八幡「雪ノ下さんが記憶喪失?!」(55)

そんな内容が私はみたい

雪ノ下「ええ....どうやら事故のショックでそうなったわ....」

由比ヶ浜「だ、大丈夫かな?陽乃さん....」

八幡「程度にもよると思うが....雪ノ下。どうなんだ?」

雪ノ下「....なんというか....借りてきた猫と言った方がいいかしらね」

由比ヶ浜「えぇーと....つまり、どゆこと?」

八幡「由比ヶ浜。借りてきた猫ってのは....」

雪ノ下「普段と違って非常に大人しい形容の事よ。由比ヶ浜さん」

八幡「流石ユキペディア」

雪ノ下「その言い方、嫌いよ。貧相がや君?」

八幡「流石にそのあだ名は呼ばれたことは無いぜ」

由比ヶ浜「ほへぇー。そうなんだ。陽乃さんが大人しいってちょっと想像つかないなぁ」

雪ノ下「ええ。私も姉さんに会った時、あまりの豹変ぶりには少しゾッとしたわ」

八幡「マジかよ....雪ノ下ですらゾッとするぐらい変わったってか?....怖いもの見たさで1度見てみたいな」

>>11 つづけたまへ

あ、乗っ取り?になったらすみません。見かけたから興味本位で書いてみます。

>>13
ここは乗っ取りokよ
つづけたまへ パンツ脱いだ

>>12こんな時間に見てる人いたのかw頑張ってある程度は書いてみます。

雪ノ下「....そうね。由比ヶ浜さんと....ええと、なにガヤ君だったかしら?2人を見れば、もしかしたら記憶が戻るきっかけになるかも知れないわね」

八幡「おい。軽くディスるなよ」

由比ヶ浜「あはは....でも私は陽乃さんとあんまり面識無いし、大して役に立たないかも....」

雪ノ下「由比ヶ浜さん、別に役に立つとかそういう事は良いのよ。....ただ私は一人で姉さんのお見舞いに行くのが少しだけ....自信が無いのよ」

由比ヶ浜「えっ?どういうこと?」

雪ノ下「私だけでは上手く姉さんと会話が出来ないのよ。以前は姉さんが突っかかってきたからコミュニケーションは出来ていた」

雪ノ下「けれど今の姉さんはあまり喋らないし、私も何を話したら良いのか分からないのよ」

>>14パンツは履いとけ。エロがや。夏でも風邪引くぞ?

由比ヶ浜「そっか....うん!分かった!じゃあ私が陽乃さんにいっぱい話しかけるよ!」

雪ノ下「そうしてもらうと助かるわ」

八幡「なら部活はもう終わりか?なら俺は帰るが....」

雪ノ下「あら?なぜ帰ろうとするのかしら?ヒキコモリ君?」

八幡「まだ引きこもってねぇよ。....今の雪ノ下さんはあまり喋らない、会話しづらいって事だろ?ならぼっちの俺の出番は無い。証明終了」

雪ノ下「それは違うわ!」ロンパw

雪ノ下「比企谷君のその腐った目をしている人はそうそういないわ。つまり、腐った目をしている比企谷君ならもしかしたら、万が一、奇跡があるなら、記憶の片隅に眠っている記憶が呼び覚ますかも知れないわ」

八幡「ちょっと?結構良いこと言ったつもり?逆にこっちのトラウマが呼び覚まされそうになったぞ?」

八幡「それに記憶の片隅ってそんな所の記憶なんて無いようなもんだろ。あと奇跡はあるもんじゃねぇ。起こすもんだ」

由比ヶ浜「まぁまぁ....でもヒッキーも陽乃さんの事心配でしょ?」

八幡「........まぁ知人が入院しても平気って程良心は腐ってねぇよ」

雪ノ下「....ありがとう。比企谷君」

八幡「別に雪ノ下や雪ノ下さんの為じゃないからな。自分自身の心の為だ」

由比ヶ浜「これが捻デレか....これから流行る!」

八幡「何言ってんだ?ほら、さっさと行こうぜ」

○○総合病院

病室前 [雪ノ下陽乃]

由比ヶ浜「ちょ、ちょっと緊張してきたかも....」

雪ノ下「....私も少し緊張するわ」

八幡「俺は病院入る前からめちゃくちゃ緊張しているんだが。なにこの病院?ホテル並に綺麗なんですけど?」

雪ノ下「?病院は清潔にしておくのが当たり前よ?」クビカシゲ

八幡「いや、そういう意味じゃないから」

由比ヶ浜「うう....病室の扉も高級感溢れてる....」

雪ノ下「?普通じゃないかしら?」クビカシゲ

八幡「これだからお嬢様は....」

雪ノ下「....そう。これは一般的な病院じゃないのね....比企谷君。目の診察に行くなら私も連れて行って欲しいのだけれど?」

八幡「なぜ目の診察を受けにゃならん。アレか?いつものアレですか?」

雪ノ下「フフッ。言わなくても分かるでしょう?自分の事なのだから」

由比ヶ浜「むぅ....ヒッキー!その時は私も連れて行ってよ!?」

八幡「いや行かんし。それよりさっさと雪ノ下さんのお見舞いして帰るぞ。小町が待ってる」

雪ノ下「これだからシスコンは」

由比ヶ浜「ヒッキー、キモいよ?....ってヒッキーは私の緊張をほぐしてくれたんだよね!」

八幡「........ノーコメントだ」

雪ノ下「フフッ。....それじゃ、開けるわよ」コンコンッ!

陽乃『はい、鍵は空いてますので、どうぞ』

ガチャ!
雪ノ下「失礼します。姉さん」

陽乃「雪乃さん。あっ?....こんちにわ」ニコッ

八幡由比ヶ浜(ドキィ!)

八幡(えっ?雪ノ下が2人?)

由比ヶ浜(えええぇ!?なんかとっても綺麗な笑顔!!??)

雪ノ下「....っ!コホン。こんちにわ。姉さん。今日は私の....その、友達を連れて来たわ。姉さんのお見舞いに来たいと言うから....」

陽乃「まぁ。そうなんですか。これはありがとうございます」オジギ

八幡由比ヶ浜「「い、いえ」」

陽乃「えぇと........」

雪ノ下「紹介するわね。こちらは由比ヶ浜結衣さん。それでこっちが....比企谷八幡君よ」

八幡由比ヶ浜「「ど、どうも」」

陽乃「これはご丁寧に....私も自己紹介した方が良いかしら?」チラッ

雪ノ下「....いえ、2人は姉さんの事を知っているわ。だから大丈夫よ」

陽乃「分かりました」ニコッ

陽乃「....」ジーー→八幡

八幡「な、なんっスか?」

陽乃「あ!いえ!申し訳ありません。その....どこか体調でも優れないのでしょうか?」アタフタ

八幡「は?」

陽乃「も、申し訳ありません。いきなり変な事を聞いてしまい....」

雪ノ下「姉さん。大丈夫よ。彼は常に目が腐っているから。アレがデフォルトだから」

八幡「そ、そうなんっスよ。常にこんな目だから雪ノ下によく罵倒されるんですよ。アハハハ....」

由比ヶ浜「えっと....でもとっても優しいし、いざという時は頼りになりますから!いつもはキモいし、捻くれてるけど....だからこんな目でも悪い人じゃないんで!」

八幡「由比ヶ浜。それ一応フォローだよな?」

由比ヶ浜「え?うん!」

雪ノ下「姉さん。由比ヶ浜さんの言う通り、目が腐っているけど悪者じゃないわ。けど油断しては駄目だから。ずる賢いし、抜け目無く人を観察するし、よく批判されるような事を仕出かすけど、悪者じゃないわ」

八幡「おい、大事な事だから2回言うのはいいが、マイナス面の方が具体的だからな?」

陽乃「....」チラッチラッ

雪ノ下「?どうしたのかしら、姉さん?」

陽乃「あ!....えぇと....3人は仲が良いんですね....って思ったの」ニコッ

雪ノ下「....同じ部員同士だからかしら///」プイ

陽乃「....えぇと....どんな部活かしら?」

由比ヶ浜「奉仕部って部活です!」

陽乃「奉仕部?」

由比ヶ浜「あ、やっぱりピンと来ないですよね?」

陽乃「えぇと....申し訳ありません....」

由比ヶ浜「あ、謝ることじゃないですって!」アタフタ

陽乃「....ちなみにどんな部活なのでしょうか?」

雪ノ下「持つ者が持たざる者に慈悲の心持ってこれを与えん....」

雪ノ下「まぁ簡単に言うと、困ってる人を手助けする部活よ」

陽乃「へぇ....皆さん、凄いですね」

八幡「まぁ実際はあんまり依頼が来なくて読書やケータイ弄ってるだけですけどね」

陽乃「....そうなんですか。でもそれはそれで良いかもしれませんね」ニコッ

八幡(っ!....これは....以前の強化外骨格の笑顔と全然違う笑顔だな)

八幡(これは雪ノ下がゾッとしたのも頷ける。ここまで変わるとまるで別人。違う人が乗り移ってる感じだな)

陽乃「....あぅ....」オロオロ

雪ノ下「非常識屋君。あまりその目で姉さんを見てないで。姉さんが怖がるわ」ギロッ

八幡「今のお前の目の方が恐ろしいから睨まないで下さいお願いします」プイ

由比ヶ浜「あ、アハハ。なんかゆきのん、いつもより怖いな」

雪ノ下「そう....かしら?」クビカシゲ

由比ヶ浜「なんとなくだよ」

陽乃「....」ハラハラ

八幡(....そろそろ頃合かな)

由比ヶ浜(陽乃さん、戸惑ってるなぁ)

雪ノ下「....ごめんなさい、姉さん。騒がしくしてしまって....」

陽乃「....えぇと、大丈夫ですよ?むしろ元気を貰いました。流石奉仕部の皆さんですね」ニコッ

雪ノ下「....そんな事....無いわ」ボソッ

陽乃「?」

雪ノ下「....そろそろお暇しましょうか」

陽乃「あ!はい。....今日は本当にありがとうございました」ペコリ

由比ヶ浜「いえいえ!またゆきのんと一緒に来ますね!」

陽乃「....ありがとうございます」ニコッ

雪ノ下「それじゃあ、姉さん。また今度」フリフリ

陽乃「はい、また今度」ニコニコ フリフリ

八幡(....一応は挨拶した方が良いのか?)

陽乃「えぇと....比企谷君も....ありがとうございます」ペコリ

八幡「!い、いや、お構いなく....それじゃ」

陽乃「はい」ニッコリ

とまぁこんな感じの雪ノ下さんが見たいんだけど、誰か書く勇者(ぼっち)はいないのか!?

お前が書けば見つかるよ

つづきはよかけください

>>31そうか、書いていこう。勇者(ぼっち)が見つかるまで....
>>32はよ書けんわ!他のSSも考えてんだよ。言わせんな。恥ずかしい。

帰路

由比ヶ浜「いやぁ~なんていうか、とってもお嬢様って感じになっちゃってたね」

雪ノ下「以前に比べれば全然こっちの方が良いのだけれど....やっぱり違和感があるわね」

八幡「あぁ。俺、雪ノ下が2人居たと思ったぜ」

雪ノ下「....それは、どういう意味かしら?」

八幡「....なんていうか、とても自然ってか、前の強化外骨格が無くなって....ってなに言わせようとしてんの?恥ずかしいだろ」

由比ヶ浜「あははは!でもヒッキーが言いたい事、なんか分かるなぁ。さっき私達の事を気遣うっていうか、空気を読んでるっていうか」

雪ノ下「何が言いたいのかしら。由比ヶ浜さん?」

由比ヶ浜「うぅ~....上手く言えないけど、こう....笑顔だったじゃん?無理して笑ってる感じがしないっていうか....」

八幡「....まぁ、最初に見た笑顔はヤバかったな」

雪ノ下「つまり、作り笑いではなく、純粋に笑顔をしていた....ということかしら?」

由比ヶ浜「うん!そう!」

八幡「以前の雪ノ下さんに比べれば、今の方が良いな。精神的に」

雪ノ下「........そう、ね....」

由比ヶ浜「ど、どうしたの?ゆきのん?」

雪ノ下「いえ、今の姉さんは確かに自然体で、お淑やかになり、とても綺麗だわ。私も見惚れる程。」

雪ノ下「けれどやっぱり何か違う....こう、モヤモヤするわ」

由比ヶ浜「....そっか。....ゆきのんは本当は陽乃さんの事、とっても好きだったんだね!」

雪ノ下「なぜそうなるのかしら?由比ヶ浜さん?確かに尊敬はしているけれど、好きか嫌いかと言われれば....どちらでもないわ。ただの目標であり、姉であるのだから」

由比ヶ浜「えぇ~とぉ~....うん、そういうことにしておくよ!」

雪ノ下「ちょっと待って由比ヶ浜?しておく....て事はどういう事かしら?....ちゃんと説明しなければならないようね?」

八幡(雪ノ下が由比ヶ浜にあれこれ説教みたいに言っているが、由比ヶ浜は笑いながら聞いていた。こういう風景を近くで見る事は....そう悪くないと思った)

あ、あかん....こりゃ少し考えて書かにゃならん。どう陽乃さん出せばいいんだよぉぉ!で出来るだけ勇者早く来て下さい。お願いします。

毎日お見舞い行ってなんかいつの間にか結婚すればいいと思うよ

>>40八幡が毎日お見舞い行くとは考えきれないっすね。だって捻デレ君ですもの。もういっそ安価っちゃう?まぁそうなると滅茶苦茶になりそうですがね

陽乃(午前中に同じ大学の男性の方々がお見舞いに来て少し怖いので検査があると言って逃げるのも心苦しかったけれど、今日は雪乃さんとその友達がお見舞いに来てくださって楽しかったな)

陽乃(事故から3日....色んな人にお見舞いされましたが、1番楽しかったな....雪乃さんは毎日来てくれてるけど....やっぱり罪悪感があるのかしら....)

陽乃(事故の顛末を聞くと、私と雪乃さんが乗っていた車に信号無視の車が突っ込んできて、私が雪乃さんを庇ったらしいのだけれど....)

陽乃「....なんで記憶が無くなっちゃったのかなぁ....」ハァ

陽乃(雪乃さんがとても気遣って、とても心配してくれてるのは解りますが....気負い過ぎなんですよね....)

陽乃(でも....奉仕部のあの2人のおかげで今日の雪乃さんはゆとりがありました。少しでも雪乃さんの負担が減るのであれば........)


八幡「は?もう一度お見舞いに来て欲しい?」

雪ノ下「ええ、由比ヶ浜さんと目が腐ったあの人ともう一度話したいと言ってきたものだから....どうかしら、由比ヶ浜さん?」

由比ヶ浜「全然オッケ~だよ!」

八幡「あれ?俺は?」

雪ノ下「あ、そうね。目が腐っている人は貴方しかいないものね。えっと....目腐や君?」

八幡「それは無理があるぞ雪ノ下?」

雪ノ下「流石にそろそろネタが尽きてきたわね。他に弄れる所は無いのかしら?比企谷君?」

八幡「なに俺をどうしたいわけ?イジメたいの?あれか、ちっさい男の子が好きな女の子を苛める心理?」

雪ノ下「そんな事ある訳ないじゃない。そもそも好意を寄せているのに、苛めるのかしら?普通は逆に好かれようと努力するべきよ。その努力もしなく、ただちょっかいを出すだけしか出来ない人の言い分を正当化させた定義だわ」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年07月18日 (金) 22:12:23   ID: HLzs7oJN

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