ミカサ、アニ、サシャ、クリスタ「……!?」(576)

ジャン「おい、そろそろ始めようぜ……」

ライナー「……ああ、そうだな」

べルトルト「……夜の」

アルミン「……ボーイズトーク」


※ネタバレ、一部キャラ崩壊、エレンハーレム注意

~男子寮~


ジャン「いやーwwww今日もミカサエロかったわーwwww」

ライナー「おっwwwwまたその話かよジャンwwww」

ジャン「いやーwwwwあの強気な姿勢がいいねwwww」

ジャン「何度話しかけても綺麗に流されるwwww」

べルトルト「それwwwwもう諦めなよwwww」

アルミン「幼馴染をそういう目で見られると複雑だよwwwww」

ライナー「お前一途だなーwwww俺だったらもう諦めてるぞwwww」

べルトルト「ブフォッwwwwそれならライナー、早くクリスタ諦めなよwwww」

ライナー「何言ってんだベルトルトwwwwあれは完全に俺に惚れてんだろwwww」

ライナー「クリスタ、俺には特に優しいしwwww結婚するしwwww」

ジャン「お前らは分かってねーなwwwwあのミカサの冷たさを受けられるのは俺だけなんだぜwwww」

ジャン「お前らミカサに無視されたことないだろ?wwww」

ジョン「ってことは、もはやミカサの中で俺は特別ジャン?wwwww」

べルトルト「強いねwwww」

ジャン「それでよ、ここからが本題だwwww」

ジャン「今、俺がハマってるエロいと思うシチュエーションはwwww」

ジャン「嫌がる相手を無理やりってシチュエーションなんだwwww」

ベルトルト「おおっ!wwww」

ライナー(クリスタ相手だとそのシチュ無理だろうな俺wwww)

ジャン「それで、ミカサが最も嫌がる相手であるwwww」

ジャン「この俺こそがwwwミカサの最もエロいシチュエーションを見ることが出来るのだ!wwww」キリッ

3人「おおっ!!wwww」

ジョン「あれっ……涙が……wwwwwww」

ジャン「やはり、強い女を屈服させる最高のプレイと言えば!wwww」

ジャン「『イラマチオ』だ!wwww」

ベルトルト「ふむ……嫌がるミカサにイラマチオか……興味深いwwww」

アルミン「確かにエロいねwww噛み千切られそうだけどwwww」

ライナー「……グロい話はやめようぜアルミンwwww」

ジャン「俺の夢はミカサにイラマチオすることだ!wwww」


エレン「あれ、お前ら楽しそうに何の話してるんだ?」

ライナー「エwwwレwwwンwwww」

ジャン「んーwwwおこちゃまにはまだ早いなwwww」

べルトルト「デュフwwwwwww」

アルミン「オォンwwwwwwwww」

エレン「な、なんだよ!俺は仲間外れかよ……!」

ジャン「いいや、そういう訳じゃないwwwwただ、お前のことを思って言ってるだけさwwww」

エレン「俺はもう大人だぞ!仲間に入れてくれよ……お前ら楽しそうジャンか……」

ライナー「分かったからwwwこっちにこいwwww」

エレン「!」パァァ

エレン「ふ、ふん!別に仲間外れで寂しかったとか、そんなこと思ってねえからな!」

アルミン「はいはいwwwwww」

べルトルト「でも、本当にエレンに理解出来るのかな?wwww」

ジャン「無理だろうなwwwwおこちゃまのエレンくんにはよぉwwww」

エレン「だーからおこちゃまじゃねえって!お前らと同い年だろ!」

ジャン「じゃあ、お前イラマチオって何かわかるか?wwww」

エレン「はぁ?なんだそr」ハッ!

4人「wwwwwwwwww」ニヤニヤ

ジャン「強い女を相手にすると最高に興奮する技だwwww」

ジャン「ミカサ、とかなwwww」

エレン「……強い女。技。」

ライナー「おや、知らないのかなwwww大人のエレンくんwwww」

エレン「だーっ!知ってるよ!あの技だろ?」アセアセ

べルトルト「技wwwwwwwwww」

ジャン「どんな技だ?wwww」

エレン「そりゃ……あれだ……」

エレン(強い女相手に使う技……えーっと……)

エレン「こう……相手の力を利用して……ズバーンって感じの……さ」

3人「wwwwwwwwwwwwww」ニヤニヤ

アルミン(ちょっとエレンが可哀想だな……)

アルミン「まあまあwwwエレンは分かる話題の時だけ入ってきてよwwww」

アルミン「知らないことは恥ずかしいことじゃないさwwww」

エレン「アルミン……」

ジャン「そうだなwww神聖なボーイズトークの時間だwww無駄話はやめようぜwww」

べルトルト「そうだねwwwww」

アルミン「じゃあ、僕が話すねwwww」

アルミン「最近僕がハマっているエロは、『足コキ』さ!wwww」

エレン(また知らねえ単語だ……)

アルミン「足技と言ったらアニ!wwwwあの目つきで見下されながら足コキwwww」

ジャン「いいねーwwwでもやっぱり、ミカサの綺麗な足でwwwコポォwwwwwwww」

ライナー「そこはやはりwwwwクリスタの足wwwwフヒwwww」

ベルトルト「僕もクリスタに1票wwwwwww」

エレン「……た、確かに!アニの足技は強いよな!」アセアセ

ジャン「おうwwww下手したら蹴りつぶされるなwwww」

ライナー「……や、やめろよ」

べルトルト「……縮み上がったよ」

ライナー「じゃあ、俺なwwwwww」

ライナー「まあ、俺とクリスタが相思相愛なのは周知の事実だがwwwwwww」

エレン「……おぉ!?そうだったのか!?すげー!!」

ジャン「wwwww。エレン、深くツッコむなwwwwww」

エレン「お、おう。……やるなライナー。知らなかったぜ」

ライナー「はっはっwwwwwまあ、お前もイケてるぞエレンwww頑張れwwwww」

エレン「ちくしょー!お前ってやっぱすげーな!」ニコニコ

アルミン(……エレンはともかくライナーも冗談なのか本気なのかわからない……)

ライナー「で、クリスタは知っての通り馬術の成績がトップだwww」

ライナー「馬術が上手いということは!wwwwもちろんwwwwww」

ライナー「『騎乗位』も一番上手いハズだよな!wwwwwwwww」

アルミン「オゥフwwwwwその期待は持たざるを得ないwwwwwwwww」

エレン(わかんねえよ……皆どこでそんな単語覚えたんだよ……)

ジャン「あの風貌で……夜はドs……」ゴクリ

ジョン「……い、いかん。俺にはミカサという心に決めたmy sweet honeyが……www」

アルミン「すごいよライナー……僕のドm心が黄昏に緋を穿つよ!www」

ライナー「だろwww同じドm仲間としてアルミンには分かってもらえると思ってたぜwww」

べルトルト「……なるほど。責められるのもまた一興か」

エレン「……なんかすげえな!」

ベルルルル「じゃあ、僕だwwwwww」

ルルルルト「最近僕は『食ザー』物にハマってましてねwwww」

ライナー「おいwwwwwww」

アルミン「流石ベルトルトwwwwwww」

ベ「サシャのような食に貪欲な子が食ザーに目覚めたとしようwwww」

ル「味が好きで、それを食べないと食欲が満たされないのさwwwww」

ト「それと同時に性欲まで満たされる快感に病みつきになってしまったサシャwwww」

ル「もう普通の物だけ食べても欲求が満たされず、僕におねだりするようになるwwwww」

ト「そして僕は言うのさwwwwお前のような家畜にやるエサh」

ジャン「もういい!分かったwwwwやめろベルトルトwwwww」

エレン(皆すげえ楽しそうだ……)

エレン(せっかく俺を仲間に入れてくれたのに、俺はなんも分かんねえ……)

ジョン「……じゃあ、エレンにも聞いてみようかwwww」

ライナー「バアアwwwwwww」

アルミン「エレンwww君が最近気になる女の子とか、その子との妄想とかない?wwww」

べルトルト「確かに、エレンが気になる子は聞いてみたいwwww」

エレン「えっ!?……えっと、えっと……」

エレン(気になる?ってよく分かんねえんだよなあ……)

エレン(でも、皆のこの雰囲気を壊すことだけは絶対に嫌だ……考えろ……)

エレン(クリスタはライナーとデきてるらしい、ミカサはジャンが突っかかってきそうだ)

エレン「……そういえば!班に分かれての訓練のとき、ミ、ミーナがたまに良い匂いするんだよ!」

ライナー「……ふむwwwww」

エレン「それで……手と手が触れたり、顔が近くなったりすると……少し……ドキドキすると言うか……」///

アルミン(エレン!よく頑張った!)

ジャン「例えば、対人格闘の訓練なんかでは押し倒したり倒されたりする訳だがwwww」

ジャン「お前はどっちの方が好きだ?wwww」

エレン「……うーん。やっぱ押し倒す方だろ。負けたくねえし」

ジャン「おおwwwwてことはお前はsなんだろうなwwwwww」

エレン(……?)

ベルベルベル「んんwwwwwwそうなのかい?wwwww」

トルトルトル「ということは、さっきの僕の話にも共感してくれるかい?wwwwww」

エレン(さっきの……食い物の話か?)

ライナー「コヒューwwwwwwwww」

エレン「……」

エレン「ごめん皆……」

エレン「俺やっぱよく分かんねえんだ……」

エレン「だから、勉強してくるからよ!そしたらまた仲間に入れてくれ!」

ジャン「おーおーwwwwガキは早く寝ろwwwww」

ライナー「もう少し大人になったら話そうなwwwwwwww」

エレン「っ……!じゃ、じゃあな!」タッタッタ

アルミン「もうwwwあんまりからかっちゃダメだよwwww」

ライナー「分かってるってwwwwでも初々しくてなwwww」

べルトルト「悪気は無いんだけどねwwww」

ジャン「それじゃあ、続きを始めるかwwww」

~外~


エレン(畜生……!俺って本当に頭悪ぃな……)

エレン(でも、勉強すればいいだけだ。落ち込んでる場合じゃない)

エレン(誰かに聞くか……でも男子には馬鹿にされそうだから、女子に聞こうかな)

エレン(ええと、さっきの話で知らなかった単語は……)

エレン(イラマチオ、足コキ、騎乗位、食ザーか……)


エレン(イラマチオは、強いやつに効く技らしいから……ミカサに聞いてみるか)

エレン(足コキは、足技だよな……アニだろうな)

エレン(騎乗位は、騎乗だから馬術……クリスタか)

エレン(食ザーは、食に関しては……サシャで間違いないな)

エレン(なんだか自分が情けなくなってきたぞ……)ポロポロ

エレン(!? 何泣いてんだ俺……気持ち悪ぃ……)ゴシゴシ

エレン(畜生……)ポロポロ



アニ「…………あんた、泣いてんの?」

エレン「!、ア、アニ!」ビクッ

アニ「……」

アニ「……ちょっとそこ座りなよ。星、綺麗だよ」

エレン「ああ、べ、別に泣いてねえぞ!本当だ!」ゴシゴシ

アニ「はいはい、隣座るよ」

エレン「おう……どうしたんだよ。こんな時間に」

アニ「……星、好きなんだ」

アニ「……あんたはどうしたのさ」

エレン「お、俺も……星が好きなんだよ」

アニ「……そっか」

アニ「……」

アニ「……星空見てるとね、どんな悩みも小さく思えるんだ」

アニ「……それで、自分は普通の人間なんだって実感できる」

エレン「……アニ?」

アニ「ほら、星空って色々とスケールが大きくてさ、自分なんて本当小さいと思う」

アニ「だって、この壁の向こうまでずっとこの星空は広がっているんだよ?」

アニ「……巨人だって、星空に比べたら小さいもんさ」

エレン「……」

アニ「あの星空から見たら、人間も巨人も同じ生き物なんだろうね」

アニ「私は、普通の人間でありたい」

アニ「この星空を見上げてる時だけは、皆平等に普通の人間でいれるって思うんだ」

アニ「……何言ってんだろ私」

アニ「普段あんまり喋らないから、喋るの下手くそで悪いね……」

アニ「私が言いたかったのは、悩みなんて本当小さいもんだよってこと」

アニ「それに、悩みがある方が人間らしい」

アニ「この星空の下ではどんな悩みを持った人間も平等に、ただの人間なんだ」

エレン「……ありがとうな、アニ」

エレン(……アニなりに俺を励ましてくれてるんだよな)

エレン(……深く追求してこなくて助かるし、不器用だけど気持ちが伝わってくる)

エレン「意外だよ」

アニ「……?」

エレン「乙女というかロマンチストというか、アニってそういうキャラだったか?」クスッ

アニ「……うるさい」

エレン「……でもさ」

エレン「不器用だけど人の気持ちは理解してて、距離を取ってるようで実は近くにいて、意外に乙女で」

エレン「アニのそういうところ、俺は好きだぜ!」

アニ「……」

アニ「……!!??」///

アニ(え、なに!?今の……告白!?)

アニ(いや、こいつのことだし違うんだろうけど)

アニ(それにしても、それっぽかったというか……)ワタワタ

アニ「……」フー

アニ(さり気ない感じで私も答えて様子を見てみようか)

アニ「……私もあんたのこと尊敬してる」///

エレン「?」

アニ「大きな流れに逆らったり、自分の考えを貫くことって実は普通の人間には難しいことでさ」

アニ「珍しいと思ったんだ、あんたみたいなタイプ」

アニ「普通じゃ難しいことを普通にやってる」

アニ「でもそれはあんたの中じゃ自分に素直に生きてるだけなんだと思う」

アニ「普通の人間には出来ないことやってても、素直に生きてるあんたは人間らしい」

アニ「普通に憧れて、意識して生きてる私より、あんたの方が普通の人間なんだ」

アニ「私が格闘術教える代わりに、あんたに生き方を教えて欲しいな。なんて」///

エレン「……?」

アニ「…………」

アニ(だろうね。うん。期待した私の負けだよ)

エレン「あ、ありがとう。な、なんか照れるよ」///

エレン「俺が教えられることはなんでも教えてやりたいから、なんでも言ってくれ!」

アニ(はいはい。ありがとね……)

アニ「じゃ……私はそろそろ戻るよ」

アニ「……何か悩んでるなら、誰かに相談するってのも悪くないと思うよ」

エレン「……」

エレン「あのさ!生き方?っていうの?分からないことがあれば俺が教えるからさ」

アニ「?」

エレン「教えてほしいことがあるんだ!」

アニ「……なんだい?」クスッ



エレン「足コキって何か教えてくれ!!」


アニ「」

アニ「……」

エレン「……あれ?アニも知らないのか?」

アニ「……」

エレン「……」


アニ「……それって、意味を教えて欲しいってことかい?」

アニ「……それとも、実際に経験してみたいってことかい?」

エレン(?)

エレン(経験出来るならそっちの方が分かりやすくないか?)

エレン(痛かったら嫌だけど……)

エレン(でも、あいつらにも語れるぞ)

すいません
腹減ったのでコンビニ行ってきます……

俺おにぎりね。昆布でオナシャス

ただいま
昆布おにぎり買ってきたで。ただし俺が食う

エレン「えーと……経験の方で」

アニ「…………」

アニ「……なんで私なんだい?」

エレン「そりゃ……お前がいいからだよ」

エレン(足技ならお前が詳しいだろうし)

アニ「………………」

アニ「……いいよ」

エレン「!、本当か!?」パァァ

アニ「……そんな嬉しそうな顔しないでよ恥ずかしい」

アニ「……待ってて」

エレン「?、今じゃだめなのか?」

アニ「!?、あ、あんた本当に馬鹿だよ!ここでそんなことする気!?」

エレン「あ、じゃあ明日の対人格闘の授業のときとか」

アニ「!!??、……いや、あの女に見せつけるって意味では有りかな」

エレン「お!じゃあ明日……」

アニ「冗談に決まってるジャン馬鹿!」

アニ「……声かけるから待っててって」

アニ「女には準備があるんだよ……」///

エレン「?、分かった!」

~食堂前~


エレン(よし!これで一つ解決だな!)

エレン(あとは3つか……)

エレン(……アニの意外な一面も見れたし、収穫は大きいな)ニコニコ


サシャ「あれぇ?エレン?」

サシャ「どうしたんですか~?ニヤニヤして」

サシャ「もしかして誰かの食べ残しでも見つけたんですか!?」

エレン「……食べ残しなんてあっても食わねえって」

サシャ「えぇ!?あるんですか!?」

エレン「……まあ、まだ探してないから分かんねえけど」

サシャ「ふふっ。実は私も食べ残しを探しに来たんですよ。奇遇ですね」

エレン「いや、俺は探しに来たんじゃなくてな」

サシャ「仕方ないですね。少し分けてあげますから、一緒に探しましょう!」

エレン「いや違うって!それに一緒に探すのになんで俺の取り分が少しなんだよ!」

サシャ「まあまあ、探してみましょうよ♪」

エレン「……じゃあさ、一緒に探すし見つけたらお前が全部食っていいよ」

サシャ「おぅ!?ど、どうしたんですか?太っ腹ですね」

エレン「いや、食べ残しなんていらねえって」

エレン「……その代わりさ、お前に教えて欲しいことがあるんだ」

サシャ「?、私に分かることでしたらいいですよ♪」ニコッ

エレン「本当か?多分お前なら分かるよ!」

エレン(こんだけ食に貪欲なら食について知らないことないだろ)

サシャ「でも、もう腹ペコなんです!」

サシャ「先に探しましょう!」

~食堂~


エレン「ん~、食えそうなものは無いなあ」

サシャ「……」

サシャ「ま、まだ分かりませんよ!ほら、しっかり探して!」

エレン「あー、また食糧庫から盗ってくればいいんじゃないか?」

サシャ「……いえ、流石に次見つかったら殺されます」

エレン「お、一応そういう脳は持ってるんだな」

サシャ「……はい、あと3日ほど時間を置かないと流石に」

エレン「……時間の問題じゃないと思うけどな」

サシャ「……普段なら見つからない自信はあるんですけど、見張りがつくようになりましてね」

エレン「ああ、そういうことか……」

エレン「……ていうか、どっちにしろ3日じゃ足りないって」

エレン「……なあ、その見張りって一人か?」

サシャ「そうですね。1人でしたね」

サシャ「見張りついでに立体起動装置の整備してましたよ」

エレン「……よし、サシャ。飯が食えるぞ!」

サシャ「えぇ!?どういうことですか!?」

エレン「お前は今、1人じゃないってことだ」

サシャ「……まさか!」

エレン「おう!」

サシャ「……確かに、エレンなら常習犯の私よりも傷は浅いかm」

エレン「俺に何やらせようとしてんだお前」

エレン「いいか、まず俺が見張りの注意を引いておく」

サシャ「……おお!確かにエレンは人の視線を集めるの得意ですもんね!」

エレン「……」

エレン「お前は裏にスタンバイしていて、隙を見て食糧庫に侵入」

サシャ「ふふふふ、つまりこの作戦は私の力に懸かっているわけですね!」

エレン「……」

エレン「あとは速やかに食糧を確保し、撤退!以上だ!」

サシャ「はーい!意見がありまーす!」

エレン「はい」

サシャ「鍵をぶっ壊す必要があるので、見張りをその場から離れさせてください!」

エレン「……」

エレン「……その鍵、綺麗にこじ開けて元に戻せないか?」

サシャ「うーん、時間がかかりますねえ……」

エレン「分かった。時間は俺が稼ぐから。盗まれた痕跡は残さない方向で頼む」

エレン(じゃないと俺だけ顔バレてるからな)

サシャ「分かりました!やってみます!」

エレン「あと、出来るだけ早く頼むぞ。物音は絶対にたてないように」

サシャ「全く、注文が多いですねぇ~」ヤレヤレ

サシャ「まあ、私の腕なら出来ないことはありませんがね」フ~ッ

エレン「…………」

~食糧庫~


エレン「失礼します上官!」

見張り「?、お前は」

エレン「はっ!エレン・イェーガー訓練兵であります!」

エレン「先ほど、馬術の訓練用の馬が逃げてしまっているところを発見しました!」

エレン「自分の力ではどうする事も出来ないため、上官の手を煩わせ恐縮ではございますがご無礼を承知でお願い申し上げます!」

エレン「その立体起動装置を使って、馬を捕獲して頂けませんでしょうか!」

見張り「……」

見張り「……分かった。急ごう」


サシャ「……エレン上手くやりましたね」

サシャ「さーて、私も……」

~食堂前~

サシャ「いや~、お肉が食べられて満足です!」

エレン「ああ……良かった……」ハァハァ

エレン「馬を逃がしたのはやりすぎたな……思ったより大変だった……」ハァハァ

サシャ「大丈夫だったんですか?」

エレン「ああ。立体起動使ったことと、馬が逃げたことは誰にも言うなってさ」

エレン「……逃がしたの俺だしな。罪悪感だ」

エレン「……お前ちゃんと鍵かけてきたよな?」

サシャ「もちろんですよ!私をなめないでください!」

エレン「ああ……良かった」

サシャ「……」


サシャ「エレン、ありがとうございます」

エレン「ん?どうしたんだよ気持ち悪いな……」

サシャ「ひ、酷いですよ……そんな風に言わなくても……」ガーン

エレン「ははっ。悪い。まさか感謝されるとは思ってなかったからさ」

サシャ「……実は途中から食べ物のことはどちらでもよかったんです」

サシャ「ああ、もちろん食べられるに越したことはないんですがね」

サシャ「……なんだか、エレンとこうやって馬鹿やってることが楽しくて」ニコニコ

エレン「……俺も、ちょっと楽しかったよ。こんなことやっちゃいけないんだけどさ」

サシャ「え~、ちょっとですか~?私はとっても楽しかったですよ?」ジトー

エレン「悪いことしてるのに、そんなに楽しめないって」

サシャ「エレンはマジメですね~」プクー

エレン「お前とこうやって話してるだけだったら、とっても楽しかった、かもな」

サシャ「えええぇっ!?」ドキッ

サシャ「な、何を言ってるんですか!?エレン!」

エレン「え、なんか変なこと言ったか?」

サシャ「ええ!変です!変態です!この変態エレン!」

エレン「おいお前!そこまで言うことないだろ!この芋女!」

サシャ「あー!芋って言った!エレンが芋って言った!私だって地味に気にしてるのに!」

サシャ「エレンにだけはそうやって呼ばれたくないんですよ!」

サシャ「エレンは今後、芋女禁止ですよ!分かりましたか!?芋エレン!」

エレン「……俺に芋は関係ないだろ」クスッ

サシャ「え、えへへ……」ニコニコ

エレン「なんか……不思議だな」

エレン「初めてお前見たときは、絶対お前とは仲良くなれないと思ったよ」

サシャ「……本当に酷いですね」

エレン「ははっ。悪かったよ。最初の頃だけだって。今はこんなに仲良いもんな」

サシャ「……私は初めてエレンを見たとき、すごい人だなと思いました」

サシャ「あと、顔が怖いなと思いました。あれは人殺しの顔でした。あ、現在もそうですね」

エレン「……お前もそれ禁止!俺も実はちょっと気にしてるから!」

サシャ「わわわ……すみません!もう言いません!誓います!」

エレン「敬礼しなくていいから!」

サシャ「エレンはすごい人です」

エレン「……すごくないって」

サシャ「いいえ!すごいです!」

サシャ「上手く言えませんが……私には無いもの、私が欲しいものを持っています」

エレン「……欲しいもの?」

サシャ「……はい。他人と向き合って意見を貫くことや、他人と向き合う度胸や勇気です」

エレン「……そうやって言えば聞こえはいいけど、ただ馬鹿なだけだって本当に」

サシャ「いいえ!違います!エレンはすごいです!」

サシャ「もし馬鹿だとしても、私の方が馬鹿です!エレンはすごい馬鹿です!」

エレン「それ褒めてんのか?」

エレン「それに、お前が俺のことで胸を張ってどうするんだよ」

サシャ「いいえ!胸を張っていいますよ!エレンは私の憧れです!」

エレン「サシャ……」

サシャ「!!」ハッ

サシャ「あああ……私は馬鹿だぁ……何を言ってるんでしょう……うぅ……」///

エレン「?」

サシャ「い、今のは無し!無しです!忘れて下さい!」///

エレン「そうやって言われると忘れたくないな。思い出すからちょっと待てよ」

サシャ「わああ!エレンのいじわる!変態!」

エレン「ははっ」ニコニコ

サシャ「……もう」///プクー

エレン「……でも、俺はそんな憧れるような人間じゃないぞ」

エレン「……今だって自分の無知さに呆れてる」

エレン「知らないことばっかで、嫌になるよ」

サシャ「そんなもんですよ世の中。私だって知らないことばかりです」

サシャ「そういえば、私に聞きたいことがあるんでしたね」

サシャ「なんでも聞いてください!私はエレンよりは勉強ができますからね!」

エレン「うっ……」

サシャ「何を聞きたいんですか!?」

エレン「ああ、えっと……」




エレン「食ザーって分かるか?」



サシャ「……」


サシャ「ふぁっ!?」///

サシャ(分かるか?ってええ!?)

サシャ(分かるって言ったらやらせるつもりなんかエレンは!?)

サシャ「へ、変態!本当に変態だったんやねこの変態エレン!」///

エレン「え!?い、いや、やっぱサシャ意味分かるのか?」

サシャ「!!!」///

サシャ「い、いや~分からないです!知りませんよそんなの!」ピュ~

エレン「いや、その反応は知ってるだろ!教えてくれよ!」

サシャ「なぁっ!?エ、エレンだって本当は知っとるんやろ!?私ばからかっとるんやない!?」

エレン「し、知らないから聞いてるんだろ!」

サシャ「あー!慌てた!やっぱり知っとるんじゃ!」

エレン「いや……本当に知らないんだって……」

そろそろ寝ます……

夕方~夜9時までには戻ると思います。もう少し早いかもです。
ここの保守の仕組みなどよく知らないのですが、よろしくお願いします

サシャ編もう少しやってクリスタ編です

クリスタ知らなそう
クリスタ「騎乗位?何それ美味しいの?」

仏教でもキリスト教でも禁欲は人間の美徳だからな

>>105クリスタ教?(難聴)なんで禁欲するの?

ただいま~
変なところで区切ってしまってテンポ悪いので2、3レス読み返し推奨

サシャ(うぅ~……やっぱり男は獣じゃ!外の世界でも変わらん)///

サシャ「な、何が知りたいんよ……」

サシャ「まさか……味か!?」

エレン「味?まあ、教えてくれるなら知りたいけど」

サシャ「ふーんだ!変態エレン!食うたことなんてある訳ないやろ!!」///

サシャ「自分で食うてみりゃええんや!」///

エレン「いや……それが分からないから悩んでるんだろ……」

サシャ(分からん?味覚障害?)

サシャ(それとも男と女で感じる味の違いみたいな……)

エレン「……とりあえず落ち着いてくれ。な?」

サシャ「……」コホン

サシャ「……なんで私なんですかね?」

エレン「……なんでって、お前以外に聞かないって」

エレン(食のことなら)

サシャ「……ミカサがいるじゃないですか」

エレン「……あいつより、お前がいいよ」

エレン(食のことなら)

サシャ「!」///

サシャ「……分かりました」

サシャ「エレンがそこまで言うならいいですよ」

エレン「本当か!」

サシャ「はい……私も気にならないといえば嘘になるというか……」ボソボソ

エレン「?」

サシャ「え、ええと、じゃあ私は準備してきますので待っててください……」///

エレン「分かった!」

サシャ「……準備出来たら声をかけます」

サシャ「パンも任せてください。先ほどの残りがありますから」

エレン「おう!ありがとな!」

サシャ「……エ、エレンだからですよ!誰にでもするわけじゃないんですから!」

エレン「おお、なんか嬉しいな!」

サシャ「不束者ですがよろしくお願いします……」///タッタッタ

エレン「?」

~馬小屋前~


エレン(さっきは慌ててて、逃がした馬を雑に括り付けてきちまったからな)

エレン(また逃げたら大変だし見とこうか)

エレン(それにしても順調だな。知りたい単語はあと2つ)

エレン(これで馬鹿にされることもどんどん少なくなっていく)

エレン(見返してやるからな!見てろよあいつら!)

エレン(勝てる!人類の反撃は……これからだ!)キリッ


クリスタ「……エレン?」

エレン「うおああっ!!ク、クリスタか!?ビックリした……」

クリスタ「どうしたの?こんなところで、そんなドヤ顔して……」クスッ

エレン「い、いや、ちょっと馬の様子が気になってさ。クリスタこそ何してたんだ?」

クリスタ「私は……えへへ。恥ずかしいところ見つかっちゃったな」

クリスタ「明日の馬術の訓練もよろしくねって、馬たちにお願いしてたの」///

クリスタ「馬術が上手くなるおまじないみたいなものかな」///

エレン「へえ!じゃあ俺もお願いしようかな!」

クリスタ「ふふっ。うん!一緒にお願いしよう!」

エレン「そういえばさ、クリスタに聞きたいことがあるんだ」

クリスタ「?」

エレン「馬術のことなんだけどさ」

エレン(多分)

クリスタ「何?いいよ!私に教えられることなら!」

クリスタ(私が皆に教えられることって馬術くらいしかないからね)

クリスタ(馬術頑張ってきてよかった!)

エレン「それじゃあえっと……」


バチンッ!


エレン「!?」

クリスタ「!!、馬が!!」

エレン(畜生!やっぱりとめ方が甘かった!)

エレン「待て!!」ダッ

クリスタ「!、ま、待ってー!」

エレン「……ッ」ピィィィイイイ

エレン(畜生ッ!やっぱ止まらねえか……)

エレン(俺だけであの馬捕まえられるのか?)

エレン(さっきも捕まえたのは上官で、立体起動装置があったからだ……)

エレン(でもこれは俺の責任だ……俺がなんとかしねえと……)

エレン「……うぉおおおおお!!!」ダッダッ


クリスタ「エレーン!!」

エレン「……?」

クリスタ「……エレン!乗って!!」パカッパカッ

エレン「!!」

クリスタ「バランスとりにくいからしっかり掴まっててね!」パカッパカッ

エレン「お、おう」ゼェゼェ

エレン「悪ぃ……」ギュッ

クリスタ「!」///

クリスタ「よ、よーし!行くよー!!ハイヤッ!」バチンッ

馬「フヒヒーーーン!wwwww」///

エレン(は、早い……やっぱクリスタ馬術上手いな……)

馬「wwww」パカッパカッ

エレン「……よし、追いついたぞ!」ゼェゼェ

クリスタ「と、止まってー!」

クリスタ(エレン息荒いよ……そんな耳元で)///

クリスタ「……エレン、あの馬止まってくれないよ」

エレン「……よし、俺があの馬に飛び乗る」

クリスタ「だ、だめ!危ないよ!」

クリスタ「私が飛び乗る!」

エレン「いや、これは俺の責任だ……あの時しっかり見ておくべきだったんだ……」

クリスタ(それは私も同じだよ……ふふっ、エレン責任感強いもんね)

クリスタ「エレン!私なら出来るから!ここは私に任せてよ!」

クリスタ「私に出来ることなら……力になりたいからさ!」

クリスタ(そうだ、私には馬術があるんだ。こんな問題が起きた時くらい、私に力にならせてよ!)

エレン「……」

エレン(確かに、馬術の上手いクリスタの方が成功率は高いだろうな)

エレン(情けねえが、考えてる時間はなさそうだ)

エレン「分かった。頼むぞクリスタ!」

クリスタ「うん!手綱しっかり握ってて!」

エレン「よし!」

クリスタ「ごめんねエレン、少し肩に手を置かせてね」

エレン「おう!」

クリスタ「……」ドキドキ

クリスタ「……ッ!」バッ

~馬小屋前~


エレン、クリスタ「」ハァハァ……

エレン「……なんとかなって良かった」

クリスタ「……もう!無茶するんだからエレン!」

エレン「それはクリスタだろー!?上手くいったから良かったけど、失敗したら大怪我だったぞ!」

クリスタ「私のことなんていいの!」

クリスタ「エレンだってあの時飛び乗ろうとして!怪我したらどうするの!?」

エレン「いやいや、お前が言うなって!むしろ俺のことなんてどうでもいいんだよ!」

クリスタ「違う!エレンが怪我したら大変!」

エレン「いいや、クリスタが怪我した方が大変だ!」

馬(死に急ぎ野郎共……)

クリスタ「……大体、走って馬に追いつく訳ないじゃない」クスッ

エレン「あ、あれは……そうだな……」

エレン「……クリスタが居なかったら俺は独房行きだったよ」

エレン「クリスタは俺の兵士人生の恩人だな」

クリスタ「そ、それはいいすぎだよ」///

エレン「……ありがとな!」

クリスタ「……ふふっ、うん!」ニコニコ

エレン「でも、本当に怪我がなくて良かったよ」

クリスタ「そうだね。運が良かったよ」

クリスタ「……心配してくれてありがと♪」ニコッ

エレン「い、いやー、えーと。ははっ」テレッ

エレン「そ、そうだ!クリスタが怪我したらライナーに怒られちまうしな!」

クリスタ「何でそこでライナーが出てくるの?ふふふ」



エレン「?、だってお前の彼氏だろ?」

クリスタ「……?」

クリスタ「……は?」

クリスタ「いや、ええええぇぇ!?」

エレン「?、だって相思相愛なんだろ?」

クリスタ「ち、違うよ!なんで信じてるのよそんなデマ!!」

エレン「え?でもなんか本当っぽかったぞ」

クリスタ「違う!違うから!ね!!」

エレン「お、おう。そこまでムキになって否定するのも怪しいけどな」ニコッ

クリスタ「いやいやいや!ムキにもなるよ!ニコッじゃないよ!」

クリスタ「エレンにだけは勘違いされたくないの!信じて!」

クリスタ「確かにライナーは優しくて頼りになって、素敵かもしれないけど」

クリスタ「恋愛対象じゃ見れないというか、私はもっと王子様みたいな目がキラキラした人が好きなの!!」///

エレン「そ、そっか。デマだったのか……?」

クリスタ(……。でも、エレンの誤解が解けてよかった)

クリスタ「……いつから勘違いしてたの?」

エレン「聞いたのは今日が初めてだぞ」

クリスタ「そっか……誰から聞いたの?」

エレン「ライナーが自分で言ってたな」

クリスタ「……」

エレン「でも、ライナーが嘘つくとも思えねえな~」

クリスタ「……もう!私のこと信じてくれないの!?」ウルッ

エレン「わ、わかった!クリスタが正しいよ!だからそんな顔するな!」

クリスタ「だって……つらいよ。好きな人に勘違いされたままなんて……」ボソッ

エレン「好きな人?」

クリスタ「!!、わわっ!口に出てた!?」///

エレン(王子様みたいな奴か、ジャン?いや、詮索は良くないな)

エレン「そっか~、クリスタ好きな奴いるのか。乙女だな~」ニコッ

クリスタ(……もう!エレンのおバカ!聞こえたなら気づくでしょ普通!ニコッじゃないよ!!)

クリスタ「……」ドキドキ

クリスタ「……ねえ、エレン?」

エレン「?」

クリスタ「エレン、私に聞きたいことあるって言ってたよね?」

エレン「……おお!そうだった!」

クリスタ「私も……エレンに一つ聞いてもいいかな?」

エレン「ん?いいよ。何?」

クリスタ「……」ドキドキ

クリスタ「……エレンってさ、わ、私のことどう思ってる?」ドキドキ

エレン(クリスタには助けられたし、これから馬術?を教えてもらうんだ)

エレン(……俺も、この質問。感謝を込めて真剣に答えよう)

エレン「……」

エレン「正直、話す機会は少ないしクリスタのことは知らないことの方が多いと思う」

エレン「でも、俺はクリスタのことは目で追うことが多いんだ」

エレン(アルミンやライナーがうるさいからな)

エレン「だから、俺のイメージだけどこういう人なんだろうなっていうのははっきりしてる」

クリスタ「!?」///

クリスタ(エレンが、私のことを目で追ってる!?)///ドキドキ

エレン「……俺が見てるお前は、頑張り屋でとても良い子だ」

エレン「なんでも一生懸命に取り組むし、女神だと呼んでる皆の気持ちもわかる」

エレン「……でも、完璧すぎてさ。裏で何か1人で抱えているんじゃないかって思っちまう」

クリスタ「……」

エレン「気分を悪くしたり、間違ってたりしたらごめんな。でも、俺のイメージ全部話すよ」

クリスタ「……うん」

エレン「……多分さ、俺とお前はちょっと似てるんだ!」

エレン「お前は俺と同じでさ。ミカサの言葉を借りると、早死にするタイプなんだよ」

エレン「目標のために盲目になっちまう、周りが見えなくなるんだ」

エレン「さっきだって、お前は自分の身よりも目標の達成と俺の安全を考えてた」

エレン「……俺に似てるからさ、お前の考えてること少し分かる気がするんだよ」

エレン「……お前も昔色々あったんじゃないか?もちろん深くは聞かない」

エレン「それで、何か大きい目標があるんじゃないかな」

エレン「俺も同じだ。今の自分の立ち位置とその目標までの距離を見誤って、焦って、結果死に急いでる」

エレン「……そりゃさ!焦るよな!」

エレン「当たり前だ。そんな出来た人間じゃないんだ……」

エレン「だから似た者同士、助け合っていこうぜ」

クリスタ(エレン……違う……私は……)

クリスタ「……エレンは鋭いよ。……こんな時だけ」

クリスタ「でも違うの……」

クリスタ「私ってそんなにすごい人間でもなければ、目標だって……」

クリスタ「本当に……ただ……死に急いでるだけ……」ウルウル

クリスタ「エレンが……エレンが……眩しいよ……」

クリスタ「私なんかとエレンが似てるなんて……そんなのエレンに失礼……」ポロポロ

エレン「……わ!ど、どうしたんだよ……ごめん!気に障ったか?俺の言うことなんて気にすんな」

クリスタ「気にするななんて無理……すごく嬉しかった……」

クリスタ「私のことをそんなに見てくれてて……でも自分が情けないの」

クリスタ「エレンの中の私は、都合の良いところだけ美化されてて……ズルいよね」

クリスタ「私っていつも綺麗に見られたくて、どうすれば綺麗に人生を終われるかを考えてた」

クリスタ「私は、生まれた時から汚い存在だったから……」

クリスタ「でも、綺麗に見られたって……意味ないって分かった」

クリスタ「それは、本当の私じゃないんだもの……」

クリスタ「……好きな人に見られてる私も……本当の私じゃないんだもの……」ポロポロ

エレン「……やっぱ、お前は俺と似てるな。これは嫌だとしても事実だぞ」

クリスタ「嫌じゃないよ……でもエレンに失礼だよ……」

エレン「いや、似てるって。諦めろ。これは仕方ないことだぞクリスタ」

クリスタ「……?」

エレン「今分かったけど、俺もお前も変なところで糞マジメだ」

エレン「……お前の抱えてるものが何かは分からないけどさ」

エレン「分かったことは、それはお前の力じゃどうしようもないことだったんだろ?」

クリスタ(……)

エレン「俺とお前は糞マジメだ。俺だったら何か問題があったら自分の力で、正しい方法でなんとかしてやろうと思う」

エレン「それはお前も同じだと思うからさ、お前の話聞いてたら」

エレン「大きな問題の流れに身を任せるしかなかったか、自分の正しくないと思う方法で乗り越えてきたか。そんなところだろうと思った」

エレン「だからさ、俺の推測だけど、お前はよく頑張ってここまで来たと思うよ」

エレン「仕方なかったんだろ?じゃあそんなに自分を責めんなって」

エレン「今お前が悩んでることも、綺麗に見られたい?と思ったことも正しかったって」

エレン「俺もお前も、正しいと思ったことしか出来なくて、そうやって生きてここまで来た」

エレン「じゃあ、少なくとも俺は、お前の生き方は正しいと思うに決まってるだろ?」


エレン「俺はそう理解した。お前が完璧な女神様じゃなくて、人間らしい一面を持ってることも俺は知ってる」

エレン「綺麗に見られてるお前と、糞マジメで人間らしいお前、どっちも本物のクリスタだって俺は知ってる」


エレン「……もし俺がお前だったら、お前と全く同じ生き方をしたと思うよ」


エレン「だって……俺たち似てるんだからさ」

クリスタ(……嬉しい……嬉しいよ……)

クリスタ(エレンにそうやって言ってもらって……そうやって理解してもらって……嬉しい)ポロポロ

エレン「……だからさ」

クリスタ「?」ゴシゴシ




エレン「お前の好きな奴も、きっと理解してくれるって!」

クリスタ「……」


エレン「理解してくれないやつだったらやめとけ!もっといい男いるから!」

クリスタ「…………」

いや、いける!!

クリスタ「……」

クリスタ「……私の王子様の話していい?」

エレン「?」

クリスタ「……今までは憧れだった。その人いつも凄いことしてて、見てるだけで私も頑張ろうって思えるの」

クリスタ「でも今日、その人が私の王子様なんだって確信したよ」

クリスタ「その人……凄い鈍感なの。私の気持ちを弄んで心で笑ってるんじゃないかしらって思うくらい」

エレン「……おいおい、そんな奴やめといた方がいいんじゃないか?」

クリスタ「……」

クリスタ「……それは無理かな。もう、好きになりすぎちゃってその人以外見えないから」

エレン「そっか……全く。その男、クリスタを泣かせたら俺が許さねえぞ……」

クリスタ「……」

クリスタ「今日その人に泣かされたよ。今も泣きそう……」

エレン「はあ!?そいつ誰なんだ!?ジャンか!?あのクズ野郎がッ!俺が文句言っt」

クリスタ「もおぉぉぉバカ!」

クリスタ「教えてあげるよ!回りくどいことしてたら、気づいてもらう頃にはおばあちゃんだよ!」

エレン「……ど、どうしたクリスタ。……落ち着け?」




クリスタ「エ、エレンなの!エレンなんだよ!私の王子様は!!」///

ヒューッ! こいつはご機嫌だねェ!!

エレン「……」

エレン「?」

クリスタ「……」ハァハァ

クリスタ「……私は、エレンが、大好きなんだよ……届いて?」ポロポロ

エレン「ええ!!??い、いやでもさ……え?そ、それだと今までの話がおかしくねえか!!??」///

クリスタ「おかしくないよ!!今までも今もおかしいのはエレンだけだよ!!!」

クリスタ「……もし、こんな私で良かったら……その」

クリスタ「恋人に……して欲しい、な」///

クリスタ「エ、エレンと一緒なら私!どんなことも今まで以上に頑張れると思う!」

クリスタ「それと、えっと、えっと、私!エレンのためならなんだってするよ!」

クリスタ「絶対エレンの力になるし、力になりたいの!……だから……その……ねっ!?」///

クリスタ「……うぅぅ」///

クリスタ(言っちゃったよ私……ああああ恥ずかしい……)/////

よう言ったの!

エレン(こ、これって告白ってやつじゃねえか!?)///

エレン(うう……流石に不意打ちすぎるだろ……頭が回らねえぞ……)///

エレン(告白されたのなんて人生で初めてだ)///

エレン(……好きかどうかなんて難しすぎて分かんねえ)

エレン(でも、今まで話してて俺はクリスタの泣くところなんて見たくないと思った……)

エレン(……そうだな。これが俺なりの答えだ)

エレン「……クリスタ」

クリスタ「は、はい!」///

エレン「……俺ってやっぱ糞マジメなんだよ」

クリスタ「……」ドキドキ

エレン「俺の素直な言葉は、お前と恋人同士になりたい」

クリスタ「!!!」パァァ

エレン「でも、糞マジメな俺は……1つ!これをはっきりさせないと、お前とは恋人同士になれないと思ってる!」

クリスタ「な、なに!?」

エレン「……」




エレン「……ライナーとお前の関係だ!!!」

クリスタ「」

エレン「お前を信じられない訳じゃないんだ」

エレン「俺はお前もライナーも大切な仲間だと思ってる」

エレン「だから、どっちかが嘘をついてるなんて思いたくない!どっちも信じてるんだ!」

エレン「だから……この件がはっきりしないと、俺はお前の恋人にはなれない……」

クリスタ「」

エレン「……お前と俺は似てるから、分かってくれるよな?」

クリスタ「分からないよっ!!!!!!」

ライナー「まあ、俺とクリスタが相思相愛なのは周知の事実だがwwwwwww」








ライナー「まあ、俺とクリスタが相思相愛なのは周知の事実だがwwwwwww」

クリスタ(……まあ、誤解が解ければ付き合うって言ってくれたし。喜んでいいんだよね)

クリスタ(ふふっ。まあ、こんなマジメでおバカなところも好きだし)

クリスタ「……じゃあ、エレンは、わ、私のこと。す、好きってことだよね!?」///

エレン「……」

エレン「す、す、好き……かな」///ニコッ

クリスタ(あああもう許す許す♪)///


クリスタ(あと、ライナー殺す♪)

クリスタ「……今さら聞くのも変だけど、ミカサはいいの?」

エレン「?」

エレン「なんでミカサ?」

クリスタ「だって……いつも一緒にいるから……」

エレン「?、あいつはただのかぞk……」ハッ!

エレン「!!、お、お前もしかしてミカサが俺の家族だからって挨拶に行こうとか考えてんのか!?」///

エレン「ばっかお前……そ、そりゃいくら何でも早すぎだろ!!」///

エレン「だいたい、まだ俺たちは……デ、デートだってまだだし、て、てて、手だって繋いだことないだろ!!」///

エレン「全く……」///プイッ

クリスタ(結婚しよ)

クリスタ「そういえば、私に聞きたい事って?」

エレン「そうだそうだ!えっと……」



エレン「騎乗位って何だ!?知ってるか!?」


クリスタ(……)

クリスタ(なんかもう今日は驚きすぎて驚かないよ……)

クリスタ「ふふふっ。それは、ライナーとの誤解が解けたときに教えてあげる」

エレン「お!知ってるのか!」

クリスタ「まあ、その……知ってるけど、やったことないから上手く出来ないかもしれないな……」///

エレン「いや、馬術トップのクリスタならきっと上手いって!ありがとな!」

クリスタ「もう!エレンのバカ!」///

クリスタ「……じゃあ早くライナーのところ行こっ!」

エレン「……いや、クリスタは今日はもう寮に戻ってくれ」

エレン「これは俺の我が儘だからさ。俺が解決させる」

クリスタ「……ふふっ分かった。じゃあ途中まで一緒に帰ろ♪」

クリスタ(ライナー殺すのはエレンが満足してからでいっか♪)

~女子寮~


アニ「……ねえ、あいつどこにいるか知らない?」

ミカサ「……?エレンのこと?」

アニ「……」コクン

ミカサ「……どうしたの?入浴後なのにそんなにおめかしして」

アニ「……なんでもいいでしょ」

アニ「それよりあいつに急ぎの用事があるのさ。場所教えてくれるかい?」

ミカサ「……」ツーン


アニ「……」

アニ「そういえばね、あいつ……さっき泣いてたよ」

ミカサ「!!!???!!!???」

ミカサ「何?何があったの?誰を削げばいいの?」

ちょっとコーヒー買ってくる
10分程度お待ちください

アニ「お、落ち着きなって……悩んでる理由は分からないんだ」

アニ「……人の悩み聞いて、元気づけるって私苦手なんだよ」

アニ「……それに、そういうのって幼馴染の方が気が楽だと思ってね」

アニ「あいつに元気がないとつまらないからさ、その役はあんたに譲ってやるよ」

アニ「……ずけずけとなんでも聞くんじゃないよ?あいつから相談されるまで待ってな」

ミカサ「……分かった」

アニ「……だから今日は私にあいつを譲ってもらうよ。あいつはどこにいるんだい?」

ミカサ「……あっちにいた」

アニ「分かった。ありがとね」スタスタ

ミカサ(エレンに会いに行こう)

ミカサ(私の直感と嗅覚ではエレンはこっち)

ミカサ(あっちは逆。バカめ)

~寮への帰り道~


クリスタ「また明日ね♪」タッタッタ

エレン「ああ!またな!」


エレン(クリスタにまさか告白されるとは思わなかったな……)///

エレン(そして、これでついに知らない単語もあと1つだ!)

エレン(今日はなんか充実してる気がするぞ!)

エレン(じゃあ、あと1つ。ミカサ探すk……)

ミカサ「エレン」

エレン「おわっ!?ミ、ミカサ!?」

ミカサ「……エレン」

エレン「……ど、どうしたんだよ」

ミカサ「少し……座って話そう」

エレン「ああ、いいけど?」

エレン「俺も、お前に話したいことあったし」

エレン「……それで、何を話すんだ?」

ミカサ「……それは、エレンが私に話そうと思ってたこと」

エレン「?」

ミカサ「……エレンの話を聞こうと思った。それが目的」

ミカサ「私は、エレンが私に話したい事があると知っていた」

ミカサ「私はエレンのことならなんでも知っているので」

エレン「お、おお。そうか」

エレン「まあ、それなら話は早いな」

エレン「話したいことと言うか、聞きたいことなんだけどな?」

ミカサ「?」

エレン「イラマチオって何か知ってるか?」


ミカサ「……分かった」

エレン「ん?」

ミカサ「エレンが私と一緒に寝れなくて、そろそろ我慢出来なくなっていることも知っていた」スッ

エレン「……ミ、ミカサ?」

ミカサ「ので、エレンがしたいと言うなら、私は従おう」///

エレン「……?」

ミカサ「……」///

エレン「……」

エレン「……何してるんだ?」

ミカサ「わはしおほおはひゅんひへひへいう」///

エレン「……口あけたまま喋んなって」

~女子寮~


アニ(……普通に考えて、あいつが女子寮にいるわけないのに)

アニ(……高揚して頭が回ってなかった)ハァ……

アニ(あの女……)ギリッ

アニ(ってことはこっちとは逆方向にいる可能性がたk)



サシャ「おや、アニ!どうしたんですかおめかしして」

アニ「……?」

アニ「あんただって何でそんな色っぽい格好なんだい……」

アニ「食欲以外に興味があるとも思えなかったけど」

サシャ「失礼ですね。私も若い女なんですよ!」

サシャ「まあまあ、今は大人の女の余裕がありますので許しましょう♪」

アニ「?」

サシャ「そうだ、エレンは今どこにいるんでしょう?」

アニ「……ちょっと待ちな、なんであいつの名前が出てくるんだい?」

サシャ「知りたいですか?いやー困りましたね!むふふ。どうしましょう~えへへ♪」

アニ「……教えな」

サシャ「仕方ないですね~!特別ですよぉ?むふ~!実h」



クリスタ「……何の話してるの?」

サシャ「お~、クリスタまで来ちゃいましたか!いや~困りましたね~♪」

アニ「……あんたには関係ないよ。もう寝な」

サシャ「いや~、エレンの話なんですけどね~!」

クリスタ「……それじゃあ、私にもその話は関係あるね」

アニ「……は?」

クリスタ「……だって、私の彼氏の話だもん!」ドヤァ

アニ、サシャ「…………」

サシャ(……何言ってるんでしょう)

アニ「……サシャ、続きを聞かせな」

クリスタ「もう!本当なんだから!今日、す、好きって言ってくれたもん!」

アニ「……はいはい」

アニ(あの鈍感野郎がお前の気持ちに気づく訳ないって)

サシャ(エレンは平気でそういうこと言いますからね。勘違いしているんでしょう)

クリスタ「もう!本当なのに!」プクー

サシャ「分かりましたよクリスタ。そういうことにしておきましょう」

サシャ「大人の女の余裕です♪」

クリスタ(まあ、いっか。本妻の余裕を見せつけよう♪)

クリスタ「……それで?サシャの話って?」

サシャ「そうでした!むふふ……そんなに聞きたいなら特別に教えてあげましょう」

アニ「……早くしな」


サシャ「この後ですね……私は!エレンとえっちなことをする約束があるんです!」///キリッ


アニ「……」

クリスタ「……サシャの勘違いだよ絶対。あの鈍感なエレンがそんな約束するわけないって」

サシャ「ふふーん♪そうやって思っていればいいんですよ!」

クリスタ(寝よ……)

アニ「……」


アニ「ちょっと待ちな」

アニ「……あんた達、今日あいつに会って何か話したのかい?」

クリスタ「……だから、今日告白したんだって」

サシャ「?、クリスタの勘違いでしょう?」

クリスタ「違うの!もう!勘違いはサシャの方だよ!」

アニ「……」ハァ

アニ「……あの鈍感野郎」タッ

サシャ「……アニ?どこ行くんですか?」

アニ「……あいつのところだよ」

サシャ「それは駄目です!私との約束がありますから!」

クリスタ「……」

アニ「……いいかい、あんた達。よく聞きな」



アニ「今日……私もあいつに誘われてんのさ」

サシャ、クリスタ「!!??」

サシャ「ア、アニ?嘘は良くないですよ!勘違いでは?」アセアセ

クリスタ「そうだよ!エレンが浮気なんてする訳ないじゃない!」アセアセ

クリスタ(……あれ?確かに、あのエレンが浮気なんてする訳がない)

クリスタ(てことはやっぱり本妻は私……)

アニ「……皆あいつの性格は知っているだろう?」

サシャ「……はい!あのマジメで責任感の強いエレンが浮気なんてするはずありません!」

アニ「……だけど、あいつは鈍感で馬鹿だ」

サシャ、クリスタ「……」

アニ「おそらくここの3人、嘘を言ってるやつはいないと思う」

アニ「あの馬鹿も、悪気は全くないと思う」

アニ「ただ……」

サシャ、クリスタ「……」


アニ「……あいつに確認しに行こう。もう何が正しいのか考えるのは面倒だよ」

ここから一気にミカサ編&完結編になります
みなさん、眠いのを我慢してもうしばらくお付き合いください

~外~


ミカサ「さあ、エレン。早く」グイグイ

エレン「お、お前何してんだ!ズボン破けちゃうだろうが!」

ミカサ「破ける前に早く脱いで」

エレン「おい、本当にやめろ!どうしちまったんだお前!」

ミカサ「……」ピタッ

エレン「……?」

ミカサ「……」

ミカサ「……そういえば。本当にこれが悩みなの?」

エレン「悩み?」

ミカサ「確かに、私と一緒に寝れなくて悩んでしまうのは分かる。それは仕方のないこと」

ミカサ「でも、エレンは『話したいこと』ではなく『聞きたいこと』と言った」

ミカサ「……聞きたいことがあるだけで泣いてしまうほど悩むのだろうか」

ミカサ「私の直感では……私への滾る性欲の悩みとは別に、何か他のことでも悩んでいると感じた」

エレン「……」

エレン「お前、なんで俺が泣いてたこと知ってるんだ?」

ミカサ「!!」

ミカサ「……ごめんなさい」

ミカサ「アニが教えてくれた」

ミカサ「でも!彼女はあなたのことを考えて、あなたのことを心配していた!」

ミカサ「言いふらしていたわけではない。ので……悪いのは、無理やり聞いた……私……」シュン

エレン「……分かってるって。あいつはそんなことする奴じゃない」

エレン「お前も、俺のこと心配してくれたんだろ?……すげえ嬉しいよ」

ミカサ「……エレン」

ミカサ「……私たちは、家族」

ミカサ「……家族は、助け合うもの」

ミカサ「私は!エレンを助けたい」

ミカサ「……いつもエレンに、助けてもらっているので」

エレン「……情けないが、お前を助けたことなんてそんなにないぞ」

ミカサ「ある!毎日助けられている。エレンと一緒にいると、元気が出る……」

ミカサ「毎日……エレンから元気を貰っている……」

ミカサ「エレン……あなたがいれば私は何でも出来る」

ミカサ「……私も!エレンに元気をあげたい」

ミカサ「……私で良かったら、相談してほしい」

エレン「ミカサ……」


サシャ「エ゙レーン!!!!」ポロポロ

エレン、ミカサ「!?」

エレン「サ、サシャ!?」

クリスタ「サ、サシャのバカ!!隠れてなよ!!」

アニ「……」ハァ

サシャ「……私も……私もエレンの力になりたいですよぉ……」ポロポロ

サシャ「いつも私ばかり助けてもらって……情けないですよぉ……」ジュルジュル

サシャ「……悩みがあるなら相談してくださいよ……」エグッ

エレン「サシャ……」

クリスタ「隠れて聞いててごめんね2人とも……でも!エレンのバカ!」

クリスタ「私ばっかりエレンに元気貰ってて……私じゃエレンの力になれないのかな……」

クリスタ「……悩んでるなら相談してよ!……ズルいよ……」

エレン「クリスタ……」


アニ「……私、こうやってしゃしゃり出るの嫌いなんだけどね」

アニ「……悪かったね?エレンもミカサも」

アニ「でも、私もあんたの力になりたいんだ」

アニ「……あ、あんたが元気ないと、張り合いないのさ」

アニ「……それに。ここにいる4人は、あんたが元気ないと、元気なくなっちゃうみたいでさ……」

エレン「アニ……」

エレン「……皆、ありがとうな」

エレン「嬉しいよ……本当……俺は幸せもんだ」ウルウル

エレン「……で、でも勘違いすんなよ!元気貰ってるのは俺も同じだ!」

エレン「お前らの中で、俺ばっか格好よくするんじゃねえよ……」ゴシゴシ

ミカサ「……エレン。話して?悩んでること」

ミカサ「……皆、あなたの力になりたい」

エレン「……ほ、本当に大したことじゃないんだ」

エレン「ジャンとアルミンとライナーとベルトルトが何か話してて、すげー盛り上がってたんだ」

クリスタ(……ライナー?)

エレン「お、俺も一緒に話したくてよ。仲間に入れてもらったんだけど……」

エレン「……全然、話が分からなくて。おこちゃまだってからかわれちまった」

エレン「さっきお前らに聞いたことも、こいつらの話で出てきてた単語で俺は知らなかったんだ」

ミカサ、アニ、サシャ、クリスタ「……………………」


ミカサ「……その話、詳しく聞かせて」

エレン「え?、えーっと……」

エレン「イラマチオは、ジャンがミカサに効果があるとか言ってて」

ミカサ「……」ブチッ

エレン「足コキは、アルミンがアニに見下されながらして欲しいらしくて」

アニ「……」ブチッ

エレン「騎乗位は、ライナーがクリスタは一番上手いって言ってて」

エレン「あ、この時聞いたんだ。ライナーとクリスタが相思相愛だって」

クリスタ「……」ブチブチブチッ

エレン「食ザーは、ベルトルトがサシャは病みつきになるみたいなこと言ってたな」

サシャ「……」

サシャ(……誰?)

サシャ「ベニタルトって誰でしたっけ?」ボソッ

アニ「……ライナーの腰巾着さ」ボソッ

サシャ「……あぁ、あれか。そんな南の島のお土産みたいな名前だったんですね」(遠い目)

ミカサ(……あいつは殺す)ゴゴゴゴゴ

クリスタ(……あいつは殺す)ブチブチブチブチッ

エレン「いや、でもあいつらは悪くないんだ……」

エレン「悪いのは、全部俺だ。俺が無知だったから……」

エレン「べ、別にあいつらにからかわれて泣いてたわけじゃないぞ!」

ミカサ、アニ、サシャ、クリスタ「……」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


エレン「本当に……自分が……情けなくてさ……」ポロポロ

ミカサ、アニ、サシャ、クリスタ「……ッッッ!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

エレン「な、なに泣いてんだろうな俺……」ゴシゴシ

エレン「情けないだろ……?ごめんな。お前らが思うような人間じゃないんだ俺……」

エレン「本当の俺は、こんな無知で、情けなくて、泣いちまうような気持ち悪ぃやつなんだ……」

エレン「でも、お前らのおかげで元気出たよ。それにお前ら、その単語の意味教えてくれるんだろ?」

エレン「だったら、もう大丈夫だからさ!俺、勉強してあいつら見返すことが出来るからさ!」

エレン「……だから、本当にありがとな!!」パッ

エレン「……」

エレン「……あれ?あいつら」


エレン「……どこ行ったんだ?」

~男子寮~


ジャン「ジャンジャジャーンwwww俺クリスタやりまーすwwwww」

ライナー「よぉし!来い!ジャリスタ!!wwww」アオムケ

アルミン「ちょwwww女神を馬鹿にすんなwwww」

ベルトルト「ライナー、やるんだな!?wwww今!ここで!wwww」

ジャリスタ「あぁーん……ライナァ……気持ちいぃ……?(裏声)wwww」グリングリン

ライナー「……ああ!ジャリスタの騎乗位は最高だ!wwww」

アルミン、ベルトルト「wwwwwwwwwwww」

ジャリスタ「もっとぉ……気持ちよく……なってぇ……?(裏声)wwww」グリングリン

ライナー「ああ……勝負は今!wwwwここで決める!wwwww」

ライナー「クリスタのクリトリをクリクリー!wwwwwwwwwwwwww」


バンッッ!!!

男4人「!!??」ビクッ


ジャリスタ「ミ、ミカサぁ……?(裏声)」

ミカサ「……」

ジャン「……。じゃなくて……ミカサ?」

ミカサ「…………」ゴゴゴゴゴ


アルミン「ア、アニ……」

アニ「……私はね、変な妄想してたことより、なんで、あんたが居て……」

アニ「あいつが泣くようなことになってんだって事に怒ってんだよ」ニチッ


ベニタルト「……サ、サシャ?」

サシャ「……私ばこんなに怒らせたのあんたが初めてじゃ」ポキポキ


ライナー「……クリトr」

クリスタ「死ね」ブチブチブチブチィッ!

ジャン「ま、待て!ミカサ落ち着け!話を聞け!」

ジャン「俺が何をしたの分からねえが、きっと話せば分かる!!」

ジャン「な!?」

ミカサ「?」

ミカサ「死体がどうやって喋るの?」ゴゴゴゴゴゴゴ

ジャン「」

>>357 訂正

ジャン「ま、待て!ミカサ落ち着け!話を聞け!」

ジャン「俺が何をしたのか分からねえが、きっと話せば分かる!!」

ジャン「な!?」

ミカサ「?」

ミカサ「死体がどうやって喋るの?」ゴゴゴゴゴゴゴ

ジャン「」

アニ「……」

アルミン「は、話してよアニ!!僕たちはまだ話し合うことが出来る!!」

アニ「全く、傷つくよ」

アニ「一体……いつから。アルミン……あんたは私を」

アニ「そんな目で見るようになったの?」

アルミン「アニ……何で」

アニ「……ひとまずあんたは賭けに勝った」

アルミン「はぁ?」

アニ「……でも。私が賭けたのは」

アニ「……ここからだから」クチッ

アルミン「ちょっとまって本当に意味わかんないからあああああ」

サシャ「両目を潰せば……格段に時間を稼げる……」

ベルトルト「えっ!?」ゾクッ

サシャ「この獲物は大きくて……動きがのろい」

ベルトルト「ちょ、ちょっと!?両目を潰す!?その矢は何!?」

サシャ「うああああああああああああ!!!」ダダダダ

ベルトルト「や、やめてえええええええええ」

クリスタ「死ねよライナー!!」

クリスタ「何いい人ぶってんだよ!!そんなにかっこ悪く死にたいのかバカ!!」

クリスタ「性根が腐り切ってるのに今更天国に行けるとでも思ってるのかこのアホが!!」

クリスタ「私のために死ねよ!!」

クリスタ「そんな自分を守って生きるくらいなら」

クリスタ「もうこんなもんぶっ壊す!!!」ブチブチブチブチブチィィッ!!

ライナー「ひ、ひいいぃぃぃぃっ!」

~翌日~

~食堂~


エレン「……ふわぁあ」

コニー「おう、おはようエレン」

ミーナ「……どうしたの?酷い顔だよ?」

トーマス「すごく眠そうだね?」

エレン「ん~、いや~。昨日なぜか俺の部屋に鍵かかってて入れなくてな」

エレン「外で寝たんだけど、ありゃ寝れねぇな……」フワァ

コニー「……俺の部屋くりゃ良かったのに」 ※ 部屋割りはご都合主義な脳内補完でお願いします

コニー「でも、お前の部屋の方からものすげえ音と悲鳴が聞こえたぞ」

トーマス「……ああ、あれは酷かった。エレン何か知らないのかい?」

エレン「ん~。知らねえな~……」ウトウト

ミーナ(うとうとエレン可愛い)

エレン「……そういや~アルミンやライナー達がいないけどどこいったんだ?」ウトウト

コニー「っ……!」

コニー「ああ……ジャンとアルミンとライナーとベルトルトは…………ッ」グッ

エレン「……?」ウトウト

トーマス「そ、そんなことよりさ!今日の訓練の作戦立てないかい!?」アセアセ

ミーナ「そ、そうね!楽しい話しましょ!」アセアセ

エレン「……?」ウトウト

クリスタ「おはようエレン!」///

エレン「ああ……」ウトウト

クリスタ「ねえ!エレンから言ってあげてよ!私たち付き合ってるって!」

クリスタ「この人たち全然信じてくれないの!!」

ユミル「……てめえ私の天使に何しやがったんだぁ?ん?」

エレン「ん~……うん」ウトウト

クリスタ「ユミルやめて!私の彼氏に手出したら絶対許さないんだから!」

ミカサ「だから……あなたの彼氏ではない。わt」

サシャ「もう……昨日の話は全部私たちの勘違いってことで決着したじゃないですか……」

サシャ「それよりパンです!!パァン!!」

アニ「……見苦しいよクリスタ」ハァ

アニ「……ミーナ。うるさいからあっち行こ」

ミーナ「う、うん」スッ

クリスタ「ちーがーうーのー!!これは絶対勘違いじゃないのー!!」パタパタ

クリスタ「ねっ!?そうでしょエレン!!」ユサユサ

エレン「ん~……うん……」スヤスヤ

ミカサ「エレンは眠そう。これ以上エレンの邪魔をしたら許さない」

ユミル「……なあクリスタ諦めろって。勘違いだったんだろ?な?」

クリスタ「もおおおおおおおお」パタパタ

コニー「……」

トーマス「……」

サシャ「あ、クリスタ。いらないならパンもらいますね」ムシャムシャ

クリスタ「うがあああああああああああ」パタパタ







エレン「おしまい」スヤスヤ

エ、エロパートはジャリスタ×ライナーってことで許してもらえませんかね……?(懇願)

みなさん、夜遅くまでありがとうございました

4人のその後とエレンとクリスタのその後はご想像にお任せします

>>1です
夕方、何か書くかも

ただいま~
ごめん、あと1時間ほどしたら書ける

>>1は今まで他に進撃ss書いてるの?

よし、書く
即興なのでクオリティは糞だと思われます

>>424 進撃ssはこれが初めて

後日談やエロパート希望があったので、今から適当に何か書きます。

しかし、この先を書くことは完全に蛇足だと思われます。
これから書くものは『おまけ』です。本編とは全く関係ありません。

設定として『このssと似たような経緯を辿ったパラレルワールドの後日談』※ここ重要

ということでお願いします。このss自体はあそこで完全に終了しています。

この注意と蛇足を理解していただける方だけ、しばらくお付き合いお願いします。
オチを任せてしまって可哀想だったので、クリスタルートで書きます。

おまけなのである程度早く終わると思われます。
ちなみにエロ書くのは苦手です。がっつりなエロは書けないと思われます。
エロもクオリティも期待しない程度に読んでいただけると良いです

ミーナ「じゃあ、そろそろ始めましょう……」

ミカサ「……分かった」

クリスタ「……夜の」

サシャ「……ガールズトークですね」


※部屋割りはご都合主義の脳内補完で

ミーナ「ほら、アニも一緒に」

アニ「……私はいいって。寝る」ポフッ

ミーナ「もう!一緒に話せば絶対楽しいからさ!」

アニ「……いや」

アニ「本当に興味がないんだって」

ミーナ「……じゃあ、気になったらいつでも入ってきてよ?」

アニ「……はいはい」

ユミル「……zzz」グーグー

ミーナ「じゃあさ!何話す!?」

クリスタ「うーん……やっぱり好きな人の話、とか?」///

クリスタ「私はもちr」

サシャ「……まだ言ってるんですかクリスタ。流石に引きますよ……」

ミカサ「……いい加減にしてクリスタ。エレンの迷惑。ヤンデレは流石に引く」

クリスタ「……」

クリスタ(もう!エレンがあんなこと言ってるから……)



~~~

エレン『俺は、ライナー本人からの言葉を聞かないと納得できないんだ……』

エレン『悪い!クリスタ……俺の我が儘に付き合わせちまって』

エレン『あいつは、今行方不明だけど絶対戻ってくるって信じてる……!』グッ

エレン『……それまで、待っててくれないか』

エレン『……お、俺も、早くお前とこ、恋人になりたい』///


エレン『ライナー……!絶対生きて戻ってこいよ……ッ!』

~~~

クリスタ(実際に付き合ってはいないから、何言っても勘違いだと思われてる……)

クリスタ(エレンは相変わらず鈍感だし……)

~~~

クリスタ『……エレン!じゃあせめて皆に、私を愛してるって言ってよ!』

エレン『……は、恥ずかしいんだよ俺!』///

エレン『こんなこと周りに言うようなことじゃないって』///

クリスタ『でも……皆エレンのこと好きなんだよ!エレンはモテるんだよ!このままじゃ私不安だよ……』

クリスタ『好きってラブの方だからね!』

エレン『はははっ、それはないって。クリスタは心配性だな!』ニコッ

クリスタ『ああああああああ』パタパタ

~~~

クリスタ(エレンが恥ずかしがって肝心なこと言ってくれないから)

クリスタ(まだ皆勘違いだと思ってるよ……)ハァ

サシャ「クリスタがそんなに往生際が悪いとは思いませんでした……」

クリスタ「まぁ、いっか♪」

クリスタ「私とエレンが相思相愛なのは紛れもない事実だし♪」

ミーナ「クリスタずっとそれ言ってるけど、本当なの?」

ミカサ「……ミーナ、深くツッコまない方が良い」

クリスタ(多分、ここはミーナの話聞いた方が平和だよね)

クリスタ「じゃあ……ミーナ!ミーナの気になる人教えてよ!」ニヤニヤ

サシャ「おお!?それは気になります」ニヤニヤ

ミーナ「えっ私!?……えっと、えっと……」

ミーナ(気になる?ってよく分かんないんだよね……)

ミーナ(でも、ガールズトークの雰囲気を壊すのは嫌だな……考えろ私!)

ミーナ「……そういえば!班に分かれての訓練のとき、エ、エレンがたまに良い匂いするんだよ!」///

3人「……」

ミーナ「それで……手と手が触れたり、顔が近くなったりすると……少し……ドキドキして……」///

3人「…………」

ミカサ「……じゃあ、私が話そう」

ミカサ「私が好きなのはもちろんエレン」

ミカサ「私とエレンは幼馴染なので、私はあなた達の知らないエレンをたくさん知っている」

3人「……」

ミカサ「もはや、あなた達に、私達の愛を壊すことなど不可能だ」

ミカサ「あなた達は、小さいころのエレンの嫌いな食べ物や、声変わりする前の声を知っている?」

3人「……」

ミカサ「私は今、エレンの下着を穿いている」チラッ

ミカサ「これは、私とエレンが愛し合っている証拠」

3人「……」

3人「……ん?」

3人「!?」

クリスタ「ちょ、ちょっと!返してよ!」///

ミカサ「意味が分からない。これはエレンが私にくれたもの」

クリスタ「わ、私の彼氏のものなんだから!私のものだよ!」

サシャ「ミ、ミカサ……それエレンの部屋から盗って来たんですね……あの時……」

ミーナ「エ、エレンの……パ、パ、パンツ!?」///

アニ「……」ピクッ

クリスタ「ミカサ!ちょっと!本当に返して!」グイグイ

ミカサ「無理」

ミカサ「クリスタ、いつまでそれ言っている気?」

ミカサ「あなたがエレンと付き合っている証拠はないでしょう?」

クリスタ「証拠って……そんなのないよ!」

クリスタ「エレンは恥ずかしがって皆の前で言ってくれないんだもん!」

ミカサ「それでは下着は渡せない」

サシャ「ミカサ……!いい加減にしてくださいよ!エレンに言いつけまs」

ユミル「おい!お前らうるせえぞ!寝れねえだろ!」

ユミル「って、クリスタ……お前も何してんだ……早く寝ろ」

クリスタ「……」プルプル

クリスタ「……ねえユミル!相思相愛を証明するのってどうすればいいと思う!?」

ユミル(!!、クリスタ……それってもしかして私と……?)

ユミル「……え、えーと。やっぱあれじゃねえか?」

ユミル「エロいことしちまう……とかさ!」ニヤニヤ

クリスタ「……!」///

クリスタ(……でも、それでエレンのパンツを返してもらえるなら)

クリスタ(やっぱり、おかしいよ……ミカサがエレンのパンツ持ってるなんて)

クリスタ(……私が、私がしっかりしなきゃ!)

クリスタ「……分かったよ」

ユミル「!?」ドキドキ

ミーナ「ク、クリスタ落ち着いて……」

クリスタ「え、えっちなことしてくればいいんだね!?」

ミカサ「エレンは絶対私以外とそんなことはしない」

ミカサ「エレンに迷惑をかけたら許さない」

サシャ「クリスタ……落ち着きましょう?」

サシャ「エレンとそんなこと出来るわけありませんよ……」

ユミル「は?エレン?」

クリスタ「……っ!待ってて!!」ダッ

ユミル「お、おい!クリスタ!?」

ユミル「どこ行くんだ!?」ガシッ

クリスタ「キャッ!放してユミル!もう我慢できないの!」

ユミル「エレンってどういうことだ?私とじゃないのか?」

クリスタ「いいから放してよ!」

ユミル「もうあいつは諦めろって言っただろ!」

ユミル「あんな、人の気も分かんねえ糞野郎の何がそんなにいいんだよ!」

クリスタ「っ!!……許さない……」

クリスタ「ユミルなんて……大っ嫌い!!」

ユミル「」

クリスタ「……!」ダッ

ユミル「」

ミーナ「……ど、どうしようサシャ」

サシャ「エレンですから、変な心配はいらないでしょう」

サシャ「……それよりもユミルです」ゴゴゴ

ユミル「」

ミカサ「……ユミル。あなた今、何て言ったの?」ゴゴゴ

ユミル「」

ミーナ「わわわ……」

ミーナ「アニ!……アニ起きて!大変!」ユサユサ

アニ「……」

アニ「……放っときなって」

ミーナ「ああ……もう!」アセアセ

アニ「……」

アニ「……それよりさ、ミーナ」

ミーナ「……?」

アニ「……あの」

アニ「……あいつの……下着……さ。……どんなのだった?」

ミーナ「…………」

~男子寮~


コニー「エレンの部屋、広くなっちまったな~」

トーマス「!、コニー!」

コニー「!、へ、変な意味は……!いや、ごめん……」

マルコ「……ジャン……君は……」

エレン「……もうやめろってマルコ。あいつらは絶対帰ってくる」

エレン「お前らが遊びに来てくれて嬉しいよ!これなら寂しくねえからさ!」

コニー「お、おう!任せろって!」

トーマス「ああ!何か違う話をしようか!」

マルコ「……ごめんね皆。違う話しよう!」

トーマス「そういえば、エレン。クリスタの話はどこまで本当なんだ?」ニヤニヤ

エレン「は、はぁ!?な、なんでクリスタが出てくるんだよ」///

マルコ「ふふっ、それは僕も気になるよ」

エレン「あ、あいつは何でもねえよ!」///プイッ

コニー「本当かよエレン。俺らには教えてくれよ~!」

エレン「本当だって!は、恥ずかしいからやめろ……」///

コニー「はは、……でもな、エレン」

エレン「……な、なんだよ?」///

コニー「……」

コニー「俺は馬鹿だが、人の気持ちはわかるぞ」

コニー「クリスタの話がどこまで本当かは分かんねえけどさ」

コニー「……あいつの気持ちがどこまで本気なのかは分かる」

エレン「……」

エレン「……ああ」

トーマス「?……意外だな。エレン、気づいているのか?」

エレン「俺は……」

マルコ「……」

マルコ「あのさ、怒らずに聞いてほしいんだけど。……エレンは」


マルコ「何かに夢中になると、その他のことが見えなくなるところがあると思うんだ」

マルコ「でもそれは、何か1つ見つけたら……夢中にその物事に打ち込めるってことでもある」

マルコ「そして、エレンは真面目で責任感が強い」

エレン「……」

マルコ「……もう、君は見つけられたんだよね?」

マルコ「今、何を真剣に考えなければいけないのか」

エレン「……」

エレン「……そう……だな」

トーマス「……エレンなら大丈夫そうだ!」

マルコ「うん!ごめんね偉そうなこと言っちゃって」ポリポリ

コニー「俺も、変なこと言って悪かった!」

マルコ「ただ、夢中になりすぎて本来の目的を見失ってはいけないよ」クスッ

エレン「……気を付けねえとな」ニコッ

トーマス「……クリスタだけじゃなくて、他の奴もしっかり見えてるのか?」

トーマス「しっかりしてくれよ!色男!」

エレン「?、どういうk」


コンコンッ

クリスタ「……エレン?起きてる?」コンコン


エレン「っ!?ク、クリスタ!?」

3人「……」ニヤニヤ

コニー「じゃあ、俺たち部屋戻るわ!」

トーマス「頑張れ!エレン!」


ガチャッ


クリスタ「わぁっ!」

マルコ「ごめんねクリスタ。僕たちはもう帰るよ」

コニー「まあ、教官が来たら教えてやるからよ!ほどほどにしとけ!」

エレン「……ありがとなお前ら」

クリスタ「……」ドキドキ

エレン「……」ドキドキ


エレン「ま、まあ座れよ!」

クリスタ「う、うんっ!」

エレン「……」ドキドキ

クリスタ「……」ドキドキ

エレン「……」ドキドキ

クリスタ「……」ドキドキ

クリスタ(……勢いでここまで来ちゃったけど)

クリスタ(むりむりむりむり!恥ずかしすぎるよ!)///

クリスタ(それに、こんなはしたないこと考えて)///

クリスタ(……エレンに嫌われたらどうしy)

エレン「……クリスタ」

クリスタ「ひゃ、ひゃぁい!」///

クリスタ(ううう……今、変な声出た……恥ずかしい……)


エレン「……あのさ、俺たちの関係のことで話がある」


クリスタ「!?」

クリスタ「……な、何……かな?」

クリスタ(……や、やめてね……本当に……)グッ

エレン「お、俺の考えを話す!文句があったらすぐに言ってくれ?」

クリスタ「……」

エレン「俺なりに考えたんだ。今までのこと」

エレン「……それで、気づいたんだ」


エレン「結局俺は……俺の我が儘にお前を振り回してただけだった」

エレン「確かにライナーは大切な仲間だ。俺が言った我が儘だって、間違ったことだとは思ってない」

エレン「でも……方法が正しくなかった。お前の気持ちを考えてやれてなかったんだ……」

エレン「自分の正義に夢中で、お前のこと……見てやれてなかった……」

クリスタ「……」グッ

エレン「でも、俺はやっぱり自分の正義を曲げられないんだ……」

エレン「あいつは絶対生きて帰ってくるって信じてるし、あいつが言ったことも信じてる」

エレン「あいつの口から……嘘だったって、その一言を聞くまで、俺はやっぱりお前の恋人になれないんだ」


エレン「でも、せめて……お前が望むことは全力で叶えてやりたいって思った」

エレン「だからさ、お前も俺に我が儘を言ってくれ!」

エレン「俺、馬鹿だからさ……こんなことくらいしか思いつかなかったんだ……」

エレン「恋人のまねっていうか……2人きりでいる時くらいはお前の望むこと何だってしてやりたい!」

エレン「ライナーには悪いかもしれないが、それ以上にお前の気持ちの方が大切だって分かった!」

エレン「だから……お前がもししたいなら、て、て手繋いだりだとか!そ、その……」///

エレン「キ、キキ、キ、キスとかだって!その、俺……頑張るから……!」///カァァ

エレン「だ、だかr」

クリスタ「っ!」ダキッ!

エレン「!?、おわぁっ」///


ドシーン


エレン「ク、クリスタ……?」ドキドキ

クリスタ(やっぱりこの人を誰にも渡したくない)ギュッ!!

エレン「ふわあ!」///

クリスタ(ミカサがエレンのパンツを持っているのは許せない……)

クリスタ(確かに、最初はそんな目的だった……だけど、今は……)


クリスタ(……それ以上に、私が……)

クリスタ(望んでるんだ……)///

エレン「……ど、どうしたんだ?」///

クリスタ「……エ、エレン」///ドキドキドキドキ

クリスタ「わ、わ、わた私ね?」///ドキドキドキドキ

エレン「?」///



クリスタ「え、えっち……したいなっ」/////ニコッ

エレン「え、えっち?」ドキドキ

クリスタ「うんっ♪」/// カァァァァ

クリスタ(私って、いつからこんなにはしたない女の子になっちゃったんだろ……)

クリスタ(なんだか……エレンの弱みに付け込んでるみたい……嫌な女……)


クリスタ(でも……こんな時くらい我が儘言っても、神様、許してくれるよね?)

エレン「えっちって……何だ?」ドキドキ

エレン「そ、それってどうすればいいんだ?」ドキドキ

クリスタ「ふふふ♪仕方ないなぁ」ニコニコ

クリスタ「……じゃあ、私の言うとおりにして♪」///ドヤッ

エレン「わ、分かった!任せろ!」ドキドキ

クリスタ「じゃあねー♪まずは……」

エレン「……」ドキドキ

クリスタ「……」

クリスタ(……あれっ?)

エレン「……ど、どうした?」

クリスタ「え?い、いや!ちょっと待ってね♪」ドキドキ

クリスタ「……」

クリスタ(……えっちってまず何すればいいんだろ)///ドキドキドキ

クリスタ「……じゃあ、私の言うとおりにして♪」///ドヤッ
エレン「わ、分かった!任せろ!」ドキドキ

…エレンさんなんか変ですよ

エレン「……?」

エレン「……もしかして、クリスタも知らないのか?」クスッ

クリスタ「!!、ち、違うよ!知ってるもん!」///

エレン「ははっ、強がらなくていいって」クスッ

クリスタ「……」ムッ

クリスタ「……まずは、しばらく……このままこうしてるんだよ!」ギュッ!

エレン「ふわぁっ!!」///ドキドキドキドキ

クリスタ(エレンはなんにも知らないみたいだし、私がリードしてあげなきゃいけないのに……)

エレン「わ、分かった……!」ギュッ!!

クリスタ「ひゃぁっ!!!」////ドキドキドキドキ

エレン「……」

クリスタ「……ど、どう?」ドキドキドキドキドキ

エレン「!、あ、ああ。な、なんか、恥ずかしいな」///

クリスタ「わ、私も!ふふ」///ニコニコ

エレン(……クリスタの体、こんなに小さかったのか)

エレン(こんなにドキドキしてて、壊れちゃいそうだ……)

エレン(こんな女の子が……何か過去に悩みを抱えてて……自分を綺麗に見せようと強がって……)

エレン(俺らと一緒にあの訓練をして……巨人と戦うために頑張って……)

クリスタ「え、えーと、それでね!つ、次は……えーと」ドキドキドキドキ

エレン「……」

エレン「……クリスタ」

クリスタ「?」

エレン「本当に……今まで、よく1人で頑張ってきたな」

クリスタ「……?」ドキドキ

エレン「お前はもう……1人で頑張らなくていいから」

エレン「俺が……俺が、守ってやるからな」ギュッ

クリスタ「」プシュー

クリスタ「も、もう!エレンは何でも突然すぎるよ!」///ドキドキドキ

エレン「!な、なんかいけなかったのか!?」アセアセ

クリスタ「い、いや、良かったよ!すごく良かったよ……!」///

クリスタ「で、でも!わ、私がリードするんだから!」///

クリスタ「私をびっくりさせたらいけないんだから!」///プクー

エレン「わ、分かった」

クリスタ「あ、で、でも、エレンがしたいことあったらしてほしいけどね!」

クリスタ「それが一番嬉しいから!」///

エレン「じゃ、じゃあ……て、手繋いでいいか!?」///

クリスタ「ふふっいいよ♪」ニギッ

エレン「!!」ドキドキドキ

エレン「……クリスタの手。ちっちゃくて可愛いな」///クスッ

クリスタ「ううう……」///

クリスタ「それって、褒められてるの、かな?」///

エレン「ほ、褒めてるとか褒めてないとかじゃなくて、な……」///

エレン「か、可愛いと、思ったんだ……」///ギュッ

クリスタ「ふふっ」///

クリスタ「じゃ、じゃあ、ね、次は」

クリスタ「わ、わ私の頭をなでるの!」/////

エレン「お、おう!」ナデナデ

クリスタ「……♪」///ニコニコ

エレン「ク、クリスタの髪、柔らかいな」///ナデナデ

クリスタ「そ、そう?き、気に入った?」///ニコッ

エレン「!」ドキッ

エレン「お、おう……それに、い、良い匂いだ」ナデナデ

クリスタ「そ、そっか……」ポー

クリスタ(幸せ……)ポー

エレン(な、なんだこの気持ち……)ドキドキ

クリスタ「つ、つつ、次は!いよいよ!キキ、キ、キス!」ドキドキドキドキ

クリスタ「私の頭なでたりしてて、気分が高まって、し、したくなったら、ちゅ、チューってするの!」///

エレン「!」クイッ

クリスタ「!!!???」チュー

クリスタ(わ、わわわわ早い早いって!)チュー

エレン「ぷはっ」

クリスタ「も、もう!びっくりさせちゃダメって言ったでしょ!」ドキドキドキ

エレン「!、ご、ごめん……」

エレン「でも、お、お前がしたくなったらって言ったから……」シュン

クリスタ「!!」ドキッ

エレン「そ、そういうの恥ずかしくて、したいとか良く分かんねえんだけど……」

エレン「何ていうか……体が勝手に動いてて……」

エレン「な、なんか……その……したいと、思ってたんだと、思う」///カァァァ

クリスタ「」ポー

クリスタ「!、い、息は止めてなくてもいいんだよ!それだとすぐ終わっちゃうでしょ!」

クリスタ「……こ、こうやってやるんだよ」///ガシッ

エレン「んんっ!!」チュー

クリスタ「ハァハァ……んっ」///チュー

エレン(女の子の唇って……こんなに小さいのか)///チュー

エレン(クリスタの顔が……こんな近くに)ドキドキドキ

クリスタ「んっ……ふう……ん」ハァハァ

エレン(クリスタの息が……口から体の中に入ってきて……鼻から入って脳を刺激して……)

エレン(なんだこれ……すげえ恥ずかしいのに……良い気持ちだ)

クリスタ(ふふっ……私のファーストキス……エレンにあげちゃった……)///

エレン「」トローン

クリスタ「」トローン



エレン「……つ、次は?」ポー

クリスタ「ええっと……服を……脱ぐのかな……」ポー

エレン「!!!???」

エレン「い、いや、流石にそれは!あの……いや!恥ずかしすぎるって!!」///カァァァ

クリスタ「エレン……私のために頑張るって……言ってくれたでしょ?」ポー

クリスタ「私だって恥ずかしい……でも……我慢、できないよ……?」ポー

エレン「そう、だけどさ……それh」

クリスタ「ふふっ……」サス

エレン「!!!!????」

エレン「ク、クリスタ……何して……んぅ」ビクッ

クリスタ「あ、エレン……今、ビクッってしたでしょ?……ふふふ」ポー

エレン「ク、クリスタ?なんか……これ……変な気分だぞ?……んう!」///カァァ

クリスタ「じゃあ……私の……体……触ってみて?」ポー

エレン「えええ!!??……あの……恥ずかし……あぅっ!」ビクッ

クリスタ「お願い……ね?」ポー

エレン「……うぅ」ドキドキドキドキ

クリスタ「……どう?」ポー

エレン「……あ、え、えっと……お尻、柔らかい……ああっ!」ビクッ

クリスタ「……ふふっ……そこが気に入ったの?」ポー

エレン「ああ……なんだろ……すごく、ううっ!……い、いいよ」ポー

エレン「なんなんだ……これ……クリスタ……俺」ポー

エレン「おかしくなっちゃいそうだ……」ポー

クリスタ「ふふふ♪……気持ち良いんだ?……エレンのえっち♪……」ポー

クリスタ「……そういえばさ、前に言ってた……騎乗位……教えてあげるよ?」ポー

クリスタ「……服……脱いでみよっか……」ポー

クリスタ「……エレン」ガバッ

エレン「ク、クリスタ……」ポー

クリスタ「行くよ?……ふふっ」ポー


カンカンカン!カンカンカン!


エレン、クリスタ「!!??」ビクッ


ドン!ドンッ!


コニー「おい!2人とも!聞こえるか!?」

コニー「巨人だ!!」




コニー「鎧の巨人が!!壁の中に!!!」

エレン「よ、鎧の巨人!?」///

クリスタ「……」ポー

コニー「ああ、しかもこの訓練所の目の前だ!!」

コニー「早く避難だ!!訓練兵は危険だから皆外に集められてる!!」

エレン「わ、分かった!!おい!!クリスタ、行くぞ!」

クリスタ「……」ポー

エレン「ほら……!早く!!」グイッ

クリスタ「……」ポー

~外~

ミカサ「エレン……エレン……どこ?」ワタワタ

サシャ「……でも変ですね。あの鎧の巨人……座って動きませんよ?」

アニ「………………」

鎧の巨人「ウオオオオオオ……」

ミーナ「なんか……泣いてるように見える……」

鎧の巨人「キジョ……ウイ……ケッコン……」


エレン「おーい!皆無事か!?」

クリスタ「……」

ミカサ「!!、エレン!!」

ユミル「!!、クリスタ!!」

鎧の巨人「!」

コニー「巨人がこっち向いたぞ!」アセアセ

鎧の巨人「エレウ……エレウ……」

サシャ「……なんか喋ってます?あれ」


鎧の巨人「ガアアアアアアア!!」

クリスタ「……」ゴゴゴゴゴ

鎧の巨人「ッ!!!!」ビクッ

クリスタ(せっかく……せっかく……良いところだったのに……)

クリスタ(あの……巨人のせいで……!)ブチブチブチィ

鎧の巨人「」ビクビクッ

鎧の巨人「ウ、ウオオオオオオォォォン」ダッ

トーマス「た、立ち上がったぞ!!!」

コニー「お、おい!ここにいて安全なのか!?」アセアセ

鎧の巨人「オオオオオオ」ダッダッダ

サシャ「あ、あれ!?逃げていきます……」

マルコ「……まるで、何かトラウマに怯えているような……」

ミカサ「?」

ミーナ「……た、助かったの?」

アニ「……」

アニ(あいつ……本当に何してんの……?)

~女子寮~


サシャ「全く……人騒がせな巨人でしたね……」

ミーナ「サシャ、皆無事だったんだから。良かったじゃない」

クリスタ(結局エレンとは最後まで出来なかったな……)

クリスタ(……でも、それはまたこれからでも大丈夫かな)

クリスタ(焦らなくても……大丈夫)

クリスタ(エレンも……私のことちゃんと考えるって言ってくれたし)

クリスタ(私はもう……1人じゃないんだ)

ミカサ「……クリスタ」

ミカサ「あなたからエレンの匂いがする。何していたの?」

クリスタ「んー?ちょっと、ね」

クリスタ「そういえば、ミカサ」

ミカサ「?、何?」




クリスタ「いつか絶対、エレンのパンツ返してもらうからね!」ニコッ






クリスタ「おしまい!」

まあ……最初からライナーは出すことは決めてた
ここまで読んでくれた方、ありがとうございました
エロ頑張ったよ。うん……

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年05月03日 (火) 01:53:47   ID: INfe9goV

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