「卵」(162)

男「」ガチャ

男「……何だこの卵は? こんな卵冷蔵庫に入れたっけ?」

卵「」

男「それにしても気持ちが悪い柄の卵だな」

男「……これ食えるのかな?」

卵「!!!」ガタッ

男「う、動いた!!」

男「この卵は…… 気持ち悪いな……」

卵「!!!」ガタガタ

男「もしかして怒ってるのか?」

卵「」

男「何か言ったらどうなんだ!?」

卵「」

男「って喋れる訳無いか…… 俺、卵相手に何やってんだろ……」

男「それにしてもこれは何の卵なんだ?」

男「……孵してみようかな」

卵「!?」ガタッ

男「……もしかして驚いてるのか?」

卵「」

男「だぁー!! なんだコイツ!!」

男「……やっぱり食べてみるか」

卵「やめて!!」

男「え!? し、しゃべった!?」

卵「」

男「・・・」

卵「」

男「気のせいか……」

男「俺相当疲れてるな」

男「……食べよう」

卵「!!!」ゴツ

男「いって!! このやろー!!」ガッ

卵「!!!」ゴンゴン

男「いたっ!! やめろ!!」

卵「!!!」ガンガン

男「イタっ!! 俺が悪かったからやめて……」

卵「!!!」ガンガン

男「イタっ!! 食べないから!! やめてください!!」<(_ _)>

卵「」

男「卵に負ける俺って……」

男「それにしてもこの殻堅いな」コツコツ

卵「!!!」ゴツ

男「イタっ!! ……おまえずいぶんと短期なのな」

卵「」

男(何の卵だか気になるし……)

男「孵してみるか」

卵「~♪」

男(喜んでるのか?)

男「その前に卵ってどうやって孵すんだ?」

卵「!!!」ゴツッ

男「イテッ!! おまえに何もやって無いだろ!!」

卵「」コロコロ

男「急に転ってどうしたんだ?」

卵「」ピタッ

男「ん? パソコン?」

男「……調べろってことか?」

男「その前におまえって何の卵なんだ?」

卵「」

男「……何で俺卵になんて話しかけてるんだ」

男「ニワトリと同じ方法で良いのかな?」

卵「!!!」ゴツッ

男「イタッ!! 毎回そんなに強くしなくてもいいだろ!!」

卵「!!!」ゴツッ

男「痛いって!! ダメなのはわかったから、もっと加減しろよ!!」

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期待

卵「」

男「……こいつムカつくな」

男「もう孵さなくても良いかもな」

卵「!!!」ゴツッ

男「イタッ!!」

卵「!!!」ゴツッ

男「わかった!! 孵すから!!」

卵「」

男(本当にムカつくな)

男(その前に、この気味の悪い色をした卵から何が孵るてんだよ)

男「……調べようか」

男「調べるも何も何の卵だかわからないと調べようがないんじゃ……」

男「まずは何の卵だか調べないといけないのか……」

男(見た目が気持ち悪い色してるから)

男「『気持ち悪い 卵』っと」カタカタ

男「画像検索!!」カチッ

卵「」コロコロ

男「何だ? おまえも見たいのか?」

卵「」

男「まぁ好きにしてな」

男「気持ち悪っ!!」

卵「!!!」コツッ

男「イタッ!! くない…… おまえ加減を覚えたのか?」

卵「!!!」コツッ

男「気持ち悪いってのはおまえのことじゃなくて画像のことだぞ?」

卵「!?」///

男「……もしかして照れてるのか?」

卵「!!!」ゴツッ

男「イテッ!!」

男「ダメだ…… 俺にはこれ以上この画像たちは見れない……」

男「なんか本当に気持ち悪くなってきた……」

卵「?」コロコロ

男「もしかして心配してくれてるのか? ありがとうな」

男「どうやったら孵るのか…… おまえはわかるか?」

卵「?」

男「やっぱりわからないか……」

男「よし!! 物は試しだ!! ほかの卵同様温めてみるか!!」

男「問題はどうやって温めるかだな」

男「……調べるか」

男「『卵 温め方』っと」カタカタ

男「お!! でたでた」

ーーーー
ーーー
ーー

男「聞いてください。調べた結果、孵卵機と言う物が必要らしいです」

卵「?」

男「それが最低でも2万円くらいするそうです……」

男「それでもし孵らなかったら……」

卵「!?」

男「……何でもない」

卵「」ホッ

男「」カチッ

卵「?」

男「と言うことで、もう頼んじゃいました」

男「俺の2万が……」

卵「」

男「まだ欲しいフィギュアが…… ス、スケートの教材があったのに……」

卵「」コロコロ

男「何で離れていくのさ!!」



男(普段なら絶対に必要ない物だけど……)

卵「?」

男(まぁ、たまには無駄な買い物もいいかもな)

~数日後~

男「ついに届きました孵卵機」

卵「」パチパチ

男「その音どこから出してるの?」

卵「?」

男「……まぁいいか」

男「早速使ってみよう」

~数分後~

男「よしセット完了!!」

男「後はこの卵を入れて……」

卵「~♪」

男「期待してるのかな?」

男「最後に電源を入れてっと……」カチッ

男「後は定期的に転がして待つのみ!!」

男「どうだ? 暑くないか?」

卵「~♪」

男「……大丈夫そうだな」

~数日後~

男「そろそろ卵転がそうと思ったけど……」

卵「~♪」コロコロ

男「自分から転がってるからいいか……」

~次の日~

男(おかしいな…… 今までの生活と同じはずなのに、ぜんぜん楽しくない……)

男(早く孵らないかな……)

~温め始めてから一ヶ月経過~

卵「~♪」コロコロ

男「そろそろ孵ってもいい頃なんだけど……」

卵「?」

男「いや、何でもない。 気にせず遊んでくれ」

卵「!! ~♪」コロコロ

男(孵って無いってことは違うってことか……)

男(俺の2万円が……)

卵「~♪」コロコロ

男(楽しそうだし、まぁいいか)

男(温めてもダメなら、どうやって孵るのだろうか……)

卵「~♪」コロコロ

男「なぁそれって楽しいのか?」

卵「~♪」コロコロ

男(聞いちゃいねぇよ)

卵「?」

男(……そんなことより、こいつを孵す方法を見つけなくちゃな)

男(あんまり金がかかることできないし…… 少し案を考えてみるか)

面白い
続きはよ

男(普通 卵を生む場所と言ったら……)

男(卵が確実に孵るであろう場所……)

男(子がその環境で生存できると思われる場所)

男(幼少期に陸で生きる生物は水中に卵を生まないように……)

男(だとしたら……)

男「よし!!」

卵「!?」ビクッ

男「ごめんごめん」

男(次はこれを試してみるか)

男「と言うことで次は冷蔵庫の中を試そうと思います」

卵「?」

男「『なんで?』って そりゃあおまえが冷蔵庫の中にいたからだ」

卵「??」

男「理由? そりゃあ普通孵る可能性のないところに卵は産まないだろ?」

男「と言うことは、だ」

男「おまえが冷蔵庫にいたのは、おまえが孵る可能性が一番高かったってことだろ?」

卵「???」

男「え? 『わからなかった』って…… わからなくてもいいから、とりあえず試してみようぜ」

男(あれ? 俺この卵と会話できるようになってる……)

男(嬉しいような悲しいような……)

男「」ガチャ

男「卵置き場でいいか?」

卵「!!!」コツッ

男「え、嫌なのか? ……何でだ?」

卵「!!」コロコロ

男「あぁ、遊べないからか。 遊ぶなら広い方が良いよな」

男「でも卵置き場と同じくらいの温度が良いよな……」

男「しかたない、それぞれの温度調べるか」

ーーー
ーー

男「それでは、おまえの家(仮)を発表しま~す」

卵「」パチパチ

男「本当にその音 どこから出してんの?」

卵「?」

男「・・・うん、わかってた」

男「……それでは発表します。 広くて卵置き場と同じくらいの温度なのは……」

男「野菜室で~す」

男「じゃあ早速試してみるか」

卵「!!!」コツッ

男「え? 『ちゃんと掃除しろ』って? いいよめんどくさい」

卵「!!!」ゴツッ

男「イタッ!!」

卵「!!!」ガツッ

男「痛いって、わかったちゃんと掃除するから!!」

卵「」

男(……本当に何だよコイツ)

~数十分後~

男「はい掃除終わりましたよ」

卵「!!?」コツッ

男「なに? 『臭い』って? おまえ鼻無いからわからないだろ」

卵「!!!」ゴツッ

男「イタッ!! わかった、やり直すから」

~数分後~

男「これでどうだ?」

卵「~♪」コロコロ

男「気に入ったようだし、始めるか」

男「よし行ってこい」ガチャ

男(これでしばらくは放置だな)

男(孵卵機と違って中が見えないから心配…… じゃないよ!!)

男「いやマジで!!」

~~~~

隣人(お隣さん一ヶ月くらい前から、なんか独り言多いよね……)

隣人(一人暮らしが長すぎて病んじゃったのかな?)

~~~~

男「定期的に見た方が良いのか?」

男「何度も言うようだけど、別に心配z 

冷蔵庫「」ガコッ

男「……見た方が良さそうだな」

~5日後~

男「大丈夫か?」

卵「~♪」ゴロゴロ

男(ん? 前より二周りくらい大きくなってないか?)

卵「~♪」ゴロゴロ

男「成長してるってことは、この方法で正解ってことかな?」

男(にしても、卵が大きくなる生き物なんて存在するのか?)

男「おまえ本当に何の卵なの?」

卵「?」

男「……孵らないとわからないってことか」

~さらに5日後~

男「・・・」

卵「!!!」ガンッ

男(これ確実に大きくなってるな……)

男(もう転がれなくなってるし)

男「……もうおとなしくしてろ」

卵「!!!」ガツッ

男「冷蔵庫が壊れるからやめてくれ!!」

~冷蔵庫に入れてから13日目~

バキバキ……ガタン!!

男「何だ!!」

男「冷蔵庫が壊れてる…… 俺の冷蔵庫が……」

男「はっ!! そんなことよりも卵は!?」

卵「」

男「割れてる……」

男「そりゃそうだよな、冷蔵庫の下敷きになれば割れちゃうよな……」

男「・・・」じわぁ

「なんでママないてるの?」

男「なんでってそりゃ卵が割れちまったからな……」

「アハハ、たまごわれたが、これこわれるより悲しいなんて、ママってへんなの~」

男「ん?」

「ん?」

男「あなたは誰な……」

男「って!! ちょっと!! 服くらい着てくださいよ!!」////

「アハハ♪ ボクのこと知らないなんて、ママったらおかしいの」

男「さっきから俺のこと『ママ』って呼んでますけど、あなたに『ママ』って呼ばれる義理らありませんから!!」

男「第一俺は男ですから!! だから服を着てくださいよ!!」///

「え? ボクのことそだてたのに?」

男「え?」

男「……はい?」

「アハハ♪ やっぱママっておもしろ~い」

「ボクだよ。 あのたまごだよ」

男「……は?」

「だからボク『ふく』しらないから、きろと言われても……」

男「まてまて!! じゃあなんだ!? お前はあの卵の雛ってことか!?」

「ひな?」

男「あの卵から産まれたのか!?」

「うん」

男(まてまて、卵から人間が産まれるなんて聞いたことないぞ!! 第一人間は……

~~~~
隣人(お隣さん、最近静かになってきたと思ってた矢先に……)

隣人(だいたい今何時だと思ってるのよ!?)

ラジオ<午後12時をお知らせします

ラジオ<ポッ ポッ ポッ ポーン

隣人「・・・」

隣人(き、今日のところは許してあげます!!)
~~~~

「おちついた?」

男「あぁ……」

男「で? お前は一体何者なんだ?」

「へ? ママとおなじだよ? だってママの子どもだもん」

↑※今は服を着ています。 ちなみに男の半袖を着ています

続きはよ

ほう

何これ素晴らしい

男「……俺が卵産んだわけじゃないのだが」

「え? 違うの?」

男「あぁ」

「でもボクをそだててくれたんでしょ?」

男「……まぁそうだな」

「ならやっぱりママだ!!」

男「……せめてパパにしてくれないか?」

「やだもん♪」

「それでね、ママにおねがいがあるんだけど……」

男「……なんだ?」

「できればだよ、できればお名まえつけてほしいな~って……」

「いや、べつにつけなくてもいいんだよ? でもボクをよぶときにふべんかな~っておもって……」

男「・・・」

「やっぱりなんでもない……」

「いまのおはなしはわすれていいから……」

「ホントに……」じわぁ

男「……『れー』でいいか?」

「へ?」

男「おまえの名前だよ」

「え!? ボクの!?」

男「あぁ」

「・・・」

男「どうした?」

「ママありがとー!!」ガバッ

男「おい!! 抱きつく……」

「ママだ~いすき」ギュゥ

男「お、おう」////

男(なんだコイツ? あの卵から孵ったとは思えないほど可愛いんだけど……)


※「」は次からは『れー』の表示になります。

ーーー
ーー

男(問題はこれからなんだよな……)

男(コイツはここに住ませていいとして、一番の問題はやっぱり……)

男(服なんだよな~)

れー「アハハ♪ ボクがきてるのママをギュッってしたときと同じにおいがする~」

男(いつまでも俺の服を着させる訳には行かないしな……)

男(それに、下に着せるものも無いし……)

男(女の子だから、俺が買いに行くわけにも……)

男(コイツ あの格好だから外にも連れていけないし……)

男「あぁ!! もう!!」

れー「!?」ビクッ

れー「……もしかして、ボクなにかいけないことしちゃったの?」じわぁ

男「ごめんごめん、別におまえが悪いことしたって訳じゃ無いんだ」

れー「……ママはボクのこと名まえでよんでくれないの?」グズッ

男「……れー本当にごめんな」

れー「……ホントにボクがいけないんじゃないの?」グズッ

男「あぁ」

れー「よかった~。 ボクがママにいけないことしちゃったのかとおもっちゃった」

男「何でもないから、家の中で遊んでて」

れー「は~い」タタタッ

男(……さて、コイツの服はどうするかな?)

男(そう言えば隣は女性だったな……)

男(頼んでみるか)

れーって何ぞや

>>47
卵から産まれた奴の名前です。 わかりずらくてすみません。

名前の由来を聞いているのであれば、もう少し経ったら出す予定なのでそれまでお待ちください

隣人(何だか最近お隣さんから女の子の声が聞こえるのよね……)

隣人(まさか誘拐!?)

<アハハ♪

隣人(……違うみたいね。 なら親戚の子か何かかしら)

隣人(さてと……)

隣人(シン×キラの同人誌でも読んで心をおちつk)

<ピンポ~ン

隣人「は~い」

隣人(誰よ!! 私の至福の時を邪魔しようとするのは!!)タッタッ

<ガチャ

隣人「どちら様でしょうか?」

男「すみません。 隣に住んでる者ですが……」

隣人「・・・」

隣人「何用ですか?」

男「その…… あなたに少しお願いがありまして……」

隣人「何でしょう?」

男「できれば女の子用のパンツを」

隣人「この変態!!」バキッ

男「」ドサッ

隣人「女性に下着を頼むなんて何考えてるの!! この変態!!」ゲシッ

<ガチャ

れー「なんのお…… あ!! そこのお姉さん!! ボクのママに何してるの!?」

隣人「……え? ママ?」

れー「ママ大丈夫!?」

男「いって~ あぁ大丈夫だ」

ーーー
ーー
隣人「理由も聞かずに殴ってしまって、すみませんでした!!」

男「いやいや、こっちが悪いんですって」

男「女性の前でいきなり女の子用パンツの話をしたら普通殴りますって」

隣人「でも、このお詫びはいつか必ず……」

男「お詫びとかいいんで、こいつの服を買って着てくれませんか?」

男「男の俺だと買いに行けませんし、こんな格好のこいつを連れていく訳にもいかないですし……」

男「もちろんお金は俺が出します」

隣人「……そんなことでいいんですか?」

男「そんなこともなにも、元からこれを頼みに来たんで」

男「なんなら、俺が荷物持ちとしてついていくんで、あなたは自分の買い物もついでにして来てはどうですか?」

隣人「いいんですか!?」

~デパート~

隣人「お嬢ちゃんはなんて名前なの?」

れー「ボクはれーって言うの~」

隣人「『レイ』ちゃんって言うの? 良い名前ね」

男(なんか間違ってないか?)

れー「でしょ? ママがつけてくれたんだよ~」

男(気のせいか……)

隣人「そういえばママはどうしたの?」

隣人(しまった!! 聞いてはいけないことを!!)

れー「アハハ♪ お姉さんっておもしろ~い」

隣人「え?」

れー「ママならとなりにいるじゃない」

隣人「え? ……まさかオカマ?」

男「違う!! 俺は正真正銘男だ!!」

隣人「証拠が無いじゃないですか!!」

男「ほら!! 保険証!!」

隣人「……本当ね」

れー「見せて見せて~」

隣人「はい」

れー「なにこれ? 字ばっかでつまんない」

男「大事なものだから返してくれないか?」

れー「いいよ~ どうぞ」

隣人「じゃあなんで男なのにママって呼ばれてるんですか?」

男「……それは聞かないでください」

れー「それはね~ ボクのママがママだからだよ!!」

隣人「・・・」

男「……気にしなくて良いですから。 本当に」

隣人「そういえば、レイちゃんは何でレイちゃんって言うの?」

れー「お姉さんはなにを言ってるの? ボクが『れー』って名まえだからだよ」

隣人「ごめん聞き方が悪かったわね。 どうしでレイちゃんはレイって名前をつけられたの?」

れー「ん~…… ねぇ、ママどうして?」

男「ほらお前ってさ、卵だっただろ?」

れー「うん」

隣人「……ん?」

男「卵って0(れい)に形が似てるだろ?」

れー「うん」

男「だから れーなの」

れー「なるほど!!」

隣人(あぁ、受精卵ね。 それなら確かに卵ね。 ……でもそしたら名前の付け方卑猥じゃない?)

隣人「そういえば、レイちゃんは何でレイちゃんって言うの?」

れー「お姉さんはなにを言ってるの? ボクが『れー』って名まえだからだよ」

隣人「ごめん聞き方が悪かったわね。 どうしでレイちゃんはレイって名前をつけられたの?」

れー「ん~…… ねぇ、ママどうして?」

男「ほらお前ってさ、卵だっただろ?」

れー「うん」

隣人「……ん?」

男「卵って0(れい)に形が似てるだろ?」

れー「うん」

男「だから れーなの」

れー「なるほど!!」

隣人(あぁ、受精卵ね。 それなら確かに卵ね。 ……でもそしたら名前の付け方卑猥じゃない?)

>>55
すみません連続で送っちゃいました

期待

隣人「ここが洋服が売っているところです」

男「……知ってます」

れー「あ!! かわいいのがたくさんだ~!!」

隣人「私のがババ臭くて悪かったわね!!」

※隣人さんが小さい頃着ていた服をれーちゃんに貸しています

おもしろい

素直に面白い

れー「ねぇママ見てみて!! これすごくかわいいよ!!」

男(外でその呼び方するのやめてほしい……)

隣人「うん、すごく可愛い!!」

男(本当に女の人と来てよかった)

れー「ボクこれがいい!!」

男「じゃあそれにするか」

れー「やったー」

隣人「……ちゃんと値段見て言いましたか?」

男「ん? 服なんてそんなに値が張る物でもないから、欲しいもの買えば良いんじゃないか?」

隣人「……これが安いなんて、ずいぶんとお金持ちなんですね」

男「……え? 0一つ多くないか?」

男「これ1着で俺の服が5着買えるんだが……」

男「……あの~れーちゃん?」

れー「な~に?」

男「やっぱり違うのにしませんか?」

れー「ヤッ!!」ぷいっ

男「そうですか……」

隣人「……お金貸しましょうか」

男「……ありがとうございます」

隣人「あと下着と下に履くものも買わないといけないんですが……」

男「・・・」

隣人「……私が小さい頃に着ていた服をいくつか差し上げましょうか?」

男「……ホントありがとうございます。 このお礼は後日必ず……」

隣人「それなら……」

隣人「やお[放送禁止]を見せてほしいです……」ボソッ

男「え? 何ですか?」

隣人「何でもないです!! 本当にお礼とか良いんで!!」

ーーー
ーー

れー「フフ~ンフン~♪」

男(最近れー関係で出費が多いな……)

れー「フ~ンフフフ~ン♪」

男(でも楽しそうなコイツ見ちゃうと、それでも良いかな?って思えちゃうんだよな……)

男「もう俺たち行きたいところ無いんで、あなたの買い物につき合いますよ」

隣人「じゃあ同人…… 本買いにに行きましょう!!」

男(ん? 今同人誌って言おうとしてなかったか?)

~本屋~

男「俺はコイツと一緒に絵本でも見てくるんで好きなように見てきてください」

隣人「じゃあお言葉に甘えて……」

隣人「まっててねアスナく~ん!!」ダッ

男(……ガ○ダムのコミックスだよね?)

れー「ねぇ、早く行こうよ!!」

男「あ、あぁ」

~絵本置き場~

れー「わぁ♪ うさぎさんだ!! うさぎさんがいるよ!!」

男(言葉もそうだが、コイツそういうのどこで覚えてくるんだ?)

れー「ねぇママ!! このうさぎさん、うさぎのくせにピーターだって!!」

れー「アハハ♪ おっかし~の」

男「……そうだな」

男(俺にはそのおもしろさが理解できない……)

れー「この虫さん、おなかすいてるのにおデブさんだね!!」

れー「もうたべない方がいいとおもう~」

男「……まったくだ」

れー「このネズミくんネズミのくせに上着着てる~」

れー「なんかなまいき」

男「……その通りだ」

れー「ねぇ!! ママはちゃんとボクのはなしをきいてるの!?」

男「きき、聞いてるに決まってるだろ!!」

れー「じゃあこれかって」

男「……はい?」

れー「だからこれかって!!」

男「そんな話してたっけ?」

れー「え? きいてくれてなかったの……?」

男「い、いや!! ちゃんと聞いてたぞ!!」

れー「じゃあかってよ~」

男「……わかった何か一冊買ってやるけど、これ以外にしな」

れー「なんで!? ボクこれがいいのに……」うるうる

男「泣くな、それ家にあるから」

れー「え?」

男「ん? 『てぶくろ』だろ? それなら家にあるよ」

れー「もぉ~!! それならさきに言ってよ!!」////

れー「じゃあこれにする!!」

男「よし、それ買って帰……」

隣人「よいしょ、よいしょ」

男「・・・」

れー「あ!! お姉さんそんなにかって!! ズルーイ!!」

隣人「あ」バサッ

男「落ちま……」

『ブサメン男子♂-イケメン彼氏の作り方-』

男「」スッ

隣人(み、見られた!?)

隣人「あ、ありがとうございます……」

男「俺なにも見て無いんで」

隣人「いや……あのぉ」

男「いやマジで見てないんで ホント見てないんで」

~~~~
「オイ、あれ見ろよ」

?「ん?」

「あれアイツの娘じゃないか?」

?「どれ?」

「あの本屋でBL本大量に抱えてる女の隣の奴だよ!!」

?「確かに……」

「あの水色の髪といい、青い瞳といい、絶対にそうだろ!?」

?「まぁ水色の髪なんてしてる奴は、この国にはアイツしかいなかったからね」

「よし、拉致るぞ!!」

?「え? やだよメンドーだから」

「じゃあ行くぞ!!」ダッ

?「全く人の話くらいちゃんと聞こうよ」

?「……しかたない。 アイツだけだと心配だから僕もついていってあげようかな」

?「よっこいしょっと」スッ
~~~~

男「……早く買って帰ろうぜ」

男(一刻も早くこと人から離れたい……)

………

男「ん? どうしたれー?」

隣人「レイちゃん!!」バサバサ

男「おい!! れーがどうした!?」

れー「ママー!!」

「この娘はいただいてくぞ」

?「ごめんね~」

男「な!? お前られーを離せ!!」

「ん? レイ?」

?「アイツの娘のことじゃないかな?」

「え? 何? もしかしてアイツらもしかしてこんなのに名前付けてたの?」

?「たぶん」

れー「はなして!!」バタバタ

男「おい!!」

隣人「……はいそうです。 場所は金屋デパートで服装は……」

「おっと、拉致ってる途中なの忘れてたわ」

隣人「……はい、はい」

れー「はなしてよ!!」バタバタ

「俺も捕まりたく無いんで、そろそろおいたまさせていただきますわ」バッ

?「じゃあね。 またどこかで」バッ

男「おいまててめぇら!!」ダッ

れー「ママー!!」ポロポロ

男「れー!!」

ーーー
ーー
「イテテッ!! もっとゆっくり連れてけよ!!」

警察1「だまって乗れ!!」

?「いやぁ~ また会ったね。 まさか本当に会うとは」

警察2「お前もだよ!!」

?「イテテ、もう少し優しくしてよね」

男「・・・」

警察1「いやぁ、犯人がアホでよかったですね」

男「はい本当によかったです」

れー「怖かったよ~」ギュッ

警察1「脱出の際に飛び降りて足を折るなんて、わかりそうなもんなんですがね」

男「本当ですよね」なでなで

れー「ヒック……」ギュゥ

警察「今日はもう聞くこと無いので、後日また詳しい話を聞くので、帰ってもらって結構ですよ」

男「じゃあそうさせてもらいます」なでなで

警察1「ではまた後日連絡します」

男「お願いします」

警察1「じゃあね、青髪ちゃん」

れー「……バイバイ」ノシ

警察1「そういえば、青髪ちゃんあの人に似てるけどその人子どもなんですか?」

男「あの人?」

警察1「え? 知らないんですか?」

男「はい」

警察1「じゃあその人の子どもじゃ無いのか……」

男「できれば教えてもらえると……」

警察1「すみません。 それはできないです」

男「え?」

警察1「教えてあげたいんですけど、個人情報を市民に教えるのは規則違反になってしまうので……」

男「……そうですか。 どうもご親切にありがとうございました」

~自宅~

隣人「年齢聞かれたから言ったのに、警察の方ったら『え? 本当ですか(笑』って鼻で笑ったんですよ!?」

隣人「酷くないですか!? しかもですよ……」クドクド

男「それはヒドイデスネー」

隣人「ですよね!!」

男(なんでこの人俺の家にいるんだろう?)

れー「ねぇ~ ママ、これなんてよむの?」

男「それは『ね』だ」

れー「これが『ね』なの? なんか『わ』と『れ』ににてるね!!」

男「あぁ、似てるな」

れー「もしかしてきょうだいなのかな?」

男「そうかもしれないな」

れー「じゃあ『は』と『ほ』はボクとママみたいなのかも!?」

男「……親子か?」

れー「うん♪」

ロリコンもロリとして見ないレベルの癒し

ーーー
ーー

警察1「本日はお忙しい中ありがとうございます」

男「いえいえ。 で? 聞きたい事ってなんですか?」

警察1「いえ、レイちゃんのことなんですが…… 今日は連れて無いみたいですが……」

男「話だけだとつまんないだろうから、お隣さんの家で預かってもらっています」

警察「それならよかったです。 また先日みたいにさらわれたのかと思いましたよ」

男「そしたらまたあなた達に電話してますよ」

警察「それもそうですね」

男「で、話って言うのは?」

いいね
期待

保守

続き来ないのかな?待ってる

警察「話と言うのはレイちゃんのことです」

男「……れーがどうしたんですか?」

警察「調べた結果レイちゃんはやはりあの人の子ども……失礼 娘のようなんですよ」

男「はあ……」

警察「それを首相に報告したところ、首相が是非会わせてくれとのことです」

男「国のトップが!?」

警察「ええ」

男(それって首相に報告する意味あるのか?)

誰の子なんだ…?

まさかあの時の…

青髪・・・レイ・・・

まさか

警察「なんでも首相はその人のファンみたいでして……」

男「ファンってその人はアイドルか何かなんですか?」

警察「まぁそうですね」

警察「と言っても首相が言うにはそのアイドルの髪は青く無いらしいですが……」

男「そう言えばそんなこと教えてしまってよろしいんですか?」

警察「なんでですか?」

男「だって前は個人情報がどうのこうのって……」

警察「あ!!」

警察「……今のは聞かなかったことにしてください」

男「はあ……」

スレタイだけ見るとなんかおどろおどろしいんだけど中身はほのぼのしてて笑う

警察「それでは」

『緊急連絡!! 緊急連絡!! 先日確保した誘拐犯が脱獄した模様繰り返す……』

男「え!?」

警察「アイツついに脱獄したか……」

男「ついにってどういうことですか!?」

警察「いやね、前々から脱獄する余丁は見せてたんですよ」

男「何で対策をしなかったんですか!?」

男(もしかしたらまた れーが……)

警察「いやぁだってアイツ足折れてたんだもん☆」

男「『もん☆』じゃねぇよ!!」

バタン!!

?「イヤだな~ 刑事さん僕は折れてるんじゃなくて捻挫だよ ね・ん・ざ」

男&警察「「・・・」」

?「あっ!!」

警察「確保」

>>86 酉を忘れてました

?「いやちょっと落ち着こうよ刑事さん!!」

警察「はい確保~」

?「クソ!! せっかく脱獄したのに!!」

男(コイツ絶対バカだ……)

?「やあまた会ったね」

男「また捕まってるな」

?「……僕をいじめて楽しいかい?」

警察「俺は仕事が増えて楽しくない」

男「早くそいつを連れていってください」

警察「連れていくも何もここ警察署だからね?」

?「……不覚」

警察「脱獄者確保しました」

『了解至急連行してください』

警察「りょうか~い」

警察「ってな訳なので話はまた後日することにしましょう」

?「ねぇ話ってなに?」

男「コイツを連れていった後じゃあダメなんですか?」

?「ねぇってば!!」

警察「この後コイツの事情聴取あると思うんで……」

男「あぁなるほど」

?「この僕に話してみなよ。 僕ならどんな話し合いでも一発で解決してみせるよ」

警察「お前のせいで今日解決できた話をまた後日しなきゃならないんだよ!!」

?「え!? 僕のせい?」

?「それは違うな~ 絶対にアナタの話し方が下手だっただけだね~」

警察&?「」あーだこーだ

男(警察もいろいろと大変そうだな)

ーーー
ーー
~隣人宅~

男「おじゃましま~す」ガチャ

れー「『おじゃまします』じゃなくて『ただいま』でしょ? もぉアナタったら~」

男「……そんな言葉誰から教わったんだ?」

れー「ん? ボクのえほんよりうすいこのえほんにのってたの!!」バッ

れー「ボクってべんきょうねっしんでしょ!?」

れー「でもこのえほんは なんでみんなおようふくきてないの?」

男「……その本の事は忘れろ」

れー「えぇ~ ボクせっかくべんきょうしたのに~」

男「勉強くらいいくらでも教えてやるから」

れー「え!? ホント!? ママがおしえてくれるんだったらわすれる~」

男「あぁそうしてくれ。 ところで れー」

れー「ふぇ?」

男「お姉さんはどこだ?」

れー「そこのおへやでねてるよ」

男「そこか……」

男「ありがとうな」ナデナデ

れー「えへへ~/// どういたしまして~」

男「じゃあ危ないからそっちの部屋に行ってような」

れー「あぶないの?」

男「……いいからそっちの部屋に行ってなさい」

れー「え~」

男「後で絵本買ってやるから」

れー「え!? いいの!?」

男「あぁ」

れー「やくそくだよ?」

男「約束だ」

れー「わぁ~いヤッター。 じゃあ行く~」テッテッテ

男(よし行ったな……)

隣人「スゥー」zzZ

隣人「スゥー」zzZ

隣人「ムニャ~」zzZ

隣人「」ゴロン

バン!!

隣人「ふや?」

男「そういう本はちゃんと隠しとけよ!!!!!」

隣人「あ~ 男君だ~」

男(……ダメだ、まだ寝ぼけてる)

隣人「おはよ~ございます」ペコッ

男「あ、あぁ。 おはよう」

隣人「・・・」キョロキョロ

隣人「ここは、私の部屋みたいですね……」

男「まぁアナタの部屋ですけどね」

隣人「……え?」

隣人「・・・」

隣人「ッ!?」////

隣人「出ていってください!!」////

男「え? でも話が……」

隣人「出ていって!!」

男「は、はい!!」ガチャ

バタン

男(俺が説教してやろうと思ったのに、逆に説教されてしまった……)

れー「すごくうるさかったけど どうしたの?」

男「何でもない」

男「それにうるさくして悪かったな」

~~~~
隣人(なんで男君が私の部屋いたの!?)

隣人(まさか!? 私を襲おうとしてたの!?)

隣人(……それは無いか)

隣人(でも絶対にこの部屋見られたよぅ)

隣人(下着とか散らかってるのに……)

隣人(まさか!? 私の下着を盗みに来たの!?)

隣人(……まさかね)

隣人(でも私の下着で欲情してくれたんだったら、私も女として魅力があるってことだから……)

隣人「少し嬉しいかも……」ボソッ

隣人(いやいや!! それはおかしいだろ私!!)

隣人(でも男の人が部屋にいたのは初めて……)

隣人(もう一生無いと思ってたのにな……)

隣人「……この部屋 片づけよ」
~~~~

れー「」グゥゥ

れー「ねぇママ~ おなかすいた~」

男「そう言えば今日は何にも食べてなかったな」

男「何か食いたい物はあるか?」

れー「うんとね!! ママが作ったのがいい!!」

男「……俺が作るのか?」

れー「うん!!」

男(俺、料理できないんだが……)

男(まぁ何とかなるか)

男「じゃあとっとと家に帰ろうか」

れー「かえろー!!」

なんだかんだでちゃんとママしてるのな

男「ってことなので、もう帰りますね」

<そうですか、今日はいろいろとありがとうございました。

男「いえいえ、こちらこそ」

<では気をつけて帰ってくださいね。

男「家隣なんで心配無いですよ」

<それもそうですね。

ガチャ

男「おじゃましました~」

れー「バイバイお姉ちゃん。 またあそぼ~ね~」

バタン

~男宅~

れー「ただいま~」

男「ただいま」

れー「おかえりなさいアナタ」

男「……は?」

れー「ご飯にする? お風呂にする? それとも……」

れー「ワ・タ・シ?」

男「・・・」

れー「・・・」

男「・・・」

れー「……あぅぅ」///

男「……また薄い絵本か?」

れー「うんん。 これはお姉さんから教わったの」

男(あの腐女子め!! 変なこと教えやがって!!)

男「……今日お姉さんから教わったことも忘れろ」

れー「えぇ~ なんで~?」

男「なぜかは大きくなったらわかる」

れー「それじゃまだボクがちいさいみたいじゃない!!」

男「現に小さいじゃないか」

れー「・・・」ナデナデ

男「……お前は勘違いしてるぞ」

れー「え?」

男「俺が言ったのは心のことなんだが」

れー「え!? おっぱいじゃなかったの!?」

男「話の流れから察しろよ」

男「って言っても理解できないか……」

ーーー
ーー

男「さてと、なにを作ろうかな……」

男「楽だし、卵焼きで良いか」

れー「いくない!!」

男「……なんでだよ」

れー「ボクのともだちたべるのとおなじだから!!」

男「そうなのか?」

れー「そうなの!!」

男「じゃあ何なら良いんだ?」

れー「う~ん……」

れー「なんでも!!」

男「……じゃあ卵にするか」

れー「それはダメ!!」

男「でも何でもいいって……」

れー「たまごはいくないの!!」

男「じゃあ何がいいんだよ?」

れー「う~ん……」

れー「じゃあハンバーグ!!」

男「ハンバーグ?」

れー「うん!! ハンバーグがいい!!」

男「ハンバーグって確か卵使ってなかったっけ?」

れー「……え? それホント?」

男「あぁ」

れー「……じゃあハンバーグやめる」

子供が好きな料理にはだいたい卵使われてるからな…

プリンとかエビフライとかケーキとかTKGとかな

男「じゃあなに食べるんだよ?」

れー「う~ん……」

れー「あ!! えほんでみたやつ!!」

れー「え~っとね……」ぺラぺラ

れー「あった!!」

れー「ママ、これがいい!!」

男「カレーか……」

れー「だめ?」

男「別に良いんだが……」

れー「わ~い、やった~!!」

男(カレーって簡単に作れるのか?)

れー「あ、そいえば、かれーっておともだちつかわない?」

男(友達? あぁ卵のことか)

男「あぁ使わないぞ」

れー「よかった~」

男「でも材料あったっけ?」ガチャ

れー「だいじょぶそー?」

男「……問題なさそうだな」パタン

れー「じゃーつくれるの?」

男「いや、一番必要なルーがあるかどうか……」

男「カレーのルーは確かこのへんに……」ゴソゴソ

男「おっ!! あった」

れー「あったー!!」

男「でも中辛か~」

れー「ちゅーから?」

男「少し辛いカレーのことだ」

れー「え? かっかい(辛い)の?」

男「あぁ少し辛い」

れー「うぅ~ かっかいのヤー」

男「でもこれしか……」

男(いやまてよ、隣のあの人なら甘口の可能性が……)

男「よし行ってみるか」

れー「もしかしておでかけ!?」

男「あぁ」

れー「ボクもいきたい!!」

男(こいつ一人にするのもあれだし……)

男「じゃあ一緒に行くか」

れー「うん!!」

ーーー
ーー
れー「え~ おでかけってお姉さん家だったの~?」

男「あぁそうだ」

れー「つまんないの~」

バン

れー「ヒャッ」ビクッ

隣人「誰の家がつまんないですって!?」

男「……驚くんでやめてください」

隣人「ご、ごめんなさい」ペコッ

隣人「って何で私が謝ってるんですか!?」

男「さぁ?」

れー「お姉ちゃんがわるいからだもん!!」

男「だそうです」

カレーたまに甘口食べたくなるよね

隣人「え!? 私が悪いんですか!?」

れー「わるいもん!!」

男「悪いそうです」

隣人「・・・」

隣人「それで? このつまらない家に何の用ですか?」

男(言われたこと引きずって……)

れー「かれーください」

隣人「カレー? ゴメンね、今日はカレーじゃないから作って無いんだよ」

男「いえそうではなくて……」

隣人「?」

男「お宅のカレー粉を分けてもらいたくて来たんですよ」

隣人「あぁ、そうだったんですか。 ウチのカレー粉はあま……」

れー「ボクのおうちにはね、かっかいのしかないの!!」

れー「だからね!! お姉さんのおうちのかっかくないのもらいにきたの!!」

隣人「……もしかして、ウチのカレーが辛く無いと思って来たんですか?」

男「そ、それは……」

れー「そーみたいだよ」

男(コイツさっきから余計なこと言いやがって……)

隣人「ちょっといいですか~♪」

男「……はい」

隣人「さっきレイちゃんが言っていたことは本当ですか?」

男「……はい」

隣人「じゃあ、アナタは私が子供舌だとでも思ってたんですか?」

男「……思ってました」

隣人「だからウチのカレーは甘口だと?」

男「……はい」

隣人「当たってるのが悔しいです」ボソッ

男「え?」

隣人「な、何でもないです!!」

隣人「いいですか、私は子供舌だと思われてるのが悔しい訳ではないのです」

男「……はあ」

隣人「私は人を先入観とか、第一印象とかで判断するのはよくないと思うのです!!」

れー「せんにゅーかん? だいいちいんしょー?」ヒソヒソ

男「何でこっちにきたの!?」ヒソヒソ

隣人「だから決して子供舌とか思われてるのが嫌な訳ではないのです」

れー「だってむこーにひとりでいてもつまんないんだもん」ヒソヒソ

男「少しの間でいいから向こうにいろ!! じゃないと俺が怒られる!!」ヒソヒソ

隣人「なーに話してるんですか?」

れー「あっ、お姉さんだ……」

男「あっ……」

隣人「私の話をちゃんと聞いてるんですかね?」

れー「ぼ、ボクおうちにわすれものしちゃったからとりにいってくるね!!」タッ

男「ちょっ!? おまっ……!?」

隣人「でー? 聞いてたんですかねぇ?」

男(めっちゃ怒ってらっしゃる……)

男「き、聞いていたに決まってますよ!!」

隣人「じゃあ私は何の事を話してましたか?」

男「そ、それは……」

隣人「それは?」

男「……カレーの話です」

隣人「なっ……!? それはそうですけど……」

おつ

隣人「そうですけど、私はさっき私が話していた事が何なのかを聞いているんです!!」

男「だからカレーの話ですよね?」

隣人「ちっがーう!! 違くないけど違うの!!」

男「?」

隣人「確かにカレーの話だけど、カレーの話じゃないのー!!」

男「ちょっと何言ってるか分かんないですねー」

隣人「もういいです」プイッ

隣人「あなたとはもう話したくないです」

隣人「もう帰ってください」

男「……おじゃましました」

隣人「あっ……」

男「何ですか?」

隣人「……何でもないです」

れー「どーだったの?」

男「なにが?」

れー「お姉さんすごくおこってたー」

男「あぁそのことか」

れー「あのあと しかられなかった?」

男「……少しな」

れー「おっかく(こわく)なかった?」

男「……少しな」

おーつー

酸素

れー「ママ、さっきから『すこしな』しかいってないけど、だいじょーぶ?」

男「……大丈夫だ」

れー「それならいいんだけど……」

れー「それでね」

男「ん?」

れー「かっかくないかれーもらえたー?」

男「・・・」

れー「?」

男「……ごめん、もう一回行ってくる」

れー「それはダメだよ!!」ぎゅぅ

れー「いまね、お姉さんはとってもおこってるんだよ!!」

れー「だからね、とてもおっかいの!!」

れー「いまいってもね、またしかられるだけだもん!!」

れー「ボク、べつにかれーじゃなくていいから……」ぎゅっ

れー「たまごつかったのだっていいから……」ぎゅぅ

れー「だから!!」ぎゅぅぅ

れー「いかないで……」ぎゅぅぅぅ

男「れー……」

ガチャ

れー「お、お姉さん……」

隣人「・・・」

れー(またおこあれ(られ)ちゃう……)

隣人「……黙って聞いていれば、私超悪役じゃないですか?」

れー「え?」

男「え?」

隣人「確かに私も怒りすぎたかもしれませんがーー」

隣人「なにもあそこまで言う必要ないじゃないですか!?」

れー「……ゴメンなさい」

隣人「何で謝るんですか? 別に怒ってませんよ?」

れー「……あやまっちゃってゴメンなさい」

隣人「……私ってそんなに怒って見えますか?」

男「……見えますね」

隣人「そうですか……」

れー「ゴメンなさい…… もうしないので許して……」ポロポロ

隣人「あ!! 泣かないで!! お願いだから!!」

男「あ~子ども泣かせたー いっけないんだー」

隣人「元はと言えば、アナタが悪いんでしょ!?」

男「……その通りです」

男「しかぁし!! 泣かせたのは俺ではない!!」

隣人「・・・」

隣人「レイちゃん、今日は私のウチでご飯食べない?」

男「あ、あれ?」

れー「ひっく…… ヤ…… お姉さんおっかいからヤッ…… ぐずっ」ポロポロ

隣人「カレー作ってあげるから、ね?」

れー「ぐずっ…… かれーつくってくれるの?」ポロポロ

男「お、お~い」

隣人「うん、もちろん辛く無いカレーだよ」

れー「」ゴシゴシ

れー「かっかくないの!?」

隣人「かっかくないよ~」

れー「じゃあいく!!」

男「あの~」

れー「さっきからママうるさい」

男「……すみません」

隣人「子どもに怒られる親…… フフッ」

男「くっそ~ 笑いやがって!!」

男「絶対に見返してやるからな!! 覚えてろよ~!!」

隣人「・・・」

れー「……ウチのママがへんなことしちゃってゴメンなさい」

隣人「気にしなくていいんだよ~」ナデナデ

隣人「それじゃあ行こっか」

れー「うん!!」

気づいたら2週間も放置してました…… 本当にすみません。
保守してくださった方、本当にありがとうございました。

また長い間放置してしまうかもしれませんが、これからもよろしくお願いします。

私怨

支援だった

更新乙
微笑ましいのう

もう更新ないのか

ーーー
ーー

隣人「レイちゃんって食べられない物とかある?」

れー「うんとね、ほんとか食べられないよ!!」

隣人「……私の聞き方が悪かったわね」

れー「?」

隣人「レイちゃんって何か嫌いな食べ物とか、食べたくない食べ物とかあるのかな?」

れー「タマゴ!!」

隣人「え? 卵?」

れー「うん!! タマゴ!!」

よっしゃ、更新だ!
乙!

隣人「レイちゃんは卵アレルギーなのかな?」

れー「ありりぎー?」

隣人「アレルギーって言うのはね、食べちゃいけない物を食べると痒い痒いになっちゃったりする病気のことなの」

隣人「もしかしたらレイちゃんは、その病気なのかな~って」

れー「ボク元気だよ?」

隣人「そういうことじゃなくてね……」

れー「どーゆーこと?」

隣人「その…… なんて言えばいいのかな」

男「れーももしかしたら卵食べたら体が痒くなるんじゃないか? ってことだな」

れー「あ、ママだ」

隣人「そうそう、私もそう言いたかったーー」

隣人「……何でアナタが私の家にいるんですか?」

男「あれ? 思ったよりも冷静だな」

男「俺は的には『何で乙女の家に勝手に入ってるんですか!? 包丁ポイ』を華麗に避けるの予定だったんだけどな……」

隣人「……そうですか」

男「何だ!? その『アイツ早く帰ってくれないかな~』オーラは!!」

男「だいたいなーー」

れー「ママ!!」

男「……はい」

れー「お姉さんがこまってるでしょ!!」

隣人「レイちゃん……」

男「いや…… でもコイツがーー」

れー「はやくおウチにかえりなさい!!」

男「……はい」

隣人(どっちが親かわからないわね……)

ーーー
ーー

隣人「さあ、気を取り直してカレー作るぞー」

れー「おー」

隣人「あ、そういえばレイちゃんって何で卵食べれないの?」

れー「うんとね、卵はボクのなかまだからだよ!!」

隣人「仲間? お友達なの?」

れー「ううん」フルフル

れー「ボク卵からうまれたから、卵はボクのおかあさんみたいなものなんだ~」

隣人「卵から生まれた……?」

れー「うん!!」

隣人(前デパートに行った時にもそんなようなことを話してたけど……)

隣人(どういうことなのかしら?)

隣人(やっぱり、受精卵のことなのよね…?)

隣人(もし殻のついている卵だとしたら、人間じゃ無くなっちゃうしね)

隣人(でも、もしかしたら人間じゃ無いと言うことも……)チラッ

れー「ん? どーしたのお姉さん?」

隣人「ううん、何でも無いわよ~」

隣人「さあさあ、早くカレー作っちゃおうよ。 お姉さんもお腹空いちゃった」

れー「うん!! はやくつくろー」

隣人(深く考えても仕方ないわ)

隣人(詳しいことは後であのバカにでも聞くことにしましょう)

隣人「もしかしてレイちゃんも手伝ってくれるのかな?」

れー「モチのロンだよ!!」

隣人「……そう言う言葉もママが教えてくれるのかな?」

れー「ううん、ちがうよ。 お姉さんの本にでてたの」

隣人「私の本? ってまさか……!!」

れー「うん、なんか絵本よりうすいうすいの」

隣人「それを読んだの!?」

れー「う、うん」

隣人「どうも部屋が散らかってると思ったら…… やっぱり読まれてたのか……」ボソボソ

れー「でもね、ボクよく意味がわからなかったの」

隣人(そりゃそうでしょうね……)

れー「みんなおようふくきてなかったし、かぜひいちゃうよ」

隣人「レイちゃん」

れー「ん?」

隣人「その本のことは忘れなさい」

れー「それママにもおんなじこといわれた」

隣人「アイツにも言っちゃったの!?」

れー「うん」

隣人(そう言えば『そう言う本はちゃんと隠しとけ』とか言ってたっけ? あれ夢じゃなかったのか……)

隣人「まあ一回部屋の中見られてるしいっか」

隣人「ってよくねぇわ!!」

男「お前って情緒不安定なんだな」

男「てかカレー粉ってどこにあるの?」

隣人「……下の引き出し」

れー「あっ、ママだ!! なしにきたの!?」

男「何しに来たのって…… 俺もずいぶんと嫌われたみたいだな」

れー「ちがうよ、ボクがママをきらいになるわけないもん」

男「それもそうか」

男「そう言えばれーはカレーを作るのを手伝ってくれるらしいな」

れー「うん!!」

男「じゃあ手伝ってくれるか?」

れー「モチのロンだよ!!」

隣人「だから、何でアナタがいるんですか!?」

男「お前を襲いに来たから」

隣人「ふぇ!? な、ななな、何を言ってるんですか!?」///

男「冗談、冗談だよ。 ちょっと焦り過ぎだろ。 俺が勝手に入って来たときもそれくらい焦れよ」

隣人「冗談……でしたか」ボソッ

男「てか、鍵くらいかけとけよ。 入ってきたのが俺じゃなかったらどうすんだよ」

隣人「え? かかってませんでしたか?」

男「ああ、かかって無かったよ」

隣人(おかしいな…… ちゃんとかけたはずなのに……)

れー「ママ、はやくつくろーよ。 ボクおなかすいた~」

男「それもそうだな。 とっとと作ろうか」

男「じゃあ、まずは野菜を洗うところからだ。 できるか?」

れー「うん!! まかせてよ!!」

隣人(なんだ、ちゃんと親 やってるじゃない…… 見直しちゃった)

男「じゃあ、まずはニンジンから洗って貰おうかな」

れー「ニンジン? これかな?」ヒョイ

隣人「それはじゃがいもだよ。 ニンジンはこっち」スッ

れー「へ~ これがニンジンってゆーんだ」

隣人「じゃあ、それをお姉さんと一緒に洗おうか」

れー「ううん、ボクひとりでやりたい」

隣人「そう? じゃあ任せちゃう」

れー「やった!!」

隣人「フフフ、わからないことがあったらお姉さんに聞くのよ?」

れー「うん!!」

男「……お前って子ども好きなのか?」

隣人「な、何で急にそんなこと聞くんですか!?」

男「いや…… なんとなく」

れー「フンフンフ~ン♪」ジャー

隣人「好きに見えますか?」

男「ああ」

隣人「……どちらかと言えば嫌いです」

男「そうなのか?」

隣人「はい」

隣人「部屋は散らかされるし、言うことは聞かないし、おまけにうるさいんですよ? こんなののどこを好きになれって言うんですか?」

男「……さあ?」

隣人「まあ、自分もわからない自分のことなんて、他人に聞いたってわからないですよね」

れー「ニンジンあらえたー」

隣人「本当? じゃあ次は、さっき教えたじゃがいもを洗ってみようか」

れー「うん、がんばる!!」

隣人「……でも、最近はある子どものおかげで好きになってきました」

隣人「その子どもは、いつも明るく元気で笑顔なんです」

男「子どもは大概元気で明るいぞ?」

隣人「そうですね。 でも、その子の笑顔は違うんですよ」

隣人「私は、その子の笑顔を見るとこれからも頑張ろうって思うんです。 なんか私、仕事帰りの夫みたいですね」

隣人「そして、その子のママも凄いんです。 その子のママはいつも一人なんです「

隣人「いつも一人で頑張ってるんです。 だからその子のママを見てると助けたくなっちゃうんですよ」

隣人「でも、その人は私を頼ってくれないんですよ? 何ででしょうね? 私が頼りないからかな?」

隣人「でも、そんな人がこの前私を頼ってくれたんですよ。 私そのときはとても嬉しかったんです」

男「……もしかして、その子って"れー"のことか?」

隣人「……いいえ、違います」

男「そりゃそうか。 そしたら凄いって言うママが俺のことになっちゃうもんな。 俺ママじゃないけど」

れー「う~ん…… じゃがいも ぜんぜんばっちい(汚い)のおちない……」ジャー

?「最初にこのたわしで洗うんだよ」

れー「へー そうなんだ~。 ありがとうお兄さん」

?「どういたしまして」

男「……お兄さん? おい、お前の家ってお前以外に誰か住んでるのか!?」

隣人「え? 住んでないですけど? それがどうかしたんですか?」

男「ヤバい……」

男「れー、そいつに近づくな!!」

れー「え?」

?「やあやあ、またまた会っちゃったね。 やはり僕と君は運命の赤い糸で結ばれているようだ」

隣人「……あの人は誰ですか? 知り合い?」

男「お前も見たことがあるだろ」

隣人「え? どこでですか?」

男「……デパートでれーを拉致しようとした奴だよ」

おつ

隣人「え!?」

?「あれ? あなたは確か…… ああ、あの腐女子か」

隣人「ふ、腐女子なんかじゃ無いもん!!」

?「え? あんなにたくさんボーイズラブ系の本をーー」

隣人「な、ななな、何の事を言ってるのかな、ハハハ、私わかんな~い」

男「………」

?「………」

?「あれは、たくさんそう言う本を持ってるね」

男「……答えづらいから俺に同意を求めないでくれ」

隣人「何で私が…… 何で私がいじめられなきゃいけないの……?」

れー「えっとね、お姉さんがかわいいからじゃないかな?」

隣人「え!? そ、そうかのかな?」///

れー「かわいいといじめたくなるってあの本にあったよ」

隣人「それってまさかあのーー」

男「れー!!」

れー「ひゃぅ!!」ビクッ

れー「なんだママか、びっくりしたなもぉ~」

男「よくアイツから逃げてきたな!!」

?「え?」

れー「え? にげる? なんでにげるの?」

男「え? アイツに捕まってたから」

れー「ううん、つかまってなんかないよ」

男「え? 捕まって無かったの?」

れー「うん」

?「………」

?「しまった!!!! 捕まえるの忘れてた!!!!」

男「アホだな」

隣人「アホですね」

?「折角気づかれないように近づいたのに……」

?「これも全部 君が悪いんだ」

隣人「私ですか?」

?「あなたじゃない。 腐女子は黙ってて」

隣人「腐女子じゃ無いってば!!」

男「じゃあ俺か?」

?「そうだ、君だ。 君が魅力的なのが悪いんだ」

男「はあ?」

?「この間もそうだ。 僕は君の声を聞かなかったら、警察の前なんかに出ていって捕まることは無かったんだ」

男「お前は何を言ってるんだ?」

?「たった今理解した。 この気持ち明白に恋だ!!」

男「な!? 何を言ってるんだお前は!!!!」

隣人(もしかしてBL展開!? キャ~!!)

?「君は僕と定めておつき合い…… いや、結婚させる!! 否、して貰うよ!!」

男「断る!!」

?「えぇ~ 何で~?」

男「何でってそりゃーー」

れー「え? もしかして、お兄さんがパパになるの?」

男「それは絶対にない!!」

?「さっきから思ってたけど、何でお兄さんなの?」

れー「え? お兄さんだから?」

?「僕なるとしたらお姉さんだと思うんだけど?」

男「……は?」

れー「え!? お兄さんってもしかして女の子だったの!?」

?「もしかしてって…… どう見ても女の子じゃないか」

男「……お前、女なの?」

?「そーだよダーリン」

男「……ダーリンって」

?「もしかして、男だと思ってた?」

男「……思ってた」

?「ダーリンったら酷いな~」

れー「ほぇ~ 男の子だと思ってた」

?「女の子だぞ」

隣人「え? じゃあBLじゃないの……?」

?「腐女子は黙ってろ」

隣人「だから、腐女子じゃあ無いってば!!」

男「……もう無理があると思うぞ」

今回はここまでです。
このスレを立ててもう4ヵ月が経とうとしています。
なのにこの進み…… 見ている方に本当に申し訳無いと思っています。

いつ終わるのか皆目見当つかないですが、絶対に完結させたいと思っておりますので
よければ応援の方をよろしくおねがいします。


僕っ娘素晴らしいね

支援(笑)

おつ
ぜひとも頑張って完結させてくれ

おつん

隣人「無理? アハハハ、何を言ってるのかな~?」

?「……目が怖いんだけど」

男「奇遇だな、俺もそう思ってた」

?「ハッ!! これが夫婦間の以心伝心……!?」

男「お前は何を言っている?」

れー「ね~ね~お兄さん」

?「できればお姉ちゃんって呼んで欲しいな~」

れー「じゃがいもあらえたけど、つぎはなにをすればいーの?」

?「……無視かよ」

?「てかさ、僕は君をさらおうとしてたのに気安く話かけちゃって大丈夫なのかな? またさらっちゃうよ?」

男「やめろ」

れー「ボクをさらうとママがお兄さんをきらいになっちゃうけどいいの?」

?「チッ…… ずいぶんと賢い子だな。 まったく、誰の子なんだか…… あ、僕と君の子か」

隣人「え!? そうなんですか!?」

男「嘘に決まってんだろ」

?「嘘? 僕が君にいつ嘘をついたのかな?」

男「今さっきだよ」

?「今さっき? 何のことかな?」

男「れーが俺とお前の子ってところだよ」

?「え? それは紛れもない真実じゃないか」

男「嘘偽りだらけだわ!!」

?「どこが嘘ーー」

れー「ねぇねぇお兄さん」ちょんちょん

?「なに? 今ちょっと忙しいんだけど」

れー「おなかへった」

?「……何でそれを僕に言うのかな?」

れー「だってお兄さんボクのお母さんなんでしょ?」

男「嘘だかーー」

?「そうだよ~。 よし、じゃあお母さんが何か作ってあげよう」

男(コイツは、なにしにここに来たんだ?)

?「何か食べたい物はある…… あ、カレーか」

れー「え!? なんでわかったの!?」

?「お母さんは超能力を持ってるからかな」

れー「すごいすごーい!!」

?「アナタは野菜洗ってくれてたみたいだから、もう休んでていいよ」

れー「ヤッ!! ボクも手伝う!!」

?「と言われても…… あ、そうだ。 あの腐女子と遊んできなよ」

隣人「え? 腐女子なんてどこにいるんですかね?」

?「テメェのことだよ」

隣人「は? 私、腐女子じゃないし」

男「喧嘩すんな」

?「だって向こうから仕掛けてきたんだよ」

隣人「何言ってるんですか!? アナタから仕掛けて来たんでしょ!!」

?「え? 僕から? そんな事実は確認できて無いんけど」

れー「お姉さんたちおっかい……」

男「喧嘩すんなって」

?「そうだそうだ、ダーリンの言うとおりだ。 だから僕に喧嘩を売るなこの腐女子がぁー」

隣人「喧嘩を売ってるのはどちらの方でしょうね?」

男「それ以上喧嘩するなら、二人とも夕飯抜きだからな」

?「作るの僕なんだけど」

男「……じゃあお前抜きな」

隣人「何で私だけなんですか!?」

男「喧嘩したから」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年09月29日 (月) 06:40:09   ID: biW621qk

期待してます

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