阿笠「出来たぞい新一、光彦君を抹殺するスイッチじゃ」 (20)

コナン「サンキュー、で、今回の期待度は?」

阿笠「…27%ってとこじゃな」

コナン「オッケー、今までで一番いいじゃねえか、いってくるぜ」

阿笠「あ、新一!!」

コナン「おう?」

阿笠「くれぐれも…」

コナン「わぁってるよ、行ってくらぁ」

―無理するんじゃないぞ

―――帝丹小学校跡地

光彦「来ましたか、コナン君」

コナン「ああ、お待ちかねだ」

光彦「じゃ、行きますよ」

コナン「行くぜ!」ポチッ

光彦「なんですか、また博士のっ…グッ!!」

コナン「テメェを抹殺するスイッチだよ!」

ズバシュズバシュズバシュ

光彦「ちっ…細胞が分解され…くっ…コナンくん…!!」

コナン「どうやら27%…上手くいったよう…」ズンッ

光彦「甘いですよ」

コナン「かっ…はぁっ…」

光彦「フゥンッ!!!」ドゴォッ

コナン「がああっ!!」

グラウンドのフェンスにコナンの小さな身体が突っ込む

光彦「さて、今日はここまでにしときます」

コナン「ち…くしょぉ…」

―勝てないのか…

光彦「安心してくださいコナンくん」

コナン「…?」

光彦「コナンくんたちはこの地球上で一番最後に消してあげますよ」

光彦は姿を消した。
ああ、またどこかの国が消えるのか…。

―阿笠宅

阿笠「おかえり新一…」

コナン「ああ…」

阿笠「その様子じゃと」

コナン「ダメだったよ」

阿笠「…そうか」

コナン「スイッチを押した瞬間に細胞の分解が始まったが、やはりダメだ。追いつかなかった」

阿笠「くっ…なんてことじゃ」

阿笠「じゃが、今回もどうせダメだと思ってのう」

阿笠「新しいスイッチを開発した、その名も」

―フェンリル

―ケルベロス

コナン「へっ、ずいぶん洒落た名前じゃねーか」

阿笠「いいか新一、この2つは光彦君に勝てる可能性を持っているが、それゆえに凶暴だ」

コナン「ああ、わぁった」

阿笠「…明日じゃな」

コナン「ああ、そうだな…」

明日で、灰原が目覚めなくなってから1年が経つ

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