AV嬢「Hが好きだからこの仕事している。なんて嘘」(132)

嬢「そうでも言わないと自分が惨めに見えるから」



嬢「強がっているだけ……」

   /.   ノ、i.|i     、、         ヽ
  i    | ミ.\ヾヽ、___ヾヽヾ        |
  |   i 、ヽ_ヽ、_i  , / `__,;―'彡-i     |
  i  ,'i/ `,ニ=ミ`-、ヾ三''―-―' /    .|

   iイ | |' ;'((   ,;/ '~ ゛   ̄`;)" c ミ     i.
   .i i.| ' ,||  i| ._ _-i    ||:i   | r-、  ヽ、   /    /   /  | _|_ ― // ̄7l l _|_
   丿 `| ((  _゛_i__`'    (( ;   ノ// i |ヽi. _/|  _/|    /   |  |  ― / \/    |  ―――
  /    i ||  i` - -、` i    ノノ  'i /ヽ | ヽ     |    |  /    |   丿 _/  /     丿
  'ノ  .. i ))  '--、_`7   ((   , 'i ノノ  ヽ
 ノ     Y  `--  "    ))  ノ ""i    ヽ
      ノヽ、       ノノ  _/   i     \
     /ヽ ヽヽ、___,;//--'";;"  ,/ヽ、    ヾヽ





同級生「久し振り。元気してた?」

嬢「うん。皆変わらないね」

同級生「あんたは変わりすぎ。都会行ってあか抜けすぎだって」

嬢「え……そう?」

同級生「もう働いているんだっけ?」

嬢「う……うん」

同級生「なんの仕事?」

嬢「……」

同級生「?」

嬢「……」

嬢「……ファッション関係の仕事だよ」

同級生「えー、すごーい!やっぱりね。都会人っぽくてキラキラしてるもん」

嬢「はは……」

同級生「あっち行って皆とも話そうよ。自慢話聞いてあげるからさ」

嬢「え……私は」

同級生「ほら、行こっ」グイッ

嬢「あ……」

ザワ……ザワ……


同級生「あーあ、男どもの視線が皆こっちに向いちゃってるね。あんたのこと誰だか分かってないんじゃない?」

嬢「ち、ちょっと……」

同級生「高校のときはあまり目立つタイプじゃなかったもんね」

嬢「……」


男「……」ドキドキ

イケメン「へえ……」

オタク「むむ、どこかで……」


嬢「……」

嬢「皆……久し振り」

同級生2「嘘ー!?本当に嬢ちゃん!?」

嬢「う……うん」

同級生3「あらー、すごい。可愛くなって」

嬢「……」

同級生3「あ、私は前から可愛いと思っていたよ!」

同級生2「こらこら、必死だと嘘っぽくなるから」

嬢「……ありがとう」

同級生「びっくりだよね。でも恥ずかしがり屋なところは変わってないみたい」

嬢「……」

同級生2「はは。本当だね。2年くらいじゃそんなに変わらないか」

嬢「……そうだね」

同級生3「今何しているの?」

嬢「えと……」

同級生4「きゃー、皆久し振りー!」

同級生2「あ、出た出た幸せ者」

嬢「幸せ……?」

同級生3「この子結婚したんだよ。そういえば嬢ちゃん式に来なかったよね?」

嬢「え……そうだったの?」

同級生4「嬢ちゃんにも招待状送ったのに返事来なかったんだよ。酷いー」

嬢「あ……ごめん」

嬢(実家からの連絡、全部無視していたから……)

同級生「仕事が忙しかったんだよね?」

嬢「うん……」

同級生4「そっか。こっちも結構急だったからね」

嬢「本当にごめん。それと、おめでとう」

同級生4「ありがとう。それよりもう一つサプライズがあるんだ」

同級生「なになに?」

同級生4「実は……もう一人、家族が増えます!」

同級生「嘘ー!?」

同級生2「えー!本当に!?おめでた!?」

同級生3「やったね!おめでとう!」

嬢「……」

同級生4「ありがとう!あー、早く言いたくてうずうず止まらんかったよー」

同級生3「やっぱやることやってんだね」

同級生2「こらこら、はしたないですぞ」

同級生4「まあ、こんな田舎じゃやることなんて限られているし。ははは、なんて」

同級生「あーあ、話題取られちゃったか。今日はあんたが主役になれると思ったのにね」

嬢「私なんて……うん、おめでとう」

同級生4「ありがとー。今日は私が奢るから終わったらどこか食べ行こうよ」

同級生「ん?普通私たちがお祝いするはずじゃ?」

同級生4「いいのいいの。我が子が産まれた暁にはたっぷりお祝いしてもらうから」

同級生「そうきたかー」

同級生2「我が子だって。すごいね信じられない」

同級生3「私なんてまだ綺麗な身体のままなのに……」

同級生2「こらこら、そんな爆弾発言いらないから」

同級生「はは。あんたも行くよね?」

嬢「……」

同級生「……おーい?」

嬢「……ごめんね。私、すぐ帰らないと」

同級生「え……そうなの?」

同級生2「やっぱり忙しいんだ?」

同級生3「次はいつ帰ってくるの?」

嬢「……わからない」

同級生4「しょうがないね。働いているんだもん。でも赤ちゃん産まれたらさ、一回会いにきてよ」

嬢「……うん」

トボトボ

嬢「何やってんだろ……私」

嬢「違う世界に迷いこんだみたい……」

嬢「どっちが正しい世界なの……?」

嬢「帰る……?どこへ……?」

嬢「……わからない……」





嬢「私が帰る場所はどこなの……?」

イケメン「よう。何暗い顔してんの?」

嬢「あ……」

イケメン「久し振り」

嬢「……どうも」

イケメン「どうもなんてよそよそしいな。同級生だろ?」

嬢「……あまり喋った記憶がないから」

イケメン「そうだっけか?まあいいや。どこ行くんだ?」

嬢「……帰ります」

イケメン「ふーん。そういや別に友達と仲悪いってわけじゃないのに居づらそうにしていたよね?」

嬢「……」

イケメン「まるで魂を別のところに置いてきたっていうか……」

嬢「……」

イケメン「何かあったの?」

嬢「……仕事があるから」

イケメン「へえ。大変だね。せっかく田舎に帰ってきたのに」

嬢「あの……」

イケメン「本当は長居したくない理由があるんじゃないの?」

嬢「……」

イケメン「図星と見た」

嬢「……」

イケメン「俺でよかったら相談に乗るよ」

嬢「……」

イケメン「友達には話せないこともあるだろ?」

嬢「……なんで」

イケメン「ん?」

嬢「なんで私に付きまとう……んですか?」

イケメン「そりゃ元クラスメートがそんな顔してりゃ助けるよ」

嬢「……」

イケメン「でも付きまとうはちょっとグサッとくるぜ」

嬢「……高校から変わりませんね」

イケメン「そう?まあ優しさは人よりある方だと思うけど」

嬢「私は……変わりました?」

イケメン「え……?ああ、すごく綺麗になったと思うよ」

嬢「……」

イケメン「それよりこの後さ……」

嬢「……」

───


嬢「ここは……?」

イケメン「俺ん家。大学通うから一人暮らししてんだ」

嬢「……」

イケメン「まあ、実家から通えない距離じゃないんだけど何かと不便じゃん?実家だと。一人のが気楽でいいし」

嬢「……」

イケメン「でもちゃんとバイトしてるから家賃は払っているぜ。偉いだろ?」

嬢「……」

イケメン「狭い家だけどさ、俺らの歳からしたら割と立派な方だと思うよ」

嬢「……」

イケメン「っと、そっちはバリバリの社会人か。給料いいの?」

嬢「……」

イケメン「なんだよ。何か言ってくれよ」

嬢「……H……するの?」

イケメン「おっと、直球だね」

嬢「……」

イケメン「奥手だしまだ経験ないか。怖い?」

嬢「……」

イケメン「ありゃ、その気にならない?」

嬢「……」

イケメン「端から見ていてさ、一人だけ飛び抜けていたよ。同級生にこんな綺麗な子いたっけ?って」

嬢「私は……違う」

イケメン「違うって何が?」

嬢「私の……何が綺麗なの」

イケメン「あー、なるほど。そういう意図ね」

嬢「……」

イケメン「何ってそりゃ、化粧も大人びてさ。髪型から、高級そうなアクセサリーから……」

嬢「……」

イケメン「ああ、勿論素材が元々よかったからだけど」

嬢「……」

イケメン「ん?まだ何か言ってほしい?」

嬢「……本当に変わらないね」

イケメン「え?」

嬢「女の子の身体しか見ていない……男の欲望の象徴のような人」

イケメン「なに?」

嬢「いいよ」

イケメン「あ?」

嬢「やらせてあげる」

イケメン「やら……マジかよ。お前そんな簡単に……」

嬢「今更怖じ気づいたの?」

イケメン「それ……冗談じゃ ……?」

嬢「冗談なんか言わない」

イケメン「お前一体……」

嬢「その代わり約束して」

イケメン「……」

嬢「終わったら二度と私に近づかないで───」

───


ガチャ

嬢「……」

嬢「……」

嬢「……何かを期待したわけじゃなかった」

嬢「あの頃は困っていても、見向きすらされなかった」

嬢「人の辛さが……独りの辛さがわからない人……」

嬢「だから本気で相談なんて、聞く気がないこともわかっていた」

嬢「でも……」




嬢「私は自分が何をしたらいいのかもわからないから……」

数日後


監督「おーす。どう?久し振りに田舎に帰ってリフレッシュできた?」

嬢「はい」

監督「よかった。じゃあ本番は元気に頼むよ」

嬢「よろしくお願いします」

───


嬢「先輩。何か?」

先輩「私が前言ったこと覚えている?」

嬢「……演技が暗い」

先輩「監督にも言われていたよね?」

嬢「……はい」

先輩「今は何もできなくても、若いし見てくれだけで売れるかもしれない」

嬢「……」

先輩「でもいつまでもその調子だと、需要なんてすぐ無くなるんだからね?」

嬢「……はい」

先輩「それとも引退して就職先の当てでもあるの?」

嬢「……いえ」

先輩「だったら今できることを一生懸命やりなさい」

嬢「……はい」

先輩「……ふう」

嬢「すみません……毎回」

先輩「本当、なんであなたみたいな子がこの世界に迷いこんできたんだか」

嬢「……」

先輩「色々あるからね。詳しいことは聞かないけど、相談があるならいつでも乗るよ」

嬢「……ありがとうございます」

先輩「それと、また中に出されたでしょ?定期的に検査は行っておきなさい」

嬢「はい……」

病院


嬢「……」テクテク

男「……あれ?嬢さん?」

嬢「!?」ビクッ

男「やっぱり!この前以来だね!って、全然話さなかったから覚えてないか」

嬢「え……?」

男「えーと、同級生だった男だよ」

嬢「なんで……ここに?」

男「大学がこっちなんだ。嬢さんもこの辺に住んでいるの?」

嬢「う……うん」

男「すごい偶然だね。俺、この病院にはさ、ボランティアでよく来るんだ。入院している子供たちの相手をね」

嬢「……」

男「嬢さんは……あれ?今、産婦人科から……」

嬢「……」

男「え……ひょっとして」

嬢「知り合いが通院しているの。私は迎えに来ただけ」

男「な、なんだ……そうなんだ。びっくりしたよ。嬢さんが妊娠したのかと……ってごめん!こんなこと……」

嬢「……ううん」

男「……」

嬢「……」

男「……あ、今度よかったら会わない?」

嬢「え?」

男「ほら、せっかく今日会えたのも何かの縁だし」

嬢「えっと……」

男「俺、こっちであまり友達もいないから知り合いに会えたのが嬉しくて」

嬢「……」

男「大抵一人だからここは寂しさを紛らわせられるんだ。それに俺、子供も好きだし……って俺の話になっちゃってごめん!」

嬢「……どこへ行くの?」

男「え?えーと……」

嬢「……」

男「遊園地とか、水族館とか……ってこれじゃデートに誘っているみたいじゃないか!ち、違うんだよ」

嬢「……」

男の子「わー、兄ちゃん遊園地行くの?いいなー」

女の子「デートするの?その人恋人?」

男「な、何聞いてんだ!?お前たちあっちに行っててよ!」

嬢「……恋人じゃないから」

男の子「わーい、兄ちゃん降られちゃったー」

女の子「私がデートしてあげるから落ち込まないでね。よしよし」

男「ううー……」

嬢「……」

男「ごめん。忘れて───」

嬢「いいよ」

男「えっ?」

嬢「行こう。私行ってみたい」

男「ほ、本当!?」

男の子「やったね兄ちゃん」

女の子「なんだ……つまんない」

嬢「これ、私の番号とアドレス。土日なら今月は空いているから」

男「う、うん!ありがとう!」

嬢「それじゃ、また」

男「うん!連絡するね!」

嬢「……バイバイ」

男「え……」ドキッ

男の子「バイバーイ」

女の子「……」ツーン

男「……」

男の子「どうしたの?兄ちゃん」

男「笑ったように見えた……嬢さんも子供好きなのかな?」ドキドキ

男の子「帰っちゃったね。綺麗なお姉ちゃんだったなあ」

男「うん。すごく」

女の子「……私だって」

男「あれ?そういえば知り合いを迎えに来たんじゃ……?」




嬢「ん?メール……」

嬢「あ……男君」


『男です。今日はありがとう。まさかOKしてくれるなんて思っていなかったから、今でも信じられない気持ちと嬉しさがごちゃ混ぜになっていて……って俺の話はどうでもいいか。とにかく今から楽しみです。会う日だけど、土曜日、お昼前なんてどうかな?』


嬢「……」

嬢「楽しみ……か」

嬢「なんで行きたいなんて言ったのかな……」

嬢「でも……それが素直な気持ちだった」

嬢「寂しさを紛らわすため……だよね」

嬢「彼も寂しい人だから……」

嬢「……」

嬢「それで身体を求めてきたら……」

嬢「……ないか。あのタイプは」

嬢「……」

嬢「……」

嬢「あ……返事返さないと」

土曜日


嬢「何着ていこう……」

嬢「行く場所にもよるんだけど……聞かなかったな」

嬢「どこ行くのかな?やっぱり遊園地?」

嬢「そんなのいつぶりだろ……」

嬢「……」

嬢「……デート……」

嬢「……」

嬢「はは……なわけ」

嬢「……」

嬢「あ……時間」

嬢「そろそろ行かないと」

prr……

嬢「電話……先輩から?」ピッ

先輩『もしもし~』

嬢「……どうしたんですか?」

先輩『なーに?私でがっかりした?もしかしてこれからデートとか?』

嬢「……違います」

先輩『あ、そう。じゃあさ、ちょっと仕事のことで話したいから家来てよ』

嬢「え?」

先輩『それじゃあよろしく~』

嬢「ちょっと……」

プープー

嬢「……」

公園


男「待ち合わせ30分前か。早く着きすぎちゃったな」

男「……」キョロキョロ

男「あまり意識して見たことなかったけど、この公園カップルが多いなあ」

男「デートスポットだったのか。嬢さんに意識させちゃったらどうしよう……」

ブーブー

男「ん?嬢さんからメール」

男「……」

男「少し遅れます……か」

───


嬢「先輩、お話って……」

先輩「あ~、よく来てくれたね~ありがと~」ヒック

嬢「……飲んでいるんですか?」

先輩「だって~、ここにお酒があるんだもん」ヒック

嬢「どうしたんですか?」

先輩「あんたも飲めー」

嬢「遠慮しておきます。昼間ですよ」

先輩「なんだよ~、つれないな~」ヒック

嬢「……」

先輩「……」ヒック

嬢「……泣いているんですか?」

先輩「……」ヒック

嬢「……」

先輩「いやー、まいったまいった」ヒック

先輩「私さ、付き合っている彼氏がいるんだけど」ヒック

先輩「結婚まで考えていたんだけど……」ヒック

先輩「破談になっちゃったー。ははは」

嬢「……」

先輩「結構理解のある人でね、私がこんな仕事しているってわかっていながら付き合ってくれていたんだ」

嬢「……」

先輩「初めて向こうの両親に会うことになったんだけど……」

嬢「……」

先輩「いきなり!」

嬢「……」

先輩「いきなりよ。別れてくれだってさ」

嬢「……」

先輩「詳しいことはなーんも言わずに……」

先輩「遊びで付き合っているわけじゃないってことはわかっていた」

先輩「……本気で愛してくれていたって……」

嬢「……」

先輩「タイミングからして親御さんに反対されて、それに従ったってとこだわね……」

嬢「……」

先輩「……どう思う?この惨状」

嬢「……」

先輩「あなたに聞いてもしょうがないか」

嬢「……すみません」

先輩「結局これが私たちの運命なのかもね」

嬢「……」

先輩「その人をどんなに愛して……愛されて……それでも幸せになれない」

嬢「そんなこと……」

先輩「ないって確信を持って言える?旦那になる人の親や親戚に胸張って顔を合わせられる?」

嬢「……」

先輩「子供が生まれたら、ママはAV女優だったのよって、何も思わずに作品を見せられる?」

嬢「……」

先輩「それができないから……こうなったんじゃない……」

嬢「……」

先輩「……覚悟していたはずなのにね」

嬢「……」

先輩「あの人と一緒にいたら幸せすぎて……」

嬢「……」

先輩「勘違いしちゃっていたなあ」

嬢「……」グスッ

先輩「……泣かないでよ。泣きたいのはこっちだっての」

嬢「……すみません」グスッ

先輩「……」

嬢「……」グスッ

先輩「そんな顔していたら……」スッ

チュ

嬢「!?」

先輩「慰めてあげるしかないじゃない……」

嬢「せ、せんぱ───」

ドサッ

公園


男「もうちょっと遅くなるのかな……もしかして仕事かな?」

男「ふふ、お洒落に手間取っていたりして」

男「……いや、ないない。なんで俺なんかのために」

男「……」

男「でも……」

男「楽しみだなあ」

───


嬢「……」

先輩「……寂しかったっていうのが本音」

嬢「……」

先輩「……ごめんね。巻き込んじゃって」

嬢「……」

先輩「……そうじゃないか」

先輩「レイプなんて初めてだよ。本当にごめん……」

先輩「どうしようもないね。私」

嬢「私は……」

先輩「ん……?」

嬢「私たちは……この先ずっと、永遠に幸せになれないんですか?」

先輩「……」

嬢「……帰ります。さようなら」

バタン

先輩「……」

公園


嬢「……」キョロキョロ

嬢「……いるわけないか。もう夜になるし……」

嬢「……」

嬢「でもよかった……」

嬢「今は……会いたくなかったから……」

トボトボ

───

男「ふう……」

男「寒ぅー……これでトイレ何回目だろ」

男「嬢さんは……まだ来てないか」キョロキョロ

男「やっぱり仕事かな。メールしたら急かすみたいで迷惑だよな」

男「……」

男「今からじゃ……遊園地は無理っぽいな」

男「まあいいか。夕食だけでも一緒にできたら満足だよ」グウゥ

男「あ……」

男「お腹空いたな……」

───


トボトボ

嬢「……」

嬢「なんでこうなったんだろう……」

嬢「なんのために私は生きているんだろう……」

嬢「何もかもわからないよ……誰か……助けて」ゴソゴソ

嬢「……」

嬢「……携帯……先輩の家に置いてきちゃった……」

嬢「……」

嬢「誰に助けを求めようとしていたの……」

嬢「そんな人いるわけないのに……」

───


嬢「おはようございます」

監督「……」

嬢「あの……」

監督「……あ、嬢ちゃん。何やってたの、何度も連絡したんだよ」

嬢「すみません……あの、今日先輩入っていますよね?」

嬢(携帯持ってきてくれたかな……?)

監督「ニュース……見なかった?」

嬢「……家にテレビないので」

監督「そうか……」

嬢「?」

監督「落ち着いて……落ち着いてこれを見てくれ」バサッ

嬢「……」




『人気AV女優 自殺か?』

嬢「!?」

監督「……警察も来ている。君、何があったのか心当たりは……」

嬢「先輩は……先輩は無事なんですか?」

監督「……」フルフル

嬢「そんな……」

監督「残念だけど……」

嬢「……」

監督「今日の撮影は中止。この先のスケジュールも変わるから、詳しいことは事務所で聞いてくれ」

嬢「……」

監督「警察に色々聞かれるだろうから、今日はゆっくり休みなさい」

嬢「……」

───


警官「なるほど……やはり自殺ということになりますかね」

嬢「……」

警官「実はあなたが彼女の部屋に行く前、交際中の方と喧嘩していたようなんです」

嬢「……」

警官「大声を張り上げたり、物が割れたりする音が近所中に響き渡っていたようでね」

嬢「……」

警官「おそらくそれが決定的な要因となったのでしょう」

嬢「そうですか……」

警官「何かいつもと違うような……気が動転しておかしな言動など見られませんでした?」

嬢「……」

嬢「……はい。なかったです」

警官「そうですか。まあ、あまり気を落とされないように」

嬢「はい……あの」

警官「ああ、携帯ね。部屋にありましたよ」スッ

嬢「……」

警官「……ん?何か?」

嬢「今の話、先輩のご家族にも……?」

警官「難しいところではありますね、男女間のトラブルは。人によっては自殺が相手に殺されたと認識される方もいらっしゃるから」

嬢「……」

警官「今日はお通夜らしいですね。出席なさるのであればあまりこのことは……」

嬢「……はい」

───


嬢「」た

───


嬢「この度は……ご愁傷様です」ペコ

先輩母「……」ペコ

先輩父「……」ペコ

嬢「……」

先輩母「同業者の方ですか?」

嬢「……はい」

先輩母「ありがとうございます。顔を……見てやって下さいね」グスッ

嬢「……」

先輩母「……綺麗でしょ?まだ生きているみたい……」

嬢「……はい」

先輩母「この綺麗な顔と……元気だけが取り柄の子でしたから……」

嬢「……」

先輩母「ずっと元気でいて……なのに……なんで……こんなことに……」

嬢「……」

先輩母「なんでこんなことになったのか教えて下さい!ねえ!なんで!」ガシッ

嬢「!?」

先輩父「おい!やめないか!」グイッ

先輩母「うっ……うっ……あんな仕事していたせいで……」

嬢「……」

先輩父「すみません。私たちも正常ではいられないので今日のところはこれで」ペコ

嬢「……」

───


トボトボ

嬢「……」

嬢「先輩……」

嬢「本当に……そうするしかなかったんですか……?」

嬢「あんなに想ってくれるご両親もいて……」

嬢「先輩なら私と違って誰か相談できる人が───」

嬢「……」

嬢「……」

嬢「……もしかして」

嬢「私に助けを求めていたんですか……?」

嬢「……」

嬢「……私のせいで……?」

───


嬢「もしもし……」

嬢「……はい」

嬢「……はい……すみません」

嬢「もうしばらくお休みさせて下さい」

嬢「すみません……」ピッ

プープー

嬢「……」

嬢「引きこもってからどれくらい経ったろう……」

嬢「……ほとんど記憶がないや」

嬢「……」

嬢「……」ゴソゴソ

嬢「……」

嬢「家に食べ物が残ってないってことは……食事はとっていたんだろうな」

嬢「……」

嬢「……買い物行かなきゃ」

───


トボトボ

嬢「……」

嬢「……あ」

嬢「ここは……」

嬢「いつもの病院……いつの間にかこんなところまで来ちゃった」

嬢「そういえば男君とあれから全然……」

嬢「……」

嬢「……もう、関係ないのか」

男の子「あっ!」

嬢「あ……」

男の子「あのときのお姉ちゃん!」

嬢「ああ……どうも」ペコ

女の子「……」ツーン

男の子「どうしたの?お見舞い?」

嬢「いや……たまたま通りかかっただけ」

男の子「なーんだ。お見舞いだったら兄ちゃん喜ぶのに」

嬢「どういう……?」

女の子「知らないの?」

嬢「……」

男の子「兄ちゃん入院しているんだよ」

嬢「え?」

男の子「土曜日、雪の降っている公園で一晩過ごしたんだって」

嬢「!?」

男の子「なんでそんなことしたのかわかんないけど、それでせっかくのデートもダメになっちゃったんでしょ?」

嬢「え……」

女の子「……」

男の子「違うの?兄ちゃんはそう言ってたけど」

嬢「……」

女の子「……お見舞い行ってあげてよ」

嬢「でも……」

女の子「あなたが行ってあげたら、お兄ちゃん元気になるから」

嬢「……」

女の子「お願い」

嬢「……」

病室


ガチャ

嬢「……」

男「あ、あれ?嬢さん!?」

嬢「……こんにちは」

男「え、え、なんで?」

嬢「外で子供たちに会った。それで……」

男「あいつら……ごめん、忙しいのに」

嬢「具合はどうなの……?」

男「はは。心配するほどの……ってそんなんじゃないか。もう元気、ピンピンさ」

嬢「……」

男「でもわざわざ来てくれるなんて嬉しいよ。ありがとう」

嬢「……ごめんなさい」

男「え……いや、嬢さんが謝ることじゃ……」

嬢「私のせいでこんな……」

男「違うよ。俺が嬢さんに連絡しなかったから悪いんだ。仕事の邪魔になるかと思ってなかなかできなくて……」

嬢「……」

男「……」

嬢「……」

男「うーん……」

嬢「……」

男「やっぱり違うんだ。それは建前で」

嬢「……?」

男「すごい楽しみだったんだ」

嬢「え……?」

男「……だから待っている時間もすごく楽しかった」

嬢「……」

男「あのとき連絡して、仕事で来られなくなったって聞くのが怖かったんだ」

嬢「……」

男「それを聞いちゃったら、あの夢のような時間が終わると思ってさ。夢でもいいからずっと見ていたいって……」

嬢「……」

男「バカだよね。はは」

嬢「……ごめんなさい」

男「あ、ち、違うんだよ!嬢さんを責めているわけじやないんだ。俺バカだから丁寧に説明できなくて」

嬢「あなたが思っているようなことじゃないの」

男「え?」

嬢「もう私に関わらない方がいい」スッ

男「え、え、ちょっと待って」

嬢「私は人を不幸にすることしかできないんだ」

バタン



男「嬢さん……」

───


トボトボ

嬢「……」

嬢「……酷いことしちゃったな」

嬢「彼は何も悪くないのに、私はただ一方的に傷つけただけ……」

嬢「でも、こうするしかない……」

嬢「これでいいんだよね」

嬢「……」

嬢「私は幸せになれないけれど、せめて……」

田舎


オタク「ううむむむ……今日はどの嫁にいたしますかねえ」ガサゴソ

オタク「むむーん♪」ガサゴソ

オタク「……むむ?」

オタク「これは……」

───


TV『───』


オタク「……」シコシコ


TV『───』


オタク「この顔……」シコシコ


TV『───』


オタク「この声……」シコシコ


TV『───』


オタク「この哀愁……」シコシコ

オタク「むむっ!」ドピュ

オタク「……ふう」

オタク「……」フキフキ


TV『───』


オタク「……」


TV『───』


オタク「……間違いないでござる」ニヤリ

───


嬢「……もしもし」

監督『もしもし久し振り』

嬢「……ご迷惑おかけしています」

監督『まだ、復帰は難しいかな』

嬢「……すみません」

監督『そうか……』

嬢「はい……」

監督『……今日さ、皆で飲みに行くんだけど嬢ちゃんも来ない?』

嬢「え……」

監督『あれから皆やっぱりどこか暗いんだ。いつまでもこのままでいられないのはわかるでしょ?』

嬢「……」

監督『気合いを入れ直すためにもさ。決起集会だ』

嬢「……」

───


男「うう……ゼミの皆で快気祝いしてくれたのは嬉しいけど……」

友「おいおい大丈夫か?」

男「皆ただ飲み会したかっただけだったんじゃないのかな……うっぷ」

友「は……ははは。そんなわけないだろ。お前が元気になって良かったよ」

男「うう……もう元気じゃないよ。俺が弱いの知っているはずなのに……また病院送りにされるところだったよ……」

友「だから途中で切り上げてやったろ。まあ俺も今月ピンチだったから、あれ以上金使わずに済んで助かったけどさ」

男「はあ……そういえば俺も今月やばいかも」

友「そうだよな。お前の場合入院費は仕方ないとしても……」

男「……」

友「遊園地のチケット。せっかく取ったのに行けなくなっちゃって」

男「……」

友「代わりに俺が彼女と行かせてもらったけど、なかなか楽しかったぜ」

男「……うん。それなら良かった」

友「だからってタダでくれなくても、その分くらい払うのに」

男「いいんだよ。俺には一緒に行く人もいないし、捨てるつもりだったから」

友「……振られちまったのか?」

男「……」

友「よし、今夜はとことん付き合ってやる。飲み直そうぜ」

男「いやいや、飲めないんだって。それに今月ピンチだってさっき……」

友「コンビニで安い酒買ってきゃいいって。嫌なこと忘れちまおうぜ」

男「ええー……勘弁して───」

友「どうした?」

男「あれって……」


ワイワイガヤガヤ


友「ん?ああ、あれはどっかの会社の飲み会かな?」

男「……」

友「結構高級な感じの店から出てきたな。俺らとは住む世界が違うわ」

男「……嬢さん」

友「知り合いか?」

男「……」

───


監督「二次会は行かない?」

嬢「すみません……今日はこれで」

監督「そっか。急に呼び出したりして悪かったね」

嬢「……いえ」

監督「じゃあ今日はお疲れ様」

嬢「はい……お疲れ様です」

監督「……」

嬢「……」

監督「こんな状況であれだけど……あまり楽しめなかった?」

嬢「……」

監督「まあ君はそんなげらげら笑うタイプじゃないってわかっているけど……」

嬢「……すみません」

監督「たまには笑った顔が見たいよ。きっとすごく可愛いのに」

嬢「……」

───


トボトボ

嬢「……」

嬢「笑わない……か」

嬢「いつからだったろ……」

嬢「仕事を始めてから……?」

嬢「もっと前から……?」

嬢「……」

嬢「……どうでもいいか」

男「嬢さん!」

嬢「!?」ビクッ

男「やっぱり、偶然だね。職場の飲み会?」

嬢「……」

男「俺も今飲み会の帰りでさ。嬢さんが出てくるの見えたから」

嬢「……」

男「すごいお店にいたんだね。いい会社に勤めているんだ?」

嬢「……」

男「……ごめん。俺に話しかけられても迷惑だよね」

嬢「……」

男「でも言っておきたいことがあって、こないだはろくに話もできなかったし……」

嬢「……」

男「あの───」

嬢「もう関わらないで」

男「……」

嬢「ごめん」

男「ちょっと待って、俺は……」

嬢「さようなら」

スタスタ

男「……」

嬢「……」スタスタ

男「……辛いんでしょ?」

嬢「……」スタスタ

男「俺はいつでも待っているから!いつでも頼ってきてよ!」

嬢「……」スタスタ

───

嬢「辛い……か」

嬢「そんなに悲壮感出ていたのかな……」

嬢「……」

嬢「頼る……?なんで……?」

嬢「何をしたらいいのかもわからないのに」

嬢「……」

嬢「……先輩……」

嬢「私はどうしたらいいんですか……」

───


トボトボ

嬢「……ん?」

オタク「こんばんは。嬢ちゃん」

嬢「……」

オタク「あれれ?覚えておりませぬか?大事なクラスメートを」

嬢「……オタク君」

オタク「ああ、嬉しいです。覚えていてくれました?当たり前ですよね。友達ですもんね」

嬢「喋った記憶が……」

オタク「そうか。友達ならたっぷりお話しないとね。これから時間をかけて友情を育もうじゃありませんか」

嬢「……それよりなんでここに?」

オタク「ああ、ここは君の家の前でしたね」

嬢「……」

オタク「なぜわかったか……むふふ、君の実家に問い合わせました」

嬢「え?」

オタク「同窓会の通知を送りたいので今の住所を教えて下さいと。そしたらすぐ教えてくれたのでござる」

嬢「同窓会……?」

オタク「あ、嘘ですよ。そんなもの存在しないのです」

嬢「……」

オタク「しかしいいマンションに住んでいらっしゃる。是非中も見てみたいですねえ」

嬢「なんでそんな……」

オタク「まあ立ち話もなんですしお宅に上がらせて下さいよ。お菓子でも出してくれたら嬉しいのですが」

嬢「……」

オタク「僕ら友達じゃないですか。ね、ほら」

嬢「……通して。それ以上おかしなこと言っていると警察に電話する」

オタク「おかしなこと?おかしなことならあなたもやっているじゃありませんか」

嬢「は……?」

オタク「こんなものを世に出してねえ……」スッ

嬢「!?」

オタク「AV女優さん」ニタリ

嬢「あ……あ……」

オタク「いやあ、中身を拝見させていただきましたが、実に綺麗な身体をしていらっしゃる」

嬢「そん……な……」

オタク「ただ少し痩せすぎですよ。太ももなんか僕の腕とあまり変わらないじゃないですか」

嬢「……」

オタク「その反応だと、周りには隠しているようですねえ」

嬢「……」

オタク「こんな堂々と顔を出しているのにバレないとでも思ったのですか?」

嬢「お願い……このことは……」

オタク「……」ニタリ

───部屋


オタク「おおー、中も広い」スタスタ

嬢「……」

オタク「余計な物をほとんど置いていないからなおさら広く感じますな」キョロキョロ

嬢「……」

オタク「むむ、でもあまり掃除はしていないようですね。僕の部屋と一緒だ。ふふ」

嬢「……」

オタク「部屋に人を招くこと自体そんなにないと見えますね。ひょっとして異性は僕が初めてとか?」

嬢「……何が目的なの……私の身体?」

オタク「むふふ、さすが察しが良い。さほど抵抗もなさそうで、貞操観念もゆるゆるのようですな」

嬢「……なら早く済ませて。それで、帰ってほしい」

オタク「そんなこと言わないで、もっとゆっくりさせて下さいよ。今日は泊まるところもないのですよ」

嬢「……」

オタク「今夜はたっぷり可愛がってあげますからねえ」

嬢「……」

オタク「さあ、寝室に案内していただきましょうか?」

───寝室


嬢「……」スルッ

オタク「おお……」

嬢「……」パサッ

オタク「いいですねえ。地味な下着は僕の好みですよ」

嬢「……」スッ

オタク「ま、待って下され!ブ、ブラジャーは僕に外させて下され!」

嬢「……」

オタク「下着だけの姿も僕は好きでねえ」

嬢「……」

オタク「お恥ずかしながら生で見るのは初めてなもので」スッ

嬢「……」

オタク「興奮いたしますなあ。クラスメートの裸などなかなか見られるものではないですからねえ」サワサワ

嬢「……」

オタク「この紐を外したら……テレビ越しでしか見られなかった突起が……むふふ」グイッ

嬢「……」

オタク「さあて。隅から隅まで拝見させていただきますよ」

嬢「……」

オタク「ぐふふ……この身体は僕のもの。一生可愛がってあげますからね」

嬢「!?」

オタク「ええと……ホックはどうやって……」モタモタ

嬢「……待って」

オタク「むむ?」

嬢「やっぱり先にシャワー浴びさせて」

オタク「ええ……そのままの方がいいでござる」

嬢「お願い。後でなんでも言うこと聞くから」

オタク「おほっ!その台詞たまりませんな!」

嬢「お願い」

オタク「むむーん……」

嬢「お願い……します」

オタク「……むふふ。まあいいでしょう」

嬢「……」

オタク「時間はたっぷりあるので有意義に使わせてあげましょうかね」

嬢「……」

────


嬢「嫌……」

嬢「このままじゃ……彼に一生尽くすことになる」

嬢「嫌……誰か助けて……」スッ

嬢「助けて……」ピッピッ

嬢「誰か……」prr……

prr……

嬢「……」

嬢「……今私……誰に……?」


男『もしもし?』


嬢「……あ」

男『あ、さっきはごめん。街中で大声出しちゃって』

嬢「え……いや……別に……」

男『どうしたの?もう家に帰った?』

嬢「う、うん……」

男『そう……?』

嬢「……」

男『もしもし?』

嬢「……」

男『嬢さん?』

嬢「……助けて」

男『えっ?』

嬢「あ……」

男『どうしたの!?何があったの!?』

嬢「……ごめん。なんでもない」

男『嬢さ───』

ピッ

プープー

嬢「……」

嬢「何を考えているの……」

嬢「あの人に助けを求めても何も解決するわけないのに……」

嬢「……」

嬢「何より……」

嬢「……知られたくない」

───


バタン

嬢「……」

オタク「遅かったじゃないですか。テレビもないから待ちくたびれましたよ」

嬢「……ごめんなさい」

オタク「まあ、おかげで面白い暇潰しを見つけることができました」ペラッ

嬢「!?」

オタク「小学校の卒業文集ですか。ありましたよねえ、こんなの」ペラッ

嬢「……」

オタク「写真も載っていました。昔と比べると随分変わりましたねえ。この頃のあどけない顔も僕の好みですけれど。むふふ」

嬢「……」

オタク「しかし書いていることは皆似たり寄ったりですねえ……将来の夢。うーん、ありがち」

嬢「……」

オタク「ロリロリ嬢ちゃんの夢は……現在とは真逆の夢ですなあ。これから……」

嬢「……もういいでしょ。私なら準備できているから始めて」

オタク「おほっ!そうですね!もう我慢できませんよ!」ヌギヌギ

嬢「……」

オタク「いざ!アウトオブモザイク!」バサッ

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