【艦これ】提督「つれづれなるままに」 (1000)

主に1~2レス程度の短いSSを乗せるスレ
思い付きによる突発ネタ多め
要はチラシの裏

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1401280773

2レスSS

ヤマなし、落ちなし、意味なし、つまりやおい
潜水艦’Sなのはイムヤがスマホを使ってた(多分)から
妖精さんがオリキャラ?ま、まあ公式も固まってないし平気平気

艦これSS投稿スレにて投稿したのを再利用

【今日は何の日】

伊19「はあー、疲れたのね…」  伊58「なかなかハードな任務だったよぉ」

伊168「ゴーヤ、イク、お疲れ様。二人とも中破だけど元気そうね。入渠の準備できてるよ」

伊19「イムヤ流石なのね」  伊58「気がきくでち!」

伊168「ごめんなさい、私も一緒に行ければよかったのだけど…」

伊19「イムヤが謝ることないのね」

伊58「入渠中の出撃命令だったし仕方ないよ」

伊168「ううん、暇だからコレで遊ぶくらいだもの、多少治ってなくても一緒に行きたかったわ」

伊19「「コレ」って?…なんなのねコレ?」

伊58「薄い、画面付の、板?あ、わかった!持ち運びできるテレビだ!」

伊168「テレビ?違うわ、もっといいものよ!これがあれば色んなことができるわ!」

    「ネットもゲームもできるし、音楽も聞けて、写真も撮れて、動画も見れるの!」

    「簡単な書類データの作成だってできるから秘書艦になってもばっちりよ!」

    「皆がしたいことは何だってできる!そう、この…林檎社が開発したマルチタブレット…」

    「iPa〇ならね!!!!!!」ドヤァ




伊19「すっごいのね!コレって水着探せるの?!」 伊58「イムヤ、これ使っていい?」

伊168「いいよぉ。ネットはね、こうやって指でスイスイっとね、新作水着、検索っと」

伊19「おぉー、楽しいの!あっ、この水着かわいいのね、これも、ちょっとセクシーなの!」 

伊58「あっ、ゴーヤさっきの漫画のアプリ?みたいでち!」

伊19「先に新しい水着をネットでみるのー!」 

伊58「イク、さっきからずっと使ってたしずるいよぉ!ゴーヤにも貸してほしいでち!」

伊19「まだ見終わってないのー!」  伊58「貸してよぉ!」  伊19「嫌なのねー!」

伊168「待って!乱暴に扱わないで…伊19、58「「あ”っ」」…ってああああああああ!」



伊19(やっちゃったのね…)  伊58(落として画面が大破してるでち…)

伊58「あ、あの、イムヤ…」  伊19「これは…その…」

伊168「あ…私の…えっ?…こんなのって…うっ、二人とも、ひ、ひどいよぉ…う、ぁ」

伊19(ああああ、どうするのね!?) 伊58(マジ泣きでち!!当たり前だけど!)

伊168「司令官に…MVPの、グスッ、ご褒美だって、ヒック、買ってもらったのにぃ…」

    「大事なデータだって、ヒック、そこ、に、いっぱい…」

伊19(うわぁ…そんな大事なこと、今さら知りたくなかったのね!!)

伊58(ますます罪悪感で轟沈しそうだよぉ!!ああ…不幸でち…)

妖精さん「あれー、どうかしましたかー?なんだかイムヤさんないてますけど?」

伊19「あっ、妖精さんなの」 伊58「実はゴーヤ達、イムヤのiP〇d壊しちゃったんでち…」

妖精さん「なるほどーこれですかー、ふむふむ…うん…うん…これなら、なおせますよー」

伊168「ほんとぉ?…グスッ」 伊19「できるの?!」 伊58「直るでち?!」

妖精さん「はいー、さわってみたら、なかのでーたやきばんは、だいじょうぶそうですし…」

    「がめんをなおすだけなので、ひとばんあればできますよー」

伊168「ホントに?データ、壊れてない?ちゃんと動くようになる?」  

妖精さん「おまかせください!!」エッヘン

伊168「よかった、よかったよぉ…」  伊19(よかったのね…)  伊58(ほっとしたでち…)



伊58「あ、あのね…イムヤ、ほんとに、ごめんなさい…でち」  伊19「許してほしいの…」

伊168「…いや…絶対に許さない」  伊58「あ…」  伊19「仕方ない、のね…」

伊168「でも…私、いまちょうどお腹がすいてるの、だから…」

    「だから、間宮さんの限定スイーツ食べれたら、機嫌なおる、かも」

伊19「イムヤ…うん、いーっぱい、食べさせてあげるのね!」

伊58「任せるでち!さっそく食堂に行こぉ、イムヤ!」

伊168「ちょ、ひっぱんないでよー、あっ、妖精さんもいこっ!」

妖精さん「わぁい、いいんですか?ごどうはん、あずかっちゃいますねー」


この後、中破状態なのを忘れてたイク、ゴーヤは提督に見つかり入渠を命じられ、間宮さん限定スイーツめぐりはまた後日となりました


<フタサンマルマル>

「さて、なおったところで、どうさかくにん、やりますかー」

「…あれ、このふぉるだ、なまえありませんねー、なんでしょうか?」ペチペチ

「これは、せんすいかんのみなさんのしゃしん?こっちはちんじゅふの…いっぱいある…」

「ふふっ、でーたをきにしてたのは、そういうことですかー、ばっくあっぷ、おしえなきゃですねー」

「よかったですね、イムヤさん…」


「あなたのだいじなおもいで、ちゃぁんと、のこってますよー」

                                                   終わり

2010年5月28日、すでに販売をしていたアメリカ以外の全世界でiPa○の販売開始

あと、いくつか艦これSS投稿スレにて投下したものを再利用します

2レスSS

歴史、史実等の知識に誤りがあるかもしれません
ビスマルクでは長いので、頭文字のBで省略しています

艦これSS投稿スレの再利用
少し題名変えてます


【5/27は何の日】

B「こんばんわ、こんな時間だけど、このお店、まだやってるかしら?」

「こんばんわ。あら?貴女は…」

B「ドイツ軍、超弩級戦艦のビスマルクよ。ここではお酒が飲めると聞いたのだけど…」

「ええ、ここは居酒屋ですから。ただ、今日はもう閉めようと思ってたんですけどね」

B「そう…残念ね…今日はどうしても飲みたい気分だったのだけど…仕方ないか…」

(…何か訳ありかしら?)

「えっと…閉店近くなので大したお料理は出せませんが、それでもよろしければ…」

B「ほんとに?…Danke…えっと、ありがとう」

「そうそう、飲むのはゆっくりでいいですからね。もう閉店の札さげちゃいますから」

「それで、お酒はなんにいたします?ドイツの方だからビールがいいかしら?」

B「そうね、ビールで。後、料理のほうは適当なのをお願いするわ。」

「はい、かしこまりました」




「お待たせしました。ビールとおつまみの小松菜の煮びたしです」

B「コマツナ?ニビタシ?日本に来たばかりとはいえ、わからない料理ばかりだわ」

 「…何だか不思議な味ね…ビールは……うん、おいしいわ」

「お口に合わなかったですか?」

B「ああ、いえ、別に不味かったわけではないの、ただ日本食はまだ食べ慣れてなくて」

「そうですか、ならよかったです。今度簡単なドイツ料理でも勉強しますね」

B「あら、そこまでしてくれなくてもいいのに。でも、ダン…あー、ありがとう」

「ビスマルクさん?そろそろお顔が真っ赤ですので、ビールは控えたほうが…」

B「おねがぁい、もういっぱい、もういっぱいだけ…」

「ダメです、呂律も回ってないじゃないですか。明日に響きますし、今日はもう…」

B「…お願い、ほんとにあと一杯だけだから、お酒が欲しいの…」

「…やっぱり、何かあったんですね」

「無理にとは言いませんが、良ければ聞かせてくれませんか?」

B「…………今日は、戦艦ビスマルクがイギリス軍の戦闘により沈んだ日、私の命日なの…」

 「あいつら、副砲でチマチマと痛めつけて、まるで、まるで嬲り殺すみたいに!!」

 「艦のあちこちで火の手が上がったわ。主砲もやられて、ただ沈むのを待つだけだった」

 「最後は雷撃で…沈んで…熱くて、冷たくって…!!」

「ごめんなさい…変なことを聞いてしまいましたね…」
 
B「いいの、私も誰かに話してスッキリしたかったのかもしれない。」

「……あの…えっと…今日は「戦艦ビスマルク」が沈んだ日に違いないかもしれません」

「でも…「艦娘」としての貴女は沈んでません。まだこうしてここに居るじゃないですか」

「ここには昔と違って、沈みそうになったら必死に引き上げてくれる仲間がいます」

「詭弁かもしれません、でも…その、何と言っていいのか、あまり思いつめないで…」

B「…ふふっ、「艦娘」としての私、か…確かに詭弁ね、下手な慰めだわ」

 「私がビスマルクである以上、戦艦ビスマルクと切り離して考えることは不可能よ」

 「戦艦ビスマルクを否定することは、アイデンティティを失うに等しいこと…耐えられないわ…」

 「……でも、人の形を得て、こうして話せるようになったこともまた事実…か…」

 「「艦娘」としての私、考えたこと、なかったかも…ありがとう、ちょっとは気が楽になったわ」

「そうですか、少しでもお役に立てたならうれしいです」

「…なら、ビールはもういらないですね?」

B「なっ、それはのみたいわ!ちょうだい!!」

「だ め で す!はぁ…今日は私室に帰るのは無理そうですね」

「厨房奥にちょっとした部屋がありますから、今日はそこに泊まっていってください」

「肩お借りします、よっと」

B「ううううう、びーるぅ!」

「ほらほら行きますよ、お水も飲んでくださいね、お昼からとはいえ任務があるんですから!」

B「……ねぇ…」

「はい、なんでしょうか?」

B「今日は、ありがとう。これでまた戦えるわ」


「…ふふっ、どういたしまして」

                                                 終わり

2レスSS
独自設定?注意!!
歴史(史実?)、知識等については誤りがあるかもしれません

【5/26は何の日】

伊19、伊58「「提督ー!!」」

提督「どうしたイク?ゴーヤ?もう仕事は終わってるからいいが、執務室は遊び場じゃ…」

伊19「提督「で」遊びたいのは山々だけど違うのね!」

伊58「ゴーヤ達だって真面目な話をするよ!心外でち!」

提督「そうか、すまなかった。それで、何の用だ?」

  「後、イク、お前には山ほど説教がある、楽しみに待っていろよ…」

伊19「えっへへ!提督は何しても怒らないから、好きなのね!」

提督「お前なあ…」

伊58「もうっ、イク!話が進まないよぉ!」

伊19「ああ、ごめんなさいなの」

   「あのね、イクたち艦娘がどうやって作られるかについて聞きたかったのね」

提督「…思ったよりも真面目で重たい話だな。と言っても、私もよくわかってないんだ」

  「大本営直轄の変t…技術屋ならあるいは、だが、妖精が出てくる時点でな…」

  「現代科学の常識を超えているよ、私にわかるのは使い方だけだな」

伊19「えー、がっかりなのね…」 伊58「残念でち…」



提督「なぜこんな話を?」

伊19「提督、今日は何の日か知ってる?」

提督「今日…?そうだな、ガイアナの独立記念日だったか…ひどい内乱だったよ」

伊19「予想外の答えが返ってきたの」

伊58(内乱?えっ、てーとくはいったい何者なの?)

提督「予想外か…なら、イク達は何て答えてほしかったんだ?」

伊19「えっと、今日は潜水艦、伊370の進水日なのね」

伊58「ゴーヤ達潜水艦は仲間が少ないよ。もっといっぱい作ってほしいでち」

提督「なるほどな、そういうことか。ただでさえここは配属の潜水艦が少ないからな…」
  
  「だが細かいカテゴリーならお前たちより仲間や姉妹が少ない艦もいるぞ?」

伊19「でも、皆水上艦なの。一緒に進軍できるのは羨ましいのね…」

伊58「海中は暗くて冷たくて、一緒に居るイクだけがゴーヤを勇気づけてくれるでち」

   「いっぱい居ても隠密行動に向かないのはわかってるけど…でも」
 
   「てーとくぅ、ゴーヤ、さみしいよぉ!」

提督「…そういうことか、わかった、上の方に伊168、401、8、まるゆの配属を求めるよ」

  「建造も進める。こればっかりは、運としか言いようがないがな」

  「…お前たちには、寂しい思いをさせてすまなかった…」

伊19「別に提督が謝ることじゃないのね!」 伊58「頭を上げてほしいでち!」

提督「いや、艦娘たちのメンタルケアも私の務めだからな」

  「ただでさえ命がけなんだ。余計な不平不満等は取り除きたい」

  「そうだな、詫びと言ってはなんだが、何かして欲しいことはないか?」

伊19「してほしいこと、なの?」 伊58「何でもいいでち?」

提督「できることなら、だけどな」



伊19、58「」ニヤニヤ

提督「なんだ、いきなりニヤニヤしだして、少し怖いぞ…」

伊19「なら今からイク達と一緒に」 伊58「お風呂に入ろ、てーとくぅ!」

提督「なっ、そんなことできるわけが、袖を引っ張るな!馬鹿者、やめないか!」

  「それになぜ風呂なんだ、唐突すぎるぞ!」

伊19「ふふん、今日はお風呂の日だからお風呂に入るのは当然なの」
   
   「それにイク達は水着を着るから問題ないのね。それとも、さっきの言葉は嘘だったの?」

伊58「孤軍奮闘しているゴーヤ達の精神はボロボロでち」

   「てーとくと一緒にお風呂入る以外ケアする方法はないんだよぉ!」

提督「はぁ…お前たちも強引だな」

伊19「提督はやっぱり何しても怒らないから、大好きなのね!」

伊58「髪の毛も洗ってもらうでち、わしゃわしゃーって…ふふっ楽しみ!」


提督(いい笑顔だ、断れないじゃないか。まあ、タオルをしっかりと巻けば大丈夫か)

  (それに、こんな中途半端な時間だ、誰も入って来ないだろう…)


この後たまたまお風呂に入ってきた加賀さんに滅茶苦茶怒られました
                                                       終わり

1レスSS
上のと合わせて再利用、これで最後

【5/25は何の日?】

鳳翔「提督、お呼びでしょうか?」

提督「突然呼び出してすみません。いきなりですが、鳳翔さん、今日は何の日かご存じですか?」

鳳翔「今日、ですか?…うーん、何も思い当たらないですね。何かあったでしょうか?」

提督「今日は、主婦休みの日だそうです。ですので、今日一日、鳳翔さんにはお休みして頂きます。」

鳳翔「はあ…お休みを頂けるのは嬉しいのですが、なぜ私なんですか?」

提督「鳳翔さんは艦娘としての職務以外にもこの鎮守府の家事全般をやってもらってますから、ご褒美です。」

鳳翔「えっ、でも好きでやってることですし、私が休んだら皆に迷惑が…」

提督「いいんです!鳳翔さんはちょっと働きすぎです。それにこの案は皆も賛成してくれましたよ?」

鳳翔「そうですか…そういうことなら、お休みさせて頂きますね。」

提督「はい、今日の分の家事は全員でやりますので、鳳翔さんはゆっくりしてください。」




<料理>

比叡「気合!いれて!…いるんだけどなぁ…あれぇ?あれぇ~?」

雷(…何だか焦げ臭いわ、カレールーの底を焦がしちゃったのかしら?)

電(ああああ!下手にかかき混ぜると苦味が広がっちゃうのです!)

<掃除>

島風「私には誰も追いつけないよー…おうっ!?」

木曾「ちょっ、雑巾がけ如きで全力疾走するなよ……なにバケツにぶつかってんだ!」

青葉(えぇええ…せっかく掃除した廊下が水浸しに…よーし、もっと働けますね!ウレシイナア…)

<洗濯>

扶桑「さて、洗濯ね。洗剤はここだったかしら…きゃぁぁぁ!?」

山城「姉さま!?大丈夫ですか?」

扶桑「ええ、大丈夫よ山城。ちょっと転んだだけだから。」

山城「お怪我が無くて何よりです…あれ?姉さま、洗剤はどこです?」

扶桑「えっ?洗剤なら…あら?どこに…あああああ!」

山城(洗濯機から大量の泡が…ああ、不幸だわ…)

<帳簿付け>

赤城「光熱費、雑費、資材等必要費の合計がこれで、大本営からの支給金が…頭が痛くなりそうです。」

伊19「特に食費が凄いことになってるのね。イク、こんないっぱい食べれないの、大和お姉さん凄いのね。」

大和「ええっ!?確かにたくさん食べてますけど…それは戦艦だから仕方なくて…」

赤城(夜中にお腹がすいてこっそり食べちゃってるのは黙っておこう、そうだ数字を改ざんすれば!)

???(青葉、見ちゃいました!)

赤城(頭の中で何かが!?)




鳳翔「あの…提督…その、えっと…」

提督「……私が責任を取ってすべてやらせていただきます。」

                                              終わり

見ている方がいればだけど、多少のリクエストには答えられる…かも…多分

お題とか、ネタとか、この子出せよ、とか

ちなみに龍田さんは日付が変わり次第投下します

【花火】

千代田「提督、何買ってきたの?コレって…花火?まだ時期には早いんじゃない?」

提督「ああ、早いといえば早いが、なんせ今日は花火の日らしいからな、買ってきた」

千代田「ふ~ん、ね、今からやるのコレ?」

提督「せっかく買ってきたしな、やろうとは思うんだが…」

千代田「へ~」チラチラッ

提督「……まあ、千代田の飛行甲板に火が付いたら危ないからな、やめるか」

千代田「え、ちょ、何でよ!今飛行甲板持ってないでしょ!やろうよ!」

提督「やりたいなら素直にやりたいといえ、興味なさそうな振りしやがって」

千代田「ふんっ…だ」




千代田「わぁー、やっぱりきれいね!花火!…あっ終わっちゃった…」

提督「そうしょんぼりするな。まだまだあるぞ」

千代田「ホントに!さすが提督!!使えるねー」

提督「現金でかわいげのないやつ…」

千代田「ねっ提督!また今度こうやってさ、花火やろうよ、花火!」

    「今度は千歳お姉も一緒にさ、おねがぁい?」

提督(前言撤回、こいつ、現金だが可愛いわ…クソっ厄介な!)

千代田+花火の日で1本

ま、まあ即興だし、こ、こんなもんでしょ…

【もう二度と】

天龍「おい龍田、あー、その、だな、えーっと」

龍田「な~に天龍ちゃん、どうしたの?変に歯切れが悪いけど~」

天龍「うるせーよ!じゃなくて…なんか、欲しいもんとか、オレにして欲しいこと、なんかねーか?」

龍田「あら~?」ピト

天龍「っな、なんだよ急に!でこに手、当てやがって!!熱なんかねーよ!」

龍田「そうみたいね~。本当に、どうしちゃったの天龍ちゃん?そんな殊勝なこと言っちゃって…」

天龍「おまっ、オレだってなあ、相棒の誕生日くらい祝う気持ちあんだよ!」

龍田「誕生日?私の?…そういえば、進水したのって今日だったわね~すっかり忘れてた」

天龍「だからさ、言ったろ、欲しいもんとか、して欲しいことか、なんかねーか?」

龍田「ん~、欲しいものは特にないけれど、して欲しいことなら、あるかな」

   「天龍ちゃん、万歳してくれる?」

天龍「はぁ?万歳だぁ?別にいいけど…んなッ、た、龍田?!」

龍田「んふふ、天龍ちゃんのいい匂いがする~」

天龍「おい、龍田!離れろって!抱き付くなよ!!」

龍田「んふふふふ♪……ねえ、天龍ちゃん?」

天龍「あん?」

龍田「誕生日祝いの代わりに、約束、してほしいな。…もう二度と、先に沈んだりしないって」

天龍「龍田…」

龍田「…寂しかったんだから……」

天龍「すまねぇ…」

龍田「それで、約束してくれるの?」

天龍「ああ、今度こそ、先に沈んだりしねぇよ」

龍田「やった♪約束よ、天龍ちゃん?」

天龍「ああ、絶対に守るさ…、で、いつまで抱き付いてんだ?」

龍田「ん~?」

天龍「ん~?、じゃねえよ、はーなーれーろー!!」

龍田「い~や~よ~、天龍ちゃん抱き枕で幸せ~あはははっ♪」

【戦う意味】

ここは…戦場!?なんで?と、とにかく応戦しないと…

そういえば、なんでボクだけしかいないの?痛っ、…つぅ、いったいじゃんかさぁ!

水無月、文月、長月…?居ないの?ボクを助けてよ…

嘘、あれ…レ級じゃないか、そんな、ボク一人じゃ勝てっこ…うわああああっ

あ、あれ…なんだろう…海が…暗いよ…何も見えない…どうして

痛いよ…寒いよ…苦しいよ…司令官…皆ぁ………


(!…?…ははっ…ずいぶんと、酷い…ゆ、めっ…っ泣いちゃだめだ、水無月達が起きちゃう)

(今は、マルマルサンマルか…変な時間に起きちゃったな…目が覚めちゃって寝れそうにないや)

(そういえば、ホットミルクを飲めばよく眠れるって如月が言ってたな、後でなぜか怒られてたけど)

(食堂…行こう…)




「あれ?赤城さん?」

「?皐月でしたか、消灯時間は過ぎてますよ。それに、早く寝ないと、大きくなれませんよ?」

「子ども扱いしないでよ!そういう赤城さんだってどうして食堂に居るのさ?」

「えっ、あー、それはですね、そうっ、弓道場での自主練の後にのどが乾いてしまって」

「自主練?もう十分強いのに?」

「慢心せず、日々これ精進ですよ皐月。戦場に身を置く者の心構えです」

「戦場っ……ねぇ、赤城さん、赤城さんは、怖くないの?」

「えっ?」

「ボクは、ボクはね、ほんとはとっても怖いんだ。口では平気だよって言ってるけど、嫌なんだ」

「だって戦場に出たら、下手したら沈んじゃうんだよ、皆に会えなくなっちゃう!」

「せっかく、せっかくまた会えたのに、そんなのいやだよぉ…グスッ」

「皐月…」ナデ
「わっ、頭撫でないで!ふわっ、わっ、わぁー、く、くすぐったいよぉ…」

「…皐月は、戦場に出るのが怖いといいましたね」

「う、うん」

「実は、私もなんです」

「えっ、赤城さんも…なの?」

「はい、もうご飯ものどを通らなくなるくらい緊張しますね…」


(あれでなんだ…)
「じゃ、じゃあ、なんで赤城さんはそんな平気そうなの」

「平気…とは違いますが、私には誇りがありますから」

「誇り?」

「はい。私が戦うことで、鎮守府の誰かが戦わずに済むかもしれない」

「危険な目に合わなくなるかもしれない、そしてなにより」

「私の戦いがこの鎮守府の皆、ひいては国を守る礎になるかもしれない」

「だから、私は怖くても戦うんです。私の戦いは、皆を守る戦いだから…」

「守る…戦い…」

「なんて…かっこつけちゃいましたかね?」

「ホントは一生懸命働いた後のごはんがおいしいからってのも大きいんですけどねぇ」

(台無しだよ…でも)
「赤城さん…ボクも…ボクも赤城さんみたいになれるかな?」

「…無理ですね」

「ええええええっ?!」

「私と皐月はそもそも艦種が違いますから、戦い方も違いますし…それに」

「皐月はもう、大丈夫なんじゃないですか?」

「赤城さん…うん、ボク、皆を守れるくらい、もっともっと強くなってやるんだ!」

「うんうん、その意気です。そうと決まれば、まずは食事ですね!健康な肉体こそ何よりの…」

「ほう…確かに健康な肉体は軍事を行う上で何よりの資本だ…」
「だが、こんな時間に食う飯はかえって不健康なんじゃないか…赤城ィ…」

「あ、あっ、て、提督?!」   「司令官?!」  「のどが乾いたと思い来てみれば…これは…」

「そういえば、ここ最近食料品の減りがやけに早いんだが、おかしいと思わないか…」

「そ、そんなに変なことですかみんな生きてますものそりゃお腹くらいすく「赤城ィ!」ひゃいっ!」

「後で、お前には山ほど説教がある…楽しみに待っていろよ…」   「は、はい…」

「皐月は、どうしてこんなところに居るんだ?」

「あ、あの、怖い夢を見て、起きちゃって、寝れなくって」  「そうか…」

「赤城」   「は、はい!なんでしょうか、提督!」

「説教は無しにしてやる…「ほ、ほんとですk」…そのかわりぃ!「は、はい!」」

「皐月をお前の部屋に連れてけ、そして、寝付くまで添い寝しろ」

「え、そんなこと「わかったらさっさと行け!」はい!」

「皐月、行きますよ!」


(ええええ、ほんとに台無しだよ赤城さん…でも)
(ありがとう。ボク大事なものをもらったよ。一航戦の誇りにかけて、ボク、がんばるよ!)

皐月主人公のはずがどうしてこうなった…
どれもこれもトリップにまで出てきたAKGさんがわるいんや…

一航戦の誇りの下りは完全にありがちな捏造、ホントの意味?
さあ?ボーキサイトたくさん食べれますとかじゃない?(適当) 寝ます

ただ、赤城さんは個人的には好きな部類ですね。なんやかんやで、運用がスムーズに行くようになれば(重要)、立派な戦力

ボーキサイトの女王ネタをよく見かけるので、たまにはお姉さんな赤城さんを書きたかったんです
書きたかったんです…うん、女王ネタ動かしやすくって便利!(白目)

【風変わりな言動(大本営発表)】

お帰りなさい、ご主人様♪

これが、漣の本気なのです!

徹底的にやっちまうのね!

電「…」

伊19「…」

漣「…」

伊19「ねえ…」

漣「なんですか…」

伊19「人のキャラクターを奪うのは、ちょっと、頂けないのね」

電「…なのです」

漣「なっ!同じ初期艦の候補に挙がる電ならまだしも、後から来るイクに言われたくないです!」

伊19「でも、この鎮守府に来たのはイクのほうがずっと先なのね、気を遣うのはそっちなの」

電「電も初期艦としてここに配属されてるのです」

漣「はうっ!」

伊19「そもそも、キャラが迷走しすぎなの…」

電「司令官もちょっと困ってたのです…」

漣「あ…、だ、だって…」

伊19、電「「?」」

漣「は、恥ずかしいんですよ、素の自分を見せるのが!ご、ご主人様になんて思われるか!」

 「だ、だから初期艦として信頼されてる電さんやご主人様へ壁のないイクの真似をですね!」

 「だいたい、イクは、スク水、ロリ巨乳、トリプルテール、口調、ビッチと属性だらけなんですよ!」

 「少しくらいくれたっていいじゃないですか!」

伊19「ちょっと待つのね!他はいいとして最後のはなんなのね!イクそんなんじゃないの!」

漣「じゃあなんなんですか、あの「イク、いくのー」をはじめとする危うげな言動は!」
  
 「どうせご主人様をwktkさせるためのものなんでしょ!」

伊19「ちがうのね!」 

漣「イクは否定しても皆そう思ってるんです!」 

伊19「邪推しないでほしいの!」

電「はわわ!二人とも、喧嘩はよくないのです!」

提督「お前ら、どうしたんだ?談話室とはいえ、喧嘩はよろしくないな」

「あ、司令官」  「提督!こんにちは、なのね」  「ご、ご主人様?!」

提督「で、原因はなんなんだ?」

電「漣が、その…えっと」

提督「漣が?」

伊19「漣は、提督に素の自分を見せるのが恥ずかしいらしいのね」

   「だからイクや電の口調を真似て提督とお話ししたいみたいなの、でも真似は嫌なのね」

提督「そうなのか、漣?」

漣「え…あっ、ぅあ、それは、だって、あ、あの、あああああ」

 「う、うるさいですよこのクソご主人様!!レディーのやることに口を挟まないでほしいのじゃ!」撤退!

提督「あ…お、おい…口調が混ざりすぎて誰かわからなくなってるぞ!!」

電「走って逃げちゃった…」  伊19「…のね」

提督「今度の秘書艦は、漣にするか…恥ずかしがらずコミュニケーションとれるようにしないとな」


名前が挙がってた中で動かしやすい子だった漣で一本

イクの出番が多くないかって?さあ、知らない情報ですね

ちなみにこのスレは、随時ネタやお題、リクエストを受け付けています、雑談ok

そのすべてに答えられるかはわかりませんが、この程度のSSで良ければ

うーちゃん了解っぴょん

世話焼き(意味深)か世話焼き

どっちにしよっかなー

【山場はWEBで】

<マルキューマルマル>

「さて、今日は溜まりにたまった事務仕事をすべて片づける」

「わかりました…ぴょん…?うわぁ、ありえない量だっぴょん…」

「ここ最近深海棲艦の攻撃が激くてろくに仕事ができなかったからな…」

「…でも、くじけないっぴょん!うーちゃん、秘書艦としてがんばるぴょん!」


<ヒトヒトマルマル>

(これは、弓道場改修の請願書?加賀からか…そうだなあそこはもう古い、認証印は…)

「はい、司令官、はんこです、ぴょん!」

「ああ、すまないな…卯月、気がきくな」

「えへん!」


<ヒトフタマルマル>

(そろそろ昼食を、いや、とてもじゃないが、これは…昼食の時間すら惜しい)

「司令官、お昼ご飯、食べないっぴょん?」

「ああ、仕事が終わりそうにないからな。卯月は気にせず休憩を…」

「ご飯食べないと頭が働かないっぴょん、そういうとおもって、ぴょん!」

「これは、おにぎりか?」

「手早く食べれるから、お仕事に影響はないっぴょん!おしぼりはこっち」

「ありがとう、卯月、助かるよ」

「えへへ…」


<ヒトロクマルマル>

(のどが渇いた…お茶は…)

「はいっ、司令官、お茶だよ!猫舌司令官のためにちょっと冷ましておいたっぴょん!」

「…優秀すぎて、何も言うことがないな」

(昔は「指令かぁ~ん、遊んでくれないと~つまらないぴょ~ん、ぷっぷくぷ~」なんて、)

(そんな我儘言ってたのにな。成長する娘を見る親の気持ちってやつか、感慨深いな)

「司令官?しみじみしちゃって、どうしたっぴょん?」

「いや、いい娘に成長してくれたなと、な」

「むすめ…司令官にとって、うーちゃんは娘っぴょん?」

「ああ、どこに出しても恥ずかしくない自慢の、な」

「…ぷっぷくぷ~」ムスッ

<フタヒトマルマル>

「…っ終わったな。思ったよりも早く片付いたよ、これも卯月のおかげだな」

「そうですか~それはよかったっぴょん…」

「卯月?ちょっと前からどうした、機嫌が悪そうだが…」

「知らないっぴょん…ぷっぷくぷ~」

「?…さて夕飯は…流石に食堂はやっていないか…」

「まあいい、私室に帰って早めに休もう。卯月、お疲れ様」

「おつかれ…ぴょん」


<フタサンマルマル>

「司令官、入っていいですか…ぴょん?」

「卯月?こんな時間に何か用か?まあいい、入っていいぞ」

「失礼するっぴょん」

「それで、こんな時間にいった…ムグッ!!」

「んっ…ちゅ…ぷはぁ、えへへ、初めてのキスは歯磨き粉の味だったぴょん♪」

「卯月!お前いったい何を」

「司令官がわるいんだからね…」

「娘…なんて…うーちゃんは司令官のことお父さんだなんて一回も思ったことないっぴょん」

「…要領を得ないぞ?」

「ここまできてわからないなんて…そんなの言わせないっぴょん…」

「…お前の気持ちはとても嬉しいが、しかしだな…」

「もうっ!うるさいっぴょん、夜のうーちゃんはぁ~凄いっぴょん!!」











<マルロクマルマル>

「えへへ、新しい艦娘の誕生だね~」

「…お腹をなでながら言わないでくれ…ただ、そうだな、責任はきっちり取るよ」

「はいっ司令官!フツツカモノ?だけどよろしくお願いするっぴょん!」

(…うーちゃん、司令官のことお父さんだなんて思ってないって言ったけど、撤回するっぴょん…)

(これから、この子のために頑張ろうね、お父さん!)

世話焼き(ちょっと意味深)うーちゃん

ちょっと最後はやりすぎた感がある

成長した電ちゃん…?…なのです口調がなくなって誰おまレベルになりそうですけどそれでよければ…

あと、このSSに一貫した設定はありません、何となーくつながってたり、つながってなかったり、提督の口調が違ったり、男だったり女だったり、あの子とケッコンカッコカリしたりしなかったり

【この恨み晴らさず置くべきか】

※成長した電ちゃんと提督、死ネタ

「司令官?…お見舞いに来ました…寝てらっしゃるんですか?」

「昔から相変わらず、執務中も居眠りばかり…艦隊の指揮は一流だったくせに…」

「ふふっ、よだれが重要な書類にかかって大騒ぎしたこともありましたね」

「あの日々は…本当に…」

「…電…か?」

「司令官?…ああ、すみません、起こしてしまいましたか?」

「いや、自然に目が覚めただけだ。それに、電が来てるんだ、起きないほうが失礼だろう」

「そんな、もっとご自愛ください。もう昔ほど体力もないのでしょう?」

「…手厳しいな、だが…否定できん、日に日に衰えていくのがわかるよ」

「ヴァルハラに居る金剛に会いに行く日も、そう遠くは」

「司令官っ、そんなこと、ないですよ、きっと、きっと長生きできます…だから」

「言葉は嬉しいがな…自分の体は自分が一番よくわかる…もう長くない」

「…電…お前は本当によく尽くしてくれたよ、ふがいないこの私に、本当に、今まで、ありがとう…」

「司令官?い、いきなりなんですか、こんなの、まるで、まるで…」

「それに、あ、当たり前じゃないですか!司令官は、兵器だった私を、人として扱ってくれました!」

「あの独裁者が支配する世界から、私を、救って…」

「人として必要なことはすべて司令官から学びました。全部です!信頼も、協調も…」

「愛情だって!」

「…電、もう私に縛られるのは止めなさい、戦争は終わったんだ」

「お前は、お前だ。もう私の秘書艦じゃない」

「いやです、電は、電は司令官の秘書艦です!この先もずっと、ずっと!」

「だから、おねがいです、目を、目を閉じようとしないでください!!」

「電……最後のお願いだ…昔みたいに、笑って、笑って見送ってくれないか?」

「司令官、残酷です、そんなの、そんなのできるわけ、なんでっ?」

「…恨みます、恨みますよ司令官!」

「こんな、こんな思いをするなら、ずっと、ずっと兵器として扱われたかった!」

「あのまま、何も知らず、深海に身を沈めたかった!」

「あなたへの愛情なんて、知りたくっ…うっ…」

「電…頼む…」

「っ…ぁ…………グスッ………、司令官さん、今まで…お勤めご苦労様なのです…」

「お休み、なさい…なのです」










「…司令官?司令官?昔みたいに、「ああ、お休み」って言ってください…」

「……返事が、聞こえないのです…」

「ほ、ほら、さっき電は、司令官を恨むといいました!これは上官に対する敵性意思です」

「懲罰ものですよ!お仕置きが必要です!」

「懲罰房への監禁も、拷問も、性的なことだって、何でもしていいですから!」

「お願いします司令官さん、電を、電を叱ってください!」

「叱られるまで、ずっと、ずっと司令官のこと恨み続けます!」

「だから、だから…」






目を、開けてほしいのです…司令官さん…

リクエストした人はきっと平凡とした日常小話的なのを想像していたに違いない…どうしてこうなった?

【だまして悪いが、仕事なんでな】


秋雲「…っていう同人誌を今度地方コミケで出そうと思うんだけど、許可降りるかな?」

提督「なぜ?降りると思っていた?…おい、電、そろそろ泣き止め」

電「だって、司令官さん、司令官さんが…グスッ…いなくなっちゃうなんて、い、いやなのです」

 「え、え”っちなことしていいですがら…いきていてほしいの”でず!」

提督「まて、よりによってなぜそこをチョイスする?他にもあっただろうが?」

秋雲「監禁(意味深)とか拷問(意味深)とか?」

提督「お前はあとで説教だ」

電「司令官ざん”、電にえ”っじなごどじでぐだざい”~!!」

提督「よりひどくなっている…だと…?!」

(青葉…見ちゃいました!)


この後、青葉により広められたよくわからない三角関係は憲兵の聞くところとなり、提督は1日ほど事情聴取を受けたが、秋雲、電両名の供述により解放される

なお、青葉は一週間鎮守府全域の清掃を命じられた

提督が死んで悲しむ電ちゃん?そんなものはいない、残念だったなぁ…トリックだよ!

うーちゃんSSの反応が(この過疎スレにしては)多い…

やっぱ時代はイチャコメかな?


【あと10cmが遠い】

「司令官さん?司令官さーん?…いないのです…」

「あら?電さん、どうかしましたか?」

「あっ、大和さん!こんにちは、なのです!」

「はい、こんにちは。ところで、提督を探していたようにみえましたが?」

「あ、はい。そうなのです。司令官さんに遠征任務の報告をしようとしてたのです」

「そうですか、提督なら今仮眠室でご就寝なさっていますが、うーん、起こしていいものか…」

「あ、居場所が分かっただけで大丈夫です。大和さん、ありがとうございます、なのです!」

「ええ、どういたしまして」

(司令官さん、もしかしたら起きてるかもしれないです、とりあえず行ってみましょう)




「司令官さん?起きてらっしゃいますかー?電なのですぅ」ヒソ

(あ…、まだ寝てるのです。ふふっ、寝てる司令官さん何だか子供みたいなのです)

(…司令官さんが、無防備に、寝てる…)

(あ…い、いけないのです。万が一起こしてしまったらかわいそうなのです…でも)

(ね、寝顔を覗くくらい、いいですよね。体調把握は部下の務め、なのです!)

(あ、ほんとにぐっすり…電がこんなに顔を近づけてもおきない…)

(司令官さん、司令官さん。電はいま幸せなのです)

(毎日大変だけど、やさしい皆と大好きな司令官さんの下で働けて嬉しいのです)

(だから…だからこれは、その感謝の気持ち…なのです)

(司令官さん…)

ギシッッ

「!!」

「…あ、今何時だ。な、クソ、大和のやつヒトサンサンマルには起こせと言ってあったのに…」

「?…そこに居るのは、背丈的に駆逐艦か?すまない、暗くて顔が」

(あ、電は、電は、今なに、なにをしようと!)ダッ

「…おい!何か用事が…行ってしまった…」






「あら、電さん?提督には会えましたか?」

「大和さん!し、し、しし司令官さんはまだ、ぐっぐぐっすり寝ていたので何にもなかったのです!」

「また後で報告するのです!」

「え…電さんっ?」

(……あの慌てよう…赤い顔…まさか提督がなにか!!)




「ふう…やっと眠気が覚めたな…さて、午後の…執務の続きを」

「提督…おはようございます?」

「ああ、大和か…おはよう。そうだ、大和気を使ってくれるのはありがたい…ん…だ、が?」

「なぜ、主砲が装備がされ、かつこちらに向いているのか、端的に説明してもらおうか、大和?」

「それは、私の気持ちを知っているのに、大和を提督の一番にしていただけないからです」

「よりによってあんな幼い子を手籠めにするなんて…鬼畜の所業!大和が成敗します!」

「まて、話がみえないぞ落ち着け大和いいか冷静になるんだ武力はあくまで最終手段であって」

「おい、じょ、冗談じゃ…」





(ううううう、まだ心臓がドキドキするのです。なんででしょう…あの時、電は…)

(この気持ち…わからないのです。教えてください司令官さん…)

イチャコメ、イチャコメとはなんだ?どう考えたって自分の気持ちもわかってない幼女の話じゃないか…

敷波了解ですー、ただ、更新は早くても八時以降になりそう…かな


【こねこの相手】

「作戦が終了。艦隊が戻ってきたよ」

「ああ、ご苦労だった。簡単に作戦報告を済ませたのち、即入渠してくれ」

「わかりましたっと…そうだ報告よりもこっちこっち」

「どうした?」

「あ、あのさ、これ…戦果報告書…」

「ずいぶんと早いな?もう作ったのか…内容も、一見不備はないな。すばらしいぞ敷波」

「そ、そう、それで…その」

「ん?…まだ何かあるのか?」

「あ…いや、司令官が何にもないなら…いいけど…さ」

(なんだ…この落ち込みようは?まだ何かあるのか?)

(…異様に作成の早い戦果報告書…撃墜数とその内容は…なるほど、な)

「じゃ、じゃあ入渠するね…」

「そうだ!そういえば、今回のMVPは誰だったかよく見てないな…ん、敷波じゃないか?」

「夜戦にて…これは…よくやったぞ敷波!」

「え…あ…ほ、ほんと!司令官!?あたしすごかったでしょ!ね!」

「はっ!…あ、いや…。まあ、どうでもいいんだけどさ…。」

「どうでもよくはないさ、本作戦の一番の功労者が目の前に居るんだ、労わなくてはな」

「それに部下の勇姿は上官の誉、私のことのように嬉しいよ…」

「ほんとうに、よくやってくれた、えらいぞ、敷波」

「あっ、いや、ま、まあ、当然っていうか?これからもあたしにまかせてよね司令官!…えへへへっ」

(まったく、褒めてほしいなら素直に報告すればいいものを…可愛いやつめ…)

(なんだろうなこの感覚、既視感が…?)

思ったより早くできたので投下、敷波は素直じゃないこねこ、異論は認める。

【代弁者】

「あ”-暑い、暑いのね!この鎮守府風通し悪すぎなの!」

「気持ちはわかるけど、パンツにキャミソールは油断し過ぎでちぃ」

「まったく…こんな時に限ってなんで扇風機が壊れるのね!ありえないの!!」

「きっとイクが倉庫から無理やりひっぱりだしてきたせいだよぉ」

「あれでコードの中が断線しちゃったんでち」

「う……うるさいのね!ごめんなさい!!」

「ああ、そこは素直に謝るんだ…」

「そうだ!エアコン!!エアコンがあるのね!!あれを動かせば一気に…」

「フィルター掃除するまで使用禁止って今朝てーとくが「な”ぁああああ」…うるさいでち」

「ああ、暑い、死んじゃうの………ゴーヤ、武運長久を…イクは…ヴァルハラから見ているのね…」

「それ、なんのセリフでち?」

「わからないのね、なんか思いついたの」

「なんだかよくわからないけど、それ絶対金剛おねえさんの前で言っちゃダメな気がするよぉ」

「奇遇なのねイクもふとそう思ったの…」

<アイスの訪問販売に来ましたよー

「あっ、間宮さんのアイスでち!!」

「行くっきゃないのね!イク、行くのー」



キャミパンのイクは当然提督に怒られました

瑞鶴なのね、わかったの!

イクとゴーヤの動かしやすさは異常、特徴的な語尾だけで誰かわかる新設機能

ツンデレはどっちなんでち?

1 みんなの前ではつんつん、二人きりのときデレ 古典的なの

2 いつでもつんつん、ホントたまにデレ いわゆる黄金比


【一緒に居たいから】

「本日付でこちらに配属されました、翔鶴型航空母艦2番艦、妹の瑞鶴です!」

「よく来てくれた。幸運艦だといわれているようだが、実力は確かと聞く、働きに期待しているぞ?」

「は、はい!精一杯頑張らせていただきます!」




(なんて、着任当初は初々しかったんだが…な)

「提督さん…何、作戦?…この配置はちょっと、おかしくない?」

「こんなんじゃ、敵艦アウトレンジから一方的に攻められないわ…もっとここをこう」

(秘書艦としては非常に優秀なんだがな…何というか)

「ちょっと、提督さん!私の話聞いてるの!」

「ああ、七面鳥が食べたいんだったか?」

「ふざけないで!馬鹿にしてるの?!」

「…陣形変更の要求だろ、だがな、瑞鶴の提案だとここで奇襲された場合に…」

「なるほど…確かにね…でもそんなことありえるの?」

「常に最悪の状況を考え作戦は立案せねばならん、実際動くのはお前たちだ」

「わずかな穴を突かれて全滅しましたじゃ、私はお前たちの指揮官失格だよ」

「そう、そういうこと、まあ、わかったわ、コレで行きましょ」

(言葉使いが、少々、きつい)



(心あたりがないかと言われれば、残念ながらまったくない)

(他の艦娘と平等に接しているつもりだし、変に誰かを依怙贔屓しているつもりもない)

(現状、他の艦娘とはそれなりに良好な関係を築けている…曙などの個人差はあるが…)

(…瑞鶴だけが、私に、張り合う形で接してくる…)

(…私が気づいてないだけで、もしかしたら…)

「私は、瑞鶴に本気で嫌われているのかもしれないな…」


「…えっ?、提督…さん?どういうこと?」

(しまった!口に出していたか)

「ねえ、提督さん、今の、どういう意味!私に…嫌われてる?…どうして、そう、思うの?」

「いや、聞き間違いじゃ「ごまかさないで!」…わかったよ」

「……瑞鶴は、他の子と違って、こう、私に張り合おうとしているというか、な」

「少々、言葉使いが…その…きつい…と感じるんだ」

「あ…、そう、そういう…こと…言葉使いが、きつい…か」

「……ねえ、提督さん?提督さんが私に初めて会ったとき、何て言ってくれたか、覚えてる?」

「「実力は確かと聞く、働きに期待しているぞ?」…だったか?」

「覚えててくれたのね…」

「…私ね、嬉しかったの。所詮幸運艦、実力なんかじゃない

「知ってのとおり、前の鎮守府ではそういう扱いだったから」

「この人は、幸運艦じゃない、私をちゃんと見てくれるんだって」

「…だから、期待を裏切りたくなかったの、提督さんが認めてくれた「瑞鶴」を壊したくなかった」

「…だから、すべてに全力で、失望なんかさせたくなくって…ずっと一緒に居たいって、でも」

「でもっ、その結果が…これじゃあ…意味ないじゃないっ…」

「瑞鶴…」

「…ごめんなさい、提督さん、不快な思いさせて…明日からは別の子を秘書艦に…」




「…しないよ」

「え?」

「お前は優秀な秘書艦だ、今までのどの艦娘よりもな。嫌われてるのも勘違いと分かった」

「むしろ、勘違いでお前を傷つけた私に非がある…だから、お願いだ」

「これからも、私の秘書艦でいてくれないか、瑞鶴」

「…っ、そんなの、当たり前じゃないっ提督さんの馬鹿っ…う、ぅう~」

「ああ、すまないすまない。泣くな、私が悪かった。」

「うるさい!泣いてなんかない!ばーか!」

「…やっぱり、口調がきついのだけは直らない…か」

「だが…好意の裏返しと分かると、むしろ嬉しいものだな……瑞鶴」

「…うるさい、ほんと、爆撃するわよ」

「ばーか」

ツンデレの比率配分を盛大に間違えた気がする…幼馴染要素?さあ、知らない子ですね

曙、電と深雪、了解です。

ただ、明日は更新できないかもしれません。

許してください、お願いしますなんでもゴーヤがしますから!


>>78
おうゴーヤさっさとこれに着替えろよ つ「文金高島田」

【豚に真珠、猫に小判、ゴーヤに文金高島田】

「イクー、イクー!」

「どうしたのね、ゴーヤ?そんなに慌てて?」

「さっき、この鎮守府へ贈り物があったんでち!しかもゴーヤあてに!高そうな箱!」

「へー、すっごいのね!きっとゴーヤの働きを見た心優しい人からの労いの品なのね」

「ところで、何て書いてあるの?」

「えーっと、「文金高島田」ってあるでち」

「なんて読むのね?」

「わからないよぉ…でも金に高い!きっととってもいいものでち!」

「期待に胸が膨らむの!」

「ねえゴーヤ、さっそく開けてみるのね!」

「うん、じゃあ、おーぷん!でち…?…えっ?」

「これは…かつら…なの?」

「ゴーヤまだ髪の毛あるよ?!ふっさふさでち!」

「かつら以外は、ないのね…」

「えー、ジュースとかお菓子は?!」

「んーいくら探しても見たらないの……ねえゴーヤ、せっかくだから被ってみるのね」

「えー、まあ、せっかくもらったからやってみるけどぉ」

「……ぷっ、あはははは、お腹が、お腹がいたいのね!セーラー水着にそのかつらは無いの!」

「うー、しかもこれ蒸れるでち、頭がかゆくなっちゃう!…えいっ」

「…あ、外しちゃうの?面白かったのにー」

「もういいでち!きっとこれはゴーヤに対する嫌がらせなんでち!!」

「まあ、正直使いどころがないの。提督に頼んで、これをどうにかしてもらうのね」



「これは、文金高島田だと…しかも高級品の…。意味を、教えてやるべきなんだろうか…」

ほんとこの二人好き


【不言実行】

こっち見んな!このクソ提督!

なんで触るの、ウザイなぁ

か、改装とか言って、私の裸が見たいだけなんでしょ?このクソ提督!


(……私が、いったい何をしたというんだ)

(ふと目があえば罵倒され、肩についた埃を掃えば侮蔑され、改装に至っては事実無根だ)

(クソッ、年下の小娘にここまでコケにされて不快極まりないが、私がここで声を荒立てても、な)

(さて、どうアイツを扱っていけばいいのか…)

「ご主人様、どうかされましたか?眉間にしわまでよせちゃって…なんだか怖いですよ?」

「ん?ああ、曙について、少しな…これからアイツとどう接すればいいのか、考えていたんだ」

「…そうですね、ご主人様、ここで漣が僭越ながらヒントを差し上げます」

「ヒント?」

「はい、まずは曙がいつもどこにいるか、特に朝礼、昼食、夕食時にどの位置にいるか」

「それを明日観察してみてください」

「位置関係の把握…?」


<朝礼>

「本日は、本鎮守府近海の警備を主とし、何人かには遠征任務に行ってもらう」

「遠征のメンバーはおいおい発表する、異論の有るものはすぐに申し出るように」

(…さて、曙は…と、探すまでもないか、右斜め前、最前列…ね)

「!…なにじろじろ見てんのよ!いやらしい、このクソ提督!」

(はいはい…)



<昼食>

(さて、いつもの場所で…と、うまっているな…仕方ない、別の場所にするか)

「…」カチャン…

(ん?、曙がいつも座ってる席は空いている…なぜ私の近くに食器トレーを置く?…)

「!なによ…私がいると迷惑だっての!?」

「いや、別に…」

「ふんっ」


<夕食>

(また、うまってるな。昼食をとった場所も、ダメか。仕方ない、返却口から遠いが、あそこに…)

「…」カチャン…

(既視感…だな、いや、まったく同じと言っていい、曙は私が座る席から左斜め前に座っている)

(そういえば、曙がいつも座っている席は、私のいつもの席の左斜め前、これは、どういうことだ?)


「ご主人様?今日一日曙を観察してみてどうでしたか?」

「ああ、アイツは思っていたより随分と近くにいたよ、だが、それがいったい何を?」

「うーん、思っていたよりもご主人様は鈍感ですね…仕方ない」

「これは、ほぼ答えのようなものですが、二つ目のヒントです」

「ご主人様は、嫌いな人とどう接します?」

「…嫌いな?そうだな、仕事で仕方なく接する以外には、極力避ける…と…」

「…なにか、気づかれたようですね?ご主人様?」

「…まさか…ありえないだろう。たまたま近くにいたからと言って、私を好いている証拠には…」

「いいえ、ご主人様?朝礼、昼食、夕食は、すべて場所取りは自由にできます」

「わざわざご主人様の近くに行く必要なんて、どこにもないじゃないですか?」

「確かに…いや、まて、じゃあ、あの言動はなんだ?好意的な人物に対するソレじゃないぞ?」

「うーん、そればっかりは、そうですねとしか言いようがありませんね、ですが」

「あれは、意地っ張りな彼女なりの照れ隠しです」

「好意を抱く相手からの言動にどう対処していいのかわからない…恥ずかしい…」

「きっと、ご主人様からのすべてに対してパニックになってるんですよ、曙は」

「とてもじゃないが、信じがたいな…」

「んー、これといった証拠はないのが残念ですが、漣の推測はおそらくあたっているかと」

「なぜ、そう言い切れる?」

「だって、漣もそうですから…キモチ、よくわかるなぁ」

「お前も?」

「漣の話はいいんです!とにかく明日も観察を続けること!いいですね?」

「あ、ああ…」


(…漣からいわれて、あれから観察を続けてみた。もちろん罵倒されたつづけたが)

(確かに、曙は可能ならば常に私から一定距離を置きつつ、だが近くにいることがわかった)

(私の周りをトコトコと歩き、触れようとするとキャンキャン吠える…まるで躾のなってない子犬だな)

(そう思うと、案外コイツもかわいいやつなんだな…)

「!…な、なに私のほうを見てニヤニヤ笑ってるのよ!このクソ提督!」

「いや…曙はかわいいなとおもって、な」

「!!!!!!!!」

曙SSなのに漣の出番のほうが多いって?こう考えるんだ、綾波型駆逐艦100%のSSだと

正直、今までのを読み返して見てみると、誤字脱字はともかく、そもそもリクエストに応えられているのか…

こう、ストライクゾーンからボール三つ分くらい横を通っている気が否めない

あぶきた、阿武隈とスーパー北上様ですよね?了解です。
早くて今日の夜、遅くとも明日には仕上げたいかなと

>>79みたいなかたちで特定の艦娘へのプレゼントとか、面白いなと思いました
ただ、結婚してくれーみたいなやつだと、いわゆるオコトワリみたいな、のらりくらりと躱す形になり兼ねませんが


現在のリクエスト状況

電と深雪、仲良しで一本…和解に近い形になるかと
阿武隈と北上様、これは、上を書いてから構想を練ります、同じようなものになりそうなので

【代弁者2、潜水艦'sの私室にて】

「あああー!!」

「どうしたのイク?なにかまずいことでもあったんでち?」

「一昨日のオリョクルの戦果報告書の作成忘れてたのね!これはまずいの…」

「!それはたいへんだよぉ」

「この鎮守府運営カツカツだから資材等の把握は急務だっててーとくに言われたばっかりでち!」

「知ってるの!ああー、どれをいくら消費して、回収できたのか忘れちゃったのね!」

「いつ提出なんでち?」

「…今日なのね…」

「なら間に合うよ!ゴーヤも思い出すから一緒に作ろ?」

「…今日の、ヒトヒトマルマル…なのね…」

「えっ…それは…」

「終わったの…」

「で、でも作らないと言う選択肢はないでち…、遅くなっても良いから…」

「…も、もういいのね!だいたい来る日も来る日もオリョクルばっかり!飽きたの!」

「ろーどーきじゅんほう?違反なの!!わ◯みもびっくりのブラックなのね!」

「一回、提督は痛い目を見たほうがいいの!イクを怒らせると怖いのね!」

「逆ギレはまずいよぉ!?」

「ふん、大丈夫なのね。今のイクは提督なんか怖くないの!この、」

「鬼!悪魔!てーt「ほう…」…く?」

「戦果報告書があがってこないから来てみれば、なるほどなるほど…」

「あ、あああああああ!?」

「て、てーとく、これは、その…ちがうんでち!?」

「ああ、わかっているさ。ゴーヤは悪くない、安心しろ?」

「でち…」

「さて、イク、なにか言いたいことはあるか?」

「う…、だ、だって毎日毎日オリョクルして、イク達もう体がボロボロなの…」

「正直…グスン…つ、疲れちゃったのね…っ…ぅ、ぅう~」

「てーとく、イクの言うことももっともだよ!ゴーヤも、ゴーヤだって…」


「……そうだな、ここ最近、運営ばかりに目が向いていたのは否めないな…」

「えぅ?」 「てーとく?」

「…鎮守府の運営の中には、当然、いわゆる職場環境の向上も含まれる」

「職務放棄はご法度だが、だが職務が苦役になっては本末転倒…か…」

「イク…」 「は、はい!」

「戦果報告書は今日中に仕上げろ、多少の不備は気にしなくていい、それと…」

「イク、ゴーヤの両名は、今日から、そうだな…私の権限を持って三日間の特別休暇を与える」

「もちろん、有事の際は出撃してもらうが、それ以外の雑務等は一切これを禁じる」

「当鎮守府からの外出も自由だ。許可さえ取れば、旅行にも行っていい」

「…本当は一週間くらい休暇を与えたいんだがな、流石に三日以上は色々不都合が出る」

「なにか不服はあるか…?」

「あ、ありません!のね!」 「で、でも、いいんでち?」

「二度は言わん。それとも今からオリョクルにでも行くか?」

「あ、つ、謹んでご命令をお受けするのね!」

「あ、ありがとうございます!」

「ただ、条件として、先の戦果報告書は必ず今日中に提出するように、な」

「わ、わかったのね、速攻で仕上げるの!ゴーヤ、手伝って欲しいのね!」

「うん!」

「さて、私は執務室に戻る、他に要望等はあるか?

「「ありません!」でち!」

「よろしい…」






「提督?本当によろしかったのですか?現状、三日間でもかなりの痛手ですが…」

「ああ、構わん。あるものでなんとかするさ、最悪私財をつぎ込めばいい、どうせ使わん」

「そうですか、ふふっ」

「なにが可笑しい?鳳翔?」

「いえ、提督の下で働けて、私たちは幸せ者だなと」

「…冗談を言う暇があったら手を動かせ」

「はい」


別題【あなたの潜水艦たち、泣いていませんか?ストップオリョールクルージング、愛する艦娘達を大切にね】

久々…鬼畜?…えっと具体的にはどんな感じのですか?

久々と言うのはどういう意味でしょう?
今まで私が書いたSSの中で、この提督がいい!なのか、単純に鬼畜がいいのか…

了解です。救いのないやつ書きますね。

満潮で鬼畜…考えてみます。初期構想では榛名でしたが、満潮でもいけそうかな?

あと、申し訳ありませんが、リクエストの順番が前後することもあります
また、リクエスト外で上の【代弁者】みたいな突発的ネタも挟みむこともあります、ご了承ください

今書き終わったのは、リクエスト外かつ正直今までのとは色が違うものなので、ほのぼのを期待してる人は注意です

【きっと二人にとっては(不)幸せな最後】


※ 閲  覧  注  意







わが鎮守府所属の艦娘一名が突然行方不明となった。

彼女の友人は、皆、行方を知らず、捜索をつづけるもついに発見できなかった。

私は突然消えた彼女の足跡をたどるため、彼女が以前よく使用していた実験室を捜索することにした。行方不明の直前、彼女はここにこもりがちであったからだ。

閑散とした実験室は、しかし、彼女が消えてから日が経っていないためか、きれいなままであった。
ふと、部屋の隅に投げ出された様にあったソレに目が留まる。これは、彼女が愛用していたボイスレコーダーであろう。

実験は好きだが、結果を記録するのに、いちいち文字に起こすのは面倒だと言っていたのを思い出す。もしかしたら、彼女が消えた理由がここにあるかもしれない。どうか…無事でいてくれ。

○月×日 天候は晴れ これから一言気になったことを呟くことにする。

提督から、本実験室の使用許可及び実験の許可をもらう。核実験、細菌兵器等、万が一の場合に取り返しがつかなくなるような危険な実験以外なら、自由にここを使用していいそうだ。

…実験艦の名前は、私が新型兵装の試運用をしたからつけられたのであって、私自身が何かを作ったわけじゃないんだけどな…むしろこういったことは明石のほうがあってると思う…

とはいえ、何かを作る、あるいは研究、実験するといったこと自体は嫌いではない。
実験内容自体はこちらに任されてはいるが、どうせなら軍に有益なことをしたほうがいいのは間違いないだろう。

私を信頼して実験室の使用許可をくれた提督の期待にも答えたい。さて、なにをしようか…

○月△日 天候 晴れ 熱い 遠征帰還組が死んでいる、あとでかき氷をあげよう

考えた結果、敵を知り自らを知れば百戦危うからずということで、深海棲艦について研究をすることにした。彼女たち……人じゃないのもいるけど…そもそも、形は女性だけど、私たちみたいに女性としての自覚があるのかしら……ん”んっ…とにかく、深海棲艦についてこちらが有している情報はあまりに少ない。

これは、軍事を行う上で致命的なことは明らかである。大本営も敵情報の解明を急務とし、これに努めてはいるものの、これといった成果を得られていないのが現状だ。
艦娘としての目線で見れば、もしかしたら何らかの発見があるかもしれない。

願わくば、私のこれからの研究が、この戦争の勝利への道の一つとならんことを。




…やだこれ、最後のまるでアニメみたいなセリフじゃない?自分で言うのもあれだけど恥ずかしいな、嫌いじゃないけど、むしろかっこいいというか、あれ!?これ、録音きってn


☆月□日 天候 小雨 強風  幸先がいいわ、素晴らしい成果ね

単騎での哨戒任務中、幸運なことに、軽巡ホ級一隻を発見、これを鹵獲することに成功。
これを秘密裏に実験室に運ぶ。
艦娘としての実力が上がっている証拠ね。もうすぐケッ…いや、気が早いか…あの鈍感め。

本来であれば提督に報告すべきだろうが、 報告のためかえって実験内容を狭められては本末転倒である。無用な心配をかけさせたくもない。敵情報がわかれば、皆助かる、これくらいのわがままは許されるだろう。多分…きっと…

幸いホ級は言葉を発せず、かつこの実験場には普段人は来ない…当該実験対象を厳重に管理すれば問題ない。ただ、万が一に備えて、人目のつかない奥の個室を使用したほうが賢明だろうけど…

☆月☆日 天候 曇り 特にこれと言って思うことなし  対話実験①

実験対象に対し筆談での会話を試みるも、言語が違うのか、そもそも意思がないのか、これをなすことはできなかった。ただ、実験対象を見ていると、何か、心がざわついた。不快でイライラして、言いようもない衝動に駆られる…キモチワルイ…

精神衛生上、これ以上の接触は危険と判断。本日の実験を終了する。

×月○日 天候 晴れ 皆に顔色が悪いと言われた、そうかなあ? 構造把握①

あれから、あらゆる形での意思疎通を試みるもすべて失敗。ホント、イライラする。これがはやりのコミュ障ってやつかしら…違うか。
対話をあきらめ、敵艦の構造把握を開始する。

砲塔部分であるが、これは我々が使用する兵装と酷似。何らかの形で流用は可能と思われる。

もっとも、我々の物と違い、本体らしき女体部分との分離は不可能なため、少なくとも当該実験対象及び同種の軽巡については、兵装の流用は不可能だろう。他の等級のものならあるいは…?

そういえば、鹵獲以降、飲食等を行っていないにも関わらず、対象が衰弱する様子がない。
かえって謎が深まってしまったわ…

×月△日 天候は…わからない、晴れ…かな? 耳鳴りがする…どうやら不調みたいね…早く寝よう 構造把握②

本日は休暇申請が通ったため、有事以外では自由に実験を行うことが可能である。幸い何事もなかったため一日中実験を行った。もちろん、適時休憩を入れ、心身を万全にしたうえで。
とはいえ、実験を続けてから、なぜか食欲がわかないことが多い…ストレスが原因だろうか。

ただ、考えてみれば当たり前かもしれない、実験がうまくいかなくてイライラしてる上に、無許可でこんなことをしてるのだから、隠し事に耐えられなくなっているのかな。
早々に実験を終わらせる必要がある。


女体部分のヘルメットらしきものをはずそうとするも失敗。どうやら付着しているものらしく、取り外すことはできないようだ。

しかし、取り外そうとした際、何か頭に声のようなものが響く。対象はいわゆるテレパシーでも使えるのだろうか…もう一度対話実験を試みる価値があるかもしれない。

×月☆日 天候 台風 提督から嬉しい知らせを受けた…ああ、本当に幸せ!えへへっ、実験がんばらなくちゃ!

先日のテレパシーのようなものの正体を解明するため、あえて、長時間の接触を試みる。
実験に危険はつきものだ、虎穴に入らずんば虎子を得ずという言葉もある、致し方ないことだろう。
ちょっと怖いけど…

念のために、ビデオカメラでの撮影をしておこう。

ボイスレコーダーを聞き終わる。彼女がそんな実験を行っていたなんて、十分危険じゃないか…なぜ報告してくれなかったのか…実験内容が内容なだけに、行方不明になったことも合わさってこの先を知るのが恐ろしい、嫌な予感しかしない。正直怖い、怖いが…ビデオカメラ…か、そこにはなにがあるのか、提督として彼女の■として知らねばなるまい。

奥の個室に、脚立付ビデオカメラ倒れていた。実験を撮影したのはおそらくこれだろう……躊躇していても仕方ない。












…なんだ、これは…彼女が突然頭を抱えて苦しみだしたかと思えば、ホ級の頚部らしきところを締めあげて、これは、殺してるのか?沈めるではなく、自らの手で?こんな、直接?ありえない、彼女は、聡明な人物だったはずだ。何を言われた?なぜこう拒絶する?狼狽する?

まるでホ級が笑っているように見えるのは…なぜだ?活動を停止したホ級がまるで泡のように消えていく、彼女が叫ぶ。こんな精神状態でいったい彼女はどこに行った…なぜ私の名前を…と、ともかく一刻も早くかの

<大本営の公表記録>
行方不明となった艦娘の捜索が開始されてから、四日後のこと、当該鎮守府の提督もまた、行方不明となる。

後日、同鎮守府近海浅瀬付近を捜索中、提督を遺体で発見。
遺体のすぐそばに敵深海棲艦である軽巡へ級を発見するも、すでに活動は停止していた。
付近に行方不明となった艦娘の衣服の一部が漂っていたことから、おそらく、提督は同へ級により殺害。艦娘は提督を助けようとするも相打ちとなる形で大破轟沈したものと推測される。

提督の遺体回収をもって、同人らの捜索を終了。
近日、新しい提督が赴任される予定である。

<第一発見者の供述(極秘資料につき、複写、持ち出し厳禁)>
※当該調書として不適切な部分、及び客観的事実に基づかない推論は修正を加えている。

…〇○鎮守府所属、大和型戦艦一番艦、大和です。…はい、私が一番に提督を発見しました。

その時の状況は…はじめはただ敵艦が見えたというだけだったので、警戒しながら近づいただけだったのですが、こちらが近づいても何の動きもなく、しかもうつ伏せ…と言っていいのでしょうか?とにかく下にある何かを抱きしめるような形で横になっていたので、ますます不審に思い、そのまま近づき、へ級に手を触れ、動かしたのです。

…はい、その何かが、まさか…提督だったなんて、なんで…こんなことに…あ、はい、へ級の状態ですか?頭に射創がある以外は、これといった外傷は何も。
おそらく至近距離からの砲撃、それもゼロ距離からのものだと思います、やけどもありましたし。
はい…そうです、なぜか左腕は提督の体を抱くように、人質…ですか?どうなんでしょうね、可能性は、ないとは、いえないですけど。
それよりも、あのような形で敵艦が残っていること自体驚きです。普通沈んでゆくのに…なぜなんでしょう?

提督にも左胸に射創がある以外には、目立った外傷はありませんでした。衣服も乱れてないので、
不意打ちなのか…でもそれにしたってあんな場所に提督がいるはずないんです。連れてこられたとしか…でも、気絶させられたというなら何かしら痕跡があってもおかしくありません。
…ホントに、争った形跡がないんです…まるで、まるで■■■■■■■■■■■■■■■。

■■の衣服だって、まったく傷ついてないんです、こんなのおかしいですよ。提督を見つけたのが彼女だったら、だって彼女は提督を■■■■■ですよ。真っ先に戦うか、応援を呼ぶはずなんです。そのどちらもないなんて…。

それに、それにあのへ級は左■■■指■■■めていたんです!!


これは、これは私の推測にすぎないのですが、もしかしたら、あのへ級は■■■■■■■■■■■■■■■■■■(以下、根拠のない推論のため記載の必要なしと判断)


<検証物リスト(※これに上がっているものは押収済のものである)>

■■の実験メモ
○○鎮守府前提督の手記
任務成果報告書
ボイスレコーダー
■■の私物数点
ビデオカメラ


以上

『これでいい、かな?よし、実験を開始します。…軽巡ホ級、先日、貴女の構造を把握するときに何か頭に声のようなものが響いたのだけど、これは、あなたのものでいいの?もしそうなら返事をして?…えっ…あ、すごい…この前よりはっきりと…よし、これならいけるわ!それでは質問に…

…え……なに、言ってるの?……おな…じ?…え……なに……それ…嘘、そんな事…………だって、それじゃあ私たちのしてきたことって…違う、違、う違う…!

…違う!嘘言わなイで!同じなワけないじゃない!!ハん分?!違う!!あなたは深カい棲艦で、私は、私は、うるさい!黙レ!違うって言ってるでしょ!五月蠅いうルさいうるさイうるさい、やめろ!やめないト、こロ…えっ?今、私…、違う、お願い違うの、違うってば!いやッ違うのダまって、黙れやめろ痛イ痛い痛ッ……ウルサイ!ヤメロッテイッテルデショ!お前たチと一緒にするな!わたしは、わたしはあああああああああああ、…kぇろ消えろ消えロ消えろキえロ消えろ消えろ!苦しみながら[ピーーー]っ!!!!!!しねっ、[ピーーー]ええええええええええええええエえええエ!!!

……………あ、ああ、ぅ…え?…!!違うの、こんな、こんなハずじゃ、許して、お願い助けて皆、あっっ、提督、違うの!同じじゃないの、信じてよ!なんで、どうして?!助けて!このままじゃ…いやっそれだけは嫌、そんな、いやアああああああああああアああああああアああああああああアああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああァあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああアアアあァ!!』

…最後の最後で盛大にミスった、死にたい

またこの娘が幸せになる話お願いします(涙)

本当はもっとあげる順番をバラバラにしてよりミステリー性を上げたかったんですが、どう順番を変えていいのかもそうでしたし、あまりにバラバラにしても話全体を把握するのを変に妨げるだけだろうと思い、彼女の慟哭部分だけを最後にしてみました。

その結果がこれだよ…

龍田さん了解です。
ただ、多分だいぶ遅くなるかと

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電と深雪、あぶきた、満潮と鬼畜提督、龍田さん←new

4本か、明日中に書き終わるかなあ…

あ、忘れてた。
>>117
こんなん書き終わった後だから思いつかない……まあ多分書きます、きっと


【目には目を、歯には歯を】

<食堂>

(普段朝飯はごはん派だけど、たまにはパンもいいもんだな…)

(で…さっきからアイツはいったい何なんだ?)チラッ

「!!!!!」

「…なあ、さっきからこの深雪さまのことを見てたよな?なんだ?なんか用か?」

「あ、べべべべべ別になっなななんでもないのでひゅ!、!!!!!」

「…ぅう~舌が…、!…あ、あの、失礼するのです!!」

(なんだアイツ…?)




<廊下>

「!!!!!」

「…」スィー

「…」ふぅ

(…廊下ですれ違うだけなのに、あそこまで大げさに避けるか?ふつう?)




<遠征帰還中>

(今日の遠征も無事終了、全員欠けることなく帰還、戦果は上々ってな)

(ま、この深雪さまがいれば当たり前だけどな!…で、だ…)

「おい電ぁ!お前なんでそんな後ろに居んだよぉお!」

<電は後方警戒してるだけなのでぇ、気にしないでほしいのですぅぅ!!

(…いや、もう鎮守府が目の前だってのに、こんな近海に出る深海棲艦いるかよ…)




<深雪さまの私室>

(電の不審な行動、あの慌てっぷり、見たところこの深雪さまにしかしてない…)

(…思い当たる節がないわけじゃないけど、まあ、こっちもちょっとは気にしてた時期あったし…)

(でも、あんだけ露骨に避けられるとな…さすがに傷つくぜ…)

(あああああああああ、イライラする!……ん?そういえば遠征組は明日一日暇だよな?)

(……よしっ!)


<!すでのな室私の電>

「おーい、電?いるかー?入っていいかー?」

「み、深雪ですか?!……ん”んっ……コノヘヤニハ イマダレモイナイノデスゥ…」

「…居んじゃねーか、ってか深雪って言ってたし…入るぞー「あ、待って…」」

「…よ、おはよ、電」

「お、おはようございます…なのです…」

(…目も合わせてくれねえのか…)

「そ、それで、こんな朝から電の部屋に何の用事なのです?」

「…まあちょっとな、「昔」の話、しに来たんだ。」

「!!!!!!!!…あ、とりあえず…座る、のです…」








「…まあ、簡潔に言わせてもらうとだな……気にすんなってことだよ」

「えっ?」

「だから、気にすんなっての!あの演習中の事故のこと、こっちはもう気にしてねぇんだよ!」

「で、でも、だって…」

「でももだってもねぇ!沈められた側が気にすんなって言ってんだ!」

「あれは、あの時お前に乗ってた船員のミスだ!電のじゃない!」

「…むしろ、昔のこと気にしすぎて露骨に避けられてる今のほうが傷つくっての…」

「深雪………、それでも…電は…」

「あああああああ、もう!うじうじした奴だな!…なら電、目、つぶれ、顔動かすなよ?」





(えっ…えっ?電は何をされちゃうのです!?)ギュッ

「……いたっっ!!」

「…ぅう~、深雪、いったいなにを…でこピン?」

「…これで、おあいこ。電はこの深雪さまにぶつかったし、今、ぶつけ返した」

「どっちもどっち、痛み分け、な?」

「深雪っ………、うん!これでおあいこ、なのです!」

「うんうん、そうと決まったら、仲直りついでに、今日はどっか遊びに行こうぜ!この前いいとこ見つけたんだ!」

「はいっ、なのです!!」

【悲報】公式での深雪の一人称が「深雪さま」…(こんなん会話文つくれるかよ…)じょ、冗談じゃ…

深雪さまの性格なら、昔のことはあんまり気にしなさそうかなと…公式4コマ?さあ、知らない子ですね…
仲良しというよりは仲良くなるまでになってしまいましたが、すべての責任はイクにあるので、苦情はそっちにお願いします。

現在のリクエスト状況

あぶきた、鬼畜提督と満潮、風邪ひき(熱出すってこういうことですよね?)龍田さん

(やべ、見直したら廊下回避ネタってあぶきたのほうやん…)


【はい…正直言って、北上さんは苦手です…。なに、あの人…】

※百合というかレズ
※というかクレイジーサイコレズ
※微エロ




「あーぶーくーまー?」

「きゃあああああ!?き、北上さん?な、なにを、後ろから、おっ…胸、揉まないでください!!」

「ん~?よいではないかよいではないか」

「それに私は、阿武隈の貧相な胸部装甲を増築してあげようとしてるだけだって」

「むしろ感謝してもらいたいね?阿武隈?」

「そんなの、するわけっ、あっ」

(あっ、っふ、や、やだ、こんな…)ピクン

「ん~、何だか抵抗が弱まってきたね、阿武隈、どうしちゃったの?」

(そんな、だって、こんなの……知らない…キモチ…よくなってる場合じゃない!!)

「や、止めてください北上さん、そんなことしたら…」

「むっ、復活しちゃったか。なら、こうだ!」

(ああっ!そんなとこいじっちゃやだぁ、あたまが………違う違う違う!)

(やめて北上さん!そんなことしたら「あの人」が、「あの人」が来ちゃうからああああああああ!)















「何あの女、北上さんにあんなことされちゃって、羨ましい…ほんと、妬ましいわ」

「私だってあんなことされた覚えないのに、しかも、嫌がって…嫌がるなら代わってよ」

「北上さんも北上さんだわ、あんな貧相なの、何がいいのかしら。私のほうがよっぽど…」

ブツブツブツブツブツブツブツブツ………………


(ひいいいいいいいいいいい!!!!き、来たぁ!?)

(え、なに、あの人を取り巻く空気、何か黒いんですけど!?え、こっちに来てる?うそぉ!?)

(北上さん、北上さん!あなたの後ろの人超怖いんですけど!気づいて!!)

「き、北上さんっ、っあん!、う、後ろ、後ろに…」

「騙そうたってそうはいかないよ?そんな阿武隈にはお仕置きだね?」

(え?下!?ちょっと待ってここ人がめったに来ないとはいえ廊下、廊下だから!)

(いやそれもそうだけどもう来てるから、「あの人」来ちゃってるから!?)

(あ、さらにどす黒く、ひぃ!なにあれ?触手みたいに、なに、あたしの…首、目がけてない?)

「あぅ、っあっあっあ、ひ、ひらかみひゃん…も、もう…」

「あはっ♪とっても可愛いよ、阿武隈?」

(ちがうの!このまま続けたらあたし殺される!あの黒い情念にとり殺されちゃう!?)

「ちがうの、ひてるの、ひちゃっれるの!あれが、あれが、っあん♪」

「うん、いつでもいいよ?私が支えてあげるから、ね?」

(ああ、あれがもうすぐそこまで!く、首に巻き付いて…!!)

(ここで気を失ったらダメ!!確実に死ぬ!!!でも、でもっ!)

「ひらかっ…sん、苦し、!!」

「我慢したらもっと苦しいよ、だから、ねっ!!」

「っっっっっっあああっっ!!!!!!!!!!」ビクン


「…っと、気を失っちゃったみたいだね。やりすぎちゃったかな?」

「でも、ほんとにかわいかったよ、阿武隈?」


「北上さーん!」

「!!…あっ、大井っち、いつから居たの!?」

(やば!流石にこのことがばれたら懲罰もの…!)

「え?…私は、提督に北上さんへ急用があるから探せって言われて、今見つけたとこよ?」

(…ふぅ、なんだ、良かった。…でも今日は休暇のはずなんだけど何の用だろう?)

「あら?阿武隈さん?なんだか体調が悪いみたいね?」

「あ、そうなんだよ。なんだか熱っぽくってさ、一緒に居たら突然倒れちゃったんだよね」

「そうなの…ねぇ、阿武隈さんは私が見るから、北上さんは提督のところへ行ったらどう?」

「え?…ああ、そうだねー。なんか急用みたいだし、頼んじゃおっかな?ごめんね、大井っち?」

「いいのよ、北上さん、そんな」

「阿武隈さんはちゃんと介抱するから」

「ちゃんと…」







(ん…あれ?あたし、ああ、そうか…北上さんに…ってここは?どこのベット?)

「あら、目が覚めたのね?阿武隈さん?………この泥棒猫…」

「あ、あああああああああ!?」

「毎回毎回、こうやってお仕置きするのは何度目かしら?まあいいわ、覚悟しなさい…」

(だから北上さんは苦手なの!!私の都合なんてお構いなしにあんなことして!!)

(なにこの人なにこの人なにこの人!!!!)


いやあああああああああああああああああああああああああ………

思いっきり迷走した感半端ない


【想定外の事象を観測しました】

世の中の出来事はすべて原因があり、偶然など存在しない。

偶然は複数の不可視な必然がつみ重なってできるもので、本当の意味で「偶々」起こることなんて何一つないのだ。


私に与えられた役割は「実験と検証」、すなわち不可視の必然を可視化し、傾向を把握し、必要に応じ対策を立てる。こうして収集したデータは、のちの世の礎となる、とても名誉なことだと思う。


…ここに、ある事象について、私が趣味の範囲で独自に収集し、検証したデータがある。


基本的に、人間というものは、有機無機問わず「美しいもの」に魅かれるが、それは異性との関係を築くうえでも同様の傾向がみられる、というものだ。


もちろん、個々人により「好み」といったものがあり、また、自己を取り巻く環境からの「打算」も入るので、異性関係を一律に把握することは困難だが、上記データはある程度は原則的なものとして受け入れていいだろう。

美男美女が嫌いな人間など、そうとうの天邪鬼か、嫉妬深い人間かのどちらかであくまで例外なのだ。



そう、だから、きっとこれはなにかの間違い。そう、ありえないことなの夕張!!




「提督、もうすぐ執務開始時刻になりますよ?まだ起きてらっしゃらないんですか?」

「…入りますよ?」





「…ふっ、ん~、ああ、よく寝た。…?夕張?起こしに来てくれたのか?おはよう」




寝ぐせのついたボサボサの髪、そり忘れた無精ひげ、よだれの跡がついた口回り、乱れきった寝間着、まだ半開きの眼

だ ら し な い 姿 !!



「あ、て、提督、お、おはようございます!!き、今日もいい天気ですね!!」

「見たところ…雨のようだが…」

「あ…」


もう、この胸の高鳴りはなに!!なんで顔がこんなにも暑いの!!まったく頭が働かないのはなぜ!!


こんなデータ知らないわ


誰か、教えてよ!!

夕張のSSはこのスレでは初めてですね

あ、そういえば、前々から言おうと思ってましたが、このスレに対する皆さんのレスの一つ一つが私のやる気につながっています、感謝です。

SS自体つい数日前から書き始めた新参者ですが、まあ、皆さんの暇つぶしにでもなればいいかなと


【代弁者3・一寸先は闇】

「今日のおやつは、コレなのね!」

「あ、ポテトチップス!久々でち!」

「エアコンも着くようになって、やっと快適な鎮守府生活なの」

「同感だよぉ」グデー

「毎日任務や演習に励んでいる分、たまにはこういう自堕落な生活も許されるのね」

「ゴーヤはずっとこんな生活でもいいかなぁ」

「まああこがれはするけど途中できっと飽きちゃうの」

「そうかなぁ?」

「…実際やってみたことないから何とも言えないの…そんな事よりゴーヤ!お皿の用意!」

「わかったでち!」




「それじゃ、さっそく開けるのね!」

「ふふっ、たのしみだなー」

「あ、あれ?開かないの…」

「交代する?」

「ううん、頑張ってみるのね」

「ファイトだよ、イク!」

「む、なかなか固いのねっ…くぅ…イク、行くのー!」



    パァーーーーーン



「「あ…」」


「掃除するのね…」 「でち…」

んー、ダメだ、考えれば考えるほど、鬼畜から遠ざかってく…
これじゃただのクレイジーサイコ野郎じゃないか…

CPLじゃないかわいい大井っち了解です

長良型、は、誰でもいいですか?申し訳ありませんが私の力量では一気に全員出せそうにありませんので…
指定があれば、その子を中心に書かせていただきます

長良了解です、えっと、まあ、き、気長に待っていただければ…


【懲罰房にて】

※閲  覧  注  意
※暴  行  表  現
※死  ネ  タ 


なんで、こんなことなっちゃったのかしら




「クソが、いつもいつも俺を馬鹿にしやがって!!誰の指揮で出撃してると思ってんだ!!」

「いうなればぁ…てめえらを生かすも殺すも俺次第なんだよ!命令無視は軍規違反だからなぁ」

「だから!てめえは!オレに!生意気な口!たたいて!いい!身分なんかじゃ!!」

「ねえええんだよおおおおおおおおおおおおおお!!!」


さっきから、どれだけ殴られたの?どれだけ時間がたった?

拘束具以外何もないここじゃ、なにもわからない


「なにそれ!?意味わかんない!私たちは司令官の名誉のための道具なんか、あッッ!」

「うるせええええええええ!!兵器のッ分際でっ人間様にッさからうんじゃねええええええ!!」


流れの読めない海流により、あらぬ方向へ進む艦隊、使えない羅針盤

思うように進まない、指定海域の制圧

無駄に浪費されるだけの資材、今ではろくに修理することすらままならなくなった

上からは、成果をせかされ、私たちからは艦隊の指揮等に文句が上がる

きっと、疲れちゃったのね…



「…で、なに?!うまくいってないのは、あんたのつまらない戦略のせいじゃない!!」

「黙れって言ってんだよおおおおおおおおおお!!満潮おおおおおおお!!」


私が選ばれたのは、単純に私が生意気だから気に障り、小柄だから御しやすいと思われたから

私が殴られ続けるのは、司令官のうさばらしのため…あ、右目が見えなくなった…

殴られ続けたせいで、感覚がまひしたのか、もう痛みを感じない、ただ熱さが襲ってくるだけ

顔以外も、まんべんなく殴られ、蹴られ、傷ついている

四肢はすべて折れて、ろくに動かせない

こんな状態になっても、まだ喋れるだけの体力があるのは、流石艦娘ってところかしら




でも、もう限界…






司令官、私ね、口ではあんなこと言ってたけど、ほんとは司令官のこと嫌いじゃなかった

右も左もわからない状態で、それでも必死に頑張ってる司令官のこと…私ね…


だから…








「……………ありがとう」


ああ、もう、何にも見えない、聞こえない









何だろう、冷たいのが?これ、なに?





ああ、かんがえるのもめんどうね、わたし、いまとってもねむいの、だから



……しれいかん、





おやすみなさい

…真昼間から何書いてるんだろう…

┌┴┐┌┴┐┌┴┐ -┼-  ̄Tフ ̄Tフ __ / /

  _ノ   _ノ   _ノ ヽ/|    ノ    ノ       。。
       /\___/ヽ
    /ノヽ       ヽ、
    / ⌒''ヽ,,,)ii(,,,r'''''' :::ヘ
    | ン(○),ン <、(○)<::|  |`ヽ、
    |  `⌒,,ノ(、_, )ヽ⌒´ ::l  |::::ヽl  
.   ヽ ヽ il´トェェェイ`li r ;/  .|:::::i |
   /ヽ  !l |,r-r-| l!   /ヽ  |:::::l |
  /  |^|ヽ、 `ニニ´一/|^|`,r-|:「 ̄

  /   | .|           | .| ,U(ニ 、)ヽ
 /    | .|           | .|人(_(ニ、ノノ

ひぃ!、AAこわっ、ま、まあそれだけ心に来るものをかけたと思えば、むしろいいこと?

ツンデレ艦娘の指定があれば答えます、ただ、私の書くツンデレは>>71みたいなものになります
もしかしたら、つん…でれ…?みたいなことになるかもしれません、ご了承ください


現在のリクエスト状況

熱だし龍田さんの奇行
クレイジーサイコレズじゃない大井っち
長良で一本
ツンデレ艦娘(指定があればその子)

暑さで頭働かないので、今日の更新は夜になります。

気分によっては那珂ちゃんメインで一本挟む…かも


【熱にうかされて】

「司令官さん、いらっしゃいますか?」

「電?どうした、そろそろタンカー護衛任務の開始時刻だが…」

「あの、龍田さんが、まだ来てないのです…」

「龍田が?珍しいな、まさか寝坊か…?それとも…」

「まあいい、いかなる理由があろうと、任務に支障をきたす行動は認められん」

「扶桑、すまないが、少し席を外す。」

「本日の執務自体は量が少ない分容易にこなせるが、何かあったら私を呼べ」

「電は持ち場に戻れ、神通を向かわせ、任務を継続する」

「わかったのです」

「はい、わかりました、提督。なるべくお早目にお戻りくださいね」





「龍田?龍田!…いないのか?なら…」


ガタン


(室内から物音?)
「入るぞ?」


「あ…提督…ハァ…おはよう、ございます…ふふ、こんな床に寝そべるような格好で、ごめんなさ~い…」


「龍田?!どうした!とりあえずベットに運ぶぞ?」
(なんだ、この熱?!とにかく安静に…)


「…それで、見たところ風邪のようだが…」

「ふふふ…体調管理もできないなんて、軍人失格ね~…」

「体調管理はもちろんだが、最近出撃、遠征と働かせすぎたか…すまないな…」

「あらあら~?提督が謝るなんて、珍しいこともありますね~」

「お前は私を何だと思っている…自分にも非があるんだ、謝罪くらいするさ」

「へぇ~、周りからは鬼提督何て言われてるけど、案外やさしい人なのかしら?」

「…言った奴は誰だ…後で説教だな…。しかし、今日はやけに饒舌だな、龍田?」

「…さて…こうして話してても体力が回復しないな。私はそろそろ執務室に戻る。後で……?…」

「…この手はなんだ…龍田?」

「………提督は、自分にも非があるから謝罪するって、言ってましたよね~」

「ああ…そうだな…」



「なら、一緒に、寝てもらえませんか?」



「…何を…言っている?」

「ほら~病気で体が弱ってるときって心細くなるじゃないですか~」

「だから、隣に誰かいてほしいな~って…」

「それは後で看病する者を送ると「それに…」」

「それに、天龍ちゃんを配属させるってお約束も、まだ達成されてないし…」


「…だから…っ…寂しいの……お願い…します…」



(…姉妹艦の居ない現状、他の者が来てもかえって孤独を感じて心細くなるだけ…か…)

「今回だけだぞ…」

「!…うふふふふ♪提督は、やっぱりやさしい人でしたね~」


「…それで、これはどういうことだ?龍田、説明しろ」

「仰向けになった提督に私がうつ伏せ寝そべってるわ~」

「体勢の説明ではなく、理由の説明をもとめたのだがな…」

「理由はさっき説明したじゃな~い」

「隣で見守るなり、手を握るなりの方法があったはずだが…?」

「それじゃあ一緒に寝るとは言わないわ~寝るならしっかり寝ないと…」

「ほらほら、私、寝たいんです。だから動かないで…あ、手はまわしてくださいね?」

「お前ッ…いい加減に…!」

「お説教なら後で聞くわ~、だから…だから…ね?」

「…はぁ…起きたとき、体調が万全ならそれでいい…わかった、もう寝ろ…」

「うふふふ、お布団が幸せ~♪おやすみなさい、提督」

「ああ、お休み」


「…それで、納得のいく説明をしていただけますでしょうか?提督?」

「執務をほおって、龍田さんと同衾とは…さぞかし、お楽しみでしたでしょうね?」

「…看病の一環だ…」

「そんな看病っ…だいたい、提督はなんだかんだ女性に甘すぎますっ…」

「それにもっと身近な存在にも目をですね…?」

(…扶桑の目に光がない…おとなしく聞いておこう…)




「起きたらすっかり直ったわ~何だか前よりも体調がいいし」キラキラ状態!

(でも、熱があったとはいえ、あんなこと頼むなんて…どうしちゃったのかしら?)

(おかげで、「元」通りってわけでもないみたい、戦闘以外に、こんな胸が高鳴ることがあったなんて…)

(うふふっ、今度は看病じゃなくても、一緒に寝てみたいな~♪)

(覚悟してくださいね、提督?)

そもそも艦娘が風邪ひくの?とか入渠すれば治るんじゃない?とか、そういう突込みは無しでお願いします

(ところで、リクエストのツンデレ艦娘は、霞でいいんだろうか?他に名前上がってないし…)


【満月と麝香に誘われて】


(…はぁ、何だか寝れないわ…夜更かしはお肌の天敵なのに…)

(どうせなら、そこらへんの砂浜でも散歩してこようかしら…今日は満月、きっと外は綺麗でしょうし…)





(とは言ったものの、やっぱり潮風だけは好きになれないわ…髪の毛もいたんじゃうし…)

(それに香りも…あら?この微かな甘い香り…?もしかして近くに…)







(居た、やっぱり、この香りは…)

「こんなところで、奇遇ですね…司令官?」

「…?…如月か?よく、私が入江に居るとわかったな」

「司令官、たまに甘い香りをさせてるんですもの。つい追ってしまいます」

「…よく、見ているんだな、いやこの場合、嗅いでいる、か?」

「いやだぁ、司令官ったら、まるで如月を変態みたいに」

「でも、司令官の香りならずっと嗅いでいたいわ、そう、ずーっと」

「馬鹿なことを、冗談を言うな…」

「ふふっ、冗談じゃないって言ったら?司令官?」

「……さあ、な」

「…あらぁ?いつもならもっと余裕をもって受け流すのに、なんだか変ですね」

「司令官も、この空気にあてられちゃったのかしら?」

「…」

「…ねぇ、司令官、もっと傍によってもいい?」

「…好きにしろ」


「綺麗ね…幻想的で、なんだか、変な気分になっちゃう…」
「…ねぇ、司令官?司令官は、如月のこと、もしかしたらはしたない女と思っているかもしれないけど…」

「こんな態度とるのは、司令官に対してだけよ?」

「この髪も、肌も、如月の全てが、司令官のもの…」

「すべては、如月を司令官のおそばに置いてもらうため…」

「だから………きゃっ?!」

「司令…官…?」

「お前は、本当に、せっかくここまで我慢してきたというのに…」

「えっ?」

「今日ここに来たのだって、如月、お前との今後について考えるためだった…だったが…」

「もういい、限界だ…」

「…司令官…もう、司令官も好きなんだから…嬉しい…」

「あはっ♪如月のこの輝く肌、もっと近くで見て…」

「如月の全てを貴方のものにして…」

「司令官………あっ…」


(ああ…司令官…ずっと、ずっと夢だった…)

(こうして、貴方と、海を…)

…那珂ちゃんどこ行った?

上のツンデレは霞にします、次の更新は、明日と言うか、えーっと、朝以降?になります


【ああ、扶桑姉さま!何もそんなところで張り合わなくてもいいじゃないですか!姉さまが傷つくだけです…止めてください!ああ、でもこんな姉さまも珍しくて、かわいらしくて、これはこれでいいかも……何考えてるの山城、どんな姉さまも素敵に決まってるじゃない!私は姉さまの全てを愛しているの!だからこんな扶桑姉さまも大好き!愛おしいわ!ああ、扶桑姉さま、山城はどこまでも姉さまについてい来ます、たとえそれが灼熱の地獄でも、姉さまさえいれば何も怖くないの!ああ、姉さま姉さま姉さま姉さま姉さま姉さま(ry】



「…扶桑姉さま?…その…この暑い中、なぜそのような格好を…?」



扶桑

E ダウンジャケット(白)
E ロングスカート(赤)
E マフラー(赤)
E 黒タイツ



「それは、あの子たちがこんな暑い中でも黒い下着を来て、颯爽と任務をこなしているからよ…」

「ねえ、山城…私、伊勢、日向には、負けたくないの……!」













「ご主人様?いったい何を作ってらっしゃるんですか?」

「熱中症の予防と応急処置についてちょっと…な」

ふと思いついた小ネタ。皆様も熱中症には気をつけて


【縁とは異なもの、味なもの】

「…しかし、縁とは不思議なものだな…」

「どうしたんですか提督?いきなりそんなこと言い出して、老人くさいですよ?」

「なかなか辛辣な言葉だ…」

「だが、そう思いたくもなるさ、何せ、出会ったばかりの大井は、それはひどかった」

「仕方ないかもしれないが、中小破すれば原因が何であれ、私の作戦や指揮に苦情が上がり…」

「ほんの少しのスキンシップで撃ち込まれそうになったからな…」

「そう考えると、こうして一緒に居ることが不思議に思えたのさ」

「て、提督?!もう!あの時のことは忘れてください!」

「あの時は、秘書艦としてあまり提督のことを知らなくって、だから…その…」

「別に責めてるわけじゃない、はじめは皆そんなもの…いや…例外はいたが…」

「まあ…だからこそ、不思議だなと思ったんだよ」

「まさか、大井とはな……いや、別に後悔とかそういう意味では無くてだな…」

「ふふっ、大丈夫です。昔ならいざ知らず、今の私なら、ちゃんとわかってますよ、提督」

「…ただ、本当に私でよろしかったのですか…もっと別の、提督に相応しい…」

「私は大井がよかった、大井が欲しかったんだ、別の選択肢などないさ」

「むしろ、お前のほうこそ、後悔してないか?」

「いいえ…ちっとも」

「あ、まあ、北上さんのことも、気にはなりましたけど…ちゃんと祝福してくれましたし、それに…」


『私を気にして提督の申し出を断るなら、いくら大井っちといえど怒るからね!!』


「なんて、逆に背中を押されちゃいました」


「そうか、アイツらしいな…あとで北上にはなにか買ってやるか」

「はい、そうしてあげてください、ただ…」

「ただ?」

「その…他の子ばかり目が向いて、私を裏切るようなことがあれば、海に沈めちゃうんですからね…」

「それは怖いな。大井の魚雷発射技術は鎮守府でも一、二を争う」

「…では、海に沈められないために、スキンシップを多めに図るとしようか…」

「え?…んっ?!…んっ……はぁ……もう、執務時間中ですよ?」

「嫌いか?」

「そういう聞き方は…ずるいです…嫌って言えないじゃないですか…」

「でも、だめです。仕事はきっちり終わらせないと、他の子に迷惑がかかります」

「流石だな、秘書艦の鑑だ。わたしはしっかり者の秘書艦を持てて嬉しいよ」

「もう!本来ならしっかりするのは提督のほうなんですからね!まったく…」



「…それに、そういうことは、その…夜に…お願いします…」

「夜なら…いくらでも、いいですから…ね?」

(すまないが、大井っちのこのSSはここで終わりなんだ)


【何事もほどほどに】

<マルロクマルマル>

「しれいかーん!!」

「その声は、長良か?こんな朝早くにどうした?」

「へへっ、司令官こそどうしたの?長良はね、朝のトレーニングをしてるんだ!」

「殊勝なことだ、いい心がけだぞ。私は、ただの散歩だが…」

「そうだ!ねえ司令官!もしよかったら一緒にトレーニングしない?きっと気持ちいいよ!」

「そうだな…自ら戦場に赴くことはないとはいえ、私も軍人…体を鍛えて損はない」

「何より、健全な精神は健康な肉体に宿るというもの、いいだろう、それで、何をする?」

「やった!じゃあまずは長良の好きな走り込みだね、まずはかるーく10キロかな?」

「…まて、10キロはまだいい、まだ現実的な距離だ。「まずは」とはなんだ?」

「え?体を温めてからが本番だよー、そのあとは、えっと、今日は特に出撃命令もなかったから…」

「でも、朝ご飯はしっかり食べたいし…うん、2時間いっぱい走れるよ!」

「いや、せめて具体的な数字を…」

「ほらほら司令官!時間がもったいないよ!長良と一緒に、トレーニングだ!!」

「いや、長良、まて!お前は確かに何もないが、私には執務が、手を引っ張るな!話を…」


<マルハチサンマル>

「…で、提督がボロボロになったと…」

「う~、ごめんねぇ鬼怒ぅ~つい楽しくなっちゃって…」

「まあ、汗かくことの楽しさや訓練の大切さは鬼怒もよーく、わかるんだけどさ…」

「やっぱり、いきなり長良姉のペースに合わせるのはきついと思うんだよね…」

「ぅう~、反省します…」

「…そう、長良を、責めてやるな…鬼怒。私の、鍛え方が、…甘かった…」

「いや、流石に2時間ぶっ通しで走り続けるのはないでしょ、しかも長良姉のペースで」

「でも、一応ついてこれてるのはさすがというか、パナイね、提督」

「仕方ない…姉の責任は妹である鬼怒がとります…秘書艦だしね」

「提督はとりあえず午前一杯は体を休めてよ、ね」

「…すまない…」

「あ、鬼怒!手伝うよ!」

「まあ、それは嬉しいんだけどさ…」

「とりあえず、長良姉はシャワー浴びて着替えてきなさいっ!!!!」

「は、はいっ!」

オチ?さあ、知らない子ですね

これであとリクエストで残ってるのは、「霞に愛されて眠れないクズ司令官」だけ…ですよね?

何だかこう書くと、某有名ヤンデレCDみたいだ…

夕立とラフメイカーかげぬい了解っぽい!ただ、リクエスト作品がいつ上がるかは、気長に待って欲しいっぽい?

あと、リクエスト以外の作品も勝手に投下するっぽい?っていうか今からするっぽい
私になにか落ち度でも?

【麝香と朝日で目が覚めて】

>>177の続き

(あ、眩しっ…あれ…ここは、私の…部屋…?)

(…え、嘘!?…私、夜に…そんな…あれは、夢…?)

(…せっかく、せっかく、夢が叶ったと思ったのに…!)

(ほんとにただの夢だったなんて…そんなのって……)

(全部…全部夢なんて…痛っ…?)





(…下腹部が…痛い…それに、この服についた残り香…司令官の…麝香と汗の匂い…)

(私の大好きな、あの人の匂い…)

(これは、信じていいの?私は、司令官と……確かめなきゃ…)


(執務室…かしら…)


「司令官?いるかしら?」

「………如月か。執務開始時刻まで、まだ随分とあるが?」

「…司令官こそ、とっても早いじゃない?どうしてこんな早くに?」

「まるで、まるで眠れないからここに来た、みたい、ね」

「…そうかも知れないな」

「ねえ、司令官?…一つ質問があるの…」

「司令官と過ごした夜のこと、あれは「如月」」

「…あの夜のことは、忘れろ…」

「!!!それじゃ、夢じゃ、ないのよね?私は、如月は、司令官に抱かれて…」

「 司令官のあの言葉も、あの口づけも、思いが通じ合ったあの夜の事…全部ほんとのことで…」

「……」

「ねえ、司令官、なのに、なのに、忘れろって、どういうこと?…そんな…なんで、どうして?…っ…」

「好きだって、愛してるって、言ってくれたじゃない!?あれは嘘だったの?」

「あれだけ激しく求めてくれたのに、初めて…だったのに…」

「どうして、司令官?」

「…答えてよっ!!」


「……どうして、何も言ってくれないの……?」

「…なら…どうして、私のこと抱いたの…?」

「抱けると思ったから?それとも…憐れみ?…」

「……中途半端に期待させないで…」

「嫌なら嫌って、愛してなんかないって、私のこと突きはなしてよ!!!!」

「司令官、ねえ…っ…司令官ってば…ぅ…っあ……」

「!!!!!!!!」

「如月っ!!待てっ!!」




(!…引き留めて、どうする気だ…また、傷つけるのか?)

(下手な情など抱くな、所詮、上官と部下。これでいい…)

(これで…)

こういうパターンは今まで多分無かったはず

なぜか続けちゃった如月SS
正直中途半端なのでまた続きを書こうかなと

普通にいい話と、いい船とどっちが需要あるのか…?

(>>82じゃ駄目ですか?(小声))

更新したと思っていても実はしてなかった・・・なんてことはよくあるよな?
つまり何が言いたいかと言うと


マジですいませんでしたm(_ _)m

>>209

「あ、あたしのこと忘れるなんていい度胸じゃない!このクソ提督!」

「なによ…なによぉ…っ…グスッ」

次の更新はできたらお昼頃、多分5時以降になります

リクエスト見返すと、駆逐艦と言うか、容姿が幼い子が多い…あっ(察し)


【提督の心のBGM「メガリス(エースコンバット04より)」】

「…」

「な、何とか言いなさいよ、言葉も忘れっちゃたの?このクズ司令官」

(なんだ…これは、どういう状況だ、いったい…)

(なぜ、こんなことになった…)




<数日前>


「え、夕飯を作ってあげたい?」

「うん…」

「なんでまた?」

「え、と、そう!あのクズ、最近仕事が忙しくってろくにご飯も食べてないそうじゃない」

「こんなんじゃ、全ての艦隊の指揮に影響がでるわ、ほんっと迷惑」

「…だから、ろくに体調管理もしようとしないあのクズ司令官に代わって、あたしが…ね」

「別に霞が無理して作らなくても、鳳翔さんや間宮さんにでも頼めば…」

「ほ、ほら!そこは、秘書艦たる私が率先してやらなきゃいけないと思うの」

「あのクズ司令官の不始末は、あたしが何とかしなきゃ、ね?」

「で、でも、あたし、今まで料理なんか作ったことないから不安で…」

「それでね!カレーなら初心者でもまず失敗しないって聞いたの」

「だから、カレーで「有名」なアンタに、作り方を教えてもらいたいなって…」

「ふっふっふ…なるほど、そこまで言われちゃしかたないなぁ…」




「ではこの比叡が!霞にカレーの作り方を教えてあげるわ!」


(…食堂の入り口から、比叡がチラチラこちらを覗いている…そうか…すべてはお前が…)

「早く食べないと、冷めちゃうわよ…?」

「あ、ああ、すまない…霞が作ってくれたかと思うと、胸がいっぱいでな…」

「!!そ、そういうのはいいから!さっさと食べろって言ってんの!!」

「まさか、スプーンの使い方も知らないとか言い出すんじゃないでしょうね?このクズ司令官!」


(匂いは、まだ、ごまかせている…流石カレー、まだ食べ物の匂いだ…微かに異臭はするが…)

(しかし、明らかにカレーというにはおかしい具が…)

(これは化学実験じゃない、なぜ細かい工材らしきものが見える…)

(それにこのところどころ浮いてる油上のもの…まさか…燃料か?!)

(貴重な資材を…いや、そもそも私は普通の人間で…)


「ね、ねえ、ど、どうして食べないの?ま、まさか、カレー嫌いだった?」

「いや、そうではないんだが…な」

「じゃ、じゃあなんでっていうのよ!なんで食べようとしないわけ?あたしが作ったから不安なの?」

「せ、せっかく…っ…作ったのに…グス…ホントは感謝してるって…そう、おもって…っ…頑張って…ヒック…」

(…撤退は…許されない!!!!)



(おい金剛、なに「あちゃー私知らないネー」みたいな顔をしてる。妹の不始末だぞ…)

(鳳翔…ああ、お前のやさしさは嬉しい、嬉しいが、胃腸薬ということは、食べろと暗に言ってるのか?)

(曙、満潮…そんな戦艦級の威圧感を向けないでくれないか…お前たちが霞の味方なのはよくわかるが…)

(赤城…今回ばかりは、お前がうらやましいよ…そんなに目を輝かせて…)



(クソっ…お前には山ほど説教がある…楽しみに待ってろよ…比叡…)

「……頂きます…」

「う、うん!ちゃんと味わって食べなさい!!」















<<ああっ、提督がやられた!!>>

ツンデレの霞に愛され(た結果料理を出され)て、(腹痛で)夜も眠れない提督で一本
リクエストと違う?何のこったよ(すっとぼけ)

祥鳳さんでほのぼの、了解です

現在のリクエスト状況
ぽいぽい、かげぬい、祥鳳さん←NEW

長門ではなく、ながもんでいいんですか?


【隣に寄り添う子犬のような】

(今日の作戦立案はここまでにしよう…少々疲れた…)

(時刻は…マルフタマルマル…深夜じゃないか…)

(とりあえず、食堂に行って、何か飲み物を…)




(…しかし、あの海域はなんだ、なぜ、いつも敵の根城付近で急に海流が変わる?)

(頼りの羅針盤も役立たず、そもそも敵戦力も未知数、艦隊の編成は…戦艦中心に…いや…)

(クソッ…考えが纏まらない……はぁ…ソファーにでも…横になって…少し、体を……)

「っぽい?」

「!!??」

「…夕立か?!急に視界に現れるな、驚いたぞ。…なぜここに?」

「えへへ、提督さん、ごめんなさい、夕立は多分提督さんと一緒で、のどが乾いたっぽい?」

「でも、提督さん、珍しいね、ソファーに横になるなんて。他の子がやったら注意するのに…」

「…確かにな、駆逐艦たちが横になってたら注意をするのに、肝心の私がこれでは示しがつかないか…」

「…んー、何だか、提督さん、お疲れっぽい?大丈夫?」

「ああ、大丈夫だ…お前は何も気にする必要はない…」

「…提督さん、嘘ついてるっぽい…そんな顔して大丈夫なんて、ちょっと無理があるの…」

「そうか、そんなに酷いか…まあ…疲れてるのは事実だが…」

「……ちょっと失礼するっぽい?」

「夕立、なにをっ?」

「お疲れの提督さんは、夕立がギュってしてあげるね」

「ちょっとでも、お役に立てればいいっぽい?」

「夕立…」

(…子供らしい、少し高めの体温と柔らかさ…何故か安心する……)

(疲れてるせいか、眠気が…ここで…寝て…は…)

「…提督さん?お休みしちゃったっぽい?なら、夕立も今日はここで寝るね?」

(…ブランケットをもってきてっと…よし…)

「お休みなさい、提督さん」

「いい夢、見れるといいね?」




(さて、今日も皆の朝ごはん、つくらないと…今日の献立は…あら?)

(提督に、一緒に寝てるのは、夕立?…ふふっ、幸せそうな顔しちゃって…)

(本当なら他の子が来る前に起きて頂きたいんですけど、なんだか起こすのもかわいそうね…)

(それにしてもこの光景、なんだかまるで…)

ぽいぬの夕立で一つ

鈴熊と提督、了解です。
とりあえず長門のほうは、長門として書きますが、ギャグ調の強いながもんがよろしければ言ってください

おおう、これが嬉しい悲鳴と言う奴か

リクエスト状況

かげぬい、祥鳳、ながもん、鈴熊、プラズマ、Z3とぬいぬい

ま、まあ、気長に待ってつかあさい…

うぅ~、みんな、がっつきすぎなのね!全く、もうちょっとゆーっくりして欲しいの、ね?

今日はもう更新できそうにないの…でも、明日いーっぱい更新する予定だから、許して欲しいのね…

現在のリクエスト状況

かげぬい、祥鳳、ながもん、鈴熊、プラズマ、Z3とぬいぬい、むっちゃん、麻耶さま、潮、イクとイチャイチャ(重要)

10…本…?…ひぇえええー


【自然とほおが緩むのは…】

(私の可愛い妹である不知火は、とことん不愛想である…)


「不知火です、ご指導ご鞭撻よろしくです。」

(これは、ちょっと硬いけど、まあいいだろう。生真面目で、愚直な性格なんだなくらいに思われる)


「なんでしょうか…不知火に落ち度でも?」

(これは、ちょっとね…なに開幕一発目で喧嘩売ってんのよ…)

(不知火に用があるのはなにも仕事だけじゃないんだから、もうちょっとソフトに…)



「沈め」

「ふふ、不知火を怒らせたわね…!」

(……怖い…特に目つきがやばい。知ってる?ヲ級の攻撃一瞬止まってたよ?いいことだけど…)



(…はあ、これじゃ、鎮守府の皆とコミュニケーションをとれてるかが心配ね…)

(実際、不知火が私以外の誰かと積極的に話してるとこ見たとこないし…)

(せめて、表情でも柔らかければ…、っていうか私に笑いかけてくれたって…違う違う…)

(とにかく!不知火の笑顔が見たい!!)


「っていうわけで不知火、ちょっと笑ってみてくれない?」

「………」

「ごめん、無言で「はあ?何を言ってるのか不知火には理解できません」みたいな顔しないで…」

「…陽炎が何を理由にそのようなことを言ってるのか不知火には「口に出せばいいってもんじゃなくて!」」

「…なら、いったいなぜ?不知火に落ち度でも?」

「えーっと…」

(流石に面と向かって無表情だのなんだのは言えない…)

「い、一発ギャグやります!」

「………」

「お願いだから無言で「陽炎が一体何を、」それももういいから!とにかく、見てなさい!」

「今日は何の日?子日だよ~」

「…」

「…おにおこっ!!」

「……………」

「…ぅう、ぬいぬいがいじめるよぉ…ぐすん…」

「別にいじめてなどいません、陽炎が勝手に自爆してるだけです。それとぬいぬいと呼ばないでください」

「…それで、陽炎はいったいなぜこのようなことを?」


「…だって、だって不知火、全然笑わないんだもの…」

「はい?」

「…私ね、不知火がホントは皆のことちゃんと考えてるって知ってるよ」

「実は意外と繊細なのも、可愛いものや甘いものが好きってとこも…不知火のいいとこ全部知ってる」

「でも不知火ってクールだから、そういうところ見えないのはちょっともったいないなって…」

「そのことで、私の好きな不知火が変な誤解をされるのはいやだなって…」

「だから、せめて表情でも柔らかくできないかなって…そう、思ったの…」

「…そうですか…」

「不知火?」

「そろそろ出撃予定時刻ですから、不知火はいきますね」

「え、準備するにしたってちょっと早くない?」

「体勢を整えるに越したことはないので、では」

「あ、…行っちゃった…」











(まったく、陽炎は卑怯です…いきなりあんなこと言われたら…)

(…ああ、顔が熱い…でも…嫌な気分ではありません…)

(…すこし、笑顔の練習でもしてみようかな…)

かげぬいってこんな感じでいいのか…小説版読んだことないからわからない…私に何か落ち度でも?

>>233
むっさん→武蔵
むっちゃん→睦月
むつちゃん→陸奥
とかいうトリプルじゃないかな、知らんけど。


【そのままの君で】

(ただ、無心に弓を引き、放ち、中てる)

(私の一射は、護国の礎、敵を屠る、空を舞う矛)

(決して、外すことがあってはならない…でも…)

(また、外した…八射六中、決して悪くはないのだけど…)

(この一射が、勝敗を分けるかもしれない、皆中でなければ意味がない…)

(もっと、もっと正確に、私には、失敗は許されない…)

(………九射七中、でも、本当に的ぎりぎりの中り、こんなのじゃ…)




「…見事なものだ…祥鳳」

「!あ、て、提督!?いったい何時から見てらしたんですか?」

「二射目の弓構えのあたりから、かな」

「ほ、ほとんど全部じゃないですか!お声をかけてくださってもよかったのに…」

「ああ、あまりに集中していたのと、何より、放つ姿が美しかったからな。躊躇われたよ」

「もう!からかわないでください!…あれ?そういえば、弓構えって、それに、弓道衣を」

「ああ、少しだけな…素人もいいとこだが、たまにはな」

「そうだったんですね、一射、見せて頂けませんか?」

「…祥鳳に見せられるようなものではないんだが、まあ、いいだろう」


(提督…一つ一つの動作がとても綺麗…あ、でも会のときちょっと…あ…)

「……外してしまったな…」

「でも提督、足踏みから残心までの形が非常に綺麗でした。素人とはとても、お見事です」

「祥鳳に言われると、自信がもてるよ」

「……祥鳳、最後、残心の際少し表情が固かったが、何かあったのか?」

「あ…、さすがは提督…ですね…」

「…その、皆中でないことに、少し、不満というか、焦りを覚えまして…」

「外しちゃ、ダメなんです。私はただでさえ搭載機数が少ないのに、命中率までよくないなんて…」



「…祥鳳、少し私に弓の放ち方を教えてくれないだろうか」

「え?…はい、えっと、提督は先ほどもい言いましたように動作の一つ一つは綺麗なんです」

「ただ引分けから会までが少し、こう…言葉で伝えるのは難しいな…失礼します」

「えっと、右手はこの位置、弓はこの角度で、はい、放ってください」

「………中ったな、ありがとう祥鳳、すこし、コツがつかめたよ」


「…ところで祥鳳、教えてもらわないとろくに矢を放てない私をふがいないと思うか?」

「え、いえ、そんなことは、誰にでも得手不得手はありますし、それに…それ、に…」

「…誰にでも得手不得手はある。何のための「隊」だ、失敗は別の者が埋めればいい、甘えては困るがな」

「お前の心構えは素晴らしいが、そう気負うな、祥鳳」

「…そういえば、搭載機数を気にしていたな。上からやっと改造の許可が下りた、お前のな」

「ほ、本当ですか!やったっ!」

「ともかく、あまり自分を責めるな。できるものもできなくなる、今のままで十分だ」

「はい!ありがとうございます!」





「あー、あと祥鳳」

「何ですか?提督?」

「男性にも負けないという気負いの一つだとは理解してるが、肌脱ぎであまり密着してくれるな」

「その、いろいろと、困る」

「あ………は、はい……ぅうう」

(最近自分が書いてるのがほのぼのなのか似非シリアスなのか)もうわかんねぇな

>>242
そういうことだったんですね、まさかそういう意味だったとは、私の粗製な文章構成力で三人だと…じょ、冗談じゃ…

ちなみに加賀さんのはリクエストなのか…

えっと、リクエスト今あるのがいったん書き終わるまでは待ってほしい、かなっ~て、思ったり…

あ、ただ、蒼龍と武蔵、あと加賀さん(リクエストなら)までは、リクエストとして書かせていただきます。

何分遅筆なので、気長に待ってつかあさい…


【ダ・カーポ】

「提督よ、話が違うではないか、これは裏切りにも等しいぞ!!」

「…何の話か、皆目見当もつかんな、長門」

「とぼける気か!あれだけ期待させておきながら、いざその時が来たら知らぬだと!」

「提督、約束とは守るためにあるものだ、互いの信頼関係が無くては軍など成り立たぬぞ!」

「…何が言いたい…」

「提督が約束を果たすまで、この長門、いっさい提督の命に応じる気はない!!」

「随分と大きく出たものだな…確かにお前はわが艦隊の旗艦にして一番の実力者、だが…」

「別の手がないわけじゃない、大和に代わってもらうだけだ」

「貴様っ、そこまでしてっ!!」

「お前こそ頭を冷やせ、自分が何を言っているのか、わかっているのか?」

「ああ、わかっているとも。だが、それだけあの約束は私の夢だったのだ」

「それほどまでのものなのか?」

「当たり前だ!あれを目標に今まで鬼神の如き戦果をあげてきたのだ!この…」

「この…」




















「この、30回MVP達成記念、全長1,5メートル、超巨大テディベアを買ってもらうのが!!」

「部屋に入らん、MVPのたびに増える人形が暑苦しいと陸奥からも苦情がきた、あきらめろ」

「提督よ、だから、話が違うと!!!」


無限ループってこわくね?

あーやっぱ微妙な感じになりますよね、この癖どうにかしないとなー
なんか、ただのイチャイチャするのが、こうむず痒くって


【そこは私の場所】


「提督ー、今日執務ないって言ってたっしょー、お暇な提督のために鈴谷があそ…び、に…」




「ああ、とっても素敵ですわ提督…本当に、提督は髪を梳くうのがお上手ですわね…」

「そうか…?普通にしているつもりだが?」

「いいえ、提督、手串でそんな、んんっ、ああ…ゾクゾクしますの…」

「髪が引っかからないようまずは手串でといったのは熊野だろうが…」

「あと、うなじあたりに入ったら悩ましい声を上げるのをやめてくれないか…」

「だって、そんな、あっ…無理ですの…っふ…」

「ああ、提督…もっと、もっと熊野のこと、弄ってください…」

「髪を…な」




「え?なにこれエロい…」


「じゃなくて!なんで熊野は向かい合うように提督の膝に座ってるのさ!!」

「ちょっ、ずるくない!!…おい!無視すんなし!」

「あ、あら、鈴谷?どうしてここに?」

「どうしてって、いや、熊野のほうこそなんで?」

「あら、わたくしはいつもこの時間は提督に髪を梳くって頂いてますの、秘書艦の特権ですわ」

「え、なにそれオーボーじゃんショッケンランヨーってやつじゃね?ダメっしょ!!」

「ていうか、今日執務ないじゃん!秘書艦もなにもカンケーなくない!?」

「お前たち、喧嘩は…」

「そもそも提督が悪いんじゃん!罰として、鈴谷の髪も梳くってよね!熊野と同じように!」

「あら、ここはいくら鈴谷といえど譲れませんわ」

「だったら無理やり!」

「………きゃ……鈴谷っ!!」

「ほらほら、提督?鈴谷の髪も梳いてよ?おねがぁい?」

「あ、ああ」





(あ、確かにコレやば…すごい、気持ちいい…)

(腰のあたりに提督の腕が回されて、まるで抱きしめられてるっていうか、向かい合ってるし)

(それに、無自覚なの?髪をなでる手つき、エロっ、あっ…)

「…ぁ…提督、もっと、もっとぉ…」

「いや、そろそろ…熊野が…」

「鈴谷!!いい加減にしてください!!そこはわたくしの場所だといってるでしょ!」

「…えー、でも今は鈴谷の場所になってるしぃ、毎日これやってたんっしょ?一日くらいいいじゃん」

「だめですわ!」

「ケチ!」

「ケチで結構ですの!

「だから、お前たち、喧嘩は…」

「…ねぇ提督?熊野なんかより、鈴谷のほうが髪気持ちよかったっしょ?」

「なっ、そんなことありませんわ!わたくし、これでも髪には自信がありましてよ?ねえ提督?」





「いや、どっちも、だな…はぁ…………、交代制で、勘弁してくれないか…」

(まあありがちな修羅場折衷エンド…むず痒いのね…)

(まあありがちな修羅場折衷エンド…むず痒いのね…)

鈴熊と提督だと、鈴熊(百合)と提督なのか、鈴谷、熊野、提督なのか難しかったのですが、前者だと提督が絡ませにくかったので後者にしました

これが、エラーだと思ったのが実は投稿できてましたってやつか…


【霞と鈴谷が教えてくれました】

「さて、今日も執務を始めようか、電」

「…電は準備できてるからさっさとしろよ、くず…」ボソ

「!!??」

「いな…づ、ま…?」

「はい、司令官さん?何なのです?」

「あ、いや、聞き間違いか…」

(そうだ、曙や霞や満潮ならまだしも、電だぞ…、あんな暴言、吐くはずがない…)

「では、予定通り、執務を開始しよう」

「わかったのです!」




(あれから、電が暴言を吐く様子はない…やはり聞き間違えか…疲れてるのかもしれん…)

「…うっわ、まwじwかwよw、こんな誤字しやがって、ありえねー、脳みそまでかびてるんじゃねww?」ボソ

(!!?、今のは、小さかったがはっきり聞こえたぞ…そんな…電、お前…)

「…電、言いたいことがあるなら、はっきりと言え…」

「…何の話なのです?」

「私への不平不満なら聞く、改善点があれば改善する。そう、こっそりと言わないでくれないか…」

「え、電、司令官さんへの苦情なんて一つもないのです…、むしろ、頑張りすぎかなって…」

「あの、電、なにかいけないこと…っ…言ってしまった…ヒグっ…です?」

(…私は何をやっている…こんな幼い良い子を泣かせて…何がしたい…)

「…いや、私が悪かった、きっとさっきのも聞き間違いだろう…」

「お前の言うように、最近、根を詰めすぎたかもしれない、少し仮眠をとる…」

「はい!お留守は、おまかせください!なのです!」












(ちょっと、強引だったけど、これで、これでいいんですよね?)

(最近司令官さんちょっとおつかれだったのです、休ませてあげないと倒れちゃうのです…)

(ごめんなさい、司令官さん、ちょっとの間だけでも、おやすみなさい、なのです)

ごめんなさい、プラズマちゃんにすることはできひんかった…そんなん無理やで…これで堪忍してつかあさい…

流石にちょっとつかれちゃったの…次の更新は、六時以降、なのね…

現在のリクエスト状況
Z3とぬいぬい、武蔵と睦月と陸奥、麻耶さま、潮、イク、加賀さん(多分)、蒼龍と武蔵

いま読み返すと、ながもんさんだらだらしてないじゃん……な、なにかお、落ち度でも?


【彼女が好きなのは甘めのカフェオレ】

「提督、十二時よ、お昼です。いったん執務はこれくらいにして、昼食でもとらない?」

「…そうだな、そうするとしよう」

「この前の休暇に新しいコーヒー豆も買ってきたの。一杯どうかしら?」

「それは素晴らしい、マックスの淹れる挽き立てコーヒーは格別だからな。嬉しいよ」

「ふぅん、そういってもらえると、まあ…うれしいわ。じゃあ、食堂に行きましょう」









「……食事も終わったし、コーヒーを淹れるわね」

「ああ、頼む」

「しかし、いまどき手動のコーヒーミルを使って挽くというのも、なかなか珍しいな」

「電動のものは、一度に大量に挽く分には適してるけど、淹れない分が酸化しちゃうから好きではないの」

「インテリアとしても美しいし、何よりこうして自分で手間暇かけて入れたほうが達成感があって好きね」

「道具にもこだわるか…マックスらしいな」

「変かしら…?」

「いや、素敵なことだと思うよ」

「…ふぅん、そう……Danke」

「…なにやら、ゴリゴリ変な音がしますがこれはいったい?」

「ああ、不知火か。マックスにコーヒーを淹れてもらってる、豆から挽く本格的派だ」

「…なんだかいい匂いがしますね、不知火も頂いても?」

「ええ、もちろん。二人分挽くのも三人分挽くのも大して変わらないから」

「ありがとうございます」


「抽出はこんなものかしら…どうぞ」

「ありがとう、頂くとするよ……いつもながらうまいな」

「そう、喜んでくれてうれしいわ。不知火もどうぞ。ミルクとお砂糖はどうする?」

「そうですね、不知火は…」

「初めて飲むならミルクと砂糖でカフェオレにしたほうがいい、子供にはもしかしたら苦味がきついかもしれないからな」

「…………、不知火はどちらもいりません。」

「…そう、あなたがそういうなら、それでいいけど」

「頂きます……!!!、ぅ…に、苦い…」

「だから言ったのに、今回の豆はちょっと苦みの強い品種だから、特にそう感じるかもね」

「くちが、いやなかんじです…」

「口をゆすいでこい、その間カフェオレにしてやるから」

「…はい、ぅぅう…」





「それで、なんであんなこといったのかしら?彼女の性格なら、こうなることは見えていたはずだけど?」

「…マックスにはばれるか。なに、普段落ち着き払った部下の可愛い姿を見たくなっただけだ」

「…ひどい人…私だってカフェオレなのに…」

「自覚してるよ」

そんな午後のひと時


【むむむ】

※女性提督

「むっちゃんとむっさんとむつちゃんの三名は至急執務室に来るように…繰り返します…」

「むっちゃん?」

「…むっさん?」

「むつちゃん、ねえ」





「提督?睦月、呼んだ?」

「提督よ、武蔵を呼んだか?」

「提督、何か用なの?」

「はい、三人に集まってもらったのは、明日の出撃のブリーフィングのためなの」

「残りの二人にはもう伝えてあるけど、やっぱり直接話したいからね」




「…ということ、作戦の概要は以上、何か質問、意見や要望は?」

「いや、作戦内容自体に特に問題はないと思うが、」

「提督?さっきの呼び出しの時のあれっていったい何なの?」

「むっちゃんって、睦月のこと?」

「え?ああ、あれ?」


「武蔵は、同性だけど何だかかっこいいじゃない?秋雲曰く、胸のあるイケメンだったかしら?」

「だから、むっさん」

「あ、ああ、そうか」

「むっちゃんはね、小さくてかわいらしくて、抱きしめたくなるの、なんだかむっちゃんって感じ」

「だから、むっちゃん」

「一応、褒めてくれてるのかな?」

「それでね、むつちゃんは、あー、二人にあだ名つけたから…なんとなく…」

「むつちゃん、かなと…」

「ちょっと!私だけ何だか理由が雑過ぎない?!」



「えーっと、だめだったかな?」

「いや、だめというわけではないが…紛らわしくないか?」

「睦月は、別にむっちゃんでもいいかにゃ~ん」

「私は嫌よ!そんな適当な理由で、なんだか悲しいじゃない!」

「だめですか、いいあだ名だとおもったんだけどなー。えーん、むっちゃーん、むつちゃんがいじめるー」

「にゃっ!?提督、ふふ、くすぐったいよー♪」

「なによ、これじゃ私が悪者みたいじゃない…」

「あきらめろ陸奥、提督はいったんこうだと決めたら曲げないお方だ…」

「はぁ…」

レスとの照合の結果、多分こういうこと、かな?

【ガラの悪い子にありがちな王道シチュエーション】

「なあ提督?」

「なんだ麻耶?」

「お前、見たのか…」

「さあ、なにを見たか、質問の意図がよくわからないが…」










「野良猫あいてににゃんにゃん言って「うわあああああああああああああ」…うるさいぞ」


「忘れろ!ぜってー忘れろ、な?」

「手を横に挙げてねこみみの形を「やめろおおおおおおおおおおお」…音量を下げろ…」

「提督、お、おまっウザイんだよ!ウザイ!」

「別にウザがられてるのはいいが、記憶は消えないぞ」

「な、なにが望みだよ?」

「?」

「あたしの弱み握って、なにがしたいんだっての?!」

「特に何もにないが、しいて言うなら…」

「麻耶も意外と可愛いとこ「うるさいうるさいうるさい!黙れってんだよおおお!」…いい加減耳が痛い」

「ああ、そうだよ!野良猫あいてにかわいいなって思ってたさ!!」

「笑えよ!あたしのキャラじゃねえってな!!」

「笑わないさ」

「は?」

「麻耶も年頃の女の子だ、何もおかしいところはない。何を笑う必要がある?」

「いいじゃないか、私も好きだぞ、猫」

「…」

「そうだな、他の者の了承を得ることができれば、あの猫を飼ってもいいかもな…」

「!!…ほ、ほんとうか?!嘘じゃねえよな!?」

「ああ、本当だとも」

「ありがとな提督!感謝するぜ!」






「まあ、麻耶がにゃんにゃん「やっぱお前うぜえんだよおおおお!」……そうか」

さあ、イメージしろ、三毛猫相手に猫耳作りながらにゃんにゃんにゃーんって言ってる摩耶様を

ひぇえええーさん了解です。

4日いないには、カケルカナー

現在のリクエスト状況

潮、イク、蒼龍と武蔵、ひええさん、弥生とぬいぬいでにらめっこ

加賀さんのあれはリクエストじゃないって信じてる!多分、きっと
ってかぬいぬいのここ最近のリクエスト率が異常

昨日十本あって、八本こなして、残りは2のはずなんでち…

リクエストが7に増えてるとか、わるいゆめでち…AA略

き、気長ーに待って欲しい、でち…

そうですね…せっかくこんな場末のスレに来てくださったのでリクエストにはなるべく答える方針は変えませんが、ペース考えようかなと、一日二、三本くらいが一番しょうにあってるかも


【甘味が好きなのは誰でも一緒】

「鳳翔、少し、相談したいことがある」

「提督が私に相談事ですか?珍しいですね」

「それで、いったいどのような?」

「ああ、それはな…」




「潮、今度の遠征のことなんだが…」

「は、はい、提督、何でしょうか?」

「…少し、距離が遠くないか?」

「そ、そんなことないです、提督の気のせいですよぉ」

「……」

「ひゃあああ、近づかないでください、みっ見ないで…は、恥ずかしいよぉ」

「…すまない」




「どうにかして、潮に近づくことはできないだろうか?」

「潮は引っ込み思案で、恥ずかしがり屋さんですから、潮が近づきたいと思わない限り難しいかと…」

「そうか…」

「ああ、そう落ち込まないでください、要は潮が近づかざるを得ない状況を作ればいいんです」

「?」


「急に呼び出してすまないな潮」

「い、いえ、べつに。…えっと何か潮、悪いことでも…」

「潮が何かしたわけじゃない、そう怖がらないでくれ。今日潮を呼んだのは…これだ」


 間宮高級和菓子詰め合わせセット


「あ、これ、限定品の…」

「たまたま手に入ったんだが、あいにく私は甘いものが苦手でな」

「潮も一緒に食べてくれないかと、な……潮?」

(あ、おいしそう。あの最中、たべたいなあ…芋羊羹もある、あれは…いちご大福!?)

「潮?」

「あ、え、えっとそ、その…」

(食べたいけど、提督の近くに行くのは恥ずかしいよぉ、食べてるとこみられたら…ひゃぁあ…)

(あう…でも、でも……)

「う、潮も、一緒に、食べます!」

「…そうか、ありがとう」



(心配に覗いてみれば、大丈夫そうですね。大分打ち解けたようでよかったです)

(素直に「あーん」に応じる潮ちゃん…可愛らしいわ)

(……よくよく考えると、ちょっと犯罪者くさい方法だったのは黙っておきましょう…)

何回見直してもあげたとき誤字脱字が見つかるのは、もう…ね…

胸部装甲が話題に上がることも多い潮ですが、本質は小動物的なところなんじゃないかと

現在の、うっ頭が…、リクエスト状況

イクでイチャイチャ、蒼龍と武蔵、比叡さん、弥ぬいにらめっこ、頭に来た彼女、デレ大和
古由波でほんわか

少しペース落とすので、のんびり待って欲しいのね


【幸せな責任転嫁】

(…んー、ちょっと眩しいの…今は…マルゴーサンマル…まだ、眠いのね…)

(?…このあったかいの…、ああ、提督なのね。そういえば、昨日…提督と…)

(…提督、イクね、なんだかほんわかしてるの…)

(深海棲艦を仕留めたときの嬉しさも、MVPを獲得したときの達成感も、提督との間にはないけれど…)

(イク、提督といるとなんだかあったかいのね…)

(ふふ、イク、ほんわかしたら何だかまた眠くなってきちゃったの…)

(…だから、提督の胸借りるね?…二度寝しちゃうのは、こんなに安心させちゃう提督が悪いのね…)

(…心臓の音、イクの好きな、提督の音…)

(まだまだ時間はあるし…寝てても、大丈夫……なのね…、きっ…と…)






(今は…マルロクマルマルか…起きるにはまだ少し早いな…)

(?…この小さくて、青くて、暖かいのは…ああ、イクか…そういえば…昨日…私は…)

(イク…私は、幸せだ…)

(作戦が目論見通りに行ったときの充実感も、勲章を承るときの誇らしさも、お前との関係にはないけれど…)

(私は、イクといると安心するよ…)

(…安心したら、なんだかまた眠くなってきたな…)

(だから、イクを抱きしめてもう一眠りするとしよう…二度寝の責任は、こんなにも暖かなお前にあるんだぞ?…)

(…イクの匂い、暖かさ…私の好きな…彼女の…)

(…執務開始時刻まではまだある…支度はすぐできるし、寝ても…大丈夫…だろ、う……)

イチャイチャとは何もバカップルやってればいいというものでもあるまい(言い訳)

乙~
リクの保有数上限でもある程度定めておくのもありかもですね~

>>299
そうですね、今現在のリクエストを消化し終わったら、保有上限つけようかなと
自分が思いついた小ネタもはさみたいので、多くて5個にします

現在のリクエスト状況

蒼龍と武蔵、比叡さん、弥ぬいにらめっこ、頭に来た彼女、デレ大和、古由波でほんわか、イクとゴーヤでスマホ

蒼龍と武蔵は、正直二人合わせるとただの艦爆話にしかならなそうなので、分けようと考えてます
ってことは8つかあ…


【紫陽花のように】

「提督?窓の外を眺めて、どうしたんですか?」

「蒼龍か…、いや、紫陽花が美しく咲いていたのでつい、な」

「あ、本当だ。もうそんな時期なんですね、そういえば、少し肌寒いかも」

「雨が降ると涼しくなるからな、もうすぐ梅雨も近いか…」

「ずっと眺めてましたけど、紫陽花、好きなんですか?」

「ああ、あの淡い色合いが美しいと思う」

「それに、美しく咲ける時期が短く、儚さがより一層美しさを引き立てる」

「へぇ~、提督もそういうこと考えるんですね、なんだか意外だな~」

「…まあ、柄でないのは自覚しているよ」




「…ねぇ提督、提督は、紫陽花の花言葉を知っていますか?」

「確か、移り気や浮気だったか。…いずれにせよいい言葉ではないな」

「だが、そもそもその心配もないだろう。私は誰にも好意など抱いていないからな」

「……艦隊の皆にも、ですか?」

「勘違いしてもらっては困るが、上官と下官、あるいは志を同じくする軍人として、お前らのことは好きだぞ?」

「…そうです、よね……」

「うん、やっぱり、提督には紫陽花がお似合いですよ…」

「どういう意味だ?」

「ふふっ、教えてあげません。提督がご自分で考えてください、ね?」






(提督、提督は「冷たい」人です)

(この思いを伝えても決して届かないなんて、伝える前に望みを打ち砕くなんて…)

(…それでも、私は「辛抱強く」待ち続けます、あなたが私に振り向いてくれるその時まで…)

(……ねぇ、提督は私のこと、どう思ってるの…?)

個人的には、こう言う話の方が書きやすかったり


【程度の問題】

「イクー、イクー!!」

「どうしたのねゴーヤ、そんなに慌てて?あれ、この流れ?何だか身に覚えがあるの…」

「さっき鎮守府へ贈り物があったんだよ!しかもイクとゴーヤあてに!携帯会社の箱!」

「携帯会社?でも携帯って確か契約?とかしないといけないってイムヤが言ってたのね」

「入ってたお手紙読んだら、そこら辺は大丈夫だって、心配しなくていいよって書いてあったでち」

「そうなの?なら、遠慮なく使わせてもらうのね」

「あっ、でもゴーヤ達水に触れる機会が多いから、すぐにダメになっちゃうんじゃ…」

「そこら辺も大丈夫みたいなの、このスマホ、防水仕様みたいなのね」

「ならバッチリだね!イムヤが使ってて、ずっといいなって思ってから、うれしいなぁ!」

「いひひっ、イク達もこれからスマホデビューなのね!」

「色んなアプリ?で、楽しめるし、いつでもみんなとお話できる!やったぁ!!」

「あっ、そろそろ哨戒任務の時間なのね!行かなきゃマズいの…」

「なら、スマホ持ってこ?任務中も連絡とりあえるから、きっと便利だよ!」

「作戦行動もついにハイテク化の時代なの!かっこいいのね!」

「うん、それじゃイク、一緒にいこ?」

「うん!イク、行くのー!」









「「でーどぐー!!」」

「帰ってきて早々どうした?まさか、任務中になにかあったのか……!」

「…しかし、見たところ、どこも怪我していないようだが?」

「イ、イクたちのスマホが…グス…こ、壊れちゃったのね…!!」

「ぼーすい仕様って…っ…あったのに…う、嘘つきだったでち!…ヒッグ…」

「…潜水艦が潜る深度での水圧に、たかが日常生活レベルの防水が役に立つか、馬鹿者が…」

どうしてもあほの子になっちゃう…


【不器用なりに愛してる】

「提督…提督?起きてください?マルナナマルマル、朝食の時間ですよ?」

「ん…まだ…眠い…」

「もう、しっかりしてください。…起きてからはとっても凛々しいのに、寝坊助さんなんですから…」

(そういうところも可愛らしくていいのだけど、惚れた弱みってやつかしら?)

「起きないと、大和がキスしちゃいますよ?提督?」

「……わかった、起きる…」

「コレで起きるというのも、何だか複雑です…」




「しかし、毎朝すまない。起こしに来てもらうばかりか、朝食の準備までしてもらうなんて」

「食堂もあるんだ、起こしてもらうだけで構わないぞ?」

「いいえ、提督のため、これくらいはなんともありません」

「むしろ、大和が朝食を作りたいだけですから」

「お前がそういうなら、止めはしないが」

「…提督は、尽くす女はお嫌いですか?」

「嫌いじゃないよ…」

「もう、そこははっきりと愛してると言ってくださってもよかったんですよ?」

「…冗談でも、そういうことは言わないほうがいい」

「むぅ……まあ、いいです。提督があまり素直じゃないのは、知ってますから」

「それより、今日の朝食はどうですか?いつもと違い、洋食にしてみましたが」

「これはこれでいいものだ、とても美味しいよ。…とくにこのスープは最高だな」

「そこを褒めてくださるのはとても嬉しいです。大和ホテル自慢のコンソメ、気に入って頂けたようで」

「ああ…これなら、毎日でも飲みたいな」

「あっ、て、提督?それって…その…」

「まあ、そういうことだ…」

「提督は、本当にずるい人です、大和の言葉は受け流す癖に、自分ばっかり…もう…」

「その…や、大和は、提督が望むなら、いつでも、いくらでもお、おそばにいますから…」

「食べたくなったら、いつでも言ってください…腕によりをかけて、作ってみせます」

「ああ、ありがとう」

「はい…」

「…」

「えへへ…」

「あ、でも、だな」

「は、はい、何でしょう?」








「毎回、朝食二人分にしては少々量が多くないか?」

「の、残りは大和が食べるので…大丈夫、です」

どうしても自分の書くデレは微糖気味というか、コレじゃない感が半端ない

どうやったらデレが書けるのか…


【提督、休憩がちょっと長いネー…】

「……」

「………」

「…………なぜ、二人して見つめ合っているんだ、弥生、不知火?」

「あ、司令官、こんにちは」

「不知火たちはにらめっこをしていただけです。決して見つめあってたわけではありません」

「そう…なのか?いや、お前たちがそういうなら、そうなんだろう」

「そうなんだろうも何も、にらめっこ以外の何ものでもありません。…不知火に落ち度でも?」

「いや…落ち度とかではないんだが」

「そうだ司令官。司令官は今時間あるかな?審判をしてほしいんだけど」

「ちょうど執務の休憩中だから、別にかまわないが」

「ありがとう司令官、じゃあ続きをやるよ、不知火?」

「ええ、不知火は絶対に負けません。では…」




「「にらめっこしましょ、笑うとまけよ、あっぷっぷ!」」

(この二人が開始のわらべ歌を歌うのは、なかなかシュールな光景だな…)


「…」

「……」

(無表情で居続けるのもにらめっこの立派な戦略だが、普通何かしら変な表情をしないか?)

(無言で、無表情で、ただお互いの顔を見つめあって…これは決着がつくのだろうか?)

(そもそもこの二人は普段から表情に乏しい。これは長丁場になるな…)

(ただこう待っていても仕方ない、せっかくだ、間宮のアイスでも食べながら見てるとしよう)


「……」

「………」

(長い…もうアイスも食べ終わった。何も変わらないものを見続けるのはいかんせん退屈…)

「……?……!!!!!!!!!!!」

「きゃ!!不知火?急に怖い顔してどうし「司令?そのアイスはどこから?」…えっ?!」

「ただ見てるのも退屈だろうから、どうせならと思いそこの冷蔵庫から…」

「そうですか…ちなみに、そのアイス、残りは?」

「ない…が…?」

「…司令官?司令官は、弥生たちが何のためににらめっこしてたと思う?」

「フフ、フフフフフフ!!!」

「どうした不知火、まるで般若のような「何でしょうか…不知火に、何か、落ち度でもォ?」…ない、な」

「弥生も落ち着け、怒る気持ちもわかるが」

「え…?弥生、怒ってなんかないですよ?すみません、表情硬くて…」

「そうか、なら突如として現れたその艤装はなんだか、説明してくれないか?」

「フフ、不知火を怒らせたわね!!!」

「怒ってなんかないよ…怒ってなんか……あはっ♪」




(金剛…すまない…今日の残りの執務、まかせたぞ…!!)

食べ物の恨みはなんとやら

現在のリクエスト状況

武蔵、比叡さん、頭に来た彼女、古由波でほんわか

今現在リクエストは受け付けておりません
上の4つが終わり次第、また募集します


【代弁者4・オムハヤシ?】

「今日の夕飯はハヤシライスを作るのね」

「だいたい金曜日はカレーだけど、たまにはいいよね、ハヤシライス」

「しかも、今日はふわふわタマゴをのせたオムハヤシなの!」

「オムハヤシ!とってもおいしそうでち!」

「…でも、作れるの?」

「大丈夫なのね!実は鳳翔さんにハヤシライスの作り方は習ってるの!」

「おぉー、なら、大丈夫だね!」

「ふふん、このイクさんに任せるからには、大船に乗った気持ちでいてほしいのね」

「ゴーヤ達は潜水艦だから沈んじゃうけどね」

「もう!茶化さないでほしいの!!」

「ふふっ、ごめんね?」

「それじゃ、つくるのね」

「レッツ、クッキング!でち!」







「…ところで、ハヤシライスの作り方は教わったて言ってけど、ふわふわタマゴのほうは作れるの?」

「あ…」



ハヤシライスとスクランブルエッグができました

誰かふわふわたまごの作り方、おしえてつかあさい…

なら黄身と白身に分けて白身をメレンゲにするとよろし
(黄身と混ぜる時には本当に優しくね、メレンゲの泡が潰れるから)

電子レンジ使えば簡単だわ あと米粉をほんの少し混ぜると良い

>>318 >>319

そうなの?今度やって見るのね!
ジョーホー提供、ありがとうなの!


【好きの対義語は、嫌いではなく無関心】

「もう!むかつくむかつくむかつくー!!」

「なんなの!加賀さんてば私たちのこと見下して、頭に来ちゃう!」

「でも実際、私たちの実力はあの人に及ばないことも事実よ、瑞鶴?」

「そりゃ、そうだけどさ…でも、だからって「五航戦の子なんかと一緒にしないでって」酷くない?」

「えっと、それは…」

「もういい!今後加賀さんと一緒の編成にしないでって提督さんに言ってくる!!」

「あ、瑞鶴!待って!」






(いつも何かあるたびに、発艦がスムーズでないだの、狙いが甘いだの、お小言ばっかり言っちゃってさ…)

(言ってることは…まあ、正しい、けど…でも、いい加減私たちのことちょっとは認めてくれたって…)

(…あ…なんで執務室に加賀さんが…ってそうか、今週の秘書艦担当って加賀さんだったっけ…)

(…なにか、話してる?)


「…そういえば、翔鶴と瑞鶴で、鳳翔相手に演習を行ったほうがいいとは、どういうことだ、加賀?」

「その話ですか?ええ、あの子たちはまだまだ実力不足…、あんな戦闘技術じゃ、この先が思いやられます」

「みすみす死にに行くようなもの…、無駄死にさせるための出撃なんて、それこそ無駄だと思います」

「鳳翔さんは、実力もさることながら、長年の経験と、何より、教えるのがとても上手ですから、」

「あの子たちの演習教官として、相応しいかと…」




(!!…何よ、私たちに直接言うならまだしも、提督さんにまで!そんなに、私たちのこと…)


「…お前も随分と素直じゃないな、加賀?素直に可愛い妹分が心配だといえばいいだろう」


(え…?は?な、なんのこと?かわいい、妹分?)


「…何のことでしょうか、提督?」

「この前、翔鶴と瑞鶴とともに出撃した際、お前は…」

「「こんな艦隊なら、また一緒に出撃したいものです」と言っていたと記憶しているが?」

「あ、あれは、あの二人と一緒ならMVPが容易に取れるから、そう言っただけです」

「「みんな優秀な子たちですから」とも言っていたような気がするがな?」

「…攻撃機や爆撃機の妖精のことです」

「それに、先の演習の話も不自然だ。お前は実力不足というが、彼女らの戦果は報告を見る限りそう悪くない」

「むしろ、成長率だけで言えば加賀以上だ」

「それでも、気になる部分があった。無駄死にとは、要は二人が心配なのだろう?」

「しかも、彼女らの弱点はお前が気づいたんだ、お前が指摘して教えてやればいい」

「にもかかわらず、鳳翔に任せるのは、鳳翔が教官として優秀というのもさることながら…」

「普段、彼女らに取っている態度の手前、素直に教えられるかが不安だったのだろう?」

「…………そう、思いたければ、どうぞ、ご勝手に」

「はっきりとものをいうお前が、否定しないとは珍しいな」




「お前も、そう思わないか?瑞鶴?」




(え、嘘、!?盗み聞きしてたのバレてる!!)

「え…瑞、鶴?」

「用があるなら入ればいい。聞き耳を立てるのは、あまり感心しないな」

「あ、し、失礼します!」

<瑞鶴ー、ねえ、待ってってば!

「翔鶴も来たか」

「あ、て、提督、あなた、まさか瑞鶴がいるって知ってて、あの話題を…?」

「…何のことかな。しかし、少々のどが渇いたな、が、残念ながらここには緑茶しかない」

「私は今コーヒーが飲みたい気分だから、食堂へ行くとしよう。その間、留守は任せたぞ、加賀」

「え、そんな、待ってください!」

「瑞鶴!もう!いきなり走りださ……あ、提督、その、お見苦しいところを…」

「いや、構わない。それより翔鶴、加賀がお前たち二人に話したいことがあるそうだ」

「なんでも、今度の三人で演習がしたいとのことだが…詳しいことは加賀から聞いてくれ」

「え?私たちと、加賀さんで、ですか?」

「提督!話を!」

「加賀…さん」

「…何かしら、瑞鶴?」


「…さて、当事者以外は去るとしよう…」





後日、瑞鶴に甘えられてうんざりする加賀と、それをほほえましく見る翔鶴の姿があったそうな


この鎮守府は素直じゃない子が多いです

潜水空母と潜水母艦って違うのか…いや、名前違うから違うんだろうけど

イク達じゃ駄目なのか…

【代弁者5・雨漏り】

ピチョン

(…?)

ポタ…

(…んー、うるさいのね…イク、お昼寝中なの…)

ピト

「きゃ!!っなんなのね!敵襲?!敵襲なの?」

「…顔が、濡れてるのね…?なんでなの?」

「……あ、嘘……てーとくー!!イクの部屋、雨漏りしてるのねー!!!てーとくー!!」

と言うわけで、修理とか色々あるので、もしかしたらここ1日2日の更新がなかったり、あってもかなりペースダウンします


【思考放棄のすすめ】

>>270と同じく女性提督

「ねえ、むっさんって、目、悪いの?」

「藪から棒に、どうしたんだ提督?」

「いや、艦娘も目が悪くなったりするのかなと。むっさん、メガネかけてるし」

「ああ、そういうことか。いや、別段悪いというわけではないが…」

「そうだな…強いて言うなら若干遠視だが、なに、戦闘に支障はないよ」

「え、じゃあなんでメガネかけてるの?」

「なかなか難しい質問だ。正直なところ、私にもよくわかっていないんだ」

「私が私として、この形を受けたときにすでに衣服の一部としてかけていたものだからな」

「とくに必要かと言われればそうでもないが、かといって外せと言われるとそれはそれで違和感がある」

「ふーん、なんだか、よくわかんないね」

「まあ、私たち艦娘自体、過去の戦艦の付喪神だの乗船員の正の感情の集合体だの、色々言われてるからな」

「…多分、概念みたいなものなのだろう、私たちは」

「概念?」

「先ほども言ったが、結果として、私、「艦娘の武蔵」はこの形をもって生まれているわけだ」

「つまり、艦娘の武蔵という概念はこの形で固定されていて、メガネもその一部ではないか」

「個人的には、そう考えている。ハチなんかもいい例だ、潜水艦にメガネはいらないだろう」

「なるほどー。んー?でもぽいぽいは変わっちゃったよ?」

「ぽいぽい?…ああ、夕立か。提督は、相変わらず変なあだ名をつけるのが好きだな」

「えへへ…」

「そうだな、夕立のあの変化は改造によるものだが…」

「改造は、概念の根本は変えないが、それ以外のものを再構築する作業ではないか」

「そう考えてるよ。いずれにせよ、推測の域を超えないが…」

「なんだか、むっさん難しいことを考えるね」


「自分が何者で、何のために生まれたのか、なぜこの形なのか、どうしても気にはなるさ」

「とくに、私たちは純粋に人間だとは言い難い存在だからな…」

「んー、なんだか、いやだな…」

「提督?」

「そうやって、難しいこと考えて、自分は人間じゃないって考えて…」

「そうやって、壁を作ろうとするの、いやだな…」

「…私にとっては、この鎮守府の皆は娘みたいなものだからさ…武蔵もだよ?」

「だから自分の娘に、自分のことを卑下してほしくないし、ましてや…」

「人間じゃないなんて、まるで自分のこと化け物みたいに言ってほしくない…」

「提督…」

「それにさ!難しい話したって分かんないじゃん、むっさんは武蔵で、私は提督で…」

「深海棲艦を倒して、皆を守る!」

「それだけじゃ、だめかな?」

「…ぷっ、あはははは!」

「えー、むっさん笑うなんてひどいー、私真剣だよー?」

「いや、すまない、あまりにもシンプルすぎる答えだったからな。しかし、そうかもしれない」

「?」

「考えてもわからないことで悩むより、目下の見えている課題に取り組んだほうがよっぽど建設的だ」

「私は、艦娘、大和型戦艦2番艦、武蔵。それ以上、なにを考える必要がある」

「提督は、自分が何をなすべきかを本能的にわかっている人なのかもしれないな…」

「あー、えっと、もしかして、褒められてる?」

「ああ、もちろんだ、ありがとう提督。これからも、よろしく頼むよ」

「う、うん、こちらこそ、どういたしまして?…ん??」

武蔵さんがイケメン過ぎて、会話の相手がどうしても女性提督になってしまう不具合

あとひええさんと古鷹、由良、綾波でほんわかを書けば、リクエスト完全消化!の、はず


【どっちに向けたものなのか】

私は、司令のことが好きだ
ここでいう「好き」とは、異性関係のそれじゃなくて、上官と下官としての関係のそれ
私は司令のことを尊敬しているし、秘書艦をやっているのも、偏に、司令の役に立ちたいから


私は、金剛お姉さまのことが大好きだ
たった一人のお姉さま、もちろん妹たちも可愛いけど、お姉さまは特別


大好きな二人が、お互いに望むことをする
それは、きっと幸せなこと

だから…


「HEY、提督ぅー!午後三時!Tea Time の時間デース!」

「「二人っきり」で、紅茶飲もうヨー」

「金剛、もう少し静かに入ってこれないのか…」

「Oh,Sorry、でも、提督への気持ちが抑えきれなかったネ!」

「…比叡もいるんだが?」

「あ、私のことは気にしないでください、金剛お姉さま、司令。どうぞ二人っきりでお茶を楽しんでください」

「Thanks、比叡!ね、提督、比叡の了解も得たことだしー、Tea Time、しませんカ?」

「仕方ないな…少しだけだぞ」


仕方ないと言いながら、司令が金剛お姉さまに向ける眼差しはとても優しくて、金剛お姉さまもそのことがわかってて、要は、ただのじゃれあい、気心が知れたもの同士の、意味のない、でもとても暖かな…


ここで、秘書艦である私がダメですといえば、金剛お姉さまはティータイムを始めないだろうし、司令は執務を続けると思う。二人とも執務の大切さは知ってるし、私事を無理に通すほど子供じゃないから


でもそれは、金剛お姉さまが望んでない、司令もきっと望んでない
だから、私は許可をする。当然でしょ?大好きな二人が互いに望むことをする、それは私にとっても幸せなことなんだから













だから、きっとこの胸の痛みは嘘なんだ…だって、そうでしょ?
大好きな二人がお互い幸せそうに、だって、だから…

比叡の立ち位置はきっと報われない

なんか書いといてあれだけど、ギャグに使ったり、変に報われない話にしたりなんか比叡さんの扱い悪くない?

でもなー、どうしても司令とこう仲の良い同僚以上にはならなそうなのが…どうすれば…


【梅雨の、ある一日】

「今日も雨…か」

「おはよ古鷹、ぼーっと外を眺めて、どうしたの?」

「由良、おはよう。特に何にもないけど、ただ、今日も雨だなって」

「ああ、結構ひどいよね、遠征にいった子たち、大丈夫かな…」

「この様子だと、海も荒れてそうだし、心配だね」



「……ううぅ、びしょ濡れです。寒い…」



「あ、綾波?!あなた、遠征に行ったんじゃなかったの?」

「はい、一応行ってみたんですが、途中で雨脚がひどくなってきまして」

「それで、司令官が任務遂行が困難と判断したので、中止・帰還命令を受けたのです」

「ああ、そういうことだったの…って、話してる場合じゃないね。タオルと着替え持ってくるわ」

「それじゃ、私は暖かいお茶でも淹れてこようかな。綾波、着替え終わったら談話室においで?」

「ありがとうございます…へくちっ…うぅ…」


「とりあえず、お疲れさま、綾波。お茶、どうぞ」

「あぁー、ありがとうございますー。ああ、あったかい…」

「お茶菓子も持って来たけど、いるかしら?」

「由良さんも、ありがとうございます。……甘い、おいしいな」



「…しかし、ここ最近本当に雨ばかりで気が滅入いっちゃうわ…」

「まあ梅雨だからね、仕方ないよ。でも私は、雨そこまで嫌いじゃないけどね」

「そうなんですか?」

「うん、涼しくなるし、雨音を聞いてるとなんだか落ち着くよ」

「私は嫌いね。ただでさえ髪の毛が広がりやすいってのに、湿気でひどいことになっちゃう」

「由良が髪をかなり固く縛ってるのってもしかして…」

「ええ、そうよ。髪は長くしたいけど、広がるのは嫌、難しいところね」

「綾波は、うーん、どうなんでしょう。今日みたいに濡れるのは嫌かなーって」

「それは私も嫌だよ。あくまでも屋内でってことだね」

「好き好んで濡れたい人なんて…あー、もしかしたら潜水艦たちは好きそうかもしれないわね」

「あー、わかります、水着ではしゃいでそうですよね」

「「ワォ、大量大量!」って感じかな?」

「…ぷっ、古鷹、今のもしかしてイムヤの真似?似てなーい」

「む、なら由良がやってみてよ」

「ええ、私が?……「ワォ、大量大量!」……ちょっと、何か言ってよ」

「うん、ごめんね」

「古鷹!やらせといて酷い!」



(ふふ、今日は朝からずぶ濡れで大変だったけど、早く帰ってこれてよかったかも…)

(あったかいお茶とおいしいお菓子と、3人で、何でもないこと話して)

(たまにはこんな日も、いいですよね…)


「綾波も、なに笑ってるの!?」

「えぇ、違いますよー。ひゃあ、頬っぺた引っ張らないでー」

遠征中止ネタも含めて、古由波でのんびり

これで多分リクエスト消化し終わったので、また、リクエスト受け付けます
出してほしい子やシチュエーション、お題などを書き込んでいただけると嬉しいです

ただ、この子出してほしいなーだけだと、え、なにこれ(困惑)なものが出来上がる可能性もあります、ご了承ください
また、リクエストとちがくねってものも出来上がる…かも…まあ、那珂ちゃんに会えたと思って、笑って流してください

大事なこと忘れてました

先着5名様までで、できれば一回に出す子は2人、多くても3人が限界です

現在のリクエスト状況

改二羽黒、浜風、大和と武蔵、超銀河系アイドル那珂ちゃん

川内で夜戦は、そのままの意味なのか、夜戦(意味深)なのか…後者だと、まあ描写レベルは今までのを見て察してください

多分次にあげるのは、10時以降で、リクエスト無関係のやつになります

なぜか続けた如月SSを、終わらせ、これ、終わるかなあ…


【4月の兎に責められて】

※誰得昼ドラ修羅場もの
>>197の続き



「司令官…ちょっとお話があるぴょん」

「卯月か…こんな夜遅くに…まあいい、それで、何の話だ」

「如月のこと…ぴょん」

「………そう、か。それで、如月について何か?」

「…ねえ司令官、如月に、何したぴょん?」



「…如月、ここ最近元気がないぴょん…普段と変わらないよう努めてるけど、無理してるのバレバレぴょん」

「あんなひどい隈、普段の如月なら絶対作らないっぴょん」

「…だから、うーちゃん、どうしたのって聞いてみたぴょん…その時は何も言ってくれなかったけど」

「でもね、うーちゃん見ちゃったの。夜に如月、自分の部屋で、声をひそめてずっと泣いてたぴょん」

「薄汚れた自分の服に顔をうずめて、泣いてたっぴょん」

「それでね、つい声をかけちゃったの…如月、とっても驚いてたっぴょん」

「泣きはらした目で「何でもないの」って、「皆には言わないで」って…」

「汚れてた服洗おうとしたら、「それだけは止めて」って…」

「「お願いだからこれだけは取り上げないで」って「お願い」って…まるで、何かに、すがるように…」



「…ねえ、司令官?もう一度聞くね?」

「如月に、いったい何したぴょん?」

「なぜ、私だと?」

「だって、だって!如月があんなに傷つく理由が、司令官のこと以外思い当らないぴょん!」

「如月、ここに配属されてから司令官のことずっと好きだって、ずっとおそばに居たいって…」

「私たち姉妹がうんざりするくらい話してたのに、なのに、なのに…!」

「ここ最近の如月は司令官の話になるたび、一瞬顔が暗くなるし、話にも入ろうとしない…」

「こんなの、こんなのおかしいっぴょん!ねえ司令官、ホントに何もしてないの?!」

「司令官!!」


「…お前には、関係のない「関係なくない!!うーちゃんのお姉ちゃんを傷つけないで!!」」

「それに、そう言うってことは、司令官、心当たりあるぴょん!?」

「ならお願い司令官、如月をもとに戻してよ!!」

「いつもの、おませで、どこか抜けてて、美容に口うるさい、でも、うーちゃんの大好きなお姉ちゃんを…」

「返してよっ!!!!!」





「…お願い司令官、もうあんな如月、見たくないっぴょん…」





「だから、だからうーちゃんのお姉ちゃんを、返してよ、司令官…」






(……いったい、どうすれば………)

(私は、私は…)

(いったい、何がしたいんだろうな…)


自分で始めといてなんだけど、正直終わりが見えない…

如月SS好きな人がいたのか…(驚愕)
一人でもそういっていただけるとありがたいです


【変わるもの、変わらないもの】

<鎮守府近海演習場>

「全砲門、開いてください!!」

「…っ、これ以上、やらせません!!」


(今日の演習も上々、艦隊ごとの統率や連携もとれているな)

(…とくに、羽黒はここ最近の成長が著しい、攻防ともに重巡でもトップクラスにまでなった)

(…配属当初は自信がなく、消極的な発言も多くて、これから先やっていけるのかと心配にもなったが)

(変われるものだな。私は、上官として嬉しいよ、羽黒)


「…よし、演習やめ!帰還しろ!皆、よく動けていた。実際の戦闘でもこの動きができるよう、精進してくれ」

「「「はいっ!」」」


(本当に、いい笑顔をするようになったよ、羽黒)


<執務室>

「司令官さん、あ、あの、お茶、です…」

「ありがとう羽黒……ふふっ」

「え、…えっ?な、なんで笑うんですかぁ?わ、私の顔に何かついていたり、服が変だったり…??」

「ああ、いや、演習の時はあんなに勇ましかったのに、引っ込み思案なのはなおってないなと、な」

「あ、えっと、その…ご、ごめんなさい…」

「別に謝る必要はない、そんなところも羽黒らしくて、私は好きだよ」

「………!…え、あ、す、好き…ですか?え、え、あああの…」

「羽黒、落ち着け」

「だ、だって好きって、え、え、あ、だめ、ダメです!そんな、司令官さん…ぁ」

「…司令官さん、私の顔、見ないで…見ないでぇー!」

「羽黒?!どこに行く!…まったく……」



(いくら強くなっても、羽黒は羽黒、か。変わらないな……ん?)

(……今日の執務は、一人でやるしかない…のか?この、量を?)

羽黒改二ネタ…なんです、たぶん、きっと

まだリクエストが通るなら、瑞鶴と提督で月を見ながら晩酌するのを見てみたいです。

陸奥と提督で、夏の夜の縁側での会話をお願いします。

>>371 >>372

シチュエーションも細かく書いて頂けてとても嬉しいのですが、一応、リクエストは上のあと4つを消化し終わってから受け付けます
いつリクエスト受け付け再開するかは未定ですが、その時に書き込んで頂けたらな、と

また、リクエスト再開した際、陸奥あるいは瑞鶴の指定で、特にシチュエーションの指定がなかったら、このシチュエーションで書かせていただきたいと思います


【超銀河系スーパーアイドル那珂ちゃん】

※女性提督
※タイトルの割に少し暗め

<マルマルマルマル、提督の私室>

「提督…」

「あれ、那珂ちゃん?どうしたの?何か……あった、みたいだね…」

「…提督、那珂ちゃんは、いらない子なのかな?」

「…どうして、そう、思うの?」

「だって、だって…みんな、みんな酷いの!!」

「あんなの解体したほうがいいって、いらないって、歌も、ダンスも下手くそだって!!」

「またアイツかよって、那珂ちゃんだって頑張ってるのに!!認めてくれなくって!!」

「…もう、嫌だ…那珂ちゃん…疲れちゃったよ…」

「…みんな?鎮守府の皆が、そういうこと言ったの?」

「ううん、ちがうよ…ネットの書き込みに、そう、あったの…」

「そう…、ね、那珂ちゃん、ちょっとこっち来て?」

「提督?なに?ふぁ、え?…て、提督?いきなり、抱きしめて、そんな、やめてよ…」

「那珂ちゃん…っ…は、いらない子、なんだよ?」

「…そんなことないよ…」

「私もね、正直、「那珂ちゃん、艦隊のアイドルやりたい!!」って言ったときはどうしようかと思ったよ?」

「でもね、那珂ちゃんがアイドルやりたいのって、別に目立ちたいからじゃなくって…」

「アイドルとして鎮守府の広告塔になって、艦娘をもっと知ってもらおうとしてるだけなんだよね?」

「…いまだに謎が多くて、でも力があって、下手したら人間を脅かす存在かもしれない…」

「そういう誤解を解きたいから、敵じゃないって、味方だって、みんなと一緒で歌や踊りが好きなんだって」

「艦娘は、私たちは、皆と同じだよってことを伝えたくて、そう思って、アイドル始めたんだよね?」

「そんな、誰よりも艦娘を、鎮守府の皆のことを考える那珂ちゃんのこと、必要ないって思うわけないじゃない」


「てい…とく…」

「それにね、そういう書き込みする人って、那珂ちゃんのこと知らないだけだと思うの」

「知らないから、心無いことが書ける、面白おかしく、中傷できる…」

「だからね、あんまり気にすること、ないんじゃないかな?」

「むしろ、そういう人に那珂ちゃんを知ってもらって、ファンにしてこそ、アイドルなんじゃないかな?」

「…ね、那珂ちゃん?」

「提督…てい、とくぅ…っ、ぐすっ…ひっく…」

「那珂ちゃんは、いらない子なんかじゃないよ…、皆の、アイドルなんだから…」

「うん…うんっ…!!」









「…落ち着いた?」

「…うん、提督、ありがとう…」

「よし、それでこそアイドルだ、もう、大丈夫そうだね」

「…ねえ提督、あのね…今日、一緒に寝てもいいかな?」

「…うん、いいよ、今日ぐらい、一緒に寝よっか!」

「…ありがとう!」




「…ねえ提督?」

「ん?なあに?」

「いつか、いつか那珂ちゃん、超銀河系スーパーアイドルになるから…」






「そのときまで、那珂ちゃんのファン、やめちゃ嫌なんだからね!!」

那珂ちゃんのファンやめて、もう一度那珂ちゃんのファンやり直します

このSSは明確に続きと書いてあるもの以外、基本的に繋がりはありません
ただなんとなーく繋がってそうなものもあります、でも特に意味はないです

女性提督と注意書きを加えているものもありますが、その他のSSでも、基本的に男性でも男勝りな女性でも大丈夫なようにしていますので、提督についても、特にこれといった設定はないです。

どの鎮守府で、誰がいて、どれくらいの規模なのかとかはあんまり考えてません


【<甘味の訪問販売にきましたよー!!】

「今回のバシー島沖での柳輸送作戦の成功、まことにご苦労であった」

「特に、本作戦の一番の功労者は浜風、お前と聞く。よくやったぞ、浜風」

「お褒めの言葉ありがとうございます、提督」

「ですが、勝利に浮かれるほど素人ではありません。勝って兜の何とやら、です」

「まずは整、備を…です、ね…」

「どうした、浜風?何かあったか?もし不調なら即入渠を…」

「あ、いいえ、別に、何でもありません」


(浜風にしては歯切れの悪い…?…何だ、この甘い匂いは?)

(ああ…そういえば、今日は間宮が甘味の訪問販売をすると言っていたな…)

(…なるほど、そういうこと、か)


「そういえば、今日は間宮が来ているそうだが、浜風は何か欲しいものはあるか?」

「え?…あ、いえ、特に、何も」

「遠慮することはない、好きなものを言っていいぞ?」

「いえ、軍人たるもの、贅沢は敵です…質素倹約を美徳とし、行動すべきだと考えます」

「甘味など、もってのほか…です」


(コイツも大概強情だな…、まあいい、それなら…)


「…そうか、なら私は休憩ついでに間宮のところへ行くとしようか」

「えっ?ずる、あ、いや…」

「どうした浜風?何か言いたいことがあるなら言ったほうがいい」

「提督は、間宮さんのところに行かれるのですか?」

「ああ、軍人とはいえ人間だ。たまには甘味も食べたくなるし、食べて罰は当たらないさ」

「………そう、ですか」

「…ただな、甘味が食べたくなるとはいえ、あまり量はいらないんだ」

「間宮の甘味は艦娘向けに少々量が多く、一人では食べきれない」

「…だから、一緒に食べてくれないか、浜風」

「ちなみに、これは上官命令だ、拒否権はない」

「あ…、し、仕方ないですね。上官命令ですから、一緒に…食べます。命令ですから」

「ああ、ありがとう浜風。助かるよ」





「ちなみに提督は何を食べますか!!私はですねこれなんかがいいと…」

(……あんなこと言っていた割に、随分といい笑顔だな。大分乗り気じゃないか、浜風)

(…二人分にしても量が多いのは、目をつぶろう…)

一回どこかで、ペルソナァ!!と言わせたかったんですが、流石に怒られそうでやめました

どの時間帯に人がいるか把握したいので、明日の夜10時頃にリクエスト受け付けたいと思います

今のところ3名様までですが、残りあと2つ、明日中に消化できればその分増えます

【彼女の瞳に見透かされ】

>>364の続き

「提督、まだ起きてます?いいお酒手に入ったんですけど、一緒に飲みません?」

「酒…か、そうだな。いまちょうど飲みたい気分だ。晩酌に付き合ってくれるか、千歳?」

「ええ、もとよりそのつもりですよ、提督」





「…しかし、こうして一緒に酒を飲むことはあるとはいえ、千歳と二人きりなのは珍しいな」

「千代田はどうした?一緒に酒を飲むときは大抵アイツもいた気がするが…」

「んー、今日は、なるべく二人っきりで話したいというか、千代田がいると話が進まないというか…」

「ふふ、姉思いのいい子じゃないか…」

「まあ、姉としては妹が懐いてくれるのはとても嬉しいんですけど…ってそうじゃなくて」

「その、ですね、最近提督が無理してるというか、何だか、思いつめているような気がして…」

「…そうか、まあ、最近執務の量が多くてな、疲れているのかもしれないな…」


「…無理に聞こうとは思いませんけど、あまり嘘はついてほしくないです」

「なぜ、嘘だと?」

「ここ最近、深海棲艦の出現はありませんし、艦隊が何か被害を受けたという報告もない」

「設備が壊れたりもしてないし、鎮守府の運営は特に問題はなさそうです」

「執務が増える要素が、ないと思うんですよね…」

「…よく、周りを見ているな」

「これでも軽空母ですから、複数の艦載機を操るのに、広い視点を持たないと、ね」

「なるほどな」

「…それで、その広い視点で、なんとなく、見たんですけど、その…」



「…提督の最近のご様子は、如月と、なにか関係があるんですか?」


「……千歳」

「はい、何ですか?」

「例えば、だ。例えば、自分が欲しいものがあったとして…いったんは手に入れた、が」

「しかし、それを持ち続けるのを躊躇う事情があって手放したとしたら、お前ならその後どうする?」

「…それは、手放したくなかったことが前提ですか?」

「…………そうだ」


「難しいですね、質問も抽象的だし……でも、私なら、もう一度手に入れると、思います」

「それは、なぜだ?」

「せっかく手に入れたんですもの、もう放したくないです。自分が心から欲したものなら、なおさら」

「たとえ、持ち続けることが難しくても、頑張ります。それに…」

「きっと、手放しても、後悔するだけなんですよね…なら、手に入れちゃったほうが幾分ましかなって」

「きっと重要なのはその選択をして、後悔しないかどうかなんじゃないかなって思います」

「後悔しないかどうか、か…」


「…とても、参考になったよ、ありがとう、千歳」

「おや?提督が素直に感謝するなんて、なかなか珍しいですね、もしかして酔ってます?」

「うるさい、たまにはこういう日もある」

「ふふっ、ごめんなさい」

「…千歳」

「はい」

「私は、もう一度手に入れようと思う」

「そうですか…頑張ってくださいね。後悔だけは、しないよう」

「ああ」

次回でこのシリーズ終わらせます


【あの夜戦、この夜戦】

「提督!あ、あの、私!(提督と、性的な)夜戦がしたいです!!」

(お願い、私の思い、届いて!)


「夜戦か…」

(確かに川内は夜戦が得意だ。敵艦隊へ大きな打撃を与えられる)

(次の作戦では、夜戦に突入することも一考の価値ありか…、しかし…)

「川内の意見だけではな、他の者の意見も聞いてみなければ」

(特に、空母や軽空母、あるいは、駆逐艦も、か)


「えっ?!他の皆!ど、どういうこと?」

(え、なに、提督って、そういう、その、複数人でするのが好きなの…?)

(っていうか、この言い方すでにもう夜戦済みが何人かいる?!う、嘘、そんなぁ…)


「どういうことも何も、夜戦だろう?全員の状態を把握したうえで行うべきだ」

「適材適所というものがある」

(何を言っている川内?夜戦の特性はお前が一番理解していると思ったが?)


「あ、えっと、提督がそういうなら、そうなんだよ、ね…」

(あ、提督の中では夜戦=複数人でっていうのが当たり前なんだ…ていうか適材適所て)

(そういうのに興味なさそうなふりして、意外とやり手だったんだな…ちょっと胸が痛い、かも)

「その、誰に話を聞くの?」


(次の作戦の艦隊編成候補者、かつ、夜戦の話をしておいたほうがいいのは…)

「鳳翔、文月、満潮あたりか?」


「えっ、そ、そんなに!?」

(せいぜい私含めて3人くらいだと思ったのに、ご、5人で?!)

(ていうか、鳳翔さん、あんなおとなしそうなふりして、意外と特殊な…いやいや、え?)

(それに文月や満潮って、まだ子供じゃない!しかも満潮は…提督、意外と攻められるのが好き?)

(で、でも鳳翔さんやさしそうだし、可愛い駆逐艦たちとの夜戦はそれはそれで…って違う違う!)

「もう少し、人数を絞ったほうが…それに、文月や満潮はまだ幼いし…」


(人数を絞る?夜戦突入前提の少数精鋭での一撃離脱、あるいは攪乱ということか、なるほど…面白い)

「人数を絞るという意見は、前向きに考えてみよう」

「だが、幼いという点だけで除外するのは論外だ。彼女たちも、夜戦の覚悟はある」

「それに、案外彼女たちのほうがお前より上手かもしれないしな」


(えー?!そこは譲ってよ!鳳翔さんならまだいいよ!大人だし!)

(駆逐艦になんでそこまでこだわるの?)

(それに上手ってまるで何回も経験があるような…!…て、提督、まさか…)

「あ、あの、提督?ちなみに、ここに居る駆逐艦の中で(提督と)夜戦経験済みでない子って…?」













「…居ないが…?」










(あ、あああああああああ!!ほ、本物だ!この人本物だよぉ?!嘘、ショック!!)

(電も、潮も、霰とかも、提督の毒牙に!!ひぃいぃぃぃいいい!!)

「あ、ああ、ぁ!!」

「どうした川内?随分顔色が悪いが…?」

「け…け…」

「け?」






「憲兵さああああぁああん、この提督ですぅぅううううぅうううう!!!」


「なっ、なぜ憲兵を呼ぼうとする川内、!!やめないか!!」

正直書いてて楽しかった


【盛大に何も始まらない終わり】

「…武蔵、退け。撤退だ…」

「…その命令には従えないな、提督よ」

「命令違反だぞっ!退けと言っている、武蔵っ!!」


「武蔵…」

「…止めてくれるなよ、大和」

「でもっ…このまま進軍したら!…旗艦として、姉として、お願い武蔵、一緒に…」

「くどい」

「もう奴は私たちに気付いている。ここで足止めしなければ、艦隊に多くの被害が出るのは必至だ」

「だって、武蔵、もうっ…」

「…自分のことは、自分が一番よくわかる。そうだな、ここで行けば、私は確実に沈むだろう…」

「だったらっ!一緒に!」

「…だからこそ、私が行かねばならない」

「私を庇いながら撤退することは難しい、私を庇うことで徒に艦隊に被害が出るだけ…なら、」

「ならここで、私が、やつを少しでも叩く…あとは万全になったお前たちが仕留めろ…」

「いや!いやよ!一緒に、一緒に帰ろう?」

「…」

「…っ…提督、お願いします!武蔵を説得してください!」

「…意志は、固いのか…」

「ああ、この主砲を存分に撃ち合えるまたとない機会だ、なにも悔いはない」

「そうか…………………クソっ…」


「…武蔵以外の者は、撤退しろ、これは、命令だ」

「提督っ!嫌です!聞けません!」

「長門よ…」

「…なんだ、武蔵」

「姉を、頼んだぞ」

「…ああ、任せろ…」

「やめて、離して長門!誰か武蔵を止めてよ!加賀、大鳳!」

「…命令よ、撤退しましょう」

「…」

「陸奥、長門を離して!」

「…ごめんね大和。戦艦として、どうせなら戦いで最後を飾りたいのは、私もよくわかるの」

「あなただって、武蔵と同じ立場ならそうするでしょう?」

「あ…、でも、ぃゃ…だって、武蔵…」

「さて、私は行くとするよ。皆、あとは頼んだ」

「いや、武蔵、やめて!行かないで!離してよ……武蔵っ」


「武蔵ぃいいいいいいいい!!」


「…さて、戦艦同士、派手にやろうじゃないか…」

「なあ、戦艦棲姫!」

「……シズミナサイ…」
































(ああ、暗いな、沈むのは…コレで二度目か…)

(皆の分まで、この私が攻撃を受け止められたのなら…まあ、私は、満足だ…)

(…さようなら…提督、皆)

(…大和)





















「っていう同人誌を「ダメだ」…ええー、早いよ」

「仲間の轟沈を描くものがいるか、馬鹿者が」


「大和…私はどこにもいかないから、離してくれないか?」

「ぃゃ…絶対、嫌………ぐすっ…」

武蔵さん絡むともうイケメンシチュしか思い浮かばない不都合を何とかしてくれませんか?

(っていうか、動かしやすそうなガチ勢適当に艦隊として登場させたけど、これで苦戦するとか悪夢以外の何物でもない)

でもこれ、陸奥を千歳に代えると…うっ、頭がっ

リクエスト消化し終わったので再度募集します
先着5名様
出して欲しい子(最大3名)、シチュエーションなどを書いて頂ければ嬉しいです

口搾艦明石

>>408
私はガチEROは書けません
描写は今まで通りぼかす形になりますが…大丈夫ですか?

現在のリクエスト状況

口搾艦明石(描写はある程度ぼかします)
千代田
青葉、提督を独占取材しちゃいました
赤城、私大食いじゃありません!
瑞鶴については上にあるように、月を見ながらの晩酌シチュになります


【彼女の好きなもの】

「…しかし、お前も好きだな、明石」

「えー、そうですか?まあ、好きですけどね」


あーん  ぱくっ


「…めずらしいと思うがな…」

「独特の味があっれ、好きな人は好きれふよ」


んっ…ちゅぷ…ぐぷ…


「そういう、ものなのか?」

「んーそーれふよ?」

「……ぷは…この艦隊にも、何人か居そうですけどね?探してみます?」

「いや、いい」

「そうですか」


ぱくっ…んふっ…れるっ…ちゅ…


「…お前が来てくれて、いろいろ助かってるよ」

「んっ…そうれふか。……提督のお役に立てて嬉しいです」

「提督の修理ならいつでも、どこでも、大丈夫ですから、ね?」

「すまないな」


んんっ…じゅるる…ずりゅううううっ…


「…下品な音をたてるな…」

「すいまへん、癖なんれふ…」










「そろそろ…」

「え?ぷはっ、なんです?…きゃ?!…ああ、べとべとする…」

「もうっ、変なタイミングで話しかけるから!」

「すまない、ほら、ウェットティッシュだ」

「ありがとうございます、でも、次からはやめてくださいね?」

「気をつけるよ」

「まあ、おいしかったから、許しちゃいます」





「でも、罰として、次は、もっとたくさん、ください…ね?」



以上、執務休憩中にチューペッ〇を食べるも、提督に変なタイミングで話しかけられた結果中身をこぼす明石でした


【艦Core】

※タイトル通り
※ネタ


「提督!新しい兵装の開発に成功したわ!今までにない画期的なものなの!」

「慌ててどうした夕張……待て、新兵装、だと?」

「ええ、まあ兵装というよりは、移動補助ユニットといったほうが正確かしら?」

「移動補助?話が見えない、詳しい説明を」

「えっと、現状、私たち艦隊の移動は海流の劇的な変化や羅針盤の不調等のトラブルで思うように行かないじゃない?」

「たしかにな。特に敵本陣の前でそれがあると、作戦が一気に崩壊する…忌々しい」

「そこで、このユニットの出番です!!」

「このユニットは、敵本陣に対し超高速で接近、その懐に入り込むことでこちらの損害を最小限に抑えつつ…」

「かつ、敵に反撃の余地を与えないまま奇襲し、作戦完遂をすることをコンセプトに作られています」

「ほう…コンセプト自体は非常に素晴らしいな、続けろ」


「はい、コレは艦娘の艤装の上からさらに装着し、背部に取り付ける形で運用します」

「簡単に言ってしまえば、「空中移動用の超大型ロケットブースター」なの」

「…何だと?いま、何と?」


「え、「空中移動用の超大型ロケットブースター」?」


「……まあ、最後まで聞こう…」

「では…、これを使用した際の速度は、艤装が重い戦艦クラスでも時速2000キロを超え…」

「艤装が比較的軽い駆逐艦クラスでは、計算上4000キロも夢じゃないと「待て」…」

「あ、ノット換算のほうがわかりやすかったですよね、失礼し「違う、そうじゃない」」

「色々指摘したいところはあるが、そもそも、そんな速度で艦娘たちは大丈夫なのか」


「はい、榛名は大丈夫でした……うん、あれは大丈夫だったんだ、多分…。沈んでないし…」

「改良の余地は、そりゃ、ちょっとは、ちょーっとは、あったけど…」


(榛名で、試したのか…さっき会ったときやけに目が虚ろだったのは…そういう…)

(…あとで間宮にでも連れて行ってやろう…)


「…まあ、一応の安全性はあると、そう考えていいんだな?」

「ええ、そこは心配しないで…ただ…」

「ただ?」

「…運用コストがかなりかかるのと、基本使い捨て前提だから、開発コストも馬鹿にならないってこと、かな…」

「…一応聞こう、具体的には…?」

「……ユニット一機につき、燃料、鋼材が7000に、ボーキサイトが4500くらい…かな…?」

「…大型艦建造の間違いではなく、あくまで、開発なのだな?」

「まあ、大型艦建造ドックを一部使わせてもらってるけど、開発…よ?」

「あ、でも弾薬はほとんど使用しないの!たったの10で「却下だ」」



「ええー、かっこいいじゃない!空を舞う艦娘、繰り広げられる砲撃戦!」

「ダメだ、運用・開発コストがシャレにならない、資材が枯渇する」

「せっかく、「ヴァンガードオーバーブースト」って名前まで付けたのにな…」











「……待てよ…夕張、お前、さっき榛名で試した…そう、言ったな?」

「あ…」

「つまり、それだけ資材が吹き飛んだと、しかも使い捨てだから物も残ってないと…」

「そういう、認識で、いいんだな?」

「は、はい…」






「お前には、今から山程説教がある……楽しみだな…夕張ぃ…」

「…ご、ごめん、なさい…許して………ひぃ!」

先着5名には入ってないリクエストだったけど、これを見た瞬間、書くしかないと思った


【今夜はあなたと二人っきりで】

(…こうやって、ゆっくりと酒を飲むのは久しぶりだな…)

(いい、月だ…)

「…あれ、提督さん?こんな夜中になんで、眠くないの?」

「…瑞鶴?お前こそなぜここに?」

「え、ちょっとお手洗……わ、私がここにいる理由なんか、どうだっていじゃない!」

「なんとなく起きて、その、人の気配がしたから…気になっただけです!」

「…それで、こんな夜中に縁側で、一人で何を……お酒と、お漬物?」

「ああ、ちょっとな」

「え、ずるっ…あ、これ、十四代、龍の落とし子?!」

「知っているのか?」

「う、うん。ていうか、これ、高いやつじゃない?」

「それなりに値は張るな。鳳翔のつてで、個人的に購入した奴だが…」

「…」

「…一人で飲むのも飽きてきた、一緒に飲んでくれないか?」

「え、いいの!?」

「そんな物欲しそうな目で見られても、な」

「なっ、そんな目で見てません!ちょっと、なに笑ってるの?!」


「…こういうとき、何て言えばいいのか…」

「特に乾杯するものもない、普通に飲めばいい。そんな、堅苦しく考えるな」

「そう?じゃあ、頂きます………あ、おいしい…」

「だろう?たまにしか飲めない分、飲むときくらい良いものをと思ってな」

「ふふ…、こんなの千歳や隼鷹あたりにばれたら大変だね」

「…やめてくれ、想像したら、頭が痛くなってきた」

「これは、私と瑞鶴だけの秘密だ、口外を禁ずる…いいな?」

「あ、私と、提督さんだけの秘密?…なんか、いいかも……うーん、でも、条件があります」

「なんだ?」

「またこうやって飲むときは、私を誘ってほしい、かな?」

「…次の作戦行動に支障が出ない範囲でな」

「やった♪」


(…なんか、いい夜だな)

(こうして提督さんと二人っきりで、月を見ながら、おいしいお酒におつまみがあって…)

(特に会話はないけれど…全然嫌じゃないっていうか、むしろ心地いいというか…)

(こんなとき「月が綺麗ですね」なんて言われちゃったら、もう、ね…)

(ま、提督さんのことだから…そんなの、ない…か……?)

(ん…今日、出撃したし…疲れてるのかな…)

(なんだか…ねむ…い…)




「瑞鶴?…寝かけてるな……危なっかしい…」


(いくらここの最高責任者とはいえ、夜中に瑞鶴の部屋に入るのも……)

(仕方ない…私の部屋に運ぶか……よっと…)

(…しかし、こうして抱えると、こんな細い体で、よくやってくれる)

(いつも、ありがとう、瑞鶴…)








(まったく、近くに私室があってよかった…軽いとはいえ、抱え続けるのは面倒だ…)

(布団に…寝か…せ、て…)



(……酒でほのかに上気した頬、濡れた唇、少しはだけた寝間着……柔らかな、肢体…)

(…この場には、誰も……)


















「んっ…提督、さん…」





(!!…今、何を考えた?……何を、しようとした?………色情魔か、私は!!)

(久しぶりに飲んだからか…大分、酔っているな……クソっ……)



「……今日は…月が、綺麗だな……瑞鶴…」



本当はもう少しだけ続く予定でしたが、収集がつかなくなりそうなので、ここでこの話はおしまいです


【陽だまりにて】

「…」

「…んー……すんすん…ん?…」

「匂いを嗅ぐな、千代田…」

「いや、なんだか、提督の膝枕って何だか落ちつくんだよね…」

「なんでだろって思って、匂いかなって?」

「思っても嗅ぐな…犬か、お前は…」

「えー、ダメだった?」

「むしろ、なぜいいと思った。お前は、私が膝枕されたら千歳の匂いを嗅いでいいとでも?」

「えっ!?それはダメ!!千歳お姉の膝枕ってだけでも許せないのに、そのうえ匂いなんて!」

「っていうか、女性の匂い嗅ぎたいとか、変態!!」

「…ついさっきの自分の行動を思い出せ」

「え?ああ、あれはいいの。提督が千歳お姉に膝枕してもらった罰でもあるんだから」

「…………そうか…」


「…ねえ提督?」

「何だ?」

「んー」

「頭を擦り付けてどうした?」

「んんー!!」

「?」

「もう、頭撫でてってば!」

「口で言え…」

「そう言いつつも、ちゃんと撫でてくれるの嬉しいな…痛い!」

「調子に乗るな」

「うぅー、おでこにペシッって…酷い!」

「罰としてもう30分膝枕延長なんだから!」

「執務が残っているんだがな」

「今日片づける書類そんなにないし、大丈夫!」

「それに、優秀な秘書艦が隣に居ないと仕事が捗らないし、ね?」

「優秀な秘書艦?……ああ、先週の千歳のことか」

「千歳お姉は優秀だけど…今週の秘書艦が誰か忘れていませんかー?」

「記憶にないな…」

「…一時間に延長します」

「流石に長くないか?」

「いいんです!むしろ、休んであげてるんですから!」

「…光栄だよ」



「ね、提督?」

「何だ、千代田?」

「平和だね…」

「そうだな」

「こんな時が、ずっと続くといいね」

「ああ…」


ケッコンカッコカリ後の二人はこんなイメージ

(今更すぎるけど、陸奥のあだ名がむっちゃんで、睦月がむつちゃんっぽい…SSだからね、多少の間違えは許して欲しいっぽい?)


【これからも、いつ何処までも】

「提督、提督?…何処に居るんだろう…」

「もうそろそろ休憩終わりにして、午後の執務をしないと…あ…」

(居た。もう…縁側で一休みとか言って、ゆっくりしす、ぎ…あれ?寝てる…のかな?)

(ふふ、船なんか漕いじゃって…危なっかしいですよ?)

(仕方ない…頭を、こう…よし、こんな感じかな?)

(頭を動かしても反応がない…そんなに、眠いんですね…お疲れ様です…)






「…いつも、私達のために、ありがとうございます、提督…」

「思えば、提督とは結構長く居ますね。もう1年以上、でしょうか…」

「初めは、色々ご迷惑をお掛けしました」

「正規空母だから仕方ないとはいえ、資材もたくさん使わせちゃいましたね、ごめんなさい」

「…なのに、思う様な戦果も出せず、私、なんでここに居るんだろうって…」

「なにが一航戦だって、ただのお荷物じゃないかって、そう、思ってました」

「…そのことで、提督と喧嘩をしたこともありましたね…」

「…でも、提督は自分の作戦立案や運用法が悪いって、お前のせいじゃないって、そう言い続けてくれました…」




「…っ…嬉しかった…」




「…私が今こうして胸を張って、提督の下、第一艦隊旗艦をやれているのも、全部、提督のおかげです…」

「本当に、今までありがとうございました…」

「そしてこれからも、できれば、あなたの下で戦いたいです」

「……この戦いが終わった後も、私は…なんて、気が、早過ぎますかね?」

「提督、提督?…私は、赤城は、あなたのことをお慕い申し上げております」

「…上官に抱く感情として過ぎたものなのは、理解しています」

「ですから、私を選んでくれなくても、構いません」

「…ですが、ですが…できれば、これからも…ずっと…」

「あなたのおそばに、居たいです…」

「…我儘で、卑怯ですよね…寝ているあなたに、こんな…」












「…ありがとう、赤城。お前の気持ちは、とても嬉しいよ」

「…あっ、お、起きてらっしゃったんですか?!」

「赤城…」

「は、はい」

「…こんな不甲斐ない私でも、お前は着いて来てくれるか?」

「この先、ずっと…」

「この戦いが、終わった後も、ずっと…」

「…あ…っ…はいっ……お願い、します…」

「…泣かせる気は、なかったんだがな…」

「だって、こんなっ…ず、狡いです、いきなり、こんな…」

「赤城…」

「…はい」

「これからも、よろしく頼む」

「はい……」




いつまでも、何処までも…一緒に…


自分の中では糖分多め、のつもり
若干大食いネタありますが、…許してつかあさい…

少し早いですが、リクエスト受け付けたいと思います
青葉、提督密着取材しちゃいました、が残っているので、先着4名までになります
すでに出た子が重複しても構いません

お好きな子、シチュエーション等を書いてくださると嬉しいです。EROはまあ、そこまで期待しないでください
また、先着4名までの方はかならず書きますが、それ以外でも上の夕張みたいに書くこともある…かも?…多分

いくいくのー

駆逐艦ハーレム ちょいエロ

>>449
イクはわかりましたが、いくのーがなんなのかがちょっとわからないです
エロ期待なのか、「イク、行くの!」のセリフがあれば良いだけなのか…

>>450
駆逐艦の指定はありませんか?(~型等)
自分の文才では、せいぜい3人、ハーレムとなるともっと多い方がいいのでしょうが、多くても4人が限度です

現在のリクエスト状況
青葉、提督密着取材しちゃいました!
足柄、長良のスポ根
利根改二のファッションセンス
イク、行くのー!
第六駆逐艦隊ハーレム、え、えっちなのはいけないと思うのです!

如月は、書きたいけど正直今のシリーズものの前日譚になりそう…、書く…か、も…?


【口ではそう言いつつも】

(最近、ネタが…ない。いえ、別に書かなくても何の支障もないのですが…)

(ただそれだと「青葉」の名が泣く…我、青葉、筆を執らずして何とする…)

(でも、先立つものがなければ筆が進まないのもまた事実)

(深海棲艦との戦い…は、正直書いても、実体験に勝る物はないし…)

(事件、事故にしたって、それこそみんな知ってるし…恋愛関係…、恋愛、したいですよねぇ)

(うーん、なにか、なにか面白いもの…)

(鎮守の皆さんが興味をもって、かつ、読んで面白いと思うネタ……あ!そうだ!!)






「というわけで、明日一日、独占取材を行いたいんですが、よろしいですか?」

「……話が見えないが、どうせロクなことならないだろう。却下だ」

「えぇー、お願いします。それに、鎮守府の皆さんに提督のことを知ってもらう、いい機会ですよ?」

「普段知らない提督の素顔を知り、親しみをもってもらうことで芽生える、美しい信頼関係!」

「固い信頼関係の下団結したわが艦隊は、敵をバッタバッタとなぎ倒し、破竹の勢いで勝利をものに!」

「どうです、興味「ないな」…えぇー」

「信頼関係が重要なのはもっともだが、それはもうすでにある。…少なくとも、私はそう考えている」

「それに、最悪、こちらの指示に従うだけの上下関係があればいい。私たちは、あくまで軍なのだからな」

「下手な情など、かえって、作戦行動に支障をきたすだけだ」

「…なにか、異論は?」

「……イエ、ナンニモ アリマセン」


(さすが提督、にべもないですね…フフ、怖い…)

(でも、ここであきらめるわけにはいきません!幸い明日は提督も休暇だったはず…)



(青葉、強行取材、しちゃいます!)

(ふふ、この青葉、取材のためなら早起きしても眠くありません!…ふぁああ、っといけないいけない)

(提督の私室はここですね…ちょっと覗かせてもらいますよー…あれ?居ない?)

(え、こんな朝早くからいったいどこに!?まさか、鎮守府の誰かと朝帰りコースですか!)

(とにかく探してみましょう)


(とはいえ、いったいどこに…ん、何でしょうこの音……弓道場?)

(…あ、居た!提督、弓道に嗜みがあったんですね。知らなかった…)

(そういえば空母や軽空母の方々は、配属されてからかなり早い段階で提督と親しげになっていましたが…)

(なるほど、そういうことだったんですね)




(朝食の時間ですね。まあ、いつものことながらみなさん食堂好きですね、人が多い多い)

(青葉も、この食堂、美味しくて好きですけど。さて、提督はっと…)

(あー、駆逐艦の子たちが周りに、何でしょう、子沢山、隠れ子煩悩なお父さんって感じですね)

(物言いはちょっときついとこありますが、なんだかんだやさしいところありますからねえ)

(この前、遠征帰りの駆逐艦たちが暑さでばててるのを見て、アイスとジュース、鳳翔さんを通して差入れてましたし)

(まあ、鳳翔さんも鳳翔さんで、そのことこっそり教えちゃいましたからね)

(…満潮も、見てないで素直に入ればいいのに…雷なんて、おお、もう…これは…)



(さて朝食も終わりこれからが本番!普段見せない休暇時だけの素顔、青葉、暴いちゃいます!)

(ってあれ、どこに行くかと思いきや…資料閲覧室…ですか?執務ないのに?)

(あれは総図に航洋図に、海流図、潮流図などなど…え?まさか…コレって…)

(海戦術書に、あれは、敵深海棲艦の記録ファイルですね…うわあ…)

(これ完全に次の作戦立案じゃないですか…え?今日、提督は休暇のはずでは…)

(あ…霧島さんと何か話してますね…後でインタビューしてみましょう!)


「霧島さん!」

「あら、青葉じゃない?どうしたの?」

「いえ、先ほど、提督と何を話してたのか、少し取材をですね…」

「え、ああ、別に、艦隊の皆の様子とか、兵装の整備はちゃんとしてあるかとか…」

「なにか不平不満は挙がってないかとか…そんなことくらいね」

「他には?」

「うーん、特に何も?」

「ああ、そうですか……あ、霧島さんありがとうございました」

「ええ、それじゃ」


(…その後も、ずっと資料閲覧室にこもりきり…昼食はまあいろんな人とそれなりの会話…)

(少し縁側で休憩して、鎮守府の周りを散歩して…また籠って…)

(つまらない…特にこれと言って、何もない。というか、今日提督は本当に休暇何ですか?)

(いつもより恰好がラフなだけで、やることはほとんど変わらないし、艦隊の指揮をしないくらいですか?)

(こうなったら、直接!!)



「…流石に、目が疲れた…今日はこれくらいにして」

「提督ー、ちょっと取材、よろしいですか?」

「……お前も、物好きだな」

「きょーしゅくです!」

「まあ、いい、なにが聞きたい?」

「おお、素直に答えてくれるとは…では早速…」


「今日一日、ここに籠りきりのご様子でしたが、今日、提督は休暇なのでは?」

「休暇だが?」

「…え、だって、この机に広がってるのどう考えたって…」

「休暇をどう使おうが私の勝手だ」

「それは、そうなんですけど…こう肩の力を抜いてというか…何か別のことしないんですか?」

「…そうだな…私の作戦指揮にミスがあれば、それで被害を被るのはお前たちだ」

「私は戦場に出れず、安全な場所から偉そうに指示することしかできないからな…」

「なら、作戦指揮だけでもせめて、と、そう考えてるだけだ」


「…なるほど…そういうことでしたか。ふーん…そうでしたかぁ」

「なんだ、いきなりニヤニヤと…薄気味悪い…」

「ちょ、薄気味悪いとは失礼な!」

「じゃなくて、提督、昨日はあんなこと言ってたのになんだかんだ私達のこと考えてるんですね」

「もしかして、これがツンデレというやつですか!!」

「…くだらない事を言うなよ青葉……」

「そうだな、今度の通商破壊作戦、本来なら4隻でやるはずだったが…」

「お前の実力なら、単騎でも行けそうだな?」

「え、いや、それは、ご遠慮したいですね…はい…」

「あ、も、もう取材は結構ですので!失礼しました!」



(…うーん、結局、今日一日通してわかったことは、提督が仕事人間なだけってことで…)

(つまらないですね、ネタとしては、インパクトに欠けます…)

(でも、なんだかんだ言って、提督はやっぱり私達の提督でした。信頼できる、いい上官でしたね。)


(ま、今日はそのことが再確認できただけでも良しとしましょうか!)


(これからも、艦隊の指揮、おまかせしますよ、提督?)

話がなんか単調になってしまった感…いつものことだと割り切ろう…

しまったお父さんて…性別明記はなるべく避けてたのに…

(Oh…自分の耳と記憶は、なんだったんだ…司令官ってバッチリ言ってんじゃんかぁああああ)

これはケジメ案件、しめやかに爆発四散

なんか今日駄目だ…申し訳ないから青葉でなんか書こう…ちょっと時間が欲しいけど…


【蜂蜜色の月】

「ゴーヤ!ねえゴーヤ!すごいの、今日すごいのね!」

「え、何がなのぉ?もうゴーヤ眠いからお休みの時間…でち」

「いいから屋上行くのー!」

「えー、ちょっと、イク、ひっぱらないでぇ」




「さあ、見るといいのね!」

「あ、満月!綺麗だね。でも、何が凄いの?」

「今日は、満月と、ハニームーンと、13日の金曜日が重なる日、これって数十年に一度の出来事らしいのね!」

「おおー、数十年に一度!すごい!」

「でも、13日の金曜日は確かホラー映画がもとだったのは覚えてるんだけど…」

「ハニームーンって、何?」




「えっ…ご、ゴーヤってばおりこうさんじゃないのね!…ハニームーンっていうのは、えーっと…」

「あ、あの、ハニーっていうくらいだから、そ、そう!月の表面が甘くなる日なの!」

「本当に!おいしそうだなー。でも、確かにお月様がはちみつ色してるね。とっても綺麗でち!」

「うん…綺麗なのね…」

「…いつか、行ってみたいなぁ」

「行ってみたい、のね…」


正確には昨日のことですけど。ちなみにこれはリクエスト外なので、イクはまた別に書きます

ハニームーンについては、赤く見えると言う説明がなされてましたが、実際見ても、そうなの?レベルでした


【彼女の疑惑】

「提督、提督よ!おるか!礼を言いに来たぞ!」

「利根か、どうした。…なるほど、それがお前の改二か」

「うむ、提督の働きが認められたおかげで、こうして吾輩もついに改二!礼を言うぞ、提督」

「言葉は嬉しいが、それはお前の努力の成果だ。私はただ手助けをしたに過ぎないよ」

「ふふ、また謙遜を。まあ、そんなところもお主らしいがの」

「そうじゃ、どうせなら、改二になった吾輩をもっと見てくれ!」

「吾輩のこの姿は、お主と吾輩の今までの証だからな!」





(子供らしくはしゃいで、本当に嬉しそうだ。艦娘としての実力が上に評価されたこともだろうが…)

(何より、新しい服装になったことが嬉しいようだな。利根も、口調は古風だが年頃の女性ということか)


(…上着は、今までのより、より洋風なアレンジだが、軍服らしく少しカッチリとしているな)

(赤いリボンタイが、女性らしいアクセントになっている)


(それに対しスカートは…スカート、は……これ…は…)

(チャイナドレスのようなもの、と言えばいいのか?…スリットがかなり深い…)

(…気のせいか?腰骨が、見えた気が、いや、見間違いじゃない…)

(まさか…いや、利根に限って、そんな…)

(コレは、指摘すべき、か…?)

(……大勢の前で指摘されて騒ぎになるより、二人きりの今言ったほうが利根のため…か?)


「利根」

「おお、なんじゃ提督?」

「その服装、とてもよく似あってるぞ」

「うむ、そうじゃろうそうじゃろう?でもな、何も服装だけではない、艦娘としての能力も格段に上がっておる!」

「何より誇れるのが、重巡航巡の中でもトップクラスの索敵能力と打たれ強さかの?」


(…確かに改装設計図にはそうあった…、服装を見る限り、にわかに信じがたいが…)

(これが、回避性能ならまだわかる…装甲と耐久性?冗談だろう?)


「む?どうかしたのか提督…そ、その、見てくれとは言ったが…」

「そんなに熱い眼差しでじっくり見られると…吾輩も…ちと、恥ずかしい…」

「ああ、すまない。ところで利根、その、一つ、質問がある…」

「何じゃ提督?」

「…少々スカート部分のスリットが深いように思えるんだが、その、利根は、気にならないのか?」

「これか?足が動かしやすくてとてもいいと思っているが…変かの?」

「いや、変ではない。利根が気にしないのであれば、それでいい」

「…引っかかる言い方をするの?本音を話してくれ…吾輩とお主の仲ではないか…」

「隠し事は、して欲しくない…」

「………、そう、だな。…では、単刀直入に聞こう」



「下着は、はいていないのか?」




「なっ、な、何をいきなり!そ、そんな、破廉恥な!」

「それに、吾輩は痴女ではない!下着くらいはいておる!断じて違うのじゃ!」

「いや、スリットから腰骨が見えていたからな…」

「そ、そこまで言うならいいじゃろう!証拠を見せてくれる!……うぅ…」

「いったい何を…っ…」


(…恥辱にまみれた、涙目の利根が、スカートをゆっくりたくし上げて…いや待て、この状況…)




(誰かに見られようものなら「ご主人様ー?頼まれた資料をお持ち……えっ?」……まあ、そうなる、な)



「…とりあえず、落ち着いてくれ、やましいことは、一切、ない。断言する。」

「そうだな、まずは………弁解を…させてくれ…」

個人的には、スク水のようなインナー一体型がいいと思います


【狼の矜持】

「十門の主砲は、伊達じゃないのよ!!」

(流石足柄姉さん、気迫が違うなあ…演習にも全力で、かっこいい…あ!)

「足柄姉さん!左舷、攻撃来てます!避けて!」

「え?…んにゃー!?」

「ね、ねえさーん!!」



(ちっくしょう、無傷で行けると思ったのに…最後の最後で、あんな失態…)

「足柄姉さん、大丈夫?」

「え?ああ、羽黒か…ええ、大丈夫よ。ごめんなさい、心配かけちゃって」

「あ、ううん、そんな……ねえ、足柄姉さん、体調でも悪いの?」

「普段ならあんな攻撃、避けられたのに…」

「あ…えっと、ちょっとよそ見しちゃって、あははは…」

「もう!演習だからよかったものの…気をつけてくださいね?」

「ええ、ありがとう羽黒」



(…そう、ここ最近、動きのキレが悪い。移動にしても、回避にしても、なにかもたつく)

(原因は…多分これ。ええ、わかってる。でも、見たくないわ…この瞬間は、一番嫌い!…でも…)

(ええい、足柄!何をちんたらやっているの!勇気を出して、いざ!!)



「きゃああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」



(……ああ…なんてこと、そんな、じょ、冗談じゃないわ…)

(この私が、餓えた狼とも称されたこの私が…)

([ピー]kgも体重が増えてるなんて!!)

(そういえば最近普段の食事以外にも鳳翔さんのところで酒を飲んでおつまみ食べて…)

(極め付けは間宮さんの甘味!!……食べ過ぎね…明らかに原因はこれだわ…)

(明日から…ダイエット…しよう…)




「さて、と、ダイエットの基本は適度な食事に適切な運動。運動といえば、走り込みよね」

(朝食までのあいだ、鎮守府周辺をとにかく走りまくってやるんだから!)

<あしがらさーん!!

(ん?この声…)

「あら、長良じゃない?こんな朝早くからなんで?」

「え?長良は、いつもこの時間は走り込みしてるんだ!足柄さんも?」

「ええ、その、えっと、戦場を駆けるには艤装もそうだけど己の足も重要かなって」

(まあ、嘘はついてないわ…嘘は…)

「じゃあ、足柄さんも一緒に走らない?一人より、一緒に走るほうが楽しいと思うな!」

「んー、そうね。一人で黙々とやるのもつまらないし、一緒に走りましょ?」

「うん!」



(…なんて、簡単に…言うんじゃ…なか、った…)

(なに、この子…早い!同じ「高速」艦なのに…どうして、こう差が開くの?)

(いいえ、そんなのわかりきってる。長良は「いつもこの時間は」と言っていた)

(私が惰眠をむさぼっている間、長良は人知れず努力して…こんなの、勝てっこない…)



「な、長良…ごめんなさい…私、もう、無理…!!」

「…え、足柄さん?どうしたの、もうばてちゃったの?」

「普段の足柄さんなら、戦闘中であっても足を止めることなんてないのに…どこか体でも悪い?」

「………違うの、体調自体は、いたって良好よ」

「ただ、ここ最近、慢心していたのね…」

「……体重が…増えちゃったの…それがこの様…」

「なにが「餓えた狼」よ…こんなの「肥え太った室内犬」じゃない…」

「足柄さん…」



「…私のことはおいて行っていいから、長良は、自分のことを…」







「…足柄さんの馬鹿!どうしてそこで諦めちゃうの!!」

「足柄さんの戦場へ馳せる思いは、その程度だったの?!」







「あ…」

「戦場が恋しいなら、勝利が欲しいなら、こんなところで諦めちゃだめ!」

「長良も、一緒に頑張るよ…だから、おいて行ってなんて、そんな、悲しいこと言わないで…」

「……そう…そうよね、こんなところで、あきらめちゃダメよね…ありがとう長良」

「私、あのままだと「犬」どころか牙すら抜けてたかもしれない…」

「…そうよ、私は「足柄」…戦場を駆ける「餓えた狼」、戦場こそが、私の魂の場所…」

「そのためなら…どんな苦しみだって、受け入れて見せる!」

「足柄さん!!」

「ええ、もう弱音は吐かない。一緒に、走ってくれる?あの暁の水平線の向こうまで!」

「うん、一緒に走ろう!!足柄さん!!」






翌日、筋肉痛で一歩も歩けない狼がいたらしいが、真偽のほどは不明

スポ根ってこういうことでいいんだろうか
余談ですが、すぽこん、を変換したら一発目にスポ婚が出てきたのはなにか意味があるんでしょうか

上の二つは、なりすましでは無いです。一応、念のため


【柔らかスポンジ】

(なんだか、ここ最近、司令官が追い詰められている気がする…戦力が、とか、資材や物資が、とか、特別合同作戦が、とか)

(…うん、こんな時こそ、この秘書艦である雷様の出番!司令官、私に頼ってよ!)

「ねえ司令官?ちょっと頑張り過ぎじゃない、少しくらい休んだっていいのよ?」

「…ああ、少しな…」

「でも司令官…」

「そうか…」

「…ねえ!!私の話をちゃんと「うるさい雷!私は今っ…」…あ…ごめんな、さい…「…チッ」」

「…今日の秘書艦業務はここで切り上げて良い………怒鳴って、すまなかったな…」

「う、うん…」

(司令官…)



「ってことがあったの…」

「確かにここ最近の司令官さん、ちょっと怖いのです…」

「雷につい当たってしまうくらいなんだから、よっぽど心の余裕がないんだね」

「…何よ、司令官。いつも冷静でいることは軍人として当たり前って言ってるくせに、自分ができてないじゃない」

「私に頼って欲しいけど、そんな弱み見せる人じゃないし…」

「まあ、隠せてもいないけどね。さて、どうしようか…」

「どうしようかって、何よ?」

「何か司令官さんにしてあげるのです?」

「んー、余裕がないならその原因を取り除けば良いけど、残念ながらできそうにない」

「ならせめて、司令官に癒しをと思うけど、あの人が何で癒されるのか…」

「…美味しい料理とかどうかしら!カレーなら得意よ!」

「暁姉さんのカレーは、甘過ぎなのよね…」

「うっ…、そういえば司令官にもそう言われたわ…」

「私も、うーん、ロシア料理は作れるけど、正直そう言うのは鳳翔さんか間宮さんの方が上手だし…」

「なら、司令官さんに可愛い動物と触れ合ってもらうのです!電は近所の野良猫を眺めるだけで癒されるのです」

「でも、そんな時間司令官が作るかしら。今日隣で見てたけど、とても忙しそう…多分お昼ご飯も食べてないわ…」

「そうすると普段の何気ないひと時の中でどうにかするしか…」

「…司令官が日頃行うことで、私達が癒しを届けられそうな……あ、これなんかどうかな?」

「…………ええ!そ、そんなの、レ、レディーとして恥ずかしいわ…」

「ちょ、ちょっと勇気がいるのです。でも…」

「それって聞いたことあるわ!良いと思う。されて嫌な人はいないって愛宕さんも言ってたもの!」

「…決まり、だね。いい時間だし、もう行っちゃおうか?この時間なら司令官も…」

「えっ、も、もう?」

「善は急げだよ、暁姉さん」

「よし、第六駆逐隊、出撃よ!」

「なのです!」



(雷…怯えた顔をして居たな…当たり前か…)

(何が司令官だ、馬鹿馬鹿しい。部下に気遣われたあげく、八つ当たり…情けないな…私は)

(そろそろあがって…)


<司令官! 司令官さん!


「………?……なっ!お前たちここを何処だと、なぜここに!?」

「ここ?司令官用のお風呂だけど?」

「あ、暁と一緒に入れるのよ!ありがたく思いなさい!」

「司令官、私がお背中お流ししますわ…なんてね。身体洗うのは私に任せてよ!」

「気持ちは有難いが、しかし…」

「……司令官、疲れてるんでしょ?…さっき、ちょっと怖かったもの…」

「だから、ちょっとはリラックスさせてあげたいなって…」

「…司令官さん……」

(そう言うことか…、もう既に一通り洗い終わってはいるが…)

(好意はとてもありがたい…お互いタオルは巻いているし…まあ、いい、だろう)

「…前は流さなくて良いからな」

「「「「はいっ」なのです!」」」」


「司令官さーん、何処か痒いところはないですかー?」

「いや、ないよ。頭を洗うのが上手だな、電」

「ありがとうございます、なのです」


「ねえ司令官、肩凝ってたら言ってね、一緒にやっちゃうから」

「その声は、雷か?…後ろには電がいるはずだが?」

「膝立ちで洗うから大丈夫。それより…」

「ああ、頼む」

「うんうん、もーっと私に頼っていいのよ?」

「…雷…」

「なぁに?司令官?」

「さっきは、すまなかった」

「ううん、気にしてないわ。誰だって辛い時はあるもの!」

「…ありがとう…………ん?」

「どうしたの?司令官?」

「さっきから背中に当たってる感触が……お前、何で洗っている?」

「いや、響も、暁もだが…二人は私の腕を一体何で…」

「え?そんなの、ねぇ、気づいてるんでしょ?」

「あ、あの、レディーはこうするものだって聞いたから!」




「私たち、自分の身体で洗ってるのよ?」

「ちなみに、電もタオルは外したのです。流石に、洗うのは手で、ですけど…」


「な、お前たち!流石にそれは!」

「きゃっ!司令官さん、急に動くと危ないのです」

「そうだよ司令官?両隣に私と暁姉さんもいるって忘れないでね?」

「…っ…大体、発案者は誰だ?」

「あ、愛宕さんが、こう言うことしてあげると喜ぶって言ってたって、雷から聞いたの…」

「そうなのか、雷?」

「…?…そうよ?」

(……そうか、あいつはそんなに単騎出撃がお望みか…、今度そうしてやろう…)

「気持ち良くないかい?」

「そういう問題では!」

「もう、とにかく私たちに任せてよ!ね?」

「洗い終わるまで目を開けちゃいけないのです」




(なんだ…これは、新手の拷問か?こんな、幼女をはべらせて、こんな、まるで風俗の様な…)

「んっ、なんだか…暑くなってきちゃったかしら…」

「へ、変な感じ…ううん、これも一人前の…」

「ふふっ、どうかな司令官。こう言うのも、んんっ、いいでしょ?」

「三人とも、どうしたのです?」

(落ち着け、冷静になるんだ。この子らは完全な善意、いや、響が若干怪しいが…)

(ともかく、電が洗い終わるまで、それまでの辛抱…下手な気など起こすなよ…)

「電…もうそろそろ、いいんじゃないか?」

「…あっ、そうですね。あらかた洗い終わったのです!」

「そうか…」

(助かった…)











「洗い流したら、リンスで、そのあと、トリートメントなのです!」

(…おい、嘘だろう…じょ、冗談じゃ…)

更新遅れて申しわけありませんでした


【麝香の匂いに包まれて】

>>388の続き

「第二艦隊旗艦、如月。遠征任務終了の報告に参りました」

「入っていいぞ」

「失礼します。…司令官、こちらが今回の遠征のレポートになります」

「ありがとう」

「…では」

「如月…」

「………何か、不備でもありましたか?」

「いや、一見して何処にもないが…」

「なら、一体何のようですか?」

「司令官と如月の間に、職務以外の、何があるんですか?」

「…職務上の話以外何ないなら、如月は司令官と話すことなどありません」

「あなたは上官で如月はその部下。それ以上でも、それ以下でもない」

「そう、それだけなの…」

「如月、あのことについて「嫌!!聞きたくない!!」」

「如月のことを弄んだうえに!忘れろって言ったくせに!!」

「せっかく忘れかけたのに!もう何もないんだって、そう、思えそうだったのに!」

「なのに、何?忘れかけたと思ったら、またその話を繰り返すの?司令官が忘れろって言ったんじゃない!!」

「あの時から、司令官と如月の間には、仕事以外の何もないの!何も!!」

「だから、司令官と話すことなんか……何も、無いのよ!!!!」


「……もう嫌…やめてよ…これ以上、如月の心を掻き乱さないで…これ以上…お願いだから…」


「…如月、許してくれとは言わない。ただ、話がしたい」

「だから!「もし!!…少しでも私の話を聞いてくれるのであれば、今日の夜、あの場所で待ってる…」…何、それ…」

「今言えるのは、ここまでだ。お互い、今日はまだやるべきことがある」

「だが…できれば、私の話を聞いて欲しい…………お願いだ」

「………失礼、します」





(一方的に突き放して…今度は話を聞いてくれって、そんなの、勝手すぎるわ…)

(本当に、勝手な人……でも……)

(今まで、あんな風に誰かにお願いしたこと、あったかしら…。あの、司令官が…)

(……………話を、したい、か)



(これで来なかったら……仕方ない。彼女の意思に反してまで、無理に…)

(これも、下らない考えに流された私の責任だ。傷つけて、すまなかった、如月…)

(でも…願わくば、どうか…どうか…)

(……………もう一度だけでいい、話が、したい)










「……………来て、くれたのか」


「……下らない言い訳だったら、司令官のこと、許さないんだから…」

「聞いてくれるだけありがたい。聞き終わったあとは、煮るなり焼くなり好きにしてくれ」

「…殺してくれても、構わない。私はそれだけお前を傷つけた…」

「前置きはいいの…それで、司令官は一体何を話すの?」





「そうだな…素直に言うと、私は今とても後悔している」

「後悔?」

「ああ、お前を傷つけたこと、手放したこと…この現状、全てに」

「…」

「あの後、お前を見かけるたびに、後悔ばかりが襲って来た。なぜ突き放したのかと、もっと方法があったはずだと…」

「書類の中に如月の名前が出て来る時にすら、そう思った。ずっと…気が気でなかった」

「…それは、なぜ?」



「如月のことを、愛しているからだ」







「え?何、それ…今更、そんな言葉……嘘……なら…なら、なんで忘れろなんて言ったの!」

「その言葉が本当なら、なんで如月のことを突き放したの!」

「…私たちは、軍人だ。ましてや上官と下官、下手な情に惑わされて、何かあってはならない」

「艦隊内部での依怙贔屓、要らぬ嫉妬、軋轢…そう言ったものを生み出したくなかった…」

「…そんなの、ケッコンカッコカリなんて、あんなものがある時点で分かりそうな話じゃない!」

「それだけなの?…軍が大事だから、如月のことはどうでもっ」

「違う!…それもある、が、何より、お前を戦場に出すことが怖くなった」

「失うことが怖くなった、ましてや、自分の作戦指揮にミスが原因だとしたら、私は、もう生きてゆけない」

「…愛してるが故に、傷つくのが、怖くなった」

「……だが、手放したら、もっと苦しくなった」

「…最低だと、自覚しているよ。結局、自分可愛さに如月を傷つけたことに変わりない」

「ただ、愛してるいう言葉に偽りはない、これだけは言いたかった」

「…」

「…なら…なら、あの時の言葉は、嘘じゃなかったのね?如月は、確かに、愛されてたのよね?」

「司令官に、あなたに愛されてたから…如月は…ここで、あなたに…」

「ああ、その時の言葉に偽りは無い。今も、何も変わらない」






「……ずっと、ずっと考えてた。どうして突き放されたんだろうって、如月が、何かしてしまったんじゃないかって」

「憐れみやうっとおしさから、仕方なくだったんじゃないかって、ただの体のいい娼婦がわりだったんじゃないかって…」

「…でも、違うんですよね?お願い、もう一度、もう一度だけ言って?」




「如月、私は、お前を愛している。あの時も、今も、これからもな」









「司令官!!」

「…っ…すまなかった、如月。本当に、すまない…」

「嫌、嫌です。許さないんだから…ぐすっ………本当に…本当に、悲しかった…苦しかった!」

「ずっとずっと、好きだったのに!夢が叶ったって思ってたのに!」

「いきなり、忘れろなんて、そんなの、無理なのに、無理矢理押し込んで、自分を殺して…」

「辛かった、痛かった………」

「如月」

「今度は、信じていいんですよね?」

「ああ」

「途中でいやって言っても離さないんだから…」

「言うはずがない」

「…お願い司令官、もっと、もっと、痛くなるくらい、抱きしめて…」

「…」



(ああ、この香り…あなたの、私の好きな人の…もう絶対離さない、離させない…)

(ずっと、ずっと…おそばに…ずっと…)

(司令官…)

長々続けた如月シリーズも一応終わりです

ちょうど500、レスの半分も消化してるのか…すごいな…
はじめは150くらい行けばいいかなレベルだったのに…


【イクの捕鯨作戦】

「提督!ちょっと話があるのね!」

「なんだ、イク?執務中だ、話は聞くが、手短に頼む」

「なんで大鯨を迎えに行くのが筑摩と熊野なの!?イクも行きたいの!」

「あの二人を選んだのは信用できるだからだ、イク、お前と違ってな」

「なっ!?うぅー、なんなのね!まるでイクが信用できないみたいな言われかたなの!」

「…この前、ボールペンのインクが切れた時、お前は買いに行くといって何処に行った?」

「デ、デパートには大抵のものがあるのね!」

「そうだな。だが問題は、わざわざそんなところに行かずとも、代えの芯等は買えると言うことだ」

「しかも、お前が帰って来たのは、頼んでから何時間後だった?」

「……4時間後、なの…」

「備品把握を怠った私にも、もちろん非はある。だが、ここから遠い所でわざわざ物を買う必要はない」

「しかも、お前は結局何を買ってきた?」

「夏の、新作水着…なのね… 」

「…イク、お前達潜水艦が泳ぐことに非常に関心があることは、私も知っている」

「ご理解いただけて、とっても嬉しいのね…」

「だが、ボールペンの代えを買ってくるといって、水着を買ってくるのは…少々…」

「そんなイクのことだ、大鯨を迎えに行って、そのまま街でウィンドウショッピングしそうだし、な」

「うぅ~、何となく想像できちゃうのが悲しいのねぇ~」

「で、でも!今度は大丈夫なの!大鯨はイク達のお姉さんみたいな人なのね!」

「だから、寄り道なんかしないで、さっさと帰って、体を休めて欲しいの!」

「イクが、迎えに行きたいの!」


(…大鯨は潜水母艦。イクが姉と慕うのも、無理はない、か…)


「…イク」

「はい?なんなのね?」

「…筑摩と熊野に迎えに行かせるのはキャンセルだ」

「!じゃ、じゃあ…」

「その代わり、イクだけじゃない。ゴーヤ、シオイ、ハチ、イムヤ、まるゆを含め、全員で行くこと」

「寄り道は、なるべくしないこと」

「この二つを厳守することが条件だ、できるか?」

「うん、イクさんに、お任せください!なのね!」

「イク、大鯨を迎えに、行くのー!」















「で、条件厳守の件は、どうなったんだ、お前達…」

「「「「「「…ごめんなさい」なの」でち」」」」

「あ、あの、イクちゃん達をあんまり責めないであげてください…わたしも悪いんです…」

捕鯨?知らない子ですね…

潜水艦なら2-4でと言う話は聞きますが、やったこと無いのでわかりません

リクエストを消化した(はずな)ので、リク受け付け再開です
青葉をもう一度書きたいので、先着4名様まで

好きな子、シチュエーション等を書いてくださると嬉しいです

リクエスト状況

寝れない三日月と提督
比叡、カレー以外も気合い、入れて、行きます!
阿武隈で一本、きゅんに特に意味はないと思いたい…ないですよね?
デレぬい
青葉でSF…とりあえずSFがどういうジャンルなのか再確認して来ます


【本当に望んだものは】

※閲覧注意

「望みが叶う装置?…正直、半信半疑ですが、本当なら凄いですね」

「明石と一緒に作ったの、私達二人で既に試運転は終えて、データはバッチリとってあるわ」

「青葉には、これの取材をしてもらおうと思ってね」

「ふむふむ、そう言うことなら、この青葉、張り切って取材しますよ!」

「で、何をすればいいんですか?」

「まあ、論より証拠ってことで、実際に使って見て、その感想を聞きたいかな?」

「なるほど、製作者以外で初めての体験者と言うわけですか、青葉、きょーしゅくです!

「引き受けてくれるのね、ありがとう。この装置はね、ここを、こうして…」

「おお、なんだか近未来ちっくですね!」

「私達艦娘自体、現代科学の常識を超えた、近未来的な存在だけどね」

「ふふ、まあ、そうですね」

「えっと、これでよし。あとは、青葉が望みを願うだけ、あ、あまりにも危険なものとかは無理よ?」

「大丈夫です!では、さっそく!」

「ええ、取材、お願いね」

んー、あれ?ここは何処でしょう?確か青葉は夕張の装置の取材をしていて…

ここは、私室?あれ?いつの間に寝てたんでしょうか?あちゃー、取材するって言ったのに
つい横になった時に寝ちゃいましたか。

…まあ、あの装置がとても寝心地のいいものだったと言うことは書けそうですね!
……うん、夕張に謝りに行かないと…


痛っ…頭痛が?寝過ぎかなあ…









「夕張ー、居ますかー?さっきはごめんなさい、つい寝ちゃって、夕張?」

あれ、工房にいない?今日出撃予定はなかったし、私室ですかね?
もしかしたら食堂かも、ついでに執務室も覗いて見ましょう
なんか、やけに静かだなあ…










「司令官、いらっしゃいますか?夕張がこちらに来て…」

返事が、ない。お手洗いにでも、ううん、秘書艦も返事しないなんて…

「入りますよ?」

…え?なんで誰もいないの?執務時間中は昼休憩を覗いてどちらかが必ず居るはず…
司令官が、そんなことを忘れるはずがない、緊急事態に対処できる様にって、司令官自ら言ったことですし…

なんで…?
















「嘘…」


なんで、食堂にも、ラウンジにも、仮眠室にも、寮にも、誰もいないんですか?ついさっきまでは…っ…頭が、痛い…
この謎を、突き止めなきゃ…


深海棲艦の襲撃?いや、争った跡なんてない。大体、そんなことがあったらとっくに起きてたはず…

みんなで出かけた…とか?そんな話知らないし、もしかして仲間外れですか!?
…なんて、流石に、鎮守府をまったくの留守にするのは、防衛上の問題がある…
仮に、何か収集がかかったとして、大多数の者が出かけることになっても、少なくとも二艦隊程度は残すはず…
第一、もしそうなら、司令官の代行を誰かがするはず、執務室にいない時点で…



「手がかりが…少なすぎます…」


冷静になって、考えてみましょう…そもそもこの事態は、何処から始まったのか
この事態になる以前の記憶で最も新しいのは、夕張の装置の取材を…っ…

また、だ…頭痛がする…なんで?

記憶を辿らなきゃ、鎮守府の何処を調べても、何もなかった…
あれ?そうだ、何もこの鎮守府だけ調べる必要ないじゃないですか!

テレビやラジオ、携帯も!情報ツールあるじゃないですか!
そうですよ、まったく青葉は慌てん坊ですね!とにかく電話をすればいいんですよ!












「お掛けになった電話番号は、現在使われて…」


なんで…?司令官も皆も、誰も、出ない。ううん、でないならいいんです、まだ

使われて、いない?どういう、ことですか?電波が届かない、や、留守電じゃない…

そもそも、初めからそんなもの存在しない様な…

なんで?!だって、さっきまで皆居て!…痛っ…

な、何が起こってるの?と、とにかく何か情報、テ、テレビを!








………………何も、映らない……どのチャンネルも、衛星放送だって…ラジオ…ラジオなら…

…ノイズ…?…周波数は、合ってる…なんで?

そ、外に出れば、何かあるかも!昔から情報は足で集めるものっていいますし!









え…………、なに、これ?

車は、ある、でも、だれも、乗ってない…静かすぎる…正午、ですよ?
…歩道に置かれた、ベビーカー、にも、何も、ぬいぐるみ、だけ
親御さんは、何処に行ったんでしょう…







公園も、コンビニも、レストランだって、病院!警察署!!なんで、なんで!!!!!








なんで!誰もいないんですか!!!!

もう…真っ暗だ…、電気はつきますけど、これも、誰も管理する人がいなければ、いずれ…
電気だけじゃない、ライフライン全て、このままじゃ…

そもそも、なんで青葉以外誰もいないんでしょう…鳥や、魚は居るだけ、ましなんでしょう
か…

結局、徒歩で行けるところ、艤装で、運行できる範囲の全てに、およそ人と呼べるものはいなかった…深海棲艦、すら…
建物や船なんかの人工物は、そのまま…まるで、突然、青葉以外の人が消えたみたいに!!


…さみしいです…司令官…皆…何処に行っちゃったんですか?帰って来てよ!嫌だよ!

今朝まで、だって…痛っ

そういえば、この痛み、今朝のことを思い出そうとすると…
もうここにしか…

痛い、痛い痛い、痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!
あ、頭が、割れそう!でも、もう青葉には!

あ、ぐっ、そうだ、夕張の装置のを使ったあたりから記憶がない
あれは望みを叶えるものと言っていた、青葉は何を望んだんですか?青葉は一体何を!!








青葉の願いは…争いの無い、平和な世の中になること、ですかね?











…そうだ、青葉は、っそう、願った!痛、そう願ったはずなんだ!
なのに、なんでこんなことに、なんで!なんで!こんな、青葉一人だけの世界に!!


あ…一人、だけ…?

争いの…無い、世界

あ、はははは、そうなんですね…そうですよね!青葉一人なら!争わずに済みますよね!
確かに平和な世の中に鳴りました!争いの一切生じない、まさに!平和ですよ!

あははははははははははははははは!ひひひ、く、苦しいあはは、青葉が、青葉がそう望んだから!だから、皆、いなくなった!

青葉は、青葉が!あはははははははははは、あ、あ、アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!


違う!こんなの、こんなの望んでない!青葉が欲しかったのは!こんな世界じゃ!こんな、こんな、世界じゃ…こんなのいらない!



……あ…そうですよね…、こんな、こんな世界いらないですよね、青葉は、こんな世界、いやです…そうです、よ…
皆、司令官、ごめんなさい青葉の願いが、皆さんを消してしまいました…こんな、こんなことが償いになるとは思えないですけど…
皆さん、ごめんなさい許してくださいごめんなさい、…っぁ…ぅ………今、今から、そちらに、青葉も…………












いきます、ね?

…どうして…こうなった?

【彼女が望んだもの】

…ば…ね…あ……お…ねえ……青葉!!ねえ、青葉ってば!!!!

「っあ、え?ここは、何処ですか?」

「ここは、私の工房。まさか、記憶に障害が生じて?」

「…そうだ、取材を…えっと…」

「装置が作動して30分くらい経ったら急に青葉が苦しみだしたの…だから緊急停止を」

「…夕張?」

「え?」

「夕張…ですか?」

「え、ええそうよ?私以外に夕張って名前の子はいないはずだけど?」

「…やっぱり、記憶障害が!ああ…望んだ夢を見せる装置なんか作るんじゃ…」

「夕張ぃいいいいいい!!!」

「きゃっ!?え、ちょっと青葉?!」

「よかった!抱きしめられる!!ここに、居る!」

「皆、いますよね?ここに、いますよね?」

「え?あ、うん、遠征や出撃組以外なら、全員…」

「あ……ぐすっ、…ぅ…あああああああああああん」

「ちょっと!どうしたの!?何かやっぱりあったの?!」

「何にも、無いんです、なかったんです!何も、誰も!あんな世界、なかったんです!!」

「あんなのが平和なら、平和じゃなくていい!!ここで、皆と戦っていたい!」

「え、なに、本当に、どうしたの?」

「ともかく、この装置は廃棄ね…こんな、精神が不安定になるんじゃ…」

「ぐすん…えへへ、夕張、あったかいです、夕張ぃ…」

「もう…本当に…」

(まあ…笑ってるから、とりあえず今はこのままにしておきましょう…)










って言う大筋のSF小説を書いてみたいんですが、書いたら地方コミケとかに出展してもいいですか?

まあ、これくらいなら…いいだろう、許可する。ただ、ちょっと暗いな…

え、そうですかね?まあ、簡単に人を惹きつけるには衝撃的なものが一番ですから!
それがなんであれ、心にこう、来るものがあればいいんですよ!死にネタなんか特に簡単ですから!

まあ、お前が良いなら、いいんだが…

えへへ、ともかく、許可ありがとうございます、司令官!!

(反響が大きい…作戦は大成功ですね!いやー皆さん、青葉のSS、楽しんでいただけましたでしょうか?)

(ちょっとでも暇潰しになれば、幸いですね!)







と言うオチ

SFってなんなんでしょうね…

「ご主人様!?そろそろ執務初めないとダメですよ!」

「え、ハーフタイム?知りません!と に か く!執務室に…、もう!いつもみたいにシャキッと…」

「は?今日は午前中は休む?え、え?ちょっ、職権濫用ですよ!」

「ご主人様ぁ!」

「え、ちょっ…机に突っ伏して…突然一体何を……惜しかった…?…何のことです?」

「チャンスはあった?戦況の支配はできてたって…あ、ちょっ、よく見たらイヤホンつけてるし!」

「だから、執務中ですよご主人様!何をして…え、ひ、膝の上のスマホ?な、なんのこったよ(すっとぼけ)」

かわうちさん一体どこのスレイヤーなんですか!

ジッサイ、スゴイカワイイ


【気合を入れた結果】

(発疹と吐き気、高熱と高い中毒性、筋肉痛と酷い咳…そこから…記憶がない)

(医務室で目が覚めた時、金剛が泣いて喜んでくれた…生きててよかったと、妹が提督を殺さなくてよかったと…)

(金剛が言うには、執務室で一人倒れていたところを見つけたらしい)

(その時すでにひきつけが生じ、さらに、うわ言を言うほど意識が混濁していたそうだ…)

(原因は……まあ、間違いなくあのカレーだな…好意を無駄にするわけにも行かないと無理をしたのが祟ったか…)

(どうにか…しないと、な)


「と言うわけで、比叡に料理の基礎を教えてやって欲しいんだが、鳳翔、頼めるか?」

「うーん、その、なんと言いますか…」

「どうした?まさか、もはや矯正不可能な域にあるとでも?」

「いいえ、そうでは無いんです。むしろ、その、比叡さんは料理は得意なはずなんです」

「……鳳翔、お前もあのカレーを食べたのか?まだ意識が…」

「違います!そうではなくてですね、その、この前のことなんですが…」





(ああ、どうしましょう、お夕飯の支度すっかり忘れてたわ!)

(仕方ない、簡単に、肉じゃがと、ほうれん草のおひたしに、鯖を焼いて、お味噌汁でも…)

「あれ、鳳翔さん?慌ててどうしたんですか?」

「ああ、比叡さんですか?えっと、お夕飯の支度を忘れてしまいまして…」

「なるほど、そういうことでしたか。うん、なら私がお手伝いしますよ!」

(えっ!?…で、でも申し出は有難いし、人手は欲しい…食材を切ってもらうくらいなら…)

(近くで見ていれば…大丈夫でしょう。最悪、わ、私が食べれば!)

「ええ、助かります。お願いしますね。」



「えっと、じゃあ比叡さんは、まず人参を切ってもらえますか?」

「はい!わかりました!」

(じゃが芋よりかは簡単ですし、これなら……えっ?)

「ふんふんふふーん」

(包丁さばきがとても上手…皮が綺麗に向けて、あ、大きさも手頃な一口大に、何より、早い!)

「…?…鳳翔さん?もう、お湯、沸いてますけど?」

「えっ?あ、ええ、ちょっとぼーっとしちゃって、ごめんなさい」

「ふふ、お疲れですか?なんだったら私が全部作っちゃいますよ!」


「その後も、下ごしらえを手伝ってもらったりしましたが、素人とは思えない手際の良さでした」

「…食材を切るだけなら、まあ…」

「いえ、それだけじゃ無いんです。その、この時の肉じゃが、味付けは比叡さんがしたんです」

「………………、耳がイカれたようだ。耳鼻科にでも」

「提督!話を聞いてください!本当なんです!」

「いや、鳳翔を疑うわけではないが、にわかに信じがたいな。あの時と言うと、四日前か?」

「皆、とても美味しいとおかわりをするぐらいだった、あの肉じゃがを?」

「はい、皆には、比叡さん何も言ってませんが、あれはほとんど比叡さんが作ったんです」

「…どういう、ことだ…なら、あのカレーは、一体…。カレーだけ先天的に作れなくなる病にでも…」

「…その疑問は、姉である私から説明するネ」




「金剛?一体何処から?いや、それより、どう言うことだ?」

「比叡は、別に不器用でもなんでもないネ。むしろとってもClever、姉妹の中でも身体を使うことが一番得意デース。」

「手先の器用さは料理もそうデス。比叡の作るDishesはとってもとってもTastyネ」

「はい、それは、隣で見ていた私もそう思いました。実際とても美味しかったですし」

「なら、ならあのカレーは、一体…」

「…比叡は、料理が上手だけど、ちょっとImaginationに欠けマース」

「Recipe通りには作れますけど、でも…」

「味付けを勝手に変えようとすると、失敗するということですか?」

「That's right…なまじ料理は作れますから、自分の味付けになんの疑いも抱かないのデース」

「…この前のスコーンも、ふと目を離した好きにDark matterに変わってたネ……」

「しかも、その理由が…」


『お姉さまに美味しいものを食べて頂きたいので、気合、入れて、作りました!』



「あんな、あんなPureな目で、Smileで言われたら、こと、断ることなんて…うぅ…ぐすっ…う、うぇ…」

「金剛さん…ああ!気持ち悪いなら、こちらに!」

(金剛…お前も、苦労して居るんだな…)

「Sorry鳳翔…大丈夫デース。思いだしてちょっと気分が悪くなっただけネ」

「でも、そうしたら、どうすればいいんでしょうか?」

「……私には、とても、不味いなんて、無理デース…言えません…」





「………指摘する人物が、いれば、いいんだな…」

「提督?」

「提督、まさか!?」

「…私が、やるしか無い、最悪、代えはきく」

「Wait!そんなことしたら!」

「…久々に、前線に赴く気持ちだ…変に気分が昂揚してきたな…」

「提督……そんな!提督がやらずとも」

「他の者が指摘するより、私が言った方がいい。今までも説教はしてきた、最悪嫌われても…」

「それに、お前たちに言えるのか?」

「それは…」

「……」

「…さあ、夕食の支度の時間だ…比叡のところに、行こうか…」

「ごめんなさい…っ…ごめんなさい…私が、私が不甲斐ないばかりに…」

「鳳翔のせいではない、いずれ、私がやるべきことだったんだ…そう自分を責めるな…」

「提督…」

「金剛、もしものことがあったら、提督代行…頼めるか?」

「Yes!きっと、きっとやってみせマース!」

「ありがとう…」

「提督………武運、長久を!」

「ああ…行ってくる!」


















(ああ、白い天井が見える……これは…食事か…?)











(…最近の病院食は、意外と美味しいんだな……)

比叡の出番が少ないと思うのは錯覚です、SSの主軸は比叡の料理やし(震え声)

最後の台詞メシマズスレかよww

>>547
気づかれましたか。実は、もうひとつ、このSSはネタを仕込んでます。わかる人はわかるレベルですけど


【盲目的な愛情ではなく】

「司令官、おはようございます。今日も如月が、あなたの執務をサポートしちゃいます」

「ああ、おはよう。…その手に持っているのは、一体なんだ?」

「これですか?これは、ヴェロニカ・オックスフォードブルーと言う花ですわ」

「この執務室、殺風景じゃない?ですから、ちょっとした華を、ね?」

「まあ、華ならすでに、ここに、あるんですけど、ね?」

「華?何のことかわからないな。」

「あぁん、もう、意地悪っ!そこは、『如月、今日もお前は美しい』くらい行ってくださってもいいのよ?」

「当たり前過ぎて、言う必要がないな」

「…えっ…?…え?なっ、あ、あの、司令官、いい、今なんて…?」

「……冗談だ」

「え、あ、ふ、ふぅーん、冗談だったのね……ほんと意地悪な人…」

「…なら、ちゃぁんと如月のこと知っていただかないと…ね」

「…距離が、近いんじゃないか?」

「あはっ、司令官、この輝く肌、もっと近くで見て?」

「如月は、いつでも、大丈夫ですのよ?」

「……如月、膝から降りろ…執務の邪魔だ」

「…はぁい……」






「ところで、その花、なぜ持ってきた?」

「え?それはさっき…」

「普段、持って来ることなどなかったからな。べつに何か理由が欲しいわけじゃない、気まぐれなら、それでいい」

「…特に意味はありませんわ、ちょっと気になっただけなの」

「そうか」






(ヴェロニカを持って来たのは、気まぐれだけど、花言葉がとっても気に入ったから)

(如月は、あなたの下で戦えることを、とても「名誉」に思います。「忠誠」と言ってもいいわ)

(だから「常に微笑みを持って」あなたに接するの…)





(でも、いつかは、もっと…)



なぜだろう、最近如月がとても気になるっぽい?

ちなみ、ヴェロニカ・オックスフォードブルーを選んだのは、今日の誕生花だったから
久しぶりに記念日系のネタを書こうと思ったけど思いつかなかったので

【月の満ち欠け】

雨音がうるさい…寝れない、喉も渇いたし…

はあ…夜ってあんまりすきじゃないなぁ、いらないことばっかり考えちゃうし…

………部屋の外、出てみようかな




今日は三日月…同じ名前、と言うか、私が名前をもらったんだけど…

三日月…か…




「こんな夜遅くに、何をしている?」

「ひやぁ!?だ、誰!!…あ、司令官?」

「三日月か?とっくに消灯時間は過ぎている。私室からの外出は、控えるべきだと言ったはずだが…?」

「あ、ご、ごめんなさい、司令官」

「…、とはいえ、私もこうして部屋から出歩いている。お互い様、だな」

「え?あ、そうです、ね。…司令官は、なぜこんなところに?」

「中途半端な時間に仮眠をとったせいで眠れなくなった、部屋にいるのも退屈でな」

「ふふ、司令官もそうなんですね。私も、ちょっと寝れなくなっちゃって」

「あ、あの、よろしければ、私とお話ししませんか?」

「そうだな、少しだけなら、な。お互い、明日も、いや、今日も仕事だ」

「ありがとうございます」








「それでですね、その時卯月姉さんが………ふぁ…っん…」

「眠そうだな、いい時間だ、ここまでにしよう」

「三日月は、午後から遠征任務に行ってもらう予定だ。そろそろ寝ないとキツい」


「遠征…ですか」


「三日月?」

「ねえ司令官、私は、皆の役に立ててるでしょうか?」

「…どういう意味だ?」

「私は、ただでさえ非力な駆逐艦なのに、その中でもさらに弱くって…」

「司令官もそのことがわかってるから、遠征ばかりなんですよね…」

「ううん、べつに司令官を責めているわけじゃ無いんです。当然の采配だと思います」

「ただ、こんな、前線に立てない私が、ここにいていいのかなって…」

「………」

「司令官…」


「そうだな、確かにお前はまだまだ弱い、第一艦隊として、出撃をさせるわけにはいかない」

「っ…、やっぱり…」

「だが、その第一艦隊が満足に戦えるのは、お前たちが必死に物資を運んで来てくれるからだ」

「軍事において補給線の確保は、前線の維持よりも重要になる」

「瞬間的に強くてもまったく意味がない、結局長期戦に持ち込まれ敗北する」

「そうならないためにも、お前たちが必要だ。戦艦にはない、小回りの良さ、夜戦での奇襲…」

「駆逐艦には、駆逐艦にしかできないことがある。そう、自分を卑下するな」




「そう言ってくれるのは、とっても嬉しいです……でも、やっぱり私はその中でも弱くって…」

「もっと頑張らないとって、努力が足りないっていつも思ってるんです…」

「…でも、所詮私は『三日月』なんです。どれだけ頑張っても…ほんの、ほんのちょっとしか光れないんです」

「…お前は、空の『三日月』を見て、そう思うのか…。…私は、真逆だ」

「え?」

「三日月は目に見えない部分のほうが大きい。いつも思う、こいつはどれだけの大きな自分を隠しているんだろうと」

「司令官…」

「それに三日月からは満月になる一方だ、お前の成長は、まだこれからということを忘れるな」

「私は、お前に期待しているよ、三日月」

「あ…、ありがとう、ございます」

「あまり、納得が行かないか?」

「いえ、その、司令官もそういうこと言うんだなって…ちょっとびっくりしちゃって…」

「…確かに少々クサかったな…忘れてくれ」

「…でも、嬉しかったです。司令官が私を励まそうとしてくれるだけで…」

「…うん、私はもう寝ますね。司令官、おやすみなさい」

「ああ、おやすみ」





(司令官、ありがとうございます、私、これからもっともっと強くなって、いつか司令官を助けられるようになりますね)

(んん…、そのためにも、寝な、きゃ…)

(おやすみ、なさい…司令、かん)

三日月は努力屋カワイイ


【歪んだ愛情表現】

※女性提督
※タイトル詐欺


「…」

「ひぇ、な、なんですか提督?その…髪の毛触らないで…」

「……」

「うぅー、無言でじっと見ないでよぉ…」

「………」

「ふぁああ~、だから!あんまり触らないでくださいよ!あたしの前髪崩れやすいんだから!」

「……提督、ちょっと北上さんみたいです…」

(カワイイ…)

「な、なんですかさっきから、あ、あたし困ってるんですけど!」

(涙目の阿武隈カワイイ、もっといじめたい…」

「ひぃ!!い、いじめるって何?提督、あたしのこと嫌いなの?」

「あ…いや、ちがっ」

(やばっ、口にだしてた?)

「う、うううううぅうう、て、提督なんて、大っ嫌いなんだからぁああああ!!」

「あ、ちょっと待って!…阿武隈ぁああ!!」








「潮ぉぉおおおおおお!」

「ひっ、ああああああああ!な、なに?あ、提督?」

「潮ぉ、阿武隈が、阿武隈がぁ…」

「提督も懲りないですね、また何かしちゃったんですか?」

「……あの…それよりも、その、顔が、えっと…そのぅ…うぅぅ…」

(潮、柔らかいなぁ…)

「も、もぅ、やめてくださいぃ…ぐすん…」

「あ、ごめんね…、潮のここ、とっても柔らかくて気持ちいいから、つい…」

「ついじゃないです!は、恥ずかしいんですよ!」

「それでも、だ、だいぶ慣れましたけど…まだ、その、なんと言うか…」

(オドオドする潮カワイイ…)

「ひゃあ!だ、だから、なんですか……ひぃん!」

「そんなとこ、…あんっ……ツンツンしないでぇ…」








「あの、誠に申し訳ありませんでした。どうか部屋の隅から連装砲を構えるのをやめていただけないでしょうか」

「何より、涙目で無言でいられるのがきついです。ごめんなさい、許してください」

「ううぅ、もう変に構わないって約束してくれますか?」

「……………………………………善処……します」

「そこは即答してくださいよぉ!しかも善処って、結局潮のおっ……ここ触る気じゃないですかぁ!」

「だって仕方ないじゃない!カワイイんだもの!潮も、阿武隈も……あ、そうだ、阿武隈!」

「潮、阿武隈の機嫌を直したいの!どうしたらいいかな?」

「…そういえばそんな話でしたね。…それで、提督、今度は一体何を…いえ、何と無くわかりますけど」

「阿武隈の前髪いじって遊んでたら怒られた……」

「私はそんな気ないのに、いじめて楽しいんですかって…」

「だ、大嫌いです……って……うぅ~」

「…提督は、いつもやりすぎだと思います…。もっと素直に構えばいいのに」

「だって、涙目の阿武隈とっても可愛いだもの!こう、あの前髪をクシャってしたくなっちゃうの!」

「でも、やっぱりやられる方は、嫌…です」

「…そうだよねぇ」

「…でも、その、阿武隈ちゃんのこと、そんな大げさに考えなくても、いいと思います」

「えっ?」

(阿武隈ちゃんもなんだかんだ提督のこと好きだし、いつも一緒にいたがってるもんね…)

「でも、ちゃんと謝ってくださいね。きっと阿武隈ちゃんなら、許してくれますから」

「…うん、そうするね。ありがとう、潮」

「い、いえ、潮なんて、そんな…」

「ああん、もう潮小動物可愛い!」

「ひゃあああああああああああああああ!!」

「阿武隈ぁー、居る?その、今朝のことで謝りに…」

「…阿武隈なんて人、ここにはいませんから…」

(…ドアも開けてくれない…これは完全に怒らせちゃったなぁ。仕方ない、か)

「あのね、阿武隈?その、私、別に阿武隈をいじめてたわけじゃないの…」

「…前髪をいじるのやめてって言ったのにやめないのが、いじめじゃなくてなんなんですか…」

「それは…」

「……提督、あたしのこと、嫌いなんでしょ…」

「それは違うの!!阿武隈の前髪いじっちゃったのは、その、ごめんなさい…」

「でもね、それは、阿武隈にかまって欲しかったからなの!いじける阿武隈が可愛いからなの!」

「私、阿武隈が大好きよ?阿武隈だから、阿武隈が可愛いから、ついいじりたくなっちゃうの!」

「…うん、でも、ちょっとしつこかったよね。……ごめんね、今日はもう行くから…」

「…何かようがあるなら執務室に「提督」…えっ?」

「入って…ください」

「あ、う、うん」








(気まずい…、阿武隈、目も合わせてくれないし…)

「提督…」

「あ、うん、何かな?」

「あたしのこと、好き?」

「え?そりゃ、大好きよ?ちっちゃくて、ちょっと意地っ張りなくせに臆病で、でも子供らしく素直なとこもあって…それに…」

「あ、もう、もういいから!!」

「提督が、私のこと嫌いじゃないってことは十分わかりました…だから、許してあげます」

「阿武隈…」

「ただ、前髪いじるのは、あんまりして欲しくないです」
















「…うん、わかった…………………善処します」

「わかってない!その言い方わかってないでしょ!」

「阿武隈ぁああああ!!」

「え、ちょ、飛びつかないで!ベットだからって痛い……………………あ、やんっ」


あれ?ただの変態に…?

こんな時間に人いるかわかりませんが、リクエストをほぼ消化し終わったので再開します
ぬいぬい書いてないので、4名様まで

お好きな子、シチュを書いてくださると嬉しいです
リクエストに応えられてなくねってSSもありますが…その、許してつかあさい

意外と居るんですね

リクエスト状況

二人きりではデレるぬいぬい
初期秘書艦、叢雲
夕立と提督で日常会話
カーニバ…摩耶さま
三日月と夜戦未遂

三日月で、だと…このロリコンが!イク?如月?…なんのこったよ


【皆にはとっくにバレてます】

「不知火…」

「なんでしょうか、司令。あ、この書類、誤字があったので訂正してください」

「ああ、今確認する……いや、そうじゃなく…」

「なんでしょうか?ああ、第三艦隊の任務遂行状況についての報告書が…」

「いや、それも気になるが…不知火」

「先ほどからなんでしょうか?不知火に落ち度でも?」







「…なぜ、わざわざ私の隣で作業をしているんだ?秘書艦用の机は用意してあるが?」

「使いづらいと言うなら代える。こんな狭いスペースで…」

「秘書艦との距離が近い方が、書類の受け渡し、確認等の作業を容易に行えます」

「作業効率が上昇することで仕事を溜め込むことも少なくなり、結果司令の負担も軽減…」

「本務である艦隊と指揮、作戦立案に専念できる時間が増えます」

「この距離は、ひいては艦隊全体の利益になります。何か異論はありますか?」

「……それとも、不知火は、お邪魔…でしたか?」

「いや、考えがあってのことなら別にいい…邪魔ではない」

「そうですか、なら、執務を再開…」

「司令官さん、第二艦隊旗艦電、遠征から帰投したのです!!」

「結果のご報告…を?」

「不知火さん?息が…荒いのです?どうかしましたか?」

「何もありません、何もしていません」

「え、でも…あれ、秘書艦の机に書類がないのです?」

「全て終わったので司令の机に置いたまでのことです」

「そうだったんですね。あ、そうだ、司令官さんに報告書渡すのでした。」

「ああ、ありがとう。ゆっくり休んでくれ」

「はいっ、なのです!失礼しました!」



「不知火?なぜ電が来た時慌てて離れた?」

「司令と秘書艦があらぬ関係にあるとの誤解を避けるためです」

「誰か来るたびに慌てるのはきつくないか?」

「不知火が移動するだけですので、司令に不利益はありません」

「むしろ、あらぬ関係を誤解され、艦隊内部に不和が生じる方が問題です」

「いや、皆あまり気にしない…」

「甘いですね司令。実際人間関係のトラブルで組織が崩壊するなど、割とある話です」

「艦隊の崩壊を招く原因は少しでも排除すべきかと」

「私と不知火なら、大丈夫だと思うがな…」

「…………………………………」

「どうした不知火?…目つきが、鋭くなってないか?」

「いえ、そのようなことはありません。決して」

「いや、やはり不機嫌そうだな、少し休憩を」

「いりません」

「やはりこの距離感がことの原因になりそうだな」

「…そこまで、気にするなら、やはり、初めから距離を」

「ですから、それは先ほども申し上げた通り…」

「いや、不知火にいらぬ苦労をかけるくらいなら…」

「ですから、それも別に気にしないと」

「そもそも、作業効率にそこまで変化が…」


「ああ、もう!不知火が、司令のおそばに居たいだけですから!気にしない…で………あっ…」


「…不知火?」




「な、なんですかぁ…ぅぁ…」








「し、不知火に、落ち度でも…?…ぅぅ…」

自分の頭の中ではこれが不知火の精一杯のデレ、忠犬わんこぬいぬいが限界


【これまでとこれから】

「当鎮守府に初期艦として配属された、特型駆逐艦、5番艦の叢雲よ」

「あんたが司令官ね、ま、せいぜい頑張りなさい」

「……」

「何よ?何か言いたいことでもありそうね?」

「いや、初対面とはいえ、仮にも上官に対し、言いたいことを言う小娘だと、な…」

「なっ!?小娘ですって!!あんた、どういうつもり?」

「上官に対して頭を下げるだけが部下だと思わないで!私は艦娘、叢雲よ!」

「深海棲艦に対抗できる唯一の存在の一人!それなりの矜恃ってものがあるの!」

「確かに、作戦指揮が欲しいこともあるし、帰る場所だって欲しい」

「でも、私は私!あんたの駒なんかじゃない!命を預ける以上、それなりの働きをみせて欲しいわ!」

「上官だからって、無条件に尊敬されると思わないでよね!」

「……」

「何?不満なの?なら初期艦を変えれば?もっと扱いやすそうな子だって…」

「…ただの生意気な小娘なら即変更を申請していたが…いや、小娘は失礼だったな」

「叢雲、確かにお前の言う通りだ、上官を名乗る以上それに見合った働きをしなければな」

「だが、そこまで啖呵を切ったんだ。お前の働きにも、期待しているからな?」

「ふぅーん、ただのもぐりってわけでもなさそうね。いいわ…」

「こっちもちょっと失礼だったわね。ごめんなさい。では、改めて…」




「当鎮守府に初期艦として配属された、特型駆逐艦、5番艦の叢雲よ」

「秘書艦としてあなたのサポートをします。よろしくお願いするわ」

「ああ、これからよろしく頼む」


「上からの高速暗号通信よ、内容を読みなさい」

「ありがとう、これは…なるほど、現場を知らない老害が…」

「それで、なんなの?」

「鎮守府近海ではあるが、出撃命令だ。まだできたばかりだと言うのに、無茶を言う…」

「え、ちょっと、まだうちには…」

「ああ、お前しかいない。建造中の者を出すわけにも、な。加えて、初の実戦、不安しかない」

「建造が終わるのを待ってからでも…」

「…いや、上は早期達成がお望みだ。さっさと出て、敵深海棲艦を迎撃しろと、な」

「そんな…」

「仕方ない、作戦立案を始めるか。単艦出撃になるが、全力で支援する。指示通りに動いて欲しい」

「ええ……わかったわ」







「司令官!敵主力艦隊に遭遇!指示を!」

「まずは敵右舷に接近、連装砲での射撃を加えたのち、即敵艦隊射程圏から離脱」

「駆逐艦の小回りを生かし、一撃離脱を心掛けろ。無理な追撃はするなよ…」

「ええ、わかったわ!」



「敵駆逐イ級、撃破!残りは軽巡ホ級のみ!」

「叢雲、被害状況を報告しろ」

「今は中破状態ね、まだいけるわ!」

「そうか…叢雲、撤退しろ」

「なんで?!相手にもそれなりに損害を与えてる!追撃するなら今しか!」

「初陣の戦果としては十分だ…もとより無茶な命令、律儀に聞く必要もないだろう」

「…ふんっ、やっぱりあんたはもぐりだったわ!腑抜けの言うことなんか聞けるものですか!」

「叢雲!命令だ!下がれ!」

「いいえ、そんなの聞けないわ、ここからが私の本番なのよ!」







「…あ、ここは?入渠ドック?なんで?私、確か…」

「目が覚めた?」

「え、あなたは?」

「私は夕張、よろしくね。全く、びっくりしちゃった。目が覚めたらいきなり出撃だもの」

「大破状態のあなたを引っ張って逃げるの、大変だったんだから!」

「まあ、もともと、私は足が遅いんだけど、ね…間に合ってよかった…」

「そうそう、目が覚めたら執務室に来てだって」

「え?あ、司令官が…そう、そうよね…」

(命令無視して、挙句この有様…当たり前よね…)

「…それで、何か言い訳はあるか、叢雲」

「ないわ…あれは、完全に私の独断だった。やれると、思ってた…甘かった……ごめんなさい」

「反省はしているようだな…それと夕張に感謝しろ。………そうだな、以上だ、下がれ」

「何も、言わないの…?」

「……そんな顔をした奴にこれ以上言うことはない…」

「………う…っ…ぐすっ…悔しいっ…自分が、情けないの!」

「何が、艦娘よ!命令、無視して!思い上がって、こんな、こんな、屈辱だわ!」

「…ぁ…私、私…ぅう…ぐすっ…もっと、もっと強くなって、みせますから!」

「司令官に、認められるよう、頑張るから!…ひっく…だから…」

「…もういい、今回は、私の判断ミスも多分にある。生きて帰った、それが何よりの戦果だ」

「これから、気をつけよう。互いに、な?」

「…ぐすっ……っはい!」









ねえ、…かん…お…て…司令…きて…

「司令官、ねえ、起きてってば!」

「叢雲?」

「全く、もう昼休憩はとっくに終わりなんですけど?縁側でお昼寝とか、いいご身分ね?」

「ああ、起こしに来てくれたのか。すまないな、叢雲」

「…いつも、ありがとう」

「ぅえ!?…一体、急に何よ?いきなり、そんな…」

「いや、私たちの初出撃の夢を見てな…あの頃は叢雲も初々しくて…」

「初出撃?……!!…あ、あのことは、忘れなさい!!あんな、恥ずかしいわ!」

「いや、あの頃に比べると随分と強くなったな、感慨深いよ」

「ぅう~、あの頃は私もまだ、その、生意気だったと言うか…とにかく忘れて!」

「忘れられないさ、大事な思い出だ」

「あっ………ま、まあ、無理に忘れようとしなくても、いい、けど」

「…叢雲」

「…何よ?」

「こんな機会だから言うが、これからも、秘書艦として、よろしく頼む」

「な、何よ、そんな…なんだかくすぐったいわ」

「でも、そうね…あんたに合わせられるの、私くらいだもの、それに…」

「…あんたのこと、別に嫌いじゃないっていうか、別に命令聞いてあげても…」

「叢雲…」

「な、何よ!別にそんな意味じゃないし!」

「ああ、もう!特型駆逐艦、5番艦の叢雲、これからもあんたをずっとサポートしてあげるわ!」

「だから、その…よろしくお願いね!司令官!」


戦闘シーンこれどうにかならないかなあ…

今現在夕立SS書いてますが、思ったより早く書きあがりそうです
ので、10時頃にリクエスト再開します。3名様までです。
土曜日とはいえ、やっぱり夜のほうがいろんな人がリクエストできそうですし、まあ、こんなスレそこまで人いるかわかりませんが


【いつか一緒に】

今日はー、お休みーっぽい!あ、ぽいじゃなくて、本当にお休みだけど

だからー、一日ごろごろするの!このためにハンモックも買っちゃったっぽい!

じゃあ、お昼寝!お日様も気持ち良いし、おやすみぃ「気持ち良さそうだな、夕立」…っぽい?


「あ、提督さん、こんにちは!ご用事はなぁに?」

「ああ、こんにちは。特に用事はないんだが、ハンモックが珍しくてな。それは、いったい…」

「これ?これはね、ハンモックよ?」

「…そうだな、ハンモックだ。まごうことなきハンモックだ。…どうしてここに?」

「あのね、夕立、ハンモック張ってでも戦うよって言ったことあるの」

「でも、実はハンモックで寝たことがないっぽい?嘘つきになっちゃう!」

「だから買ったの。提督さん、最近はネットつーはんって言って、お店に行かなくても買える便利なのがあるのよ!」

「しかも選り取り見取りなの!現代科学の進歩ってすごいっぽい!」

「…科学技術の進歩と言うよりは、流通ルートの開拓と言った方が正しい気もするが…」

「?…?…提督さんいろんなこと知ってるのね!凄い!」

「…まあ、夕立が褒めてくれるのは、嬉しいが…な…」

「?」

「あ、そうだ!提督さん提督さん、夕立と一緒にお昼寝するっぽい?」

「夕立と?」

(それは、流石に…)

「うん。あ、もしかして、夕立と一緒は、嫌…っぽい?」

(あの横のハネ毛は耳なのか?シュンとしたら、垂れ下がったが…いやそれよりも…)

「…いや、別に嫌ではないんだが、そのハンモックは見たところ一人用だ。二人は狭い」

「じゃあ、提督さんがしたになって、夕立は提督さんのお腹で…」

(そう来たか…)

「支えの支柱が重さに耐えきれないだろう。残念だけど、また今度、だな」

「うぅ~、今度は、もっと大っきいハンモック買うんだから!」

「提督さん、その時は一緒に寝てくれるっぽい?」

(夕立のことだ、他意はないだろう。だが、如何せん無邪気すぎる…)

(本人は大人に甘えるくらいのつもりだろうが、傍目から見ると…な)

「提督さん、や、やっぱり…夕立とは一緒に寝たくないの…?」



「ああ、違う。嫌ではない。ただその言い方も、な…いろいろ誤解を招く」

「ゴカイ?」

「夕立と私が、その、そういう関係に見えてしまうのは、色々不味い」

「そーいう関係って、何?あれ、提督さん顔赤いっぽい?どうしたの?」

「…いわゆる、恋愛関係だな。」

「別に一緒に寝るからと言って必ず恋愛関係にあるわけではないが、疑われて噂されるのも、な」

「恋愛…好きな人、夕立が!?やだ!どうしよう!」

「落ち着け。まだ一緒に寝てないし、あくまで可能性の話に過ぎない」

「あ、うん…でも、その、提督さん…」

「もし、その、夕立と一緒に寝たら、夕立と提督さんは…その、えっと!」

<提督!第二艦隊が帰投しました。

「ああ、すまない扶桑!今行く!」

「…すまない夕立。この話は、また今度だ」

「あ、うん…提督さん、お仕事がんばって欲しいっぽい」




…うん、二人用のハンモック、探してみよう…今度は一緒に、お昼寝したいな…

お昼寝すれば…、すれば?…あれ?なんでこんなに提督さんとお昼寝したいんだろう…

なんだか胸ががチクチクするっぽい…嫌だな…?…?

まあいいや、今はお昼寝、ゆらゆらハンモックで熟成?、…っぽい…

なんかこのスレの夕立は寝てばっかりですね…

上に書いた通りリクエスト再開します
3名様までです。

お好きな子やシチュを書いてくださると嬉しいです

如月と夕雲が提督の愛人だったら

早すぎィ!艦これのコンテンツとしての大きさを感じますね
というか、なんかアダルティなのばかり…書けるか?コレ?

>>588

愛人ということですが、本妻居る前提での愛人か、ただのセフレちっくな関係か、どっちでしょうか?
ただ、本妻を指定しても、最悪名前くらいしかだせませんが…

現在のリクエスト状況

摩耶様で何か一本
三日月と夜戦未遂
比叡、野球拳でも、気合、入れて、脱ぎ…ひえええええええ!
本妻加賀、愛人如月、夕雲で何か
公私共に大人な関係の陸奥

アダルティなお題ばかりなんですが、それは…
え、なに、自分が書けそうなアダルティは、如月シリーズや>>425みたいなのしか…
もうコレ(書いてもリクエストに応えられるか)わかんねえな


【Lunatic/[名詞]狂人、精神異常者】

あっ…どこ触ってるんですか、もう…えっ?司令官?ちょ、ちょっと待って!

これ以上は、冗談じゃすまなく…あっ、やめ…んんっ…

…っは、あ、そんなところ触らない、でぇ…嫌だ、司令官、怖いよぉ…

え、やだ、やだやだやだ!!そこは、だめ!!やめ、司令…ぃ…っひぃ!?

…ああああああああ…痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い、お願いやめて司令官、痛いよ、なんで

なんで私が…っあ…………ん……………










司令官………

なんで…














(っ…………!…また、この夢か…最近、特に…)

(最低…だな…私は、よりによって、三日月とは…)

(だが、あの幼い肢体、何も知らぬ瞳、無邪気で頑張り屋な…未熟な果実…)

(美味しくは、ないだろう。だがこれから熟すのを待てば良い…その時には、私好みに…)

(違う!違う違う違う!!そうじゃない!私が、彼女を汚していいはずがない!)

(私は、あくまでこの鎮守府の指揮官で!彼女の上官で!それだけなんだ!)

(…クソッ……少し、落ち着こう…汗も酷い…軽くシャワーでも浴びて…水でも、飲もう)

(はぁ…、私は、疲れているのかもしれない、こんな、イカれてる…)

(まるで獣だな…人の言葉も解さない…こんな一時の感情に振舞わされて…)



「あれ?司令官?こんばんわ、司令官もお水飲みに来たんですか?」

「三日…月…」




(ああ、なぜ、どうして…よりによって…なぜ彼女がここに)


「司令官?どうかしましたか?」

「いや、なんでもないんだ、なんでも…」


(ああやめてくれ、近づくな…お願いだ、私が人であるうちに早くここから逃げてくれ)



「体調でも悪いんですか?今からでも、病院に…」


(違うんだ…病院?…ああ、病院だ、病院にぶち込んでくれ、早くだれか、早く…)


「息が荒いですね…熱でも、あるのかな?ちょっと見ますね……おでこを…っと」







(穢れを知らない肌、脂肪のない貧相な、でも女の、身体、触れたら折れてしまいそうな細い首…)

(風呂上がりの、清潔感のある、彼女の…かお、り…脳が、焼き切れそうだ…)

(ああ、もう、限、界だ…私は、獣でも…)










「司令…官…?…」










(ああ、三日月…美しい…こんなにも…三日月、三日月三日月三日月三日月三日月…)

(ああ、ああ、三日月、今日は今日はとても…)










(月が、明るい、な…)

憲兵さんこいつです

(読み返すと未遂…か、これ?というか、リクエストした人って絶対ちょっと甘めのやつ想像してたよね…)


【仲良く喧嘩しな】

(あー、つっかれたあ。ったく、演習とはいえ、相手、ガチすぎんだろ…あんなん勝負にもなんねーよ)

(あたしがいくら強くったって、あれじゃあなぁ…)

(あれ?食堂、だれもいねえ………ラッキー、じゃあこっそりアイス食い放題じゃんか!へへっ…)

(たまには贅沢も良いよな、毎日こき使いやがって、クソがっ)

(んー、おいしーい。やっぱ間宮のアイスさいこーだな、思わずにやけちゃう…ったく摩耶様らしくも…な、い…)






「……?…どうした?食べないのか?」





「おい、いつから居たよ…」

「そうだな、お前がアイスの蓋を開けたあたりから、か?」

「そうか…で、何か見たか?」

「満面のだらしない笑みでアイスを頬張る摩耶なら、見ていないぞ?」

「…ぅ…っあ…」

「どうした?さっさと食わないと、アイスが溶ける」

「提督!お、おまっ、ふざけんなよ!居たなら言えよ!なんで一声かけねーんだ!」

「…?…あまりにも幸せそうだったからな、そっとしておこうと」

「あ、いや、ありがてえけど、そうじゃねーよ!」

「っていうか幸せそうって、さっき見てねえって言ってたじゃねえかふざけんな!」

「あれだけ事細かに情景を説明した者が何も見てないなどと、本気で信じて居たのか?」

「信じちゃねえけどさ!でも開始直後で矛盾した発言すんじゃねーよ、仮にも提督だろ?てめえの言葉に責任もてよ!」

「休憩時間は一切仕事のことを考えない主義でな、無責任だろうがなんだろうが自由に発言する」

「ああ、そーですか、公私の区別がしっかりできているお方で…」

「それよりも、摩耶?」

「……なんだよ?」

「いちごミルク味とは、意外と可愛らしい味を好むんだな?」

「えっ、や、こっれは…たまたま…」

「たまたま…?…たまたま冷凍庫の奥にあったたった一個しか残ってないものを取り出したのか?」

「そうか…それは本当に、素晴らしい偶然だな。本当に恐ろしいものだ」

「…な、何が言いたいんだよ!…っていうかなんでそんな細かく覚えてんだ…」

「……」

「…提督、まさか、提督も好きなのか…いちごミルク味」



「…ぷっ、くく…あっはっはっは!いや、まさか、あの、提督が、いちご、いちごミルク、ひひひひ」

「あー、なんだよ、提督も案外お子様舌なんだな、まさか、いちご…っぷ…くくっ」

「摩耶…」

「な、なんだよ…おい、ちょっと怖ええぞ」

「お子様舌とお前は言うが…実際それを食べているのは、お前なんだがな、摩耶」

「だからなんだよ…たまたまだって言ってんだろ!」

「しかも、提督「も」…か、語るに落ちたな…」

「あ…」

「お子様好みのいちごミルク味のアイスを食べて、だらしない蕩け顏で幸せを感じる娘は、誰だったか…」

「おい!そんなひどい顔だったのかあたしは!おい!……おい!」




「…休憩が終わるな。私は高雄と愛宕と鳥海に伝えなければならないことができた、それでは、な」

「伝えなければならないってなんだよ!しかも「できた」って明らかあたしのことじゃねーか」

「なんのことだか、わからないな」

「おまっ、提督、ふざけんなよ!」

「何を言う…私はいつだって(摩耶をいじることに)真面目だぞ?」

「言わなくとも伝わって来んだよ提督!ああ、もう、うぜええええええええええええ!」


摩耶様はいじり倒すことで愛でたいタイプ
ちなみに提督がネズミで、摩耶が猫になります

【いたい】

私が選ばれたと理解した時、湧き上がる感情は喜びだった
普段、物事に対しあまり関心を抱かない私が、ここまではっきりと感じる思い…
感情表現に乏しい私が、思わず微笑んでしまう…この…

「私、これでも今、とっても幸せなのですけど…」

なんて、そんなの、嘘だ、「とっても」どころではなかった

本当は、今すぐにでも抱きつきたい
あなたに抱きしめてもらって、この喜びを噛み締めたい

ただ、恥ずかしかった…はしたない女と思われたくなかった
だから、これが、私の精一杯


……そんな、面白みに欠ける私だったから、だろうか…

あの人は、私を選んでくれたはずなのに…私以外の女と…



「加賀、今日は海軍学校の同期に急遽飲みに誘われてな…もしかしたら帰るのは朝になる」

「執務に影響は出さない。心配しないでくれ」

「…そう、ですか…お気をつけて、行ってらっしゃい…」

「なるべくお早めのお帰り、お待ちしています…」



…嘘つき……今日は、どっちと?如月、それとも、夕雲?

…私が現状で耐えられるのは、まだ、この指輪があるから…

あの二人は、一番じゃない、あの人が、あの人が本気で愛してくれるのは私だけ…

所詮あの二人遊びなんだと…惨めな女なんだと、そう、言い聞かせる…

この関係は、複数人と結べるはずなのに、私だけ…私だけが…あの人に…だから、だからこそ…

…たとえ仮初めの、ままごとのような絆でも、私にとってはそれが全て…

下手に言い争って壊したくない…

だから、もし、あの人が…私以外の女に、本気になったら…
























きっと私はあの人の【 】を抱えて、海に、沈むのだ…

そうすればあの人は、ずっと、永遠に…

【いたい】

加賀さんが選ばれたと知った時、湧き上がる感情は悲しみだった
確かに彼女は正規空母で、純粋な戦力は、駆逐艦では到底敵わない

でも、だからこそ、ずっと隣で支えてきた
戦闘以外で、存在価値を見出して欲しかった…


いつでも、どんな時だって、あの人の隣で、ずっと…


それなのに、後から配属された、あの女が、全て持って行った…

温もりも…寵愛も…居場所も…

ただ、あの人の隣で、隣でずっと、一緒に海を見たいと…そんなささやかな望みすら、奪われた…

だから、せめて、これくらいは、イイでしょう?

これくらいは、許して?




「如月、もう…」

「ふぅーん、そんなこと言って、いいのかしらぁ。『あの事』教えちゃっても…」

「…それだけは、やめてくれ…」

「なら、どうすれば良いか、司令官なら、わかるでしょう?」

「……如月…」

「…司令官、お願い…如月を愛して…、嘘でも良いから、この時だけは…あなたで私を満たして…」

「如月は…っ…何番目でも、良いからぁ………あっ…」





現状で耐えられるのは、彼女が一番じゃないと知っているから

…だからと言って、如月が一番ではないことなんか、薄々わかっているのに…

でも、それでもいい、惨めで、情けなくて、卑怯な…もうなんでもいい…

ただ、ただ、如月は…
















あの人のおそばにずっと【】だけ…

ただそれだけ、なの…

【いたい】

加賀が選ばれたと知った時、湧き上がる感情は衝撃だった

よりによってなぜ?提督は、何を考えているの?

その内にあるのは、彼女への愛情?、後悔?…それとも、贖罪?

そんな歪な関係、すぐにでも無理が出るに決まってますわ

でも、だからこそ、漬け込む余地がある…

その綻びは、私が埋めるの…

如月は求めるだけ、加賀は何もしない…与えられるのは私だけ…

そう、私だけ…

私だけが…あの人に…




「夕雲…私は、間違っていたのか…やはり、私は…あの時に…」

「いいえ提督。あなたは何も間違ってない、これは仕方のないこと…」

「しかし!」

「嘆いても、何も変わりませんわ。なら、せめて、この関係が壊れぬようにするのが提督の役目」

「加賀は、知らない。如月は知って利用した、でも私は、知ってなお、支えてあげる…」

「…提督?提督…お辛いのなら、私に、存分に…」


「甘えてくれても、いいのですよ?」


「ふふふ……あっ…はぁ…提督は、スキンシップ…っ…大好きです、ね……んっ…」







私がこの立場に甘んじるのは、提督を真に支えているのは私だと言う自負があるから

加賀じゃない、ましてや、如月でもない…

あの人が真に必要としているのは私だけ…私だけが、あの人を癒せるの…

たとえ、精神安定剤代わりでも、なんでも良い

彼女たち以上のものがあれば…それだけで、私は…

たとえそこに愛情がなくとも…嘘でも…私は構わない

そのはずなのに…どうして…
















どうして?あの人に抱かれるたびに、心が【】…

初めから、割り切ってた、はずなのに…

【いたい、いたい、いたい】

私が加賀を選んだのは、加賀が彼女に似ていたから…

姿は同じでも、全く違う。そんなことわかっている…

わかっていた、はずだったのに…

しかし、たとえ別人でも愛しているのだと、いけるのだと信じていた…

それがこの関係の始まり…





私が殺した彼女への…償い…






如月を抱いたのは、憐憫と感謝から…

彼女は、とても優しい、その優しさが、私の、彼女の首を、絞めているというのに…

…綻びに一番に気づいたのは如月だった

だが彼女は知ってなお、支えようとした

私を脅すことで、逃げ道を作った…彼女を、如月を抱くのは脅されたからだと…

如月、私はお前を愛することはできないけど…お前が望むなら…いくらでも…

お前の隣に【】



夕雲を抱くのは、後悔と甘えから…

彼女は、こんな私を許してくれるという…その言葉に、なんの意味もないというのに…

だが、偽りでも良い、この歪な関係に私は疲れた…

たとえ彼女が、その歪な関係の一部だとしても…もはや私には止められない…

彼女もまた割り切っていると、そう、言っていた、だが…

夕雲、お前は本当にそれでいいのか?

私はお前を抱くたびに、心が【】…

幸せでした…








今までずっと、幸せでした、でも…






ふと、床に落ちていた写真を見る…これは提督と、誰?

私…じゃない…

私だけど…違う…

そう、そう言うこと…だったんですね…

あの言葉も、温もりも、全てはこの彼女に向けた…









最後に見たのは…美しい海…、綺麗な青…この人の【】を胸に…私は…沈む

これで、いいの…

たとえ全て偽りだったとしても…

私は…

みんな幸せ、ハッピーエンド

くぅ、疲れましたww(ry

このまま書くとむっちゃんや比叡もやばいことになりそうと言うか実話入れると心が痛い

加賀…

ちょっとあれなので、一旦休みます。と言うか、もともと不定期更新でしたけど

二時半位にリクエスト受付します
3名様まで
お好きな子とシチュを書いてくださると嬉しいです

(日曜日だし、こんな時間でも、大丈夫だよね?一旦あげます)

今からリクエスト受付します

3名様までです

お好きな子、シチュを書いてくださると嬉しいです

時雨の止まない雨

現在のリクエスト状況

大人の関係なむっちゃん
比叡で野球拳(するとは言ってない)
私が谷風を好きな理由
不幸じゃないふこ、扶桑姉妹
時雨の止まない雨

>>642
シチュが抽象的ですが、背景とか自由に書いても良いですか?

(止まない雨は多分あの台詞関係と言うことにしておこう…、何と無く違うと感じたらID変わる前に言ってください)

わかりました、なるべく時雨らしいものになるよう頑張ります


【ドライシェリーとポートワイン】

(本日の装備開発結果報告書は…)

「提督?もしかしてこれをお探し?」

「陸奥、すまない。しかし、よくわかったな?何も言ってないが?」

「提督といた時間は他の子に負けるかもだけど、その分濃厚な時間を過ごしたもの、ねえ?」

「…もうすぐ規定時間とはいえ、まだ、執務中だぞ」

「あら、あらあら?私何か変なこと言ったかしら?」

「陸奥…」

「ふふ、執務中はあくまで、あなたと私は、提督と艦娘、そう言う約束だものね」

「わかっているなら…んん!!」

「ちゅ…んぅ……くちゅ………はぁ…、でも、ちょうど規定時間ね。一応、執務は終了よ?」

「陸奥、お前!」

「そんなに怒らないで、ほんの数秒、フライングしただけじゃない」

「それとも、私の舌、気持ち良くなかった?」

「本当に、お前は…」

「…だって最近、提督、忙しくってあんまり私にかまってくれなかったじゃない…」

「忙しいのは、秘書艦であるお前も同じだろうが…それに執務はほぼ一緒に…」

「物理的な距離じゃないの…こういうのは、心の距離、なの。離れているとね…」

「…心が、乾くの……、だから……」




「ハァ…我儘もいい加減にしろ…」

「…っ…何、よ…別に、そこまで言わなくたってい、んっ!…ふっ…んん…」

「………心が乾いてるのは、何もお前だけじゃない…」

「………私がした時より、短い…、舌も入れてくれなかった…」

「ここは執務室だぞ…」

「…どうせ、誰も来ないわ…」

「そうか…」




「……フタフタマルマルに…私の部屋に来い……お前には、少々説教が必要だ」

「…あ……」

「返事は?」

「…はい、謹んで、罰をお受けします、提督」



「提督?陸奥、来ました」

「空いている、勝手に入って良い」

「…失礼します」





「…それで、私はどんな怖いことをされちゃうのかしら?」

「そうだな、口で言ってわからない奴には……身体で教え込ませるしかない、な」

「…だが、まずは、そうだな…意識を混濁させるために…酒でも飲んでもらおうか…」

「あらあら…ほんと、怖いお人…ふふっ…」

「…何が良い?と言っても、あまり種類はないが…」

「…そうね…私、シェリーが飲みたいわ…今日は、そう言う気分なの…」

「…背中に抱きつきながら喋るな…」

「ふふっ、提督、耳弱いもの、ね?でも、嫌いじゃないで、きゃっ!?」

「提…督…?」

「…お前がシェリーを飲みたいと言うなら、私はお前にポートワインを送ろう」

「人をソファーに押し倒して言う言葉じゃないわ…、ご丁寧に両手まで押さえつけて…」

「私、一体ナニされちゃうのかしら……、ねえ提督?ちなみにブルームーンは?」

「残念ながら品切れだ、陸奥。運が、悪かったな…」

「あっ…待って、そんな、がっつかない、んん!!……あっ……ふっ…ああっ……や……ん…」

「言ったはずだ、乾いてるのは、お前だけじゃないと…」

「私の乾きも、存分に、潤してもらおうか…」

「提督…火遊び、は…ダメって……ぁっ…お酒を、飲ませるんじゃ……んっ…」

「ああ、気にするな、どうせすぐ何もわからなくなる…」

「あっ…」








(そうね…シェリーも、ポートワインも、もういらないわ…)

(だって、私の乾きを癒せるのは、あなただけだから…)

(だから、お願い…もっと、もっと頂戴…)

(どんな美酒より甘美な…)

(あなたの…)

残念ながら、むっちゃんがブルームーンを飲むことは二度とありません


【緩やかなひと時を、あなたと】

「司令官、お疲れ様です。お茶でもいかがですか?そろそろ一旦、ご休憩をなされては?」

「そうだな、少し疲れた、お前の言う通り、休憩にしよう」

「そうだ白雪、先ほど、偶然間宮から茶菓子をもらった。一緒に食べないか?」

「そうなんですか?それでは、司令官のご好意に甘えるとします」










「これは、綺麗な煉切ですね。花の形がとっても…なんだか食べるのが勿体無いです」

「造形もだが、味も一級品だ。白雪も、きっと気に入る」

「司令官がそう言うのなら、きっと美味しいんでしょうね……いただきます」

「…ちょっと白餡の甘みが強いですが、お茶菓子ですし……うん、お茶と合わせて、ちょうど良いですね」

「………」

「え、あの、司令官?な、な、なん、ですかぁ…、その、じっと見られると…」

「ああ、すまない。随分と上品に食べるものだから、つい、な」

「そう、でしょうか…?ありがとうございます」

「………」

「白雪?」

「え、あ、いえ…その、こうして過ごすのも、いいものだなって…」

「私は、特型駆逐艦、2番艦の白雪で、その…前世…と言っていいのか…」

「とにかく、ただの兵器であった私が、こうして何気ないひと時を過ごすのが、なんだか、不思議で…」

「決して、嫌ではないんです…ただ、なんて言えばいいのか…、これで、いいのでしょうか?」

「…何か、違和感を感じるということか?」

「…違和感…違和感、です…か、近いですが…言葉にするのは、とても難しいです、ね」

「…確かに、いろいろ思うところはあるだろうが、気にするな」

「え?」

「人と同じ形を持って、感情があって、こうして、話せる、それだけ知っていれば良い」

「私は白雪が人の形をしてくれて、何気ないひと時を一緒に過ごせて、嬉しいよ」

「…そう、ですか。…私も、そう言っていただけると、嬉しい…ありがとう、ございます」





「…そろそろ、休憩を終えよう。まだまだやることが山積みだな、忌々しい」

「…そうですね。執務を、再開しましょうか」

先着漏れですが、気になったので書かせていただきました

なんかとても気持ち悪い

乙~
特型も可愛い子多いんだけどなぁ

あとあげるのはNG

>>656

確かに最近のSSは鼻につくと言うか、自己陶酔に過ぎる部分があるかなと…
大人の妖しい雰囲気って難しいです…

貴重なご意見、ありがとうございました

【本家式】

「司令、あの、見知らぬ住所から司令宛に手紙が来てますが…」

「手紙?比叡、とりあえずこっちに渡してくれ」

「はい、こちらになります」

「これは…ああ、アイツか……」

「ご存じで?」

「いや、地元の友人だ。メールや電話でもいいだろうに」

(とか言いつつ、ちょっと嬉しそう、ご友人からのお手紙だからかな?)

「………………野球拳、か……」

「…えっ?」

「どうした比叡?」

「司令、今、野球拳って言いました?」

「口に出てたか。いや、手紙に書いてあって、懐かしくてな」

「な、懐かしい?ですか?…その、司令は野球拳をしたことが…?」

「比叡も野球拳を知っているのか?」

「は、はい。その、テレビで…やってました…」

「そうか、昔はよく参加したんだが、この地位に就いてからはめっきりな…」

「たまには、やってみたいものだ」

「えっ?あ、ここでやっちゃうんですか?!」

「流石に鎮守府内では……まあ、休暇のときくらいなら、いいかもしれない、が…」

「………休暇、なら…………ひぇぇぇぇ」

「比叡?」

「あ、その、もし、もしですよ、ここで野球拳をやるとしたら、その…誰と?」

「そうだな……那珂は、もしかしたら好きかもしれないな」

「那珂と…野球拳……」



『アウト、セーフ、よよいのよい!』

『あっ』

『どうした那珂?お前の負けだ、さっさと脱がないか』

『だって、だってコレ脱いだら…裸に…』

『もとよりそういう遊びだろう?知ったうえで参加したんじゃなかったのか?』

『それは、そうだけどぉ…』

『お前はアイドルだろう?こういうのも、営業の一環として割り切れ』

『な、那珂ちゃんは枕営業何てしな……ああん!』

『いい加減あきらめろ、それに…』

『こういうことも…期待して、いたんだろう?』

『………いじわる…』




















(なんて、そんな、司令、いけません!あああ!司令、ふしだらです!ひえええええええ!!)

「比叡?」

「い、いけませんよ司令!那珂と野球拳なんか、絶対ダメです!」

「だいたい、金剛お姉さまや榛名の気持ちはどうするおつもりなんですか!」

「二人も参加したがってたのか?初耳だ。なら今度二人を誘ってみるか」

「ふ、二人同時!?」


『あっ、負けた。提督ぅ、提督は本当にじゃんけんが強いネー』

『まさか、二人とも…うう…榛名は、榛名は大丈夫では、ありません…は、恥ずかしいです…』

『榛名、大丈夫デース』

『二人一緒なら、何も怖くない、ネ?』

『…お姉さま……はい、わかりました。その、提督…榛名を、見てください』

『提督?私たちのLove、受け取ってくだサーイ』


















(なんて、なんて!!!ひええええええええええええええええええええええええ!!)

「比叡?どうした、さっきから顔が…熱でも…」

「ひっ!!触らないでください!!」

「比、叡?」

「し、司令の、司令の変態色情狂ー!!!」

「なっ、いきなり何を!比叡!!戻ってこい、比叡!」

「いやあああああああああ!」




あわや憲兵沙汰になる一歩手前で、なんとか金剛に説得してもらい事なきを得ました
なお、真実を知った比叡は三日ほど、提督と顔を合わせるたびに悶絶した模様

本家野球拳 あるいは 野球拳 踊り で 検索検索ぅ!

ご指摘があったので肩ひじ張らず頭をからっぽにして書いたら結果
比叡の頭が空っぽになりました…

あ、あと、スレの上げ下げについては個人的には別に何とも思いませんが、SS速報の暗黙の了解みたいなものがあるので、書き込みをしてくださる際にはメール欄に半角でsageと打ち込むことをお勧めします

また、上げ下げについてご指摘してくださる方は>>657さんのように、あくまで指摘にとどめ、それ以上に強く、誹謗中傷などをしないようお願いします

所詮場末のSSスレです、暇つぶしくらいストレスなしでいきたいデース


【不明なユニットが接続されました】



※艦これ?いいえ艦Coreです
※山城が嫁艦の方、申し訳ありません許してくださいイクが何でもしますから!




「提督!新しい兵装の開発に成功したわ!今までにない画期的なものなの!」 

「慌ててどうした夕張……待て、新兵装、だと?…なんだ、これは、何が起こっている…頭が…」 

「あれ?提督も?…なんだか私もこの流れに既視感を…うっ…頭が…」 

「まあいい、新兵装について説明を」 

「えっと、ここ最近敵艦隊の戦力向上が著しいじゃない?」 

「たしかにな。特に戦艦レ級…アイツは化物だ。何度辛酸を舐めさせられたことか…忌々しい」 

「そこで、この兵装の出番です!!」 

「この兵装は、超長距離かつ高火力!!敵艦隊射程圏外から発射可能なの。」

「また、発射後は敵を自動的に追尾します。性能はかなりのもので、爆風を含め広範囲にダメージを与えられるわ」 

「敵主力艦隊なんか木端微塵!反撃の余地すら与えないの」

「まさに、すべてを焼き尽くす暴力ね!」

「ほう…多少表現は気になるが、魅力的だな…続けろ」 

「はい、コレは艦娘の艤装の同様、背部に取り付ける形で運用します」 

「艤装自体は使えなくなりますが、私たちの運航に支障はありません」

「まあ、簡単に言ってしまえば、「垂直発射式の超大型ミサイル」なの」 

「…何だと?いま、何と?」 


「え、「垂直発射式の超大型ミサイル」?」 


「……まあ、最後まで聞こう…」 


「では続けます…、艤装が使えない関係上、これを使用する場合には、これ以外の兵装は装備できません」 

「またその大きさから、基本的には戦艦クラスの艦娘での「待て」…」 

「あ、戦艦クラスと言っても他の艦種も頑張れば一応「違う、そうじゃない」」 

「色々指摘したいところはあるが、そもそも、いったいどれほどの大きさなんだ、資料が欲しい」 

「あ、ごめんなさい。こちらになりますね」 

「……なんだ…これは…ふざけてるのか…こんな巨大なもの!!」

「ええっ!?私は真面目に作りましたよ!!」 

「こんなものを艦娘に乗せて喜ぶか!変態が!!」

「酷い!」

「しかも、なんだこれは、2頁目の<本兵装を使用した際の留意事項>!!」

「…軽度の意識障害…だと…説明しろ………夕張…」

「あっ、削除し忘れ…ひっ…あ、あの、その…この兵装は、本来艤装しか着用しない私たちに無理やり乗せるから…」

「色々…障害が…」




<ギャハハハ!愛してるんだぁー!!扶桑姉さまをぉおおお

<待って、止まって山城!それは榛名よ!落ち着いて!!

<えっ、何ですか山s、いやああああああああああああああああああああああああああ!!!!




「……その……障、害……が…」

「…夕張」

「はい」

「もう、3頁めの消費資材の項など、どうでもいい。いや、十分な痛手だが…」

「はい…」

「4頁目の類似兵装の開発は、認めない」

「…えっ…でもせっかくオーバドウェポンって名前も…」

「…夕張ぃ…」

「あ、ああああああ!!!」

「言いたいことは、わかっているな……」






「ご、ごめんなさい……だって作ってて楽しかったの………許し………ひぃ!」

書いててすっごい楽しかったです

ネタを知らない人は、ACVDを買えばいいと思います(ステマ)

マルプルが一番好きです

>>675

タンクを絶対殺すマンはNG


【幸せの形】

(今日も、第一艦隊に組み込まれなかった。…無様ね、戦艦山城…)

(…当たり前か、こんな欠陥戦艦、誰が使うって言うのかしら)

(欠陥戦艦…か…今も昔も、何も変わらない…所詮私は戦艦山城…)

(ただ変わったことと言えば、ドックから縁側へ待機場所が変わったくらい…)

(…雨も、うっとおしいわ…ふふ…今の私にピッタリね…)

「ああ…不幸だわ…」




「山城?こんなところで、何しているの?」

「姉さま…いえ、特には何も…。ただ、空を眺めていただけです」

「そうなの…ねえ山城?隣、良いかしら?」

「ええ、姉さまなら大歓迎です」






「ねえ山城、さっきの呟きは、何に対してなの?」

「えっ?」

「その…不幸だわって言うのは一体…」

「あ…、口に出してましたか?」

「…そうですね…私が山城だから、欠陥戦艦だから、今日もこうして待機してるのかなって思って」

「………そう…、…ごめんなさい山城、私のせいで…」

「違います!姉さまのせいではありません!私は、姉さまの妹でいられて嬉しいです!」

「…ただ……欠陥戦艦と、艦隊にいる方が珍しいと、そんな、レッテルを貼られて…」

「ねえ山城?」

「なんです、姉さま?」

「もう、私たちが扶桑型戦艦であることを嘆くのは、やめましょう?」

「ここの人は誰も、私たちを欠陥戦艦なんて呼ばないわ」

「…確かに私たちは構造上の欠陥を抱えて生まれて来た。でも、だからって…」

「過去のしがらみに囚われて、今を嘆くなんて、そんなの、悲しいことだと思わない?」

「で、でも姉さま!姉さまだって、伊勢や日向には負けたくないって!」

「そう…そうね。確かにそう言ってたわ。実際、彼女達が羨ましかった、妬ましかった…とても…、憎かった…」

「私よりも優れた装甲、速力…、欠陥さえなければ、私はもっと活躍できたはずだって…」

「でもね山城、昔の私達は、欠陥があって、改装は出来ても再構築なんてできなかったから、結局、欠陥戦艦のままだったけど…」

「今は、違うと思うの…」


「私は戦艦扶桑だから、その、やっぱり、装甲や速力が、欲しいと思うことはあるわ…」

「でもね、それだけが全てじゃない、初めから決められた、設計通りの強さだけが、私達の全てじゃない」

「努力して、成長して、改修で補って…今は、そうやって強くなっていくことだってできるの」

「もちろんそれにも限界はあるかもしれない…でも、昔より、ずっと、ずっといい」

「今も、伊勢、日向には負けたくないわ…でもそれは、羨望や嫉妬、憎しみなんかじゃない」

「ただのライバルとして、切磋琢磨する仲間として、なの」

「姉さま…、でも、だって、私は、山城で、欠陥戦艦であったことに変わりはないんですよ…」

「私は、姉さまみたいに強くなれない…、前を向いて、そんな…」

「山城…………<ミャー………えっ?」

「猫の…鳴き声?私の足元から?………いた。ふふ、おいで……そう、いい子ね」

「山城、その子猫…」

「野良猫でしょうか?真っ白で、ふわふわして、かわいい…」

「…私の指は舐めても美味しくないわよ?…ふふ、くすぐったいわ」

「……私の膝、気に入った?…あくびしちゃって…眠かったら、寝て良いわ……本当に、かわいい…」




「ねえ山城、山城は、今、幸せ?」

「えっ?…どういうことですか、姉さま?」

「…山城?さっきまでは、欠陥戦艦であることについて、私たちの性能について話してたわ」

「私達は艦娘だから、性能の優劣も大事だとは思う、そこは、否定しないわ」

「第一艦隊として華々しく戦果を飾る。戦艦としてこれほど嬉しいことないもの」

「そのために性能が大事だって考えるのは間違いじゃない、当然のことだと思うわ」

「でもね山城、私たちの幸せって、それだけなのかしら?」

「…姉さま、私には、姉さまが何を言っているのか、わかりません…」

「いいえ山城、それは、気づいてないだけ、無意識に、目を背けているだけ」

「だって、その子猫だって、山城にとっての、幸せの形の一つじゃないの?」

「…この子が?」


「ええ。だって山城、その子猫と触れ合ってる時、とっても綺麗な笑顔をしていたもの」


「ぁ…」

「私たちは扶桑型戦艦、欠陥を抱えた、出来損ない。でも、だからって、幸せを見つけることができないわけじゃないと思うの」

「姉さま…」

「それに、私は第一艦隊入りを諦めたわけじゃない。提督も言ってたわ、その都度、編成は変えるって」

「だから山城、あなたには、前を向いて、もっと周りを見て欲しいの」

「意外なところに、幸せってあるものよ?…その、子猫のように、ね」

「……」

「…納得、できないかしら?」

「…姉さま…姉さまの話は、やっぱり山城には難しいです………でも…」

「…この子と触れ合うと、なんだかあったかいんです」

「ふふ…、そうなの…」

「はい…」

「姉さま…」

「なあに、山城?」

「子猫が、とても可愛いんです。とても、とても、あったかい…」

「そうね…ええ、本当に、とっても…」

「姉さま…」

「なあに、山城?」



「もうすぐ、雨、止みそうですね」

「…ええ、そうね…」



扶桑姉さまは、セリフ見る限り決して悲観的ではないけど、山城が引きずってる感があったので


しかし最近雰囲気重いのやらエロいのばかりで少々胃もたれ的な感じが……
ほのぼのしたのとかドタバタしたのも読みたいと言ってみるテスト


【口は災いの元】


「!…イクさん、何だか急に呼ばれた気がしたのね!」

「イク!急によそ見…敵攻撃、正面!……イク!!」

「……っ…あ…イク…沈むの…?…ねえ…ゴーヤ…私がいなくなっても…心配…しないで、なの…ね…」

「イク!やめてよぉ、ゴーヤを一人にしないで!イク!ねえってば…イク…」



「イクーーーーーーーーー!!!!!!!」













































「ああああああああああああ、もう!イクが急によそ見したから!!」

「うぅー仕方ないのね、ホントに、なんだか呼ばれた気がしたのね!!」

「誰も呼んでないよぉ!イクのせいで勢力戦負けちゃったでち!!」

「う…た、たかがゲームのことでそんなに怒らないでほしいのね!ごめんなさい!!」

「…でもそこでちゃんと謝るのがイクのいいところだと思うよ?」


「…相変わらず、面白い会話ね」

「あ、はっちゃん!」

「はっちゃんもゲームしに来たのね?」

「いいえ、別にそういうことでもないんだけど…なんだか楽しそうな声が聞こえたから…途中で悲鳴に変わったけど」

「イクが悪いんでち!」

「もう、それについては謝ったのね!」

「二人とも、喧嘩しない。…それと、そろそろ準備しないと…イムヤはとっくにしてるわ」

「ええーまたオリョクル?」

「もう飽きたのね…でも、オリョクルで4隻って珍しいのね」

「…今日はオリョクルじゃないわ」

「ホントに?やったぁ!!」

「ついにあの日々から解放されるのね!」

「私たち、かなり強くなったから…」

















「キス島沖ですって」


「……えっ?……えっ?」

「嘘…ねえ、はっちゃん…嘘って、言ってほしいの…」

「残念ながら、本当よ」

「…ねえ…はっちゃん…私が…いなくなっても「だめ、流石に3隻はきついわ」…知ってました、のね」

「…ゴーヤも、無言で逃げようとしない」

「…い、嫌でち!だって、結局やってること変わらないよ?!」

「…大和さんをぜひ、うちの戦力に迎え入れたいんですって」

「だからって扱いがひどいよお!」

「それに、建造したって…」




「ど う せ み ん な 陸 奥 に な る だけなのね!」
















「……あら?あらあら?へえ、そう、そうなの…」

大和狙いの時は5時間とか見たこと無かったんですけど…


「あっ」

(…ああ、イク、やっちゃったのね…)

「あら、陸奥さん、こんにちは」

「うん、はっちゃんこんにちわ…で、イク?今のちょっと聞き取れなかったから、もう一度…言ってくれないかしら…?」



「どうせ……みんな………何?」



「…うぁ…お、怒らないで、ほ、欲しいのね。あっ、そろそろイク、キスクルに、行く「…イク?」…の」

「はぁ…とりあえずキスクルは私とゴーヤとイムヤ…シオイ…は、うん、この際仕方ないわ」

「痛いのや辛いのは、好きじゃないもの…たまにはシオイとも泳ぎたいし…イク頑張ってね?」

「え、ちょっと待つのね!イクを置いていかないでほしいの!」

「イク…帰ってきたら…一緒にアイス食べようね…絶対でち…っ…」

「ここでその言い方は止めてほしいの!不吉すぎるのね!!」


「……さて、お話は済んだ?なら、今度はお姉さんとお話ししない?」


「じっくり…ね?」

(あ…これ、イク…沈むのね…ねえ…提督?…私がいなくなっても…心配…しないで、なの…ね…)












「な”ぁああ”あぁあ”ああああ”あ」


>>657が悪いよ>>657がー(冗談)

>>695さんのご指摘の通り、これは本来長門かビスマルク狙いの時にむっちゃんが来た絶望感(陸奥が嫁艦の方ごめんなさい)を表すネタですが、某動画がいやに完成度が高く面白かったので、大和にしました

(やべ、安価指定ミスった、ドタバタみたいの>>687=サンだった)

(それとも、>>695さんはむしろ陸奥が当たりってことを言いたかったのか?実際、むっちゃんでも嬉しい)


【雨宿り】

「……ふぅ、なんとかあまり濡れずに済んだね」


「え、僕?…僕は大丈夫、提督は優しいね」


「…ごめんね、提督?僕のわがままで買い物に付き合ってもらっちゃって」


「せっかくの休暇だったのに、よかったの?」


「……ふふ、そっか。やっぱり、提督は優しいね」


「でも、ついてないね。さっきまでは晴れてたのに、急に降り出すなんて」


「…さっさよりも強くなって来ちゃった……」


「雨は、あまり好きじゃないんだけどな…」


「?…提督は好きなんだ?珍しいね、雨が好きなんて……え?」


「この雨が、『時雨』だから?…提督、そんなこと言って恥ずかしくないの?」


「な、何?別に赤くなってなんか、これは、ここまで走ったから!」


「…もう、僕をからかって楽しい?やっぱりさっきの優しいは取り消すよ、提督は、意地悪だ」


「……あ、提督、肩が……もう、別に、僕のことそんな気にしなくたって…」


「提督、ほら、もう少しこちらにおいでよ、雨が上がるまで…、その、こうしてて良いよ?」


「あすなろ抱き、だっけ?足柄さんに聞いたんだ」


「……何?これは、お互い濡れないためにだよ?だから僕のこと…うん、よろしい」





「………雨、まだまだ止みそうにないね」







…でも…まだこうしていたいから、今はまだ、やまなくていい…かな…

あえて提督を喋らせないスタイル

リクエストほぼ消化したので、受付再開します
谷風を書いてないので、先着4名様まで

お好きな子、シチュエーションを書いてくださると嬉しいです

現在のリクエスト状況

谷風の好きなところ、夜はまだまだこれから
飛鷹とイチャイチャ
翔鶴、瑞鶴で女の戦い
加賀と翔鶴が話して、加賀さんが幸せになる話
秋雲の時報ネタ

(軽)空母好きが多い、はっきりわかんだね


【山城と子猫】

>>683の続き
※あらすじ→山城が猫を飼いました

苦しい…胸元が、暑い…

重………何、が……


(…!……まだ外は暗い…何?せっかく寝てたのに?なんなの?)

<…………

(何、ぼんやりと視界の端に見えるコレは?………毛玉?)

<…ミィー

(ああ、なんだ。この子か…)

「…胸元で寝るのはやめて欲しいわ」

<…?…

「ほら、あっちに、…あ、ちょっと!」

(脇の部分に潜られても…寝返りが…)

「せっかく寝床も買ったのに……」

「ねえ、あなたが寝るのはあっちよ?…ここは私の布団、ね?」

<…?……ミィー…

(だから、枕元でもなくって……はぁ…もういいわ、眠いし)

(…ふわふわしてる…気持ちいい…)

(…おやすみ…)








「山城?そろそろ起きないと…あら?」

「ん"ー………苦し…、……重っ……」

(山城の胸元に、何かしら?白い毛玉が…)

<…!………ミィー

「ああ、あなただったの…おはよう。山城のベットはよく眠れた?」

<ミィー

「そう、良かった……」

「本当に、ありがとう」

<…?…

「あなたが来てくれてから、山城、本当によく笑うようになったわ」

「できれば、これからも良くしてあげてね、山城、案外寂しがりやだから」

<……ミィー

「うん、ありがとう…」





「ほら、山城?そろそろ起きないと、今日は私達二人とも出撃が……」

何と無くシリーズ化、もしかしたら扶桑姉妹と子猫を主軸に、これから何本か書くかもしれません

ご主人様~?んー、なんですかあ…随分早起き…

うわっ、テンション高っか!え、何?どうしたんですか?

徹夜でもしてハイになってるんですか?違うの?

…とにかく、静かにしてくださいね、私は二度寝します

え、ワンセグ?な、なんのことですかね?

……なんですか…ええ私も見てましたよ……漣はふて寝します、もう!悔しいいいいい!

…、今日の午前は執務なしですか?遠征も、有事以外の出撃も?

職権濫用……まあ、たまには、いいですかね…

…うん、強かったなあ…

【疑問】

「司令官司令官、うーちゃん、ちょっと聞きたいことがあるぴょん」

「卯月が質問とは、珍しい。明日はヒョウでも降るか?」

「うーちゃんだって考え事する時あるもん!ぷっぷくぷー!!」

「…じゃなくてね、あのね…」


「うーちゃん達が出撃する時に流れる音楽って、誰が弾いてるっぴょん?」

「うーちゃん達、艤装しかつけてないし、誰も「卯月…」…ぴょん?」


「その疑問は、忘れろ」

「え、でも「忘れろ、コレは命令だ」…ぴょん…」

「そうだ、今ちょうど甘味が食べたい。間宮のところに一緒にいかないか?」

「本当に司令官!うーちゃん、ご一緒したいっぴょん!」

「では、行くか」






(…なんとか誤魔化せたか、しかし、コレは知られてはならない。決して、な)

(この疑問について質問して来たのは、卯月で28人目…そろそろ、まともな答えが必要だな…)

(なあ、お前達…)





(ソウネ…、ジャナイト コッチモ タタカイガ タノシクナイワ…、オンガクッテ、ダイジヨネ)

(デモ、ショウジキ、コッチニ キテホシクナイ…)

(アイアンボトムサウンドニ…)

(ソノ「サウンド」ハ、 オトノイミジャ、ナイ)

(アラ?)

深海側も大幅弱体化していいから、仲間にできないかなあ…


【距離感】

「提督、今日も執務お疲れ様!…で、話って何だい?仕事の話なら執務中でもいいだろうに、秘書艦なんだしさ」

「とりあえず、何も言わずにこれを受け取ってほしい」

「え、なんだいなんだい、プレゼントかい?かぁー、まったく、コイツは粋な…えっ?」

「…提督、これって…あはは、や、やだなー谷風さんをからかうんじゃないよー」

「あ、もしかして谷風さんにもっともっと働けってか?冗談じゃないよ、まったく…あはは、は」

「…それは、確かに艦娘の性能上限解放としての意味がある、が」

「その程度の扱いだけじゃないのは、谷風も知っているだろう?」

「あ…、っ…て、提督、じょ、冗談も…」

「…」

「…本気、なのかい?」

「冗談は嫌いだ」

「…そう、そうかい。」

「こ、この谷風さんに興味を持ってくれるなんて、変わった提督だねー」

「……じゃあ、その経緯を最初っから教えてもらおうじゃない」

「それは…」

「いいじゃないか、夜は長いんだしさ!」


「経緯というほどのものはないんだが…」

「…そうだな、一言でいえば、谷風は、いい意味で私の壁を壊したな」

「へ?…どういうことだい?」

「ここの者は皆、律儀だ。上下関係がしっかりしている」

「もちろんそれは軍としてあるべき姿だし、特別不満を抱いたこともない、が」

「私も人間だ。いつもカッチリしてるとな、疲れる…」

「お前は、喋り方といい、接し方といい、まるで私を同僚扱い…」

「最初はそれに戸惑ったが、いつの間にかそれが心地よくてな」

「…なんだか照れるね…。でも、その理由なら他にも当てはまりそうな子も…」

「確かに、私に気軽に接してくれる者はいるが、どこか壁を感じる」

「あくまで上官と部下の枠を壊さない程度で、だな」

「…なんだか、その言い方だと…まるでこの谷風さんが無礼者みたいじゃないかい?」

「気を悪くしたなら謝る…だが、それほど新鮮だった。気軽に、何でも話せそうな…」

「ずっと隣に居てほしいと思うような…そんな距離感は谷風が初めてだ」

「…」

「谷風?」

「…いや、こっぱずかしいというか、こー見えて、谷風さんも女の子なんだよ?」

「そんなはっきりと言われると……うぅ…」

「経緯を話せと言ったのは、」

「そーだよ!そーだけどさ!!でも、だって…」

「…それで、だな…」

「……嫌なら、とっくに突き返してるさ」

「なら」

「ああ、冗談じゃないよ!こっち見ないで!」






こんな真っ赤な顔、誰にも見られたくないんだよぉ!

中破に触れると一気に犯罪臭しかしないので、やめました


【姉さまと子猫】

>>716の続き



(今日は久しぶりのいい天気、日差しの割に暑くもない。特にすることもないし、平和ね)

(こうして、お茶を飲みながらゆっくりするのも、昔の私ならできなかったこと…)

(いいものね…<ミィー…あら?)


「こんにちは、あなたも日向ぼっこをしに来たの?」

「でも、提督から許可をもらったとはいえ、あんまり自由に出歩くのも…」

<…?

「まあ、わからないかしら」

「…よかったら、私の膝に来る?」

<…!

「本当に、あなたは賢いわ。私達の言葉がわかってるんじゃないかって思うくらい」

「そんなこと、ない…とは、思うけど…」

「それにしても、本当にあなたは毛並みが綺麗…山城、ちゃんとお世話してるみたいね」

(…そういえば、猫は喉元を撫でると喜ぶみたいだけど…こう、かしら)

<…ゴロゴロ…♩…

「気持ちいい?なら、よかった」



(本当に、いいものね。こうして、お茶を飲みながら、猫と戯れて…)

(いい天気、ね)

扶桑姉妹と子猫シリーズ第二弾、基本的にこのシリーズに落ちはありません

【愛情たっぷりのお弁当】

「提督!ヒトフタ、って言うかお昼です、お昼!」

「ねえ、よければ一緒に…」

「提督?いらっしゃいますか?翔鶴です。軽めのお弁当を作りましたので、よければご一緒に…」

「翔鶴か?入っていいぞ」

「失礼します、あら?瑞鶴、居たの?」

「…うん、居たよ翔鶴ねえ…、私は提督の秘書艦だからね」

「そう、まあ、そうよね…ごめんなさい」

「…あ、提督、申し訳ありません。えっとこちらになりますが…」

「コレは、美味しそうな弁当だ。彩も鮮やか、…しかし、ご飯はなぜ赤飯なんだ?」

「えっと…それは、この前善哉を作ろうとして小豆を余らせてしまったので…」

「…へえー、翔鶴ねえは、提督さんに余り物を食べさせる気なんだー、ふーん」

「瑞鶴、その言い方は…」

「いえ、いいんです提督、事実ですから」

「ですが、その分、調理には腕によりをかけて作りましたので、きっと美味しいかと」

「翔鶴がいいなら、いいんだが…」

「……提督さんが翔鶴ねえのご飯食べるなんて許せない!私がまず先に食べるんだから!」

「え?ず、瑞鶴!?」

「……うえっ…甘ったるい…翔鶴ねえ…砂糖と塩間違えるとか、おっちょこちょいだなーもう」

「えっ…」

「ねえ提督さん、ちょっと翔鶴ねえと話したいことで来ちゃったから、ランチは、ごめんね、先食べてて!」

「あ、ちょっと瑞鶴、引っ張らないで!」

(なんだ、瑞鶴のやつ…弁当も持って行ったか…。仕方ない、食堂に行こう)


「…それで…どういうつもり、瑞鶴…」

「それは、コッチのセリフだよ…翔鶴ねえ…あんな、あんなものを…」

「味付けは、おかしくなかったはずだけど?」

「ふざけないで!!あんな、穢らわしい…、あんな、あんな…」






「あんな!錆びくさい!血染めの弁当なんか!提督さんに食べさせようとしないで!」






「…………それの、どこがいけないの?愛しい殿方と一緒に居たいと思うのは、いけないこと?」

「…私の血が、提督の一部になって、永遠に……ああ、なんて、なんて…」

「…妄想も大概にしてよ…そんな狂った考えで提督さんを穢さないで」

「…ええ、ダメよ、翔鶴ねえであっても、ダメ。だって提督さんは、私の、提督さんだもの」

「…貴女こそ、妄想も大概にしたら、誰が、貴女の、なの?」

「はっ、秘書艦にもなってない翔鶴ねえに、言われたくないわ」

「いい、提督さんに一番近いのは私なの!他の誰でもない、ましてや翔鶴ねえでもない、私!」

「………」

「自分の立場がわかった?翔鶴ねえ?わかったらこれ以上…」

「そうそう、瑞鶴、来週からの秘書艦は………私が、担当するから…」

「は?…ははっ、翔鶴ねえ、もっとまともな嘘つきなよ、提督さんはそんなこと…聞いてない…」

「負け惜しみも大概に…「軍服の第二ボタンに、私室の花瓶、あとコンセント…」…なっ!」

「そうよね、それだけいっぱい盗聴器が仕掛けてあれば、提督さんのこと大抵わかるわよね…」

「でも、仕掛けている位置さえわかれば、貴女に聞かれないよう話しをつけるのは簡単よ?」

「…翔鶴ねえ…!!」

「あはははは!!精々残り短い期間を楽しむといいわ瑞鶴、もう少しであの場所は、私のもの!」

「毎日お弁当を作ってあげるの!毎日毎日毎日!私を、あの人に捧げるの!」

「だから、もう貴女の入り込む余地はないのよ?瑞鶴?ごめんなさいね?」

「……そんな…、なんで、提督さん…なんで秘書艦を…」

「ショックすぎて、何も考えられないかしら?まあいいわ、今回はお弁当無は駄になっちゃったけど、許してあげる」

「それじゃあね、瑞鶴?」



「嘘…嘘よ…だって、今までずっと、あの人の隣は、私だけのものって…」







「話しは済んだか瑞鶴?」

「…ええ、翔鶴ねえとの話が楽しすぎて……結局、昼休憩終わっちゃったわね…」

「…ねえ、それよりも、来週から秘書艦が翔鶴ねえに変わるって、本当?」

「ああ、聞いたのか。今日の執務が終わったら言おうと思ったんだが、聞いているなら話しが早い」

「…どうして、なの?」

「秘書艦業務を知る者が多い方が何かと便利だ。翔鶴ならしっかりしてるし、大丈夫だろうと思ってな」

「そう、そうなの…」

「…何か不満げだな瑞鶴?」

「えっ、そ、そんな、私が提督さんの考えに反対するわけないじゃない!やだなー」

「そうか、なら、いいんだが」

「あっ、でも、ちょっと今日はもうあがっていい?実は朝から体調が…」

「そうなのか?そういうことは早く言え。無理してまで手伝わなくていい」

「幸い今日の執務は一人でもできる。しっかり休め、瑞鶴」

「う、うん。ありがとう提督さん、ごめんなさい」

「それじゃあね…」









「…うぇ…げほっ…おえええええぇえええ…」

(どうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう?!このままじゃ、あの場所が盗られる!!)

(何か方法はないの?でも、今更秘書艦変更しないでなんて、いい理由も思いつかないし、ああ、なんで、どうして?)

(翔鶴ねえさえいなくなれば…このまえの出撃の時、事故を装って潰しておけば!!)

(ああ、でも提督さんのことだから、そんなことしたらきっと自分を責め続けて…それに…)

(沈んだ翔鶴ねえのことを考え続けて、あの人の心は、ずっと!!)

(きっとそうなる…だからこそきっと翔鶴ねえも私を沈めない、なら、どうすれば!?)

(このままじゃ、あの人が翔鶴ねえに穢される!浄化しないと!………浄化……、しない、と?)

(…そう、そうよ!あはははは!何でこんな、簡単なことに気がつかなかったんだろう!)

(先に、私が、あの人を守ればいいんだ!先に私をあげて、それで!あの女から!)

(そうと決まったら今日の夕食から!)

「待っててね提督さん、腕によりをかけて料理を作るわ!…だから…」











私の愛情たっぷりの料理、いっぱい食べてね、提督さん♥︎

きっと次の日のお弁当は綺麗な桃色桜でんぶ

【本当に書いて見たいのは】

「提督?そろそろ寝ない?もう午前二時だよ?」

「…次の作戦立案がうまく行かなくてな。想定される的戦力に対し、どれが一番被害が少ない編成か…」

「この海域の海流も複雑だ、なるべく、一回で終わらせるには…」

「ふーん、大変そうだね…、秋雲さんも手伝ってあげたいけど、こればっかりはわからないなあ…」

「もう、お前の担当の仕事は終わっているだろう?あがっても…」

「んー、秋雲も夜型だからぁ、いいよぉ?原稿書きながら付き合ってあげるぅ~」

「なんにもできないけど、せめて隣で、ね。話し相手くらいにはさ」

「そうか…すまないな。正直、一人で黙々とやるのも、精神的にな…」




「三時だけど?平気ー?明日の昼間の仕事とか大丈夫?」

「最悪、一時間くらい寝れればいい、なんとか、なる」

「まあ、提督がいいなら…いいけど、それ、ただの仮眠だよ?」

「秋雲こそいいのか?」

「いま秋雲さんの脳内はフル回転!いい原稿がかけそう!」

「…そうか」




「午前四時でーす。休める時に休む!描ける時に描く!それがいけてるサークルなのよ!」

「ってことで、どう、提督?眠気覚ましのコーヒー。ちょっと休憩しない?」

「…そうだな、少し、先が見えて来た。少々休憩しよう」

「うんうん、はい、どうぞ……あちっ!……ああああああああ!書きかけの原稿がぁ!」

「…机を片付けてから飲めばいいものを…ほら、布巾だ」

「ありがとう提督…ああああ、あとちょっとだったのにぃ」

「ちなみに、何をそんな熱心に書いてたんだ?」

「え?そりゃ翔鶴瑞鶴姉妹の血で血を争う女の戦いを描いた超純愛ヤンデレもの……を?」

「……」

「あは、あはははははは」

「言っておくが、地方コミケとやらには、持ち込ませないからな?」

「えっ、ちょっと待ってよ!もうすぐ早割入稿日「秋雲?」…はーい」


「午前五時…あれ、六時近い?」

「そんなわけでー、秋雲さんは朝から昼まで寝るわけでーす。んー」

「そうか、もう、そんな時間か…、私も、そろそろ寝よう。流石にきつい」

「作戦は、練れた~?」

「ああ、お前のおかげで、な」

「ふっふーん、秋雲さんにかかればこれくら…ふあぁ~」

「それでは、私は私室に戻る。おやすみ、秋雲」













「…で、なぜお前もついてきた?」

「いや~この時間に寮に帰ったら誰か起こしちゃいそうだし、ね?」

「だからと言って、」

「それとも提督は、一夜をともに過ごした女を簡単にポイッて捨てちゃうひどい人なのかなー?」

「言い方を…、まあ、いい。そういうことなら、仕方ない…」

「やった。それじゃあ、んふふ、提督ぅ布団借りるわねーおやすみー」

「お前…ハァ…」

(ソファーで、寝るか…)







(おおぅ、これは、なかなか。なるほどー提督の匂いって、ふーん)

(いいインスピレーションが湧いて来た!次の原稿は…あれに…ふあぁ~)

(上司と、その部下…の、職場な……い…恋、愛…………)

正直ネタが多すぎてどの時報セリフを切り取るか非常に悩みました

何時もの気まぐれリクエスト募集
3名様まで

お好きな子シチュエーションを書いてくださると嬉しいです

現在のリクエスト状況

飛鷹でイチャイチャ
加賀さんと翔鶴がお話しして、加賀さんが幸せになる話
飛鷹で夏祭り
しおらしい長波
妖精さんと…妖精さん、と?…純愛物…は、うん、頑張ります。片思い的なのになりそうですが
無理ならリクエスト通りかわいい飛龍を書きます

って言うか、今回は誤字多いな…気をつけよ…


【厳しい言葉の裏側に】

「あ、あの、加賀さん…先程は、その、申し訳ありませんでした」

「…そう。まあ、五航戦だから、仕方ないと思うわ」

「うぅ…」

「申し訳ないと思う気持ちがあるなら、もっと実力をつけてくれないかしら、翔鶴?」

「…はい……ぐすっ…ごめんなさい…」

「…はぁ……、そうね…………開幕航空戦の時…」

「…ひっく……ぇ?」

「自機の発艦に気を取られすぎて、貴女は敵をよく見てない」

「素早く発艦できればいいというものではないの。早さももちろん重要だけれど…」

「いかに味方に被害が及ばないよう正確に敵機を撃ち落とすか、まずはそこに重点を置きなさい」

「は、はい!ご鞭撻、ありがとうございます!」

「それじゃ…」


「あ、あの!加賀さん!」

「…何?私は、さっさと入渠したいのだけれど?」

「あの…えっと…」

「………それじゃあ」

「あ、あっ、あの、お背中お流します!いえ、させてください!」

「えっ?」


「えっと、痛く、ないですか?」

「…ええ、まあ、ちょうどいいんじゃないかしら」

「それで?どういう風の吹き回し?」

「えっ?」

「迷惑かけたから何て、そんな気持ちでやってるなら、さっさと弓道場に行って練習を…」

「あ…もちろん、そういう気持ちが無いわけじゃないです」

「でも、私がこうするのは、感謝の気持ちからなんです」

「…?…どういうことかしら?」

「加賀さんは、言い方は厳しいですが、その指摘はとても的確です」

「私が今戦場で何とかやっていけてるのも、加賀さんのご指導のおかげですから、だから…」

「…別に、貴女を鍛えるためではないのだけれど?」

「貴女に足を引っ張られると、艦隊全体に被害が及ぶ…」

「別に、貴女のためじゃないわ」

「…そう、なんでしょうか…私には、そう思えません…」

「何が言いたいの?」

「本当にそれだけなら、私を庇わず、さっさと敵艦隊を殲滅すれば…」

「そのほうが、被害を抑えられたんじゃないかって、そう、思ったんです」

「加賀さんが、私を庇ってくださったのは、加賀さんが、本当はとてもやさしい方だから…」

「毎回、ご指導してくださるのも、きっと…」

「…旗艦の貴女が被害を受ければ艦隊全体の士気に影響が出るし、敵艦隊は逆に士気が上がる、それだけは避けたい」

「ただ、それだけよ…」

「…加賀さんが、そうおっしゃるなら、私からはもう何も言いません」

「ですが、せめて、たまにこうして、お背中をお流しすることくらいは、いいですよね?」

「……勝手にしなさい…」













「あ、加賀さん。入渠終わりました?これから一緒にお夕飯たべません?」

「赤城さん…ええ、そうね。」

「…あれ?加賀さん、何かいいことでもありました?」

「えっ?」

「だって、なんだか嬉しそうですよ?」

「!…今日の夕食が鳳翔さんの作った肉じゃがだから、ちょっと気分が高揚しているだけです」

「…そう、ただ、それだけですから」

裏話として、実はこの肉じゃが、比叡がつくってます(>>541


【夏祭りと、いつもと違う私】

(なにこの張り紙……へぇ、夏祭り…この近くでやるのね。あ、今日の夜?)

(夏祭り、かぁ…)

「飛鷹?廊下でぼーっと何している?そろそろ執務開始時刻だが?」

「あ、ごめんなさい提督、今行くわ」









「…それで、これが先日行われた作戦の戦果報告書よ、目を通して」

「事前に艦隊の皆から聞いたものと変わりないな、さすが飛鷹。よくできてる」

「まあ、こんな事務作業なんかに時間を取られるわけにはいかないもの」

「こんなのさっさと終わらせて、提督は作戦立案を、私は艦載機の整備をしたいし」

「…ああ、そうだ、もしよかったら艦載機の整備手伝ってくれない?何気に数が多くって」

「まあ、今のところ急ぎでやることもない。深海棲艦の動き見られないし、いいだろう」

「本当?ありがとね」





(あ、ここにもあの張り紙張ってある)

「飛鷹?どうした?艦載機の整備をするんじゃなかったか?」

「あ、うん」

「…その張り紙が気になるか?」

「えっ、ああ、別に…なんでこんなものが鎮守府内にあるんだろうって」

「たまには息抜きも必要かと思ってな、ちょうど地域の方からもらったから張ったまでだ」

「…行きたいのか?」

「…ううん、別に…私には、こんなものに行く暇無いんだから」

「……そうか」


「…よし!艦載機の整備終わり!ありがとう提督、おかげで早く終わったわ」

「…予定より、大分時間が余っちゃったわね」

「今は、ヒトハチマルマル、か。今日急ぎでやる執務もない…そうだな…飛鷹」

「なに、提督?」

「実は、私は今日の夏祭りが楽しみでな。だが、一人で行くのも寂しい」

「だから、一緒に行ってくれないか?」

「えっ…そんな、そんなのに、行ってる暇なんて…」

「艦載機の整備も終わった、急ぎの用事もない、時間は余ってる」

「お前は普段から少し急ぎすぎだ。自分を律するのはいいことだが、少し休め」

「でも…」

「…無理にとは言わない、お前が嫌なら一人で行く」

「…まあ、提督ほどの人間が同伴もなしに一人寂しくっていうのも、鎮守府の沽券に係わるわね」

「いいわ、行ってあげる!その代り、ちゃんとエスコートしてよね!」



「あ…でも、ちょっとまってて!流石にこの服装じゃ、ね」

「そうだな、お互い私服に着替えよう、ヒトハチサンマルぐらいに入口付近集合でいいか?」

「んー、まあ、もうちょっと欲しいかな」

(せっかくだから、軽く、お化粧もしたいし…どうせ暗くてあまり見えないだろうけど)

(それに、夏祭りなんだし、どうせなら…)

「服を着替えるだけでそんなに時間がかかるのか?」

「いろいろあるのよ!」

「なら、ヒトマルゴーマルならどうだ」

「まあ、そのくらいなら、なんとか」

(ちょっと急ぐけど、大丈夫かな、あんまり待たせるのも悪いし)






(軽く目元を整えて、よし、バッチリ!やりすぎも不自然だし、このくらいで)


(髪も上げて、あとは、鳳翔さんに見立ててもらったこの…)












「お待たせ提督!さあ、行きましょう」

「……飛鷹、か?…浴衣、それに、髪形も…」

「なによ…提督だって浴衣じゃない…それとも…」

「いや、とても似合ってる。髪形も化粧も綺麗で、一瞬別人かと思っただけだ」

「…ふーん……ふふふっ、まあ、せっかくだしね」






「予想以上だな…これは」

「…よし」

「飛鷹?」

「…なに?腕組んじゃだめ?だって、こうしないとはぐれちゃうじゃない!」

「飛鷹がいいなら構わないが」

「なら、いいでしょ?ほら、もっと奥にいきましょう?」







「んー!林檎あめ美味しー、こういうところでしか食べれないものっていいわね」

(本当は焼きそばとかたこ焼きとかも食べたいけど、混雑してるし、青のりが…)

(それに、片手で食べれるものじゃないと…あれ?なんで、うで、別に外したって…)

「…あ、提督!射的があるわ、射的!艦娘として、これは外せないわ!」

「一回やってみるか?」

「え、いいの?ならやっちゃお…おじさん!一回お願い!」





(ちょっと、遠い、アレ、欲しいかも…)

(もうちょっと前に…前に…)

「きゃっ!?」

(しまっ、前に出すぎ、バランスが!)

「飛鷹、落ち着け」

「あ、ありがとう、ていと、く…」

(えっ、もしかして、後ろから…抱きかかえられてる、の…?耳元で…しゃべらないでぇ…!!)

「後ろから支えるから、ゆっくり、落ち着いて狙うんだ」

「う、うん」

(まって、無意識、無意識なの?腰に、手を添えないで!恥ずかしっ…)

「…当たったが、落ちないな…どうする?もう一度やるか?」

「え、あ、いい、もういい、満足した!」

(無理無理無理、あんなの、もう一度なんて…!)

「そうか、ならいいが」


(は、恥ずかしい…なんで、こんなに体が火照るの?触られた箇所が、まだ、暑い…)

(これって、ううん、そんなはずない!そんな、はず…)

(でも…何だろう、嫌じゃないわ…むしろ…)


「飛鷹?」

「えっ、あ、なに?提督?」

「大丈夫か、さっきから、黙りっぱなしだが」

「あ、えっとね…ちょっと疲れちゃって」

「そうか、少し罰当たりだが、神社の階段に座らせてもらおう」

「うん、そうね」






「そろそろ、予定では、花火が上がるな」

「あ、もうそんな時間?」


(そっか、もうそんな時間なんだ…楽しい時間ってすぐ過ぎちゃう…)

(…なんで、こんな楽しいんだろう…、お祭りだから?いつもと違う雰囲気だから…?)

(…ううん、それだけなら、こんな恰好しなかった、わざわざお化粧して、髪形も変えて…)

(…あんなに、体が熱くなることも…)

(それは、きっと…)


「飛鷹?そんなに疲れたのか?」

「ううん、もうすぐお祭りもお終いだって思ったら、なんだか寂しくなっちゃって」

「そうだな、なにか、哀愁があるな」

「…あっ、花火あがっ…きれーい。同じ火薬でも、こんなに違うのね…」

「軍事兵器と工芸品を一緒にするな…」

「あはは、ごめんね」


(本当に、綺麗…でも、この花火が終わったら…この楽しい時間も終わり…)

(いつもと違う装いの、私じゃない、私…)

(いつもより、ほんの少しだけ素直になれる時間…)

(…今なら、言えるかな…、せっかく気づけたんだもの…)

(お祭りだし、いいよね…)


「ねえ、ていと「飛鷹…少し話したいことがある…」…えっ?」










「実は、今日飛鷹を誘ったのは…だな…飛鷹、お前に…」


申し訳ありませんが、このSSで飛鷹とイチャイチャと夏祭りのリクエスト両方消化したことにさせて頂きます

その代りいつもの約2倍の文章量!…これで、許してつかあさい…

【祭りの後で】

「提督、今日も忙しくなるわよ。一日頑張りましょうね!」

「…」

「な、なに?そんな、無言で見つめないでよ…は、恥ずかしいじゃない…」

「いや、随分と物腰が柔らかくなったな、と」

「前の飛鷹は、もう少し、語気がきつかったと思うがな…」

「えっ?あ、いや、それは…だって、こんなもの…もらっちゃたら…」

「と言うか、語気がきついって、どういうことよ!」

「……失言だったな」

「提督ぅ?」

「ああ、すまない。別に苦情ではない、あれは、自分に厳しい飛鷹なりの律し方だったんだろう」

「そういう自分を厳しく律するところに、私は惚れたんだ」

「…そうやって、いきなり言うの、やめてよ…」

「いまだに慣れてくれないか、指輪も受け取ってくれたと言うのに」

「だって、あの時は、その…お祭りで、普段と違う雰囲気だったと言うか、素直になれたと言うか」

「…雰囲気に流されて、指輪を受け取ったのか?…そうか、これは…」

「ああ!別にそういうことじゃないわ!ちょっと、嘘でもしょんぼりした空気作らないで!」

「嘘ではない、私は深く傷ついた…」

「ああ、もう!本当に!提督も随分と丸くなっちゃったんじゃないの!」

「飛鷹の前だけだ」

「ううううぅ、だから、そういうの!」

「もう!私も、私もだから!こんな姿、提督の前でだけ!」

「それは、なぜだ?」

「なっ…、…だから、そのわ、私も…」

「私も?」

「私も、あなたのことが大好きなの!…ちょっと、なに笑ってるの!…いじわるっ!」









(朝っぱらから、なーにやってるんですかね。執務室すっごい入りづらいんですけどご主人様!)

(クソッ、ほんとイチャイチャイチャイチャしやがって、リア充爆発しろ!)

やっぱり流石に乱暴かなと思って、短いですが糖分多め(当社比)の一本

今のうちに予告しておきますが、午後十時頃にリクエスト受付けます
今のところ、3名様まで、場合によっては、4名様まで増えるかも

そういえば、168の進水日なにか書こうって、思ってたのに、やってしまった…
公式Twitterで言ってたのに…おお、もう…

【さあ、お前の罪を数えろ】

「イムヤー、今日は渡したいものがあるのね!」

「ゴーヤ達みんなで作ったんだよ!」

「気に入ってくれると嬉しいわ」

「イムヤ、前に食べたイチゴのショートケーキ好きって言ってたでしょ。だから、ね」

「ま、まるゆも手伝ったんですよ!イチゴを切っただけですけど…」

「わぁ、みんなありがとう!とっても嬉しい!でも、どうして?」

「今日はイムヤの進水日だって聞いたの!」

「ゴーヤ達、それを聞いて急いで作ったんでち!」

「当日に気づくなんてごめんなさい、でも、その分心を込めて作ったわ」

「これで許してくれないかな?それとも後で一緒に、お風呂にどぼーん、する?」

「まるゆもご一緒しますよ!あまり、長い時間は、潜れませんけど…」

「…」

「イムヤ?どうしたのね?」

「わ…ょう、…ない…」

「え、何、なんて言ったの?」















「私の進水日…今日じゃ、ない」

「「「「「あっ…」」」」」

個人的には船として初めて海に浮かんだ日が誕生日的なものと考えています

予告通り、リクエスト募集します

3名様まで

お好きな子、シチュエーションを書いてくださると嬉しいです

現在のリクエスト状況

しおらしい長波
妖精さんの初恋(orかわいい飛龍)
明石のドキドキお料理教室、に見えたけど、「修理」でしたね
鳥海と買い物
青葉、取材旅行しちゃいました!

麻雀は、役がリーチと流しマンガンしかわかりません

無視じゃないですよ!ただ、今後はもしかしたらリクエストに沿えない場合もあるかもしれないと言う一例と言うか

リクエストとして書くのは、今まで通り青葉までです

【肩の上の恋人】

※艦これの設定を少し借りたほぼオリジナル

(次の作戦海域の海図が欲しい、後、深海棲艦のデータファイルも…資料は閲覧室か)

(こういう時に秘書艦のありがたみがわかるな。一人いるだけで、だいぶ違う)

(まあ、たまの休暇くらいゆっくりさせてやりたいもの…さて…資料閲覧室に行くか…)

「あ、あの…提督さん」

「ん?誰だ……いない?…疲れてるのか?幻聴が…」

「あの、下です、下!机の前です!」

「…机の前?…お前は…資料閲覧室の、妖精か?」

「あ、はい、あ、あの、そうです。司書を担当してます」

「それで、なぜここに?」

「えっと、資料を、お探しなんですよね?」

「ああ、そうだが」

「なら、ここにありますよ!」

「どこに?…頭の上のそれか?すまないが、妖精にはちょうどいい大きさでも…」

「あの、大丈夫です!大きく出来ます!…んんー、むにゃむにゃ……てい!」

「…素晴らしいな、本当に欲しい資料が……おい、どこに行った?」

「…………本の下ですぅ~、タスケテ~…!」







「死ぬかと思いました」

「大丈夫か?どこか怪我でも…」

「いえ、大丈夫です!妖精は丈夫なんですよ!」

「なら、いいが。それで、話は戻るが、なぜここに?」

「資料を、お探しに「いや、その話はもう聞いた、そこまで戻らなくていい」

「…」

「どうした?」

「えっと、あの、今日は秘書艦さんがおやすみですよね。だから、お手伝いに来ました」

「それはありがたいが…資料閲覧室の方は大丈夫か?」

「代わりの子を用意してありますのでご心配なく!」

「ただ、手伝ってくれるのは嬉しいが、お前には何ができる?すまないが、そのサイズではとても…」

「その点も大丈夫です!紙媒体限定ですが大きさを変えられますので!ペンはありますし」

「誤字脱字のチェックや、手書きで作成可能な、簡単な書類の作成、あと欲しい資料を瞬時に持って来れます!」

「パソコンを動かしたりするのも、ちょっと遅いですけど、出来ます!」

「…思った以上に有能だな…さっきは失礼なことを言って、すまなかった」

「いえ、不安になる気持ちもわかりますから!」

「それでは、さっそくこの書類のチェックを頼めるか?」

「はい!」


「提督さん!12時です、そろそろ休憩どうですか?」

「そうだな、昼食を取るか。食堂に行こう……ところで、お前は何を食べるんだ?」

「うーん、甘いお菓子があるとうれしいですね」

「そうか、なら、間宮のところで上金平糖を買おう。あのサイズなら何もしなくても食べられるだろう」

「本当ですか!わーい!」




「もごもご…ふんふん、あまふて、おいひいれす」

「なら良かった…もう一口いるか?」

「…もご…ふぅ…あ、いります!あーん!」

「自分で食「あーん!!」…ほら」

「もごもご…ふん、おいひー!」


「さて、そろそろ休憩も終わる。執務室に帰るか」

「はい!」





「そういえば、なぜ突然手伝いなんかを?」

「えっ、それは…その…」

「言いたくないなら無理には「いえ!そういうことでは…」

「その、驚かないでくださいね」

「?…ああ」

「あの、ですね、そのぉ、私は、ですね、その、えっと…」

「提督さんのことを、お慕いしているんです………ぁぅ……」

「………、それは、その、嬉しいが…」

「あ、あの、別に、答えていただかなくてもいいんです!」

「妖精と人間なんて、色々、違いすぎますし…」

「ただ、こうやってお手伝いにできれば、私は満足です」

「…一つ聞いてもいいか?」

「はい、なんでしょう?」

「なぜ、私を?失礼だが、あまり接点も…」

「あの、初めてあった時のこと、覚えてます?」

「ああ、あれは、私の着任初日、施設を回っていた時、だったか?」

(この本はここ、これはこっちに、…ああああああああ!)

(本が!!!!…むぎゅ………う、動けない!重い…ダレカタスケテ~!)

『何か、大きな音が…、誰かいるのか?』

『あっ、ココです!ココ!』

『どこだ?どこにいる?』

『本!本の下です!タスケテ~!』




『死ぬかと思いました』

『大丈夫か?…ところで、お前は?』

『はい!私は、この資料閲覧室の司書を担当している妖精です』

『そうか、それで、本当に大丈夫なのか?』

『ええ、妖精は丈夫…痛っ!』

『無理をするな、この鎮守府にいる以上、お前も艦娘と同じく、志を同じくする仲間だ』

『…でも、私は、妖精で、その、人と違うと言うか…』

『関係ない。…足をやられたみたいだな…私の肩に乗るか?資料整理なら手伝うが』

『ええっ!そんな、提督さんにご迷惑をおかけするわけにも…』

『着任初日で、特にすることもない。それに、ここのどこに何があるかも把握しておきたいしな』

『あ、その、それじゃ、お願いします』



「…あの時、とっても嬉しかったんです。仲間だって言ってくれて」

「妖精だからと、酷い扱いを受けたことは無いんですが、それでも、どこか違うって思ってましたから」

「…今でも、人と妖精が違うって、その意識は変わってませんけど、でも!」

「あの時、初めて人と一緒に居ていいんだって、心から思えたんです」

「だから、だから…そのぉ…」

「そうか、そういえば…そうだったな」

「…すまないが、お前の気持ちに今すぐに返事を出すことはできない」

「…はい、それは、わかってます」

「ただ、お前さえよければ、第二秘書として、これからも私を手伝ってくれないだろうか」

「!…いいんですか!」

「ああ、お前の優秀さは、午前の時点でわかってる。むしろ、こちらからお願いしたい」

「はい!私、がんばりますね!」










ふふ…そんなこともありましたね…

あの…本当に、これで良かったんですか?提督さんのこと、他にもお慕いしてる方だって…

言ったはずだ、関係ないと…

…っ、はい!

注意書きにもあるように、ほぼオリジナルです

これで、良かったんだろうか?

ちなみに、この妖精さんは、図鑑の子です。あの、変な虫の

【ちょっとしたキッカケ】

「しっかし、なんでこんな大量の資料が必要なんかね?」

「手伝わせてすまない長波。今週は上からの任務達成のため、多くの敵艦隊を撃破しなければならないからな」

「いや、別に手伝うのはいいんだけどさ、秘書艦だし。ただ両手に抱えるほどの資料なんて…重い…」




(あああああ、大和さんからもらったラムネが美味しいからって飲みすぎたよぉ!)

(お手洗い!お手洗いぃぃ!)

(あの曲がり角を…もうすぐ!…あっ!)





「ひゃん!」

「っ…いったいなー!もう!…誰……子日!」

「あっ、ごめんね長波!」

「子日、廊下は走るなとあれほど…」

「あっ、あっ、提督、あの、お説教は後で聞くから!限界なんだよぉ!」

「…子日!…あいつは、何を急いで?…大丈夫か?長波?」

「ああ、別に大した怪我も、っ…いった…」

「…足をくじいたみたいだな、手を貸そう」

「いいよ別に、それよりさっさと資料を…っ…運ばないと…」

「まともに立てないくせに何を言ってる……ほら」

「…いきなりしゃがんで、なんだよ…」

「医務室まで行こう、入渠ドックは満員だしな」

「お、おぶされっての!?資料はどうするんだよ!」

「あまり良くは無いが、廊下に置いておこう。まずは怪我の治療が先だ」

「でも…」

「早くしろ」

「…ぅう…、…ごめん…」



(提督の背中、意外と大きいんだな…)

(あったかい…)

(あたしも優秀な提督をたくさん見て来たけど、ここまであたし達に親身な人、いなかったな)

(…ちょっと、嬉しい………、何考えてんだあたしは!)



「長波?」

「えっ!?な、なんだよ?」

「そんなに痛むのか?急に静かになって」

「あ、いや、だ、大丈夫!」

「そうか。もうすぐ着くから、辛抱してくれ」

「…ありがとう」


「軍医がいない?…そうか、今は休憩中か…仕方ない」

「長波、すまないがタイツを脱いでくれ…」

「ぅえ!?な、何言って!」

「お前はどうやってタイツの上からの湿布を貼る気だ?」

「あ…、そ、そうだよな、そう…」

「私は部屋の外で待ってる、脱ぎ終わったら呼んでくれ」


「…別に、いい…」



「なに?」

「出るの、面倒くさいだろ…だから、別に、出なくて、いい」

「何を「脱ぐから、後ろ向いててよ…」…あ、ああ」


(何言ってんのあたし!さっきから、変だ…)

(衣擦れの音、聞こえちゃってるよな…)


「脱いだよ…」

「そうか、椅子に座って、足を見せてくれ」

「…うん…」


(提督の手つき…まるで壊れものを扱うみたいに、優しい)

(しゃがんでる提督に、足を差し出して、なんだ…すっごい、ドキドキする)


「痛っ!」

「すまない、少し腫れているし、ここだな」

「…」

「長波?さっきからどうした?まだどこか…?」

「えっ、や、なんでも、ない…」









(本当に、どうしちゃったんだよ…あたし、これって、いや、まさかな…)

(…でも、正直、これから、まともに提督の顔見れる自信…ない…)

(やっぱ…これって…)


長波っぽさを残しつつしおらしくするのすごい難しい…出来てるか、これ?


【自分の思いに焼かれて沈む】

彼が選んだのは、私ではなく二番目の妹だった


私では、なかった


確かに彼女は私と違って、お淑やかで、理知的な雰囲気があって、でもその実、世間知らずな面もあり、それが、とても、とても可愛らしかった

守ってやりたいと思わせる儚さがありながら、でも、芯の強い、そんな彼女に彼が惹かれるのも、当然といえば、当然で…




悔しく無いかと言われれば、それは嘘になる

悲しく無いかと言われれば、正直とても悲しい

恨みは無いかと言われれば、…わからない




そんな、わからない、と言う答えが出てくる自分が嫌で、でも、どうしようもなかった

実の妹に嫉妬なんて、惨めで、みっともなくて、でも、しょうがなかった

だって、私も彼が好きだった、愛してた

ううん、今も、愛してる




恋い焦がれるとは、よくできた表現だと思う

身を焼き尽くすような思いが、今も私を苦しめる



恋に溺れるとは、よくできた表現だと思う

深海に沈む、あの息苦しさを感じてる




この苦しみに、いつまで、耐えればいいのだろう








いったい…いつまで……

たまにこういうのが書きたくなる病気
自分の中で、あの子メインで書きたいなと思った結果がこれ

ヒント:選ばれたのは二番目の妹、すくなくとも三人以上の姉妹、妹ということは、この子は姉です、間にもう一人妹が居ます

(コメント見てたら割と当てはまりそうな子いっぱい居てびっくり…やべっ)


実は、いくらでも想像できるよう書いてますので、条件に合うお好きな子を当てはめてください


【計算通りになんか行かない】

「司令官さん、少しお願いがあるんですが…」

「なんだ?鳥海がお願いとは珍しいな」

「あのですね、その、私、今欲しい書籍がありまして、でも、ここら辺には売ってなかったんです」

「ですので、今度司令官さんが休暇の時に、一緒に、都市部に買いに行っていただけたらなあって」

「?…鳥海一人でもいけるだろう?ネット宅配もある、何も本を買うのにそこまで…」

「あー、えっと、ですね、人が多いところはちょっと怖いんです」

「それに、実際手に取ってみて、少し内容を確かめてから買いたいなって」

「…それとも、司令官さんは鳥海と一緒に行くのは嫌ですか?」

「いや、別に、そういうことではないが」

「なら、決まりですね。今度の休暇に、お願いします」

「…ああ、わかった」


(うんうん、計算通り!後は、服に、お化粧に、それと…)

「今日はよろしくお願いします」

「ああ、と言っても、私はただの付き添いだが」

「……」

「鳥海?」

(ただの付き添いなら、わざわざ司令官さんを選びません…)

(それに、司令官さん?私、いつもと違うんですよ?何にも言ってくれないんですか?)

「…いえ、何でもないです、行きましょう」



(やっぱり休日は人が多い…はぐれちゃわないか心配だわ)

(…司令官さーん、気づいてますかぁ?私の右手がお留守ですよぉ?)

(居なくなっちゃても、知りませんよ?…本当にいなくなるわけ、ないけど…)

「随分と人が多いな」

「!…そう、そうですよね、はぐれちゃわないかとっても心配です!」

(コレできっと!)

「…まあお互い気をつけよう、最悪、連絡を取り合えばいい」

「……むぅ…」






「ここですね」

「この近辺で一番の大型書店とだけあって、流石に広いな」

「それで、お前は何を買うんだ?」

「最近注目してる作家さんの新刊が出たみたいなので、まずミステリー小説コーナーですね」



(あ、あった、これこれ。……うわぁ、随分と高いのね…流石ハードカバー…)

(どうしよう、もう何冊か買いたいものあったけど、足りるかしら…?)

(後欲しいのは、これと、あと、これに……あっ!)

(この人も新刊出してたの?!完全に計算ミスだわ…)

(文庫本とはいえ、予算が足りない…)




「鳥海、どうした?」

「あっ、いえ、何でもありません。欲しい本は大方見つかったので、レジに行きましょうか」



「欲しいものは見つかったか?」

「え?あ、はい、買えました」

「…」

「司令官さん?」

「すまないが、ここで待っていてくれないか?少し忘れ物をしてしまったらしい」

「えっ?大丈夫ですか?私も一緒に…」

「いや、忘れた場所は覚えてる、すぐに戻るから、ここに居てくれ」

「あ、はい、わかりました」

(でも、忘れ物って何かしら?特に手荷物なんか持ってきてなかったような…)




「待たせてすまない、鳥海はもうここに用はないか?」

「はい、大丈夫です」

「そうか、せっかくだし、何か食べてから帰ろう」

「そうですね」

(結局、なにを忘れたの?特にさっきと変わらないような……お財布とか?)




「…今日は、ありがとうございました」

「いや、正直休暇の過ごし方などわからないから、助かった」

「そうなんですか?なら、よかったです」

「…鳥海」

「はい、何でしょう?司令官さん?」

「これを」

(上着のポケットから…あ、これ…!)

「えっ、なんでこの本が!どうして?」

「鳥海が欲しそうに見てたからな、いつも私を助けてくれる礼代わりに受け取ってくれ」

「でも、目線だけでよくわかりましたね」

「鳥海が好きそうなものはわかる。そう短くない付き合いだし、これでもお前の上官だ」

「あ…、はい…そうです、ね」

(私のこと、わかってくれてるってことでいいのかな……もしそうなら、嬉しい…)





「そうだ、言うタイミングを逃してしまったが…」

「今日の服装、とても似合ってる。綺麗だ、鳥海」

「~~~~っ!!」

(なんで、なんで今いうんですか!そういうのはもっと早く!!)

(こんな、いきなり…不意打ち過ぎる!)




(もう、本当に!!なんで、この人は…こう、計算通りに行かないの!)

初めから全部買ってやれって?そ、そんなことしたら鳥海が変に遠慮しちゃうし…


【前向きに考えよう】

「………」

(赤城さん、むすっとしながらご飯食べてる…少し、怖い)

「あの…どうかした?」

「えっ?あ、加賀さんですか?どうかしました?」

「…それは、こっちのセリフなんですけど。そんな怖い顔して、何かあったの?」

「…」

「赤城さん?」

「加賀さん、私、そんなに大飯ぐらいでしょうか?」

「えっ?…どういう…」

「だって!ボーキサイトの女王なんて、そんな、あんまりじゃない!!」

「は?……えっと、話が見えないわ…」

「…このまえ、たまたま、ネットで自分の名前を検索してみたんです」

「何が書いてあったと思います?」

「さぁ…、わからないわ…」

「赤城がいるとボーキサイトがすぐなくなる、あいつはボーキサイトを食らう、女王だって」

「よりひどいのが、妖怪食っちゃ寝とか!別に私だって好き好んでそんなことしてないのに!」

「艦載機の補充をして、何が悪いんですか!入渠しちゃ、ダメなんですか!」

「…皆酷いです…ぐすん…」

「…赤城さん………でも、きっとそれは、それだけ赤城さんが親しまれてることの裏返しよ?」

「そうなんでしょうか?」

「ええ、きっとそう、みんなあなたに助けられてる。誰も赤城さんを悪くいう人は、いないと思うわ」

「…」

「前向きに考えましょう?」

「…はい」






(…正直な話、資材の消費量で言えば、私のほうが多いことは、黙っておきましょう)


(変に矛先が向くのは、避けたいわ)





「あれ?でも私より多く艦載機が積めるのに、加賀さんは何にも言われてませんよね?」

「……」

「えっ?加賀さん、どうして目をそらすんですか?」

「…加賀?いえ、知らない子ですね」

「ちょ、それ私のセリフ…なんでさらっと逃げてるんですか!加賀さん!加賀さーん!!」

大々的にネタにされてるけど、そこまで言われるほどは食べていない赤城さん

まあ、たくさん食べてるイラストとかきらいじゃないですけど

何時もの気まぐれリクエスト募集

22時頃開始、3名様まで

お好きな子、シチュエーションを書いてくださると嬉しいデース

(やっぱり、これわかりにくそうだし、紛らわしいから予告やめた方がいいかな?)

しっかり者の提督 雷 拾った子犬 見つかる飼い主

予告通り、リクエスト募集します

3名様まで

お好きな子、シチュエーションを書いてくださると嬉しいです

予告に関しては、今後(といっても今更ですが)はもう少しわかりやすくします

現在のリクエスト状況

青葉で取材旅行
明石のドキドキ修理教室
五月雨ちゃんマジヒロイン
由良と神社へ
髪を褒められて満更でもない愛宕

>>822
申し訳ありません、紛らわしかったですよね

【よくあるアレ】

「明石…」

「はい、なんですか提督?」

「お前は、工作艦として我が艦隊の者達を修理してくれているが、具体的には何をしているんだ?」

「艤装はわかるが、艦娘の方はいったい?」

「ああ、そのことですか?お察しの通り、艤装については私の艤装の方で修理しています」

「その際、修理妖精さんが手伝ってくれてますね」

「本体…と言えばいいのか、艤装を含めての私たちのような気もしますが、とにかく、そっちは整体マッサージが中心ですね」

「マッサージ?」

「はい、軽度の切り傷や打撲傷などは治療して、その後マッサージしてます。意外と好評なんですよ?」

「この前は高雄さんに依頼されて、マッサージしに行きましたね。なんでも、肩が凝るということで」

「…まあ、そう、だろうな」

「提督も修理、されます?自分でもできる効果的なマッサージ方法も教えますよ!」

「そうだな、デスクワークで腰がな、肩が凝り…疲れも色々溜まっている…頼めるか?」

「はい、お任せください!頑張っちゃいますね!」


(今日の遠征任務も終わり、司令官にレポート渡さなくっちゃ)

(司令官、あなたの如月が、帰ってきました……何かしら?…お話し中?)



『…溜まっている、頼めるか?』

『はい、お任せください。頑張っちゃいますね!」



(え?溜まっているって、何?…何を頼んで、何を頑張るっていうの?!)



『提督、随分ガッチガチですね。だいぶ(疲れが)溜まってそう…よく我慢出来ましたね』

『最近は少々痛いと思うこともあってな、正直、きつかった』

『そうでしょうね。ほら、体の力抜いて、リラックス…リラックス…』

『っ…あっ…あ、明石…っ!』

『別に声は我慢しなくていいですよー。二人っきりですしね…』



(司令官がガッチガチで、溜まってそうで、我慢…出来なくって…)

(これって、嘘…そんな…二人っきりでヤることなんて…)


『どうですかー?気持ちいいですか?ここなんか、どうです?』

『くっ…さすがだな明石、高雄が依頼するだけある』


(えっ、た、高雄さんも、なの?!依頼するほどって、だって、女同士なんて、そんな…)

(で、でも、最近そういうのも多少は受け入れられてるって言うし…って、違うわ!)

(司令官、如月は、如月は……どう、すれば…いいの…ぐすん…)



「Uhh?如月?こんなところで、何してるデース?」

「あ、金剛さん…あの、音をたてずに、執務室の中の音聞いてみてくださる?」

「What?…まあ、いいでショウ…」



『ほら提督、だいぶ良くなってきましたよね?』

『あ、ああ、明石っ、そこを!』

『ふふ、ちゃぁんと、わかってますよ?それっ!』

『っ…ぁ…ああ!』



「な…何…?何が、起こっているデース…。そんな、提督ぅ…私のLoveは、届かなかったの?」

「…ううん、私は金剛型戦艦のLead Ship…金剛デース!恋も戦闘も、負けまセーン!」

「金剛さん?いったい何を?」

「まあ、見ててくだサーイ!」

「Hey!提督ぅ、そういうことはさー時間と場所をわきまえなよー!!」

「それに、なんだったら私がいつでもお相手、する…ネ…?」

「わっ…な、何?敵襲!?……あれ?金剛さん?どうしました?」

「……金剛…お前、なぜ執務室の扉を壊した…」

「えっ、あ、あれ?Massotherapy?…あははー、て、提督ぅ、そういう紛らわしいことはさー…」

「金剛…」

「あ、わっ、私、提督からもらった大事な装備、Maintenanceしてなかったネー!」

「待て金剛!……それで、お前はどうしてここにいる、如月?」

「説明…してもらおうか…」

「し、司令官?怒らないで、聞いて欲しいの…あの…如月にも良く、わからないのだけれど…あの、えっと……ごめんなさい…」







この後、金剛は明石に扉の修理方法を教わり、扉を直させられました

(修理教室のリクエストなのに教わってる要素が最後の一行しか)ないです

もうこれ(答えてるか)わかんねえな

【一部のマニアに人気】

「姉さま!扶桑姉さま!」

「なあに山城?そんなに慌てて、どうしたの?」

「こ、これを!これを見てください!」

「?…ああ、山城も提督に買ってもらったのね、出撃のときには壊れちゃうから持っていけ無いけど…」

「あると便利って聞くわね、その、すまーとふぉん?だったかしら?昔と違って本当に便利に…」

「え、あ、そうなんですけど、違うんです!いいから、見てください!」

「?…あら、コレは…えっ?」

「海外で集計された人気戦艦ランキングだそうです、見て下さい!姉さまの名前が!」

「あ、あら?何かの、間違いじゃないかしら…そんな…」

「だって、国内外の名だたる戦艦に混じって、私が?すぐ近くには大和の名前もあるのよ?」

「でも、本当のことなんですよ!やりましたね姉さま!」

「…まあ、悪い気分では、ないけれど……なんだか不思議ね」

「あれだけ欠陥欠陥と言われた私が、今になって、こんな…」

「姉さまの美しさがわかってなかっただけなんですよ!やっぱり、評価されるべきだったんです!」

「ふふ、山城、ちょっと落ち着いて?喜んでくれるのは、私も嬉しいけど」










(…多分、これを見る限り、その…、私の独特の形が受け入れられたんでしょうけど…)

(それはそれで、ちょっと複雑かも…)

(…まあ、山城がこんなに喜んでくれているんだもの、水を差すのは、止めましょう…)

急に暇になったので、ちょっとネタは古いですが書いて見たかったものを
(ていうかオリョクル言ってる時点で今さら古いも何も…)

私も扶桑姉さまの大きいアレが大好きです。大きいって、良いことです

【信じて送り出した青葉が…】

※閲覧注意
※でも暗くは無い

「司令官!青葉をお呼びですか?」

「ああ、よく来た。今回呼んだのは他でも無い、青葉に少し言って欲しい場所がある」

「おお!なんですか、取材ですか?青葉、頑張っちゃいますよ?」

「鎮守府、泊地、基地等の連携、あるいは情報交換等を行うべきと上からのお達しがあってな…」

「我が鎮守府からは青葉を、送り出したいと考えている。お前はそういうのが得意そうだしな」

「他のところに行くんですか…、青葉、用済み、なんでしょうか…」

「勘違いするな、あくまで一泊二日程度の旅行みたいなものと思えばいい」

「あ、そうなんですか?いやー、びっくりしました」

「これが派遣先の情報だ、読んでくれ」

「はいはい、読ませていただきます…ふむ…」


(派遣先は、構成員全てが女性の鎮守府?事務の方々も女性というのは珍しいですね)

(女性だけの方がストレスや悩みごとに対処しやすいだろうというのが、そこの司令官の考え、ですか)

(もちろん司令官自身も女性、かなり若く、軍内では女傑として有名…)

(鎮守府内の雰囲気もかなり良好、憲兵視察でも問題なし…と)

(なるほどなるほど、中には艦娘を兵器同様に扱う鎮守府等もあると噂される現状、青葉、幸運かもしれません!)


「頼まれてくれるか?」

「はい!青葉、出撃…違った、取材します!」



「さて、と派遣先についたわけですが…勝手に入っていいんでしょうか?ダメですよね?」

「青葉さんですか?こんにちは、私、当鎮守府の案内を努めます、龍田です。今回は、どうぞよろしくお願いします」

「あ、これはどうもご丁寧に、青葉です。えっと、別に敬語じゃなくてもいいですよ?」

「あら?本当に?ふふ、よかったぁ。普段あんまり敬語は使わないから、疲れちゃうの」

「青葉さんも、別に敬語じゃなくていいのよ?」

「あ、いえ、青葉のこれは癖みたいなものですから、お構いなく!」

「そう?それじゃあ、まずは、司令官室に案内するね?」


「こんにちは、貴女が青葉さん?今回はよろしくお願いね」

「はい、よろしくお願いします。青葉、張り切って取材しちゃいますね」

(おお、確かに若そうな!しかも、思わず見とれちゃうほどの美人さんですね…)

「それでは青葉さん、まずは、ちょっとこっちに来てくれる?」

「?…はい?いいですけど?……って、ちょっ、何を!!」

(ハグ!ハグですか!?なんで?)

「ふふ、ごめんなさい。うちでは誰であろうと、歓迎の意を込めて、こうしてハグするのが習慣なの」

「あ、そういうことでしたか!思わずドキドキしちゃいました!」

「あら、青葉さんって可愛らしいのね」

「か、可愛いですか?美人の司令官さんに言われると、なんだか照れますね…」

「ふふふ…さて、雑談はこれくらいにして、まずは、当鎮守府の演習風景でも見ていって?」

「それとも、参加してみる?」

「あ、いえ、各艦隊なりの連携というのもあるでしょうし、見学だけにしておきます」

「そう、それじゃ、龍田、案内を」

「は~い…そうそう、提督?…あまり、はしゃがないようにね?」

「ふふ、わかってるわ」

「?」


(うわ、両艦隊ともすごい…練度が違う…えっ、駆逐艦ってあんなに火力ありましたっけ!?)

(うちも、負けてはいないと思いますが…、勝てるかといえば、なんとも…、とにかく、凄い!)

「青葉さん、どうかしらうちの自慢の娘達は?」

「あ、司令官さん…なんと言うか、すみません…うまく、言葉にできないですね、凄い!としか…」

「それだけうちの艦隊は練度が高いってことかしら?指揮官として嬉しいわ」

「今回は昼戦のみだけど、夜戦はもっと凄いのよ?」

「…想像したく無いですね、できれば合同演習では味方であって欲しいものです」

「ふふ、褒め言葉として受け取っておくわね?…よし、全艦隊、演習やめ!」

「皆よく動けて居たが、これで慢心してはならない!我々の敗北はこの国の崩壊と同義と心得、より一掃、精進するように!」

「「「「「「はいっ!!」」」」」」

「よろしい……、それじゃ、皆、ご飯にしよっか!」

(なるほど、普段はほんわかしてるけど、締める時はきっちり締めるんですね…凄い声量だった…、耳が、ちょっと痛い…)

「さ、青葉さんもどうぞ?一緒に食べましょう?」

「あ、はい、頂いちゃいますね!」


(あれから、昼夜と美味しいご飯を頂いて、鎮守府内の見学もしましたが、本当にここはいいところですね)

(司令官さんと艦隊の練度もさることながら、艦娘との関係も非常に良好だし、ただ…)

(みんなでお風呂はびっくりしましたね。司令官さんも女性だからこそできることなんでしょうが…)

(裸のおつきあいもいいものです、うちでも、やって見ることを提案してみますかね?)

(でも…何と無く、違和感が…なんでしょうか?みんな、仲が良すぎると言うか…しかし、ここは設備もすごい、客室が豪華…)


「…青葉さん?入っていいかしら?」

「おや?司令官さん?どうされました?どうぞ?」

「失礼するわね………、ねえ、今日一日うちを見て、どうだったかしら?」

「はい、とても素晴らしいところだと思います」

「そう、それは、よかったわ……ねえ、青葉さん…、こっちから一つ提案があるのだけど」

「はい、なんでしょうか……っえ…!!」

「…よかったら、明日からもここで働いて見ない?」

「…司令官さん、なんで、青葉は、押し倒されてるんでしょう…っ」

「こういうこと、初めて?ふふふ、本当に可愛いのね…ほんと……食べちゃいたいくらい…」

(あ、あああああ!そうか、そういうことだったんだ!仲がよすぎるのも全部、そういう!)

「あ、あの、つかぬ事をお聴きしますが…この鎮守府は、その、同性愛は…」

「…今日はみんな抑え気味だったけど…、普段はもっと凄いのよ…?」

「やっぱり……ひぁっ!!」

「綺麗な肌…、羨ましいわ…」

「いやぁ…やめっ、あっ…」

(やだ、やだやだやだやだやだやだぁ!!こんな、こんなの…助けて!…ふ…たか…)

「古鷹ぁ!!」

「!!、………」

「えっ?……な、何も、しないんですか?」

「今日抱きついた時、貴女から私達と同じ匂いがしたから、こうしたのだけど…」

「そう…貴女には、もう心に決めた子がいるのね?流石に、それは…ね」

「えっ…どういう…」

「とっさに名前が出てくるくらいだもの…自覚はないようだけど、好きなのね、その子のこと」

「あ、そんな…ふ、古鷹と私は、そんな、そん、な…」

「ごめんなさい青葉さん、傷つけちゃったわね…最近新しい子来ないからついはしゃぎすぎちゃって…」

「憲兵にでも、なんでも言って?相応の罰は、受けるつもり…」

「あ、いえ…その、怖かった…ですけど…、でも貴女がいないと、ここのみんなが、困ります」

「だから、このことは…青葉の胸に、しまっておきますね」

「そう…、ありがとう…本当に、ごめんなさい」

「…さて、私は帰るわね。あの子も拗ねちゃうし、ね?」

「えっ?」

「それじゃあね、青葉さん」







(その後は、特に何事もなく…いえどこからか悩ましい声が聞こえて来たような…)

(とにかく、うちに、帰って来たのですが…)

(どう報告すれば…いや、普通にいいところだったと…)

「青葉?どうしたの?ぼぉーっとして?」

「ふ、古鷹ですか、な、なんでも…ありません…」

(どうしてでしょう、あれから古鷹の顔を見るとドキドキして…)




『貴女から私達と同じ匂いがしたから…』




(まさか…ね…)

取材旅行ってなんですかね…

そ れ だ !

なんか…青葉の時だけかなり迷走する…なぜだ?


【朝日に照らされて】

(提督ったら…もう執務開始時間なのに、私室に呼びに行っても返事が無いし…朝食でも見かけてない…)

(どこに居るのかしら?それとも、もう執務室?それにしても、いつもより早いし…)

(…とりあえず、行ってみましょうか…)



「提督?いらっしゃいますか~?愛宕です」

(やっぱり返事が無い…?…鍵が、空いてる?居る、の?)

「提督?居るなら返事を…あらぁ?」

(机で寝てる…もう!昨日私を帰らした後、こっそり戻って一人作戦を練ってたのね!)

「艦隊の皆には体調に気をつけるよう口五月蝿く行ってる癖に…」

(自分のことは、蔑ろにして…確かに、あなたの作戦に従って私達は動くから、あなたの働きは重要よ?)

(だけど、あなたが体調を崩したら、皆、心配しちゃうの…もちろん私も、ね?)

「…でも、それだけ私達のこと、考えてくださってるってことですよね…いつも、ありがとうございます」

(…窓とカーテンが閉めっぱなし、こんな空気じゃますます体調悪くなっちゃうわ…起こすのは後にして、まずは換気換気っと)

「日が眩しい、潮風もそよそよと…うふふ、いい天気ね~」


(…眩しい…、潮の、匂いもする……?……潮の匂いに混じって、何か、違う…良い、匂いが)

(寝て、居たのか、私は?そこにいるのは、誰だ?)

(…あの、後ろ姿…愛宕、か?風になびく髪が、朝日で…金色に、輝いて…)

「美しいな…」



「…えっ?…あ、提督、お目覚めですか?もう、ダメですよ、こんなところで!もっと御自分の体を大切にしてください!」

「ああ、すまないな。だが…」

「だがも何もありません!提督が体調を崩されたら、皆、私も、心配しちゃうんですから…ね」

「…そうか、これから、気をつける……それにしても愛宕」

「ふふっ、どうしました?」

「お前の髪は、綺麗だな」

「ぁ…え?な、提督?な、なんですか?」

(ど、どういうことかしらぁ?何、どう、え…えっ?)

「…いや、寝ぼけていただけだ。なんでも無い、忘れてくれ」

「あ………うふふ、提督ぅ?私の髪が、なんですか~?愛宕、もう一度聞きたいです♩」

「うるさい、もう執務開始時間はとっくに過ぎてる」

「…ん~、残念です、もう一度聞きたかったのに~。…でも、提督が綺麗だって褒めてくれるのって、珍しいですね?」

「…やはり、聞こえていただろうが…」

「ふふふ、でもやっぱり、ちゃんと、しっかり聞きたいです」

「ねぇ提督?お願いします、もう一度言ってください」






(だって、あなたの口から言われるのが、誰からよりも一番、嬉しいもの♩)

うしおの匂いではありません、しおの匂いです

抜き打ちリクエスト・チェックの時間だコラァ!

3名様まで

お好きな子シチュエーションを書いてくださると嬉しいです

現在のリクエスト状況

五月雨ちゃんマジヒロイン
由良と神社へ
ツンデレ五十鈴の一日
朧とのんびり
色々はみ出ちゃう蒼龍

残りのレス数的にも、そろそろリクエスト募集の時期を考えないといけませんね
リクエスト残しながら終わらせるなんて失礼ですし

(…暖かい言葉が多くて吃驚)

次スレについてですが、SS初心者の拙い文章でも需要があるなら、嬉しい気持ちはありますが…
とりあえず、今はこのスレッドを960くらい?どこまで書いて、どこまで埋めていただくのが普通なのかわかりませんが、書いてからから考えようかと

あと、ごめんなさい、今更ですが、実は艦これ自体つい最近初めていて、多くの艦娘についてネタも含めて知らないことが多いです
見栄はって書いてましたが、ここまで来た皆さんを騙すのも心苦しいと思いまして…

【正妻の余裕】

「Hey!提督ぅ、今日の朝食はー、私の作ったFull Breakfast デース!」

「そうか、金剛の手作り料理は初めて…」

「……英国の料理は、不味いと相場が決まっているものです…」

「その点、私なら過去の経験を生かし、提督をきっと満足させるお料理が作れます」

「どうです?今日の朝食は、この大和の作ったものなど、いかがでしょう?」

「ん?ああ、こっちもなかなか…」

「……ちょっと、聞き捨てならないネー。誰の料理が、不味いっていうんデスか?」

「あら?私はただ、お国柄を言ったまでですけど?…ああ、そういえば金剛のソレは、英国の料理でしたね」

「まあ、別に金剛のソレが、不味いと言ったわけでは…でも、気を悪くしたなら、ごめんなさい」

「Shit!大和、絶対わかってて言ってるデショ!…ふん、どうせ作ったってHotelで出る料理のくせニ…」

「なっ、誰が大和ホテルですって!」

「Oh…Sorry…、せっかく『過去の経験』ってぼかしてたのに、つい、うっかり、バラしちゃたネー」

「…まあ、Hotelの朝食はいいけどサー、所詮外食は外食だヨー?」

「家庭の温かみのない料理なんか、すぐに飽きちゃいマース」

「言わせておけば…!ふふ、ふふふふふ!金剛?少し、オハナシ、しませんか?」

「Uh-huh…、気が合うネー。私もちょっと、オハナシ、したいデース」

「そうですね…ここではなんですから、外で。海が見えるところなど、落ち着いてオハナシ出来て、いいかと…」

「Good、いい案デース。全力で、オハナシ、するネー…」

「もう、何も言わん。せめて、次の作戦行動に支障がないよう……ハァ……話を、聞け…」


「五月雨、じっと見てて大丈夫?このままだと、提督さんが取られちゃうっぽい!」

「え?…ふふ、大丈夫だよ?提督は、大丈夫」

「?…五月雨が言うなら良いけど…夕立、心配っぽい…」

(大丈夫、だって…)




『五月雨、今回お前を呼んだのは他でもない。少し、この資料に目を通して欲しい』

『なんでしょう?…ケッコンカッコカリ?……なんですか、これ?』

『一定の練度を有する艦娘に、更なる戦力向上を願う上からのお達しだ』

『一連の手続きが結婚のソレに似てるからこその名前だろうが…悪趣味な…』

『…だが、確かに、この手続きを踏むということは、それだけ、その艦娘との付き合いが長いことを意味する』

『上からの条件はそれだけ厳しい』

『えっと、その、それで、私になぜこの資料を?』

『……お前も、随分と鈍感だな』

『え、えっ、私、また、ドジしちゃいましたか?ごめんなさい…』

『いや、私も少し遠回りすぎたな…、…五月雨』

『は、はい』

『私と、ケッコンして欲しい』

『え?…私と、ですか?…で、でも、戦力向上なら、戦艦の方々の方が!』

『…確かにそうだ。だが、その資料にもあるように、この鎮守府で条件に合うのはお前しかいない』

『…それに、これは先ほども言ったようにその艦娘との、いわば絆が試される…私は、五月雨となら、してみたいと、そう、思った』

『提督…』

『ただ、何もこれは強制ではない。お前が望まないなら…』

『いえ、提督、こんな、こんなドジな私でよろしけれ、ば、ぜひっ…ぐすっ…』

『ありがとう五月雨…だが、泣き虫なのは、初期艦の頃から変わらないな』

『提督の、せいじゃないですかぁ…』

『…とはいえ、五月雨でも条件に僅かに届かない』

『だから、条件に合うその日まで、その日以降も、私に着いて来てくれるか?』

『はいっ、私、頑張っちゃいますから!』




(だって、提督とは、あの約束があるもん…誰にも、負けない約束が…)

「あれ?そういえば五月雨ってネックレスつけてたっけ?初めて見るっぽい?」

「これ?これはね、大事なものなの」

(…そう、大事なものなの……)

(早くこの指輪、着けたい、な)










「…おい、なぜ砲撃戦の音がする?……今日の執務は、消費、いや、浪費資材の把握と、説教から…だな……」

ちなみに二人とも大破してます


【災禍は糾える縄のごとし】

(朝はお茶を飲もうとしたら湯呑にいきなりひびが入り…執務室に行く廊下では何もないのにコケ…)

(挙句の果てには、書架から本を取ろうとしたら、本が落ちてくる…なかなか重かった…痛い…)

(ここ最近こんなことばっかり、私が何かしたの?)

(ああ…不幸だわ…って、これじゃ山城みたい…)



「どうした由良?眉間にしわを寄せて?」

「えっ?ああ、そのね、何だか、最近ついてないなって」

「ついてない?」

「ええ、大したことは起こってないんですけど、ちょっとだけ不幸なことというか、悪いことというか…」

「そうか、まあ、そういう時期もあるな」

「提督さんも?」

「ああ、お前と同じでな、細々とした不幸が重なって起きてる」

「…ただ、私はいいが、由良の場合、これが戦場で起こっても困るな」

「そうだな、由良、確か次の私の非番とお前の休暇が重なっていたはずだ、一緒にお祓いに行くぞ」

「えっ、そんな大げさにしなくても…」

「過去に、艦載機の乗組員になるための最終試験が、手相や骨相だったという嘘のような本当の話もある」

「それだけ、軍事において運やゲン担ぎというものは大事だったのだろう」

「まあ、そういう目に見えないことについては、私も特別信じてはいないが、なにもやって悪いものでもない」

「…提督さんがそう言うなら、いいですけど」



(…あれ?一緒にって二人っきりってことかしら?……髪の手入れとか、気をつけよう)

「ねえ提督さん?お祓いって具体的にどうすればいいのかしら?」

「まずは受け付けに行き、申込書の記入事項を書く必要があるが…、住所はいいとして…」

「由良、お前の年齢はどう書けば良い?」

「どうって…起工日か進水日…を……そうすると、私お婆さんに…」

「到底、信じてはくれないだろうな」

「なら、艦娘からの年齢って……あれ?今度は私、幼児ね」

「まあ、説明して納得してもらうしかないな、面倒な…」

「次は各々の願い事だが、これは厄払いでいいだろう」

「…後はこっちでやることは特にないはずだ、神職の方々の指示に従えばいい」

「詳しい作法は、まあ、その時々に伝える」

「そうですか…、なんだか緊張してきた…」









「………何だか、ああいう儀式って、こう、身が引き締まりますね」

「そうだな…普段体験しないことだから、緊張はする」

「ふふっ、提督さんが?」

「私だって緊張くらいするさ…」

「…さて、まだ帰るには早いな。せっかく外に出たんだ、私はもう少し、色々見て回ろうと思っているが…」

「由良はどうする?一緒に来るか?」

「え?……提督さんがいいなら、ご一緒したいですね」

「そうか、ならまずは…」







(…これって、もしかしなくともデート?…さっそくお祓いの効果あったみたいね)

(うんうん、今日はいい一日になりそうね!)








「まさか、にわか雨が降るとはな…」

「…ああ、不幸だわ…」

(実際お祓いなんて体験したことがないので色々省いてしまいました、コレで許してつかあさい…)


【似たもの同士】

(ん~、鎮守府全体の一斉休暇って滅多に無いから嬉しいな~、って言っても有事の際はあれだけど…)

(でも、せっかくの休日だったのにこんな早く起きるのも…いつも朝早くから遠征に行ってるせい?)

(まあ、そういうわけで、綾波型駆逐艦、朧!海辺を散歩してます!…なんちゃ…って…?)

(あれ?…あの姿…提督?)




「提督ぅ~!」

「ん?ああ、朧か。こんな早朝からどうした?」

「本当はもうちょっと寝てるつもりだったんですけど、目が覚めちゃって…」

「普段の生活リズムはなかなか崩せないですね。職業病ってやつ、かな?」

「職業病とは少し違う…いや、そもそも病気と言えるほどのもの…か?」

「…だが、こうして起きてしまうのは、朧が人一倍努力家だからだろうな」

「えっ?そ、そうですか?…そうかな?」

「ああ、真面目だからこそ習慣が体に染み付いてるのだろう…朧の良いところだな」

「あはは、面と向かって褒められるとちょっと恥ずかしいですね…」

「…ところで、提督もお散歩ですか?」

「まあ、な。お前に言わせれば、私も職業病らしい」

「ふぅ~ん、なら、提督も努力家ですね!朧と一緒です」

「…そう、なる…のか」

「なかなか、照れくさいですよね?」

「…うるさいぞ朧。上官をからかうんじゃない」

「ふふふ、ごめんなさい」

「…っと、そろそろ朝食の時間だな。今日は休暇な分、食堂が騒がしくなりそうだ」

「そうですね…、あれ、ところで、今日の朝食なんでしたっけ?」

「鮭定食だったはずだが?」

「良いですね、アタシ好きです」

「そうか…奇遇だな、私も好きだ」

「奇遇と言うか、そもそも嫌いな人いないような…」

「まあ、それもそうだな」

「でも、提督と一緒って、嫌いじゃないです」

「そうか、そう思ってくれて、私は嬉しいよ」

「はい……あ、これ戻る頃には皆集まり出す時間ですよ!!」

「そうか、何人かは本当によく食べるからな……無くなるのは困るな」

「そうです!せっかくの朝ごはんがぁ~!」

「少し急ぐか…」





なお、間に合わなかった模様

何処かにカニをいれたかった

(書いてみたのを見直すと、文章の運びがクソ提督すぎたり、誤字脱字ががががが、姐さん、ヤバイっすよ!)


【一斉メンテナンスの理由】

(今日の朝食は…Sunny-side-up?Oh、おいしそうデース)

(Bacon と Baked beans があれば言うことなしだけど、我慢しマース)

(Baked beans がお米に合うとも思わないしネ…)

(……?、なんだか、騒がしいデース)




「……陸奥、考え直す気はないか?今なら許してやるぞ」

「何それ…こんな時だけ姉気取り?ふん!こればっかりは、譲れないわね」

「…そう、でも私たちも、ここは譲れません。こんなことなど、あってはならないこと…」

「ただ、所詮五航戦は五航戦だった…まあ、それだけのことですが…」

「………私のことならともかく、翔鶴ねえを馬鹿にしないでくれる?」

「ず、瑞鶴…落ち着いて、ね?私は気にしてないから」




(What’s?…コレは、どういうことデース?)

(喧嘩…Why?)




「そうか、同じ長門型として、理解してもらえないのは悲しいな」

「別に理解してないわけじゃないわ、ただ結論がおかしいのよ」

「どこがおかしい?私たちは何も間違ってなどいない」

「そうね、長門の言う通り…」

「なに?私たちがおかしいっていうの!」

「瑞鶴、話を聞いて~」


(……翔鶴は完全に巻き込まれてるだけみたいデース)

(でも、理由は何?こんな…何だか、怖いネー…)


「ああ、断言する。お前たちはおかしい」

「どっちが!」

「…瑞鶴ってばぁ……ぐすん…」

「加賀も同じ考え?」

「ええ、そうよ陸奥」

「そう…ならここは…あら?金剛?ちょうどよかった!貴女ならきっとわかってくれる!」

「えっ、ちょ、Wait!!いったい何の話?!」

(巻き込まないで!Please!)

「何、簡単なことさ」

「そう、ちょっと考えればわかること……そこの五航戦は違うみたいだけど」

「…一航戦だからって……許せない」

(もう疲れた…)

「ねえ、金剛?」








「英国生まれの貴女なら、目玉焼きにはソース派よね?」

(Shit!想像以上の理由デース!!)






(えっ…え?そんな理由で朝から?…ああ、駆逐艦たちがおびえてマース…)

「自分に都合のいい相手を選ぶとは、堕ちたものだな陸奥」

「あら?戦力の増強は立派な戦略よ?」

「まあ、金剛が仮にそちら側でも、敵が増えるだけのこと…こちらが正義なのは変わりありません」

「目玉焼きには醤油…ここは譲れません」

「ソースだって「ありえないわ…」…何ですって!」

(…温泉にでも行きたいわね)



「どちらにせよ、金剛はどっちなんだ?」

「帰国子女を名乗る以上、英国生まれといえど心はこちらにあるはず、…醤油よね?」

「ソースに決まってるでしょ、ね、金剛?」

「金剛さん、お願いします!」

(…日本酒を飲みながら、ゆっくり…)













「…え、あの…普通に Salt じゃ、ダメ?」


「味気ないな」

「貴女にはがっかりね」

「英国生まれって何なの?」

「金剛さん…」

(…あ、温泉の後の夕飯は、お刺身がいいな)


「…ちょっ…なんでここまで言われなきゃならないのデース!!」

「断固抗議しマース! Salt の何が悪いネー!」

「大体、理由が下らな過ぎて、ホント笑っちゃうワ!」


「…ほう」

「下らない、ね」

「ちょっとイラッとしたかも」

「金剛さんもわかってくないのね…」

(…お腹いっぱいになったら、ふかふかのお布団で…)


「…結局これしかないか」

「戦艦同士、派手にやりましょう?」

「まあ、結果は見えてるけど…」

「五航戦の本気、見せてあげるわ!」

(あ、その前に枕持ってかなきゃ…)



「なっ!!もう、どうにでもなってくだサーイ!翔鶴はこっちデース!」

「あっ、え、な、何?」








「全主砲、斉射!撃て!!」

「全砲門、開け!」

「ここは譲れません」

「第一次攻撃隊、発艦始め!」

「全砲門!Fire!」


「も、もう!何で私ばっかりぃ!」












鎮守府が半壊しました、これより、メンテナンスに入ります

皆大破しました。艦載機は全壊しました

【いかなる時も冷静に】

「司令!偵察機より、前方に敵艦隊が居るとのこと、恐らく主力部隊です!」

「比叡、もう一度艦隊の状況を確認したい」

「はい。私と金剛お姉様は若干の損害あり、北上、蒼龍が小破、羽黒、隼鷹は無傷」

「燃料、弾薬ともに6割ほどは残っています。作戦行動に問題はありません」

「よろしい、敵艦隊に空母はいないようだ。通常通り、航空機による制空権確保からの雷撃、弾着観測射撃で一気に潰す」

「敵に反撃の余地を与えず無傷で仕留めたい、しくじるなよ」

「わかりました!」



「攻撃隊、発艦始め!」

「艦載機、パァーっと発艦、っとぉ!………よし、駆逐艦2隻轟沈!制空権確保!北上ぃ!」

「はいはい、そう急かさないでよ…ちゃっちゃとやっちゃうよ~」

「第一弾発射!……方向、遠近、破裂高度確認!修正完了!…第二弾、撃ちます!当たって
ぇ!」

「Burning Love!」

「全砲門、開いてください!」




「…撃ち漏らした?!敵、砲撃!来ます!回避を「きゃあああああ!!」…蒼龍!!」

「まだイケる、けど…なんでまた甲板に被弾なのよ!痛いじゃない!」

「比叡!どうした!状況を報告しろ!!」

「蒼龍が!「比叡、敵、第二弾来てマース!」…ひえー!…痛いじゃない!このぉ…!!」

「…おっ、やるねえ!轟沈確認、敵主力艦隊撃破っと」

「もう終わり?ああーよかったぁ、活躍出来て」

「お、終わり、ですか?…そうだ!蒼龍さん!大丈夫ですか?!」

「う、うん、派手にやられちゃったけど…」

「司令!敵主力艦隊撃…あ、あれ?通信機壊れた?」

「さっきの被弾で壊れちゃったみたいネ…とりあえず帰投するデース」

「はい、そうですねお姉様」






(どうした、何があった!?通信機は故障か?クソッ、肝心な時に!)

(蒼龍…っ…)


「作戦が完了、艦隊、帰投しました!」

「比叡!蒼龍はどうした!」

「蒼龍なら第一入渠ドックに…「そうかっ!」…あ、司令!」

(あの…司令?入渠ドックってことは…あの…)







「蒼龍!」

「え、あっ、提督?なんでここに?!」

「大丈夫か、被害状況は!」

「ちょっと、落ち着いてください!」

(待って、揺らさないで!今衣服半脱ぎですよ!いろいろボロボロなの!破けちゃうからぁ!)

(艦爆、艦爆がこぼれる!待ってってば!………ちょ…ああああああっ!……あっ)

「……なっ……………、すまない…」

(…られた…、て、提督に、私の全部……見られちゃったょぅ……ぅうう…)

「蒼龍、その…」











「提督のバカ!出てってぇえええええええええ!!!」

(艦爆どころの話じゃ)ないです

(と言うか…蒼龍の中破セリフ使っておいて、行けますとか、艦載機飛ばせないやん…)

【天丼】

「イク」

「何なのね、ゴーヤ?」

「最近、クルージングの名を借りた違法労働少なくなったね」

「効率的に資材を集める方法が見つかったらしいのね、その分遠征組が大変だけど…」

「それに、クルージング自体はなくなっていないの…、でも、前より大分マシなのね」

「ふふ、そうだねぇ。こうしてのんびりお菓子食べながらグダグダできるなんて幸せだよぉ」

「良い時代になったでち!」





「…相変わらず、能天気ね。まあ、そこが二人のいいところでもあるんだけど」 

「あ、はっちゃん!」 

「はっちゃんも一緒にお菓子食べるのね!」 

「食べたいのは山々なんだけど……そもそもお菓子はどこ?」

「あれ?」

「もう、ないの…ね?」 

「…イク食べ過ぎ!」 

「ゴーヤだって食べてたのね!」 

「二人とも、喧嘩しない。…それと、そろそろ準備しないと…イムヤとシオイはとっくにしてるわ」 

「ええーまたオリョクル?…あれ?この流れ、うう…あ、頭が痛い…でち」 

「もう飽きたの…ね?……?…なんだか体が震えてきたの、お、おかしいのね…」 

「…今日はオリョクルじゃないわ」 

「ホントに?やったぁ!!」 

「クルージングじゃなきゃ何でもいいの!イク、頑張っちゃうのね!」 

「…私たち、とっても、とっても強くなったから…」 
















「カレー洋ですって……はぁ…」 


「……えっ?……えっ?」 

「嘘…ねえ、はっちゃん…嘘って、言ってほしいの…」 

「残念ながら、本当よ」 

「クルージングの中で、一番きついほうなのね!い、嫌…行きたく…ないの、ね」

「ゴーヤ、無言で逃げようとしない」 

「…い、嫌でち!だって、結局やってること変わらないよ?!むしろ酷くなってるでち!!」 

「…武蔵さんをぜひ、うちの戦力に迎え入れたいんですって」 

「上からお達しの任務消化にちょうどいいらしいわ…私たちって、何なのかしら、ね…?」

「扱いがひどいよお!もう、もう、…ぐすん…もう嫌でち…」

「まあ、私たちにしか効率的にできないことと割り切って…諦めましょう…」

(あ…はっちゃん…目が虚ろだ……) 

「ど、どうせ無駄なのね!建造したって…八時間の建造時間表示が来たって…」 










「ど う せ み ん な 大 和 に な る だけなのね!」 
















「そうですか…大和では、不満なのね……前は、皆さんあんなに喜んでくれたのに…」

「あっ」 

(…ああ、イク、またやっちゃったのね……また?……あ、あああああああああああああああ!) 

「あら、大和さん、こんにちは」 

「うん、はっちゃんもこんにちわ…で、イク?今のちょっと聞き取れなかったから、もう一度…言ってくれませんか…?」 




「どうせ……みんな………何?」 




「…うぁ…お、怒らないで、ほ、欲しいのね。あっ!そろそろイク、カレクルに、行く「…イク?」…の」 

「はぁ…とりあえずカレクルは私とゴーヤとイムヤとシオイ…まるゆは、うん、この際仕方ないわ」 

「痛いのや辛いのは、好きじゃないもの…まるゆも最近頑張ってるし…イクも、頑張ってね?」 

「え、ちょっと待つのね!イクを置いていかないでほしいの!」 

「イク…帰ってきたら…一緒にお菓子食べようね…絶対でち…っ…」 

「ここでその言い方は止めてほしいの!不吉すぎるのね!!」 

「大体もう残ってないの!はっちゃん!ゴーヤぁあああああ!」



「……さて、お話は済んだ?なら、今度は私とお話ししませんか?」 



「じっくり…ね?」 



「待って欲しいのね!46センチは流石にまずいの!ワンパン大破どころじゃないのね!」

「海に!海に潜らせて…「……イク?」…あっ」


(あ…これ、イク…沈むのね…ねえ…提督?…私がいなくなっても…心配…しないで、なの…ね…) 














「な”ぁああ”あぁあ”ああああ”あ」 

まあ、そもそも回せるほど余裕のないうちには関係のない話です…けど…

【無知故に?】

「今日の艦載機の開発は、そうだな…赤城、お前に頼みたい」

「はい、任せてください!」


天山

失敗

彗星

零式艦戦52型


「結果は…まあ、上々だな、ありがとう」

「お役に立てたようで、嬉しいです」












(昨日は赤城に艦載機の開発を頼んだが、軽空母でも開発は可能なはず…)

(飛鷹に、やらせてみるか)

「飛鷹」

「なあに提督?私、艦載機の整備で忙しいんだけど?」

「今日の開発を頼みたいんだが」

「ん~、そういうことなら良いけど、あまり期待しないでよね」


彗星

烈風

流星

烈風


「飛鷹!!」

「な、ちょ、な、何!?抱きつかないでよ!!…んっ」

「よくやった!よく、やってくれた!!」

「あっうん…そう……まあ、そんなに喜んでくれたなら、開発したかいがあったわ」









「ところで赤城、お前、流星、烈風と言う艦載機について知っているか?」

「烈風?いえ、知らない子ですね…流星…は、九七艦攻とは違うのですか?」

「いや、知らないならそれでいい。ただ、今日はまず資料閲覧室に行き、兵装一覧表を確認してくれ」

「…?…はい、わかりました」

昨日と今日のデイリー開発の結果

赤城さんはSSのネタを提供してくれる、とても良い子

【その先も見たい】

(燃料が全体的に少ない…そうだな、第二艦隊以下は、あの遠征任務と…)

「提督?提督宛に報告書があるわ、良く読みなさい」

「ああ、ありがとう五十鈴…………こんな紙切れ一枚で…」

「なんだったの?」

「当鎮守府の最近の戦績について、上からの評価と激励と言う名のお小言だ、無理を言う…」

「ふーん、結構大変そうなの?…って言うか、最近第一艦隊を出撃させないで演習ばっかりって、どういうこと?」

「いや、最低限の任務はこなしている、心配するな。それと、次の作戦は少々大掛かりだ。練度を高め、備蓄を増やす。念には念を、な」

「…弱腰ねぇ、山本提督や山口提督だったら、もっと上手くやれたと思うけど?」

「かの歴戦の賢将と比べられるのは、さすがにな」

「あ、いや、別に、提督が全然ダメっていうわけじゃ無くって…ま、まあ良くやっているんじゃない?」

「二人の人柄をよく知る五十鈴にそう言われるのは、悪い気分ではないな」

「そ、そうやってすぐ調子に乗るのは提督悪い癖よ!だから五十鈴がきっちり締めてあげる!」

「……調子に乗った覚えは、ないんだがな…」




(さっきから暇ね…こっちに全然書類回ってこないし、今日は演習しないし…退屈なんだけど!)

「ねえ提督?五十鈴に、何か仕事はないわけ?」

「……ん?ああ、すまない。こちらで全て処理できるものばかりだったからな」

「書類は片付きそう?」

「思ったよりは早くな」

「なら、次の作戦会議しない?せっかく壁掛け式の図上演習セットがあるのに、使わないのは勿体無いと思うけど?」

「先ほども言ったが、まだ次の作戦行動にでる時期じゃない。現状で立てられる作戦はたかが知れてる」

「…あっそう…」

「退屈そうだな、今のところ五十鈴にやってもらう仕事は無いから、楽にしてていい。なんだったら執務室から出ても…」

「べ、別に退屈とかしてないし!してないんだから!…本当よ?!」

「それにさっきも言ったでしょ、提督は五十鈴がきっちり締めてあげなきゃダメなんだから!」

「だから、提督には五十鈴が側に居て、支えてあげなきゃダメなの!わかった?」

「…………」

「な、なによ…」

「いや、五十鈴は優しい娘だな、と」

「はぁ?!な、なに!いきなりなんなの?!」

「口調はきついが、内容は私を気遣うものばかり、…ありがとう、五十鈴」

「い、いや、あの…だって、だから…、提督には、五十鈴がいなきゃ、えっと…その……」

「だ、だから!あ、あのね!五十鈴のパートナーは、みんな大出世したの!」

「五十六に多聞……あなたはどうなるのか、楽しみだから、……その、その…」

「その時まで私がそばでみててあげるわ!感謝しなさい!」



(出来ればその後も、なんて……そ、そんなことあるわけ!…あるわけ…………)

(ある、かも)

(ツンデレってなんだ、何がツンデレなんだ?自分はつくづくツンデレという属性が把握し切れていない)

最後のリクエスト受付します

3名様まで

お好きな子シチュエーションを書いてくださると嬉しいです

リクエスト状況

足柄、夜景の見えるバーで二人っきり
飛竜の膝枕
Gスレイヤー白雪

10レスもあれば、大丈夫かな?

【夢の中だから言える】

「うわぁ、夜景が綺麗ね。本当にここで飲んでもいいの?」

「嫌なら場所を変えるが?」

「そんなこと言うわけ無いじゃない、リクエスト通りの、とても良いBARね」

「内装も綺麗…文句なんてないわ」

「足柄の希望通りの様で、安心した。それで、何を飲む?」

「そうね…あまりよくわからないけど、柑橘系の、甘いカクテルが飲みたいわ」

「随分と可愛らしいものを飲むんだな」

「あら?私だって女の子よ?」

「…女の子という「何か?」…いや、わかった、注文しておこう」




「足柄」

「なあに、提督?」

「女の子じゃないというのは、悪い意味ではない。黒のドレス…大人の女性として、とても似合ってる」

「…ぁ…、ふふ…そう、そういうことなら、許してあげる」





「それじゃ…、えっと、何に乾杯する?」

「足柄のMVP祝いで来ているんだ、足柄に、だな」

「自分に乾杯って、なんだかちょっと恥ずかしいわ」

「君に乾杯とでも言えばいいのか?」

「…それはもっと恥ずかしいわ」

「足柄」

「な、何?」

「足柄に、乾杯」

「…なら、私はあなたに、乾杯」








「…美味しい…、とても甘いのに、後味はスッキリして、甘さが残らない…びっくりね。これ本当にお酒?」

「ここはソフトドリンクも頼めるが、れっきとした酒だ。何気に度数もあるから気をつけろ」

「…そんな危ないカクテルを飲ませて、怖い人……私を酔わせて、どうする気なの?」

「心外だな、どうもしないし、する気もない」

「あら、残念」



(でも、本当にいいところね……人がいないのがおかしいくら、い?)

(…そうね、おかしいわ、ここ、お酒も美味しいし、穴場ってほど立地も変じゃない)

(夜は始まったばかり、一番人が来そうな時間帯だけど…)

「ねえ、ここ、何か悪い評判でもあるの?」

「どういうことだ?」

「だって、こんなに良いところなのに、私たち以外、客がいないわ」

「…………」

「…も、もしかして、何か「貸し切った」…えっ?」

「今日は、ここを貸し切らせてもらった」

「貸し切ったって…パーティーでもないのに、普通そんなこと…」

「…こういうことは、あまり言いたくなかったが…それなりの出費はした」

「ここを?…だって、とても高く「足柄」…な、なに?」

「私が好きでやったんだ、お前が気にすることじゃない」

「……そうね、聞くだけ野暮ってやつかしら?ごめんなさい」



「…なんだか、とっても熱い…、酔ってきちゃったみたいね」

「大丈夫か?」

「ええ、大人の女性、ですもの…、立って歩けるくらいは、ね…」

「でも、帰りは誰かに優しくエスコートして欲しいわ…今なら、何処へでも連れてかれちゃう、かも…」

「また、そういうことを「…あなただからよ?」……だいぶ、酔っているみたいだな」

「そうね、だいぶ、酔っているみたい…こうして、隠してた本音しか出てこないんだもの…」

「ねえ、さっき聞くだけ野暮って言ったけど、今日ここを貸し切ったのは何故?」

「二人っきりになりたいとは言ったけど…なにも、ここ、まで……お願い、教え、て………」

「それは、…………………足柄?…………寝て、しまったか」

(言うタイミングを、逃したな…)





(なんだか、ふわふわする、気持ちいい…これは、夢?)

(…提督?ふふ…私を抱きかかえて、どうするつもり?何処に、連れてかれちゃうのかしら?)

(…あったかい…、………夢なら、別に良いかしら…)

(ねえ、提督、私、あなたのこと…)



「好き…よ…」









「…ああ、私もだよ、足柄」

(えっ…)

この後はご想像にお任せします


【裏の顔】

「きゃあああああ!!…ぁあ…いやあああああああああ!!」

「どうしたの千歳?廊下を走ると……ふぁぁ~、朝だから眠い、早く夜にならないかな…」

「あ、せ、川内!いいところに!あ、あの、私の、私の部屋に…」

「千歳の部屋に?」

「あの、茶色くてテカテカした、楕円状のアレが、カサカサって…で、出ちゃったのよぉ!!」

「アレ?…ああ、ゴキブ「言わないで!」…それで、いいところって、まさか…」

「ええ、川内に「やだ」…えぇ~」

「私もそこまでじゃ無いけど、できれば相手したくないなあ」

「そ、そんなぁ…どうしよう、このままじゃ部屋に入れない…」



「…何か、お困りですか?」

「あ、白雪、おはよ~、今日も眠たくなる朝だね」

「それは川内さんが、夜戦演習だーって、夜勝手に航行しているからじゃ…そうじゃなくて、何か、ありました?」

「あ、あのね、私の部屋に、茶色くてテカテカした、楕円状のアレが「ああ、ゴキブ」言わないでってばぁ!!」

「…とにかく千歳さんの部屋にアレが出たんですね、それでおそらく、駆除してくれる人を探している、と」

「そう、そうなの!誰か知らない?」

「…あれ、白雪案外平気そうだね?」

「はい、私、この鎮守府発足当初からいますので、割とこういうことには慣れているんです」

「ここ、生活するには問題ありませんが、何分古い建物を改装したものみたいで、この時期には出ちゃうんです、ゴキブ「だから!」……アレが」

「それに、発足当初は人も少なくって、初期艦の漣は泣き出すし、司令官は大丈夫でしたけど、いつもそばにいるわけではなかったので」

「へぇ~、じゃあ白雪は駆除できるの?」

「はい、得意というほどのものではありませんが、お二人よりかは多分慣れているかと」

「白雪!いえ、白雪様!お願いします、どうか私の部屋のアイツを駆逐してください!!」

「あの…ちゃんとやりますから、さま付けは、その、恥ずかしいです。…道具を持ってきますので待っていてください」


「お待たせしました。ところで千歳さん、最近私室でお酒飲まれました?」

「えっ?ええ、昨日千代田や隼鷹と一緒に」

「もしかして、空き缶や空き瓶ほったらかしですか?」

「あ、うん、昨日は結構飲んじゃったから、朝になってから片づけようと思ってそのまま寝ちゃって」

「そうですか…やっぱり…」

「?、千歳がお酒飲んだことと、ゴ、「……」…アレが出たことに何か関係があるの?」

「はい、川内さん、コレが大ありなんです」

「アレは、アルコールが大好きで、空き缶や空き瓶を洗わずに放っておくと…匂いに誘われて、来るんです」

「うわぁ…今度から必ず洗ってから寝よう…」

「すごいね白雪、よく知ってるね」

「前に調べました。あと玉ねぎの匂いが好きだったり、ミント系の匂いは苦手だったりと…とにかく、行きましょう」










「…お二人は部屋の外で待っていてください。…というより、川内さんはなぜここまで?」

「なんか、おもしろそうだったから!」

「はあ…そうですか。あの、部屋を開けた途端出てくる可能性もあるので、気をつけてくださいね」

「何だったら、千歳さんは終わるまで別の場所に居ても結構ですよ?」

「自分が原因で、駆除まで頼んでおいて、何もしないのも、ね。せめて傍で見ているわ」

「わかりました、それでは…行きます!」

(さて、出てから少し時間がたっているとはいえ、窓もしまっているし、この部屋にアレがいるのは間違いないですね…)

(隠れているのは、厄介ですね……お二人がいますが…仕方ない!!)









「…川内、白雪、大丈夫よね?」

「よくわかんないけど、私たちよりか!…か、はっ……」

「川内?川内!ねえ、どうし…!!!」

(なにこれ、…体の震えが、止まらない!…寒い、の?)

(どうして!この時期に………吐き気?!なんで!どうして?!)

「白雪!川内が………しら、ゆき……?」






「…………」






(あああああ…!違う…これは、この震えは、恐怖!!圧倒的強者を前にした、絶望!!)

「アイエエエエエエエ、ニンジャ!?ニンジャナンデ!!」

「川内、落ち着いて!」

(白雪、貴女、いったい何者なの!?)
















「Gは死すべし…慈悲はない…」

















完全勝利S!!

忍殺ネタはあんまり知らないので、コレで堪忍してつかぁさい

ただ、調べてみるとコレ面白そう…

【お気に入りの寝床】

「艦隊が帰投しました。…提督、次はMI作戦ですか?」

「お前の過去は知っているが、ミッドウェー海戦のような作戦立案はしない、決してな」

「戦術的敗北はまだいいが、飛竜を、お前達を失いたくはない」

「…冗談です、冗談。でも、そんなこと言うと、多聞丸に怒られますよ?」

「…実際にお会いしたことはもちろんないが…話を聞く限り……考えたくもないな」

「提督にも怖い人がいるんですね、意外だなぁ」

「お前は私をなんだと思っている?」

「そりゃ、…ふぅ…んー……ああ、ごめんなさい、ちょっと疲れてて」

「帰投したばかりだからな、無傷とはいえ、疲れは溜まっている」

「特に今回は夜戦に突入した戦闘も多かった、空母のお前は特に疲れただろう」

「そうですねえ、敵の攻撃を避けるのに必死でしたね」

「ともかく、今日はもう休め。執務は私一人でやる」

「それはちょっと申し訳ない様な…あ、そうだ!」

「提督、そこのソファーに座ってください」

「?…構わないが」

「それじゃ、失礼しまーす」

「…飛竜、お前、何をしている」

「何って、膝枕ですよ、膝枕。ま、たまには休養も必要よね?」

「休養なら私室で…」

「私はここがいいんです!ここなら少ない時間でぐっすり眠れそうだし」

「お前が寝ている間、執務はどうする…私は動けないんだがな」

「あー、まあ、最悪、起こしてください。別に文句は言わないので」

「…もういい、勝手にしろ」

「ふふ、ありがとうございます。…そうだ!頭なでてくれてもいいんですよ?」

「…早く寝ろ」

「…はーい」







「ご主人様?第二艦隊帰投のご報告を「漣、少し静かに、な」…はい?…あ…」

「…なんだ、何か言いたいことがあるなら言え」

「いーえー、なーんにもないですよー?…ただ、執務室でイチャつくのはほどほどにして下さいね?それでは!」



<皆ー、ご主人様と飛竜さんが執務室でイチャついてましたー



「…………とりあえず、後で来るであろう青葉と秋雲を、何とかしないと、な…」

「…それまで、ゆっくりと休んでくれ、飛竜」


「ふふ……んっ……すぅ…」

膝枕してあげるのも良いと思うんです

飛龍

>>975

やってしまいました…蒼龍は間違えなかったのに…多聞丸さんに怒られるわ…

【物語の終わりは】

…かくして、この戦争は、和解により終わった

双方の受けた傷は、痛みは、筆舌に尽くし難いものである

それでも我々が和解に至ったのは、ひとえに、この戦争を続ける価値がなくなったからだろう

…彼女達は、自らの存在理由が欲しかっただけだった

身の内から湧き上がる破壊衝動を、歴戦の兵器としての存在価値を、ただ欲しただけだった

確かにそれは、破壊は、兵器の本質であるであることは、否定できない

だが、また、兵器とは何かを護るために使われるものであることも、否定できないだろう

今回はたまたま我々が護る側であったに過ぎないのだ

彼女達は、我々との戦いを通じ、その一面を知り、いや、思い出し、そしてまた苦しんだ

自らの存在理由が不明確となり、ある者は戸惑い、ある者は水底に永遠に沈み

またある者は、救いを欲した、一体私達はどうすればいいのかと

その答えは、一概には出せない、が、答えを導くための道筋は示すことができる

その道筋が果たして、あっているかは、わからない

だがせめて、我々の示した道筋が、彼女達の救いにならんことを

彼女達は、もともと我々と同じだったのだから…






「…なんか、クサい語りで終わったのね」

「パッとしないね」

「まあ、いわゆるB級映画なんてこんなものなのね」

「そうなのかなあ、もっとこう、映画ってワクワクするものじゃないの?」

「そこはきっと、制作費とか、ロケの日程とか、スタッフの気合とか、大人の事情があるのね」

「難しいでち…」

「正直イクもよくわからないの…」






「お前達、まだここに居たのか?そろそろ作戦開始時刻だから、準備をしておけ」

「あ…そうだったのね、ごめんなさい、提督」

「クルージングじゃない普通の出撃、ひっさびさだよぉ!腕が鳴るでち!」

「イクも頑張っちゃうのね!海のスナイパーイクさんの活躍、みていて欲しいのね!」

「ゴーヤも、ゴーヤも頑張るよ!」




「頼もしい限りだな…、期待してるぞ?」






「うん!ゴーヤ、潜ります!」 「はーい!イク、行くのー!!」


これでこのスレはおしまいです。

誤字脱字、致命的な名称間違え等至らないところが多いくだらないSSでしたが、皆さんのおかげで無事完結できました

ここまで見て下さり、本当に、ありがとうございました

埋めついでに報告を

最近やっと霧島さんが来てくれたので第四艦隊解放しました、ドロップ縛りプレイ長かった…

(埋めるよりさっさと依頼した方が早い?)

HTML化スレに書き込んでも、スレのURLからリンクが飛ばない……

これ大丈夫か…

誰か詳しい人教えてください!

返答ありがとうございます

パソコンが古いせいか、何かやり方がまずかったのか、コピーして貼り付けてもこっちではURLが直にリンクしなかったので不安だったんです

やっぱChromeクソだわ(暴論)

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