男「ひぃ!くるぶし収集家だ!」くるぶし収集家「げっへっへっへ」 (7)

くるぶし収集家「さあ…痛い目に合いたく無ければ大人しくくるぶしをこちらに差し出すんだ!さあ!早く!」

男「ひぃいぃ!逃げるが勝ちだぜ!」ダダダ

くるぶし収集家「はっ!逃がすものか!」ダダダダ

男「は、速え!」

くるぶし収集家「元陸上部員を舐めるな。さあ観念してくるぶしをこちらに渡せ!」

男「バカ抜かせ!なんで得体の知れない細マッチョのオッサンにくるぶしを渡さなければいけないんだッ!コイツは俺のくるぶしだ!」

くるぶし収集家「フン、良かろう。ならば貴様をとっ捕まえるまでだ…」

男「急にしゃがみ込み、ステテコのポッケから何かを取り出した…ッ?!貴様ァ!一体全体何をするつもりダァ!」

くるぶし収集家「フッ……」ニヤリ

男「答えやがれ!」

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くるぶし収集家「そんなに知りたいか?良いだろう、答えてやる!これは『くるぶし拳法』、太古より俺の家に伝わる伝統かつ究極の格闘技」

男「くるぶし拳法……だと…?馬鹿な!この平成になってから随分たった2014年に、あの伝説の拳法の使い手が存在すると言うのか!嘘っぱちに決まっている!」

くるぶし収集家「嘘だと思うならばそれで結構。その身で体感してもらうまでだ…くるぶし拳法の真髄をなあ!!」

男「クソッ…なんだあの自信はッ…嘘ついてるにしては結構マジっぽいぞ!!」

くるぶし収集家「クルブシーーーバースト・イグニッション!!」

ゴォォォオォ

男「す、凄え…一瞬で周囲1kmの雰囲気を緊張感あるものへと変貌させやがったぜ!」

くるぶし収集家「さあて、どうする?今のうちにくるぶしを私に渡すか、それともーーー私に触ることが出来るか、試してみるかね?まあ、君のバトルパワーでは今の私に近づく事すら叶わないだろうがね」

男「どれもお断りだ!伝説のくるぶし拳法だあ?知らないね!俺はお前をぶっ潰す!それだけだ!」

くるぶし収集家「ハッハッハッハッハ!!ヒーヒャッッハッハッハッッハッハ!!ハハッハ!」

男「何がおかしい」

くるぶし収集家「ヒー…ゼーゼーゼー」

男「答えろッ!」

くるぶし収集家「いやあ、だってさ。君がボクをぶっ潰す?だっけ?とかなんとか言うからさ。ボロクソ以下の戦闘力しか持たない君が、そんな事できるハズがない!脳みそもボロクソ以下かァ?」

男「へっ…そうやってイキがっていられるのも今の内だぜ」

くるぶし収集家「クズ以下の君に何か私み敵うモノがあるんでちゅかー?んー?ママのおっぱいでも吸ってましょーねー」

男「問答無用、喰らえ!スゥーパァーァァァァ、イナズマァァァァ、キィィィィィク!!!」

ズドォォォン!

くるぶし収集家「グバア!!」

ポタッ…ポタッ…

くるぶし収集家「わ、私が血を吐いている…?貴様ァ!一体何をしやがった!」

男「へへっ…どうやら、あの伝説のくるぶし拳法にも通用したみてえだなあ!俺のスーパーイナズマキックはヨォ!」

くるぶし収集家「スーパーイナズマキック…?ということは、貴様はまさか!」

男「やっと分かったみてえだな、そうさ。俺は通信空手を19世紀から習い続けているッ!!」

ドンッ!

くるぶし収集家「馬鹿な!その時代に通信空手なんてモノは存在しなかったハズ…どうやって存在していない習い事をしたんだ!それに、19世紀つったら150年以上は前だ!普通の人間だったらもう死んでいる!」

男「おっと、言い忘れてた…悪りぃ悪りぃ。俺っちはな、不老不死なんだよ!」

ドドンッ!!

男「よって寿命はねえ、どう殺されても死なねえ。バラバラにしても元どおり。不可能なんだよ、俺を殺す事はなァ!!!」

くるぶし収集家「なんだとォ!!」

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