悪魔娘「私は悪魔娘、悪魔よ 男「へぇー」(4)

悪魔娘「悪魔だけど」

男「へぇー」

悪魔娘「反応薄くないかしら?」

男「別に」

悪魔娘「私、悪魔なのよ。人外なのよ。凄いのよ」

男「お前凄いって言ってもデヴィルじゃなくて下級デーモンだろ?したっぱだしたっぱ」

悪魔娘「無駄に詳しいのね······」

男「とりあえずそこ退いてくれ、部屋の出入口にいられると邪魔だ」

悪魔娘「分かったわよ」

男「あ、これは取引の内容には含まれないからな」

悪魔娘「......、臆病者は嫌われるわよ」

男「注意深いんだよ、分かったらさっさと退け」

悪魔娘「はいはい」

男「はいは一回」

悪魔娘「これは取引に?」

男「含まれない」

悪魔娘 「」

 男は適当に朝食を作って食べた。悪魔娘にも作ったが、彼女の口には合わなかった。

男「あー旨かったー」

悪魔娘「そうかしら?砂を噛んでる気分だったわ」

男「それ、鬱病の兆候らしいぞ」

悪魔娘「マジで?」

男「マジで」

男「そう言えばお前悪魔らしいな」

悪魔娘「さっきからそう言ってるじゃないの」

男「悪魔に会ったら聞いてみたかったんだが、人の魂を集めてどうするんだ?」

悪魔娘「ん?ああそれ毎回聞かれるんだけどね、悪魔っていうのは別にsh......

????「ごめんくださーい」

男「ん、誰だこんな朝早くに」

悪魔娘「この声は......」

 ドアの外には背が高めの女性が立っている。年は、25~30ほどだろうか。

男「はーい、どちら様で?」

????「私、隣に越してきました女と申します。今日は引っ越しのご挨拶に参りました」

男「それはどうも御丁寧に、私は男と言います。よろしければお茶でもいかがですか?」

女「それではお言葉に甘えさせていただいて......」

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