徳川光成「地上最強のプリキュアを見たいかーーーッ」 (303)

観客「「「オーーーーー!!!」」」

みっちゃん「ワシもじゃ。ワシもじゃみんな!!」

一回戦、第一試合!
>>3 VS >>4

初代からドキプリまでのプリキュア32名(ロゼッタまで。ルミナスとミルキーローズはプリキュアに含めます)
リザーバーはエース、エコー、ダーク、フラワー。欠員が出たら参戦。
一回戦は、同じシリーズ内対戦は無しの方向で、よろしくお願いします。

とりあえずハピチャは無し。アンジュ、エンプレス、ダーク5、バッドエンドプリキュアあたりも無し

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1401352579

ハート

ハート

ハートVSムンライで

増子「青竜!!キュアハート! 白虎!!キュアムーンライト!」

ハート「胸のキュンキュン。止まらないよ」

増子(実況)「ハートがつっかかった!しかし、かわす。かわす。ムーンライト、見切っています」

ブンビー(解説)「ムーンライトは、全プリキュアで一番場数を踏んでいますからね。地力はNo1との見方も多数です」

ハート「胸のキュンキュン!止まらないよ!」

チッ

ムーンライト(ペースが、あがった!?)

ダイヤモンド「ハートは自力で胸のキュンキュンを加速させることが出来る。ウォームアップ無しで全力で戦えるわ」

ムーンライト「せぃ!」

増子「ムーンライト、ここで初めて手を出した!しかぁーし!」

ハート「はぁ」
ムーンライト「ツゥッ!」

増子「ハート、紙一重で躱し、カウンター!しかし、僅かに!スウェーしたムーンライトには届かない!ムーンライト。そのまま距離を取ります!」

ソード「胸のキュンキュンはなにも身体能力をあげるためのものじゃない」
ブロッサム「鼓動をあげることで、自分を加速させる。今のハートには、世界がスローに見えている」

>>8 ブロッサム× ロゼッタ〇

増子「しかし、直ぐにハートが距離を詰める!ムーンライトのジャブ二閃を潜り抜け、ハート、懐に入った!」

ムーンライト(じゃあ、こういうのは、どうかしら?)

シュッ、ピタ

ハート ビクッ

ドス!

増子「おぉーっと!ここで!オープニングヒットはムーンライトが!」

ブンビー「これは、ムーンライトの上手さが出ましたね。相手の対応が早いとみると、それを逆手にとってのフェイントです」

ブロッサム「これこそが、ムーンライトの戦い方です!」

増子「虚実織り交ぜたムーンライトの拳の弾幕!ハートなすすべ無しかぁー!?」

ムーンライト(いや、これじゃ駄目)


増子「否!受けている。受けている!キュアハート。先ほどまでとは違い、両手を広げ拳を受けながら、前進しているぅーー!」

ブンビー「今のムーンライトは、当てに行っていますからね、その分、一撃の重さは大したこと無いのでしょう」

ムーンライト(これ、なら!)

メキョ

増子「はいった?はいった―!ムーンライトの重い一撃が、ハートを捉える!これは、流石にハートの足がとま、いや、とまらない!止まらない!」

ムーンライト「ッ~~~!」

ハート「愛が、足りないでしょッ!」

増子「ついに、ハートが、ムーンライトに辿りついた!抱きしめます!ハート、ムーンライトを力いっぱい抱きしめます!」

ブンビー「さば折りですね」

ムーンライト「ッツ~~!!!」

増子「ムーンライト、苦悶の表情!苦しそう、苦しそうだ!」

ハート「あなたに届け!マイスイートハート!」

ブンビー「愛が重いですね」

増子「まさか、まさか、まさか!一回戦で、優勝最有力とみなされたキュアムーンライトが、まさか、一回戦で敗退するのかぁ~~!」

ムーンライト ガクッ

増子「落ちたッ!勝負ありだぁ~!!一回戦、第一試合、勝者、キュアハート!!」

一回戦、第二試合
↓VS↓↓

満と薫は?安価下

>>16
満なら俺の隣で寝てるよ
薫は侠立ちで果てたよ

ひょっとしたら、リザーバーの前哨戦するかもしれないよ(ガーレンと戦ったアナコンダみたい)
ひょっとしたら、勝ったらトーナメントに参加するよ

安価下

増子「一回戦、第二試合!青竜!キュアホワイト!!白虎!キュアサニー!!」

サニー(あっちゃー、初っ端からついてへんな)

増子「ここはやはり、キュアホワイト有利でしょうか?ブンビーさん」

ブンビー「確かに、ホワイト選手、ブラック選手の強さは伝説です。しかし、このトーナメントでは、彼女らが強いかというと、決してそうとは言えない部分があります」

増子「ふむふむ。それは?」

ブンビー「二人はプリキュア。二人はプリキュアなんです。彼女らには一人で使える必殺技が無い」

アカネ(たこ焼き屋)「ほのかー!頑張れ―!」

サニー「全力でいくでー!プリキュア、サァニィィーー、ファイアーァアアア!バァーーーーに」

ヒュッ

サニー(風?え、なんの風?)

ゴツ

サニー(蹴りの、風や…)

増子「ハイキック一閃!!サニーが、崩れ落ちたぁー!キュアサニーが必殺の『サニーファイアーバーニング』を放とうとした、溜めの間に、ホワイトが放ったハイキック!!その精確な一撃が、キュアサニーを粉砕!伝説は真実だったぁあああ!!」

一回戦第三試合
安価下VS安価下下

増子「一回戦、第三試合! 青竜!!キュアビート!白虎!!ミルキィローズ!!」

増子「まさか、こうまで一方的な展開になるとは!!」

ローズ「くそ、この!!」

増子「当たりません!ローズの攻撃が悉く空を斬る!その俊敏性はプリキュア一か?人類ネコ科、キュアビート!!」

ビート「にゃーお」

アクア「ミルク…。地力はあるんだけれど、やっぱり経験の不足が祟っているわね」

増子「当たらない!当たらない!そして、拳が空を斬る度に、ビートの反撃により、ローズの体が血に染まっていく!!」

ローズ「こんなの、大したことないわよ」

ミント「相手は、引っ搔いているから、見た目の出血の割にはローズのダメージは少ない筈よ」

ローズ「足りない経験は、今、埋める!」

ビート「にゃっ!」

増子「当たった!どん。ぴしゃ!!飛び込んだビートを、ローズの正拳が迎え撃った!」

ドリーム「やった!」

メロディ「へぇ、なかなかやるじゃん。ビート相手に、ここまで食い下がるとは」

ドリーム「ねぇ、メロディ。教師志望の私が教えてあげるよ。食い下がるって言葉は、今使う言葉じゃないよ」

ミューズ「いいえ。メロディは間違ってなんかいないわ」

ルージュ「はぁ?あんた達ちゃんと見てなかったの?ローズの放った一撃。アレを顔面に受けたらどれだけ脳がゆさぶられることか」

リズム「納得できないのは無理もないわ。あなたたちは知らないのだから。
彼女の人生は、ある時期まで四足歩行だった!!巨大な頭部を常に支え続けなければならぬ頸椎!その頑強さは二足歩行に甘んじる人間とは比較の対象ですらない」

アクア「それじゃぁ」

リズム「えぇ」

ビート「魂のビートは止められない!」

ローズ(ビートは、無傷!)

ローズ「ひぃッ」

リズム「駄目ね。体が縮こまっちゃってる。あとはもう、嬲られるだけよ」

アクア「ローズ…」

ローズ(痛い。いたいいたいいたいいたい)

ミルク「ミル」

ドリーム「あ、変身が!」

アクア「ミルクッ!」

ビート「とどめッ!」

ミルク「ミルゥウウ~~ッ!!」

増子「あ、変身が解けた、ミルキィローズ改め、ミルク選手に、キュアビートが襲い掛かります!これは危険だぁああ!!」

アクア「だめぇーー!」

??????「そこまでよ」

ミルク「………みる?」

増子「あぁーっと、間一髪の所で」

ムーンライト「もう、大丈夫よ」

増子「ムーンライト選手が割って入ったぁあ!」

ブロッサム「ムーンライト……」
サンシャイン「コロンのことが……」

ビート「試合終了。の言葉はまだ聞いてない」

ムーンライト「これ以上、彼女を傷つけるのは許さないわ」

ビート「なら、どうする?」

ムーンライト「………私が代わりに」

増子「だが!しかし!当然、それは認められません。ムーンライト選手は既に一回戦敗退の身、再びトーナメントに参加することは認められません!」

ダークプリキュア「ならば、私ならば良いのかな?」

ムーンライト「ダーク!」

ダーク「私が代わろう」

リズム「そんな!途中で選手が代わるなんて、無茶苦茶よ!」

増子「主催者の判断は?」

みっちゃん「……認めよう!ミルキィローズの代わりにダークプリキュアで試合再開じゃ!!」

観客「わぁーー!!」「みっちゃん素敵ィ!!」

ダーク「すまないな。ああ見えて、後先を考えない姉なんだ」

ビート「構わないわ。私だって、あんなになったミルキィローズを攻撃したいわけじゃないし。それに、貴女が相手ならば、本気を出せるから」

ダーク「ほぅ。そうか。連戦で疲れているだろう。直ぐに決着を付けてやろう」

ビート「上等よ!」

増子「キュアビート!ネコ科のバネを全身で使い!跳躍んだぁー!ダークプリキュアの真正面からいったぁああ!!」

パッション「プリキュアと言えど、否、正義の味方のプリキュアだからこそ使用えぬ技というものがある」

ブンビー「あれは、噛みつきを狙ってます!」

サンシャイン「古武道には、存在すべきではない技術がある。
敵の―――その後の人生など知ったことでは無いと相手の人生を一切配慮しない無慈悲な技術」

増子「こ……これは、これは一体!!!???」

ブンビー「私も…実際に使用されるのをみるのは初めてです!」

秘儀『根止め』

握拳を以て気管を塞ぐ
口に侵入してくる物を噛めないという
動物の本能を逆手に取った
一見単純にして生物学的に裏打ちされている

ダーク「大口開けて突っ込んできやがって」

増子「試合終了。試合終了です!大波乱の一回戦第三試合!勝ち抜いたのはダークプリキュアです!!」

今さらだがプリキュア全選手入場をやって欲しかった
かなりのレス使っても

ざざっ

メロディ「待ちなさい!」

増子「おっと、ここでキュアメロディが闘技場に乱入してきたぁ!!」

メロディ「ビートを、こんなにして…あんた、絶対に許さない!」

ダーク「何を寝ぼけたこと言っている」

ダーク「これは、戦争だ。とっくの昔に戦争だ。どんな技術を使おうが文句を言われる筋合いは無い」

メロディ「ッッツツ~~~!」

バッ、ダッ、ダン!

ダーク「フン」

増子「ダークプリキュア目掛けて放たれた、メロディの拳が、壁に遮られる!」

サンシャイン「メロディ。ダークは一回戦を突破した。貴女も勝ち進めば決着はつけられる」

ダーク「ほぅ。たまには良いこと言うねぇ」

メロディ「~~~ッツ。良いわ。貴女の言う通りね。ダーク、私と当たるまで負けるんじゃないわよ」

ダーク「フン」

一回戦 第四試合
安価下VS安価下下

>>38
なんでもありなら こいつが怖い!! キュアマリンだ!!!

バッドエンドハッピー
ダメならプリンセス

>>41ごめんね 32人トーナメントだからドキプリまででやってるの
唯一、実況の増子さんがハピチャのほうの増子さんです。

増子「一回戦第四試合!青竜!!キュアパイン!!白虎!キュアルージュ!!」

キュアパイン(?)「悪いな。パインはん。最強と聞いたら、男は黙ってられへんねん」

西さん「頑張れよ!ブラザー!!」

南さん「ふっ、ここまで協力したんだ。結果は出して貰おう」

キュアパイン(?)「あいよ!いっちょ、やったるか!」

増子「しゅんッッさぁああーーーーーつッ!」

西さん「立て、立つんだ!ブラザァーーーー!」

南さん「これは酷い…」

キュアパイン(?)「こ…こんな筈では」

増子「圧倒的です!キュアルージュ、開始早々キュアパインからダウンを奪った!」

ルージュ「はぁ!?なんでこんな弱いのがプリキュアなわけ?」

パイン(?)「あかん。流石にこれじゃええとこ無さすぎる。けれど、追い詰められたからこそ出来る技もあるんやで」

増子「キュアパイン、立ち上がります。何とか、立ち上がりました!」

パイン(?)「くらえ、最終奥義!」

フェレット、はスカンクと同じイタチ科の動物であり仲間である。
パイン(?)(わいは、フェレットやのうて、可愛い可愛い妖精さんやで)

パイン(?)「イタチの最後っ屁!」

ルージュ「うわ、臭っ、ゴホ、ゴホ、え、何、沁みる。眼に沁みる。鼻とか、喉は当然だけど、眼にまで浸みる。痛い。臭すぎて痛い」

パイン(?)「よっしゃ!隙ありや!」

ルージュ「舐めるな!」

ぶん!

増子「流石にこれは当たりません。キュアルージュ、涙を浮かべながら腕を、脚をめちゃくちゃに振り回しますが、これでは当たりません。そこに、キュアパイン、ヒット&アウェイで攻撃を当てていきます!」

ルージュ(埒が明かない。はやく、終わらせて…シャワーを思いっきり浴びたいのに。純情乙女のピンチ)

ガシッ

パイン(?)「あ」

増子「捕まえたぁ!ルージュ、パインをその手に捕えました」

ルージュ「この距離なら、眼が効かなくたって」

パイン(?) ニタァ

ルージュ「ま、まさか!」

パイン(?)「喰らえ、二発目や!」

ルージュ「ギバーーープ!!!」

パッション「そこまでよ!」

ピーチ「このパッションは偽物よ!」

ベリー「私、完璧」

タルト(いのり)「助けてくれて、ありがとう。私、信じてた」

パッション「そもそも、おならで攻撃なんて、そんなプリキュア居る筈ないじゃない!」

ブロッサム バッ
サンシャイン バッ
マリン「!?」

増子「今、審判団がフレッシュプリキュアの面々から事情を聴き協議に入っています」

キントレスキー(審判団団長)「協議の結果、キュアパイン選手の不正が認められました」

いのり「私は不正してないのにぃ~~」

キントレスキー「しかしながら、キュアルージュ選手のギブアップも認められたため、一回戦第四試合は勝者無し、二回戦にはリザーバーの選手の参加となります」

ルージュ「なんか、私って、ほんと、損な役回りばっかり」

ドリーム「りんちゃん。元気出して」

ルージュ「あんたねぇ…。まぁ良いわ」

一回戦 第五試合
安価下VS安価下下

増子「一回戦 第五試合!青竜!キュアメロディ!!白虎!キュアベリー!!」

キュアベリー「私、完璧」

増子「ラッシュだぁ!メロディの連打、連打、れんだぁあああ!メロディの連打に、キュアベリー、棒立ちだぁあ!!」

メロディ「ここで決めなきゃ女がすたる!ダークを倒すまで、負けてらんないのよ!」

増子「決まるのか、このまま、決まってしまうのか!いや、ベリーが動き始めたゆっくりと、悠然と、見せびらかすように拳をあげて、振り下ろした!メロディ、たまらず膝をつく!」

リズム「効いてなかったと言うの!?メロディのラッシュが」

キントレスキー「筋肉だ。ベリーの厚い筋肉が鎧となって、打撃を受けているんだ」

ベリー「私、完璧」

増子「これ見よがしの逆三角形!見せつけています!ポーズを取り、その肉体美を、余すところなく、見せつけております!!」

バチン

メロディ「勝ち名乗ってるんじゃねぇよ」

増子「メロディ、立ち上がり抜けにベリーを張る。しかし、しかし、やはり微動だにしないキュアベリー!!」

ベリー「私、完p」

ガチンッ!

増子「おぉと、ベリーにダメージか?メロディのアッパーに、ベリー、数歩下がります」

ブンビー「口を開けている所を狙われましたからね。あれでは力めません」

増子「だがしかし、追撃はならず!逆にメロディ、腕を取られてしまったぁあ!」

メロディ「ッツツぅ~~!!!なんて、馬鹿力してんのよ」

ブンビー「あの肉体ですからね。握るだけで必殺技ですよ。しかも、これは逃れようがない」

増子「このまま、メロディ、為す術なしに、決まってしまうのか?いやいやいや、なんだ、これは、メロディーの上半身が、風船のように膨らんで」

メロディ「アッ!!」

ビリビリ ビリビリ ビリビリ

メロディ「全身くまなく鍛えていても、鼓膜は鍛えていないみたいね。音のプリキュア、舐めないでよ」

増子「メロディの大声に、たまらず怯んだベリー!その隙にメロディは脱出です」

メロディ(打撃が駄目なら!)

増子「メロディ、ベリーの裏を取った!締めが入った。チョークが入った。チョークが入ったぞ!」

メロディ「落ちろォオオオ!」

グサッ

メロディ「え…」

増子「え、あ、あーーーー!!刺さってます!深々と、ベリーの怯んだ隙に、バックを取ったメロディ、そして、裸締め。逃げられはしない。逃げられる筈無かった!けれど、今、メロディの腹部に深々と、二本の羽が、二本の鋭利な羽が刺さっています!」

メロディ「嘘」

増子「メロディ、倒れた。腹部から血を流し、メロディが闘技場に沈んでいった!決着です。これで決着。勝者はキュアベリーだぁあ!」

ベリー「私、完璧」

メロディ「ごめん。ビート、私負けちゃったよ」

リズム「ううん。メロディは良く頑張ったよ」

メロディ「ごめん。ごめんね。リズム、託して良いかな。私の思い、私とビートの思い」

リズム「うん。任せて!メロディ」

今日はここまでにします。
第六試合安価下VS安価下下
第七試合安価下×3VS安価下×4

エコー

第六試合 ブルームVSダイヤモンド
第七試合 ブラックVSパッションで

>>65 誰かをジャガッタしてエコー出すのも考えたけれど、リザーバー足りなくなりそうだからやめました。

増子「一回戦 第六試合!青竜!キュアブルーム!!白虎!キュダイヤモンド!!」

イーグレット「気と拳…この二つの融合が魔法少女をプリキュアとした」

薫「拳に気を加えることにより、他の魔法少女がとうてい達し得ぬレベルに到達した」

満「しかし…それでは不十分。気と拳…さらに加えることもう一つ」

ブルーム「大地。気、拳、地 以上三つの融合を以てキュアブルーム」

ガッ、ドッ!

増子「強力なブルームの順突きが、ダイヤモンドを打つ!」

ブルーム(手応えはあった。だが!)

イーグレット「効いて…ない!?」

ハート「キュアダイヤモンド。その実態は五体の金剛化を旨とするッ」

ソード「何も防御るための技術じゃねぇ。固めた拳もダイヤモンド並みだ」

ダイヤモンド「フンッ!」

増子「拳、強襲ぅううう!だが、しかし、ブルームの両腕が、望月を描くぅうう!!」

満「ま わ し う け!」

ブライト「けいっ」

満月を描く回し受けは、敵の腕の自由を刹那奪う。その刹那に放たれるのは防御不能の両手貫き。キュアブライト必勝の型である。

ブライト「っぅううううう~~ッ!!」

ダイヤモンド「本気で固めた私の腹筋は、本物の槍でも通しはしない」

ブルーム「華ァッ!」

ピシャッ ビチャ ゴッ

観客「………骨折た手で………殴ってるよ………」

ダイヤモンド「ブルームよ」

増子「ダイヤモンドが拳を握ったッツ!」

ブルーム「十周年の歴史を迎えるプリキュアに於いてすらが――支えとなる大地を――面としかとらえていない」

ガッ!ブンッ!

ブルーム「とらえろッッ 私の脚―――地底の遥か底の底――この惑星の真中 心にある確かな物体」

ブルーム「核の硬さを!!!」

ワッ

オオオオオオオオオオ

ア アァ アァ アァ アア

イーグレット「ブルーム」

ブルーム !

イーグレット「彼………祝福したいんだと…」

ブルーム「ゴーヤーン……ッッ」

ゴーヤーン「あなたにはかないませんッッ 許してッ」

ブルーム(おかしい……… バカな…)

イーグレット「それと…この人がなんか…」

ブルーム !

イーグレット「アイサツしたいらしくて……」

ブルーム(え~~~ッッ)

ジャアクキング「いや~~……」

ブルーム(なんで……??この男がナゼここに………??)

ジャアクキング「地上最強とかなんとか言われているけど……それは俺じゃねェ」

ブルーム(………ほほう…)

ジャアクキング「ブルームおめぇさんだよ」

ブルーム(やっぱりな…)

イーグレット「そんなんアタリまえじゃんッ」

ジャアクキング「やっぱり?」

こういうことって…たいてはそう………たいていは……

増子「けっちゃーック!一回戦 第六試合、勝者はキュアダイヤモンドだぁああああ!!」

増子「一回戦 第七試合 青竜!キュアブラック!!!白虎!!キュアパッション!!!」

パッション「ずっと、ずっとずっと恋焦がれていた。あの時のことを。もう一度、あの時みたいな戦いがしたいって。良いのよね。今日は全力を出しても」

ブラック「全力で来なよ。キュアパッション。あんたがどんなに頑張っても、越えられない壁がここにある」

パッション「うん。うん。精一杯がんばるわ」

ごぉーン

増子「今、開始の銅鑼が鳴ったぁ―――!!」

ブラック「来な」

増子「キュアパッション、まともにいったぁああ!」

ズドォッ

パッション(岩…ッ!)

増子「パッションの弾丸タックルを受けて、微動だにしないぞ!キュアブラック!!」

ブンッ!

パッション(拳が、重い!この重さが…プリキュアッ!けど、私、私ッ!)

増子「パッション、殴り返す!!ッッ~~~!!両者、脚を止めた。脚を止めての殴り合いだぁあああ!」

パッション(戦えてるじゃん!私!!)

パイン「パッション。駄目よパッション!そう、アカルンよ!アカルンを使って、パッション」

パッション(わかっ/痛ッ/てない。わかってないよパイ/右ィ/ン。プリ/隙ッ/キ/拳を!/ュアと戦うって言うのはさ、プリキュアに勝つっ/イケッ/てのはさ。そ/脚、蹴ッ/ういうんじゃないん/ツッ/だよ)

パッション(精霊の力で勝/左ハイ/つ――必/右ロー/殺技で勝つ――違う。そう/対角線!/いうこと/囮ィッ!!/じゃない。プリキュ/イケル!/アに勝つっていうことは、/イッケェえええ!!/真正面からってことだ!!)

増子「決まったァアア!!なんと、なんと、なんと、キュアブラックダウンです!起き上がれるかァア!!」

ホワイト「そんなの。決まってるじゃない」

増子「立ったぁああーー!!キュアブラックが立ったぁあああ!!」

パッション「そうよね。それでこそよ。私がいつも戦ってきたプリキュアは私が羨ましいと思ったプリキュアはいつもそう。いつだって何度だって立ち上がる」

ブラック「ごめん。すまない。パッション」

パッション「いいのよ。立ってくれたんだから」

増子「また、正面からだあぁああ!!リング中央でなぐり合う。蹴り合います!!壮絶な打撃戦!!ふたりのプリキュアが、肉弾戦!その姿は侵しがたく、神聖すら感じられます!これこそが、これこそがプリキュア、これこそがプリキュア。この二人こそがまさにプリキュア、ふたりはプリキュアだぁああああ!!」

ホワイト「なんか、妬けちゃいますね」

ピーチピーチ「パッション…幸せそう……」

パッション(あぁ、でも、そう。やっぱり、どんな楽しい闘争だって、ううん。楽しければ楽しいほど、早く終わってしまうもの)

増子「あぁああっと、しかし、しかしここに来て、地力の差が出始めたか?パッションがじわじわと押されていきます!さきほどまでリング中央で殴りあっていた二人ですが、徐々に、しかし、確実にパッションがリングを背負っていく」


……
………

パッション(ッ、眩しい。照明?上を向いているの私は!?いや、仰向け、仰向けに倒れているんだ、私。戦っているのに、脚、感覚が無い。腕、感覚が無い。立ち上がれないッ)

増子「立てませんキュアパッション!ここで審判が割って入った!勝者は、キュアブラックです!!」

パッション「………ありがとう。ブラック。越えられない壁でいてくれて」

一回戦 第八試合 安価下VS安価下下

増子「一回戦 第八試合 青竜!キュアマリン!!!白虎!!キュアビューティ!!!」

アクア(医者志望)「ねぇ、キュアダイヤモンド。人間の体で一番脆い部分ってどこだと思う?」

ダイヤモンド(医者志望)「………指。ですかねぇ」

アクア「考えてみれば、狂気の極みよね。人体で一番脆い部分を鍛え、固め、相手にぶつける」

ダイヤモンド「そう考えれば、人体でもっとも耐久力のある場所を武器とする。或いは合理的な技かもしれませんね」

キュアマリン「プリキュアおしりパンチ」

※おしりパンチはブロッサムの登録商標です。

キュアビューティー「プリキュア・ビューティブリザードアロー」

ヒュッ

ぶす

ブンビー「Oh」

アクア「………」
ダイヤモンド「………」

増子「………けっちゃーく。第八試合、勝者はキュアビューティー!」

増子「ビュティーの放った矢は、狙い違わず向かってくるマリンのお尻その中心を捉えました。思わず実況のブンビーさんが変な声を出してしまうほど見事に命中です」

第九試合
安価下VS安価下下

増子「一回戦 第九試合 青竜!キュアウィンディ!!!白虎!!キュアミント!!!」

観客「アッ!!」

フアッ

みっちゃん「なッ」

ブルーム「大気の精霊の力を借りて初めて可能な跳躍法だ」

ミント「……ッッ」(浮いた……!?)

ブンッ

ミシィ

ドリーム「なんて滞空時間だ!」

ミント(消え)

ビシッ ガガッ カッ ドッ

観客「くッ…空中で蹴り続けているッ」

ミント(……ッッッ は…反撃が出来ない!!!)

薫「宙空からの敵には反撃できねェ」

アクア「だが、しかし、ミントを舐めちゃいけねぇ」

ミント「宙空からの攻撃、確かに反撃出来ない。けれど」

増子「防御ています!ミント選手!!ウィンディ選手の連続スタンピング、それを一方的に浴びながらも、受けている。その防御は鉄壁かぁああ!?」

ブルーム「けどよ、確かに今は防げているけれどさ。ウィンディの攻撃は、終わらないんだぜ?」

ウィンディ「イッツツ」

増子「ここで、試合開始から初めて、ウィンディ選手が闘技場の土を踏む。しかも苦悶の表情だぁあ!?」

ブンビー「キュアミントは、肘や、額といった部分を使って防御ていたんです。だから、攻撃したウィンディのほうも無事では済まない」

ルージュ「防御転じて攻撃と成す。これこそが全プリキュアのベスト・ディフェンス、キュアミントよ」

バッ

バン ダン

増子「ウィンディーが跳んだぁ!!リングを使っての三角跳び!死角から迫るぅうう!」

アクア「わかっちゃいないわね。何も」

薫「前羽の構えッッ!」

満「まわし受けッッ?」

増子「ミントの掌が描くは、円盤状のソーサー!鉄壁のディフェンスに、イーグレット、空中殺法通じゥゥッ」

アクア「全天360°の制空権を誇るプリキュア・ミント・プロテクション」

ルージュ「そして、攻防一体の円を描くプリキュア・エメラルド・ソーサー」

ドリーム「キュアミントに付け入る隙など、ありはしないッツ!!」

>>104
増子「ミントの掌が描くは、円盤状のソーサー!鉄壁のディフェンスに、イーグレット、空中殺法通じゥゥッ」 ×

増子「ミントの掌が描くは、円盤状のソーサー!鉄壁のディフェンスに、ウィンディ、空中殺法通じズゥゥッ」 〇

幼女が泣いちゃうかも?

ウィンディ「なるほどね。跳んだり、跳ねたりじゃそのディフェンスは突破できない」

ミント「まぁ、ぶっちゃけちゃうとね。どうやっても突破出来ないと思うわ」

ウィンディ「そうなの?それじゃ、これはどう?」

緩っ

緩めて……

緩めて……

筋肉を………

関節の全てを………

内臓を………

体内の水分に至るまで………

緩めて………緩めて………

もはや少女の意識には―――

筋繊維は繊維ですらなく液化へ………

さらに意識は 液化から気化へと

緩めて………緩めて………体を大気へと………

果てに訪れる………今!!!

キントレスキー「筋繊維を液体――さらには気体レベルにまで弛緩させ、しかる後に――緊張へと転ずる」

キントレスキー「そこに発揮される爆発力……期待を大きく上回る」

増子「ッッツツツツ!!!!ウィンディの神速!そのタックルがキュアミントを観客席へと吹き飛ばしたーぁあ!!あぁ、今、審判が、確認をしに走った審判の手が上がった。戦闘続行不能!!けっちゃーく。勝者、キュアウィンディ!!」

ウインディといえば神速だよね

第十試合安価下VS安価下下

>>106 わたし幼女だけど泣いてないよ?

残り選手の整理
ルミナス
ドリーム アクア レモネード
ピーチ
ブロッサム サンシャイン
リズム ミューズ
ハッピー マーチ (ピース)
ソード ロゼッタ

リザーバー枠
フラワー エコー (エース)

安価下 エースの代わりにジャガッタされるキャラ

控室

ダーク「私がプリキュアを名乗るのが気に入らない?――で?どーするワケ?キュアメロディ」

メロディ「絶対に、許さない」

ダーク「どーするのかって尋いているんだよ!!」

バチッ ビチッ
ジーン ビリビリビリ



ダーク「キュア、アンジュ………」

メロディ「………ッッ…ッ」

アンジュ「キミタチ………ボーリョクはいけないなァ………」


バッ
サラマンダー(プリキュアフリーク)「キュアアンジュゥウウッ」

タタダ ガッ

サラマンダー「こッ…この……ッッこの大会は私にとっても悲願なっじゃッッ」

サラマンダー「壊さんでくれッッ今日はだまって引き取ってくれ」

アンジュ「カン違いはよくねェな私は見学にきたんだぜ。ただよォ」

アンジュ「私抜きとはいえ 仮にもプリキュア最強を銘打つ大会だ」

アンジュ「それなりのラインナップを そろえにゃなッ」

ロゼッタ メキッ ピチッ ベキッ ゴキッ

アンジュ「ふさわしくない者には去ってもらい ふさわしい者を導入しなければならない」

ロゼッタ め…きッ

アンジュ「いるんだろ」

エース「ども……」

アンジュ「マリーアンジュ、改めキュアエース。私のおスミ付きだ」




増子「一回戦 第十試合 青竜!キュアエース!!!白虎!!キュアピース!!!」

増子「試合開始の銅鑼と共に、エースがいったぁあ!」

バシッ、バチン

増子「ピースの顔面にクリーンヒットだぁあ!」

ピース(良し)

増子「おぉおっと、エース、追撃に行かない。大きく後ろに跳ねるッ」

ピース(顔を殴られたのは、痛いけれど、我慢)

増子「おや?どうした?エース右腕をだらりとさげていますね」

エース(ッッツ腕が痺れて、力が入らない。拳を作れないッッツ)

ブンビー「ピースの電撃の影響でしょう。先ほど殴られたながら、その腕を掴みにいっていましたから、恐らくはその時に」

ピース「利き腕、貰ったよ」

増子「さぁー今度はピースから仕掛ける!」

ブンビー「痺れは一時的なものですからね、早いうちに決着を狙ってます」

エース(下段蹴り)

エース(中段…!)

エース(上段…!!)

エース「!!!」

エース(右腕が効かな……)

ソード「ツマ先でモロに蹴り込みやがった!」

増子「キュアエース、ダウンッッツ!!さらに、そこに!ピースが襲い掛かる!!」

ピース「わたしが勝者だ!!!」

バキィッツ

ハッピー「反撃したァ―――ッ」
マーチ「たっ……立ったァッ」

エース「右腕の自由を奪ったくらいで…私に勝てると思っているのかい? 忘れてもらっちゃこまるな…私は愛の切り札、キュアエースだぜ……」

めきょぉ
ピース(水月、への一撃と引き換えに右脚に)

ガチンッ!
ピース(ショートアッパーを顎に貰いながら、左腕に)

ベキッ!
ピース(コメカミ、へのハイを受けながら左脚に、それぞれ電撃を喰らわしたの)

ピース「なんで、なんで立てるの!!?」

エース「愛の力。ですわ」

マーチ「エースから体の自由を奪う為とはいえ、真っ向から攻撃を喰らったエースの根性は凄いよ」

ビューティー「けれど、だいぶ脚にきてますね」

ソード「けれど、エースも立つのが精一杯。攻撃のしようが……」

エース「腕は動かないし、脚も動かない。けれど、」

ぴきーん

増子「おぉおっと、どうしたことだ?」

ピース ガタッ

増子「急にピースが膝から崩れ落ちたぞ?」

エース「ウィンクひとつで、あなたの心臓を射抜いて差し上げますわ!」

増子「これで、決着か?決着なのか?今、審判が闘技場の中へとはいっていき…いや、立ちました。キュアピース立ち上がりました!」

エース「嘘!?確実に心臓を射抜いたのに!?」

ビューティー「電気的除細動。ピースは自身に電流を流すことで、心臓を動かしたのですわ!」

ピース「倒れないなら、倒れるまで!!」

増子「いったぁああ!!ピース自身に雷を纏い、エースに肘鉄を喰らわし、そこから、乱打、乱打、乱打ぁああ!!エース。崩れ落ちた。立てない。立てない。立てない!!!勝者キュアピース!!」

安価下VS安価下下

残り選手の整理
ルミナス
ドリーム アクア レモネード
ピーチ
ブロッサム サンシャイン
リズム ミューズ
ハッピー マーチ
ソード

増子「一回戦 第十一試合 青竜!キュアアクア!!!白虎!!キュアソード!!!」

増子「悠然と、悠然と歩を進めて行くぞ、キュアアクア。それを待ち受けるキュアソードだッ!!今、二人の、制空圏が、触れッ!」

シュバッ

アクア ツゥーー

増子「斬れた。斬れてます!キュアアクアの頬がまるで、鋭利な刃物で斬られたかのようにぱっくりと斬れてます!アクア、不可解そうに頬を撫でる。が、意に介さずに進んでいく」

ソード「だぁあっしゃア!!」

増子「ラッシュだ、キュアソードのラッシュに、アクア、切り刻まれていく。その姿を、血が染めていくぞぉ!!」

キントレスキー(審判団団長)「止めッ」

増子「中断です。試合が中断されました」

キントレスキー「ボディチェックをさせてもらおう。両手を見せて」

増子「不可解な傷にたまりかねた審判が、身体検査だァッ」

ソード「なにか見つかったかい」

キントレスキー「口を開けて」

ソード「虫歯はちゃんと直したぜ」

増子「………どうやらなにごとなかったようですッ」

キントレスキー「両者、開始戦に」

アクア「ちょっと待って。折角あそこまで間合いを詰めたのよ?ここは元の位置じゃなくて?」

増子「アクアの物言いに、審判、主催者の徳川氏に視線を送ります」

みっちゃん「………認めよう」

増子「大会主催者の距離が降りたぁああ!!超至近距離から、試合再開ですッ!!」

ソード「私の手刀も足刀も打撃技ではない……斬撃技だ!!」

アクア「貴女に教えてあげる。幾ら肉を斬られても、プリキュアは倒れはしない。プリキュアに最も効果的に衝撃を伝える技法……それは拳でも、手刀でもない………」

ソード「……ッッツツ!」

増子「ソードが、蹴る。打つ。殴る!そして斬る!!それを介さずアクア振りかぶって」

アクア「それがこの…」

ドウンッ

アクア「プリキュア・アクア・ストリームだッッッッ!」

ドンッ

ウウウウウンンンン……

シュバッ

増子「こッこれはッ伝説のッッ プリキュア・アクア・ストリームだァ――ッ!」

ブンビー「医師を志し、水を操るアクアならではの打技ッッ 体内の水分に巨大な波紋を起こされッッ 今やソードの体内はシンバル状態!」

増子「しかし倒れないソードッッ。なッ!」

カッ

ハート「顔面に…プリキュア・アクア・ストリーム……ッ」

増子「キュアソード ダぅぅうううンッ!第十一試合を勝ち抜いたのは、キュアアクアだッ!」

寝ます。

残り選手
ルミナス
ドリーム レモネード
ピーチ
ブロッサム サンシャイン
リズム ミューズ
ハッピー マーチ

第十二試合
安価下×1VS安価下×2

第十三試合
安価下×3VS安価下×4

第十四試合
安価下×5VS安価下×6

第十五試合
安価下×7VS安価下×8

一回戦は同シリーズ対決は無しで

プリリズ終わったから続き書きます。

十二試合 ミューズVSブロッサム
十三試合 マーチVSレモネード
十四試合 ピーチVSルミナス

残り選手
ドリーム
サンシャイン
リズム
ハッピー

増子「一回戦 第十ニ試合 青竜!キュアミューズ!!!白虎!!キュアブロッサム!!!」

ザキュ

増子「強~烈オープニング顔面ヒットォ~~ッッ!!ミューズの蹴りに、ブロッサム、顔を歪ませたぁあ!!」

ブッロサム(み 見誤った!?)

ブンッ

ブロッサム(キュアミューズ…身長凡そ135cm股下 約60cm その位置から放たれる 前蹴りの射程距離は……)

タン

ブロッサム(ここまで!…じゃないッッ)

増子「つづけざま 今度はボディーッッ」

パパン

ブロッサム(な なんだ!?身長から予測されるヒットポイント―――… …から伸びてくる!!)

増子「つッ 捕まった~~~ッッメッタ蹴りィィ~~ッッ」

ブロッサム(は…外せないッ防御る…しかない!? それなら)

増子「雨霰と降り注ぐ脚技に、ブロッサム、防戦一方だぁああ!!」

マリン「まずい、ブロッサムのガードが、徐々に開いて」

サンシャイン「いや、誘いだ」

増子「もう一度前蹴り、いったぁあ!水月にジャストヒットかぁああ!!」

増子「否、受けた。捕まえましたキュアブロッサム!深々と突き刺さったかに見えたミューズの蹴り足。それをブロッサム、がっちりと捕まえましたァアア!!」

ブロッサム(一発受けて解ったことがある。足首から先の使い方が全然なっちゃいない)

ブロッサム「好き勝手やってくれて、私、堪忍袋の緒が切れました!!」

ドゴッ ベシッ

ザッ

ガキッ

グワシィ

タンッ!!

ブロッサム「ゴボ…」

観客「ワッ」

観客「オオオオオオオオオオオオォ!!!!」

メロディ「ッ~~!!この、天才児がァッ!!」

ブンビー「捕まった脚を起点に、肩へ駆け上ってヒザ蹴りッ!」

増子「そこから、駄目押しの肘を顔面へと打ち込みましたッキュアミューズ!!」

ブラック「ぶっちゃけ、あッ…あり得ねェッッ」

増子「決着だァッ!終わってみれば圧倒的!キュアミューズの勝りで…おや、サンシャインが闘技場へと入ってきました」

増子「なにか、抗議をしているようですね。ミューズの服装についてのようです。ブロッサムの手に残ったミューズのシューズについて、何やら抗議をしているようです。あ、引っ込んでいきます。その表情は決して納得したものではありませんが、渋々と引き下がって行きます」

キントレスキー「えぇ、ただいまサンシャイン選手より、キュアミューズ選手のシークレットブーツは反則にあたるのではないかと指摘を受けました。しかし、審判団のほうで協議をした結果、ミューズ選手の正式な衣装の一部ということで決着となりました。よって、勝者はキュアミューズ。二回戦進出です」

増子「一回戦 第十三試合 青竜!キュアマーチ!!!白虎!!キュアレモネード !!!」

キュアマーチ「直球勝負で行くよ!」

レモネード(速…ッッ!)

バシッ

バキュッ

ザンッ

増子「キュアレモネード、ダウンッッ!!!!息も吐かせぬ三連打!!マーチの速攻が、レモネードを吹き飛ばしたァァア!!」

マーチ「たちな」

増子「マーチ、グランドには入りません。あくまでスタンドで決着を付ける心づもりかぁあ!!」

レモネード「強いな…マーチさん。本当に強い………」

レモネード ハァハァ…

増子「キュアレモネード、立ち上がったが苦しそうだァ、肩で息をしているッ」

レモネード「マーチさん。蝶々は平気かな」

マーチ「苦手だよ………虫は」

レモネード「正直ですね。なら、蝶々は使いません。けれど、まぁ、蝶々のほうが良かったって思うかもしれませんけれど」

ブンッ

ハッピー「腕が消え…」

ビタァアン

ビリビリビリ

マーチ「~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~」

マーチ「~~~~~~~~…………ッッッッ」

レモネード「あ~あ 見ちゃいらンねェな ……ッたく」

アクア「肩から先の骨が…ないものとイメージする。腕全体を光の鎖と信じ、振る それがレモネードのプリキュア・プリズム・チェーン」

ゆらぁあ

ビッシャアア

ビリビリビリ

レモネード「ダメだよ。どこで受けても痛みは同じ」

ビューティ「プリキュアの身体が通用しない……?」

アクア「そ 確かにプリキュアは変身により飛躍的に強くなるし――そんな実例を示す 戦闘も存在する。しかし、皮膚への打撃―――ワカリやすく言やァ張り手ですわな」

ビューティ「たしかに平手打ちの痛みは変身したプリキュアにも中学生の柔肌にも無差別だ」

アクア「しかも 攻撃箇所を問わない」

ビシャァ

マーチ「~~~~~~~~」

ゆるぅ~~ベッシイツッ

マーチ「ッッッ~~~~~~~~~~」

増子「メッタ打ちだぁああああ!!レモネードのプリズム・チェーンにマーチが滅多打ち。痛い。これは痛い見ているこちらにまで痛さが伝わる痛々しさ。皮膚が爆ぜています!プリズム・チェーンを防御た部分が、マーチの皮膚が爆ぜて筋肉がむき出しに、血にまみれています」

マーチ(痛い。痛い痛い痛いイタイィィィィッッ!)

マーチ(けど、)

マーチ「痛みじゃ、倒れないのがプリキュア!!」

増子「だが、いや、これはッ、どうしたことか!」

観客「おい見ろよ…」

観客「攻撃しているのはレモネードだけど………」

観客「追い詰めているのはマーチだぜ………!!!」

レモネード「ひぃッ」(なんで、倒れないッ)

マーチ「直球勝負!だッア!」

リュッ ゴツ

ズザン

増子「勝負あり!勝負ありです!!キュアレモネードの猛攻を受けながらも前へと、歩みを止めなかったキュアマーチ。正面からレモネードを打倒しましたァアアッッ!!」

増子「一回戦 第十四試合 青竜!キュアピーチ!!!白虎!!シャイニィッルミナス !!!」

ブンビー「最強のプリキュアが誰か。ということについては専門家でも意見が分かれます」

増子「まぁ、それを決めるための大会ですからね」

ブンビー「だがしかし、最弱のプリキュアということならば、恐らくは満場一致でシャイニールミナス。彼女の名前が挙げられるでしょう」

増子「確かに戦闘力では一歩劣りますが、しかし、ルミナス・ハーティエル・アンクションといった特別な技がつかえるのもまた、彼女だけです」

ブンビー「あれは闇の力のしもべが相手だからこその技です。光の使者プリキュアにどれだけ通用することか」

増子「そして、それに対するは武闘派キュアピーチ。一体、どんな戦いとなるのか。なにはともあれ、今、戦いの銅鑼が……オォオォオオっと、これはァッ!!」

ルミナス(知っている。私は誰よりも知っている。プリキュアの力を知っている。身体能力が違う。肉体が違う。そしてさらには精神さえも…)

ルミナス(でも、私だって、勝ちたいッ!)

ルミナス「このような小細工を弄する。非力な私を許してください」

増子「こ、これはッ!!猪木アリ状態!!シャイニールミナス、その場で寝転がりましたァッッ!!」

ピーチ「構わないよ。存分に策を使ったら良い。それこそが弱者に与えられた権利なんだから…そして」

増子「ピーチが、跳んだァアッ!」

ルミナス(高ッ、天井、照明が…飛び越えるつもり……ッッ否!違う!落下点は、此処ッ!バリア、間にあわ)

ドゴッッ!!

増子「踏みつぶした―ァアアアーーーーー!!!キュアピーチ、寝転がったシャイニールミナスを、体重と、重力とで、高さとで、一気に踏みつぶしたァアアッッ!!」

~~ピクーン。ビクビクビクッ パタッ

増子「審判が割って入る、試合終了だぁああ!!」

ピーチ「そして、それを打ち破ることが、強者の義務なのだから」

残り選手
ドリーム
サンシャイン
リズム
ハッピー

安価下VS安価下下

増子「一回戦 第十五試合 青竜!キュアドリーム!!!白虎!!キュアハッピー!!!」

増子「キュアドリームが疾走るッ!両手をクロスさせッ、狙いはフライング・クロス・チョップかぁあ!」

増子「対してキュアハッピーはッッ!これは、天地上下の構えでそれを迎えるッ!!」

増子「ドリームが跳んだぁああ!!」

ドリーム「プリキュア・シューティング・スターッッ!!」

増子「ハッピーの指からッ!闘気が放たれるッ!!」

ハッピー「プリキュア・ハッピーシャワーッッ!!」

増子「突き進んでいる!闘気を浴びながらも、キュアドリームが突き進むゥウッ!!届くか?キュアドリーム!!撃ち落とせるか?キュアハッピー!!二人の必殺技のぶつかりあいだぁああ!!」

増子「ッッツツ!!必殺技の打ち合いを、僅かに制したのはキュアドリーム!ハッピーの元に辿りついたァア!!だがしかし、勢いは死んでるッ。止まった。ハッピー、技では防ぎきれなかったものの、残りを肉体で、ハッピーの突進を止めたァああ!!」

ぶんっ

増子「そこにハッピーの肘が迫るッ!どうするッんだぁあ!キュアドリーム」

アクア「どうする、って言われても。ねぇ」
ルージュ「そうですよね。ドリームなんですから」

増子「ッッツ!!これは、二発目だぁあああ!!」

ドリーム「プリキュア・シューティング・スターッッ!!」

増子「二発目のプリユアシューティング・スターァアアアアアア!!!!密着した状態から、ハッピーを押しやり、進んでいくぅぅううッツ!更に進む!!」

バギャッ

増子「柵に当たり、ようやく、否ッ止まらないッッツツ!!止まらないぞぉオオオ!!!策をぶち破り、なおも突進する。どこまでだ、どこまでいくんだ?観客席の椅子をなぎたおしぃ!!逃げ遅れた観客さえを巻き込みながらの猪突猛進だぁああ!!プリキュアシューティングスターぁああああ!!」

キントレスキー「墳ッ!!」

増子「止まった。止めました。審判が割って入りキュアドリームの暴走を止め…いや、まさか、これはぁアア!」

ドリーム「プリキュア・シューティング・スターッッッ!!」

増子「まさかの三発目ぇえ!!更に審判も巻き込みながら直進していくッッ!!」

増子「力自慢の観客有志五人かがりで、抑え込み、ようやくドリームが止まりました」

観客有志 西さん、南さん。クモジャキー。パズドラ。アカオーニ。

増子「その暴走に付き合わされたハッピーの意識は既に無く、勝者!キュアドリームです!」

ブンビー「これですよ。これこそがキュアドリーム。試合が始まってから彼女がやったことは、ただ真っすぐ進んだだけ。これこそがキュアドリームですッ!」

控室

ブロッサム「サンシャイン。出番です……それは、椿の花?」

サンシャイン「デザトリアンになった時――プリキュアから最初にもらったものがこれだった」

サンシャイン「そのわたしが今……ハートキャッチを背負う!」

増子「一回戦、最終試合!青竜ッ!キュアサンシャイン!!!白虎ッ!!キュアリズム!!!」

増子「―――ッッまさか、ここまで一方的な展開となるとはッ!」

ムーンライト「馬鹿っ、気負い過ぎよ」

増子「当たりません。当たりません。サンシャインの攻撃が、リズムにかすりもしませんッ!舞ってます。キュアリズム!!まさに蝶のように舞い、蜂のように刺す。その長身を活かし、その華麗なフットワークを活かし、触れさせませんキュアリズム!それでいて、こちらは着実に隙をつき、ダメージを蓄積してきますッ!!」

サンシャイン「―――~~~ッッ」

ブンッ

ムーンライト「馬鹿ッツ!」

増子「焦ったか、キュアサンシャイン!!大振りが空を斬るッ!!」

ブンビー「あぁ、これはいけません。ボディが、がら空きです」

増子「そして、当然、その隙をリズムが逃すはず無くッ!」

リズム「壱、弐、参」

増子「マグナムのような拳がみっつぅうう!!サンシャインのからだがくの字に曲がる!その顔面にィ!!」

リズム「フィナーレ」

増子「駄目押しのいっぱぁーーっツ!サンシャインが崩れ落ちますッ」

リズム「いい汗かいた………タオルくんな」

メロディ「ッッッ」

リズム「なんてツラしてやがんだ タオルだよ」

メロディ「リズムゥ……」

リズム「………」

メロディ「まだ終わっちゃねェッッッッ」

リズム バッ

メキョォオオッッ!!

サンシャイン「残心が足りちゃいねぇえ」

増子「な、なんということでしょうか?まさか、まさかの大逆転ッ!!キュアリズム。勝利を確信した。まさにその心の隙を突かれましたっッ。一回戦最終試合!勝者はキュアサンシャインだぁああ!!」

みっちゃん「すまなんだなァキュアフラワー」

キュアフラワー「わたしはリザーバーとしてここに来ている。プリキュアが欠けた時には出場するのが当然でしょう」

キュアフラワー「とはいえ、寄る年波には勝てませんし、後、三試合戦えるかどうか」

みっちゃん「決勝まで闘う気…満々じゃのぉ」

プリキュア 最大トーナメント 第二回戦

観客「オオオオオオォオオオォオオオォォォォ!!!」

増子「ごらんくださいこの顔ぶれッッッルールはたった一つプリキュアであることッッ魔法少女で最もシンプルなッッ魔法少女で最も明確なッッしかしそれ故に最も過酷なッッそんな戦いを勝ちあがったプリキュア立ちです!!!」

増子「プリキュアという野蛮な行為のエキスパートである彼女らに 何故でしょう我々は尊敬の念を禁じ得ませんッッ」

増子「二回戦ッッ全プリキュアをあらためて紹介いたします」

キュアハートッッ!!キュアホワイトッッ!!ダークプリキュアッッ!!キュアベリーッッ!!
キュアダイヤモンド!!キュアブラックッッ!!キュアビューティぃい!!キュアウィンディぃぃ!!
キュアピースッ!!キュアアクアッッ!!キュアミューズ!!キュアマーチッッ!!
キュアピーチッ!!キュアドリームッ!!キュアサンシャイン!!

一回戦第四試合 キュアルージュ、キュアパイン両選手の敗退のため リザーバーッキュアフラワー選手と決定いたしました!!

以上、十六名が、プリキュア最大トーナメント、二回戦の出場選手だぁああああ!!

二回戦第一試合
十六名から安価
安価下VS安価下下

ブラック ホワイト
ウィンディ
ドリーム アクア
ピーチ ベリー
サンシャイン ダーク フラワー
ピース マーチ ビューティ
ミューズ
ハート ダイヤ

増子「二回戦ッ!第一試合は親友対決だぁああああ!!青竜はキュアビューティ。一回戦ではキュアマリンを瞬殺ッ、無傷での二回戦進出。対して、白虎のキュアマーチッ!!キュアレモネードのプリズム・チェーンで剥がれた皮膚は未だ痛々しさが残りますッ!」

ムーンライトとかローズなどのチートキュアが初戦で消えてるな

増子「銅鑼が鳴り、戦いが始まったァァア!!」

マーチ「いくよッ直球勝負ッ!!」

増子「マーチッ、疾風となりてビューティに迫るッ、が、なッ、なんだぁあ?」

つるん、こてん

増子「マーチ、転んだぁ???立とうとするものの、滑る滑る。滑るぅう?」

ブンビー「あ、あれは?闘技場の砂利が凍っています!」

ビューティ「マーチ。好きよ。貴女のその懸命さ。けれど、マーチ棄権しなさい。もうボロボロじゃないの。私はもう貴女が傷つくのを見たくは無いのッ!ここから先は直球勝負だけで勝ちあがれる世界じゃないわ」

増子「ビューティ、へたりこむマーチに手を差し伸べますッ!」

マーチ「ビューティ…」

ビューティ「後は私に任せて。ね?マーチ、貴女は十分頑張ったわ」

マーチ(いつもそうだ。いつもれいかは私に優しくしてくれる。私を助けてくれる。れいか、れいか、れいかぁあああッ)

グワキィ

増子「蹴ったぁああああ!!!!」

ビューティ口調変じゃね?

マーチ「だめだ 譲れないッッ」

マーチ「勉強で勝てなくともいい。他ではなにも勝てなくともいい」

マーチ「けれど、プリキュアを譲ったら、私はれいかと対等になれないッッこの先一生ッ!あんたと対等にはなれはしないっ」

マーチ「私を、私をさ。れいかと対等でいさせてくれよぉ!キュアビューティッッ!!」

ビューティ(これもまた…『道』ッ)

ビューティ「解ったわ。マーチ」

ビューティ「一秒だ」

メキョォツ

ぐるん

バンッ

増子「~~~ッッッ!!!!な、なんという決着ッ!或いはこれも、一つの慈悲かぁああ?キュアビューティ、一撃でマーチの意識を刈り取ったぁあああ!!」

ビューティ「マーチ…後は任せて」

>>182
この内容で口調を突っ込まれるとは思わなかった。れいかを書いてるのか紅葉を書いてるのか自分でも解らない

>>178
ですよねぇ。ムンライさんが初戦敗退はかなり意外でした。ミルキィローズはスペックこそチートだけれど、戦闘に参加した期間が短いから、タイマンだとそこまでじゃないと思う。

二回戦第二試合
安価下VS安価下下

ブラック ホワイト
ウィンディ
ドリーム アクア
ピーチ ベリー
サンシャイン ダーク フラワー
ピース
ミューズ
ハート ダイヤ

増子「二回戦ッ!第一試合に引き続き、第二試合も親友対決だぁああああ!!青竜はキュアハート。大本命だったムーンライト選手を下しての二回戦進出!白虎のキュアダイヤモンド選手。金剛の肉体に傷は無いッ!第二試合開始ですッ!」

ダイヤモンド(ビューティの言っていたことは正しい。最強のプリキュアを決める戦いと言っても、結局のところ、あの二人を越えられるかという話。ならば、同じプリキュア同士が戦うならば、勝てる方を押し上げるのは当然ッッ)

増子「ダイヤが突っかかるッッ!一回戦では山の如く動かなかった金剛が、積極的に打ってでたぁ!!」

ソード「っっ~~あの野郎ッ」

ロゼッタ「汲んでやりましょう。あれが、菱川六花の生き方です」

増子「滅多打ちだぁああ!!キュアハート、為されるがままだ。これは一体どうしたことかぁ?」

ブンビー「いや、しかし………」

クモジャキー「フン。あんな手打ちじゃ、何発打ってもプリキュアが倒れやせんわ」

ダイヤモンド(わかってッ、ハート!)

ブンッ

ダイヤモンド「ッッ~~~!!?」

増子「ハートが張ったぁああ!強烈な一撃に、ダイヤモンド二度三度、回転をしながら柵まで吹き飛んだぁああ!!」

ハート「キュアダイヤモンド………そんなの、愛が無いでしョッッ!!」

ダイヤモンド(ハートに張られた頬が痛いッ。熱さを、ハートを感じるッ!)

ソード「まぁ、こうなるわよね」

ロゼッタ「ハートですから」

ブラック「なぁ、ルミナス。プリキュアってなんだ?」

ルミナス「えっ?」

ブラック「光の使者?そんなんがさ、何でど突き合いなんてしてんだよ?」

ルミナス「そ…それは……」

ホワイト「あぁいうこと。なんでしょうね。きっと」

ブラック「あぁ、あぁいうこと。なんだろうな」

ダイヤモンド(この痛みこそが何よりも雄弁ッ!一万の言葉よりも、一つの拳のほうが伝わるッそれこそがプリキュア!)

ダイヤモンド「解ったよハート」

増子「ダイヤモンド、高々と手を突き上げ、拳を握りぃ、構えたぁあ!まさしくこれは、全力で行くと言う意志表示かぁあ!」

ダイヤモンド「全力でいくよ。キュアハート」

増子「いっったぁあああああああ!!」

ブンッ
すッ
メギョッ

ズルッ

ツゥ

ドサッ

増子「ダイヤモンドが崩れ落ちたぁあああ!!放ったのは全力の一撃ッ!返されたのも全力の一撃ッ!全力の拳に全力の拳を併せられ、ダイヤモンド、ここに砕けるッッ!!」

二回戦第三試合
安価下VS安価下下

ブラック ホワイト
ウィンディ
ドリーム アクア
ピーチ ベリー
サンシャイン ダーク フラワー
ピース
ミューズ

同シリーズ対決はやっぱりなしで

増子「因縁が、早くも此処に結実ッゥウウウ!!!第三試合!!青竜の方角ダークプリキュアッ!!白虎の方角キュアミューズッツ!!黒と黒のプリキュアが向かい合いますッ!!」

ブンビー「この身長差…」

メロディ「シークレットブーツは、脱いだみたいね」

増子「ダークプリキュアは、キュアビートを、キュアミューズは、キュアブロッサムを倒しての二回戦ッ!互い互いがカタキとなるッ!!」

ダーク「おい、あんなこと言っているが、お前もそうなのか?」

ミューズ「……」

ダーク「チッ、話す気も無しか」

高い方のドドリー(観客席)「ドド」

増子「試合ッ、開始ィイ!!」

ダーク ギンッ

ミューズ「~~~ッッ」

増子「いきなりミューズが吹っ飛んだぁああ!!闘技場を仕切る柵にしたたか打ちつけられます!!これは、一体なにがあったぁ!?」

ダーク「おいおい。右目を開いただけで大げさだなァ」

ダーク ギンッ

ミューズ「ッ!!」

増子「ミューズ、転がり起きる!一瞬前まで背中を預けていた柵が、木端微塵だぁああ!」

トッ、とっとン

増子「軽やかなステップで的を絞らせないィ!そして、ダークプリキュアの背面にィ、ダークプリキュア、開始位置から動こうとしません!その余裕のをついて、背後からいったぁあ!!」

ダーク「ふん」

増子「なんと、翼で打ち落としたぁああ!!背後から迫るキュアミューズを、一顧だにせず!ただ僅かに翼を振るうことでその攻撃を撃ち落とすッ!!」

ブロッサム「え…似ている、ですか?ムーンライトと、ミューズがですか?」

サンシャイン(可愛い者好き)(……どこがだろう?)

ムーンライト「父親の境遇が、ね。つまりダークも」

ブロッサム「まぁ、確かにサバーク博士と、メフィストの境遇は似ているかもしれませんけれど…」

ムーンライト「それがどうした?とでも言いたそうね。そうね。その通りよ別になんでもないわ。ただ、似ていると思っただけよ」

ミューズ(つ、強いィ)

増子「あ、っとここでダークプリキュア、遂に動き始めました!へたり込む、キュアミューズに迫っていくッ!」

ミューズ(まっっずぅ)

ダーク ギンッ

増子「三度、衝撃波ぁ!!立とうとしたミューズをその場に縫い付ける一撃だぁあ!!」

ミューズ「ガハッ~~~~~ッ」

増子「ダーク、引き起こした―――ッ……ッさらに追撃ッ」

ドブオッ

増子「ボディに突き刺さるぅ!!」

ズザッ

ダーク「フン」

増子「これで、終わる筈がないぃいい!!ダークの蹴りが迫るッ、万事休すだミューズぅ~ッ」

ズ、ガガガガ ザッ

増子「かっかわしたッッ…しかしぃ」

ミューズ「ゲホォッ」

増子「吐しゃ物を撒き散らしながらのその動きには日朝の常識はありません」

増子「防御というよりはむしろ避難と呼ぶにふさわしいものがあります。逃げたッッ 伝説の戦士 キュアミューズが明らかにダークプリキュアに対して背中を見せましたッ」

ミューズ(そうよ。いつだって、目的のためならなんだってしてきた。仮面を被って来たッ、そして勝つためなら)

増子「ミューズからいったぁあ!だがぁああ!」

ブンッ!

増子「ダークの拳がボディを打つぅううう?いや、違うッ!抜け殻だぁあ!マントだけが腕に絡みッ、本体は、その黄色いプリキュアは懐へと潜り込んでいるぞぉ!!」

ピタッ

ミューズ「ひィ」

増子「正中線四連突だぁあああ!!!」

ミューズ「かッ勝ったァァァッッ」

グラッ

増子「あッ倒れない、ダークプリキュア翼を支えにして倒れるのを免れましたッ!」

ミューズ「~~~ッ死んどけっ!!」

バチン ゴロゴロ ドッ

増子「勝機と見て焦ったかッ?キュアミューズ、ダークプリキュアのカウンターをもろに喰らい吹き飛んだぁああ!!これは強烈ぅ立てるのかぁ!」

フラ、グッ

増子「しかし、四連突きを喰らったダークプリキュアも無事では無いッ、ふらついている、脚にきているぞぉ!」

増子「アッ、おぉ、先に体勢を整えたのは、ミューズのほうかぁあ!?」

ミューズ(立ち上がれる身体――に産んでくれた母アフロディに)

ミューズ(立ち上がれる技術――を与えてくれた父メフィストに)

ミューズ(立ち上がれる私――に育んでくれた祖父音吉に)

ミューズ(感謝したい!!)

ダーク「なるほどねぇ。そういうのなら、私にもあるさ」

増子「―――ッッこれは一体何が起こっている?構えますキュアミューズ。そしてそれを迎えるかのように大きく体を開きますます。ダークプリキュア」

ミューズ「音の女神の一撃、受けてみなさいっ」

ダーク「おうよ。言われなくても受けてやるさ」

パァン

増子「耳を突くこ、この破裂音はァなんだぁあ!?」

パパパパンッ

メロディ「だから、シークレットブーツを脱いで…」

ブンビー「物質が音速を超えたことを報せる音…音の壁を破る音ですッ! 足の親指から始まる関節の連動を足首へ 足首から膝へ 膝から 股関節へ 股関節から腰へ 腰から肩へ 肩から肘へ 肘から手首へ」

ブンビー「同時八か所の加速の成功がこの奇跡を生むッ!」

増子「あっと、今、キュアミューズが闘技場を去ろうとしていますッ!審判が確認をし、いま手があがりました!ダークプリキュア立ったまま意識を失っています!三回戦を突破したのは最年少のプリキュア、キュアミューズだぁああ!!」

増子「しかし、不可解なのは最後、なぜダークプリキュアは、マッハ突きを受けにいったのでしょうか?」

ムーンライト「きっと、ダークは証明したかったのよ。ダークが父サバーク博士から貰った肉体は、ミューズが肉親から与えられたモノに決して劣らないって」

二回戦第四試合
安価下VS安価下下

ブラック ホワイト
ウィンディ
ドリーム アクア
ピーチ ベリー
サンシャイン フラワー
ピース

増子「第四試合!!白虎の方角は、一回戦を前進を続けただけで勝利したキュアドリーム!!青竜の方角はキュアサンシャイン!!正直、一回戦の勝利は幸運だったと言って良いでしょう。ここでその力を見せつけることが出来るのか?」

増子「銅鑼の合図と共に、やはり、キュアドリームが行ったぁああ!!」

ドリーム「プリキュア・シューティング・スター!!」

増子「どうするサンシャイン?受ければ、一回戦の再現となるッ。しかしながら、この速さ、躱すに能わずッ!」

増子「ッッつーーー!投げたぁあああああ!明堂院流古武術、ここにアリッ!!ドリームの勢いがそのままに、方向だけを変えられれば、柵へと衝突するのは必然だぁああ!!プリキュア・シューティング・スター破れたり!さぁどうするキュアドリーム!!」

ドリーム「プリキュア・シューティング・スター!!」

増子「構わず二発目だぁああ!!!!だが、しかしィそれではァ」

サンシャイン「ふんッ」

増子「再び投げられるッ!そして、立ち上がると、やはり」

ドリーム「プリキュア・シューティング・スター!!」

増子「やはりいったぁああ!三度繰り返される風景。これは一体どういった勝負だぁあ!」



増子「ドリームがプリキュア・シューティング・スターを繰り出せば、それをサンシャインがいなして投げる!幾度も幾度も繰り返すうちにぃ」

サンシャイン「ふッ」

グルン、ドン。キュキュッ

ドリーム「プリキュア・シューティング・スター」

増子「早い!早くなっています!プリキュア・シューティング・スター、投げられ、受け身を取り立ち上がり、次の一撃、その一連の動作が徐々に最適化され、早くなっていくッ!そして、遂に!そしてとうとう!!」

サンシャイン「ッッツツ」

増子「投げが間にあわないッツ!捕えました!キュアドリーム!押し込んでいます!キュアサンシャインに届きましたッ!!こうなれば、もうキュアドリームが止まることは無いでしょう!!サンシャイン万事窮すかぁ!!」

サンシャイン「ハァーット!キャッチッ!!」

ぼッ

増子「ななな、なんと!キュアドリームの動きが止まりました!一回戦では五人掛りで止めたプリキュア・シューティング・スター。それが止まったァ?」

ブンビー「心臓打ちですッ!強力な一撃を心臓に打つ、そのショックで数秒間相手の動きを止める技です!!」

増子「止まったのはシューティング・スターだけに非ず!ドリームも自身も止まっているッ!そして当然、これは試合なのだから、その隙が見逃される筈も無く!サンシャインの膝がドリームを打つッ!!倒れたァアア!勝者キュアサンシャインだぁあ!」

二回戦第五試合
安価下VS安価下下

ブラック ホワイト
ウィンディ
アクア
ピーチ ベリー
フラワー
ピース

ブラック

>>215,216
ヤロウ…タブー中のタブーに触れやがった………

増子「果たしてこの組み合わせが二回戦に来てしまって良かったのかァアアアア!!プリキュア最大トーナメント、二回戦大五試合は、青竜の方角!!光の使者 キュアブラックッ!!白虎の方角!!光の使者 キュアホワイトだぁあああ!!ここで競いあうのは、親友にして、文句なしの優勝候補同士ッツ!!或いは、事実上の決勝戦と言ってしまっても過言では無いでしょう!!」

ザッ ザッ ザッ

増子「両雄、悠然と歩を進めています。おぉっと、ここでキュアホワイト、手を差し出した」

ホワイト「ブラック まずは なにはともあれ 握手を」

スッ

ブラック「にっ」

増子「握手をかわします。二人はプリキュア、試合場の前にまずは握手です。………おや、離れない。離れません。離れないぞ?中央で手を握り合ったままですッ!」

増子「手を離さないのはどっちだ?仕掛けているのはどっちだぁ?」

ブンッ!

増子「ブラックが蹴ッ」

グンっ

増子「ホワイトが投げッ、」

段ッ

増子「ブラック、地面を蹴って、握った右腕に跳び付き腕十字ィィ。ホワイト、支えます。片腕でブラックを支えぇ、ぶん投げたぁア!が、ブラック宙空で回り着地したぁああ!!」

スぅーー!

ババババ

増子「なんという打撃戦だぁあ!!プリキュアとは、一時にここまで全局面的に動作しうるものなのか!!!二人とも…一歩も下がらないィ、共に掴んだ手は未だ離れずッ!その至近距離で!放つ拳は無限ッ!防ぐ手段は有限なれどッ!それら全てにおいて最善の選択肢を取り続える二人、共にクリーンヒットはありませんッ!!」

ホワイト「ふぅー…グッ」

ブラック「ッッ!」

増子「ここで、二人の動きが止まるッ、これは、これはぁ!?」

ホワイト「ツッウゥゥ!!」

ブラック「ッッッ!!」

増子「リキが入っているッ!リキが入ってるッ!!技比べの次は力比べかぁ!!これもまた、互角、全くの互角!二人ともに微動だにしませんッ!!」

ブラック「やっぱり、駄目みたいね」

ホワイト「そうね。本当に残念だけれど」

増子「ここで、遂に二人の手が離れましたッ」

ホワイト「出来れば平和的に決着を付けたかったんだけどぉ」

ブラック「まぁ、仕方ないよ。やっぱり、こうじゃないと」

ホワイト「せぇー!!!のッ!!!」
ブラック「せぇー!!!のッ!!!」

ぶんっ

増子「いったぁあああああ!!!両者、真正面か殴りあう!!」

ホワイト「~~~ッッ!!」
ブラック「~~ッッツ!」

グッ、ダン

増子「避けない!!防御けないッ!!踏み堪えてぇ」

ホワイト「せぇー!!!のッ!!!」
ブラック「せぇーッツ!!!」

ブンッツ!!

増子「二発目いったぁあああああ!!!」

グググゥッ

増子「三発目はァ、ブラックが先に体勢を整えるッ」

ホワイト「―――ッッツツ!!」

増子「ホワイトも上体を起こしてェッ!!三発目ェ!!」

ブラック「グホッ――ッッツ」
ホワイト「かはっッ」

増子「四発目ッ、は!ホワイト、動けないッ!!ブラックの一撃がホワイトに深々と突きささったああああ!!」

ずるッ
バッ、グググッ

増子「いや、ホワイト踏みとどまったッッッ!ブラックの追撃だァアアア!!」

ホワイト「ゲホッ」

増子「決まったかぁ?遂に、ホワイトが止まって、滅多打ちだぁああ!!」

ブラック(我が拳に、確かに手応えありッ!)

増子「ブラック、休まない!怒涛のラッシュだぁあああああ!!」

ブラック(なのに、何故だ?もう十何発、何十発と拳を喰らい、何故倒れないッツ!)

ブラック「ホワイトォオオオオオッッッ!!!」

フン…スカッ

ブゥウン

ブラック「ッッッ!!!」

どさん

増子「な、なんということでしょうか!?圧倒的に攻めていたのはキュアブラック。しかし、ダウンしたのもまたキュアブラックです!!」

ブンビー「呼吸と、姿勢です。呼吸と姿勢とで、キュアホワイト、キュアブラックのラッシュに耐え抜き、それに痺れをきらせたブラックが大振りになったところを、一撃であわせましたッ」

増子「そんなことが――そんなことが可能なのでしょうか?」

ブンビー「いや、常人ならば不可能です。けれど、それを可能とするのが、プリキュアという存在なのでしょう。そしてキュアブラックも……」

増子「キュアブラック、何事もなかったかのように、立ち上がりますッ!!」

ホワイト「―――~~~ッッッ!!」

ブラック「行くよ、ホワイトッ!!」

ゴんッ

増子「ホワイトの拳が、迫るブラックの顔面に突きささるぅうう!!」

ホワイト(肉体が――プリキュアッッ)

増子「掴んだッッ!倒れないキュアブラック。突き刺さったホワイトの右腕を、掴みました。打撃では埒が明かないと見て、狙うは組技かぁあ?」

ホワイト「――ッッ」

ホワイト(柔ッ)

クンッ

グググッ

ホワイト(精神が――プリキュアッッ)

ブンビー「ッッツ、柔術で、膝を抜こうと試みたホワイト。ですが、ブラックそれに耐えましたッ!!」

ホワイト(あるいは それら全てが―――プリキュアッッ)

ベシィ

増子「ホワイトのローが肉を打つ、その音が実況席まで聞こえてきますッ!!しかしものともしないぞ、キュアブラック!!」

ホワイト(そうよ。そうなのよ。何が最強のふたりよ。私は技術でごまかしているだけ。正真正銘、生粋のプリキュアって呼べるのはブラック、彼女だけ)

増子「ホワイト、自分の腕を掴むブラックの腕を掴みますッ、互いに互いの腕を掴んだ状況、ここからどう動くッ!!」

ホワイト(そんな、ブラックを、羨ましいとッ!思ったんだぁああ!!」

両の脚を――噛み砕く虎の顎になぞらえた 秘技 その名も 虎王!!!

ブンビー「ッッッツツツツツ!!!!」

ブンビー「虎王ッ!!ここに完ッッ!!」

増子「折った…折れてます!!キュアブラックの肩が!!けっちゃ、いや、審判の声は、上がりませんッ」

ホワイト「もとより、肩を外したぐらいでブラックに勝ったなんて」

増子「ッッ~~殴ります!殴りますッ!キュアホワイト、圧倒的有利な体勢ッ、上にのったキュアホワイト、キュアブラックを滅多打ちにィ」

ビクンッ

ビクンッビクンビクンッビクンビクンッ

増子「跳ねますッキュアブラックッホワイトに敷かれた状態から脱出しようと跳ねますッまるでロデオマシンっ!ホワイト、まるで手綱のように取った腕を放しません。だが、おっ、ついにホワイト、跳ね飛ばされて、ブラックが立ち上がった」

ブラック「痛っっ!」

ホワイト「別に腕一本取ったからって、ブラックに勝った気はしない。けれど、貴女はどうなの?腕一本効かなくて私に勝つつもり?」

ブラック「馬鹿を言わないでよホワイト……いつだって、どんなときだって、私は、私たちは」

ブラック「絶対に、諦めない」

増子「~~~ッッ打ち合いますッ!!打ち合いますッ!!ブラック、腕が一本使えないのがなんだとばかりに、ホワイトもまた、全力でッ」

増子「ホッホワイトが泣いている!?涙を流しているッッッ夥しい汗ではありますがその眼に確かに光るものが…微かに確認できますッ痛みッ悲しみッ絶望ッ歓喜ッそのどれか!?またはそれら全てッッッまたはどれでもないのか!?」

ブンビー(或いは、親友に必殺をせねばならない無常さに)

夥しいコンビネーションに隠され――放たれた本命は目つぶし

キュアホワイト。その得意技は蹴り技。そしてもう一つ

ガキ ブン

秘投必殺 地被 見参!!!

増子「或いは、或いは彼女ならと期待してします。或いは彼女ならなおも立ち上がるのではないかと…だが、しかし、ここで審判の手が交差したッ」

増子「白黒対決、勝者は色の通り!ホワイトが勝ちを示したぁああああ!!」

寝ます。八時半には起きなきゃ

二回戦第六試合
安価下VS安価下下
二回戦第七試合
安価下下下VS安価下下下下

ウィンディ
アクア
ピーチ ベリー
フラワー
ピース

ピーチVSベリーの場合安価を一つずつずらします

氷川さん回が続きそうで何よりです。フォーチュン、ムンライさん並みにプリキュアの闇背負ってるよね

増子「二回戦、第六試合は、リザーバーの登場!青竜はキュアフラワー!!伝説此処に再誕なるかぁああ!!相手をするのはキュアアクア!一回戦ではソードを寄せ付けずに完勝ゥ!伝説に挑む資格十分ですッ!!」

増子「闘争開始のゴングがなったぁああ!!」

ブンッ、ふる、ドッ

アクア「~~ッツ」

ベシッ

増子「殴打の応酬ッッ!これはハイレベルな打撃戦だァ!!」

アクア(決して、自惚れでは無い。自惚れで無くッ、私のほうが上手ッ!!)

アクア(なるほど、嘗ては最強だったのかも知れない。けれど、今は違う。今この時においては、半世紀前の最強よりも中学三年生の二年間ッ、戦い続けた私が勝るッ!!!)

増子「アクアの掌打が、強かに、フラワーを打ったぁあ!!フラワー吹き飛びッ、アクア、とどめとばかりに飛び掛かったぁあああ!!」

アクア「!?」

アクア(気配、背後にィィ?、誰?ッッ!?しまっ…!)

ハート「詰が甘いねェ」

ボキッ、ベギッ、ドス

ブン。メッキオォ

増子「な、なんだこの展開は?突如現れた謎のイケメンが、キュアアクアを羽交い絞めに。それをフラワー殴る、殴る!蹴るッ!!あぁ、審判が割って入る。あぁ、アクア崩れ落ちた。戦闘続行不能ですッ!!しかし…これは…」

ブンビー「あの謎のイケメンの正体は、キュアフラワーの妖精コッペ様とのことです」

観客「反則だろぉ!!」「卑怯じゃねェか!!」「なにやってんだぁあ!」「それでもプリキュアかぁあああ!!」

増子「観客から野次が飛びますが…、これもまぁ当然でしょうかぁ」

フラワー「だまらっしゃぁあいィ」

キィィイイイイ~~~んッ

観客「……ッッ!!」

フラワー「パートナーの妖精と力をあわせて闘う。これこそがプリキュアでしょうがぁあ!」

増子「…その、まぁ、そう言われれば、そうなのですが…これは、その…。あっ!闘技場に、更に乱入者がッ!」

ミルキィローズ「パルミエ王国ッ順お世話役ッッ!ミルク!!」

ミルキィローズ「パルミエ王国ッ順お世話役ッッ!!ミルクゥウ!!!」

ミルキィローズ「ならばッ!!キュアアクアのパートナーとして、共に闘うことを望むッゥ!!」

エコー「……フーちゃん」
フュージョン「あゆみの敵、倒す」

ピーチ「シフォン」
シフォン「我が名はインフィニティー、無限のメモリーなり」

増子「ッッ~これはどうなってしまうのかぁッッ!?おぉおっと、ここで徳川氏の登場です」

みっちゃん「あぁー、こほん。パートナーの妖精と力を併せてて闘うのがプリキュア。という、フラワーの主張は確かに正しいと言える」

みっちゃん「だが、しかし、それは常の闘い。路上でのルールじゃ。地下闘技場で闘うからには、ここでのルール、二人のプリキュアが闘技場に入り出てくるのはただ一人。に従って貰おう。パートナーといえど、そこに水をさすことは許さん」

フラワー「~~~ッッ!!ふぅ。みっちゃんにそう言われちゃぁ、従うしかないわね」

増子「判定はッ、二回戦第六試合はキュアフラワーの反則勝ちィ、しかし、三回戦への出場資格は無く、両者ここでトーナメント敗退ですッ!!」

ぽん

フラワー「ということだ。帰りな、お嬢ちゃん」

ローズ「ッッッ!!」

バシッ!

増子「ローズ、フラワーを蹴ったァア!!」

ローズ「納得出来るかぁああ!!友を、卑怯な手で葬られてッ!!オメオメと尻尾を巻くなんて、出来るかぁッ!!」

フラワー「ふぅ」

フラワー「昨日今日戦い始めた小娘が、あんまり調子のってんじゃねぇよ」

増子「あぁっと、ローズが、闘技場へとめり込んでいく。これは、フラワー、ローズの頭に乗せた手、それを力任せに押し込んでいますッ。ついに、ローズ膝をついたぁ!!」

フラワー「そういう台詞はもっと強くなってから言うもんだぜ」

増子「伝説の片鱗を見せながら、キュアフラワーの退場ですッ!」

控室

アクア「あぁ覚えてるよ。羽交い絞めされたことは」

ルージュ「ともあれ、これで仲良く皆敗退ね、最多の六人で参加しときながら、情けない」

ローズ「アクアは勝ってたわよ。あんな、卑怯なッ」

ドリーム「え…何が卑怯なの?」

ローズ「あんた。見てなかったの?」

ドリーム「でもさ、大勢で一人と戦うって、いっつも私たちがしていることじゃん」

ローズ「そ、それはぁ」

アクア「ドリームの言う通りよ。ブラック、ホワイト、ブルーム、イーグレット。彼女たちはいつも、不利な人数で戦っていた。わたしたちからよ。人数で勝る戦いを始めたのは。だからッ、だから私たちは弱いんだッ!」

ミント「アクア、それは違う、逆よ。弱い私たちだからこそ、協力して戦って来たんじゃない」

ローズ「でもよぉ。強く、強くなりてぇな。もっと、もっと強くなりてぇよ」

増子「二回戦第七試合ッ、白虎!!キュアピーチッ!!青竜!!キュアピースッ!!一回戦では、電気ショックにより、キュアエースの四肢を封じて勝ちましたッ!」

増子「……ッッ、なんとッッ ピーチが右手を差し出しているッ。握手のためではありません。捕ってみろとッッおまえの欲しいものはコレだろうとピースの前に右手をさらしているッッ」

ビューティ「罠ね」

マーチ「あぁ罠だけれど」

ルージュ「餌が、美味しすぎるッ」

増子「さぁどうする?キュアピースッ!距離は徐々に狭まりィッ!な…なんだぁ!!??」

ピース「えへへ。私の勝ち」

増子「チョキですッ!!捕ってみろと差し出された右手は開手ッ!!それに対して、ピースはチョキを出しましたッ!!」

ピーチ「上等ッ!」

ドキャッ

増子「ピーチが蹴ったぁあ!!ッッッツ!ピース、打撃戦を受けて立つッ」

増子「ッッッ戦ってますッ!闘えていますッ!キュアピース!!相手はキュアピーチ、打撃戦においてはプリキュア最強と推す専門家も数多くいますッ!!そんなキュアピーチを相手に、キュアピース一歩も引きませんッッ!!」

ピーチ(この子の反応ッ!めちゃくちゃ速いッ!!)

ビューティ「電気を身体の末梢神経に直接流し込むことにより、キュアピースは超人的な反射行動を可能にするッッ!!」

ベリー「でも、そんな小細工」

増子「だがッ!!ここはやはりピーチが上かぁあ!僅かな差は、拳を重ねるごとに増えていき、今や打撃戦はピーチの優勢をみることとなったぁあ!」

ピース(最低限急所だけは、かろうじて守りつつ)

増子「ピーチが押し込むッ、ピーチが押し込むッ!!その拳を、脚をピースへと叩きつけるゥッ!!防御けが、防御けが間に合うのか?キュアピースッ!!」

ピース(キタッ!!)

バチン

ピーチ(ッッ!左手ッ!だが、腕一本なら、問題無しッ!!)

増子「ピーチ、いつしか左手を使ってないゾォお?いや違う。使わないのではなく、使えないのかァ?ピースサンダーを喰らったのかぁ?しかし、そんなそぶりはちらりとも見せず、打撃を弛めることはないッ!!」

ピース(ピースサンダーで左手の自由を奪った狙いッ!それはッ!!)

ぴたっ

バチン

サンシャイン「ッツ!あ、あれはぁ!」

増子「あぁあっと、ピーチが止まったぁあ!」

サンシャイン「あ、あれはハート・キャッチ!!」

増子「心臓へのピースサンダーぁあああ???ピース、ピーチの心臓に直接電撃を叩きこんだのかぁあ!?」

グググッ

増子「いや、耐えた?倒れないぞ、キュアピーチ。胸の脂肪が電気を減衰し、一撃必殺を防いだかぁあ!!」

ピーチ「そんな小細工ッ!!」

ピーチ(ッッ~~体中が痺れてッ、回復するには、何秒かが必要ッ)

増子「ピーチ、凄い形相だぁあ!ものすごい形相で、ピースを睨むッ!!」

ピース「キッ!」

増子「しかし、ピース、怯まずに行ったぁア!!~~~ッ動けないのか、キュアピーチ。打撃を浴びるッ!あぁっとダウン。ダウンです!勝ち残ったのは、キュアピースッ!!」

増子「二回戦試合ッ、青竜の方角はキュアベリー!!完璧な肉体でキュアメロディを封じましたッ。対して白虎はキュアウィンディッ!プリキュアのベストディフェンス、キュアミントの防御を突破しての二回戦進出ですッ!!」

ウィンディ「この勝負。技術で防げなかった私のタックルを――肉体で防ぐことが出来るか。ってとこかな」

増子「ッッ~~この構え?は、早くも一回戦でキュアミントを突破した、あのタックルを狙う脱力ですッ!!」

ボッ!!

増子「行ったぁああ!!両者、激突ッ!!結果はどうだぁああ!!」

増子「ッッッ残っている!残っています二人ともッ!!それはつまり、ウィンディの神速破れたりぃ!!」

ウィンディ「………完璧な肉体ならよぉ。技に頼ってるなよっ」

ベリー「貴女が勝手に勘違いしただけ。完璧なのは、私の肉体じゃなくて、私よ」

ブンビー「同じですッ!キュアベリー同じ方法でウィンディの突進に対抗しましたッ!!弛緩と緊張のふり幅こそがポイントッ。キュアベリーもまた全身を弛緩し待ち受けて、インパクトの瞬間に力むことで対抗する力を得たのですッ!!」

増子「完璧な肉体に、完璧な技ッ!これがキュアベリーということかぁ??」

ギャッ

ト…ッ

ベチィイツ

増子「ベリーがいったぁああ!ウィンディが吹き飛ぶッ!!」

ドヒュッ

ザッスタッ

増子「更にもういっぱぁーっつ!しかし、しかし、なんだこれはぁ!!効いちゃいない。効いちゃいないぞ?何事も無かったのように立ちあがるッ!!」

ブンビー「たとえプリキュアと言えど、気体を打つことは不可能ッ!!ウィンディの脱力はまさにそれ、五体を空気と化すレベルにまで脱力していますッ!」

ベリー(それだけじゃないわね。彼女に当たるまで打の威力が殺されている。まるでクッション越しにうっているみたいッ)

増子「ウィンディーが反撃すッ!!だが、ベリー、避けない。防御けない!!完璧な肉体に全幅の信頼を寄せて、狙うのはッ!!カウンターだぁあああああ!!!」

ベリー(攻撃している時ならば、力みがあると思ったのに)

増子「ウィンディふわりと着地する。完璧な肉体も、彼女の脱力を突破出来はしないッ!!通じないぞキュアベリーッ!!通じないぞキュアウィンディッ!!一体、どうするッ?おぉっと、ベリーがしかけッ、今度は掴みにいったぁあ!!スタンドでは埒が明かぬと見て、グラウンドへと引き連りこむ算段かぁあ!!」

ウィンディ「もう引き出しがねぇのかい?百点満点一つよりも、六十点、二つの強さ、見せてやるさ」

増子「なっ、ウィンディ!跳ッ、跳ねぇ、否ッ!!飛んだぁぁああ!!!めまぐるしく飛び跳ねてッ、とったのは、ベリーの背、否っ、上ぇ?ベリーは望んでいない。まるで望んでいないが、肩車する形だッ!」

イーグレット「ファイトにおいて、脚の射程、腕の二倍、威力においては三倍……だというのにッ、どうにもグラップリングでは脚の力は軽く見られているッ」

増子「その状態で、脚を組もうとするイーグレットッ!!阻もうとするキュアベリーッ!!だが、その押し合いに勝ったのはッ!」

イーグレット「私の脚力でも、完璧なあんたの腕力にだって勝てるッ」

増子「後ろ三角締めの形が出来たぁああ!!苦しいぞォキュアベリーィ!!おぉっと、背中から翼を出したが、これはイーグレットに届かないッ!!」

イーグレット「鷲の爪ッ!外せるもんなら外して見なさいっ!!」

ギチギチギチィ

増子「お、失神たぁーーー!!キュアベリーここで敗退ッ!!三回戦最後の座はキュアイーグレットが手にしたッ!!」

三回戦参加選手
ホワイト
ウィンディ
サンシャイン
ピース ビューティ
ミューズ
ハート

リザーバー エコー

謎の黄色と生徒会長率

増子「ごらんください!!!プリキュア最強の二回戦を勝ち上がった プリキュア最強の光の戦士たちです!!!」

増子「いずれも劣らぬ曲者揃いッ 誰が優勝しても納得の顔ぶれです」

増子「ここで皆様にお報らせがあります 二回戦第六試合、勝者キュアフラワー選手が反則により失格。フラワーに替わり…劇場限定のプリキュア キュアエコーを用意しましたッ」

増子「プリキュア最強のそろい踏みだァーーーーッッ!!」

増子「三回戦ッ!第一試合はこの組み合わせッ!!青竜!!キュアピースッ!!白虎!!キュアミューズッ!!キュアミューズ選手は、マントを脱ぎ捨ててますッ!!向かい合うは黄色と黄色ッ!!今っ、ゴングがなったぁああ!!」

増子「オオッごらん下さいッッ キュアミューズが取るこの大きくスタンスを広げた構えッ」

リズム「い……いきなり音速拳ッッ」

増子「忘れもしない二回戦ッッダークプリキュアを葬り去った そうッッあのマッハ突きのかまえですッッ」

増子「正拳突きに使用される関節八か所。この八か所を同時に加速することにより生み出される正拳のスピードは――実にッ音速を超えるとさえ言われているのですッッッ」

増子「恐るべきは、女神の調べッッ一撃狙いのキュアミューズの構えに対し キュアピースッ まだ何の構えも見せておりませんッッ」

メフィスト「ピースにとっちゃ最悪の展開だろうぜ 上段ッ 中段ッ 下段ッ どこの攻撃に対しても カウンターが取れる!!」

ズズ…ズ…

増子「オオッミューズが徐々に距離をつめているッッ待っているばかりでは無いキュアミューズッッ」

増子「ッッ……今ッ、制空権が――……ぁあああ!?な、なにが起こった!!?何が起こっているッ地下闘技場ッ!!」

増子「!!!マッ マッハ突き敗れたりィィイキュアミューズ破れたりィィィ勝負ありだぁあああ!!」

増子「倒れたのはッキュアミューズッ!!神様(ブルー)に誓ってもいい。その瞬間――わたしは断じて瞬きをしていないッッッ」

ブンビー「キュアミューズは、マッハ突きを放とうとしたんだと思う。ほんの僅かだが…重心が前へ移動したかのように見えました」

増子「そして気が変わったかのように地面への謎のダイブ……」

ビューティ「トール・ノーレットランダーシュ著 ユーザーイリュージョン――意識という幻想 著書の中でノーレットランダーシュは述べている 「意識は、0.5秒遅れてやってくる」―――と」

メロディ「……??」

ビューティ「人が行動くとき――脳が「動け」と命ずる」0.5秒前に電気信号を発せられる。つまり―電気信号が発してから意識するまでのほんのわずか――0.5秒間は無意識というワケだ。0.5秒はやりたい放題というワケだ。あるかなしかのその隙間、その電気信号をキュアピースはものにした」

増子「恐るべきはキュアピースッッ!音の女神の粋とも言える絶技、音速突き!その神速を更に上回るッ神速ッ!!これぞ究極の神速拳ッ!!拳の速さを起こりの早さで凌駕したぁああああ!!!」

三回戦 第二試合
安価下VS安価下下

ホワイト
ウィンディ
サンシャイン
ビューティ
ハート
エコー

増子「まるで一陣のそよ風のごとく 闘技場へと降り立ちましたキュアエコー 劇場版限定のプリキュアです。誰もが強いと思うでしょう しかしです!!!果たしてゴーヤーンより強いのか!?果たしてピーサードより強いのか?スーパーアカンベーより強いのか?ホシイナーより強いのか?待てよ?訓練されたスナッキーより本当に強いのか!? まだ誰もその目で確認していないのですッッッ」

増子「ここで会場の皆様にお報せがありますッ三回戦に残った全選手が激戦を勝ち上がって来たにも関わらず途中参加のキュアエコー選手はまだ無傷ッッそのハンデに対して本人よりクレームが入りましたッッ そこで主催者徳川光成氏より皆様へ旧きょスペシャル・マッチをプレゼントいたします!」

増子「白虎の方角ゥゥゥゥウウウ!!!桐生ッみぃちぃルゥゥゥウウ!!」

増子「万が一、万が一ですッ。キュアエコーが桐生満に負けたならばどうなるのかッ。プリキュアとは強者の証ッ!その場合は桐生満が、三回戦を、キュアビューティと闘いますッ!!」

エコー「お手柔らかに」

満(何を考えてやがる あれが闘う直前のプリキュアの表情か?)

満(こんなプリキュアが本当に闘えるのか!?)

ドンッ

増子「開始ですッ!」

満(甘かった!!!)

満(出られない!!!)

満(出たら打たれる―――)

満(――からって)

満(だからって―――)

満「どうだってンだよォッッ」

スウ…

ぴた

満「…!!!」

増子「す…ッッ寸止めだ~~~~ッッッ」

ピシッ。

ピタッ

ピタッ バッ

ピタッ ガッ

ボツ

エコー「あの…まだ続け…」

満「いえ…アリガトウございます いい勉強をさせていただきました」

増子「なんという決着だァッッ!!闘わないプリキュア、キュアエコーッ!!敵を傷つけずに決着する寸止めッッ納得するしかありませんッッキュアエコーのその技量ッッ 三回戦を闘うのに文句なしだぁああ!!」

増子「ここで一旦、キュアエコー退場ですッ!連戦となるため十分のインターバルを設けさせて頂きますッ!!」

控室

ジョーカー「こんにちわぁ」

エコー ガタッ

ジョーカー「やだなぁ。そんなに身構えないでくださいよぉ。応援に来ただけですからぁ。で、どうなさるつもりですか?」

エコー「………どうとは……?」

ジョーカー「あのキュアビューティを相手に……当てずに戦うつもりですか?」

エコー「……相手を傷つけるのがプリキュアの目的ではありませんから」

ジョーカー「嘆かわしいことです あなたまでが嘘をつく………」

エコー「私がウソ?バカな」

ジョーカー「キュアエコー。光の戦士だろうがなんだろうが、プリキュアは敵を打倒する存在です」

エコー「違う。戦うことが目的では無いッ!!!強き心をッ!優しさを、他者への思いやりをッ!愛をッ!夢をッ!!そのために闘うのがプリキュアですッ!!」

ジョーカー「そんなものを何故、わざわざ殴り合いに求めるのです。別におジャ魔女でも旅芸人でも良いじゃないですか」

ジョーカー「あなたたちは告白すべきなのです 喧嘩に負けたくないからやってんだ やっつけたいからやってんだ」

エコー「違う」

ジョーカー「ち・が・い・ま・せ・ん。実際に見てくださいこの大会をッ!プリキュアが、嬉々としてプリキュアを殴るこの戦いを」

エコー「ッッッ!」

ジョーカー「貴女も、当てて御覧なさい。プリキュアの肉の感触ッ!確かめて御覧なさいィ。そうして本当のプリキュアになるのです」

エコー「――ッッ!!」

ジョーカー「試合、期待していますよォ。それでは」

エコー「………」

ふーちゃん「あゆみ……」

増子「三回戦ッ!!第二試合ッ!!青竜キュアエコー!!白虎キュアビューティ!!!試合、開始ですッ!!」

サンシャイン「む……?」

ホワイト「アレ……」

キントレスキー「お? お? お?」

増子「跳ッ 跳んだ―――」

ギャルッ

エコー「ちィや」

増子「あ、当てたぞぉ!キュアエコーッ!!」

エコー(プリキュアの肌!プリキュアの肉!プリキュアの骨!プリキュアの身体というものはこうも感触が悪役と違うものか!!!)

エコー(もう……!もう…ッッ)

ビュティ「……エコー。貴女……」

エコー「ビューティ!!!」

ブンッ

エコー「……ッッ」

増子「な?!!」

エコー「!」

増子「なにが起こったんだァァッッ」

振り返った刹那――エコーは見た

己が正中線に――深々と致命打を打ちぬく鮮やかなビューティの姿を

その映像があまりに鮮やかすぎたため―

エコーの脳は揺さぶられ

胃はひしゃげられ――

子宮は―腹部へと引き上げられた

ザッ

増子「わかりませんッ!振り返り様跪くエコー反撃することなく立ち去るビューティ!!」

増子「何を交わしたプリキュアの両雄ッッ」

身を捩る苦痛の中

プリキュア キュアエコーは反芻していた

己の肉体に刻まれた――キュアビューティの攻撃を

初めて打つプリキュアの肉体、否が応にも心身は興奮し

放ったのは全霊の一撃ッ!

ビューティだけが消えた

振り返るや否や――この眼に飛び込んできたのは

待ちかねたようなビューティの姿

眉間へ一つ

水月へ一つ

そして――

恥骨へ深々と……

ひとたまりもなかった


増子「映像をご覧ください。こおです……ッッ抜けましたッッ。エコーの正拳に合わせるように身を沈ませ、エコーが気づいたときには落ち着きはらって後ろへ 慌てたエコーが振り返り 両者正対 ………ッッ」

増子「動きません 睨みあったままです 何もしてません ところが……?ビューティが踵を返すや エコーがダウン……」

増子「こッこれを…ッッ 我々凡人はどう解釈したらよいのでしょう 理論を越えてますプリキュア対決」

増子「寸止めという平和決着!それを破って襲い掛かったエコーを相手に、キュアビューティ!戦わずして勝敗を決して見せたのです」

ビューティ「エコー…。貴女が道を踏み外さなければ、或いは…」

ジョーカー「あららら。まぁた勝っちゃいましたね。キュアビューティ。キュアエコーもだらしない。折角アドバイスしてあげたのにっ」

ウルフルン「ケッ、良く言うぜ。無手の達人を、刃物を持った素人にしてやったようなもんじゃねぇか」

三回戦 第三試合
安価下VS安価下下

ホワイト
ウィンディ
サンシャイン
ハート

増子「三回戦!第三試合ッ!!青竜の方角ッ!!キュアホワイトッ!!白虎の方角ッ!!キュアサンシャインッ!!二回戦では、ホワイトはブラックをっ、サンシャインはドリームとッ!互いに力を技で超えての勝利ですッ!!技巧派二人、一体どんな試合になるのかぁ!?いよいよ開始だァッッ始めいッ!!」

増子「間合いを詰めます両雄ッ しかしその歩みはまるで散歩に出掛けるかのようにさりげなく…」

すぅ

増子「柔と柔ッ奇しくも両者の取った構えは同じ構えだァッ」



増子「仕掛けないッッッ両者 あと半歩の間合いで動きを止めたままです」

ジリッ

増子「ッッサンシャインが行ったぁぁあ!!ホワイト、それに応じるッッッ迫るサンシャインの開手を、ホワイト叩き落とすッ、すぐさま攻守交代ッ!ッッッ!!ホワイトッ、サンシャインの腕をトッ、投げっ!返したぁあ!!裏を取ったぞぉキュアサンシャインッッ!!ホワイトッ、強かに叩きつけられるッ!!」

増子「キュアホワイトッ!一般的なイメージは蹴り技でしょうッ!!しかし、愛好家は言いますッ!!投げ技こそが彼女の真骨頂だと。そのキュアホワイトを相手に、真正面から投げ勝ちましたッ!キュアサンシャインッッ!!」

サンシャイン「プリキュア十周年ッ、みじけぇみじけぇ」

増子「立ち上がりますッキュアホワイトッ!!拳は握りませんッ!!襟を狙ってますッ!手首を狙ってますッ!!投げを狙ってますッキュアホワイトッ!!ッッッ!!!一本背負いだぁああ!!!襟を掴もうと手を伸ばしたキュアホワイトッ!!それを逃さず背負ったぞッキュアサンシャインッッ!!」

サンシャイン「こちとら、明治以前から人をぶっ倒すために技術を磨いて来た今日だぜッ」

増子「ッホワイト立ったッ!三度、組手を争いにいきぃっ、あああ!!三度目の正直ならずッ!またも投げられるッキュアホワイトッ!!しかし、だが、しかしプリキュアは立ち上がるッ!!立ち上がるのがプリキュアッ!!」

増子「だが!サンシャインッ!悠然と見守りますッ!!キュアホワイトが立ち上がり、構えるまで待ちますッ!!焦りはありませんッ!プリキュアは何度だって立ち上がるッ!!そんなの百も承知とばかりに見守りますッ!いっいったぁあーー!!サンシャインまたもホワイトを!闘技場へと叩きつけますッ!!何度でも立ち上がるならば、何度でも投げつけるだけとでも言わんばかりです!!」

増子「サンシャインが投げるッホワイトが立つッサンシャインが投げるッホワイトが立つッ!!何度投げられようと、何度だって立ち上がるッ!!それがプリキュアッ!!なんど立ち向かって来ようとも、何度だってやっつけるッ!!それもプリキュアッ!!」

サンシャイン「と、実況は、言ってるけれどさ、そろそろ決めさせて貰うぜッ!!」

ブンッ

サンシャイン「キュアホワイト 受け身の準備を」

ロゼッタ「ッ!あの構えはッ!!」

明堂院流古武道の投技――”切り落とし”

この技の特徴は落とす方向にある

遠くへ向かって投げる―――のではなく

”足下”

相手の”踵”に向かって切り落とす!

結果 受け身は不能に居たり 後頭部は地面に強打激突

ムーンライト(落とすのか?!!踵にッッッ)

サンシャイン「踵へッッ」

ブラック「ぬぅ」

サンシャイン「切り」

サンシャイン「落とすッッッ」

ドオン

増子「!!!」

ドシャア…

キントレスキー「それまでッ!」

増子「攻め込んでいたハズが手中にあったハズの勝利が 決着の刹那逆転の一撃ッッッ」

ブンビー「魔投”切り落とし”それを受けながら放たれたキュアホワイトの蹴りッ!キュアホワイトの後頭部が地面に着くより僅かに早くッ、サンシャインの後頭部を捉えましたッ!!」

増子「見せたのは最後の最後だけッ!!しかし、我々の感想こうですッ!!流石は脚技のプリキュアッ!!」

増子「三回戦ッ!!最終試合ッ!!青竜ッ!キュアウィンディッ!白虎ッ!キュアハートッ!!」

増子「ッッ!!狙っています!!キュアウィンディッ!!またもは神速のタックルを狙っていますッ!!キュアミントは防げなかったッ!キュアベリーは肉体で防いだッ!!キュアハートは果たしてどうだぁ!!ッッ」

ボッ

増子「行ったぁああーーー!!」

ハート「ハートのドキドキ、止まらないよッ」

ソード「心拍数をあげたキュアハートには、世界はスローに見える」

ダイヤモンド「けれど、速く動けるようになるわけじゃない。あくまでも反応が速くなるというだけ」

ロゼッタ「つまり、避けようがないものは避けられないし、防御ぎようのないものは防御げない」

ハート(高速のタックルッ!!避けること…叶わずッ!!防御ぐこと…叶わずッ!!迎撃はッ!!)

例えばの想像。突進してくる車を相手に、正拳を放ったとしよう。なるほど、確かに相手のフロントガラスぐらいは割ることが出来るかもしれない。しかし、吹き飛ばされるのはこちらという結果に違いは無い。

ハート(しかし、相手はプリキュア)

静止した時間の中で、それでもなお高速で迫るキュアウィンディ。迎撃せんと正確にハートの手が動く

増子「ハート、吹っ飛んだッッ!!しかし、どうしたことだぁ?キュアウィンディ、インパクトの地点で座り込んでしまったぞ?」

増子「ッッッ眼です!キュアウィンディ、眼から血を流していますッ!!」

ブンビー「恐らくはインパクトの瞬間。高速で向かってくるキュアウィンディ、その眼球に精確に指を合わせたのでしょうッ」

増子「柵まで吹き飛んだハートは、立ち上がります。立ち上がってウィンディに迫りますッ!」

ウィンディ「~~~ッッッ」

トッ
ベキ

ウィンディ「~~ッツツツ!!!!」

増子「これはッ、逃れようと、後ろへ跳ぼうとしたキュアウィンディ!その起こりをハート、膝を蹴って潰したッ」

増子「ッ手探りだキュアウィンディ!?手探りでハートに対抗しようとするッ!しかし、ハート、焦らない。十分離れた場所からッ、行ったぁ!」

バキッ

ウィンディ「~~~ッッ!!」

ブンっ!すかっ

増子「ヒット、&、アウェイッ!!ウィンディ、ダメージを受ければ、間髪入れずにやり返すが、そこに既にハートはいないッ!」

バシッ

ウィンディ「……ッッ」

ボキィッ

ウィンディ「~~~~!!!」

ハート「あぁ感じるわ。キュアウィンディ。貴女は今、全身全霊で私を想っている。私のことを考えて、私の音を聞こうとして、私の匂いを嗅ごうとして、視えない目で、私を見ようとしている」

メキョ

ウィンディ「ッッッ!!」

ハート「貴女の頭が私のことで一杯にいくのを感じる。こんなに相手を想うこと。これが愛で無くてなんだというの?」

ガシッ

ウィンディ「おしゃべりが過ぎるぜ。キュアハート」

増子「捕まえたッ!ウィンディ、眼が見えないながらもキュアハートを捕まえることに成功ッ!!出来るのかッ!!ここから逆転出来るかッ!!」

ムーンライト「ッ、馬鹿ッ!!」

増子「ッ!なんだ?このキュアハートの表情は?まるで慈母、慈愛に満ちた表情で、ウィンディの頭を抱え込みましたッ!!」

ハート「そう。私の愛。受け取って」

増子「ヘッドロックだぁああああ!!!!ッッッ!!!シンプルにしてディープッ!!ウィンディ、足掻きますッ!!足掻きますッ!!痛そうだッ!苦しそうだ!だが、その力もッ抵抗する力も、徐々になくなっていきッ、あぁ、ぶらんと、ぶらーんと手から力が抜けましたッ!!勝者はキュアハートだぁああ!!」

今日はここまで。

準決勝第一試合 安価下VS安価下下
ピース
ビューティ
ホワイト
ハート

増子「準決勝ッ決勝ォッ泣いても笑っても各自二試合ッッ真の勝利者はこの四名の中から生まれるのですッッ」

増子「スマイルが残った ドキドキが残った 元祖が残った 32名の精鋭を勝ち残り この四名がここにいるッ 強いものが勝つのではない 勝ったものが強いのだッッ」

増子「この偉大なプリキュア四名にいま一度ッ いま一度盛大な拍手をッッ」

ブラック「ホワイトォォォ!!」

ハッピー「ピースッッ!」

ダイヤモンド「ハートォォッ」

マーチ「ビューティー!!」

増子「準決勝ッ第一試合ッ!!青竜の方角 キュアホワイト 白虎の方角―――ッ キュアッピースッ」

増子「おッ、オッおーっと、ホワイト蹴ったぁああ!!」

ピース(ッッ!!)

バチンッ!!

増子「強烈な一撃ですッ!!ただ、強烈な一撃ではありますが…不用意ですッ!!ピース吹き飛びながらも雷撃に成功ッ!!右脚の自由をうばっ…!?」

ブラック「へっ。おめでてぇ奴らだ」

増子「ッ!!効いていませんッ!!キュアホワイトしこたまに電撃を喰らったその右脚ッ!しかし、何事も無いようかに立っていますッ!!」

ブラック「今更、私たちに、電撃なんて効くと思ってんのかよ」

ブンビー「考えてみれば当然ですッ。キュアホワイト、それにキュアブラック。そのキャリアで彼女らが何発電撃を受けて来たことでしょうか」

増子「電撃対策は完璧だッ!キュアホワイトッ!!ッだが、ピース構えた。まだこれがあるッ!!狙うは後の先ッ!!0.5秒の無意識ッ!!」

増子「しかしッ!!しかしホワイトッ!!無造作だ。まるで散歩のようにゆったりと、無警戒にピースに近づいて行くッ!!間合いが触れるッ!しかし、仕掛けないぞッキュアホワイトッ!!動けないぞッキュアピースッ!!」

ピース「ッ~~~!!邪ッ!!!」

ひゅっ、バチンッ!!

増子「強ッ烈ゥウウウ!!なんと、なんと、耐えきれなかったのはピースッ!!仕掛けたのはキュアピースッ!!その攻撃をこともなげに避けてのカウンターだッ!!キュアホワイトッ!!」

ブンビー「反射ですッ!!無意識化での攻防ッ!!キュアホワイトは思考していませんッ!!プリキュアとしての活動二年間ッ!!その間に経験した戦闘は何十、何百!!その経験が刻み込まれた肉体はッ!!思考を介さずとも反応しッ、反撃を行っているのですッ!!」

ピース(電撃が…効かない……)

ピース(0.5秒のギフトが…通じない……)

ピース(もう何も無い。もう何も……)

増子「ホワイトが行ったぁああ!!」

ガゴッ!!

ピース「根性以外は、何も無いッ!!」

増子「正面から受けたぞッ!キュアピースッ殴り合いだぁああ!!」

増子「――ッッ~~~~!!讃えましょうッ!!」

増子「肉弾戦最強の誉れ高き初代プリキュア…その一人キュアホワイトを相手に真正面から戦った彼女の根性を…」

増子「キュアピース届かずッ!!届かなかったキュアピースッ!!勝ったのはキュアホワイトッ!!立っているのはキュアホワイトッだぁああ!!」

増子「準決勝ッ第二試合ッ!!青竜ッ!!プリキュアとは愛だッ!!キュアハートッ!!白虎ッ!!プリキュアとは道であるッッ!!キュアビューティッッ!!」

増子「開始ッッ!!」

ハート「胸のきゅんきゅん止まらないよッ!!」

増子「キュアハートがいったぁああ!!初っ端から鼓動は全開ッ!マックスハードだッ!!」

増子「ッッ??対応しているぞ?対応しているぞキュアビューティッ!!唇が触れそうな近距離での打撃の応酬ッ!!しかし、それが当たらないッ!?静止した時間に生きるキュアハートに、キュアビューティ、一歩も退かないぞッ!??」

ブンビー「…これは、凍気ですッ!!」

ビューティ「絶対零度は静止の世界」

ブンビー「キュアビューティ、世界を凍らせていますッ!!自身の鼓動を加速させたキュアハートに対して、世界を静止させるキュアビューティ。アプローチは真逆ですが、辿り着いたのは同じ領域ッ!!互いが互いの超反応ですッ!!」

ダイヤモンド「――ッッまずいッ!」

増子「キュアハートの動きに精彩が欠いて来たかァ?」

ハート「…ハァ……ハァ」

ソード「ッツ!!ドキドキのし過ぎて心臓が負荷に耐えられないんだッ!!」

ハート「……ひゅッひゅッ」

バッ、びたぁあ!

ハート「ッ!!!」

増子「ッッ~~!!寸止めですッ!!キュアビューティの一撃ッ、遂にキュアハートを捉えるッ!!されど寸止めッ!!勝負は決したと、現実を突きつける一撃です!!」

ハート「……はぁはぁ」

ビューティ「プリキュア…変じてプリキュア道っ。相手を傷つけるばかりがプリキュアの闘いではありません。さぁ、キュアハート」

ハート「………ゎ」

ビューティ「?」

ハート「!!!舐めんじゃねェよッ!!プリキュア家ッ!!私は、大貝第一中学校ッ!生徒会長ッッ!!あいだ、まなだぁ!てめェのような甘ちゃんとはなァッ支持率が違うンだよッッ」

ピシィツ

増子「うわァッッもの凄い足払いだッッ」

ビューティ(ッッ迫力に、思わずッッ!?)

ハート「まだまだァ ほりゃア」

増子「ッ強烈ッうう!!重量を問わない空中で、十二分に加速をつけ!そしてッ!!」

ビューティ(受けること、叶わずッ)

ハート「ちゃいやッ」

増子「叩きつけたッ!!地面と言う凶器に向かって超高速で叩きつけましたッ!!」



ソード「ッッ嘘だろッ!?」

ダイヤモンド「何故動けるッッまともに受け身すら取れていないハズ…ッ」

ビューティ(ことここに至っては もはや 美しくなくともいい……)

ッ…ダ……ラァ

増子「ッ!!出血ですッ!!夥しい血が、ビューティの口から溢れていますッ!!」

ビューティ(受け身が取れぬ ときに備え 口の中 舌を歯に挟んでおいた 投げの衝撃により舌は半切断に)

ビューティ(しかし立っている だから立っている)

ハート「へ…なんてことねぇ。道だのなんだの大した言葉を並べようと、要は勝ちたいんじゃねェか。負けたくないんじゃねぇか。やっつけたいんじゃねぇか」

ビューティ「プリキュア汚れなく…道険し……ありったけだ。ありったけです。キュアハートッ」

増子「ビュティー構えたッ!!ッッ弓を引くこの構えッ!!ッハートも受けて立つッ!!同じ構えだッ」

ビューティ「プリキュア・ビューティブリザード・アロー!」
ハート「プリキュア・ハート・シュート!」

増子「ナックルアローが火を噴いたぁああ!!!」

増子「ッッ!!崩れる、落ちます!キュアビューティ!!」

ビューティ「何が、君を支えている?」

ハート「…ハァハァ…愛」

ビューティ「それもまた…道…ですか」

増子「……けっっちゃーくッ!!キュアハートッ!!決勝進出ですッ!!」

みっちゃん「プリキュア最強を目指して なにが悪い!!!」

みっちゃん「妖精と出会い プリキュアとして生まれたからには 誰だって一度はプリキュア最強を志すッ」

みっちゃん「プリキュア最強など一瞬たりとも夢みたことがないッッそんなプリキュアは一人としてこの世に存在しないッッ」

みっちゃん「それが心理だ!!!」

みっちゃん「ある者は変身してすぐにッ――あるものは敵の幹部にッ」

みっちゃん「ある者はプリキュアの腕力にッ」

みっちゃん「ある者は世界征服を企む実力に屈して それぞれが最強の座をあきらめそれぞれの道を歩んだ」

みっちゃん「医者 小説家 教師 宇宙飛行士 獣医 モデル デザイナー」

みっちゃん「しかしッッッ今夜あきらめなかった者がいるッッ」

みっちゃん「偉大なバカヤロウ二名!!!この地上で誰よりもッ 誰よりもッ 最強を飢望んだ二名」

みっちゃん「決勝!!!」

増子「両者 入場!!!」

増子「青竜の方角はこの顔だぁ!!プリキュア キュアハートッ!!」

増子「白虎の方角はッ!!プリキュア キュアホワイト!!」

増子「参加プリキュア36名 30度の死闘を勝ち上がり最強の座を争う強者二名!!!今ここに超人二人が雌雄を決しますッ!!」

増子「決勝戦!!!開始めい」

増子「ッッなんだこれは?キュアホワイト!!両腕を広げて、キュアハートを迎えようとしていますッ!!キュアハート、それに微笑みを返し近づいて行くッ!!」

ホワイト「キュアハート……」

ハート「―――キュアホワイト」

増子「ハグです!闘技場の中心でッ!二人、がしりと抱き合いますッッ!ッッリキが入っているッ!!リキが入っているぞッキュアホワイトッ、キュアハートッ!!つまりッ!これはッ!そういう戦いなのかッ!!」

増子「抱きしめていますッ!!あらん限りの力でッ!!親密さをッ!!友情をッ!!愛情をッ伝えるハグ!伝えますッ!伝えようとしていすッ!!まるで己が全存在をッ、相手に解らせるかのように激しく抱き合いますッ!!」

増子「キュアハート…愛の重さに定評がありますッ!!だが、しかし、忘れてはいけませんッ初代プリキュア、キュアホワイトッ彼女の愛もまた重いッッ!!」

増子「ッッ!!或いは、確かに、これこそがプリキュア最強トーナメント決勝に相応しい戦いなのかもしれませんッ!!拳では無くッ、蹴では無くッ!!愛によって闘うのが、プリキュアッ!!愛を競っているのがこの試合ですッ!!」

増子「ッッッあぁ、いま、ずるりと、相手に回していた手が、力なくッずるりと落ちましたッ!!勝負アリッ!!勝負アリッ!!!」

増子「決ッ」

増子「ちゃ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~く!!!」

増子「参加プリキュア36名ッッ試合数31ッ頂点を制したのはこのプリキュアッッ」

増子「キュアッ!ホワイトだぁああああ!!」

増子「二度とッ二度とこんな大会は見られないでしょうッッ」

増子「30度に亘る試合は―ただの一試合とて凡庸な内容はありまえんッ全ての試合が大勝負ッッ全ての試合が名試合ッッ」

増子「そして全てのプリキュアが」

増子「………ッッ」

増子「イカしてたァッッ」

増子「日曜朝において「女の子が殴り合いをする」ということが―――」

増子「あるいは野蛮との声もあるでしょう」

増子「しかし覚悟を決めて入場するプリキュアの表情の――」

増子「己の実力が通じず敗北を受け入れる選手の表情の――」

増子「傷付き勝利を手にした時の選手の表情の――」

増子「そのどれもが我々の心を突き動かさずにはおきませんッッ」

増子「強くあろうとする姿は―――かくも美しい!!!」

増子「「強い」ことは美しい!!!」

増子「「強い」ことはスバラシィ!!!」

増子「アリガトウ キュアホワイトッッ」

増子「ストロング イズ ビューティフル!!!」

くぅ~疲れましたw これにて完結です!



以下、プリキュア達のみんなへのメッセジをどぞ

ミューズ「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」

ピース「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」

ホワイト「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」

ビューティ「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」

ハート「・・・ありがと」ファサ

では、

ミューズ、ピース、ホワイト、ビューティ、ハート、バキ「皆さんありがとうございました!」



ミューズ、ピース、ホワイト、ビューティ、ハート「って、なんでバキくんが!?

ざわ…ざわ…

観客「おい…あれって」

観客「チャンピオンじゃねぇか。なんだってこんな所に…」

観客「やる…のか?」

みっちゃん「バキや……ここは…なにをする場所じゃ……?」

バキ「そうだよね………」

薫「いいのか……?」

薫「女子中学生を巻き込ンじまって……」

薫「いや…余計なことだった」

バキ「助けられたよ花山さん 思い出したよ俺の原点。母、朱美の為に強くなろうとした俺が、女の子殴ってどーすんだよ バカをやるところだった……」

ホワイト ス…ッ

ドッ!

バァン

勇次郎「闘う覚悟もなく…無目的のままのこのこ出かけるから 無様な不覚を取るのだ。我が子ながら虫唾が走るわ あの甘ったるさにはッッ」

完(プリキュア外伝SAGAに続く(続かない))

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