千早「のんのんびより?知らないわ。」 (42)

春香「えー?だって今千早ちゃん…」

千早「あら?私何か言ったかしら?」

ガチャ

春香「あっ、プロデューサーさん!おはようございます!」

P「おぉ、春香おはよう。」

千早「プロデューサー、にゃんぱすー。」

P「おお、千早、にゃんぱすー。」

春香「ほ、ほら!今、にゃんぱすって!」

千早「…にゃんぱす?えっと、それはどこの国の言語かしら?」

春香「えっ、だって今…」

ガチャ

千早「あら、高槻さん、にゃんぱすー。」

やよい「うっうー!千早さん、にゃんぱすーですー!」

春香「ほら、絶対のんのんびより知ってるよね!?」

千早「知らないわ」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1400161809

春香「あれ?なんで事務所にバケツこんなに置いてあるの?」

千早「何言ってるのよ春香、それは雨漏り対策よ。」

春香「え?雨漏り!?うちの事務所そんなにボロボロなんだっけ!?」

千早「まぁ田舎の事務所なんてこんなものよね。都会が羨ましいわ。」

春香「いや、ここ田舎じゃないから! どちらかと言えば都会よりだから!」

千早「それにほら、事務所の至るところに穴があるじゃない? これだから田舎は…」

春香「それ雪歩が掘った穴だよ!前から思ってたけど千早ちゃん影響されやすすぎるよ!」

千早「影響?なんのことかしら?」

春香「絶対のんのんびより最近読んだでしょ!?」

千早「し、知らないわ」

千早「うっさぎ小屋ー」

千早「おっ世話しまっしょ小鳥さんっ」

小鳥「…ピヨ!?」

千早「おー世話しましょっ うさぎさんっ」

千早「綺麗に毛づくろいいったしましょー」

千早「そーしてまっとめって」

千早「ダイナマイッ!!!」ズンザラザー

春香「…」

千早「…」

春香「のんのんびより…」

千早「知らないわ」

千早「というわけで、ウサギ小屋に来たわ。」

春香「ねぇ、なんでアイドル事務所にウサギ小屋があるの?」

千早「春香…アイドルがそういう細かいことを…」

春香「あぁうん。最近はもう慣れてきたからいいんだけど、一応ツッコミを入れておかないと、ね?」

千早「とりあえず、小屋の掃除をしましょう。」

春香「そうだね。」

千早「あら?あんな所に穴が空いているわ(棒読み)」

春香「」ハッ

ウサギ『』ニゲマシタ

千早「うさ…」

春香「ウサギが逃げてる!」

千早「…」ショボーン

千早「あら?どこにいったのかしら?」

春香「千早ちゃん、なにか探し物?」

千早「えぇ、小吉さんが…」

春香「小吉さん?」

千早「あっ! 水瀬さん、その持っている人形なのだけど。」

伊織「えっ、シャルルがどうかしたの?」

千早「えぇ、その小吉さんを返して欲しいの。」

伊織「何言ってるのアンタ? この子はシャルル・ドナテルロ18世 私のうさちゃんよ。」

千早「確かに小吉さんが可愛いのは分かるわ。でも私にとっても大切なものなの。だから、お願い。」

伊織「ちょっ、あんた大丈夫? この子は小吉さんじゃないって言ってるでしょ? この子は私のうさちゃんよ。ねぇ、春香もなんとか言ってやってよ。」

春香「う、うん。千早ちゃん、その子は小吉さんじゃなくて、伊織のうさちゃんで…」

千早「…春香がそこまで言うなら…分かったわ水瀬さん。私は諦めることにするわ。 可愛がってあげてね、小吉さんを。」

伊織「だから小吉さんじゃないって言ってるでしょ!?」

千早「あやとりをしましょう!」

春香「相変わらず突然だね。」

響「自分、あやとりは得意だぞ!」

数分後

響「できだぞ!」

春香「うわぁ、響ちゃん上手。これハム蔵だよね?」

響「へへーん、これは自分のオリジナルなんだ。」

春香「さすが響ちゃん。」

千早「私もオリジナルあやとりを作ってみたのだけど、なんだか分かるかしら?」

響「うーん、これは…家か?」

千早「残念、ただの毛糸でした。」

響「うがー!ひっかけなんて、ひどいぞ千早!」

千早「フフ…じゃぁ、これはどうかしら?自信作よ?」

響「うーん、全然分からないぞ。」

千早「春香はどう?」

春香「えっそうだなぁ…」

春香(ウサギ小屋の時に千早ちゃん拗ねちゃったから、今回は分からないことにしてあげよう。)

春香「…分からないや。」

響「一体なんなんだこれ?」

千早「これは…う」

貴音「うちゅう」

春香「え!?」

貴音「違いますか、千早?」

千早「えっと…あの…はい…そうです。」ショボーン

小鳥「千早ちゃん、海よ。」

千早「えぇ、海ですね…」

小鳥「人…多いね。」

千早「えぇ…多いですね…」

小鳥「千早ちゃん、あんまり楽しそうじゃないわね。」

千早「そんなことありません、私、海を見ているの、好きです。」

小鳥「千早ちゃんは…泳がないの?」

千早「…もう少し、海を眺めていたいので…」

小鳥「と、とか言いつつバストが小さいの気にしていたりして、なーんて…」

千早「…めですか?」

小鳥「えっ…?」

千早「そうですよ!どうせ小さいですよ!」

小鳥「ち、千早ちゃん?」

千早「せっかくそんなこと忘れて海を満喫しようとしてたのに…」

小鳥「えっと…72だっけ…?」

千早「…っく。」

小鳥「で、でも、ほら事務所の他の子たちが大きいだけで、高校2年生の平均バストは確かそれくらいだったと思うような…違うような…」

千早「ほ、本当ですか!?」

小鳥「う、うん。」

千早「フフ、なんだ…そうだったのね…みんなが大きいだけだったのか…」

小鳥「これは、口が裂けても明治時代のデータとは言えないわ…」

千早「明治!?」

小鳥「し、しまったピヨぉぉぉぉ!」

やよい「うっうー難しいです。」

伊織「大丈夫、基礎を抑えちゃえば問題ないわ。」

千早「あら?テスト勉強かしら?」

やよい「あっ千早さん!そうなんです!伊織ちゃんが教えてくれてるんです!」

千早「へぇ、水瀬さんが…?」

伊織「なによ!?なんか文句あるわけ?」

千早「いえ、水瀬さんもテストが近いわけでしょ?それなら私が高槻さんに教えてあげるわよ?」

やよい「えっ本当ですか?」

伊織「ちょっちょっと、何勝手なこと言ってるのよ!私がやよいに教えてるんだから邪魔しないでくれる?だいたい、あんた本当に教えられるの?」

千早「なっ…私は高校生よ?中学生の問題なんて目をつぶっても解けるわよ。」

伊織「じゃぁ問題出すから解いてみなさいよ。」

千早「望むところよ!」

伊織「植物の双子葉類の根っこの部分はどうなってる?」

千早「いつもは動かずそっけないけど、根はやさしい!」

伊織「…あんた、大丈夫?」

千早「せ。生物は苦手なのよ。次よ次。」

伊織「有機物が燃えると出る気体は!?」

千早「のろし!」

伊織「地震のエネルギーを表す尺度は?」

千早「1ブルブル 2ブルブル!!」

伊織「顕微鏡のこの部分は?」

千早「ローリングリボルバー!」

伊織「アンモニアの臭いを嗅ぐときはどうする?」

千早「命乞い!」

伊織「この生物の名前は?」

千早「笹中さんちのおじいちゃん!」

春香「のんのんびよりは?」

千早「知らないわ」

春香「おはようございまーす!」

ガチャ

千早「正義の味方! へったれんじゃーい!!」

バタン

春香「お疲れ様でーす!」

春香「おはようございまーす!昨日は帰っちゃってすいませ…」ガチャ


千早「うち、兄ちゃん大好きー! うち、おっきくなったら、兄ちゃんのお嫁さんになるのー!」

P「…」コク


春香「お疲れ様でーす!」バタン

千早「モノマネ大会―!」

真美「いえ→い!」

春香「真美はこの千早ちゃんのテンションに付いていけるんだね、すごいよ。」

千早「というわけで、まずは私から行くわね。」

真美「イエ→イ、千早お姉ちゃんファイト!」


千早「ウサギが逃げてる!!」


真美「えっと、それは、誰のモノマネ?」

千早「これは先日の春香よ。本当はもっとアホみたいな顔していたんだけど。」

春香「この前言えなかったからって、こんなところで言ってくるとは…しかも私に対する嫌味まで入れてきてるし。」

千早「あら?なんのことかしら?」

春香「つ、次は私だね。」

真美「おっ、はるるん!やる気ですな。」

春香「ふふ、千早ちゃん、伊達に頭にリボンをつけてないんだからね。これで千早ちゃんがのんのんびより知ってることを証明しますよ、証明!」

真美「なんだか良く分かんないけど、はるるんファイト!」


春香「う…ウチ、ザリガニとか好きなん…」


千早「…っぷ…ぷぷ…」

真美「えっ…これは、なんのモノマネ…?」

春香「まぁ、真美にはまだ早いかな。それより千早ちゃん、これで認めるしかないでしょ?」

千早「し…っぷぷ…知らないわ…っぷ…」

真美「良く分からないけど、最後は真美の番っしょ!」

千早「が、がんばって…真美…ぷぷ…」


真美「それでは、会場の皆さん…日曜午後の新発見…神出鬼没の生中継ですよ生中継!生ッすかサンデー!」


千早 春香「!?」

真美「それじゃぁ、ミキは寝るから、あとはよろしくなの…あふぅ。」

真美「あらあら~美希ちゃん、こんなところで寝たら風邪ひいちゃうわよ?」

真美「あずささん、注意するところがずれてると思いますが…っく。」

真美「いいでわありませんか千早…寝たい時に寝る…そして、食べたい時に食べる…それが、世の中の節理です。」

真美「うわぁ、貴音さん、そのラーメンおいしそうかなって!うっうー!」

真美「こぉぉらぁぁ、ちょっとあんたたち、生放送なんだからみっともないところ見せちゃダメでしょぉ?プロデューサーも何か言ってください。」

真美「えっ、お、おれ?えっと…みんな!元気にやろう!765プロ、ファイトー、っおー!」

真美「ちょっとあんた!こういう時はしっかりしなさいよね!ふん、本当変態なんだから…」

真美「あの、みんな…そろそろ番組始めないと、怒られちゃうよ?…もう私、穴掘って埋まってますぅぅぅぅ。」

真美「雪歩、ほら、穴なんて掘らずに…僕の背中に抱きついて!っね!」

真美「おぉぉぉぉぉ!こ、これは、シャッターチャンスよぉぉぉぉ!うぅ、は、鼻血が…」

真美「はっはっはー、いやぁ、765プロは今日も元気だねぇ。あっはっはー」

真美「うがぁぁ!自分、まだテレビに映ってないぞぉ!」

真美「はい、終了→!」

千早「…」

春香「…」

亜美「この真美のモノマネが気になった、に→ちゃん達は、『あさぽんのひとり765プロ』で検索っしょ→!」

千早「オシャレの話をしましょう!!」

美希「突然どうしたの千早さん?」

春香「美希…最近の千早ちゃんはこんな感じなんだよ。美希は出てなかったから知らないと思うけど。」

美希「ふーん、ミキ、こういう千早さんもいいと思うな。」

春香「でも、オシャレの話ってどういうの?」

千早「フフフ…」ゴソゴソ

春香 美希「…?」

千早「じゃーん!新しい髪留めを買ったのよ!」

千早「どうかしら?似合うかしら?」

春香「あっシュシュだね!似合ってるよ!」

千早「え?急に何を言っているの?機関車の音真似?」

春香「えっそれシュシュだよね?」

美希「ミキもそろそろ春物買わないといけないなって思ってるの。」

春香「どういうのが欲しいの?」

美希「ミキ的には、ディストレスドのデニムが欲しいかなって。」

春香「」ペチャクチャ

美希「」ペチャクチャ

千早「…」ショボーン

千早「さ、さっきから二人とも何言ってるのよ!日本語で話しましょう!」

春香「あ、やっぱりシュシュ知らなかったんだ?」

千早「し、知ってるわよ!チュチュくらい知ってるわよ!!」

美希「シュシュなの。」

春香「チュニックは?」

千早「チュチュニックも知ってるわよ!」

美希「チュニックなの。」

春香「のんのんびよりは?」

千早「知らないわ」

春香「あれ?事務所に水槽?何か飼い始めたんですか?」

P「あぁ、カブトエビをもらってな。」

やよい「うっうー!私が飼育当番なんですよ、春香さん!」

春香「へー、ん?」

『ひらたいらさん』

春香「やよい、この『ひらたいらさん』っていうのは?」

やよい「これですか、これは名前ですよ!」

春香「えっと…どの子が…?」

やよい「みんなですよ、みーんな、ひらたいらさんです。」

春香「へ、へぇー、そうなんだ。まぁ飼育大変だと思うけど、頑張ってね。」

やよい「うっうー、がんばります!」

数日後

春香「おはようございまーす!」

やよい「…」

春香「あれ、どうかしたの?」

P「カブトエビが…な。」

『ひらたいらさんのお墓』

春香「やよい、残念だけど仕方ないよ。カブトエビって寿命が短いらしいし…」

P「明日から休日だから、少しは立ち直ってくれるといいんだが。」

響「やよい、明日は自分も休みだから一緒に出かけるさ!」

春香「あー、私も行きたいなぁ。」

やよい「…はい。」

千早「…」

数日後

やよい「おはようございます。」

P「おっ、やよい、少しは元気出たか?」

やよい「はい。って、水槽…片づけたのに何で出てるんですか?」

千早「もっと近づいてみてもらえる?何かいないかしら?」

やよい「千早さん…?えっと…あれ、何かいます!」

千早「良かったわ、ちゃんと生まれていたのね。もしかしたらカブトエビ、卵を産んでないかなと思って、飼育に使った土を入れてまた水を張っておいたのよ。」

やよい「…?これ、ひらたいらさんなんですか?」

千早「えぇ、ひらたいらさんよ。」

やよい「うっうー!千早さん!ありがとうございます。本当に嬉しいです!」

P「良かったな、やよい。」

響「自分、感動したぞ。」


春香「千早ちゃん?」

千早「あら、なにかしら?」

春香「のんのんびより、知ってるでしょ?」

千早「フフ…知らないわ。」

おまけ

春香「終わりです!今回も最後まで読んでくれた方、ありがとうございます!ってあれ?千早ちゃん、何持ってるの?なんか段ボールを黒く塗って、顔が出るくらいの穴が開いてるけど。」

千早「あぁ、春香…これは、アニメとかの最後に『とほほ、もういたずらはこりごりなのん』みたいなのがあるでしょ?あれを体験できる優れものなのよ。」

春香「へ、へぇ…まぁいいや、せっかくのおまけなんだから、何か話そうよ!」

千早「えぇ、いいわよ。どうせ、おまけだし、ほとんどの人は読んでいないから、適当なこと話しても大丈夫よね。」

春香「はは、それは寂しいけど、リアルだから切ないね…とりあえず、このssも今回で4回目だけど、良くコメントとかで『CLANNAD、ハルヒときて何故こち亀?』みたいな意見があるのでそれに答えておこうかなって!」

千早「えっと、そうね…これはもう純粋に>>1の家の本棚にあるものを適当に書いてるとしか言いようがないわね。」

春香「…なんか普通すぎてコメントしづらいね。」

千早「春香に普通すぎって言われるようじゃ、もう駄目ね…」

春香「ん?何か言った、千早ちゃん。」

千早「けど、本棚にあるものってことは…このままいくと…18き…」

律子「ちーはーやー?」

……

……

千早「このたびは調子に乗りすぎたため、皆様に多大な迷惑をおかけしたこと、ここにお詫び致します…」

律子「はい、もう一回。」

千早「このたびは調子に…」

千早「とほほ、もうssはこりごりなのん…」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom