春香「あ、おはようございますプロデューサーさん！」


春香「お久しぶり……、なのかな。　あぁいや、随分会ってない気がして！」

春香「えへへ」

春香「ここに来るまでに色んな事がありましたね」

春香「へ？　なにいきなり昔を振り返ってるのかって？　良いじゃないですか」

春香「そういう時、あるじゃないですか」

春香「沢山ファンが出来て、ライブに行く度にサイリウムの海に包まれて」

春香「お仕事もいっぱい増えて、歌って踊るだけじゃない、演技だって出来るようになりました」

春香「この前、765プロの皆が主演の映画があったくらいですからね！」

春香「ワイヤーアクションって言うんでしたっけ？　紐にぶら下がってぷらーんって」

春香「私達は演技しながらそれにぶら下がって、少し手足動かすだけなんですけどね？」

春香「CGでその映像を加工したら、なんだか私達が本当に戦ってるみたいになるんですよ！！」

春香「衣装とかセットとかも凄く豪華で、凄く楽しかったなぁ。　またやりたいなぁ……」

春香「プロデューサーさんっ、是非とも続編の映画をお願いしますっ！！」

春香「…………ダメ？　えへへ」

春香「それから、後輩も出来ました。　しかもたっくさん」

春香「もう素敵な子ばっかり。　今すぐにでもアイドルの卵から卒業出来るよ～！　って言っちゃいましたもん」

春香「可愛かったり、クールだったり、元気一杯だったり」

春香「歌がとっても上手かったり、ダンスが得意だったり、プロポーションが良かったり、個性もバッチリ！」

春香「……今度は、あの子達がアイドル界を引っ張っていくのかなぁ」

春香「でも、私達もまだまだ負けていられないっ！　頑張りますからね？」

春香「……プロデューサーさんも、それから更に忙しくなりましたよね」

春香「あんなに一杯居るのに、全員の面倒を見るなんて、プロデューサーさん倒れちゃうんじゃないかって」

春香「皆心配したんですからねっ？　…………もうっ、結果だけ話したってダメですよっ！」

春香「プロデューサーさんは、今後一切無理しちゃダメですよっ！！」

春香「……一杯、話しちゃいましたね。　やっぱり最近会えてなかったんですよ」

春香「やっぱり、っておかしいですよね。　ごめんなさい」

春香「あぁ、そうだ。　あの、もう一つ大事な事を伝えなくっちゃ」

春香「プロデューサーさん、私達、うぅん765プロは、また一歩進みます」

春香「ここまで来るのに色んな事があったって言いましたよね、私」

春香「その色んな事の全部が、プロデューサーさんのお陰で起こった出来事ばかりです」

春香「勿論、楽しい事ばっかりじゃなかったですけど……」

春香「でも、それも全部ひっくるめて、色んな事です」

春香「これからは、どんな色んな事が起きるんでしょうね」

春香「悲しい事も、辛い事も、沢山あるんでしょうね」

春香「けど………………、楽しみですね！！」

春香「だって、また皆とステージに立てるんですよっ！」

春香「またプロデューサーさんとも、一緒に……！！」

春香「…………プロデューサーさん、行きましょう」


春香「私達が待ってます！！！」




おしまい