ラスボスのスタンドがDIOを倒すために集結したようです (319)

警官A「こらッ!起きろ、空条!釈放だ!お母さんが迎えに来てくれたぞっ!」

承太郎「なんだ…おふくろか…悪いが俺はここから出るつもりはない…」

ホリィ「どうして!?承太郎…帰りましょう!!」

承太郎「俺には『悪霊』がとりついている…そいつの正体が判明するまで檻から出すな…」

警官A「悪霊ぅ~?お前、頭は大丈夫か?」

承太郎「だったら…見せてやる!」ド-ン!ギャ-ン!ブチッ!

警官A「ほ、本官の銃が宙を浮いて!空条の手にッ!?」

警官B「た、大変だぁ!しかも、銃口を自分の頭に向けている!?何をする気だ!」

空条「悪霊そのものは見えねぇようだな…これならどうだッ!!」ガーン!!

警官B「弾が途中で止まってやがる!」

承太郎「これが悪霊だ…!しかもこいつは…!俺に数秒先の未来のことを教えてくれる…」

警官A「み、未来予知だとッ!?そんな馬鹿な!!」

囚人「こ、こいつの言ってることは本当だっ!俺が新入りにヤキを入れようと殴りかかったら!全ての攻撃を完璧に見切られちまった!
   反射神経が良いとか場慣れしてるとか……そんなチャチなもんじゃあ…断じてねぇ…!もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…!」

ホリィ「ジョセフおじいちゃんも…不思議な力を持ってるけど…!わ、私の息子は一体…!?」


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コツコツコツ

承太郎「おじいちゃんか…」

ジョセフ「ほぅ…!わしだとわかったのか…未来が見えるというのは本当らしいな…」

ガシャーンッ!!

ジョセフ「檻は開けた…出ろ!わしと帰るぞ…」

ホリィ「承太郎!おじいちゃんなら貴方の力になってくれるわ!ここを出て…!」

承太郎「およびじゃないぜ…ニューヨークから来てもらって悪いが…おじいちゃんは俺の力にはなれない…!」バン!

ジョセフ(わ、わしの義手の小指が…いつの間に抜き取られている…!?な、なんてことだ!このわしをいきなり欺くとは…!)

承太郎「俺に近づくな…!残り少ない寿命が縮むだけだぜ…」

ジョセフ(わしは承太郎の悪霊の正体を…全て知っておる!口で説明するよりも…実際にあいつ自身が体験すれば…よりよく理解できるだろーて…
     いや、将来出会う危機のために…体で理解する必要があるッ!)

ジョセフ「アヴドゥル!君の出番だ…!」ドォォォン!

承太郎「なんだ?そのアラビアンなブ男は…?」

ジョセフ「三年前に出会った…エジプトの友人アヴドゥルだ…!アヴドゥル…孫の承太郎を!この牢屋から追い出せッ!!」

アヴドゥル「ジョースターさん…少々手荒くなりますが…きっと自分から「出してくれ」と喚き…懇願するほど苦しみますが…?」

ジョセフ「構わん!!」シュゴオオオ!スッ

ドーンッ!!

承太郎「なんだ…!!そのウサギのような頭をした人型のビジョンは!!まさか!それはッ!!」

ジョセフ「そう…お前の言う悪霊をアヴドゥルも持っている!アヴドゥルの意思で動く…その悪霊の名はッ!
     『Dirty Deeds Done Dirt Cheap“いともたやすく行われるえげつない行為”』!!略してッ!『D4C』!!」

コツコツコツ

承太郎「やめろ…!これ以上檻に近づくな… てめぇが俺の悪霊にぶん殴られる未来が見えるぜ!」

アヴドゥル「D4C!ジョジョを引きづ“ボグオ!”

警官A「あっ!アヴドゥル氏が吹っ飛んで回転してうつ伏せに倒れこんだ!何が起こったんだッ!」

ジョセフ「アヴドゥルの悪霊が動きだす前に先制攻撃だと…!!なんという速さッ!しかも!ここまではっきりとした形を出せるとはッ!意外!」

承太郎「言わんこっちゃねえ…俺の忠告をきかないからだ… ん!?ブ男が消えた…!?」

囚人A「うわああああああ」ズズッ!バァーン!

警官B「な、何イイイッ!!ジョジョを避け!壁に引っ付いていた囚人から!アヴドゥル氏が浮き出てきたぁッ!?」

アヴドゥル「『Dirty Deeds Done Dirt Cheap』“いともたやすく行われるえげつない行為”」ドドドドドドドドド

承太郎「どうなって…やがる…?」

ジョセフ「承太郎!お前が今まで悪霊だと思っていたのはお前の生命エネルギーが作り出すパワーある像“ヴィジョン”なのじゃッ!
     そばに現れ!立つという所からその像を名付けて!幽波紋“スタンド”!!」
アヴドゥル「スタンドには皆固有の能力がある… 承太郎、お前のスタンドは『未来予知』… そして!俺のスタンド“D4C”の能力は…
      『何かの間に挟まることで少しだけ違う隣の世界に移動すること』だ…!」
ジョセフ「アヴドゥルが承太郎に殴られ倒れこんだ時!マントと地面の間に挟まれることで隣の世界に移動していた!」

承太郎「そして囚人と壁の間から出てきた言うわけか…」

アヴドゥル「YES… しかし、それだけではないぞ…」

囚人B「あああ…俺の体からもッ!」ズズッ!バァーン!

承太郎「ブ男が二人!」

ジョセフ「これがアヴドゥルのD4Cじゃ… 承太郎!お前のスタンドがいかに優れていてもこヴドゥルを殺すことはできない!
     なぜなら!アヴドゥルは隣の世界から無限にアヴドゥルを連れてこれるからだッ!!」バァーン!

アヴドゥル「今から隣の世界の俺を大量に連れてきて… この部屋をアヴドゥルで一杯にする… 覚悟はいいな?」スッ

ジョセフ「ほう… 牢屋から出てきたな」

承太郎「こんなせまっくるしい所でブ男に囲まれたら…窒息しちまうぜ…!俺の負けだ」

アヴドゥル「俺もお前も同じ悪霊を持つもの!悪霊の研究を牢屋でする必要もないだろう」

その後!ジョセフとアヴドゥルからスタンドと100年の眠りから覚めた邪悪の化身DIOの話をきいた承太郎は近くの喫茶店で詳しい話を聞くことに!

承太郎「いきなり100年前の男が蘇ったとかいう突拍子もない話を「はいそーですか」と信じろというのか?」

アヴドゥル「しかし、俺やお前の悪霊も突拍子もないという点では同じではないかな」

ジョセフ「とりあえず、わしとアヴドゥルがDIOを追っている理由を教えよう!実はわしにも一年程前…スタンドの能力が突然発動した!
     みせよう!わしのスタンドはッ!これじゃあ!!」ガシャアン!!

承太郎「カメラを叩き壊した!それに手からいばらが!」

ジョセフ「これがわしのスタンド“ハーミットパープルヘイズ”能力は『念写』!いちいち三万円もするカメラをぶっ壊さなきゃならんがな!」

アブドゥル「それにもうひとつ凶悪な能力がある…我々のスタンドように人型の像を出現させると能力が変わるのだ!」

ジョセフ「もうひとつの能力… それは『あらゆる生物を溶かしつくす殺人ウィルスの散布』じゃ!」

承太郎「中々に危険な能力だな…」

ジョセフ「そのとおり… しかも制御はできず、自分自身にも危険が及ぶために極力使わないようにしておる」

ジョセフ「さて、話は変わるが… 承太郎!ホリィ!お前達は自分の首の後ろに星型のアザがあるのは知っているか?」

承太郎「何の話だ!?」

ジョセフ「ジョースターの血統を持つものは… 皆首筋に星型のアザがある」

アヴドゥル「そして、ジョースターさんが先ほど念写した写真を見てみろ!」

承太郎「これは!星型アザを持った金髪の男が写っている!まさかこいつがDIO!」

ジョセフ「そのとおり!わしの念写にはいつもこいつばかり写る!そして、このクソッタレ野郎の首から下はッ!
     わしの祖父ジョナサン・ジョースターの肉体を乗っ取ったものなのじゃあーーーッ!!」ガァーン!!

ジョセフ「奴が蘇って四年!わしと承太郎のスタンドがここ一年以内に発現している事実!恐らくDIOが原因!!」

アヴドゥル「写真の背景が黒いため、奴がどこにいるかは不明!しかし、どこかに潜み… 何かをたくらんでいるのは間違いない…」

ジョセフ「ホリィ… わしとアヴドゥルはしばらく日本に滞在する… お前の家に厄介になるぞ」

DIO「ヌウウ… まただ… 今、また… 何者かに見られている感触を味わった…ぞ」

DIO「やはり… ジョナサンの子孫か… この肉体が何らかの信号を子孫どもに送っている…」

DIO「いいだろう… 宿命ともいうべきか…始末すべき宿命!抹消すべき因縁!すでに手は打った!!」

DIO「しかし、この妙な胸騒ぎはなんだ!?」


学校向かう途中、石階段を下りる承太郎。それを眺める人影

ドグァン!

承太郎「足元の小石が爆発した!!」

バランスをくずし、階段から転げ落ちる承太郎!

取り巻き女「きゃああああ!!JOJO!!」

to be continued

承太郎「まずいッ!!このままでは!あそこの木の枝をスタンドで掴んで!クッションにするぜッ!!」ドキューン!ガシッ!バキバキ

承太郎「ふう…(しかし何だ!? 今石ころが爆発した…!)」

???(ほぅ… 中々に強力なスタンドを出す奴だ… あの方が始末しろと仰るのも無理はない… しかし、私のスタンドの敵ではない…!)

承太郎「は!」シュキイイイン!

???「慣れている階段でも…気の緩みから大事故につながることもある。 覚えておくといい・・・」ス・・・

???「少し右足を傷つけたようだね・・・ このハンカチで応急手当をするといい・・・」クルー

承太郎「待て!見ない顔だが・・・ うちの学校か…?」

???「花京院典明・・・ 昨日、転校してきたばかりです・・・!」

取り巻き女「へえ~結構かっこよいじゃない!JOJOほどじゃないけど」

保健室

先生「JOJO!あなたまた喧嘩したの?」

不良A「先生!JOJOの奴が喧嘩で怪我したことあるぅ~?」

不良B「そんなわけねぇだろ?」

先生「それもそうね。じゃあ、転んだってこと・・・信じるわ!じゃあ、ズボン切るわよ」

承太郎「冗談じゃねぇ!脱ぐよ!もったいねーぜ …」

先生「ほほほ!意外とセコイ奴ね・・・ じゃあ、JOJOが脱いでる間・・・ 君達の体温測って仮病だってこと証明してあげるわ・・・!」ドバァン!

不良A「うぎゃぁッ!」ズン

承太郎「!」

不良B「なんだ!いきなり先生の指先と体温計が吹っ飛んだッ!!」

不良A「目がぁ!!目が焼けるぅ!!」

先生「あ、あぁん」バタン

不良B「なんだかわかんねぇけど!に、逃げろぉぉ!!」

不良A「ま!待ってくれよ!!」

承太郎(今、俺には体温計が爆発するのが見えた!さっきの石と同じだ・・・!あいつらには見えてねぇってことは・・・!スタンド攻撃か!?)

???「何かあったんですか?」

承太郎「てめぇは!確か・・・ 花京院だったか・・・?」

花京院「ええ。君の様子を見にきたんですが!これはッ!!」タタ

花京院「これはひどい怪我だ!しかし、脈はある・・・ JOJO!とりあえず!彼女をベットの上にあげよう!手伝ってくれッ!」

承太郎「ああ・・ (何か妙だ。未来予知を使うか・・・) これは!」

花京院「どうしたました・・・?」

承太郎「オラァッ!!」ドキュゥゥン!ボゴッ!

花京院「うぶッ!」ドガーンッ

承太郎「今、先生に触れた途端・・・!俺の体が爆発する未来が見えたぜ!てめぇの仕業だな!花京院!!」

花京院「それで・・・ いきなり顔面に先制攻撃か・・・ 未来予知・・・ 恐ろしい能力だな・・・!」

承太郎「あっさり認めやがったな!スタンドとやらを出しな!てめぇをぶちのめして・・・!じじいの所に連れて行く!
    DIOとかいう男には俺も興味があるしな・・・!」

花京院「いいだろう!いでよ!キラークイーン!!」ドドドドドド

承太郎「猫みたいな外見してやがるな・・・!しかし、能力は性悪だ・・・!」

花京院「キラークイーンの能力は『触れたものなんでも爆弾に変える』ことだ・・・!あの時のハンカチを爆弾に変えても良かったが・・・
    貴様には未来予知があるからな・・・!女医を利用すれば油断すると踏んだが・・・ 失敗だったか」

ブチッ
承太郎「この空条承太郎はいわゆる不良のレッテルを貼られている・・・だが!こんな俺にも吐き気のする『悪』はわかる!!『悪』とは!
    てめー自身のためだけに弱者を利用し踏みつける奴のことだ!!ましてや女をーッ!貴様がやってのはそれだ!」

承太郎「お前のスタンドは被害者自身にも!法律にも見えねぇしわからねぇ・・・ だから!俺が裁くッ!!」

花京院「それは違うな!『悪』とは敗者のこと・・・!『正義』とは勝者のこと・・・ 生き残った者のことだ・・・!過程は問題じゃあない・・・
    敗けた奴が『悪』なのだ!キラークイーン『第二の爆弾』“シアハ」タタタタッ

承太郎「オラァッ!!」ボグゥアッ!

花京院「ゴフッ!」

承太郎「オラオラオラオラ裁くのは!」ドドドドドドドッ!

承太郎「俺のスタンドだッー!!」ボゴォーンッ!

花京院「すでに・・・私のシアハートアタックを・・・予知していたのか・・・」

承太郎「発動させると面倒そうだからな・・・ 速攻でケリをつけさせてもらったぜ・・・!」

花京院「未来予知・・・恐るべし・・・!」ガクッ

承太郎「敗けた方が『悪』か・・・ やっぱりてめぇのことじゃねぇか・・・!」

エピタフの映像って確定未来だからキンクリしない限り変えられないんじゃ?

>>38
その辺はキンクリの行動だからOKと解釈して

空条邸

ホリィ「承太郎!ま・・・まだ、学校でしょ!それにその人の怪我!あ…あなたがやったの・・・?」

承太郎「てめぇには関係のないことだ・・・ 俺はジジイを探してる・・・ 茶室か?」

ホリィ「え・・・ええ」

ヌシヌシヌシ

ホリィ(承太郎・・・ ママには何も話してくれないのね。でも、本当は心の優しい子だってことは・・・ ちゃんと見抜いているんですからね・・・)

承太郎「おい!今朝は顔色が良くねぇぜ・・・ 元気か!」

ホリィ「イエーイ!!(やっぱりね)」

茶室

ジョセフ「この少年の頭には・・・DIOに対してカリスマを抱いてしまう肉の眼が植え込まれている!!だから・・・ お前を襲ってきたのじゃ!」

アヴドゥル「私がエジプトのカイロでDIOに襲われたときも同じものを植えられかけた・・・
ジョースターさんから話を聞いていたから咄嗟に逃げることができたが・・・!]

アヴドゥル「あのまま、戦っていても勝てたかもしれない・・・ しかし、DIOの能力は未知!逃げて正解だったかもしれない・・・
      それはわからないが・・・」

ジョセフ「この肉の眼は外科手術では取れない!もう彼は助からない!」

承太郎「俺のスタンドなら取れる!」ズルーー

ジョセフ「おお!取れたぞ!後はわしに任せろ!ハーミットパープルヘイズ!」ドドドド

承太郎「あれがジジイの!」

ハパヘ「ぐあるるるるるる・・・ フシュゥ」

ジョセフ「ここから離れるんじゃ・・・!」

承太郎「スタンドの手からカプセルが発射された」

プシューー

アヴドゥル「肉の眼が消滅したようだな」

承太郎「ゴクリ・・・」

ジョセフ「これがわしのスタンドじゃ・・・これを発動したときはなるべく遠くに離れろ・・・わしでもまともに制御できん」

アヴドゥル「しかし、ジョースターさん・・・ 波紋でよかったのでは?」

花京院「う」

ジョセフ「おお。眼が覚めたようじゃな」

アヴドゥル「無視ですか」

花京院「承太郎?なぜ?危険を冒してまで・・・私を助けた?」

承太郎「さあな・・・ そこんとこだが・・ 俺にもようわからん」

次の日

アヴドゥル「ホリィさんがスタンドの悪影響で倒れた!」

ジョセフ「50日以内にDIOを殺すしかない!」

承太郎「DIOの写真の暗闇のところにハエがいたぜ!」

アヴドゥル「これはエジプト、アスワン付近にしかいないハエだ!」

花京院「私もエジプトでDIOに会った!間違いない!私も同行しよう!」

承太郎「同行するだと?なぜ?お前が?」

花京院「そこんとこだが・・・ 私にもよくわからないんだがね・・・ お前のおかげで目が覚めた・・・ それだけだ」

アヴドゥル「JOJO!占い師のこの俺がお前のスタンドに名前をつけてやろう!運命のタロットカードから一枚引け!」

承太郎「待て!タロットカードは22枚のはずだ・・・!五枚多いぞ」

アヴドゥル「これはアヴドゥル印のタロットカードだ!オリジナリティを出すために少し追加してある」

花京院「DIOもこのタロットカードを使っていたな。私のカードは『女王』“クイーン”平穏、矛盾、そして隠し事の暗示を持つカードだ」

アヴドゥル「さあ、引いてみろ!」スッ

アヴドゥル「『王』“キング”のカード!!絶頂、予知、そして墓碑銘の暗示を持つカードか!
      名付けよう!スタンドは『深紅の王』“キングクリムゾン”予知の能力の名は『エピタフ』!」

空条承太郎:深紅の王“キングクリムゾン”精密な動きと豪快なパワー、圧倒的なスピード!そして、未来予知「エピタフ」!

モハメド・アヴドゥル:いともたやすく行われるえげつない行為“Dirty Deeds Done Dirt Cheap”略してD4C 
           何かに挟まれることで異世界に移動することができる。さらに異世界から何人でもアヴドゥルを連れこれる!

花京院典明:殺人女王“キラークイーン”触れたものを何でも爆弾に変えることができる

ジョセフ・ジョースター:隠者の紫の薄霧“ハーミット・パープル・ヘイズ”茨のようなドゲが出るスタンドと人型を使いわけることができる!
            茨のほうは念写が、人型のほうは殺人ウィルスの散布ができる!

ジョセフ「ホリィはSPW財団の優秀な医師に任せて」

一同「行くぞ!」

-エジプトのどこか-

ゾクッ
DIO「やはり・・・ 俺の居場所を感付いたな・・・ く、くるか・・・ エジプトに・・・ ジョセフと・・・ ジョータローか」

-飛行機ー

ジョセフ「は!見られた!今、DIOに確かに見られた感触があったぞ」

承太郎「ああ」

ジョセフ「気をつけろ!すでに新手のスタンド使いがこの飛行機に乗ってるかもしれん」

ブゥーンブゥーン

承太郎「今のは!クワガタムシ・・・?」

to be continued

キングクリムゾンについての補足
本編ではディアボロの見た未来は“時を吹っ飛ばす以外の方法”では絶対に変えることができないと言うことになっています。しかし、触れたら爆発する未来が見えた場合、触れなければそれで大丈夫だと思うんですよね。まあ、ジョジョ世界なのでプッチの一巡後の世界みたいに触れなくても結局何かしらの理由で触れてしまうということも無きにしも非ずなので、このSSの中では“承太郎=キンクリの行動”なら時を飛ばさなくても変えられることにしますかね。ちなみに承太郎は“時飛ばし”をまだ使うことはできません。使う際は『時よ~』的なセリフを言わせるつもりです。

ジョセフ「うう。座席のかげに隠れたぞ!」

承太郎「機内に虫だと?普通じゃあねぇな・・・!」

ジョセフ「アヴドゥル!スタンドか!は、はやくも新手のスタンド使いかッ!」

アヴドゥル「ありうる・・・ 虫の形をしたスタンド・・・!」

花京院「JOJO!君の頭の横にいるぞ!!」ブォーン!

花京院「で、でかい!」

ウジュルウジュルベチョ

ジョセフ「口から気もち悪い触手みたいなのがでてきたぞ!!」

承太郎「ここは俺に任せろ!」

アヴドゥル「き・・・気をつけろ・・・!『人の舌を好んで食いちぎる虫のスタンド』がいると聞いたことがある・・・!」

ドキューンッ

承太郎「キングクリムゾン!!」ビシィ

フッ!ブォーン

アヴドゥル「か、かわした!!信じられん!?弾丸を掴むほど素早く正確な動きをし!
さらに予知ができるキングクリムゾンの攻撃をかわすなどッ!!」

承太郎(なんて、スピードだッ!予知はできるがスタンドも俺自身もまったく反応できねぇ・・・!)

花京院「やはり、あの虫はスタンド・・・!本体はどこだッ!こ・・・攻撃してくるぞ!!」

ドピュッ!ガッ!

ジョセフ「おお!触手が伸びて!承太郎に口にッ!!」

ギリギリギリ

アヴドゥル「なんとか歯で止めたか・・・!このスタンドは『塔』のカードの暗示を持つスタンド『灰の搭“タワーオブグレー』!!
      噂によれば事故にみせかけ大量殺人を行うらしい!DIOの部下だったのか・・・!」

承太郎「オラオラオラオラ!!!」ドドドドドドドドドド

アヴドゥル「またかわされた・・・!両手のラッシュまでも・・・!」

ジョセフ「本体だ!本体を狙うしかない!しかし、どこに!?」

フッ

花京院「また消えた・・・!」

承太郎「あそこだ!客席の裏に移動した!!」

ボッ!ボゴボゴボゴオオオ

ジョセフ「乗客の舌が一気に喰いちぎられたぞッ!!」

灰の塔「くくく・・ ビンゴォ!!喰いちぎってやったぞ!そして!俺の目的は・・・」

花京院「舌から垂れる血で文字をッ!」

『Massacre“皆殺し”』

アヴドゥル「なんという奴だ!」

花京院「アヴドゥルさん!あなたのスタンドで奴を捕らえるの難しいでしょう。JOJO・・・君のパワーでは機体に穴が開くかもしれない・・・!
    そして!こんなに人が密集してる所ではジョースターさんのスタンドも使えない・・・」

花京院「ここは私の高貴なるスタンド『キラークイーン』こそ、奴を始末するのにふさわしい・・・!」


灰の塔「花京院!お前のスタンドの能力はDIO様から聞いている。他の誰よりもお前のスタンドが一番危険だろうがッ!」

ジョセフ「奴の言うとおりじゃ、機内で爆発など危険すぎるぞッ!」

花京院「私に策があります。皆は私の後ろへ!キラークイーン!」ドギュウゥン

ギャン

ジョセフ「無茶じゃッ!!キングクリムゾンでも追いつけなかったスタンドに肉弾戦など!!」

フッ

灰の塔「遅い!そんなのろまな攻撃があたるか!」

アヴドゥル(いや・・・ キラークインは決して遅いスタンドではない!ただ、奴が速すぎるのだ・・・!)

花京院「まだまだ行くぞ!ハァァァ!」ギャンギャンギャン

シュッシュッシュッ

ジョセフ「だめじゃ!そんなラッシュではかわされてしまうぞ!」

灰の塔「そろそろ終わりにするか!死ねいッ!花京院!!」

花京院「ところで少し熱くないか?灰の塔・・・?」

灰の塔「何?」

花京院「スタンドは精神の力!とはいえあれだけ動かしたんだ!君も僕も体温が上がってるはずだ・・・!」

灰の塔「まあ確かにな!もっとも貴様が遅すぎて軽いウォーキングみたいなもんだが・・・」

花京院「それでも周り乗客よりは高いはずだ!キラークイーン!『第二の爆弾』“シアハートアタック”」

承太郎「あの戦車型の爆弾は!俺が予知で見た自動追尾爆弾・・・!」

花京院「シアハートアタックは温度を感知して自動で攻撃する・・・!つまり、シアハートアタックが狙うのは!灰の塔!貴様の本体だ・・・!」バァーン

灰の塔「な、なんじゃとぉぉぉッ!!」

シアハ「コッチヲ見ロッ!」キュルキュルキュル

花京院「どうやら見つけたようだな・・・!」

ガボンッ!!

ジョセフ「おお!乗客のじいさんの口に飛び込んだぞッ!!」

爺さん「うわあああああ!!アゴッ!」

シューウ

アヴドゥル「灰の塔が消えた!やはり、あの老人が本体か!!」

コツコツコツ

花京院「さて、このままシアハートアタックに爆発させてしまったら、機が吹っ飛んでしまうな・・・!もどれ!シアハートアタック」

爺さん「ゴホッ!うぉえ」

花京院「確か貴様のスタンドは人の舌を喰いちぎるのが好きらしいな・・・ つまり、貴様の死に様に最もふさわしいのはその舌を破壊することだ!    キラークイーンの能力は『触れたものなんでも爆弾に変える』こと・・・!」

花京院「貴様の舌を爆弾に変えることにするか・・・ あまり触れたくはないがね・・・ キラークイーン!」

ビシュゥゥン!ドグァンッ!!

爺さん「ぎゃあああああッ!!ベロロロロロ」

花京院「おざましい死に様だな・・・!おざましいスタンドの本体にはふさわしい死に様だ!」

花京院「こいつの額には肉の芽はないようだが・・・」

アヴドゥル「灰の塔はもともと旅行者を事故に見せかけ殺害し、金品を奪う根っからの悪党スタンドだ・・・!
      欲に目がくらみ・・・そこをDIOに利用されたんだろーよ」
ギュイイイン

ジョセフ「飛行機が傾いて飛行しとるッ!」

承太郎「コックピットへ行くぞ!」

花京院「パイロットの舌がッ!」

アヴドゥル「灰の塔の仕業か!」

ジョセフ「プロペラ機を運転した経験を持つわしに任せろッ!」

無事不時着

―香港のレストラン―

ジョセフ「先ほどのたくさんの乗客を巻き込むかもしれん!これからは飛行機はやめたほうがよさそうじゃ」

承太郎「陸路か海路を通ってカイロに向かうしねぇな・・・」

アヴドゥル「しかし!50日以内にカイロに向かわねば・・・ホリィさんの命が・・・!」

ジョセフ「飛行機でなくとも50日以内でエジプトなどわけないわい。ルートはカイロを提案する!適当な大きさの船をチャーターしてのう」

アヴドゥル「それがよろしいでしょうな!ヒマラヤや砂漠もないですし」

ジョセフ「だが、やはり一番の危険は・・・DIOが差し向けてくるスタンド使い!」

花京院「承太郎!香港のレストランでの作法を知りたいかい?」

承太郎「いらん!」

???「すいません!ちょっと良いですか・・・?私はフランスから来た旅行者なんですが・・・ メニューの漢字が読めません・・・」

ジョセフ「わしに任せろ!エビとアヒルとフカヒレとキノコの料理じゃな」

・・・・
ドシャアアン

アヴドゥル「カエルと牛と魚と貝の料理に見えますが・・・」

承太郎「そんなことだろうと思ったぜ・・・!」

ジョセフ「じゃが!うまい!」

旅行者「手間ひまかけてこさえてありますな~!このニンジンの星の形・・・ なんか見覚えあるな・・・
    そういえば私の友人が首筋にこれと同じアザを・・・持っていたな・・・!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ

花京院「貴様・・・新手の!!」

ゴボゴボゴボ

承太郎「スープの中から!何かが・・・!」

アヴドゥル「ジョースターさん!あぶないッ!!」

ジョセフ「うお!スタンドじゃ!」

アヴドゥル「D4C!」ゴアッ!

カキーン

旅行者「ほう!私の一撃を受け止めるとは・・・ かなりのパワー・・・!しかしッ!!」

シュシュシュシュシュ!

ジョセフ「なんという剣さばき!」

旅行者「俺のスタンドは『戦車』のカードを持つ『銀の戦車』“シルバーチャリオッツ”!モハメド・アブドゥル!!まずは貴様から殺すッ!!」

to be continued

旅行者「名乗らせていただこう!ポルナレフ・・・ ジャン・ピエール・ポルナレフ・・・!」

アヴドゥル「メルシーボーク 君はずいぶんと礼儀正しいようだな・・・ しかし、私に先に挑むとは私の能力をしらないようだ・・・!」

ポルナレフ「D4C!隣の世界、正当防衛、そして愛国心を暗示する『えげつなさ』のカードを持つスタンドだったな!
      予言しよう!お前は“自分の能力を発動することなく”!私に破れるとなッ!!」

ショセフ「な!どういうことじゃ!」

ポルナレフ「戦えば理解するだろう・・・ さてアヴドゥル!はさむ物が多いこのレストラン内で戦うか・・・?」

アヴドゥル「いや!広いところでの戦闘を希望したい!ここではまわりを巻き込んでしまう・・・!」

ポルナレフ「いいだろう!」

―タイガーバームガーデン―

ポルナレフ「では、こちらから行かせて貰おう!ホラァッ!!」ショァ

アヴドゥル「D4C!かわせッ!」シャバッ

アヴドゥル「く!ほほが」

ジョセフ「かわしきれなかったか!」

ポルナレフ「遅い!遅い遅い!ホラホラホラホラッ!!」ドドドドドドド

花京院「アヴドゥルさんが!どんどん切られていくッ!」

承太郎「異世界への移動とやらはしないのか!?」

ジョセフ「無理じゃ・・・ D4Cは挟まれた時のみ移動できる能力・・・!切るという動作では発動しないッ!」

花京院「これが奴の“自分の能力を発動することなく”という予言の意味か!!」

ポルナレフ「致命傷をさけるので手一杯のようだなぁ!」ドドドドドド

ジョセフ「くぅ~ 近距離の能力ではポルナレフのほうが上なのかッ!」

アヴドゥル「ふ」ニヤリ

ポルナレフ「アヴドゥル!何がおかしい・・・?」ガシ

ポルナレフ「な、何イイイイッ!私の体を数人のアヴドゥルを掴んでいるぅ!!う、動けん・・・!!」

アヴドゥル「『Dirty Deeds Done Dirt Cheap』“いともたやすく行われるえげつない行為”」

ポルナレフ「いつの間に・・・!?」

アヴドゥル「なぜ、私が有利な場所からわざわざこんな所から移動したのがわかるか?それは!移動中に隣の私をこっそり呼ぶためだ!」
ドシャァァン

ジョセフ「お前さんが先頭を歩いてる間にのぅ・・・」

承太郎「じじいとくっついて歩くのは気色悪かったがな・・・」

ポルナレフ「くっ卑怯者めッ!」

アヴドゥル「気づかないお前が間抜けなのだ!このアヴドゥル・・・ 目的を達成するためなら手段は選ばん!!D4C!奴の腹を切り裂けィ!」
ザシュゥッ

ポルナレフ「グフ」ガクッ

タタタタタ

ジョセフ「さすがじゃッ!アヴドゥル!えげつないのぅ」

花京院「しかし、随分間抜けな奴でしたね」

アヴドゥル(何かがおかしい・・・ いくら移動中こっちを見てなかったとはいえ・・・!
      あんな至近距離で隣の世界の私が現れて気づかないものなのか・・・!?そもそも、私がそんなリスクの高い作戦を考えるか・・・?)

承太郎「アヴドゥル・・・」ホグオッ

アヴドゥル「うぐぅ!」

アヴドゥル「なぜ!承太郎が私を殴ったのだ!!これはまさかッ!!『夢』か!!」

パチ

承太郎「やっと・・・目覚めやがった・・・」

アヴドゥル(み、皆の体がドロドロに溶けて眠っているッ!)

ポルナレフ「承太郎!貴様、目覚めていたのかッ!!」

承太郎「自分が・・・眠る未来が・・・見えたからな・・・そこの魚料理の骨を掴んだんだ・・・咄嗟にな・・・そして、目覚めることができた・・・
    だが・・・俺はアヴドゥルを・・・レストランの外にふっ飛ばすので・・・手一杯だ・・・あとは・・・任せた・・・ぜ」ガク

アヴドゥル「承太郎ぉ!!」

ポルナレフ「くそ!なんということだぁ!!こんな形で私の能力が・・・」

アヴドゥル「『幻覚』!!それが貴様のスタンドの本当の能力か・・・!銀の戦車は私の幻覚の中の産物・・・!」

ポルナレフ「ばれてしまっては仕方ない!その通りッ!幻覚、独善、そして忍び寄る恐怖の暗示を持つ『蛇』のタロットカードを持つスタンド
      『白蛇』“ホワイトスネイク”それが私の本来のスタンドだぁ!!」バァーン

ポルナレフ「幻覚でだまし討ちをする・・・ 私の騎士道に反する能力だが、君達の強さに敬意を評しているからだと理解してほしい・・・!
侘びといってはなんだが、『白蛇』の能力を説明する時間を頂けるかな?」

アヴドゥル「お心遣い感謝する!ただし、余計な行動をしたらその場で攻撃するッ!」

ポルナレフ「ふっ 私のスタンドの能力は『幻覚』がメインではない!近距離戦闘も得意だ!
『幻覚』はあくまで補助に過ぎん!DISCを奪うためのな・・・」

アヴドゥル「DISC・・・?」

ポルナレフ「白蛇の能力は相手のスタンドや記憶をDISCにして奪うこと!
それには幻覚で眠らせて抜き取る方法と近接戦闘で直接抜き取る方法の二種類がある・・・!」

アヴドゥル「この人数との近接戦闘は危険・・・ゆえに!前者の方法を取ったというわけか・・・!」

ポルナレフ「ウィ!だが、今は一騎打ち!私の得意とする近接戦闘が生きるときだ!!」

アヴドゥル「残念だが・・・君と近接戦闘をするつもりはない!」バサッ

ポルナレフ「な!マントを脱いで投げつけてきた!」

アヴドゥル「『Dirty Deeds Done Dirt Cheap』“いともたやすく行われるえげつない行為”」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ

ポルナレフ「ここは!?レストラン?な!もうひとり私がいるぞ」

アヴドゥル「ここは『隣の世界』!本来は私しか行き来できないが特別に連れてきてやった!ポルナレフゥゥゥゥ・・・
      『同じ世界』に『同じ二人』が存在することはどんなものだろうと出来ない・・・!この私のスタンド能力以外はな・・・!」

ポルナレフ「な、なんだとぉぉぉ!!」

アヴドゥル「ゆっくり味わえ・・・!!」

ポルナレフ「うわぁぁぁ!!私の体が崩壊していくぅッ!妹よ!すまないッ!!私は・・・ここまでのようだ・・・!」ガァアアン

フワァァァ

ジャン=ピエール・ポルナレフ スタンド名『ホワイト・スネイク』 死亡

ジョセフ「幻覚か・・・ 恐ろしい能力じゃったな」

承太郎「しかし、殺しちまって良かったのか・・・?」

アヴドゥル「確かに断末魔がも何か事情がありそうな感じだったな・・・ 能力も優秀だし、仲間にすれば役に立ったかもしれない・・・
良し!『別の世界』から別のポルナレフを連れてこよう!」ドシャァァン

ジョセフ「おお。それが良い!」

承太郎「よくねぇだろ!他の世界から消えちまうんだ・・・何の解決にもならねぇ・・・」

アヴドゥル「承太郎!大事なのはこの基本世界が平和になることだ・・・! 基本世界のDIOを倒すことだ・・・!!」

承太郎「(なんだ!この目的を達成するためには手段を選ばないと言わんばかりの目は・・・!) 何を言っても無駄みてぇだな!勝手にしろ・・・」

フワッ

承太郎「ほんとに行きやがった・・・」

・・・・・・

アヴドゥル「都合よく気絶してたポルナレフを見つけたぞ!承太郎、肉の眼を抜いてやってくれ…!」

スルーー

ジョセフ「これで肉の眼がなくなり憎めない奴になったようじゃな!」

ポルナレフ「私を助けてくれたのか・・・?」

アヴドゥル「お前は殺すにはおしい男だったからな・・・!」

承太郎「よく言うぜ」コソコソ

花京院「まあまあ」

アヴドゥル「良ければ事情を聞かせて貰えないか?」

ポルナレフ「その前にムッシュジョースター!あなたの左腕は右腕ではないかな?」

ジョセフ「左腕が右腕?この左腕は義手じゃぞ?ほれ」

ポルナレフ「失礼な詮索であった許してくれ・・・ 実は私は妹を殺した両腕が右腕のスタンド使いの男を探している!
      そこをつけこまれDIOに屈してしまった」

アヴドゥル「DIOは世界中のスタンド使いを仲間にしているはずだ!私達とくれば出会えるかもしれん・・・!」

ポルナレフ「アヴドゥル・・・! よろしく頼む」

承太郎「あいつにはここは他の世界だってことは言わないのか?」ゴニョゴニョ

ジョセフ「まあ、敵討ちなんて本人が納得するためのものじゃからのぅ・・・ 言わないほうが本人にもよいじゃろう・・・」

承太郎「えげつないな・・・」

花京院「はは」

女観光客「すいません!写真撮ってもらえませんか?(あの学生服の人かっこいいわ!きっかけ作っちゃおぅっと)

承太郎「やかましい!」

ポルナレフ「まぁまぁ!写真なら私がとってあげよう!君は足が綺麗だからね全身いれようかぁ~!」

アヴドゥル「な、連れてくるポルナレフを間違えたか?」

ジョセフ「スタンドは一緒じゃし、多少性格が違っても問題ないじゃろ・・・!」

花京院「元々、ああいう性格だったんじゃ・・・」

承太郎「やれやれだぜ・・・」

to be continued

これで仲間達が出揃いました。次回からはラスボススタンドによる瞬殺やイージープレイがはじまるのでクダる可能性大です。なんとかワンパターンにならないようにするので続けてみてくれると助かります。ちなみに筆者は3部アニメを楽しむために漫画を読むのを制限しているので、アニメに追いついた場合は更新が遅くなります。

ちゃんと原作は1~7部まで読み終わってますよ。3部読み返すのを我慢してるだけです

ジョセフ「香港からシンガポールまで丸三日!ゆっくり英気を養うとするか・・・」

???「離せ!このボンクラッ!!」

ジョセフ「どうした!?ワシ等の他に乗客は乗せないはずだぞッ!」

船員「密航者ですよ!ガキぃ~今からてめぇを海洋警察に突き出してやる」

密航者「警察!頼むよぉ~見逃してくれよ!シンガポールにいる父ちゃんに会いに行くだけなんだ」

船員「嫌だね」

ガブ

船員「ギニャア!」

密航者「あ~ばよッ!」ドボンッ!

ポルナレフ「おほー!飛び込んだぞ!元気いーっ」

船員「まずいっすよ!この辺はサメが出る海域なんすよ!」

ジョセフ「な!まずいっ!小僧ッ!戻れ!サメが出るぞ!!」

ポルナレフ「やばい!サメが追ってきてるぞッ!!」

ギュウウウン

密航者「え!うわああああッ!!」

バギィア!

承太郎「オラオラオラーッ!」

ジョセフ「おお!さすがキングクリムゾンじゃッ!!サメを一撃で吹っ飛ばしおったぞ!」

承太郎「やれやれだぜ・・・!クソガキ!ん?てめぇ・・・女か・・・!」

ペタペタ

少女「てめー!このアン様の胸を触りやがったな・・・!」

ユゥラーアアー

ジョセフ「承太郎!!下じゃ!下から何かが襲ってくるぞッ!!サメじゃない・・・!すごいスピードじゃぁッ!!」

アヴドゥル「あそこからじゃ泳いたら間に合わないッ!ジョースターさん!隠者の紫をッ!」

ジョセフ「隠者の紫!!承太郎!掴まれいッ!」

バキューン

ポルナレフ「よし!ギリギリ間に合ったぜっ!」

花京院「今の奴・・・!消えたようだな・・・」

ジョセフ「ということはスタンド・・・?」

アヴドゥル「海底のスタンド・・・?このアヴドゥルでも聞いたことのないスタンドだ・・!」

ポルナレフ「あの女の子、スタンド使いか?」

ジョセフ「船員全員の身元はチェック済みじゃからのぅ」

???「この女の子かね?密航者と言うのは・・・」バァーン

ジョセフ「船長・・・!」

ガシィ

アン「は、離せぇ!!」

船長「私は密航者には厳しいタチだ・・・!港につくまで船室に軟禁させて貰うよ」

スパァー

船長「それと甲板での喫煙はご遠慮願おう!」バン

承太郎「ちっ」

スタスタスタ

承太郎「待ちな!船長!てめぇ?スタンド使いか?」

ジョセフ「そんなはずはない!このテニール船長はSPW財団の紹介を通じ身元は確かだ!」

承太郎「スタンド使いに対する共通の見分け方を発見した!スタンド使いはタバコの煙を少しでも吸うと鼻の頭に血管が浮き出る・・・!」

ポルナレフ「本当かよ!」

承太郎「触ったのは俺らだけか・・・そこのガキも船長も違うようだな」

ジョセフ「承太郎!!どういうことじゃ・・・?」

承太郎「こうやってスタンド使いを調べていこうと思ってな。船長!引き止めて悪かったな・・・」

船長「あ、ああ。(危ねぇ危ねぇ・・・!DIO様から承太郎には予知能力があるから注意しろって忠告がなかったら引っかかってた所だぜ!)」

承太郎「やれやれ・・・一発で見つかるほど甘くねぇか・・・!面倒だが・・・この方法を船員全員に試すか・・・」

船長(奴らのスタンドは厄介なものばかり・・・!一人ずづ海に引きずり込んでいかねぇとな!
   まずは・・・空気のない水中では何もできない花京院からだ!!)

花京院「結局ジョジョの作戦ではスタンド使いは見つからなかったか・・・」

船長(甲板の上で一人でたたずんでやがる・・・!丁度いいぜ)

ガシッ!!

花京院「な!船長!!」

船長「俺は船長じゃねぇ!てめぇらが探してるスタンド使いだよ!!水のトラブル!嘘と裏切り!
   未知の世界への恐怖を暗示する『月』のカード!その名は『暗青の月』“ダークブルームーン”!!」

花京院「本当の船長はどうした・・・?」

偽船長「本物の船長は香港の海底で寝ぼけてるだろうぜ!さあ!一緒に海水浴に行こうぜ!お兄ちゃん!!」

ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm23523919

ガボォォン

偽船長「よお~こそ!よお~こそ!暗青の月の独壇場水中へ・・・!」

花京院(まずいぞ・・・空気のない水中では僕のキラークイーンの爆発はまったく機能しない!奴はそれを知っているから、
    僕を最初に狙ったのか・・・!とりあえず、海上に顔を出して皆に助けを!)

偽船長「助けを呼ぼうたって!そうはいかないぜ・・・!お兄ちゃん!」

花京院(く!奴のスタンドが水中に巨大な渦を作ってる!流れが強すぎて!上に上がれないッ!!)

―甲板―

ジョセフ「なんじゃ!この音は!!」

アヴドゥル「巨大な渦が出来ています・・・!あの中にいるのは!!花京院と船長・・・!?」

承太郎「あの船長がスタンド使いだったか・・・!」

ポルナレフ「とりあえず花京院を助けるぞ!ホワイトスネイク!」

ザバ!ズバーン

ポルナレフ「これは奴のスタンドの鱗だ!飛び込んだらズタボロになっちまうぜッ!」

ジョセフ「もし飛び込んだら全員皆殺しじゃ!!」

―水中―

偽船長「お兄ちゃ~ん!真ん中は水の流れがないぜぇ・・・ここで殴りあうか・・・?
    もっとも俺のスタンドのカッターのような腕と戦う覚悟があるなら・・・だけどな・・・!」

花京院(なんとか、海中で回っていた貝殻を掴むことができた・・・!これを爆弾にして奴にぶつければ・・そのためには空気だ!空気が必要だ・・・!)

偽船長「お前はもうおしまいなんだよ!お兄ちゃんっ!」

花京院「ぐあああああ」

断末魔の一瞬!花京院の精神内に潜む爆発力がとてつもない冒険を産んだ!

普通の人間は追いつめられ、息が苦しければ水面に出ようとばかり考える!

だが!花京院は違った!逆に!花京院はなんとさらに!海底へ潜ったッ!!

『花京院パパ「なに典明?ポチがおもちゃの操り人形を咥えて話さない?典明!それは無理矢理引き離そうとするからだよ・・・」

花京院パパ「逆に考えるんだ・・・!『あげちゃってにいいさ』と考えるんだ・・・!」』

花京院「キラークイーンッ!!」

ビューン

偽船長「苦し紛れか?そんな貝殻を投げつけたくらいで!俺にダメージを与えられるわけないだろォォー!おにいちゃん?」

花京院「今だ!点火!!」

ボゴグォン!!

偽船長「んぶッ!!そんな・・・馬鹿な・・・空気がない所で・・・爆発・・・?」

花京院「空気ならあったさ・・・!お前の口から出ている空気がな!」

偽船長「まさか・・・そんなわずかな空気で・・・!?」

花京院「確かにわずかだった・・・ お前を殺しきれなかったよ・・・!最もそのせいでお前はは苦しんで死ぬことになりそうだ」

偽船長「うぐうぐ」ビヒュー

花京院「僕を甘くみた報いだ!じっくり味わえッ!!」バァーン

プハー

ポルナレフ「すげーぜ!花京院ッ!」

ジョセフ「これで安心して船旅を続けられるのぅ」

ドドドドドドドドドドドドド

ジョセフ「な!何イィィィィィ!!船が爆発を始めたぞ!!」

ポルナレフ「花京院!やりすぎだろーがっ!」

花京院「え?違う!僕じゃないィィ!!」

承太郎「やれやれ!そんなことよりさっさと脱出するぞ・・・!」

ーDIOの館ー

DIO「エンヤ婆!俺は恐怖を克服することが生きることだと思う・・・!世界の頂点に立つものをほんのちっぽけな恐怖をも持たぬもの!!」

エンヤ婆「わしはアンタにスタンドの動かし方を教えた・・・ そしてその不死身の肉体・・・!何か恐怖することがあるので・・・?」

DIO「ジョースターとアヴドゥル達」

エンヤ婆「確かに奴らのスタンドは強力・・・!しかし、どんなスタンドもあなたの能力の前では無力のはずじゃ!
     貴方様が出向くまでもない・・・ 七人のスタンド使いがシンガポールに向かっておりますじゃ・・・!」

ピクピクピク

エンヤ婆「しかもその内一人はわしの息子じゃ!息子の二つの右腕がやつらを打ち砕くじゃろうッ!!わしの二本の左腕がそう言っておる・・・!」

DIO(せめて、アヴドゥルぐらいは始末してもらいたいものだ・・・)

to be continued

今日は無理っす。何日書き込まないと消えちゃうんだっけ?

アヴドゥル「ポルナレフ・・・ そんな瀕死の偽船長をジョースターさんに拾わせてどうするつもりだ?」

ジョセフ「こいつそれなりに重かったぞ!腰痛になったらどうしてくれるんじゃッ!」

ポルナレフ「ちっちち!俺のスタンド能力を忘れたのか?」

承太郎「記憶とスタンドをDISCにして奪う・・・だったか?」

ポルナレフ「その通り!そして、DISCにしたスタンドを自由に使うことができるんだッ!」ザバァーン!!

アヴドゥル「ということは我々は暗青の月を手に入れたも同然ということか!!」

ジョセフ「それはすごいのぅ~ もしや記憶のほうも見れたりするのか?」

ポルナレフ「そういうことだぜ!じゃあ、行くぞ・・・見てろよぉ~!ホワイトスネイク!」

ペリペリウィンウィン

白蛇「DISCを回収しました」

ポルナレフ「よし!よくやった!」

花京院「それで?どうやって記憶をみるんだ・・・?」

ポルナレフ「頭に差し込んでみな。気持ちわるくなるから俺はあんましたくねぇけどよ・・・」


ジョセフ「どれ。ワシが見よう」

ガグン

ジョセフ「おお・・・これは・・・!?なんじゃとぉぉぉッ!!」

アヴドゥル「何か見えましたか・・・?」

ジョセフ「ぐ」ズボァ

ジョセフ「恐らく・・・この話をきけば、ここにいる全員が身の毛もよだつ恐怖を感じることじゃろう・・・!」

アヴドゥル「恐怖・・・ですか?」

ジョセフ「うむ!まずはこの男はDIOに金で雇われただけで奴に関してはワシらが知る以上のことは知らないようじゃ!
     問題はこの男がスタンドに目覚めたきっかけじゃ」

花京院「きっかけ?」

ジョセフ「ワシはずっと疑問に思っておった!DIOがなぜスタンドに目覚めたのか・・・
     最初はワシの祖父の肉体を奪った結果目覚めたものだと思っておった・・・!じゃが、それは間違いじゃった・・・!」

承太郎「もったいぶった言い方しやがって!はやく先を言えいッ!」

ジョセフ「DIOは・・・DIOは・・・“一般人をスタンド使いにする特別な矢”を持っているのじゃあああああ!!」ドドドドドドド

ポルナレフ「スタンド使いにする・・・矢・・・!?」

ジョセフ「そうじゃ。この男がDIOに出会い、矢で貫かれ、スタンド使いになる記憶が読めた・・・!」

アヴドゥル「なるほど!私があのスタンド(暗青の月)を知らなかったのは偽船長がDIOによってスタンド使いになったばかりだから・・・というわけですね」

花京院「しかし、スタンド使いにする矢・・・!そんなものがあるとは・・・!」

承太郎「DIOがスタンドに目覚めたのもそのおかげか・・・」

ジョセフ「断言はできんが・・・可能性は高いじゃろう。そして!もっと恐ろしいのが・・・!」

承太郎「その矢の力で大量のスタンド使いを従えているかもしれんってことか・・・」

ジョセフ「記憶の中でDIOは『君には素質があるかもしれない』と言っとった!矢で射抜けば誰でもスタンド使いになれるわけではないとは思うが・・・」

ポルナレフ「それでもあんまりグズグズはしてられねぇな」

アン「(こいつら一体何の話をしてるんだ?)って、うわぁぁ!」

ジョセフ「なんじゃ!どうした・・・!」

アン「み、みみみみみ」

ポルナレフ「貨物船だ!!救難信号を受けてくれたんだ!助かったぜ!!」

承太郎「妙だな。タラップが降りてるのに誰も出てこねぇ」

ポルナレフ「ここまで救助にきてくれたんだ・・・!船員が全員スタンド使いでも俺は乗るぜ!」

-甲板―

アヴドゥル「誰ものっていないようですね・・・」

アン「操舵室に猿よ。猿がいるわ!」

ジョセフ「猿などどうでもいい!人は!人はいないのか!?」

花京院「ん?アヴドゥルさん!後ろだ!」

ポルナレフ「船のフックがアヴドゥルに向かってく!避けろ!アヴドゥルッ!!」

ギュゥゥゥ

アヴドゥル「何!!」

アヴドゥル「く!」シュッ

ジョセフ「ほ。間一髪でかわしたか!」

承太郎「やはりこの船にはスタンド使いが乗ってるみてぇだな・・・」

ポルナレフ「だけど、スタンド使いもスタンドも見えなかったぜ」

ジョセフ「とりあえずワシら以外は船員室にでも移動してもらおう・・・!」

-操舵室―

アン「え!猿が人間の女の子のピンナップ見てる・・・!?あんた何者なの?」ゴクリ

―シャワー室―

アン(なんか、体がベトベトするし。シャワーでも浴びようかしら)

シャアアアア

???「うほ(お嬢ちゃん!ええ体しとるやないか)

アン「あんたはさっきの」

猿「ウキィィィ」

ドゴン!

アン「ジョジョ!!」

承太郎「てめぇ!ただのエテ公じゃねぇな・・・!まさか、てめぇがスタンド使い!」

エテ公「うきゃぁ!(なんや!?急にわいを殴りおって!!お返しや!!)」

承太郎「オラァ!!」

ガシ

承太郎「エテ公だけあってかなりの力だな・・・!」

バキバキバキドゥンドカン!

承太郎「う!プロペラが一人でに取れて俺の肩に刺さりやがった・・・!奴のスタンドか?」

エテ公「ぐふふ(どや?痛いやろ?わいはもっと痛かったんやで・・・!もう一発喰えやッ!)

承太郎「プロペラが勝手に曲がって!!」

バギャアン!

承太郎「ぶッ!俺をぶったたきやがった!」

エテ公「ウホホ!!(今度は直接殴ったるでぇ~!)

承太郎「させるか!!オラオラオラ」

エテ公「ウキャアア!(危ない危ない!壁の中に避難させてもらうわ・・・!)」

承太郎「壁の中に消えていきやがった!!奴からスタンドのエネルギーを感じた・・・!
だが、スタンドが見えないのはなぜだ?いや・・・もう見えてるとしたらッ!!」

ガシィ

承太郎「パイプが一人でに俺に巻きついてきて、壁に押し付けれちまった!!間違いねぇ!スタンドはこの貨物船かッ!!」

エテ公「ウキキキキキキ(どやぁ!わいの船の乗り心地は・・・?わいのスタンドは『ストレングス』・・・
この船が全てがスタンドなんやで!てめぇらはもうおしまいや!!)」

アン「きゃ!」

エテ公「ウキキ(お嬢ちゃん!あんたはわいが可愛がってやるさかい・・・ 安心せい)」

バシ!

承太郎「その投げつけたボタンはてめぇのスタンドじゃないぜ・・・!」

ピクピクピク

エテ公「ウキャアアアアアアアアア!!!」

???「『Dirty Deeds Done Dirt Cheap』“いともたやすく行われるえげつない行為”」

ドゴッ!

エテ公「ギニャ」

アン「ジョジョの体からアヴドゥルがでてきた・・・・!?」

アヴドゥル「猿!私の体を甲板に沈めてくれて礼を言うぞ・・・!おかげで隣の世界に移動できた・・・」

エテ公「ウッウキ!(アカーン!!やってもうたッ!!)」

アヴドゥル「最初に私をフックで貫こうとしたあたり、私の能力をDIOから聞いていたな?
だが、彼女に欲情してそれを忘れた・・・ そんな所だろう?所詮は猿だな・・・!」

エテ公「ウキキーー!!(なめやがって!)」

ガシィ

アヴドゥル「承太郎のように私を壁に押し付けたか・・・ だが!後ろを見ろッ!」

エテ公「ウ・・・キ・・・!?(後ろにもう一人のアヴドゥルが・・・!?)

アヴドゥル2「『Dirty Deeds Done Dirt Cheap』“いともたやすく行われるえげつない行為”」

バサッ

承太郎「よし!マントに挟まって、あのエテ公はとなりの世界にいっちまったか・・・!」

アヴドゥル「さあ!奴がいなくなったことでこの船はなくなるはず!さっきのボートに戻るぞ!!」

ドドドドドドドド

ジョセフ「本当に船そのものがスタンド使いじゃったのか・・・!」

ポルナレフ「アヴドゥルが異世界に飛ばさなきゃ・・・ あのスタンドも手に入ったのによう!」

アヴドゥル「とてもつなくえげつなく恐ろしいスタンドだったからな・・・!」

―沈黙―

アヴドゥル「な!みんなどうした・・・?」

承太郎(一番えげつねぇのはてめぇのスタンドだよ・・・!)

to be continued

どうやってポルナレフを苦戦させよう。こんな悩み始めてだわ

???(突然だが・・・俺の名は呪いのデーボ。どこにでもいる普通のスタンド使いさ)

デーボ(DIO様の命令でジョースター御一行を暗殺するためにホテルのロビーで奴らを見張っている。
実は今俺は重大な問題を抱えていてな。それについて悩んでいるんだ・・・)

デーボ(その話をする前に俺のスタンドについての説明をせねばならん。
    俺のスタンドは呪いに振り回せれ精神状態の悪化、不吉なる墜落の道を意味する『悪魔』の暗示を持つ黒檀の悪魔“エボニーデビル”)

デーボ(こいつは俺を傷つけた相手への恨みパワーで動かすスタンドだ。ゆえに俺は必ず戦う前にダメージを受けない。
    はっきり言ってそこは問題じゃない俺は丈夫だからな。)

デーボ(問題点、それは・・・・・・奴らの攻撃がみんな一撃必殺だということだ・・・!
    アヴドゥルの異世界飛ばし、花京院の爆弾、ポルナレフのDISC取りにジョセフのウィルス。怪我するどころじゃない。即死!)

デーボ(唯一承太郎の攻撃は即死ではないが、予知にあのパワーとスピードだ!何かする前にやられるだろう!)

デーボ(とりあえず、奴らがどの部屋に泊まるか会話の盗み聞きに集中するか)

-912号室―

デーボ(ジョセフとアヴドゥル、花京院と承太郎が同じ部屋でポルナレフが一人・・・ ならば一人のポルナレフを狙うのが定石・・・!
    しかも、名案を思いついたぞ!グヒヒヒヒ)

ポルナレフ「俺らに休む暇も与えてくれねーのか・・・!でてこい!!」

デーボ「なぜ俺が冷蔵庫に入ってるとわかった・・・?」

ポルナレフ「でめー!頭脳が間抜けか?冷蔵庫の中身を中身を全部外にだして片付けてねーぜ!!」

デーボ「俺の名は呪いのデーボ。スタンドは悪魔“エボニーデビル”だ・・・」

デーボ(ぐふふ。少しイラついてるなポルナレフ・・・ このままお前を怒らせて直接殴ってもらうことにするぜ!!)

デーボ「そういえな、ポルナレフゥゥ・・・!てめぇの妹はスタンド使いに殺されたらしいな・・・?」

ポルナレフ「あん?」ピキ

デーボ「お前の妹だ。きっと死んで同然のブサイクなんだろうなぁ?」

ポルナレフ「なぁにぃ~!!」ピキキ

デーボ「その両手右の男には感謝しないとなぁ・・・ 世界から屑女を一人減らしてくれてありがとうってよ!!」

ポルナレフ「ふざけるなッ!!」

ガシィ

デーボ「うぶッ!!」

ポルナレフ「いい加減にしやがれ!!この屑やろうが!!」

デーボ「ぐへへ。俺を殴ったな!そこの台の上の人形に血が届くくらい殴ったな!とってええもぉいてぇよォおおお!ハハハハハウハハハハハハ」

ポルナレフ「なんだ・・・こいつ・・・?」

デーボ「おれぇぇのぉおおおの悪魔はそいつをうらめばうらむほど強くなるのだッ!!チクショォオオオオオ!ゆるさんぞぉぉおおお!!」

バシィ!

ポルナレフ「ベランダから飛び降りやがった!しかも下に落ちてねぇ!!どこいきやがった!?とりあえず、ジョースターさんに連絡するか?」

デーボ(うけけけ上手くいったぜ!!後はポルナレフに落したカギを拾わせ!ベッドに下におびき寄せれば・・・!うひひひ)

ポルナレフ「あれ?カギがねぇぞ?ベッドの下か・・・」

スタスタ

ポルナレフ「なんだ・・・この音?」

シルシルシルシルガシィッ!

ポルナレフ「何イ!!いきなりロープが出てきて俺の体が縛られたッ!?」

???「うけけけけけけけけけ!!よくも俺の顔面を思いっきりぶん殴ってくれたな!」

ポルナレフ「部屋にあった人形!?」

人形「ウケッケケケ!!てめぇはもう動けねぇんだ!終わりなんだよぉ!!」

ポルナレフ「その声!!てめーは呪いのデーボ!!それがてめーのスタンドの本当の能力かッ!」

ビショビショ

ポルナレフ「ん?これは・・・ジュースか?」

人形「後はこの漏電したドライヤーをそのビショビショの床に押し付けて感電死させてやる!!ウケケケッ!死ねいッ!!ポルナレフ!」

ポルナレフ「うぎゃあああああ」ビリビリビリ

人形「ウケケケケケケケケケケケケケケ」

ポルナレフ「随分と楽しそうな夢を見てるみてぇだな。幻覚の中だってのによぉ」

ポルナレフ(怪しい冷蔵庫を発見してこっそり外から幻覚攻撃を仕掛けたが、上手くいったぜ・・・!)

ポルナレフ「今回は敵が間抜けで助かったが、今後は色々警戒しねーとな・・・!じゃあな!DISCは貰ってくぜ!!」ペリペリウィンウィン

to be continued

ついにアニメに追いつきました。以前から言っていましたが、ここからは週一ペースでの更新になります
原作を知らないからではなくアニメを楽しむために原作を読むのを縛っているからです
それではまた来週

ミス発見
>>133
四番目のデーボのセリフ
受けない×
受けないといけない○

タイトルに【ジョジョ】ってつけたらもっと伸びたかな(´・ω・`)

さて、どうやって倒そう

ジョセフ「アヴドゥル。DIOの動向を探るために、念写を行おうと思う」

アヴドゥル「ではカメラを買ってきましょう!」

ジョセフ「それには及ばん。このテレビで・・・」
バシィグォォォン

アヴドゥル「何か・・・!? チャンネルがめちゃくちゃに変わってるようですが・・・」

ジョセフ「現在チャンネルごとでしゃべってる言葉を繋いで文章にしようとしておる」

テレビ『われわれの・中に・裏・切り・者・がいる』

アヴドゥル「う、裏切り者・・・!?」

テレビ『カ・キョー・イン・に・気を・つけろ・DI・O・の・手下・だ』

ジョセフ「なんじゃとぉぉ!!花京院がッ!」

バチバチバチ

アヴドゥル「映像が変わった・・・!このシルエットは!まさか!!」

ジョセフ「DIOじゃ!」

DIO『ジョ、ジョセフ・ジョースター!? き、貴様!見ているなッ!!』

ボゴォ

ジョセフ「テレビが壊されてしまったここまでのようじゃな・・・!」

アヴドゥル「しかし、花京院が裏切り者・・・?彼に“肉の眼”はもうないし『灰の塔』や『暗青の月』を倒した!
それが・・・裏切り者ですかッ!」

ジョセフ「うぅむ。花京院は!花京院はどこじゃッ!!」

アヴドゥル「承太郎とインドに向かうバスや列車の手配をしに出かけました・・・!」

承太郎「ココナッツジュースか・・・ 飲んでみるか・・・!三つくれ」

アン「おい!半額にしろよ」

花京院「ここは・・・僕が・・・」

タタタタタ

承太郎「オラッ!」

???「へぶっ!なんで俺が財布を盗ろうとしたのがわかった・・?」

承太郎「てめぇに言う必要はねぇ。警察を呼ばれたくなかったら、さっさと行きな!」

スリ「ひ、ひぃいい!!」タタタタ

花京院「あ・・・ いやぁ~まったく気づかなかったよ。さすがの予知能力ですね!承太郎くん」

承太郎「?」

花京院「(ち!このクソ予言者め・・・ こんななんでもない時まで予知かよ・・・!狙うタイミングがねぇぜ)
    承太郎くん!はやくキップを買いにいこうじゃないか」

承太郎「あ、ああ」

タタタタ

アン「あれ?花京院さん!ジョジョ行っちゃうよ?」

バリバリバリジュルジュルジュル

花京院「ああ。すぐに行くよ」チュルン

アン(え!あれはカブトムシの足・・・!?そ、そんなわけないわ!見間違いよ!ココナッツのすじか何かの・・・)

ロープウェイ乗り場

花京院「承太郎先輩!そのチェリー食うかい?食わないならくれよ・・・!」

承太郎「ほらよ!」

花京院「レロレロレロレロレロ」

アン「か・・・花京院さん!?」

パクモグモグ

花京院「承太郎君!友情を深めるために一緒にロープウェイに乗ろうじゃないか」

承太郎(やはり、口調や行動が以前の花京院とは違う・・・!敵に取り付かれたか・・・?)

花京院「ど~したんだい?僕のことが嫌いかい?」

承太郎「(ここで戦えば、回りを巻き込んじまう。奴の誘いに乗ってみるか・・・)いいだろう。おい!アン、てめぇはここで待ってろ・・・!」

アン「え、あ・・・うん」

タタタタタ

花京院「意外に広いんですね」

承太郎「先手必勝だ!オラ・・・」ピタ

花京院「ガハハハハ!俺に触れたらどうなるか・・・?予知で見たな」

承太郎(今、こいつに触れて黄色いヘドロが手に引っ付くのが見えた・・・!スタンドか・・・!?
    スタンドが花京院の形になって何かに引っ付いているのか…?)

花京院?「俺は食らった肉と同化しているから一般人にも見えるし、触れもするスタンドだ!
     『節制』のカード!黄色の節制“イエローテンパランス”」
ババァン

黄節制「これが俺の本体のハンサム顔だ!予知があってよかったな。でなけりゃ今頃のお前の指は黄色の節制に食われちまってたぜ!
    火で焼こうが氷で冷やそうが絶対に取れない!そう・・・ 黄色の節制に!弱点はない・・・!」バァーン

黄色節制「最も・・・お前はもうおしまいだがな!ビチクソ野郎!ここは密室!!お前に俺の黄色の節制はかわすことはできない!」

承太郎「エピタフ!!」

黄色節制「予知しても無駄だぜ!! かわせない攻撃は予知したってかわせないんだよ!!この田吾作がッ!!」ゴシャァァ        

黄色の節制じゃなくて黄の節制でしたね。まあ、どっちでもいいか

黄節制「ドゥーユゥーアンダースタンンンドゥ?てめーにはもはや何一つすべはない!
    離れることはできんッ!消化されるまでなッ!食ってやる!」
ジュージュー

承太郎「やれやれだ・・・ こいつはマジに弱点がねー奴だ・・・!まったく最強かもしれん。恐ろしい奴だ!
    だが、空条家いやジョースター家には伝統的な戦いの発想法があってな・・・ ひとつだけ残された戦法があったぜ・・・!」

黄節制「なにィ~?」

承太郎「それは・・・逃げる!!」

ドゴォ

黄節制「ロープウェイの床を吹っ飛ばして下の池に落ちるつもりかぁ~?
    俺のスタンドに捕まってる以上、てめーに俺は着いてくぜ!このビチクソがぁぁ!!」

承太郎(奴があのスタンドをまとっているいる内は俺の攻撃は通らねー!ならば水に突っ込んじまえばいい・・・!
    呼吸のために顔を出した所を狙う!!)

黄節制「承太郎せんぱ~い!もしかして俺の窒息を狙ってるぅ~?」

承太郎「!」

黄節制「このビチクソが!!俺のスタンドに弱点はないと言っただろうがッ!!黄の節制 スキューバ!!」

ドボンッ!

承太郎「こいつは!奴の周りを纏っているスタンドの中に空気の層ができてやがる!
    そして、上部が水面に延びている。スタンドで作った潜水器具か!」

黄節制「ぐわははははは!なぁ~にぃが“逃げる”だ!!てめーのクソ臭ぇ家訓なんかで俺の黄の節制を倒せるわけがねぇ~だろぉ~!」

ルォォォォォ

黄節制「ん?なんだこれは!?」

なんでイエテン表記なの?ラバーソールでいいだろ

>>156
本編では名乗ってないので

黄節制「渦潮だ!池なのに渦潮がッ!?」

承太郎「認めたくはねぇが・・・ てめぇのスタンドは俺のキングクリムゾンを凌駕している・・・!今度はコンビネーションの力で勝負だ!!」ドチァァ

黄節制「そ!そいつは!!『暗青の月』!!」

承太郎「ほう・・・ 知ってやがったか・・・!」

黄節制「なんでそのスタンドをてめーが・・・!?あ!ポルナレフのDISCか・・・!」

承太郎「その通りだ・・・!」

黄節制「このタコが!いくら水中に特化したスタンドだろーが、俺にダメージを与えることなんてできねぇんだよ!
それにそいつはお前のスタンドじゃねぇ・・・!自在には扱えない上にかなりの精神力を使うはずだぁ!!]

黄節制「こりゃあ、俺のスタンドがてめーを食らう前に窒息だなぁ~!!ぎゃはははは」

承太郎「やれやれ・・・ 自分のことと言うのは自分では中々見えにくい!俺が教えてやる!周りを見てみろ・・・!」

黄節制「は!俺の周りにフジツボが!う、動けねぇ」

承太郎「それはスタンドのフジツボ!てめーには吸収できねぇだろ?」

黄節制「くっ!」

承太郎「てめー言う通り、俺にこのスタンドは上手く扱えねぇ・・・!そのフジツボの縛る力も本物の半分くらいか・・・?
    だが、縛っとくにはそれで十分だ・・・! そして!フジツボ越しなら殴っても問題ないだろう?オラァ!!」ドグァン

黄節制「うぶ!(フジツボのせいで黄節制が動かないから受け流せねぇ!)承太郎様!たすk」

承太郎「てめーの命乞いは予知でもう聞いてる!二度きくつもりはねぇ!オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!」
ドコボコドコボコドコボコドコドコ

―電車―

アヴドゥル「この男・・・DISCによればラバーソウル。かなり強力なスタンドのようだが、我々のものにできましたな」

ジョセフ「それに有益な情報も手に入った!『死神』『女帝』『吊られた男』そして」

ポルナレフ「『吊られた男』本体の名はJ・ガイル!特徴は両腕が右腕!!能力は鏡!俺の妹の敵だ・・・!」

アヴドゥル「どうやらこの先も一筋縄ではいかないようだな」

花京院「JOJO!そのセリーをくれないか。僕の好物なんだ!」

承太郎「ああ」

花京院「レロレロレロレロレロレロレロレロレロ」

承太郎「・・・・・ やれやれだぜ」

to be continued

あれ?なんか、承諾しますか?がまた出たぞ?IDも変わったし、どゆこと?

変わってなかったorz

ミス発見
死神、女帝、吊られた男、で皇帝を入れ忘れました

そもそも恥パは読んでません

アニメの進みが微妙なのとポルナレフによるJガイル対策がまったく浮かばないので今週の投稿はお休みします。ごめんなさい

明日更新するッス

インドのトイレ
ポルナレフ「まさか便器の中に豚がいるとは・・・!インド、恐ろしい国だぜ」

グォォォン

ポルナレフ「は!窓の外に何か異様なものが!」クルッ

ポルナレフ「何もいない・・・!確かに鏡には映っていたが・・・ 気のせいか?無理もねーか。便器に豚がいたんだ。
窓の外に怪物の幻でも見るか・・・ インドカルチャーショックってやつ?」

ドォーン

ポルナレフ「やはり!何かいる・・・!しかも、俺に近づいて来ている!」クルッ

ポルナレフ「う、後にはいないぞ・・・!なんだ!?こいつは・・・!? 鏡の中だけに見えるッ!!
      何かやばい!『ホワイト・スネイクッ!!』鏡を叩き割れ!」ビキィィィ

ポルナレフ「な、なんだぁ!こいつはッ!?『スタンド』だ!ほ・・・本体はどいつだ!」バーン

ポルナレフ「ち、窓の外は人だらけか・・・!くそぉーッ!」

ジョセフ「どうしたんじゃ!?ポルナレフ」

ポルナレフ「鏡つかうというスタンド使いが来たッ!俺の妹を殺したドブ野郎~!ついに会えるぜ!」

ポルナレフ「ジョースターさん。悪いが俺はここで別行動をとらせてもらう。敵の攻撃など待たずにこっちから探しだしてぶっ殺すッ!!」

アヴドゥル「こいつはミイラ取りがミイラになるな!ポルナレフ!!勝手な行動は許さんぞッ!!
      敵はお前を一人にするためにわざと攻撃してきたのがわからんのかッ!!」

ポルナレフ「いいか!ここではっきりさせておく。俺はDIOなんかどうでもいい!復讐のために行動をともにしてただけだッ!」

アヴドゥル「勝手な男だ!DIOが全ての元凶だというのを忘れたのかッ!」

ポルナレフ「てめーに妹を殺された俺の気持ちがわかってたまるかッ!!DIOに勝てたかもしれないのに念のために逃げるような腰抜けに!
      俺の気持ちはわからねーだろーからよぉ!」

アヴドゥル「な、なんだと!?きさまぁ~ッ!!」ガシッ

ジョセフ「もういい何を言っても無駄じゃ」

アヴドゥル「・・・・・・・」

ポルナレフ「ふんッ!じゃあな」

老人「両右手の男?それならそこの二人組・・・ あれ?一人いなくなっとる・・・」

ポルナレフ「何!」

ズァアアン

???「『銃は剣よりも強し』。ンッン~ 名言だなこれは・・・ 俺の名はホルホース!『皇帝』を暗示するスタンド使いよォ・・・!
    あんたらを始末してこいとDIO様に金で雇われたってことさぁ~」

ポルナレフ「てめぇなんかどーでもいい・・・!両右手の男はどこにいる?」

ホルホース「すぐ近くにいるが・・・ あんさんはこのホルホースに始末されるんだ・・・!関係ないねぇ~」

ポルナレフ「おめーのようなカスは皆そういうぜ!そしていつも逆に俺にやられる」

ホルホース「ふふふ。DIO様がポルナレフは人を甘く見る性格をしてるから俺なら楽に倒せると言っていたが、その通りなんで笑っちまうぜ!」

ポルナレフ「てめぇを倒さなきゃ『奴』に会えねぇってんならそうするぜ!かかってきな・・・!」

ホルホース「戦う前に教えといてやる…!てめーの『ホワイト・スネイク』は不意打ち用のスタンド。
      こうやって向かいあった時点でそのアドバンテージは失われている」

ホルホース「こうなっちまえば、あんさんのスタンドと俺の『皇帝』の相性は最悪!
      『銃は剣よりも強し』いや、この場合は『銃は蛇よりも強し』か?」

ポルナレフ「さっきから何が言いてぇんだ?」

ホルホース「俺のスタンドは拳銃“はじき”だッ!近接攻撃しかできねぇスタンドは拳銃には勝てねぇ」

ポルナレフ「はぁ~?おはじきだぁ~?笑わせるぜ!ワハハハハハハーッ!」

ホルホース「イヒヒヒヒヒヒヒヒ」

ギャハハハハハハハハハ

ホルホース「てめーーっぶっ殺す!!」ブワァ

ポルナレフ「奴の手から銃が現れた!!」

ホルホース「甘く見たな!やはりてめーの負けだ!」ドゴォォォォ

ポルナレフ(俺のスタンドは承太郎のキングクリムゾン並みの精密機動性がある!!これしきの弾丸をつかめねーと思ってんのかッ!)

グニャァァン

ポルナレフ「ば、馬鹿な!軌道が曲がった!? しまった!!」

ホルホース「弾丸だってスタンドなんだぜぇ~」

???「ポルナレフ!!」ガシィイ

ポルナレフ「お、お前は!?」

ホルホース「てめーはアヴドゥルッ!!」

アヴドゥル「心配して来てみりゃいったことじゃない!うぬぼれが強すぎるぞ!ポルナレフ」

ホルホース「とんだ邪魔が入ったが・・・」

アヴドゥル「弾丸が来てるぞ!どけッ!ポルナレフ」グィドシン

ポルナレフ「突き飛ばすんじゃねぇアヴドゥル!」

ホルホース「ふ」ニヤリ

アヴドゥル「うっ!(うしろの水溜りに何かがっ!体が捕まれて動けん!!)ボゴォ

バタン

ホルホース「脳天をぶち抜いてやったぜ!」

ポルナレフ「なに?」

花京院「騒ぎがあるときいて駆けつけてみれば!アヴドゥルさんッ!!」

ポルナレフ「ふん、どうせ他のアヴドゥルがすでに来てるんだろ?そいつが一人死んでも問題ないさ」

花京院「アヴドゥルさんは嫌な予感がすると言って一目散にお前を追いかけた…!もうひとりの自分を連れてくる暇なんてない!
    空間移動ができるのはこの世界のアヴドゥルさんだけな以上、アヴドゥルさんは完全に死んだ…」

ポルナレフ「説教好きだからこうなるんだ…!こういう奴が足手まといになるから俺は一人でやると言ったんだ!」

ポタポタ

ポルナレフ「迷惑なんだよ!自分の周りで死なれるのはすげー迷惑だぜッ!俺はッ!」ブワッ

花京院「ポルナレフ!!アヴドゥルさんは言った『一人で戦うのは危険だ』と… あなたはそれを無視した…
    相討ちしてでも仇を討つと考えているなッ!」

ポルナレフ「お、俺にどうしろというのだ…?」

花京院「勝てる見込みがないなら戦うな!奴らのスタンドの能力がよくわからないからここは一時ひくのですッ!!」

ポルナレフ「ち、ちくしょう… わかったぜ」

鏡のスタンド「おい!ポルナレフ!アヴドゥルはお前のせいで死んだんだ!クククク すぐにあの世で会わせてやる!
       お前の妹はカワイかったなポルナレフ… あの世で妹にあったらきかせてもらうといい」
鏡のスタンド「どうやって俺に殺してもらったかをなああああ~!!」

ポルナレフ「野郎!!!」ドドドドドパリーン

鏡のスタンド「くくく お前に俺のスタンド『吊られた男“ハングドマン”』は倒せない!!
       鏡の中に入れないからだッ!!くやしいか~?くやしいだろおお~?」

ポルナレフ「くそ!!」

ハングドマン「おい!ホルホース撃て… このアホにとどめをさすとしよう!」

ホルホース「アイアイサー」ドゴォォ

花京院「キラークイーン!!石を爆弾にかえてポルナレフに投げつけろッ!!」

ドグアン

ポルナレフ「うげぇ!」

ホルホース「爆風でポルナレフを吹っ飛ばしやがった!!」

花京院「ポルナレフ!!捕まれッ!このトラックで逃げるぞ!」

ギャオオオオオン

ホルホース「ち、俺のスタンドの射程距離外まで逃げられたか… J・ガイルのだんな、追ったか…」

車内

ポルナレフ「すまねぇ花京院… 俺は妹の仇が討てるなら死んでもいいと思ってた。
      でもアヴドゥルの気持ちがわかったよ… 奴の思いを無駄にはしない。生きるために戦う…!」

花京院「肘打ち!!」バキイィ

花京院「それは仲直りの握手のかわりだ!今度やつらが襲ってきたら!僕ら二人で倒すッ!!」

ポルナレフ「奴は割れた鏡の破片の中からでも攻撃できる。俺のスタンドは鏡の中には入れない!どうやって攻撃すれば・・・」

花京院「な!ハンドルのメッキに奴がいる!!」

ポルナレフ「何!」

キュイイインドグゥングシャン

ポルナレフ「く、くそぉ、車がひっくりかえっちまった!花京院、大丈夫か?」

花京院「ええ、なんとか」

ポルナレフ「ん?今度は車のバンパーに奴が!!そこの岩影に隠れるぞ!!花京院ッ!!」

ズザザーン

ポルナレフ「今、見えたぞ!奴は鏡から鏡へ反射を繰り返してここに来たんだ…!」

花京院「つまり奴のスタンドの正体は『光』か!光のスタンド…!」

ポルナレフ「奴は今車のバンパーにいた!バンパーから何かに反射して移動するに違いない!反射しそうなもは外せ!!」

少年「ねえ?血がでてるけど大丈夫?」

ポルナレフ「は!子供の目のなかに…!?」

ハングドマン「くくく どうするね~?このかわいい子供の目を潰すか…?」

ガシィ

ハングドマン「ついに捕らえたぞ!!」

花京院「なんて卑劣な男だ!アヴドゥルさんを後から刺し、子供を攻撃できないのを知って利用する…!ゆるせんッ!」

ポルナレフ「おい花京院!この場合はそういうセリフを言うんじゃねぇ!かたきを討つ時はこう言うのさ

ポルナレフ「『我が名はJ・P・ポルナレフ』『我が妹の魂の名誉のために!』『我が友アヴドゥルの心の安らぎのために!』
      『この俺が貴様を絶望の淵にブチ込んでやる』J・ガイル!!」

ポルナレフ「ゆるせ小僧!あとでキャラメル買ってやるからな!くらえ!砂の目潰し!!」

バッドシュッ

花京院「奴がポルナレフの瞳に移動した!?」

ポルナレフ「原理はわからんが… 子供が目を閉じたなら奴が次に移動するのは俺の瞳だろうというのはわかっていたのさ!
      その軌道が読めれば攻撃するのはたやすい」

ぐわぁぁ!!

ポルナレフ「あっちか!俺の『ホワイト・スネイク』では致命傷になるほどのダメージは与えられない」

ポルナレフ「しかし、手刀で左肩から右わき腹までんぼ切り傷をつけさせてもらった!
      切り傷というのはダメージ以上の痛みを伴うもの… 悲鳴をあげるだろうと踏んだが予想通りだな…!」

ポルナレフ「あの切り傷。ついに会えたな。J・ガイル・・・」

花京院「ん?ポルナレフ!こいつはJ・ガイルじゃないぞ!ちゃんと左手があるッ!!」

グサッ

ポルナレフ「背中に…ナイフ…が」

???「こっちだ。バァカめ~!おれがJ・ガイルだ」ドーン

ガイル「そいつはそこの村にいた乞食だよ!俺と同じところにナイフで切れ目をつくったのさ!!」

花京院「くぅぅ!貴様!!くらえ!ぼくの『シアハ」

ガイル「待ちな!おおーい!みんなこの方々がお金を恵んでくださるとよォー」

ゾロゾロ

ガイル「乞食に囲まれちまったな!軌道を読んで攻撃する?バカめ!こうして映るものを多くして軌道がわからなくなれば弱点はないッ!!」

ポルナレフ「ふふふ」

ガイル「何がおかしい?恐怖で気でも違ったか?」

ポルナレフ「花京院の言った通りになったからな!笑っちまうぜ!!花京院!ホワイト・スネイク!しくじるなよ!!」

花京院「この作戦の発案者は僕だ。そんなミスはしないさ」

白蛇「俺よりこれの扱いが上手い奴はいない!」

ポルナレフ「いくぜ!命令を書き込んだDISCを全員に挿入しろ!!」

ザザザバァーン

ガイル「な!なにぃ~!浮浪者が全員を俺の方を向いただと!?どうなってる」

ポルナレフ「俺の『ホワイト・スネイク』が生み出すDISCにはな!命令を書き込んで挿入した相手を操る効果があるのさ!」

花京院「J・ガイル!卑怯者のお前が他人を利用する可能性があるのは十二分に考えられた!
    だから、ここに来るまで間に大量のDISCを用意しておいたのさ!両手右の男を見続けろと書き込んだDISCをね」

ポルナレフ「これでてめーのスタンドは封じたも同然!『ホワイト・スネイク』!!
      奴と浮浪者の間に入らないようにしながら、奴に近づきとどめをさせ!」

コツコツコツ

白蛇「俺は忍び寄る恐怖の暗示を持つ『蛇』のカードを持つスタンドだ!まさにこの状況にふさわしいと思わないか?」コツコツコツ

ガイル「くッ来るなッ!!」

白蛇「恐怖で足が動けないのか… まあ、逃げようとしたら花京院に石の爆弾を投げつけさせるがな。
   そして、覚えておけぃ!ポルナレフの妹が感じた恐怖はこんな恐怖の比ではないとなぁー!!」

白蛇「『我が名はホワイト・スネイク』『我が主ポルナレフの妹の魂の名誉のために!』
   『主の友アヴドゥルの心の安らぎのために!』『この俺が貴様を恐怖のどん底に突き落としてやる!』J・ガイル!!」

ベリベリウィンウィン

白蛇「DISCを回収しました」

花京院「ポルナレフ… このクズ野郎のDISCはどうするんだ?」

ポルナレフ「記憶のほうのDISCは… 見たくもねぇし誰にも見せたくねぇ…!だから、本体に戻す。
      スタンドのDISCさえ抜いちまえば体の機能は全て止まり死ぬからな…」

花京院「そうか、ならスタンドのDISCは僕にくれないか?何かに使えるかもしれない」

ポルナレフ「ああ… いいぜ」

―少し離れた所―
ホルホース「追ってきたぜ!お前らが俺達の敵でないことはさっき証明された。逃げるなら必死に逃げんかい!必死によ!
      なあ、J・ガイルのだんな」バァーンパリーン
花京院「おめでたい男だ。J・ガイルが死んだことにまだ気づいてないで、奴のためにガラスをまいてますよ」

ホルホース「死んだ!?そんなはずねぇ!無敵の『吊られた男』をてめーらが倒せるわけが・・・」

ポルナレフ「なら、見てこいよ!2・300m先に奴の死体が転がってるぜ」

ホルホース「よし!見て来よう!」タタタタ

ポルナレフ「な!待ちやがれ!」

ホルホース(これは完璧不利だぜ!俺は誰かと組んで力を発揮するタイプだからな…)

ゴァァァ!

ホルホース「うぶっ」

花京院「承太郎!ジョースターさん!」

ジョセフ「アヴドゥルのことならすでに知っておる。彼の遺体は簡素ながら埋葬してきた」

ポルナレフ「アヴドゥルの直接の死因はてめーだ。ホルホース!判決を言い渡す!『死刑』」

ガシィ

女「お逃げください!ホルホース様!!あなたをお守りすることが私の生きがいなのです!」

ホルホース「ありがとよ!ベイビー!!お前のことを愛してるぜ!永遠にな!」

ポルナレフ「馬にのって逃げやがった!!」

ジョセフ「この女性。あの男に騙され利用されているようじゃな!
     奴にかまっている暇はない!ホリィが死ぬまで後35日しかないからのう。急ぐぞ!!」

ポルナレフ「そうだな!エジプトへの旅を再開しようぜ。いいか!DIOを倒すには皆の心を一つにするんだ!」

ジョセフ「ううむ。悪い虫に刺されたのかのぅ?何か腫れができとる」

花京院「かかないほうがいいですよ」

チュミミン

to be continued

磔刑だーか言わせれば良かった

前回入れ忘れた分を投下します

DIOの館
アヴドゥル死亡直後

DIO「試しに念写をしてみたが、やったぞ!アヴドゥルが死んだ!これでこのDIOの最大の脅威がこの世を去ったのだッ!WRYYYYYYY!!」

エンヤ婆「ディ、DIO…様…!?」

DIO「エンヤ・・・婆・・・いた・・・のか?」

エンヤ「今の行動は・・・一体・・・?」

DIO「こ、これは、そのあれだ!エンヤ婆よ。俺は生きることは恐怖を克服することだと以前言ったな・・・」

エンヤ「え、ああ。確かにそう仰っておりましたな」

DIO「恐怖を克服した時、人はどうすると思う?」

エンヤ「喜び、安堵感、満足感、そういったものを感じるでしょうな」

DIO「そうだ。その見返りがあるから、人は生きよう(恐怖を克服しよう)とするのだ…!このDIOは人を超越した存在となった。
   しかし!生きよう(恐怖を克服しよう)する心を失ってはならない。そう思い、声を張り上げてみたが、俺には合わないようだな」

エンヤ「さすがDIO様!自らに慢心せず、下等な存在からも学ぼうというわけですな!」

DIO(上手く誤魔化せたな)

エンヤ「今!わしの息子が死んだ!!ウォルエエエエエエ~ッ!アウォォォォヒィィィィ!!DISCを抜き取られて殺されたんだね~っ!!
    きゃつらめぇッ!!恐るべき対価を支払わせてやる!!『女帝』のカードよッ!間髪入れず行動にうつるんじゃ!」


ポルナレフ「ネーナと言ったか?ホルホースはとっても嘘つきな悪い男なんだ。
      物事を一つの側面から見ちゃいけないぜ!冷静に広くみることが大切なんだ…!」
承太郎「どうした?じじい、元気がないな」

ジョセフ「うむ。虫に刺されたと思っていた所にバイ菌が入ったらしい。腫れておる…!」

承太郎「それ以上悪化しない内に医者に見せたほうがいい」

ポルナレフ「これなんか人の顔に見えないか?へへへ」

病院

医者「さっそく切除するよ!さあ、ベットに横になって。局部麻酔するから痛くないよ!」

ジョセフ「おいおいおい!薬なんか塗って包帯まくだけじゃだめなのかい?」

医者「英国で医学勉強した私の言うこと確かね。さあ、切り取るよ!」

ジョセフ「うえええ!なんてこった!切られるとこなんか見たくないわい」

・・・・・・

ジョセフ「おいまだか?もう終わったかね」チラリ

医者「アゴオオオオオオオ!!」

ジョセフ「医者が!メスに切りきざまれとるッ!!」

???「ヘイ!ドクター!!あたいを切ろうなんてとんだバカ野郎だね!このトンチキが!!」オガガー

ジョセフ「ワシの腕の腫れが!!しゃべっとるッ!な、なんだこいつは!?」

???「あたいが「女帝」よ!!チュミミーン!!ジョセフじじい!まずは貴様を血祭りにあげちゃやるよ!」

ジョセフ「きさまッ!!そこにあったメスで攻撃じゃあ!」

ガッキィィン

ジョセフ「な、なんという力ッ!」

女帝「てめー自分を切るのかいッ!!あたいはあんたの肉なんだよジョセフじじい!あんたはあたいから逃れられないのさ!ハニー」

ジョセフ「くっ」

女帝「今!あんたが何を考えているかあててやろう!!
   『パープル・ヘイズのウィルスを使えばこんな奴イチコロ!しかし、自分と一体化している以上、自分も死んでしまう』とね」

ジョセフ「お・・・おのれ!」タタタタタ

女帝「仲間の所に行くのかい!させないよ!!」

ガチャ

看護師「先生、次の患者さんが待ってますよ!て、先生が血まみれで死んでる!」

女帝「犯人はわしじゃあッ!名はジョセフ・ジョースター!ホテル・クラークスに泊まってる!
   ところでねぇちゃん!ワシはあんたのような若い看護師がたまらなく好みでのぉぉぉぉ!」

看護師「人殺しィィィィィィ!!」ダーン

ジョセフ「き、きさま!!」

病院の外
女帝「これであんたはインド警察に追われる身となったわけだねッ!ホテルにゃ戻れんわねッ!!
   これで承太郎達の邪魔が入らずに!あんたを殺すのさッ!」

ジョセフ「このクソ女!叩き潰してやるッ!」

ガシィ

ジョセフ「手が生えおった!どんどん成長しているのか?しかも、何を掴んでいる!?離さんかい!!」

女帝「やだわよ!おまわりさーん!犯人はここにいるわよォーーー!!」

ジョセフ「久しぶりにこうなったら!波紋疾走!!」バリバリバリ

女帝「トンチキィィィ自分の腕なんだよ!自分の腕に自分の波紋が通じるかい!!」

ジョセフ「ならば!『隠者の紫』!」

女帝「う、しめつけられる!」

ジョセフ「隠者の紫にはこういう使い方もあるんじゃよ!!このまま、潰してやるわい!!」

女帝「ふん!そんな弱い力であたいを潰せるものか!!」

ブチッ

女帝「これで万策つきただろ?ジョセフじじい!!」

ジョセフ「ふふふふはははは。もうおしまいじゃあ!はははははは」

女帝「かわいそうなジョセフじじい。頭がおかしくなったのね。ん?は!」

ドドドドドド

女帝「こ、こいつはまさか!パープルヘイズ!?」

紫煙「ガァるるるるしゅるるるる」ゴア

プッシャオオオ

女帝「ぐぎゃあぁぁあ!!」

ジョセフ「おまえは『自分もろとも死ぬ気か!ジョセフ・ジョースター』という」

女帝「自分もろとも死ぬ気か!ジョセフ・ジョスターッ!!は!」

説明しよう!JOJOはウィルスの煙を女帝だけにあてようとした!しかし、普通に攻撃してもかわされ、自分に当たってしまう危険がある!
そこでJOJOは相手の心を揺さぶる作戦に出たのだッ!勝ち誇らせ、直後に戦慄させる!その落差が相手から正常判断を奪った!!

ジョセフ「あとはウィルスがまわる前に波紋を通した糸でお前さんを切除するだけじゃ!!波紋疾走のビート」

ブチィィィ

ジョセフ「『兵は詭道なり』戦いとは詭道(あざむくこと)。心を動揺させ、隙を生じさせる。それがジョセフ・ジョースターのやり方。
     老いてますます健在という所かな」

ネーナ「ぐぎゃぁぁぁ!!」

ポルナレフ「な、なんだ!?どうしたんだッ!!」

ジョセフ「そいつが本体か!醜い体に人面疽がくっついて肉人形と化し美人にカモフラージュしていたとはなぁ。
     迂闊だった。まんまと騙されたなポルナレフ」

ポルナレフ「ウェェェ」

to be continued

パープルヘイズの弱点は光で太陽だけでなく蛍光灯でも消毒可能。波紋は太陽の光ではなくエネルギーと同じなだけだから消毒不可能と解釈してます。

パープルヘイズの弱点 蛍光灯 太陽 波紋はきかない
吸血鬼の弱点 太陽 波紋 蛍光灯はきかない

車内

ポルナレフ「インドも北部へくるとさすがに肌寒いな」

ドドドドドドド

ポルナレフ「前の車チンタラ走ってんじゃねーぜ!追い抜くぞッ!」

ギュイイイン

花京院「ポルナレフ!運転が荒っぽいぞッ!!」

ジョセフ「事故やトラブルは今、困るぞ!殺人の容疑で指名手配になってるかもしれんからのォ~!!無事国境を越えたいわい!」

花京院「しかしインドとももうお別れですね・・・」

ポルナレフ「俺はもう一度インドへ戻ってくるぜ!アヴドゥルの墓をきちっと作りにな・・・!」

花京院「アヴドゥルさん…」

ポルナレフ「ゲッ!」

アン「はぁ~い!乗っけてくれる?」

花京院「君は!シンガポールで別れたはずの!? ここまで着いてきてたのか!お父さんとの約束は?」

アン「ウソに決まってんじゃん。あたしはただの家出少女」

ポルナレフ「こら!勝手に乗るんじゃねぇッ!」

アン「いいじゃん!連れてって連れてって連れてって!!」

ジョセフ「だめじゃだめじゃだめじゃだめじゃだめじゃ!!」

承太郎「やかましいッ!うっおとしいぜッ!おまえらッ!!」

アン「カッコイイ・・・ しびれる~ゥ」

承太郎「国境までだ」

パァパパパパ

ジョセフ「ポルナレフや。さっき追い抜いた車が先に行きたがっとる。片側によって先に行かせてやりなさい」

ポルナレフ「へいへい」

ズアアートロトロ

ポルナレフ「どういうつもりだ!?譲ってやったんだから先に行けよ!」

承太郎「運転していた奴の顔が見えなかった…!まさか追手のスタンド使いじゃないだろうな…?」

ジョセフ「気をつけろ!ポルナレフ」

承太郎「運転席のドアが開いたぞ!」

ポルナレフ「プッ!先に行けだとよ!初めからおとなしくこのランドクルーザーのうしろ走っていろや!イカレポンチがッ!」

承太郎「待て!行くんじゃねぇッ!!ポルナレフ!!」

ポルナレフ「え?」

バァーーーン

花京院「あ、危なかった!!あのまま追い抜いてたら、あのトラックと正面衝突してたぞ・・・!」

ポルナレフ「く~キンクリの予知がなかったら俺たちグシャグシャだったぜ!あの野郎ぅ~!!
      スタンド使いだろうが、一般人だろうがッ!ぶちのめしてやる!!」

キィィィ

花京院「止まったぞ…!?」

???「予知か…!めんどくさい能力だなー!!」

ジョセフ「車がさらにゴツく変身したぞッ!!なんじゃありゃ!?」

???「『車輪』“ホウィール”『運命の車輪』“ホウィールオブフォーチュン”スタンド!だからだよ!ジョースター!!」

承太郎「あのエテ公と同類!乗り物そのものがスタンドいうわけか」

車輪「DIO様の命令だ!ジョースター御一行!!てめーらを殺すぜッ!!」

承太郎「俺のほうに向かってくるか…!力比べがやりたいらしいな!!」

ジョセフ「やめろッ!まだ戦うなッ!!奴の能力を見極めてからだッ!」

シュキィィン

承太郎「くッ!!」

車輪「ち!また予知でかわしやがったかッ!」

ポルナレフ「どうしたんだ!?承太郎…!?」

承太郎「奴が何かを飛ばしてくる予知が見えた!」

花京院「確かに承太郎の背後の岩壁に穴が…!」

ジョセフ「速すぎて何を飛ばしてくるか見えなかったぞ?」

車輪「俺の攻撃の謎はすぐに見えるさ!今にわかるよ!きさまらがくたばる寸前にだどなァァ!!」

承太郎「お前ら!奴は全方位に攻撃を放つ気だ!!飛べッ!」

ポルナレフ「何ィ~!!」

花京院「君は僕に掴まって」

アン「え~承太郎がいい」

ジョセフ「わがまま言うでない!」

シュキィィンドォン

車輪「ほらほらぁ~!!一回飛んだくらいで満足すんなよ!!どんどん行くぜッ!」

シュキィィンシュキィィン

ジョセフ「まずいぞ!ワシらのスタンドは全員近距離型じゃぁ!このままではじり貧になるぞ…!」

車輪「お前らにはもう『道』はない!逃げ「道」も!助かる「道」も!エジプトへの「道」も!輝ける未来への「道」もない!!」

承太郎「やれやれ『覚悟』を決めるしかなさそうだな!」タタタタタ

ポルナレフ「承太郎が奴に向かっていった!!」

車輪「覚悟?自分を犠牲にして俺を倒す気か!!こっちに近づく前に急所をぶち抜いてやるぜッ!!」

シュキィィン

承太郎「ぐふッ」

車輪「勝ったッ!ラスボスのスタンドは俺様に勝てないことが証明されたぜ!!」

承太郎「じゃあ、最強のスタンドは『運命の車輪』か… そんなこと誰が納得するんだ?」

車輪「げげ!!」

承太郎「予知ってのは別にかわすためだけに使うもんじゃねーぜ。
ダメージを最小限にとどめたり、ダメージを予想し怯まないようにすることもできる!!そして!もう一つ教えてやるッ!」

車輪「何ぃ!?」

承太郎「『覚悟』ってのは犠牲の心じゃねー!
『覚悟』とは!!暗闇の荒野に!!進むべき「道」を切り開くことだッ!オラオラオラオラオラオラオラ!!」ドドドドドドド

車輪「ゲピィ!」

承太郎「貴様がすっ飛んだ後に文字通り「道」ができたようでよかったよかった」

DIOの館

エンヤ「シクシクシク。ワシが送り込んだ7人のスタンド使いは敗れ去った。なんという生き恥…!もうDIO様にあわせる顔はのうなった…」

エンヤ「きえええええええええい!おのれッ!憎っきポルナレフッ!花京院ッ!そして承太郎に老いぼれジョースターッ!!オロローン」

エンヤ「今度はこのエンヤ婆が貴様らの相手じゃッ!わし自身のスタンド『正義』“ジャスティス”のカードがのォォォォォ~っ!!」

to be continued

このアニメの進み具合。明日の投稿どうしよう・・・

じゃあ、今週はお休みということで。何か要望や意見があったらどうぞ

アニメはまだ13話見れてない人もおるらしいで
主にサッカーのせいで

忘れてた>>243>>1

ラバーズも分けるんかい

花京院「ポルナレフ。運転は大丈夫か?霧が相当深くなってきたようだが・・・」

ポルナレフ「ああ。ちょっと危ねーかなァ… なにしろすぐ横は崖だしガードレールはねーからな」

ジョセフ「うむ… まだ三時前じゃが今日はあの町で宿をとることにしよう!」

―街―
ポルナレフ「妙に物静かな街だな。あそこに座ってる男にホテルの場所を聞きにいこうぜ!
      おっさん!すまねーがホテルを探してるんだがよ。トイレの綺麗なホテルがいいんだがよぉ… 教えて…」

グラリ

ポルナレフ「なにィ~!!」

ジョセフ「死んでいる!!」

花京院「恐怖の顔のまま死んでるぞッ!!」

承太郎「拳銃を握っているが、傷や血がでてねーとこを見ると自殺じゃなさそうだな・・・!」

花京院「それになんなんだこの街の住人は・・・!?人が死んだというのに誰も見向きもしない…!」

承太郎「新手のスタンド使いの仕業かもしれん!この男を調べてみようぜ!」

ドォーン

花京院「なッなんだ!この死体はッ!!」

ポルナレフ「体中に穴がボコボコに開けられているぞッ!!トムとジェリーの漫画の出てくるチーズみてーに!」

ジョセフ「それにどの穴からも一滴も血がでておらん!どういう殺され方をしたんじゃ!?それにどんな意味があるんじゃ!?」

承太郎「とにかくこれで新手のスタンド使いがいる可能性が高くなったぜ!」

ヒタヒタ

エンヤ婆「旅のお方のようじゃな… この霧で街の外に出るのは危険ですじゃよ。
     わしは民宿をやっておりますが… 今夜は良かったらワシの宿にお泊りになりませんかのォ」

ポルナレフ「おお~ッ!やっと普通の人間に出会えたぜ」

エンヤ婆「ささ!ジョースター様。あれが私のホテルですじゃ」

ブワァァ

エンヤ婆「あのホテルは小さいですが20年ほど前、映画の007の撮影につかわれたり、
     かの有名なジョン・レノンが泊まったというようなエピソードが…」

ポルナレフ「え!あるのか!!」

エンヤ婆「いや!じぇんじぇんありませぬが、結構いいホテルだと自負しておるのでごじゃりまする」

承太郎「待ちな!婆さん。今ジョースターという名を呼んだが… なぜその名がわかった?」

エンヤ婆「いやですねェ!お客さん、今さっきそちらの方がジョースターさんと呼んだじゃありませんか!」

ポルナレフ「え!おれ!?そういやぁ呼んだような・・・」

エンヤ婆「客商売を長年やってるから人様の名前はパッと覚えてしまうんですよぉ~」

ポルナレフ「おかみさんよ。ところでその「左手」はどうしたんだい?」

エンヤ婆「これはヤケドですじゃ…!年のせいですかねのォー!うっかり湯をこぼしてしまってのォ!ヒャッヒャッヒャッ」

ポルナレフ「とし?デートを申し込みたいくらいお若く見えるけど?へへ」

エンヤ婆「ヒャヒャ!からかわないでくだしゃれよ!お客さん」

ハハハハハハハヒャヒャヒャヒャヒャ

エンヤ婆(何ぬかしやがるこのボケがァ~ッ!!てめぇが一番憎いんだよッポルナレフッ!くぎぃ~ッ!!)

―ホテルロビー―
エンヤ婆「ジョースター達は皆、部屋に行ったようじゃな…!あとは一人ずつゆっくりと殺していってやるわい!!」

???「ジョースター御一行様は三階にご宿泊おあそびですかい?」

エンヤ婆「ホルホース!!来てくれたのかい!」ポロポロオロローン

ホルホース「ど・・どうしたんですかい?いきなり泣き出して…!ここじゃジョースター達に気づかれちまう。奥へ行きましょうぜッ!」タタッ

―奥の部屋―
エンヤ婆「わしの息子の恨みをはらしてくれるのかい?そのためにきたのかい?」

ホルホース「ええ!そうですともよ!討ちますぜ!親友の敵をねッ!」

エンヤ婆「だからうれしんじゃよーっ!!」ドスゥ

ホルホース「はさみが右腕に!!オギグアアアア」ビチャ

エンヤ婆「てめぇをぶち殺せるからな~――ッ!!息子を見捨てて逃げ出したなッ!!
     わしのスタンド『正義』“ジャスティス”で死んでもらう!!」
ホルホース「はさみで刺された腕の血がッ!霧の中に舞い上がっていくッ!」ボゴッ

エンヤ婆「きれいな穴が開いたようじゃのォ・・・ わしのジャスティスは霧のスタンド!この霧に触れた傷口は全てこのように
     ガッポリ穴があく!そして、その穴に霧が糸のように入り、貴様はワシの操り人形と化すのじゃ!!」

ホルホース「いい気になるんじゃねェ!エンペラー!!あのクソばばあを撃ち殺せッ!!」
グルン

ホルホース「銃が!俺のほ、」
ドゴーン

エンヤ婆「ジャスティスは勝つ!」

ポルナレフ「なんだ?今の音… ロビーの奥の部屋がさわがしいな」

エンヤ婆(ポルナレフゥゥゥ!!今すぐ生きたまま内臓をひきずり出して息子の恨みをはらしてやりたい!
     しかし、ホルホースの死体が見つかり他の三人まできたらやばいッ!!)

ポルナレフ「婆さん!部屋にいるのか?入るぜ!」

エンヤ婆「痛タタタ ちょいと転んで腰をうってしまいましたじゃ」

ポルナレフ「大丈夫かよ!そっそかしいんだなァー」

ずるり

エンヤ婆(とりあえずホルホースの死体はソファーの下に隠そう)

ポルナレフ「しかし、女手ひとつでこのホテルを切り盛りするのは大変だろ?家族はいねーのかい?息子さんとかよぉ」

エンヤ「い…いえ…死にましたのじゃ・・・」

ポルナレフ「え!?す…すまねぇ!そいつは悪いことを聞いちまったなあ」

エンヤ婆(てめーに殺されたんだよ!クキィーチクショウッ!)

ポルナレフ「俺も一人ぼっちの身でよ!小さい時に母親を亡くしたんだ… ひとつ今夜はこの俺を息子の代わりと思ってあまえていいぜ~」

エンヤ婆(このクサレガギャア~ッ!!やっぱり今ブチ殺されおくべきかァ~っ!!)

ホルホース「う、うわぁ」

ポルナレフ「てめーはホルホースッ!」

エンヤ婆「まだ生きておったのかッ!弾丸を口の中にくらった瞬間にそのスタンドを消したなッ!」

ホルホース「ポ…ルナレフ…う…しろ…だ」

エンヤ婆「ケェーーーー!!」

ポルナレフ「何ッ!!何すんだ!?」

エンヤ婆「おだまりィーあたしゃ、てめーになぶり殺されたJ・ガイルだよッー!!」

ポルナレフ「きさまーっスタンド使いかッ!」

エンヤ婆「息子を死に追いやった奴は全員なぶり殺しじゃッ!キイイイイイーッ」

ゾロゾロゾロ

ポルナレフ「は!なんだ!?なんでこんなに人がいるんだ?それにてめーはさっきの死人!?死人が動いてるのかッ!?」

エンヤ婆「これがあたしのスタンド「ジャスティス」の能力!死体を操る霧のスタンドじゃッ!!」

ホルホース「怪我をすると…穴が開いて操られちまうぜ…ポルナレフ…」

エンヤ婆「その通り!ほんのちょいと体に傷をつけるだけで良いのじゃッ!とびかかれィィィーッ!」

ポルナレフ「逃げる!!」

ホルホース「わあああーポルナレフ!俺を放っとかないでくれーっ!」

ポルナレフ「やかましいッ!てめーアヴドゥルのこと忘れてんじゃねーのかッ!俺が助ける義理はねーッ!そこで死ねッ!てめーわ!」

エンヤ婆「奥の部屋に逃げ込みやがった!ドアをブチ破るんじゃッ!」

ポルナレフ「なんてこったここは地下室へおりてく通路じゃねぇか!これじゃショースターさんを呼びにいけねぇ!
      とりあえずこの部屋に隠れるかッ!!」

バリバリバリ

ポルナレフ(来た!一つ一つ部屋を調べてやがるな!こ…こうなったら戦うしかねーようだな!
      しかし、なんてこった!この部屋便所かよォ… なんかいつも便所みたいな所で襲われるな。ちくしょう!きたねー便器だぜ)
シーン

ポルナレフ(あれ?入ってこねーぜ?鍵穴からのぞいてみるか・・・)

死体「レロレロレロレロ」

ポルナレフ「ひええええ!向こうからも覗いていたあーッ!!」

ドピュー

ポルナレフ「何!死体の舌が伸びて俺の舌に刺さった!!」

エンヤ婆「でかしたッ!!ついに我がスタンドの術中に落ちたな!このクサレガギャー!!
     お前にも息子と同じ惨めな気持ちを味わってもらうッ!!ど~おおれ!便所掃除でもしてもらおうかのォ!ポルナレフ」
ズルズル

エンヤ婆「舐めるように便器を綺麗にするんじゃ!舐めるように!ぬアアアめるよオオオにィィィ!!」

ポルナレフ「それだけは!それだけはそれだけは!!だずげでーッ!!」

ドンッ

エンヤ婆「なんですじゃ?いきなりノックのせずに、びっくりしましたじゃ…!」

花京院「ポルナレフを探しにきました!今・・・ノックといいましたか?もちろんちゃんとしましたよ!
    何かに夢中で気づかなかったじゃないですか?おばあさん…?」

> あたしゃ、てめーになぶり殺されたJ・ガイルだよッー!!

蘇ってるぜ?

>>252
あまりの怒りでJ・ガイルが一瞬だけ降臨なされたということで(震え声)

花京院「ポルナレフを探してるんですが… どこにいるか知りませんか?」

エンヤ婆(ぐぐぐっ花京院は便器ナレフと違って抜け目ない奴だから、探りをいれて質問しているに違いない!
     ここは本当のことを言ってわしに背を向けた瞬間にはさみで突き刺してやるわいッ!)

エンヤ婆「トイレでしゅよ、トイレにいましゅよ。花京院典明さま」

花京院「トイレですか… ポルナレフはいつもトイレにいるな…」

エンヤ婆(このヌケ作がーッ!やはりまだガキようのォ!)

花京院「そうだ… おばあさん…!」

ガシ
エンヤ婆(ぐげ!花京院の足でつまづいた!)ドシン

花京院「大丈夫ですか?はさみを持ったまま歩くなんて危ないですよ。はい!僕の手を掴んでください」

エンヤ婆「(まずい!ここで手を掴んだら爆発させられるかもしれん)だ、大丈夫ですじゃ!一人で立てますよ。どっこいしょ」

花京院「そうですか… ところで一つ聞きたいことがあるんですよ。
    今どうして僕の名を「のりあき」と呼んだんですか?一度も名乗ってないし、誰も呼んでないですよ」

エンヤ婆(ギクッ!)

花京院「僕は子供から友達が少なくて一人で江戸川乱歩やコナン・ドイルの推理小説ばかり読んでましたからね。
    細かいことが気になってしまうんですよ」

エンヤ婆「や、宿帳ですよ!宿帳!皆さんそこに名前をお書きになったじゃありませんか!」

花京院「宿帳とはこれのことですか?」バァーン

宿帳[Tenmei Kakyoin]

花京院「のりあきなんてどこにも書いていないですよ。最初にあなたがジョースターと呼んだ時から怪しいと思っていたんです。
    それで皆には僕の本名は呼ばないようにとお願いしていました」

ゴゴゴゴゴゴ

花京院「もう誤魔化せないぞ!お前が敵のスタンド使いだなッ!」

エンヤ婆「死体ども!!花京院を取り囲め!」ドガガガガン

花京院「ふッ!」

エンヤ婆「かわしたか!しかし、傷はつけたぞッ!!」

花京院「足に擦り傷が!」

エンヤ婆「ぎゃはははははーっ!ワシの「ジャスティス」は勝つ!ほんの一箇所でも傷をつければいいんだよッ!!」

ポルナレフ「うぐぐぐ」

花京院「ポルナレフ!!」

ホルホース「花京院!俺だ!ホルホースだ!そのエンヤ婆はJ・ガイルの母親で霧のスタンドを使う!
      その傷は俺の腕ように穴が開いて!霧に操られるぞ!!」

花京院「キラークイーンッ!!」

エンヤ婆「ケケケー!実体のない霧を爆弾にできるかッ!DISCを抜き取れるかッ!ウィルスで殺せるかッ!
     無駄じゃ無駄じゃ!きゃきゃケケーッ!!」

ホルホース「最強最大のスタンドかもしれん!とても俺のちっぽけなスタンドじゃ敵わないし、
      近づかないと意味がないお前らのスタンドでも太刀打ちできないッ!」

花京院「確かに“僕らの”スタンドでは勝ち目はなさそうだ」

ドスッ

エンヤ婆「ぐふッ!なぜワシにダメージが…!!」

花京院「後の窓ガラスを見てみろッ!」

ポルナレフ「あ、あれは!」

エンヤ婆「ま、ましゃかあああーッ!!」

花京院「お前の良く知っているスタンド!「吊られた男」だ!!」バァーン

ポルナレフ「そうか!あの時、あの野郎のスタンドのDISCを花京院に!!」

花京院「スタンドを倒せないなら本体を狙えばいい簡単な話だ。それに「吊られた男」ほど、この戦いの決着にふさわしいものはない。
    そうだろ?J・ガイルの母」

エンヤ婆「おのれおのれおのれおのれおのれおのれエエエい!!ワシの息子の息子の崇高なスタンドをお前のようなクソ虫がッ!!
     ククケーイ!!許せん!!許せんぞ!!オロロローンッ!!」

花京院「いけ!「吊られた男」!!あの老婆にとどめを刺せ!!」

ジャキン

エンヤ婆「あはひィーィ!!」

花京院「花京院「息子のスタンドに葬ってもらえるんだ。感謝されこそすれ恨まれる筋合いはないと思うが…」

便器ナレフ「だからどこ舐めちまったなんてどーでもいいじゃねぇかよぉ~」

ジョセフ「え?どこ舐めたって?よく聞こえんかったが?」

便器ナレフ「どこだっていいじゃねーかよ!ベロ消毒するから薬くれよぉ」

承太郎「今、便器とか聞こえたが…」

ジョセフ「実はもう知っておるんじゃ!おもしろいからからかっとるんじゃよ」

便器ナレフ「あ!ひょっとするともう花京院からきいてるなッ!くそじじい!からかいやがったな!」

ジョセフ「悪かった悪かった!ちゃんと消毒せんとな!便器を舐めたからな!ギャハハハ」

花京院「皆!外を見てくださいッ!ここは町なんかじゃなった!あの霧のスタンドが墓場を町に見せていただけなんです!」

承太郎「町そのものがスタンドか…」

ジョセフ「恐るべき執念のスタンドパワー!DIOの側近かもしれん!!ポルナレフ!」

ポルナレフ「ホワイト・スネイク!」ペリペリウィンウィン

ジョセフ「この老婆の記憶を覗けばDIOのスタンドの正体がわかるはずじゃ!」

ポルナレフ「DISCはある程度みたい所だけを再生することができるからな。まずはそこだけ見てみよーぜ!」

・・・・・・

ジョセフ「な、なんじゃとぉぉぉ!!そいつはやばすぎる!やばすぎるスタンドじゃぞ!!」

承太郎「何を見たんだ!!」

ジョセフ「ま、待て次は他のスタンド使いの情報を!!」

承太郎「あぶねぇ!!じじいッ!」ドンバァーン

ジョセフ「いたた。何するんじゃ!承太郎。DISCを落しちまったわい」

承太郎「てめぇの額に穴が開く未来が見えたんだよ」

ジョセフ「な、なにィィィ!!」

花京院「今のは銃声!まさかッ!!」

ポルナレフ「てめぇはホルホース!」

プッププー

ホルホース「このジープは貰ってくぜ!あと!そのDISCもな!」

ジョセフ「皆!避けるんじゃ」

ギュウウン

ホルホース「へへ。DISCゲット!これでDIOの元へのいい手土産になったぜ。まあ、一番肝心な所は見られちまったようだがな!」

ポルナレフ「ちくしょう!ババアの記憶のDISCがッ!」

ホルホース「あのジョセフが驚き、エンヤ婆が従うほどのスタンドだ!やっぱり俺はDIOにつくしかねぇな!!あばーよ」ドドドド

ジョセフ「く、DIOの隠れ家や他のスタンド使いに関する情報は見れなかったかッ!」

承太郎「だが、肝心な情報は見れたはずだ。DIOのスタンド能力はなんだ?」

ジョセフ「うむ。DIOのスタンド「世界」“ザ・ワールド”は「時」、「時」を止める能力じゃ…!」バァーン

to be continued

どうやらラバーズ戦も二本立て以上みたいですね。アニメも一年やるみたいですし、アニメにあわせるのはやめるかもしれません。来週の進み具合と皆さんの意見で判断したいとおもいます。

ネタバレのためじゃなくてアニメを楽しむためなんだよな

諸事情によりはやめに投下します

ポルナレフ「おれは今やつのスタンドの能力をほんのちょっぴりだが聞いた!い…いや…聞いたというよりはまったく理解を超えていたのだが・  あ…ありのまま 今 聞いたことを話すぜ!“奴のスタンドの能力は『時を止める』ことだった”]

ポルナレフ「催眠術だとか超スピードだとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ!!もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ・・・!」

花京院「『時間』・・・奴は『時』を止められる」

承太郎「野郎・・・おもしろくなってきたぜ!」

ポルナレフ「何言ってやがんだ!!時を止められるなんて神の能力じゃねぇかッ!空間を支配するアヴドゥルの
      『Dirty Deeds Done Dirt Cheap』“いともたやすく行われるえげつない行為”と同等の能力だぞッ!」

ポルナレフ「アヴドゥルもいねぇのにそんなもんどうやって!?」

ジョセフ「確かにもし知らなかったらと思うとぞっとする能力じゃ!止められる時間は5秒ほどのようじゃが、
     それを解き明かすだけで仲間が犠牲になる。そんなこともありえたかもしれん!」

ジョセフ「しかし!ワシらはDIOの能力を知った!!これはすさまじいアドバンテージじゃッ!」

花京院「そうですね。そんなに時間が残されているわけではありませんが、向こうに着くまでにまだ日数がある。
    その間に対策をたてることも可能なはずです!」

ポルナレフ「・・・・。そうだな!やる前からあきらめるなんて俺らしくなかったぜ!
      奴の能力の対処法を考えて、奴をJ・ガイルと同じ所へ送ってやる!」

承太郎「『時』・・・か・・・」

DIOの館
DIO(なぜだ!なんなんだこの胸騒ぎは!?もしやエンヤ婆に何かあったのか?)

???「DIO様。ただいま戻りましたぜ」

DIO「ホルホースか。なぜジョースター達が生きているのに戻ってきた?」

ホルホース「そ、それは・・・ 重大な情報を掴んだからです!」

DIO「情報?」

ホルホース「単刀直入に言いますと、エンヤ婆が殺されました」

DIO「え!」

ホルホース「え!」

DIO&ホルホース「・・・・・・・・・・」

DIO「そんなことがなんだというのだ?」

ホルホース「(なんだったんだ?今の間は・・・)それでですね・・・エンヤ婆がDISCにされました。
      記憶のDISCは何とか回収したんですが、DIO様のスタンドに関する情報だけばれたようです」

DIO「そうか・・・ ホルホースよ。俺はこの世には二つの恐怖があると思う。
   知っているがゆえの恐怖と知らぬがゆえの恐怖だ。お前はどちらがより恐ろしいと思う?」

ホルホース「え、そうですね(出た出た。DIO様お得意の哲学講座、エンヤ婆がいないからって俺かよ。適当にあしらうか)
      考えたこともありません」

DIO「俺の友人は後者のみを恐怖と呼び、前者を幸福だと言っていた。
   知ることは覚悟につながり、その覚悟が絶望を吹き飛ばすと。しかし、俺の能力を知ったときの奴らの顔はどうだった?」

ホルホース「震え上がった顔をしてましたぜ」

DIO「そうだ!例え覚悟していたとしても真の恐怖の前では無意味!私のスタンド『ザ・ワールド』にはそれがある!」

ホルホース「さすが!DIO様、あんたに一生着いていますぜ!」

バタン

DIO「行ったか… 部下の手前、余裕ある振りをしていたが… エンヤ婆が死に俺のスタンドがばれただと…!?
   ジョースター達は恐怖に押しつぶれるような奴らではない。どうしよう・・・・」

ジョセフ「350!」

店員「550!」

ジョセフ「450!」

店員「400!」

店員&ジョセフ「425!」

ジョセフ「買った!!」

店員「お客さん。商売上手ね!(本当は150円だけどな)さあ、ケバブ渡すよ。あつッ!触れちゃったね」

ジョセフ「ぬおおお!!」

承太郎「じじい!どうしたぁ!!」

ジョセフ「今、指先にものすごい痛みが・・・」

店員「私の能力だ!ミスタージョースター!!」

ポルナレフ「新手のスタンド使い!」

店員「私の名はダン・・・ 鋼入りのダン!スタンドは『恋人“ラバーズ”』」

ジョセフ「今の怪現象はおまえさんの仕業か!」

ダン「いかにも。私のスタンドは体内に入り込むスタンド!さっきの会話のときにあなたの脳の奥に潜り込んで行ったわ…!」

ジョセフ「なに!」

ダン「そして私がダメージを受けたとき、私のスタンドはその痛みに反応して暴れるのだ!同じ場所を数倍のしてお返しする!
   つまり、お前達は俺に触れることはできない!ジョースターがどうなってもいいというなら話は別だが…」
バァーン

ダン「しかもラバーズは肉の眼をもって入った。脳内で育てているぞ!」

ポルナレフ「なんてことだ!スタンドが見えないくらいに小さいなら本体を倒すのがベスト!しかし、それができねぇとは」

ジョセフ「わしの脳内にヤツのスタンドがいるぅ!若い頃、心臓に毒薬を埋め込まれたことがあったが・・・ なんとかしなければ・・・!」

花京院「・・・・・・・・」

承太郎(なんだ!花京院のあの目つきは!?まるで、あの時の・・・!)

花京院「フッ」ニヤリッ

to be continued

新手のスタンド使いダンの「ラバーズ」によりダンとダメージがシンクロしてしまったジョセフ・ジョースター!
はたしてジョジョ達はこの危機を乗り越えることができるのか!?次回、このSSの行方を決定づける怒涛の展開が!
来週は多忙のためにお休みします

今もアニメと同じ進行で行くの?

>>275
アニメとは独立します。今週から来週にかけて忙しいだけです

あれ?マジで打ち切りend?

>>279
お楽しみに

明日から更新再開します

花京院「フフ」スタスタ

ポンカタニフレル
ダン「なんだ?いきなり?」

ジョセフ「おお。肩に妙な感覚が・・・!」

花京院「わからないのか?僕はお前に触れたんだ・・・ 僕のスタンド能力は知ってるだろ?」

ダン「ま、まさかおまえ!俺を・・・爆弾に・・・!?」

花京院「その通りだ。僕がスイッチを入れれば君は粉みじんになるだろうな」

ダン「ば、馬鹿なことを言うな!聞いてなかったのか!?俺がダメージを受ければそれが数倍になってジョセフに返るんだぞッ!!」

ポルナレフ「そうだぜ!花京院!!いくらこいつがむかつくからってそれは・・・!」

ジョセフ「じょ、冗談じゃよな?花京院・・・?」

承太郎(いや、あの花京院の目はポルナレフを異世界から何の躊躇もなく連れてきた時のアヴドゥルと同じ目だ!
    あいつはいざとなったら殺人だって平気でやるだろう…!)

花京院「さて、死にたくなかったらジョースターさんの脳から出ろ!命だけは助けてやるッ!」

ダン(は、はったりだ!はったりに決まってる!)ハァハァ

花京院「その焦りぐあい。やはり、僕の予想はあたったようだな!」

ジョセフ「予想?」

花京院「ダン!お前のスタンドは自分の受けたダメージをそのままシンクロさせる能力ではなく、
    脳をいじくることでダメージと与えると言っていたな!つまり…」

ポルナレフ「そうかッ!一撃で殺しちまえば、ジョースターさんにダメージは及ばないってことか!」

ジョースター「じゃ、じゃが確証がないぞ!それに爆発がワシの頭の神経を傷つけるかもしれんし・・・」

ダン「そ、そうだ!あの時の俺の言ったことがウソかもしれないだろ?そんな危険な賭けはやめて、俺の爆弾を解除しろッ!」

花京院「脳へのダメージは問題ありません。キラークイーンが爆弾に変えたのはあくまで本体!スタンド自体は消滅するだけです!」

ダン「な、ならやってみろ!ジョセフがバラバラになるだけだがな…!」ハァハァ

花京院「そんなに焦ってる人間の言うことが信用できると思うか?さあ!最後の警告だ!ジョースターさんの脳内から出ろ!」

・・・・・・・・・

ダン「わ、わかった!わかったから許してくれっ!」

花京院「よし!承太郎。ヤツを殴って確認してみてくれ!」

ダン「え!?」

ポルナレフ「おいおい。こいつ爆弾なんだろ?触れて平気なのかよ?」

花京院「点火型爆弾だから僕がスイッチをいれない限りは問題ない」

承太郎「オラッ!」ドゴン

ダン「うぐっ!」ドサッ

ジョセフ「おお。痛みがないぞ」

ポルナレフ「どうやら出たみてぇだな」

花京院「よし」ポチ

ドグォン

ポルナレフ「え?」

ジョセフ「は?」

承太郎「・・・・」

ポルナレフ「おい!花京院!!いきなり爆発させるヤツがあるか!あいつちゃんと約束守っただろーが!」

花京院「ポルナレフ!あの男がどんな性格をしているかは知らないが、ここで生かしておいたらまた僕達を狙うかもしれない」

ジョセフ「あ・・・そ、そうじゃぞ、ポルナレフ!大事なのは目的を達成することじゃ。敵の生死などどうでも良い!」

ポルナレフ「ジョ、ジョースターさんがそういうなら・・・」

承太郎「やれやれだぜ」

鋼入りのダン スタンド名『恋人“ラバーズ”』 死亡

その後、ラクダに乗り砂漠を越えようとしたジョジョ達の前に「太陽」のスタンドが現れるが、これを(原作とまったく同じに)撃退した一行はヤプリーン村に到着した

花京院「ハァハァ。ひどい夢だったが内容が思い出せない」

ジョセフ「おいおいおい!ちょいと待ってくれ!おっさあああん。飛行機を売れんとはどういうことじゃ?」

おっさん「赤ん坊が39度の熱を出したね。医者がいる町までつれていかないといけない」

ジョセフ「ううむ。それは困ったのう」
おばさん「こんなのはどうでしょう。あの飛行機は四人乗りですが、赤ちゃん一人くらい乗れます。
     赤ちゃんをこの方達に病院へ連れて行ってもらうというのは…」

ジョセフ「ちょっと待て!赤ちゃんが我々と来るのは危険じゃ!」

ポルナレフ「俺は賛成だぜ!上空を100キロものスピードで飛ぶセスナ機に追いつけるスタンドなんてあるわけねぇし、
      この飛行機自体がスタンドってわけでもなさそうだしよ!」

ジョセフ「う、ううむ」

ポルナレフ「それにおもりは俺に任せてくれ!我がポルナレフ家にはどんな赤ん坊でもあやすことができる『14の言葉』があるからな!」

ジョセフ「どうやら、それしかなさそうじゃな!」
承太郎「待て!」

ポルナレフ「なんだよ!承太郎?」

承太郎「その赤ん坊がスタンド使いかもしれねぇ」

ジョセフ「何!」

赤ん坊(げげ!)

ポルナレフ「何言ってんだよ!そんなわけねぇだろ?」

承太郎「転校生、乗客、船長、オランウータン、偽花京院、車、女将、ケバブ屋の店主」

ポルナレフ「あ・・・」

承太郎「もううんざりだぜ…!」

ジョセフ「じゃが、もし普通の赤ん坊だったら・・・」

花京院「ホワイトスネイクで確認すればいいんですよ」

ポルナレフ「なるほどな!よし、記憶DISCを抜き取って覗いてみるぜ」

赤ん坊(くそおおおお!!)

ジョセフ「本当にスタンド使いとはな・・・」

花京院「夢のスタンド使いか…!僕の悪夢の原因もこいつだったのか」

ポルナレフ「とりあえず、ガキを殺すのは忍びねぇからな。町につくまでDISC抜いとこーぜ!」

承太郎「だが、こんな危険な赤ん坊を野放しにして大丈夫なのか?」

ポルナレフ「へーきへーき!DISCに『スタンドを使おうとしたらその記憶を忘れる』って命令を書き込んで差し込んどくからよ」

どこかの島

男「けけけけけ。ほとぼりが冷めるまでの一時しのぎのつもりだったが、中々いい隠れ家じゃないか。このままここにいても良いかもな」

???「確かに良い家だな。銀行強盗。彼らが来るまでここで待つとするか…!」

男「な、なんだてめーは!警察か?」

???「貴様に名乗る名などない!消えてなくれ!」

男「う、うわぁぁぁぁ!!」

???「どジャアァァ~~~ん」

to be continued

一気に片付けましたが、こんなことは今回だけです。次回からは一人ずつに戻ります。ちなみに更新頻度は上げて行こうと思っています

なぜか、無駄に長くなりましたが。投稿します

承太郎「おい!じじい。方向が違ってるぞ…!あの小島に向かっているようだが・・・」

ジョセフ「うむ。今まで黙っておったが、ある人物に会うためにあの島に行く!この旅にとって大切な男じゃ!」

ポルナレフ「大切な男?」

―小島―

花京院「ジョースターさん。小さいし、人が住んでいるようには見えませんが」

ジョセフ「その人物はたった一人で住んでいる。インドで彼は私にそう言った!」

ポルナレフ「何?インドでカレー?」

承太郎「ん?誰かがこっちを見てやがる…!」

ガサガサ

ポルナレフ「逃げてくぞ!」

花京院「あの後姿は…!あの男はまさか!!」

ジョセフ「ワシが話す!私の名はジョセフ・ジョースター。この三人とエジプトへの旅をしてるものです」

???「帰れッ!このわしに人が会いにくるのは、悪い話があるときだけだ!!帰れッ!」

花京院「あ、アヴドゥルさん!」

ジョセフ「アヴドゥルの父親だ。世を捨てて孤独に生きておる。ここにくることをお前らに黙っていったのは彼の安全を考えてのことなのだ!」

承太郎「父親…」

ジョセフ「アヴドゥルの死を報告するのはつらいことだ…」

ポルナレフ「く・・・・」

ジョセフ「気にするな。アヴドゥルの死はお前さんのせいじゃない」

―浜辺―

ポルナレフ「ジョースターさんはああ言ってくれたが、やっぱり落ち込むぜ。ん?」
キラーン

ポルナレフ「なんか入れ物みたいのが落ちてるな。フジツボがこびりついてるが、値打ちものっぽいな」

ゴシゴシバシィーン

ポルナレフ「なんだぁぁぁ!!なんかでてきやがったッ!!」ドワン

???「俺の名はカメオ。ランプから出してくれた礼をしたい」

ポルナレフ「なにぃぃ!!」

カメオ「三つだッ!願い事を言え!叶えてやろう!」

ポルナレフ「スタンドか!この野郎!!」

カメオ「私がスタンドかどうか知りたい?そんなくだらん願いでいいのか?」

ポルナレフ「何が願いだ!だったら『俺を金持ちにしてみやがれ』!!」

カメオ「いいだろう!Hail 2 U“君に幸あれ”」ドドンッ

ポルナレフ「消えやがった。なんだったあいつは?とりあえず、ジョースターさんに報告だ!」ガシ

ポルナレフ「な!地面に大量の財宝がッ!」

カメオ「さあ、二つの目の願いを言え!」

ポルナレフ(な、なんなんだ!?こいつは!?)

ポルナレフ「くそぉぉ!だったらこの俺を売れっ子漫画家にしてみろ!子供の頃からの夢なんだ!ポルナレフランドをおったててやるぜ!
      いや、それとも素敵なガールフレンドか・・・」

カメオ「ガールフレンドか… いいだろう」

ポルナレフ「いや、待て。俺の殺された妹と友人アヴドゥルを生き返らせてみやがれ!!」

カメオ「いいだろう。ただし、一人ずつだ。まず妹!Hail 2 U」

しくしくしく

ポルナレフ「女の声だ!誰だそこにいるのはッ!?」

???「来な…いで…!まだ体が完全にできてないの…」

ポルナレフ「その声は…シェリー!」

シャリー「今の私を見たらおにいちゃん。私のこと嫌いになるわ」

ポルナレフ「そんなことあるわけないさ…!」

シェリー「それは良かったわ!!」ガブッ

ポルナレフ「ぐわぁぁぁ!!」

カメオ「くくく。俺の勝ちだな。俺は『審判“ジャッジメント”』の暗示を持つスタンドさ。
    能力はその人間の心からの願いを土に投影して願いをつくってやることだ!」

ポルナレフ「スタンドだと…!?」

カメオ「人間は心のそこから願うことに最大の弱点がある!!お前は妹に食べられ死ぬのだ!
    そして、お前の三つの目の願い!!アヴドゥル復活 Hail 2 U」
ドォオン

ポルナレフ「やめろ!アヴドゥル!!来るな!ホワイトスネイク!!」

カメオ「させねぇよ」ガシッ

ポルナレフ「ス、スタンドが…掴まれた…!」

カメオ「これで動けまい。さあ、土人形ども!ポルナレフを食い殺せ!!」

ポルナレフ(もうだめだ… 俺はここで死ぬんだ。アヴドゥルが二人に見えてきた。あの土人形はD4Cのスタンド能力も使えるのか…)

カメオ「な、なぜアヴドゥルが二人…!?スタンド能力までは再現できないのに!?」

アヴドゥル「『Dirty Deeds Done Dirt Cheap』“いともたやすく行われるえげつない行為”」ファサッ

ポルナレフ「土人形が…消えた…!?」

カメオ「ま、まさか!!ホルホースに頭を打ちぬかれ死んだはずの…!?」ガクガク

アヴドゥル「チッ♪チッ♪」

ポルナレフ「モハメド・アヴドゥル!!」

アヴドゥル「Yes I am」ドシャァァン

ポルナレフ「生きてたのか…?」

アヴドゥル「詳しい話は後だ!まずはこのカメオとやらを消し去るのが先決だ」

ポルナレフ「三つ目の願いは本物だ!叶った」

カメオ「うわあああああ!!アヴドゥルが生きてた」ピューン

ポルナレフ「ビビッて逃げやがった…!」

アヴドゥル「どうやら、本体の居場所を教えてくれるようだな」タタタ

ポルナレフ「地面の中に潜ってるみてぇだな。この筒みたいな奴から呼吸して」

アヴドゥル「なんかもよおして来たのおー!男の友情!連れションでもするか!この筒の中に」

ポルナレフ「oh~ まさに『Dirty Deeds Done Dirt Cheap』“いともたやすく行われるえげつない行為”」

ジョボジョボジョボ

アヴドゥル「ガハハハハハハハ!」

ポルナレフ「お前性格変わったんじゃないのか?前はこんな下品なことを思いつく奴じゃなかったのに」

本体「アガオガゲゲ!!」ゴバッ

アヴドゥル「出てきた!!」

本体「ヒィィィィィ!!許してください!!なんでもしますから異世界だけはッ!異世界だけはッ!!」ドゲザ

アヴドゥル「いいだろう!ただし、再起不能にはなってもらうぞ!!」

本体「まさか!あなたもオラオラを?」

アヴドゥル「YesYes YesYes YesYes YesYes YesYes YesYes YesYes YesYes YesYes YesYes YesYes YesYes YesYes YesYes YesYes!! Yes I am」

本体「ウブゲェ!!」

ポルナレフ「おい!みんな!!驚くなよッ!アヴドゥルの野郎が生きてたんだよ!オロロ~ン!」

ジョセフ「さ!出発するぞ!」

承太郎「よ!アヴドゥル」

花京院「元気そうでなによりです」

ポルナレフ「おい。ちょっと待て。お前ら!死んだはずの人間が生きてたんだぞ!なんだそのリアクションは!?」

ジョセフ「インドからの旅はどうじゃった!」

アヴドゥル「ええ。快適でしたよ。敵にも見つかっていませんし」

ポルナレフ「こら!待てと言っとるんだよッ!てめーらッ!!」

花京院「ああ。言い忘れましたが、インドで他のアヴドゥルさんが隣の世界から来てないというのはウソです」

ポルナレフ「なっな、な、なにィーッ!」

アヴドゥル「本当は20人体制でお前を捜索していたのだ。死んだのはその内の一人にすぎない」

承太郎「敵はみなアヴドゥルを警戒していた。死んだことにしておいた方が油断を誘えると思ってな。隠してたんだ!」

花京院「ポルナレフは口が軽いから敵に知られるとまずい。君にはずっと内緒にしていようと提案したのはこの僕だ」

ポルナレフ「・・・・・・。そ、そうだ!お前の親父さんに生存の報告を!」

アヴドゥル「ありゃ俺の変装だ。」

ポルナレフ「なに!」ズルドドーン

ポルナレフ「に、にゃにお~んッ!そこまでやるか!俺を仲間外れにしやがって…」

アヴドゥル「すまんな。ポルナレフ。変装してこの島に来たのには理由がある。アラブの大富豪のふりをし、あるものを買うためだ!」

ポルナレフ「あるもの?」

to be continued

今後の予定についてですが、エジプト突入したら次スレをたてようと思います。深い理由はありません。気分です。次の更新は水曜日くらいですかね・・・

ドドドドドドドドドドドド

ポルナレフ「これは!潜水艦!?」

花京院「これなら追っ手には見つかりませんね」

ポルナレフ「アヴドゥル、運転できるのか?」

アヴドゥル「当然だ」

ジョセフ「わしもできるよ!わしも」

承太郎「誰がてめーなんかに運転させるか…」

―潜水艦内―
アヴドゥル「見えてきたぞ!アフリカ大陸だ!」

ジョセフ「じゃがもう少しかかりそうじゃな。コーヒーでも飲むか」

花京院「入れてきましたよ」

承太郎「おい!なんで、コーヒーが6つあるんだ?」

花京院「うっかりしてたよ。五個用意してたつもりが…」

ジョセフ「まあ、気にするな。誰でもミスはある。さっそく一杯いただこうかのう」

ドッピャー

ジョセフ「うおおおおお!!わしの義手がッ!何かに切り取られた!!」

花京院「ジョースターさん!!」

ドスッ

ジョセフ「ゴフッ!!」

ポルナレフ「義手の指がジョースターさんの首筋に刺さったぞ!!」

ドギャアアス

アヴドゥル「スタンドだ!いつの間にか艦内にスタンドがいるぞッ!」

承太郎「俺としたことが、完全に油断していたぜ!キングクリムゾン!オラァ!!」

アヴドゥル「よし!キングクリムゾンの攻撃があたったぞ!」

???「ブキャアア!!」

ポルナレフ「消えた!?」

アヴドゥル「違う!計器と一体になったんだッ!化けたのだ!」

花京院「ジョースターさん… 傷は浅いが気を失っている。義手でよかった…!」

アヴドゥル「『女教皇“ハイプリエステス”』本体の名はミドラー。遠隔操作が可能なスタンドだから本体は海上だろう。
      能力は金属やガラスなどの鉱物ならなんにでも化けられる。プラスチックやビニールも勿論だ…!」

ドシュゴアーッ

ポルナレフ「穴を開けて入ってきたのね」

アヴドゥル「まずい!海底に激突するぞッ!」

ポルナレフ「俺達の乗る乗り物はみんな大破するのね」

承太郎「花京院、どの計器に化けたか覚えてるか?」

花京院「確かあのメーターに化けたはず!」

承太郎「そう…違う!お前の後の電話だ!キングクリムゾン!!」ガシィ

女教皇「ギャース!!」

ポルナレフ「やった捕まえたぞ!情無用!!首を引きちぎってやれッ!」

承太郎「アイアイ…まずい!」

カキーン

ポルナレフ「なんで手放したんだ!!ってカミソリに化けやがった!」

花京院「予知がなければ手のひらを傷つけていた…」

アヴドゥル「こいつ強い!」

女教皇「ヒヒャホホホホホ!!」

承太郎「これは『試練』だ。過去に打ち勝てという『試練』と、オレは受けとったぜ!人の成長は・・・・未熟な過去に打ち勝つことだ…!」

アヴドゥル「スキューバーダイビングで脱出するぞ!」

ポルナレフ「俺、経験ないんだよな~」

ミンナソウチャク

ポルナレフ「あとはこれを口にはめれば!」

承太郎「オラァ!!」

スコーンドロドロ

ジョセフ「ポルナレフのレギュレーターが女教皇じゃったのか…!いつの間に」

ポルナレフ「た、助かったぜ!メルシーボークー」

アヴドゥル「だが、倒したわけではないッ!別のものに変身するぞ!」

承太郎「水中銃に変身したッ!早く脱出しろ!」

ギャーン

ポルナレフ「なんて美しい海底だ。ただのレジャーで来たかったもんだぜ・・・」

承太郎「追ってくるか?」

アヴドゥル「ヤツは金属やガラスなどに化けるスタンド!魚や海水や水泡にはばけられない…!」

ジョセフ「後に注意して泳ぐのだ!追ってくるとしたならスクリューのあるものかなにかに化けて追ってくるはず!
     動く石ころや岩にも注意するのだ…!」

アヴドゥル「見ろ!海底トンネルだ!この岩づたいに泳いで岸に上がるぞ」

承太郎「ん?まずい!みんな逃げろッ!」

???「お・・・そ・・・い・・・わ・・・!!」ンッキイイイッガバッ

ポルナレフ「海底に巨大な顔がぁぁ!?」

アヴドゥル「ハ…女教皇だッ!こ…この海底に化けていたッ!こ…こんなにでかくッ!うわあーッ!!」

ジョセフ「口の中に吸い込まれたーーーーッ!!」

ポルナレフ「なんだ!?この大きさ!スタンドパワーは!?今まであんなに小さかったのに!?」

女教皇「ナハハハハハハハナハハハハハハ!!頭のトロイ奴らよのーッ!海底も広く鉱物ということに気づかなかったのかッ!」

花京院「これほどのスタンドパワー!本体はすぐ近くにいるな!」

女教皇「それがわかった所でお前らはすりつぶされるからあたしの顔を見ることはできない!
    そして、承太郎!あんたの弱点もみやぶったぞッ!予知してもかわせないほどの規模の攻撃をすればよいのだなーッ!」ドババーン

承太郎「やれやれ。前にも俺の弱点がどうとか似たようなことを言ってる奴がいたな。デジャブってヤツか…」

女教皇「何言ってやがる?」

承太郎「かわせない攻撃?確かに正解だ…!だが、もっと撤退したほうがいいぜ!お前ら!俺に掴まれ!」ギュイイイン

女教皇「承太郎達があたしの吸い込む力を凌駕するパワーで海面に向かって進んでいるぅ!?水中なのにどこにそんな力が!」

ジョセフ「承太郎!いや、わしらを引っ張っておるのは!『暗青の月』!!」

ポルナレフ「そういや、DISCを渡したまんまだったぜ…!」

承太郎「待ってな!すぐに本体のところにいってやる!」

―海岸―
承太郎「見つけたぞ!てめーが本体か…」

ポルナレフ「中々美人じゃねーか」

ミドラー「く、他人のスタンドを使うとは予想外だったわ」

ジョセフ「わしらの相手をするんじゃそれくらい予想しておかんとな」

花京院「五対一だ。君に勝ち目はない。おとなしくここを去れば命だけは助けてやろう」

アヴドゥル「まだ戦うようなら残酷でえげつない死が待っているぞ!」

ミドラー「あたしを舐めるなーーーーッ!!」

ポルナレフ「ピストルを隠し持ってやがったのか!!」

タタタタ

花京院「承太郎!なぜ向かっていく!かわすか、掴むかするんだ!!」

バンバン!ポポポポ

ミドラー「うそ?確かにあたったはずなのに!?無傷・・・?」

承太郎「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!」ドドドドドドド

ミドラー「あぎゃ!」

ポルナレフ「終わったな!しかし、あの至近距離でかわすとはさすが承太郎だな。承太郎・・・?」

承太郎(今の攻撃、かわそうと思えばかわせたが、なぜかあたらない予知が見えた。見えたからそのまま向かっていったが…あれはいったい?)

ジョセフ「見えたか?花京院、アヴドゥル」コソコソ

花京院「ええ。あの銃弾は確かに承太郎にあたったはず。しかし、あたらなかった。あの現象はいったい?」

アヴドゥル「もしかするとキングクリムゾンの新しい能力かもしれません。スタンドは精神の成長と共に進化するもの!」

ジョセフ「だとすると承太郎には言わないほうがいいじゃろうな。そういった能力は自分で気づかないと身につかん」

ポルナレフ「しかし、ついにエジプトに到着したな!」

承太郎「ジェットなら20時間でくるところを…30日もかかったのか・・・」

ジョセフ「エジプトについたということはそろそろあいつに連絡する頃合じゃな」

―DIOの館―

DIO「ついに…来たか… ジョースター!エジプトに!9人だけでは荷が重いかもしれない。奴らを呼ぶときが来たのかもしれん・・・」

―SPW財団ヘリ―

乗組員A「まったく、いくらMr.ジョースターの頼みとはいえ、あんな危険な生物とフライトなんて俺はごめんだぜ」

乗組員B「バカ!口を慎め!あいつに聞こえたら俺達はお陀仏だぞ。とりあえず、コーヒーガムさえあげとけば危険はないんだ。我慢しろ」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

The End

これにて前編は終了です。このスレは後編を投稿して少ししたらHTML化する予定です。後編も見ていただけると幸いです。残りはすきにレスしてもらって結構です。

後編は明日か明後日くらいを予定しています


タイトルとかは変えるのかな?
スレ立てたら誘導してもらえるとありがたい

>>311
そうします

今日は厳しいかも

新スレ立てました。冒頭だけ

【ジョジョ】ラスボスのスタンドがDIOを倒すために集結したようです【エジプト編】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1407751416/)

こちらのスレは一週間くらいしたらhtml化申請します

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年06月11日 (水) 20:06:16   ID: 0G6Sq748

どいつもこいつもチート過ぎる……

2 :  SS好きの774さん   2014年07月06日 (日) 02:01:59   ID: Uzh4UZhC

勝てるわけがねぇ…
敵さん可愛そぉ(゚o゚;;

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