かなめ「ソースケ、何やってんの?」(8)

宗介「見てわからんか?」

かなめ「わかるわけないでしょ、あんたの行動なんて」

宗介「爆弾をつくっている」

かなめ「爆弾!?」

宗介「肯定だ。日曜日までに造ってくれとクルツに頼まれてな」

かなめ「な、何につかうの?」

宗介「わからん。俺はまだ知らなくていいらしい」

かなめ「…よからぬ事に使うという事はわかったわ…」

かなめ「でも何でソースケに頼むわけ?爆弾なんて腐るほどあるんでしょ?」

宗介「無断で持ち出す事は許されん。
管理者に使用用途を書類に記し許可されなくてはいかん」

かなめ「ふーん。意外と面倒くさいのね」

かなめ「でも学校で造るのはやめなさい。学校で爆発されたらたまったもんじゃないわ」

宗介「…わかった。そうしよう」ゴソゴソ

かなめ「? 今日は妙に素直ね?いつもなら屁理屈言うのに」

宗介「ああ、今日は少し気分が悪くてな」

かなめ「んー確かにちょっと顔赤いわね。大丈夫?」

宗介「この程度なら問題ない。」

かなめ「…ほんとに?」

宗介「肯定だ」

かなめ「…」ジ-

宗介「…」

恭子「カーナちゃん!」ポン

かなめ「キャッ!恭子!」

恭子「どうしたの?二人で見つめあっちゃって」ニヤニヤ

かなめ「ちょ!そんなんじゃないわよ!」

宗介「?」

恭子「冗談冗談。で何やってたの?」

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