクとしても違和感はあった。裁判のときあそこまで的確に動いていた繁原さんにしては信用しすぎているというか……。

弧消「まあ、いいんじゃないかな?」

だけどここで反対をしても受け入れてくれるとも思えないし、繁原さんには考えがあってのことだろう。ボクはそう結論づけて了承をした。

鷲澤「それならバンガローはどうします? 誰かのところに同室してもらわないと場所がないっていうか……」

繁原「じゃあ僕が彼女と一緒のバンガローを使うよ。問題ないかな?」

任暁「ふふふ……なんの問題もない。だが勘違いするな、これは現状を凌ぐための苦肉の策」

任暁「……仕方なくだ! それを頭に入れておけ!」

人形を構えてそんなことを言う任暁さん。

……そんなこんなで、ボクらの間に新たな仲間が増えたのだった。


【Info】
任暁美言が加わりました。バンガローは繁原と共用になります



自由行動・昼


さて……任暁さんのこともあってもうお昼頃だけど、どうしよう?


↓2
本日ラスト
1 誰かと話す
2 土産屋へ

1銀土

銀土は夏の日差しの万能キーでイベントか何かが起こるんだったね

終わり! 終わり! 終わり!!

総合して女子が多くなってしまった。女子だけのコロシアイもできそうやね、やらないけど

では質問意見支援絵等あればどうぞ。返事できるものには答えていきます


※fateって愛知ではやってないのね……

博物館に例のモノクマたちが展示されてるってことはゲーセンにはモノックマンが…


あれ?任暁さんこっち!?綴スレでモノクマと話してたの誰やねん…
明石が目立ちめたね…植島のキャラが強すぎて食ってたんだな

>>779
ごめんなさいあれごっちゃになって間違えただけだからスルーしてくださいお願いしますこのとおり!

ごめんね……マジで、マジで。


ウサミちゃんがジャンクウサミにされないことを願う

任暁さんの人形ってパペットマペットみたいなのを想像すればいいの?

>>780
なんだ良かった
さくらちゃんみたいな裏切り者が居る可能性考えちゃったよ…あの面子に更に裏切り者まで居たら綴スレがハードモードすぎるから

>>778
十神「このハッキング銃をくれてやる」

>>781
想像してみた。凄く気持ち悪かった(白目)

>>782
だいたいそんな感じでよろしいかと(曖昧三センチ)

>>783
そうですね、あれはこっちのとごっちゃになってたから……(意味深)

霧切さんが誕生日迎えたので、探偵ズの平和な日常短編をこのスレの埋めネタでやってください(懇願)

大乱闘ダンロンブラザーズとかいう単語が何故か今頭に浮かんだ

明石を批難する藤川さんが可愛い
頑張って生き延びてくれ
>>786
十神は負けそうになったら強制シャットダウンしちゃうタイプ

>>785
霧切さん・佐倉さん・繁原さんということですかね?
あ、霧切さん誕生日おめでとうです

>>786
戦刃むくろ vs 藤川黒紗
ファイッ!(残姉の圧勝)

>>787
藤川さん人気! 素敵!(錯乱)

おお、感想に対してほぼ全レスしてくれる元気な頃の1が帰ってきた…更新も少しずつペース上がってきてるし!

>>788
さういふことです
>>1000までの残りレスに余裕があって、気乗りがして、他にリクエストが無いときはよろしくお願いします

>>789
全レスしてるからといって元気とは限らぬ
そもそも全レスってあまりするべきじゃないのかなとか思ってたし。なんとなくだけど

>>790
毎月末にその月の解決した事件数を競ってる三人なら思い浮かんだ

諭鶴羽さんのSっぽさ好き
有府と言乃木と摩耶と諭鶴羽だったら誰が一番賢い?

>>792
諭鶴羽→言乃木→摩耶→有府ですかね
有府は賢いって言っても建築家のわりには程度だと思ってるし、逆に摩耶は警察なら一通りの勉学は上位だと思ってる

言乃木は一応学者枠だし(本編じゃまったく生かされなかったけど)摩耶よりは上。諭鶴羽は勉強が専門職だから一番賢いかなと

翻訳家の加賀美君とか税理士の明石君も相当勉強出来ると思う
意外だけど

明石は女子目当てで商業高校に進学したら簿記とか会計学の才能に目覚めちゃったんじゃないの?(適当)

任暁さんと同室とか相当しんどいで…
繁原さん良い子やな…

>>796
ロリ(なのかは知らないけど)と一緒に寝れるなんて素晴らしいやん?

※探偵三人の埋めネタリク来たからダンガンロンパ霧切に手を出したらこんな時間とか絶望的ィ!

22時くらいに少しだけやるかも

>>797
その点に関しては同意せざるを得ない



【展望台 一階】

とりあえずまだ調べてない場所に行ってみようと思い、何気なく展望台へと行くとそこには銀土クンがいた。

銀土「おう、弧消じゃねぇか」

弧消「銀土クン。何をしてるの?」

銀土「いや、別にたいしたことじゃねぇんだけどよ。ここの一階に鍵がかかってる部屋があるって話だったからどんなもんだと思ってな」

確かに報告会でそんなことを言っていたっけ……。

弧消「で、どうだったの?」

銀土「すっげぇ頑丈な鍵がかかってて壊すのは無理だなありゃ」

弧消「壊そうとしてたの!?」

一歩間違えてたらモノクマに何かされてたじゃないか!

とボクが心配していると、銀土クンは手を振って否定した。

銀土「あー、違う違う。なんていうか、どんなもんなのかちらっと見ただけだ。別に壊そうとしちゃいねぇよ」

弧消「ならいいけど……」

でも鍵がかかってる部屋か……確かに気になるな。


↓2
1 いったいどんな部屋なんだろうね?
2 銀土クンは任暁さんのこと、どう思う?
3 この前の裁判は大変だったね……
4 その他自由安価

※なお同時に夏の日差しの万能キーを使うかどうかも選択。使った場合は消滅

2 使う

2
使う

2+万能キー
『その矛盾、開錠してやる!』



弧消「銀土クンは任暁さんのこと、どう思う?」

銀土「あ? なんだいきなり」

弧消「いや、明石クンは否定的な意見だったじゃん? 銀土クンはどうなのかなって」

すうと銀土クンは納得したような顔になると、少し考えるような仕草をして返事をする。

銀土「別にオレはアイツのことどうも思ってないぜ。まあ明石の言うこともわかるっちゃわかるけどよ、あんなチビの女がこの状況でどうこうできると思うか?」

弧消「まあ、そうだよね」

前のキャンプファイアーでは体の大きい男の子の銀土クンが引きこもっていたけれど、それは口にしちゃいけない気がした。

銀土「そういうこった。それにバンガローは繁原と同室なんだろ? なら下手なことできねぇだろうし問題ないって。探偵の前で黒幕と連絡取るなんてできるわけねぇし」

確かにそんなことをしたら即繁原さんに見つかってお縄になるだろう。
そう考えると、任暁さんのことについては安心していいのだろうか……?


【Info】
銀土との親密度が上昇しました
特別イベントに移行します



銀土「……つーかよ、オレみてぇなのがあの女についてどうこう言える立場じゃねぇと思うわけよ」

弧消「え?」

不意に暗い面持ちで言う銀土クンにそんな反応をしてしまう。

銀土「だってそうだろ? オレキャンプファイアーんときはビビってバンガローに引きこもってたわけだし……そんだけでもう誰かに偉そうなこと言えないわけじゃんか」

銀土「つーか、ぶっちゃけ今もビビってるわけ。次どんなことをモノクマの野郎はしてくるのかとかな……」

弧消「それは……」

確かに一度あんなことをしてまで介入してきたんだ。次があっても不思議ではない。
そしてその次でモノクマは何をしてくるのか――それによってこの中の誰が狙われるのか。それはボクにもわからない。

弧消「……でも、怖くて当然だよそれ」

銀土「あ?」

弧消「こんなところに連れてこられて、コロシアイしろって言われて……怖くないわけがない。ほかの人たちだって内心では絶対不安だよ」

弧消「でも……だからこそ、ボクらは信じるしかないと思う」

銀土「信じるって……何をだよ?」

ボクの意見に銀土クンが睨むようにして言う。

弧消「みんなと、自分をだよ」

弧消「“みんながモノクマに屈するわけがない”“自分がモノクマに屈するわけがない”……そうやって信じて、信じて、信じ抜くのがボクらのやるべきことだと思う」

弧消「他人を信じるのが難しいなら……まずは自分から信じるのもいいんじゃない?」

なんて、なんの才能もない一般人の身分で偉そうなことを言ってしまう。

しまったと思い慌てて謝罪をしようとすると――その前に銀土クンがじっとこちらを見つめてきていた。

銀土「ならよ。弧消はどう思ってるんだ?」

銀土「オレらのことも、自分のことも信じてるのか?」

……この言葉にはあっさりと返事を返すことができた。

弧消「当然だよ。ボクは自分のことも、みんなのことも信じてる」

弧消「それは銀土クンに対しても同じだよ」

銀土「…………」

すると銀土クンはしばらく驚いたような顔をする。

銀土「……お前、意外と恥ずかしいセリフでもすんなり言っちまうのな」

弧消「うん……とんでもないくらい恥ずかしいこと言ったとは思うよ」

銀土「でも、ありがとよ。なんだかいろいろスッキリしたぜ」

弧消「そっか」

そして銀土クンがすっと手を差し出してくる。

……?

銀土「気に入ったぜ。お前のことはこれからダチとして認識してやる!」

弧消「……ははっ、ありがと」

なるほど、そういうことか。それなら断る理由はない。

そう思ったボクはその銀土クンの大きな手を握ったのであった――


【Info】
銀土との親密度が大きく上昇しました
銀土との関係が『友人』になりました

※忘れ物
ダンガンパワーを一つゲットしました!(現在17個)
スキル『論破(物理)』をゲットしました!
・裁判中ミス時に発動可能。精神力一つ使ってその問題を自動クリア




自由行動・夕


そうして一旦バンガローへと戻ってきたボクを待っていたのは一通の手紙だった。

弧消「なんだこれ……?」


【モノクマーケットに新商品が入荷しました! 売り切れだった商品も追加したので、是非お越し下さい!
 今回はボクの特別魔法で時間経過はないよ! by愛しのモノクマちゃんより】


……なんだこれ。後半が意味わからないんだけど。


↓2
1誰かと話す
2土産屋へ


(あたしゃ!シューティングが!一番!苦手!なんだよ!こんちきしょー!!)←まだ絶対絶望少女チャプター1(しかもジェノサイダーモードで)

2!

※絶対絶望少女面白かったよ


【土産屋】

怪しい手紙だったけど、脳内会議により満場一致で土産屋へ行くことにしたボク。

モノクマ「うぷぷ! やっぱり来てくれたね!」

モノクマ「いやぁ人間っていうのは特別って優遇に弱いよね! たーんじゅんっ!!」

弧消「……ごめん、お前が何を言ってるのかわかんないんだけど」

モノクマ「いいよいいよ! さて、どうしますかねお客さん!?」


↓2
1 モノモノマシーン
2 モノクマーケット

2

2
>>808
とにかくジェノサイダーでごり押しすると良い

【モノクマーケット】


1・注目の発言力(スキル)(ダンガンパワー×2)
『裁判時の発言力が+2』

2・注目の集中力(スキル)(ダンガンパワー×2)
『裁判時の集中力が+2』

3・超直感(スキル)(ダンガンパワー×3)
『人物指定・コトダマ提示の際に使用可能。集中力1つ消費して選択肢を3つに限定する。連続しての使用は不可』

4・状況判断能力(スキル)(ダンガンパワー×3)
『ノンストップ議論・反論ショーダウンの際に使用可能。集中力1つ消費してウィークポイントを1つ減らす。連続しての使用は不可』

5・なんでも辞典(アイテム)(ダンガンパワー×5)(売り切れ!)
『特殊イベントが発生するアイテム。これを持って鷲澤か諭鶴羽に話しかけると……』

6・快眠抱き枕(アイテム)(ダンガンパワー×5)
『特殊イベントが発生するアイテム。これを持って雑木林か如月に話しかけると……』

7・特盛りスイーツレシピ(アイテム)(ダンガンパワー×5)
『特殊イベントが発生するアイテム。これを持って逸見か繁原に話しかけると……』

8・気配遮断伝授の書(アイテム)(ダンガンパワー×5)
『特殊イベントが発生するアイテム。これを持って藤川か歌亡院に話しかけると……』

9・男のロマン(アイテム)(ダンガンパワー×10)
『特殊イベントが発生するアイテム。これを持って女子生徒のいずれかに話しかけると……』

10・救助マニュアル(アイテム)(ダンガンパワー×7)
『あらゆる状況を想定して救助の方法を載せたマニュアル。所持していると誰かが怪我等になったときに応急手当てができるようになる。さらにこれを持って繁原に話しかけると……』

11・夏の日差しの万能キー(アイテム)(ダンガンパワー×7)(売り切れ!)
『扉はもちろん、矛盾だろうが誰かの心だろうが自分たちの未来だろうがありとあらゆる物を開錠することができるという鍵師が製作した鍵のレプリカ。これを所持していると全生徒との親密度の上がり方に補正』

12・古ぼけた手帳(アイテム)(ダンガンパワー×7)
『とある記者が初めて取材をした際に使ったと言われる手帳。所持していると(非)日常編で土産屋に行く際常に時間経過が無くなる。さらにこれを持って蛇村河内に話しかけると……』

13・占い本(アイテム)(ダンガンパワー×7)
『とある高校の資料室に保管されていた占いの本。これを持って女子生徒のいずれかに話しかけると……』

14・希望の時計(アイテム)(ダンガンパワー×5)
『希望ヶ峰学園製の時計。所持していると時間制限イベントの際の制限時間が三分増加』


↓2
買うものを指定(現在17個所持)

手帳とマニュアル

14

8と9 1個づつ

手帳の効果が変わってるの気づかなかった…

【モノクマーケット】


1・注目の発言力(スキル)(ダンガンパワー×2) (売り切れ!)
『裁判時の発言力が+2』

2・注目の集中力(スキル)(ダンガンパワー×2)
『裁判時の集中力が+2』

3・超直感(スキル)(ダンガンパワー×3)
『人物指定・コトダマ提示の際に使用可能。集中力1つ消費して選択肢を3つに限定する。連続しての使用は不可』

4・状況判断能力(スキル)(ダンガンパワー×3) (売り切れ!)
『ノンストップ議論・反論ショーダウンの際に使用可能。集中力1つ消費してウィークポイントを1つ減らす。連続しての使用は不可』

5・なんでも辞典(アイテム)(ダンガンパワー×5)(売り切れ!)
『特殊イベントが発生するアイテム。これを持って鷲澤か諭鶴羽に話しかけると……』

6・快眠抱き枕(アイテム)(ダンガンパワー×5)
『特殊イベントが発生するアイテム。これを持って雑木林か如月に話しかけると……』

7・特盛りスイーツレシピ(アイテム)(ダンガンパワー×5)
『特殊イベントが発生するアイテム。これを持って逸見か繁原に話しかけると……』

8・気配遮断伝授の書(アイテム)(ダンガンパワー×5)
『特殊イベントが発生するアイテム。これを持って藤川か歌亡院に話しかけると……』

9・男のロマン(アイテム)(ダンガンパワー×10)
『特殊イベントが発生するアイテム。これを持って女子生徒のいずれかに話しかけると……』

10・救助マニュアル(アイテム)(ダンガンパワー×7)
『あらゆる状況を想定して救助の方法を載せたマニュアル。所持していると誰かが怪我等になったときに応急手当てができるようになる。さらにこれを持って繁原に話しかけると……』

11・夏の日差しの万能キー(アイテム)(ダンガンパワー×7)(売り切れ!)
『扉はもちろん、矛盾だろうが誰かの心だろうが自分たちの未来だろうがありとあらゆる物を開錠することができるという鍵師が製作した鍵のレプリカ。これを所持していると全生徒との親密度の上がり方に補正』

12・古ぼけた手帳(アイテム)(ダンガンパワー×7)
『とある記者が初めて取材をした際に使ったと言われる手帳。所持していると(非)日常編で土産屋に行く際常に時間経過が無くなる。さらにこれを持って蛇村河内に話しかけると……』

13・占い本(アイテム)(ダンガンパワー×7)
『とある高校の資料室に保管されていた占いの本。これを持って女子生徒のいずれかに話しかけると……』

14・希望の時計(アイテム)(ダンガンパワー×5)
『希望ヶ峰学園製の時計。所持していると時間制限イベントの際の制限時間が三分増加』


↓2
1 まだ買うよ!(品物指定・現在パワーは12個)
2 もういいや

安価下

7と8

【モノクマーケット】


1・注目の発言力(スキル)(ダンガンパワー×2)
『裁判時の発言力が+2』

2・注目の集中力(スキル)(ダンガンパワー×2) (売り切れ!)
『裁判時の集中力が+2』

3・超直感(スキル)(ダンガンパワー×3)
『人物指定・コトダマ提示の際に使用可能。集中力1つ消費して選択肢を3つに限定する。連続しての使用は不可』

4・状況判断能力(スキル)(ダンガンパワー×3) (売り切れ!)
『ノンストップ議論・反論ショーダウンの際に使用可能。集中力1つ消費してウィークポイントを1つ減らす。連続しての使用は不可』

5・なんでも辞典(アイテム)(ダンガンパワー×5)(売り切れ!)
『特殊イベントが発生するアイテム。これを持って鷲澤か諭鶴羽に話しかけると……』

6・快眠抱き枕(アイテム)(ダンガンパワー×5)
『特殊イベントが発生するアイテム。これを持って雑木林か如月に話しかけると……』

7・特盛りスイーツレシピ(アイテム)(ダンガンパワー×5) (売り切れ!)
『特殊イベントが発生するアイテム。これを持って逸見か繁原に話しかけると……』

8・気配遮断伝授の書(アイテム)(ダンガンパワー×5) (売り切れ!)
『特殊イベントが発生するアイテム。これを持って藤川か歌亡院に話しかけると……』

9・男のロマン(アイテム)(ダンガンパワー×10)
『特殊イベントが発生するアイテム。これを持って女子生徒のいずれかに話しかけると……』

10・救助マニュアル(アイテム)(ダンガンパワー×7)
『あらゆる状況を想定して救助の方法を載せたマニュアル。所持していると誰かが怪我等になったときに応急手当てができるようになる。さらにこれを持って繁原に話しかけると……』

11・夏の日差しの万能キー(アイテム)(ダンガンパワー×7)(売り切れ!)
『扉はもちろん、矛盾だろうが誰かの心だろうが自分たちの未来だろうがありとあらゆる物を開錠することができるという鍵師が製作した鍵のレプリカ。これを所持していると全生徒との親密度の上がり方に補正』

12・古ぼけた手帳(アイテム)(ダンガンパワー×7)
『とある記者が初めて取材をした際に使ったと言われる手帳。所持していると(非)日常編で土産屋に行く際常に時間経過が無くなる。さらにこれを持って蛇村河内に話しかけると……』

13・占い本(アイテム)(ダンガンパワー×7)
『とある高校の資料室に保管されていた占いの本。これを持って女子生徒のいずれかに話しかけると……』

14・希望の時計(アイテム)(ダンガンパワー×5)
『希望ヶ峰学園製の時計。所持していると時間制限イベントの際の制限時間が三分増加』


↓2
1 まだ買うぜ!(1のみ購入可。その場合はダンガンパワー全損)
2 もう買わないよ

2



弧消「……これくらいでいいかな」

モノクマ「ん、さすがこけしクン! がっつり買ってったね!」

モノクマ「それで? ガチャガチャはどうする?」


↓2
1 やろうかな(回数選択現在10枚)
2 やらないよ帰るよ

1で五回

シリーズ指定忘れてたから1の方で許して(土下座)


ガチャガチャ……ポン!
【浮き輪ドーナツ】ゲット!

ガチャガチャ……ポン!
【光線銃】ゲット!

ガチャガチャ……ポン!
【永遠のミサンガ】ゲット!

ガチャガチャ……ポン!
【ブルベリの香水】ゲット!

ガチャガチャ……ポン!
【塩】ゲット!


弧消「……ん。結構まともなのが来たかな?」

モノクマ「え? キミの中ではこのラインナップがまともなの?」

モノクマ「まあ……ギリギリセーフ? ってところだと思ったんだけど……」

弧消「なんだっていいだろ。じゃあな」

そうしてボクはモノクマに背を向けて土産屋を立ち去るのであった。



自由行動・夕


さてと。これからどうしよう?
いろいろと気になることはあるけど……まだあまり話したことのない人とも話してみたいしな……。


↓2
会話をする生徒を指定

任暁さん

任暁



【バンガローエリア】

時間も遅くなっていたけれどやることもないのでぼんやりと外を歩いていると、目の前に人影を発見した。
あれは……任暁さん?

弧消「おーい、任暁さん!」

話したことがなかったのでいい機会だと思い声をかける。

任暁「な、何者だ!?」

だけどそれが思いのほか任暁さんを驚かすことになったのか、彼女はびくりを肩を震わせて勢いよくこちらを見た。
そして安堵のため息。……そんなに驚かなくてもいいんじゃないの?

任暁「ふ、ふふんっ。なんだ、誰かと思えば貴様か」

弧消「……あ、うん。ボクだけど」

任暁「我の背後をこうも容易く取れるとは、なるほど。貴様もなかなかやるようだ」

弧消「あー……」

手につけた人形を動かして腹話術の要領で話す彼女。……もう聞くまでもない。超高校級の腹話術師なんだろう。

弧消「ボク、弧消真名斗。よろしくね任暁さん」

任暁「ほう。身分をわきまえ我に自己紹介を済ませるとはな」

任暁「あの能天気そうな男は我を見るたびに驚いたような顔をして逃げてしまう。それに比べれば貴様の対応は……対応、は……」

……あれ? ちょっと涙目?


↓2
1 能天気そうな男って……明石クン?
2 その人形っていつも持ち歩いているの?
3 人形外して普通に話そうよ
4 その他自由安価

3



弧消「人形外して普通に話そうよ」

別に深い意味はなく、本当になんとなく言ってみただけだというのに――任暁さんは意外なほど強く否定をした。

任暁「馬鹿なことを言うな! この二つの使徒はいわば我が半身! 片時も離れることはできぬ!」

弧消「……その二つの人形が半身って少し変じゃない?」

任暁「あっ……えっと――三分の二身だ!!」

弧消「いやいや! そんな表現の仕方初めて聞いたよ!?」

ともあれどうやら何が何でも人形を外すつもりはないらしい。うーん……無理強いもしたくないし、とりあえずはいいかな。

任暁「とにかく! 我はよほどのことがない限りこの相棒たちと離れるつもりはないからな!!」

……でも、なんだろう。今の否定の仕方は少し予想外だったなぁ……そこまで嫌がるものなんだろうか?


【Info】
任暁との親密度が上昇しました
任暁との関係が『顔見知り』になりました


↓2
プレゼントを渡しますか?

浮き輪ドーナツ

ミサンガ



弧消「じゃあ、お近づきの印にこれあげる」

任暁「む……なるほど、良いものを渡してくれるじゃないか」

任暁「ははは! この相棒たちも喜んでいるぞ!」

そうして任暁さんは器用に人形を動かしてミサンガを人形に付けていく。

……え? そういう使い方!?

任暁「ふふん。よろこべお前たち、これでお前たちは片時も離れることはなくなったぞ」

……まあ、すっごく嬉しそうに笑ってるし余計なことは言わない方がいいかな。


【Info】
任暁との親密度が大きく上昇しました
任暁との関係が『知人』になりました
ダンガンパワーを一つゲットしました(現在3個)

【弧消のバンガロー】


キーン、コーン……カーン、コーン……


モノクマ『えーと、希望ヶ峰学園林間学校実行委員会がお知らせします! 午後10時となりました。ただいまより“夜時間”となります。間もなく炊事棟はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりま~す』

モノクマ『ではでは、涼やかな風と虫の鳴き声に心を癒されながらお休みください~……』


もう今日も終わりか……時間が経つのは早いな……。

などと眠気にまぶたを閉じようとしていると、不意に生徒手帳が軽快な音を鳴らした。

弧消「なんだよこんな時間に……?」

放っておいても延々と鳴るだろうし、仕方なく生徒手帳を起動させる。
するとそこにはこう表示されていた――




弧消「――ホームズ・アプリ?」


【リザルト】

友人
植島(Dead)・逸見(Dead)・銀土

知人
鷲澤・歌亡院・明石・藤川・正道・策賀・蛇村河内・如月・任暁

知人?
雑木林

顔見知り
火ノ元・諭鶴羽・繁原


アイテム
カットバサミ
イン・ビトロ・ローズ
武神のお守り
百年ポプリ
神の砂の嵐の角
浮き輪ドーナツ
光線銃
ブルベリの香水


特別アイテム
なんでも辞典
特盛りスイーツレシピ
気配遮断の書

ダンガンパワー
3個

モノクマメダル
5枚

というわけで今回終わり。ホームズ・アプリはこちらも作動しますよー

銀土クン友人枠おめでとうございます


さて質問意見支援絵等何かあればお気軽にどうぞ

※埋めネタはまだいいかな? どうかな?

こけしくん友人の命を刈り取るから素直に喜べないですぞ…
でもこけしくんが銀土の心を解錠したところは主人公らしくてカッコよかった

植島逸見はたまたまやから…友達になったやつから死ぬわけではない……よね?
ところでチャプタータイトルで殺害方法が…

>>842
いやいや、転落死させるための場所なんて――あったわ……

まさか銀土がメカ弐大を想起させる無惨な姿で発見されることになるとは…

二人転落死というすごい事態になる可能性が微レ存…?

突き落とされた銀土が下でモノクマ太極拳に夢中になっていた正道に激突し両者死亡

任暁美言 B
身長 150cm
体重 43kg
バスト 78cm
ウェスト 57cm
ヒップ 82cm

歴代過去キャラとか原作キャラとか参考にロリっぽくしてみた
もしかしたらこんな感じのスタイルかもしれない

>>846
正道は偽者も上からの不意討ちに弱いのか…

次回更新は未定だけど少し早めに探偵トリオで埋め埋めします
よろしくお願いします

男子の体格は考えてあるの?
久々に佐倉さんの登場に期待してます

よく考えたら佐倉さんも繁原さんも探偵図書館に登録されてるんだよな……

※どうも。今日休みだし某黒の銃弾の円盤買おうとして売り切れだったからしょんぼりしてたけどついでに買ったダンガンロンパゼロでひゃっほいしてた1です

22時頃に更新予定だけど更新来なかったら察してください(ゼロ的な意味で)

あと探偵トリオなんですが、短くなったのと日常でもなんでもない感じに……すいません



――人類史上最大最悪の絶望的事件が起きるよりも前。


【とあるファミレス】

繁原「あ、霧切さん遅いよー!」

佐倉「響子ちゃんこっちこっち!」

月末。最初は乗り気ではなかったもののすっかり習慣づいてしまった霧切は今日も指定されたファミレスへと足を運んでいた。
これは同じ探偵として活動をしている佐倉梢・繁原明子とその月何件事件を解決したのか、そしてその事件にはどんなものがあったのかを報告するものである。

霧切「二人共、早いのね」

佐倉「だって久々に二人に会えると思うと嬉しくってね」

繁原「ボクとしては最初に言い出した立場だし、遅れるわけにはいかないからさ」

霧切「そう」

最後に顔を合わせたのは佐倉は先月末。繁原は調査現場周辺でたまたま遭遇した二週間ほど前だったか。
全員が探偵という立場上会おうと思ってもなかなか会えるものではなかった。

繁原「霧切さんはコーヒーで良いかな?」

霧切「ありがとう」

霧切・佐倉とは二つ年下の繁原がそう尋ねて近くを歩いていた店員にブラックのコーヒーを頼む。
普段の言葉遣いは年下のそれではないが、こういった最低限の礼儀等はきちんとしているので霧切と佐倉は好ましく思っていた。

佐倉「でもこうやって三人で会うのは久々だよね」

霧切「先月末にあったばかりでしょう」

佐倉「一ヶ月も会ってないんだから久々って言っていいと思うけどなぁ」

佐倉は探偵であると同時に友人間の付き合いも大事にする傾向にあった。
別段それをどうこう言う資格はなかったけれど、探偵という活動をしている以上どうしてもそういった友人間の付き合いは疎かになりがちだ。ある意味では佐倉は霧切や繁原以上に大変なことをしているのかもしれない。

繁原「って言っても僕と霧切さんは二週間くらい前に偶然会ったんだけどね」

霧切「ええ。同じ探偵同士、現場で会うことだってあるでしょうし」

佐倉「響子ちゃんも明子ちゃんも探偵図書館の第一区分は『9』だからね……」

この街には探偵図書館なる施設が存在し、そこには数多くの探偵のデータが保管されている。
探偵は探偵図書館に登録しておけば依頼が舞い込んでくるメリットがある。探偵の情報が公開されている以上匿名性は皆無だが、進行中の案件は公開されないので大したデメリットであるとは言えないだろう。
当然霧切・佐倉・繁原の三人も探偵図書館に登録してある。そして霧切と繁原の登録上の第一区分は『9』――殺人犯を得意としている証だった。

霧切「佐倉さんの第一区分は『8』……誘拐・監禁・脅迫が主な分野だものね」

霧切の言うとおり、佐倉の第一区分は『8』であり自由犯――誘拐・監禁・脅迫を得意とする。
霧切・繁原とは分野からして異なっているので、調査途中で会うことは滅多にない。

繁原「探偵図書館といえば、ランクもまだ変化ないなぁ」

繁原の言うランクとは探偵図書館にて分類される三つの数字のうちの一つ――その分野における探偵としてのランクだ。

そもそも探偵図書館に登録した探偵は三つの数字で分類され、頭の数字が第一区分。先ほど会話で挙がったとおりその探偵が得意とする分野を示す。霧切・繁原なら『9』になり、佐倉なら『8』となる。
三桁の数字の真ん中は第二区分。第一区分からさらに派生した分野を示す。

霧切「私は今……『912』だったかしら」

繁原「僕は『945』だよ」

佐倉「この前更新したときは『874』だったっけ」

この三人を例にするならば霧切の『1』は不可能犯。繁原の『4』は密室殺人。佐倉の『7』は監禁となる。
そして最後の数字こそが探偵としての腕を数値化したもので、ランクと言われるものだ。
最初は『9』から始まり、数字が小さくなるほどランクが上になっていく。一番上が『0』であり、ここまで来ればその分野を極めたということになる。
この『0』が一番上ということは第一区分・第二区分も同じであり、三桁全ての数字が『0』となった探偵はトリプルゼロクラスと呼ばれており、現在は三人しかいないとのこと。

繁原「――って、霧切さんランク『2』!? 知らない間にすっごい上がってるね!?」

霧切「依頼をこなしていっただけのことよ。驚くことじゃないわ」

佐倉「いやいや……そんな謙遜することじゃないよこれ……」

佐倉の言葉通り、高校生でランクが『2』というのは驚くべきことだろう。
いや、それよりも数年前には同じくらいのランクだったのにいつの間にかここまで離されていることによる驚きの方が強かった。

霧切「それより、早く済ませること済ませましょう。今月何件の事件を解決したのか、だったわね?」

繁原が頼んでくれたコーヒーを飲み、霧切が言う。

繁原「そうだね。じゃあさっそく……」

繁原「ボクは6件だったよ」

佐倉「私は7件」

霧切「9件ね」

順番に今月解決した事件の件数を口にする。どうやら今月も霧切が一番のようだ。

繁原「また負けたぁ!」

佐倉「響子ちゃんたくさん依頼来たんだね……一ヶ月で9件ってなかなかだよ」

というよりとんでもない速度と言えるだろう。繁原はもちろん、佐倉もそこまでの速度で事件を解決することは出来ない。
さすがは霧切の名を持つだけのことはあると二人は心底感心をした。

霧切「別に……依頼をこなしていったらその件数になっただけのことよ」

先ほどと同じような言葉を言う霧切。だがその頬は若干緩んでいるようにも見え、内心で少しだけ喜んでいるのかもしれない。

繁原「やっぱり知名度というか、そういうのの差なのかな……」

佐倉「というよりは、明子ちゃんと響子ちゃんの間には探偵としての差もあるだろうけど……」

繁原「佐倉さんそれは言わないでよ!」

探偵図書館のランクに加えて探偵としての差まであれば仕方ないことだが、いざ言葉にしてぶつけられると意外とダメージがあるものだった。

霧切「そもそも、この報告会に何か意味はあるのかしらね……」

探偵図書館でランクを上げるのと違い、これはあくまで三人の中での優劣を競ってるだけでしかない。付き合いの長い佐倉や繁原の誘いだからずるずると今日の今日まで付き合っていたが、この報告会の意味が霧切にはいまいち理解できていなかった。
探偵としての腕前を競いたいなら、探偵図書館を利用すればいいだけのこと。あそこには登録してある探偵のランク等も記載されているので、こうしてわざわざ時間を合わせて集まる意味もない。
そんなことを霧切が思っていると、佐倉が笑いながら言う。

佐倉「んー、まあ正直に言うと私としてはみんなで集まりたいっていうのが最大の理由なんだけどね」

霧切「……そう」

つまり報告会云々はただの口実で、本当は三人で集まりたかったのが本音だというわけか。
続いて繁原も口を開く。

繁原「ボクもだいたい同じかなぁ。それに探偵としての腕前を競うにしても、探偵図書館を使うよりも実際に会って話をしたほうが詳しいことも聞けるし」

少し前の霧切なら“いったい何を言っているのか”と内心で小馬鹿にしていたかもしれない。
だが今の霧切は違った。探偵として生きてきて全てを捧げた彼女にとって、素直に嬉しかったのだ。
とは言えそれを表に出すことはしないのだが。

佐倉「さ! それよりもせっかく会ったんだしいろいろ話そうよ!」

佐倉「まずはやっぱり今月解決した事件のこととかで!」

繁原「うん、わかった!」

霧切「ふふ……わかったわ」

そうして佐倉が場を仕切り直し、話を盛り上げていく三人。内容は女子高生らしからぬことばかりだったが、探偵として活動をしている三人にとってはそれも楽しかった。
今月佐倉は近隣に住む獣医が飼っている猫の捜索をしていたらしいし、繁原は無断で警察のいる現場に入って顔なじみの刑事に追い出されたらしい。
もちろん二人からはこの他にも様々な事件の話を聞けたし、霧切も話をしていた。
決して女子高生のする話ではなかったが、それでも三人はすごく楽しそうにしていたのであった。


□■□■□


夕方。霧切さんと佐倉さんの二人と別れてボクはバイクで帰路につく。

さすがは先輩方。とても有益な話を聞けた。
……もっとも、佐倉さんの猫捜しに限定すればあまり有益ではなかったけれど。

繁原「ただいまー」

バイクを停め、祖父母と暮らしている我が家に帰ってくる。
中から返事が返ってこないことに違和感を覚えたけど、思い出す。そういえば今日は近隣のお年寄りで集まりがあるんだっけか。

玄関を通り、階段を上がって自室に向かう――前に居間に入り仏壇の前に座る。

父と、母の仏壇だった。

繁原「…………」

線香をやり、手を合わせる。
父と母に手を合わせ、二人に祈りを捧げると同時にボクはどうして探偵になったのか。その目的を改めて頭の中で繰り返す。

――これがボクの毎日の日課だった。


□■□■□


響子ちゃんも明子ちゃんも、相変わらずのようで安心した。二人共ナンバー『9』の探偵で、他の探偵よりも死が付き纏いやすい。だから彼女たちの顔を見るとすごく安心する。

佐倉「はぁ……」

寒空の下を歩いて帰路につく。
ナンバー『9』の探偵なんて危ないと最初は意見しようとしたけれど、彼女たちはなりたくてなっているわけじゃない。
探偵として生きていくなら他のナンバーの道もあった。でも彼女らにはそれが無い。

二人はナンバー『9』の探偵になるべくしてなったのだと思う。そこにはとても無視できない因縁のようなものがあったのだろう。

――なら、私は?
ううん。私にも理由がある。ナンバー『8』……自由犯・監禁を専門分野とした理由が。

佐倉「…………」

でも、気の張りすぎは良くない。目的があるとはいえ、それにばっかり向かっていてはいずれ倒れてしまう。たまの息抜きも大事だろう。
そういえば知人が貰ったマジックショーのチケットがちょうど三枚あったっけ。日にちも再来月くらいだったから、次に会ったとき一緒に行かないか誘ってみよう。
もっとも、響子ちゃんはマジックのタネを見破ることに夢中になりそうだけれど。


□■□■□


佐倉さんも繁原さんも着実に探偵として先を進んでいるようで複雑な気持ちだった。
友人・探偵仲間としては嬉しかったし、逆にライバルとしては焦っていた。

まだまだ探偵図書館のランクでは私が上だけど、それもいつまで保てるか……。

私には目的があり、それを叶えるには決して二人に探偵として負けるわけにはいかない。
友人としては二人のランク向上は嬉しいし喜びを分かち合いたい。でも自分の目的を考えるとそれはできなかった。

なんともめんどくさい女だろう。自分も繁原さんのことは言えないな……。

霧切「…………」

私はこれ以上思考を働かせることを止めた。
今日は表にこそ出さなかったけど、すごく楽しかった。だから――今日の終わりまではこの楽しい気持ちのままでいたい。


――そうしてその数年後。人類史上最大最悪の絶望の事件が唐突に起き、世界は唐突に終わりを迎えたのだった……。

終わり。ほのぼのなんてどこにもなかった探偵トリオの一コマでした

さて次どうしよう……何か埋めネタあるかしら
改めて霧切さん誕生日おめでとうでした(遅)


ほのぼのどころか繁原さんに暗い設定が追加されたよ(白目)


すらすらと頭に入ってくる素敵な短編だった
植島と藍原の短編もいつか見たい

退場キャラの掘り下げ的な短編を希望

普通に(非)日常編を進めてもいいのよ
諭鶴羽さんと仲良くしたい

有名な家に生まれることを、大抵の人は望んでいるかもしれない。
だって、そうなれば家はお金持ちで豪邸。両親も優しく、執事やメイドだっているだろう。

それは誰しもが思うことだけど、どこまでいってもそれは“妄想”でしかない。
“妄想”は“現実”とは違う。実際有名な家に生まれることを望んでいなかった人だっている。

人類史上最大最悪の絶望的事件が起きる数年前。京都にて事件は起きた。


□■□■□


京都に行けば必ずと言っていいほど目にするのは舞妓。
そしてその舞妓の中でも一際有名な家が“藍原”だった。

母。祖母。代々藍原の家に生まれた女性は舞妓となり、その名に恥じない活躍をしていく。
そうして藍原の名は何年もの間受け継がれてきていたが、今年の子は出来が悪いと言われていた。

藍原舞。
舞妓としては上の下。決して悪くはないのだが、それでも歴代の藍原に比べるとかなり劣っていた。

「それでも藍原の娘か!」

舞妓として必死に努力をしても投げつけられる言葉はいつもそれだった。
どれだけ頑張っても認められない。どれだけ頑張っても結果が伴わない。

だけど舞は諦めなかった。へこたれなかった。
これが藍原の家に生まれた子の責務。舞妓として活躍するのが絶対だと何度も何度も言われてきたのだから、今更それに疑問を抱くことはなかったのだ。
ただ努力が足りないのならさらに努力をすればいい。そうしていつか家族に認められる舞妓になろう。
その信念を舞は常に心に灯していた。


□■□■□


だがいつまで経っても舞の努力が報われることはなかった。
怒られる度に何倍もの努力はした。だけど周囲からの評価は変わらない。

ある日舞は両親と一泊二日の旅行に行くこととなった。
県外に出ることはできなかったけど、久しぶり――それどころか初めての親子の外泊だったので、とても嬉しく思っていた。

「じゃあ私たちちょっと出かけるから」

夕食を食べて部屋で舞がくつろいでいると、ふと母がそう言った。
近場の店で何か買い物でもするのだろうか? そのときはたいして疑問に思っていなかった舞は素直に頷き、二人が部屋から出ていくのを見送った。

そうして数分後。見知らぬ男性が姿を現した。
父と同じくらいの年齢だろうか? だけどその顔に見覚えはない。

「キミが舞ちゃんかな?」

後ろ手に扉を閉めながら男が問う。舞はその言葉に頷いてしまった。

「両親から話は聞いているかな?」

何を言っているのかわからなかった舞は首を振った。
すると男は事情を察したのか口々に説明をしていく。

舞妓である前に一人の女の子であった舞にはその説明はあまり理解ができなかった。
だが次第に遅れていく思考の処理速度の中、なんとか事態を整理していく。

曰くこの男は業界で力のある人間で、藍原家とも交流があるらしい。
そして最近落ち目気味の藍原家の心配をしてくれたのか、近いうち舞の活躍の場を与えてくれるらしいのだ。

そこまで聞けば実に善良な人だと思うだろう。だが次の言葉で舞はそれを改めることにした。

「キミはまだ若いから知らないだろうけど、世の中ギブアンドテイク」

「こっちが何かを提供するなら、キミも何かを提供してもらわないとね」

そうして男の手が舞の肩にかかり、押し倒す。

――そこまでされれば自分が何を提供するべきなのか、察することができた。
つまり今から自分はこの男に“体を提供すればいい”。そうすれば自分は舞妓として活躍する機会を定期的に得られる。
実力を発揮するには実力を披露する場が必要。そんなことは舞も理解をしていた。

「…………」

抵抗しようと思えば抵抗はできた。力で負けても大声さえ出せば旅館の人が駆けつけてくれるだろう。
だけど舞はそれをしなかった。藍原の名を持つのなら、舞妓として生きていかなければならないから。


その後舞は舞妓として劇的な成長をした。舞妓として輝かしい活躍をし、自分がどんどん高みに登っていく感覚に陥る。
舞妓として輝き、輝き、輝き――それに比例するように心と体は汚れて、汚れて、汚れていった。

何度も男と唇を重ねた。体も重ねた。痛い思いもした。
何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も。

そうして“舞妓として活躍する自分”という日々望んでいた未来を手に入れるために“男に体を売る”という望まない行為をした舞はいつしか男を憎むようになっていた。
唇を重ねる度。体を重ねる度。痛い思いをするたびに感じた男への憎しみを舞は見知らぬ男性に“殺意”という形でぶつけていた。

そんな舞が“藍原家の舞妓”であると同時に“男性ばかりを狙う通り魔”として京都を騒がせるのはそう遠くない未来であった。


□■□■□


ある日の公園。舞はベンチに座ってぼんやりと考え事をしていた。
自分は舞妓として藍原の名に恥じない人生を送れるようになってきていた。どんどん人生の成功を感じ――だがそれと同時に誰かの人生を奪ってきていた。

今自分は何をしているのだろう? こんなことをして、許されるはずがないというのに……。

「おーい! アンタ何をしてんねん?」

ふと誰かに声をかけられた。顔を上げるとそこには同い年くらいの男の子が。

一瞬、身の毛もよだつ嫌悪感を抱くがそれをすぐにしまいこむ。

「……別に、何もしてへんで」

「いや、そんな景気悪い顔してたら何かあったと思うやんか」

「アンタには関係あらへんやん……」

「いーや、関係ある! オレそうやって暗い顔してるヤツ見ると放っておけない性分なんや!」

「…………」

初対面なのに妙に馴れ馴れしい男の子だなと思い、舞はそれ以上話をする必要はないと言わんばかりに顔を背ける。
男の子は困ったように頭を掻くと、やがて近くに転がっていた手鞠を持ってきた。

「よし、よう見とれ!」

そうして男の子は手鞠をつきながら歌を口ずさむ。

「まるたけえびすに おしおいけ、よめさんろっかく……」

「……よめさんやなくてあねさんやで」

威勢良く手毬唄を口ずさんだくせに歌詞を間違える男の子に舞が無意識のうちに訂正をする。
すると男の子はバツが悪そうに笑ったあとで、手鞠を差し出してきた。

「なら手本見せてくれや」

「……」

再び無視をしようと思ったが、これをすれば去ってくれると思い仕方なく舞は受け取り口ずさむ。


まるたけえびすに おしおいけ、あねさんろっかく たこにしき
しあやぶったかまつまんごじょう、せったちゃらちゃらうおのたな
ろくじょうひっちょうとおりすぎ、はっちょうこえればとうじみち
くじょうおうじでとどめさす


ポンポンと手鞠が地面に落ち、跳ね返るのでそれを再び押し返す。
そんな動作を繰り返すうちに――いつしか涙も一緒に落ちていた。

「ど、どうしたんねん!?」

驚く男の子に構わず舞は涙を流す。
流す。
流す。

「な、何があったのか知らへんけど……話くらいなら聞くで?」

男の子の言葉に舞は全部ではないが、話をした。
自分には叶えたい夢があった。でもそれを叶えるために望んでいない行為をした。
そしてその行為が原因で、許されないことをしてしまっている。

「あー……ぶっちゃけ断片的すぎてようわからんけど」

「許されないことをしたからって開き直ってそのまま許されないことをするってのはちゃうんやないのか?」

「…………」

「許されないことをしたんなら、それ相応の償いっちゅーのが必要や思う。まあ、許されないことの程度でその償いの規模も変わるやろうけど……」

「でも、償えば罪って許されるもんやんか。そうやないとオレらって何のために生きてるって話やしな」

なっはっはと笑う男の子を見て、舞はじっと見つめる。

「……アンタ、名前はなんて言うん?」

「オレ? オレは植島恭兵や!」

「……藍原舞や。ありがとな、いろいろと」

別にたいしたことはしていなかった。男の子と話をして、手毬唄を歌っただけ。
だけど、不思議と舞の心中は変わっていた。人生をやり直したい。やり直して……新しい自分になりたい。

家族に全てを話した。舞が重傷を負わせた男性たちの家族全てに謝罪もしたし、慰謝料も渡した。
当然これだけで許されるわけがないので、舞は多額のお金を使って整形をした。
今までの私とは違う。もうあんなことはしない。そう誓った。

そうして藍原舞は新しい人生を歩む――はずだった。



□■□■□


銃弾がウチの体に降り注ぎ、貫く。
何度も。
何度も。
何度も。
何度も。

ああ……ごめんな植島はん。やっぱウチの犯した罪は……こんなんじゃ償いきれなかったみたいや……。

……綴はんに植島はんに伝言は頼んだし、もう思い残すことはないなぁ……。まったく、最低最悪の人生やったけど……仕方ないってことや……。


まるたけえびすに おしおいけ、あねさんろっかく たこにしき
しあやぶったかまつまんごじょう、せったちゃらちゃらうおのたな
ろくじょうひっちょうとおりすぎ、はっちょうこえればとうじみち
くじょうおうじでとどめさす


そんなモノクマの声は、もう……ウチの耳には……
とどか へん
か った…………。


藍原舞
Dead End

もうちょっと本編進めてから埋めネタやるべきだったね、ごめんよ
そして眠い頭で書いたからおかしなことに……

おやすみなさい。質問等あったらどうぞ。

壮絶な人生送ってるな藍原さん…

影山さんの過去ネタのときも思ったけど>>1の書く暗い心情を描いた話には引き込まれるなー
藍原も植島もクロだけど素直に憎めんよ

>>872
氷河君は許されましたかね?

>>873
被害者の彼があまりにも不憫なもんで…

氷河くんは会って間もない友人よりも愛を取っただけなんだ…
あのびっくり発言がなかったら同情できたはずなんだ…

植島は有府やアダッチーと違って底抜けに良い奴なだけに終わらなかったのが今までと違ったな
過去のコンプレックスに触れたら「俺は明るい明るい明るい」状態になるとんでもない異常者の側面も持ってたというね
まあ多少コロシアイ林間学校の状況やキャンプファイヤで皆を盛り上げようとして、無意識に追い詰められてて実は精神状態不安定だったのかもしれないけど

氷河「可 愛 い は 正 義」

あっちの埋めネタだけど、氷河・須崎・加賀美(記憶なくなる前の学園生活時代)が女湯覗くってのはどうだろう
氷河は弓乃目当てで、加賀美はつき合わされた感じで、バレるんだけどそこにいたのは逃げ遅れた加賀美だけみたいな

>>878
今のメンバーだと覗きしそうな奴がいないし、そういう空気にもならないだろうしね
綴スレの埋めネタだったら、夏目スレのカイト&アイカと綴スレのカイト&アイカの対談的なものも見てみたい

ただのまとめ役にとどまらなかった植島には好感が持てる
リーダー(力不足だったけど)がchapter1のクロになる展開は新鮮

>>878
一色さん摩耶さんあたりは覗いてる三人とも気づきそうな気がする

加賀美だけ女子全員に最低呼ばわりされた翌朝、ボロボロの氷河が発見される…その傍らには「149」のダイイングメッセージが!

>>872
オリジナルでも二次創作でもギャグは苦手……
そもそも円盤買ったり原作買いそろえたりするくらいハマったのがシリアスメインの作品ばっかだったのでたぶん自分としてもシリアス系統の方が好き

>>876
改めて確認すると大和田みたいな動機でしたわ

>>878
綺礼や氷河に狙われて弓乃さん不憫

>>879
夏目・最咲&鳳・夢見?
ものすごくやりにくそうや……

>>880
リーダーだからって安全圏とは限らないってことやね

>>881
圧倒的一色さんへの流れ弾

ちょっとしばらく更新空くと思うよ
応募用の作品また書き直すからね、仕方ないね

※SF的な世界観なのに何故未知生命体がいるのだろうか……

加賀美「頼むから……もうこの部屋から出てってくれよおぉぉぉぉぉ!!」
応募用の作品頑張ってください

多和良(…よし!いじられキャラ枠の押し付けに成功したぞ!)
応募の作品頑張って

>>884
>>885
ぶっちゃけ冒頭部分はここに投下したこともありますけどね
すぐにやめちゃったんですけど……

※以降の更新は未定となります、すいません

"滅星者たる銀弧"コケC
"重鉄のヒキコモリ"カガME
"蜃気楼の魔術師"ホイットKNEE
"侵略する大相撲力士"たわら
破壊神いじられキャラ四天王

もう一度晒せばいいんじゃないかな……

また更新があるときはお知らせしておくれよ
楽しみにしてます

※こっちもこっちでキャラ動かしの練習になるからええんやけどね。疎かにはしないよ

※だから訂正。更新空くんじゃなくてまばらになるよ。更新→更新→失踪→更新→失踪みたいな

※つまり今日21時頃更新しとくかもしるないし

聞いたぞ!

更新するかもしれないから毎日チェックしてね、まで読んだ

自分を正当化する浅ましさが見え見え隠れ見え見えみたいなノリ

誰がヒロインポジにおさまるかを楽しみにしてるんだ
だから毎日チェックするべ
>>893
いきなり何を言い出すかと思ったけどモノクマのセリフか
暴言かと思ってしまった

>>892
>>893
不快に思わせてしまったようで、すいません

>>894
ありがとうございます
唐突に始まったりするかもしれませんがよろしくお願いします

【翌日】


モノクマ『ピンポンパンポーン!』

モノクマ『オマエラ、おはようございます!朝です、7時になりました!』

モノクマ『起床時間ですよ~!さぁて、今日も張り切っていきましょう~!』


朝。ボクはいつもどおりモノクマのアナウンスで目を覚ました。

だけど気になるのは昨夜のホームズ・アプリというゲーム……一応まだ手は出してないけど、これはどう考えたらいいのか?

弧消「……気にしても仕方ないか」

とりあえずこれはボク一人で考えても仕方ないことだ。食事当番のこともあるし、炊事棟に行くとしよう……。


※直後コンマ偶数で雑木林が炊事棟にいる



※ 雑木林が来てる。朝起きれたんだね


【炊事棟】

弧消「……あれ?」

炊事棟に来るとそこには意外にも雑木林さんがいた。朝に弱いから滅多にこの時間に来ることはないんだけど……珍しい。

雑木林「……何かしら?」

弧消「あ、ううん! なんでもないよ!」

ボクの視線に気づいたのか雑木林さんがこちらを睨む。
と、とりあえず朝食を作るとしよう。みんなが来る前に準備しないとね。


□■□■□


さて。一応準備はできたけど……誰と食べよう?


↓2
生き残り生徒から食事相手一人指名。複数は不可。

論鶴羽

蛇村河内

雑木林



※蛇村河内選択


弧消「蛇村河内クン、隣いいかな?」

ボクが蛇村河内クンの肩を叩き、彼がこちらを向いたところで比較的ゆっくりめに口を動かして言う。
すると彼は少しの時間を開けて頷いた。

蛇村河内「……構わない」

弧消「ありがと」

了承を得たところで隣に座る。

弧消「…………」

蛇村河内「…………」

……は、話が続かない……。言い方は悪いけど、耳が聞こえない人が相手だと会話に出す話題が困るんだよね……。
どうしよう? 何を振ってみるか……。


↓2
1 学園に来るまでの活動について
2 歌亡院について
3 前回の裁判について
4 その他自由安価

1



※ 1選択


弧消「……そういえば、ここに来る前に蛇村河内クンはどんなことをしてたの?」

蛇村河内「……以前言わなかったか?」

弧消「あれ? そうだったっけ?」

蛇村河内「……まあいいか」

そうして蛇村河内クンはポツポツと話していく。

蛇村河内「俺は作詞家だからな。歌手の作った歌に作詞をしていくんだ」

蛇村河内「有名どころの歌手も何人か担当したし、学園の先輩の歌を作詞したこともある」

弧消「あ、それって澪田さん?」

以前キャンプファイアーのときに藤川さんが歌っていた曲のことを思い出す。あれは確かボクらより先に学園に入学しているはずの、澪田って先輩の曲だったはず。

蛇村河内「……そうだな。それと、玄鐘という先輩のも作詞した」

蛇村河内「まあ、一度一度の活動の空き時間が大きいからそういった分野に詳しい人じゃないとあまり知られてないけどな」

ふーん……それなのに希望ヶ峰学園に来れるあたり、さすがって感じだなぁ。

弧消「あれ? でも耳聞こえないのに作詞なんて出来るものなの?」

蛇村河内「…………」

蛇村河内「……俺くらいになると、他人の感想から適した作詞が出来るものなんだ」

心なしか今いつもよりも間が空いた気がしたんだけど……どうしたんだろう?


【Info】
蛇村河内との親密度が上昇しました



火ノ元「少しいいか?」

ふと火ノ元クンが立ち上がり、この場にいる全員に言うようにして口を開いた。

藤川「どうしたの?」

鷲澤「あっ! もしかして嫌いな食べ物があったとか……!?」

火ノ元「そんなわけないだろう。そうじゃなくて、昨日の夜だ」

昨日の夜……。

弧消「あ、もしかしてホームズ・アプリとかいう……」

明石「あー、そういやそんなのもあったな……」

雑木林「ふん、ようやくその話になるのね」

どうやらやはり他の人たちもあのゲームを目の当たりにしているらしく、口々にそんなことを言う。

……それはともかくとして、どうして雑木林さんはあんなにも偉そうなんだろう?

諭鶴羽「随分と偉そうだね。無理してこの時間に起きてきたくせに」

雑木林「何を言って……」

諭鶴羽「寝癖、直ってない」

任暁「ククク……貴様、頭にアンテナのようなものが出来上がって――ひいっ!?」

諭鶴羽さんの指摘に任暁さんが悪ノリをするけど、雑木林さんに睨まれて縮こまる。
昨日も思ったけど、任暁さんは睨まれたりするとよく怯えるようだ……じゃなくって。

火ノ元「続けていいか?」

如月「いいよー!」

呆れたようにして言う火ノ元クンに如月さんが答える。
……雑木林さんがゴシゴシ自分の頭を擦って寝癖を直しているのがなんとなくシュールだけど、それは今は気にしてはいけないだろう。

火ノ元「それで、これは十中八九モノクマが昨日の朝言っていたものだと思うんだが……」

鷲澤「言ってましたね。ものすごく怪しい感じに」

火ノ元「ああ。これはおそらくモノクマの罠だろうが……」

火ノ元「モノクマの罠じゃない可能性もある。これをすることで何かしらの手がかりを得られるかもしれない」

雑木林「……罠と決まったわけじゃないものね」ゴシゴシ

未だ寝癖を直している雑木林さんの言うとおり、あくまで今は罠かもしれないというだけ。実際に確認しない限り、罠だと断言するには早い。

銀土「ホームズ・アプリってことは推理ゲームみてぇなことだろ?」

銀土「そんなら繁原に一任すればいいんじゃねぇの?」

歌亡院「それもそうね! こういう頭を使う推理ゲームなら繁原さんが適任だし!」

火ノ元「俺もそれを言おうとしていた」

火ノ元「……どうだ? 繁原、頼めるか?」

これはつまり繁原さんにこのゲームをやってもらい、他の人はその結果を聞くというものだ。
そういう意図の元、この場の視線が繁原さんに集まる。

繁原「…………」

弧消「あ、あれ? 繁原さん?」

だというのに繁原さんはその視線に気づくことなく、ジッと何かを考えているようだった。

諭鶴羽「……繁原?」

繁原「…………」

繁原「……ん? どうしたんだ?」

弧消「話聞いてなかったの!?」

正道「しっかりしてくれ……」

繁原「あはは……ごめんごめん」

そうして謝る繁原さんに改めて火ノ元クンが説明をする。

繁原「なるほどね……」

繁原「そういうことならわかったよ。ボクが一回手を出してみる」

納得したようにして繁原さんが言う。うん、これなら問題なさそうだ。

そうしてこの場は“繁原さん以外はホームズ・アプリに手を出すことは禁止”という結論となった。


【Info】
今日の夜までホームズ・アプリを使用することが禁止となりました(選択不可とは言ってない)



自由行動・朝


……さて。これからどうしよう?
一応ホームズ・アプリは繁原さん以外は手を出さないことになったけど……気になるなぁ。


↓2
1 誰かと話す
2 土産屋へ
3 ホームズ・アプリ

※全て時間経過あり

1繁原

1鷲沢

1ユズルハ

上げてごめんなさい



【資料館】


とりあえずまだ行ったことのない場所を見てみようと思い、展望台の近くにある資料館へと足を運ぶ。

鷲澤「あ、弧消さん!」

するとそこには鷲澤さんの姿が。
ボクを見つけるや否や、トコトコと駆け寄ってくる。

弧消「鷲澤さん。こんなところで何をして――って、ああそうか。ここは本がたくさんあるもんね」

鷲澤「はいっ! ここは良いところですよ! こんなにたくさんの本があるなんて素晴らしいです!」

ボクの言葉に鷲澤さんは両手を挙げ体全体で喜びを表現する。

……ああ、なんていうか見ててすごい癒されるなぁ……。

鷲澤「? どうしましたか弧消さん?」

首を傾げ顔を覗き込んでくる鷲澤さん。

弧消「ああ、いや……なんでもないよ」

鷲澤「そうですか? それならいいんですけど……」


↓2
1 何か気になる本はあった?
2 ホームズ・アプリってやってみた?
3 任暁さんどう思う?
4 その他自由安価

※なんでも辞典を使うかどうかも選択

1 使う



※1選択


弧消「何か気になる本はあった?」

鷲澤「気になる本、ですか。やっぱりこれですかね……えっと……」

ボクが尋ねると鷲澤さんは近くの本棚の前に行き、踏み台を利用して少し高めの場所にある本を一冊取った。

弧消「…………」

鷲澤「これですこれです! って、どうかしました?」

弧消「え? あ、なんでもないよ!」

踏み台を利用して本を取ってるところを見て親近感を覚えた……なんて言えないし言ったところで悲しくなるだけだし。

弧消「それで、これって何?」

鷲澤「はい。腐川冬子っていう作者が書いた恋愛小説なんですけど、すっごく面白くて!」

恋愛小説……そういうのはボクは詳しくないなぁ。少女漫画でもなかなか見ないのに。

鷲澤「弧消さんは男の子だからあんまり読まないかもしれないけど、この人すごい有名なんですよ!」

弧消「うん、名前くらいならボクも知ってるよ」

妹がその系統の本は大好きだったし。

鷲澤「ああ……私もこんな本のような恋愛がしてみたいです」

弧消「…………」

鷲澤「えへへ……なんちゃって」

そうして鷲澤さんは照れくさそうにして笑うのであった。


【Info】
鷲澤との親密度が上昇しました
特殊イベントに入ります



弧消「……なら、余計にここから脱出しないといけなくなったね」

鷲澤「え?」

ボクの言葉に鷲澤さんが驚いたような顔をする。

弧消「だって、今言ったじゃない? こんな本のような恋愛がしてみたいって」

弧消「それなら、ここから出てきちんとした良い人見つけないと」

鷲澤「でもそう簡単に叶うわけ……所詮本の中の夢なんですし」

弧消「それでも、夢じゃないか。規模は……まあ、小さいかもしれないけど」

弧消「些細な夢でも、そういうのがあるなら忘れずに胸にしまって……ここから出ないといけない気がするな」

鷲澤「弧消さん……ありがとうございます」

すると彼女はそうしてニコリと笑ってくれた。

恋愛は女の子が一番楽しそうにする瞬間(妹談)みたいだし、それが夢だなんて言われたら……やっぱり、叶えてもらいたい。

そんな気がしていた。


【Info】
鷲澤との親密度が上昇しました
鷲澤との関係が『友人』になりました
ダンガンパワー1つゲット!(現在4個)


↓2
プレゼントを渡しますか?

渡さない

百年ポプリ



弧消「そうだ。せっかくだしこれあげるよ」

鷲澤「わっ、すごい綺麗……」

弧消「ボクみたいな男が持ってても仕方ないしね」

鷲澤「ありがとうございます! 大事に飾らせてもらいますね!」

よかったよかった。喜んでくれたみたいだ……。


【Info】
鷲澤との親密度が上昇しました
スキル【笑顔の力】ゲット!
・裁判終了時のダンガンパワー獲得数の判定に+3する



自由行動・昼


んー……こうしてると時間が経つのは早いなぁ。もうお昼か。

さてと……これからどうしよう?


↓2
1 誰かと話す
2 土産屋へ
3 ホームズ・アプリ

1 繁原

1 歌亡院

1繁原



【林道】

歌亡院「……あれ。弧消、こんなところで何してるの?」

モノクマ博物館の方から林道に入り、少し歩いたところで段差に腰掛けていた歌亡院さんを見つける。

弧消「ん、散歩……かな」

歌亡院「散歩って……よくこんなときにそんなことするわね」

歌亡院「しかも、面白みのない普通のことだし」

弧消「あはは……まあ、ボクは幸運枠の一般人だから」

とはいえ歌亡院さんこそ何をしているのだろうと思っていると、それを察したのか歌亡院さんの方から話をしてくれた。

歌亡院「あたしは気分転換に森林浴みたいなことをしてただけよ。こうでもしないと滅入っちゃいそうだしね」

弧消「ふーん……」

歌亡院「まあ、これは雑木林さんに教えてもらったことを実践してるだけなんだけど」

そういえば雑木林さんは森林警備員? なんだっけ。それならそういうのに詳しくても納得か。

……森林警備員ってなんだろうそういえば。


↓2
1 任暁について
2 蛇村河内について
3 前回の裁判について
4 その他自由安価

※気配遮断書の使用の有無もご一緒に

1 no

2 使わない

1 使う



※2選択


弧消「蛇村河内クンはどう?」

歌亡院「ん、まあ別に普通よ。もっとも、あたしだってしょっちゅう蛇村河内さんと話したりしてるわけじゃないんだけど」

歌亡院「……っていうか第一声が蛇村河内さんについてってどうなの?」

弧消「いやいや、別に深い意味はなくて。ただ歌亡院さんって蛇村河内クンと仲良いみたいだし」

歌亡院「仲良いっていうか……」

すると複雑そうな顔をして歌亡院が少しだけ下を向く。

歌亡院「あたしが合唱部に入って歌の道を選んだのも、正直蛇村河内さんのおかげみたいなところもあるから。なんてなく放っておけないだけ」

弧消「じゃあ、憧れの人ってわけだ」

歌亡院「んー……まあ、そうね。素直にあの人の活躍はすごいと思うし、尊敬もしてる」

歌亡院「……それ以上でもそれ以下でもないから、勘違いしないように!」

突如ビシッと指を指して言う歌亡院。

弧消「え? あ、うん。そうだね」

勘違いって、どういう意味だろう……?


【Info】
歌亡院との親密度が上昇しました


↓2
プレゼントを渡しますか?

光線銃

ない

ドーナツ

ブルベリの香水



自由行動・夕


なんとなくいろんな人と話してみると、やっぱり似たような経歴というか才能を持つ人は学園に来る前から関わりがあったりするんだなぁ……。

もっとも、関わりがあったって言っても親しくなったというわけでもないみたいだけど。あくまで面識がある程度、なのかな?

さてと……もうこんな時間か。


↓2
1 誰かと話す
2 土産屋へ
3 ホームズ・アプリ

1論鶴羽

1 策賀

1 雑木林

では中途半端ですがここまでで。今日中に新スレ行けると思ったけどそんなことはなかった

改めて訂正しておくと、以降の更新は不定期となります。すいませんがお願いします

では質問意見支援絵その他何かあればどうぞ


こけしくんの妹が気になる
すごく気になる


鷲澤さん可愛らしいのう
しかし繁原さんは何で上の空だったんだ?

乙でした
>>229はモノクマーケットの占い本イベントかな

御陵スレ初期から居ながら今更ダンロン買おうか悩み中……

……お金ないけど

買ったほうがいいべ

キャラクターの動かし方といい話の展開といいレベルが高いっす
投稿してるオリロンパの参考にさせてもらってます

※台風ようやくいなくなりましたわ……丁度>>1の住む地域が昨日直撃してたからぶるぶる震えながら仕事するはめに

というわけで木曜日の22時頃このスレ終わらせたいと思います。そして次の更新で綴スレに
本当は今日更新予定でしたが予告をすっかり忘れてました。昨日は5時寝だったからね、仕方ないね(自己暗示)

22時頃に来る(来るとは言ってない)

出てこいや

すっかり忘れてるに違いない
仕方ないね

※軽く体調崩してたり鬱ってて来れなかったです
すいませんが本日21時頃に延期します

※どっかでオリジナル作品晒せないのかな……

マジか 応援してるんで無理せずに
ss速報vipにさらせばよいじゃない

始まる



【モノクマ博物館】

策賀「……弧消か」

なんとなく訪れたモノクマ博物館。そこでは策賀クンが真剣な顔をしてジッと展示されたモノクマを見つめていた。

弧消「策賀クン、こんなところで何をしてるの?」

策賀「何、別にたいしたことはしてない。ただ一応どんなところなのか確認をしようとしてな」

策賀「ただ……やっぱり、気持ち悪いところだな。居心地の悪さが段違いだ」

確かに、普通のモノクマだけでなく大きな盾を持ったモノクマから頭にサイレンみたいなものを付けたモノクマまでいろんなモノクマが一様にこっちを見てて……すごく不気味だ。

策賀「あと、さっき見つけた冊子によるとここは第一博物館でしかないらしいんだが……」

弧消「第一博物館? つまり……どういうこと?」

策賀「この冊子を鵜呑みにするなら、第二博物館とかいうのもあるかもしれないということだ」

うわぁ……ただでさえ低いボクのモチベーションがダダ下がりになっちゃったよ……。
この先大丈夫なのかな……いろんな意味で。


↓2
1 このモノクマが動いたら不気味だよね……
2 任暁さん、どう思う?
3 他に気づいたことはあった?
4 その他自由安価

3

3

2



弧消「他に気づいたことはあった?」

策賀「いや、これといって特にはないな」

策賀「ここはそのまま、モノクマについての資料が展示されてるだけだと思っていいと思うぞ」

うーん、それならもうこの場所はわざわざ来るようなこともないかな……。
と思っていると策賀クンが何かを思い出したかのような顔をする。

策賀「こことは関係ないが、展望台の一階に鍵がかかって入れない場所があっただろ?」

弧消「ああ、そういえばそんなところもあったね」

策賀「一度その部屋がどういった場所なのかモノクマ本人に聞いたんだが……」

弧消「嘘っ!? 直接聞いたの!?」

策賀「ああ。結果『元々は命懸けのアトラクションを作ったんだけど、ちょっと難易度高くなりすぎたから廃止にしちゃったんだ!』と言っていたな」

命懸けのアトラクションって……。

弧消「どうしてそんなものを林間学校の施設に?」

策賀「知るか。大方モノクマが勝手に改造したんだろ」

まあ、それもそうか。じゃないとなんでそんなものがあるのか説明できないし……。

でも命懸けのアトラクションなんて……廃止になってくれてよかったと思うべきなのかな。


【Info】
策賀との親密度が上昇しました


↓2
プレゼントを渡しますか?

渡さない

塩でいいや



策賀「……」

弧消「……」

策賀「……よし歯を食いしばれ」

弧消「待ってよ策賀クン! そうやっていきなり暴力に入るのは良くないよ!!」

策賀「お前がいきなり塩なんて渡してくるからだろう! なんだ、お前は俺を馬鹿にしているのか!?」

弧消「違う違う! ほら、策賀クンって理系だからこういうのも必要になるときが来るかなって……!」

策賀「……数学に塩を使う時なんて早々ないけどな。というか、その理論で行けば俺じゃなくて如月にでも渡せばよかっただろう」

策賀「まあ、一応貰っておいてはやるが……誰かに何かを渡すときはもう少し考えた方がいいぞ」

ま、まあ確かにいきなり塩を渡されれば「は?」って思うかもしれないけど……。


【Info】
策賀との親密度変化なし

【炊事棟】

夜。炊事棟で夕食を食べていると今度は策賀クンが口を開いた。

策賀「さて。それじゃあそろそろ結果を教えてもらいたいんだが……」

如月「結果?」モグモグ

藤川「なんだったっけ……?」モグモグ

諭鶴羽「今朝言ってたあの胡散臭いゲームの話だろう?」

すでに今朝のことが頭から抜け落ちている二人に諭鶴羽さんが言う。

弧消「あのホームズ・アプリとかいうののことだよね」

策賀「ああ。繁原が試しに手を出してどういったものなのかを確認するという話だったはずだが……」

繁原「ん、それね」

その言葉に繁原さんが食事の手を止めた。

繁原「まあ、なんていうか……結果だけを言うのなら」

繁原「やっぱりあれはモノクマの罠だったよ」

明石「……マジ?」

呆然と口を開く明石クン。
……でも、やっぱり罠だったのか。いや、当然というべきか。

歌亡院「罠ってことは、もしかして前回のDVDみたいな……」

繁原「うん。コロシアイが起きるように仕向けられた動機のようなものだね」

銀土「マジかよ! そんなんやらなくて正解だったぜ!」

明石「お前は頭使うのが苦手なだけだろーが……」

でも銀土クンの言うとおりだった。モノクマの罠だと判明した以上、迂闊に手を出すわけにはいかない。
いや、迂闊にどころか永久に封印しておくべきだろう。

鷲澤「ぐ、具体的にはどういった内容だったんですか……?」

繁原「それを言っちゃあボクが罠だと確認した意味がないだろ?」

任暁「ふっ……それは間違いないな」

パクパクと人形で腹話術をしながら任暁さんが言う。
すると何がおかしいのか、雑木林さんがやけに意味深な顔をして繁原さんを見た。

雑木林「なるほど。確かに繁原さんの言うことは正しいでしょうね。こんな状況で嘘を言うメリットが無いでしょうし」

雑木林「……でも、そうなると現状要危険人物はアナタってことになるわ」

繁原「ボクが……?」

正道「どういうことだ? 説明しろ雑木林」

黙って話を聞いていた正道クンもこれには参加するしかなかったらしく、静かに話に加わってきた。

弧消「そうだよ。それじゃあまるで繁原さんが……」

雑木林「“次のコロシアイをするって言ってるように聞こえる”って? 実際そのとおりよ弧消」

蛇村河内「…………」

歌亡院「雑木林さん、一応話を聞かせてくれる?」

雑木林「まずモノクマの目的は何か。これは周知のとおりアタシたちにコロシアイをさせること」

雑木林「そのために前回悪趣味なDVDを動機としてアタシたちに配布している。……まあ、植島のときはまったく関係ないカタチで起きたんだけどね」

それは今更言うまでもないことだった。モノクマの目的、その真意は理解できないけどそういったことなんだという事実は知っている。

雑木林「つまりアタシたちは全員コロシアイに踏み込むだけの理由を全員が一つずつ持ってしまっているのよ。そして今回、ホームズ・アプリとかいうモノクマの罠に足を踏み入れたのは――繁原さん、アナタだけ」

繁原「……確かに、動機の数という面ではボクが多いね」

弧消「繁原さん……?」

すると意外にも繁原さんはそんな反応をしてみせた。

雑木林「素直に認めるのね」

繁原「だけど心外だね。みんなのために手を出したっていうのにまさかそんなカタチで警戒されることになるなんて」

雑木林「事実を言ってるだけよ。アタシの代わりに検証してくれたのは感謝しているけど、だからといってこの事実は変わらないでしょう?」

繁原「このゲームの動機がボクに対して当てはまらない、と言ったら?」

雑木林「さすがにそこまで鵜呑みにはできないわ」

しばしのにらみ合い。すると雑木林さんは小さく笑う。

雑木林「勘違いしないで。別に持ち得る動機の数が多いからって常に繁原さんを警戒するわけじゃないから」

雑木林「もちろん探偵のアナタがそう簡単に殺人なんてしないと思うけれど、事実は正しく認識する方がいいと思ってね」

言い方はどうかと思うけれど、確かにそれは正論だった。異常な事態に身を置いている以上、どんなことでもまずは疑う方が良いのだろう。
繁原さんを含め、この場にいる誰もが反論できずにいた。

繁原「……そうだね。君の言うことも一理あるよ」

雑木林「ごめんなさいね。どうしても簡単に信じてあげるわけにはいかなくて」

明石「なあ、どうしてアイツらいきなり険悪な雰囲気になってんの?」

策賀「黙って見ていろ。もしくは飯でも食ってるんだ」

火ノ元「遠まわしに“お前邪魔だから黙ってろ”って言ってるな」

明石「んだとぉ!?」

諭鶴羽「本当に黙ってな。アンタは空気が読めないのかい?」

明石「あっ、すんません」

藤川「だんだんペットみたいになってるんだけど……」モグモグ

如月「こんなペット、私だったらお断りだなー」モグモグ

と、険悪な二人の隣でそんな会話をする他の人たち。
……関係ないけど如月さんが意外と大きな毒を吐いた気が……気のせいかな?


【リザルト】

友人
植島(Dead)・逸見(Dead)・銀土・鷲澤

知人
歌亡院・明石・藤川・正道・策賀・蛇村河内・如月・任暁

知人?
雑木林

顔見知り
火ノ元・諭鶴羽・繁原


アイテム
カットバサミ
イン・ビトロ・ローズ
武神のお守り
神の砂の嵐の角
浮き輪ドーナツ
光線銃
ブルベリの香水

特別アイテム
特盛りスイーツレシピ
気配遮断の書

ダンガンパワー
4個

モノクマメダル
5枚

ちょっと中断
そろそろ次スレ立てた方がいいのか、それとももう一日分自由行動やってからにするべきか……


何か質問等あればどうぞ

ギリギリ収まりきらないような気もするから、次スレ立てたほうがよろしいかと

じゃあもう少ししたら立てますね
スレタイは変えた方がいいのかな? それとも今まで通り2を3に変えればいいのか……

そこは好きなようにすればいいべ

ハイパーダンガンロンパで十分差別化できてるから今まで通りで良いんじゃない?

どうでも良いが
ホームズアプリって
前回のモノクマの言と合わせて
繁原さんを狙ったような…

【ハイパーダンガンロンパ】安価でキャラ作る3【コロシアイ林間学校】
【ハイパーダンガンロンパ】安価でキャラ作る3【コロシアイ林間学校】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1413552648/)

次スレなのん

こちらはどうしましょ……

なあに、そのうち梅ネタなんか思いつくでしょ

こっちは埋めと1000取り合戦で加賀美がオシオキ受けるから大丈夫

進撃のモノクマとかいうネタだけ思い付いたけど所詮思い付いただけや

では何か埋めネタ提案あれば是非お願いします。その他質問意見支援絵なんでもええよ

某オリロンパで出たネタと被っちゃうけど
キャラにスマブラやらせたときの強い順と使用キャラを教えて欲しい
御陵スレからこけしスレまで全員頼むね(ゲス顔

御陵スレでやってた頭の良さとか運動能力の順位付け的なものを見てみたい
>>977
人数がすごいことになるな

>>977
67人の使用キャラと強さを纏めろと……?

>>978
スレ別で纏めればよろしいかな

超高校級の翻訳家の加賀美クンを任暁サンと会わせて会話が通じるか試してみたいな

>>979
はい、それでお願いします

スマブラの方もスレ別で良いよ!綴スレこけしスレ分だけで良いし

植島と逸見の獲得スキルを公開してほしい

とりあえず勉強の優劣と運動神経の優劣だけ作った
たぶんこれといって意味はないかもしれない


~勉強面~
涼川>花笠>御陵=首括>有府>佐倉>撫斬>荒巻>声伽>香澄>神代>>>御門=神楽=多和良>神原>玄鐘

言乃木=影山>雪咲>砂射>兎呑>甘露寺=棋儀>湯川>筆原=足立=夏目>正道>姶良=最咲>>>五十隅>ジョー

摩耶=セレナ=一色>加賀美>大刀=結城>京極=綺礼=アルサブ>十六夜=綴>小鳥遊>>鳳=氷河>>夢見=弓乃>>藍原>>>須崎

諭鶴羽=策賀>雑木林>如月=正道=繁原>鷲澤>明石>>火ノ元>蛇村河内=弧消=逸見>歌亡院>>>藤川=任暁>銀土=植島


~運動面~
撫斬>多和良>有府>御陵=佐倉>荒巻=神代>神楽>玄鐘>>声伽>花笠>>首括>>御門>>>神原=香澄=涼川

正道>足立>>砂射>>>夏目=ジョー>最咲>雪咲>兎呑>甘露寺>>棋儀>>立ち塞がる大きな壁>>影山=筆原>姶良>湯川>>言乃木=五十隅

須崎=摩耶>鳳>京極=氷河>十六夜=綺礼>綴=弓乃>夢見>セレナ=一色=アルサブ>結城>>加賀美=藍原>>小鳥遊

正道=藤川>銀土>火ノ元=繁原>>雑木林>明石=植島=弧消>歌亡院>策賀>>蛇村河内>諭鶴羽>如月>>鷲澤>>逸見=任暁

※結論
まさに文武両道な摩耶さんマジさいつよ


とりあえずこれだけ。また時間見つけていろいろ埋めてく
質問意見支援絵等もお気軽にどうぞなのん

やっぱり刑事はすごいや
分かってはいたけど主人公勢だと御陵が群を抜いて優秀やね

十六夜がそんなに頭良くなくてワロタ
漢字読めない策賀が数学どころか勉学トップってどういうことだ…社会・国語の問題は策賀のだけ漢字にフリガナついてるんだろうな

>>986
しかし歌は下手!

>>987
もうちょっと上にしてあげたかったんだけどね。他の面子がいけないんだ(戒め)
そして策賀については……うん、普通にミスです

~勉強面~
諭鶴羽>雑木林>如月=正道=繁原>鷲澤>明石>>火ノ元>蛇村河内=弧消=逸見>歌亡院>>>策賀>藤川=任暁>銀土=植島

↑こうなります
漢字読めない設定たまに忘れてる……

スキルと集中力見る限りじゃ頭すごく良さそうだけどな策賀
偽正道・砂射がわりとスペック高い、そして藍原さんがボロボロやで…植島はんなぐさめたってや

>>989
あくまで総合だから! 数学限定なら間違いなくトップクラスよ!(言い訳)
まああくまで目安というか、曖昧なものだからあまり過信しないでおくれ

藍原さんは……うん……

さーて私様が安価出したやつはいつ死ぬかなー?

運動面の大刀さん抜けてるで
>>1000ならこけしくんが朝食当番をサボる

>>992
指摘ありがとうです

~運動面~
須崎=摩耶>鳳>京極=氷河>十六夜=綺礼>綴=弓乃>夢見>セレナ=一色=アルサブ>結城>大刀>>加賀美=藍原>>小鳥遊

もう埋めネタ気にせず埋めてってもええよ

>>1000ならこけしくんの妹はブラコン

こけしスレは綴スレと対照的に皆仲良しって感じかなと思ったら雑木林と繁原さんが少し怪しい…そして塩を送りつけられた策賀とこけしの間も…

>>1000なら明石の思いがゆづるは先生に届く

>>1000なら御陵ファンクラブが10倍に膨れ上がる

>>1000ならフラッと現れた夏目が雑木林の心を解錠しちゃうパラレルネタ

>>1000なら首括が如月に振り回される

踏み台
>>1000取っちゃったら↑で

>>1000なら雑木林がちょっとだけこけしに対して無防備に

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