穏乃「高鴨、京都へ行く」憧「私も行く」 (53)

穏乃×憧です
更新頻度は不規則になります
後某ドラマは一切関係ありません

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ある日の事

穏乃「憧、見てこれ!」

憧「何よ、騒々しいわね」

穏乃「福引きで特賞が当たったんだよー」

憧「うそ!?」

穏乃「ジャーン!二泊三日京都の旅ペア旅行券!」

憧「うわっ、ほんとだ」

穏乃「憧、一緒に京都に行こうよ!」

憧「わ、私と?」

穏乃「もしかして…嫌?」

憧「!全然!行きたくて行きたくて仕方ないわよ!」アタフタ

穏乃「そっか、なら良かった」

憧「ははは…(シズと旅行キター!)」

穏乃「じゃあ、日程はまた後で連絡するから」

憧「分かったわ」



憧「…」

バッ ゴロゴロ

憧「シズと旅行だーーーー!!」バタバタ

憧「旅館でシズと…」

憧「っ、それは早いーーー!!」ドタドタ

<アコ、ウルサイ!

憧「」

一方の穏乃は

穏乃「京都かぁ、1度行きたかったんだよね」

穏乃「…」

穏乃「愛宕山に登りたいなぁ」ワクワク

愛宕山(あたごやま、あたごさん)は、京都府京都市右京区の北西部、山城国と丹波国の国境にある山である。京都市街を取り巻く山の中で、比叡山と並びよく目立っており、信仰の山としても知られる。
因みにあの登場人物らとは無関係だ!

穏乃「このパンフレットたくさん名所が載ってる…あ、二条城にも行きたいなぁ」

二条城(にじょうじょう)とは、京都市中京区二条通堀川西入二条城町にある江戸時代の城である。
徳川家康の将軍宣下に伴う賀儀と、徳川慶喜の大政奉還が行われ、江戸幕府の始まりと終焉の場所でもある。
因みに何処かの自称高1最強さんは無関係だ!

穏乃「早く行きたいなぁ」ワクワク

数日後

玄「穏乃ちゃん達、行っちゃったね」

宥「旅行いいなー」

灼「京都は近いから行こうと思えばすぐ行ける」

玄「私は海外に行きたいな」

宥「でも寒い所は…」フルフル

灼「エジプトに行けばいいと思う」

京都

穏乃「高鴨穏乃、京都に立つ!」

憧「舞子さんが歩いてる」

穏乃「あれが舞子さんかぁ」

憧「とりあえず旅館に行くわよ」

穏乃「おいでやすーって言われるかな?」

憧「さぁ…」

穏乃「あ、あれは!」

憧「なにシズ?」

穏乃「八つ橋だ」ゴクリ

憧「あんたね」

穏乃「…」ヨダレイビルジョーー

憧「仕方ないわね」

穏乃「やったー!」ダダダダダダ

憧「はぁ…」

穏乃「つぶ餡が絶妙な味わい」モグモグ

憧「お土産の定番ね」

穏乃「玄さん達の分を買っていこう」ムシャムシャ

憧「お土産は後で買うの」

穏乃「はーい」

憧「今日はどこを見て回るの?」

穏乃「まずは清水寺」

憧「ベタね」

穏乃「京都と言ったら清水寺じゃん」ガツガツ

憧「まぁね」

穏乃「清水の舞台から落ちたらどうなるのかなぁ」モグモグ

憧「怪我するわよ、あといい加減で食べるの止めなさい」

穏乃「その後は二条城に」

憧「シズって歴史好きだっけ?」

穏乃「好きって程じゃないかな」

憧「へぇー」

そんなこんなで旅館

穏乃「うわぁ、松実館より大きい」

憧「二人に怒られるから止めて」

仲居「おいでやすー」

穏乃(ダメだ、急に笑いが…)

憧(ちょ、シズw)

穏乃(だって…)

憧(我慢しなさい…)

部屋

穏乃「はぁ、お腹が捩れそうだった」

憧「私も…」

穏乃「ホントにおいでやすって、言われたね」

憧「じゃあ荷物置いて行くわよ」

穏乃「いざ京都観光!」

憧「あまりはしゃがないでよ」

一旦ここでストップ

清水寺 境内

穏乃「これが鐘楼…」

憧「神社の鐘楼より立派な造り…」グヌヌ

穏乃「じゃあ、三重の塔は」

憧「無いわよ!」

穏乃「何で怒る?!」ガーン

憧「…ごめん」

穏乃「憧、本堂に行こっか」

憧「皆知ってる国宝、清水の舞台ね」

穏乃「最高の景色なんだろうなぁ」

憧「一応言っておくけど、絶対飛び降りたりしないでよね?」

穏乃「だ、大丈夫だから」

憧「シズ、まさか…」

穏乃「飛び降りたりしないから!」

本堂

穏乃「見て憧!凄い眺めだよ!」

憧「そんなにはしゃがないの」

穏乃「だってさー」

憧「子供じゃないんだから」

穏乃「はははは…」

憧「ホントにここから飛び降りる人がいたのね」

穏乃「多分死ぬよね」

憧「このあと二条城に行く?」

穏乃「うん」

清水寺をあとにして二条城

穏乃「城って割には小さいね」

憧「これでも世界文化遺産に登録されてるんだって」

穏乃「へー」

憧「江戸幕府の始まりと終焉の場所か」

穏乃「ここで戦があったのかな」

憧「かもね」

色々廻り終えて旅館

穏乃「あー楽しかったー」

憧「一日目で結構歩いたわね」

穏乃「お腹空いた」

憧「私も…」

夕飯

穏乃「豪華な和食!」

憧「さすが京都ね」

穏乃「毎日こんな料理が食べれたら…」

憧「それは無理」

穏乃「あぅ…」ショボーン

憧「食べたら温泉入るわよ」

穏乃「ほーい」モグモグ

夕飯後、温泉

穏乃「生き返るぅぅ」

憧「いい湯ね」

穏乃「効能は疲労回復、美肌健康…」

憧「肩凝りにも効く」

穏乃「麻雀が強くなる」

憧「そんな効能は無いから」

穏乃「だよね、じゃ、先に上がるね」

憧「もう?」

穏乃「憧はゆっくり浸かってていいから」タタタタ

憧「…行っちゃった」

憧「はぁ…せっかくの旅行なのに」

憧「いやいや!これからよ!これから…上がって…シズと…」

憧「あー、なに考えてんの私は!」バシャバシャ

一方の穏乃は

穏乃「スッキリしたぁ…ん?」

穏乃「美味しそうな饅頭発見!いただきまーす!」

穏乃「美味しい!高砂饅頭って言うんだコレ」モグモグ

穏乃「もう一個食べよ」モグモグ

穏乃「もう1つ」モグモグ

穏乃「もうひとつ…」

憧「シズ、上がったわよ」

穏乃「…」

憧「シズ?」

穏乃「…」

憧「おーい」

穏乃「あこぉ」

憧「シズ!?どうしたの!?」

ふと憧の目にテーブルの上の饅頭の食べ跡が目に写る!
穏乃が食べた高砂饅頭は酒饅頭だった!
1つ1つではあまり酔わないがたくさん食べると当然酔う!
穏乃は全部食べてしまっていた!!

穏乃「へへ、あこぉ」スリスリ

憧「ちょ、まっ…」

穏乃「はむっ」パクッ

憧「何で私の指を食べるの!?」

穏乃「はぐはぐ」

憧「こらっ、シズ」

穏乃「ん…」

憧「吸わな…いでよっ」

穏乃「はむ」

憧「シ…ズ…(シズの顔赤いし、浴衣はだけてるし…)」

ここまで

憧「シズってば!」バッ

穏乃「あ」ゴロン

憧「なっ…」

憧が穏乃を押し倒した体勢になる
穏乃の浴衣ははだけ、胸元が露になっている

穏乃「あこ…」ポー

憧「…(ヤバいヤバいヤバいヤバい)」

穏乃「ん…あこぉ」ソワソワ

憧(どうしよう、このまま…)

憧の脳内

悪魔憧「絶好のチャンスよ!流れに身を任せてシズをいただいちゃいなさい!」

天使憧「何言ってるの!もっとシズを大切にするべきよ!」

悪魔憧「何で邪魔するの!」

天使憧「あんたこそ!」

悪魔憧「いつまでもそんなんだから、シズが他の奴に狙われるのよ!」

天使憧「無理矢理なんてシズを傷付けるだけ!」

悪魔憧「シズはOKだからあんなことしてるの!だからここはそれに答えるべき!」

天使憧「絶対違う!酔って苦しんでるの、だから介抱するべき!」

ギャーギャー ワーワー
ドガバキ ボコッデュクシ

憧(あぁぁぁぁぁぁぁ!)

穏乃「…」ギュッ

憧「!?」

穏乃「…あこ」

憧「」

憧の脳内

天使憧「はぁ…はぁ…」

悪魔憧「」

天使憧「何とか、勝った…これで全て良いのよ…」


憧「シズ風邪引くわよ、ほら浴衣を直すからこっちに来て」

穏乃「んー」フワフワ

憧「もう…」

穏乃「…」ポケー

憧「全部食べるなんて、シズらしいけど…」

穏乃「うぅー」フラフラ

憧「こうならないようにしっかり見ておかないとダメね、終わったわよシズ」

穏乃「あこ」

憧「もう次は何…」

チュッ

穏乃「…ん」

憧「…」

穏乃「っ、はぁ…」トローン

憧(シズと…キス)

穏乃「…」ギュウッ

憧「…しちゃった」

穏乃「…」スヤスヤ

憧「って寝てるし!?」

穏乃「…んん」

憧「もう寝る時間ね…」

時計を見て時間を確認し、1人分の布団を敷く憧

穏乃「…」スヤスヤ

憧「一緒に寝るくらいなら…ね」

穏乃「あこぉ…」スヤスヤ

憧「おやすみシズ」ナデナデ

ここまで

もしも、悪魔憧が勝利していたらif

憧の脳内

天使憧「ごめん、シズ…」バタッ

悪魔憧「フフ、フフフ…」

天使憧「」

悪魔憧「これでシズは私だけのもの…」

憧「さて」

穏乃「…」

憧「シズ、ずっと一緒だよ」チュッ

穏乃「ん…」

憧「…」ヌギヌギ

穏乃「あこ…」

憧「…」

旅行を終えて阿知賀

穏乃「ただいまー!」

玄「おかえりなさい」

灼「京都はどうだった?」

憧「もう最高よ!」

穏乃「今度は皆で行きましょう!あ、お土産です!」

宥「ありがとう穏乃ちゃん」

穏乃「それと、1つだけ大事な話が…」

灼「?」

玄「大事な」

宥「話?」

憧「フフフ」

穏乃「今日から私は、新子穏乃になりました」

灼「」

玄「」

宥「?」

穏乃「これからもよろしくお願いします!」

憧(これで良いのよ、誰にもあげない邪魔なんてさせない)

私とシズは一心同体よ!

もしも、悪魔憧が勝利していたらif 完

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