異世界で貴族の息子になった【安価】 (309)

男「地球に帰っても仕方ないし、ここで暮らすことにする」

パパ「フレデリク、私は数年ほど帰ってこない。この地区は特に心配することもないから好きにやりなさい」

男「ありがとうございます」

パパ「ははは、あの事故以来ずいぶんとしおらしくなったもんだ。だが、将来の統治者がそんな小さくまとまってちゃいけないよ」

男「はい」

パパ「新しい魔法が使いたければ西の塔に行きなさい。新しい武器が欲しければ東の塔に、遺跡の武器が欲しければ中央の塔に行きなさい」

男「は、はい」

パパ「じゃあね。お前には苦労かけるよ」

男「………」ペコリ

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男「さて、何をするべきか……」

1、奴隷商のところへ行く
2、執事を呼ぶ
3、ぶらぶらする


安価下1

執事のプロフ

名前:
性別:
特徴:

安価↓1

男「ハルバ……さん」

ハルバ「はっ」シュタッ

男(ハルバさん……すっごく仕事できるし、真面目だし、忠誠心あるんだけど……)

ハルバ「フレデリク様、何なりとお申し付けください。誰を暗殺しますか? それとも暗殺しますか? やっぱり暗殺にしますか?」


男(ば、バカだぁあああ!!)


ハルバ「……分かってます。暗殺じゃないんですよね」シュン……

男(執事=暗殺業とか勘違いしてるんじゃないか?)

ハルバ「それじゃあ、いったい……」


ハルバに何か頼む?

1、頼む【具体的に】
2、頼まない

安価↓1

男(俺は、何をすればいいんだ?)

ハルバ「フレデリク様?」

男「なぁハルバ……さん」

ハルバ「はい」

男「たとえば、ハルバさんがどこか遠くの地に一人でいったら何をします?」

ハルバ「それはもちろん」

男「はい」



ハルバ「私をそんな地に追いやった者を殲滅します」




男「」

ハルバ「というのは冗談ですが、まぁ、あれですね。



 “やるべきことをやる”。と言ったところですか」



男「やるべきことを……」

ハルバ「まぁ、簡単に言えばあれですね。あなたは領主の息子です。なので、あなたのやるべきことは……」



男「自分の好きなこと」



ハルバ「ですね」

男「そうか……」

男(受験に追われ、会社に追われ、婚期に追われ、死期に追われ、何一つ自由のなかった俺が今度は自由に追われるなんて皮肉な話だな……)

ハルバ「しいて言えば、あれですね」

男「?」



ハルバ「領主たるもの、童貞ではかっこ悪いですね」




男「えー……そこぉ?」

ハルバ「どうです? 奴隷商に紹介してもらうというのは」

男「そうだなぁ……」

男(魔法にも興味あるけど、この世界の奴隷にも興味あるな……)

男「どうしよう」



1、奴隷商に会いに行く
2、魔法を覚えに行く
3、武器を見に行く


安価↓1


※この安価ssはオールフリーです。何でも好きなことをしましょう。

男「あー、俺……まだ子供だし…」

ハルバ「そうですか。私は9歳の頃には毎日違う女性の相手をさせられていたので、すみません」ペコリ

男「あー……」

男(なんか聞きたくなかった……)ズーン…

ハルバ「ど、どうしました!? 暗殺しますか!?」

男「い、いや、俺、魔法を覚えたい!」

ハルバ「なっ!?」

男「えっ?」

男(なんでそんな驚いてるんでしょうか?)

ハルバ「ふ、フレデリク様が魔法をーーーっ」ポロポロポロ

男(えーーーっ号泣してるぅううう!)

ハルバ「フレデリク様、私はこの日を待ち望んでいました」ポロポロ

男(どうやらフレデリクという男は絶望的に魔法の才能がなかったらしい)

ハルバ「私はフレデリク様がお父上のように大魔法を使う姿をいつか見ることができると信じていました」オーイオイオイ

男「……期待しないで」

ハルバ「します。すごーくします」キラキラキラ



西の塔



男「へー、すごい書物の量」

ハルバ「毎日司書様が買出しに行っているので、どんどん魔法書は増えてますよ」

男「………」

ハルバ「フレデリク様はまだ“系統”も決まってませんよね」

男「系統?」

ハルバ「系統とは」

ハルバ「系統とは六つに分かれます。

一つ、攻撃魔法

一つ、防御魔法

一つ、回復魔法

一つ、補助魔法

一つ、禁忌魔法


そして、生活魔法の六つです」


男(へぇ、火とか水とかかと思った)

ハルバ「この六つは同居できません。覚えられる系統は一つだけです」

男「えっ?」

ハルバ「たとえば、攻撃魔法を覚えた人間が、応用して攻撃魔法を防御に使おうとしても無駄です」

男「どういう……」

ハルバ「本人が“防御する”と認識した時点で、どんな魔法も防御魔法なんです」

男「へぇ……、つまり、おんなじ魔法があるんだ」

ハルバ「そうです」

男「ちなみにハルバは?」

ハルバ「私は生活魔法です。いろいろと執事業に役立つので」

男「へー暗殺魔法とか使いそうなのに」



ハルバ「……ふふふ、私にとっては“暗殺が生活”ですから」フフフ



男「………」コワイ…

男「俺はどんな魔法を覚えようか……」


1、攻撃魔法
2、防御魔法
3、回復魔法
4、補助魔法
5、禁忌魔法
6、生活魔法


安価↓1

男(正直殺し合いとか無理だし、使うなら生活魔法だよな)

男「俺も生活魔法にするよ」

ハルバ「おや、昔は魔法なんて殺してなんぼだと仰ってたフレデリク様が……」

男「あ、ああ、ハルバにとって暗殺が生活であるように、俺にとっては


“統治が生活”かなと思って」



ハルバ「………」

男(げーーーっなんか疑ってるぅううう)

ハルバ「………」ホロリ

男(泣いたーーーっ)

ハルバ「まさか……まさかフレデリク様の口からそのようなご立派な言葉でようとは!」ポロポロ

男(フレデリクどんだけ信用ないんだよ……)

ハルバ「記念にエルフ盛りでも用意します!」

男「え、エルフ盛りって?」

ハルバ「おや、フレデリク様の好物じゃないですか」

男「えっ?」





ハルバ「生きたエルフを生で食すエルフ盛りが」フフフフフ




男「………」ブクブク

男「なんとかエルフ盛りは阻止した」

男(これが生活魔法の書か……)


【生活魔法の基礎】


男「ふーん、なんか普通の教科書みたいだな」ペラ




1~15 火の魔法

16~30 水の魔法

31~45 風の魔法

46~60 雷の魔法

61~75 土の魔法


男「へー、やっぱりそういう風に分かれてるんだ……」

男(あー、でも字読めないや……)

男「ハルバに……いや、でも暗殺魔法を覚えさせられそうだな……」

男「………」

奴隷商「おやおや、お久しぶりですなフレデリク様。事故以来ですか?」

男「ああ」

奴隷商「坊ちゃまが来てくれていたころはよかった。坊ちゃまが選ぶ奴隷は質が高くて、われわれも活気が出た」

男「最近は?」

奴隷商「最近は駄目です。“大陸同盟”とか言う訳分からん奴らが奴隷解放活動とかいう訳分からんことしてるので……」

男「ああ……」

奴隷商「しかし、坊ちゃまには最高級の奴隷をご用意しますよ。ここにいない奴隷でも、要望をいただければ必ずご用意します」

男「そ、そうか……」

男(どうしよう……)


連れてこられた奴隷

名前:
性別:
特徴:

安価↓1

数日後

男「うわー……」

ベルベット「失礼します」ペコリ

男(メガネ美人だなー、いや可愛いと言った方がいいか?)

ベル「きょ、今日からあなた様の奴隷となりました……な、何でもお申し付けくださ……い」ガクガク

男(な、何を怯えてるんだ?)

ベル「……(怖い……今から私…犯されるんだ…)」ガクガク

男「あ、あのっ」

ベル「ひっ!!」ビクッ

男「ひぃっ!?」ビクッ

ベル「………?」

男「………?」

男「な、何をそんなに怯えてるの?」

ベル「……!! い、いえっ! 怯えてなど!!」

男「………?」

ベル(怯えてるなんてバレたら殺される!!)

男「あの……さ」

ベル「す、すぐに脱ぎます!!」

男「ちょっ///」

ベル「か、体には自信があります! 処女ですし!!」

男「あー……そういう…」

男(奴隷商が処女かどうかやたら聞いてきたのはそれか……)

ベル「処女ですし!!」ズズイッ

男「あー、はいはい///」

男(そ、そりゃ俺だって童貞じゃないんだし、恥ずかしがってるわけじゃないんだ……)

ベル「処女ですし!」ズズイッ

男「わかってるって!」

ベル「ひっ!!?」ビクッ

男「あ、いや、そ、そうじゃなくて!」

男「俺、さ。嫌なんだよ」

ベル「?」

男「誰かの人生を捻じ曲げるの」

ベル「ねじ……?」

男「だから、無理やり襲ったりしないし、それなりの報酬も与える。……まぁ、体裁上セックスしたってことにはするかもしれないけど……」

男(こっちの世界に来たからこっちのルールに従うなんて、日本人の俺にできるかっての……)ハァ…

ベル「………」

男「?」



ベル(犯される以上に恐ろしいことをされそう!!)ガクガクブルブル



男「うわー、変な想像してる……」

ベル「文字……ですか?」

男「うん、ちょっとした事情で読めないんだ」

ベル「そうなんですか」

男「ていうかベルは魔法使える!?」

ベル「い、いえっ! 魔法は一般市民以上の方しか使えない高貴なもの! 私みたいな下賤なものが魔法など!!」

男「!!」

ベル「おそ「下賤とか言うな!!」

ベル「ひっ!!」ビクッ


男「確かに地位は奴隷かもしれない。ほかの者に買われていたらひどい扱いを受けたかもしれない。


 だけどっ、


 “自分が自分を卑しいだなんて”言うな!!」


ベル「………」


過去

男『どうせ俺なんて』

男『あー、俺はダメダメなんで』

男『期待されても困りますよ』

男『俺みたいな馬鹿は――』


~~~


男「あ……いや、ごめん。言い過ぎた」ポリポリ

ベル「………」ヌギッ

男「えっ」



 童貞(この世界での)卒業した。

          _,,..,,,,_
         / ,' 3  `ヽーっ
         l   ⊃ ⌒_つ
          `'ー---‐'''''"
          _,,..,,,,_
         / ,' 3  `ヽーっ
         l   ⊃ ⌒_つ    
          `'ー---‐'''''"    

男「お、俺はぁあああ! なんてことぉおおお!」

男(な、生でしてしまったぁあああ!)

ベル「……(奴隷ってこんなやさしくされていいのかしら)」

男「あ、あのさ……その…」おどおど

ベル(この人イメージと違う……ほんとに“極悪非道のフレデリク様”なの?)ジーッ

男「………あっ///」バッ

ベル「……もしかして、“もう一回したい”ですか?」フフッ

男「くっ……日本人は理性の生き物……」ガマンガマン

ベル「???」

男(はぁ……26歳にもなってガキみたいな……)ハァ…

ベル「それでは、読みますね」

男「ああ、頼む」

ベル「それでは、火の章から読みますね」スッ

男「うぇえ!? なな、なんで俺の膝の上に!?」

ベル「すみません、読みにくかったので」

男「そ、そうか、ご、ごめんっ」アセアセ

ベル(この人からかうの面白いかも……)

ベル「暗くなってきましたね」

男「そうだね」

ベル「どうします? 松明を点けますか?」

男「いや……」

男(火の魔法の応用……いや、これは光か?)グッ

ベル「えっ?」


男「“ライト”」ポワッ


ベル「光が……」

男(ああ、そうか。この世界において魔法は呪文とか魔法陣とかで発動するんじゃないんだ……)

男「この世界は“妄想力”の高い人ほど魔法が強いんだ」

ベル「もうそう…?」

男(だから、現実に生き、思い通りに女を抱き、思い通りに人を殺したフレデリクは魔法が使えなかったのか?)

ベル「………もうそう…」

男(ずーーーっと妄想を続けてきた俺にとって、この世界は都合のいいものかもしれないな……)


男「そういえば、ベルって、人間?」

ベル「あの……それは……」オドオド

男「?」


ベルの種族は?


安価↓1

ベル「……すみません、私はあなたを騙していました」パァッ

男「耳が……」

ベル「私は今は滅びし西の大陸のエルフです」ピョコッ


男「うわっ、かわいい」ナデナデ


ベル「なっ/// ななっ///」

男「へー、固いんだ」フニフニ

ベル「な、なんばしよっとかぁ///」クネクネ///

男(博多弁?)

ベル「あの……怒らないんですか?」

男「え、なんで?」

ベル「その……フレデリク様と言えば“エルフ盛り”が好物とお聞きしております」

男「あっ(思い出し中)」ウプッ




【しばらくお待ちください。。。】ォェェェェェェ




男「はぁはぁ……」

ベル「………」サスサス

男「ごめん、いきなり吐いたりして……」

ベル「い、いえっ、私こそでしゃばった真似を!」

翌日 中庭

ハルバ「おやっ、食材が中庭を勝手に」

ベル「ひっ……」

ハルバ「貴様……フレデリク様が気まぐれで生かしているだけで、歩く肉であることを自覚しておけよ」

ベル「………っ」コクコクコク

ハルバ「………」チッ

ベル「………」ペタン

ベル(フレデリク様ぁ……)グスッ

奴隷商「おや、もう食べたんですか? 今回はどのような料理法を?」

男「あ、ああ、えーっと、そうだな――」

奴隷商「最後はなんでしたっけ、



 生きたまま【ピーッ】から熱した棒を【ピーッ】して、よく焼けた【ピーッ】を【ピーッ】したんでしたっけ」ジュルリ



男「」ドンビキ。。。

奴隷商「毎回レベルが上がってるフレデリク様です。さぞかし激しい料理をされたんでしょうなぁ」キョウミシンシン

男「あ、ああ……」


【男、必死の妄想をしゃべり中。。。】


奴隷商「……私はもう死んでもいいかもしれない……」ポロポロ

男(俺はこんな妄想した自分を殺したいよ!!)

奴隷商「それで、今回も人間ですか?」

男「えっ?」

奴隷「?」





男「人間も、食べてたっけ?」ドキドキ





奴隷商「ははは、面白いことを言いますなぁ」

男「そ、そうだよなー」ハハハ



奴隷商「全種族制覇がフレデリク様の夢だったでしょうに」



男「」

男(ベルの友達を作りたかったんだけど、生きてるって言う訳にはいかないな……)

奴隷商「?」

男「……!」ソウダッ


男「実は、今回は子を作ろうと思ってな」


奴隷商「ほう! 親子丼ですな!」

男「」

奴隷商「親子丼は男の夢! いやーわかりますわかります!」

男「そ、そうか」

奴隷商「では、雌を一匹用意しますのでお待ちくださいませ」

男「あ、ああ……」

翌日。。。



連れてこられた奴隷

名前:
性別:
特徴:

安価↓1

メサイア「こ、これを」スッ

男「?」カサッ



【ドワーフ族は頑丈です。子が大きくなったら無理やり引き出しても生きますよ。 ☆奴隷商☆】



男「☆つけたって可愛くないんじゃぁああああ!」くしゃっ

メサイア「ひぃっ!?」

男「あ、す、すまんっ」

メサイア(おのれ蛮族フレデリク。私に力があれば元騎士として成敗するのに……)クッ

男「それじゃあ、行こうか」

メサイア「は、はい……」

メサイア(とうとう私も汚されるのか……)




メサイア「えっ?」

ベル「まぁ、ドワーフですか」

メサイア「エルフが……」

男「今日から一緒に住むんだ」

メサイア「いったいどういう……」ハッ



メサイア(異種族丼!?)ガタガタ



男「違うっ」ポカッ

メサイア「くっ!」バッ

ベル(いけない!!)

メサイア「おのれフレデリク! こうなったら命に代えても―――」

男「えっ」

メサイア「私が貴様を――」







―――ザンッ!!






男「……は?」

ハルバ「………」スッ

メサ//イア「」ドサッ



男「メサイアぁああああああ!!」

ベル「………」ガタガタ



ハルバ「フレデリク様、お怪我はございませんか」

男「あ、ああ、えっと……」

ハルバ「フレデリク様?」

男(俺は医者だ。いや、元医者か……医者にとって人を助けることは仕事、でも元医者にとって人の命を救うことは“日常”だ……)スッ

男(幸い、斬られたのが首でよかった。これが内臓だったら復活を妄想なんてとてもできない……)パァァァァッ

ベル「えっ?」

ハルバ「何を……」

男「……頼む…」グッ





メサイア「………」スゥスゥ





ベル(命を……“戻した”!?)

ハルバ(まさかそんな、“あの”フレデリク様が!?)

男「……うっ…」フラッ

男(意識が……でも、その前に…)


男「ハルバ……」フラフラ


ハルバ「はっ!!」シュタッ




男「“父上”のところへ行き、仕事を手伝ってきなさ……い」ドサッ



ハルバ「………」

ハルバ(私が……ブラスト様のところで!?)プルプル

メサイア「………」スゥスゥ

ベル(まさかそんな、命を戻すなんてことはこの世界の人間には……)




ハルバ「私の願いを聞き入れてくれるなんて、死ぬほどうれしく思います!!」ドパァ




ベル(洪水のように涙流してる……)エー……

ハルバ「私も北の大陸のクソ魔族どもを殲滅したいとつねづね思っておりました! その隠した願いを見抜くとはさすがフレデリク様! すぐに準備して出発します!!」ダダダッ

ベル「おいおい……エルフを放置して良いのですかー」

男「………」スゥ…

ベル「………」

ベル(まぁ……エルフ盛りされたと思えば…)ナデナデ

男「どうして……」

ベル「?」



男「どうして、この子を助けちゃいけないんですか……」ポロポロ



ベル(寝言……辛そう…)ギュッ

男「………」ポロポロ





異世界で貴族の息子になった ~極悪非道の優しいフレデリク編~










夢?


男「なぜこの子を助けてはいけないのですか」

?「……それは言えない」

男「この子が○○の息子だからですか」

?「お前は知らなくていい!」

男「そうやってあんたはまた“助けるべき人間を助けない”つもりか!」

?「違う! 私は助けるべき人間“だけ”を助けるのだ!!」

男「神にでもなったつもりか!!」クッ

?「うるさい! お前こそそうやって無鉄砲に命を拾って、



 神にでもなったつもりか!!」



~~~

男「はっ!!」ガバッ

男(俺は……何を?)ハァハァ

ベル「落ち着いて、大丈夫」ギュッ

男「………」プニプニ

男(ベルっておっぱい大きいよなー)///



メサイア「この色情魔!!」グルルルルッ



男「メサイア!!」ニパーッ

メサイア「っ!!」ドキッ

メサイア(そ、そんなにうれしそうな顔をするな! 馬鹿!!)ドキドキ///

男「そうか、それで……」

メサイア「ふんっ、自ら守護者を手放すとは、



 自分が世界でも屈指の恨まれている人間だと分かっているのか?」ジッ



男「っ……」



【新聞見出し:医者子供を見殺しか!?:】



男「違う……俺は…」

ベル「落ち着いて……」ナデナデ

メサイア「わ、私はただ……」



ベル「メサイアさん、彼を追い詰めるのが目的なら、出て行ってください」



メサイア「………っ」ポロポロ

ベル「……(ごめんなさい。今はあなたのケアをしている余裕はない)」ナデナデ

男「お、俺は……」ガタガタ

メサイア「くっ……」ダッ

ベル「………」

男「……ごめん///」

男(うわーーー、すっげー取り乱しちゃったはっずかしーーー///)

ベル「いいんです」ナデナデ

男「あの……さ」

ベル「?」

男「もう気づいてるよね」

ベル「えっ?」

男「俺さ、人を診るのが仕事だったから、ちょっとした仕草や言動、体の変化で分かっちゃうんだよね」

ベル「と、言うと?」

男「ベルのパーソナルスペース……あ、簡単に言えば身体の距離感というか縄張りというか、そういうのが最近異常なまでに近い」

ベル「えっと・・・・・・」

男「か、簡単に言えば、“心を許してる”っていうか、“恋に似た感情”というか……」ポッ///

ベル「・・・・・・・・・・・・・・・・」ボフンッ///

男(は、恥ずかしいぃいいいい!)

男「明らかに“フレデリク”に対する距離じゃない」

ベル「………」

男「それに、前まではそんな優しい目じゃなかった」

ベル「えっ」

男「前までは怯えた上目使いの媚びるような視線だった」

ベル「今は……?」ドキドキ///




男「慈愛に満ちた、母親のような、優しい視線だ」




ベル「!!」ドキィィッ///

男「だから……え?」

ベル「//////」ドサッ

男「え、えぇええ!?」

ベル「す、すみません……」

男「お、おれの方こそ、ごめん……」

男(まさか、母親のようなという表現が、日本でいう味噌汁を作ってくれみたいなプロポーズを暗喩する言葉だったなんて)

ベル「でも、そうですね。私の知っているフレデリク様とは違います」

男「………」

ベル「“それでも”」

男「?」



ベル「あなたはここにいて、フレデリク様の権力とフレデリク様のお姿を持っている。私にあなたをフレデリク様以外の人間だと疑う権利はございません」



男(あ、俺が不利な立場にならないように……)

ベル「……ま、まぁ…しいて言うなら……あなたの名前を知りたいという気持ちは…」ゴニョゴニョ

男「………」フッ

男の名前は?

※日本人の名前でも、こっちの世界で生きるための名前でも自由です!


安価↓1

ごめん、すごいそれで行きたい。タイムリーだし、ウケも狙えるけど、でも日本人としてそれはやっちゃいけないと思うんだ。

ほんと、駄目な>>1でごめんよ。



リク「天海陸っていうんだ」

ベル「可愛い名前ですね」

リク「よく言われる……」プクーッ

ベル「ふふっ、フレデリク様、何か飲まれますか?」

リク「あ、ああ、うん。水を」

ベル「はい、すぐにお待ちしますね」タタタッ♪

ベル(リク様と私だけの秘密♪ リク様と私だけの秘密♪)ルンルン



リク「……フレデリクとアマミリク…か」


リク「ハルバー」

リク(って、そういえばいないんだっけか)アハハ……




??「………」シュタッ




リク「えっ、その姿、もしかして」


今日最後の安価です!

新しい執事

名前:
性別:
特徴:

安価↓1

リク「えっと、あなたは……」

クロム「失礼しました。私はクロム。ハルバの代わりに執事を務めさせていただくクロムです」

リク「あ、そ、それはご丁寧に」ペコリ

クロム「私はハルバほど暗殺術には長けておりませんが、中央王国の一個師団を相手にできるくらいは鍛えておりますので、安心してお過ごしください」ニコッ

リク「」

クロム「ああ、それと……」

リク「?」



クロム「エルフ盛りはいつご用意いたしましょうか」ニコッ



リク「し、しなくていーですぅううう!!」

☆登場人物紹介☆


―――■主人公■―――――――

[フレデリク(天海陸‐アマミリク‐)]

・年齢26歳の日本人。ひょんなことから異世界へと飛ばされ貴族の息子の代わりになる。元医者で仕事に対してのトラウマに近いものがある。

――■最恐の執事達■―――――

[ハルバ‐血みどろハルバ‐]

・年齢不詳。暗殺術にたけている。9歳の頃から女を抱いていた男の中の男。得意料理はエルフ盛り。

[クロム‐無血のクロム‐]

・年齢不詳。完璧超人。特に目立つところはないが、それは凡人には測れない実力を持っているからとか。得意料理は人魚の刺身。

―――――■奴隷■――――――

[ベルベット‐亡国のエルフ‐]

・10代後半。人間として奴隷扱いされていた所をリクが買う。エルフにしては感情表現が豊かでよく照れる。たまに母親のような優しさを見せるが、それを指摘するとプロポーズされたと顔を真っ赤にする。可愛い(おっぱいがでかい)。

[メサイア‐元騎士‐]

・ドワーフ。誇り高き騎士だったが、国が解体されて奴隷となる。頑丈なドワーフだが、ハルバの一撃で首が飛ぶ。しかし、リクの魔法で蘇る。可愛い(見た目幼女)。

――――――――■その他■――

[フレデリク‐極悪無情残虐非道のフレデリク‐]

・大陸ではその名を聞いただけで阿鼻叫喚となるほど有名な人物。しかし、基本的に出不精の彼の顔を知っているものは少なく、ある意味で伝説級の存在となっている。ある事故でリクと入れ替わる。好物エルフ盛り。

[奴隷商]

・奴隷を売り買いするのが仕事。見た目は汚いおっさん。下賤な話が大好き。

★世界観その1★

―――――■魔法について■―――――

この世界における魔法は、魔力を糧に呪文や魔法陣で発動するタイプではなく、“妄想”を現実に引き出すどちらかと言えば“超能力”に近い力。

ただし、事象としては魔法に限りなく近く、中央大陸の人々は魔法なしでは生きていけない状態になっている。

―■奴隷について■―――――――――

この世界は奴隷=使用人=食材であり、他種族だけでなく同種族でも食す場合がある。特に魔族は悪食と言われ、人間に対して数が少ないのは共食いしているからだと言われている。

奴隷は日々増え続けるが、奴隷解放を掲げる“中央大陸同盟”が年々奴隷たちを解放している。

―――――――■国について■――――

国が人を支配する時代は終わった。

国は象徴であり、統治するのは貴族。

この世界は、貴族を中心に回っているといえよう。

―――――◆????????????◆―――

世界でエルフ盛りがふるまわれた数2000件以上

生きているエルフ10000人に満たない

エルフ盛りを食す人間(もしくは別種族)500人以上

どこかで、エルフの代わりが生産されているとか。。。。。。。

―――――――誰か、たす――――――――――

続きは昼か夜になるかと! では!

お疲れさま

“入れ替わる”って、日本の方大変な事になってるんじゃ……

>>84>>85 その辺の話はいつかやれたら。たぶんやらない。



リク「魔法は覚えた。奴隷は二人。執事は一人」

リク(メサイアはまだあまり心を開いてくれない。クロムのこともよく知らない)

リク「奴隷商のところへ行くか……」



リクはどうする?


1、メサイアのところへ行く
2、ベルベットのところへ行く
3、クロムのところへ行く
4、奴隷商のところへ行く


安価下1

奴隷商「おおっ、今日も来てくれたんですか! 前のドワーフはどう料理されたんで?」

リク「えっと……【拷問(妄想)料理を語り中。。。】」

奴隷商「はぁはぁ/// フレデリク様は以前よりもより残酷になられましたな」ワハハ

リク「あはは……」

奴隷商「今回もご要望に答えますよ!!」

リク「それじゃあ、えっと」


連れてこられた奴隷

名前:
性別:
特徴:

安価↓1

翌日。。。噴水。。。


サーリャ「ひぃっ……」

クロム「これはこれは、見事な人魚ですね」シャイーンシャイーン

リク(刺身包丁二本こえーーーっ)

クロム「フレデリク様! どうしますか! 私、回復魔法ありますので本人に気づかれずに活造りも可能ですよっ♪」キラキラ

リク(うっわー……目が輝いてるぅ……)

ベル「リク様……」ギュッ



―――シャイィィィンッ!!



ベル「っ!!?」ゾクッ

クロム「奴隷ごときが会話中のフレデリク様に近づくんじゃぁない」ギロッ

ベル「………」ペコリ

リク(ある意味ハルバより怖い……)ガクガクブルブル

クロム「さぁ、フレデリク様、お選びください」ニコニコ

リク「………っ」

寝室。


サーリャ「………」

リク「………」

リク(人魚は性行為した後の方が三倍うまいなんて言ったものの……)

サーリャ「………」ビクビク



リク(どうやって性行為するんだ馬鹿……)ハァ…



サーリャ「ご主人様……どうか、どうか」ガクガク

リク「………」

サーリャ「僕は美味しくない人魚だし、下半身を作るのうまくないし……」

リク「下半身って作るもんなんだ」ヘーッ

サーリャ「知らなかったんですか?」

リク「あ、い、いや、うんっごめんっ」

サーリャ「……ああ、



 いつも刺身の状態で出てくるので、知らないんですね」フッ



リク(フレデリクこえぇええええええ!)ゾクゾクッ

サーリャ「……ここで、ですか?」モジモジ///

リク「うん。ちょっと興味あるなーって……」

サーリャ「変な人」ボソッ

リク「えっ?」

サーリャ「ああ、いえいえっ! 何でもないですぅうう!」ガンガンッ

リク「ちょっ、頭を床にぶつけないで痛いからぁあああ!」

サーリャ「……フレデリク様…?」

リク「ん?」

サーリャ「なんだか、イメージと違います」

リク「あー、よく言われる……(別人だからね)」

サーリャ「……僕の変態見ててくださいね」ニコッ

リク(へ、変態って言った! ……まぁそうだけど…)ドキドキ

サーリャ「んっ……///」ビクッ



 サーリャはどこか恍惚の表情を浮かべながら身をよじらせた。

 うねうねと形を変える下半身は性行為をしているような動きでどこか艶めかしい。


サーリャ「んっ/// ぁっ///」

リク「………」


 そのうち、下半身の中心に楕円の凹みができると、それはゆっくりと広がっていった。


サーリャ「く、ふぅ/// こ、ここから足に分けるのが……ぁっ/// に、苦手なんです…///」ハァハァ

リク「………」

リク「………」グッグッ

サーリャ「んっ/// ぁ、ぁあっ///」ビクビクッ

リク(人魚の生態はよくわからないけど、動いているのが血液みたいなものだとしたら、おそらく彼女はそれを動かすのが苦手なんだろう)グッグッ

サーリャ「だ、だめぇ/// で、ちゃぅう……///」ギューッ

リク「こ、呼吸を整えて///」グッグッ

サーリャ「んっ/// ふ、ふぅ/// ふ、ふぅ///」ハァハァ

リク「よし、だいぶ形になってきたぞ」



サーリャ「ふれ……デリクさまぁ///」グイッ

リク「えっ?」ムニッ///



サーリャ「だ・い・て///」ハァハァ

リク「!?」ドキィ///

サーリャ「へ、変態するには……はぁはぁ/// 痛みを伴うので…んっ/// その痛みを和らげるために気持ち良いのがあふれるんっ///」ビクッ

リク「そ、そうなんだ……」

サーリャ「ぼ、僕……感じやすいから…あの……」モジモジ///

リク「ん?」

サーリャ「ここまで、変態できたのはあなたのおかげだから……初めて…もらってほしいんっ/// のっ///」ハァハァ

リク「……っ」


 初めての人魚はエロかった。。。(二回した)

          _,,..,,,,_
         / ,' 3  `ヽーっ
         l   ⊃ ⌒_つ
          `'ー---‐'''''"
          _,,..,,,,_
         / ,' 3  `ヽーっ
         l   ⊃ ⌒_つ    
          `'ー---‐'''''"    

翌日。。。


リク「ごめん、なんか人魚って処女じゃなきゃ毒が出るみたいなんだ。勘違いしてた」

クロム「……はぁ、残念です」

リク(心底残念そうだ!!)

クロム「こうなったらエルフ盛りで我慢するしか」ギロッ



リク「だぁあああ! 彼女は俺の奴隷だっ! 手を出すな!」

ベル「っ!?///」ドキィッ

クロム「はっ!! 申し訳ありません!!」バッ

リク「……ご、ごめん! 言い過ぎた!!」

クロム「いえっ! 主人の所有物に手を出そうなどと、執事失格でございます! こうなったら死んで詫びるしかっ!!」

リク「い、いやっ、別に良いよ!!」アワアワ

クロム「……フレデリク様…」ウルウル

リク「あの、さ。 俺、彼女たちを飼おうと思ってるんだ」

クロム「……と、申されますと?」

リク「いや、やっぱ男だったらハーレム作りたいじゃん? だから、彼女たちは奴隷じゃなく、



 俺の女として扱ってほしい」



クロム「………御意」ペコリ

リク「……ふぅ…」

リク「そういうことだから」

メサイア「……(どういうことだ? あの“女嫌い”で有名なフレデリクがハーレムだと!?)」

ベル(そうだった……リクは知らなかったんだ。フレデリクが性行為をしたことがないってことを……)

クロム「しかし、フレデリク様もとうとうお目ざめになられたんですね」

リク「えっ?」



クロム「“女は食い物で道具”。子を宿すなんて気持ち悪いと常々性に対して嫌悪感を抱いておりましたのに」



リク「……あ…」

クロム「それとも……、



 私の目の前にいる方が、フレデリク様ではない、と?」




リク「………っ」ゾクッ

リク(なんて……答えればいいんだっ…)

ベル(リク……)

ベル「リク様、約束したはずです」

リク「えっ?」

ベル「一ヶ月後、私を最高のエルフ盛りにして食べる、と」

リク「なっ!?」

クロム「……ほう…」

ベル「そのためなら女だって抱くし、ハーレムだって作る。人魚は間違ったけど、エルフは処女より経験済みのほうが旨いと」

リク(やめ……ろ…)

クロム「これはこれは、私のとんだ早とちりで! 申し訳ございません!」ドゲザ!!

リク「………」ジッ


 陽の光に照らされたベルベットは、瞳を輝かせながら微笑んだ。

 エルフという種族が、想像上でも美しい理由がわかった気がする。


どこか暗い場所。


クロム(ふむ……)

クロム(フレデリクは“殺した”はず。なぜピンピンと生きてるのでしょう)

クロム(それに、人が変わったように奴隷と仲良くして……)

クロム(別人なのか?)

クロム(だが、時折見せる威圧感は以前のフレデリクと……いや、それ以上に…」

クロム「少し……確かめてみるか」



クロムが送り込む魔族

名前:
性別:
特徴:

安価↓1

クロム「リンダ」

リンダ「あら、クロムちゃん、久しぶりじゃない♪」

クロム「フレデリクを覚えているか」

リンダ「………」イラッ

クロム(リンダは以前、フレデリクに色仕掛けをして失敗した。そのせいで彼女のおなかには大きな傷が残っている)

クロム「そのフレデリクが何やら様子がおかしい」

リンダ「はぁ? そもそもフレデリクは殺したんじゃないの!?」

クロム「わからん。生きていた」

リンダ「……どういうことよ」

クロム「しかも、ハーレムを作るとか言って、性行為をしている」

リンダ「はぁぁああああん!?」

クロム「もう一度挑戦してほしい」

リンダ「……まぁ良いけど…」ジュルリ

クロム(お前……顔の整った人間大好きだもんな……)


リンダ「待ってなさいクソフレデリク!!」


クロム(あー、なんか駄目な気がしてきた……)

リク(エルフ……ドワーフ……そして人魚)

リク「エルフは綺麗な女神って感じ、ドワーフは元気な少女って感じ、人魚は美しい娘って感じか……」

ベル「あの……ね」モジモジ///

リク「え?」

サーリャ「そ、そういうのはさ……」モジモジ///

メサイア「本人のいないところで言えバカ!!」カァ///

リク「えぇ? そんな横暴なぁ……だってここ、



 トイレだよ!?」



※この世界では、貴族は自分で下の処理を行わず奴隷に世話させるのが当たり前でした。


ベル「リク、言いたいことはわからないでもないけど、あなたは貴族で私たちは奴隷なの。本来ならあなたのウンチを私たちが食べててもおかしくないのよ」

リク「えっ、今なんて!?」カァ///

ベル「ばっ///」

メサイア「痴れ者! 女性にウンチと言わそうとするとは!」

リク「ご、ごめんっ!」

サーリャ「僕はリクのウンチ食べてもいいよー」

リク「はぁぁっ!?」

ベル「人魚は主食が魚だから、う、ウンチ……も一緒に食べてるのよ」カァ///

リク「ベル可愛い」

ベル「み、見ないでください///」オロオロ

メサイア「………」イライラ

リク「ほ、ほんとに食べるのか?」

サーリャ「うんっ、いつでもどうぞー」アーン

メサイア「………」ジーッ///

ベル「………」

リク「ほ、本当に食うんだな!」

サーリャ「うんっ♪」

リク「……わ、わかった…(生態上しかたない……)」



リク「でも、俺は俺のウンチを食った女とは二度とキスしないからな」



サーリャ「えっ……」ホロリ

リク「えぇ!?」

サーリャ「り、リク君のばかぁ! そういうの先に言ってよぉ!」ワァアアン

リク「な、なんで!?」

メサイア「全く、乙女心もわからんとはな」フンッ

メサイア(し、しかし、サーリャはこの男とキスを……)モウソウチュウ…



メサイア「………っ」ボンッ///



ベル「良いから早くウンチしないと便秘になるわよ」ハァ…

いったんここまで!

基本的にハーレム要素全開で進みます!需要が多ければ、エルフ盛りや人魚の活造り、ドワーフの親子丼も……いやないか。



では!



俺としてはもうちょっと、魔法方面とか統治放免が見てみたいな

まあハーレムも面白いから取り敢えず頑張って

>>111 わかりました! 一応脳内では展開されているんで、タイミング合えばそっちも進めます!

ふぇぇ……お兄ちゃんたち小難しいことばかり言ってくるよぉ……

続きだよぉ……

ちなみに変態幼女(28歳男性)の名前を着けてほしいよぉ…

安価下1だよぉ

リク「それで、えっと今日は……」

ベル「順番からいったらメサイアですが……」チラッ

メサイア「私は誇り高きドワーフの騎士。一生を添い遂げる相手以外と寝たりはしない」

リク「まぁ、それじゃあ今日は各々で寝るいうことで、部屋もたくさんあるし」

サーリャ「それじゃあ僕はリク君と寝よっと」

ベル「私もリクと寝ます」

メサイア「………好きにせい」タタタッ


リク「あ、メサイア!」


メサイア「えっ、何!?」ニッコーッ♪

サーリャ・ベル(うっわー……)




リク「おやすみ」ニコッ




メサイア「………」ホロリ

サーリャ・ベル(同情するわ……)ハァ…

夜中


リク「……ちょっとトイレ」ムクッ

ベル「でしたら私も一緒に……」

リク「いいよ、たまにはゆっくりさせてくれ」ナデナデ

ベル「は……い…」スヤスヤ

サーリャ「ふふふっ、リク君だーいすき」zzz

リク(人魚は身体を許した相手に固執する傾向があるらしい……)


トイレの前

<ンッハァ///

リク「え、誰だ?」サッ

<モ、モウダメ、イクゥゥゥ!!

リク(この屋敷は最低限のコックとクロム、そして俺達しかいないはず……)スッ



リンダ「リンダ、よそ様のおうちでいっちゃうぅううううう///」ビクンビクン



リク「」

リンダ「……はぁはぁ…」クテ…

リク(ななな、なんだあの人ぉおおお!?)

リンダ「にがさなーい♪」ペロッ

リク「えっ!?」

リク(気づかれてた!?)



リンダ「展 開(はぁと)」ブゥン



 日本でいえば銭湯くらいの広さのトイレいっぱいに広がる黒い光。

 その光を浴びてはいけないと脳が判断しつつも、時すでに遅く、



リク「う、動けない……」クッ



 あっさりと僕は捕まってしまうのである。


リンダ「久しぶりねフレデリク」フフフっ

リク(フレデリクを知っているのか……まずいな)

リンダ「いつもの威勢はどうしたの? リンダ寂しい」スッ

リク(近寄ってきた!? 何をする気だ!?)


 薄手の服はうっすらと彼女の黒い肌を魅せていて艶めかしい。

 ブラジャーは着けていないらしく、動くたびに大きく揺れる乳。

 ぷっくりとした唇は、口紅とは違う自然な赤みをしていて、こちらを誘惑しているようだった。


リンダ「ねぇ、フレデリク……」フフフ

リク「………」



リンダ「あんたにつけられたこの傷の恨みどうしてくれようかぁあああ!」ビリィッ



リク「ぎゃぁああ、エロいぃいいいい!!」


 確信した。


リク(この人変態だ!!)

 

リンダ「はぁ? 記憶にないですって!?」

リク「ご、ごめんなさい」

リンダ(やはりクロムが言っていたように別人!? それとも記憶障害か何か!?)

リク「……ちょっと傷口見せてもらっても?」

リンダ「あっ/// え、ちょ、ちょっと///」

リンダ(この傷が残って以来誰にも見せてないからお手入れが!!)

リク「………」サワサワ

リンダ「ぁっ……んっ///」

リク(時間が経ち過ぎている。地球の医療技術でも完全に治すことは無理だ)

リンダ「……淫魔にとって身体に傷が残るということは、殺されたも同然なのよ」ギリッ

リク「………」

リンダ「だから……こうして定期的に自分で慰めて精気をリサイクルしないと……今にも…倒れ…」フラッ

リク「えっ」

リンダ「……だ、め」ドサッ

リク「えぇええ!?」

寝室。


ベル「淫夢。世界に100人もいない種族。性行為することで生まれる余剰エネルギーもしくは精子を糧に生きる魔族」

リク「え、精子食べるの……」ゾクッ

サーリャ「僕も食べるよー」

リク「人魚が雑食なのはわかったから」ハハハ

ベル「おそらく、彼女は餓死寸前ね」

リク「わかるの?」

ベル「ええ、淫夢は裸の男を前にしないと性器を湿らせない」ヌチュッ

リク「/////」ムクムク

ベル「でも、この人は湿らせている。つまり、それだけ危険な状態でなりふり構っていられないって訳」

サーリャ「そうなった理由が……」

リク「フレデリクに受けたおなかの傷……」

ベル「淫夢にとって身体の綺麗さが命の輝き。これほど大きな傷をつけられたら、おそらく彼女は一生……」

リク「何か……できることは…」

リク(首が跳ね飛ばされても治すことができたんだ……今回だって…)

ベル「リクは……」

リク「?」



ベル「リクはそうやって見境なく誰でも助けていくのですか?」



リク「えっ」

リク「だって、俺は……」


回想

自殺者「先生、なんで俺を助けた」

リク「えっ……」

自殺者「俺は死にたかったんだ!!それを!!」

===

重病患者「先生……世の中には死を望むものもいます」

リク「ですが」

重病患者「先生は、恐ろしい人です。われわれに生を強いる……」

===



 われわれに、生を強いる―――。



リク「……っ」

ベル「確かに私たちはあなたのおかげでこうして幸せな暮らしを始めることができました。


 しかし、いつかそれは破たんする道ですよ?」ジッ


リク「………」




  分岐点


1、リンダを治さない
2、リンダを治す。
3、リンダを作りかえる。


 安価下1

リク(ああ、そうか)

リク「ベル……“誤解させてすまない”」

ベル「えっ?」


リク「俺は、何も“皆を助けたい”訳じゃない」


リク(そうだ。簡単な話だ。俺にとって大切なのは、“生き物が生きる”ということ)

リク「俺は、人が死ぬのが嫌いなだけなんだ」


リク(俺は人を助けるという行為を生活魔法に適合しようとした。……けど、それは“成功”したから発動した訳じゃない)


リク「俺にとっての生活は、“誰も苦しまない、楽しい世界”を“維持”すること」パァァァッ

ベル(この人……やはり、“フレデリクより恐ろしい”)

リク「淫魔。その業を取り除いてやる」グッ



リンダ「あぁあああっ!!」ビクンビクンッ



クロム「……やはり、フレデリクではなかった」

クロム(しかも、魔族を“ただの人間”にためらいなく堕とす非情さ。フレデリクより危険だ……)

クロム「脅威となる前に殺すべき、か」



 クロムを


1、殺す
2、見逃す



安価下1

リク「クロム」

クロム「はっ!! ふ、フレデリク様!!」バッ

リク「いいよ。“演技”しなくて」

クロム「………」

リク「悪いけど、リンダの記憶からたどらせてもらった」

クロム「……それはもはや魔法とは言わない」

リク「たぶんだけど、魔法は誰かが“文明崩壊”を恐れて抑制した“技術”じゃないのかな」

クロム「……貴様ぁ…」

リク「クロム。君が“魔族”であろうと“敵”であろうと、俺の生活を邪魔しないんだったら、そのまま執事でいることを許可する」

クロム「なっ……にぃ…」ギリッ

クロム(このクロムを脅そうというのか……)

リク「ああ、いや、脅そうって訳じゃないんだ。


 俺はただ、平和で楽しい日常をずーっと続けていきたいだけなんだ」


クロム「……貴様…何を……」

クロム(その言葉……どこかで…!?)


====

魔王「皆のもの! われわれは世界の安定のため、世界を滅ぼす!」

魔族「うぉおおおおお!」

魔王「これは戦争ではない! 対話である!!」

魔族「うぉおおおおお!!」

魔王「わ、わかってるのか?」

魔族「うぉおおおおお!!」

クロム(世界の安定のために何でもする……やはり魔王は恐ろしい)

====


クロム「貴様ごときが魔王と同じ思考にたどり着こうとはな!」ギリッ

リク「……?」

クロム「貴様がフレデリクでない以上、私がここにいる必要もなくなった」

リク「あっ、ちょ、ちょっと」

クロム「だが、忘れるな人間! われわれ魔族はいずれ貴様らを滅ぼす!!」スゥ…

リク「ちょっと待ってよ!!」

クロム「何だ人間!」

リク「俺がフレデリクじゃないってこと、ちゃんと内緒にしててよ!」

クロム「下らん! 誰が言うかそんなこと!!」シュンッ

リク(なんだかんだで、一番恐ろしいのは人間ってことだな……)



ベル「リク、淫魔は中央同盟に引き渡してきました」

リク「……ベルも一緒に中央同盟にお世話になればよかったんじゃ……」

ベル「あ……」カァ///

リク「エルフも案外ドジっ子だよね」

ベル「………う、うるさいっ///」

ベル「私はもう決めたんです」

リク「?」

ベル「リク、あなたと一生を添い遂げると」

リク「いや、俺元の世界に帰るし。いつか、たぶん」

ベル「それならついていきます」

リク「いや、その世界人間だけしかいないし」

ベル「でも、私可愛いので許されると思います」

リク「それはそうだけど」ナデナデ

ベル「サーリャはどうするの?」

サーリャ「僕ももちろんついていくよー」アハハ

リク「日本は刺身文化だけど」

サーリャ「り、リク君に守ってもらうよ……」ガクガクブルブル

リク「メサイアはどうするの?」

メサイア「………」



メサイアはどうする?


1、国の復興のため旅立ちたい
2、リクと一緒にいたい


安価下1

メサイア「そ、その……///」プルプル

リク「……?」

メサイア「騎士は……仕える主がいないと……何もできない…だから……」カァ///

リク「メサイア……」



メサイア「わ、我をモノにしろリク様!」ザッ



リク「……メサイア」ナデナデ

メサイア「き、騎士をなでるな!」

リク「主を舐めるなよ」ナデナデ

メサイア「うぅ……///」

リク「そういえば、執事はいるよなー」

コック「ああ、それなら俺がクロムが飛んだって言っておいたよー」

リク(バイトじゃないんだから……確かに飛んでったけど…)



新しい執事

名前:
性別:
特徴:

安価↓1

リク「………」

セレナ「………」ギロッ

リク(うわー、明らかに敵意もたれてるー)

セレナ(この男が、中央大陸の悪魔王フレデリク……)

リク「……な、なにかな…」

セレナ「これから執事として使えさせていただきますセレナです」

リク「よ、よろしく」

ベル「執事は下の世話もしなくちゃいけないけど大丈夫かしら?」

セレナ「……もちろんだ」

ベル「………」ムッ

リク(ベルが嫉妬するなんて珍しいな……)

サーリャ「リク君! 噴水で遊ぼう!」

セレナ「サーリャ、貴様はフレデリク様を噴水の水に入れる気か?」

サーリャ「え、だ、だって……」

セレナ「半日ほどお待ちくださいフレデリク様」タタタッ

リク「?」


連れてこられた魔法使い

名前:
性別:
特徴:

安価↓1

セレナ「魔法使いのマージです」

マージ「あんたがフレデリクか! よろしくなっ!」

セレナ「図が」トンッ

マージ「えっ?(この俺が簡単に膝を?)」ガクッ

セレナ「高い」トンッ

マージ「なっ」ドゲザー


セレナ「フレデリク様は将来の統治者。敬意を払ってください」


マージ「わ、わかった」

セレナ(すみません。あなたの命を守るためです)

リク「マージは魔法使いなのか?」

マージ「は、はいっ、こんななりですが、昔から魔法が得意で!」

リク(まぁ、妄想力に見た目なんて関係ないしな……)

マージ「それで、今日はどういったご用件で?」

セレナ「あなたの得意な生活魔法でここにプールを作ってほしいのです」

サーリャ「プール!?」ハァハァ

リク「生活魔法でそんなことを……」ヘー

マージ「土木魔法は俺の得意とするところだ! 明日には完成させるから楽しみにしててください!」

セレナ「ということで、明日には一緒に水浴びできるので、お待ちいただけますか?」

リク「あ、ああ。良いよなサーリャ」

サーリャ「ぼっくは楽しみ過ぎてもう寝るのだー♪」ダダダッ

リク(すっかり変態がうまくなって……)ニコニコ

セレナ「………」ジッ

夜 風呂場


リク「はぁ……生き返る…」チャポン

リク(もう半年くらい経つのかな……やっと慣れてきたな)

リク(この世界は貴族が中心に動くている。その中でも領主は王様みたいなもんだ。本当の王様は天皇みたいなものか?)

リク(多くの文明が滅びて、今は各大陸ごとで鎖国状態……というか自分たちの領域を守り復興するので手いっぱいみたいだ。だから、フレデリクのような人間が出ても誰も咎めない)

リク(国というか集団が機能していないのに、中央大陸同盟とかいう正義を気取った解放集団が奴隷商や貴族たちを襲っては奴隷を解放していく)

リク(それは、目の前で悪そうに見えるから殺す見境のないガン細胞……)

リク(俺は、中央大陸同盟をまず一番最初に滅ぼすべきだと思う)

リク(だが、彼らは見た目には良いことしているので民衆が味方だ)

リク「やはりまずはここの地盤をしっかりと固めて、外からの脅威に対し……」


セレナ「聡明な方だ」チャプッ


リク「」

次回予告!


 ―風呂場は戦場だ!―


   乞うご期待!!


             離れます!

リク「なな、なんで入ってきてるんだよ!///」

セレナ「あなたも貴族の在り方に疑問を持っておられたのですね」

リク「いや、俺は……」

セレナ「中央大陸同盟」

リク「………」ピクッ

セレナ「唯一戦力を有する国“中央王国”。それと中央王国で暗躍する“闇”」

リク「闇……」

セレナ「現在大陸内はパワーバランスがむちゃくちゃで、統治される側は蹂躙され続けています」

リク(そうだ……いつの時代だって一番割を食うのは下の者たちだ……)

セレナ「つまり……」スッ


リク(……小刀!?)


セレナ「下々の弱き者たちのために、あなたには死んでもらいます」チャキッ

リク「………」

セレナ(さすがはフレデリク。その余裕はどこからくるの……)

リク(うっわー、こえー、マジかよー)ガクガクブルブル

セレナ「答えなさい。あなたにとって弱き者はどう映ってるの!?」グッ

リク「それは……」


回想


老医者「天海くん。君は“弱き者”をどうとらえているのかね?」

リク「弱気存在なんてこの世界に存在しません。命は平等です」

老医者「命は平等……か。ならば、私と君も平等か?」

リク「はい」

老医者「いいや。私の命など君の命に比べれば軽いものだ」

リク「そんなっ!」

老医者「間違っちゃいけない。


 私の人生は君より軽いとは思っていない。だが、世界に傷を残す力を私はもうそれほど持ってはいないんだ」


リク「………」

老医者「天海くん、これから君は多くの命に価値をつけなければならないだろう」

リク「命に……価値を」

老医者「それが医者というものだよ」

リク「………」

~~~~


リク「俺は……」

セレナ「………」グッ




リク「……ごめん老医者さん。俺はやっぱり医者にはなれないみたいだ」

セレナ「何を言っている」



リク「命に強いも弱いもない」ジッ



セレナ「!!」

セレナ(それを……あなたが…多くの命を食い物にしてきたあなたが言うの……)ギリッ

リク「………」ジッ

セレナ(言い訳もしない……罪悪感もないってわけ!?)グッ

セレナ「あなたは生きる価値もない!!」グッ



メサイア「おやめなさい」キィンッ



リク「メサッ……え?」ジッ

メサイア「セレナ、あなたの考えは正しい」マッパ

リク(幼女が裸で説教してる!!)

メサイア「だけど、武器を持たないフレデリクに対して武器を使って殺そうとするなど、騎士道に反する」

セレナ「……そう…ですね」

メサイア「それに……」チラッ

リク「?」



メサイア「この男にフレデリクのような行動をとる勇気はない」



セレナ「えっ!?」

リク「………」

ベル「そうね。こんなに綺麗な方が裸で横にいるのに、手も出さないなんて」スッポンポン

リク「」

セレナ「あなたたち……」




サーリャ(僕はお湯に弱いからお留守番……)グスッ




セレナ「……つまり、あなたは本物のフレデリクではないと?」

リク「たぶん……」

セレナ「じゃあ私はフレデリクでもない人間のために裸で近づいたってこと?」

リク「あ、あはは……」

セレナ「……///」チャポンッ

リク「え、えーっと……」

セレナ「わ、私は外に!!」ダッ



ベル「あら、あなたって仕事を途中で“逃げる”ような人だったのね」



セレナ「………っ」ピタッ

メサイア「別に私はかまわぬぞ。執事はしょせん執事。騎士のように誇り高き生き方はできぬだろう」

セレナ「………」グググッ

リク「あ、あのぉ…」



セレナ「ご主人様! 体を洗います!!」

セレナ「ふぁぁ!? あ、あそこで腕を洗う!?」カァ///

セレナ(私まだ“した”こともないのに!?)カオマッカ///


メサイア「ベル……お主というやつは……」

ベル「あら、私はあなたと違って、ちゃんと奴隷としての仕事を果たしてるわ」

メサイア「ぐっ……かたじけない」

メサイア(私だって本当はしたい!!)モジモジ


セレナ「し、失礼します……」スッ

リク「………」ドキドキ///

セレナ(あ、あそこに他人の腕が!!)ハァハァ


ベル「はい、そこまで。後は私がやります」ペイッ


セレナ「えっ?」ボチャンッ

リク「ベル……少し意地悪し過ぎじゃないか?」

ベル「……エルフじゃ人間の子を産めないもの…」ボソッ

リク「えっ?」

ベル「何でもない!!」プィっ///

寝室。


リク「………」

リク(この世界にはいろんな人種がいて、いろんな考えがある)

リク(地球ほど国や人種にとらわれてない分、己の信念に従って動く傾向にある)

リク「まぁ……俺は政治家じゃないし、自分を守るので精いっぱいだな」



セレナ「失礼します」コンコン



リク「ん? どうしたの?」

セレナ「あなたは医者だとお聞きして……」

リク「元、だけどね」

セレナ「……一つ、見てほしいものがあります」

リク「??」

翌日。。。



マージ「えぇ!? 離れるってぇ!?」

サーリャ「そんなぁ! 僕、今日すごく楽しみにしてたのに!!」

リク「ごめん……でも、一刻を争うんだ」

サーリャ「……うぅ…やだよぉ」

セレナ「………すみ「黙りなさい」スパァンッ


サーリャ「えっ……」ジンジン

ベル「……あなたは自分の立場を分かってないんじゃない?」

サーリャ「………」シュン…


リク「……行ってくる」

セレナ「………」ペコリ


ベル「………」プルプル

道中

セレナ「元気ないですね」

リク「……うん、ちょっとショックかな」

セレナ「それは、サーリャに舐められたことがですか?」

リク「違うよ。まったく違う」ハハハ

セレナ「じゃあ、どうして?」



リク「……あれは明確な線を引かれたんだ」



セレナ「?」

リク「奴隷と主人。うわべ上では仲良くやってても、俺が奴隷と同じ立場にはなれないように、彼女たちも俺の立場にはなれない。それをはっきりと示された」

セレナ「あ……」



セレナ『お父様! なぜ彼らをそんな風に!!』

セレナ父『セレナ。貴族である以上、同情をやめなさい。彼らとってそれは侮辱だよ』

セレナ『………』



セレナ(この人は……私と同じだ)

リク「………」

セレナ(命を比べるのが嫌いな、そういう人だ)

リク「………」


 次回予告!


   襲来! 中央同盟奴隷解放軍!


     リクの強さやいかに!?


         こうご期待!

リクの強さについて意見あったら教えてください。


1、妄想力で魔力は強いが近接戦闘は弱い。
2、地球人の方がこっちの生き物より体が強い。

など。


 では、おやすみなさい

了解!

あんま得意じゃないですが、戦闘シーンもありまするー続きー


 フレデリクの家系、つまりサーヴァン家の領は四方が山に囲まれ、それぞれの山頂には生物が生存することのできない瘴気が立ち込めているため、事実上の“不可侵壁<ケッカイ>”と化してた。

 唯一、南北に荷車数台が通れるくらいのトンネルがある。

 人々は、そこからこの領内に入り、生活を始めたといわれる。


セレナ「だから、外からの病気はめったに持ち込まれないのです」

リク(日本だったら鳥や虫、花粉や魚が持ち込むことがあるけど、ここはそういうこともないのか……)


 大陸つなぎでありながら、島国より鎖国された領域、サーヴァン家が独裁を続けられる理由はそこにある。


セレナ「とは言っても、ここ最近は亡命者や遭難者、山頂を越えられる魔族や竜族が来て病気や災害をもたらしているのも事実」

リク「セレナは領内生まれなの?」

セレナ「私は外の人間。中央王国を1000年守り続けているヴェリアレル家の長女セレナ=ヴェリアレルです」

リク「えぇ!? じゃあ、すごい貴族なんだ!」

セレナ「……今は亡国の騎士です」

リク「え、中央王国は……」


セレナ「現中央王国は王族を含め、元老院、兵士、すべて別物です」


リク(政権交代したのか?)

セレナ「……と、今はそれより西の町村で流行っている病の話です」

リク「そうだね」

リク「でも、東西には外と行き来する方法がないなら、どうやってウィルスが……」

セレナ「その原因を作ったのがフレデリク様だと聞いて、私は潜入捜査することにしたんです」

リク「潜入捜査って、セレナは……」

セレナ「もうあなたに隠しても仕方ないのですね」


 セレナは胸元から手のひらサイズのエンブレム<銀色の剣で刀身が折れている>を取り出した。


セレナ「私は“主を喪失した騎士”<フリーダム>の一人、セレナ=ヴェリアレル。この閉ざされた大地を調査するために派遣されたものです」

リク「へー」

セレナ「! お、驚かれないんですね」

リク(スパイとかそういうのは地球の方が盛んだからね)

セレナ「しかし、あなたがフレデリクではなかったとしても、彼が原因である可能性は0ではない」

リク「どういうこと?」



セレナ「この病気が発症したのがちょうど、“あなたがこの世界に来た時期”と一致するからです」



リク「つまり、フレデリクは最近まで生きていて、病気を流行らせたと?」

セレナ「正確には、“フレデリクはまだ生きている可能性”を否定できないというわけです」

リク「ああ」

リク(写真や絵画が残ってないから、この身体がフレデリクか俺自身の身体なのかわかんないしなー)


セレナ「でも、あなたがいて本当に良かった」

リク「え?」

セレナ「私は医療の知識も技術も皆無。フリーダムにもそういった専門家はいません」

リク「つまり、病気を治す手立てがなかった?」

セレナ「……頼りにしています」ニコッ

リク「……責任重大だな」ポリポリ///


セレナ「こうして私の後ろに乗せてあげてるんです。……中央王国一の馬術を間近で見えるんですよ」ニコッ


リク「まぁ……この健康的なお腹を触れるのはご褒美だけど」

セレナ「なっ////」ヨロッ

リク「だぁああ! おちるぅううう!」

セレナ「あ、あなたが変なことを言うから!」

リク「わかった! わかったから!」ドウドウ

セレナ「………(どうしてこんなスケベな人に仕えたいとか思ったんだろう……)」ムゥ///

リク(ウィルスの病気だったら、専門外だぞ……)フムゥ

リク「これは……ひどい」

村人「」ヨロヨロ

村人「」ゲーゲー

村人「」ゴホッゴホッ

セレナ「こんなしょうじょ「ちょっと待った」グイッ

セレナ「むぐっ!?(な、何をする!?)」

リク(ウィルスが入らないようにするためには……)



 この時、本人は気づいていなかったが、彼は“生活魔法”ではなく“防御魔法”を使った。

 クロムとの一件以来、彼の“何か”が外れてしまっていたが、それに気づくことはない。



リク「………」パァァ

セレナ「?」

リク(イメージは膜。ただし、呼吸に必要な分だけは往来できるようにする……フィルターのような膜…)ハァハァ

セレナ(呼吸が荒い……魔力の流出も激しい…どうしよう……“あれ”をするべきか…)オロオロ



あれを

1する
2しない


安価↓1

リク(うわ……そうか、イメージが繊細であればあるほどエネルギーを消費するのか……)クッ

セレナ「………」チョンチョン

リク「?」

セレナ「………」スッ

リク(唇を)

セレナ「………」スッ

リク(俺の唇)

セレナ「………」リョウテペタ

リク(くっつける)

セレナ「………」ムキッ

リク(元気になる)

セレナ「………」スッ///

リク「ふぁぁああ!?」ビクッ




 ―――ちゅ。




リク「!?」カァ///

セレナ「んっ///」チュッジュルッ

リク(し、舌まで!?)カァ///

セレナ(魔力の入り口が下の付け根にあるから仕方ないの!)カァ///


二人「////」チュッチュッ


村人「」ゼェゼェ

村人「」グッタリ

リク「いろんな意味で死ぬかと思った」ハァハァ///

セレナ「私の魔力がこんなに少ないなんて思わなかった……」

リク「イメージが細かいほど魔力の消費が激しいみたいなんだ」

セレナ(やはり異界の者が魔法使いに向いているというのは本当のようだ)

リク「さて、これで感染の恐れは限りなく低くなった」

セレナ「村人のみんな、以前より元気がない……」

リク(……これだけ深刻な症状が出ていて、だれも死んでいない……食事もろくに取れてなさそうなのに…)



??「………」



リク「?」

??「………」サッ

リク(元気な人もいるのか?)

セレナ「………」

◆調査パート◆


リクはどうする?

1、村人を調べる
2、村を調べる
3、さっきの人物を追う
4、村の周囲を調べる


安価↓1

リク「さて、村人の少女を調べるとするか」

セレナ「私は周囲を見回ってくる」

リク「気を付けて」

セレナ「………」コクリ

リク「大丈夫ですか?」

村人「………」ゼェゼェ

リク(頷くこともできないくらい衰弱している……)

リク「ちょっと体を調べますね」グイッ

村人「………」ゼェゼェ

リク(……うーん、体自体は衰弱以外に異常ないな。まぁ、触診だけで何が分かるって訳でもないけど……)グッグットントン

村人「………」ゼェゼェ

リク「これだけ動けない状態で、どうやって生きながらえたんだ?」

リク(考えられるのは二つ。……このウィルスが“そういう状態”にするのか、もしくは“食事を提供した”人物がいる……)

リク「もう少し調べてみるか……」



リク(結局、目で見た範囲内に異常はなかった。しいて言うなら、人間をここまで苦しめる何かが“動植物”には一切何もしていないということ)

セレナ「リク様」

リク(なんか緊張感ある時は様づけになるんだな。やっぱり騎士だし、上の者がいた方が安心するのか?)

セレナ「一つ、おかしな点が」

リク「?」


セレナ「奴隷がいないんですよね、この村」


リク「えっと……」

セレナ「あ、フレデリクは奴隷文化を領内全域に普及させていたので、奴隷がいないってことはないと思うんです」

リク「奴隷にはウィルスが効かなかった?」

セレナ「それはないと思います」

リク「?」

セレナ「奴隷は様々な種族がいます。同じ人間だって……」

リク(一人もいないってことはないか……)

セレナ「あと一つ、食器類が綺麗なままなのが気になって」

リク「食器類が……」

リク(この人たちは食べなくても生きられる状態だったのか? それとも……)

推理パート


セレナに一つ質問することができます。

セレナはその答えを持っているか、探すかします。



どんな質問をしますか?



安価↓1

リク「病気だと聞いたからウィルスと思っているけど、魔法である可能性は?」

セレナ「……確かに、魔法の可能性は否定できませんが、ここまで長期的に効果を持続するとなると相当の魔力が必要なはずです。もし誰かが人為的に起こしたものであるなら、生かしておく意味がわかりません」

リク「そうか……」

リク「じゃあ、魔法を使ってウィルスを生成する、もしくは呼び込むとかは?」

セレナ「それも否定できません。南の大陸はそれで生物が絶滅しましたから」

リク(可能性は大か……)

セレナ「しかし、それならもっと強い魔力の残骸が浮遊してるはずです」

リク「魔力を視覚化できるの?」

セレナ「私は補助魔法を使用することができますから」

リク(目の補助というか強化したわけか……)

リク「……待てよ」

リク(俺にとって“患者の症状を診る”ことは日常生活……)



リク「魔法で患者を……」スッ

村人「………」ゼェゼェ


リク「診る」ギンッ


リク「……そうか。そういうことだったんだ」



この事件の全貌


安価↓1 >>1の考えと一致していればご褒美。違っていてもそれで進むかも。

セレナ「わかりました! この人たちが病原体そのものじゃないですか!?」

リク「うーん、でも、奴隷がいない理由が説明つかないな……」

セレナ「確かに……」

リク「それに、全員が病原体であるなら、誰が世話を……」

リク(どうする……その線で行動するか…)



1、その線で行動する
2、いや、理由は別にある
3、もう少し調査しよう


安価↓1

リク「まだ時間はあるんだ、調査を続けよう」

セレナ「そうですね」



調査の成果

1、村人全員に症状が出ている
2、村人は動けないほど症状が悪化している
3、食器類は綺麗なまま
4、奴隷が一人もいない
5、動ける人物が少なくとも一人はいた
6、村人以外は何も変化がない


リク「後やってないことと言えば……」

セレナ「やはりさっきの人影を……」

リク「うん、そうだね」






リク「……いないな」

リク(明らかにこっちの存在に気づいていて姿を見せないということは“見せられない理由”があるはずだ)

セレナ「分かりましたか?」


リク「………」


1、分かった(理由も説明できる)
2、分かった(>>1に任せる)
3、今日はどこかで泊まろう


安価↓1

リク「……セレナ、補助魔法に索敵魔法とかないかな」

セレナ「えっ、は、はい、できます」

リク「頼む」

セレナ(雰囲気が変わった……これは、怒り?)




セレナ「5、6、10……20!? 村人以外に20人以上います!」

リク「……セレナ。


 “戦闘になったら自分の身を守るんだ”」


セレナ「え、戦闘……?」

リク「………」スゥ…





リク「おいおい! 奴隷の様子を見にフレデリク様本人が来てやったのに、奴隷が一匹もいねーなんてどういうことだよ!!」



セレナ「!?」

セレナ(リク様!?)


リク「クソ奴隷ども、見つけ次第【ぴーっ】して【ぴーっ】してその辺に捨ててやる!!」


セレナ「リク……様…」グッ

セレナ(私は……信じています…。ですが……)


同盟者「フレデリク!! ぶっ殺してやる!!」プルプル

同盟者「命を軽んじやがって! 許さねーぞ!」

同盟者「付き人一人とか舐めやがって!!」


セレナ「え……(その橋の紋章……中央大陸同盟!?)」

リク「……やっぱりそうか」フム…


セレナ「いったいこれは!?」

リク「おそらく、奴隷を解放するためだけじゃない。この人たちの目的は……



リク・??「「奴隷を苦しめた者への復讐」」



リク「………」


 中央大陸同盟側のリーダー


名前:
性別:
特徴:

安価↓1

ベレベレロ「へへぇ、奴隷たちの苦しみ、こいつらも十分わかったろうぜ」バキッ

村人「ぐぅうう!」ゼェゼェ

リク「………」

同盟者「悪逆非道のフレデリクが苦しそうな顔してるぜ」ハハッ

同盟者「お前らは今まで散々俺たちをくr「黙れ!」

同盟者「!」バッ



リク(やはり、奴隷たちは“そっち側”に回っているのか。……まるで憎しみの連鎖だな…)

ベレ「こいつらを苦しめるのが目的でこの状態のまま苦しめていたが、思わぬところで鯛が釣れたな」

同盟者たち「「ははははは」」


セレナ「………」グッ

リク(やめろ。同盟軍とフリーダムが戦った記録を残しちゃいけない)ヒソヒソ

セレナ(……リク様は政治面でも活躍を?)

リク(いや、こんなのは漫画を読んでればいやでも身に付く妄想だよ)

セレナ(???)


ベレ「お前ら! やっちまえ!!」

同盟者たち「「ぉおおおぉおぉおおぉお!」」

リク「セレナ! 自分を守れ!」

セレナ「リク様は!?」

リク「俺はあいつを倒す!!」


ベレ「へぇ、自信満々だな」


リク「ああ、昔から肥満体には負けなかったからな」ニヤリ

ベレ「………///」プルプル

同盟者「り、リーダーはナルシストだから悪口に弱いのに!!」

同盟者「さ、さすがフレデリク! 恐れをしらねーのか!?」

ベレ「……死ねやこらぁあああ!」


リク(武器は棍棒か……まるでRPGの中ボスだな)スッ


ベル「くそっ、よけるなぁああ!」ブンッ

リク(問題は俺に戦闘経験がないこと)

リク「解決法は……」




1、怪我や死を恐れない超攻撃的戦闘。

2、手足の腱や急所を狙った医者的戦闘。

3、魔力量にものを言わせた大雑把な局地的戦闘。


安価↓1

リク「……(こうかな)」ブブッ

リク(長年寝てる時でさえメスを触ってた成果がこんなところで役立つなんて……)ブゥンッ


 リクはメスを持つときの握りで魔力を集中させると、そこに空気の振動を発生させる。


リク(ちょっとありがち過ぎだけど……、“完全振動ナイフ”ってところかな)

ベレ「おりゃぁあああ!」ブンッ

リク「………」サッ


 ベレの動きについていけるのは、地球人の体がこの世界の人より強いのか、それともこの身体がフレデリクの者だからか、分からないが、完全に見切った動きで棍棒をよけると、思い切り腕を振り上げた。


ベレ「へっ、なんだそ……れ?」ペタンッ

同盟者「ベレベレロ様!?」

同盟者「と、突然倒れたぁ!?」

リク「アキレス腱を切った。



 いますぐ医者に見せないと、一生歩けない体になるよ」



ベレ「へ、へっ、大げさ……な!?」ガクガクガクガクガク

ベレ(足首が!?)

同盟者「ベレ様!?」

ベレ「お、おれを抱えて逃げろ!」

同盟者「は、はい! ほかの者はどうしますか!?」

ベレ「お前らに任せる! ほら、早くしろ!」

同盟者×3「「お、おもい……」」ズリズリ

セレナ「………」ギィンッ

同盟者「くっ……」

同盟者×3「「お、おもいーーー!」」ズリズリ

同盟者「え?」

セレナ「どうやら、撤退するみたいよ?」

同盟者「……ちっ!」ダダダッ




セレナ(彼らの動き、重労働させられた奴隷特有の腰の曲がった……やっぱり同盟軍は奴隷たちを…)

リク「セレナ!」

セレナ「大丈夫ですか!?」

リク「ああ、原因も分かった」グイ

黒フード「ひぃっ!」ドサッ

セレナ「……闇?」

リク「知ってるの?」

セレナ「ええ、黒いフードで右ほほに竜の入れ墨、確実に闇の一員ね」

リク(中央同盟と闇が組んでいたってことか?)

黒フード「も、もう、魔法は解除したんだ! 見逃してくれよ!」

リク「どうする?」

セレナ「……今はリク様の執事です。従います」

リク「………」

村人「ありがとうございます」ペコペコ

村人「フレデリク様のおかげでこうしてまた動くことができます」ペコペコ

リク「あ、いや……別に///」

セレナ「あなたたちは奴隷に逃げられた。これからの生活はどうするんですか?」

村人「……恥ずかしながら、気づきました」

セレナ「?」

村人「死にかけた体で、何一つ自由の利かない状態で、気づいたんです。



 ああ、なんてひどいことを彼らに強いてきたんだろう、と」



リク「………」

村人「ふ、フレデリク様の考えを否定するわけではありません!」

リク「いや、いいよ。続けて」

村人「……はい。なので、私は彼らなしの生活を目指そうと思います」

リク「……そうですか」

セレナ(良い薬になったってことかな……)

村人「フレデリク様と奥様はどうされます? 一泊していきますか?」

リク・セレナ「「ん?」」

村人「食料もすくないため、何ひと「ちょ、ちょっと待って」

村人「?」

セレナ「なんで私がお、奥様なんですか?」プルプル///

村人「ああ、それは――」






村人「あんなに熱烈なきセレナ「ぎゃぁあああああああ/////」






村人「え、奥様じゃない……?」

リク「し、執事のセレナです」

セレナ「………」コクコク///

村人「あ……、その…」

リク「?」

村人「私の得意な魔法が、視界にとらえたものを写真に写すことでして……」

リクセレナ((嫌な予感……))ゾクッ




村人「お二人のキスシーンを屋敷の方にお送り「帰るぞセレナ!!」ダダダッ




セレナ「はい!!」ダダダッ

村人「………?」

いったん離れます!


写真の行き先

1、サーリャ
2、ベル
3、メサイア


安価↓1

ふぇぇ……変態幼女復活だよぉ…

変態なお兄ちゃんにこれからの展開を選んでほしいょぉ……


1、さわやか展開
2、エロエロ展開(会話調)
3、エロエロ展開(会話じゃない調)


安価1だよぉ。。。



 屋敷に着いた途端、一つの笑顔と、一つの嫉妬と、一つの殺意が俺を突き刺す。


ベル「お帰りなさい」ニコッ

サーリャ「………」ムスーッ

メサイア「………」ゴゴゴゴゴ


 まずい。非常にまずい。

 自分の地位が領主の息子で、相手が奴隷だとしても、これは非常にめんどくさい話だ。

 これはいっぺんに解決できる問題じゃない。


 まずは、安価↓1からどうにかしなくちゃ。


1、ベル
2、サーリャ
3、メサイア
4、セレナ


幼女(ちなみに一人だけだよぉ……)

リク「メサイア……ちょっと」

メサイア「なんだ?」


 怒りで肩が震えている。幼女姿のメサイアが怒りの表情をしても可愛いだけだが。

 可愛い?

 俺は、別種族で幼女姿のメサイアを可愛いと思っているのか?
 

リク(見境なくなってるな……)ポリポリ


ベル「サーリャ、一緒に遊んであげるからいこう?」

サーリャ「うん……」トボトボ


セレナ「私は報告があるので」ダッ


 メサイアと二人きりになり、少し気まずい空気が流れる。

 どうやら、メサイアは怒りというより別の感情が強いようだ。


リク「……俺の部屋に行こうか」

メサイア「……望むところだ」


 望むところって何を望んでいるんだか。

 


 寝室に入るなり、メサイアは俺の胸に飛び込んだ。

リク「えぇ!?」ドサッ

メサイア「………」

 予想外だった。

 騎士道を重んじるメサイアは心に決めた相手としかこういう行為をしないと思っていたから。

リク「メサイア?」

 頭をなでてみる。

 ドワーフは見た目が幼女なだけに、少し頭でっかちに見える。が、なでるとそんなことない小さい頭だ。

メサイア「なんで……」

 涙を浮かべながら、メサイアはそのぷっくりとした小さな口を開く。



メサイア「なんでセレナの方と先にちゅーするんだよ!」



 ……人生は予想外の連続だ。

 執事が魔族だったり、マッスルなおっさんが魔法使いだったり、執事が騎士だったり……。

 だから、これもそう驚くべきことでもないのかもしれない。


リク「メサイアは俺とエッチなことがしたかった?」


 少し意地悪な言い方だったかもしれない。

 メサイアは顔を真っ赤にしてうつむく。

 俺の中であまりない嗜虐心がうずいた。


リク「メサイアってエッチできる身体なんだよね」


 首筋を舐めると、メサイアは小さな体を強張らせて、


メサイア「んっ/// はぁ……///」


 甘い吐息を漏らした。



 ドワーフの隅から隅まで愛した。

          _,,..,,,,_
         / ,' 3  `ヽーっ
         l   ⊃ ⌒_つ
          `'ー---‐'''''"
          _,,..,,,,_
         / ,' 3  `ヽーっ
         l   ⊃ ⌒_つ    
          `'ー---‐'''''"    


リク「メサイア、脱がすよ」

 服に手をかけるとメサイアは体をよじらせて逃げた。

 逃げれば追いかけたくなるのが人の性。

メサイア「ぁっ/// だ、めだよ……///」

 どうやら、メサイアの本性は思いのほか可愛いようだ。それがさらに欲情をかきたてた。

リク「メサイア、あれは誤解なんだ」

 首筋を何度も、何度も舐め、その度にメサイアはビクビクと体を震わせる。

 甘い吐息は何度も漏れて、メサイアの指は知ってか知らずか自然と下半身にあてがわれていた。

メサイア「ご……かい…んっ///」ビクッ

 チュプ、とどこからか水音が聞こえた。

リク「濡れてるんだね」

 と、問いかけると、メサイアは顔を真っ赤にしながら、

メサイア「おしっこ漏れた……かも…///」

 可愛い。

リク「メサイア、それはおしっこじゃないよ」チュプッ


 するり、と下着の間から性器へ指が入り込む。

 どうやら、ドワーフの性器は人間のそれと大差ないようで、中は俺のものでも入りそうだ。


 少し、医者っぽい話をしよう。


 幼女はセックスできない。

 それは日本人の多くは知っていて、一部のロリコンは信じない常識だ。

 では、外見上幼女であるドワーフはセックスできないのか。


 答えは否だ。


 ドワーフも性行為によって子孫を残す。

 つまり、ドワーフは幼女(の見た目)でありながらセックスができるのだ。


 実際、性器から溢れる液体が太ももが擦れるたびに水音を鳴らすまであふれているのが証拠だ。


リク「可愛いな、メサイア」スッ


 キスしたい。

 その幼く小さな唇の中に侵入したい。暴れたい。


メサイア「ちょ、っと……んっ…まって///」


 小さな両手で俺の口を押えるメサイア。


メサイア「……はぁはぁ、ねぇ、



 私のこと、一生好き?」ハァハァ///



1、一生好き
2、そうでもない



安価↓1

 

寝てしまったのかな?
まさか昼間に書いたりはしないよね…

>>222 ふぇぇ……ずびずばー見ながらベルのキャラデザしてたよぉ……

つづきだよぉ…



リク「一生好きだよ」チュッ


 おうとつの少ない、でも、ハリのある綺麗な肌。

 足のラインに合わせてゆっくりと指を沿わせる。湿った太ももの水分をからめとると、ねっとりと糸を引いた。


メサイア「……もぉ、我慢できない///」スリスリ


 小さな手が俺の腫れ上がったそれに触れる。

 どうやら、俺の性欲は目の前の幼女を犯したくて仕方ないみたいだ。


 指でメサイアの性器を押し広げる。くちゅりと音を立てて広がったそこは男のそれを受け入れようと卑猥に動いた。


リク「メサイアの初めて、もらうね」ナデナデ


 ドワーフの初めてがどれほど痛みを伴うものか分からないが、優しくしておいて損はないだろう。




 


 メサイアは処女喪失した。

          _,,..,,,,_
         / ,' 3  `ヽーっ
         l   ⊃ ⌒_つ
          `'ー---‐'''''"
          _,,..,,,,_
         / ,' 3  `ヽーっ
         l   ⊃ ⌒_つ    
          `'ー---‐'''''"    

夜。


サーリャ「あははー♪」バシャバシャ

リク「すっごいプールだなー」バシャバシャ

サーリャ「リク君だいすきー」バシャバシャ

リク「あははー、俺もさー」



温泉


ベル「そんなことが……」

リク「うん、とりあえず中央同盟からは明確な敵意を持たれたと思う」

ベル「そして、闇も……」

リク「フリーダムもどう動くか分からない……」

ベル「リク様」ギュッ

リク「ふぇ?」ふにっ



ベル「いつ殺されるか分からないですし、抱いてください」ギューッ///



リク「その心は?」

ベル「メサイアちゃんと濃厚Hずるいです」

リク「はいはい」モミッ

ベル「んぁっ///」ビクッ



セレナ(入るタイミング見失った……)



翌日


リク「えぇ!?」

奴隷商「こ、今月売れなくて……」エヘヘ

リク(こ、これ以上奴隷を増やすのか……おれぇ!?)



1、奴隷を買う
2、奴隷を買わない



買う場合

名前:
性別:
特徴:

安価↓1

※最後の奴隷の可能性があります!

リク「それじゃあ、適当にお願い」

奴隷商「わかりやした!」タタタッ





オリーク「ぷるぷる」

奴隷商「おいしそうでしょう? ウサギ獣人は奴隷としても食材としてもイケますからねぇ!」

オリーク「ぷるぷる」

奴隷商「それではあっしはこれで!」


リク「………」

オリーク「……あ、あの…」プルプル

リク「……(どうしよう)」





ハルバ「これはこれは! おいしそうな獣人ですね!」ニヤァ




リク「あ、終わった(オリークが)」

オリーク「」

ハルバ「ウサギ獣人鍋にしましょうか!」

オリーク「ぴぃいいい!?」

リク(ごめんな。俺もウサギにしか見えないから止められない)

ハルバ「さぁて、今日はおいしいご飯ですねー♪」

リク「ハルバ、急に戻ってきてどうしたんだ?」



ハルバ「ああ、あなた、えっと……だれでしたっけ?」



リク「え?」






フレデリク「おいおい、王が不在の間にクソみたいな連中が増えてるじゃねぇか!!」










つづく。。。





☆登場人物紹介☆


―――■主人公■―――――――

[フレデリク(天海陸‐アマミリク‐)]

・年齢26歳の日本人。ひょんなことから異世界へと飛ばされ貴族の息子の代わりになる。
・医療魔術で戦闘経験のなさを補う。

――■最恐の執事達■―――――

[ハルバ‐血みどろハルバ‐]

・年齢不詳。暗殺術にたけている。9歳の頃から女を抱いていた男の中の男。得意料理はエルフ盛り。

[クロム‐無血のクロム‐]

・年齢不詳。完璧超人。特に目立つところはないが、それは凡人には測れない実力を持っているからとか。得意料理は人魚の刺身。

[セレナ‐主を喪失した騎士<フリーダム>‐]

・金髪の美少女。中央王国の有名な貴族の娘だった。今はフリーダムの地位を隠しフレデリクの執事として潜入捜査をしている。

―――――■奴隷■――――――

[ベルベット‐亡国のエルフ‐]

・10代後半。人間として奴隷扱いされていた所をリクが買う。エルフにしては感情表現が豊かでよく照れる。たまに母親のような優しさを見せるが、それを指摘するとプロポーズされたと顔を真っ赤にする。可愛い(おっぱいがでかい)。

[メサイア‐元騎士‐]

・ドワーフ。誇り高き騎士だったが、国が解体されて奴隷となる。頑丈なドワーフだが、ハルバの一撃で首が飛ぶ。しかし、リクの魔法で蘇る。可愛い(見た目幼女)。

[サーリャ-人魚-]

・人間の足を作るのが苦手な人魚。リクに手伝ってもらい変態できるようになった。

――――――――■その他■――

[フレデリク‐極悪無情残虐非道のフレデリク‐]

・大陸ではその名を聞いただけで阿鼻叫喚となるほど有名な人物。しかし、基本的に出不精の彼の顔を知っているものは少なく、ある意味で伝説級の存在となっている。ある事故でリクと入れ替わる。好物エルフ盛り。


[奴隷商]

・奴隷を売り買いするのが仕事。見た目は汚いおっさん。下賤な話が大好き。


 人には危険を察知する能力がある。

 それは、時に火事場の馬鹿力と呼ばれたり、走馬灯と呼ばれたり、さまざまだが、


 一貫して言えることは“心よりも身体が危険を感じている”ということである。


リク「ベル! セレナ! 逃げろ!!」


 叫ぶと同時に、魔法を展開。ごくごく単純な生活魔法。


ハルバ「へぇ、空間移動ですか」


 遠く離れた執事の興味深そうな視線が、リクをさらに恐怖させる。

 サーリャを担ぐと、即座に空間転移。

 対象が二人になった分、負担は数倍に増え、リクの身体から体力が一気に抜けおちる。


サーリャ「リク君!?」


 それでも、魔法を断続的に放つことができたのは、“ベルとセレナは大丈夫”という信頼だった。


 サーリャを逃がすのに全部の魔力を使い果たしていい!


 リクは空間転移を繰り返し、屋敷の敷地外へ落ちた。


サーリャ「リク君!?」

リク「このまままっすぐ行けば大きな川に出る。川に入って逃げるんだ」

サーリャ「ぼ、僕っ!」

リク「早く!!」

サーリャ「………っ」ダッ


 たかが奴隷じゃないか。

 リクの中で“何か”がつぶやく。

 それは、自分の人生の中で他人に植え続けられた小さな棘。


 利己的で保守的で排他的な人類の悪意。


 脳内がミキサーをかけらたみたいに思考が定まらず、彼はその場へ座り込んだ。


リク(えっと……ベルとセレナは逃げて、それで……)


 メサイアは?

 その瞬間、思考の透明度が一気に増した。


 同時に、身体から嫌な汗が大量に吹き出し、両足はガクガクと震えた。


 あの屋敷に近づくことを本能が拒否しているようだった。



 それでもいく?


 1いく
 2いかない


安価下1



 一生好きでいる。


 なら、足は前に出すべきだ。


リク「………」


 先ほどの震えは完全に消えないものの、少しばかり収まった。


リク「どうすれば……」


 ハルバの強さはよく知っている。彼と対峙してはまず勝てないだろう。

 フレデリクの強さは知らないが、その残虐さはメサイアを見つけた時に狂喜乱舞するレベルだと容易に想像がつく。


リク「そもそも、ベルとセレナが無事であるとも限らないんだ」


 つまり、そういう戦いなのだ。

 100%を守る戦いではなく、いかに100%に近づけるかの戦い。

 リスクヘッジを繰り返しながらも、手の届く範囲で得るもの得ていく。


リク(そういう戦い(手術)を繰り返してきたじゃないか!!)


 自然と震えは止まり、視界には屋敷があった。


リク「メサイア……どうか無事で」


 


 コンマ判定

ゾロ目:無事。屋敷からも逃げ出している。

90以上:無事。

70~89:無事だけど動けない場所にいる。

40~69:無事だけど捕まっている。

20~39:捕まって、暴力を振るわれている。

10~19:かなりやばい

01~09:・・・・・


メサイア
安価下1

ベル
安価下2

セレナ
安価下3


気合い入れて適当にレスたのむべ!

ベル「………」

メサイア「………」

セレナ「………」


フレデリク「おいハルバ、こいつらなんで俺の屋敷にいるんだ?」

ハルバ「申し訳ありません」

フレデリク「ちっ、あの耄碌爺、息子の顔もわかんねーのか」


ベル(本物のフレデリク……一体どういうこと?)

セレナ(あれが……やはり、危険な人物…)

メサイア(武器さえあれば……)



フレデリク「それで、こいつらはどうする?」

オーリク「………」プルプル

ハルバ「とりあえずウサギ鍋にしましょうか」

フレデリク「活造りも頼む」

ハルバ「わかりました」ペコリ



オーリクの運命


安価下1

ゾロ目:助かる

それ以外奇数:ウサギ鍋

それ以外偶数:ウサギ鍋と活造り



オーリクだったもの「」

          _,,..,,,,_
         / ,' 3  `ヽーっ
         l   ⊃ ⌒_つ    
          `'ー---‐'''''"    

フレデリク「なかなかイケるじゃねぇか」ガツガツ

ハルバ「お気に召されて光栄です」

フレデリク「たく、俺がいない間にこの辺もずいぶんぬるくなったもんだなぁ!」チッ

ハルバ「今までどこにおられたのですか?」



フレデリク「東の海にある小人の国を粉々にぶっつぶしてきた」

ハルバ「素晴らしい!」



セレナ「………」ギリッ

メサイア「………」グググッ

ベル(どうすれば……)


フレデリク「………」



リク(全員捕まっている!?)


 生活魔法“レントゲン(透視魔法)”で見る限り、フレデリクらしき骨格が何かを食べ、その横にハルバ、少し離れた場所に地面に座らされた状態で三人が固まっている。


リク(なんで他に誰もいないんだ?)


 この世界にきて一番の謎は、屋敷の広さに対して人数が少ないことだ。

 最低限のコックと執事と使用人だけしかいないのはおかしい。

 それが、この世界の常識だと思考を止めればそれまでだが、どうにも理由がありそうだ。

 そして、その理由が分かればもしかしたら打開策が見つかるかもしれない。


 リクは、最大の利益を得るために、あえて彼女たちのいる部屋からは遠のいた。

 目指す場所は、コックのいる厨房だった。


コック「あれ? 坊ちゃん食事は?」

リク「あ、ああ。それより、聞きたいことがあるんだけど」

コック「はい?」

リク「この屋敷って何でこんなに人がいないんだっけ」

コック「………?」

リク(怪訝そうな顔をしている。……そりゃそうだよな)



コック「なぁに言ってるんですか! フレデリク様はとても喧嘩が弱いので腕利きを多数置いておくのが不安だって、わたくしどもを除いてみーんな解雇したじゃないですか」



リク「!!」

コック「それでも、手前どもからしたら、十分にお強いと思いますが……」

リク(そうか、彼についての蛮行はよく噂になったが、“実力”に関しては何も聞かなかったのはそういう理由があったのか……)

コック「後で感想を聞かせてください。ウサギ鍋」ニコッ

リク「………(すまんオーリク)」コクリ


 要は、フレデリクは恐れているのだ。

 信用できて、かつ実力のあるハルバ以外が屋敷をうろつくことを。

 つまり、フレデリクは弱い。



リク(もしかしたら、三人とも助けられるかもしれない!)



 リクは喜んだ。

 そして、そこで思考が停止した。

 この時点で、100%に近づけていく戦いは、



 100%を守る戦いに変わったのである。



 

リクの作戦


1、フレデリクを人質にとり、皆を解放する
2、フレデリクを殺し、ハルバと一対一で戦う
3、フレデリクを殺し、皆を解放して4対一になる。
4、ハルバを倒して、フレデリクをけん制しつつ皆を助ける。
5、その他



安価下1

リク(よし、全裸だ……)


 リクは気づいていた。

 魔力が下の奥にある魔力口だけでなく、全身の皮膚から吸収できることに。


リク「同時に、生活魔法で強力な防刃服を透明で展開」


 本人はわかっていないが、それはもはや防御魔法と補助魔法の合成であり、少なくとも生活魔法ではない。


リク「よし、イケる……」


 感覚が研鑽されていき、思考が深く鋭くなっていく。


リク(まずは……)


1、ハルバだ
2、フレデリクだ
3、その他だ


安価下1


 人質にも価値がある。


 さまざまな事故や事件の被害者や加害者を診てきたリクは、自然と怪我や状態から事件が起きていた時の状況を推理できるようになっていた。


 まず、人質は喋れる状態の方が価値が高い。つまり、意識があることを明確に分かる状態。意識がない人質は、時に死体と判断され、見捨てられる可能性があるからだ。


 次に、人質は社会的地位や立場によっては多少の暴力行為も見逃される場合がある。逆にいえば地位が高いものほど、“生きていること”が重要になり、多少の怪我でも殺される可能性のある行為はできないのだ。



リク(まずはアキレス腱、それから両肩の腱を切り、最後に舌を切って喋れなくする)



 リクには自信があった。

 相手の身体の一部さえ触れることができたならば、後は目をつぶってても切ることができる。


リク「……よし、いくぞ」ダッ



リク「………くそ」

ハルバ「………」ニコニコ



 リクには自信があった。勝算もあった。

 だが、リスクを負っていた。

 そのことに気付かなかった。



 本来なら、助けることが優先だったはずなのに、攻めてしまった。

 フレデリクを蹂躙し、ハルバを無力化しようとした。



 だから、あっけなくハルバに捕えられた。

 フレデリクに触れることすら叶わず、三人に安心すら与えられず、


 天海陸は、負けてしまったのだった。



 



 次回予告 -命の価値は―



  人は、時に決断しなければならない。



     そしてそれは、往々にしてつらい決断である。



 すぐに続くよ!





フレデリク「くかっ!」バキッ

リク「ぐぅっ……」ドサッ

ベル「リク様!」

ハルバ「面白いですね。奴隷に信頼される詐欺師ですか」

メサイア「黙れ悪魔。人の痛みも分からぬ屑が!」

ハルバ「ふふふ、私はね。フレデリク様以外の人間の言葉なんて、一滴たりとも身に染みないんですよ」

ベル「あら、その尊敬する大好きなフレデリク様とリク様を間違えた人が何を言ってるのかしら」

ハルバ「尊敬? 大好き?」ゴスッ

ベル「ぐぅ!?」カハッ



ハルバ「私は彼が人を殺すところ、生き物を食べるところ、非常なところに共感しているだけで、彼対して何も感情は持ってないんですよ」



ベル「だから、容姿や口調が違っても気にならないって訳」

ハルバ「ええ、まったく」ニコニコ

ベル(狂ってる……)



フレデリク「よし、余興だ」グリッ

リク「ぐっ!?」



フレデリク「お前、こいつらを助けるために戻ってきたんだろう?」



リク「………そう、だ」

フレデリク「じゃあ、一人殺せ。一人助けてやる」

リク「!!?」


ハルバ「本当に面白い人だ」


リク「俺が……殺す…?」



 ――生を……奪う?




 誰を殺しますか?


1、メサイア
2、ベル
3、セレナ
4、殺せない


安価下1


リク「むり……だ…」


フレデリク「ふーん」ジャキッ

リク「やめ……ろ」

フレデリク「俺なら、自分のものは自分で壊すがな」テクテク

リク「やめろ!!」グッ

ハルバ「動かない」チャキッ

リク「くっ………」



フレデリク「エルフと、ドワーフと、人間か、おもしれ―組み合わせだな」


ベル「………(どうにかしてリク様を…)」

メサイア「……(武器さえあれば…)」

セレナ(“呼ぶべき”? しかし、そうなれば貴族同盟とフリーダムは……)


フレデリク「エルフ盛りとドワーフ鍋くいてーから」チラッ

セレナ「………」クッ

フレデリク「まずはてめーからだな!!」ガバッ

リク「あ……」


 リクはどうする?


1、使う
2、使わない


 安価下1



 ---ザンッ!!


セレナ「あ……」ドサッ

ベル「………っ」

メサイア「………」グググッ


リク「せ……せれな…セレナぁあああああ!!」


 血の噴水は、フレデリクを赤く染めた。前のめりに倒れこむセレナを抱きかかえる者は誰もいない。


リク「あぁああああああああぁぁぁあああああぁあぁあ!!」


 叫びはむなしく空へ霧散し、絶望はゆっくりと身体を犯していく。


リク(ありったけの魔力を殺意に!! あいつだけは殺す!!)ギロッ

ハルバ「……?」


 ハルバはすぐに気付く。

 リクの触れようとしている領域が、いわゆる禁忌魔法に分類されるものであると。


ハルバ(ここまで展開しているのなら、もう時すでに遅しと言ったところですか……)


 リクの状態を見るや、ハルバは全速力でその場から駆け出した。


 “彼はそれだけの状態”にあった。


 



フレデリク「あ?」


 フレデリクに魔法の才能はまったくない。

 それは、この世界における魔法は、すべて“妄想力”を原動とするため、満たされて育ってきたフレデリクには全くそれが備わってなかったからだ。

 だが、それでも“気付いた”。


フレデリク(あれ……やべーんじゃねーのか?)


 リクの身体から溢れる“おぞましい何か”。

 それが、自分を簡単に殺しかねないと判断すると、ハルバと同じようにその場から逃げようとした。


 ―――が、時はすでに遅く、


リク「あぁあああああああ!!」ブゥンッ


 リクから放たれた“何か”は、ゆっくりと、しかし確実にフレデリクへと向かった。

 “死”。

 彼の魔法を名づけるなら、それ以外にあう言葉がないだろう。

 それを受ければ、どういう過程であれ、“死”が訪れる。

 見た者がすべからくそう判断してしまうような、そんな塊。


 フレデリクは走った。

 そして、視界から消えた。




リク「………せ…れな…」フラフラ


 金色の髪が、地面に咲いたように乱れている。

 周囲を血で赤く染めながらも、その景色は美しく、リクには彼女が死んだようには見えなかった。


ベル「リク様」

リク「……いや、無理だ」

メサイア「リク……」

リク「俺には想像できないよ! この死に方は医療じゃ治せない!!」


 首を斬られた状態からよみがえらせた彼でさえ、胸を裂かれた彼女を治すことはできない。

 それでも、ベルとメサイアは信じていた。


 “リク”になら、何とかできると。


 

セレナをどうする?


1、どうにかして治す(具体的な方法があればそれも)
2、丁重に葬式する


安価下1



 すべての魔力を使い、すべての体力を使いきったリクは“あること”に気付いた。


リク(あれ? 魔法……使える?)


 そして、理解する。


リク(ああ、この世界に“魔力”なんて必要ないんだ……)


 魔法を使えば魔力を消費する。それは間違いないのだろう。

 だが、“魔力がなければ魔法が使えない”とは誰も証明していない。

 この世界の魔法は妄想力が強ければ強いほど大きな魔法を扱える。


 つまり、“魔力でさえ妄想力があれば問題ないのだ”。


リク(全部作り変えよう。大丈夫。彼女は生き返る)べチャッ


 臓器をかき集める。砂の付いた内臓は血液を吸い出して変色していた。


リク「大丈夫、問題ない」


 それらを無理やり腹部に納める。


リク(ああ、やっぱりセレナは綺麗だな)


 思えば、医療に携わって以来、人の顔を好みとして認識したことなども一度もないような気がする。

 リクは初めて気がついた。自分は面食いなのだと。


リク「絶対綺麗な身体にしてやるからな」ナデナデ


 必要なのは“手順”。

 “人を造る手順”。

おはようございます!

異世界しりーずやるとリアルでトラブルが起きる不思議!!


ちょっと今は凝った(ようにみえる)テイストはできないので、ただ異世界人を愛でていきたいと思います!


※セレナは助かって、リクなしでは生きられない身体になりました。


リク「さて、どうしたものか……」


1、ベルと○○する
2、メサイアと○○する
3、サーリャと○○する
4、セレナと○○する
5、新しい奴隷を探す


安価下1

セレナ「………パパ」

リク「」

セレナ「………怖い」ギュッ

リク「」

リク(どうやら身体を作り直すタイミングで彼女の記憶がかなり壊れたみたいです)

セレナ「パパは、セレナ……好き?」ジーッ

リク(き、金髪美少女にそんな上目づかいにされたら……)ドキドキ

セレナ「セレナはパパ好きっ」ギューッ

リク「なんだこれ///」

リク「ふーむ」ジロジロ

セレナ「ふぇっ!?」カァ///

セレナ(パパがエッチな目でセレナを見てくる!!)

リク「……セレナ」

セレナ「ひゃいっ!」


リク「服、脱いで」


セレナ「え、えぇ!?」カァ///

リク(姿勢が崩れてる。どっかに原因があるはず……)

セレナ「……うぅ…///」脱ぎっ

リク(どこだ……?)


1、触診(どこを触るかも)
2、口の中を調べる
3、骨の並びを調べる


安価下1

リク「セレナ、ちょっと四つん這いになってくれるか?」

セレナ「ふぇぇ!?/// ぱ、パパ、セレナ裸だよ!?」

リク「セレナの綺麗な身体をゆがめてる原因がそこにあるかもしれないんだ」

セレナ「う、うぅ……///」モジモジ

リク(さすがに恥ずかしいか?)



リクはどうする?

安価下1

時々「お前、バカじゃねーの?」(安心院さんのAAry)と思ってしまうような安価が採用されるからやめられんわw

もし>>265で「使う」を選んでたらどうなっていたやら。
個人的にはなんでもいいから使わなきゃヤバいって状況で、リスクを恐れて利用すべきものをしないなんてのは救いようも無い愚かな行為だと思ったんだけどね。

おはようございます。強引な診察のお時間です(短時間)。

リク(やっぱり動きがおかしい。これはセレナの意思を確認している場合じゃないな。そもそも今のセレナは混乱している状態だし……)グッ

セレナ「ふぇぇ?」

リク「すまん!」グイッ

セレナ「きゃんっ!」ドサッ

リク「見るぞ!」グイッ

セレナ「っっっ////////」ビクッ

リク(綺麗だな……で、俺は無理やり肛門を開いて何をどうするつもりだったんだっけ……)



リクはどうする?

安価下1

リク「落ち着け、お尻の穴を見たって魔物はいない」ハァハァ///

セレナ「パパの……えっちぃ///」ウルウル

リク「ご、ごめんっ!」ギューッ

セレナ「……いいけど///」プイッ

リク(可愛い///)



 そのあと、普通に診察して、骨が少しずれていたので治しました。

 その影響か時間か分からないけど、セレナさんの記憶が戻りました。



セレナ「………コロス///」プルプル

リク「」

セレナ「リクの肛門も見せろぉおおおお!!」ガァァァァ



 見せました。

          _,,..,,,,_
         / ,' 3  `ヽーっ
         l   ⊃ ⌒_つ    
          `'ー---‐'''''"    

リク(ちなみに、フレデリクがいなくなったので、俺はフレデリクの代わりを続行してます。一応領主代理がいないとこの領域やばいからね)


 さて、何しよう。


1、ベルと○○する
2、メサイアと○○する
3、サーリャと○○する
4、セレナと○○する
5、新しい奴隷を探す


安価下1

リク「セレナ……」

セレナ「何?」キッ

リク「oh...」

リク(かなり怒っているようだ……)


 フレデリクが消えた今、セレナがここにとどまる必要はない。

 それでも、「もしかしたらフレデリクが戻ってくるかも」と、照れながら言った彼女の真意は俺にとって悪いものじゃないはずだ。


リク「セレナ、本当にごめん。俺もどうしてあんなことしたのか……」

セレナ「……ったの?」

リク「ん?」

セレナ「何でもない!」タタタッ

リク(かなり怒ってらっしゃる……)



 どうしよう・・・


安価下1

リク「セレナっ! すまん!!」ドゲザッ

セレナ「……何それ?」

リク(あ……そうか、この世界で謝罪は土下座じゃないのか……)

セレナ「もしかして、パンツ覗こうって魂胆じゃ……」プルプル

リク「あれ? そういえばセレナがスカートって珍しいよな」

セレナ「っ/////」カァ

リク「?」

セレナ「リクには誠意が感じられない!!」プイッ

リク「セレナ! 俺は本気で謝りたいんだ!」

セレナ「……本当に?」

リク「ああ、この世界でもっとも謝罪の意を表わすことのできる動きはどんなのだ!?」

セレナ「それは……」



この世界での土下座に値する行為

安価下1

セレナ「……本気で謝りたいのね?」

リク「うん」

セレナ「本気で謝りたいなら、



 私に仕えてもらうわよ!」



リク「それが本当に謝罪の形なのか? おかしくないか? 地位が逆転することでどれだけの弊害があるか分かってるのかこの国は」

セレナ「っ///(り、リクを独り占めしたかった訳じゃないんだから!)

リク「セレナ、俺はお前に本気で謝罪したいんだ。頼む、もっとちゃんとした謝罪のとりかたを教えてくれ」ガッ

セレナ「今のは嘘よ! 本当は相手の言うことを一つ聞くの!」

リク「ああ、そういうことか……一度だけ仕えるんだな」

セレナ「そうよ。もちろんできない範囲のことは断ればいいし、どれだけ相手の要望に答えようとするか。それが大事なのよ」

リク「分かった! 任せとけ!」



セレナ「それじゃあ……」


セレナがリクに命令することは?

安価下1

セレナ「………」

リク(セレナのことだから、一日デートしろとかかな……)



セレナ「あなたの治めているこの地で生きる者たちを、どうか幸せにしてください」ペコリ



リク「っ!」

セレナ「え?」

リク「す、すまんっ」ギュッ

セレナ「えぇ!?」カァ///

リク「俺、てっきり、一日デートしてくれとか、キスしてくれとかそんなんだと思ってたぁあああ!」

セレナ「そ、そんなのっ/// したいけど命令することじゃないでしょ!」バカッ///

リク「そ、そうだな……」

セレナ「………///」


リク「ああ、分かった。この領地に住まう人々を幸せにすると誓おう」


セレナ「……だったら」

リク「?」



セレナ「……ん///」ズイッ

リク「ああ、そうだな……」スッ

リク(最初に幸せにするのは、お前だセレナ)チュッ



ベル・メサイア・サーリャ「「」」

リク「あー、領主って言ったって、代理だし、基本的にパパお抱えの騎士団が統治してるからすることないんだよな……」


 さて、何しよう。


1、ベルと○○する
2、メサイアと○○する
3、サーリャと○○する
4、セレナと○○する
5、新しい奴隷を探す
6、その他


安価下1


 どの物語においても、エルフは太古から存在する幻のような存在で、その力、知識は絶大、人々に大きな影響を与える存在だとされている。

 この世界においてもエルフは希少価値が高く、また魔法に似た独特の力も操るため、人々は



 エルフ狩りに夢中だった。



 だが、人々は知らなかった。

 エルフ同士が感覚を共有できることを。

 痛み、悲しみ、憎しみなどが爆発した場合、

 その感情の波を避けることはできないのだと。




ベル(また、死んだ。……これで後、数千人……)


 ベルは奴隷として捕えられた瞬間に死を覚悟していた。

 そのため、種族を繁栄させたい思いや、仲間意識などは他のエルフより強くはなかったが、それでも悲しみの連鎖に心をすり減らしているのは確かだった。



ベル(やはり、生き残った者として種を残すべきなのかしら……)



 エルフはエルフとしか子を宿すことができない。

 人間と性行為をしても、人間側は快楽を得るが、エルフは強い痛みと負の感情でいっぱいになるという。


 だが、リクとの行為はむしろ快楽で溺れそうになった。



ベル(それはやっぱりリクが“異世界の人間”だから?)

 

 エルフのプライド、そんなものが残っているわけではないが、“リクだから”ではなく“リクが何かだから”と必死に言い聞かせる自分をベルは恥じた。心のどこかで一方的な愛であることを悔しがっているのだろう。


ベル(リクはセレナとキスをした。メサイアとも行為をした。サーリャとも……)モヤモヤ

ベル「うー……にゃーっ!」


 頭が爆発しそうだ。ベルは両腕を宙にあげて叫ぶ。


リク「何それ可愛い」

ベル「………///」ギギギ


 見られた!

 ベルの中でリクが自分に対するイメージを聡明なエルフだと思っていたので、恥ずかしさを押し殺すことができない。


リク「子供みたいだよ」ナデナデ

ベル「うー……なー」ギュッ

リク(珍しいな、ベルがこんなに甘えてくるなんて)ナデナデ


 ベル自身も、こうまで自分が独占欲の強い嫉妬心の塊だとは思わなかった。

 だが、もはやその波は止めることができない。


ベル(だって……リクの初めての相手は私なのだから!)


 エルフはほとんど浮気をしない生き物だとされている。

 それは、感情を爆発させると仲間にバレるため、浮気などで気持ちが高揚してしまうとすぐにバレてしまうからだ。

 同様に、浮気された側も怒りで感情が爆発するため、その感情を受けたくないとう本能が浮気行為を抑制する。



 ベルは今にも感情が爆発しそうだった。



リク(なんだか本当にベルの様子がおかしいな)

ベル「………」ギューッ

リク「………」ヤレヤレ



リクはどうする?



安価下1

リク「………」ジーッ

ベル「………」ギューッ


 人は思考の域を深めれば深めるほど他の情報をシャットダウンする傾向にある。

 しかし思考の域が狭くなった分、シャットダウンされてない情報まで深く捉える場合がある。


リク(ベルの耳……産毛生えてる…)


 もちろん、リクが元医者であり、エルフという人間とは形の異なる器官を持った存在だからという部分もあった。

 だが、リクはそれ以上にベルの耳に固執してしまった。

 形、色、産毛、それらは見れば分かる。

 文献などに残っているエルフや想像上のエルフと大差ない先が長くて尖っている大きな耳。


 ――だが、硬さは? 味は?


 気付いた時、リクはベルの耳を舐めていた。



ベル「ひゃぅ!?」ビクッ///



 一つ分かったこと、



リク(エルフの耳は弱い……)

今日はここまで! では!

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