おしながき
第一章 ~酔いどれ鬼隠し異変~
第二章~雛流し異変~
第三章~妬み殺し異変~
第四章~(きゅっとして)握り潰し異変~
第五章~(閉じた)目開かし異変~
第六章~60年目の罪滅ぼし異変~
第七章~反逆・皆殺し異変~
最終章~スキマ尽くし異変~
6月某日…
博麗神社…
魔理沙「なんだって!?霊夢が行方不明!?」
紫「しっ!…声が大きいですわ。こんなことが他の誰かに知られたら…」
早苗「大丈夫ですよ」ぬぅ…
魔理沙「早苗!?」ビクッ!
紫「…!…いつの間に!」
早苗「だって…霊夢さんがいなくてもこの神社には…」
早苗「“カンヌシサマ”が…“いる”じゃないですかぁ」
紫「…!?」
魔理沙「はぁ?何言ってんだよお前…」
早苗「ほら、お二人のすぐ後ろにいらっしゃいますよ?」スッ…
紫・魔理沙「「え?」」クルリ…
…シーン…
魔理沙「誰も…いないけど?」
紫「そもそもこの神社に神主なんていな…」
早苗「嘘だっ!」キッ!
紫・魔理沙「「…!」」ビクッ!
早苗「“カンヌシサマ”にそんなこと言ったら…」
早苗「“祟り”に遭いますよ?」
魔理沙「た…“祟り”って…何なんだよ?」
早苗「…それでは失礼します」ニコ…
…スタスタスタ…
魔理沙「あいつ…どうしちなったんだよ…」
紫「…」
魔理沙「早苗のやつ…何か変だったよな?」
紫「…」
魔理沙「紫?…なぁ!紫!」
紫「え?…あ、あぁ…そうですわね」
魔理沙「おいおい…しっかりしろよ…お前まで変にならないでくれよな」
紫「そうね…」
紫「とにかく霊夢を探しましょう」
魔理沙「そうだな」
紫「私はここ数日の霊夢の情報を探ってみるますわ」
魔理沙「分かった!じゃあ私は霊夢が行きそうなトコをあたってみる!」
紫「頼みましたわよ…」ヴゥン…
魔理沙「あぁ」
博麗神社 参道…
…スタスタスタ…
魔理沙「う~ん」
魔理沙(霊夢の行きそうな所…か)
…スタスタスタ…
魔理沙(…神社でゴロゴロしてる姿しか思い浮かばないな)ハハ…
…スタスタスタ……ヒタ…
魔理沙(霊夢の行きそうな所…霊夢の行きそうな所……ん?)
…スタスタスタ……ヒタヒタ…
魔理沙「…」
……スタスタ…ピタッ!
……ヒタヒタ…ピタッ!
魔理沙(…間違いない…誰かに後をつけられてる…)
魔理沙「…さっきから後をつけて来てるみたいだけど…私に何かようか?」クルリ…
…シーン…
魔理沙「隠れてないで出て来いよ!」
…シーン…
魔理沙「…気のせい……か?」
…スタスタ…
魔理沙「…ふん。まぁいいか」
…スタスタスタ…
魔理沙「とりあえず、紅魔館にでも行ってみるかな…っと」
…スタスタスタ…
…ヒタ…
紅魔館…
レミリアの私室…
魔理沙「…そうか。お前も知らないか」
レミリア「えぇ。ところで魔理沙はどうして霊夢を探しているの?」
魔理沙「あ…あぁ…その…たまたま神社に行ったら居なかったからどこ行ったのかなって思ってな」
レミリア「そう…」
魔理沙「それじゃあ私は帰るよ…邪魔したな」
レミリア「…魔理沙」
魔理沙「ん~?」
レミリア「帰るのはあなたが勝手に帰るのはいいけど…」
レミリア「一緒に来た“連れ”を放って行ってもいいの?」
魔理沙「………え?」
魔理沙「“連れ”って誰だよ?…私は一人で来たんだぜ?」
レミリア「あら?そうなの?でもあなたが私の部屋に来る前に咲夜が言ってたわよ」
魔理沙「…なんて?」
レミリア「魔理沙が“連れ”と一緒に来たけど魔理沙の“連れ”は門をくぐって直ぐに図書館に行ったって…」
魔理沙「…図書館…」ダッ!
レミリア「あ…ちょっと!魔理沙!」
…タッタッタッタッタ!…
紅魔館…
大図書館…
…ガチャガチャ…バァン!…
魔理沙「おい!パチュリー!」ぜぇ…ぜぇ…
パチュリー「なによ…騒々しいわね」
魔理沙「少し前…ここに誰か来なかったか?」
パチュリー「今日は貴女以外だれもここには来てないわ」
魔理沙「嘘じゃないよな?」
パチュリー「貴女にそんなくだらない嘘をついて私に何の得があるのよ…」
魔理沙「…そうだな」
魔理沙(ここには来てない…か。だったら私と一緒に来た“連れ”とやらはどこに…)
魔理沙(…って何やってるんだ私は!…私が探してるのはそんな訳の分からんヤツじゃなくて霊夢だろうが!)
魔理沙(…でも、何でだろうな?妙に気になる…)
魔理沙「パチュリー…咲夜はどこにいるんだ?」
パチュリー「咲夜なら…」
…コンコン…
『パチュリー様、紅茶をお持ちしました』
魔理沙「噂をすればなんとやら…だな」
パチュリー「ありがとう。入って」
…ガチャ…
咲夜「失礼しす…あら?魔理沙、来てたの?」
魔理沙「おいおい、来てたの?って…」
魔理沙「まぁいいや。ちょうど聞きたいことがあったんだ」
咲夜「聞きたいことって?」
魔理沙「私と一緒に来た“連れ”ってどんなヤツだ?」
咲夜「…?…質問の意味がわからないわ」
魔理沙「は?なんでだよ。そもそも私が紅魔館に入ってきたのをレミリアに伝えたのってお前だろ?」
咲夜「私が?…私はお嬢様にそんなことお伝えしてないわよ?」
魔理沙「嘘つけ!そんなはずは…」
咲夜「貴女が何を疑ってるのか知らないけど、私は貴女が来てること自体今の今まで知らなかったもの」
このSSまとめへのコメント
頑張ってください~
頑張ってくだしぃ
5ヶ月待ってる人もいる事を忘れないで.......
あれからさらに5ヶ月位たった今
完 になってるorz
5ヶ月とか膨大過ぎワロタwwww