穂乃果「無敵看板娘」 (21)

穂乃果「音ノ木坂鉄筋家族」
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にこ「音ノ木坂鉄筋家族」
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ことり「音ノ木坂鉄筋家族」
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たまには別作品でいきますキャラ崩壊してるかもしれないので注意

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1401027510

穂乃果「あ~、出前は面倒だな~」

穂乃果「お母さんってば、なんで今年から穂むらの揚げまんじゅうの出前始めたんだろう?」

カンカンカンカン

「キャーッ!誰か!」

穂乃果「ん?」クルッ

「誰か踏切の中にいるウチの子を助けて!!」

穂乃果「ま、まずい!今助けるからね!」ダッ


穂乃果「穂むら」ダダダダ

穂乃果「万歳ー!」ヒョッ

プオオオオオオオオン!

ドンッ

まきぱな「何ですって!!」

真姫「穂乃果が赤ちゃんを助けようとして」

花陽「電車にはねられちゃったの!?」

穂乃果「そうなんだよね」イテテ

まきぱな「って、おい!」

真姫「救急搬送されたんじゃなかったんですか?」

穂乃果ママ「それが、自分の足で帰ってきたのよ」

穂乃果ママ「はねられたと言っても肩に当たったくらいなの」

穂乃果ママ「きりもんで倒れたから、多少のケガはしたみたいだけどね」

真姫「(肩に当たっただけでも一大事よ・・・)」

花陽「とにかく無事でよかったぁ~」

穂乃果ママ「それじゃあ穂乃果、無事なら出前行ってきて」

穂乃果「ええ~っ!?酷いよ~!」

真姫「とにかく今は手当てよ」



穂むらの店先

にこ「ふふっ、いいことを聞いてしまったわ」

にこ「岩盤の如き耐久力を誇る穂乃果も電車の突進にあっては流石に無傷ではなかったのね・・・」

にこ「そう!つまり『電車にはねられるとケガをする』それが穂乃果の弱点よ!」

ガララ

真姫「そういうのは弱点って言わないわよ」

にこ「にこっ!?」

にこ「ま、真姫ちゃん!立ち聞きは卑怯よ!」

真姫「その言葉をそっくりそのまま返すわ」

にこ「うっ・・・と、とにかく穂乃果にダメージを与える方法が分かったのよ!」

にこ「あとはそれを可能にすべく特訓あるのみ!」ダダダ

にこ「うんしょうんしょ」

真姫「跳び箱に椅子にタイヤ・・・イミワカンナイ!」



真姫「・・・・・で、要するににこちゃんは何をしたいわけ?」カミノケクルクル

にこ「穂乃果の肉体が電車以下、それは既に証明済みよ」

にこ「つまり電車のタックルに匹敵する攻撃ができれば穂乃果に勝てるという訳」

真姫「電車はタックルなんかしないし、そもそも電車に勝てる人間なんていないわよ」

真姫「で、特訓なのね?頑張りなさい」

にこ「ええ!目指せ電車!」ドオン

ドオン

にこ「なるほど・・・ようやくコツが掴めてきたわ」ハァハァ

にこ「動物を模した拳法や技を使うには、その動物になりきることが重要なの」
にこ「だからにこも!」



にこ「間もなく2番線に綾瀬行きが参ります」

にこ「白線の内側にお下がり下さい」


にこ「ガタンゴトン!ガタンゴトン!!ガタンゴトン!!!」ダダダダ

にこ「ドオーン!!」ドオーン

真姫「バッカじゃないの!?」

真姫「何がガタンゴトンよ!もっと普通に練習しなさいよ!」

にこ「こういうのは惰性でやっちゃダメなのよ」

にこ「ちゃんと頭を使って・・・」

ゴトッ ゴロゴロ

真姫「な・・・タイヤが・・・」

にこ「・・・・」

にこ「や、やったわ!間違いなく特訓の成果よ!」

にこ「この調子でガンガン行くわよ!目指せ電車でGO!」

にこ「ガタンゴトンガタンゴトンガタンゴトン!!」ドゴオン

にこ「やったわ!」ガラガラ バウン

真姫「・・・・・」ジーッ

真姫「(確かににこちゃんは以前とは比べ物にならないくらい強くなっているわ)」

真姫「(しかも今は精神的な勢いがかなり肉体に反映されてる)」

真姫「(これはひょっとしたら・・・)」

にこ「身に付いた!電車の力が!!」

にこ「これで穂乃果をはねられる!轢ける!」

真姫「って早すぎるわよ!」

穂むら

穂乃果「ありがとうございました またお越し下さ~い」

穂乃果「ふぅ~」

にこ「穂乃果っ!」

穂乃果「っ!」クルッ

にこ「今日のにこを今までと一緒にしないほうがいいわよ!」

にこ「何しろ格段にパワーアップしてるんだから!」

穂乃果「今までのこと?よく覚えてないな~」

にこ「(ひどい)」

にこ「(にこの方が先輩なのに散々バカにされ・・・今までの恨みを一気にぶちまけてやるわ)」

真姫「穂乃果、気を付けた方がいいわよ」

真姫「踏切でケガした穂乃果から何かを見出だしたらしいわ」

穂乃果「へぇー」

にこ「こおっ」←精神統一


にこ「間もなく2番線に我孫子行きが参ります」ザッ

にこ「白線の内側にお下がり下さい」スッ

にこ「電車とホームの間が広く開いているところがありますので足元にご注意下さい」ダッ

にこ「ガタンゴトン!ガタンゴトン!!ガタンゴトン!!!」ダダダダ

にこ「にこの必殺技、『直通電車千葉拳』よ!」ダダダダ



穂乃果「間もなく18時30分発ひかり252号新大阪行きがまいります」

にこまき「!?」

穂乃果「なお、1~7号車と11号車12号車は自由度です!」ゴオオオオオオ

穂乃果「高坂流葬兵術、『自由度特急拳』!」ゴオオオオオオ

にこまき「し、新幹線!?」

>>13訂正

誤:自由度

正:自由席

真姫「止まってにこちゃん!!」

真姫「東京ー新大阪間を3時間かからずに走りきる新幹線相手に各駅停車のにこちゃんが勝てるわけないでしょ!!」

にこ「そんなのやってみなきゃ分からないわ!!」ガタンゴトンガタンゴトン

真姫「分かるわよ!」

真姫「ああ・・・正面衝突なのね・・・」

真姫「(にこちゃん・・・今度はどこを負傷するのかしら?)」

ゴオオオオオオオオ!



それは一瞬の出来事でした

ガララッ

穂乃果ママ「何遊んでるのよ!!!」ドゴオッ!

穂乃果「」プシュー

穂乃果ママ「ほら!さっさと店番しなさい!」ガシッ

穂乃果「」ズルズル

にこ「・・・・・」

真姫「・・・・・」


各駅停車を轢こうとした新幹線が、隕石の一撃によって粉砕されてしまったのです

にこ「切ないわ・・・勝てもせず負けもせず、やり場のない力だけが残ったわ」

にこ「でも今日分かったことがあるの」

真姫「何よ?」

にこ「何かになりきって特訓すれば強さに自信が付くことよ」

にこ「今度は何をイメージして特訓すれば勝てるのかしら」

真姫「そんなの決まってるじゃない」



『穂乃果ママ「何遊んでるのよ!!!」ドゴオッ』



にこ「無理だわ」

真姫「無理ね」

終了です
閲覧ありがとうございました

次回からは鉄筋シリーズ再開します

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