コナン「このスイッチ何だろう」ポチッ(23)

アガサ「そのスイッチは押せば押すほど
    光彦くんを不幸にするスイッチじゃ」

コナン「何だって!?取り合えずこれは持って行くぞ!
    それじゃ博士、学校行って来る!」タッタッタッ

アガサ「くれぐれも悪用しないようにな~」

学校

歩美「おはよう、コナンくん!」

元太「ようコナン!」

コナン「おはよう。光彦はどうしたんだ?」

歩美「さぁ?まだ来てないよ?」

コナン「ふーん…」

光彦「おはようございます…」ガラッ

歩美「おはよう…!?
   どうしたの、光彦くん!そのケガ!」

光彦「あぁ、これですか…
   普通に歩いてたら酔っぱらい運転の車がこっちに来て、
   足を骨折してしまったんです…」

元太「それよりよぉ、松葉杖ってうまいのか?」

コナン「大丈夫か?」(さっそくスイッチの効果が…)

授業中

コナン(さて、これからどうするか…)

先生「この前のテストの結果は…
   光彦くんだけが100点でした。
   コナンくんは95点!惜しかったね」

コナン(何だって!?)

歩美「すごいね、光彦くん!」

光彦「いやぁ、それほどでも…」

コナン(クソッ!!…そうだ!このスイッチを…)ポチッ

歩美「キャ、キャアアアアアッ!!!」

光彦「どうしたんですか歩美ちゃ…
   うわあああああっ!!!」

コナン「元太が…光彦の松葉杖を食ってる!?」

元太「ガリッボキッ…ふぅ、不味かったな」

光彦「ぼ、僕はもう…歩けないじゃないですか!!」

コナン「逆立ちして歩けば大丈夫だろ」

歩美「そっか!さすがコナンくん!!」

光彦「そ、そんなぁ…」

コナン「ほら、先生からテスト貰わなきゃ」

光彦「うぅ……」グラグラドスッ

皆「「「アハハハハハハハ」」」

光彦「うっ、ううう……」

コナン「くくくく…」

放課後

歩美「それでね~…」ペラペラ

光彦「はい、うぐっ…」プルプル

コナン(つまんねぇな…)ゴソゴソ

コナン(ん…?何だっけこのスイッチ。
    押してみよう)ポチポチポチポチポチポチポチポチ

光彦「ぐあああああああああっ!!!!」

コナン「!?」

その時、オレは信じられない光景を目にした。
空から、丸い何かが、光彦に向かって来たんだ。
よく見ると、それは正義のヒーロー、アンパンマンの顔だった。
それが丁度いい具合に逆立ちしていた光彦の顔に当たったんだ。
光彦の顔は吹き飛んだ。
そして首の上にアンパンマンの顔がはまったんだ。

そして、光彦は…光彦はっ…

アンパン彦「元気100倍です!!」

この日から、生まれ変わってしまったんだ。

アンパン彦「アハハハ」

灰原「くすくす」

歩美「うふふ、もう、アンパン彦くんったら~…」

元太郎「うな重」

みんな、最初こそ衝撃をうけたものの、
数日すれば慣れてしまった。そして、今日…
恐ろしいことがおこったんだ。

先生「はい、次の時間はプールですよ~
   みんな、水着に着替えて~」

プール

アンパン彦「せ、先生。休みたいです」

先生「何?どこか悪いの?」

アンパン彦「いえ、そうじゃなくて…」

先生「なら良いわよね。サボりはダメよ?」

アンパン彦「はい………」

先生2「それじゃ潜るぞー!ほら、そこの丸い顔の男子!
    さっさと潜りなさい!」

アンパン彦「無理ですっ、死んじゃいますっ…」

先生2「水が怖いのか?大丈夫だ、先生がついてる。
    死にやしないよ。ほら、息をすって~…
    よし潜るんだ!!」ガシッ、ジャバッ

アンパン彦「!!濡れるっ!!
      顔がっ、僕の顔がああああああああっ!!!!」

先生2「ん?おい、もう顔あげていいぞ?
   …おい!おい!!」

引き上げた光彦…いや、アンパン彦は、
顔がぐしゃぐしゃだった。所々がボコボコで、あんこがはみ出ていた。

もちろん、アンパン彦は帰らぬ人となった。
みんなで葬式をしたあと、
オレはふと、ズボンのポケットを探った。
あのスイッチがない。

コナン(ま、もうどうでもいいか。
    次は博士に元太を不幸にするスイッチ作ってもらおっと)

元太「…さっきからこの落ちてたスイッチ押してるけど、
   何もなんねぇな~…
   つまんね、食うか。」ガリッゴリッバキッ

元太「マズイ!!」

~終わり~

疲れた。
初めて作ったけど案外すぐ終わったな。

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