ゾフィー「ふむ。今日宇宙は平和だな」 (5)

ゾフィー「故に、最近は宇宙警備隊も暇なことが多い」

ゾフィー「しかし、この仕事は暇な方がいい」

ゾフィー「このように、私がコーヒーを楽しんでいる時間と言うのは、宇宙が平和な時間と言うことだからな」

タロウ「ゾフィー兄さん……」

ゾフィー「おや、いたのか、タロウ」

タロウ「そりゃいますよ! ここは僕の家なんですから!」

ゾフィー「まあ、そうだな……」

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タロウ「どうしたんですか、最近は! ずっと僕の家に入り浸りじゃないですか!」

ゾフィー「先ほどもいっただろう。最近は宇宙警備隊も暇であってな」

タロウ「それなら……自宅でコーヒーを楽しめば」

ゾフィー「…………」

タロウ「あ、もしかして……奥さんと?」

ゾフィー「まあ、そのなんだ。警備隊隊長の私でも、だな。唯一恐れるものは、妻と言うことで」

???「ンエエエエェェェ!」

ゾフィー「どひゃああああああああああああ!!!!!」

タロウ「クスクス」

ゾフィー「な、なんだね……それは」

タロウ「バードンの鳴き声です。この前安売りしていたので」

ゾフィー「そんな縁起でも無い物を売っているのか……最近は……」

タロウ「ゾフィー兄さん、怖いものは無いんじゃ?」

ゾフィー「あれは、まあ……例外だ!」

タロウ「ゾフィー兄さん。そろそろ、帰ってもらえますかね?」

ゾフィー「む。何故だ? 私の事が嫌いなのか?」

タロウ「そういう訳ではないです! ただ、この後お客が来るんです!」

ゾフィー「そうなのか……。それはしょうがないな。よし、また来るよ」

タロウ「また、来るんですか……?」

ゾフィー「来ちゃダメ?」

タロウ「い、いえ。お待ちしています」

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