あおい「おーいwwwブサプロくーんww」

みずき「ちょっwwあおい先輩wwそんなこと言っちゃダメですよwwせめて影でいいましょうよww」

パワプロ「…………………」


あおい「ねぇ、さっきから呼んでるでしょ？さっさとこっち来なよ」

パワプロ「……なに？あおいちゃん」

あおい「うわっ！キモッwwwそんな顔で
こっちに近ずいてこないでよ！www」ゲシッ

パワプロ「うぐっ！」

みずき「ちょっとーww男のくせに女の蹴りでなに悶絶してんのよww」

パワプロ「だ、だってスパイクが…」

みずき「そんなんだから、ブサイクって
言われるのよ！だらしがないわね」ゲシッ

パワプロ「ぐっ！？」

監督「おーい、早川、橘」スタスタ

あおい・みずき「！」ササッ

監督「ん？なにをしてたんだ？」

あおい「いえ、パワプロくんが
足を挫いたって言ってたんで…」

みずき「(あおい先輩ナイス言い訳ww)」

監督「そうか、パワプロ！さっさと
保健室で手当てしてもらってこい！」

パワプロ「はい…」スタ…スタ

矢部「………」

矢部「ちょっといいでやんすか二人とも」

みずき「なに？ダメガネ先輩、私たち今監督から言われたメニューで忙しいんですけど」

あおい「まぁまぁ、みずき。で？なにか用かな？」

矢部「なんで二人はパワプロくんを
いじめるでやんすか？」

あおい「うーん。ボクはなんだか
あの顔を見てるとイライラしちゃうからかな？」

みずき「私は、あんなにブサイクなのに
私達より野球がうまいことに腹がたつわ！」

矢部「そ、そんなことで…」

あおい「あっ、そうだ！矢部くんも
一緒にパワプロくん殴ってみる？
スッキリするよ！」

矢部「お断りするでやんす。じゃあ、オイラ練習に戻るでやんすから。」タッタッタ

みずき「なによ！あいつ、感じ悪いわね！」

あおい「まぁ別にいいよ。僕たちも練習に戻ろっか」

パワプロ「(どうして、こんなことになったんだろう…)」

パワプロ「(野球部に入部してから日がたつごとにみんな冷たくなっていって…)」

パワプロ「(最初はグローブがどこかに
隠されるとかそれぐらいのレベルだった…)」

パワプロ「(気がつけば毎日殴られ蹴られ続ける毎日)」

パワプロ「(夢にもうなされてろくに睡眠もとれない毎日)」

パワプロ「さすがにもう薬で騙すのは
無理になってきたかなぁ…」ボソ

「オー、クスリにアマリたよるのハよくないデスヨー」

パワプロ「えっ！」クル


ダイジョーブ「ワタシについてクレバ
そんなナヤミもノープロブレムデース」

パワプロ「(ど、どうしよう…いかにも怪しい人と会っちゃったよ…)」

矢部「パワプロくん！」

パワプロ「や、矢部くん！」

矢部「監督が呼んでたでやんすよ！
はやく行かないと怒られるでやんす！」ギュッ

パワプロ「え、ちょっと矢部くん！？」ピュー

ダイジョーブ「オーノー！にげられテしまいマシター…」








矢部「ふぅ、ここまで来れば大丈夫でやんすね」

パワプロ「矢部くん、監督が読んでるんでしょ？はやく行かないと…」

矢部「あれは嘘でやんす」

パワプロ「えっ！？そうなの？！」

矢部「だってパワプロくんがいかにも怪しい人に絡まれてたでんやんすから…」

パワプロ「あっ、そういうことか！
ありがとう矢部くん！おかげで助かったよ！」

矢部「どうってことないでやんす！
オイラ達親友じゃないでやんすか！」

パワプロ「矢部くん…」

あおい「あっ！ブサプロくんこんなところでなにしるの？」ニコニコ

パワプロ「」ビク

矢部「あおいちゃん…」

あおい「あっ、矢部くんもいたんだ。それよりパワプロくんちょっと話したいことがあるからこっちに来てよ」

パワプロ「………」

矢部「あおいちゃん、パワプロくんは
監督に呼ばれてるでやんすから、また後でn」

あおい「大丈夫だよ、監督も交えての話だから」

あおい「僕がパワプロと一緒に監督の
ところに連れていくから」ニコ

あおい「矢部くんは呼ばれてないから
練習に戻っていいよ？」

矢部「(そ、そうきたでやんすか…)」

あおい「じゃ、行こうかパワプロくん」

パワプロ「い、いいよ！俺1人で行くから！」タッタッタ

あおい「チッ…待ってよ、パワプロくーん」


矢部「パワプロくん…」

パワプロ「ハァハァ…」タッタッタ

ドン

？「うわっ」

パワプロ「あっ、すみません！大丈夫ですか？」

？「うん、大丈夫だよ」

パワプロ「(女の子…？でも、男子制服きてるし…)」

？「あ、あの…」

パワプロ「は、はい！なんでしょう？」

雅「ぼく、小山 雅って言うんだけど
君のユニフォーム…見た感じ野球部だよね？」

パワプロ「あぁ、はい。そうですけど」

雅「えっと…今からでも入部することってできるかな？」

パワプロ「えっ！？」

監督「ふむ、小山と言ったな」

雅「はい」

監督「入ることは構わんがこの時期に
入部してみんなについていけるかが不安だ」

監督「よって、お前に入部テストを
行なう」

パワプロ「入部テストって」

監督「心配するな、ただの1打席で
ヒットを打てばお前の入部を許可しよう」

監督「投手は…橘、頼む」

みずき「はーい」

雅「お願いします」ペコ

みずき「(この時期に入部するんだから少しは骨があるやつなんでしょうね)」