寧子「援交お断り?」ほむら「円環の理」 (46)

極黒のブリュンヒルデ×魔法少女まどかマギカ

ネタバレあり


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1401408753

ヴァルキュリア「アンチマター……、このくらいあれば日本を一度に沈めるには十分……」

ヴァルキュリア「寧子……あんたの逃げ場所なんかつくらない……」



寧子「この2つの粒子を……光速に近い速度で衝突させてマイクロブラックホールを出現させる……」

寧子「私がマイクロブラックホールを作れるのは一度だけ……絶対にはずさない……!」




ヴァルキュリア「[ピーーー]!寧子っ、人間共っ!千怜を殺した報いを受けるがいいっ!!!」

寧子「いまっ!」シュン

ヴァルキュリア「っ!マイクロブラックホール……。寧子!あんた死ぬ気!?」


寧子「お姉ちゃん……私も一緒にいくよ……」

寧子「お姉ちゃんをもう一人にしないから……」


ヴァルキュリア「うるさい! もう遅いのよ!」シュイイイイン

寧子「(良太……さようなら)」キン



    ゴォォォォォォォォォォォォッ!!


村上「……助かったのか? アンチマターは不発に終わったんだ……」


村上「クロネコを探してくる」

佳奈「え?ちょっと村上!待ちなさいよ! ばか……彼女はもう、生きてなんかいないのに……」




村上「どこだクロネコー!! まさかお前本当に死んだのか? 」

村上「……そんなわけがない!あいつは絶対に帰ってくるって約束したんだ!!」


ガサッ


村上「クロネコ!」

ヴァルキュリア「………………」

村上「ヴァルキュリア!?」

ヴァルキュリア「許せない……絶対に許せない…………。腕を持って行かれた……再生も出来ない…………」ヨロ

村上「…………そうか、アンチマターをは消せてもヴァルキュリアまでは無理だったのか…………」

村上「(ヴァルキュリアのダメージは相当なものだ……。今ならイジェクト出来るか?)」

村上「(だがあいつのハーネストは通常の物とは違う。瞬時にイジェクトする事が俺に出来るのか?)」

ヴァルキュリア「あんたまだ生きてたのね……、本当にしぶとい」キッ

村上「ッ!」

ヴァルキュリア「アンチマターを使うまでもない。いい加減に[ピーーー]っ!」パアアアアアアア

村上「くそっ!」

村上「(クロネコ……)」

     ダンッ!!



ヴァルキュリア「え……?」ザバアアアアアア

村上「なっ……」

ヴァルキュリア「……………………」カラン


村上「ヴァルキュリア……死んだのか?」

村上「(今の砲撃?……は魔法、だよな?……クロネコなのか?)」

ドラシル「………………」ノロノロ

村上「ッ! ヴァルキュリアのドラシルか」

村上「…………お前にも事情があったのかもしれない」

村上「でも」

村上「これから先どんなにお前が後悔しても、心を入れ替えたとしても」

村上「お前のした事は許される事じゃないんだ」

ドラシル「……………………………」ノロノロ

村上「俺は…………お前を[ピーーー]よ」


村上「…………ごめん」




         グチャ





寧子「村上君っ!怪我は無い?大丈夫なのっ!?」シュン

村上「クロネコッ!」

村上「こっちは大丈夫だ。クロネコこそ大丈夫なのか?」

寧子「私は平気。それよりヴァルキュリアは?(クロネコ……?)」                                                                                                                                                                                                    

村上「クロネコが倒したんじゃないのか?」

寧子「ヴァルキュリアが倒された……!?違う。私じゃない」

村上「ッ!」

村上「(なら他の魔法使いか?脱走した魔法使いに鎮死剤が残っているとは思えない。だとするとヴィンガルフの魔法使い?)」

村上「……ここは危険かもしれない。すぐに佳奈と合流してカズミ達を探そう」

寧子「わかった」



村上「(弱っていたとはいえ一撃でヴァルキュリアを殺せる魔法使い……。戦いたくはないな…………)」

魔法少女「ふう、これでいいの?ちゃんと倒せたわけ?」

QB「うん、間違いないよ。君のおかげでこの世界の平和は守られた」

魔法少女「世界って……大げさでもないか。あれ程力の強い魔女、弱ってなければ倒せなかった」

魔法少女「それにしてもあんなに人みたいな魔女なんているのね。初めて見たわ」

QB「魔女は人々の呪いから生まれる。ああいった形になるものもいるかもしれないね」

QB「あの魔女、ヴァルキュリアは最強の魔女といわれている。それを倒した君は最強の魔法少女と言えるだろう」

魔法少女「やめてよ、そういうの。それより約束は守ってくれるんでしょうね」

QB「うん、これが約束のグリーフシードだ」ジャラ

魔法少女「わはっ、こんなに!嘘つかないのがあなたのいいところよね」

QB「喜んでもらえてなによりだよ」ニコ

一ヵ月後




村上「戻ったぞー」

カズミ「おかえり村上ー!!」


カズミ「どうやった!?」


村上「あ、ああ。まぁなにも問題なかったよ」

村上「用心してあれから一ヶ月間様子を見たけど……」

村上「天文台には誰も来なかったし 監視されている様子も無かった」

村上「だから天文台に魔法使いたちが集まっていたことは 九のところで情報が止まっていたと考えていい」

カズミ「だったら……」

村上「そうだな……」

村上「もう外にでても大丈夫だろう……」

カズミ「やったー!!」

カズミ「もうこんな辛気臭いところでずっと閉じこもってやんでもええんやな!!」

小五郎「それが人の厚意で匿われていた人間のいうことか?」

初菜「カズミそんなこと言っちゃ失礼でしょ?」

佳奈「そうだよ そのメガネはともかく都さんには色々お世話になったからね」

小五郎「メガネ……?、ともかく……?」


村上「(追っ手の心配も一先ずは無い。鎮死剤の合成方法もヘクセンヤクトの言うとおり端末に表示された)」

村上「(現状今すぐに魔法使い達を脅かす物はないと言える……)」

村上「(そして…………)」



寧子「おかえり、村上君」

村上「ただいま、黒羽」



村上「(黒羽にマイクロブラックホール生成の代償とされる記憶の削除はおこらなかった)」

村上「(いや……、)」

寧子「どうしたの村上君?」

村上「…………………………」

村上「(何もおこらなかったわけじゃない。黒羽はあの時思い出したクロネコの記憶を失っていた)」

村上「(佳奈は言った。マイクロブラックホールを生成すれば黒羽は死ぬと)」

村上「(勿論それは肉体的な死ではなく記憶の話だ。そして死んだのはクロネコとしての記憶なんだろう……)」




――――――――――私、良太のことが好き



村上「(俺はまたクロネコを失ってしまったんだろうか?)」

村上「(…………違う。言ったじゃないか、たとえ黒羽がすべてを忘れたとしても俺が覚えていると)」

村上「(一緒の思い出はこれから作っていけばいいんだ…………………)」

寧子「あの………村上君?その、そんなに見つめられると………///」

村上「あっ、………ごめん。ちょっと考え事をしていて………///」

佳奈「…………………………………」

カズミ「ちっ…………………」ムス

初菜「なんかお腹いっぱいになりそう…………」

小五郎「ラブコメは結構だが我が家以外でやってくれないかね?」

村上「ラブコメじゃないっ!」

小五郎「ところで良太。少し頼みたい事があるのだが」

村上「小五郎が頼み事とは珍しいな。俺の出来る事ならいいけど」

小五郎「受精卵の件だ。もっとも胎芽に成長してしまったが」

村上「お前な、あの時俺がどんな思いをしたか…………」

小五郎「渡した中身は本物だ。とやかく言われる筋合いはないね」

村上「それで殺されかけたんだが…………………」

小五郎「頼み事とはこれだ。この胎芽の資料を知り合いに届けてほしい」スッ

村上「知り合いってこの前話していた人か?」

小五郎「ああ、生物学の分野だけなら私より優秀だ。何か新しい発見があるかもしれん」

村上「(…………正直なところ魔法使い関係の秘密を他に漏らしたくは無い)」

村上「(ヴィンガルフに気づかれる可能性も上がるだろう)」

村上「(けど…………)」チラ

寧子「…………………………………」

佳奈「…………………………………」

カズミ「…………………………………」

初菜「…………………………………」

村上「(鎮死剤の心配が無くなったとはいえまだ孵卵の問題は解決していない)」

村上「(手がかりが無い以上やれる手は全てうっておくべきだ)」

村上「わかった。さすがに郵送するわけにはいかないしな」

小五郎「助かるよ。少し遠くてすまないがね。なに、開校までしばらくあるんだろう?旅行のついでと考えてくれればいい」

村上「それでどこまで届ければいいんだ?」









小五郎「見滝原という所だ」



ここまで

魔法少女とかでてきたけどもうでない。オリキャラ無し
ブリュンとまどかでは時期があわないのでそこはいじります

村上「見滝原って群馬のか?」

小五郎「おや、知っているのか?」

村上「ちょっとな。運賃は融通してくれるんだろ?」

小五郎「そこは当然だ。2人分の支度金は用意しよう」

村上「2人分?」

小五郎「物が物だ。良太一人では心もとないからな、護衛に魔法使いを連れて行きたまえ」

カズミ「ほんなら私も行きたい!群馬にも興味あるし」

村上「お前な、遊びじゃないんだぞ……」

カズミ「さっきそこのメガネが旅行って言うとったやん。1ヶ月もこんな所に缶詰やったんやで?私かて羽伸ばしたいわ」

小五郎「お前はだめだ」

カズミ「なんでや!さっき言った事根にもっとるんか?この根暗メガネ!」

小五郎「操網の魔法でどうやって護衛するのか教えて欲しいものだな」

カズミ「ぐぬ………………」

初菜「私も無理ね。SPよろしく村上君の盾くらいにはなれるけど」

佳奈「私も可愛いだけだし」

小五郎「そもそも護衛が可能な魔法使いなど一人しかいないだろう」チラ

寧子「………わたし?」

カズミ「ッ………!」

初菜「まあ当たり前よね。天下のSクラス様なら護衛なんて余裕でしょ?」

佳奈「楽しんできなよ、寧子」

寧子「…………うん。わたしでいいなら」

村上「黒羽と……旅行………」

カズミ「ふんっ!」バキ

村上「痛ッ、なにすんだよ!今突っ込む所なにもなかっただろ!」

カズミ「うるさいわっ!遊びじゃないって言っとった癖に鼻の下伸ばしよって!」

村上「それにしたってお前はいちいち激しすぎるんだよ!」

カズミ「黒羽やって魔法暴発させるやろ?それと同じや!」

村上「同じなわけあるか!」





黒羽「村上君と旅行………」

×黒羽やって
○寧子やって


×黒羽「村上君と旅行………」
○寧子「村上君と旅行………」

小五郎「とにかく、向こうには今週の土日に届けにいくように話してある」

村上「今週って急だな。というか俺が了承する前から決めてあるのかよ………」

小五郎「どうせ予定なんて無いだろう。それとも休日に遊びにいく友人でもいるのかな?」

村上「友達いないのはお前もだろ」

村上「まあいいか。黒羽、お金は渡しておくから週末までに用意しておいてくれ」

寧子「分かった」

佳奈「お土産よろしくね」

初菜「それはちょっと気が早くない?」

カズミ「言っとくけど遊びやないんやからな。浮かれとらんでさっさと戻ってき」ムス

村上「お前が言うなよ……」



寧子「旅行…………………」







寧子「(旅行ってなんだろう……?)」

ほむら「………………………」パチ

ほむら「(戻ってきた………1ヶ月前に)」

ほむら「(何度繰り返してもこの病室は変わらない………当然だけど)」

ほむら「(なのに褪せて見える。病室だけではなく全てが)」

ほむら「(時間を繰り返す毎に段々と、私が世界から乖離されていく感覚を覚える)」

ほむら「(誰かと敵対する度に、誰かを見捨てる度に、誰かを………殺す度に)」

ほむら「(少しずつ私の中の何かが崩れて溶け出してゆく)」

ほむら「(それでも)」

ほむら「(この胸の願いだけは何一つ変わることは無い)」

ほむら「(まどか………………)」

ほむら「今度こそ貴女を守ってみせる………!」

医師「先日の検査の結果だけどすごい良好よ。正直ちょっと信じられないくらいに」

医師「これなら文句なしに学校にいけるわね。ふふっ、暁美さんの思いが奇跡を起こしたのかしら?」

ほむら「(確かにこれ奇跡だ。だがそれはこの人が思ってる様な綺麗なものじゃない)」

医師「暁美さん?」

ほむら「あ………、すみません。院内がいつもよりピリピリしてる様で少し気になって」

医師「………ええ。でも一ヶ月前からいつもそんな感じよ。患者さんにも良くないし、どうにかしたいのだけども」

ほむら「一ヶ月前?」

医師「ほら、長野の事故の………。ここからは離れているけれど放射線の噂もあるから」

医師「………話がそれちゃったわね、検診に戻りましょう」

"兵器輸送中の大事故"

"A市を襲った悲劇 放射能汚染の心配は?"

"悪夢の1日 テロ組織による可能性"





ほむら「(何なのよこれ…………!?)」ペラ

ほむら「(爆弾輸送中の事故?ありえないわ。まず間違いなく魔女の仕業でしょうね)」

ほむら「(それもワルプルギス級の………)」

ほむら「(いや、それが問題なんじゃない。重要なのはこの事故は一ヶ月前に起こったという一点)」

ほむら「(私にそんな記憶はない。つまりループ以前の過去が変わっているという事)」

ほむら「(変化がこれだけかはまだ分からない。ならば今までの手が使えるとは限らないわね)」

ほむら「(長野………見滝原、爆心地から決して遠い距離じゃない)」

ほむら「(嫌な胸騒ぎがする……………)」

寧子「それじゃ行ってくるね」

佳奈「行ってらっしゃい」

カズミ「色々言いたい事はあるけどまあええわ。楽しんでくるとええ」

初菜「お土産は時刻表でいいよ」

佳奈「それで喜ぶのはあんたくらいでしょ。私のは普通のでいいから」

寧子「うん、お金もいっぱい貰ったし沢山お土産かってくるから」

初菜「しかし寧子さんも中々やりますな。夏休みに男と旅行だなんて。折角だし同じ部屋とっちゃえば?」

寧子「~~~~!」///

カズミ「何吹き込んでんねんっ!ええか?部屋は絶対別々やからな!男女七歳にして席を同じうせずや!」

佳奈「あんたがそれを言う………?」

寧子「とっ、とにかくバスでちゃうしもう行くねっ」タッタッタ

初菜「まだ大分時間はあるけど………初心だねぇ」

カズミ「このドSはいちいち人をからかい過ぎやて………」






村上「(………20分前か、少し早く着きすぎたかな)」

村上「(それにしても女の子と旅行する事になるなんて………しかもその相手は黒羽)」

村上「(一応両想い、なんだよな………?いや、あれがクロネコの記憶ならそう考えるのは早計か)」

村上「(嫌われてはないはず、むしろ好かれてる………はず、と思いたい)」

村上「(でも俺が黒羽と親しいのは近しい男が他にいないからなだけで本当に好かれているかどうかは………)」

村上「(あああああっ!悩むなっ!2人きりで旅行なんだ。仲はこれから深めればいい………よし、)」

村上「やってやるぞ!」

寧子「なにをやるの?」

村上「っ!!!!!!?」

村上「いやっ、その………ははははははやいな」

寧子「もう10分前だし普通だと思うけど?」

村上「カズミの時はもっと遅かったからな。女の子ってもっと時間かかるのかと思ってた」

寧子「………カズミちゃん?」ピク

村上「ほら、秋葉原に機材を買いに行った事があったろ?その待ち合わせがな………」

寧子「秋葉原デートの………そう……会って最初の話題がカズミちゃんの話なの………」トコトコ

村上「おっおい、黒羽?」

寧子「電車に遅れちゃうでしょ?私たちは遊びに行くんじゃないんだから」

村上「あ、ああ……」

村上「(……………………嫌われてないよな?)」

電車内


村上「(黒羽と電車。製薬工場の時を思い出すな)」

寧子「…………………」カキカキ

村上「(あの時みたいに黒羽は何かかいてるし)」クス

村上「絵でも描いてるのか?」

寧子「絵?」

村上「だってお前字書けないだろ」

寧子「っ!ひらがなならなんでも書ける!漢字だって少しは………あ、」

村上「ぷっ…………」ニヤニヤ

寧子「あの時の………?」

村上「はははっ、ごめんごめん。なんか懐かしく思えてさ、そんなに昔の事じゃないのに」

寧子「………………………」ポロポロ

村上「そこ泣くほどの事かっ!」

寧子「違うの……………嬉しくて」

村上「嬉しい?」

寧子「あなたが覚えていた事を私が覚えているのが…………とても嬉しくて」

村上「(あ………、書いていたのは忘れちゃいけないノートか)」チラ

村上「……………そんな事なんでもないさ。魔法を使わなきゃ忘れないんだからもう忘れる事はない」

寧子「でも…………」

村上「大丈夫だよ、もう平和なんだから。それより憶えすぎて逆に忘れてしまうかもしれないぞ。黒羽って天然入ってるし」

寧子「もうっ……」クスッ

村上「(魔法を使わなければ忘れない………。佳奈は予知能力を失ったし黒羽が魔法を使う機会は減るだろう)」

村上「(それにほっとしている自分がいる)」

村上「(他人の命より黒羽の記憶………か、)」

村上「(嫌になるな。まるで九みたいだ)」

村上「(………本でも読むか)」

見滝原



村上「やっと着いたか」

寧子「つかれた………」

寧子「何時間でも乗っていられる素敵空間って聞いてたのに………」

村上「それ言ったの絶対初菜だろ……。というか電車には何度か乗ってるんだし気づきそうなもんだが」

寧子「帰りは転移を使う………」

村上「くだらない事に魔法を使うな」ペシ

村上「ここから近いしホテル行く前に届け物を先にすませよう」

寧子「うん…………」

大学内


村上「ふぅ、届け物も無事終わったしこれで安心だ。長時間もっていたい資料でもなかったし」

寧子「思ったより普通の人だった」

村上「変なのは一部さ。小五郎みたいな奴は稀だよ」

寧子「あっ………」


ドーナッツ屋


村上「ドーナッツ屋か。大学にしては珍しいな、パン屋とかならよくみるけど」

寧子「……………………………」

村上「(小鳥を思い出してるのか………)」

寧子「………………………」グゥ~

村上「黒羽………腹減ってるのか……?」ズコ-

寧子「わたしじゃない!わたしじゃない!」

村上「(もう昼か。そういや何も食べてなかったな)」

村上「ちょっと寄ってくか」

寧子「わたしはお腹すいてるわけじゃないけど村上君がそういうならやぶさかではない」

村上「はいはい、それで何が食べたいんだ?」

寧子「買い物くらい自分でできる」

村上「そうじゃなくて買ってやるって事だよ」

寧子「え………、でもわたし沢山お金貰ったのに」

村上「俺はそれ以上に貰ってるから遠慮するな」

村上「(実際のところ数日の旅行費にしては多すぎる金額が小五郎から振り込まれていた)」

村上「(あいつからの労いかもしれない。そういうところは少し叔父らしい)」

寧子「………………だめ、選べない。どれも美味しそう過ぎるでござる」

村上「口調が小鳥みたいになってるぞ………」

村上「すみません、これとこれ2つずつと別容器で適当に5種類1ずつを下さい」

寧子「わたしそんなに食べきれない!」

村上「前もやったやり取りだけど俺たちで全部食うんじゃないからな」

寧子「じゃあ残りはどうするの?」

村上「寄りたいところがあるんだ。ホテルに荷物を置いたら少し付き合ってくれ」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom