荒木比奈「親戚のおじさんのアパートに遊びに行くっス」 (20)


しょーもない1発ネタ
比奈の口調あんま自信ないです
おじさん…一体何者なんだ…


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比奈「どうもでスおじさん、ひさしぶりに来たっスよー」

オジサン「おおヒナクン来たッスね! 大きくなって…8年ぶりくらいッスかね」

比奈「あの件以来遊ばなくなっちまったっスからねー。今日はお邪魔させてもらうっス」

オジサン「オジャマだなんてとんでもないッス! ちょっとヨゴレてるッスが、ささ上がって上がって」

比奈「んじゃ遠慮なく上がらせてもらうっス」


比奈「おおー…その、お世辞にもキレイとは言えないっスね」

オジサン「ボロアパートでオッサンが一人暮らししてりゃこうなるッス」

比奈「冷蔵庫は…何も入ってないっスね。相変わらずソーメンばっかりっスか?」

オジサン「最近は給与査定もうまく凌げてるし、たまに外食なんかもしてるッスが…」

オジサン「長年食べ続けてきたせいでアイチャクが湧いてしまったッス」

オジサン「ソーメンとタコさんウインナーは、もはや我が家の家族ッスよ」ハッハ

比奈(可哀相、と言っていいのでスかねこれは…)


比奈「仕方ないっスね。私が何か作るっスよ」

オジサン「えっ!? そんな、せっかく遊びに来てるのに悪いッス!」

比奈「たまにはちゃんとしたもの食べないとダメっスよ いつまでも若くないんスから」

オジサン「うぅ…若さがニクいッス」

比奈「そうと決まったらサッサとスーパーに出かけるっス、ほらほら」


オジサン「行くのは構わんッスけど、ヒナクン料理できるようになったッスか?」

比奈「深夜に小腹がすいた時なんか、ちょこちょこ作ってたっスから。味に関しては問題ないと思うっス」

オジサン「おおおお、なんだかジブンの知らないヒナクンを見た気がするッス!」

比奈「もう私もハタチっスからねぇ。 いつまでも子供じゃないっスよ」

オジサン「ウレシイ反面、なんだかカナしい気もするッス…」

比奈「なにしんみりしてるっスか早くいくっスよ。 ふふふ、ひさびさの料理で血が鳴るっスね!」

オジサン「それを言うならウデが騒ぐッス」


テクテク

比奈「そのコートまだ使ってるんスね」

オジサン「いやいやこれは2着目ッス。流石に同じものを10年も着られんッスよ」

比奈(違う種類のコートを買うと言う発想は出てこないんでスかね)

オジサン「自分は、このコートを着続けると決めてるッスから」

比奈「あっ、声に出てたっスか?」

オジサン「10年以上デカやってれば相手の顔を見て考えてることくらい読めるッスよ」

比奈「お、ようやくベテランぽい発言が出て来たっスね」

オジサン「ふっふっふ、もっと敬ってくれても良いッスよ?」

比奈「いまのとこ敬える要素が殆どないっス」


比奈「それで、どうしてそのコートにこだわるっスか?」

オジサン「これには思い出が詰まってるからッス。あのヒトとの思い出が…」

比奈「あの人?」

オジサン「かつて自分の直属上司だったヒトッス。今は検事局長ッスが」

比奈「検事局長!? そりゃまた大物ッスねぇ」

オジサン「34歳の若さで局長にまで上り詰めたスピード出世、過去にない異例の早さらしいッス」

比奈「いまは一緒に仕事してないんスか?」

オジサン「忙しいッスからね。昔はコンビを組んでたりもしたッスが」

オジサン「今や顔を合わせることもほとんど無くなってしまったッス」

比奈(コンビ…コキ使われるおじさんが目に浮かぶようっス)

単に同じ口調の2人が親戚だったらややこしいだろうなぁって立てたスレなんで
特に事件が起きたりオチが有ったりはしないッス
苦情は青いベンゴシにツケとくッス

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