男「週末僕とデートしてください!!」(17)


女「いいよー何処行こっか?」

男「はい!僕実は見たい映画あるんですけど一緒にそれ見に行きませんか?」

女「りょーかい!じゃあ何処の映画館にする?」

男「折角なんで新しくできたショッピングモールにしましょう!」

女「ってことは○駅集合でいい?」

男「はい!○駅に13時集合でお願いします!」

女「はいー。じゃあまた明後日。ばいばい!」

男「失礼します」


週末 ○駅

男「おはようございます!」

女「おはよーってもう昼だけどね。お昼もう食べた?」

男「はい!直ぐに映画見るかなって思いまして」

女「私まだなんだー、どっかついてきてもらっていいかな?」

男「はい!フードコートあるんでそこにしましょう」

女「りょーかい。後、はい」

そう言って女は右手をパーにして差し出した。

男「ん?右手がどうかしましたか?」

女「違うよー、ここに来るまでの電車賃だよー。400円もしたんだよー」

男「えっ、あ、あの、俺に払えと?」

女「ん?うん。そうだけど」

男「あ、はい。分かりました...?」

女「帰りもよろしくねー」ニコッ

男「.....」


フードコート

男「女さん、僕が何か買って来るんでここで待っててもらっていいですよ!」

女「いやいいよー。男くんお昼食べてきたんでしょ?私ブラブラしながら決めたいし座っててよ」

男「そ、そうですか。じゃあ僕ここで待ってますね」

女「ちょっと待って。ん」

女は再び右手を差し出した。

男「.....」

女「元々奢ってくれるつもりだったんでしょ?千円でいいから。ごちになりまーす!」

男「....わ、分かりました」

女「ありがとー恩に着るよー」ニコッ

男「.....」

男(...女性とデートしたことないから分からんがこれが当たり前なんだろう...)


映画館

男「それじゃ、チケットもう買ってあるんで入りましょうか」

女「おっ、流石!準備万端だね!ありがとー!」

男「そりゃ誘ったのは僕ですからね。当然ですよ」

女「言うねー!ところで何の映画見るんだっけ?」

男「え?△ですけど」

女「えー!△だったの!!ごめん!それもう私見ちゃったんだ!」

男「え、でもこの前別れた後メールで△見に行きますって送りましたよね...?」

女「そのメール返事したっけ?」

男「いや、来ませんでした」

女「ごめん、私迷惑メール大量に来ててさ。LINEしか見てないんだよねー」

男「でも僕女さんのLINE知らなかったし...」

女「んー...どうしよっか...この映画面白くなかったんだよねー...」

男「.....」


女「そうだ!こっちの□って映画にしようよ!」

男「□....ですか....」

女「うん!前にCM見たけど面白そうだったし絶対はずれないって!」

男「....分かりました。チケット買ってきます...」

女「ありがとー!後できたらポップコーンとジュースもおねがーい」

男「.....分かりました」

女「男くんやっさしーい!!絶対モテるよ!!」

男「.....」


終演後

男(くっそつまんなかった...なんだあのカスみたいなストーリー...でも...)

男「面白かったですね!俺泣きそうになりましたよ!」

女「えー、本当にー?私こんなに面白くない映画見たの久々だよー」

男「」

女「まっ、こんな日もあるよね!それよりお腹空いたしご飯食べに行こうよ!」

男「」

女「男くんどうしたのー?元気ないぞっ!さっ早く早くー」

男「」

その後男は食事を奢り、せめて最後にとやけくそ気味にホテルへ誘ったが当然の如く断られ、電車賃を取られ逃げられたのであった。


翌日

男「」

友「どうしたんだよ男。なんか元気ねーぞ!」

男「」

友「おい、それマジで言ってんのか...」

男「」

友「許せねー...おい男!総額でいくら使ったんだ」

男「」

友「は!?マジで!?お前晩飯何奢らされたんだよ!?」

男「」

友「安心しろ男。必ず復讐してやる。ここで待ってろ。会ったことはないがその女って奴絶対許せねー...」

男「」


数日後

友「お前か!俺の友達をたぶ....

友(可愛い!!めちゃくちゃ可愛い!!)

女(イケメンだわ!!!カッコイイ!!)

友「あ、あのですね...実は僕男くんの知り合いの友というものでして...」

女「あ!男くんの!男くんって本当にいい人ですよね!私お世話になりっぱなしで!」

友「僕も女さんの話は男から聞きました。この前は楽しかったって喜んでました!」

女「それはよかった。私ちょっとワガママ言っちゃったから怒らせたかなって心配してたの...」

友「男はそんなこと気にする器の小さい人間じゃないですよ!それより女さん、週末暇だったりしませんか?」

女「え?あ、あぁ。暇です!超暇です!」

友「僕とデートしてください!お願いします!」


こうして二人は恋に落ちた。

女は決して友をたぶらかすような真似はせず、二人は真剣に互いの気持ちを深めていった。

そして...

友「ごめん男、俺女と結婚するわ」

男「」

ありがとうございました...

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