幼馴染に告白されたんだけど(20)

ゲームの中で

男「幼馴染に告白された」

男「ゲームの中で」

男「お前も告れよ」

幼馴染「何であんたに告らなきゃいかんのよ?」

男「駄目かね?」

幼馴染「駄目」

男「残念だな」

幼馴染「…あんたから告白しなさいよ…」

男「ん?」

幼馴染「ふん!」

男「残念だなー。幼馴染のこと俺も嫌いじゃないのになー」

幼馴染「まあ、私もあんた嫌いじゃないけどね」

男「幼稚園から十余年…そろそろなんかあってもよくないかい?」
幼馴染「何があるのよ?」

男「色々かな」

幼馴染「はっきりしなさいよ。どうせヤらしいことでしょ」

男「それだけじゃないさ」

幼馴染「エロいこともあるって認めてるじゃない」

男「否定はしないよ。男の子だからね」

男「幼稚園、小学校はいっしょ。家はご近所まあまあの仲良しさん」

幼馴染「この辺り同年代が住んでないもん。いっしょに遊ぶしかないよね」

男「でも気は合うよな」
幼馴染「合わせてるのよ。他に遊び相手いないから」

男「中学は別々でもつかず離れず遊んでたし、高校で再びいっしょ」
幼馴染「…ただの腐れ縁ね」

男「腐れ縁という名の赤い糸かもよ?」
幼馴染「腐ってたら色なんてわからないでしょ」

男「繋がりが大事なんだろ。運命を共にする」
幼馴染「じゃあ運命感じさせてよ」

男「俺は幼馴染に運命を感じてるんだぞ、昔からずっと」

幼馴染「……ホント?」

幼馴染「じゃあその感じてる運命を表現してみてよ」

男「愛してるよっ♪」

幼馴染「…なんか軽くない?」

男「そうかな。まじめにやってるんだが」

幼馴染「やり直し…かな?」

幼馴染「私はもっとロマンティックなやつがいいと思うの」

幼馴染「告白は女の子にとって大事な大事なイベントなんだよ?雰囲気ださなきゃ」

男「そっか。頑張る」

幼馴染「頑張って男」

男「期待されるとノるのが私です」

幼馴染「知ってる。素敵な告白待ってるよ」

男「じゃあちょっと準備するからな」

幼馴染「わかったよ」

男「よし!」

男「幼馴染…言いたい事があるんだ…」

幼馴染「なあに?」

男「大事な話しだからしっかり聞いてほしい」

幼馴染「何よ?改まっちゃって」

男「幼馴染!好きだ!」

男「昔からずっと好きだった付き合ってくれ!」

幼馴染「王道ストレートな告白ね」

幼馴染「わたしとしてはもう一捻りほしいかな」

男「どんな風に捻るの?」

幼馴染「こんな感じ」

幼馴染「男!」ギュウッ

男「お!」

幼馴染「わたしを離さないで…」

幼馴染「ずっとそばで…お願い…」ウルッ

男(目が潤んでる…)

幼馴染「だいすき…」ギュウッ

幼馴染「こんな感じで体の接触がほしいな」ギュッ

男「わかった」

幼馴染「よし」

男「…」

男「離れないの?」

幼馴染「へ?」ギュウッ

幼馴染「離れないよ」

幼馴染「わたしが望んでいることをしてもらうまで」

幼馴染「何をしてほしいかわかるかしらね?」

男「…こうかな?」ナデナデ

幼馴染「頭なでなでかぁ…いいね」

男「これ好きだろ?」

幼馴染「えへへ、まあね」

幼馴染「男のなでなでわたし好きよ、むかしから」

幼馴染「でも男は今一つ乙女心がわかってないかな」

男「なんだよ?」

幼馴染「これ」チュッ

男「おお!」

幼馴染「ホントは男から来てほしいのになんでこないかな…」

男「…すまん」
男「じゃあ頑張るな」
男「ん」チュッ

幼馴染「えへへ…いい感じ」
幼馴染「ぎゅーっとしてみて」

男「うん」ギュッ

幼馴染「もっと強くてもいいのよ」

男「苦しくない?」

幼馴染「全然」
幼馴染「むしろもっと苦しいことしてもいいんだよ?」

男「何をだよ?」

幼馴染「ヘタレ」

男「あんまり誘惑しても困るぞ」

幼馴染「私は困らない」
幼馴染「来て…」

男「もう止まらないぞ」

幼馴染「はやく♪」

男「ああ」ガバッ

幼馴染「きゃー」

ーーー

この後滅茶苦茶なんかした

おわり

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