サシャ「」ムシャムシャムシャムシャ エレン「…………」(104)

サシャ「」ムシャムシャムシャ

エレン「……なぁ、サシャ」

サシャ「」ムシャムシャムシャ

エレン「聞いてねぇ……」

エレン「…………」

エレン(なんで俺サシャに食われてるんだ……?)

サシャ「」ムシャムシャガブガブ

エレン「脚いてぇよサシャ……」

サシャ「」ガブ……ガブガブガブ

エレン(うわ、筋肉が見えてきた……この調子じゃすぐに骨も見えてくるな)

エレン(っていうか血がダラダラ流れてるんだけど……このままじゃマジで死ぬかも)

エレン「う……あぁ……」

エレン(まずい、意識が遠のいてきた。正直助けを呼ぶ体力も残ってない)

エレン(くそ……夜中にトイレ行こうとしたら、いきなり襲われて……目が覚めたらこの状況だ)

エレン(こいつの食欲が底なしなのは周知の事実だが、正直ここまでとは思ってなかった……てか巨人と変わらんじゃん)

サシャ「」ジュルルルルル

エレン(うわ、血まで飲み始めた……)

エレン「や、やめてくれサシャ……」

サシャ「えへへへへへ」ジュルッ

エレン「!」

サシャ「エレンの体……エレンの血肉///」ジュルムシャァ

エレン「」

エレン(なんで顔を赤らめてるんだ……)

サシャ「」ノソッ

エレン(あ、立ち上がった)

サシャ「」スタスタ

エレン(……行っちまったぞ)

エレン(一応助かった……のか?だが俺の脚が部分的に食われたことには変わらん)

エレン(だいぶ血が流れたせいか、もう意識が限界だ……)

エレン「」チーン

チュンチュン

エレン「……うぅ……ん?もう朝か……ってなんで俺は廊下で寝てるんだ?」

エレン(あ、そうか。昨日の夜サシャに……あれ?)

エレン「足の怪我が消えてる……」

エレン(もしかしてあれは夢だったのか?俺は単に寝ぼけてここに寝付いただけ?)

アルミン「あ、エレン。こんなところにいた」

エレン「お、おう、アルミン。おはよう」

アルミン「部屋にいなかったからまた朝早くから自主練してるのかと思ってたけど……なんでこんなところで横になってるの?」

エレン「いや、別に深い理由はねーよ」

エレン(きっとあれは夢だったんだ。俺はただ寝ぼけていただけ。うん、そうだ。だいたいサシャが俺を食うなんてバカバカしい話じゃないか)

アルミン「? まぁいいけど」

食堂

ミカサ「エレン、アルミン、おはよう」

エレン「おう、おはよう」

アルミン「おはよう」

エレン(さて、パンでも食うか)

サシャ「あ、みなさん、おはようございます!」

エレン「」ガシャン

アルミン(……ん?)

ミカサ「おはよう、サシャ」

アルミン「お、おはよう」

アルミン(なんだか今、エレンが動揺したような……)

エレン「お……ぅぉはようサシャ…!」ワナワナ

ミカサ「!」

アルミン(ミカサも気づいたみたいだ……エレンは明らかにサシャに対して動揺してる)

サシャ「? なんかエレン、少し様子がおかしいですね」

アルミン(サシャさえも気づくとは……)

サシャ「はっ、さてはエレン!今日は食欲が無いのですね!!そういう時は無理に食べるのはよくありません!仕方がないので私がエレンのパァンをいただきましょう!!」

アルミン(やはり所詮は芋女か)

エレン「え? あ、ああ!いいぞ!もらってくれ!」ブルブル

アルミン・ミカサ「!?」

サシャ「わぁい!ありがとうございますエレン!なんだか今日のエレンは優しいです!!」ムシャムシャ

エレン「」ガクガク

アルミン(やっぱり様子がおかしい……)

ミカサ「アルミン、後で話がある」

アルミン(おや、今度は僕の胃の様子が)

朝食後

アルミン「それで話ってなんだいミカサ(想像はついてるけど)」

ミカサ「…………」

ミカサ「さっきのエレン、サシャに対する態度が明らかにおかしかった」

アルミン「うん、僕も気づいていたよ。あれはまるで……」

ミカサ「まるでサシャに対して好意を寄せているようだった」

アルミン「……え?」

アルミン(予想の斜め上だよミカサ!)

アルミン「い、いや、あれはどちらかと言うと恐怖d」

ミカサ「このままでは、エレンがあの芋糞女の餌食になってしまう。それだけはなんとしても避けなければならない……ので、アルミンの手を貸してほしい」

アルミン(芋糞女って言ったよこの人)

アルミン(まずいな。このままじゃミカサが何をしだすか分かったもんじゃない。ここは一応乗っておいて、とりあえずエレンがサシャを恐れている理由を探ろう)

アルミン「そうだね、分かったよ。じゃあ僕のほうから色々やってみるからミカサは二人の様子を見てて」

ミカサ「わかった。さすがはアルミン、頼りになる」

対人格闘の時間

アルミン(しかし困ったな。探るにしても……)

サシャ「行きますよコニー!私の必殺技を披露します!」シャー

コニー「こいやー!」アチョー

ライナー「どうしたエレン、明後日の方向ばかりチラチラ見て」

エレン「い、いや、なんでもねぇよ」アセアセ

アルミン(さっきからエレンはサシャのほうを見ているみたいだ。正直あんなにも怯えているエレンにストレートに聞くのは気が引ける)

アルミン(……ここはクリスタとユミルに聞いてみるか)

アルミン「やあ、クリスタ。それにユミル」

クリスタ「あ、アルミン。珍しいね、アルミンが誰とも組まずにサボるなんて」

ユミル「なんだ、まさかお前クリスタのこと狙ってんじゃないだろうな。悪いけどクリスタは渡せないぞ」

アルミン「ははは、相変わらずだねユミル。でも僕はちょっと二人にサシャについて聞きたいだけだよ」

クリスタ「サシャについて?」

アルミン「うん、最近サシャに変わった様子は無かったかなって思ったんだけど」

クリスタ「うーん、いつも通りだったと思うけどなぁ」

ユミル「いや待てよ。確か昨晩、あいつ妙にテンションが上がってたぞ。神様からの恵みだーとかなんとか」

アルミン「なんだいそれ?」

クリスタ「ああ、そう言えば、昨日ついに食料庫へ侵入したところを教官にバレたらしくて、晩ご飯抜きにされたあげく死ぬまで走らされてたよね」

ユミル「にも関わらずだ。私らが部屋に戻るとそこにはやたらテンション高いサシャがいた」

アルミン「へぇ…?なんだかおかしな話だね」

クリスタ「確かに不思議だね、普通なら空腹と疲労にもがき苦しんでそうなのに。その時私、サシャのために少しパンを持ってきてたんだけど、本人は嬉しそうな顔でいらないって断ったの」

ユミル「確かにあいつらしくないな。まぁ正直あの芋女の事情なんて興味ないけど」

クリスタ「そんなこと言っちゃだめだよユミル!大切な仲間でしょ!」

ユミル「お、クリスタちゃんは優しいねぇ。さすが私の天使」ケラケラ

クリスタ「もう、からかわないでよ!」プンプン

アルミン(天使……)

アルミン(それにしても今の話……果たしてエレンと関係あるのか?)

アルミン(今の時点じゃ何も言えないな……ここはひとつ、あの二人にも相談しよう)


アルミン「……ということなんだ」

ライナー「なるほど。確かにクリスタは天使だな」

アルミン「いや、そういう話じゃないんだ」

ライナー「冗談だ。しかしあのエレンがサシャなんかを怖がるなんてありえるのか?あの駆逐野郎が芋女に?」

アルミン「でも事実、エレンはサシャを恐れている。でもその理由が分からない。そしてやっかいなことにミカサが妙な勘違いをしている」

ベルトルト「……サシャの身が危険だね」

アルミン「そうなんだ。だから二人にもできるだけエレンとサシャを観察していて欲しい」

ライナー「分かった、気にかけることにするぜ。ベルトルト、お前もな。想い人にしっかり気をかけろよ」ニヤニヤ

ベルトルト「何言ってるんだライナー、ホモは君のほうだろう」

ライナー「ちょ、おい、誰がホモだよ!!」

アルミン(え、違うの……?)

夕食

ミカサ「はい、エレン。あーん」

エレン「やめろよミカサ!俺はお前の弟でも子供でもないんだぞ!」

ミカサ「そう、エレンは私の弟でも子供でもない。だからこそのあーん」

エレン「意味がわからねぇよ。俺は自分で食べれる!」

アルミン(うわぁ、今日のミカサは嫌に積極的だ。何がきっかけなのかは考えるまでもない)

サシャ「あ、エレン。もしかして朝ごはんだけじゃなく夕ごはんも食欲ないんですか!」

エレン「ひっ…さ、サシャ」

アルミン(ついに来たよ。それにしてもエレン、『ひっ』って)

サシャ「いらないんならまた頂きますよ!」ヒョイ

ミカサ「ちょっと待って」ガシッ

アルミン(もの凄い勢いでサシャの腕を掴んだぞ……)

サシャ「な、なんですかミカサ。私はエレンからご飯をもらおうと…)

ミカサ「エレンは一言も食べないとは言っていない。それなのに勝手に人のものを取るのはよくない」グググ

サシャ「痛い痛い痛い!腕が痛いですミカサ!放してください!」

アルミン「だ、駄目だよミカサ、手を放さないと。サシャの腕がちぎれちゃうよ!」

ミカサ「…………」パッ

サシャ「うう、痛かったです……」

サシャ「今日のミカサはなんだか怖いです……私はただちょっとエレンからご飯を分けてもらおうとしただけなのに…」

ミカサ「エレンに近付かないで」

エレン「!?」

サシャ「え……突然なんですかミカサ!」

アルミン(うわーミカサの目がヤバイよ。そして僕の胃もヤバい)

ミカサ「理由が分からないの?」

サシャ「さ、さっぱりですよ」

ミカサ「つまりはこういうこと」スッ

エレン「おいやめろ。俺の口に無理矢理パンを入れrg」フガフガ

アルミン(ミカサ……それはまさか恋人アピールのつもりなのか?)

サシャ「よ、よく分かりませんが、今日のところは失礼します……」ダッ

エレン「」フガフガ

ミカサ「エレン、もうあいつは行った。さあ、ご飯を食べよう」

エレン「」フガフガ

アルミン「ミカサ、エレンが苦しそうだよ……」

アルミン(それにしてもエレン、サシャが向こうに行って少し安心したみたいだ。やっぱり彼女を怖がっているのは間違いないらしい)

アルミン(でもなんでだ?エレンがサシャを恐れる理由が未だにわからない……)

就寝後

zzzzzzzzzzz……

エレン(駄目だ、昨日の悪夢を思い出して全然眠れねぇ)

エレン(それにしても、あんな夢見たぐらいでビビりすぎだろ俺。なんかいつも通りにサシャと喋れねぇ)

エレン(大丈夫だエレン・イェーガー……あれは夢、ただの夢。だいたい、将来巨人共を駆逐する俺がサシャ一匹に恐れていられるか!)

エレン(…………)

エレン(おしっこ行こ……)

ジャー

エレン「ふぅ、すっきりした。部屋に戻ろう」

ペタペタペタ

エレン(……ん?足音?)

ペタペタペタペタ

エレン(……まさかだとは思うが…いや、まさかな)

エレン「おい、誰か居るのか?」

…………

エレン「? 返事ぐらいしろよ。そこにいるんだろ?」

サシャ「ハァ…ハァ…ハァ…」

エレン「…………っ!」

エレン「サシャ、お前なんで……まさか昨日の!」

サシャ「ウアアアアアア!!!」バッ

エレン「ぐあっ!(襲いかかってきやがった!)」

サシャ「ハァ……ハァ……エレン……エレン……!!」

エレン(まずい、このままじゃまた食われる!)

エレン「や、やめろサシャ!放してくれ!!」

サシャ「」ガブッ

エレン「うああああああ!!」

サシャ「」ムシャムシャムシャ

エレン「痛ぇよ、やめてくれサシャ!俺の腹なんて食っても上手くねぇよ!」

サシャ「」グチャッグチャッ

エレン(駄目だ……昨日と同じだ。あれは悪夢じゃなかったんだ……!)

サシャ「えへへ……やっぱり夢じゃなかったんですね」

エレン「!?」

サシャ「昨日の……てっきり夢だと思ってました。でも、朝からエレンの様子がおかしくて……そして今、確信しました。私、昨日の夜エレンの肉を食べてたんですね。今みたいに……!」

エレン「サシャ……お前、どうしてこんなことをするんだ!まさか空腹に耐え切れないからじゃないだろうな!」

サシャ「空腹……それもあるかもしれませんね。でもいくら私でも腹ペコだけで仲間の肉を食べようなんて思いませんよ」

エレン「じゃあどうして……」

サシャ「私にもよく分かりません……でも私、昨日エレンのお肉を食べた時…………凄く興奮したんです!!」ゾクゾクゾク

エレン「!!??」ゾゾゾゾ

サシャ「そんなに怯えないでくださいよエレン!昨日私があなたのお肉を骨に至るまで食いちぎったというのに、今朝のエレンは怪我一つありませんでしたよね?」

サシャ「それってつまり、エレンの体はちょっと食べられたぐらいじゃ平気だってことですよ! つまり大丈夫なんです、私が食べても!!」

ガブッ

エレン「ああああああああっ!!!」

サシャ「うふふふ、エレンったら可愛い悲鳴をあげるんですね。そんな声あげられたら、ますます食べたくなっちゃうじゃないですか!」

エレン「やめてくれ……誰か助けてくれ」

サシャ「無駄ですよ。悲鳴をあげたところで部屋の皆には届きません。それよりも、お腹ばかりじゃなくて他の部分も食べてあげますよ……例えばこことか」

エレン(え……指…?)

パキッ

エレン「ぐああああっ!」

サシャ「うふふ…ぐふふ……美味しいです、エレンの指!ああ、細くて綺麗なエレンの指!もっともっと食べたいです!」

パキッパキパキパキ

エレン(嫌だ……もう嫌だ。痛いよ…痛いよぉ……)

エレン「ミカサ……アルミン……助けて」

サシャ「ふぅ、やっぱりエレンはあの二人が大好きですねぇ。なんだかさすがに可哀想になってきたので、今日はこれぐらいにしておきます」ジュルリ

エレン「うぅ…うぅ……」

サシャ「当たり前ですけど、このことは誰にも言わないでくださいね?言ったらこの程度じゃすみませんよ」

サシャ「そして明日からは……私に逆らっちゃ駄目ですよ?それがエレンの立場です。分かってくれましたよね?」

エレン「は……はい…」ビクビク

サシャ「よろしい!では今日はこれで」ニッコリ

スタスタスタ

エレン(……やっと行ってくれた)

エレン(痛い……凄く痛い……でもこれで安心して眠れる)

エレン(これが夢だったらどんなに良かっただろうか……)

今日はこのぐらいで
ssって書いてる時の感覚と比べて、実際に投下するとずいぶん内容が短く感じるな

翌日、食堂

エレン「」モグモグモグ

アルミン「エレン、なんだか今日は元気が無いね。どうしたの?」

エレン「なんでもねぇよ……なんでも」

ミカサ「…………」

アルミン(いったいエレンはどうしたんだろう。うつむきながら無言で朝食を食べている……)

アルミン(まさか、これもサシャが関係しているというのか?)

サシャ「あ、エレン!おはようございます!」

エレン「!!」ビクッ

ミカサ「……!」

アルミン(ああ、やはりエレンが怯えている。昨日よりはっきりとそれが見えるぞ……)

サシャ「あれぇ、エレン?どうして返事してくれないんですか?」

エレン「い、いや……おはよう…………ございます」

ミカサ・アルミン「!!??」

アルミン(今……エレンがサシャに対して『おはよう”ございます”』だって?)

ミカサ「サ、サシャ、挨拶がすんだのならもう向こうに行ってほしい。朝食ならエレンから分けてもらわなくても自分のを食べればいいはず。足りないというのなら私が……」

サシャ「あ、ミカサ、そこどいてくれますか?私がエレンの隣に座るんで」

ミカサ「!? 何を言っている!」

アルミン(なんだ、何が起きているんだ…!?)

サシャ「ほらエレンだって、ミカサより私に隣に座ってほしいはずですよ。そうですよね、エレン?」ニッコリ

エレン「え……えっと…」

ミカサ「そんなはずはない、勝手にエレンの意思を決めないでほしい。これ以上エレンを惑わすのなら私もあなたに容赦しない」

サシャ「惑わしてなんかいませんよミカサ。だってエレンは私が隣に座ってほしいと思っていますから……そうでしょう?」

エレン「……その…」

サシャ「」ニッコリ

エレン「……はい」

ミカサ「な、なんで、どうしてエレン……」

サシャ「はい、それじゃあさっさとどいてくださいミカサ」ドーン

ミカサ「ぐあっ」

アルミン(サシャがミカサを無理矢理椅子からどけた……)

サシャ「うっふふ、ほらエレン、昨日の朝食のお礼です。私がご飯を食べさせてあげますよ!」スッ

エレン「はい……」モグ

アルミン(なんだこの光景は……エレンがサシャにパンを食べさせてもらっている)

ミカサ「うぅ……そんな……エレン…」ダッ

アルミン「あっ、ミカサ!(行ってしまった)」

アニ「…………」ジー

アルミン(厄介なことになったぞ。サシャの行動はあまりに予想外だ。しかし本当になぜこんなことに……)

アニ「ねぇ、アルミン」

アルミン「ん?アニか。珍しいね、君のほうから話しかけてくるなんて」

アニ「ちょっと話がある……こっちに来れるかい?」

アルミン「あ、ああ、分かった(エレンの件かな)」

廊下にて

アルミン「それで、話ってのはエレンのことかな?」

アニ「まぁ確かにエレンに関係することだけど……私が言いたいのはサシャのことだよ」

アルミン「サシャか……確かに今日のサシャはおかしいね、明らかに。エレンへの態度がいつもと全然違う」

アニ「その様子だと気づいていないみたいだね」

アルミン「え?」

アニ「あの女、昨日から明らかに食事量が減ってるんだよ。あの大食い娘のサシャ・ブラウスが」

アルミン「でも、昨日だってエレンから食事をくすねようと…」

アニ「それを含めてもやっぱりあまり食べてないんだよ。少なくとも、普段ほど熱心には食べてない」

アルミン「そんなまさか……あ」

サシャ「ほらエレン、あーんですよ!」

エレン「あ、あーん…」モグモグ

アルミン(……言われてみると、さっきからサシャはエレンに食べさせてばかりだ。普段のサシャなら人から食事を奪うことはあっても与えることなんて万に一つもありえない)

アニ「気づいたみたいだね」

アルミン「でも、どうして」

アニ「さあね。食欲がないのか、それとも満腹なのか……いや、満腹はありえないか。食事なんて一日三食この食堂でしか食べれないわけだしね」

アルミン「…………」

コニー「おーい、アルミン」

アルミン「あ、コニー。どうしたんだい」

コニー「どうした、じゃねーよ。昨日はお前のせいで散々だったんだぞ」

アルミン「?」

コニー「昨日ちょっと風邪引いててよ、風邪薬作ろうと実験室に入ったんだよ」

アルミン(早速色々おかしいが、相手はコニーだ。深く考えてはいけない)

コニー「そしたらさ、実験室が既に誰かに使われてた後だったみたいでさ、薬品やら器具やらが散らかってたんだよ」

アルミン「そうなんだ。それは大変だね」

コニー「んでそのタイミングで教官がばったり現れちゃってよ。『これはお前の仕業か』とか言われて俺が実験室を片付けるはめになったんだよ」

アルミン「あちゃー、運が悪かったね。で、それが僕と関係あるの?」

コニー「とぼけるなよ、あれお前がやったんだろ!」

アルミン「…………え?いやいやいやいや!それはおかしいよ、なにか根拠でもあるの!?」

コニー「だってアルミンが一番実験とか得意そーじゃねーか!」

アルミン「まぁこの馬鹿ならそういう発想に至っても仕方ないかな(関係ないよ!僕だって授業中ぐらいにしか実験室なんかに入らないよ!)」

アニ「アルミン、言ってることと考えてることが」

コニー「ん?なんだ違うのか? すまん、てっきりお前がやったのかと」

アルミン「いや、分かってくれれば大丈夫だよ。それにしても誰なんだろうね、わざわざ実験室に入って」

アニ「大方、コニーと同じようなことを考えた輩の仕業じゃないの。そいつはコニー並みの知性ってことだ」

コニー「? よく分かんねぇけど、褒められてるのか俺」

アニ「……まあ、そう思っていれば幸せだろうね」

アルミン(それにしてもエレンとサシャはいつまで朝食をとってるんだ)

サシャ「ほらエレーン!よく噛んで食べてくださいねー!」

エレン「」フガフガ

対人格闘訓練

ライナー「やめろ、やめるんだミカサ! 俺に八つ当たりしたところでエレンが戻ってくるわけじゃああああああああ」ビューン

アルミン(わーお、ライナーの巨体が高く高く……)

アルミン(まぁミカサの機嫌が悪くなるのは当然だけどね。あっちがあの様子じゃあ……)

サシャ「ふっふー!さあエレン、かかってきてください!」

エレン「あ、ああ」ダッ

サシャ「あ、大胆ですねーエレンは!女の子にいきなり掴みかかるなんて!」

エレン「ええ、それはサシャがかかってこいって……!」

ミカサ「」ギリギリギリギリ

ライナー「やめろ!ライナー・ブラウンはまだ死にたくない!故郷に帰るまでは……故郷に帰るまではああああ」ビューン

ベルトルト「ライナーあああああああああああ!!!」

アルミン(ああ、なんてことだ。色々理由のある暴力が一人の青年を襲っている。エレンとサシャもさっきからどんどん密着している……)

エレン「いてててて、いてーよサシャ!」

サシャ『今夜もいつも通り部屋から出てくださいね』ボソッ

エレン「!?」

サシャ『あ、断る権利はエレンにありませんよ。だってもしもエレンが断ったりしたら……ふふふ、今度はアルミンなんかいいかもしれませんねぇ』

エレン『ま、待て。アルミンは関係ないだろ……!』

サシャ『なら約束通り今夜来てくださいね? さもないとアルミンが大変なことになりますから。しかもエレンと違ってアルミンの体は丈夫ではありませんから……お腹をバクバク食いちぎったら本当に死んでしまうかもしれませんよ』

エレン『わ、分かった……分かったから』

サシャ『エレンってばやっさしー!』

アルミン(さっきから二人は小声で何を話しているんだろう)

アルミン(結局この日はずっとエレンとサシャは一緒だった。夕食の時間も朝と同様、隣あって座っている。ミカサはエレンの隣から退却し、僕の隣でうなだれている……)

サシャ「ちゃんと食べなきゃいけませんよエレン!男の子なんですから!」

エレン「わ、分かってるよ……分かってるからお前ももう少し食べたらどうなんだ……?」

サシャ「んー?私はもう充分食べましたから、あとはエレンに食べさせてあげます!」

ミカサ「…………」ブツブツブツブツ

ジャン「よ、よおミカサ、お前がエレンの隣じゃないなんて珍しいな。隣座っていいか?」アセアセ

アルミン(ジャン……チャンスだと思ったんだろうけど、もう少し空気を読んでくれよ……)

入浴時間

ジャン「くっそくっそ!結局夕食時もミカサと一度も話せなかったぜ……!」

ライナー「お前健気に語りかけてたのになぁ。でもあの状態のミカサじゃ無理だろ。なんか死んでた」

マルコ「元気だしなよジャン。あの時のミカサは元気がなくても仕方ないよ」

コニー「え?今日のミカサって元気なかったのか?」

アルミン「君は人生楽そうだねコニー……」

ベルトルト「まぁでも仕方ないよね。いつも一緒にいるエレンをサシャに取られちゃったんだもん」

エレン「…………」

ジャン「なんか言ったどうなんだ、当のご本人様よぉ!」ギギギギ

エレン「…………」

ライナー「なんかエレンも元気ないな……」

アルミン「…………」

アルミン「ねぇエレン、僕達親友だよね?」

エレン「……あぁ」

アルミン「だったらさ、話してくれないかな? 君とサシャに何があったのかを」

エレン「…………」

アルミン「エレン?」

エレン「……すまん」

アルミン「……そうか。理由はわからないけど、言えないことなんだね。なら僕は無理に詮索しないよ」

アルミン「でもねエレン、君が悩んでいるのを見ると僕も苦しくて仕方ないんだ。だからもしも話してくれる決心がついたら、迷わず僕に相談してほしい」

エレン「……アルミン」

女子寮

ミカサ「」ゴゴゴゴゴゴ

サシャ「」zzzzzzzzzz

クリスタ『ミカサ、全力でサシャに殺意を送ってるよ……』ヒソヒソ

ユミル『あの状況で寝れるほうもスゲェな。さすがは芋女』

ミーナ『やっぱりエレンを取ったことが許せないみたいだね』

クリスタ『まぁ、そりゃそうだよね……』

アニ(こっちまで寝れん)

男子寮

ライナー「じゃあ電気消すぞ」

コニー「おやすみー」

エレン「…………」

アルミン「ねぇエレン……」

エレン「なんだよ……」

アルミン「…………おやすみ」

エレン「……あぁ、おやすみアルミン」

その夜

エレン(…………そろそろ時間か)

エレン(みんな眠ってるな……忍び足で部屋を出よう)スクッ

エレン(……もうこれ以上、アルミンに心配かけるわけにもいかない)

廊下にて

エレン「」ゴクリ

エレン(まだサシャは来ていないのか……)

ペタペタペタ

エレン(!! きた……!)

サシャ「こんばんはエレン!ちゃぁんと約束守りましたね、偉いです!」

エレン「…………」

サシャ「それじゃあ早速いただきましょうかね、エレンのお肉を……」

エレン「待ってくれ!」

サシャ「?」

エレン「その……もう、やめにしてくれないか、こういうの……」

サシャ「は?」

エレン「あ、アルミンが心配してるんだよ、俺のこと……だから、これ以上心配かけたくねぇんだ。頼むよ、俺の肉なんて食わなくても、毎日俺の分の飯を分けてやるから!」

サシャ「………」

サシャ「……はぁ、いいですよ」

エレン「!! 本当か!なら」

サシャ「じゃあ今度からアルミンのお肉食べます」

エレン「…………え」

サシャ「当然じゃないですか、エレンが約束を破るのなら……その代償としてアルミンのお肉をいただきますよ」

エレン「そ、それだけはやめてくれ!俺の親友を巻き込まないでくれ!!」

サシャ「じゃあ……分かってますよね?」

エレン「う……うぅ……」ジワァ

サシャ「」ムシャムシャバリボリ

エレン「」

サシャ「うふふふ、やっぱりエレンのお肉は美味しいです!この首筋あたりとか最高です!」ジュルルルル

エレン「う……あぁ…」

サシャ「さて、今度は太ももでもいただきましょうかねぇ。うふふふふふ!」

エレン(もう嫌だ……誰か助けてくれ……!)

ミカサ「…………何をしているの?」

サシャ「!?」

エレン「! ミ……ミカサ……?」

ミカサ「これはいったい……どういう状況なの?サシャがエレンの肉を……食べてる?」

サシャ「おやまあ、見つかってしまいましたね」ジュルッ

ミカサ「サシャ……あなたは自分が何をしているのか分かっているの?」

サシャ「ええ、分かってますよ。美味しい美味しいエレンのお肉をこうして食いちぎっているんです」

エレン「ミカサ……助けて……」

ミカサ「!!」

ミカサ「許さない、サシャ……いくら同期でも、あなたを決して許すわけにはいかない!」

サシャ「怖いですよミカサ。あなたが怒るとシャレにならないんです。まぁでもエレンは渡しませんけどね」

ミカサ「貴様……!」

サシャ「」ガブッ

ミカサ「ぐあああああああっ!!」

エレン(サシャが、ミカサの首筋に噛み付いた……)

サシャ「」ガブガブガブ

ミカサ「は、離れろ!噛み付くな、サシャ!!」

エレン(ミカサがサシャに襲われてる……このままじゃ)

ミカサ「やめて!痛い!とても痛い!!」

エレン(駄目だ……もう意識が)

サシャ「」ガリガリガリガリ

ミカサ「ああああっ!!痛い、痛いよ!エレン、助けて!エレン!!」

ミカサ「お願いサシャ、本当に痛いの!死んじゃう!死んじゃうよ!!」

サシャ「」ガジガジガジガジガジガジガジガジ

ミカサ「ああああああああ首が痛い死んじゃう息が苦しいお願いもうやめて痛いよ死んじゃうよ助けて助けてエレン助けて!!!」

サシャ「」ジュルルルルルルルル

ミカサ「血が出てる!血が!私死んじゃう!!お願い助けて助けて助けて助けてエレエエエエエエエエエエエエン!!!!」

サシャ「」バキッ

ミカサ「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」

翌朝

エレン「」

エレン「…………」

エレン「……………………」

エレン「……朝、か?」

エレン(あれ、なんで俺廊下なんかで寝てるんだ?)

エレン(ん? あそこにもう一人誰か寝てるぞ)

ミカサ「」

エレン(って、ミカサかよ。なんでこんなところで寝てるんだ)

エレン「おーい、ミカサ。こんなところで寝てると風邪引くぞ。俺も人のこと言えないけど」

ミカサ「」

エレン「おい、寝てるのか? いい加減起きないと、こんなところ教官にでも見つかったら……」

ゴロリ

エレン「」

エレン「…………あれ?」

エレン「ミカサの首が……取れちまったぞ?」

エレン「なんで……なんでだ……」

ミカサ「」

エレン「なんでそんな苦しそうな顔で俺を見るんだ……」

エレン「そんな、激痛に苦しんでるみたいな顔で……。なんでお前、首が取れるんだ……?」

ミカサ「」

エレン「あぁ…………」

エレン「あああああああああああああああ!!!!!」

エレン「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!!!」

エレン「ミカサが死んだなんて……そんなの嘘だ!!」

エレン「ううううううううぅぅぅぅぅ………」

エレン(ミカサの首を抱きかかえれば、もしかして目を覚ましてくれるかな……)

エレン「ミカサ……ミカサ……」ダキッ

エレン「返事してくれよぉ、ミカサぁ………!」

エレン「うああああああああ!!!」

エレン「……………………」

エレン「許さない……」

エレン「サシャ・ブラウス……お前は絶対に許さない!!」

エレン「殺してやる!!絶対殺してやる!!!」

エレン「殺してやる!!!」ダッ

アルミン(ふあぁ、よく寝た……ん?あれはエレン?どこに行くんだ?)

アルミン(そしてあそこで倒れているのは…………)

アルミン(…………)

アルミン「ミ…カサ……?」

女子寮

クリスタ「もう朝だよサシャー!」

サシャ「…………」

クリスタ「あ、起きてるじゃん。珍しいね、起こされる前からサシャが起きてるなんて」

サシャ「……あ……あぁ……」

クリスタ「……? どうしたのサシャ?」

サシャ「なんで私はあんな……ただ、一噛みするだけのつもりだったのに……気がつけば、あんな…………」

クリスタ「何を言ってるのサシャ?」

ユミル「おい、どうしたんだよ」

クリスタ「えっと、なんだかサシャの様子がおかしいの」

ユミル「こいつがおかしいのはいつものことだろ、いったい何が……」

ユミル「………」

ユミル「おい芋女、服についてるその赤い染みはなんだ?」

サシャ「!!??」

サシャ「わ、忘れていたんです……洗うのを!」

ユミル「誰の血だ。それともお前、鼻血でも出したのか?」

バン!

エレン「」ハーハー

ミーナ「ちょ、ちょっとエレン!なんであなた女子寮に入ってくるの!?」

サシャ「!!!!」

クリスタ「あ、あはは、エレンってば、さては部屋間違えたね。男子寮はあっち……」

アニ「……っ!! 誰かそいつを止めろ!!!」

クリスタ「へ?」

エレン「」ダッ

サシャ「ひっ!!!」

グサッ

クリスタ「」

ユミル「」

ミーナ「」

アニ「」

ポタ……ポタ……

サシャ「あ………………」

エレン「よくも……ミカサを……」

グサッグサッグサッグサッ

サシャ「あああああああああああああああああああああ」

バタン!

アルミン「ごめん、みんな!ここにエレンを…………」

アルミン(………………遅かった!)

クリスタ「いやああああああああ!!」

サシャ「ああ……どうして…どうしてこんなことに……」

エレン「まだ……口をきけるのか!」

グサッ

サシャ「うあああああっ!!こんなはずじゃ、こんなはずじゃ!!」

サシャ「私は、私はただエレンと……!」

グチャ

サシャ「」

エレン「」ハー…ハー…ハー……

エレン「……殺した」

エレン「仲間を殺した…………」

エレン「俺は……サシャを…仲間を…」スッ

アルミン「!! エレン、よすんだ!!」

グシャ

エレン「がああああああああああああ!!!」

アルミン「エレン!!!!」

ミカサ、サシャ、エレン…………この日だけで、三名の訓練兵が壮絶な死を遂げた。

巨人に食べられるその日まで戦わされる運命にある僕らだが、恐らく彼らの死はそれよりもはるかに残酷な末路だろう。

僕はいつも彼らとともにいた。特にエレンとミカサは小さい頃から一緒だった。

なのに僕は彼らに何が起き、なぜあのような死を遂げなければいけなかったのかを推測することしかできない。あの悲劇を食い止めることができなかった。

そして悲劇の原因は未だにわからないままだ。

僕は……いったいどうしてこれほど無力なのだろうか。

僕は…………

コニー「…………自殺したってさ、アルミン」

マルコ「そうか……無理もないかもしれないね。幼馴染を二人ともいっぺんに失ったんだ……それもあんな死に方で」

ジャン「…………」

マルコ「ジャン、君まで後を追うようなことはやめてくれよ……」

ジャン「あぁ、分かってるよ……」

ライナー「…………ベルトルト、話がある。こっちに来てくれ」

ベルトルト「……なんだい、ライナー」

ライナー「……なぁベルトルト、正直に答えてくれ」

ベルトルト「何についてだい」

ライナー「お前、サシャにいったい何をした」

ベルトルト「…………」

ライナー「俺は見たんだ。数日前、大量の食料を持って女子寮に忍び込むお前をな」

ベルトルト「…………」

ライナー「あんな大量の食べ物をもらって喜ぶ女子なんてサシャぐらいだ。だから俺はあの時、てっきりお前がサシャに気があるのかと思ってたんだよ」

ベルトルト「……へぇ、そうなんだ」

ライナー「ああ、でも違った。お前はそんな気は全くなかったんだ……お前は誰よりも戦士だからな」

ベルトルト「だとしても、どうして僕がサシャに食べ物を送る必要があるんだい?」

ライナー「……これはコニーから聞いた話だが、どうも誰かが実験室を使った形跡があったらしい」

ライナー「それを聞いてなんだか嫌な予感がしたんだ。……なぁベルトルト……お前、サシャに送った食料に何を混ぜたんだ?」

ベルトルト「…………」

ベルトルト「全部ライナーが悪いんだよ」

ライナー「なんだと?」

ベルトルト「君は戦士ではなくなった。すっかりここの兵士の一員になってしまった。そんな君とでは使命を全うすることはできないと僕は思ったんだ」

ベルトルト「だから僕は、単独で動くことにした。君の意思とは関係なくね。……そこで僕は、内側から仲間を増やせないかと考えたんだ」

ライナー「仲間……まさか巨人をか!」

ベルトルト「ああ。これでも故郷では調合は得意だったからね。実験室の材料だけでも薬を作ることができたよ」

ベルトルト「後はそれを誰かに飲ませるだけ……大飯ぐらいのサシャなら食べ物に薬を混ぜればあっさり飲むだろうと思ったんだ」

ベルトルト「案の定成功したよ。飲んだその夜から効果が現れ、サシャは普通の食べ物より人肉に対する食欲のほうが生まれるようになった」

ベルトルト「後は放っておけば、日に日に肉体的にも精神的にも巨人に近づくはずだったんだけどね……まさかあんな末路を辿るなんて残念だよ。実験は失敗だ」

ライナー「てめぇ!!」

ベルトルト「ライナーが悪いんだよ?」

ライナー「!」

ベルトルト「本当はサシャじゃなくてクリスタに飲ませてやれば、さすがの君も目を覚ますだろうとも思ったんだけどね。さすがにそれは可哀想だったからやめてあげたよ」

ベルトルト「でも……充分分かっただろう? 君は戦士なんだ。ここの連中と馴れ合うために壁の中に入ったわけじゃない」

ライナー「…………」

ベルトルト「それじゃあ戻ろうかライナー、皆に怪しまれるよ。君もあいつらに対して上辺で接すればいいんだ。普段の僕みたいにね」ニッコリ

ベルトルト「もしもまだ目が覚めないというのなら、今度はクリスタに例の薬を飲ませてあげるから覚悟してね」

ライナー「…………あぁ」

ベルトルトの言うとおりだった。俺は馴れ合いのためにここに来たわけじゃない。なんとしてでも使命を全うし、故郷に帰るためだ。

俺は今まで何をしていたんだ。そうだ、もう首席のミカサもいない。頭の回るアルミンもいない。鼻の効くサシャもいない。巨人に執着するあのエレンもいない。人類滅亡にはもってこいのチャンスじゃないか。

……俺は、ベルトルトと共に歩き出した。

おわり

くぅ疲

初ssだから最後まで書き溜めてから投下し続けたが、やっぱ書いてた時の感覚より内容みじけぇ……
あともうちょっとキャラをはっちゃけさせたかった

ちなみにこの話は、3m級がオカンの脚食ってるところをサシャが助けようとするシーン読んでて思いついた

それじゃおやすみ

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