【安価で】ブラック・ブレット【生き残れ】 (1000)


このスレはスレタイ通り
ブラック・ブレットを安価で生き残っていくスレです


ステータスについて

・体力
体力=HPとなっており、これが0になった場合は瀕死になります
何らかの回復手段がない場合、超過ダメージ、単独行動の場合
それらの特定条件下では、瀕死=死亡となります

・筋力
筋力=攻撃力となっており、これが高ければ高いほど
物理攻撃力のダメージ、装備可能重量などが上がります

・防力
防力=防御力となっており、これが高ければ高いほど
物理、射撃によるダメージが下がります

・脚力
脚力=素早さとなっており、これが高ければ高いほど
相手よりも素早い行動が可能になります
一定以上上回っていたりする場合は
相手の行動前に2回以上の行動も可能になります

・知力
これが高ければ高いほど戦闘を有利に進めたり
複数の仲間を従えたり、話の問題解決スピードが上がります
また、武装の改造、ダメージ上昇、被ダメージ減少も可能です

・視力
視力=命中率となっており、これが高ければ高いほど
攻撃の命中率が上がります

・直感
直感=回避力となっており、これが高ければ高いほど
攻撃の回避率が上がります

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1401004642


主人公の性別から


1、男

2、女


安価下



年齢は?

安価下

9歳以下の場合は
呪われた子供たちになる可能性があります


女性 98歳

この場合はプロモーターはできないし、黒幕近辺は無理
一般人だったらもう死ぬしかないじゃんなので


特例としてイニシエーターにするけど良いかな?


それがダメなら再設定するけど


反応が再設定なので再設定します


安価下


女 21で


性格


1、普通(平均的)

2、せっかち(脚力↑ 知力↓)

3、優しい(知力↑ 感覚↑ 筋力↓ 防力↓)

4、おてんば(体力↑ 知力↓)

5、いじっぱり(筋力↑ 防力↑ 知力↓ 感覚↓)

6、控えめ(知力↑ 感覚↑ 体力↓ 筋力↓)

7、勇敢(体力↑ 筋力↑ 脚力↑ 防力↓ 知力↓ 感覚↓ )

8、穏やか(知力↑ 視力↑ 感覚↑ 体力↓ 筋力↓ 脚力↓)


安価下


()内部はステータス変動です


女 21 優しい性格


続いて職業

1、社会人(適当に職業を明記)

2、大学生

3、社会人(プロモーター)

4、大学生(プロモーター)


安価下


女 21 優しい性格 大学生(プロモーター)


所属

1、天童民間警備会社

2、三ヶ島ロイヤルガーター

3、その他オリジン


安価下で選択


女 21 優しい性格 大学生(プロモーター)  天童民間警備会社


あとはイニシエーターの設定

女の子で9歳なのは確定だけどどうしようか

ロイヤルなら夏世をパクれたけど……


他作品から同じくらいの年齢のキャラ引っ張るかオリジナルで行くか

お金がなくて雇えてないか……


たしかに……社会人でしたね

とりあえずオリとかで良さそうなので


1、他作品から引っ張る

2、オリジナル

3、お金がなくて雇えていない


安価下


イニシエーター


性格


1、普通(平均的)

2、せっかち(脚力↑ 知力↓)

3、優しい(知力↑ 感覚↑ 筋力↓ 防力↓)

4、おてんば(体力↑ 知力↓)

5、いじっぱり(筋力↑ 防力↑ 知力↓ 感覚↓)

6、控えめ(知力↑ 感覚↑ 体力↓ 筋力↓)

7、勇敢(体力↑ 筋力↑ 脚力↑ 防力↓ 知力↓ 感覚↓ )

8、穏やか(知力↑ 視力↑ 感覚↑ 体力↓ 筋力↓ 脚力↓)

9、臆病(筋力↑ 脚力↑↑ 感覚↑↑  体力↓↓ 知力↓↓↓)


安価下


主人公

女 21 優しい性格 社会人(プロモーター)  天童民間警備会社


パートナー

イニシエーター 意地っ張りな女の子


まず主人公の名前


安価下(あまりに酷いものは変更するかもしれません)


主人公

山科 花菜(やましな かな)

女 21 優しい性格 社会人(プロモーター)  天童民間警備会社


パートナー

イニシエーター 意地っ張りな女の子


次にパートナーの名前


安価下(あまりに酷いものは変更するかもしれません)


【山科】姓の場合、この2人は姉妹となります

手地嶋 陽羽


>>29

なんて読む?


てじま はるは  とか?





あとは主人公の家族構成

1、一人っ子

2、兄

3、弟

4、姉

5、妹

6、双子の姉

7、双子の妹


安価下  複数でも可


両親がいないと生まれてないので親は確定

生死はこの後判定


シビアな世界観なので生死判定もシビアに


安価下コンマ判定(1桁と2桁を入れ替え 21→12)


01~10 全員生存
11~20 母死
21~30 父死
31~40 姉死
41~50 全員死
51~60 両親死
61~70 姉死
71~80 父死
81~90 母死
91~95 全員死亡
96~00 全員生存


全員生存とは……


主人公の経歴的ななにか


コンマ判定  安価下

01~50 一般人

51~90 奇数は射撃特化の特殊経験アリ  偶数は物理特化の特殊経験アリ

91~98 元機械化特殊部隊

ゾロ目=ハイブリット


射撃特化の経験アリ


初期能力値 コンマ判定(1桁と2桁を入れ替え 21→12)

安価下で主人公   安価下2でパートナー


01~10 基礎50  最弱
11~20 基礎70 
21~30 基礎100
31~40 基礎120
41~50 基礎140

51~60 基礎160 
61~70 基礎180  蓮太郎
71~80 基礎200 
81~85 基礎240 木更

86~90 基礎280 影胤
91~95 基礎350 
96~00 基礎450 序列100クラス

ゾロ目

11、22 基礎500
33、44 基礎550
55、66 基礎600
88、99 基礎650

   00 基礎800
   77 基礎950 


家族は父、母、姉


────────────────────────────────────────

 【名前】 山科 花菜  21  優しいプロモーター(天童)  侵食率:00.00%

 【ステータス】
  体力:240 筋力:216 防力:216
  脚力:240 知力:240 視力:240 感覚:264
  射撃:288 物理:216

 【武器】
  ハンドガン 威力 100(通常)/200(黒弾) 装弾14
  スナイパー 威力 200(通常)/400(黒弾) 装弾10 命中+ 脚力- 被弾でキャンセル 連続使用不可
 対物ライフル 威力 350(通常)/700(黒弾) 装弾5 連続使用不可
  軍用ナイフ 威力 100

 【スキル】
  銃器使い:射撃命中+15%・銃器の改造可・銃器の威力+30%

────────────────────────────────────────

 【名前】 手地嶋 陽羽  09  意地っ張りなイニシエーター(天童)  侵食率:30.00%

 【ステータス】
  体力:600/600 筋力:330/660 防力:330/660
  脚力:300/600 知力:270/540 視力:300/600 感覚:270/540
  射撃:300/600 物理:300/600

  【装備】
   未定

 【スキル】
 抑止力:全能力半減(解除は自由に可)・侵食率上昇を抑える
 

────────────────────────────────────────


こんな感じになりました
うん、強い


チート級なのであと2つだけ


1、周りには実力を隠している

2、実力を隠していない

3、菫にだけは教えている

4、その他


安価下


>菫にだけは教えている


IP序列判定 安価下(本来は100以内)


01~20 5000~

21~40 3000~

41~60 1500~

61~80 1000~

81~90 800~

91~00 500~


反転って入れ忘れたからそのままで

序列は3000番台になります


今日は平和な日になればいいなぁなんて思いながら

私の務める天童民間警備会社の事務所へと向かう

今でこそ道端で欠伸をしたり

空を見上げながら元気よく体を伸ばしたりできるけれど

少し前までは本当……酷かったものだ

突如湧き出たガストレアというある種の侵略者に襲撃され

日本は10年前に第一次関東会戦なんていうものまでおこしていたんだから

あの頃の記憶は今でもまだ鮮明に覚えているけど

あまり……思い出したくはないかな

陽羽「花菜、着いたけど?」

花菜「あ、うん。ありがとう」

私のパートナーである手地嶋陽羽が素っ気なく私の思考を遮る


この陽羽はイニシエーターという【呪われた子供たち】の一人で

―胎児の時にガストレアウイルスに触れてしまったために産まれてくるらしい―

感情が高ぶったり、制御できていないと目が赤く染まったり

一般の子とは比べ物にならないほどの力を持っているんだけど

その赤い目が過去の大戦経験者達にはトラウマで

呪われた子供たちはイニシエーターとして守ってくれる存在であるにも関わらず

迫害の対象となっている

なんとも酷い話だとは思う……でも、それは今のところどうしようもないのが現実だ

……そして、イニシエーターをパートナーに持つ私はプロモーターとして雇われている

プロモーターはイニシエーターと組んでいる民警社員のことである

花菜「おはようございまーす」

陽羽「おはよ、木更」

とりあえず事務所の中に入ると

私の雇い主である天童木更ちゃん(16歳)が電話をしていた


木更「いい、すぐに向かいなさい。解ったわね」

陽羽「仕事なのかな」

花菜「多分そうなんじゃないかな」

民警に勤めておきながら言うのはあれだけど

仕事はあまりない方が嬉しい

なぜなら

民警に仕事が入るということは

どこかでガストレアが出現したということだから

木更「花菜、丁度いい所に来たわね。依頼が来たのよ」

花菜「……やっぱり?」

木更「ここから少し離れてるアパートで、今は里見くん達が向かってるんだけど……」

花菜「私達も行くべきだったりする?」

木更「そうね、できれば行って欲しいわ。里見くん達だけじゃ色んな意味で不安だから」


里見くん達なら

ただのガストレア程度で苦戦するとは思えないし

心配なのは報酬をちゃんと回収できるかどうか……かな

陽羽「私は別に行っても行かなくてもどっちでも良いよ。花菜に任せる」

花菜「そっか……じゃぁ……」

戦うのはあまり好きじゃない

ガストレアになる前が人間だったって思うと

少しだけ抵抗があるし……

でも、ほうっておいたら新しい犠牲者が増える

花菜「木更ちゃん」


1、現場に向かう
2、向かわない


安価下


花菜「里見くんなら大丈夫だと思うし、私は残るよ」

木更「そう…………」

木更ちゃんは

小さくそう呟いたまま私のことを見つめる

花菜「ん?」

木更「花菜ってあまり任務に出ないわよね。どうして?」

花菜「どうしてって……あまり戦うのが好きじゃないからかな」

陽羽「花菜はお人好しだからねー、ガストレアが相手でも気が引けちゃうんだよね」

陽羽はいたずらっぽく笑いながら

木更ちゃんへと言葉を投げる

木更「でもある程度は出てくれないとお給料も出ないわよ?」

花菜「あははっ……その分くらいは働くよ」

実は序列が下手に上がらないようにしてる……なんてことは言えないよね

上がれば上がるほど人間離れしたことになるし

そのせいで私達の近辺がさらに強い迫害を受けるなんてことになったら嫌だもんね


無名が一番。なんてね

それじゃお給料がもらえなくて困るよ

陽羽「でも花菜ー、お仕事ないなら暇だよー?」

花菜「そうだね……どうしよっか」

陽羽「陽羽は甘いものが食べたいかなーなんて」

陽羽はイニシエーターで

ガストレアと戦っているとは言ってもまだまだ女の子

そういう女の子らしいお願いをしてくるのである

木更「任務とかがあれば連絡するから出かけてきても良いけど?」

花菜「う~ん……」


1、特訓
2、陽羽と交流(デザートを食べに行く)
3、木更と交流
4、出かける


安価下


花菜「じゃぁデザート食べに行こうか」

陽羽「やった!」

花菜「木更ちゃんは――仕事、だよね」

木更「気にしなくていいわよ。里見くんと違って花菜は受けた仕事はきっちりこなすエリートだからね」

里見くんもこなしてるといえばこなしてるのに……

ただ、ほとんど名前が売れていなくて

あんまり仕事が回ってこないんだよね

花菜「一応営業もしてみるから。何か食べたいデザートある?」

木更「今日は透析もあるから控えたいの。ごめんなさいね」

花菜「そっか……なんかごめんね」

木更「こっちこそ」

木更ちゃんは過去に両親を失っていて

その際に腎臓を駄目にしちゃったんだったっけ……

それでも笑顔を見せる木更ちゃんの表情の裏には何かがありそうな気がした


外出による判定


コンマ一桁 0  7  でガストレア目撃


安価下で


レスが来てるならそれを使います


花菜「んー……」

陽羽「どうかした?」

花菜「ちょっと空を見てただけ」

陽羽「相変わらずの鷹の目なんだね」

花菜「相変わらずって……」

空を見ることと

鷹の目の因果関係は皆無だと思うんだけど

そう思った私の手を

陽羽は少しだけ強く握る

陽羽「……花菜の分まで陽羽が戦ってあげるから大丈夫」

花菜「陽羽……」

陽羽「花菜は陽羽に指示してよ。そうすれば、陽羽が全部やっつけてあげるから」

陽羽はそう言って微笑む

陽羽は優しくてイイ子

でも、意地っ張りというか強情というか……

それが珠にキズだったり


花菜「ふふっ」

陽羽「どうしたの?」

花菜「陽羽は優しいなぁって」

陽羽「陽羽は真面目に言ったのにーっ!」

ちょっとだけ膨れた陽羽の頭を撫でながら

私達はデザートを食べるために道を歩いていく

ガストレアから逃げるためではなく

幸せな気持ちで、楽しい気持ちで

こうやって表を歩くことができる今を私は守りたい

だから陽羽

貴女だけに無理はさせない

花菜「私もちゃんと戦うよ。そのために、私は民警になったんだから」

陽羽「そっか、期待しちゃうよー」


・陽羽との交流 好感度信頼度+1


1日目  昼行動


デザートを美味しく食べた私達だけど

それだけで1日が終わるはずもなく

再び暇になってしまった

花菜「お昼も食べちゃったからなぁ」

陽羽「今度は花菜のしたいことで良いよ?」

花菜「ありがと」

と、言われても困ってしまったり

武器の改造するにしても資金は足りないし

このまま適当にお散歩するか

事務所に帰るか、特訓でもするか

う~ん……悩ましい


1、特訓
2、散歩
3、事務所に帰る
4、家に帰る


安価下


花菜「鈍ってもアレだし特訓しようか。陽羽」

陽羽「特訓!? 花菜と模擬戦!」

花菜「私が死ぬからそれは嫌かなぁ」

陽羽の実力は抑えていても私よりも上

私が遠距離で、陽羽が近接だけど

陽羽は立派なオールラウンダー

勝ち目はない

陽羽「それは残念」

花菜「ふふっ、ごめんね弱くて」

陽羽「花菜は強いよ。普通の人よりはずっと。でも、陽羽はそれより強いのだ。えっへん」

花菜「ふふっ、そうだね」


1、射撃特訓(射撃技能)
2、物理特訓(物理技能)
3、知力特訓(知力)
4、筋力特訓(筋力)
5、防力特訓(防力)
6、視力特訓(視力)
7、感覚特訓(感覚)
8、脚力特訓(脚力)
9、体力特訓(体力)
10、狙撃(射撃技能(小)、視力(小))
11、格闘(物理技能(小)、筋力(小))
12、競走(脚力(小)、体力(小))

安価下


10~12は疲労が2   1~9は疲労が1蓄積


疲労が貯まるとバッドステータスの付与の可能性が高まります
疲労は一日の終わりに5回復
選択肢で休むことで3回復


花菜「今日は直感を鍛えるよ」

陽羽「直感?」

花菜「そう」

戦いにおいて重要なのは

いかに早く状況を把握し

いかに早く行動を起こすかである

どれだけ優秀な武装を持っていても

持っている側がダメなら一瞬の隙で殺される

それが戦いの非情なところだ

花菜「解ってると思うけど、戦いで速く行動するには直感が必要なんだよ」

陽羽「戦いの最中に頭使ってたら隙だらけだもんね」

花菜「うん。だからまずはそれを鍛えたい……主に私が」

陽羽「いーよ。陽羽は花菜がそうしたいなら手伝うよ」


コンマ一桁判定


安価下で花菜   下2で陽羽(成長値2分の1)


4 失敗 (成長なし)

12356 普通(1成長)

890 成功(3成長)

7・ゾロ目 大成功(5成長)

00・77 超大成功(10成長)

木更さんIP2桁レベルでしょ
基礎低くね?


花菜・陽羽共に特訓成功


花菜「んーっ……こんなかんじかな」

陽羽「どんなものでも見切れそうな気がする!」

花菜「陽羽なら本当に出来そうだけどね」

陽羽「えへへっ、そうかなー」

特訓がうまくいったことで

陽羽は少し上機嫌みたい

花菜「それじゃ、そろそろ事務所に帰って報告でも聞いておこうか」

陽羽「うんっ!」

陽羽の手を握って2人で歩く

ガストレアと戦うことはなかった

でも、里見くん達は戦ったのだろう。殺したのだろう

そのことが少し……重くのしかかっていた


今回はここまでとします

本編はあまり進められなかったけどお疲れ様でした



>>75
木更(81~85)の位置に影胤
影胤(86~90)の位置に100クラス
その一個上(91~95)に木更って配置の方が良かったかな

あくまで基礎なのでそこらへんは後で組み直しておきます

……多分これで

陽羽は学校行ってることで良いのかな
行ってるなら延珠との関係がより強くなるけど
多分デメリットも付加する事になる

了解です
他になにか質問とかあれば可能ならお答えします

アニメでしか見てないんだがそれでも楽しめる?

すいません、同じブラックブレットの安価スレをやっているものですが、勝手ながらステータスの説明文を参考にして類似した文を作ってしまいました。心より謝罪いたします。
スレ削除した方がいいですか?

>>85
できる限り楽しめるようにしていくつもりです

>>86
システムの流用はなんの問題もないですよ
ただ、このスレに合わせた簡易システムなので
そちらのものに合うかどうかは保証しかねます


陽羽のモデルとかも決めないとダメですね

今人がいれば(陽羽の因子モデルと装備)決めちゃいたいのですが

今いますか?


モデルというのは
アニメを使って言うならティナのモデル・オウルのように

視力を上昇させたり、夜行性になったりなど
ステータスに影響を与えるほか、スキルを習得します

モデルは生物ならなんでもいいです
安価で取られた生物の性質とかから、こっちがステータス変化・スキル習得を考えますので


では

陽羽のモデル因子


安価下(例:うさぎ、かまきり、ふくろう……などなど生物なら基本的になんでも)


マッコウクジラは鯨だから

モデル・ホエールになります

体躯の大きさなどから、体力・筋力・知力に上昇補正

スキルは

・エコロケーション
 相手との距離を正確に把握し、不意打ち・奇襲・待ち伏せを無効にし
 逆に不意打ち・奇襲を可能にする


こんな感じでいいかな


ホエールなので縛りはなし


陽羽が使う攻撃手段


安価下(例:刀、蹴り、拳、銃、などなど)


了解、鎖で

鎖は改造しだいで色んな武器にできるし
装備変更できないわけじゃないから
もしあれなら作中で変更してもいい。コストかかるけど


変更後はこんな感じ

────────────────────────────────────────

 【名前】 陽羽 09 意地っ張りなイニシエーター(天童) M:ホエール 侵食率:30.00%

 【ステータス】
  体力:650/650 筋力:355/710 防力:330/660
  脚力:300/600 知力:295/590 視力:300/600 直感:270/540
  射撃:300/600 物理:300/600

  【武器】  鎖  耐久 500/500
   鎖の盾 物理攻撃のダメージ半減  継続は無し  武器耐久が現象(中 10)
   鎖の鞭 威力100(通常)/威力200(黒鎖) 武器耐久が減少(小 5)
   鎖の舞 威力250(通常)/威力500(黒鎖) 連続使用は負荷 武器耐久が減少(大 25)

 【スキル】
 抑止力:全能力半減(解除は自由に可)・侵食率上昇を抑える
 エコロケーション:不意打ちなどを阻止。逆に反撃が可能

────────────────────────────────────────


1日目 夕方 天童民間警備会社


木更「この、お馬鹿!」

事務所に木更ちゃんの怒鳴り声が響く

どうやら、不安は的中したらしく

里見くんは報酬回収を忘れてしまったらしい

木更「解ってるの? ただでさえ花菜にばっかり負担が行ってるのよ!?」

蓮太郎「そ、そりゃぁ……解ってるんだけど」

里見くんは延珠ちゃんと出会ってからまだ1年くらいで

2人はプロモーター&イニシエーターとしてはまだ若い方だったりするし

結果を求めるのは酷な気もしなくもない

陽羽「花菜?」

花菜「……………」


1、里見くん。ちゃんと報酬貰わないとお給料が無くなっちゃうわよ?
2、木更ちゃん、あんまり怒ると体に障るよ?
3、ふふっ、2人は仲がいいわよね。本当に
4、里見くん、ごめんね? キミに全部任せちゃって
5、里見くん。感染者……助けられた?
6、そのほか自由なセリフ


安価下


花菜「ふふっ、2人は仲がいいわよね。本当に」

蓮太郎「そりゃぁ結構長い付き合いだからな」

木更「話は逸らさせないわよ、里見くん!」

どうやら援護は失敗に終わっちゃったようで

木更ちゃんのお説教は続いてしまった

陽羽「あははっ、本当に仲がいいねー」

花菜「ふふっ、そうね」

お説教をしてはいるけれど

2人とも本当にお互いを信頼し合ってる感じがする

花菜「そういえば、ガストレアはどうなったの? ちゃんと……その、倒してあげられたの?」

蓮太郎「…………ああ、感染源の方には逃げられちまったけどな」

花菜「っ……そう」

木更「でもね、里見くん。それに花菜。もしかしたら感染源は未だに逃げてるかもしれないわ」


途中からパソコンのキーボードと睨み合っていた木更ちゃんは

徐にパソコンを私達の方へと向けて

そんな衝撃的なことを言い出す

花菜「……どういうこと?」

木更「解らないわ。でも、目撃情報も何もないのよ」

蓮太郎「これは一大事だろッ、なんで警告を出さないんだ?」

避難警報とかはあまり取らない

それが今の政府のあり方であり

だからこそ私たちの仕事がある。と言いながら

木更ちゃんは里見くんに淹れさせたお茶を一口啜る

仕事があることはありがたいと思う

でも、

それは決していいことだとは言えない


そんな私の心を知る陽羽は

私の手を握ってニコッと微笑む

言葉のないその励ましに

私の心の中も穏やかな流れに戻っていく

花菜「逃げ延びてるとなると、新しい犠牲者が出ないか心配ね……」

蓮太郎「専門家にも聞く必要がありそうだしな。俺は先生に話を聞いてくる」

木更「私は同業者に探りでも入れてみるわ」

とは言いつつも

木更ちゃんは確か透析があるから病院に行くんだよね

里見くんと一緒に菫さんに会うのも良いし

私は私で捜索に出るのも良い

あとはまた特訓とか、武器の調整とか……色々


1、里見と先生のところへ
2、木更を病院まで送る
3、特訓
4、帰宅
5、ガストレア捜索
6、武器の調整(改造、変更、耐久の回復など)
7、移動(外周区、商店街、他の民警など)


安価下


花菜「病院まで送ってあげるよ。木更ちゃん」

木更「でも……」

花菜「良いのよ。今日は私何もしていないし、木更ちゃんの手助けしたいの」

木更「そう? だったらお願いしようかしら」

木更ちゃんは少し遠慮しながらも小さく笑って頷く

そんな木更ちゃんを見て

里見くんは一瞬だけ表情に影を落とした――というよりも

もとからなにか気になることがあったのか

少しだけ上の空だった

陽羽「じゃぁ病院に行くの?」

花菜「ええ、もしあれなら……」

陽羽「陽羽は花菜と一緒にいるーっ。もしガストレアが出たら大変だもん」

陽羽はそう言いながら

私の体に抱きついてきた


花菜の運転しているものは?


1、バイク

2、自転車

3、自動車

4、なし

5、その他(軍用車、航空機などはなし)


安価下


同時にコンマ判定

運転技術  最低0  最大9  ゾロ目はプロ


車種 安価下コンマ判定


09 軽自動車
87 普通乗用車
65 スポーツカー
 4 まさかのトラック
21 ワゴン
 3 キャンピングカー


ゾロ目なら最安価


車にしては少し大きいエンジン音を鳴らすスポーツカーがマイカーの私

別にエンジン音で感情が高ぶるとかそういうわけでもなく

ただなんとなくフォルムが気に入ったから。というだけ

滑らかな曲線と程よい高さの屋根

その輝くボディがとっても綺麗で一目ぼれっていうのかな

スポーツカーだとは知らずに、今のマイカーとなったのである

最初こそその速さに驚いて事故を起こしそうになることもあったけど

それがあれば現場にいち早く駆けつけられるということもあって

かなりの練習を積み、

今ではだいぶ慣れてきた。と、自負している

木更「きれいにしてるのね、車」

花菜「私の愛車だからね。ふふっ、あんまり似合わないって言われちゃうんだけどね」

陽羽「陽羽はすぽーつかーに乗る花菜は格好いいって思うけどなー」

木更「私もよ。性格とのギャップもあって男の子に受けること間違いなしね」


花菜「木更ちゃんなんか似合いそうよね。こういうの」

木更「そうかしら?」

花菜「ええ、似合うと思う」

木更ちゃんはもともと天童流の剣術の腕前もあるし

そのイメージが先行してか

格好いいって感じがするもんね

陽羽「納得だねー」

木更「……なんか複雑」

木更ちゃんはそう言って困ったように笑う

ガストレアの感染源が見つかっていないという不安は

少しだけ和らげることができた



・木更交流  好感・信頼 +1


もう少し勧めたかったけど時間ですので今日の所は終わります
ありがとうございました



陽羽個人の序列は50番とかに食い込んでいてもおかしくなかったり……


原作では春先という記述があるので
コノスレでは 2月として進めていきますね



再開しますので
人がいればありがたいので
夜行動から始まりますので

イッチ酉バレてるから変えた方がいいぞ


進めていくその前に


1、陽羽と2人暮らし
2、両親との4人暮らし
3、姉との3人暮らし
4、姉、両親との5人暮らし


安価下

>>131
検索すると普通に出てくるみたいですね
ではこれで



あと、姉の名前だけ決めておきます


安価下


 2月 1日目 夜  花菜&陽羽宅


花菜「結局、ガストレアの目撃情報はないみたいだね……」

陽羽「倒したって連絡もないんだよねー?」

陽羽は少し不安そうに呟く

倒したという連絡が無い以上

未だに逃げ果せているということになる

なんの目撃情報もないのなら

誰かが襲われたなんていうこともないし

そこだけは安心ができる……と、言いたいところだけど

それは監視下においてであり

監視対象区域外

例えるなら外周区などでの被害はもとよりほとんどが不明なため

それらでの被害がないとは言えない


花菜「陽羽、貴女はどう思う?」

陽羽「行方不明のガストレアだよねー? う~ん……」

陽羽は考えながら、天井の明かりを見つめる

陽羽はまだ小学生の年齢ではあるけれど

ううん、だからこそ

概念にとらわれている私達とは違う発想をしてくれる

陽羽「案外、土の中とか空の上とかだったりするかもしれないねー」

花菜「どうかな? 聞いた話ではモデルスパイダーの単因子だからそういうことはないと思うんだけど」

私のその指摘に対して

陽羽はにやりと笑う

陽羽「ガストレアの時点で有り得ないなんてことは有り得ないと思うよ。花菜」

花菜「それが言いたかったんだね。陽羽は」

そう返すと、陽羽は嬉しそうに頷く


お姉ちゃんが大好きだったアニメだか漫画だかの台詞だったんだっけなぁ……

なんて少し浸りつつも

ガストレアに関してのことは忘れない

空とか土の中とか

スパイダーの単因子では見られない特異な行動

もしあるのだとしたら……

花菜「明日はその路線で調べてみようかな。一応」

陽羽「陽羽の適当なことを信じるの?」

花菜「下手な鉄砲でも数打てば当たる。なんてね」

陽羽「花菜のそういうところ、陽羽は好きだよっ」

陽羽の笑顔に

微笑みを返し、そっと頭を撫でた


安価下コンマ判定 一桁

花菜の料理スキル

0最低  9最大   ゾロ目 プロ



安価下2コンマ判定 一桁


陽羽の料理スキル

0最低  9最大   ゾロ目 プロ


花菜「はーい、できたよ陽羽」

陽羽「おーっ!」

花菜「とは言っても、そこまでいいものじゃないけどね」

陽羽「そんなことないよ。花菜の料理はすっごく美味しいもん!」

夜から作り始めるというものもあって

結構な手抜きだったんだけど

それでも陽羽は美味しそうに食べてくれる

花菜「そこまで美味しそうに食べて貰えると嬉しいというより恥ずかしいかな……ふふふっ」

豚バラ肉とキャベツのパスタ

ヘルシーさのために野菜増し増し

シャリッとなるキャベツの歯ごたえと

そのあいだにはさまれたお肉の旨みがにじみ出て舌の上を転がる

塩コショウの軽い味付けに赤唐辛子のピリッとしたアクセント

……手抜きにしては確かに美味しかった


食事を終えた所で

このあとのことを考える

私は夜だから出かけられない

なんてことはないけど

陽羽は明日は学校があるから連れて行くのは可哀想だ

でも、出かけるって言ったら多分ついてきちゃうよね

花菜「………………」

どうしようかしら

武器のメンテナンスをしたり

薫さんや美織ちゃん

里見くんや木更ちゃん……今は離れて暮らしてるお姉ちゃん達に連絡するのも……


1、武器のメンテナンス(改造・調整・取り替え)
2、電話
3、出かける
4、陽羽と交流

安価下


やっぱり……ガストレアの件が不安

夜行性だとしても

この時間帯に出歩く人は殆どいないから

襲われる可能性もかなり低くい

花菜「でもやっぱり……」

可能性がある以上

私の中の不安は拭えなかった

恐怖が消えなかった

またあの時を繰り返すことになるかもしれないということが

たまらなく――怖かった

陽羽「ダメだよ花菜。一人でどこか行くなんて」

花菜「っ……」

玄関まで来たところで

私の後ろからその声はぶつかってきた


陽羽「花菜は優しいよ。でも、意地悪すぎるよ」

花菜「………………」

陽羽「花菜ならクモなんかに負けないって言うのは解ってる。でも、私は嫌」

陽羽の手が私の袖をつかみ

グッと下へと引く

決して重くはないその重さは

何故かそれ以上に感じる

陽羽「お出かけなら陽羽も行く」

花菜「明日も学校でしょ?」

陽羽「寝なくたって学校いけるもん」


陽羽は引くつもりないらしい

こんな時間に出かけるとすれば

コンビニか、菫さんのところくらい

あとは……ガストレアの捜索だもんね

いずれにしてもこれから出かけるということに変わりはなく

それなら陽羽もついてくる……らしい

花菜「どうしても?」

陽羽「どうしても」

陽羽の方には振り向かずにいったけれど

多分……膨れてるんだろうということは

なんとなく想像がついた


1、ごめんね。じゃぁ止めておくよ
2、菫のところへ
3、コンビニへ
4、ガストレア捜索

安価下


花菜「……ごめんね、陽羽。私の我侭に付き合って」

陽羽「花菜はプロモーターとしてするべきことをするんだよね?」

花菜「そう……なのかな。そうかも」

夜中に出歩いて

社長である木更ちゃんや同僚である里見くん達に一切連絡せず

ガストレアの捜索に向かう

それが雇われている身の行動なのかどうかと問われれば

間違いなく言葉を失うかもしれないけど……

花菜「被害者を増やしたくない。それが私の動く理由」

陽羽「だったらするべきことだと思う。陽羽はそんな花菜のために頑張るよーっ」

陽羽は小さなあくびをかき消して

私に対して笑みを向ける

花菜「ありがとう、陽羽」

軽く準備を済ませて、私達は夜の街へと飛び出した


2月 1日目  夜(2)  街道


陽羽「街中に潜んでるなんてことはないと思う」

花菜「それなら光学迷彩でもない限り見つかるからね」

だとしたらやっぱり

監視の薄い外周区のどこかか

それか陽羽の言うとおり

土の中あるいは空の上か

陽羽「私の能力なら探し出すことが出来るよ……きっと」

花菜「陽羽の……」

エコロケーション

音波を飛ばして何がどこにあるのかを判断する反響定位

確かに、それなら下手に動くよりも確実に見つけられると思うけど……


安価下コンマ一桁

花菜の生物学知識

01(全くない)
23(有名な生物の名前を知る程度)
45(生物の名前は解るが、生態系には詳しくない)
67(図鑑に載っている程度の知識)
89(図鑑以上の知識はあるが、トリ科など大雑把な部類のみ)

ゾロ目 学者レベル


安価下2コンマ一桁

陽羽の生物学知識

01(全くない)
23(有名な生物の名前を知る程度)
45(生物の名前は解るが、生態系には詳しくない)
67(図鑑に載っている程度の知識)
89(図鑑以上の知識はあるが、トリ科など大雑把な部類のみ)

ゾロ目 学者レベル


花菜「クモの周波数に引っかかったらこっちに来ちゃうのが難点だよね」

陽羽「呼び寄せちゃうこともあるんだっけ……」

陽羽はそう呟いて

ガックリと肩を落とす

エコロケーションでの探知は音波なため

当然周波数というものが存在する

それが相手の可聴領域内である場合

相手にもその音は伝わってしまい

それによって呼び出してしまう可能性もある

花菜「イチかバチか使うのは……」

陽羽「花菜に判断は任せる。場所を変えて使うのでもいいよ」

でも、それで引っかかってくれなければ無駄足になるんだよね……


手間を惜しんでこの場で使うか

移動してから使うか

使わずに地道に捜索するか……だね

花菜「あまりにも離れすぎてたら届かないんだよね?」

陽羽「うん」

無音状態のところならともかく

様々な音が入り乱れる場所では

遠すぎると途中でかき消されてしまうため

届かない可能性もある……さて


1、使う
2、移動して使う
3、普通に捜索

安価下


安価下コンマ ガストレア判定(コンマは入れ替え  21→12)


01~25 反応アリ(位置特定 襲撃なし)

26~40 反応なし(襲撃アリ)

41~60 反応なし(襲撃なし)

61~80 反応アリ(位置特定、襲撃アリ)

81~90 反応アリ(位置特定 襲撃なし)

91~00 反応アリ(位置特定、襲撃アリ)


安価下2コンマ判定一桁


0  4   9  で影胤&小比奈 遭遇


陽羽「うーん……」

人気のない場所に移動して

エコロケーションを使ってもらったけど

どうやら不発というか

発見には至らなかったらしい

陽羽は申し訳なさそうに私を見つめてきた

花菜「気にしなくていいの。陽羽は頑張ってくれたんだから」

陽羽「うん……でも、ごめんなさい」

花菜「こっちこそごめんね、眠たいでしょ?」

陽羽「そんなこと……あふぅ……ないよ」

イニシエーターとて女の子

睡魔と戦う陽羽を見ながら小さく笑う

見つからなかったということは

人里離れた場所ということになるし

被害者が出る可能性は極めて低いということになる

それがわかっただけでも良かった……よね

家に帰ったあと

寝る前に抑制剤を陽羽に打ち、私達は一緒に眠った



・1日目を終了します

────────────────────────────────────────

 交友関係(好感/信頼)  2月1日目 現在

  手地嶋 陽羽 (51/51  信頼するパートナー)

    天童 木更 (11/11  仕事仲間)
    里見 蓮太郎(10/10  仕事仲間)
    藍原 延珠 (??/??) 登場が名前のみのため
    山科 香織 (??/??) 未登場
    室戸 菫   (??/??) 登場が名前のみのため

────────────────────────────────────────


今日はここまでにします。ありがとうございました


明日は可能なら朝の10時頃から勧めたいと思います



2日目はアニメでいえば
防衛省呼び出しで夏世が初登場する日です

────────────────────────────────────────

 【名前】 山科 花菜  21  優しいプロモーター(天童)  侵食率:00.00%

 【ステータス】
  体力:240 筋力:216 防力:216
  脚力:240 知力:240 視力:240 直感:267
  射撃:288 物理:216

 【武器】
  ハンドガン 威力 100(通常)/200(黒弾) 装弾14
  スナイパー 威力 200(通常)/400(黒弾) 装弾10 命中+ 脚力- 被弾でキャンセル 連続使用不可
 対物ライフル 威力 350(通常)/700(黒弾) 装弾5 連続使用不可
  軍用ナイフ 威力 100

 【スキル】
  銃器使い:射撃命中+15%・銃器の改造可・銃器の威力+30%

────────────────────────────────────────

 【名前】 手地嶋 陽羽 09 意地っ張りなイニシエーター(天童) M:ホエール 侵食率:18.00%

 【ステータス】
  体力:650/650 筋力:355/710 防力:330/660
  脚力:300/600 知力:295/590 視力:300/600 直感:271/543
  射撃:300/600 物理:300/600

  【武器】  鎖  耐久 500/500
   鎖の盾 物理攻撃のダメージ半減  継続は無し  武器耐久が現象(中 10)
   鎖の鞭 威力100(通常)/威力200(黒鎖) 武器耐久が減少(小 5)
   鎖の舞 威力250(通常)/威力500(黒鎖) 連続使用は負荷 武器耐久が減少(大 25)

 【スキル】
 抑止力:全能力半減(解除は自由に可)・侵食率上昇を抑える
 エコロケーション:不意打ちなどを阻止。逆に反撃が可能

────────────────────────────────────────

侵食率を若干下げました
開始時点で30%は通常では高すぎると思うので


再開しようと思います


 2月 2日目  朝  


花菜「勝手に捜索したら陽羽に怒られる……」

捜索するだけならバレないだろうけど

それで倒しちゃったら……ね

まぁ、陽羽を連れずにガストレアと戦うっていうのは

結構な危険を伴うし

出来るだけ控えた方が良いとは思う

でも

たった1日でステージⅠから移行するとは考えにくいし

移行していないなら私一人でも討伐はできる

そのためのバラニウムの武器だものね

花菜「いずれにしても……」


1、武器調整(改造・整備・取り替え)
2、勾田高校へ
3、ガストレア捜索
4、街中散策(警邏)
5、姉に会いにいく(姉の職業を決めます)
6、菫に会いにいく
7、特訓
8、その他(変なものは却下する場合もあります)


安価下


じゃぁ香織さんの職業安価


政府に食い込んでいても
司馬重工でも
小学校や高校の教師でも
そのほかの職業でも
はたまたプロモーターでもなんでもいいです



安価下


12345 巡査
  678 巡査部長
    9 警部補
 ゾロ目 警部
55 11 警視
   77 警視正


安価下コンマで階級


今日は久しぶりにお姉ちゃんに会いにいくことにした

お姉ちゃんもまた警察である

警察といっても民警ではなく

れっきとした警察庁の下に存在する警察で

その巡査部長を任されている

実は21歳で巡査部長というのは

キャリアであれ、ノンキャリアであれ

普通ではありえない位置づけとなっている

キャリアなら警部補からだし

21で警察ということはつまり高卒

巡査部長になるには18歳で入って4年の実務経験を重ねて受験資格を得て合格しなければいけないからだ


香織「あら……花菜ちゃんじゃない」

花菜「久しぶりだよね。一週間は会ってなかった気がする」

そう言って笑ってみると

お姉ちゃんもほんの少しだけ微笑む

でも、あんまり明るさは感じられない

花菜「ねぇ……やっぱり民警に来ない?」

香織「花菜ちゃんのお誘いは嬉しい。でも……私はこれでいいわ」

花菜「せめて大学を出てからでも良かったんじゃないの? 学費なら私だって手伝えたのに……」

香織「ふふっ、別に学費を惜しんだわけじゃないわ。私が学ぶ間に失われていくであろう命を惜しんだの」

お姉ちゃんは警察官ですら

呪われた子供たちへ酷い事をするという事を知っている

それを変えるためにお姉ちゃんは大学さえ行かずに警察へと入った

キャリアになれるほどの頭だってある……のに、ノンキャリアとして先を急いだのは

無慈悲に殺されていく呪われた子供たちをこれ以上出さないためだった


香織「昇進だってちゃんと出来てる。何も問題はないわ」

花菜「……でも、そのせいでお姉ちゃんは周りから」

香織「良いのよ。元々子供たちの味方である私は奪われた世代の敵だもの」

お姉ちゃんは笑う

今の自分が置かれている状況を解っていないからではなく

わかっているからこそ笑う

どんなことをされようと、どんな弊害があろうと

自分の意思を貫くという意思表示

香織「私だって奪われた世代だし忌み嫌う気持ちも解る。でもね……子供たちに罪はないわ」

花菜「みんながそう思ってくれれば良いのに」

香織「ふふっ馬鹿ね。そんなことがあるわけないでしょ。思う人がいれば思わない人がいるのが世界なのよ?」

花菜「それは知ってるけど」

花菜「だったら言わないの。言うよりもまず動きなさいな」


>>187訂正


香織「昇進だってちゃんと出来てる。何も問題はないわ」

花菜「……でも、そのせいでお姉ちゃんは周りから」

香織「良いのよ。元々子供たちの味方である私は奪われた世代の敵だもの」

お姉ちゃんは笑う

今の自分が置かれている状況を解っていないからではなく

わかっているからこそ笑う

どんなことをされようと、どんな弊害があろうと

自分の意思を貫くという意思表示

香織「私だって奪われた世代だし忌み嫌う気持ちも解る。でもね……子供たちに罪はないわ」

花菜「みんながそう思ってくれれば良いのに」

香織「ふふっ馬鹿ね。そんなことがあるわけないでしょ。思う人がいれば思わない人がいるのが世界なのよ?」

花菜「それは知ってるけど」

香織「だったら言わないの。言うよりもまず動きなさいな」


お姉ちゃんはそう言って笑いながら

私を払うように

手をシッシッと動かす

もう帰りなさいってことなんだろうけど

どうしようかな

何もないならこのまま帰るべきだけど

花菜「お姉ちゃん」

香織「うん?」



なにか話したいことがあれば   安価下


例:昨日の被害者や担当した人、次の約束(昼の食事などの交流予定を作る)

なければなしで。その場合は昼に動きます


花菜「昨日のガストレアについて知ってることはある?」

香織「ううん、なにも。情報公開してくれるならそこもまた違うんだけどね」

花菜「そっか……」

香織「でもね、ちょっと怪しい話くらいなら聞いてるわ」

お姉ちゃんはそう言うと

私の耳元へと顔を近づけた

香織「子供たちの何人かが、大きな影が空を飛んでたって」

花菜「大きな影?」

香織「そっ、影。雲か飛行機だって思うんだけど、敏感な子があれはそうじゃないって言うのよ」

モデル因子によっては

聴覚や視覚がかなりの発達をし、過剰と言えるほどに敏感になる子もいる

そういう子供がそうではないっていうなら

そうじゃない可能性が高い……よね


お姉ちゃんは言い終えると私から離れて

私の後ろに微笑む

花菜「?」

香織「仕事中にお喋りするな。みたいなものよ」

お姉ちゃんの視線の先を見てみると

一瞬で目をそらされてしまったものの

見ていた侮蔑の瞳はしっかりと記憶に残った

花菜「ごめんね、邪魔しちゃったよね」

香織「ううん、貴女は民警として情報を得るためにここに来たんだから」

花菜「……ありがと」

ガストレアの飛行形態

モデル・スパイダーの単因子がとは考えにくいし

新しい感染源の出現もあり得る

警戒しておかないと……

すれ違いざまに嫌な表情を浮かべる警察の人達に笑を返しながら

警察署をあとにした


 2月 2日目 街道 


花菜「陽羽達はもうすぐお昼よね……」

時計を見ながらそう呟き

周りのコンビニとか

暖簾の見える定食屋さんへと目を向ける

花菜「コスト的には自分で作るべきなのだけど……」

正直

自分のためだけに作るというのはあまり好きじゃない

お金にはだいぶ余裕はあるし

外食でも――

花菜「ん?」

携帯が大きく震えて着信を知らせる

相手は木更ちゃんだった 


花菜「もしもし?」

木更『ごめんね、花菜。今食事中?』

花菜「ううん、停車中だけど」

木更ちゃんは「なら良かった」と本題へと移す

それは

防衛省まで一緒に来てくれない?

というものだった

花菜「どうして行くの?」

木更『私も詳しくは知らないわ。とにかく来いって……だから役人は嫌いなのよ』

木更ちゃんの愚痴に苦笑を返す

私もあまり好きではないけど

木更ちゃんはあまりどころではないらしい

花菜「里見くんは?」

木更『一応連れて行こうと思ってるわ。私だけ抜け出すなんて理不尽だもの』

それは里見くんが可愛そうな気がするなぁ


木更『何も用事がなければでいいわ。それでも聞いた話はちゃんと伝えるから安心してね』

花菜「うーん……」

特になにもない

ないからこそ

ガストレアの搜索とかをしようと思っていたんだけど

防衛省に直接呼ばれるほどのものなら

行くべきな気もする……

木更『車も必要だし、できれば来て欲しいわ』

さて……どうしよう

私が行かなくても里見くんが行くし

車がないくらいかな……


1、行く
2、断る


安価下


花菜「解ったわ。今から迎えに行くね」

木更『ごめんね、ミワ女まで来てもらっていい?』

花菜「じゃぁ木更ちゃん拾って里見くん拾ってって感じかな」

木更『ええ、そこらへんは花菜に任せるわ』

そう言って木更ちゃんは電話を切る

前もって連絡してくれればいいのに

役人の人はついさっき電話したんだよね……きっと

花菜「これは流石に陽羽は連れて行かなくてもいいよね」

防衛省に呼び出されていきなり戦わされるなんていうこともないだろうし

なにより、木更ちゃんからそういう話はなかったもの

花菜「何の仕事かしら……タイミング的に新種? それとも、2体目?」

僅かな不安を抱きながら

私は2人を迎えに行くべく車を動かした


安価下コンマ一桁

木更のイベント発生判定


2 7 9  ゾロ目


 2月 2日目   昼   防衛省


木更「周りも凄いけれど、花菜のが一番目立ってるわよね」

花菜「あ、あんまり言わないで」

他の民警の社長達も来ているのか

防衛省の駐車場にはいくつもの車が止まっていて

黒塗りがなにかの象徴とでも言うかのように

ほとんどが真っ黒の高級そうな車

そのあいだにちょこんっと止まるスポーツカー

明らかに異質である

里見「でも格好いいと思うけどな。俺」

花菜「あはは……」

里見くんの慰め? の言葉に

苦笑を返してやや強引に話を終わらせた


案内された一室には

細長い楕円形の卓

その周りには指定された場所に座る民警の社長格の人達

奥にある巨大なパネルはまだ白く沈黙したままで

話は始まってはいないらしい

にも関わらず思わず生唾を飲む程に緊張するのは

社長達の後ろに

私たちと同じプロモーター達と

陽羽達と同じイニシエーターの女の子達が控えているからだ

昨日のガストレアが。とか、新種が。とか

そんな程度ではないことを暗に示されたような気がした


彼らの雑談がやんで

みんなの殺気の感じる視線が向けられる

正直慣れたものではあるけれど

昔と比べて平和ボケしていた私にとっては

少しピリッとくる

将監「おいおい、ガキが何しに来たんだ? まさか民警とは言わねぇよな?」

プロモーターの一人が大声で挑発しながら

私たちの前に近づく

風貌だけで言えばテロリストのようにも見えるプロモーターの装備する黒い大剣

それに合わせたというよりは

武器が合わさせられたというようにも見える

蓮太郎「………………」

ピクッと里見くんが動く

木更さんと彼のあいだに割入るつもりだろうか


1、なにもしない
2、自分が前に行く
3、連太郎を止める
4、私は山科花菜。天童民間警備会社のプロモーターよ。よろしくね
5、その他自由


安価下


花菜のその他の民警知識

安価下コンマ一桁判定


01(全くない)
23(ちょっとはある 民警会社の名前くらい)
45(少しはある   社長の名前くらい)
67(意外とある   社長とその実力あるプロモーター&イニシエーターくらい)
89(かなりある   所属している人達全員を網羅している)

ゾロ目 ものすごく詳しい


花菜「私は山科花菜。天童民間警備会社のプロモーターよ。よろしくね」

将監「あぁ?」

花菜「ごめんなさい、私は貴方を……ううん、ほとんどの同業者を知らないの。だから貴方のことを教えて?」

民警同士で手を組むことは珍しく

むしろ今のようにいがみ合うことが多い

それに……死んでしまって消えてしまう人も多く

あんまり知ろうとは思っていなかった

でも、面と向かった以上は知りたいと思うのは自然で

本心から聞いたつもりだったのに

将監「はっはっは、なぁーに言ってんだジョウちゃん。弱い奴に名乗る名前なんてねーよ」

花菜「あら……そうなの?」

力が全てというこの感じはあまり好きじゃない

こういうのも、力を押さえ込む理由の一部である


序列3000位の私に対して

そう言ったりするということは、私よりも序列が高く

他人に興味はない人だっていうことが解る

それでなくても見た目で判断するなら武闘派で

知識的には低めに感じる

少し目を逸らすと

一人ポツンと佇む女の子が見えて

あの子のプロモーターなんだろうなぁと思った瞬間

目の前の男の人から強いさっきを感じた

横目を向けるような余裕はない

刹那の判断を強いられる――


1、銃口を突きつける
2、躱す
3、反撃で組み伏せる(成否判定あり)
4、何もしない


安価下


相手の姿を見ずに躱すのは容易ではない

でも、不可能ではない

花菜「っ!」

バックステップを踏むのではなく

敢えて距離を詰めてしゃがむ

名も知らないプロモーターの頭を狙った頭突きは

それだけで簡単に回避できた

もちろん、ただの頭突きだったからであって

2段構成の攻撃なら回避はできなかったかもしれない

将監「てめぇ」

花菜「ふふっ」

ゆっくりと体を起こしながら

男性を見上げて鋭い瞳に微笑みを返す

次も動くようなら、私も動くべきかもしれない


三ヶ島「良い加減にしたまえ将監!」

ピリピリする私たちの空気に

一人の男性の声が響く

彼の座る卓の部分には

三ヶ島ロイヤルガーターと書かれた三角形の紙が置かれている

花菜「ごめんなさいね、将監さん」

彼が注意されたのは私のせいだからと

注意された将監さんに頭を下げる

将監「ちっ……覚えてやがれ」

花菜「はいっ、覚えておきますね」

彼の皮肉に微笑みを返すと

周りの強面の人達から失笑が漏れた


三ヶ島ロイヤルガーターと比べると

大差のある私達は末端の席

そこに座った木更ちゃんは

私に将監さんのことを教えてくれた

彼は伊熊将監

そのイニシエーターに千寿夏世

夏世ちゃんに目を向けてみると

私と里見くんの方を見ながら

口を動かし、両手でお腹を抑える

お腹が痛いのか空いたのか

苦悶の表情を浮かべないあたり多分前者だろう


子供達とちゃんとした扱いをしない人も多いと聞くし

やっぱり……あの子もそうなのだろうか

そう思うと、少し泣きそうになってしまった

パートナーをちゃんと見る里見くん達が12万

パートナーを道具のように扱う彼らが1584位

IISOも、いろいろと間違っているような気がした

それから暫くして

制服をきたおじさんが入室

社長さん達の起立を制し

おじさんは空席の大瀬フューチャーコーポレーションの座席を一瞥し口を開く

「依頼内容を説明する前に、依頼を辞退する者は速やかに退席して貰いたい。聞いた場合は断ることはできん」


依頼を聞いたら断れない

それほど機密性の高い依頼ということなのかしら?

不思議に思いながら

里見くんの視線を追うように周りを見渡してみたものの

誰ひとりとして動かない

それぞれ腕に自信はあるのは当たり前

そうでなくても、

そう言われて退席するような人たちではなさそうだった

おじさんは軽く頷き

説明はこの方に行ってもらう。と

言い残してパネルの前から身を引く

そこに映し出されたのは

東京エリアの統治者、聖天子様だった


依頼はこう

・感染源ガストレアの排除

・そのガストレアに取り込まれたケースの回収

この2点だった

聖天子様の言うとおり、シンプルすぎる内容ではある

けれど、それがまた恐怖心を逆撫でする

その程度のことが、こんなアジュバントを組むような依頼方法になるとは思えないからだ

アジュバンドとは、民警がそれぞれ協力し合ってチームを作る

なんて言えばいいか……そう

昔行っていたワールドカップのように

いくつものクラブチームから選手を引き抜いて、国の代表として一つのチームを作る。みたいなもの

そんなことをするほどの依頼ではまずない

誰もがすぐに思うであろうその部分を、木更ちゃんが突く


報酬の金額が文字通り桁外れなこと

ただのモデル・スパイダーが相手であるということ

それらを踏まえて

木更ちゃんはケースの中身が

危険なものではないのか。と、聖天子様の瞳に怯まずに問う

聖天子『それは知る必要のないことでは?』

木更「かもしれません。ですが、そちらが手を伏せたままなら、ウチはこの件から手を引かせていただきます」

弱小である私達にとって

政府からの依頼を拒否するのはかなりの痛手になる

それにも関わらずに情報隠蔽するなら断る。と、木更ちゃんは言う

情報のない任務なんて死にに行くようなもの

それを拒否するのは、木更ちゃんが私達のことを大切に思ってくれているからなんだろうなぁ


安価下コンマ判定

襲来感知


基礎は同等(訂正後)

ただし、花菜の直感が優れているので

フィフティではなく、 3:7で



コンマ一桁  159  失敗

コンマ一桁  2346780 で成功(基礎能力)



木更ちゃんのその優しさに

緊張感を忘れて和みかけた感覚に

鋭い痛みが迸った

怪我をしたとかではなく

異質・異様なものが割り込んできたような不快感

そっと扉へと目を向ける

開いていないように見える扉

でも、

それは確実に開き

まるで空気を入り込ませただけのように

燕尾服らしきものを着込んだ何かが入り込む

見るまでも、言うまでも、聞くまでも――なく

全身が総毛立ち、唸る

彼は危険だと。場の誰しもが気づかない侵入者を感じ取り

私の直感がそう怒鳴った


その何かは全員の注意が聖天子様と木更ちゃんに向いているのをいいことに

空席の場所へと向かって行く

ここで叫べば何かができる?

ここで私が立ちはだかって何かが変わる?

陽羽を連れてこればよかった。と

きつい後悔を噛み締めて

私はその何かを睨む

花菜「……………………」


1、声を上げる
2、相手に発泡する
3、相手の前に立ちふさがる
4、その他(不自然なものは却下する場合もあります)


安価下


咄嗟に銃を取り出し、彼に向けて発砲する

本来人に向かって打つのは躊躇するものだけど

彼に対してはそんなためらいをする余裕がなかった

一瞬とも言えない

刹那の躊躇いが死を招く程に危険を感じたからだ

「!」

花菜「っ…………」

弾は彼に届くことはなく

彼の直前で青白い光に弾かれ

私の肩を掠めていった

「まさか、私に気づくほどのプロモーターがいるとはね」

彼の声はとても落ち着いたもので

声だけ聴くならどこかの富豪と思うほど

しかし、実物を見た以上私には恐怖しか感じられなかった


彼に気づいた周りの人が驚き、慌てふためく

私の事をまっすぐ見つめていた彼は

里見くんの方へと目を向けて、また直ぐに聖天子様を見つめた

影胤「私は蛭子。蛭子影胤という。お初にお目にかかるね無能な国家元首殿」

花菜「蛭子……影胤……」

聞き覚えも何もない

全く知らない人物

だけど、ただものではないことは確かだった

影胤「フフフ、元気だったかい里見くん」

蓮太郎「お前!」

里見くんが銃を抜き、彼へと向けるが

彼は一切動じることなく

紹介しよう。と、もう一人の侵入者を招く


小比奈と呼ばれた女の子は

小走りで卓へと向かってよじ登る

その姿だけなら愛らしいものだけど

その背中で交差し、差される日本の鞘には

新鮮な赤色が飛び散っていて

とてもまともな少女とは思えない

彼は女の子をイニシエーターと言う

つまりは彼らも民警なのかもしれない

そう思うことはない

ただ単純、ただ純粋に

私は彼らを――的だと位置づけて

それに気づいたわけでもなく彼は言う

影胤「私達は君たちの敵だ」

――と


小比奈「パパ、あいつ撃った。斬っていい?」

影胤「気づいたご褒美だからね。我慢しなさい」

小比奈「うぅ……」

あからさまに不満そうな表情で

女の子は私を見据える

女の子と私が互いに牽制するように見合う中

彼は言い放つ

この任務には自分もエントリーすると

そして、誰もが気になるケースの中身を

七星の遺産。と

影胤「私と君達どちらが手に入れられるか勝負と行こう。ベットは君たちの命でいかがか?」

彼のするマスケラの不快な穴から瞳が覗き、私達にたして笑みを浮かべた


花菜の物理等の知識


安価下コンマ一桁判定


01(全くない)
23(ちょっとはある 中学校程度)
45(少しはある   高校校程度)
67(意外とある   大学程度)
89(かなりある   軍隊所属程度)

ゾロ目 学者レベル


射撃特殊経験によりコンマ+3(0なら3に 7、8、9は9に ただし、足したことでゾロ目ならゾロ目とする)


この状況での彼の宣戦布告

それは自分の実力がこの場の誰にも劣らないという自信の表れのようにも感じる

花菜「………………」

私の銃弾を何かをすることもなく弾き返した

それはつまり、何らかの防御フィールドがあると考えられる

道具なしでの反射というか、弾くのは斥力だと推測し

反射した際の青白い発光から何らかの電子が阻害したとしてそれを確定とする

同態のフェルミ粒子のぶつけ合いによる強力な斥力フィールドを周囲に展開しているとすれば

彼が今この場で平然と宣戦布告できるのも納得がいく――

将監「グダグダうるせぇんだよ。要約するとテメェがここで死ねばいいんだろ?」

勢いよく現実に引っ張る将監さんの声

将監さんは足に力を込めて突撃の構えをしながら肩に伸ばした腕で剣の柄を握る

いくら将監さんでも、斥力フィールドは破れない――


1、止める
2、止めない
3、貴方のそれ――斥力のフィールドかしら。良く粒子の制御を出来ていますね
4、その他(不自然なものは却下の可能性アリ)


安価下


花菜「貴方のそれ――斥力のフィールドかしら。良く粒子の制御を出来ていますね」

影胤「ほう……?」

彼の動揺は誘えない

でも、私が口を開いたことで

将監さんも動きが止まる

謎の相手の能力情報だから

知ることができるなら

知らずに攻撃は中断する……という考えは的中したらしい

影胤「君は?」

花菜「山科花菜です。影胤さん」

影胤「前々から知っていたのか、それとも、先ほどの一瞬で理解したのか……後者ならば恐ろしいね」

恐ろしいと言いながらも

不敵な笑い声を彼は漏らす


影胤「いかにも私のこれは斥力フィールドだ。私はイマジナリー・ギミックと呼んでいる」

花菜「やっぱり……」

影胤「言い当てたご褒美にもう一つ教えてあげよう」

彼は私の方を見つめながら

人差し指を立てた

影胤「これを発生させるために、内蔵のほとんどをバラニウムの機械に詰め替えたよ」

花菜「それで粒子を作り出し、貴方の周囲で粒子フィールドを作るんですね」

彼は頷く

その冷静さが怖いけれど

怯える訳にもいかず、彼を見つめる

影胤「フフ。改めて、私は元陸上自衛隊東部方面隊第七八七機械化特殊部隊、【新人類創造計画】蛭子影胤だ」


私の敵意を彼は喜び

嬉しそうな笑いを漏らしながらそう言った

新人類創造計画

どこかで聞いたことがあるような言葉

影胤「さて、そろそろお暇するとしよう」

彼はそう言いながら

どこからか取り出した箱を卓の上に置く

影胤「君達にプレゼントだ。絶望したまえ民警の諸君。滅亡の日は近い」

言い残し

彼は窓を割って飛び降りる

誰も追いかけようとはしない

追いかけたとこで殺されると。そう、感じていたのもあるかもしれない

三ヶ島「天童閣下! あの男が言っていたことは本当なのですか!?」


もう一つは

今しがた三ヶ島さんが怒鳴った言葉

に含まれているであろう新人類創造計画が気になっていたからか

菊之丞「答える必要はない」

しかし、聖天子様の傍らに映る

天童菊之丞はそれをバッサリと切り払い

思い沈黙が部屋を包み込む

花菜「………………」

木更「花菜?」

花菜「木更ちゃん、あの箱なんだけど……」

影胤さんの置いていった箱

それが気になって仕方がない私に答えるかのように

会議室を開け放った男性が叫ぶ

社長が殺されたと。その社長の首が――無い。と

目は男性から箱へと動き、私は


1、箱を開けた
2、その場をあとにした
3、木更を抱きしめた
4、その他(不自然なものは却下)


安価下


私は箱を開けてしまった

花菜「ッ―――!」

昔は見飽きるほどに見た

もっと醜悪で凄惨な物を見てきた

でも、昔と比べれば平和と言えるこの世の中に

私の感覚は鈍っていたのだろう

呆然とする私の横から覗いた里見くんが

私の手の上から強く蓋を押さえ込む

蓮太郎「馬鹿野郎! なんで見たんだ!」

花菜「………………」

里見くんの怒鳴り声に答える気力もなく

箱の底からにじみ出る血を見つめる

私の中の怒りが燃え上がる

昔のなりふり構わない自分

もう二度と戻るまいと思ったあの頃の自分

そこに戻ってしまいそうな自分を抑えるように、そっと……胸元に手を当てた


・花菜の対人戦におけるリミッターが外れました


夕方に移行します


1、蓮太郎
2、木更
3、陽羽
4、延珠
5、香織
6、菫
7、未織
8、一人


開始時に行動を共にしている人が欲しい場合は 1~7から単体または複数(3人まで)選択

一人で行動させたい場合は、8を選択


安価下


 2月 2日目  夕方  街道


あのあと、聖天子様は言った

ケースの中身は七星の遺産だと

悪用すればモノリスの結界を破壊し

東京エリアに大絶滅を引き起こす封印指定物だと

花菜「………………」

けれど

それよりもずっと心に引っかかっていたのは

私自身のことだった

争いを好み、敵意を悦び、殺しを楽しむ

そんな蛭子親子が相手であれ、殺せと強く思った自分が嫌になったのだ

花菜「……過去は今を作る礎。消すことなんてできない。それはわかってる……でもっ」

忘れたい記憶、消し去りたい過去

平和に押しとどめられていたその悪夢が脳裏にフラッシュバックする

そのことに吐きそうになりながら、泣き出しそうになりながら、ギュッと目を瞑った  


私とお姉ちゃんは10年前で11歳

まだまだ子供とはいえ

女の子であることには変わりなかった

そんな2人が両親とはぐれて彷徨っていれば

運悪く、嫌な人たちの目に留まることも少ない

多大なストレスを抱えて鬼のように狂った人から逃げて、逃げて

戦地の方にまで出てきて

近くに倒れていた兵士の傍に落ちていた銃を取って――

花菜「………っ」

感触を今でも覚えている

その銃の反動も、何を撃ち、それがどうなったのかも……全部覚えている

そして

それからもガストレアに関わらず、戦いはいくつもあったし

殺した相手だってかなりいる。その中には同じ年頃の女の子がいて

私は感染し、変貌を遂げようとしていた彼女を殺す際に……約束した

過去の後悔の分だけ人に優しくすると。人を殺すのは人が人ではなくなる時だけだって

なのに――私はその約束を

花菜「……………………」

大きく息を吸って息を吐き、殺せと唸る心を鎮める

まだ大丈夫。殺したりしてないから大丈夫

そう言い聞かせながら噛み締めた唇は、少しだけ血が溢れていた


花菜「………………」

影胤さん達は殺さない

生かしたまま無力化する

……できれば、そうしたい

僅かな望みを胸に秘め

オレンジ色に染まっていく空を見つめる

花菜「……どうしようかしら」

武器の調整とか、特訓とか

この時間の予定はないし

出来ることはなんでも……ただ

陽羽がいない以上、ガストレアの捜索は危険だからやめておこう


1、特訓
2、家に帰る
3、天童民間警備会社へ
4、菫のところへ
5、武器関係
6、里見&延珠のところへ


安価下


勾田公立大学附属の大学病院

そこに菫さんはいる

いるというか、住んでいるって言うべきだろうか

私が向かう間にすれ違う人たちはみんな

私に対して道場のような目を向けてくる

あんな場所に行くような子になっちゃったのね……という感じかな

花菜「ん……」

突き当たりの廊下の地面にある

四角い穴の中にある急な階段を下りてさらに先へと進むと

霊安室だったらしいところの扉が立ちふさがる

だったらしいというのは、

悪魔のバストアップが刻まれているような扉の先が霊安室なわけがないが

まだ微かに霊安室の名残があるからだったりする

それを押し開けて、私は中へと入っていった

>>247訂正


勾田公立大学附属の大学病院

そこに菫さんはいる

いるというか、住んでいるって言うべきだろうか

私が向かう間にすれ違う人たちはみんな

私に対して同情のような目を向けてくる

あんな場所に行くような子になっちゃったのね……という感じかな

花菜「ん……」

突き当たりの廊下の地面にある

四角い穴の中にある急な階段を下りてさらに先へと進むと

霊安室だったらしいところの扉が立ちふさがる

だったらしいというのは、

悪魔のバストアップが刻まれているような扉の先が霊安室なわけがないけど

まだ微かに霊安室の名残があるからだったりする

それを押し開けて、私は中へと入っていった


花菜「こんばんは、菫さん」

菫「おや……珍しいじゃないか。花菜がここに来るなんて」

花菜「たまには来る時もあります」

強いミントの臭いが鼻をつき

思わず吐きそうになる

死臭が酷いよりはましかもしれないけど

それでも酷いという事には変わりがない

花菜「相変わらず、ちゃんとしたものを食べてないみたいですね」

菫「それは花菜がお弁当を持ってきてくれないからだな」

傍らにあるいろんなゴミとかを横目で見ながら

菫さんの言葉にため息をこぼす

花菜「私のせいにしないでください。毎日ここに来るのは厳しいですから」

菫「そうか……花菜の料理は美味しいからな。可能なら食べたいんだが……ふむ。ここにあるものを使って――」

花菜「ガストレアの欠片とか遺体の胃の中身とかで何をどうすればいいんですか……ダークマター生成しますよ?」


クスクスと笑いながら

菫さんは冗談だ。とこぼす

それは解ってるけど

中身なら食べてしまうような人だから

冗談でも本当に聞こえてしまったりする

菫「それで?」

花菜「はい?」

菫「用事があってここに来たんだろう?」

花菜「えっと……」



1、食事にでも行きません?
2、ガストレアの突然変異(クモに翼が生える等)はあり得るか聞く
3、斥力フィールドについて
4、私……また過去の自分に戻りそうで怖いんです。人を殺すことを正当化してしまう私に
5、新人類創造計画について
6、その他(不自然なものは却下)


安価下


花菜「新人類創造計画について教えてください」

菫「それは」

花菜「お願いします」

菫さんは私の瞳の中を覗きみて

観念したようにため息をつく

菫「体の一部を機械化し、オーバースペックな兵士を生み出す計画だ」

花菜「……実在するんですね?」

菫「ああ、キミの目の前の人物が最高責任者だったんだ」

菫さんは悲しげに呟く

誰しもが持つ、暗く冷たい過去

これは菫さんにとって……永遠に焼き付く罪なのかもしれない


被験者については

その相手のプライバシーにも関わるし

聞かないべきだよね……?

それがたとえ影胤さん。敵のことだとしても

花菜「ごめんなさい、菫さん」

菫「いや……いい。いつかはバレる話だ」

花菜「…………………」

菫さんの過去の傷を抉った

それが私の心に傷をつける

菫「私はあの時常軌を逸していた」

花菜「私も……モノは違えど狂っていました」

菫さんの言葉を遮り

優しく微笑みかける

花菜「結構似た者同士なのかもしれませんね。私達は」

場の空気を変えようと

冗談めかしていったその言葉に、菫さんは少し驚きつつも笑う


菫「私は語らぬ死者が好みだが、なんだ、悪くないものだな」

花菜「……?」

菫「冗談だ」

首をかしげた私に

菫さんは少しつまらなそうに言い捨てる

菫「そういえば……花菜が木更達と知り合ったのは最近だったな」

花菜「ええ、元は野良の2人組みたいなものだったんですよね」

元々は

自分で会社経営しているとは到底言えないような場所で細々と活動していた

というのも、お前みたいなやつには無理だ。と

他の民警に雇われること自体なかったからだ

そんな中、出会ったのが天童民間警備会社

できて1年というかなり小規模だったけど

木更ちゃんが即時OKをくれたし、延珠ちゃんと陽羽が同じ学校で知り合いだったということもあり

私は木更ちゃんの下につくことにしたのだ


菫「序列は?」

花菜「3000です」

素直に答えると

菫さんは楽しそうに大笑いして言い放つ

菫「とんだ大嘘つきがいたものだ」

花菜「そうかもしれないですけど……これでいいんですよ」

菫「能ある鷹は爪を隠す……か」

菫さんは私たちの本当の実力を知っている

検査してもらう以上

隠すわけにもいかないからね

花菜「有名になると名前が売れて、いつか学校にいられなくなったりしますから」

それ以外にも家族の迫害を防ぐとか色々あるけど

やっぱりそれが一番なのかな……と

陽羽の笑顔を思い浮かべながら、小さく笑った


今日明日は暇なので……

一旦ここまでにします


蓮太郎のことは知りません
このあとは夜行動になります

>>40>>77の通りにするとこうだな
タダ木更は序列100と同じ位置付けでいい気がするが

01~10 基礎50  最弱
11~20 基礎70 
21~30 基礎100
31~40 基礎120
41~50 基礎140

51~60 基礎160 
61~70 基礎180  蓮太郎
71~80 基礎200 
81~85 基礎240 影胤

86~90 基礎280 序列100クラス
91~95 基礎350 木更
96~00 基礎450 

ゾロ目

11、22 基礎500
33、44 基礎550
55、66 基礎600
88、99 基礎650

   00 基礎800
   77 基礎950 

>>269を借りつつ

あくまで
原作の台詞、人物描写、IP序列を参考にしたものです
蓮太郎(1)はバラニウム装備のブーストなし
蓮太郎(2)はバラニウム装備のブーストつき


01~10 基礎50  最弱
11~20 基礎70 
21~30 基礎100
31~40 基礎120
41~50 基礎140 
51~60 基礎160 夏世
61~70 基礎180 蓮太郎(1)
71~80 基礎200 将監
81~85 基礎240 影胤 小比奈 花菜 蓮太郎(2)
86~90 基礎280 序列100クラス 延珠
91~95 基礎350 木更 ティナ
96~00 基礎450 

ゾロ目

11、22 基礎500
33、44 基礎550  序列50クラス
55、66 基礎600  陽羽
88、99 基礎650

   00 基礎800
   77 基礎950 


 2月 2日目  夜  自宅


花菜「ふぅ……」

湯船に深く浸かりながら

濡れた天井を見つめる

小さな雫同士がくっついて

重みによる引力に引かれて僅かに平行移動し

やがて滴ってポチャンッと湯船に落ちる

花菜「……斥力フィールド。どう解除させるか」

あれを打ち砕くには粒子の流れを狂わせるか、

展開されたフィールドの反発力を完全に押しのけて貫く破壊力が求められ――

陽羽「かーなーっ、お風呂長いよーっ」

花菜「……もうっ」

お風呂場のモザイク扉から見える陽羽の影

その動きを見ながら息をつく

陽羽「ご飯冷めても知らないからねー」

花菜「はーい、もうすぐ出るから待っててー」

とりあえず出てから考えよう


陽羽「花菜にしては長かったけど、どうかしたの?」

花菜「え?」

陽羽「お風呂だよ。昨日は普通だったのに今日は長いから……何かあったのかなーって」

陽羽は私のたったそれだけの違いに疑問を抱きながら小さく笑う

その笑顔はただの女の子としての笑顔だった

花菜「陽羽……」

陽羽「あんまり悩まないでね? 陽羽は笑ってる花菜が好きだから」

そう言った陽羽の抱擁を甘んじて受けつつ

その頭を優しく撫でる

斥力フィールド打破の方法を考えてただけなんだけど……でも

その心の内で燻っていた過去の自分が影響していた可能性もあったのかもしれない

陽羽のぬくもりは、少しだけ心にじんわりときた


とりあえず政府からの任務は陽羽に伝えると

気に入らないね、その男の人。と

あからさまに嫌悪感を示したものの

花菜はそういう人でも無殺を望むんだよねと苦笑して頷いた

陽羽「できる限りやってみようよ。花菜の望む勝利目指して」

花菜「ありがと、陽羽」

陽羽「気にしない気にしない。陽羽は花菜のパートナーなんだから。ねっ?」

その陽羽の笑顔に笑顔を返して

もうすでに暗くなった夜空を見上げる

今この時も

他の民警は探し回ってるのだろうか

彼らも……探し回っているのだろうか


1、武器関係(メンテなど)
2、斥力フィールドについて
3、ガストレア捜索
4、陽羽と交流
5、もう休む


安価下


花菜「話した通り、斥力フィールドがあるの」

陽羽「その、せきーりょくーふぃーるど? ってなに?」

花菜「んー鏡を見ると自分が映るでしょ?」

陽羽「それは当然だと思うけど……」

花菜「そんな感じ。やったことがそのまま跳ね返ってくる」

なんとなく解ってなさそうな陽羽に対して

光を鏡に当てたのに

自分が眩しく感じるのと同じような感じだよ。と

ものすごく簡略化して話すと、なるほどーと言って笑った

陽羽「それで、それがどうかしたの?」

花菜「それを破らないと相手に攻撃が届かない。だから、それを破る術を考えないといけないの」


半整数のフェルミ粒子を同じ粒子状態に保つ超流動を起こさせている

という可能性が……うーん。どうかしら

内蔵のほとんどを機械化したって言ってたけど

それが超高性能の冷却装置だとして

それによって排出するフェルミ粒子を

いついかなる場所であろうとある温度よりも低い状態にしてると仮定する

そこまでは可能

だけど、超流動を起こした際

結び合わさることがないために反発している力が失われている可能性がある

よって、超高性能の演算装置とかで粒子の流れなどすべてを計算・操作していると見ていいはず

花菜「内部装置の破壊ができれば……でも、そのためにフィールドを抜くのよね……」

だとすれば、サイクルを大幅に狂わせる特殊な爆弾とかを使うのはありかもしれない

例えば、彼の支配下にないフェルミ粒子を爆散させて計算を狂わせたりとか……


陽羽「陽羽の力でどかーんってできないの?」

花菜「理論上は可能よ」

一撃目を反発させて

その反動を利用して重さを次の一撃に重ねる

それを延々と続ければ

誰にだって破壊は可能

たった一発の弾丸だって

そのフィールド同士で弾けあえば

かなりの速度を持つことになるはずだしね

花菜「でも、反動は体をきしませて痛みを伴うからできれば短期決戦が望ましいわ」

陽羽「解除する?」

花菜「……したとしても、影胤さんの計算を超えてなければ弾かれる。だから、まずは予想を固定する必要があるのよ」


相手の攻撃は高く見積もってもA―Xの域を出ない

そう思わせておいて、YあるいはZの領域の一撃を叩き込む

そうすることによって

フィールドを撃ち抜くことができる――はず

陽羽「持久戦ってやつだね」

花菜「そうなんだけど……打ち抜いた場合、そのまま影胤さんを死なせちゃいそうで怖いの」

陽羽「陽羽の容赦のない一撃だからねー注意しないと大変なことになりそう」

陽羽はそう言って冗談ぽく笑う

でも、全く冗談にならないのが陽羽の実力だったりする

花菜「未織ちゃんに特殊な爆弾の製造をお願いするしかないかしら……」

陽羽「お金かかる?」

花菜「宣伝とは無関係の部分だから……結構かかりそう」


安価下コンマ判定(1桁2桁入れ替え)


コンマx1万(01=101 10=10  00=200)


ゾロ目の場合  一桁x10万+2桁x10万として計算


42→24万

……高い


次に花菜たちの所持金


安価下コンマ判定(1桁2桁入れ替え)


コンマx1万(01=101 10=10  00=200)


ゾロ目の場合  一桁x10万+2桁x10万として計算


花菜「装置の推定で24万円はかかると思う」

陽羽「陽羽たちって今……」

花菜「60万円くらいかな」

陽羽「おおっ、足りるよ花菜!」

スポーツカーが響いてるんじゃないかな

なんて言わないあたり

陽羽は本当に良い子だと思った

花菜「とは言っても……未織なら頼めば値切れるかも」

陽羽「成功報酬で一杯お金もらえるんでしょ?」

花菜「そうなんだけどね……」


今持ってる3分の1と少しのお金を出して爆弾を製造してもらうか

なんとか交渉して安くして貰うか

もしくは作るのをやめておくか

花菜「う~ん……」

安全性を考えるなら作るべきだと思う

陽羽の安全と、影胤さんたちの命の安全という意味で

金を惜しんで爆弾を作らないか

命を惜しんで爆弾を作るか……


1、爆弾を作る(明日の夕固定)
2、交渉してみる(明日の夕固定)
3、作らない


安価下


花菜「爆弾は作る。でも交渉する」

陽羽「あははっ、花菜らしい!」

花菜「ふふっ、そうかしら」

やっぱり

お金なんかよりも命の方が大事

でも、どうせなら交渉してみるのが私

花菜「さて、と……じゃぁもう寝ましょ」

陽羽「明日は祝日だから陽羽も朝から一緒だよ」

そう言いながら

布団の中でギュッと抱きついてくる陽羽の事を抱く

蛭子影胤、蛭子小比奈

かなり手ごわい敵だというのは直接退治した私には断言できる

でも、それでも

――私たちが負けるという不安は、微塵もなかった


・夜を終えます

────────────────────────────────────────

 交友関係(好感/信頼)  2月2日目 現在

  手地嶋 陽羽 (51/51  信頼するパートナー)

    天童 木更 (12/14  仕事仲間) 影胤遭遇時対応で信頼+2、お願い受け入れで+1
    里見 蓮太郎(10/12  仕事仲間) 影胤遭遇時対応で信頼+2
    藍原 延珠 (??/??) 登場が名前のみのため
    山科 香織 (59/62  大切な双子の妹)
    室戸 菫   (15/15  仕事仲間のようなもの)
    千寿 夏世 (05/05  その他のプロモーター)
    伊熊 将監 (-30/-15 敵)


    所持金 60万円

────────────────────────────────────────


ここまで
明日も可能ならぶっ通し


3日目は
アニメ版で延珠と蓮太郎がペアのブレスレットをしてる日
つまり、警官に銃殺されかけた女の子が商店街で泥棒を働く日

そもそもステージⅤを単独で倒せんのか?
原作1巻しか読んでないからよくわからんが

>>307
そこは原作を読むか、wikiでお願いします


2月 3日目  朝  自宅


花菜「さて、今日はどうする?」

陽羽「影胤って人達に先を越されたくないならガストレア探し、かな?」

花菜「うーん……そうなんだけどね」

今の状態で影胤さん達と対峙した場合

確実に力技になる

それはあまり好ましいことじゃない

それに

花菜「一応、木更ちゃんが目撃情報があったら連絡してくれるらしいのよ」

陽羽「そっかー……じゃぁ、どうしよ。特訓する? 花菜なら劣らないとは思うけど念のため」

影胤さんと小比奈ちゃんペアとの勝負

私が足でまといになるわけにもいかないし……

武器のメンテ、特訓それもありだし他は……緊張しすぎないようにお出かけ。かしら


1、武器メンテ
2、特訓
3、移動(商店街、事務所、里見宅、外周区、菫の所)
4、その他(不自然なものは却下で)


安価下


花菜「武器のメンテしてもいい?」

陽羽「うん、花菜の大事な相棒……は、私だけど! 大事な商売道具だもんね!」

花菜「ふふっ、そうね」

武器に対して嫉妬する必要はないんじゃないかな……

陽羽は相棒

武器も相棒

でも、陽羽は大事な家族

なんて――口にはしないけど

花菜「前回から数えてもまだ一発だからすり減りとかはないし……」

陽羽「全部バラバラにするのって面倒じゃない?」

花菜「一つ一つ外して整備しないと一部が錆びたりしただけで大変なことになるのよ」

いざという時に撃てなかったり、排莢口なんて空薬莢が詰まったりしたらもうね……

戦闘中にそれらの状態から回復させるなんてやってられないもの

花菜「陽羽のは平気? 錆びたり折れたりしてない?」

陽羽「うん、陽羽の鞭は絶好調だよ」


陽羽の武器は鞭

でも、鮫肌のように触れればそれだけで怪我をする

切ったり、叩いたり、貫いたり

色々なダメージがある中で

陽羽の武器のダメージは特異

叩きつけて、抉る

もちろん、それはガストレアに対してであって

対人においてはそんな酷いそり返しのついた鞭は使わない

花菜「火薬の配合を変えて威力を増すか……薬莢自体の構造を変えて速度を優先させるか……」

陽羽「ねぇねぇ、ドリルっぽい弾とかないのー?」

花菜「作ろうと思えばできるわよ。でも、元々回転させて飛ばしてるからそこまで意味はないの」

陽羽「じゃぁ……んー可愛い弾は?」

花菜「ペイントね……形作って撃ったら壊れるし」


1、ハンドガン速度重視(威力↓ 命中↑)  5000円
2、ハンドガン威力重視(威力↑ 命中↓)  5000円
3、ハンドガンの連射性上昇(弾消費倍 ダメージ計算が1.5倍)
4、対物ライフル速度重視(威力↓ 命中↑) 15000円
5、対物ライフル威力重視(威力↑ 命中↓) 15000円

6、スナイパー速度重視(威力↓ 命中↑)  8000円
7、スナイパー威力重視(威力↑ 命中↓)  8000円
8、スナイパー連射性上昇(1/4)       5000円
9、武器変更

10、何もしない
11、その他

安価下


花菜「最近出番のないコレをちょっと変えようかしら」

陽羽「このおっきい銃?」

花菜「そっ、ゲパードを基礎に軽量性とか初速とかを改良したカスタムタイプ」

ただ、軽量性を追求した結果

本来装填できる10発から5発まで下がったり

口径が14.5を15にまで引き上げたり、逆に12以下にしたり

花菜「良い事ばっかりじゃなかったりするんだよね……私が男の子だったら、軽量化する必要もなかったんだけど」

陽羽「花菜が男の子ー? あはは、あんまり……でも、車で見れば似合うかも」

花菜「そ、そうかな……あははは」

照れたわけではなく

どう反応すれば良いか困った末の乾いた笑い

男の子でも似合うと言われても

正直、あんまり嬉しくないかなー……


・対物ライフルの威力-5%  命中+5%


2月 3日目  昼   自宅


ふと時計を見上げると

もうすでにお昼の時間だった

陽羽「花菜ーっ、どうする?」

花菜「そうねぇ……」

今はお昼だから

お姉ちゃん、菫さん

木更ちゃん、里見くん誰にでも会えそうね

ただ、未織ちゃんは夕方まで無理だから……

花菜「ガストレアの連絡はないからまだ不明なんだと思うし……」

陽羽「あと、かげったねって人達もまだ現れてないってことだよね」

花菜「うん、影胤さんだけど……そうだと思う。戦闘した場合は目撃情報にだって上がるはず」

さて……


1、特訓
2、外周区
3、商店街
4、菫の所
5、事務所
6、里見のところ
7、香織の所
8、陽羽と交流
9、その他


安価下


→商店街


ずっと気を張っていても仕方がないと

私は陽羽を連れて商店街へと着ていた

お休みの日というだけあって

子供やその連れの親の姿が多く

そびえ立つデパートに内蔵されている巨大なディスプレイには

今や大人気の天誅ガールズというアニメのCMが放送されていた

陽羽「花菜。かーなーっ! 天誅天誅ーっ!」

花菜「はいはい」

CMだけで嬉しそうに燥ぐ陽羽に微笑む

陽羽と一緒に見てはいるけど

私にはあまり合わないアニメだったりする

復讐とか、そういうのはあまり……ね


花菜「何か欲しいものでもあるの?」

陽羽「天誅ガールズグッズ!」

花菜「そ、そっか」

解ってはいたけど

眩いほどに輝く瞳と

銃弾よりも早そうな即答に

少しだけたじろいでしまった

陽羽「陽羽と花菜で同じもの買おうよー。シャッツとか!」

陽羽はそう言いながら

近くに展示されている天誅レッドのキャラTシャツを指差す

花菜「ペアルック……部屋着、だよね?」

陽羽「えへへ」

花菜「う、うーん……ちょっと考えさせてね」


陽羽の笑顔はどう見ても部屋着ではなく

それを着て出掛けようって感じだった

キャラのプリントされたTシャツなんて

部屋で来ているだけでも恥ずかしいのに

それで外出なんて

厳しいなんてレベルじゃない

中高生ならまだノリでーとか

なんとか出来たかもしれないけど

21歳になってそれはさすがに……

でも、陽羽の笑顔が……うーん


1、ペアルック(Tシャツ)
2、陽羽の分だけ
3、ペアブレスレットにしておく
4、ステッキブレード
5、変身衣装
6、その他


安価下


花菜「ねぇ陽羽、あのCMでやってるブレスレットにしましょ?」

陽羽「え?」

花菜「その……私の年齢であのTシャツはちょっと厳しいというか……ね?」

本気で困りながら

それでも笑みを浮かべながら宥めるように切り出す

陽羽「花菜が言うなら良いよ? 陽羽が欲しいのは花菜と同じものだもんっ」

陽羽はそう言って嬉しそうに笑うと

私の手をぎゅっと握ってデパートの中へと引く

陽羽「ねぇっ花菜」

花菜「ん?」

陽羽「花菜のことは陽羽が絶対に守るからね」

花菜「………………」

陽羽の一瞬だけの振り向きざまの笑顔

それに対する反論はなく、ただ小さく「私も」と、返した


安価下コンマ判定


奇数  里見達と遭遇

偶数  遭遇なし


花菜「あっ……」

買い物を終えてデパートを出ると

可愛らしい……? 天誅ガールズのCMは終わっていて

聖天子様によるガストレア新法

についての話に切り替わっていた

陽羽「どうなるのかなー……あれ」

花菜「………………」

陽羽の打って変わって悲しそうな声に

私は手を握り返すことしかできなかった

あれがそう簡単に通るものだとは思えない

いくら聖天子様のお言葉だからといっても

東京エリアに住む大多数の人達が忌み嫌っている現状

スムーズに通るはずがないからだ


花菜「あれは聖天子様に頑張って貰うしかないわ」

陽羽「そうだね」

花菜「でも、平和がないと法案も何もない。だから――」

話途中の私の唇に

陽羽の人差し指が触れる

頑張って背伸びする陽羽は

少しだけ震えながら笑っていた

陽羽「言う必要ないよ。解ってるから」

花菜「……………………」

陽羽「……………………」

花菜「……そうだね、陽羽」

陽羽がゆっくりと離れて

もう一度えへへっと可愛らしい笑みを浮かべる

その頭を優しく撫でて私は微笑みを返した


そんな中、

陽羽がピクッと体を震わせて通りを見つめる

人が多く

先は全然見えないし変わった点もない

だけど陽羽はにらみ、私の体の前に手を出して

下がるように指示を出す

花菜「陽羽?」

陽羽「なにかくる。は雲はないけど、でも――」

「――そいつを捕まえろぉぉっ!」

陽羽の声を遮るように男性の怒声が響く

それとほぼ時を同じくして

陽羽の睨む先

そこに集まっていた群衆が裂けて女の子が飛び出してきた


>>333訂正


そんな中、

陽羽がピクッと体を震わせて通りを見つめる

人が多く

先は全然見えないし変わった点もない

だけど陽羽はにらみ、私の体の前に手を出して

下がるように指示を出す

花菜「陽羽?」

陽羽「なにかくる。早くはないけど、でも――」

「――そいつを捕まえろぉぉっ!」

陽羽の声を遮るように男性の怒声が響く

それとほぼ時を同じくして

陽羽の睨む先

そこに集まっていた群衆が裂けて女の子が飛び出してきた


「っ!」

女の子が立ち止まり、私達と見つめ合う

一目で外周区の子で

呪われた子供たちの一人だと解る

陽羽「一体何を……」

「………………」

陽羽は動揺した声を漏らし、少女の持つかごを見ていた

中身は盗品

さっきの声からして追われているのかしら

それを確定させるかのように

女の子の後ろから数人の男性が現れ、組み伏せた


落ちたカゴから商品が飛び出し

転がってきた果物を陽羽は呆然と眺めて

また女の子の方へと目を向ける

花菜「何があったの?」

「離れてろ嬢ちゃん! あぶねぇ!」

近寄ろうとした私に対して

男の人が手を払う

花菜「教えて、何があったの?」

女の子から漂う血のニオイに嫌な予感を感じて

もう一度訊ねると

男の人は女の子がした罪を教えてくれた

盗んだだけでなく

警備員を力を使って半殺しにしたんだ……と


盗みだけならなんとか出来そうだったけど

でも……人を傷つけてしまった以上は

この場でお金を払うから見逃して。と

簡単に済ませる事はできない

花菜「………………」

陽羽「花菜……」

花菜「っ……」

陽羽の悲しそうな瞳が私へと向けられる

民警であることを晒しても、呪われた子供たちを扱う民警は味方するだけだと思われて

ただ陽羽と私の正体を晒すだけになりかねない

でも、

ガストレア化するというものを使えばなんとかできなくもない

けれど結局、それは陽羽の正体をこの民衆の面前に晒すことになる……っ




1、民警です! ガストレア化の危険があるため、私達が対処します!
2、なにもしない
3、お姉ちゃんを呼ぶ(判定 失敗であの警官2人)
4、その他


安価下


花菜「ごめん陽羽、私は……」

陽羽を見れず

最後まで言うこともできない

この場で民警であることを宣言するということは

傍らにいる陽羽がイニシエーターであると言うようなもの

休日で子供も多く、中には陽羽と同じ学校の子だっているかもしれない

そこで晒すということは……つまり――

陽羽「うん」

花菜「っ……」

陽羽は女の子を見つめたまま

小さく頷き、私の手を握る

本当にごめんね……陽羽

花菜「民警です! ガストレア化の危険があるため、私達が対処します!」


「なっ!?」

「うわぁっ!」

女の子を押さえ込んでいた男性達が

悲鳴とともに飛び退く

「………………」

地面に伏せたままの女の子は

そのまま私のことを見上げる

花菜「貴女を連行します。抵抗は無意味よ。指示に従って」

「………………」

陽羽「花菜に手を出しても良いけど、返り討ちに合うから気をつけた方が良いよ?」

立ち上がりながら睨んだ女の子に対して

陽羽はそう言って笑う

花菜「さぁ、行くわよ」

駐車場まで引っ張っていき、車に乗せた


「……なんだよ!」

花菜「……大丈夫よ。私達は貴女に危害を加えるつもりはないわ」

真っ赤な目を光らせて

警戒し、鋭い爪を見せつけてくる女の子に対して

私は笑みを向ける

「あんた達が邪魔したんだろ! もう少しだったのに!」

陽羽「止まったのはそっちのくせに。花菜は止まれなんて言ってないよ」

粗暴な言葉遣い

汚れの酷い服

それがまた外周区に住むということの酷さを示し

きゅっと結んだ唇がピリッと痛んだ

花菜「………………」


1、このまま外周区に送ってあげる。だからもう、盗みなんて止めなさい
2、ごめんね……なんの力にもなってあげられなくて
3、私達と一緒に――来る?
4、何も言わない
5、抱きしめる
6、その他

安価下


女の子へと手を伸ばす

怯えた女の子の鋭い爪が腕を引っかき

足が体を蹴る

それでも私は女の子の背中へと腕を回し、抱きしめた

髪の毛は土臭いというものですら生易しい

酷いニオイがする

触れてみればガサガサで、黒く汚れる

花菜「……………………」

ごめんねなんて言えなかった

助けてあげるなんて言えなかった

ただ、この子の知らない温もりを与えてあげることしかできなかった

「っ………………」

強く、強く抱きしめて

優しく、繊細な女の子の心を包み込む


花菜「っ……うぅ……」

女の子の持つ酷さが

私の心に響き、染み込んでいく

だからか

抱きしめているうちに私は耐え切れず泣いてしまった

陽羽「もー……花菜ってば」

花菜「ぐすっ……っ……」

陽羽の呆れたため息と共に

彼女の手が私の頭に触れる

「な……なんなんだよ……なんなんだよ!」

陽羽「あはは、驚くよね……でも、これが花菜なんだ」

「なんだよそれ……」

陽羽「さぁ? 感じるものに委ねちゃえばいいと思うよ……そうすればきっと、楽になるはずだから」


「……私は」

花菜「…………………」

「………………っ」

花菜「!」

最初は体に食い込ませるように立っていた女の子の爪が

体の流れに沿って平行になっていく

そして……女の子の腕が私の体を抱きしめた

花菜「………………」

「……………………」

抱きしめ合う私達に対して

陽羽は「良かったね」と、微笑んだ


女の子の処遇


1、外周区に送る
2、家に連れて行く
3、天童民間警備会社へ
4、困ったときの里見くん
5、菫のところへ
6、香織のところへ


安価下


→天童民間警備会社(夕方)


木更「それで……この子を預かって欲しいって?」

花菜「う、うん」

木更「ん~……」

「っ!」

女の子は木更ちゃんの品定めするような目に怯えて

私の後ろに隠れてしまった

木更「まぁ良いわよ」

花菜「本当?」

木更「花菜には随分と助けられてるしね。なにより……かなり大切な決断までしたんでしょ?」

花菜「……………………」

木更「そこまでして助けた子、ダメだなんて言えるわけないじゃない」

木更ちゃんはそう言って笑った


陽羽はもう、学校には行かせてあげられない

転校することだって怪しい

だって……他の小学校の生徒だって当然いたはずだから

私のあの行動で女の子を救った

でも、そのせいで私は陽羽の人生を……

花菜「……っ」

木更「花菜……」

木更ちゃんは私の肩を叩き

儚げな瞳で見つめてきた

木更「あんまり気に病まない方が良いわ」

花菜「うん……」

木更「陽羽ちゃんは?」

花菜「車で寝てる」

木更「なら早く戻ってあげて。この子は私が預かってあげるから」


「待って!」

花菜「え?」

助け出した女の子は

汚れ切った髪を掻くと

服の裾をギュッと握り締める

「……りがと」

花菜「ん?」

「ありがと!」

いい慣れていないお礼を

女の子は恥ずかしそうに言い放つ

花菜「どういたしまして」

女の子に対して悲しい表情は向けるまいと

小さな笑みを浮かべながら手を振り、事務所をあとにした


陽羽「どうだった?」

花菜「……預かってくれるって」

陽羽「そっか。流石木更だね」

陽羽はそう言って笑うと

またゆっくりと目を瞑る

夕方の暗さが車内から光を奪い

流れる沈黙がわずかな寒気に体を震わせる

なんて……言えば良いのかな

なにを……してあげたらいいのかな

陽羽の人生……私

花菜「っ…………」

言葉を見つけられないまま

私はエンジンをかけて車を動かす

未織ちゃんとの約束がある

そのことに――私は逃げたのかもしれない


未織「んーあれやな~。催涙弾とかみたく、ぶしゅーって出す感じのやつ」

花菜「ええ。そう言う感じになるわ」

未織に新型爆弾の設計というか

設定を話してみると

快く頷いてくれた

金額も予想に近く

20万円ほどかかるとのこと

本来は実用性の全くない爆弾である以上

テスターなどをやるからタダにして欲しい

なんていうお願いは受け入れて貰えるはずもない

陽羽「どうするのー?」

花菜「う、うん……」


1、お夕飯ご馳走したらいくら位まけてくれる?
2、わ、私の一晩あげる!
3、ねぇ……出世払いとかできない?
4、その他、値切り文句


安価下


安価下コンマ判定一桁

1最低  0最高  (割)

ゾロ目はイベント


未織「あ、代金はええよ~」

花菜「え?」

未織「その代わりって言うのもアレなんやけど~」

未織ちゃんはなにか企んでいそうな笑みを浮かべながら

近くの机にかぶさっていたシートを外す

出てきたのは黒光りするハンドガンに似た構造の銃

花菜「銃身のモデルはプェイファーだよね? これ」

未織「さっすが花菜ちゃん。よー解っとるなぁ。ハンドガンでありながら桁外れの威力を持つソレや」

花菜「これがどうかしたの?」

未織「花菜ちゃんにぜひ使って欲しいなーって」

未織ちゃんは簡単に言うけど

屈強な男性……例えば将監さんなんかでも

反動で後ろに跳ねてしまいそうなほどの反動を生じさせる

それがこのPfeifer Zeliskaである

花菜「私の腕……吹っ飛ばしてほしいっていう暗喩?」


未織「まっさか~ウチに超美味しい料理振る舞えなくなるのは堪忍して欲しいわ~」

花菜「じゃぁ、どうして?」

未織「基礎はプェイファーを借りとるんやけど、反動を最小限にした優れものなんよ」

花菜「そんなこと出来たの?」

私の質問に対して

未織ちゃんはにやっと笑う

未織「できたからそこにあるんやで~?」

花菜「……………………」

陽羽「話がぜんっぜん解らない」

陽羽の呟きに苦笑を返しながら銃を手に取る

6kgほどある本物? に対してこれはかなり軽く

大きく見積もっても1kgほど……

花菜「リボルバーの回転弾倉を外して軽量化させたんだね……1発1発装填する必要があるんだ」


花菜「威力はどのくらい落ちてる?」

未織「元より1割位削ったかな~」

花菜「そっか……これのテスターをやるならタダでいいの?」

未織「それよりもお料理食べたいな~」

未織ちゃんはそう言いながら

陽羽に「ね~」と話を振り

2人して期待の眼差しを向けてくる

花菜「あはは……お、お料理はちゃんとするから」

未織「約束やで~? そっちは料理のお釣りみたいなもんやし」

花菜「お釣り……」

私の料理でお釣りが出るのかな

24万円の爆弾に対して……


1、銃も貰っておく
2、銃は断る


安価下


花菜「貰っておこうかな」

未織「大事にしてな~」

未織ちゃんは受け取って貰えたことが嬉しいのか

嬉しそうに笑いながら

陽羽に覆い被さるように抱きしめる

陽羽「未織ーっ、前が見えないよーっ」

未織「ちょっとだけ~ちょっとだけ~」

そう言いながらイチャイチャとする2人を横目で見つめながら

そのあまりにも緊張感のない平和な世界に

思わず笑いが漏れてしまった


・単発式ハンドカノン プェイファー・ツェリザカ(500(通常)/1000(黒弾))を入手した
・戦闘1回につき、1度のみ使用可能


→ 2月 3日目  夜  自宅


未織「ホンマに美味しいなぁ……」

花菜「そう言って貰えると嬉しいわ」

未織「そんで陽羽ちゃんも上手いんやろ~? 民警辞めて定食屋でもやったらええのに」

未織ちゃんは食後のお茶を啜りながら

不意にそんなことを言いだし

陽羽「陽羽はやだよ。花菜のお料理売るなんて」

陽羽はそう言いながら

私の体にぎゅっと抱きついてきた

未織「なんで~?」

陽羽「花菜にいろんな人が群がってくるのはやなの!」

未織「ふ~ん。つまり独り占めしたいってことやね~?」

陽羽「うっ……」


小さく唸って私を見上げた陽羽は

すぐに目を逸らす

花菜「陽羽?」

未織「大事なママやもんな~別に恥ずかしがる必要ないで~?」

未織ちゃんはにやにやと笑いながら

陽羽の脇腹をつつく

からかっているのは明確だった

花菜「もうっ未織ちゃん、あんまり陽羽のことからかわないのっ」

未織「あはは、怒られてもうた。あんま本気にせんといて~」

陽羽「う~っ!」

陽羽は可愛らしく未織ちゃんを睨む

別に仲が悪いわけではなくむしろ仲がいい

酷いのは未織ちゃんと木更ちゃんなんだけど

それ自体も喧嘩するほど仲がいいっていう感じだったりする


花菜「さて、と」

ぱんぱんっと手を叩くと

2人が私のことを見つめる

もう夜だし

未織ちゃんが帰るなら送らないといけないし

そうでないならこのままでも良いんだけど……

未織「もうお開きなん?」

花菜「未織ちゃんはどうするの?」

未織「泊まってってええなら泊まりたいんやけどな~」

陽羽も喜ぶだろうけど……



1、ダメよ。送るわ
2、ガストレア捜索へ
3、未織と交流(この場合、宿泊となります)
4、陽羽と交流(この場合、宿泊となります)
5、その他


安価下


→未織と交流


陽羽が寝たのを確認してから

リビングのベランダへと出ていく

しかし――

未織「どうかしたんか~?」

花菜「うん?」

未織ちゃんがついてきていた

私の隣に並び

未織ちゃんは小さく息をつく

未織「陽羽ちゃんを見る目がちょっとおかしかったで?」

花菜「……………」

未織「そんな暗い顔しないといけないようなことしたん~?」


花菜「……ええ」

未織「そっか」

私のそのたった一言で

未織ちゃんは満足気に声を漏らして

扇子を弄り出す

未織「………………」

花菜「……なんでついて来たの?」

未織「花菜ちゃんがいなくなるような気がしてね~」

花菜「ふふっ、そんなつもりは全くないんだけれど」

陽羽を一人置いて出て行くなんて有り得ない

だって……私は陽羽を学校から切り離してしまったのだから


そんな負い目を隠した笑みを

未織ちゃんは笑顔で見つめる

何か言いたそうではあるけど

あえて言わない。そんな感じがした

花菜「………………」

未織「………………」

夜の帳が降りた街

その静けさの中に私達も混ざっていく

どうしようかしら

昼間のことを話す?

もっと別のことを話す?

……どうする?



1、何も話さない
2、昼間のことを話す
3、呪われた子供たちに関して話す
4、ねぇ……未織ちゃん。この世界って理不尽よね
5、今日はありがとう。爆弾もタダで、あんな良い武器まで貰っちゃって
6、その他自由


安価下


花菜「……今日の昼間、呪われた子供が万引きをしたの」

未織「………………」

花菜「警備員を半殺しにして……逃げて、私達に退路を塞がれたの」

未織「………………」

黙って聞く未織ちゃんに

私は今日の昼間のことをすべて話した

退路を塞いでしまって

女の子が捕まってしまっtこと

その女の子を助けるために

陽羽の人生を奪ってしまったこと

全部……話した


未織「それで良かったんやないの~?」

全部聞いた上での第一声がそれだった

花菜「え?」

未織「それに、そこで見捨てられるようなら。ウチらはそばにおらんかったで?」

未織ちゃんは遊んでいた扇子をしまいこみ

どこか色気のある流し目を私へと向ける

未織「なにより、実力不詳の時から傍におる陽羽ちゃんは、そんな花菜ちゃんに惚れたんとちゃうん?」

花菜「……………………」

未織「きっと、人命を何よりも優先したことを、陽羽ちゃんは喜んでると思うよ~?」

小学校に通えなくなった

そしてきっと中学校にだって、高校にだって

なのに……それなのに……

花菜「陽羽は普通の子供が出来ることを出来ないようにしたことを……喜ぶの?」

未織「陽羽ちゃんが求めてるもんは学校やない。優しい優しい花菜ちゃんや。それだけできっと幸せいっぱいなんよ」


車の中での陽羽の言動

この家に帰ってきてからの

陽羽の言動

そのどこにも、不満はなかった

怒りも、憎しみも、何も……

未織「解ったんならもう悩む必要ないな~」

花菜「……友達、作らせてあげたかった。普通の生活をさせてあげたかった」

そしてなにより

陽羽の戦う理由を、その存在意義を、

より強固なものにしてあげたかった

花菜「普通の人たちにも必要とされる。そんな風にしてあげたかった……」

未織「ガストレアが消えたあとの存在意義?」

花菜「そんな感じ……かしらね」


今はまだイニシエーターとして世間かはともかく

人類で見るなら必要とされてる

でも、イニシエーターが必要なくなったら?

そうしたら陽羽達はみんな……

未織「花菜ちゃんはイニシエーター要らなくなったら陽羽ちゃん達も必要なくなるん?」

花菜「そんなことあるわけない……」

未織「ならええやん。陽羽ちゃんだって花菜ちゃんが必要としてくれるだけできっと満足なはずやで~?」

花菜「……そうなのかな」

ガストレアがいるからこそ残る存在意義

それがなくなったあとの存在意義は

私達が一緒にいたい

そんな小さいもので賄えるものなのかしら?

それに対する答えはもう

日々の陽羽の笑顔と

助け出した女の子の気恥かしそうな感謝の言葉が表しているような気がした



・1日を終わります
・陽羽は学校に通えなくなりました


安価下コンマ一桁判定


奇数 蓮太郎達が影胤達と戦闘

偶数 戦闘なし(この場合、延珠の登校は続行)

────────────────────────────────────────

 交友関係(好感/信頼)  2月3日目 現在

  手地嶋 陽羽 (55/55  信頼するパートナー) 人命優先+3、ペアアイテム+1

    天童 木更 (12/14  仕事仲間)
    里見 蓮太郎(10/12  仕事仲間)
    藍原 延珠 (??/??) 登場が名前のみのため
    山科 香織 (59/62  大切な双子の妹)
    司馬 未織 (16/17  仕事仲間) 初期14 料理+1、相談+1/+2
    室戸 菫   (15/15  仕事仲間のようなもの)
    千寿 夏世 (05/05  その他のプロモーター)
    伊熊 将監 (-30/-15 敵)


    所持金 59.5万円

────────────────────────────────────────


・奇数のため戦闘発生、よって原作通りバレ


キリがいいのでここまで
ありがとうございました


花菜の性格が馬鹿と言いたくなるほど優しいからこそ
こんな圧倒的実力差の陽羽が慕い、寄り添うのかもしれない


不器用な将監が見られるということなので
漫画版も買って見てみました……原作ともアニメともまた違うみたいですね



容姿に触れずに進行させていますが
必要であれば安価取ります。コンマ判定になりますが


では、容姿判定(身長とB W H)をするかどうか


1、する
2、しない


安価下~下3


では身長から
身長の参考は21歳平均身長から


安価下コンマ判定(1桁2桁 入れ替え)


01~05 145
06~10 152
11~15 155
16~20 156
21~25 157
26~30 157.5
31~50 158
51~55 158.5
56~60 159
61~65 159.5
66~70 160
71~75 160.5
76~80 161
81~85 162
86~90 163
91~95 164
96~00 165


ゾロ目の場合  最安価


72→27(157.5cm)


安価下コンマ判定(1桁2桁 入れ替え)


01~05 72
06~10 73
11~15 74
16~20 75
21~25 76
26~30 77
31~35 78
36~40 79
41~45 80
46~50 81
51~55 82
56~60 83
61~65 84
66~70 85
71~75 86
76~80 87
81~85 88
86~90 89
91~95 90
96~00 91


最低値、及び最大値はアイドルマスターを参照

72→27( 身長 157.5cm)
05→50(バスト 81cm)

  次はウエスト

安価下コンマ判定(1桁2桁 入れ替え)


01~06 52
07~14 53
15~21 54
22~28 55
29~35 56
36~42 57
43~49 58
50~57 59
58~64 60
65~71 61
72~78 62
79~85 63
86~92 64
93~00 65


最低値、及び最大値はアイドルマスター等を参照

72→27( 身長   157.5cm)
05→50(バスト   81cm)
36→63(ウエスト 60cm)


  次はヒップ

安価下コンマ判定(1桁2桁 入れ替え)

01~05 73
06~10 74
11~15 75
16~20 76
21~25 77
26~30 78
31~35 79
36~40 80
41~45 81
46~50 82
51~55 83
56~60 84
61~65 85
66~70 86
71~75 87
76~80 88
81~85 89
86~90 90
91~95 91
96~00 92

最低値、及び最大値はアイドルマスター等を参照


72→27( 身長   157.5cm)
05→50(バスト   81cm)
36→63(ウエスト 60cm)

95→59(ヒップ   84cm)

……これでの平均が54kg  理想 47kg(痩せて見える的な意味で)

筋力は基礎240 50につき1として40切り捨てで4

体重は58kgくらいかな

54kgのほうがいい?



じゃぁ58で

157.5cm 58kg 81-60-84

花菜の容姿設定はこんな感じで
髪は日本人なので黒


長さは……安価下


戦場むくろという名前と画像が浮かんだ……そんなかんじかな。多分

とりあえず再開していきたいと思います



安価下コンマ判定

花菜の学者レベルの知識は周知の事実or一部しか知らない


奇数:周知

偶数:特定のみ


→偶数:特定  よって朝イベントはなし


2月 4日目  朝   自宅


花菜「未織ちゃん、未織ちゃん!」

未織「なんやもう~」

花菜「準備しないとダメなんでしょう? 一旦家に帰らなきゃ」

未織「ん~……ええんやない?」

良いわけないでしょ……

生徒会長だというのに

なんて適当な子なのだろう

陽羽「蓮太郎に強制しておきながらそれはダメなんじゃないかなー?」

未織「陽羽ちゃんに言われるとは思ってへんかったな~……」

ちょっと気まずそうに笑いながら

未織ちゃんは自分の手で髪を梳いた


未織「なぁなぁ、花菜ちゃ~ん」

花菜「なぁに?」

未織「送ってってくれへんの~?」

未織ちゃんはそんなことを言いながら

私の腕を抱き込む

そっと陽羽を見てみると

自分のカバンには目もくれず

テレビを食い入るように見つめていた

花菜「………………」

未織「ん~?」


1、ごめんね、未織ちゃん。私、陽羽と一緒にいたいから
2、陽羽、未織ちゃんを送ってくるけど……
3、その他


安価下


花菜「ごめんね、未織ちゃん。私、陽羽と一緒にいたいから」

未織「…………………」

私のその言葉に

未織ちゃんは一瞬だけ暗い顔を見せたけれど

すぐに「なら仕方ないな~」と、微笑む

花菜「未織ちゃん、またいつでも泊まりに来てもいいからね?」

未織「毎日でも食べに来たいわ~。なんならお金払ってもええ。専属のコックにでもなってぇな」

花菜「ふふっ、私よりも凄い人なんて一杯いるはずよ?」

未織「せやけど、花菜ちゃんは一人やろ?」

花菜「……………………」

未織ちゃんはその一瞬で表情と空気を一転させ

真面目な声で言い放つ

未織「あの爆弾作って何するつもりなんかはあえて聞かん。やけど……絶対、また料理作って貰うで」

それに対して

私は微笑みを返し、小さく頷いた


陽羽「んー今日は午後から雨降るみたいだよー?」

花菜「そう、ありがとう」

陽羽「どういたしましてー」

陽羽はいつもの調子で笑う

声色に変わりはなく

言動に変わりもない

花菜「…………………」

陽羽「どうかしたの?」

花菜「陽羽……」

陽羽「うん?」


1、昨日のこと……怒ってないの?
2、ごめんね……学校、行けなくしちゃって
3、ぎゅっと抱きしめる
4、なんでもない……なんでもないわ
5、ねぇ、どこか行きたいところある?
6、ねぇ……学校、行ってみる?
7、その他


安価下


何も言わずに陽羽の体を抱きしめる

陽羽が私のことを解ってくれていて

昨日のことを許してくれているってことも

でも……このままあやふやに終わらせることは避けたかった

陽羽「花菜……?」

花菜「……狡いわね、私」

そう思いながらも

謝罪の言葉を並べることも

頭を下げることも出来ない

ただ、陽羽の寂しい気持ちを

抱きしめることしか――

不意に体に圧迫感を感じて、思考が止まった


陽羽「……私は嬉しかったよ? 花菜があの子を助けてくれたこと」

花菜「………………」

陽羽「あの子を見殺しにしてたらさ、きっと……陽羽はそれでも学校に行けなかったって思う」

陽羽はそう言いながら

私の腰周りに触れていた手を背筋に沿って上へとずらし

頭に……触れた

陽羽「だって、それじゃ花菜が辛いもん。苦しいもん。そんなの私は望んでない」

花菜「陽羽……」

陽羽「花菜は陽羽に笑ってって言った。幸せでいてって言った。だから私は言った。お姉さんが幸せにしてくれるならって」

殺されそうだった陽羽を助けて

なんで助ける必要があったのって言われて……私が言った言葉

陽羽「陽羽の幸せは花菜の笑顔が見れるこの毎日……だから、私は望むよ。花菜が目の前の命を助けることを」

花菜「っ…………」

陽羽「それがどんなに厳しいことだって、陽羽は。花菜と一緒なら受け入れる。学校に通えない人生だって、受け入れる!」


陽羽「だから……泣いたりしないでよ」

抱きしめていた私は

いつの間にか

陽羽に抱きしめられているという形になっていて

頭に触れる陽羽の手がわしゃわしゃと動くのを感じる

花菜「……馬鹿っ、後悔するわ。こんな私を受け入れるなんて」

陽羽「あははははっ」

花菜「っ」

陽羽の嬉しそうな高笑いが部屋に響き

それは直ぐに静まって

外の喧騒が室内に割り込む

陽羽「知らないの? 陽羽は意地っ張りなんだよ? 着いていこうと思われた花菜はふこーだね。にひひっ」

花菜「……もうっ」

もう一度ギュッと力を込めると

応えるように陽羽もまた腕に力を込めた


・昼に移ります
・昨夜の里延vs影小により強制イベントが入ります


→ 2月 4日目  昼  自宅


お昼になって里見くんからの電話が鳴り響き

出るやいなや怒号にも思える声が電波を乱し音割れしながら聞こえてきた

花菜「延珠ちゃんが?」

蓮太郎『ああ……そっちに行ってないか?』

花菜「ううん、ごめんなさい」

蓮太郎『……そっか』

ブツッと電話が切れる

電波障害でもなんでもなく

里見くんの意志で切ったのは間違いない

陽羽「花菜?」

陽羽は怒号だけは聞こえたのか

心配そうに私を見つめてきた


花菜「……延珠ちゃんが」

陽羽「聞こえたよ。学校、延珠もダメになっちゃったんでしょ?」

陽羽は少し悲しげに呟き

私の服の裾を握る

自分はダメでも延珠ちゃんにだけは続けて欲しかったのかも知れない

それがまさか同時にダメになるなんて……

陽羽「ねぇ、花菜」

花菜「なに?」

陽羽「どうするの? 延珠の事、蓮太郎に任せておく?」



1、特訓(延珠は連太郎に任せる:原作通り)
2、事務所へ
3、菫のところへ
4、香織のところへ
5、蓮太郎のところへ
6、外周区へ
7、その他


安価下


花菜「とりあえず、里見くんに会いに行きましょ」

陽羽「会ってどうするの?」

花菜「かなり心に来てるみたいだったから……」

陽羽「ぎゅーっはダメだよ?」

花菜「え?」

陽羽「だめったらダメだからね!」

陽羽は頑なにそう言い続ける

別にそういうつもりは全くないのに……と

半ば呆れながら陽羽へと笑みを向ける

花菜「別に下心があるわけでもないし、些細なことでしょ?」

陽羽「些細なことで済むとは思えないよー?」

ぶっきらぼうにそう言い捨てた陽羽を車に乗せ

私達は里見くんの家へと向かった


→ 蓮太郎&延珠の家


花菜「………………」

蓮太郎「……………」

陽羽「…………何よりもまず言いたいことがあるんだけど」

陽羽は悲しそうな顔ではなく

呆れているというか引いているというか

複雑な表情で言いながら私の手の甲をつつく

花菜「う、うん。その気持ちは分かるけど」

とりあえず今は我慢しようね。と

言葉ではなく目で制す

延珠ちゃんの服を自分の周りに放り出してるなんていうのは

そう。いうなれば喪失感を埋めようとするものであって

如何わしい理由なんてない――……はずだもんね


蓮太郎「聞いたよ……そっちもバレたんだろ?」

花菜「バレたっていうよりはバラした……かな。商店街で民警だって叫んじゃって」

小さく笑いながら素直に答えると

里見くんは目を見開く

何馬鹿なことしてるんだよ。とでも言いたそうな目だった

陽羽「陽羽達と同じ子が万引きとかして……見逃せば殺されていたかもしれないんだ」

蓮太郎「だからって民警なんて言ったらどうなるかくらいッ」

陽羽「うん。でも、見逃せないのが花菜達だから」

そう言って笑う陽羽を一瞥し

里見くんは「馬鹿だな……アンタ達」と

深くため息をついき

また憂鬱そうにだんだんと陽が傾いていく外を眺めた


ごめん限界なのでここまでにします


このあと蓮太郎への言動、のち夕方かな

あんまり特殊だとあれだから抑えたのか
まだスペックが足らなかったのか……
学者レベルの頭脳(理数系?)が過去にどんな影響あたえてるんだろうか

しかし11歳の女の子(一般人)が人殺しって普通なのか


http://goo.gl/5Gbakx

sswiki作ってみました
わけのわからない長さだったのでGoogle urlショート使ってます


万引きの女の子はアニメ版が一番、悲惨な現実を表してたと思う


再開していきます


延珠ちゃんは私のところに来なかった

里見くんのところにも帰ってきてない

事務所で電話番中のあの子から連絡が来たりもしていないし

事務所に行ったわけでもないはず

だとしたら……

陽羽「……うん」

花菜「だよね」

何も言わずに陽羽に目を向けただけだけれど

言いたいことを察したのか、頷く

延珠ちゃんが過去にいたことのある39区

陽羽も行ったことのある場所……多分、そこにいる

そしてそれはきっと、里見くんも解っていることのはずなのに

蓮太郎「………………」

花菜「……………………」


1、延珠ちゃんの事、探しに行かないの?
2、しっかりしなさい、里見くん。貴方まで……延珠ちゃんから離れてしまうの?
3、何も言わない(陽羽が何かをいいます)
4、ぎゅっとしちゃう
5、何か食べる?
6、その他


安価下


花菜「里見くん」

蓮太郎「っ!? なにを!」

里見くんの男らしい体を後ろから優しく包み込む

男の子だからか

私よりも筋肉質で硬い体

抱きしめているとその体温が私の体まで温める

陽羽「っ~~~っ!」

花菜「………………」

陽羽は何か言いたそうだったけど

私が微笑みを向けると、諦めたように顔を背けた


蓮太郎「離れてくれ」

里見くんはそう言いながらも

強引に振りほどこうとはしない

花菜「……しっかりしなさい、里見くん」

蓮太郎「俺は――」

花菜「貴方まで……延珠ちゃんから離れてしまうの?」

蓮太郎「っ……そんなつもりはねぇよ!」

思いっきり怒鳴った里見くんの体は少し震えて

私の触れる右腕の筋肉が僅かに固まり

拳を握りしめていることに気づく


花菜「ならどうしてここに居るの? ここで、腑抜けているの?」

蓮太郎「腑抜けてなんかいねぇよ……ただ」

花菜「ただ?」

里見くんの体から力が抜けて行くのを感じながら

目を閉じて、頭の中を整理していく

里見くんの思っていること

失望、絶望していることは解る

でも……

花菜「陽羽や延珠ちゃん達を理解してくる人は少ないわ」

蓮太郎「ああ……解ってる。でもよ。延珠が学校で何かしたわけじゃねぇんだ! 学校のやつらに何かしたわけでもねぇ!」

花菜「そうね……」

蓮太郎「なのになんで……呪われた子供たちってだけで虐められて、迫害されて、追い出されなきゃいけねぇんだよ」


蓮太郎「アンタだっておかしいって思うだろ!?」

花菜「思うわ。でも……思うことしかできない」

蓮太郎「っ…………」

私達に世界のその考えを改めさせるような力はない

子供たちすべてを救済出来るような力もない

花菜「無力すぎて情けなくて、悔しくて、辛くて、悲しいわ……ほんと、何のために生きているのか悩みそうなほどに」

目を瞑れば思い浮かんでくる

沢山の子供たちの遺骸

恐怖に怯え、体を震わせる小さな女の子達

花菜「…………」


1、でも、だからこそ私はこの手の届く限りの全てのものを諦めない。絶対に守るわ
2、けれど……陽羽達の笑顔を見て思うのよ。するべきことはその表情を輝かせてあげることなんじゃないかって
3、でも、悩めば何かが変えられるの? そうやって言葉にするだけで何かが変えられるの?
4、けど……生きる理由、生きる意味それが解らないのは私たちだけじゃないわ
5、その他


安価下


花菜「でも、だからこそ私はこの手の届く限りの全てのものを諦めない。絶対に守るわ」

手の届かなかった子供たち

差し伸べることさえできなかった子供たち

そればかり思い浮かぶけれど……それだけじゃない

【「ありがと!」】

あの子の気恥かしそうな笑みが浮かぶ

陽羽の、延珠ちゃんの、みんなの笑顔が浮かぶ

花菜「……貴方はどう? 里見くん」

蓮太郎「……………………」

花菜「目の前どころか、寄り添う延珠ちゃんですら諦めてしまうの?」

挑発の意味を込めてのその言葉に対して

蓮太郎「諦めるわけねぇだろ」

里見くんは下を向いていた頭を上に向けて

私の手に自分の手を重ねてそう言った


蓮太郎「……延珠は俺の大切な家族なんだからな」

花菜「うん」

続いたその本命の言葉は

やっぱり大きなものではなかったけれど

覆いかぶさる私にはしっかりと聞こえていた

花菜「送っていってあげるけど?」

蓮太郎「いや、良い。自分で行くよ」

花菜「そっか」

活力を取り戻した里見くんに対して

微笑を交えながらもう一度告げる

花菜「できることからしていきましょう? 里見くん」

蓮太郎「ああ」

里見くんのその返事が部屋に響き

綺麗に決まって静まっていく部屋

しかしそこで終わりではなく

蓮太郎「あ、あの、さ……花菜さん」

花菜「うん?」

蓮太郎「も、もう平気だから離れてくんねぇか? そのなんつーかよ……」

陽羽「むーっ!」



1、ふふっごめんなさい。私になんて興味ないと思っていたから
2、あっ……っっ! ご、ごめんなさい。私ったらつい……こんなに長く
3、あら……嫌なの?
4、ふふっ、ごめんなさい
5、その他


安価下


花菜「あら……嫌なの?」

蓮太郎「そういうわけじゃ……」

陽羽「かーなーっ!!」

床を踏み鳴らし

頬を大きく膨らませながら

陽羽は手を振り回す

花菜「ふふふっ、ごめんね。冗談よ」

陽羽「冗談になってないもんっ! 蓮太郎だって照れてるもん!」

苦笑しながら離れると

陽羽は私ではなく里見くんを睨む

蓮太郎「ばっ、ったりめーだろ! こんなことされて照れないわけねーよ」

花菜「里見くんもごめんね、やりすぎたわ」

蓮太郎「あ、ああ」

里見くんは照れくさそうにそう言って頭を掻き

少し強引に私たちを家から追い出し、第39区

延珠ちゃんがいるであろう場所へとかけていった


・夕方に移ります


→ 2月 4日目  夕方  車内 


陽羽「花菜ってばすぐ抱きつくんだから」

花菜「あはは……癖なのよ」

陽羽「癖だからって許されるわけないんだけどなー」

花菜「ちゃんと解ってるから」

そう言った私のことを

陽羽は心配そうに見つめる

花菜「なに?」

陽羽「花菜が木更みたいな胸じゃなくてよかったなーって」

花菜「なっ」

陽羽「そうだったらもー大変だよ」

やれやれとため息をつく陽羽に対し

今日のデザートは無し。と、ちょっとした仕返しをしながら車を走らせていく



1、特訓
2、家に帰る
3、菫のところ
4、香織のところ
5、未織のところ
6、事務所
7、商店街
8、ガストレア捜索


安価下


花菜「陽羽、そろそろガストレアを探しましょ」

陽羽「うん。でも……」

花菜「影胤さん達にはまだ会いたくはないわね」

作るのをお願いしたのが昨日の夕方

たった1日で完成する訳もなく

まだ爆弾は手元にはない

花菜「けど、それで躊躇って封印指定物を取られたら最悪だから」

陽羽「そうだね」

陽羽のエコロケーションを使えば

発見できる確率は上がるけど侵食率が上がっちゃうわ

できれば使わずに見つけたいけど……


1、エコロケーションを使う
2、エコロケーションを使わない


安価下



安価下コンマ ガストレア判定(コンマは入れ替え  21→12)


01~10 発見

11~40 失敗

41~50 発見

51~60 夏世&将監(戦闘)

61~00 失敗


安価下2コンマ判定一桁


0  4   9  で影胤&小比奈 遭遇


→ 90→09 発見   03→影胤はなし


花菜「……あっ」

陽羽「ふふんっ」

陽羽が得意げに鼻を鳴らしながら

空を飛ぶ未確認飛行物体UFO……ではなく

空飛ぶ蜘蛛を指差す

花菜「本当に空を飛ぶなんて」

陽羽「あれは蜘蛛の糸をいっぱい使ってるみたいだね」

嬉しそうに笑う陽羽を横目に

スナイパーライフルのサイトを覗き、蜘蛛の容姿を見つめる

間違いなくスパイダーの単因子だった


運良くここは外周区

あのまま墜落させても問題はなさそうだけど……

花菜「っ……」

陽羽「花菜?」

なぜ封印指定物を持っていたのかはわからないけど

ケースを取り込んでいるということは

あれも元は人だったガストレア

花菜「………………」

エコロケーションを使わなかったおかげで

あの蜘蛛は私達に気づいていない

急所に直撃させることは容易だ

陽羽「回収に行くことを考えるなら接近してからのほうがいいかも」

花菜「そうね……でも、安全を考慮するなら狙撃だわ」


1、狙撃する  急所確定   判定によっては即死(他のペアやガストレアの判定があります)
2、接近する  戦闘になります
3、蓮太郎に連絡

安価下


花菜「ここから狙撃するわ」

陽羽「花菜!」

花菜「大丈夫……私は名前も知らない被害者を救うために撃つ」

それは方便でしかない

ただ、人殺しだと認めたくないがゆえの

言い換えた言葉でしかない

陽羽「花菜……」

花菜「ふぅっ……」

構えるのは対物ライフル

スナイパーライフルでは威力にやや不安が残る

ほんの一瞬

注射をしただけのような一瞬の痛みだけで……終わらせてあげたい

花菜「……貴方にこれ以上、罪を重ねさせたりしないからっ!」



安価下コンマ判定

ダメージ基礎コンマ  反転(12→21)

ゾロ目、または90以上で一撃


288+664+24+82=1058(A)

A-350(B)=708(C)

708x2=1416ダメージ


花菜「っ!」

陽羽「花菜、追うよ!」

花菜「ええ……」

弱点に的確に直撃させたものの

あの蜘蛛の成長を加味してなかったのが仇となったのか

撃退には至らず

蜘蛛は悲鳴を轟かせて眼下の地面へと墜落し

地面が大きく揺れた


花菜「ごめんなさい……っ」

陽羽「………………」

陽羽に手を引かれながら走る

ただ痛いだけ、苦しいだけ

そんな傷を負わせるだけで終わってしまった

今もまだ森の中に彼の悲鳴が木霊する

痛みに呻き、バタつく足が木を蹴り折る音が響く

陽羽「花菜、ガストレアを一回の攻撃で倒すのなんて普通は無理だよ」

花菜「それはわかってる……でも……」

陽羽「なら。楽にしてあげるために急ごう?」

花菜「っ……解った」

引っ張られるだけだった体を前に出して勢いよく駆け出し

彼が墜落したであろう場所へと飛び出した――


安価下コンマ判定一桁


 12 影胤&小比奈
 34 ガストレア(ステージは再コンマ)
569 蜘蛛のみ
 78 呪われた子供たち
  0 落ちた蜘蛛に潰された子供たちの遺骸 


安価下コンマ判定(反転12→21)


01~10 Ⅰ
11~20 Ⅱ
21~30 Ⅲ
31~40 Ⅳ
41~50 Ⅰ
51~60 Ⅰ
61~70 Ⅱ
71~80 Ⅱ
81~90 Ⅲ
91~00 Ⅳ


花菜「陽羽!」

陽羽「解ってる!」

蜘蛛の傍にもう一体

ガストレアの姿があった

見た感じステージⅡ

ステージⅠ及びステージⅡの2体を同時に相手する……か

花菜「あっちの子……なんだったのかしら」

陽羽「解らない相手を気にするのはなしだよ。花菜」

花菜「解ってる。生き物として……丁重に弔うよ」

バラニウムの弾のせいで

ターゲットであるスパイダーはもう瀕死状態

でも、私たちを見定めている以上

もう一体も倒さなきゃ……

花菜「影胤さん達がこないうちに終わらせよう」

陽羽「うん」


・戦闘に入ります


味方→花菜:HP1200/1200 筋力:216 防力:216 脚力:240 知力:240 視力:240 直感:267 射撃:288 物理:216
味方→陽羽:HP3250/3250 筋力:355 防力:330 脚力:300 知力:295 視力:300 直感:271 射撃:300 物理:300

敵1→M-S:HP584/2000 筋力:??? 防力:??? 脚力:??? 知力:??? 視力:??? 直感:??? 射撃:??? 物理:???
敵2→G-Ⅱ:HP2800/2800 筋力:??? 防力:??? 脚力:??? 知力:??? 視力:??? 直感:??? 射撃:??? 物理:???


花菜「蜘蛛は動けなさそうだけれど、糸を吐いてくるから気をつけて」

陽羽「了解!」

ガストレア含め

この中で最もスピードのある陽羽が動く

それに合わせて蜘蛛が大きな瞳を動かし

もう一体のガストレアもまた目で追う

陽羽「花菜、どれを狙えばいいの!?」

花菜「えっと――」


1、鎖の盾 物理攻撃のダメージ半減  継続は無し  武器耐久が現象(中 10)
2、鎖の鞭 威力100(通常)/威力200(黒鎖) 武器耐久が減少(小 5)
3、鎖の舞 威力250(通常)/威力500(黒鎖) 連続使用は負荷 武器耐久が減少(大 25)

使用技選択安価下

A、モデルスパイダー(M-S)
B、偶然居合わせたガストレア(G-Ⅱ)

対象安価下2


花菜「動ける方を狙って!」

陽羽「おっけー!」

陽羽は黒光りする鉄製の長い鞭を伸ばし

新しいガストレアへと駆けていく

陽羽の鞭は殴るのでも、切るのでも絞めるのでもなく抉りとる

かなり惨たらしい攻撃方法だけれど

断面がある斬撃

えぐるように進むけれど、決して削り取ってはいない射撃

それよりも確実なダメージを与える

というのも、断面が歪な形になる上に

複数の箇所が不揃いに抉られてしまうからだ

陽羽「ってぇい!」

陽羽の気合の声と共に、鞭が空気を引き裂いた



安価下コンマ判定 命中 (反転)

600-250-250=100 コンマがゾロ目なら急所  それ以外は通常


安価下2コンマ判定 ダメージ (反転)


HIT→69+300+500+35-250=654
G-Ⅱ→34600/1000


花菜「………………」

動けない方を叩くか

それとも、動ける方を叩くか

ケースの回収をしないといけないし

ケースがまだガストレアの体内にあるほうが安全?

それとも、早急に相手の数を減らすべき?

陽羽「うーん、ちょっと硬いなー」

花菜「バラニウムの枷外す?」

陽羽「大丈夫……だと思うけど」

陽羽は攻撃したガストレアを見据える

陽羽は現状、半分ほど能力を落とした状態

少し手こずっちゃうのも仕方がない……外してあげるべきかしら



1、ハンドガン 威力 100(通常)/200(黒弾) 装弾14
2、スナイパー 威力 200(通常)/400(黒弾) 装弾10 命中+10 脚力-10 被弾でキャンセル 連続使用不可
3、対物ライフル 威力 332(通常)/664(黒弾) 装弾5 命中+5  連続使用不可
4、軍用ナイフ 威力 100
5、ハンドカノン  威力 500(通常)/1000(黒弾) 装弾1 1回の戦闘につき1度のみ

使用技選択安価下

A、モデルスパイダー(M-S)
B、偶然居合わせたガストレア(G-Ⅱ)

対象安価下2


・HP設定のミス確認。 修正  G-Ⅱ HP2800→1000  M-Sに関してはメインなのでそのまま
・ステータスを微調整 反映は後ほど

G-Ⅱ→346/1000
M-S→584/2000



花菜「っ!」

向こうの初動が遅いのであれば

私が対物ライフルを使う余裕もあるということ

花菜「今度こそ、貴方を……」

また瀕死の状態になるなんてことは避けたい

だからこそ選んだ対物ライフル

未織ちゃんから貰ったやつもあるけれど

まだ試射もしてないし

確実に死なせてあげるためにも、安全かつ確実に当てられるものでいくべきだから

陽羽「花菜……」

花菜「大丈夫……これで!」

近くの折れた木を支えに対物ライフルを設置

素早く照準を合わせて――



安価下コンマ判定 命中 (反転)

528-150-150=228+20=248% コンマがゾロ目 85以上なら急所  それ以外は通常


安価下2コンマ判定 ダメージ (反転)


HIT→61+288+863(スキルで3割増)+24=1236-350=886=討伐完了



ライフルの独特な銃声が響いたかと思えば

瞬く一瞬の間さえなくモデル・スパイダーの体がはじけ飛ぶ

花菜「………………」

姿を残してあげればよかったと思いながらも

残さなくてよかったとも思う

どちらが正しいのかは……私には解らない

残されたガストレアの雄叫びが森を揺らす

ライフルから手を離し

ホルダーにしまわれたままだったハンドガンを握り締める

花菜「あとは……貴方ね」

元がなんだったのか解らない

でも確かに生き物であったガストレアを見据える

陽羽「くるよ」

花菜「……うん」



安価下コンマ判定

奇数 花菜   偶数  陽羽


ガストレアの標的は私ではなく陽羽

陽羽なら当たることはないと思う

でも……少しだけ不安は残る

戦いに絶対というものはなく

ほんの一瞬の何かでその絶対だと驕ったモノに敗北を与えられる

花菜「気をつけて!」

陽羽「解ってるよー、死ねないんだから。陽羽は!」




安価下コンマ判定 命中 (反転)

200+200=400-571=-171= コンマ 01~10 で命中  それ以外はミス


安価下2コンマ判定 ダメージ (反転)


陽羽はにやっと笑って

地面を強く蹴り出して高く飛ぶ

ガストレアの突進の勢いは止まらずに

そのまま木に突撃し、へし折る

陽羽「うわー……」

花菜「当たったら危険よ。陽羽」

陽羽「それは花菜だよ。陽羽はあのくらいは平気。でも……花菜は」

花菜「ふふっ、なら倒しましょ?」

陽羽「うん!」

陽羽は嬉しそうに微笑むと

鞭の先端を地面に垂らし、姿勢を前屈みに低くする

そのまま地面を強く蹴って、地面を削りながらガストレアに向かって行く



1、鎖の盾 物理攻撃のダメージ半減  継続は無し  武器耐久が現象(中 10)
2、鎖の鞭 威力100(通常)/威力200(黒鎖) 武器耐久が減少(小 5)


使用技選択安価下


安価下コンマ判定 命中 (反転)

600-250-250=100 コンマがゾロ目なら急所  それ以外は通常


安価下2コンマ判定 ダメージ (反転)

コンマは任せろ

HIT→25+300+200+35-250=310
G-Ⅱ→346/1000→36/1000


陽羽「ごめん花菜、まだダメ!」

花菜「大丈夫、任せて」

ガストレアはもう、瀕死の状態

普通の生物ならそのままでも絶命してしまいそうな感じ……だけど

花菜「苦しいわよね、辛いわよね……」

死にたいのに死ねない

不死の呪いのような再生能力

だから私は極力手早く死なせてあげることを望んでいる

陽羽「花菜、お願い」

花菜「……うん」



1、ハンドガン 威力 100(通常)/200(黒弾) 装弾14
2、スナイパー 威力 200(通常)/400(黒弾) 装弾10 命中+10 脚力-10 被弾でキャンセル 連続使用不可
3、軍用ナイフ 威力 100
4、ハンドカノン  威力 500(通常)/1000(黒弾) 装弾1 1回の戦闘につき1度のみ

使用技選択安価下


安価下コンマ判定 命中 (反転)

528-125-125=278+20=298% コンマがゾロ目 85以上なら急所  それ以外は通常


安価下2コンマ判定 ダメージ (反転)

ゾロ目


HIT→77+288+1300(スキルで3割増)+24-250=1439


再生の余地を残さないために

あえて未織ちゃんから貰った

超高威力のハンドガンを構える

花菜「貴方がいつどこでどんな存在として生まれたのかは知りません」

陽羽「……………………」

花菜「でもきっと、貴方にも優しい世界が、幸せな世界があったはず。だから――」

ギュッと目を瞑ると

涙がこぼれそうになってしまう

私のダメなところ、民警には向いていないところだ

花菜「だから、こんな醜悪な世界にさようなら。貴方の……豊かな夢に祝福を」

ハンドガンらしからぬ銃声が轟き

未だ普通の鳥として生きる鳥類が羽ばたく

花菜「ガストレア……討伐完了」

力なく頭を垂れたガストレア、人間であったことを知る形の崩れたガストレア

2つの遺骸に手を合わせ、頭を下げた


・戦闘を終了します


陽羽「元がなんだったかも判らないのに」

花菜「だからこそよ。人間だったかもしれないし飼われていた犬や猫かもしれないでしょ?」

陽羽「そうなんだけどね……」

陽羽は小さく笑いながら

モデル・スパイダーのガストレアの遺骸から

銀色のケースを取り出す

陽羽「でも、花菜の気持ち解るよ。誰かが帰りを待ち望む誰かだったかもしれないんだもんね」

花菜「ええ」

陽羽の持ち出したケースは僅かにガチャガチャと音が鳴る

なにかの試験薬かとも思ったけれど

そんな液体のような音はしないし

錠剤の乾いた音もしない

陽羽「なんなんだろう……」

花菜「う~ん……」


1、開けてみる
2、開けない


安価下


コンマ一桁   2  6  8  0  で蛭子ペア出現


花菜「開けただけでダメかもしれないし開けるのはダメよ?」

陽羽「はーい」

陽羽はそう言って軽々しくカバンを持ち上げる

そこまで重いものでもなく

薬とかでもない封印指定物

七星の遺産

気にはなるけど……

花菜「とりあえず任務完了ね。影胤さん達もあわずに済んだし良かったわ」

陽羽「アニメだとね、そういうのはフラグって言うらしいよ」

花菜「?」

陽羽「うん。こないって言ったら来る的な……」

陽羽はそう言いながらクスッと笑って

私の袖を引く

陽羽「陽羽のセンサーに引っかからないから大丈夫。でも、移動したほうがいいよね?」

花菜「そうね」


ケースを車に積みこみ、さっさと車を走らせる

花菜「どうしようかな……」

本来ならまっすぐ聖居に向かうべきな気もするけど……

それとも電話をしたほうがいいかしら

回収したから迎えに来て……なんて

ううん、留まるのは危険よね

陽羽「ねぇ、木更達には連絡しなくていいの?」

花菜「う~ん……」

木更ちゃんはともかく

里見くんが延珠ちゃんと合流できたのかわからないし……



1、聖居へ急行
2、木更に電話
3、蓮太郎に電話
4、聖居に電話
5、その他


安価下


花菜「陽羽、木更ちゃんに電話をかけてそこに差してくれる?」

陽羽「はいはーい」

プルルルルッと暫くなってから

不意にがちゃっと音が響く

木更『もしもし? どうかしたの?』

花菜「ええ、ガストレアを討伐したわ」

木更『えぇっ!?』

全く目撃情報がなかったガストレアだからか

木更ちゃんの驚いた声が電波を乱す

陽羽「あははっ、木更が変な声出したよー?」

花菜「ふふっ、そうみたいね」


木更『い、一体どこにいたの?』

花菜「外周区の上空よ。空を飛んでたの」

木更『なるほどね……見つからないわけだわ』

木更ちゃんのため息と共に

私が助けた女の子の声が奥から届く

どうやら、木更ちゃんは今事務所にいるようだ

木更『ケースは?』

花菜「回収済み」

木更『例の2人は?』

花菜「不明、会ってないわ」


そう、気になるのはそこ

影胤さん達が見当たらない

街中に隠れていれば当然かもしれないけど

他の民警に見つかりそうな街中に隠れないはず

だとすれば外周区

だとすれば既に補足されている可能性も……

でももし、街中に隠れられているのだとしたら?

……協力者?

彼らを援護する人たち……いないとは言えないけど

花菜「………………」

陽羽「花菜!」

不意に大声が鼓膜を揺らし

ビクッと体が震えた

花菜「っ!?」

陽羽「もー聞いてなかったの? 木更が聖居に電話するから折り返すって」


花菜「そ、そう」

陽羽「ぼーっとしてたけどどうしたの?」

花菜「ちょっと気になることがあったの」

陽羽「?」

首をかしげた陽羽に対し

気になっていたことを話す

といっても、

影胤さんと

協力者の存在について程度しか考えてなかったけど

陽羽「協力者……」



安価下コンマ判定  花菜 閃き

  0  9  7


安価下2  コンマ判定  陽羽 閃き

  1  3  7   


ゾロ目なら閃き+α


陽羽「封印指定物だっけ?」

花菜「うん?」

陽羽「あのケースの中」

花菜「ええ、大絶滅を引き起こす代物って言ってたわね。だから……」

その先を言おうとして何かが引っかかった

だから聖居に届けなければいけない

確かにそう。でも違う

だから東京エリアの上の方が管理していなければいけない

それもそう。だけどちょっと違う

花菜「だから管理してたはず。なのに……」

陽羽「花菜?」

花菜「なんで誰かに取られたのかしら。なんで在り処を知っていたのかしら」

政府自体に敵がいる?

それとも、情報が漏れてる?

花菜「どっちにしても……連絡したらまずいんじゃ……」


不確かな疑惑に気づいたタイミングを見計らっていたかのように

木更からメールが届く

陽羽「メールだよー?」

花菜「ええ……そうね」

木更ちゃんからのメールの内容は

聖居からの通達

ケースの引渡しは聖居ではなく

外周区付近の人気の少ない場所でとのことらしい

機密性の高いものだから

あまり人目に触れない方がいいとのこと

花菜「……影胤さんがいるかも」

陽羽「え?」

花菜「さて……」


1、聖居に直接
2、事務所へ
3、菫のところ
4、指定地へ
5、蓮太郎のところ
6、その他


安価下


当然、従う訳もなく

行き先を聖居から事務所へと切り替える

陽羽「花菜、どこ行くの?」

花菜「事務所」

陽羽「え、でも」

花菜「それは罠の可能性が高いわ。もしもそうでないとしても……バレてる可能性がある」

子供たちを救うための法案を考えてくれる聖天子様

その近辺を疑うなんてこと

あんまりしたくはない

陽羽「何かに気づいたんだね?」

花菜「うん。本当に気づいたって程度だけど……でも」

陽羽「花菜の生きるための直感なら信じるべきだよ。間違いなら謝れば良いだけなんだから」

陽羽はそう言って微笑む

間違いなら謝ればいい……か

花菜「そうだね。間違いだったら謝ろう」


→  夜  事務所


事務所に向かう頃から薄暗かったけれど

事務所に着く頃にはもうだいぶ暗くなっていた

この中で影胤さんと戦闘になってたら

射撃主体の私にはちょっと厳しかったかもしれない

「あっ……お姉ちゃん」

花菜「ん、こんばんは」

木更「あら……? なんでここに?」

花菜「事情があったの」

木更ちゃんと女の子が不思議そうに首をかしげる

陽羽「花菜」

花菜「うん……」


言うべきかちょっと迷う

でも、言わなくてももうすでに巻き込んでいるような気がする

だって、天童民間警備会社の山科花菜が

ケースを回収したって報告しちゃっているだろうし

事務所荒らしをして逃亡すれば

ここは無関係、私は離反者になるのかしら

そうすれば

木更「花菜?」

「お姉ちゃん?」

この2人も、延珠ちゃんと里見くんの2人も

無関係として放置されてくれるのかしら


1、聖居内に敵がいる可能性があるの。ケースは渡せない
2、悪いけど……事務所は壊させてもらうわ
3、助けて……木更ちゃん
4、その他


安価下


花菜「されるわけ――ないじゃないっ」

木更「ど、どうしたのよ急に」

関わりがあった人達はみんな人質にされる可能性がある

ううん、される

だからやっぱり……言っておこう

そんなことありえないと否定されるとしても

言うだけは許されるはずだから

花菜「木更ちゃん」

木更「なぁに? やっと本題?」

花菜「ええ。聖居内に敵がいる可能性があるの。だからケースは渡せないわ」

木更「………………」

木更ちゃんはその言葉に目を見開き

私の顔をまっすぐ見つめた


花菜「信じられない気持ちは解るわ。でも――」

木更「貴女は実に優秀だわ。ほんと、最高の仲間」

花菜「え?」

木更ちゃんは私の言葉に疑いをぶつけるどころか

嬉しそうに笑いながら褒め称えた

木更「実は、私もそうなんじゃないかって探っていたのよ」

花菜「木更ちゃんが?」

木更「ええ。でも、全然確証もなくてね。なりふり構わずって感じで……」

木更ちゃんは愚痴をこぼし

一息ついて椅子に座り込む

その瞳はふざけているわけではなく

真面目な鋭い瞳だった


花菜「情報はつかめてるの?」

木更「ええ、多少はね」

木更ちゃんはそう言うと

残念そうに首を振る

木更「でも、これといった物的証拠が得られていないの」

花菜「……そう」

得られていれば

ほぼ確実に味方である聖天子様に見せて

その関係者を追放とかの処分にしてもらえる

でも、ない

花菜「どうしたらいいのかしら」

陽羽「聖天使様に渡せないの?」

花菜「渡しても、裏にいる人物が暗殺して奪ったりする可能性があるのよ」


ただでさえ危険な聖天使様を

これ以上危険に晒すわけにはいかないものね……

木更「花菜」

花菜「なぁに?」

木更「時間を稼ぐことはできない?」

花菜「時間?」

私の短い問いに対して

木更ちゃんは申し訳なさそうに表情を暗くする

それは多分……囮として時間を稼いで欲しい

みたいな話だからだろう

木更「あの親子に襲われるかもしれない。でも……生き延びて欲しい。あと3日なんて言わない。2日でいいから!」

そう言って木更ちゃんが頭を下げる

それほど……切実な願いってことだろうか



1、解ったわ
2、大丈夫よ。今からでも聖居に行きましょう?
3、無理よ。できないわ
4、その他


安価下


同レスコンマ判定   1  3  5  7  9  で マスケラのおじさん


花菜「解ったわ」

木更「ありが――」

陽羽「花菜ッ!」

木更ちゃんが笑いかけたところで

陽羽が怒鳴り、ドアが静かに開く

その瞬間

赤い燕尾服を着込んだ人影が目に映った

花菜「っ!」

影胤「!」

ホルダーから抜かずに第一射を放ったものの

斥力フィールドにたやすく弾かれてしまった

影胤「いきなりとは中々手荒いね。山科花菜君」

花菜「目的が解ってますから」


影胤さんは何も言わずに

ただ小さくふっと笑って私を見つめる

傍らの小比奈ちゃんは陽羽を睨みつけ

すでに臨戦態勢に入っていた

影胤「解っている。とは?」

花菜「………………」

敵に情報を漏らすのは得策ではない

だけど、

カードも何もない以上

今持ち得ているものを出して揺さぶりをかけるということは

少なくとも無意味ではない……とは思う

でも、相手が冷静そうな人だし

効果は薄いかもしれないけど……



1、貴方の後援者が政府の人間だっていうことがです
2、貴方の目的が私が手に入れたケースだっていうことです
3、教えません
4、ここではなんですから、外に行きませんか?
5、貴方はなぜ、七星の遺産を欲するの?
6、その他

安価下


花菜「貴方の後援者が政府の人間だっていうことがです」

影胤「……ほう」

その極僅かな一声は

喜びが混じっているように感じた

花菜「なんでしょう?」

影胤「私はキミを認めているつもりだった。だが、それでは足りないようだね」

陽羽「………………」

小比奈「……………」

陽羽と小比奈ちゃんが睨み合い

空気がピンと張り詰めて

女の子が息を飲み

震える体を木更ちゃんが抱きしめる


花菜「隠さなくていいんですか?」

影胤「隠しても無駄だと思ってね」

怖い人だわ……本当

仮面をしているしていないに関わらず

全く考えを読むことができない

影胤「どうかね? 私達と組まないか?」

花菜「え?」

影胤「キミのその分析力は素晴らしい。そして斥力フィールドを見破る知識もだ」

影胤さんはバッと両手を広げ

私の事を見つめながら言葉を続ける

影胤「それらを併せ持つキミは殺すには惜しい」

花菜「……拒否したら?」

影胤「殺すしかなくなるだろうね。キミも、キミのイニシエーターも」

もっとも。と

彼は更に良い放つ

影胤「ガストレア大戦がまた始まれば、私が手を下すまでもなく死ぬ可能性もあるがね」


花菜「っ…………」

あの地獄をまた……繰り返す?

失うだけの日々をまた?

どれだけの命を失って今があるのかを知ってるはずなのに……

影胤「さぁ、どうする? 山科君。キミほどの人材なら後援者もかなりの大金を積んでくれるだろう」

花菜「……………………」

影胤「それに。だ。キミが救いたいと思っている呪われた子供たちの存在が正当化できる。願ってもないことなはずだよ?」

木更「花菜……」

木更ちゃんが不安そうに私の名前を呼ぶ

陽羽は依然、小比奈ちゃんと牽制し合ったまま動かない



1、……良いですよ。貴方達に着く。でも、後援者に会うのが条件よ
2、お断りさせて貰います。犠牲の上に今がある。その犠牲を、犠牲を重ねるための犠牲にはしたくないから
3、影胤さんは存在を正当化されたいんですか? 貴方を必要としている子が、すぐ傍にいるっていうのに
4、その他


安価下


時間も時間なので ここまで
ありがとうございました


今回はアニメだけだと解らない展開だったかもしれません


花菜「影胤さんは存在を正当化されたいんですか? 貴方を必要としている子が、すぐ傍にいるっていうのに」

小比奈「?」

影胤さんの隣に立つ小比奈ちゃんを一瞥し

続いて陽羽の頭に触れてから

影胤さんへと言葉を投げる

影胤「フフフッ、君は何か勘違いしているようだね」

花菜「勘違い?」

影胤「我々は殺すために作られた! ゆえに戦争こそが存在意義を証明する! 戦争だけが我々を必要とするのだ!」

花菜「っ……」

影胤さんの叫びが事務所に木霊する

存在意義を証明されたい。存在を認められたい。必要とされたい

影胤さんが抱くそれは

そんな誰もが思い、誰もが求める切実な願いだと心に響く


影胤「君達だってそうだ。ガストレアが存在するからこそ意味がある! していなければ意味などない!」

花菜「それは……」

そう。確かに悩んだ

ガストレアがいるからこそ陽羽達がいられて

いるからこそ、私達民警の存在があるのだと

でも……

花菜「私は陽羽を必要としています。たとえガストレアが存在しなくなる未来に生きるとしても!」

影胤「それは君個人だろう? 全ての人類がそれを抱くか? いや、抱かない! 抱くはずがない!」

花菜「だとしても――」

影胤「不可能だよ。僅かに必要である今でこうなのだ。不要になれば駆逐される」

花菜「っ…………」

影胤さんの言葉は真実だった

私の後ろで木更ちゃんに守られている女の子

彼女だって因子を持つ女の子。彼女はどうだった?

確かに警備員を半殺しにし、盗みを犯した。でも……そうならざるを得なかったのは

世間が呪われた子供たちを否定するからだ。平和を守るために必要な彼女たちを

否定し、追い払い、蔑み、忌み嫌っているからだ


影胤「君が本当に呪われた子供たちを救いたいというのならば、味方したいというのであれば――」

花菜「………………」

影胤さんが私に銃口を向ける

正確にはグリップを握る手を差し伸べる

影胤「こちら側に付くべきだ」

陽羽「花菜」

花菜「……っ」

「お姉ちゃん……」

私の事を必要としてくれる2人の少女

どちらも因子を持つ子供

世界からガストレアの驚異が消えれば不要になる存在

私が求めているからそれでいい……それじゃぁ名も姿も知らない子達は?

みんな不要なの?


銃を持つ手が震える

影胤さんの言うことが正しいように思えてくる

ううん、きっと正しい

因子を持つ子供たちのことを本当に思うなら

彼女たちを蔑む人類に対し

ガストレア戦争という手段を持って必要性を説くべきかもしれない

自分たちを守ってくれるのは誰なのかということを

その身を持って知ってもらうべきかもしれない

影胤「さぁ、どうかね?」

陽羽「花菜……どうするの? 陽羽にはまだ難しいことは良く解んない。だから全部花菜を信じて任せるよ」

花菜「陽羽……」

木更「花菜! 貴女は平和を守りたいんじゃないの!? それを、貴女は壊してしまうの!?」



1、影胤に銃口を向ける
2、木更に銃口を向ける
3、貴方の言葉は正しいかもしれない。でも、今のために死んでいった全ての命のために私は貴方を止めます
4、そうね……影胤さんのいうことは正しいわ。守って貰っているのに無下にする。差別する。教えてあげないとダメよね
5、ケースを渡す
6、何も解らない……全部解らないッ! 何が正しく、間違いか! だったら私は本能に従うッ!(戦闘 性格:原点回帰)
7、その他


安価下


花菜「貴方の言葉は正しいかもしれない」

影胤「ならば」

花菜「でも」

グリップを強く握り

拳銃がカタカタと音を鳴らす

でも、震えは止まっていた

花菜「それでも、今のために死んでいった全ての命のために私は貴方を止めます」

影胤「愚かだな。どれだけ尽くそうと人類は裏切る!」

花菜「私のこれは奉仕じゃないわ。死んでいったすべての命への弔いよ。元々、謝礼なんて望んでない」

感情を顕にする影胤さんに対し

私は静かにそう告げて――銃口を向ける

影胤「……君は仏でも目指しているのかね?」

花菜「ふふっ……仏様は私が名乗るには高尚過ぎるわ」

だって、私の全ては血塗られているんだもの

穢れきっていて、輝きなんて微塵も感じられないんだもの


安価下コンマ判定


0  3  5   8   天童式戦闘術!


蓮太郎「天童式戦闘術一の型八番! 焔火扇!」

その叫びとともに

バチッという電子的な炸裂音が響く

木更「里見くん!」

影胤「里見くんまで来てしまったか」

影胤さんの斥力フィールドに弾かれて

里見くんはそのまま影胤さんと私たちの間に転がり込んで

影胤さんたちを睨んだ

蓮太郎「無事か!?」

花菜「ええ」

影胤「里見くんだけならなんとかなるかもしれないが、山科君もいるのでは分が悪い」

小比奈「パパ、あっちのもかなりヤバいよ」

影胤「……ほう」


2人は木更ちゃん達を見つめ

見定めるように間を置いて首を振る

影胤「なるほど、ここは引こう。小比奈。行くよ」

小比奈「はい、パパ」

小比奈ちゃんは牽制を止めないまま

影胤さんのあとに続いて引き下がって

何もすることなく、帰って行ってくれた

花菜「……ふぅ」

陽羽「ここで暴れちゃったら大変だったから良かったぁ」

陽羽は私以上に大きく息を付き

近くのソファに座り込む


蓮太郎「あいつらここに乗り込むなんて何しに来やがったんだ?」

木更「花菜がケースを回収してきたのよ」

蓮太郎「は……? ま、マジでか!?」

花菜「ええ」

木更ちゃんと似たような反応が面白かったのか、、

陽羽はクスクスと笑い、あたりを見渡した

陽羽「延珠は?」

蓮太郎「延珠はまだ見つかってないんだ……けど、木更さんが助けてってメール送ってきたから」

木更「どういうこと? 延珠ちゃんに何かあったの?」

蓮太郎「あーいや、ちょっとあってさ」

里見くんは頭を掻きながら

困ったように笑う

昼間の表情が嘘みたい……これなら

延珠ちゃんのことを任せても良いでしょうけど……さて


花菜「ケース、ここに置いておくことは無理そうね」

陽羽「そーだねー。みんなが危険だもんね」

だとすると

このまま逃げ回るほうが無難かしら

逃亡生活なんていつ以来かしらね……

懐かしむつもりはないけど

思わず、過去のことが脳裏をよぎった

蓮太郎「聖天子様に届けちまえばいいんじゃないのか?」

花菜「政府の中に内通者がいるかもしれない以上、それが片付くまでは聖天子様には渡せないわ」

蓮太郎「マジかよ……」

木更「だから里見くんには花菜を守って貰いたいのだけど……どうかしら」


1、大丈夫よ。逃げるなら少数の方が向いてる。それに、里見くんには学校があるでしょ?
2、お願い……してもいい?


安価下


花菜「大丈夫よ。逃げるなら少数の方が向いてる。それに、里見くんには学校があるでしょ?」

蓮太郎「学校って……あんたの命が」

陽羽「蓮太郎、花菜には私がいるから平気」

陽羽はソファに座ったまま

里見くんの顔を見上げる

陽羽「ね? 花菜」

花菜「そうね」

里見くんと延珠ちゃんは強いと思う

IP序列という貢献度指数で見なければ。だけど

でも、影胤さん達にはあの斥力フィールドがあるし

それを破れないならただ危険な目に逢う人を増やすだけ

花菜「ありがとう、里見くん。木更ちゃん。でも、私達は大丈夫。頼まれた2日間は絶対にケースを守るからね」

「……お姉ちゃん」

女の子の心配そうな声を背中に受けながら

陽羽の手を引き、事務所を出て行った


・一日を終えます

────────────────────────────────────────

 交友関係(好感/信頼)  2月4日目 現在

  手地嶋 陽羽 (57/58  信頼するパートナー) 戦闘勝利 信頼+1 交流+2

    天童 木更 (14/16  仕事仲間) 仕事成功+2
    里見 蓮太郎(13/14  仕事仲間) 相談+α+3/+2
    藍原 延珠 (??/??) 登場が名前のみのため
    山科 香織 (59/62  大切な双子の妹)
    司馬 未織 (16/17  仕事仲間)
    室戸 菫   (15/15  仕事仲間のようなもの)
    千寿 夏世 (05/05  その他のプロモーター)
    伊熊 将監 (-30/-15 敵)


    所持金 59.5万円

────────────────────────────────────────


戦闘勝利ボーナス

ステージⅠ+ステージⅡ=30

花菜 HP1200/1200 筋力:216 防力:216 脚力:240 知力:240 視力:240 直感:267 射撃:288 物理:216

陽羽 HP3250/3250 筋力:710 防力:660 脚力:600 知力:590 視力:600 直感:543 射撃:600 物理:600


花菜と陽羽それぞれのステータスに30ポイントずつ振る事ができます


花菜のステータスのどこに振る?(30P)

1、HP1200/1200
2、筋力:216
3、防力:216
4、脚力:240
5、知力:240
6、視力:240
7、直感:267
8、射撃:288
9、物理:216

安価下

10ポイントずつなので、最大 3つまで選択可能

2つで30P使う場合は  122 など、2回振り込む場所を2回入力してください



陽羽のステータスのどこに振る?(30P)


1、HP3250/3250
2、筋力:710
3、防力:660
4、脚力:600
5、知力:590
6、視力:600
7、直感:543
8、射撃:600
9、物理:600


安価下


10ポイントずつなので、最大 3つまで選択可能

2つで30P使う場合は  122 など、2回振り込む場所を2回入力してください


筋力は物理攻撃

知力は射撃攻撃の底上げに使ってるから

上げるのは逆なような気がするけど……

花菜 128

陽羽 557


これで行きますね


→ 2月 5日目(逃亡1日目) 朝  某所


当然のように家には帰れない

車も家の駐車場に置いてきた

だって……目立つし

陽羽「もー花菜があんな目立つのにしなければ」

花菜「そ、そう言われたってこうなるなんて未来予知出来る訳じゃないし」

陽羽「あははっ、だよね」

陽羽は苦笑しながら

コンビニで買ってきたおにぎりを齧る

いつ、どこで影胤さん達に襲撃されるか解らない

あの頃はなかった監視カメラが

今や街中に設置されているし……

出かけるにも変装が必要というのは、ちょっと面倒くさい


1、武器関係
2、電話
3、菫のところへ
4、香織のところへ
5、外周区へ
6、特訓
7、その他


安価下


電話相手選択

1、菫
2、香織
3、未織
4、蓮太郎
5、聖居
6、他の民警(三ヶ島)


安価下


同レスコンマ
現在の花菜達の手配レベル 最低1  最大9


→手配レベル6 各民警に通達済み(内容:???)


花菜「未織ちゃんに電話してみようかな……」

陽羽「爆弾だっけ?」

花菜「うん。あれがいつできるのか聞いておかないと」

陽羽「花菜の織田メイドだから、最優先だと思うけど……」

オーダーメイドね……

確かにそうだけど

ほかにもそういうのはあるだろうし

花菜「企画とかは全部私が出したから、今日中にできるかもしれないし」

陽羽「出来たら襲われても平気だね」

花菜「ううん、安心はできないわ。バリアがなくても強いことには変わりないもの」

陽羽「えへへっ、それでも陽羽は負けないよ。だって、花菜がいるんだもん」

そう言って笑う陽羽に笑みを返し

未織ちゃんへと電話をかけた


安価下コンマ判定

花菜により設計済みのため 短縮+5

依頼から+1.5日経過

=6.5=65


コンマ01~65で作成済み


未織『それならもう完成しとるで~』

花菜「本当?」

未織『こんなことじゃ嘘つかないんやけどな~』

未織ちゃんはおちゃらけて語尾を伸ばす

今頃扇子を開いてるか

髪をクルクルいじってそうね……ふふっ

花菜「急がせちゃったかしら」

未織『花菜ちゃんの設計が完璧すぎて作るだけやったしな~』

花菜「完璧だなんてそんな」

未織『花菜ちゃんは自分が思っているよりも凄い人間なんよ。踏まえとかんと痛い目見るかもしれへんし気ィつけな』

未織ちゃんは真面目にそう告げて

電話の奥でクスクスと笑う

未織『お昼頃なら勾田高校の生徒会室に来てくれれば渡せるよ~』

花菜「お昼……」

高校で戦闘になるとは考え難いけど……


1、行く(昼は強制で高校へ)
2、またあとで


安価下


花菜「解った。お昼になったら行くね」

未織『了解~、待っとるで~』

未織ちゃんの愉快な返しを聞いてから

電話を切る

未織ちゃんはまだ私が反逆罪にも問われそうな事をしているって知らないのかしら

知らない……わよね

封印指定物である七星の遺産をもって逃げているなんてこと

誰にも言えるわけがない

陽羽「あふぅ……」

花菜「陽羽、お昼になったら移動するから少し寝ていてもいいわよ?」

陽羽「でも、大事な時に寝てたら大変だから……」

花菜「大丈夫よ。私だって影胤さんに気づけるほどの技量はあるわ」

陽羽「そっか……じゃぁ、少しだけ」

眠そうにもう一度あくびをする陽羽の頭を撫でて、膝上に下ろす

それに、大事な時に本気になれなかったら困るものね


安価下コンマ判定


01~10 なし
11~20 将監&夏世
21~30 なし
31~40 影胤&小比奈
41~50 なし
51~60 モブチー
61~70 将監&夏世
71~80 なし
81~90 なし
91~00 影胤&小比奈


→昼  街道



人ごみに紛れていれば大丈夫

そんな気持ちが油断を生んだのかもしれないし

それがなくても

残念ながら見つかっていたかもしれない

影胤「どこに隠れていたのかは解らなかったが、出てきてくれたならば見つけやすい」

花菜「影胤さん……」

陽羽「見つかっちゃったね……まだなのに」

陽羽が腰元に収めた鞭の持ち手を握り

影胤さんの隣にいる小比奈ちゃんを睨む

今すぐ戦闘を仕掛けてこないあたり

余計な目撃者を出したくないという制限はあるらしい


影胤「さぁ、ケースを渡して貰おうか」

花菜「こんな場所で問題を起こすおつもりですか?」

影胤「全く構わないね。私の目的を忘れたのか?」

花菜「っ!」

仮面の奥、闇の中で瞳がギラっと光る

影胤さんは何も出来ないのではなく

何もする必要がない……?

私が周りを巻き込むことを厭わないなら

影胤さんの脅しは利かない……でも

私には周りを巻き込むなんてことは出来ない

だから、私こそが何もできない状態だった


影胤「外に出た時点で君の負けだ。山科君」

花菜「周りごと私を殺しますか?」

影胤「逃げるのなら。ね」

影胤さんの仮面は常に笑顔

その奥もきっと笑顔なのだろう

僅かに声が楽しげに感じる

陽羽「花菜、どうする?」

花菜「こんな場所で戦闘なんてどれだけ被害が出るか……」

車道を車が走り、

歩道を人が歩き、自転車が走る

ケースを渡しても

大絶滅が起きてしまう

花菜「王手をかけられたみたいね……」


1、逃走を試みる(周りに被害が出ます。被害レベルはコンマ)
2、おとなしくケースを渡す
3、大人しく渡すつもりはありません。でも、逃げるつもりもない。ちゃんと戦いませんか?
4、その他


安価下


本来なら爆弾を貰ってからが良かったけど

周りを巻き込んでまでというのなら

爆弾は仕方がないけど諦める

花菜「大人しく渡すつもりはありません。でも、逃げるつもりもない。ちゃんと戦いませんか?」

影胤「何……?」

花菜「ガストレアよりも、満足いただけると思います」

挑発するわけではなく

戦いを望む、戦いの中に生きる戦人

彼のその望みを刺激する

影胤「ククッ、面白い!」

小比奈「パパ」

影胤「場所を変えよう」

花菜「ええ」

思ったとおり……乗ってくれた

絶対に勝てるという自信はない

でも、これ以外に道はない

陽羽「花菜は殺させない。絶対に」

花菜「うん……私も陽羽を殺させない」

陽羽が私の手を握り、それを私は握り返す

周りを巻き込まずに済むような廃墟郡の一角

私達はそこに移動した


→外周区近辺  廃墟郡


小比奈「パパ! 斬っていい?」

影胤「まだダメだ。愚かな娘よ」

小比奈「う~っ」

小比奈ちゃんの可愛らしいクリッとした瞳が真っ赤に彩られていく

もう待てないといった感じだ

一方で、影胤さんは冷静に、冷徹に私たちを見据える

影胤「ベストな君達の相手をしたいのでね」

花菜「待ってくれるんですか?」

影胤「常識の範囲内でね。連絡、逃走は認めない。弾薬の補充などなら認めよう」

陽羽「花菜!」

花菜「陽羽……」

陽羽は声を上げて、腕などに巻き付く枷を鳴らす

抑えきれなくなっても平気なようにと付けているそれは

ガストレアを衰弱させるバラニウム

それは因子を持つ子供たちにも有効で、バラニウムの武器で怪我を負えば再生しないように

一定以上の量があれば、力を抑える……というよりは弱らせることができる

陽羽が全力を出すためには外したほうがいい



1、陽羽の枷を外す
2、外さない


安価下


花菜「……陽羽、無茶だけはダメだからね?」

陽羽「解ってるよー。花菜を悲しませたりしない。約束!」

陽羽はそう言って笑顔を見せて

私の手をやや強引に引っ張って指切りをする

不安はある

恐怖もある

退路はない

敗北は許されない

小比奈「まだ? 早く!」

影胤「そんなアクセサリを外すだけで良いのかね?」

花菜「ええ、弾薬は今朝準備してあるから」

影胤「よろしい、ならば始めよう」

小比奈「斬る、斬る……斬る!」

花菜「行くよ、陽羽」

陽羽「オーケー、花菜」

  影胤HP2000/2000(特殊防御アリ)    小比奈HP2500/2500


陽羽「っ!」

陽羽の全力の踏み出しが

砂煙を巻き起こし

瓦礫を跳ね飛ばす

小比奈「!?」

まだ一度も戦闘していない状態でのトップスピードは

流石の影胤さんや小比奈ちゃんでも呆気にとられるらしい

影胤さんを狙うか小比奈ちゃんを狙うかは陽羽に全部委ねた

余計な思考はさせない

花菜「陽羽っ!」




1、鎖の盾 物理攻撃のダメージ半減  継続は無し  武器耐久が現象(中 10)
2、鎖の鞭 威力200(黒鎖) 武器耐久が減少(小 5)
3、鎖の舞 威力500(黒鎖) 連続使用は負荷 武器耐久が減少(大 25)

使用技選択安価下

A、影胤(特殊防御アリ)
B、小比奈

対象安価下2


ギャリッと怪音を響かせて

黒い何かが陽羽の残像に混じる

陽羽「っ……はぁぁっ!」

小比奈「そっち!?」

小比奈ちゃんが陽羽の雄叫びに反応して剣を向ける――けど

すでにそこには陽羽の姿はなく

歪にえぐれた足跡だけが残り

小比奈ちゃんの背後で再び

地面を深く抉る音が響き、陽羽の姿が一瞬だけ視認できた

陽羽「たぁぁッ!」


安価下コンマ判定 命中 (反転)

1200-275-300=665 コンマが 50以上で急所 それ以外は通常


安価下2コンマ判定 ダメージ (反転)


84+600+500+71=1255-230=1025ダメージ

→小比奈HP1475/2500(残り59%)


陽羽の鞭が空気を引き裂き

遠心力により異常なほどのしなり引っ張って

小比奈ちゃんへと衝突しその華奢な体育を深く抉る

小比奈「ぁ―――」

影胤「小比奈!」

全身にグロテスクな傷跡を残して

小比奈ちゃんの体が倒れこむ

一撃でのこのダメージ

陽羽「っ……殺したりはしないから」

花菜「陽羽、交代!」

小比奈ちゃんが怯み、影胤さんが小比奈ちゃんに気を取られた今

最速は私

花菜「ごめんなさい……でも、負けられないから!」


1、ハンドガン 威力 100(通常)/200(黒弾) 装弾14
2、スナイパー 威力 200(通常)/400(黒弾) 装弾10 命中+10 脚力-10 被弾でキャンセル 連続使用不可
3、対物ライフル 威力 332(通常)/664(黒弾) 装弾5 命中+5  連続使用不可
4、軍用ナイフ 威力 100
5、ハンドカノン  威力 500(通常)/1000(黒弾) 装弾1 1回の戦闘につき1度のみ

使用技選択安価下

A、影胤
B、小比奈

対象安価下2

この場合、5でAですね

弾は対人なので通常で


→花菜の科学知識により、対策を講じます

花菜「影胤さん!」

影胤「!」

倒れこむ小比奈ちゃんを間に挟み

影胤さんへと接近する

花菜「っ…………」

卑怯すぎて自分でも嫌になる悪手

でも、これ以外に方法はない

あの大怪我では躱すこともできないから

影胤さんがフィールド展開すれば小比奈ちゃんが反射に巻き込まれる

影胤「やはり君は恐ろしい!」

花菜「貴方は私を仏と言った! 私はそれを否定します!」

積み上げた脚力を全開にし、影胤さんとの物理戦距離まで近づき照準すら合わせずに放った




安価下コンマ判定 命中 (反転)

542-320-250=-28 コンマゾロ目で急所 01~72 で命中 それ以外は外れ


安価下2コンマ判定 ダメージ (反転)


影胤「はっ!」

花菜「っ!」

影胤さんの手が銃を弾き

弾道がそれて影胤さんには当たらずに弾は消えていく

影胤さんは接近戦の反応も早いらしい

ちょっと……失敗

影胤「私の前から消え去るがいい!」

咄嗟にバックステップを踏んだ私の目の前で

影胤さんが右肘をやや後ろに引く

影胤「エンドレス……」

花菜「!」

青白い発光が細長い槍のような形を作り出す

斥力の反射能力による攻撃の構え

貫かれたら抉られる……でも

陽羽「花ぁ菜ァァァァッ!」


→陽羽 脚力600  影胤 脚力500(250を倍)=+100  2倍以上なので再行動

1、鎖の盾 物理攻撃のダメージ半減  継続は無し  武器耐久が現象(中 10)
2、鎖の鞭 威力200(黒鎖) 武器耐久が減少(小 5)
3、飛び蹴 威力50

使用技選択安価下


叫び声が後からついてくる

そう言っても差支えがないほどの速さで

陽羽が地を蹴り風を切り、私の目の前の影胤さんに向かって行く

影胤「何ッ!?」

小比奈「パ、パぁ!」

花菜「っ」

小比奈ちゃんが血を滴らせながら

なんとか立ち上がった……けれど

痛々しい姿で膝を震わせていて

即座に動くことは出来そうにない


安価下コンマ判定 命中 (反転)

1200-250-320=630 コンマが 50以上で急所 それ以外は通常


安価下2コンマ判定 ダメージ (反転)


→83+600+50+71=804-265=539x2(急所)=1078

陽羽「花菜をッ――傷つけるなあァァァァッ!」

影胤「ぐっ――おぉぁっ」

影胤さんが視界から消し飛び

視界の外から轟音が轟く

それと同時に

陽羽が影胤さんがいた場所に着地する

陽羽「はぁっ、はぁっ……」

花菜「陽――」

陽羽「馬鹿ッ! 勝手に突っ込まないでよ!」

花菜「っ……ごめんなさい」

陽羽の本気の怒鳴り声に身を引き

影胤さんが消えていった方を見つめると

瓦礫を押しのけ、赤い燕尾服の男性が這い出てきた

影胤HP922/2000  小比奈HP1475/2500


仮面には直撃しなかったのか

全体に皸が入る程度で済んでいるものの

右半身が見るのも躊躇ってしまうほど

痛々しいという言葉に収まらないレベルのダメージを負っていた

影胤「カハッ……」

小比奈「パパッ! パパぁっ!」

肉の抉れた足を強引に引きずりながら

小比奈ちゃんが一心不乱に駆け寄っていく

陽羽「……………………」

花菜「……………………」

陽羽「……花菜、どうする?」


勝負は決まったようなもの

これ以上の追い打ちは本来なら要らない……はず

でも、影胤さん達は見逃せばまた追ってくる

小比奈「パパ、パパぁっ! 死んじゃやぁっ!」

影胤「静かにしなさい。愚かな娘よ」

小比奈「パパ!」

小比奈ちゃんの影胤さんを思う気持ちの強さ

それを見てる側ですらすごく良いものだと思えるのに

受けている影胤さんは、それでもまだ……生きる理由には出来ないのだろうか

花菜「………………」

痛みに同情する頭を振り、考えを切り替える


1、戦闘続行
2、小比奈を捕縛
3、小比奈ちゃんのこの気持ちを知ってもなお、貴方には生きる理由が見つかりませんか?
4、黒幕を……貴方への依頼人を教えてください。そうすれば見逃します
5、私達の勝ちですね。次は……この程度では終わらせませんから
6、大丈夫よ。病院に行けば助かるはずよ。貴女も、影胤さんも
7、その他


安価下


花菜「陽羽、お願い」

陽羽「解った」

陽羽はそう言って頷き

影胤さんのそばで泣き崩れる小比奈ちゃんの真後ろまで一気に駆けて

小比奈ちゃんを通常の鞭で縛り上げ、捕縛する

小比奈「っ! やっ、放して! パパ、パパぁ! やだっ、いやあぁっ!」

影胤「ぐっ……君という人間を私は見誤っていたようだ」

泣き叫ぶ小比奈ちゃんを抱えて

陽羽が私の隣へと戻り

影胤さんがよろよろと立ち上がる

花菜「だから言ったんです。私は仏ではない。と」

冷酷に、冷徹に

静かすぎる口調でそう答えて

カチッと音を立てた拳銃を

小比奈ちゃんの頭へと向けた


影胤「殺すのか?」

花菜「………………」

影胤「そうか……そういうことか」

影胤さんは何かに気づいたのか

呟きながら瓦礫に背中を預け

私のことを見つめた

影胤「必要とあらば殺し、死を積み重ね……君はそれらに意味を作ろうとしているのだろう?」

花菜「………………」

影胤「山科くん、君は仏ではない。ましてや人間ですらない。悪魔だ!」

大声で叫び、血を吐く

その度に小比奈ちゃんが悲鳴を上げ、パパ、パパと連呼する

悪魔……か

うん……確かに、そうなのかもしれないな


小比奈「放して! パパが、パパがぁっ!」

陽羽「ダメ」

小比奈「あぁぁぁああっ! 殺したい! 殺したい! 縛られてなければ殺せるのにぃ!」

陽羽「無理。貴女じゃ私には勝てない。絶対に勝てない。だって、大切な人ですら守れないんだから」

陽羽は暴れる小比奈ちゃんを冷静

あるいは冷徹に押さえ込み、嫌な言葉を囁く

でも、小比奈ちゃんにとってそれは真実で

だからこそ効果は大きく、小比奈ちゃんは黙り込み、涙をこぼす

花菜「……………………」


1、取引しましょう。黒幕を教えてくれれば小比奈ちゃんを開放します。拒否するなら――
2、七星の遺産を使って何をするつもりだったんですか?
3、小比奈ちゃんはこんなに貴方を思っているのに、どうして貴方は戦いを望むんですか?
4、そうですね。悪魔ですよ。もう、何人殺したのかも忘れるほど殺してきましたから
5、小比奈ちゃんは貰っていきます。黒幕を話す気になったら天童民間警備会社に連絡を
6、影胤達の武器を回収し、小比奈を解放する
7、その他


安価下


花菜「七星の遺産を使って何をするつもりだったんですか?」

影胤「答えないと言ったら?」

花菜「影胤さんは答えます」

影胤「…………ハハハッ怖い人だね」

影胤さんは苦笑し

壁に沿って座り込むと

空を仰ぎ見て、答えた

影胤「それを使えばステージⅤを呼び寄せることが可能なのだよ」

花菜「ステージⅤを?」

影胤「原理は私にも解らない。が、それは確かだと聞いてね」

花菜「政府がそれをしてなんになるのよ……国民がいなければ政府なんて意味がない。それこそ存在意義がない」

影胤「流石の君にも理解ができないかね?」


安価間違えた

>>777はなしで


花菜「小比奈ちゃんはこんなに貴方を思っているのに、どうして貴方は戦いを望むんですか?」

影胤「……それはもうすでに語ったことだと思うがね」

花菜「確かに、語って貰いました。でも、小比奈ちゃんの思いを踏まえては聞いてません」

影胤「それでも答えは変わらないね」

影胤さんは小比奈ちゃんを一瞥し

また私を見つめる

表情が見えるならともかく

見えない状態では嘘か本当かは見抜けない

花菜「なら、それに対して言わせてもらいます」

影胤「……………………」

花菜「殺すために作られたと貴方は言った。でも、それは生きるため、守るために作られた。ううん、生まれてきたとも言えませんか?」

影胤「言えるわけがない。戦う力がありながら戦わないなど宝の持ち腐れというものだ」

花菜「戦う力は戦うためだけにある訳じゃありません。生きるため、守るためにあるんです」


影胤「生きるために戦う。守るために戦う。どちらにしろ戦いではないのかね?」

花菜「圧倒的な力なら。戦いすら必要ありません」

影胤「………………」

花菜「それに、貴方は殺すために作られたと言う。ならなぜ、貴方の力は守るために働くんですか?」

斥力フィールド

それはどんな盾よりも優れた盾

相手の殺意から守るための力

花菜「誰が貴方を作ったのかは知らない。でも私は確信を持って貴方に言う! 貴方は殺すためじゃない、守るために作られたと!」

影胤「……知りもせずに確信を持つとは言い得て妙だとは思わないのかね?」

花菜「斥力フィールドという貴方の力が、私にその人の心を教えてくれたんです」

影胤「……理解できないね。全く」

影種さんはそう呟きながらも

声色は穏やかさを纏っていた


花菜「影胤さん」

影胤「何かね?」

花菜「………………」

考え直してくださいと念を押すか

なんどやっても私達には勝てないからと諦めてもらうか

影胤さんの守るための最強の盾の力

それの本当の使い道を告げるか

それとも、もっと別のことを聞いてみる?

黒幕とか、遺産とか

陽羽「花菜、そろそろ移動したほうがいいんじゃないかな。結構音を立てちゃったし」

花菜「そうね……」

聞けるのはこれが最後かしら


1、逆に言います。私達と守りませんか? 人類でも、平和でもなく、守りたいものを
2、なんどやっても私たちには勝てません。だからもう、諦めてください
3、小比奈ちゃんは預かります。黒幕を話す気になったら天童民間警備会社に連絡を
4、影胤達の武器を回収し、小比奈を解放する
5、黒幕を教えてください。影胤さん。貴方の思いを利用して悪事を企む闇の正体を
6、七星の遺産を使って何をするつもりだったんですか?
7、私が影胤さんに言いたいのはそれだけです。では、さようなら
8、その他


安価下2


3以外は終了後、小比奈を解放します


花菜「悪いとは思うんですけど……武器は回収させてもらいます」

小比奈「パパぁ!」

影胤「小比奈は?」

武器に関しては何も言わず

小比奈ちゃんのことだけを気にする

さすがに無関心ではないみたいね……良かった

花菜「これからも戦うつもりなら、なんどやっても私たちには勝てません。だからもう、諦めてください」

影胤「負けっぱなしは性分ではないのだがね」

花菜「でも、負けを重ねる性分でもありませんよね?」

影胤「ククッ、君は本当に恐ろしいね。IP序列もさぞ高いのだろう?」

ごめんなさい、3000です

とは口に出来る訳もなく

花菜「陽羽、小比奈ちゃんを放してあげて」

陽羽「はいはーい」

小比奈「パパっ! パパぁっ!」

小比奈ちゃんは解放されるやいなや、影胤さんへと駆け寄っていく

その姿を確認してから、私達は逃げるように立ち去った


・サイケデリック・ゴスペル、スパンキング・ソドミー、小比奈の小太刀x2を手に入れた
・影胤&小比奈に勝利しました


切りもいいのでここまでにします

ありがとうございました


このあとは夕方の行動になります
殺すためではないような感じがした影胤の能力
本当に守るためなのかどうかは不明です


万引きした女の子の名前は原作にもないからどうするべきか……

決めちゃいますか?


万引き少女(イニシエーター)の名前を――


1、決める
2、決めない


安価下~下3


では万引き少女の名前

下の名前のみでも良いです

その場合は花菜からとって山科姓となります



安価下


山科 憩(やましな けい)で

花菜が名付けることにします


→ 2月4日目 夕方  某所


花菜「どうしよう……」

陽羽「未織の約束破ちゃったもんね」

花菜「影胤さん達と戦ってたわけだし……許してくれると思うんだけど」

いや、むしろ許されないかな

約束した場所に現れないで

夕方までずっと音信不通で

『今どこにおるん!? 無事なら連絡して!』

こんな内容のメールが何通も

電話の不在着信だって沢山

花菜「未織ちゃんと木更ちゃんから不在着信が来てるけど……どうしよう」

陽羽「未織からのは来なかったことだよね? 木更からは?」

花菜「木更ちゃんからのメールもどこにいるのかって内容だけど……」



1、勾田高校へ
2、事務所へ
3、未織に電話
4、木更に電話
5、武器関連
6、その他


安価下


木更ちゃんよりも

会うはずだったのに会わなかった未織ちゃんを優先する

木更ちゃんが知ったら起こりそうだけど……

先約というものがあるわけで

花菜「もしも――」

未織『もしもしやない! 今まで何しとったん!? まさか死にかけてるとかじゃないやろなぁっ!』

死にかけてるのに電話するわけないじゃない。という言葉を思いついて数秒

電話の奥で安堵のため息を漏らす大切な仲間に声を聞いて

小さく笑をこぼす

花菜「……ごめんなさい。ちょっと厄介なことがあって」

それは戦っていたというのをぼかしたつもりだった

けれど、それは未織ちゃんにとっては別の意味を持っていたらしい

未織『知ってるで。かなりの数の民警に追われとるんやろ?』

そんな言葉を返してきた


それは想定の範囲内の出来事だった

なにせ、封印指定物の受け渡しに現れず

あろうことか逃亡しているのだから

立派な反逆者とも言えるものね

だからこそ、それを聞いても狼狽える事はなかった

花菜「ええ……まぁ」

未織『里見ちゃんから聞いとるよ。政府の中に居るんやろ? 内通者』

花菜「定かではないけど可能性が高いわ」

未織『それで渡そうにも渡せない……か。えらいことになっとるなぁ』

花菜「ふふっ、そうね。ほんと……大変だわ」

私が笑ったことに驚き

慌てて「笑い事やないで!」と、未織ちゃんは怒鳴った


平和のためにケースを回収して

平和のためにケースを預かったままでいるのに

周りからしたら国賊なんだから

ほんと……世界は理不尽の塊でしかないことを

改めて実感させられたわね……

未織『それで……爆弾の方やけど、どないするん?』

花菜「あー……」

影胤さん対策の爆弾だから

あれはその他の人たちにはなんの意味もないのよね……

陽羽「一応貰っておく?」

花菜「うーん……」

正直、作らせておいてやっぱりいらないというのはあんまり好きじゃない

でも、追われる身である今、必ずしも必要というわけではないのなら

このまま手持ちに加えずにという方がいい気もする



1、ごめんね、それが必要だった相手はもう退けちゃった
2、ごめんね、今は爆弾の方は良いわ
3、解ったわ。今から受け取りに行く
4、その他

安価下


必要がないとは言え

せっかく作って貰ったものだし

やっぱり……

花菜「今から取りに行くわ」

未織『大丈夫なん? ウチが行った方が――』

花菜「学校なら公的機関である以上大暴れはしないはずだし、未織ちゃんが捕まる可能性もあるから」

未織『ウチが人質になるかもしれへんってことか……』

花菜「まぁ、司馬重工の社長令嬢を人質にはしないと思うけどね」

したら大変なことになると思うし

それに、本音はそこじゃなくて

やっぱり……逃げるのが得意な私達が動く方が絶対に良いもの

花菜「それじゃ、また後でね」

未織『きぃつけてな? 今度こそ絶対に来て。来なかったらもうウチ……泣くで?』

花菜「ふふっ、はいはい。大丈夫よ」

未織ちゃんのちょっとだけ湿っぽい声に笑い声を返して電話を切る

さて……行きますか



安価下コンマ判定


01~10 なし
11~20 将監&夏世
21~30 なし
31~40 片桐兄妹
41~50 なし
51~60 モブチー
61~70 将監&夏世
71~80 なし
81~90 片桐兄妹
91~00 モブチー


→ 夕方 街道


陽羽「花菜、ちょっと待って」

花菜「ん」

陽羽「あれはイニシエーターだね」

陽羽は壁に隠れながら

通りを歩く少女を指差す

瞳の色は赤くはない

でも、いつでも戦闘できるようにと

武器を携帯していることから直ぐに解った

花菜「弱そうだね」

陽羽「戦う必要は?」


1、戦闘する(結果は言わずもがな)
2、スルー


安価下


花菜「街中だし、無視しましょ」

陽羽「良いの?」

花菜「追って来てたら無力化すればいいわ」

陽羽「りょーかい」

と言っても

捕捉されるつもりなんて毛頭なく

難なく索敵を躱し

勾田高校の生徒会室へと入り込むことに成功した私達は

未織ちゃんから無事に

爆弾を入手することができた


・斥力無効化爆弾を手に入れた


→ 4日目  夜  勾田高校(生徒会室)


未織ちゃん専用の部屋といっても良い勾田高校の生徒会室

公的機関でもあるため襲撃はされにくく

休憩するには絶好の場所だった

未織「ここにいてもええよ? ほとぼりが覚めるまで」

花菜「でも迷惑がかかるわ。今だって未織ちゃんに残って貰っちゃってるし」

未織「ウチは大丈夫。元々仕事もあったし花菜ちゃんのタメっちゅうわけでもないんよ~」

陽羽「そっかぁ……でも、未織はそうしてたほうがいいと思うな」

未織「え?」

陽羽「陽羽達、今は悪い子だから味方しない方が良いってことだよ」

陽羽はそう言いながら

えへへっと笑う

陽羽の言う通りよね

政府が敵である以上、私の味方をするということは政府が敵になるということ

未織ちゃん、ひいては司馬重工にまで迷惑はかけられない


未織「せやけど……」

花菜「ごめんね。未織ちゃん。ここには残れない」

未織「そっか……」

残念そうに呟く未織ちゃんを一瞥し

陽羽と目を合わせる

ずっといられるわけじゃないけど

少しくらいなら……

陽羽「どうする?」

花菜「………………」


1、移動する
2、武器関連
3、仮眠
4、蛭子ペアについて情報を聞く
5、電話
6、陽羽と交流
7、未織と交流
8、その他


安価下


2~7は暫く生徒会室に滞在します(あくまで一時的にです)


1、蓮太郎
2、木更
3、聖居
4、延珠
5、香織
6、菫


安価下


そういえば木更ちゃんからも連絡が来てたなぁ。と

陽羽と戯れる未織ちゃんを見つめながら思い出す

電話をしたからって

突っかかってくるようなことはないと信じたい

木更『花菜……よね?』

花菜「ええ、紛れもなく山科花菜だから安心して」

木更『良かった……今民警が血眼で貴女を探してるから心配してたのよ』

花菜「そうみたいね。移動中もイニシエーターやプロモーターは何人も見かけたわ」

武装をしているから

一般人との区別がはっきり付く

あれでは隠れている敵を探し出すには向かない

そのおかげで簡単に見分けられているから良いんだけどね


木更『そういえば……花菜が動いてくれたことで随分とスムーズに進んだのよ』

花菜「というと?」

木更『傘連判って知ってる?』

傘連判

あんまり馴染みのないワード

でも、学校で聞いた覚えがあるようなないような

確か……首謀者を判別させないために

円形になってるやつだったような……

その沈黙はノーだと思ったのか

木更ちゃんは話を続けた

木更『首謀者を隠すために円状になってる契約書みたいなものなんだけど……それを手に入れたわ』

花菜「……じゃぁ、その署名してる人全員を?」

木更『ええ、一斉検挙できる』


首謀者が誰であるにせよ

纏めて検挙できるのであれば

私が逃げ回る必要もない……か

木更『それと……これはすごい情報よ』

花菜「うん?」

木更『逃げられちゃったみたいだけど、蛭子影胤・小比奈ペアがかなりの重傷を負っていたらしいわ』

花菜「えっ」

……逃げた?

あの傷で?

病院に行かないと危ない感じだったのに……

それに対する驚愕は

木更ちゃんは違う意味で受け取って笑う

木更『だから花菜達はもうほとんど安全よ。序列3000位だし、1000番台に当たらなければ大丈夫でしょ?』


花菜「それは……うん」

木更『そうよね……あと、大事なことを忘れるところだったわ』

木更ちゃんは真剣な声色でそう付け足すと

数秒の躊躇いの後に続きを口にする

木更『花菜って七星の遺産が何を呼び起こすか知ってる?』

花菜「……………………」

影胤さん達に聞こうと思って

でも、時間がなくて聞けずじまいだった疑問

その答えを、木更ちゃんが言い放つ

木更『七星の遺産はステージⅤを呼び寄せるのよ』

花菜「……え?」

木更『そして、花菜はそれを狙って逃亡してるっていう話になってるわ』


根も葉もないという話ではなく

そもそもこれの七星の遺産がどう扱われるのかすら知らなかったのに……

政府のなんと強引な手だろうか

花菜「私は――」

木更『解ってる。花菜がそんな馬鹿なことしないってことくらい』

木更ちゃんは私の言葉を中断させて

言葉を割り込ませてきた

木更『でも、そういう話になってるし、マスコミにまでそれが流れていたの』

花菜「マスコミ……? どうして? 混乱するだけなのに」

木更『ええ、だから聖天子様が規制を行って寸前で止めてくれたわ』

木更ちゃんはそう言って深くため息をつく

何かに気づいているような闇の感じる暗く重いため息だった


木更『明日のお昼まで生き残って欲しい』

花菜「お昼?」

木更『明日朝一で会議に乗り込んでやるつもり。でも、お昼までは確実に命を狙われるわ』

木更ちゃんは辛そうに言いながら

おそらくは連判状をカサカサと音を立てさせて

気を紛らわせる

木更『報奨金はかなりの額だから……みんななりふり構わないはず。その理由はわかるわよね?』

花菜「ええ」

プロモーターの殆どは

元囚人だったり、悪い人たちだったり

周りのことなんて考えない人が多い

つまり、周りを巻き込んでしまう可能性があるということだ


木更『行動は全部任せるわ。命のためならケースを諦めてもいいから……死なないで』

木更ちゃんはかなり思いつめた感じでつぶやく

死ぬつもりなんてない

殺されるつもりなんてない

花菜「………………」

木更ちゃんになんて言うべきか

死なないから大丈夫。なんていうか

任せて。と、端的に告げるべきか

ありがとう。と、心配にお礼を言うか

もういっそ、影胤さん達に勝利したことをばらして安心させてあげるか………


1、大丈夫よ。私達は強いもの
2、任せて
3、ありがとう
4、ふふっ、問題ないわ。影胤さん達にだって勝てた私達だもの
5、その他



安価下


今日はここまでにします

ありがとうございました


眠気にやられてちょっと流れが変な気がします


花菜「ふふっ、問題ないわ。影胤さん達にだって勝てた私達だもの」

冗談ではなく

真実を告げただけなのだけど

木更ちゃんは真実だとは思わなかったらしく

クスクスと笑った

木更『何言ってるのよ。ねぇ、花菜って序列何位か覚えてる?』

花菜「3000位だけど?」

木更『蛭子親子のペアはその約22分の1』

3000の22分の1つまり約136位

序列千番どころか

100番台に入ってたんだ……知らぬが仏。だね

木更『正確に言えば134位よ。花菜との実力差は歴然だわ。勝つなんて夢物語よ』

花菜「じゃぁ……誰がどうやって勝ったんだろうね」


木更『確かに……ね。ねぇ、花菜』

花菜「うん?」

木更『花菜達って実はもっと強かったりするの?』

木更ちゃんは当然の如くその疑問を抱き

私へと投げかけてくる

もっと強いのは木更ちゃんのくせに。と

時折真剣のように鋭い何かを感じさせる彼女に対して

心の中でぼやく

正直、私の培った危機察知能力……と言って良いのかは解らないけど

それみたいな何かは木更ちゃんにアラートを響かせる

笑顔の裏の暗く深く冷たい感情

あれは……あってはいけない感情だ

花菜「……………………」


1、強いよ
2、木更ちゃんは? どう? その冷徹な刃は鋭いの?
3、ふふっ、冗談に決まってるでしょ? 私は所詮3000位だもの
4、里見くん達の方が全然強いわ。経験が違うもの
5、ふふっ、どうかしらね
6、その他


安価下


花菜「木更ちゃんは? どう? その冷徹な刃は鋭いの?」

木更『……え? 何言ってるの?』

木更ちゃんは不思議そうに言葉を紡ぐ

実際に分かっていないのか

それとも……解っててとぼけているのか

どちらにしても

木更ちゃんが話す気がなく

魚にとっての水がない状態である今は

下手に踏み入るべきじゃないわね

花菜「ほら、貴女って刀持ってたでしょ?」

木更『ええ』

花菜「武器を大切にしているなら、つまりはそれが鋭いなら。木更ちゃんもまた強いんじゃないかなっていう質問よ」

少し下手な捻じ曲げ方をしたものの

木更ちゃんは特に気にすることなく笑って

木更『一応、天童流免許皆伝なのよ? 私。知らなかった?』

と、楽しそうに語った


木更ちゃんとの電話を終えて一息つく

未織ちゃんは生徒会室だというのにも関わらず

ソファで眠ってしまっていて

陽羽は未織ちゃんに抱かれるようにして

ソファに並んでいた

陽羽「……花菜」

花菜「うん?」

陽羽「朝までならいても平気……かな?」

花菜「どうかな……多分平気だとは思う。というか、さすがに未織ちゃんをこのままっていうわけにはいかないわ」

これが未織ちゃんの策だとしたら上手だなぁと

僅かに感心の声を上げ小さく笑う

陽羽「じゃぁ……おやすみ」

花菜「ええ、お休み」


陽羽は私の許可を待っていたのか

お休みを言い終えてすぐに

小さな寝息を立て始める

起きているのは私だけ……か

花菜「………………」

木更ちゃんに感じる深い闇

それが復讐などの悪いものであることは容易に解る

私が誰かを……ということもあるけど

誰かに私をということもあって

ああいう瞳は見慣れているからね……不幸なことに


花菜「ダメだからね……本当に。そういうのは、本当に」

なんとなくつぶやいた言葉は

2人の可愛らしい少女たちの寝息に混ざって消えていく

恨みや憎しみなんてそんな風に幸せの中に溶けて言ってしまえばいいのに。と

叶うはずもない夢を願って苦笑する

花菜「残されたからこそ幸せになるべき……ね」

遥か過去というほどでもない過去の話

そんなことを言い出す一人の女の子がいた

あの子は結局幸せだったのだろうか……ああ、幸せだったのだろう

最期まで泣くことはなかったのだから。最期まで笑顔でい続けたのだから

私は幸せだった。と、言ってくれたのだから

花菜「……………………」

過去の懐かしい記憶に思いを馳せながらゆっくりと目を瞑る

私は復讐心を宿す木更ちゃんを救えるのだろうか?

解らない。と、心は即答しながらも

木更ちゃんのことを……無視することは出来なかった

────────────────────────────────────────

 交友関係(好感/信頼)  2月5日目 現在

  手地嶋 陽羽 (57/58  信頼するパートナー) 戦闘勝利+2/+1

    天童 木更 (14/16  仕事仲間) 任務+1 質問+1
    里見 蓮太郎(13/14  仕事仲間) 
    藍原 延珠 (??/??) 登場が名前のみのため
    山科 香織 (59/62  大切な双子の妹)
    司馬 未織 (16/17  仕事仲間) 接触+1 滞在 好感+1
    室戸 菫   (15/15  仕事仲間のようなもの)
    千寿 夏世 (05/05  その他のプロモーター)
    伊熊 将監 (-30/-15  敵)
    蛭子 影胤 (02/04  敵) 敗北- 説得+5
    蛭子 小比奈(-35/-35 敵) 敗北- 影胤が重傷- 捕縛-

    所持金 59.5万円

────────────────────────────────────────


今日は以上です


お疲れ様でした


経験値替わりのステータス用ポイントは

影胤&小比奈のは100Pくらいが妥当かな

目安的なのは一応、SSwikiに出しておきましたが
大体下記の通りです()内の数字が入手可能ポイントです


ガストレア
Ⅰ(10) Ⅱ(20) Ⅲ(30) Ⅳ(40) Ⅴ(50xコンマ一桁)

プロモーター・イニシエーター

モブ1【序列1万未満】(5) モブ2【序列5千未満】(10)

モブ3【序列3千未満】(20) モブ4【序列1千未満】(30)

モブ5【序列750未満】(40) モブ6【序列500未満】(60)

モブ7【序列250未満】(70) モブ8【序列100未満】(80)

モブ9【序列75未満】(100) モブ0【序列60未満】(120)

モブ11【序列45未満】(150) モブ12【序列20未満】(180)

モブ13【序列10未満】(200) モブ14【序列1未満】(250)

蓮太郎&延珠(150) 木更(50xコンマ一桁) ティナ(120) 影胤&小比奈(100)


上位の大半が判明してないのでモブよりオリというべきか……
極力必要はなくしたいけれど、出さなければいけないような場面とかでは扱うことになると思うので
原作で未登場=名無し=モブ・オリになるので
序列1万~1位までのペアとの戦闘に勝利した際の数値を作成しておいただけですよ



とりあえず

花菜のステータスのどこに振る?(100P)

1、HP1210
2、筋力:226
3、防力:216
4、脚力:240
5、知力:240
6、視力:240
7、直感:267
8、射撃:298
9、物理:216


安価下

10ポイントずつなので、最大 10個まで選択可能

2つで30P使う場合は  122 など、2回振り込む場所を2回入力してください


陽羽のステータスのどこに振る?(100P)

1、HP3250/3250
2、筋力:355/710
3、防力:330/660
4、脚力:300/600
5、知力:305/610
6、視力:300/600
7、直感:276/553
8、射撃:300/600
9、物理:300/600


安価下

10ポイントずつなので、最大 10個まで選択可能

同じ場所に使う場合は  122 など、2回以上振り込む場所をその回数入力してください


今いろいろと修正しているので再開はもう少しあとになります


修正・変更終了です


・武器
→重量、弾数、耐久値を追加・表示


・戦闘システム変更
→射撃技計算式(射撃技量+威力+知力1/10)から射撃技計算式(知力+威力+射撃技量1/10)に変更
→物理技計算式(物理技量+威力+知力1/10)から物理技計算式(筋力+威力+物理技量1/10)に変更


・ステータス表
→【装備】欄追加
→【所持】欄追加
→【武器】欄を【技】欄に変更

修正後ステータス

────────────────────────────────────────

 【名前】 山科 花菜  21  優しいプロモーター(天童)  侵食率:00.00%

 【ステータス】
  HP1210/1210 筋力:226 防力:216
  脚力:230/240 知力:260 視力:260 直感:297
  射撃:318 物理:216

 【装備】
  頭:なし 胴:なし 右手:ハンドガン 左手:軍用ナイフ
  予備(2/5):対物ライフル、スナイパーライフル    総重量  64/226

 【技】
  ハンドガン 威力 200 装弾14
  スナイパー 威力 400 装弾10 命中+10 被弾でキャンセル 連続使用不可
 対物ライフル 威力 664 装弾5 命中+5  連続使用不可
  軍用ナイフ 威力 100 耐久減少5
 ハンドカノン  威力 1000 装弾1 1回の戦闘につき1度のみ
     CQC 威力 50

 【スキル】
  銃器使い:射撃命中+15%・銃器の改造可・銃器の威力+30%

 【所持】
    スパンキング・ソドミー(重:3 弾:0/10 耐:250/250 威:350)
   サイケデリック・ゴスペル(重:3 弾:0/15 耐:250/250 威:300)
      スナイパーライフル(重:10 弾:30/30 威:400)
           ハンドガン(重:1 弾:41/42 威:200)
          対物ライフル(重:50 弾:23/25 威:664)
          ハンドカノン(重:2 弾:9/10 威:1000)
      小比奈の小太刀A(重:4 耐:300/300 威:400)
      小比奈の小太刀B(重:4 耐:300/300 威:400)
           軍用ナイフ(重:1 耐:50/50 威:100)

────────────────────────────────────────

 【名前】 手地嶋 陽羽 09 意地っ張りなイニシエーター(天童) M:ホエール 侵食率:18.05%

 【ステータス】
  HP3250/3250 筋力:355/710 防力:340/680
  脚力:315/630 知力:305/610 視力:300/600 直感:301/603
  射撃:300/600 物理:300/600

 【装備】
  頭:なし 胴:なし 右手:バラニウムの鎖 左手:なし
  予備(0/5):なし    総重量  10/710

 【技】  鎖  耐久 445/500
  鎖の盾 物理攻撃のダメージ半減  継続は無し  武器耐久が現象(中 10)
  鎖の鞭 威力300 武器耐久が減少(小 5)
  鎖の舞 威力500 連続使用は負荷 武器耐久が減少(大 25)
  飛び蹴 威力50

 【スキル】
 抑止力:全能力半減(解除は自由に可)・侵食率上昇を抑える
 エコロケーション:不意打ちなどを阻止。逆に反撃が可能

 【所持】
  バラニウムの鎖(重:10 耐:445/500 威:300)

────────────────────────────────────────


修正、追加、変更後

質問等ありましたらどうぞ


無ければ再開しちゃいます

あと手入れしたり未織のとこ持ってけば武器の耐久って回復できるのかな?

さっきも質問したけど他のメンバーは物語進むと同時に強くなるの?

侵食率0.05%増えたけど、これ減らせんの?


>>906
武器は壊れない限りは自分で手入れ可能です
ただし、物理系武器の改造・壊れた武器の修復等は未織に頼むしかありません

射撃系武器は花菜自身で改造・壊れた武器の修復等全て可能です

>>907
強くなります


>>908
現状では無理です
戦闘2回(ガストレア、蛭子ペア)を一気に追加したので+0.05


では再開していきます


→2月6日目(前回の表示ミス)  朝  勾田高校生徒会室


花菜「………………」

未織ちゃん達がまだゆっくりとする中

影胤さん達から奪った銃や小太刀を弄る

少しでも無力化するために持ってきたはいいけれど

どうするべきかしら……

武器としては扱わなければ無意味な荷物

でも、影胤さん達のであって私達のではないし……

花菜「……スパンキング・ソドミー、サイケデリック・ゴスペル」

銃のホルスターに書かれたそれぞれの名前を呟く

正直解りたくないような意味を持つそれぞれの単語

ゴスペルは福音とか、対してサイケデリックは……

スパンキングもソドミーもそのまま取るなら意味は最悪ね

でも、ゴスペルで見るにソドミーではなくソドム。罪悪かしら

神の国と罪悪の街……良く解らない

未織「んー? なにしとるん?」

花菜「おはよう。未織……ちょっと所持品をね」


未織「所持品~?」

花菜「ええ」

起きたばかりで

眠気の抜けない目を擦る未織ちゃんが

私の持つソドミーとゴスペルを見つめる

未織「花菜ちゃんにしては趣味悪いんとちゃう?」

花菜「あはは……そうかな」

未織「せやなぁ……花菜ちゃんはもっとこうスマートなやつがええ。魔改造ベレッタは似合わへん」

魔改造ベレッタって……

ただ近接戦闘に対応させるための改造なのに

私がしたわけじゃないから定かではないけどね

未織「それ使うん?」

花菜「そうね……」


1、スパンキング・ソドミー(重:3 弾:0/10 耐:250/250 威:350)を使う
2、 サイケデリック・ゴスペル(重:3 弾:0/15 耐:250/250 威:300)を使う
3、両方使う
4、両方使わない

安価下

※弾は花菜が自作するためすぐに使用できるようになります


花菜「両方使うわ」

未織「ほんまに~?」

花菜「不満?」

未織「別に花菜ちゃんが使うって言うんならええけど……ガンカタでもする気なん?」

未織ちゃんは不思議そうに訊ねる

その理由は銃口の少し下に付けられた刃物のようなものが原因だというのは

考えるまでもなく解る

クラリックガンなんて目でもないような改造

耐久が低そうに見えるけれどそれなりに補強してあるから

巨躯を持ち上げたり、重装甲に突き立てたりしなければ大丈夫なはず

花菜「それも良いかなって思ってる」

未織「ふ~ん。ならええと思う。見た目はともかく武装としては申し分なさそうやしな」

影胤さんの時みたいな戦いの時

そういうのが出来れば、陽羽に負担をかけなくて済むと思うからね


未織「なぁ、花菜ちゃん」

花菜「うん?」

不意に

未織ちゃんの手のひらが私の背中に触れる

未織「ちゃんと生きててくれる?」

花菜「なぁに? 急に」

未織ちゃんの声は不安そうで

そんな心配をかけてしまっているんだと心が痛む

未織「花菜ちゃんはまた危険な街中に出て行くんやろ?」

花菜「そうね」

未織「花菜ちゃん以上の序列もちは一杯おる。それに見つかったらどうするん?」

花菜「逃げるわ」

未織「囲まれたら? 逃げられないほどに追い詰められたら?」

未織ちゃんの声が震えていくのに比例して

私の服が握り締められて皺が広がっていく


未織「こういうのは男の子の役目と違う?」

花菜「里見くんが危険な目にあっても良いの?」

未織「そういうわけやない。でも、どちらかといえばそうあるべきとちゃう?」

未織ちゃんの言いたいことも解らなくはない

女の子よりは男の子が勇猛果敢であるべきだ。と

未織「花菜ちゃん殺されちゃうかもしれへん。それ以上の酷いことされるかもしれへん。それが怖い」

花菜「里見くんだって、死ぬの怖いでしょ? 里見くんは12万、私は3千。序列的に私が適任よ」

未織「それは……」

未織ちゃんが黙り込んでも

背中の圧力は変わらない

むしろさらに強くなっていく

未織「どうしても行くん? ここで隠れててはくれへんの?」

花菜「………………」


1、未織ちゃん達まで巻き込みたくないのよ
2、大丈夫よ。私達は弱くない。ちゃんと生きてまた会いに来てあげるわ
3、ごめんね、未織ちゃん
4、ありがとう、未織ちゃん
5、その他


安価下


安価下コンマ判定


一桁  7  9  またはゾロ目


花菜「大丈夫よ。私達は弱くない。ちゃんと生きてまた会いに来てあげるわ」

未織「……その自信はどこから来てるん?」

花菜「私自身から。かしらね」

クスッと笑いながら

未織ちゃんへと言葉を返し、振り向く

目と目が合って沈黙が生まれ

それを陽羽の寝息が壊す

未織「……ウチの武器、ほかの民警も使ってるって知ってる?」

花菜「ふふっ、当たり前でしょ」

未織「なら、それで花菜ちゃんが殺されたりしたらウチ……どうなるかも?」

花菜「だめよ? 武器商人として。そういう考えは」

未織「ウチは商人の娘や。武器商人にはなりきってへん」

花菜「そう……でも、大丈夫よ。貴女に約束したんだもの。生きて帰るって」

そう言って微笑むと

未織ちゃんは困ったように笑って「男の子やったらなぁ……」と、どこか残念そうに呟いた



・移動します
・ソドミー、ゴスペルを装備します


・さっきの判定は追加装備の入手判定です


→移動


安価下コンマ判定 (反転 12→21)


01~10 なし
11~20 将監&夏世
21~30 なし
31~40 片桐兄妹
41~50 なし
51~60 モブチー
61~70 将監&夏世
71~80 なし
81~90 片桐兄妹
91~00 モブチー


→  2月6日目 昼  某所


陽羽「良かったね。遭わなくて」

花菜「そうね……」

なんとかできないからではなく

あまり人を傷つけたくないから遭いたくない

未織ちゃんにはそんなこと言えなかったけど

囲まれてたら戦う

全員戦闘不能にする他ない

そうするには多少であれ怪我させなければいけない

それが私は嫌なのよね……良く、甘すぎるって言われるけど


陽羽「そういえば花菜ー」

花菜「うん?」

陽羽「その2つ、影胤のだよねー?」

陽羽はそう言いながら

私の両腰のホルスターに収まる銃に触れる

花菜「ええ。そうよ」

陽羽に使用する理由を話すと

体術なら私が教えてあげるよー? と

嬉しそうに鼻を鳴らす

銃を扱うことに関して拒否反応はないらしい

陽羽「それで……このあとどうする?」

花菜「うーん……」



1、武器関係
2、電話
3、菫のところへ
4、香織のところへ
5、外周区へ (敵との遭遇判定があります)
6、特訓(敵との遭遇判定があります)
7、その他


安価下


花菜「ちょっと武装について考えようか」

陽羽「おーお手入れ? 陽羽のはまだ平気だと思うけど……」

花菜「それもあるけどもっと色々よ」

お手入れはもちろん

銃の弾も作らないといけないし

小比奈ちゃんのだけど

小太刀も手に入ったし……

それの使い道も決めなくちゃいけない

陽羽「うーん。そういうのは花菜に任せるよ」

花菜「そう? 小比奈ちゃんの小太刀を渡しても使う?」

陽羽「小比奈のかぁ……うん。良い武器だと思うから」

陽羽はそう言って笑った


1、ハンドガン速度重視(威力↓ 命中↑)  5000円
2、ハンドガン威力重視(威力↑ 命中↓)  5000円
3、ハンドガンの連射性上昇(弾消費倍 ダメージ計算が1.5倍) 20000円
4、対物ライフル速度重視(威力↓ 命中↑) 15000円
5、対物ライフル威力重視(威力↑ 命中↓) 15000円

6、対物ライフル連射性上昇(1/4)       5000円
7、スナイパー速度重視(威力↓ 命中↑)  8000円
8、スナイパー威力重視(威力↑ 命中↓)  8000円
9、スナイパー連射性上昇(1/4)       5000円
10、ソドミー速度重視(威力↓ 命中↑) 15000円

11、ソドミー威力重視(威力↑ 命中↓) 15000円
12、ソドミーの連射性上昇(弾消費倍 ダメージ計算が1.5倍)  25000円

13、ゴスペル速度重視(威力↓ 命中↑)  15000円
14、ゴスペル威力重視(威力↑ 命中↓)  15000円
15、ゴスペルの連射性上昇(弾消費倍 ダメージ計算が1.5倍) 25000円

16、何もしない

残高59.5万
お金がもつ限りの複数選択可能
ただし、改造以外でもお金は必要なため使いすぎには注意


安価下2


武器変更はあとで
ソドミー及びゴスペルは現在通常弾


次は武器変更

花菜
 頭:なし 胴:なし 右手:ソドミー 左手:ゴスペル
 予備(4/5):ハンドカノン、対物ライフル、スナイパーライフル、軍用ナイフ  総重量  69/226

陽羽
 頭:なし 胴:なし 右手:バラニウムの鎖 左手:なし
 予備(0/5):なし    総重量  10/710

余り
 ハンドガン(重:1 装:14 弾:41/42 威:200)
 小比奈の小太刀A(重:4 耐:300/300 威:400)
 小比奈の小太刀B(重:4 耐:300/300 威:400)




1、花菜を変更
2、陽羽を変更
3、両方を変更
4、どちらも変更しない

安価下



陽羽
 頭:なし 胴:なし 右手:バラニウムの鎖 左手:なし
 予備(0/5):なし    総重量  10/710


1、ハンドガンを右手に装備
2、ハンドガンを左手に装備
3、ハンドガンを予備に装備
4、小比奈の小太刀Aを左手に装備
5、小比奈の小太刀Aを右手に装備
6、小比奈の小太刀Aを予備に装備
7、小比奈の小太刀Bを左手に装備
8、小比奈の小太刀Bを右手に装備
9、小比奈の小太刀Bを予備に装備
10、バラニウムの鎖を外す


安価下2


右手に武器を装備した場合、鎖は予備にいきます


6のみなのは
複数可能って入れ忘れたからかな


それとも小太刀1本で良い?


変更後のステータス

────────────────────────────────────────

 【名前】 山科 花菜  21  優しいプロモーター(天童)  侵食率:00.00%

 【ステータス】
  HP1210/1210 筋力:226 防力:216
  脚力:230/240 知力:260 視力:260 直感:297
  射撃:318 物理:216

 【装備】
  頭:なし 胴:なし 右手:ソドミー 左手:ゴスペル
  予備(4/5):ハンドカノン、対物ライフル、スナイパーライフル、軍用ナイフ    総重量  69/226

 【技】
  射:ソドミー 威力 350 装弾10
  射:ゴスペル 威力 300 装弾15
  射:スナイパー 威力 400 装弾10 命中+10 被弾でキャンセル 連続使用不可
  射:対物ライフル 威力 664 装弾5 命中+5  連続使用不可
  物:軍用ナイフ 威力 100 耐久減少5

  射:ハンドカノン  威力 1000 装弾1 1回の戦闘につき1度のみ
  特:ガンカタ 威力 216 装弾25  耐久減少 両武器40 
  物:CQC 威力 50


 【スキル】
  銃器使い:射撃命中+15%・銃器の改造可・銃器の威力+30%

 【所持】
    スパンキング・ソドミー(重:3 装:10 弾:30/30 耐:250/250 威:350)
   サイケデリック・ゴスペル(重:3 装:15 弾:45/45 耐:250/250 威:300)
      スナイパーライフル(重:10 装:10 弾:30/30 威:380 命+15  連2/4)
           ハンドガン(重:1 装:14 弾:41/42 威:200)
          対物ライフル(重:50 装:5 弾:23/25 威:664 命+5)
          ハンドカノン(重:2 装:1 弾:9/10 威:1000)
           軍用ナイフ(重:1 耐:50/50 威:100)

────────────────────────────────────────

 【名前】 手地嶋 陽羽 09 意地っ張りなイニシエーター(天童) M:ホエール 侵食率:18.05%

 【ステータス】
  HP3250/3250 筋力:355/710 防力:340/680
  脚力:315/630 知力:305/610 視力:300/600 直感:301/603
  射撃:300/600 物理:300/600

 【装備】
  頭:なし 胴:なし 右手:バラニウムの鎖 左手:なし
  予備(0/5):なし    総重量  10/710

 【技】
  鎖の盾 物理攻撃のダメージ半減  継続は無し  耐久減少(10)
  鎖の鞭 威力300 耐久減少(5)
  鎖の舞 威力500 連続使用は負荷 耐久減少(25)
    斬撃 威力400 耐久減少(8)
  剣の舞 威力550 耐久減少(15)
  二刀流 威力700 耐久減少(35)
  飛び蹴 威力50

 【スキル】
 抑止力:全能力半減(解除は自由に可)・侵食率上昇を抑える
 エコロケーション:不意打ちなどを阻止。逆に反撃が可能

 【所持】
  バラニウムの鎖(重:10 耐:445/500 威:300)
 小比奈の小太刀A(重:4 耐:300/300 威:400)
 小比奈の小太刀B(重:4 耐:300/300 威:400)

────────────────────────────────────────


陽羽「貴女のハートに天誅天誅!」

花菜「ふふっ、天誅天誅」

小太刀を華麗に振る陽羽を横目に

自分の銃の手入れをしていく

陽羽なら刀であっても扱える

心配なのは私自身

このソドミーとゴスペルを上手く扱えるかどうか……

陽羽「ねぇっ、花菜!」

花菜「なぁに?」

陽羽「なんか技名欲しいっ!」

陽羽はすごく嬉しそうな笑顔で

キラキラとした瞳を私に向け、言う

花菜「………………」

剣を二本持つと得られるスキルがあるとかないとか

そんな噂が現実になりかけた瞬間だった


→時間経過


安価下コンマ判定 (反転 12→21)


01~10 なし
11~20 将監&夏世
21~30 なし
31~40 片桐兄妹
41~50 なし
51~60 モブチー
61~70 将監&夏世
71~80 なし
81~90 片桐兄妹
91~00 モブチー


陽羽「ん」

花菜「陽羽?」

陽羽「んー……来るね」

陽羽が小さく呟くと

私達が隠れている廃屋のような建物のドアがコンコンと叩かれる

「誰かいねーかー?」

花菜「………………」

陽羽「……片方は周りで動き回ってる。なにか細工してるんだと思う」

陽羽は冷静に音を分析し

今置かれている状況を言葉に変える

つまり、逃げきれるかは解らない。ということだ

「いるなら言ってくれー」

花菜「嫌な予感」


1、応答する
2、何も言わない
3、裏口から逃走(判定アリ)


安価下


とりあえずは呼びかけに答えようとしながら

それでも一定の距離を開けて返事を返す

「おいおい、バカ正直に答えて良いのかよガール」

花菜「え――」

――結果

玄関のドアが木っ端微塵に吹き飛ばされてしまった

花菜「ドア……」

陽羽「それどころじゃないと思うよ?」

玉樹「見つけたぜ」

花菜「………………」

ほとんど外周区といってもいいような廃墟群の一角ではあったけど

それでも

中々良い物件だったのに……


弓月「アンタ達でしょ? ケース持ち出してる逃亡者。データで見たとおりだね」

陽羽「違うよー。なんて言ってみたり?」

弓月「馬鹿にしてんの?」

陽羽「冗談なんだけどなー」

陽羽はつまらなそうに呟く

この2人は民警だっていうのはわかる

でも、それ以上はわからない

……もうちょっと勉強しておくべきだったかな

玉樹「悪いことは言わねぇ。大人しく拘束されろ。ガールを怪我させるのは趣味じゃねぇからな」

花菜「お心遣いは嬉しいです。でも……それは無理です」

玉樹「そんなにクソファッキンな大絶滅起こしてぇのかよ」

花菜「そういうわけじゃないけれど……」


さて……どうしようかしら

私達が置かれている状況を話して素直に納得してくれる?

花菜「……………………」

玉樹「ん? 拘束される気になったか?」

弓月「どう見てもそんな気ないと思うけど」

プロモーターの方は

私……というか、女の人には甘そう

でも、やるときはやるタイプ。かな?

それで話は……聞いてくれるかしら

今ここで出せる証拠なんてないのに?

花菜「……えっと」



1、実は政府に内通者がいるんです
2、見逃してくれませんか?
3、無駄な争いは止めましょう。貴方達では私達には勝ち目がありません
4、武器を構える
5、その他


安価下


花菜「見逃してくれませんか?」

弓月「……え?」

玉樹「おい弓月……オレっちは耳が悪くなったのか?」

弓月「だったらあたしもかも」

私の真剣な一言に

2人は互いの顔を見合わせて

神妙な面持ちで私の方を見直す

玉樹「すまねぇな。もう一度言ってくれ」

花菜「……見逃してくれませんか?」

もう一度の言葉は

2人の笑いのツボに引っかかったらしい

お腹を抱えるように笑い出して

玉樹「クソファッキンな願いだな。お断りだ」

陽羽「だよねー……」


陽羽は少し残念そうに呟き

私の事をゆっくりと見上げる

陽羽「どうしよっか」

花菜「………………」

見逃して欲しいというお願いが完全にお断りされた以上

逃げるか戦うかの二択

でも、すでにお願いするという選択をした以上――

玉樹「出来るだけ顔は傷つけねぇようにしてやるよ」

花菜「戦うの……?」

玉樹「投降する気はねぇんだろ? だったらやるしかねぇ」

そう言って彼はメリケンサックのような

少し危なそうなものがついたものを手に嵌める

陽羽「花菜」

花菜「………………」


1、陽羽の枷を外す
2、外さない


安価下


陽羽の問に首を横に振る

相手の実力は解らないけど

影胤さん達ほどではないと直感が告げる

だったら開放する必要もない

玉樹「室内でやるか?」

花菜「解ったわ」

彼の言葉には頷いて外に出る

仕掛けがあるのは解るけど――

陽羽「ふんふーん」

弓月「!」

玉樹「………………」

陽羽は小太刀の素振りをするかのように周囲を舞う

陽羽「……準備運動オーケー」

残念ながら陽羽の音に触れたらしい

陽羽は何気ない顔で笑いながら女の子へと切っ先を向けた


・戦闘開始


1ターン目 花菜HP1210/1210 陽羽HP3250/3250 VS 玉樹HP1200/1200 & 弓月HP1500/1500


1、鎖の盾 物理攻撃のダメージ半減  継続は無し  耐久減少(10)
2、鎖の鞭 威力300 耐久減少(5)
3、鎖の舞 威力500 連続使用は負荷 耐久減少(25)
4、斬撃   威力400 耐久減少(8)
5、剣の舞 威力550 耐久減少(15)
6、二刀流 威力700 耐久減少(35)
7、飛び蹴 威力50

安価下


対象選択

1、玉樹
2、弓月


安価下2



※敵だとHPが高いスタイル


陽羽(二刀流)→玉樹

安価下コンマ判定 命中 (反転)

600-180-200=220 コンマが  ゾロ目または87~98で急所 それ以外は通常


安価下2コンマ判定 ダメージ (反転)




20+355+700+30-155=950
→玉樹HP1200-950(約79%)=250(約21%)


勝負はその一撃あるいは一瞬で決まった

陽羽は小太刀を両方抜くと

刃を逆に構える

玉樹「何してんだガール」

陽羽「逆にしないと死なせちゃうから」

玉樹「なにい――」

彼が言い終える前に陽羽は動き

砂を踏みにじる音が響いたかと思えば

玉樹「っ……げほっ……かはっ……」

弓月「え――ぁ、兄貴!?」

彼が苦しそうに呻きながら

ゆっくりと地面に崩れ落ちていく

陽羽「もういいよね?」

プロモーターは暫く戦闘不能

イニシエーターの方も続行の意思はなさそうだし……

花菜「ええ」

陽羽「いぇいっ!」

嬉しそうにピースサインを作った陽羽は小太刀を鞘に収め

私の隣に舞い戻った


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【安価で】ブラック・ブレット【生き残れその2】
【安価で】ブラック・ブレット【生き残れその2】 - SSまとめ速報
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