モバP「パッチワーク」 (54)



加蓮・まゆ・ユッコの一話完結の短編シリーズです。
ここからでもどうぞ。

前回
モバP「パントマイム」



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―事務所―



まゆ「おはようございまぁす」ガチャ

裕子「あ!まゆちゃんおはようございます!」ニコッ

アーニャ「ドーブラエ ウートラ。おはようございます、まゆ」ペコリ

まゆ「アーニャさんもいたんですか。珍しい組み合わせですねえ」




佐久間まゆ(16)
http://i.imgur.com/wF8TYdU.jpg

堀裕子(16)
http://i.imgur.com/COGlSt7.jpg

アナスタシア(15)
http://i.imgur.com/h9Fs1gB.jpg





アーニャ「そんなことないですよ。ユッコとはずっと前から仲良し、です」ニコ

裕子「私達事務所に入った時期が同じだったんですよ。ほたるちゃんと愛海ちゃんと
   アーニャちゃんの4人で、最初の頃はよく一緒にレッスンしてました!」ニコッ

まゆ「そうでしたか。同期さん、ということですね」フフ

裕子「まゆちゃんは同期さんはいないんですか?」

まゆ「…………」ピタ

裕子「まゆちゃん?」キョトン





まゆ「…………いえ、いませんねえ。あえて同期と言うなら、CDデビューが同じだった
   智絵里さんやアーニャさん達がそうなるでしょうか」ニッコリ

裕子「じゃあまゆちゃんもアーニャちゃんと仲良しですね!」

アーニャ「そうでした、まゆに渡すものがあります」ゴソゴソ

アーニャ「どうぞ、小梅のぶんも、預かってきました」パサッ

まゆ「ああ、この前言ってたあれですか。本当にもらっていいんですか?」





裕子「なんですかこれ?衣装生地のサンプル?」マジマジ

まゆ「そうです。お仕事の記念にもらったけれど、どう使っていいのかわからなくて、
   かと言って捨てるのはもったいないってアーニャさん達と話してたんですよ」

アーニャ「そこでまゆが、サンプルの生地を縫い合わせて、事務所のソファーに置いてある
   クッションカバーを作りましょうかって言ってくれたんです」ニコ

裕子「あ!それ知ってます!パンチマークって言うんですよね?」ポン!

まゆ「パッチワークです。事務所の備品にしたらみんなもいつでも見る事が出来ますし、
   生地も無駄にならないと思いまして」





裕子「すごいですまゆちゃん!私も持ってきていいですか?」キラキラ

まゆ「別に構いませんけど、革やビニールの生地は無理ですからね?持って来るなら
   柔らかい布の生地にしてくださいよ」

裕子「わかりました!じゃあ私も部屋にあるサンプル生地を探してきます!」

アーニャ「ふふ、まゆは本当にドーブルイ…優しい、ですね」クス



まゆ「……そんなことありませんよ」ポツリ





裕子「え?何か言いましたか?」

まゆ「いえ。それではまゆはレッスンがありますので失礼ますね」スクッ

裕子「あれ?まゆちゃん今来たばかりなのに……」







 スタスタスタ…… バタン



アーニャ「どうしたんでしょうかまゆ、グルースヌィ…寂しそうに見えましたが……」

裕子「う~ん……?」








***



―夜・アイドル寮まゆの部屋にて―



まゆ「…………」チクチク

まゆ「……はぁ、思うようにいきませんねえ」コキコキ



 コンコン



まゆ「あら?こんなに遅くに誰でしょう」パタパタ






まゆ「はい?」ガチャ

加蓮「やっほ。今大丈夫?」ヒョコ

まゆ「加蓮さん?どうしたんですか?」キョトン





北条加蓮(16)
http://i.imgur.com/OZJEBfN.jpg






加蓮「ちょっとまゆに話があってさ。入れてもらっていいかな」



まゆ「少しちらかってますけど、それでよければどうぞ」








―――



加蓮「パッチワーク?めんどくさそうなことやってるね」マジマジ

まゆ「確かに普通の編み物より大変ですねえ。軽い気持ちで始めたのですが、生地の
   配置や色のバランスに悩んでなかなか進みません。特に青系統や緑色の生地は
   ほとんど扱ったことがないので、もてあましてますねえ」

加蓮「ふーん、青や緑ね……」






まゆ「それで、話というのはなんですか?」

加蓮「ああ、いや、そんなに大した話じゃないっていうか、まゆにとっては軽い話じゃ
   ないと思うんだけど、どう言ったらいいのかな……」ポリポリ

まゆ「……もしかして、まゆと翠さんの話ですかぁ?」ジロリ

加蓮「え!? ど、どうしてわかったの!? 」ギョッ!!
   
まゆ「うふふ、勘でしょうか。お昼に裕子さんが似たようなことを聞いてきたので、
   何となく加蓮さんもそうじゃないかと思っただけです」クス






加蓮「知らなかったよ。まゆと翠さんって同期だったんだね」

まゆ「そうですねえ。巴さんと美沙希さんも、たまたま同じ時にこの事務所に入って
   アイドルになりました。もうずいぶん昔のように感じますねえ」

加蓮「それでまゆは、その、翠さんと……」オソルオソル

まゆ「はい。顔合わせ初日に、つかみ合いになりそうなケンカをしました。あの日から
   翠さんとは一言も会話をしていません」






加蓮「巴とならわかるけど、翠さんはいつも優しくてニコニコしてるのに……」



まゆ「信じようが信じまいが加蓮さんの自由ですが、まゆは今でもあの人が苦手です。
   具体的に言いますと、凛さんの100倍は怖いですね」フフ…








~回想・まゆ事務所初日~



まゆ『まゆとPさんは運命の赤い糸で結ばれているんです…… ですからあなた達、
   まゆとPさんの邪魔だけはしないでくださいねえ……?」ゴゴゴゴゴ…

巴『おう!惚れた男を追いかけて東京まで来るとはなかなか見上げたおなごじゃのう!
  うちも負けんように頑張るけえ、これからよろしくな!」ニカッ

美沙希『や~ん純愛ぃ~!レンアイ小説のヒロインみた~い!あたしも応援してるから、
    ガンバってねまゆちゃん☆』アハ☆

まゆ『あ、あなた達、まゆの言ってることを本当に理解していますかぁ……?』タジタジ







村上巴(13)
http://i.imgur.com/vmZ7ZTa.jpg

衛藤美沙希(22)
http://i.imgur.com/HnevYUA.jpg





翠『……』ペラ… ←レッスンガイド

まゆ『水野さんでしたっけ?あなたにも言ってるんですよぉ?』ジロリ

翠『……』ペラ…

まゆ『ちょっと、まゆの声が聞こえてますかあ?』イラッ



翠『ええ、聞こえてますよ。あなたの話を聞く気はありませんけど』パタン



まゆ『はいぃ?』カチン








水野翠(18)
http://i.imgur.com/vvsWuet.jpg






翠『佐久間まゆさんでしたね。別にあなたの恋路を邪魔するつもりはありませんが、
  プロデューサーさんは私をアイドルに導いてくれる大切な存在です。ですから
  私とプロデューサーさんの仕事の邪魔だけはしないでくださいね』キッパリ



まゆ『な……っ!? 』ギョッ!!






翠『ついでにもうひとつ言わせてもらいますが、地元を離れて1人で東京に来たのは
  あなただけではありませんよ。恋愛物語のヒロインの気分に浸るのは結構ですが、
  アイドルになる気がないのなら気が散るので話しかけないでください』ギンッ!!

まゆ『こ、この……!! 』ガタタッ!!

巴『お、おい、落ち着くんじゃまゆ!』ハガイジメ

美沙希『翠ちゃんもいいすぎだよぉ!あたし達は同期だしなかよくしよ、ね?』







~~~



まゆ「もしあの時巴さんと美沙希さんが止めてくれてなかったら、まゆは今ここに
   いなかったでしょうねえ……」クス

加蓮「そんなことがあったんだ。まゆには悪いけど、今の話は客観的に見て……」

まゆ「ええ、間違っていたのはまゆでした。あの時まゆはPさんのことだけしか
   考えていなくて、アイドルになったのはついででしたから、翠さんに何も
   言い返せませんでした」






加蓮「ずっと疑問だったの。まゆっていつもギリギリで一線を越えないんだよね。
   Pさんへの想いの強さと言動が一致してないっていうか、自分をアイドルの
   型に嵌め込もうとしてるような不自然さを感じることがあったよ」

まゆ「翠さんに完全に言い負かされて、まゆのプライドは傷ついたんです。まゆは
   アイドルではありませんでしたが、地元ではモデルとして活躍していました。
   そんな自分を翠さんに全部否定された気がして、無性に腹が立ちました」

加蓮「Pさん争奪戦とは別の、プロとしての意地だね。まゆにもあったんだ」クス

まゆ「当然ですよ。それに結局、この2つはつながっているんです。まゆはPさんへの
   想いの強さなら誰にも負けませんが、それだけでPさんを振り向かせられるとは
   思っていません。Pさんは一流プロデューサーですから、まゆもトップレベルの
   アイドルとしてPさんに見合う実力がないと」ニッコリ





加蓮「翠さんに言われるまで、想いだけで突っ走ろうとしてたくせに?」ニヤニヤ

まゆ「う、うるさいですね。そういう加蓮さんだって、昔は全然アイドルをやる気が
   なかったじゃないですか。なのにいつの間にかユニットを組んでソロデビュー
   までして、ちゃっかりPさん争奪戦に参加してますし……」ブツブツ

加蓮「あはは、それを言われるとアタシも弱いなあ。でもアタシはまゆとは違って、
   順番は間違えてないよ」ニヤリ

まゆ「結果は同じじゃないですか。まゆも人の事は言えませんけど、公私混同するのは
   よくないですよ」クス





加蓮「……それでさ、まゆ。余計なお節介なのはわかってるけど……」

まゆ「うふふ、加蓮さんの言いたい事はわかってますよ。まゆもそろそろどうにか
   しないといけないと思ってましたから。ですがその前に、加蓮さんにひとつ
   質問させてもらってもいいでしょうか?」ジロリ

加蓮「な、何……?」ビクッ





まゆ「加蓮さんの目から見て、まゆはちゃんとアイドルになれていますか?翠さんに
   胸を張って言えるくらい、まゆは他の子達と仲良くやれていますか……?」

加蓮「……なんだ、そんなこと気にしてたんだ」クス

まゆ「まゆは加蓮さんと違って、色々と順番が違いますから」

加蓮「自信持っていいんじゃない?アタシみたいなひねくれ者とか、裕子みたいな
   変わり者と仲良くやれてるんだから。Pさんの話さえしなかったら、まゆは
   普通にみんなに優しくて真面目な良いコだよ」フフッ

まゆ「そうですか…… ありがとうございます」ホッ…





加蓮「そうだよ。だからさっさと翠さんと仲直りして、このパッチワークみたいに
   翠さんも一緒に縫い合わせちゃいなよ」

まゆ「そうしたいのはやまやまですが、青はつくづく赤や黄と合いませんねえ」ムムム…

加蓮「ちょっと、クールが協調性なくてとっつきにくいみたいな言い方しないでよ。
   まゆのセンスがないだけでしょ」バッサリ

まゆ「な……っ!? じゃあ加蓮さんがお手本を見せてくださいよ!! 」グワッ!!





加蓮「ここをこうして、このあたりにつなげたらいいんじゃない?」サッ、サッ

まゆ「……なるほど。この配置は思いつきませんでした」

加蓮「ふっふっふっ、ネイルアートで鍛えた色彩感覚は同年代じゃ誰にも負けないよ。
   『ネイルの女王』とはアタシのことだから!」エッヘン!!





まゆ「……なんだか加蓮さん、だんだん裕子さんに似てきましたねえ」クス

加蓮「はぁ!? 全然違うわよ!! アタシは裕子と違ってクールビューティーだから!! 」グワッ!!

まゆ「はいはいそーですねー♪」チクチク…

加蓮「ちょっとまゆ、ちゃんと聞いてるの!? 」ムキ―!!







***



―3日後・とある名古屋発祥のチェーン喫茶店にて―



まゆ(ついに来てしまいました。毎週この曜日の午後、オフの翠さんは学校の帰りに
   この喫茶店でゆっくりお茶を飲んでいるそうですが……)コソコソ



翠「……」ペラ…



まゆ(いました。手帳を読んでいますね。スケジュールの確認でしょうか……?)チラ








まゆ(…………)

まゆ(ううぅ、怖いですぅ…… あの時のように矢を射るような鋭い眼光で睨まれたら、
   か弱いまゆは何も言えなくなります。助けてくださいPさぁん……)ブルブル

まゆ(とりあえずこうして離れた場所からしばらく様子を見て、翠さんに話しかける
   タイミングを探りましょう……)コソコソ







裕子「翠さーん!」タッタッタッ



翠「裕子さん、こっちですよ」ヒラヒラ



まゆ「」ドンガラガッシャ―ン!!

店員「お客様!? 大丈夫ですか!? 」ギョッ!!






裕子「あれ?まゆちゃん?どうしてここにいるんですか?」キョトン

まゆ「いたた、それはこっちのセリフですよぉ……」ヒリヒリ

翠「佐久間さん……?」

まゆ「ど、どうも、ご無沙汰しています……」ペコリ







―――



裕子「まゆちゃんがいて良かったです!今日は翠さんにパッチワークの生地を持って来て
   もらったんですよ。いろんな生地がいっぱいあった方がまゆちゃんが喜ぶと思って、
   他の人達にも呼びかけて集めてもらってます!」ニコッ

まゆ「何やら大事になってきましたねえ…… ソファーのクッションカバーじゃなくて、
   このままだとソファーカバーが作れそうな勢いじゃないですか」

翠「ふふ、どんなものが出来るか楽しみですね。私の生地も是非使ってください」サッ

まゆ「あ、ありがとうございます……」オズオズ

まゆ(やはり寒色系が多いですねえ。これは翡翠色でしたっけ?青のような緑のような、
   組み合わせるのが難しそうな色です……)ムムム…






翠「お気に召しませんでしたか?」ジ…

まゆ「い、いえ!そんなことは……」アセアセ

裕子「大丈夫ですよ翠さん!まゆちゃんは編み物の達人ですから、どんな色の生地でも
   見事につなぎ合わせてくれますって!」ニコッ!!

まゆ「サイキックでハードルを上げないで欲しいんですけどねえ……」イラッ

翠「そうですか。それではよろしくお願いします」ペコリ

まゆ「あ、はい、こちらこそ大事に使わせてもらいます……」ペコリ





裕子「さいきっく一件落着です!では私はこれで!」スクッ

まゆ「え!? も、もう帰っちゃうんですか!? 」ギョッ!!

裕子「すみません、私もまゆちゃん達とゆっくりお話をしたいんですけど、今から
   加蓮ちゃんと一緒に『目指せ!シンデレラNo.1』の録り直しがあるんです。
   プロデューサーと加蓮ちゃんにも外で待ってもらってますので……」チラ







―窓の外・駐車場の車内―



P ヒラヒラ 

加蓮 『ガ』『ン』『バ♪』←口パク



まゆ(くっ、そういえばこのお店に翠さんがいると教えてくれたのは加蓮さんでした。
   さては裕子さんが来るように仕向けましたね?おまけにPさんとドライブまで
   見せつけるとは、やってくれるじゃないですかあ……)ギリッ…

裕子「それではお先に失礼します!集めた生地は今日か明日にでもまゆちゃんの部屋に
   届けますね!さいきっく~……プロデューサーの車で瞬間移動!」ダッシュ!!









 <オマタセシマシタ~!!  ブロロン…  <チョ、チョット!? マッテクダサ~イ!!



翠「ふふ、とても面白い子ですね」

まゆ「いつもあの調子ですから困ったものですよ。もう少しお淑やかにしていれば、
   それなりに可愛いのに……」ヤレヤレ

翠「こうしてお話するのは久しぶりですね佐久間さん。あの日以来でしょうか」

まゆ「あ……」

まゆ(し、しまった!裕子さんの乱入があってすっかり忘れてましたけど、今のまゆは
   翠さんとサイキック気まずい関係でした……)ダラダラ






翠「お互いに言いたい事は沢山あると思いますけど、まずは私から言わせてもらっても
  いいでしょうか?」ジロリ

まゆ「は、はいぃ!どうぞ!」ビクッ!!

翠「ありがとうございます。では……」スッ…

まゆ「……」ドキドキ…






翠「あの時は佐久間さんの気持ちも考えず、大変失礼なことを言って申し訳ありません
  でした。すっかり遅くなりましたけど謝らせてください」ペコリ



まゆ「はいぃ?」キョトン







***


まゆ「待ってください、待ってください翠さん。どうしてあなたが謝るのですか?
謙遜もそこまでいくと嫌味になりませんよ?」

翠「謙遜しているつもりはありません。あの時私は佐久間さんより年長者として、
  感情的に怒る前に冷静になって話し合うべきでした」

まゆ「まゆの方が先に手を出そうとしたのですが……」

翠「そのような状況にしたのは私ですから。佐久間さんに偉そうに言ったくせに、
  私も感情の制御が出来ない未熟者でした。本当にお恥ずかしい限りです」

まゆ(何か根本的に視点がズレているような気がしますねえ…… どうやら翠さんは、
   あくまでまゆより年長の自分に非があると言い張るつもりのようです。これは
   部活動の影響でしょうか……?)ウ~ン





まゆ「翠さんの言いたい事はわかりました。このままだとお互いに謝罪合戦になって
   話が終わらなくなりそうなのでここは一旦脇に置いておいて、まゆは翠さんに
   感謝の気持ちを伝えたいと思います。ここで言うのもおかしな気がしますが」
 
翠「感謝、ですか?」

まゆ「はい。あの時のまゆはあそこにいてはいけない人間でした。アイドルを軽く見て、
   モデルの経験でこの業界を翠さん達よりも少しだけ多く知っていたので高圧的な
   態度をとり、本当に鼻持ちならない女だったと思います」

翠「……」






まゆ「翠さんのおかげでまゆは目を覚ます事が出来ました。まさか自分がCDを出すと
   思いませんでしたし、今ではすっかりアイドルのまゆの方が有名になりました。
   まゆがここまで来れたのはPさんのおかげですが、まゆをモデルからアイドルに
   変えてくれたのは翠さんです。ですからありがとうございました」ペコリ

翠「そんなことはありません。私が何も言わなくても、佐久間さんは自分で気付いて
  変わっていたと思いますよ。あなたはとても真面目で賢明な方ですから」クス

まゆ「真面目も賢明も、あなたのためにあるような言葉じゃないですか。千秋さんと
   お揃いで着られていた『ブリヤント・ノワール』とても素晴らしかったですよ。
   あの金色のドレス姿には元モデルとして思わず嫉妬してしまいました」フフ…

翠「ふふ、ありがとうございます。今度はお互いに褒め合いになってしまいましたね。
  さっきまで謝り合っていたのにおかしな話です」




まゆ「うふふ、まったくですね。まゆは何を怖がっていたのでしょうか。もっと早くに
   翠さんとこうしてお話をしていればよかったですよ」

翠「私も佐久間さんも、あの時よりもアイドルとして成長したということでしょうか。
  今ならあの時の佐久間さんの気持ちも理解出来ます」

まゆ「え?」

翠「プロデューサーさん、いえ、Pさんはとても素敵な方ですね。Pさんがそばにいる
  だけですごく安心できます。気が付けばお仕事をするよりも、ただPさんに近くに
  いて欲しいと思うようになってしまって……」ポッ♥

まゆ「」




翠「ふふ、私もまだまだ修行が足りませんね♪」

まゆ「そのわりにはずいぶんと楽しそうですねえ……?」ゴゴゴゴゴ…

翠「はい、とっても。グループやお仕事は違いますけど、同じプロデューサーさんに
  お世話になっているアイドル同士、これからも仲良くしましょうね」ニコッ



おわり







 ここまで。エリアアイドルのつながりということでユッコとアーニャ、まゆと翠達を
同期にしてみました。翠さんしばらくご無沙汰ですね。そろそろ再登場しないかなあ。
 あと、一度こういうヤバめのまゆを書こうと思ってました。ドロドロした修羅場なら
負けないまゆでも、プロとして仕事方面から正論で攻められたらどうなるのでしょう。
涼しい顔で両方こなすかもしれませんが。では




>>44
訂正

まゆ「待ってください、待ってください翠さん。どうしてあなたが謝るのですか?
   謙遜もそこまでいくと嫌味になりませんよ?」

 ↓

まゆ「待ってください、待ってください翠さん。どうしてあなたが謝るのですか?
   謙遜もそこまでいくと嫌味にしかなりませんよ?」



訂正

×衛藤美沙希

○衛藤美紗希

やっちまった。以後気を付けます……

ユッコのヒロイン度が足りない
98点

お疲れさま、次回も楽しみにしてるよ

>>1さん
過去作のリンクを貼ってくれませんか?


>>52
ユッコが最近活躍しすぎだったので……

>>53

1.モバP「パズルリング」
モバP「パズルリング」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1397655362/)

2.モバP「パラノーマル」
モバP「パラノーマル」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1398077285/)

3.モバP「パンデミック」
モバP「パンデミック」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1398338167/)

4.モバP「パラドックス」
モバP「パラドックス」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1398749949/)

5.モバP「パラメーター」
モバP「パラメーター」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1399099018/)

6.モバP「パイフーロン」
モバP「パイフーロン」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1399603788/)

7.モバP「パイナップル」
モバP「パイナップル」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1400135612/)

8.モバP「パントマイム」
モバP「パントマイム」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1400584270/)

9.モバP「パッチワーク」
このスレ

次で10作目なので、とりあえず一区切りつけたいと思います。
ピとかプとかに移行するか、この3人以外で書くか……

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