王様「わしの息子は>>4なんじゃが、貰ってくれるか?」 隣国の姫「え?」 (146)

王様「頼む。わしからのお願いじゃ!!」

王様「奴め、結婚するとしたらおぬししか考えられないと言っておるのじゃ!」

姫「う、うーん」

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姫「では、一つ質問しても?」

王様「質問に応えたら結婚してくれるか?」

姫「ええ、考えますわ」

王様「何なりと申せ!!」

姫「では何故、お宅の王子様は勇者という職を辞められたのですか?」

王様「それは >>10 じゃ」

片腕を失った


姫「か、片腕をっ!?」

王様「左様」

王様「魔王討伐へ向かった旅の途中、凶悪なドラゴンに右腕を喰われたそうじゃ」

姫「そんな……!」

王様「以来、奴は剣を振れぬ。魔王討伐も仲間に託し、自らは殻に閉じ籠る毎日よ」

王様「…どうじゃ、結婚する気になったか?」

王様「おぬしが奴と結婚さえしてくれれば、もとの明るい男に戻れるやも知れん」

姫「いえ、まだ考えますわ」

王様「そうか。まだ質問が?」

姫「はい」

姫「王子様に何か特技は?」

王様「>>15 じゃ」

弓道


姫「弓道。それは弓を用いた武道ですね?」

王様「うむ」

姫「片腕でどうやってそれを……?」

王様「…奴め、左腕のみで弓を引ける術を編み出したのだ」

姫「えっ」

王様「お陰で奴の左腕だけギガンテスのように強靭じゃ!!」

姫「なにそれ怖い」

王様「ちなみに最近は左腕だけで背中全体を掻けるらしい」

姫「ただひたすらに怖い」

王様「…どうじゃ、結婚する気にはなったか?」

王様「奴の左腕こそ、他の男にひけを取らぬぞ!!」

姫「まだ考えますわ」

王様「そうか。まだ質問が?」

姫「…ええ」


姫「王子様に会わせて下さいませんか?」



王子のお部屋


コンコン


王子「…飯か?」

王様「わしじゃよ」

王子「何の用だよ!!」

王様「姫を連れてきた」

姫「どうも」


ガチャッ


王子「入って、どうぞ!!」ニコニコ

姫「!」

姫 (あれ、王子って……>>20?)

超イケメン


王子「いや、あの、子供の時以来ですねー!!」

姫「え、ええ」

王子「あっはっは! まっこと懐かしい!」

姫 (やだ、王子ってこんなに格好いい人でしたのね!)

王様「どうじゃ、姫。わが息子ながら、容姿も優れておる」

王様「二人の子供は、さぞかし美形であろうな!!」

姫「っ!」カァ

王子「何でいきなり子供なんだよ!」

王様「わっはっは!!」

王様「それよりも姫、結婚の話はどうするのじゃ?」

姫「…はい」


姫「>>25


よろしくお願いしますペッコリン



姫「宜しくお願いします」ペッコリン


王子「ひ、姫!!」

姫「お、王子、様……」

王子「ああ!! 感無量だ!!」ギューッ

王様「おおう、本当に良かったわい」

王様「…本当に」

姫「ちょっ、王子様! 痛いです!」

王子「姫ーっ!」ギューッ


王様「ほっほっほ」

王様「どれ、早速挙式を来月にでも──





 ──ピカッ! ゴロゴロゴロ…





王様「な、何じゃ!!」


ドタドタ…

ガチャッ!


兵士「た、大変です!!」

王子「一体どうしたんだ!」

兵士「何と、魔王が……!」

姫「魔王が!?」

兵士「>>32 しに来ました!!」

お祝い


王様「魔王がお祝いに?」

王様「そんな馬鹿な話があるか!!」


コンコン


王様「誰じゃ!!」

魔王「わしです」ヌッ

兵士「ひえーっ! 出た!!」

姫「あ、あれが魔王……!?」

王子 (人の良いお爺ちゃんにしか見えない)

魔王「本日は新たな愛が産まれたとの事で、参上しました」

王様「ご老人はどこから?」

魔王「次元の狭間から」

王様「それはそれは、大変なご足労を!」

魔王「いえ、たいした事は無いですよ」

魔王「それよりも、お二人にはこれを贈りたい」

姫「これは?」

魔王「>>41 です」

勇者の金玉


姫「きゃっ!」

王子「こ、これは!!」

王子「正しくあのドラゴンに奪われた俺の玉じゃないか!!」

姫「腕だけじゃなかったの」

王様「想像しただけで下の方に激痛が走った」

兵士「痛い、痛い」

魔王「これが無ければお二人の間には愛の結晶が出来ませんからな!」

魔王「がっはっは!!」

姫「!」カァ

王子「でも、これをもう一度俺の中に入れるのは」

魔王「出来ますぞ」

王子「本当に!?」

魔王「うむ」

魔王「わしが>>49 すればお茶の子さいさいですぞ!」

ふしぎなおどり


王様「不思議な踊りとな?」

兵士「あ、それなら私も踊れます!」

兵士「キタキタなんちゃらを!!」

王子「それは絶対違う」

姫「それよりもご老人、不思議な踊りとは?」

魔王「よくぞ聞いてくれた!!」

魔王「この技は先祖代々受け継がれる、性機能復活の踊り!」

魔王「これさえ踊れば、たちまち王子は精力溢れる若者に戻れますぞ!!」

王子「よっしゃ、頼んだ!!」

魔王「よし、任された!!」

王様 (何だか心配)


魔王「あ、それ! あ、それ!」

魔王「よよいの、よいっとな!!」


ボフン!


王子「!」

姫「ああ! 王子が >>54 に!」

外見だけ絶世の美少女


王子「なんだこれ! なんだこれ!」


モゾモゾ…

チラッ


王子「…玉どころか棒も無いじゃないか!!」

魔王「あれま、失敗?」

姫「わたし、玉は知ってますけど棒は知りません。棒って何のことです?」

兵士「お宅の国の性教育どうなってんの」

王様「おい、魔王とやら! わしの息子はどうなってしまったんじゃ!!」

魔王「見ての通りじゃな」

魔王「ボンキュボンのねーちゃんになりましたぞ」

王子「戻せよ!!」

魔王「いや、それがなあ」

魔王「この踊りは生涯に一回しか使えないし、効果も溶けないんじゃよ」

王子「うわあああ!!」

姫「こ、こんなことって……!」

王様「うぐっ……! 悲しいのう……!」

兵士「この国もついに終わりかー」

魔王「いや、待ちなされ」


魔王「方法はある」



王様「ほ、方法とは!?」

魔王「うむ、それはのう」

王子「……」ゴクリ



 魔王「勇者が、己の手で我を討つッ!」



魔王「ただ、これだけじゃな」

王子「魔王……!」

姫「王子様!!」

魔王「それでは、そろそろわしは失礼しよう」

魔王「邪魔したな」スタスタ

王様「待たれい!! 魔王!!」

魔王「……」ピタッ

王様「…メアド、交換しよう」

魔王「しょうがないなあ」


ピッピッ


魔王「それでは諸君、さらばだーっ!!」


シュンッ


兵士「き、消えた!?」

姫「いや、それよりも王子様!!」

姫「どうするんですか……?」

王子「 >>60

お前にはわしの子どもを産んでもらおうか


王様「今何と申した!」

王子「旅に出る!!」

姫「!」

王子「そう言ったんだぜ、親父」

王様「馬鹿な事は止めろ!! あれも多分魔王っちの冗談だ!」

兵士 (もうあだ名つける仲なの!?)

王子「いいや、俺は行くぜ」

王子「やっぱり俺には宿命っていうのかな、そういうのがあるんだよ……!」

王子「この血の奥に……!」

姫「王子様! 危険です!!」

姫「外には魔物が沢山徘徊しております!!」

姫「それを片腕一本の美女が行くなんて、発想がおかしいですよ!」

王子「心は猛々しい猛獣さ!!」

王子「俺は行く、何としても!」

王様「こやつめ……」

姫「…でしたら、条件があります」

王子「……?」

姫「 >>69

>>67


王子「姫、それは」

姫「絶対、ぜーったいに連れていってくれなきゃ嫌です!!」

姫「あなたには私が居て、私にはあなたが居る……!」

姫「違いますか……?」

王子「姫……」

王様「姫、わしもそれには反対じゃ。危ない、実に危ないぞ!」

姫「でしたらそこの兵士でも連れていきます!!」

兵士「えっ」

王様「オッケー!!」

兵士「えっ えっ」


王子「姫、俺は君を危ない目には合わせないよ」

姫「王子様……!」


兵士「……」




兵士「えっ?」




─こうして、王子は愛する人と従者を連れて……。

 悪霊、犇めく世界を北へ南へ西へ東へ……。

 打倒魔王を掲げて、再び旅立つのでした。─








─第一部、完ッ!─









─第一部、完ッ!─




あ、連投ごめんね。
今日はもうトリップつけて寝ます。

二部は……明日ね?






─第二部 「遥かなる旅路」 始ッ!─





王様「…おぬしら、覚悟は良いか?」

王様「この門を通って城から出た瞬間、魔王っちを倒すまで入れはせん!!」

王子「ああ!! 覚悟はとっくに出来てる!」

姫「私も……!」

兵士「……」

王様「おぬしは!!」

兵士「…ええ、出来てますよ出来てますとも!!」

兵士「てやんでい!」

王様「それでは、今から旅立つおぬしらにこれを授けよう!!」

姫「これは?」

王様「王家の至宝 >>89 じゃ」

真実を写す鏡

あ、ごめんなさい、寝てただけっすよ。
安価下や再安価は今までには特にありませんでしたから、これからもこの方針で行きますよ。

夜に来ます


王子「真実を映す鏡だって!?」

姫「まあ……!」

王様「そうじゃ。旅先で何かあったら使うがよい!」

王子「…いや、旅先というかさ!!」

王子「今これで俺を映したら元に戻れるんじゃないか!!」

姫「さすが私の旦那様です!!」

王子「いや婚約してないけどまだ!! ありがとう妻よ!!」

王様「いやそれは……どうなの?」

兵士「ささ、王子! はよう!!」

兵士 (早く帰って妹をモフモフしたいんだよ!!)

王子「それじゃあ、いくぞ!」


ピカーッ


王子「どうだ!」

姫「 >>99

あ、元に戻りましたね

王子「はっはっは!!」

王子「見ろよ姫! 男に戻ったぞ!」

姫「見目麗しい女性も素敵ですけど、やっぱり王子は王子ですね!」

王様「…魔王っち、ドンマイなう」メルメル

兵士「よっしゃ!! ナイス、〇ーの鏡!」グッ

兵士「大好き!」

王子「さあ姫、外は冷える」

王子「中に入って暖まりましょう」

姫「ええ!」

王様「……」


ピロリーン


王様「…あっ」

王様「ちょっと待ていおぬしら! 魔王からメールが届いたぞ!!」

王子「何て?」

王様「 >>104 だそうじゃ」


トリップ忘れてた。ごめりんちょ(´;ω;`)
安価踏んじゃったら下


姫「まあ……!」

姫「でしたら引っ越し祝いを届けに行きましょうよ! 玉の礼もありますし!」

王子「…そうだな!」

王子「親父、何か祝いの品になるようなものは?」

王様「この鏡で良いんじゃない?」

王子「イイネ!!」

兵士「え、でも住所とかわからないですよね。メールに書いてないっすか?」

王様「…うーんと」


From:魔王っち
To:わし

[本文]
引っ越しました。今度の場所は何だか景色が良いです。
次元の狭間と比べると、やっぱり──
(中略)
というわけで、引っ越し祝いをくれるなら、>>110 を訪ねて下さい。待ってます。

城の物置を


遥かなる旅路(大嘘)だけは避けたいなぁ。
安価は的確に消化しつつ、徐々に旅へ向かわせようと思います。
今日は何だか始めるのが遅くなりました。
この時間人も少ないだろうし、明日の夕方に回します。

おやす  み。


王様「城の物置だそうじゃ」

姫「えっ」

王子「け、結局俺らは魔王城に旅立つ事になるのか!?」

兵士「俺もう帰っていいですか」

姫「旅は道連れ容赦なしといいます」

姫「…来なさい」

兵士「はっ!!」

王様「じゃあ、さっさといってくるのじゃ!」

王様「魔王城の物置の魔王に真実の鏡を渡さなかったら、わしは勘当するぞ!!」

王子「イエスマイロード!!」

姫「何だかんだで楽しみですわ!」



 兵士「…てな訳で、城下町」

姫「誰に言ったんです?」

王子「姫、そんなことよりも!」

王子「我らが城下町に降りたのは、他ならぬ理由がありましたな!」

姫「ええ!」

姫「"旅支度"ですわっ!」

兵士「わーい」

王子「そう、旅支度だ!!」

王子「そこで兵士、お前は旅なれてるだろう?」

兵士「ええ、まあ」

王子「何が必要かそうでないか、俺に教えてくれ」

兵士「そうですね」

兵士「まずは >>118 ですかね」

MG34

銃の名前かな?
よくそんなもの知ってるね、凄いね。
そういうの>>1はよく知らないし、アバウトに書いてもそういうオタクの人に指摘されそうだから、次から安価下対象。ごめんね。


王子「何だそれは」

姫「MG34……?」

姫「例のシリーズの34番目ですか」

兵士「姫様の考えているのとはちょっと違いますね」

兵士「…これは銃器、武器です……!」

兵士「銃は剣よりも強し、これこそ近代国家の最高戦力ですよ!!」

王子「飛び道具か何かなのか?」

兵士「ええ!」

兵士「弓なんかよりも全然強いですよ!!」

兵士「弓なんかよりも!!」

王子「……」ブチッ

王子「…その案却下だ!」

兵士「えっ」

王子「姫、姫は何か案はあるか? 冒険に必要なものなど」

姫「えっと」

兵士 (何故スルーされたのか)

姫「…>>123 とかですか?」

諜報員


王子「諜報員……?」

姫「はい」

姫「私達は一応王族です。次に訪れる町が危険な所だったら、命が危ぶまれますよね?」

王子「そうだな」

姫「そういうときのための諜報員です!」

姫「前もって様々な情報を仕入れて貰います!!」

王子「それは良い!!」

兵士「…新しい仲間ということですか」

兵士「でしたら、酒場が適所でしょう」

王子「では行くか」

兵士 (確かに俺にはそういう能力無いもんなぁ)



 姫「酒場なう」

王子「?」

兵士「…王子、入った瞬間から注文を待ち構えるように店員がこちらを睨んでます」

王子「あ、ああ。行って何か頼んできてくれ」

兵士「御意」

兵士 (面倒だな)スタスタ

姫「さあ王子様、この間に人を探しましょうか」

王子「そうだな」

王子「…有能そうな人物はっと」キョロキョロ

姫「あちらの方などどうです?」

王子「どれだ」

姫「あそこの >>128(性別) です」


王子「あの >>131(性格) そうな >>134(職業)のような風貌の女性か?」

姫「はい!!」


エロ

くのいち


王子「そうか!」

王子「俺もあれが気になっていた所だ。俺が声を掛けにいこう」

姫「いえ、ちょっとお待ちを」

王子「何だ? 急がないと旅立つ時間が引き伸ばされて──

姫「お 待 ち を 」

王子「はい」

姫「…先程のエロそうって何です? エロそうって」

王子「えっ」

王子「いや、服装がというか人相がというかフェロモンというか」

姫「下心を抱いたのですか……?」

王子「それは」

姫「…ふふっ」

姫「今回は見逃しますが、また他の女性に目移りしたら」

姫「……ふふふっ」

王子 (怖い。まだ婚儀を終えてないのにもう妃みたいになってる)

王子 (怖い)

姫「何を固まってるんですか? モタモタするのはお嫌いなんでしょう?」

王子「はい、ただちに!!」



王子「そこの女性、ちょっと宜しいか」

女忍「何? 宗教は興味ないよ?」

王子「そうじゃない!!」

王子「俺は貴女を仲間に引き入れたく思い、誘いにきた!」

女忍「仲間? それまた何で?」

王子「…俺らは訳あって有能な諜報員を求めてる」

王子「貴女がそれにふさわしいような出で立ちをしているから、声をかけた次第だ!」

女忍「ふーん」

王子「どうだ?」

女忍「 >>139


報酬はおいくら?


王子「報酬か、報酬ね」

女忍「うん」

王子「後払い?」

女忍「ううん、先払い」

王子「そうか」

王子「それ後払いに無理矢理変えて貰うの駄目?」

女忍「当たり前でしょ」

王子 (こりゃ参った)

女忍「…何? 持ってないの?」

女忍「持ってないならこの話は無かった事に」

王子 (どうしようか。手持ちは3000ぐらいで、今から城に帰るのも後ろめたい!)

王子「 >>144


とりあえずは出来高だな
基本料金とそれに情報量に対して金を払うのでどうだ?

今日はこの辺で寝ます。

お  や す

       み。

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