勇者「…だから嫌いだと言ったんだ」(38)


―世の中が嫌いだ。

否、お金があれば何でも買えるこの世界の常識が嫌いだ。

お金があれば、食料も、武器に防具、それに仲間ですら―お金で買える。

だから、嫌いなんだ。





―俺には、そんなもの不必要なのに。


―始まりの街・ファス―

「…ここは…ファスの街か…。魔王の奴め、また飛ばしやがったな」

勇者はそう呟くと、寝床から立ち上がる。そしてすぐ横にある鉄の塊―もといどこにでもあるような安価な剣を片手に取ると、さっさとその場を去ろうとする。

「…あら、もう行くの?勇者ちゃん」

そう声を掛けてきたのは、勇者が寝床していた建物の持ち主、商人であった。

勇者「…俺は男だ。あと、これだけあれば文句はないだろう」

ドンッ、と乱暴に置かれたのは、何重か束になった紙幣だ。それを見て商人がニヤニヤする。

商人「まいど~」

勇者「…くだらねぇ」


「待て」

「お前…勇者だな?」

「……」

勇者が外に出て、そこに待ちかまえていた三人がいた。

勇者「…盗賊、戦士…それに遊び人か」

盗賊「…!へぇ、流石は勇者様ってか」

戦士「…その武器はふざけているのか」

遊び人「……」

勇者「おいおい、一気に喋るなよ。それに…お前らの目的はどうせこれだろう?」


勇者は手に白い袋、もといお金の入った袋を持って挑発する。

盗賊「へぇ…わかってんじゃ…ねえか!」

語尾を強く言い放つと同時に盗賊は駆け出す。それと同時に戦士が駆け出した。勇者から見て盗賊は左に、戦士は右に、そして正面に遊び人が残っている状況となる。

勇者「…遅いな」

盗賊「はっ!動けねえ奴の言い訳か!?」

戦士「その武器で何が―」

勇者「出来るさ」


―その言葉を聞くと同時に、戦士の持っていた剣が空中を舞う。

すかさず勇者は戦士の腹に拳をめり込み、気絶させる。

戦士「がっ…くそ…早すぎ…る……がはっ」

戦士に向いたため、後ろをがら空きにした勇者に盗賊が襲いかかる。

盗賊(はっ…後ろががら空きだぜ!)

勇者「…遅いと言ったはずだ」

―瞬間、勇者は盗賊の背後へと出現した。

盗賊「なっ…!」


盗賊「―なんてな」

そんな言葉の後、突然、辺りが白い煙に包まれる。

勇者「!…くっ…煙幕か…」

勇者(…逃げたのか…?)

盗賊「―残念。後ろだ」

その言葉に反応して勇者は、とっさに横に跳びはねて距離を置く。

「―四重魔法陣・氷」

勇者「魔法陣!?」

勇者(上級魔法使いでも三重が限界だと言うのに…いや、それよりも)


既に発動されたその魔法は、勇者の首の下までを凍らせており、あとほんの一瞬で体全体が氷漬けにされる―そんな瞬間に勇者は何かを呟く。

勇者「―…魔法」

盗賊「ははっ、勇者も魔法の前ではこんなも…の…!?」

盗賊「…なっ、何故だ!何故勇者がいない!?…はっ!」

勇者「―だから遅いって」

勇者は盗賊の後ろから剣を横にして頭を叩いた。

盗賊「…ぐっ…な、また…後ろ…に…」


気絶した盗賊を横目に、勇者は遊び人を睨みつける。

勇者「……」

遊び人「……」

勇者「…お前は一体…」

遊び人「…風と雷の魔法の融合…」

勇者「!」

遊び人「…二つの属性を掛け合わせて出来た転移魔法…ふふ」

勇者「お前…どこでそれを!」

遊び人「…ふふ、ふふふふ…」

勇者「…話にならねぇな、なら力―」

遊び人「―転移魔法」

勇者「なっ…!」


勇者「―待てっ!…くそ、なんだあいつは…」

勇者「人様の魔法パクりやがって…」

勇者「…考えても仕方ねぇな。とりあえず休むか」

―勇者の転移魔法は、この時代では特別なものであった。本来、魔法というものは同じ属性を掛け合わせることでしか使用出来ない、もし違う属性同士を掛け合わせると、魔力が噛み合わないことが原因で消失してしまう。

だが、勇者は違う。魔法の"本質"を理解することで他属性の掛け合わせに成功したのだ。その内の勇者の得意魔法の一つが風と雷の魔法を混ぜた『転移魔法』である。

空気の流れに静電気を乗せて、その静電気を辿って雷魔法で移動をする。本来、雷魔法は真っ直ぐにしか進めないものを、静電気が乗せることのできる風魔法を使用することで可能にしたのだ。風を読むことは、空気を読むことに繋がり、魔力を読むことに繋がる。空気に漂う小さな魔力に静電気を乗せているのである。


―翌日―

勇者「…朝か…」

勇者「……」

勇者「魔王の奴、今度はどこにいったんだか…」

勇者「…とりあえず次の街に行くか」



―勇者は決して、魔王に破れた訳ではない。むしろ、圧倒していたとも言える。ただ一つの『魔法』を除いて。その魔法によって勇者は、何度も魔王の討伐を失敗した―否、させられた。そして、これから向かう魔王討伐が―六度目である。


―第二の街・セカ―

勇者「しかしもう六回目の旅か…」

勇者「仲間は…いや、いらないか」

勇者「武器も…ん?」

勇者が街に入ってすぐ、目につく人の群れがあった。考え事をしていて気付かなかったが、その様子は大変騒がしいものであった。

勇者「あの中心にいるあれは…子ども?!」

勇者の目に映る騒がしい大人たちのその中心にはかよわい少女がいて、様々な暴力がその少女に向けられていた。言葉の暴力、身体への暴力のその全てが。

勇者「…おい」

その低い声に何人かの人間が顔を見せる。


「なんだ、お前は」

「あ、こいつ勇者じゃん」

「は、あの勇者様か?」

「そうそう国家の金泥棒の…」

「おいおい勇者が何の」

勇者「黙れ」

そう強く言い放つとうるさい野次馬どもの声が聞こえなくなる。未だ暴力を続ける大人たちに勇者が近づく。

勇者「…単魔法・風」

そう唱えると暴力を続ける大人たちの身体が宙に舞い、そして地面へと落とされる。

「な、なんだ」

「勇者だ、勇者が一般人に危害を」

「兵士だ、兵士を―」

勇者「黙れと言っただろう!!」


ちょっと休憩


勇者の言葉の後に、小さな風の音のみが流れる。

勇者「…お前ら恥ずかしくねぇのか。大の人間が子どもをよってたかって虐めてよ」

そこに一人の老人が間に入ってきた。

老人「……」

勇者「…あんたは何だ?」

老人「わしはただの老人じゃよ。…それより皆の者、ここは一つわしに任せてくれんかの」

「ちっ」

「まぁ、あの人なら」

勇者「…この子も連れていいか?」

勇者は少女がいる方向へと指を向ける。

少女「…ぅぐ…ひっく…」

少女は泣き続けていた。一瞬こちらを向いたかと思えば、老人の姿を見て 「ひっ…!」と声を上げて怯えた様子で目を逸らした。


怯える少女を見て勇者はポツリと呟く。

勇者「…睡眠魔法」

眠り始めた少女を背中に乗せて、勇者は老人が導く先へと行く。

老人「…ここじゃ」

勇者は返事をしない。静かに袋の中から数十枚の金貨を取り出し、老人の机に置いて、言う。

勇者「あんたは…商人だな?」

老人「…おや、見抜かれておりましたかな」

勇者「俺はな、嫌というほど商人って奴を見てきた。だからわかる。それと…それだけあれば十分だろう」

老人「…その少女をどうするつもりかね」


勇者「…あんたには関係のないことだ」

老人「ふぉふぉふぉ、まさか連れていくつもりかい?そんな貧乏人を?そんな金にもならないような汚い女―ひっ!」

商人の首に勇者が剣をつきつける。

勇者「言葉を選びな。この子が汚い?汚いのはてめえらの心だろうが!!」

そう叫び、勇者は剣を引く。

勇者「てめえらの汚い血はこの子に浴びせたくない。ふん、命拾いしたな」

勇者「―転移魔法」

老人「…は…ひ」

そして勇者は、この街を出た。


少女「…ん…」

勇者「…お、目が覚めたか」

少女「…?…!?」

目が覚めた少女の瞳に映るのは、知らない人、…知らない場所。少女は考えた。ついに自分は売られるために何処かに連れていかれた、と。

勇者「…ここは街の外だ。君が怯える必要はない」

街の外?怯える必要がない?

少女「…あ、あなたは誰なの…?」

勇者「ああ、そう言えば忘れていたな。俺の顔を見れば誰もが理解をしてくれたからな…」

少女「……?」

勇者「…こっちの話だ。そして俺は、"勇者"を名乗る者だ」

少女「…勇…者…?」


勇者「そう、勇者だ」

少女「…勇者」

勇者「うん」

少女「……」

勇者「……」

少女「わ、わたし…」

勇者「ん?」

少女「わたし!あなたを知ってる!あ、あなたにずっと会いたかった…!」

勇者「…えっと」

少女「…はっ!…あ、あの…ごめんなさい…」

勇者「…いや、大丈夫だ。それより…俺を知っている?どこかで…?いや、しかし…」


少女「…えっと、あ、そ、そのね…」

グゥーと少女の話を断ち切ったのその声の主は、隠せるはずもない少女のお腹にいた。

少女「え、えへへ…」

そんな少女を見て、勇者は腰に掛けた小さな袋からにぎり飯をとり出し、少女の前に見せて、言う。

勇者「…食べろ」

少女「…えっ…」

勇者「お腹…空いているんだろう?」

少女「で、でも私、お金も何も…」

勇者「金なんかいらねぇよ」

少女「でも…!」

勇者「いいから食え!」

…勇者は無理矢理、少女の口に米の塊をねじ込んだ。息が出来る程度に力を弛めて。


少女「もがっ…!?」

勇者「いいか、食べろ。そして吐くなよ。吐いたら俺はお前を助けない」

少女「……!」

一生懸命に頷きながら、どんどん頬を膨らます少女。そんな少女を見ながら、勇者は昔を思い出す―…。



「ね、勇者はお金って好き?」

「ん、んー…好きではないかなぁ」

「…なんで?」

「だって僕、お金よりも―」



少女「ごちそうさまでした!」

勇者「…っと、食べるの早いんだな」


少女「え、えへへ…まぁ、三日間何も食べなかったからね!」

勇者「…自慢にはなりませんよ、姫様」

少女「あははー…って、…姫様…って…え、もしかして!」

勇者「ああ、全部思い出したよ、姫様」

少女「あ、はは、よかった…あ、でも」

勇者「……?」

少女「その…"姫様"ってやめて欲しいな…」

勇者「え」

少女「わたし…もうお姫様じゃないの」

勇者「!」

少女「わたし…わたし何も出来ないからって…!お金にならないからって…!」

少女は、勇者と言う知人に会えて安心したのか今までの話をしながら涙を流し続けた。勇者は黙って少女を体で包み、その話をただひたすらに心に刻んだ。


彼女の話は、こうだ。

―富と名声を手にした父の元に生まれた。父はおなごでは経済が出来ぬ、金にならぬと話してはいたものの、始めのうちは愛をもって接してくれていた。だが彼女が10歳になる前のある日、父は彼女を家から追い出した。やはり金にならぬ、その上、魔法は回復魔法しか使えぬ落ちこぼれだと実の娘に言い残して。そして何より味方であって欲しかった彼女の母親は、既にこの世に存在していなかった。



少女「…ごめんね、勇者」

勇者「…ああ」

勇者(この子が10になる前…?…ということは…俺があの街を出て行ったすぐの話…!?)

勇者「……っ」

少女「…勇者?」

勇者「…すまない、俺は大丈夫だ」


―第三の街・ドーサ―

…勇者はあれから、少女を連れて『第三の街・ドーサ』へと来ていた。

勇者「…この街なら大丈夫だろう」

少女「え…」

勇者「ここならお前も金に困らない、と言ったんだ」

少女「…やだ」

勇者「…ここは魔法の国だ。回復魔法でもその歳で二重魔法陣が展開できるならいくらでも稼げ―」

少女「やだ!!私、勇者と離れたくない!」

勇者「……」

少女「やっと…やっと会えたのに…」

勇者「……っ」

少女「…わたし…もうこれからどうしたらいいのか…わかんなくて…っ」


勇者「……そっか。そうだよな」

少女「…ぐすっ…え?勇者?」

勇者はそっと少女を抱きしめる。今にも世界の常識を滅ぼしたいと思う憎しみと、少女を想う悲しみに満ちた顔を見られないように。優しく、時に強く抱きしめた。

少女「ゆ、勇者…?」

勇者「…ごめん。大事なことを忘れてた」

少女「…大事な…こと?」

勇者「…俺にとっても、姫にとっても、お金より大事なものが…目の前にあったのにな…ごめん」

少女「…ううん、ありがと。勇者」


―ある若者が人々に問う。

『命の次に何が大事だと思う?』

―お金以外に何がある?

―お金しか考えられない

―生きるためにお金がいる

―愛よりもお金が大事

―愛はお金で買える

―人はお金で買える

―他人の命ならお金のほうが大事

―自分の命もお金があれば助かる

―あればあるほど、便利だろう?



『―だから、お金に決まってる』


勇者「…っ!」

勇者は勢いよく目を覚まし、自分の手が大量の汗を握っていることに気付く。シャツも少し汗を吸い込み、寝起きの嫌な感じを思い返す。

勇者「…夢、か。……。…着替えるか」

勇者と少女は同じ部屋でカーテンを仕切りにしていた。勇者の向こう側では、若干15歳の少女が眠そうに声をあげる。

少女「…んむ…ゆうしゃ…?」

その甘い声に、勇者は胸に熱いものを感じるが、それがカーテンの向こう側のその同い年の少女に悟られぬよう、声に少しだけ気合いを入れる。

勇者「…姫、そろそろ起きなよ」

少女「…むぅ…姫ってよばないでぇ…う~ん…」

しかし、当の少女は気付くどころか、まだまだ寝たりないだけの様子であった。


―街の中心・ドーサ広場―

街の入り口のすぐ近くの宿から、歩いて20分程度の場所にその広場はあった。

少女「わ!魔法使ってる人がいっぱい」

勇者「…まぁ、魔法の国だしな」

少女「珍しくもない、って」

勇者「そんなことはないさ。ただ俺みたいな戦場に出る人間には見飽きたものだからさ」

少女「…そんなものなんだ」

勇者「ああ、そんなもんだ。それと…」

少女「?」

勇者「今日の用事は…あそこだ」


勇者の視線の先。そこには雰囲気のある古びた建物が見えた。十字架がてっぺんに目立ち、屋根が青色、壁が白く染まった建物。

少女「…教会?」

勇者「ん、正解」

少女「……」

少女「……?」

少女「えっと…私ってもしかして呪われてる…?」

勇者「~っ」

勇者は必死に笑いを堪えようと口に手を当てるが、しまいに大笑いしだした。

少女「も、もうっ!人が真剣に考えてたのに…あ、あれ?」

少女の顔はみるみるうちに真っ赤になっていく。

少女「もう!ゆ、勇者のばか!」


勇者「い、いや、悪かった」

少女「う、うん…そ、それで!」

勇者「うん?」

少女「勇者は…ここに何をしにきたの?」

勇者「…ああ。それはな」

少女「うん」

勇者「…姫、いや少女。君に僧侶になってもらうためだ」

少女「へぇ~…って…え?」

勇者「そしてこれからは、君には"僧侶"という名を名乗ってもらう」

少女「えっと…あれ?」


勇者「……」

少女「えっと…私がこれから僧侶っていう職業になって、それから名前が少女から僧侶に…って、うんうんなるほど…ってえええええ!?」

勇者「そういうわけだ」

少女「な、なるほど…?」

―姫は頭の回転が遅い子だった。幼い子どもの時からずっと。それでも誰かが傷を負った時、誰かが泣いている時、誰よりも早く、誰よりも一生懸命であったのが目の前にいる少女であることを、勇者は知っている。そして彼女が自分に着いてくる以上、一つしか使えない魔法といえども、否、一つしか使えないからこそ、その魔法の道を極めて欲しかった。

―そして何より、その道を辿ることで人の暖かさを忘れないようになるために。


…勇者は、初めてあの魔法が使えた時を思い出す。その魔法の名は『転移魔法』。始めのうちはごくわずか10m程度しか移動できなかった。しかしそれでも、戦うぶんには瞬間移動のようなものとして、充分過ぎるものであった。それが8歳の時。

10歳になる頃、勇者の身長は160cmもあった。そして、力もあり、もはや体が出来上がっている様だった。転移魔法も移動の点と点がより繊細なものとなり、もはやその街に勇者に適うものはいなかった。その時の勇者は、自分自身でも魔王を倒せると思い、街の皆も納得していた。そして旅に出て一年。それだけの時間で勇者と魔王は出会う。

―結果は勇者が圧倒的で、その勝つ寸前。魔王は勇者を『転移魔法』でどこか遠くへ飛ばしたのだ。


―そして、その後も1年周期で勇者は二度、三度と戦い、最後には魔法で飛ばされ、四度目に飛ばされる瞬間、勇者はあるものの姿が見えた。それは飛ばされる瞬間、勇者の目に映ったもの。魔王以外の誰かが『転移魔法』を唱え終わった姿の人間を―…。

…魔王も確かに『転移魔法』を発動していた。だが、その魔法は避けたにもかかわらず、その避けた場所で突然発動した。一度目の戦いでは確かに魔王のもので飛ばされたが、二度目、三度目、そして特に四度目はそいつの魔法だった。

五度目の戦いの時は、魔王にしてやられた。勇者がかけた『転移魔法』に『転移魔法』をかけて二重魔法陣にし、魔力の差で抑えつけて無理矢理飛ばされた。

そして五度目に飛ばされた後、勇者はある人物に会い、それからしばらくした今になって思い出す。

勇者「…そうか。あいつは…遊び人の…」


少女が僧侶に名前を変えて、教会に来てから1ヶ月。少し厳しい修行を乗り越えた後、ある種の潜在能力の高さもあってか、彼女は僧侶としての道の一歩を踏み出すことに成功した。

僧侶「…なんか不思議だな」

人の心はとても暖かくて。

誰もが暖かくて。

でも、冷たいものでどこかに隠して。

それでも魔法を通じて見えるもの。

人の暖かい心。

それが私の、回復魔法。

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