マルコ「僕の童貞力を見せてやる」(76)


夜の男子寮……そこは異様な空気を醸し出す幻惑の空間である
これは単なる雰囲気の話ではない。このイカ臭く、湿った空気が充満した場所で、一人の男が吠えた
彼は全裸になっていた。周囲の目が彼に集まった


ジャン「ああ、確かにお前の童貞力には恐れ入るぜ」


ジャン「だがな、どう見せるってんだ?」


ジャンは童貞として当然の質問をした
童帝マルコi世にとってはこれも予定のうちだった

マルコ「ああ。今から見せるのさ!」


そういってマルコは懐から本を取り出すと、周囲が本を確認する暇も与えずに目の前にある机の上に叩き付けた
男達は表紙の絵と文字に釘付けになった


ジャン「これは……エロ本じゃねぇかよ!どこで見つけた!?」


ライナー「エロ本だと!?」


コニー「マジかよ!?」


ベルトルト「さすがだよマルコ!」


アルミン「エレン!行こうよ!」


エレン「しゃーねーな…」


彼らは思春期の少年の模範的な反応を示した。一人を除いては。そしてすでに彼らの愚息は膨れ上がり、快楽を求めて暴れだした

マルコ「これは……アニ、ミカサ、クリスタ、ユミル、サシャ」


マルコ「彼女達にかなり似ているヌードモデル達を集めた物だ。世界に一つだけ、ここにしかない」


コニー「いいのか!?」


ライナー「フン……愚問だろそれは。男ならやるしかねぇだろ」


ベルトルト「興奮しすぎだよライナー。落ち着いて」


エレン「そういうベルトルトだってビンビンじゃねぇかよ」


アルミン「エレンだってギンギンだよ!」


童帝王マルコの秘宝は彼らの羞恥心を捨てさせた。これから彼らは自慰行為を人と一緒に行い、
同じオカズを使う。彼らにはもはや一滴の理性も残ってはいなかった

マルコ「ミカサは最後にするよ。需要があるのはジャンだけだし」


ジャン「まあ仕方ねぇな。ガキにはミカサの良さはわかんねぇよ」


エレン「そうだな。俺にはミカサの良さは全くわかんねぇ。硬いし」


ジャン「そこがいいんだろうが!」


アルミン「エレンは女の子らしい柔らかい体が好きだったんだ……道理でね」


ジャンにはエレンのセリフが、ジャンへの赦しの言葉に聞こえた
エレンにしか興味の無いミカサをエレンは良さが全く解らないと言った。ジャンの最大の敵はとうに勝負を降りていたのだった

hな訓練もなんのその~
シリーズに影響されて作りました。文才には自信ないですが見てくだされば嬉しいです

ありがとうございます
では一分後に再開します

あ、参考画像気が向いたら張りますね

マルコ「最初はアニっぽい人のページだね。どうだよこれ!最新の写真って技術を使ってるんだ」


エレン「おお…!すげぇなこれ!」


アルミン「絵じゃ物足りない部分もあったけど、これなら…!」


コニー「俺はパスだな。クリスタのところだけでいいだろ」


ジャン「俺もだ。最後まで暇だな」


ライナー「くっ…クリスタには負けるが、アニもなかなか…!」


ベルトルト「……」シコシコ


マルコ「は、早い!だが出るまでは待ってやる。みんなアニのページが見えてる間にやるんだ!」


あの寡黙なベルトルトが、いち早く事を始めていた。マルコが何より驚いたのは、ベルトルトのベルトルトだった
まさしく暴れん棒、超大型巨根である。人畜無害なベルトルトからは考えられない威圧感がマルコを襲った

参考画像※閲覧注意!普通に二次エロ画像です!

http://i.imgur.com/ngdg0wr.jpg


エレン「くっ……」シコシコ


アルミン「僕もパスしようかな…」


ライナー「うおおおお!」シコシコ


マルコ「待ってくれ!本にかかったらまずい!座ってしてくれ!」


そういうと、3人はいったん手を止めて机の周りに座った。そしてそれから1秒も経たないうちにまた自慰を始めた
あぐらをかいて股間をこする三人の姿は、まさあしく猿であった。気を利かせたマルコはぺージをめくった。m字開脚の写真だった


ライナー「ティッシュ!誰か!」シコシコ


ジャン「ほら!使えよ童貞ども!」


エレン「お前もだろ!」シコシコ

アルミン「クリスタのところは頑張ろうね」


コニー「なんで一緒に頑張るんだよ!」



マルコは驚きを隠せなかった。あのライナーは早漏だったのだ。そして何より絶倫なのだ
ライナーは射精するごとに持久を増し、それとは逆に性欲は高ぶっていくのであった


ライナー「ふぅ……次はクリスタだ」


ベルトルト「うっ……もちろん僕もだよ」


二人の立体起動装置は見るものの巨人を縮こまらせる代物だった。ライナーのものはサイズはベルトルトほどではないが逞しく、また
白人のモノとは思えないほどの硬度を誇っていた。こちらは鎧の巨根であろうか。マルコはそう思った


マルコ「さて、エレンは?」


エレン「そうだな……クリスタで締めるか。待たせるのも悪りぃし」


マルコ「わかった。えーとクリスタクリスタ……」


マルコ「アルミン!コニー!クリスタのページだよ!」


コニー「行くか!」


アルミン「行こう!」ガバッ


マルコはこの少年達の反応を自然のような気持ちで見ていた。俺は今、自然なのだ…彼らにオカズを与えるのだと
そう思いながら、クリスタ似のモデルのヌード写真が載っているページをぺらぺらとめくった
そこでマルコは意見を聞いておくのを忘れていたことに気付いた

マルコ「みんな、どういった写真がいいとおもう?今のこの正常位風の写真でもいいとは思うけど」


エレン「俺はもう出たから何でもいい。もう寝る」


アルミン「ハハ、賢者タイムだねエレン」


ベルトルト「僕はこの写真がいいな。他にあるの?」


ライナー「騎乗位風とか?」


コニー「バックとか!?」


アルミン「座位風とか!?」


マルコ「落ち着いてくれ。どれもあるから!まずはベルトルトがイクまでこの写真で様子見だ」


ベルトルト「僕ももうすぐ出るからね。待っててくれ」シコシコ

コニー「どれもあるって言ったな!?」


ライナー「約束だぞ!」


アルミン「絶対だよ!」


ベルトルト「……あ、イク!」ドピュルル


やれやれ。ベルトルトは頬杖をつきながら射精した
だがベルトルトのベルトルトはまだまだ臨戦態勢だった
マルコはそれを確認すると、すぐさまページをめくった


マルコ「さあ、騎乗位の写真だね。本当にやってはいないけど」


コニー「おお…!これもいいな!」シコシコ


アルミン「これはいいぞ!」シコシコ


ライナー「あ、出る」


マルコは驚愕した。ライナーは二回目ですら早漏だったのだ。むしろ呆れすら感じた程だった
全裸のクリスタ(そっくりさん)ならば実際には何でもいい。ライナーの覚悟がひしひしと伝わった


マルコ「ライナーのリクエストが出たから、次はバックっぽい写真だ」ペラッ

参考画像※モザイク的なもの掛けてみました
http://i.imgur.com/4v5ncc9.jpg


コニー「おお!抜けるぞこれ!」シコシコ


アルミン「座位まで持て!僕のアルミン!」シコシコ


ライナー「まだだ!三回目だぁ!」シコシコ


ベルトルト「僕もだ!三回目っ!」シコシコ



        バックである


それはまさに野生。それは人間の美しい情交ではなく、獣の交尾であった

まさしく、あぐらをかいて自慰をする彼らが求める物だった

ライナー「うおおお!!!」ドピュルル


ライナー「はあ…はあ……」


ベルトルト「まだだ!次のページだ!」シコシコ


コニー「うっ……ふぅ」フキフキ


アルミン「コニー!」シコシコ


マルコは見抜いた。アルミンが手を抜いていることを
すぐさまページをめくり、座位の写真へと急ぐ


マルコ「アルミンのリクエストだ!これでクリスタの分は最後だよ!」


アルミン「ふぅ……」フキフキ


ベルトルト「うっ……なにやってんだろ」フキフキ


ライナー「寝ようぜ…」


全力を出し切った獣達が4人、静かに寝床に帰っていった
サシャとユミルの不人気っぷりに愕然としたマルコは、静かにサシャ(そっくりさん)のページを開いた
そして全力でマルコはマルコのマルコをボットした

マルコ(これでもっと冷静にオカズを与えられる。あとはジャンか……もしくはムラムラして起きてくるライナーか)


マルコ「ジャン!最後だぞ!」


ジャン「よっしゃ!」ガバッ


マルコ「ジャンは最後だから、特別にトイレまでもって行ってもいいよ」


ジャン「ありがとなマルコ!」


マルコ「友達じゃないか」


ジャン「そうだな。じゃあ行ってくる!」


深夜の訓練所南西のトイレではジャンが一人、ミカサ(そっくりさん)の裸の写真を見てひたすら自慰をしていた
すでに5回目である。マルコがトイレに秘宝を持っていかせたのはこのためだった

ジャン「あ!イグッ!」 ドピュルル


ジャン「そろそろいくか……もう5回目の射精だ」


次の瞬間、足音が聞こえてきた。瞬時に本を隠し、身を潜める
足音の主が女子でも男子でもジャンには関係など無かった
男子ならば本を脅し取られ、女子ならばよからぬ噂が広まってしまうからだ

クリスタ「で!ライナーったら結婚しよって呟いてて!誰のことなのかな?」


ミカサ「クリスタ、声が大きい」


クリスタ「皆寝てるよね……ごめん」


ミカサ「……誰かいる」


ジャン「!!!???」


もはや逃げることなど出来なかった
ミカサにとって男子トイレに入るなど造作も無いことなのだから
ミカサは異臭を放つトイレに急ぐ

ジャン「……なんだ二人とも?もう消灯時間は過ぎてるぜ?」


クリスタ「ジャンこそこんな遅くにどうしたの?」


ミカサ「ジャン、さっきの声は何?随分長くトイレにいたみたいだけど。そしてその膨らみは何?」


ミカサはジャンの股間部分を指して言った
ジャンのジャンはもはや3m級にまで縮んでいた。しかし確かに股間は膨らんでいるのだ。
ジャンは逃げ場など無いことを悟った

ジャンはミカサのパンツを被りながらジャンのジャンをキルシュタインしていた
そしてジャンのジャンのジャンをぶちまけたのは他でもないこのパンツだったのだ
それをもう一枚はいて逃げ切ろうとしたジャンだったが、異臭を放ち、股間を盛り上げるだけに過ぎなった


ジャン「ミカサ……」


ミカサ「まあいい。ジャンには興味が無いから」


ジャン「」


クリスタ「そ、それは酷くない…?」


クリスタのフォローなど無意味だった

こうしてジャンは奇跡的に助かった
しかしその後パンツがなくなったことに気付いたミカサがアルミン並の頭脳を発揮し
ジャンを廃人寸前にまで追い詰めたのはまた別の話




>>30

○ それをもう一枚はいて逃げ切ろうとしたジャンだったが、異臭を放ち、股間を盛り上げるだけに過ぎなかった

もう少し書きますよ。
ここからは番外編だと強調したかっただけです

ただ今日の深夜にします

ありがとうございます

番外編その1


ジャン「……なんだ二人とも?もう消灯時間は過ぎてるぜ?」


クリスタ「ジャンこそこんな遅くにどうしたの?」


ミカサ「ジャン、さっきの声は何?随分長くトイレにいたみたいだけど。そしてその膨らみは何?」


ミカサはジャンの股間部分を指して言った
ジャンのジャンはもはや3m級にまで縮んでいた。しかし確かに股間は膨らんでいるのだ。
ジャンは逃げ場など無いことを悟った

ジャン「お、男の股間が膨らんでて悪いかよ!」


クリスタ「ジャ、ジャン!?」


ミカサ「悪い。そのふくらみは明らかにおかしい」


ミカサの目は狂ってはいなかった。ミカサはジャンの全てを見透かしたように再び股間を指した
ジャンは観念し、パンツからパンツを出した


ミカサ「やっぱり……これは数日前になくなった私のパンツ」


クリスタ「え!?それって……」


ジャン「ああ、俺が盗ったんだよ」


ジャンに弁解の余地は残されてはいなかった

クリスタ「信じられない……」


ミカサ「もう履けない」


ジャン「弁償でも何でもするから!助けてくれ!」


ミカサ「大丈夫。言いふらしたりはしない。ただ、二度と近づかないで欲しい」


それはジャンにとっては死の宣告だった


ジャン「……」


ミカサ「行こうクリスタ。コレと同じ空気を吸っていたら汚れる」


クリスタ「ジャン、残念だけど今回はジャンが悪いよ…」

殴られるほうがどれだけ良かったか。ジャンは悔し涙を流しながら本を取りに行った
ミカサにとってはジャンに触れることが何より不快だったのだ
それを認めることは何より辛いことだった


こうしてジャンは寮にあるトイレにしかいけなくなった
この一件以降、ジャンはミカサを見ることすら出来なくなった


番外編その1   完

番外編2が思いつかないので安価
>>50

(なにを安価したんだろう…)

女子寮に潜入し下着を奪取する任務を遂行するが
結局見つかる、ライナー、ベルトルト、アルミン、ジャン、マルコ

>>49
こういうことです

番外編その2

男子寮では5人の男が会議をしていた
それはパンツを奪うためのものだった


ジャン「……」


アルミン「ジャンはどうしちゃったのかな?」


ライナー「わからん……ただあまりいい状況ではないな」


ベルトルト「本はちゃんと綺麗なまま帰ってきたけど……一体何が…」


マルコ「まあいい。作戦会議を続けるよ」

マルコ「いいかい、まずはパンツは誰のものを盗って来る?」


アルミン「クリスタ、アニでいいんじゃないかな?ジャンはミカサのを持ってたし」


ライナー「サシャとユミルが不人気すぎるな……」


ベルトルト「いいじゃないか。普段の行いが悪いからだよ」


マルコ「それに、サシャならパンあげたらパンツぐらいくれるだろうし」


ジャン「おい……お前ら……」


マルコ「ジャン!気がついたか!」

ジャンが口を開いた。ジャンは末期の言葉を吐き出すように語りだした


ジャン「なあお前ら……やめておけ……」


マルコ「ここでやめたら男じゃないだろ!」


ライナー「そうだ!パンツぐらいなんだ!謝ったら許してくれる筈だ!」


アルミン「みんな待って。ジャンは普通じゃない!」


ジャン「俺は……クリスタとミカサに見つかった……ゴフッ」


マルコ「吐血だ!すぐにティッシュを!」

ジャン「ハァ…ハァ…お、俺は、咄嗟にパンツをはいて、本を隠した…」


ジャン「だがダメだった……女子寮は今、警戒体制のはずだ……」


ライナー「ジャン…!そんなことが……」


マルコ「作戦は中止だ!来週だ!来週にしよう」


ベルトルト「わかった……待とうじゃないかみんな!」


アルミン「警戒態勢か……教えてくれてありがとう!ジャン!」

ジャン「礼はいらねぇよ……俺のような犠牲者を…もう出したくねぇんだ」


マルコ「もう喋るんじゃない!」


ライナー「俺はやるぞ!一人でも!」


ベルトルト「正気かライナー!?」


アルミン「そんな……無茶だ!」


ライナーの蛮勇は彼達を震え上がらせた
自分達は仲間を一人、壁外へ放り出すような真似をしていたのだ
一人一人の目に闘志が宿った


アルミン「ライナーに続くぞ!」


マルコ「おおおお!!」

ライナー「なら誰が最初に行く?まさか全員で行くわけにはいかんだろ」


マルコ「ここはアルミンに行ってもらおう」


アルミン「どうして!?エレンなら大丈夫じゃないか!?」


マルコ「ジャンが言ってたよね?女子寮は警戒態勢だって」


マルコ「いくらエレンでもミカサがおいそれとパンツを渡すとは思えないんだ」


アルミン「確かに……ジャンにパンツが流出している現状がある中」


マルコ「パンツを渡すほどミカサは見境が無いわけじゃない。そうだよね?」


ライナー「アルミン、お前が帰ってこれたら……俺が二番手に行ってやるよ」


アルミン「解った!やるよ」


マルコ「よく言ったアルミン!」

女子寮前にアルミンが立っていた。これから犯す罪の重大さ、そして得る物の大きさ
双方を想像し、アルミンの膝は笑っていた


アルミン(行くしかないね!)


アルミン(お邪魔します…)


男子寮とはまた違った独特の臭気と内装に目を奪われながらも、アルミンはまっすぐに目標を見据えていた
どこに何があるのか。必死で考えながらの潜入だった


アルミン(あ!クリスタのパンツってこれだな?)


それは純白の、ごく普通の支給品だった。本来ならば何の色気も感じない、機能性を重視したデザインだった
だが今のアルミンはこの幻惑の空間に飲み込まれており、正常な判断が出来なくなっていた

アルミン(独特なにおい……嫌いじゃない)


それからアルミンは首尾よくパンツを集めて行った


アニ「う~…ん…」


アルミン「!!??」


時折女子達の声が聞こえ、アルミンは飛び上がった


アルミン(あ、アニのパンツだ……クマ柄だ)


あまりに意外なそれは、アルミンの前立腺を直撃した
だがアルミンのアルミンが立体起動しようと、なんの意味もなかった。それを見るものは誰一人いないのだ
アルミンはテントを張りながら、堂々とパンツを収集し、何事もなく男子寮へと帰っていった

ライナー「おおアルミン!!でかしたぞ!」


マルコ「最初に全てのパンツをクンカクンカする権利をやろう!」


アルミン「じゃあちょっとトイレに行ってくるね!」


ライナー「ああ、行ってこい!」


ベルトルト「クリスタのパンツか……順番的に僕は三番目ぐらいだな」


アルミン「ハァ…ハァ…うっ!」ドピュッ!


やれやれ、アルミンはトイレットペーパーを三角に折りながら射精した
トイレットペーパーが張り付き、汚れる亀頭。アルミンは包茎なのだ

アルミン「ふぅ……いい加減に寝ないと」


そういった瞬間、トイレのドアが開いた。教官はしばし沈黙した後、重々しく口を開いた


キース「アルレルト……消灯後にトイレに行くのはかまわんが……一体何をしている?」


アルミン「ハッ!女装して自慰にふけっておりました!」


アルミンはクリスタのパンツをはき、それ以外の衣服を一切身に着けていなかった

キース「そ、そうか……ほどほどにな。貴様らのような若者に血迷っていないものはいないからな」


キース「若い時分に失敗しておくのもいい。そこから学べることも多いだろう」


教官の顔は、アルミンがこれまでに見た中でもっとも優しい表情をしていた。教官は理解を示してしまった
アルミンはその優しさに心を打たれ、これまでにない、最高の敬礼をした


教官「しかしアルレルト、それは誰のものだ?」


アルミン「休日に町で買いました!」


教官「本当か・・・?」


パンツにはクリスタと書かれていた

教官「貴様…盗んだのか…」


アルミン「クリスタにもらいました!」


教官「そ、そうか……レンズも理解があるのか……」


教官は狂気を感じ、また恐怖を感じた。目の前のこの少年は原初的欲求に突き動かされているのだ
教官はそれ以上の追求はせずに立ち去っていった


アルミン(クリスタに事情を聞かれたら僕は終わりじゃないか!)


アルミン(教官、助けて……)


ジャン「止めておけといったのにな……」


マルコ「ジャン?」

翌日、アルミンは食堂に入っていくと、号泣するクリスタの隣に教官が立っていたのを発見した


教官「アルレルト。何かいい逃れはあるか?」


アルミン「ありません!ですが教官!」


教官「なんだ?」


アルミン「私は開拓地に送られる前に!レンズ訓練兵に謝罪したいと思います!」


教官「その必要は無い。開拓地に送るわけではないからな」


クリスタ「アルミン、しばらく独房で反省だって」


アルミン「そうか……じゃあその前に!ごめん!クリスタ!」


クリスタ「いいよアルミン……でも二度と顔も見たくないから」


ここに二人目の犠牲者がうまれた

その夜、男子寮では作戦の存亡を議論していた


アルミン「………」


ライナー「アルミン……アニのパンツを残してくれてありがとう」


マルコ「君の功績はみんなの宝になったよ……!」


そういうと、マルコは例の机にアニのパンツをそっと置いた
童帝王マルコi世の第二の秘宝だ。
ライナー、マルコ、ベルトルト、エレンはその机に輪になって座った


マルコ「さあ、この中でだれが一番に使用すべきか?」

すると教官が入ってきた。クリスタの一件により、アニも自分の持ち物を調べたのだ
教官は部屋を見渡し、中央にある机に置いてある物を指して言った


教官「先ほど、レオンハート訓練兵の依頼により男子寮の捜索をはじめた」


教官「アルレルトのいる部屋がまず怪しいと考えて来たが……その机の上にあるものは何だ?」


マルコ「レオンハート訓練兵の……パンツです」


ライナー「先ほどアルレルトの荷物を確認していた所、これが出てきました」


ベルトルト「そこで部屋の中央に置き、アルレルトに聞き取りをしていた次第であります!」

ジャン「この裏切りもんどもがあああああ!!」


アルミン「皆!裏切るなんて酷いよ!」


教官「どういうことだ?キルシュタイン、アルレルト」


アルミン「私はフーバー、ブラウン、ボット、イェーガーの命により、女子寮に侵入しました!」


教官「それは本当だろうな?」


ジャン「間違いありません!ただ、イェーガーはアルレルトに命令したときには眠っていました!」


エレン「ジャン…!」

アルミン「チッ……」


教官「一週間ほど独房にいてもらおうか?アルレルト」


教官「事情はわかった。貴様ら、キルシュタインを除いて営倉行きだ」


マルコ「」


ライナー「」


エレン「ジャンが庇ってくれたのに!」


ベルトルト「」

教官「では行くぞ貴様ら」


アルミン「僕は……」


教官「貴様は後だ。ついてこい」


エレン「なんでだよ……」


ライナー「嘘だろ……」


ベルトルト「イヤだ……」


マルコ「こんなはずじゃなかった…」

こうしてパンツをめぐる少年達のドラマは幕を閉じた
結果、誰も得をしないのに胸糞悪くならないのは何故だろうか


番外編その2



エレンはパンツに興味深深でしたから

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